妹「谷間ビール?」兄「そうだ」 (35)

妹「なにそれ」

兄「まず女の子が胸で谷間を作ります」

妹「…」

兄「上からビールを注ぎます」

妹「はあ」

兄「下から男が谷間を通してそれを飲みます」

妹「で?」

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兄「そんだけ」

妹「はあ?なにがおもしろいのそれ」

兄「女性の胸という夢や希望がつまったそれで作り出される谷間…」

兄「それを通じて飲むビールは格別な味がするであろう」

兄「そういう感じでやるまあリア充とかパリピとか夜のお仕事の人がやるよーなゲームじゃない?」

妹「はやってんの?」

兄「2、3年前だったかな」

妹「しょーもな…」

兄「じゃあやってみよう!」

妹「は?」

兄「谷間ビール!やってみよう!」

妹「あほか。やらんわ」

兄「いやーのどかわいちゃってさ!一仕事したあとのビールは旨いと思うんだよねー」

妹「飲めばいいだろ」

兄「いやーつかれた…ほんっっっとーーにつかれた!!」

妹「…」

兄「妹のきたない部屋掃除すんのマジつかれた!!」

妹「…ぅ」

妹「しょーがないでしょ…片付けニガテなんだから」

兄「妹の下着とか片付けるのほんっっっとーーーにつかれた!!!」

妹「うっせ!!」

妹「しょ、しょーがな…///」

兄「ま、ジョーダンだよ!ジョーダン!」

妹「へ?」

兄「お前に谷間ビールなんかできっこないもんな!」

妹「…」

兄「そんな度胸あるわけないもんなー」

妹「…」

兄「いやーポテンシャルはあるんだけど、メンタル面ではお前はなかなか…」

妹「…」

兄「いやー失敬失敬!お兄ちゃんのいったことなんか忘れておくれ!」

妹「…ぅ」

兄「いつかできるカレピッピにでもやってあげるんだな!そんなことは!あっでも初めてやったらお前不器用だから失敗しちゃうかな!」

妹「!」

兄「いやー失敬失敬!お兄ちゃんは帰って第三章の空手部でもみるかな!」

妹「?」

妹「できらあっ!!」

兄「…今、なんて言った?」

父「よせ!妹!」

妹「いいんだよ!父ちゃん!」

兄「…」

妹「谷間でビールを飲ませられるって言ったんだよ!」

兄「ほぅ、こりゃあおもしろい小娘だぜ」

父「いや、こいつは谷間のことになるとすぐムキになるんだよ。すまん!こいつにかわってあやまる!」

兄「そうはいかないぜ親父」

兄「こいつの部屋で大勢の下着どもを畳ませられたんだ」

妹「…」

兄「こりゃあどうしても谷間でビールを飲ませてもらおう!」

妹「え!!谷間でビールを!?」

兄「ではまず水着になりなさい」

妹「う、うん」

兄「…」

妹「…Tシャツとかじゃだめ?」

兄「ダメにきまってんだろ!」

妹「うぅ…///」

父「あくしろよ。ほらほら」

妹「ち、ちょっと待っててね」テテテ

兄「ひひひ」

父「ぐへへ」

妹「おまたせー…」

兄「!!!」

父「!!!」

妹「きがえてきたよ…///」

兄「…」

父「…」

妹「あのー?」

兄「ちっがああああああああう!!!!」ガジャーン

妹「!?」

父「はあああああ~~~(ため息)つっかえ!ほんまつっかえ!!!」

妹「!?!?!?」

兄「お前さあ!なんでスクール水着なの!?」

妹「え…だってこれしか…」

父「そんなんでどないして下からビール飲むっちゅーーんや!!おおん!?」

妹「あー…」

兄「ビキニ!!わっちがほしいのはビキニなのぢゃ!」

妹「え、ええーもってない…」

父「なんでや!お前Fカップもあるくせになんでもってへんのや!!」

妹「うっさい!!」

兄「くそ…どうしたら…」ガク

父「…」

妹「…べつにお酌ぐらいしたげるわよ」

父「…」

