モバP「茄子さんが痴漢プレイにハマってしまった」 (15)

・あらすじ
モバP×茄子さん
痴漢プレイ→孕ませ




真夏の夕方。中央線快速の窓を、ざぁざぁと強い雨が叩いています。
雨音を押しのけて、インバータ駆動音がうなって発車しかけると、
私は車両と車両の連結部近くまでプロデューサーの手を引いていきます。

車内は、半歩も歩けば人とぶつかるぐらい、むわむわした混み具合。
私が小さく「すみません」とつぶやいて、乗客に道を開けてもらうよう促すと、
若い――プロデューサーよりきっと年下の――男性が一人、私の顔を見ていました。

私の勘違いでなければ、私に見とれてくれたんでしょう。
ピンクのブラウスと花柄のスカートは、雨雫に濡れて、私の肌に少し張り付いていました。
アイドルの私が言うのもなんですが、若い男性にはいささか扇情的だったと思います。

「プロデューサー、奥に行きましょう」

私は、プロデューサーの手を引いて、視線への盾にします。
すると男性は、バツの悪い顔をして目をそむけます。



車輪がレールの継ぎ目を踏むたび、ガチャンガチャンとうるさく鳴る連結部。
そこから向こうの車両側を見ると、引き戸は閉まっていて、雨の湿度のせいか、ぼやぼやと曇っています。

「ちょっと、私を隠してもらえませんか?」

車両と連結部の間で、私を隔離するように、プロデューサーを立たせます。
ガチャガチャ音の隙間に、プロデューサーへ向けてささやきを滑り込ませます。

「透けてしまってますかね」
「すまん。傘を持っていなくて」
「駅でビニール傘買って、事務所まで相合い傘してくれるなら、許してあげます」
「それは」
「それと、あと」
「あと?」

私は、掴んだままのプロデューサーの手を、私のスカートのベルトに押し付けます。

「触ってください。ちょっと、ムラっとキちゃったんで」





私の衝動は――そこでシなければならない、という――強迫観念を帯びていました。
このむわっとした半密室で、アイドルとプロデューサーとして逸脱した挙に及ぶのです。

そうすることによって、逆説的にですが、
アイドルとプロデューサーという関係以上のつながりを感じられます。

プロデューサーの手はためらいます。当たり前です。
男性向けのビデオや小説では、たいてい痴漢は積極的に女性を犯します。
しかし現実に痴漢に及ぶ人はほとんどいません。社会的な死が待っているからです。

でもそれを思うと、なお私はプロデューサーの手が欲しくなります。
脇腹のあたりにプロデューサーの手を当てさせると、そこがゾクゾクと痺れて、
それだけで肋骨周りに力がきゅうっと入ってしまいます。



プロデューサーはためらいがちに、私の肩と背中に手を回します。

「もっと強く、食い込ませてくださいっ」

肩と背中。まだ痴漢とは言えない場所です。
でもこれが最初の一歩。プロデューサーから、今、私の体を触らせました。

「声も出せないぐらい、強くしてください」

プロデューサーの上半身に背中をこすりつけます。
すると首あたりから、私の蒸れた体臭がピンクのブラウスからぼわぼわと立ち上って、
プロデューサーの鼻腔を襲うはずです。打算的で露骨な媚態。

「私、汗臭くありませんか」
「臭くはないよ」
「じゃあ、もっと嗅いで欲しいです」

私の体温が上がって熱くなって、蒸散していった私の一部が、プロデューサーの粘膜を犯している――と思うと。
それがプロデューサーを狂わせて、手に力を入れさせやしないか――と思うと。

私は胸がおかしくなるぐらい息が荒くなります。
ああ、この呼気の二酸化炭素もプロデューサーの肺腑に入っていくのでしょう。

「あ、すまんっ」

私がプロデューサーに肩を押し付けると、その流れでブラの肩紐が、プロデューサーの指に引っかかりました。
すぐ指が離されたので、肩紐はズレるだけで済みましたが、小さく詫びの言葉が聞こえます。

