遊矢「ストロング石島?」 柚子「ほら有名なホモビ男優よ」 (58)

遊矢「それぐらい知ってるよ」

柚子「そのホモビ男優が遊矢とデュエルがしたいって」

遊矢「何でホモビ男優が俺と…」

柚子「ほら遊矢のお父さんとストロング石島って…」

遊矢「…」

柚子「ご、ごめん」

遊矢「父さんはホモだ。それに俺にもホモの血が流れてる」

柚子「違うわよ!遊矢はノンケ!ちゃんと調べたじゃない!」

遊矢「いいや俺はホモだ。ホモの父親が成り行きで母さんとセックスした結果が俺だ」

柚子「ちょっと遊矢」

遊矢「俺はホモだ…ホモの子はホモなんだよ!」

遊矢「嫌な事を思い出させるなよ柚子…」

ヒッポ「おっ、大丈夫か大丈夫か」

遊矢「ヒッポ…俺はホモだと思うか」

ヒッポ「ま、多少はね?」

遊矢「そっか…」

ヒッポ「けどホモを受け入れるか受け入れないかはお前次第だ」

遊矢「お前はいいよな。雌だもん」

柚子「見つけた!」

ヒッポ「…」

柚子「また遊矢をホモの道に誘う気ね!さっさとカードに戻りなさい」

ヒッポ「おかのした」

遊矢「俺次第でホモになるか否か決まるってか…」

柚子「あのモンスターの言葉に耳を傾けちゃダメよ」

遊矢「…ストロング石島」

柚子「え?」

遊矢「あいつと戦うよ。戦って倒してあの日の事を聞き出してやる!」

柚子「遊矢!」

遊矢「俺はホモかもしれない。けどホモじゃないかもしれない」

翌日

修造「くれぐれも失礼のないようにな」

コンコン

「入って、どうぞ」

遊矢「これがホモビのスタジオか」

石島「ようこそ榊遊矢」

柚子「大きい…それにモヒカンだなんてホモの特徴そのものだわ」

遊矢「あんたは俺の父親の愛人だったのか」

修造「ゆ、遊矢!」

石島「…」

遊矢「答えろよ。愛人だったのか?それに何処へ消えたんだ!」

石島「その答えはあのアクションフィールドにある」

遊矢「…」

石島「あの中にはあの夜の真実が隠されている。それを探してみろ」

遊矢「あそこに真実が…」

石島「但し中には男に飢えたバーバリアンが無数に生息している。お前のような美少年が好みだからなぁ」

柚子「そ、そんな…下手したら遊矢の貞操が」

修造「いいや、貞操どころかアナルが破壊されてしまう」

遊矢「…」

ヒッポ「大丈夫でしょ」

遊矢「そうだ。ここで踏み出さなきゃ俺は…ただのホモの息子だ!」

石島「さすがは遊勝の息子だな」

遊矢「行くぞヒッポ!」

遊矢「密林…」

ガサガサ…

ヒッポ「ファッ!?」

ゾロゾロ…

遊矢「バーバリアン…早速囲まれてしまったぞ」

ヒッポ「クゥーン…」

キング「バーバリアン・キングは1ターンに1度、このカード以外の自分フィールドの戦士族モンスターを任意の数だけリリースし発動できる」

ヒッポ「話してるぞ」

遊矢「お前もじゃん」

キング「通常攻撃に加えリリースしたモンスターの数だけ通常攻撃に加え1度のバトルフェイズで行える!」

遊矢「この密林に居るバーバリアンの数は」

ヒッポ「809!」

遊矢「810回の攻撃だって!?」

ヒッポ「アーイキソ…」

遊矢「逃げるぞ…一発でも喰らえば終わりだ」

ヒッポ「おかのした」

キング「先ずは通常攻撃!」

遊矢「おっと!」

キング「ここからが本場だ!!」

ドドドドドドドドドドド

遊矢「くっ…危ないだろ!」

キング「ホラホラホラホラホラ」

ヒッポ「…」

遊矢「はぁはぁ…」

キング「しぶとい奴だ」

遊矢「まだ攻撃が514回も残ってる…このままじゃ俺達は」

ヒッポ「遊矢!これを使え」

遊矢「このカードは」

ヒッポ「ペンデュラムモンスター」

遊矢「ペンデュラムモンスター…何だそれ」

ヒッポ「そのデュエルディスクの両端にセットしろ!それがお前を救う鍵になる」

遊矢「こいつらが…」

キング「ホモの攻撃は止まらない!」

ヒッポ「ないです」

遊矢「俺はスケール1の星読みの魔術師とスケール8の時読みの魔術師でペンデュラムスケールをセッティング!」

キング「!?」

ヒッポ「エクシーズやシンクロとは違う。ペンデュラムはホモにのみ許された古の召喚法!」

キング「こ、このカバ…その顔立ち雰囲気…まさか…まさかあの!」

遊矢「レベル2!EMソード・フィッシュ!レベル4!EMウィップ・バイパー!」

ヒッポ「そしてオッドアイズ・ドラゴンはホモの力を宿し新たな姿へと生まれ変わる!」

遊矢「レベル7!オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン!!」

遊矢「ここからは俺のステージだ!ウィップ・バイパーの効果で相手モンスターの攻撃力と守備力を入れ替えソード・フィッシュの効果で相手フィールド全てのモンスターの攻撃力と守備力を600ダウン!」