妹「そんなガッカリしなくたって…」

父「まて!!!」

兄「!」

妹「!」

父「ビキニならある!!!」

兄「!?」

妹「!?」

父「母さんのビキニだッ!!」ダッ

妹「ヤメロオッ!!」

兄「そんな年季入ったもんを…」

父「ほれっ!」バッ

妹「早!」

父「着ろ!ほれ!ビキニ!あく!」

妹「や、やだよ!なにその超キワドイの!」

父「あくあくあくあく」

兄「きろよきろよ」

妹「いやぁ…」

父「わくわく」

兄「てかてか」

妹「…」ゴソ

妹「入んない」

兄「!?」

父「なんやて!?」

妹「小さすぎて…」

父「お、おお…そんな」オロローン

兄「親を越えてきたか…」

妹「だって私もう高3だし。これ私より若い頃のじゃない?」

兄「終わった…」ガク

妹「なんかすまん」

父「…」

妹「ほら!元気だしてよ!晩御飯おいしいのつくってあげるからっ」

父「まだだ…」

兄「へ?」

父「まだおわらんよ!!」

妹「どうする気!?」

父「おれが着る!!!」

父「んギッ…くはあ…ッ…」ギギギ

兄「むりむりむり!むりだって!」

父「おおお…ッ!ぬぅんんんッ!」ギチギチギチ

妹「やめてやめて!やぶけちゃうっ」

父「ハァハァハァ…もうすこし、もうすこしなんだ…ッ」

兄「おやじ…」

妹「なんでそこまで…」

父「おまえらに見せてやりたい…母さんのビキニを着た俺を…!」

兄「!」

妹「お父さん…!」

父「う、おおおおおおオオオオッッ!!」ギギギギ

兄「親父ぃッ!」

妹「もうむりよっ!」

父「母さんんんんんんんッッ!!!!」ギチギチギチ

兄「いっけえええええ!!!!!」



ブチチーーーーン!!
バチバチバチ!!
バッチイイイイイイイン!!!!



父「…」ゼンラ

兄「…」

妹「」

父「ごめん」

妹「」

兄「まあ、むりだったよね」

父「父さん体重120kgあるからね。しかたないね」

妹「おい」

兄「これもう(ビキニかどうか)わかんねぇなぁ」

父「ポッチャマ…」

妹「まてこら」

兄「ほな、また…」コソコソ

父「オッスオネガイシマース…」コソコソ

ガシッ

妹「まてや淫夢キッズども」

兄「」

父「」

妹「ここに賞味期限3か月前の牛乳があるじゃろ?」

兄「」

父「」

妹「のめ」


ーーーーーー
ーーーー
ーー

ギュルギュルギュル!!!
グルグルグルグルグルグル

父「あばばばばばばばばばば」プルプルプル

兄「オオ…オ…オオオ…」プルプルプル

妹「ごめんね。お母さん…大切なものなのに…」グス

父「妹ちゃああああああんゆるじでえええええ」プルプルプル

兄「トイレいかちてえええええええ」プルプルプル

妹「だめだ」

父「おねがいいいいいいい」プルプルプル

兄「おなかいたいのおおおおおお」プルプルプル

妹「もらせばいいでしょ?」

妹「ブッチッパッて」

父「おねがいいいいいいい!!」ピクピク

兄「なんでもしゅるからああああああ!!」ビクビクビク

妹「ほう?」

妹「じゃあモノマネして」

妹「おもしろかったらトイレから出てきてあげる」

父「にゃにぃ!?」

兄「ぐぅっ!モノマネだとぉ…」

妹「できないならもらしちゃえ」

妹「ブッチッパッて」

兄「そのネタ好きなん?」

妹「ちがう!!」

父「はい!1番!お父さん!!」

妹「はいどうぞ」

父「はだしのゲンのお父さんやります」

父「ゲンよ…麦になれ…」

父「麦になれ…麦の麦になる麦のすごい麦になるんじゃ…」

妹「つまんない。はい次」

父「ああああああああああああああああああ!!!!!!」ブリブリブリブリュリュリュリュリュリュ!!!!!!ブツチチブブブチチチチブリリイリブブブブゥゥゥゥッッッ!!!!!!