「謝らなくって、いいですよ――いや、やっぱり謝ってください」
「えっ」
「プロデューサーの手が、ブラにかかったとき、期待しちゃったんで」

ぬか喜びさせて――という恨みを視線に乗せてぶつけます。
そうするとプロデューサーも目を瞠(みは)ります。
あなたのおかげで覚えた、アイドルとして『目で殺す』やり方は、あなたにも通じるんでしょうか。

「じゃあ、俺は謝らない」
「それは、どうして」
「茄子が、悪いんだからなっ」

殺した――殺しました。プロデューサーとしての見栄・理性を、かなぐり捨てさせました。
私の肩を掴む指に力が入ります。私の勝ち。鎖骨の痛みが私をくすぐります。
それを実感しただけで私は、下腹から肺と喉にかけて、ぐるぐると回る甘イキの感覚に酔い痴れます。





頭がくらくらするのは、蒸し暑さと圧迫感のせい――だけではないでしょう。

「焦らす、おつもり、ですか? プロデューサーっ」

プロデューサーの右上腕が、私の背中側からアンダーバストに回されました。
ちょうど左胸の下を、彼の右手が弄る形になって、心臓を指先で刺されて、鼓動を手のひらで転がされています。
私の興奮が、全部手に取られて筒抜けになっています。

「茄子が、思ったよりずっと熱くて、びっくりしてた」
「ライブのときより、熱いかも知れません」
「それは、困ったアイドルだな」
「慰めてください。プロデューサーにしか頼めないお仕事です」

プロデューサーの指がアンダーバストからじりじりと迫ってきます。
まだ。まだ、誤魔化しが効く仕草です。見られたら、怪しまれはするでしょうが。
なんだ、プロデューサーの理性やら羞恥心やら、殺しきってなかったんですね。



でも、もはや主導権は私。
指はつられるように私のバストの頂点に吸い寄せられます。

「んん――は、ふゅんっ」

ブラとブラウスと二枚の布越しなのに、既に勃起してしまっていた乳首を探り当てられ、
私は甘い声を上げてしまいます。それだけで、胸がほろほろ溶け落ちてしまいそう。

その反応に気を良くしたのか、プロデューサーは今度は両手で渡しの両側のおっぱいをまさぐりだします。

「すごい、服越しでも分かる――興奮しすぎ」

かり、かりっ、こりっ、こりっ。

「ち、ちくび、はじけ、ちゃいますっ」

プロデューサーの指先が、私の乳首を虐めてきます。
好き勝手に、私の声を出させて。
私をオモチャのぬいぐるみのように扱って。

くりっ、ぐにっ、ぐいっ、ぎゅうっ。

「そ、そこ、びんかん、なんですっ」
「もっと、するよ」
「し、シてくださいっ」

かり、かりっ、こりっ、こりっ。

「は、はぁ、んっ、あ、んっ」

乳首を人差し指でパタパタと軽く叩かれます。
そうすると先っぽから麓の乳腺まで熱くなって、
垂れ落ちる汗に母乳が混じってるんじゃないかという錯覚まで起こします。

くりっ、ぐにっ、ぐいっ、ぎゅうっ。

「両方、からっ、むねっ、おっぱいっ」

かり、かりっ、こりっ、こりっ。

がたん、ごとんという列車の音と揺れが、だんだん遠くなっていきます。
ほんの、ちっぽけな指先と乳首だけの接触で、この人のオンナなんだと刻まれていきます。
指先の感触が、音なんてシないはずなのに、胸から首に、首から頭蓋骨にまでびりびりと反響します。