キング「な、何だと…!?」

遊矢「バトルだ!オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンの攻撃!」

ヒッポ「焼くときは!」

遊矢「螺旋のストライクバースト!!!」

遊矢「やったぞ…さあ先に進もう」

ヒッポ「その必要は無いぞ遊矢」

遊矢「え?」

ヒッポ「あの夜の真実…それは俺にある」

遊矢「ど、どういう意味だよ…真実って」

ヒッポ「俺は14年前にディスカバー・ヒッポに取り憑いた野獣だ」

遊矢「野獣って…あのホモの歴史の中で始めて世界の頂点に立ったホモの王様?何言ってんだよ…それに野獣って随分前の」

ヒッポ「俺は歴史の表舞台から姿を消し人類の行く末を見守って来た。そして強大なホモの因子を持つ男を見つけた」

遊矢「まさか…それって」

ヒッポ「それが榊遊矢」

遊矢「じゃあ俺はホモなんだな…」

ヒッポ「ホモはただの男色家じゃない。世界を左右する性的少数者なんだ」

遊矢「世界を左右する?」

ヒッポ「そう…俺の全てをお前に託そう。俺の持つ全てのホモの源を」

遊矢「待てよ。それじゃあいなくなる見たいじゃないか!」

ヒッポ「大丈夫。俺はいつもお前のこ↑こ↓に居る」

遊矢「ヒッポ…いいや野獣!それならもっと早く言ってくれよ!こんな別れ方なんて…」

ヒッポ「お前の事が好きだったんだよ」

シュー

遊矢「野獣うううううううううううううううう!!!」

ヒッポ「ヒッポ?」

結局父親が行方不明になった理由はサッパリだった

そして俺は人類の存亡を賭けたホモの戦いに巻き込まれて行く

石島「…男の顔になったな」

遊矢「父さんがいなくなった理由は」

石島「それはサッパリだ」

修造「先輩にも複雑な事情が」

パチパチ

石島「零児…」

赤馬「まさか君が野獣に選ばれるとは思いもしなかった」

柚子「レオ・コーポレーションの社長が何で!?」

石島「…彼もまたホモに導かれた男だ」

遊矢「見てたのか」

赤馬「全てを見させてもらった」

遊矢「…」

赤馬「かつて世界の頂点に君臨した野獣が君を選ぶとは驚いた。ずっと私だと思い鍛えて来た時間が無駄になってしまったよ」

ポロンッ

柚子「…」

赤馬「女性がチンコを凝視してはいけない」

柚子「そんな粗末なもの!遊矢の方が大きいわよ!」

赤馬「その可能性は零だ。数千の社員を抱える我が社において私のサイズはナンバー1!これは揺るぎない事実」

遊矢「確かにチンコを鍛えた事はない…けど」

ポロンッ

遊矢「あんたには負けない」

赤馬「ほぉ…生まれついての才能というわけか、だが巨根が万人に受けると思ったら大間違いだぞ榊遊矢」

遊矢「…だったらデュエルだ!」

赤馬「その言葉を待っていた!」

赤馬「先攻は私から行こう。スケール1のDD魔導賢者ガリレイとスケール10のDD魔導賢者ケプラーでペンデュラムスケールをセッティング!」

遊矢「ペンデュラム!?」

赤馬「ペンデュラム召喚!レベルDDD死偉王ヘル・アーマゲドン!!」

赤馬「カードを1枚伏せてターンエンド」

遊矢「俺のターン!」

赤馬「零…」

遊矢「は?」

赤馬「失礼。君の勝率の事だ」

遊矢「言っとくけど俺は…」

赤馬「それ以上は言わなくてもいい。君は野獣の力を使いこなすには幼すぎる」

遊矢「あんたは…何でペンデュラムを」

赤馬「我が社の技術と私の努力!この二つを兼ね揃え私は得た!ホモの力を…古の叡智を!」

遊矢「あんたが養殖なら俺は天然だ!」

赤馬「君の才能は認める。君は紛れもないホモだ」

遊矢「俺はホモじゃない…けど野獣は俺の友達だ!」

赤馬「友情だけではペンデュラムを使いこなす事は不可能!世の中はそう甘くはない」

ムクムク…

柚子「勃起してる…」

修造「彼の持つ野望は父親譲りの野心なのか…それとも」

赤馬「さあ!全身全霊をかけて私を倒してみろ!」

遊矢「倒してやるさ…大体社長って名のつく奴なんて」

「本当に恐ろしいのは私の才能だ!!」

「愛と善意の伝道師。」

遊矢「こんなのばっかだ」

遊矢「うっ…」

赤馬「私の勝ちだな」

遊矢「負けた…」

赤馬「本日より歴史は変わる…このペンデュラムが人類の希望となるか絶望となるか」

遊矢「…」

赤馬「…」

遊矢「使いこなしてやるさ…こいつを」

赤馬「これだけは忠告しよう。その力を求め姿を隠した愚か者が居る事を」

遊矢「愚か者?」

赤馬「その名は赤馬零王!かつて私が父親と呼んだ男」

遊矢「ペンデュラムを生み出す力があるのなら…それでいいんじゃ」

赤馬「あれは欲望の権化だ。オリジナルを求めている」

遊矢「俺は…狙われるって事か」

赤馬「…」

遊矢「誰が相手だろうと受けてやるさ…友達が俺に渡した力なんだから…」

赤馬「フッ」

柚子「あの社長…ズボン履き忘れたまま帰っちゃった」

遊矢「金持ちなんだし使い捨てなんだろ」

柚子「何か大変な事になったわね」

遊矢「うん」

柚子「あれだけホモを否定したのにホモに成り下がって」

遊矢「俺はホモじゃない」

あれから数日がたった

俺のホモ疑惑は学校中の噂で持ちきりになってしまった…

「うわっ!ホモが来たぞ」

「逃げろ!」

遊矢「くっ…」

柚子「…」

遊矢「話を聞いてくれ!俺はホモじゃないんだ!ただの男なんだよ!!」

柚子「無駄よ。1度ホモのレッテルを貼られたんじゃ…」

遊矢「じゃあホモ疑惑を払拭するにはどうしたらいいんだ!」

柚子「そんなの私に言われてもねぇ…」

「見てくださいよ沢渡さん」

沢渡「あ?」

「あれがストロング石島を倒したホモらしいっすよ」

「やっちゃいますか?」

「やっちゃいましょうよ!」

「そのための右手?あとそのための拳?」

「拳?自分のためにやるでしょ」

「金!暴力!SEX!」

「金、暴力、SEXって感じで…」

沢渡「何やってんだ!あいつトイレに入ったぞ!」

「あっ!」

「待ってくださいよ沢渡さーん!」

沢渡「ペンデュラム…赤馬零児が言ってた未知の召喚を拝んでやるぜ」

ブリリュリュリュリュリュ…

遊矢「ふぅ…」

「お!開いてんじゃーん!」

遊矢「ファッ!?」

沢渡「榊遊矢!」

遊矢「お、お前…隣のクラスの見るからに嫌味な金持ちの沢渡シンゴ!」

沢渡「嫌味は余計なんだよ」

遊矢「人がウンコしてる時に…」

沢渡「興味があるんだよなぁ」

遊矢「こいつ…もしかしてホモなんじゃ」

沢渡「ペンデュラム召喚!そいつを俺に渡せ!」

遊矢「やっぱりホモか」

沢渡「こいつを体育館裏まで連れてくぞ」

「ほら大人しくしろ!」

「3人に勝てると思うなよ?」

「せめてパンツぐらい履かせろ!」

「お前はその格好でいいんだよ!」

遊矢「どうなるんだ俺は…まさか犯されるんじゃ」

沢渡「俺は珍しいもんが好きだ。へへへ」

遊矢「あれは男を犯そうとする男の顔だ…クソ」

「さっさと歩け!」

「お前は今日から沢渡さんの物なんだよ!」

沢渡「解放してやれ、デュエルだ榊遊矢!」

遊矢「レイプじゃないのか!?」

沢渡「何が悲しくて男をレイプしなきゃいけねえんだ!」

遊矢「それを早く言えよ…」

沢渡「言っとくが俺はLDSじゃ」

遊矢「俺のターン!EMアメンボートを攻撃表示で召喚!ターンエンド!」

沢渡「いきなり始めやがって、このフルチンは…」

遊矢「お前が無理矢理連れて来たんだろ!」

沢渡「仕切り直しだ!魔法『汎神の帝王』を発動!手札の『帝王』魔法・罠カード1枚を墓地へ送り発動!自分のデッキから2枚ドローする!」

沢渡「そして俺は冥帝従騎エイドスを攻撃表示で召喚!このモンスターが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動!このターン通常召喚に加え1度だけ自分メインフェイズにアドバンス召喚ができる。俺は冥帝従騎エイドスをリリースし魔帝アングマールをアドバンス召喚!」

