日下部若葉「あら~、夏休みの宿題ですか?」 (10)

学習指導要領に則ると分数の乗除を習うのは6年ですがそんなこと知ったこっちゃありません。雪美ちゃんほぼ確実にお嬢様だし私立小学校なんでしょう(適当)
あと初等教育なんかわかりません。俺たちは雰囲気でモバマスをやっている。

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雪美「うん、算数……あとこれだけ……」

若葉「夏休みもあと一週間ちょっとですからね~♪でも、算数が最後っていうのは珍しいですね~」

雪美「自由研究……池袋博士に……読書感想文……本は好き……でも、算数は苦手……」

雪美「ペロも、算数は……手伝えない……」

若葉(ほかだったら手伝えるんでしょうか~?)

若葉「わかりました~!じゃあ、私がお手伝いしますよ~!」

雪美「ほんと……?ありがとう……じゃあ…これ…………」

若葉「お姉さんですからね♪……って丸投げじゃ駄目ですよ~!」

雪美「分数……割り算……よくわからない……」

若葉「あっ、雪美ちゃんそこなんですか~。小学校の算数でいちばん難しいところなんですよ~!」

雪美「一番……?じゃあ……できない……」

若葉「あ、諦めないで下さい~!教えてあげますから!」

若葉「雪美ちゃん、そもそも分数はわかりますか~?」

雪美「えっと……割る数が下……割られる数が上……」

若葉「そうですね~、7割る5だとどうなりますか~?」

雪美「……7分の5…………ちがう……5分の7……」

若葉「は~い、正解です~♪」

若葉「じゃあ、それを2倍したらどうなりますか~?」

雪美「分子だけだから……5分の14……」

若葉「そうですね~。でも、なんでそうなるのかわかりますか~?」

雪美「先生……計算を先送りって、言ってた……」

若葉「それでいいですね♪分数は割り算が形が変わってるだけですからね~」

雪美「これと割り算は……大丈夫……でも、分数の割り算……わからない」

若葉「え~っと、分数同士の割り算ですかね~?多分先生にも、ひっくり返してかければいいって教わったと思います~」

雪美「……なんで?」

若葉「割り算の意味を思い出すと簡単ですよ~。さっきの5分の14を使いましょうか~」

若葉「分かりやすくするために紙に書きますね~」カシカシ

若葉「5分の14は、5分の1を14倍したものなんですね~」

紙「14/5=14×(1/5)」トントン

若葉「つまり5分の14で割るっていうのは14で割った後5分の1でも割るっていうことになるんですよ~♪」

若葉「つまり、こういうことです~!」

紙「1÷(14/5)=(1÷14)÷(1/5)」

雪美「えっと…………あっ……わかった……」

雪美「14で割ると、14分の1で掛けるのと同じ……5分の1で割ると、5を掛けるのと同じ……?」

若葉「はい、そうです~!雪美ちゃんは賢いですね~!」

若葉「こっちも、紙に書きますね~」

若葉「まず、『5分の1』分の1を考えます~。それを、こう♪」サシサシ

紙「1/(1/5)→(1×5)/((1/5)×5)」

若葉「はい、1分の5、つまり5になりましたね~♪」

雪美「わあ……すごい…………若葉、先生みたい……」

若葉「ありがとうございます♪大人ですからね~!」

若葉「あっ、プロデューサーさん!営業お疲れ様です~」

若葉「いえ、大人ですからね♪……はい、上機嫌ですよ~♪」

若葉「雪美ちゃんに算数を教えてたんですよ~♪はい、大人なのでバッチリです~!」

若葉「もぅ~、算数ぐらいなら私でもできますぅ~!」

雪美(若葉……すごくうれしそう……私も、お礼……)

雪美「若葉……教えてくれて、ありがとう……」

若葉「いえいえ、どういたしまして~♪ほらプロデューサーさん、雪美ちゃんのお墨付きですよ~!」

若葉「そんな分かった分かったって……扱い雑じゃありませんか~!?」

その後プロデューサーの宣伝により若葉さんに訊きに来る年少アイドルがけっこう増えて嬉しい悲鳴が出たとかなんとか。

明らかに力量不足で書きたかった若葉さんが書けてません。全若葉Pさんと若葉さんに謝罪します

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