「ちくび、プロデューサー、もっと、きゅって、してください」

くりっ、ぐにっ、ぐいっ、ぎゅうっ。

「んあっぁあっ、ああっ、プロデューサー、これすきっ」

指はもう完全に胸から離れなくなりました。指先は完全に乳首と乳輪を捉えていました。
おそらく服と下着越しでもわかるほど、ツンと勃起が強まってしまったんでしょう。

それを自分の目で確かめる気には――いや、もう、そんなことより、
プロデューサーの荒っぽい指使い・息遣いに浸りたいんです。





「いくぞ、茄子」

プロデューサーは、囁いたかと思えば、私のブラウスの裾をたくし上げて、
片方の手をウエストに伸ばしてきました。

ああ、これ、完全に駄目です。
ブラウスをたくしあげて服の中に手を突っ込んだ――こんなところ、見られたら、完全に痴漢扱いです。
というか痴漢そのものです。

くりっ、ぐにっ、ぐいっ、ぎゅうっ。

「ち、ちくびと、おへそ――同時、なんて、ひあぁああっ」
「へそは、アイドルの仕事ではけっこう出してるのに、敏感なんだな」

おへそ。体内のお腹とつながってるところ。
そう意識しただけで、胴体の中までプロデューサーに渫(さら)われている気分になります。
ウエストに指を食い込まされると、きゅうきゅうって、腹筋がさらなる刺激をねだってしまいます。

ぐにっ、ぐいっ、ぎゅうっ。

「は、はぁ、あああんっ! あ、んんんっ」
「これだけ敏感なら、これからは晒さないようにしたほうがいいかなぁ。いいのか、そんなアイドルで」

肌の上から指でぎゅうぎゅうされているだけなのに、膣内までが溶けていく心地です。

「プロデューサーこそ、痴漢、ちかんらしく、なってきましたね」

挑発には挑発を。
すると指に力が入って、また食い込まされます。

ぐにっ、ぐいっ、ぎゅうっ。

「し、子宮、お腹のおくまで、じんじん、伝わっちゃいますっ」

ぐにっ、ぐいっ、ぎゅうっ。

「い、イク――イッて、イッて、ますっ!」

ぐにっ、ぐいっ、ぎゅうっ。

子宮、ぐらぐら、揉まれて、掴まれて、子宮口が浮かび上がっちゃいます。
もうだめ、これじゃ、痴漢と痴女だって、完全に、バレちゃいます。

「し、しきゅう、とけて、い、ぁああっ、プロデューサーっ」

ぐにっ、ぐいっ、ぎゅうっ。

誰かが見たら、私たち、終わりです。
私がプロデューサーを首にさせてしまいます。私もアイドルを首になるでしょう。

私は、プロデューサーに女の象徴をなぶられながら、プロデューサーを殺しかけています。
急所を握り合ってます。公衆の面前で。傍若無人に。

そんな状況が頭に昇ると、もうイキっぱなしです。

「茄子、すっごいエロいことになってる。これ、他のやつには見せられないよ」

ぐにっ、ぐいっ、ぎゅうっ。

「あっ――ふああぁっ、あっあっあっ――」

イクの、止まりません。
何されても、もう、されるがままです。
もてあそばれて、もてあそんで、それだけの存在になってます。

ぐにっ、ぐいっ、ぎゅうっ。

「ぷ、ぷろりゅーさー、わたし、あっ、くぁあああっ――」

もっと――いや、だめ――でも、これ以上――だけど、止めないで。
絶頂の彼岸の間で、矛盾した願いにぐらぐらされます。
プロデューサーと一緒に落ちていきます。それが目眩のするほど気持ちいい。

だめ、声、出て、腰、砕けちゃう、なのに、止められない。
だめに、なる、なっちゃってる、私も、プロデューサーも――





――がたん、と連結部分が大きな音を立てて揺れ、私もプロデューサーも我に返りました。

車内アナウンス――次の駅で、ホームに人が転落して、停止信号が出たようです。
それで電車が急ブレーキをかけたようでした。

「やばい、これがなかったら、そのまんまやり続けてたかも」
「それも悪くはないですね。想像するだけなら」

周りの乗客は、私達の方を見ている人はいなくて、
突然の停車に不安・不満そうにざわついているだけでした。

もしかして、私の幸運が、私たちの淫行がバレないように電車を止めてくれたんでしょうか。
私たちの赤信号が灯ったということでしょうか。

助かったな――安堵と――あと少しだったのに――残念さが、入り混じります。
私はふらふらとしながら、電車が動き出し駅に着くのを待ちました。





私とプロデューサーは、小ぶりになった雨の中、相合い傘で事務所に帰りました。

ちひろさんは、ぎょっとした目で私たちを見ていましたが、
私が『ゲリラ豪雨に降られてしまいまして』と繰り返すと、
追求を諦めて事務仕事に戻っていきました。



プロデューサー室には『面接中』の札を掛けて、面会謝絶に。
電話もかかってこないように受話器を外してしまいます。

私の服が濡れて肌にぺったり張り付いてしまったままなのと同じように、
私とプロデューサーの興奮は雨中散歩を経ても熱を保ったままでした。
むしろ濡れがひどくなったように、興奮も焦れて温度が上がった気さえします。