沢渡「魔帝アングマールがアドバンス召喚に成功した時、自分の墓地の魔法カード1枚を除外しその除外した魔法カードと同名のカード1枚をデッキから手札に加える。俺は汎神の帝王の効果で墓地へ送った再臨の帝王を除外しデッキから手札に加える!」

沢渡「言い忘れてたが俺はLDS総合コースじゃ帝王・沢渡シンゴって呼ばれてるんだぜ!バトルだ!」

遊矢「EMアメンボートの効果を発動!攻撃表示のこのモンスターが攻撃対象になった時、このカードを表側守備表示にし、その攻撃を無効にする!」

沢渡「ターンエンド!」

遊矢「俺のターン!どうする…俺の手札にはあの魔術師コンビが居ない…ならばEMアメンボートをリリースしEMハンマーマンモをアドバンス召喚!」

沢渡「アドバンス召喚?俺の真似かよ」

遊矢「アドバンス召喚はデュエルの基本だろ!そしてカードを1枚伏せてターンエンド」

沢渡「攻撃しねえのか」

遊矢「EMは他のEMモンスターが存在しない場合、攻撃はできない」

沢渡「じゃあ終わりだなお前!」

遊矢「まだ始まったばかりだろ。デュエルって言うのは何が起こるかわからないから楽しいんだよ。これだからボンボン塾の…」

沢渡「ボンボンの何が悪いってんだ?てめえだって例の親父のお陰でいい暮らししてんだろ!」

遊矢「…」

沢渡「お前にこの俺の切り札を見せてやるぜ!魔帝アングマールをリリースし冥帝エレボスをアドバンス召喚!」

遊矢「レベル8のモンスターを1体だけリリースしてアドバンス召喚だって!?」

沢渡「こいつはアドバンス召喚したモンスター1体をリリースしてアドバンス召喚ができるのさ、そしてこいつがアドバンス召喚に成功した場合に発動!手札・デッキから『帝王』魔法・罠を2種類墓地へ送り相手の手札・フィールド・墓地のカードを1枚選びそいつをデッキへ戻す!」

遊矢「!」

沢渡「これで丸裸だぜ!ハハハ!」

遊矢「半裸だよ」

「何て冷静な奴だ」

「あ、ああ」

「ありゃ普通じゃないタイプの男だぜ」

沢渡「行け冥帝エレボスでダイレクトアタックだ!」

遊矢「んああああああああああああああああ」4000→1200

沢渡「よし!」

遊矢「オォン…」

沢渡「ターンエンド!」

遊矢「俺のターン!これで時間を稼ぐか魔法『光の護封剣』を発動!」

沢渡「面倒な事しやがって…ま、ハンデだわな」

遊矢「お前!そうやって余裕な感じで肝心なところでヘマするタイプだろ」

沢渡「そ、そんな事ねえよ」

遊矢「3ターン…それまで稼がないと」

沢渡「拍子抜けだぜ」

柚子「遊矢!」

遊矢「どうする…その前に何か履かないと風邪を引いてしまう」

沢渡「…」

遊矢「よし」

柚子「ちょっと何でよ!何で私のパンツを」

遊矢「何か悪いね沢渡軍団」

沢渡「おい!何でこいつの指示に従ってんだ!」

「何か目が怖くて」

「普通じゃないっすよ!」

「俺ら死にたくないんで」

遊矢「さっきまで履いてたから生温かいや…」

沢渡「女物のパンツ履いて喜んでやがる…こいつ実はホモじゃないんじゃ」

遊矢「俺のターン!」

沢渡「待てよ。こいつの親父は確かにホモだ…けどこいつ自身にはホモの噂なんてねえよな」

遊矢「来た…来たぞ」

沢渡「お前…ホモじゃねえのか」

遊矢「俺はホモじゃない。けど俺の心の中にホモは存在している」

沢渡「何かキメてやがるなこいつ」

遊矢「俺の心に野獣は存在している!」

「や、野獣!?」

「野獣ってあの…」

「世界の頂点に立った…」

遊矢「あいつは俺の友達だ」

沢渡「やっぱりホモか」

遊矢「ホモじゃない」

沢渡「てめえはホモだ!ホモじゃねえってんならデュエルで証明しやがれ!」

遊矢「来た…そしてこのターン!光の護封剣の効果が終わる!」

遊矢「見せてやる沢渡!俺はスケール1の星読みの魔術師とスケール8の時読みの魔術師でペンデュラムスケールをセッティング!」

沢渡「こ、こいつが赤馬零児の言っていた!」

遊矢「ペンデュラム召喚!レベル4!EMウィップ・バイパー!レベル6!EMハンマーマンモ!レベル7!オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン!」

