【暗殺教室】寺坂「おい、ポンコツ」【未来捏造】 (27)



・寺坂×自律思考固定砲台
・たまに千速と渚カエ(渚あか)と烏イリ
・10年後くらい
・1名原作無視しています
・書き留めなし



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律『はい、なんですか?』

寺坂「約束だ、明日に式あげるぞ」

律『はい、なんですか寺坂さん』

寺坂「なぁ約束だろ…律帰って来いよ」

律『寺坂さん私はここにいます、何かご用意ですか?』

それはあの卒業式の後の事だった

寺坂「ポンコツ、俺の彼女になれ」

律『寺坂さん何の冗談ですか』

寺坂「冗談じゃねぇよ」

律『冗談と言ってください』

寺坂「嫌だ」

律『お願いします』

寺坂「ポンコツ落ち着け」

律『寺坂…て、てら…らかさから』

寺坂「おい、俺の話を最後まで」

律『て、ら、ら、か、り、う、ま』

寺坂「律っ!」

ブゥンという音と共にその箱は1週間機能を停止した

寺坂「データがリセットされてるだと」

糸成「あぁ」

寺坂「いったいどういう意味だ」

糸成「分かることはまずひとつめがデータは律が自ら削除したことと会話機能と記憶に問題があることだけだよ」

寺坂「ちくしょう…ポンコツがなんでだよ」

寺坂「おい、ポンコツ」

律『はじめまして、私は自律思考固定砲台と申します』

寺坂「知ってる」

律『何故ですか?』

寺坂「だいたい1年間ずっと一緒でってお前は覚えてないか」

律『意味が分かりません』

寺坂「だからポンコツなんだよ」

仕事行って来ます

寺坂「なぁ約束しろ」

律『何をでしょうか?』

寺坂「もし10年経ってお前が戻らなかったら」

寺坂「俺の側に来いよ、一生一緒にいろ」

律『発言の意味が理解できません』

寺坂「いいんだよ、ポンコツ」

律『私には自律思考固定砲台という名前が…花を作る約束が…殺せんせーを抹殺しま、しましま』

寺坂「ちっ…しっかりしろポンコツ」

律『再起動します』

寺坂「律…」

律『私は自律思考固定砲台と申します』

寺坂「おい、ポンコツ」

律『ポンコツとは私の事でしょうか?3年E組16番の寺坂竜馬さん』

寺坂「そうだよお前だ、ポンコツ」

律『私には自律思考固定砲台…律は…自律思考固定砲台の律と申します』

律『私は約束しました…花を作ると約束しました…』

寺坂「あぁ約束だからな」

寺坂(あれから10年)