「服、脱いでもいいですか? プロデューサーは、私の裸、みたいですよね」

ブラウスとブラを脱ぎ捨てます。ぶるんっと、わざと乱暴に、弾力を感じさせるように。
すると車内で散々いじめられた乳首が、恨めしそうにプロデューサーを見上げてツンと立っています。

「今度は、私がプロデューサーのおちんちんを相手してあげましょう」

プロデューサーのスラックスはドンと突き出てテントを張っています。
おちんちんが勃起しているのが丸わかりです。
私はプロデューサーを、いつも机仕事をしている椅子に座らせて、そのそばに膝立ちで坐ります。

「どうせなら、おっぱいにさっきのお返しをさせてあげましょうか。
 これでシコシコしてあげたら、絶対気分がいいですよ」
「俺がこんなこと茄子にさせてるって知られたら、ファンに殺されるな」

さっきまで担当アイドルを痴漢するプロデューサーが、
もう私に殺されてるくせに、そんなこと言っちゃって。

そう、つまり、プロデューサーの心は、私の手中に囚われてしまったというわけです。

「今は、二人っきりです。邪魔があっても燃えますけど、十分熱くなってますので、もう邪魔、なしで」



では次は、プロデューサーの肉体も、私のものだと証明してしまいます。

「ふふっ、男の人も、盛り上がると濡れるんですね」

スラックスを下ろすと、下着テントの先っぽの部分にシミがついていました。
それを布の上から舐めると、苦くて、しょっぱくて、私は涎をだらだら垂らしてしまいます。

「いけないいけない、もったいないですね」

さらに下着も取り去ってしまうと、天井を突いてヘソに届きそうなおちんちんが私の視界を占領します。
雨の湿気に籠もっていたオスの匂いがぶわっと迫ってきて、頭が比喩ではなく本当にくらくらします。

「私を触ってただけで、こんなに大きくしちゃってたんですか。
 雨に降られて歩いていても、ぜんぜん収まらないぐらいに」

その男の象徴を、さっきまでいじめられていたおっぱいで包み込みます。
ほーら、すっぽり――とは行きませんが、上半分くらいは押し包んじゃいました。
他のアイドルにはなかなかできないでしょう。

じりじりと顎が痺れて、垂れ落ちてくる唾液をおちんちんに、ぬっちゃぬっちゃ塗りつけます。
汗――痴漢興奮の残滓と絡まって、またどうしようなく燃え上がります。
もう私たちを止める赤信号はありません。

両側から挟んで、乳首の突起でも、おちんちんにお返し――私にも、びりっとキてしまいます。
それでも続けます。摩擦。ぐにぐに変形します。肌の下で流れる血が交じるんじゃないかってぐらい。
プロデューサーが言葉にならない呻きを上げてくれて、私は頬が勝手に緩みます。




そうこうするうち、プロデューサーのおちんちんも暴発寸前にまで盛り上がります。
男の人って、わかりやすいですよね。射精が近くなると、たくさんびくんびくんして、
亀頭――っていうんでしたっけ――が一回り膨らむんですもの。

頃合いを見計らって、私は上向きに視線を投げながらプロデューサーを咥えます。

あはは、なんてイヤラシイんでしょう。
プロデューサーとして辣腕を振るうべきデスクで、
担当アイドルのおっぱいにおちんちんシコシコしてもらって、
さらにぱっくり先っぽを咥えられて――ああ、悶えちゃってますね。気持ちいいんですか?