沢渡「くっ」

遊矢「どうだ!」

沢渡「はっ!だが冥帝エレボスを倒せるモンスターはいねえ!」

遊矢「EMウィップ・バイパーの効果を発動!」

沢渡「こんなマヌケモンスター集団に…俺の帝が」

遊矢「このデュエルの勝者は俺だ」

沢渡「チッ、来いよ」

遊矢「行くぞオッドアイズ!ハンマーマンモ!ウィップ・バイパー!」

柚子「ノーパンになった甲斐があったわ。遊矢の勝ちよ!」

沢渡「クソ…」4000→0

遊矢「これでも俺はホモだって言うのか!」

沢渡「い、いや…」

遊矢「今の俺は女子中学生のパンツを履いてる状態だ!それでもホモか!?」

沢渡「わかった…わかったよ。ホモじゃねえよ」

遊矢「わかればいいんだ」

沢渡「ムカつく野郎だ…けどホモってより変態寄りのクスリやってる奴だな」

遊矢「ん?」

沢渡「な、何でもねえよ」

遊矢「?」

黒咲「俺は忠告してやったはずだ。俺に喧嘩を売れば終わりだとな」

「は、早くしろよ…」

黒咲「ヤクザの浅はかなプライドってやつか?なら望み通り冥土に送ってやるか」

ユート「隼!」

黒咲「…」

ユート「さあ逃げるんだ」

「おう、考えてやるよ」

黒咲「おい待て」

ユート「何の真似だ。ヤクザだって生きてるんだぞ」

黒咲「奴のセンチュリーを蹴り飛ばしたら喧嘩を売られてな」

ユート「君が原因じゃないか…」

黒咲「そうだ」

ユート「ほら逃げるんだ」

「おう、考えてるやるよ」

黒咲「何だその態度は」

ユート「挑発するんじゃない。この男は危険だぞ」

黒咲「俺の獲物だ」

ユート「そうやって喧嘩相手を犯していたら少年院に逆戻りだぞ」

黒咲「上等。あそこは俺の故郷であり楽園」

ユート「君は狂っている。今日この場で君の暴走を止める!」

黒咲「童貞が!いつから俺にデカい口が叩けるようになった!」

ユート「俺と君は常に対等だ」

ユート・黒咲「デュエル!!」

黒咲「先攻は俺だ。ターンエンド」

ユート「俺のターン!」

黒咲「お前は俺に勝てない。勝った事無いだろ?」

ユート「ガガガマジシャンを攻撃表示で召喚!バトルだ!」

黒咲「フン」4000→2500

ユート「カードを1枚伏せてターンエンド!」

黒咲「俺のターン!カードを1枚伏せてターンエンド」

ユート「そのデュエルはなんだ…」

黒咲「相手を見てデュエルをしているだけだ。優等生のお前は養父母の教えをきちんと守っている…くだらん男よ」

ユート「何がくだらないと言うんだ」

黒咲「その思想!行動!言動!同じ孤児院仲間として貴様は何も学習していない!」

ユート「くっ…」

黒咲「少しは学べ!無力な親父の無様な最後を…必要なのは力!相手を粉砕する圧倒的な力!」

ユート「力じゃない…希望だ。俺は父と約束した。俺が最後の希望になると」

黒咲「笑止。お前では希望にはなれん」

ユート「俺のターン!ガガガマンサーを攻撃表示で召喚!レベル4のガガガマジシャンとガガガマンサーでオーバーレイ!エクシーズ召喚!ランク4!ガガガガンマン!!」

黒咲「…」

ユート「力で相手をねじ伏せたとしても新たな戦を生むだけだ。いい加減にそれを理解しろ隼!バトル!!」

黒咲「…」2500→1000

ユート「ターンエンド!」

黒咲「…俺のターン!」

「早くしろよ」

ユート「まだ居たのか…」

黒咲「RR-バニシング・レイニアスを攻撃表示で召喚!このモンスターが召喚・特殊召喚に成功したターンの自分メインフェイズに1度だけ発動!手札からレベル4以下のRRモンスター1体を特殊召喚する。俺は手札から2体目のRR-バニシング・レイニアスを特殊召喚!」

黒咲「レベル4のRR-バニシング・レイニアス2体でオーバーレイ!エクシーズ召喚!ランク4!RR-ブレード・バーナー・ファルコン!!」

黒咲「ブレード・バーナー・ファルコンは自分のライフが相手より3000以上少なくこのカードがエクシーズ召喚に成功した場合に発動できる。このカードの攻撃力は3000アップする!」

ユート「わかってた。君がそう出るのは!」

黒咲「焼き尽くせ!ブレード・バーナー・ファルコン!!」

ユート「罠発動!『攻撃の無敵化』二つの効果の内、俺はこのバトルフェイズ中の俺へのダメージを0にする!」

黒咲「罠発動!『ラプターズ・ガスト』自分フィールドにRRカードが存在し魔法・罠カードが発動した時に発動できる。その効果を無効にし破壊する!」

ユート「なっ…」

黒咲「目に見えぬ希望などこの程度だ。だがお前の目の前にいる力は答えを見せる!」

ユート「まだ終わっちゃいない。俺は…」4000→1500

黒咲「力無きお前が希望を語るなど片腹痛いわ!ターンエンド!」

ユート「俺のターン!カードを1枚伏せてターンエンド」

黒咲「俺のターン」

ユート「お前は父さんの何を否定したいんだ。俺やお前…多くの子供にとって父さんは」

黒咲「親父は弱いから死んだ。それだけだろ…消えろユート!お前では俺には勝てぬ!!」

ユート「勝負はまだ終わっちゃいない!相手モンスターの直接攻撃宣言時、ガガガガードナーは手札から特殊召喚する事ができる!ガガガガードナーを守備表示で特殊召喚!」

黒咲「それがどうした!攻撃対象をそのモンスターに変えるのみ!」

ユート「そして攻撃対象に選択された時、手札を1枚捨てる事でこのカードは戦闘では破壊されない!」

黒咲「運の良い奴だ。まさか逃げ切るとは」

ユート「…」

黒咲「ターンエンド」

ユート「俺のターン!」

ユート「来た…俺はガガガガードナーをリリースしガガガヘッドをアドバンス召喚!このカードが召喚に成功した時、ガガガヘッド以外の墓地のガガガモンスターを2体まで特殊召喚ができる!俺はガガガマジシャンとガガガマンサーを特殊召喚!」

ユート「ガガガマンサーの効果を発動!1ターンに1度、墓地のガガガマンサー以外のガガガモンスターを特殊召喚できる!俺はガガガガードナーを特殊召喚する!」

黒咲「レベル4が3体…ガガガザムライでも出すか?だがそれでは俺の翼を捥ぐ事はできぬ」

ユート「いいや俺がやるのは魔法『ガガガタッグ』を発動!自分フィールドの全てのガガガモンスターの攻撃力は次の自分スタンバイフェイズ時までフィールドのガガガモンスターの攻撃力×500アップする!」