律『律は結婚式は不可能です』

寺坂「あぁ…ん、待てよ」

律『どうしました寺坂さん』

寺坂「3年くらい前からだ、お前はポンコツ以外に返事してる」

律『あ…』

寺坂「てめえ記憶が戻りやがったなっ」

律『正確には3年と2ヶ月と42日前に私はデータの復元が終了しました』

寺坂「なんで騙した」

律『寺坂さんが約束してくれたから…このままでいいような気持ちになりました』

寺坂「おい、ポンコツ」

律『は、はい』

寺坂「あんな約束無くても俺の気持ちは変わらないんだよ、覚えておけ律」

律『はいっ竜馬さん』

【二人のスナイパー】

千葉「速水…いや凛香、結婚しよう」

速水「うん、いいよ」

千葉「だよな…でもオレはあきらめ…え?」

速水「え?」

千葉「え?」

速水「いやだからいいよって」

千葉「そうかありがとう」

速水「……」

千葉「……えっオチがない?」

速水「知らない」

【寺坂律の時間】

律「貴方、愛しています」

律「子供たちも元気ですよ」

律「寺坂律って呼ばれると嬉しくて」

____
寺坂「死にたい」

律『なるほどそんな夢を見たせいなんですか』

寺坂「だから話したくなかったんだよ、このポンコツ」

律『はい、ポンコツですねー』

寺坂「ちっ…」

【茅野カエデの時間】

あかり「はぁ…」

私はスマホを見つめる
スマホにはよく知る名前【渚】が表示されている

あかり「はぁ…」

渚と付き合いはじめて1年になるけど私と渚は私が役者に復帰した事もあって半年くらい連絡が取れていない

あかり「電話するか、しないか」

先ほどからそれだけが悩みだ

こんなとき殺せんせーならなんて言うだろうか

そんな事を考えているとスマホに律が現れた

律『こんばんは、カエデさん』

あかり「はわっ…久しぶりだね律」

律『はい、お久しぶりです…ところで少しだけ匿っていただきたいのですがよろしいですか?』

あかり「へ?」

あかり「寺坂君と喧嘩した?」

律『はい、寺坂さんったら私に内緒でメイド喫茶に行ったんですよ』

あかり「あちゃーはまったのか」

律『匿っていただく代わりに愚痴の相手など様々なことができますよ』

律『とその前に衣装変更、メイドモードです』

あかり「どこからツッコミするべきか」

律『はい?』

あかり「まぁどうせ竹林君だろうし」

律『?』

1時間後

あかり「でね、渚ったら私から連絡しないと…」

律『(あかりさんだいぶ溜まっていたんですね)渚さんは紳士ですからきっとあかりさんのスケジュールを気にしているかと』

あかり「にしたって半年だよ、半年」

律『私が渚に連絡いたしましょうか?』

あかり「ダメっ」

律『ふふ、そんな野暮しませんよ…今は』

あかり「もう律ったら」

律『そろそろですかね』

あかり「え?」

何の事か聞こうとすると玄関のチャイムが鳴った

律『お客様ですよ』

この時気づくべきだった

渚「あかりー大丈夫?何かされてない?」

あかり「え?な、渚?」

渚「律、敵はどこにいる」

律『あ、それ嘘です』

渚「よし、わかった……嘘?」

あかり「ちょっとどういう事?敵って何?」

律『はい、説明しますね』

数日前の事
とある居酒屋で寺坂さんは渚さんと偶然会っていました
渚さんはあかりさんへの心配ばかりしていました

渚「あかり元気かな、ちゃんと食事とってるかな、掃除とか洗濯とかちゃんと時間あるかな」

寺坂「連絡して聞きゃあいいだろうが」

渚「だってもしかしたら仕事中かもしれないし、移動しながらスケジュール確認とかあかりの事情もあるし」

寺坂「あのなぁお前」

ピロリン

寺坂「ん、メールか」

『私に考えがありますby律』

寺坂「いたのかよっ」

渚「誰が?」

寺坂「あ、いやこっちの話だ」

そこからはわりと早かったんですよ
あかりさんの事務所のパソコンを(跡も残さずに)ハッキングしてあかりさんのスケジュールを確認して

渚さんの触媒の高校のパソコンを(当然、跡も残さずに)ハッキングして渚のスケジュール確認

渚さんの仕事が休みの日にあかりさんのスマホに《モバイル律》を転送して、頃合いを見計らって渚さんにあかりさんの振りでメールを送信

内容は《渚助けて知らない人に捕まった》というもの

その後、律名義で場所を送信

律『と言った経緯です』

渚、あかり「お前の策略かっ!」

律『てへぺろ』
____
寺坂「あのポンコツ遅くね?」

【社会的な暗殺者】

男「堀部工業の機密情報が100万の値段が付く理由調べてやらぁ」

男「ん…なんだよずいぶんとあっさりしたセキュリティじゃねぇか…」

突如画面が真っ暗になる

男「な、なんだよこれは」

『はーい、こんにちは』

男「な、なんだよお前どうやって」

『クラッカーさんが破ったのは偽物のセキュリティです』

男「は?え?」

『さてハッキングできる人はハッキングされる覚悟はありますよね』

男「な、ちょっと待って」

『いやです』

男「ぎゃあああ」

またひとりクラッカーが社会的に終了した

男の恥ずかしい写真やデータがインターネット上に拡散されたからだ

私には人間には出来ないことができる

国の機密情報にアクセスしたり、潜入先の扉のロックを解除したり

でも私には人間と同じ事が出来ないこともある

大切な人に触れたい
大切な人と結ばれたい
大切な人と同じ時をすごしたい

私は自律思考固定砲台、椚ヶ丘にあった本体はマスターに回収されたけど
それでも私が人間じゃない事実は変わらない

今はモバイル律と化している

本物の身体、本物の手、それがあれば大切な人に触れることができるのに

あの日、消滅したせんせーならなんて言うでしょうかと

答えの出ない考えが私を支配する

とある居酒屋

寺坂「全員携帯端末は置いて来たな?」

カルマ「寺坂が置いて来いって言うから律に聞かれたくなかったんだろ?」

寺坂「勘のいいやつ」

寺坂「律を救いたい、知恵を貸してくれ」

カルマ「ぷっ…あはは」

寺坂「笑うなカルマこっちは真剣に」

カルマ「ごめんごめん、寺坂が頭下げてお願いするとか似合わないからさ」

寺坂「殴るぞ」

渚「寺坂君落ち着いて」

糸成「クラスメイトのために足りないチカラを貸すのはこのメンバーなら当たり前だろ」

磯貝「そうだぞ寺坂」

寺坂「そうだったな俺たちは《エンドのE組》だったな」

【律実体化計画】

律『私のスリーサイズですか?』

中村「そ、律のスリーサイズってどのくらいの設定かなって」

律『自律思考固定砲台としては高さ170cm幅は』

中村「いやいや、そっちじゃないよ電脳の律のサイズが知りたいの」

律『残念ながら殺せんせーはそういった設定をしませんでした』

律『私は服オブジェクトを制作し変更出来ますが、私自身に身体データの詳しいサイズはありません』

中村(目算するしかないか)

竹林「寺坂、女は二次元が美しいのだよ?」

磯貝「竹林お前それ初セリフだぞっ」

糸成「アンドロイドの身体を律に与えること事態は不可能じゃないが…」

寺坂「律の身体のデータか」

なんだここは

「ヌルフフフ寺坂君、お困りのようですね」

えっタコ?なんでお前

「寺坂君、先生はなんでもお見通しです」



「先生は嬉しいですよ、寺坂君と律さんがそんな関係になるとは」

「おっと時間が無いのでした、律さんに伝えてください『エンドのE組は暗殺教室、ターゲットは先生』一字一句間違ってはいけませんよ」

おい待てよタコ…待ちやがれ

「さようなら」

いつの間にか復活していた

来週から再開します

寺坂「夢か?」

寺坂(いやあのタコのことだろ…)

寺坂「おい、律」

律『どうしました寺坂さん』

寺坂「エンドのE組は暗殺教室、ターゲットは先生」

律『?』

寺坂(何も起きねぇ!)

その日の夜またタコが夢に現れた

殺せんせー「いやはや、大事な事を伝え忘れていましたよ、キーワードは本体に律さんがいる時に伝えて」

本体はもうねぇよ!

殺せんせー「えぇっ!?どうしましょう」

うろたえてるタコに懐かしさを感じる

そういえば弱点のひとつだったななどと考えていると

殺せんせー「烏間先生なら本体のありかを知ってるはず…いえ、知っていますからとにかく律さんが本体にいる時にキーワードを伝えてあげてください」

そこで目が覚めたのだった

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