先走りの痺れが上塗りされます。顎までだった痺れが、鼻にツンと来て、脳漿まで突き抜けます。
頭が火にかけられてグラグラゆだっているようです。

裏筋をなぞります。舌先を尖らせて、くいくいって。

鈴口から滴るのは、またしょっぱい露。プロデューサーの欲望を抑えつけてた箍(たが)の成れの果て。
プロデューサーから剥がした理性の一部です。しょっぱさは私の勝利の味。
舐めるだけでじわじわと満足感がこみ上げます。

私の手をそえて、おっぱいの膨らみでずりずりっとこすります。
むにゅむにゅと柔らかいのが歪む――おちんちんで歪まされる――様を見せつけると、
プロデューサーの目線が釘付けになっているのがわかります。

うふふ、アイドルですもの。人の視線なんてすぐわかるんですよ。
まして一番付き合いの長いプロデューサーなら。

ぐに、ぐにって見せつけて――あられもない、欲望に支配された視線に貫かれると、
それも一番近いプロデューサーからそれを浴びると、私はステージよりも燃え上がっちゃいます。

誰にも邪魔されない、純粋な、あなたからしか私は見えない――そんなことを思い浮かべて、
プロデューサーだけのための艶技を振りまきます。

ほら、ぎゅっとされたり、ちゅっとされたり、いいでしょう。
ゆるやかな膨らみの圧迫と、舌や頬の刺すような刺激。弱いのと強いので代わる代わる攻めちゃいます。



出そうですか。出しちゃいそうですか。
でも、出しちゃだめです。堪えたほうが気持ちいいって聞いてます。
ぎりぎりまで粘って、とことん私に囚われてください。

母性の塊のような外面のくせに、男の欲望を煽って職業倫理まで食べてしまう、
こんな破廉恥な肉の塊、まだまだ味わい尽くしてもらわないと。

それにしても、こうやって腰と上半身を上下させてると、
私も中に挿れられてるような動きで、下腹が寂しくなります。
ココにあるはずのものがおっぱいに取られてるじゃないか、って憤(むずか)ってます。
私のカラダなのに上と下でプロデューサーを取り合ってます。どうしましょう。

ではそうですね。決めました。
おっぱいはさっき手で不完全燃焼させられたので、手でリベンジしてもらいましょう。
それで、おちんちんは私のおまんこがいただいちゃいます。
私が上から乗って――乱れ牡丹って言うんでしたっけ。さっきの痴漢のときの姿勢とどことなく似てますね。



どうせなら、そこの窓を向いてシちゃいましょうよ。
超大手プロダクションの高層ビルのガラス窓を向いて。
だいじょうぶ、望遠鏡とか使っていない限り見えないところです。
でもなんとなくみんなに見せつけてる気がするじゃないですか。楽しいですよきっと。

って、うわぁ、私、あんなトロットロの顔して――いつの間にか外が暗くなってますね。
おかげで私がプロデューサーをまたいで挿れようとしてるところが鏡みたいに映っちゃってます。

うふふ、プロデューサーも目で興奮しましたでしょう。
これならくっつきながらおっぱいも見られますものね。
分かってますよ、アイドルなんだから。





二人分の体重を受けると、さすがのプロデューサーの椅子も、ギシギシと不安定な様子。
プロデューサー、手を貸してください――そう、支えてください。ゆっくり、挿れますからね。
だから、私が挿れる所、ちゃんと見ててください。あなたのを、食べちゃうところ。

「ん――あ、ああっ――ナカ、キちゃっで、あぉ、あ゛ぉおああっ」

電車内からずっと焦らされ続けたナカに、おちんちんがハマってしまいます。
お腹の形が変わっちゃうんじゃないかってぐらい、
ぐいぐい抉られて、私は濁った喘ぎを撒き散らしてしまいます。

イヤらしいですか。どのくらい――他の誰よりも?
誰と比べたんですか――ふふっ、意地悪、言っちゃいましたね。
ちょっと、いいようにされてばかりで、悔しかったんです。

可愛い? そうですか。可愛いで、済ませてくださいますか。嬉しいっ。



そうして、プロデューサーの腕が、私のおっぱいとお腹に回されます。
さっきと一緒のところ。また、攻めてきて――憎いぐらいわかってらっしゃる。
焼け木杭に火がつくように、あっという間に燃え上がります。

