夏陽「うひゃああっ!」一舞「んー?」 (16)

◆ひなビタ♪SSです
◆少し前は打吹祭りでしたが、特に内容は関係のないものです


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一舞「ん?どしたのなつひ?」

夏陽「いっ、今、いまいま!」

一舞「今なに?なんかあったの?」

夏陽「だ、だからいぶきぃ!い、いまあの黒いの」

一舞「黒いの?一体なにそr」

カサッ

一舞「ひぃぃっ!?」

夏陽「い、いぶき、見たでしょ!今の!」

一舞「う、うん、見た、今のは、ゴ……」

夏陽「はっきり言わないで!Gって言って!」

一舞「う、うん」

夏陽「ね、ねえいぶき、私、実のところGは苦手で」

一舞「実のところ?いや、それはあたしもそうで」

夏陽「い、いぶきもそうなの?じゃあ誰があれを退治するのよ!」

一舞「うーんと、け、携帯で援軍を呼ぼう」

夏陽「G退治して、って依頼は誰も嫌がるんじゃないかしら」

一舞「それもそうだし……」

カサカサ

夏陽「ひいい!」

一舞「うひゃあ!」

一舞「こ、これじゃ動けないし」

夏陽「Gに触るのは嫌よお、ここなぁ」

一舞「あたしだって嫌だし!まりかぁ~」

夏陽「え、そっち?」

一舞「さきこはなんか、ああいうの見せちゃいけない気がする」

夏陽「飲食店の子だから?」

一舞「分かってくれる?流石なつひもすっかりお馴染みだね~」

夏陽「どういう意味よそれ!」

一舞「けなしてはないって」

夏陽「そう?」

めう「むにに?今の悲鳴何めう?」

一舞「あ、めう!助けて!」

夏陽「助けてはんこめう!」

めう「んーと、二人がくっついちゃって離れられなくなったとかめう?」

一舞「ち、違うし!」

夏陽「これは緊急事態だからただ抱き合ってるだけよ!」

めう「そうめう?じゃあ一体何にそんなに」

カサッ

めう「めうっ!?あ、ありはごきき!」

夏陽(ごきき……)

一舞「そ、そうだよめう!早くやっつけて!」

めう「むにに……めうはごきき苦手めう」

一舞「えー」

めう「めうは……ごききが出た時はいっつもひなひなに退治してもらってためう……」

夏陽「うぐぐ」

一舞「あ、あたしたちここから動けないんだけど!」

めう「助けたいのはやまやまなりが、めうもごききがいる空間に足を踏み入れるのはやだめう」

夏陽「じゃ、じゃあ殺虫スプレーとかない?Gに吹きかけて動きを止めるの!」

めう「わ、分かっためう!ちょっと待っててめう!」

一舞「頼んだしっ!」

夏陽「だ、大丈夫かな?ちゃんと用意してくれるかしら?」

一舞「め、めうはやる時はちゃんとやるから、大丈夫だしっ!」

夏陽「やるのはいいけど、それまではさっきのままなの?」

一舞「しょ、しょうがないね」

凛「全く……何をしているの貴方達」

一舞「あっりん!」

夏陽「く、黒髪先生!助けて!」

凛「助けるって何を……身体に粘着質の強い液体が付着して離れなくなったのかしら?」

一舞「ち、違うし!」

夏陽(似たような誤解を受けたわね)