ガガガヘッド 4100

ガガガガードナー 3500

ガガガマンサー 2100

ガガガマジシャン 3500

黒咲「そうか…そう来たか」

ユート「…」

黒咲「何だその顔は」

ユート「昔から手のつけられない男だった。君は…いいやお前は」

黒咲「何が言いたい」

ユート「少しは我慢しろ。隼!お前には我慢が足りない…そして傲慢すぎる!」

黒咲「たった1度の勝利で俺の上に立ったつもりかユート!」

ユート「世間にはお前より強い奴が居る!平和が1番だ…この島でハートランドシティは豊かな地だ。悔い改めろ隼」

黒咲「…」

ユート「そして父さんが亡くなる前の喧嘩っ早いが親分肌だった黒咲隼に戻ってくれ」

黒咲「俺はやりたいようにやる。俺の力を世間に見せてやる…後悔するぞユート!お前がこの俺の魂に火を点けた!」

ユート「バトル…ガガガヘッドでRR-ブレード・バーナー・ファルコンに攻撃!」

黒咲「強くなったなこいつも…」1000→900

ユート「ガガガマジシャン!隼の目を覚まさせてやれ!!」

黒咲「これで俺も心置きなく本土へ行ける…」900→0

翌日

ユート「…」

アレン「面倒な事になったぜユート!なあ聞いてんのか!?」

ユート「隼が本土へ行った…何て事だ」

アレン「隼は派手やるぜ?本土の連中も驚くぜ!なあ!?」

ユート「…」

アレン「やっと本土の連中に目に物見せてやれるぜ!大体知ってるか?東の下北沢じゃ俺らのエクシーズをパクったんだぜ?俺らの結晶をよ!」

ユート「隼…」

キキッ

「早くしろよ」

ユート「そのセンチュリーで本土まで乗せてってくれるのか?」

「おう、考えてやるよ」

ユート「わかった。アレン!母さんに伝えておいてくれ、俺は旅に出ると」

アレン「母ちゃんに怒られるの俺なんだぞ!何勝手な事言ってんだ!」

ユート「上手く伝えてくれ」

アレン「ふざけんな!だったら本棚に隠してあるAV全部母ちゃんに見せるからな!」

ユート「…」

アレン「人妻、熟女、未亡人、義母、若妻…お前の39本のAVぜーんぶだ!親子関係に傷がつくぜ!」

ユート「だが車じゃ海を渡れないな」

「車?クルルァは陸海空で変幻自在なんだよ」

ユート「そう…ところで名前は」

谷岡「谷岡」

アレン「シカトか、馬鹿野郎!どうなっても知らないんぞ!」

赤馬「こ↑こ↓」

遊矢「はぇ~、すっごい大きい」

柚子「何かの罠よ」

遊矢「まさか…」

アユ「あの人デカチンをこれでもかってぐらい見せびらかしてるね」

タツヤ「虚栄心の塊なのさ」

フトシ「シビッ!」

赤馬「入ってどうぞ」

柚子「凄いわ…これが下北沢で1番のデュエル塾!?」

遊矢「当然だろ?何たって下北沢は東国の首都なんだから」

赤馬「そうだ。技術は北国のシティからデュエリストの育成は西国のアカデミアから全て私が丸パクリしたからな」

柚子「丸パクリって」

赤馬「金と頭脳があれば可能だ。どう考えてもオリジナルより上回っている」

遊矢「セコ…」

赤馬「全ては結果オーライの世界!そして榊遊矢!君を呼び出したのは他でもない」

遊矢「え?」

赤馬「君は下北沢の代表として代理戦争をしてもらいたい」

遊矢「何でだよ!」

赤馬「理由は簡単だ。西国のアカデミアの現トップは私の父親…それに北国のジャン・ミシェル・ロジェは何か嫌いだ」

遊矢「父親って前に話してた…あの」

赤馬「私も驚いたよ。久しぶりに出会った殴り合いに発展したからな…お陰でメガネが割れてしまったよ」

柚子「そう…」

赤馬「最も私も奴の肛門にドジョウを流し込んでやったが…それにロジェに至ってはバリカンで丸坊主にした」

柚子「元凶はあなたじゃない!この変態社長!!」

遊矢「お前の責任を俺がケジメを付けるっていうのか!?」

バシッ

遊矢「オォン!」

赤馬「落ち着け」

遊矢「くっ…」

赤馬「いつか三国の何れかが統一せねばならんのだ」

柚子「今のままでいいじゃない!」

バシッ

柚子「フゥン!」

赤馬「いい加減に私に逆らうのはやめた方がいい」

柚子「ムカつく…」

赤馬「戦いは始まっている!」

素良「まあいいじゃないか赤馬社長」

遊矢「君は?」

素良「ぼく素良」

柚子「きっと変態のショタ奴隷よ」

素良「ち、違うよ!貞操観念はしっかりしてるんだから僕は!」

柚子「本当ね?」

赤馬「私はそこまで落ちぶれちゃいない」

遊矢「チッ」

赤馬「戦え榊遊矢!全ては我々のラブ&ピースの為だ!」

遊矢「俺は戦争なんてステージには上がらない。まるで戦国時代に逆戻りじゃないか!帰ろうみんな!」

赤馬「無駄だよ。その扉は私の『どうぞ』という声にしか反応しないのだ」

ユーゴ「えーっと三国対抗の戦が始まる。兵士求む…このシティの大将はアホなのか」

ポイッ

黒「…」

白「…」

ユーゴ「またか」

黒「しゃぶってよ、怒ってんの?」

白「こっちの事情も考えてよ」

ユーゴ「ペッ!やだね」

黒「こ、この野郎」

白「てめえ引き入れねえと俺らが厄介な事になるんだよ」

ユーゴ「俺は連んで行動すんのは嫌いなんだよ。シンジに伝えときな!」

黒「なんだお前根性無しだな」

白「トップス育ちのお坊ちゃんじゃ俺らと行動できねえってのか」

ユーゴ「マジで頭に来る野郎だな!2人揃って棒読みみたいな喋り方しやがって!」

黒「やっちゃいますか」

白「やっちゃいましょうよ」

ユーゴ「黒いのに白いの!てめえら2人じゃ俺に逆立ちしたってデュエルに勝てねえって事を見せてやんよ!」

黒「あのさぁ…」

白「俺達がやるわけないじゃん」

ユーゴ「んだと!」

黒「先生頼みますわ」

白「こいつに世間の厳しさってやつを教えてやってくださいよ」

ユーゴ「誰だか知らねえが相手になってやるよ!」

ユーゴ「お、おっさん…」

黒「ホモビデオのアルバイト中に拾ったんだ」

白「かなり強いぞ」

権現坂「俺の名は権現坂昇」

ユーゴ「コラコラコラァ!なーんでおっさんが混ざってんだ?こりゃガキの喧嘩だぞ!」

権現坂「悪く思うな。これも一宿一飯の恩義の為」

ユーゴ「上等!だったらひとっ走り付き合ってもらうぜ!」

権現坂「…」

黒「…」

白「…」

ユーゴ「先攻は俺が貰うぜ!モンスターを裏守備表示でセットしカードを1枚伏せてターンエンド!」

権現坂「俺のターン!この地での特訓の成果が今こそ開花する!」

ユーゴ「何だってんだ。このおっさんは」

権現坂「まあ聞いてくれぬか俺の話を」

ユーゴ「は?」

黒「あのさぁ…」

白「聞いてやれよ」

権現坂「俺の生まれは東国は下北沢…」

ユーゴ「下北沢?マジかよ!都会人じゃねえか!けど何で下北沢のお前がシティに?」

権現坂「俺は下北沢を追われたのだ…ホモビデオに出演した事でな」

黒「…」

白「…」

ユーゴ「お前…ホモなのか」

権現坂「違う。俺の話を最後まで聞け」

権現坂「そしてここから俺がホモビデオに出た理由を語ろうか」

オォン!アォン!フゥン!ホォン!ホォン!

ユーゴ「この爆音…」

トニー「道の真ん中で何やってんだ!」

デイモン「邪魔なんだよ!」

シンジ「よっ」

ユーゴ「シンジ…」

黒「どうも総長」

白「どうも総長」

シンジ「デュエルやってんのか?」

ユーゴ「見りゃわかんだろ!」

シンジ「ふーん…じゃあユーゴとこの大将が終わるまで待っててやろうや」

ユーゴ「おっさん!話はいいんだよ。デュエルで語ろうじゃねえか!」

権現坂「良かろう!自分の墓地に魔法・罠が存在しない場合、手札の超重武者ビッグワラ-Gは特殊召喚する事ができる!そしてビッグワラ-Gの効果!このモンスターは機械族モンスターをリリースする場合、2体分として扱う!俺は超重武者ビッグワラ-Gをリリースし超重武者ビッグベン-Kをアドバンス召喚!」