「あお゛っ、んひぁっ! んんんっ!」

おっぱい、ちくび、びりびりきて、溶けてしまいます。
お腹もジンジンきて、軽く擦られるだけで、弾けて、意識がチカチカと明滅します。

こり、こりっ、ぐに、ぐにっ。
ぐちゅ、ぐちゅっ。

「はぁっ、あはっ、いっ、イイっ、んやぁぁぁぁ――っ」

膣内を広げられます。
水音が響き、離れているはずのガラスに、水滴が散ってしまいます。
激しく、中に、押し込まれて、奥底まで、開いてしまいます。

ぎゅっ、ぐぐっ、ずりっ、ずりっ。

「そこ、優しく、なで、てっ、押されたら、届いちゃ――はぁあァあぁっ!」

外からも、おへそ、撫でられて、子宮の外のあたり、いじられて、
どうしても意識してしまって、外も内もきゅうきゅうと勝手にわななきます。
下からこつこつノックされて、上からぐりぐりされて、それも、ぜんぶ、腰から、頭まで、足先まで、届きます。

おっぱいと、お腹と、上から腕でぎゅーっとされながら、腰で小さく揺すられます。
自分の体重がずんずん響いて、腰から頭まで刺し貫かれてるようです。
背中がそれて、上半身はプロデューサーの胸に全部預けてしまって、
それも全部抱え込まれて――腕に、俺のものだって言われてるみたい――熱いのに、切なくて、涙が出ます。

ごちゅっ、ごちゅっ、ぐつゅ、ぐつゅっ。

抽送でぶつかり合う音まで、湿って、私が淫らだと詰ってきます。
プロデューサーのおちんちん、咥えてしまって、入り口から、奥まで、形を覚えさせられていきます。
子宮まで、くにくにされて、きゅんきゅんって疼いて、たまらないんです。

もっと、こわして。
あなたのものにして。

して、くれるんでしょう?



いく、いく、イク――もう、イッてる、まだ、ぐつぐつって、頭、溶ける、オカしく、なるっ。
甘イキなんてものじゃない、それがどんどん積み重なって、私が押し潰されてる。

くりっ、ぐにっ、ぐいっ、ぎゅうっ。

「む、むねも、なんてぇ――だめっ、だめッ、やぁあっ、あああっ!」

こんなの、わたしだけじゃなきゃ、だめ。
ぜったい、わたしだけじゃなきゃ、だめ。





ごちゅっ、ごちゅっ、ぐつゅ、ぐつゅっ。

わたし、ばっかり、きもちよくなっちゃって、あたま、ばかに――

――いや、もう、とうにおかしくなってしまってるのかも。

みんなにみられるかもしれないのに、いやらしいとこ、みせつけて、
それが、からだの、あたまの、まんなかまで、きもちいいなんて。

バレたら、ふたり、もうあえなくなるかもしれないのに。



そう思うと、肉体はぞくぞくっと底冷えします。
落差でカラダが砕けてしまいそうです――たぶん感覚が吹き飛んでしまってます。
正座で触覚が麻痺したときのように、ただプロデューサーにごつんごつんやられてるのを鈍く感じるだけに。

ごちゅっ、ごちゅっ、ぐちゅ、ぐちゅっ。

感覚から鋭さが失せて、絶頂の余韻に煮崩れる頭がぐらぐらしてます。快楽――飽和――もう感じられない。
お腹ごんごんされるのと、プロデューサーから吐きかけられる呼気だけが、やたらうるさく感じます。
ストッパーがかかってしまったみたいです。もうカラダが、ホントにだめって。

そんな肉体と裏腹に、私の意識は、不思議な充足感に取って代わられていきました。
自分を背後霊のように見下ろしてる気がします。幽体離脱?