凛「それでどうしたのよ」

一舞「りん!殺虫スプレーとか持ってない?」

凛「殺虫?何か害虫でも出たのかしら……?」

夏陽「黒髪先生ってこういうのには強そうじゃない?」

一舞「いや、どうかなあ……」

凛「で、結局何が出t」

カサササッ

一舞「うわぁ!」

夏陽「出たあ!」

凛「……」

夏陽「ほ、ほら!割りと平気そうにしてる!」

一舞「いやよく見るし」

夏陽「え?あーっ!黒髪先生何気に物陰に隠れてる!」

凛「……」

一舞「りんの店って、こういうの結構いそうだけど」

凛「……最近はレコード屋がどうにかしてくれるわ」

一舞「なるほど」

夏陽「じゃあまりん呼んできて!」

凛「し、仕方ないわね……」

夏陽「にしてもやっぱりみんなGは嫌いなのね」

一舞「好きな奴いるかなあ?」

夏陽「ここなは比較的平気だと思うけど……じゃあさっちゃんは?案外平気かも」

一舞「さきこ?さきこは、うーん、どうだろ」

夏陽「どうなるか分かんないってさっきは言ったけどさ、飲食店の子だし案外平気そうじゃない?冷静に倒してくれるかも」

一舞「うーん、でもなあ」

一舞(平常時のままならいいんだけど……)

まり花「呼ばれたからきたよっ!とおっ!」

心菜「なっちゃん」

一舞「まりかー!よく来てくれたしっ!」

夏陽「ここなぁ!」

まり花「話は聞いたよっ!ゴキブリさんが出て困ってるんだよねっ!」

夏陽「はっきり言わないで!」

心菜「あ、あそこ……」ヒョイ

一舞「て、手づかみっ!?」

夏陽「ここなぁ!ばっちいから素手で触るのはだめ!」

心菜「見てみてなっちゃん、かわいいよ……?」

夏陽「ひいいいい!」

……

凛「あら、片付いたのかしら?」

めう「めう、せっかく殺虫スプレー持ってきたのにむだだになっためう」

一舞「うん……お騒がせしてごめん」

夏陽「ここな、あとで念入りに手を洗ってね!」

心菜「名前は何がいいかなあ……ゴキブリ……ごきかぶり……かぶり……カブリオレ……?」

まり花「ふぉおおおっ!なんだか美味しそうな名前なんだよっ!」

凛「レコード屋、カブリオレは車の一種よ」

まり花「なんだあ」

めう「まりりのアホ毛が落ち込んでるめう!」

咲子「あらあら、みんな集まってどうしたんですか?」

一舞「あ、さきこ」

凛「喫茶店……いえ、大した事ではないのよ、ただ虫嫌いな二人が助けを求めてただけよ」

夏陽「黒髪先生だって近寄ろうとしなかったじゃない!」

めう「りんりんせんせー、意外と苦手めう?」

凛「いえ、私だって殺虫スプレーがあれば……」

咲子「殺虫スプレー?何か嫌な虫さんでも出ましたか?それとm」

カサッ

夏陽「ひいいっ!」

一舞「な、何今の!ここな、あんた」

心菜「ううん、カブリオレはここにいるよ……?」

一舞「じゃ、じゃあ……」

めう「めううう」

咲子「今の、もしかして、もしかしなくても……とってもとっても……」

まり花「さ、さきちゃん?」

めう「さ、さきき」

凛「おかしいわね、今の喫茶店はエレキギターは所持していないはずだけれど」

咲子「お店に湧く害虫さんは!とってもとっても!駆逐しなければならないんDEATH!!!」

一舞「わああ!やっぱりさきこが修羅メイド化したあ!」

まり花「お、落ち着いてさきちゃん!」

夏陽「ひいい!さっちゃんこわい!」

心菜「さっちゃん、ゴキブリさん、かわいそう……」

咲子「イヤーッ!」

バーン!

心菜「……ひええ」

……

纒「妙なお話でしたが、いかがでしたか皆さん?」

纒「いやー、私もゴキブ……Gは大嫌いでして……」

纒「でも一人で退治すると女の子から衆目を集められるので苦手ではなかったですね」

纒「それに可愛い女の子を怯えさせる怨敵は根絶やしにしなければ、という思いもあったり……」

纒「あ、丁度バンめし♪の公式ブログの更新が」

纒「まだまだ分からない事だらけですし、チェックチェックです!」

纒「個人的にはなんだかチョロそうなざこちよちゃんこと千代ちゃんが……」

カサッ

纒「ん?今の……」

纒「……後でバルサンでも炊きますか」

おわり

お疲れ様でした
バンめしではちよかぜがアツいです

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