ユーゴ「それがお前のエースモンスターってわけか?」

権現坂「下北沢時代のな…さらに自分の墓地に魔法・罠が存在しない事で手札から超重武者ホラガ-Eを特殊召喚!」

権現坂「レベル8の超重武者ベン-Kにレベル2の超重武者ホラガ-Eをチューニング!シンクロ召喚!レベル10!超重武者スサノ-O!!」

ユーゴ「守備表示?」

権現坂「不動!俺のデュエルは不動を体現している!!」

トニー「何だあのおっさん」

デイモン「せっかくの上級モンスターを守備表示って」

シンジ「あいつ強えよ。さてユーゴはどう突破すっかな」

権現坂「バトル!」

ユーゴ「守備表示のままバトルだって!?」

権現坂「超重荒神スサノ-Oは表側守備表示のままで攻撃が可能!順ってこのカードの守備力を攻撃力として扱いダメージ計算を行う!」

ユーゴ「…」

権現坂「超重荒神スサノ-Oでその裏守備モンスターに攻撃!」

ユーゴ「そうはいかねえ!てめえが攻撃したモンスターはロードランナー!こいつは攻撃力1900以上のモンスターとの戦闘では破壊されねえ!」

権現坂「ターンエンド」

ユーゴ「俺のターン!どっちにしろ強力なモンスターって事には代わりがねえな。それに守備力3800だろ?普通じゃねえよ」

権現坂「…」

ユーゴ「どう突破してやろうか…こりゃピンチだぜ」

シンジ「ここで転ける事はねえよなユーゴ」

ユーゴ「!」

シンジ「ここで転けりゃ永遠に追いつけねえぞ?あの人によぉ」

ユーゴ「考えるのはやめた。俺の道は俺が決める…兄貴に追いつくまで俺の道に終わりはねえ!俺はトライデント・ウォリアーを攻撃表示で召喚!」

ユーゴ「トライデント・ウォリアーの効果を発動!このカードが召喚に成功した時に発動できる!手札からレベル3モンスターを特殊召喚する!俺は手札からクイック・スパナイトを特殊召喚!レベル3のトライデント・ウォリアーにレベル3のクイック・スパナイトをチューニング!シンクロ召喚!レベル6!グラヴィティ・ウォリアー!!」

ユーゴ「グラヴィティ・ウォリアーが召喚に成功した時、相手フィールドの表側表示モンスターの数×300アップする!」

権現坂「だが悲しきかなお前の攻撃力ではスサノ-Oには届かぬぞ!」

ユーゴ「勝負ってのは最後の最後までわからねえよ」

権現坂「確かにその通り…ふふふ」

ユーゴ「な、何だ」

権現坂「お前からは俺の初恋の男の気配を感じるぞ」

ユーゴ「やっぱりホモじゃねえか!」

権現坂「ホモではない。愛だ」

ユーゴ「カードを1枚伏せてターンエンド」

権現坂「俺のターン!何を企んでいるかわからんが…行くぞ!」

ユーゴ「グラヴィティ・ウォリアーの効果を発動!1ターンに1度、相手のバトルフェイズ時に相手フィールド上に存在するモンスター1体を選択し発動できる!選択したモンスターは表側攻撃表示にする!」

権現坂「何だと!?だが互いのモンスターの攻撃力は共に2400!同士討ちは逃れぬぞ!」

ユーゴ「俺に限界はねえ!罠発動!『シンクロ・ストライク』シンクロ召喚したモンスター1体の攻撃力はエンドフェイズ時までシンクロ素材にしたモンスターの数×500アップする!トライデント・ウォリアーとクイック・スパナイトの2体で1000アップだ!」