ぱちゅん、ぱちゅんっ、ぐちゅん、ぐちゅんっ。

あはは、私、自分を壊して、プロデューサーも壊しちゃってる。
見てください。神聖な仕事場で、舌なんかべろーんって出しちゃって、
ぜぇはぁぜぇはぁ、何も目も耳にも入らないように、肉欲だけに支配されて、
ぐっちゃぐっちゃ、手足と粘膜を絡ませてます。

おちんちん打ち込まれるたびに、ぷしゅっ、ぷしゅって潮なんか吐いちゃって。
我ながら滑稽です。こんなのがアイドル? チャンチャラおかしい。



プロデューサーも滑稽です。こんな色ボケの淫乱女に夢中になって。
汗だくになって、男臭い匂い撒き散らして、女にうながされるがままに、
盛りのついた動物と同じ勢いで腰をヘコヘコさせてます。

ああ、おちんちん、大きくなってます。痺れた粘膜でも感づいちゃいます。
それだけ露骨です。腰の動きも、違ってきて、ああ、限界が近い。

ゴムを付けた記憶がありません。種付け、するつもりですか。
子宮、しつこくいじめて、そのまま精液でぐしゃぐしゃにするつもりですか。
卵子が溺れちゃいますよ。そうしたら、私たち、見つかって、おしまいですね。

ああ、でも、想像すると――あなたに種付けされて、孕まされるの――そうしなきゃって気になります。
できるだけたくさん、一回でも多く種付けして、一人でも多く孕んで産んであげるんです。
それが人生の目的って気がします。ナカでイッてアタマもイッちゃったんでしょうか。




そういえばまだ今日は一発目も出してませんでしたね。
ドロッドロの精液くれるんですか? ください。早く、ください。
ぱんぱん、ぱんぱんってやって、どぴゅどぴゅって、ください。

おまんこに、後先考えずに――まぁ後先考えつつ、敢えてってのもなお嬉しいですが。
もうどっちでもいいです。

がんがん、こつんこつん。
繰り返されて、ナカまでふやけてしまってます。

いく、またイッてる、おく、ぐりぐり、
射精が近いです。想像して、子宮、くらくらします。

こつん、こつん、どちゅん、どちゅん。
また、もう一回、だめに、なる、今度こそ、戻れないかも。

きゅん、きゅん、きゅん、きゅん。

脳髄まで、疼く。カラダが揺さぶられるのをかろうじて感じている。
感じすぎて感じられなくなっています。

感覚の朦朧が、立ち上って、私の、ココまで、
幽体離脱しちゃってる意識まで伸びてきて、蔦か食虫植物のように絡め取ってきます。

きゅん、きゅん、きゅん、きゅん。



また、また、おかしくなります。
プロデューサーに、出されます。出されてます。なのに、止まらない。

こつん、こつん、どちゅん、どちゅん。
きゅん、きゅん、きゅん、きゅん。

止まらない。わたし、本当に、今度こそ、戻れなくなる。

こつん、こつん、どちゅん、どちゅん。
きゅん、きゅん、きゅん、きゅん。

戻れなく、なったら、なったら、どうしましょう。
どうしようも、ありません。それに、気づいて、なんだか、とてもうれしくなってしまいます。

こつん、こつん、どちゅん、どちゅん。
きゅん、きゅん、きゅん、きゅん。

それに、気づいて、なんだか、とてもうれしくなってしまいます。
人生そのものに酔っ払ってしまった気分です。

こつん、こつん、どちゅん、どちゅん。
きゅん、きゅん、きゅん、きゅん。

ああ、もうこのシアワセなのだけ考えてればいいんだ。
今までのシアワセなんてコレにくらべればだいぶちっぽけというか控えめなものでしたね。

シアワセってホントはこういうものなんでしょうね。きっと、たぶん、そうであって、ほしい。
そうなら、もう、ほかになにもいらない。

こつん、こつん、どちゅん、どちゅん。
きゅん、きゅん、きゅん、きゅん。

こつん、こつん――どちゅん、どちゅん。
きゅん、きゅん――きゅん、きゅん。

きゅん、きゅん――きゅん、きゅん――


(おしまい)

●あとがき


※痴漢プレイにハマってしまった経緯のようなものは↓下記を参照ください。
鷹富士茄子「絶対に許しません」
鷹富士茄子「絶対に許しません」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1526807645/)

それではまた。

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