兄「おやじいいいいいッッ!!」

父「」プーン

兄「くそっなんて卑劣な…」

妹「あと40分くらいトイレしようかなー」

兄「ぅおのれいッ!」


兄「2番!お兄ちゃん!」

妹「はいどうぞ」

兄「小学生のころ机のカドにお股こすりつけてた妹ちゃんやります!」

妹「…は?」



妹「は?」

兄「ふわああ…おにいちゃあん。なんだかふわふわするよぅぅ…」フリフリ

妹「やめろおおおおおッッ!!」バンッ

兄「おにいいいちゃああああん」フリフリフリフリ

妹「ちがっ…そんなっ///」

兄「おにいいいいいいいいいちゃああああああああんんんん」フリフリフリフリフリフリ

妹「そんなアホ顔でフリフリしてないもん!///」

兄「あへえ」フリフリフリフリフリフリ

妹「ちがうもんんんんん!!///」

兄「いまだッッ!!」ババッ

妹「あっ!」

兄「ひひひーーーっ」ブリブリブリ

妹「ちィッ!」

兄「あーでるでるぅ」ブリブリ

妹「あ、トイレットペーパーないや」

兄「うええ!?」



父「」プーン


ーーーーー
ーーー

兄「あーおなかすいたー」

父「ほぼ限界までひりだしたからな」

兄「まだくせーよ親父」

父「この年齢にもなってもらすとは…」

兄「母さんが泣くよ」

父「言わないでくれ…」

妹「おーい!ごはんだよー」

父「おっ」

兄「っしゃあっ!」ダッ

父「今日のごはんはなんじゃろな~☆」



妹「カレーだよー」ドン

兄「」

父「」

兄「あーおなかすいたー」

父「ほぼ限界までひりだしたからな」

兄「まだくせーよ親父」

父「この年齢にもなってもらすとは…」

兄「母さんが泣くよ」

父「言わないでくれ…」

妹「おーい!ごはんだよー」

父「おっ」

兄「っしゃあっ!」ダッ

父「今日のごはんはなんじゃろな~☆」



妹「カレーだよー」ドン

兄「」

父「」

兄「おまえっ!うっそだろ!」

父「なんであれの後にカレー作るかなあ!?」

妹「?」モグモグ

兄「くってるよ…そーいうやつだよ…お前は」ガク

妹「食べないの?」

父「末恐ろしい子に育ったもんだ…」

妹「おいしくできたのに!キーマカレー」プンスカ



兄「…」ズーン

父「…」ドヨーン

妹「あれ?私またなんかやっちゃった?」モグモグ

妹「はい!お父さん、お兄ちゃん」プシュ

父「お?」

兄「なんだなんだ」

妹「ビール!入れてあげるねー」トクトク

父「お、おお~!」

兄「どうした急に」

妹「べっつにー」プイ

父「ええ子や…妹ちゃんはほんまにええ子やなあ…」

兄「谷間は?」

妹「しね」

兄「ああ~明日からまた月曜じゃ~」

父「いやじゃいやじゃ!もう働きとうない!!」

兄「書類整理などしとうない~!」バタバタ

父「満員電車などのりとうない~!」バタバタ

妹「お疲れ様…」

父「谷間…谷間からビールが飲みたいのう…」

兄「一滴でええから…」

妹「しね」

父「あ、そうだ。おい兄。お前さっき俺がきがえてるときチラチラ見てただろ」

兄「なんで見る必要があるんですか?」

妹「…」

父「見たけりゃ見せてやるよ」ズイ

兄「いやいいよ!やめろよ!マジできたない!」

妹「うえっ…」

父「ほらほらほらほら」

兄「やめろって!!いやマジで!!マジでやめて!!」

父「みろよみろよ」

妹「ちょっとお父さんやめてよ!食卓で!」

父「うへへへへへへへへ」ヒック

兄「よっぱらいすぎだっての!!」


ガシャーン
ドタンバタン

< ワーヤメロー
< イイゾーコレ


妹「あーあ…」

妹「…」

妹「…」クスッ

天国のお母さんへ

お元気ですか?

お母さんがそっちに行ってからもう一年

心配させてごめんね

かなしくて、さびしくて、私ずっと殻にとじこもってた

もういいやって

私もあっちにいきたいってそう思ってたのに

お兄ちゃんとお父さんがむりやり笑かしてくるんだよ?

みてた?

お兄ちゃんとお父さんのチクビモンゴル相撲

体中にサラダ油ぬりまくって

ふたりのチクビを洗濯バサミと輪ゴムでつないで

はっけよーい!

のこった!

あれでお父さんの陥没チクビが治ったの

お兄ちゃん後ろ向きにすべって頭を打って

四針も縫ったんだから!

おもしろくって

おかしくって

かなしみが全部癒えたわけじゃないけど

今、私笑えてるよ?

お兄ちゃんとお父さんのおかげで

前を向いて笑えてるの!



兄「妹、こっちを見ろ」

妹「」ハッ

妹「な、なに?」

兄「お父さんの谷間ビールだ」

兄「ありがたく頂戴しろ」

父「オッスオネガイシマース」ジョボジョボ

妹「しね」



お酒は二十歳になってから☆

おわり

ありがとうございました。

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