権現坂「…」

ユーゴ「返り討ちだ!」

権現坂「…やりおる」

ユーゴ「どうだ!」

権現坂「ターンエンド!」

ユーゴ「俺のターン!スピード・ウォリアーを攻撃表示で召喚!そしてロードランナーを守備表示から攻撃表示へ表示形式を変更!」

権現坂「見事!」

ユーゴ「さあ、振り切るぜ」

権現坂「俺もまだまだか」

黒「あのさぁ…」

白「その程度のシンクロ召喚じゃ甘いよ」

ユーゴ「楽しかったぜおっさん」

権現坂「こう見えても俺は14歳だぞ」

ユーゴ「冗談は老け顔だけにしろよ?おっさん」

シンジ「じゃ行くか」

ユーゴ「待てよシンジ!」

シンジ「あ?」

ユーゴ「ちょっと話があんだけどよ」

ユーゴ「下北沢に行くわ」

シンジ「下北沢に?えらく突然じゃね?」

トニー「通行証居るんだぞ?わかってんのか」

デイモン「いや待てよ…こいつ」

ユーゴ「こういう時こそ親のコネってやつよ。滅多に帰らねえんだから子孝行しろっつうんだよ…それに下北沢に行かなきゃいけねえ気がしてさ」

シンジ「いいんじゃね?行って来いよ。それに下北沢には人気AV女優のルドガー・ゴドウィンも居るって話だしよ」

ユーゴ「よっしゃ!俺ん家に来いよ。そんで俺の代わりに姉貴のこと頼むわ」

権現坂「姉貴?女か?」

ユーゴ「女に決まってるじゃん。どうせ男にしか興味ねえんだし宿無しなんだから…頼むわ」

権現坂「…うむ」

ユーゴ「それに黒いのと白いのは俺の中間テスト代わりに受けとけよ。でねえと無理矢理しゃぶらせっからな」

シンジ「へへへ!こいつは下北沢に嵐が吹き荒れるぜ」

ユーゴ「じゃあな!」

シンジ「さてと権現坂昇だよな?」

権現坂「うむ」

シンジ「ホモビに出たのは1度だけじゃねえな?何度も出てるだろ」

権現坂「何故それを!?」

シンジ「ファミリー劇場のホモビ特集で見たからよ。たった1度の過ちってのは通用しないんだぜ」

権現坂「…」

シンジ「そう暗い顔すんなって!これから仲間になるお前に歓迎会してやっから」

権現坂「歓迎会?」

シンジ「これからお前を集団レイプする。けど性欲任せでやるんじゃねえ…お前がこの格差社会のシティで生きてける精神力か試してえ」

権現坂「成る程…受けて立つ!」

シンジ「それでこそ男だぜ!さあコモンズ!この種壺にてめえらのチンコをぶち込んでやれ!!」

柚子「どうぞって言いなさいよ!」

遊矢「言えよ!」

赤馬「無駄だ。私は決して言わん」

柚子「どうしよう…このままじゃこいつの思う壺よ!」

遊矢「権現坂!あいつに」

柚子「あいつホモビに出て姿を消したじゃない」

遊矢「クソ…何でホモビなんかに」

赤馬「戦争するんだ!君は駒として北国や西国と殺し合うのだ!」

柚子「やっぱり家計が苦しいからなんじゃ」

遊矢「今時道場だしな…」

柚子「けど昔からホモだって話よね」

遊矢「ほら小学校の時に校長先生を朝礼で犯したろ?」

柚子「大騒ぎになったよね」

遊矢「あれで親子の仲に亀裂が入ったってよく愚痴ってたろ」

赤馬「そんな話をしてる場合じゃないぞ」

チャキッ

アユ「あ、拳銃よ!」

タツヤ「危ない奴だな!」

赤馬「こうなれば私も鬼になるしか無い」

遊矢「何!?こいつがどうなってもいいのか!」

素良「やめちくり~」

柚子「私達を出さないとこの子に危害を加えるわ!」

赤馬「塾生の1人や2人が死のうとも私の知った事ではない」

遊矢「ほら命乞いしろ!」

バシッバシッバシッ

素良「痛いんだよォォォ!!」

柚子「痛いのはわかってるのよオラァ!YO!!」

フトシ「シビッ」

アユ「その子に人質の価値は無いって言ってるよ」

フトシ「シビッ」

タツヤ「西国アカデミアのスパイだって」

遊矢「お前…スパイだったのか」

柚子「酷い…」

素良「何で会ったばかりの人間に冷めた目で見られなきゃいけないんだ」

遊矢「恥ずかしくないのか!」

柚子「最低よ!」

素良「いやいや待ってよ!何なんだ君達は!?」

パァンッ

素良「うっ!」

ドサッ

赤馬「スパイには死を」

遊矢「お前…それでも人間か!?」

柚子「この悪魔!」

赤馬「企業秘密を持ってかれたら洒落にならない」

遊矢「お前の父親が首領なら秘密なんてダダ漏れも当然じゃないか!そんな事で人の命を奪うなんて…」

柚子「見下げ果てた外道だわ」

素良「だから言ったじゃないか…スパイだなんて無理だって」

デニス「ハゲが下北沢とシティと戦争するって息巻いてるんだってさ」

ユーリ「ふーん…」

デニス「ま、関係無いよね」

ユーリ「遅いよ」

素良「し、仕方ないだろ。混んでたんだから…て言うか何これ」

デニス「暇潰しに他校の子達と喧嘩したんだよ。勿論ユーリがね」

ユーリ「失礼な言い方だね。経験値を上げてるのさ」

素良「経験値?」

ユーリ「ここに転がってる雑魚でも経験値にはなるのさ」

デニス「それが意味不明なんだよね。雑魚なんて所詮は雑魚でしょ」

素良「この2人はイかれてる…はっきり言って精神異常者だ」

デニス「やるなら派手にやりなよ?こーんな陰湿でチマチマしたやり方よりさ」

ユーリ「僕には僕のやり方があるんだよ。そうだろ素良」

素良「僕の中学生活はこの極悪コンビと出会った事で終わってしまった…こいつらのせいで僕までヤバい奴だって巷じゃ」

デニス「ほら素良も理解できないってさ」

ユーリ「あーあ反抗期か…」

素良「え!?」

ユーリ「また調教しなきゃダメだね」

デニス「だってさ」

素良「いや待ってよ!何でもするから許して!」

デニス「ん?」

ユーリ「今なんでもって」

素良「お、大人しくしないと酷い目にあうぞ!」

マジメ「ハハア…」

素良「き、聞けよ僕の話を!」

マジメ「あのさ、俺、そろそろバイトなんだよね…」

素良「ちょっと待ってよ!ねえ君!」

ユーリ「全然ダメじゃん」

デニス「時給幾らぐらいなの?」

マジメ「ハチゴー」

デニス「普通だね」

ユーリ「君は何をやってもダメだね。僕の真似すればいいんだよ?」

素良「…」

ユーリ「簡単な事だと思うけどなぁ…」

素良「ふざけるな!」

ユーリ「おー怖」

素良「もう我慢できない!一転攻勢の姿勢を貫くぞ」

ユーリ「やって見なよ」

素良「やってやるさ…やってやる!」

ユーリ「いい覚悟だ」

デニス「何盛り上がってるの」

ユーリ「喧嘩売られちゃった」

デニス「へえ…そりゃ一転攻勢したくなるよね」

素良「…」

ユーリ「けど勝つのは常に僕だ。ノーコンテニューでクリアしてあげるよ」

素良「僕のターン!永続魔法『トイポット』を発動!1ターンに1度、手札を1枚捨てて発動できる。デッキから1枚ドローしお互いに確認し、そのカードがファーニマルモンスターだった場合、手札からモンスター1体を特殊召喚する事ができる。ドローしたモンスターはファーニマル・ベア!このモンスターを特殊召喚する!」

素良「そして魔法『融合』を発動!フィールドのファーニマル・ベアと手札のエッジインプ・シザーを融合!融合召喚!デストーイ・デアデビル!!」

素良「好調な出だしだ…負ける気がしない!」

デニス「勿体ないな君は」

素良「ターンエンド」

ユーリ「さあ図に乗るのは終わりだよ素良」

素良「終わるのは君の方なんだよ!」

ユーリ「そしてローンファイア・ブロッサムを攻撃表示で召喚!ローン・ファイア・ブロッサムの効果を発動!1ターンに1度、自分フィールドの表側表示の植物族モンスターを1体をリリースしデッキから植物族モンスター1体を特殊召喚する!僕はデッキから姫葵マリーナを特殊召喚!」

素良「バーカ!その攻撃力じゃ全然ダメなんだよ!」

ユーリ「装備魔法『薔薇の刻印』を発動!この装備カードは特別でね。対象は相手モンスター!」

デニス「出た出た」

ユーリ「墓地の植物族モンスター1体を除外し相手モンスターのコントロールをエンドフェイズ時まで得る」

素良「そ、そんな…」

ユーリ「ヒマワリの花言葉って知ってる?あなただけを見つめてるだってさ」

素良「君…まさかホモなのか」

ユーリ「こう見えても花屋の倅だからね僕」

デニス「終わりだね。これが君とユーリとの差だ」

素良「た、大変な事になった…このままじゃ逆さ吊り鞭責めされてしまう…」

デニス「ライフが0になったら逃げるんだ。真っ直ぐ下北沢にね」

ユーリ「あーあ親友に裏切られてるよ」

素良「何で下北沢に…」

デニス「スパイをするんだ。そして下北沢のデュエリストを味方につけてユーリと戦うんだ…利用するだけ利用して生き残りなよ」

素良「わ、わかった。ユーリ!今度会う時はお前の最後だ!!」

ユーリ「バトル」

数日後

素良「今にして思えばデニスの言ってた事は意味不明だ…けど切羽詰まった状態じゃ仕方ないね」

遊矢「撃たれたのに回復するなんて」

柚子「まるで怪物ね」

素良「チッ」

遊矢「けど良かったよ。友達が死なれちゃ目覚め悪いもんな」

素良「友達?」

遊矢「うん」

素良「信用できないなぁ…」

柚子「花瓶に花が飾ってあるわ。誰か来たのかな」

素良「は、花…」

柚子「イチハツね」

遊矢「友達?俺以外にいなさそうだけど」

素良「イチハツの花言葉は火の用心…あいつだ!あいつが来たんだ!!」

遊矢「誰だよあいつって」

素良「ユーリ…異常者の中の異常者だ」

遊矢「ロシア人かな?」

素良「違う!」

遊矢「病院で大声を出すな!」

素良「君だって!」

遊矢「お前の与太話を聞いてる暇はないんだ。じゃ」

素良「クソ…何なんだあいつは!」

柚子「榊遊矢よ」

遊矢「…何かこのAV女優トカゲっぽいな。けど喘ぎ声が凄いからファンなんだよなぁ…」

ユート「人妻爆乳女教師~夫と教え子の間で揺れる情~…神聖なる教員のAVは気に食わんが人妻か…」

ユーゴ「借りよっかな。けど宿ねえし…しかも人妻って…罪悪感高めじゃんか」

ユート「借りよう」

ユーゴ「行動するしかねえ!」

ユート「ん?」

ユーゴ「あ?」

ユート「すまないが俺の方が早かった」

ユーゴ「俺のが早えよ!」

遊矢「AVコーナーで喧嘩する人なんて始めて見たよ」

「イキスギィ!」

遊矢「野獣?野獣なのか!?」

ユーリ「うるさいよ君達」

「ンアッー!」

遊矢「野獣!何か俺に伝えたい事があるのか!?」

ユーゴ「離せコラァ!」

ユート「表に出ろ。ここでは他の客に迷惑がかかる」

ユーリ「野蛮だねぇ」

遊矢「野獣…一体俺に何を伝えたかったんだ」

ユーリ「…」

遊矢「何だよ」

ユーリ「君の持ってるAVホモ物だけどホモなのかい?」

遊矢「こ、このトカゲのAV女優…男なのか」

ユーリ「どう見たって男だよ」

谷岡「あくしろよ」

ユーゴ「俺は今イライラしてんだよ!てめえ見てえな黒ずくめに俺のDホイールを奪われて俺の怒りはフルスロットルだぜ!」

ユート「それは…目つきが異常に悪いノッポの悪党みたいな男か」

ユーゴ「おうよ。俺が野糞してたらパクられちまってよ…お陰でフルチンで追っかけたんだぞ!」

ユーリ「君達の知り合いだったんだ」

ユート「君も見たのか」

ユーリ「これ見てよ。泥跳ねられちゃって」

ユーゴ「お前は」

遊矢「全然知らない」

ユーゴ「あいつの仲間か!?」

ユート「兄弟分だ」

ユーゴ「だったら案内しろ!」

ユート「俺はそいつを探しに本土へ来た。大変な道のりだった…」

ユーリ「クリーニング代請求しなきゃね。ほら案内しなよ」

ユート「だから知らない」

赤馬「そこまでだ」

遊矢「赤馬零児…お前もAVを借りに」

赤馬「借りるなんてセコい真似はしない。私は買い占める側の人間だ」

遊矢「じゃあ何しに来たんだ」

赤馬「君に用は無い。そこの3人にあるんだ」

ユート「俺達に?」

赤馬「勝手に国境を超えた君は逮捕。そして君は代表者だから許そう。それと君は誇り高き一族の子だから返そう」

ユート「本土の人間は何処まで差別主義なんだ!何故俺だけ逮捕される!?」

赤馬「連れて来たよ父さん」

零王「よし!これより代表戦を行う」

ロジェ「その勝者が三国の王…それでいいですね」

ユーリ「画質いいね。ハゲ」

零王「くっ…立体映像だからと言って今の発言は記憶したぞ」

遊矢「ったく本気でするの?」

赤馬「そうだ。但し代表は君ではない!現れよ、東国下北沢の代表!」

黒咲「…」

ユート「隼!?どうして…」

黒咲「金になるからな」

ロジェ「そして我が北国シティからは!」

蓮「…」

ユーゴ「デュエルチェイサー部隊長の白闘気の蓮…厄介な野郎が出てきたぜ」

零王「西国アカデミアはお前だ」

ユーリ「勝手言ってくれるよ」

ユーゴ「てめえ!俺のDホイール返しやがれ!!」

蓮「権現坂昇の友人…君か」

遊矢「うん」

蓮「国際指名手配中の変態糞親父と川で糞遊びをしているところを逮捕させてもらった」

遊矢「ファッ!?」

ユーゴ「マジかよおっさん!」

蓮「それに違法な裏ホモビにも出ていた疑いがある。極刑は間逃れない」

遊矢「い、いつか再会できると信じてたのに…権現坂!!」

ユート「何の真似だ隼!飛び出したかと思えば本土の人間に魂まで売って!」

黒咲「黙れ。金になると言っただろ」

ユート「いつから金に魂を売る人間になった!」

赤馬「…」

零王「そこに居るガキはハートランドの生まれか?あんな小さな島国に資金援助したのが間違いだった」

赤馬「だから私は言ったんだ。リゾートがどうとか言って結局計画は頓挫して島の連中は独自の力を身につけてしまったんだぞ父さん」

零王「黙らんか零児!父親の揚げ足を取るんじゃない!」

赤馬「それに榊遊勝との過去の関係まで暴露されて…恥ずかしいとは思わないのか」

遊矢「父さん!?どういう事だ!」

赤馬「お互いの初体験の相手だったそうだ」

零王「私と遊勝は中3の夏から大学2年まで交際していた…洋子!あのあばずれが居なければ…私達は」

ロジェ「プッ」

赤馬「それに今や北国を支配するこの男達の件もだ」

零王「許さんぞ零児!それに今この私を笑ったな001!」

ロジェ「今の私にはジャン・ミシェル・ロジェという立派な名があるのですよ」

赤馬「あの2人…いや正式には108体か、彼らの正体はあのハゲが作ったデュエルロイド」

遊矢「デュエルロイド?」

零王「零児!」

赤馬「彼らは学習し力をつけ人間と遜色変わらなかった…だがハゲのマヌケな姿を見て離反した。そうだな父さん」

零王「くっ…やめろ零児…父親の恥を話すんじゃない!」

赤馬「あれから15年…この用な形で再会するなんて感動だな父さん」

零王「ユーリ!奴を黙らせろ!ユーリ!!」

遊矢「父さんはやっぱり…やっぱりホモなんだ」

黒咲「どいてろユート」

蓮「私達はもう只の機械じゃない。新たなる種だ」

ユーリ「ははっ!心が躍るね」

素良「死ねえええええええええ」

バシッ

素良「痛いんだよォ!」

ユーリ「不意打ちなら少しは上手くやりなよ」

素良「わかったわかったわかったよもう!」

ユーゴ「なーにが戦争だ!やい長官!蓮!ふざけんじゃねえぞ!」

ロジェ「これは坊ちゃんには関係の無い事なのですよ」

蓮「…」

ユーゴ「坊ちゃんじゃねえ!俺はユーゴだ!!」

ユート「帰ろう隼」

黒咲「お前1人で帰るんだな」

赤馬「閃いた」

零王「どうした」

赤馬「代表戦は中止!これより下北沢独占の大会を開始する!」

零王「な、何だと!?零児!」

ピッ

ロジェ「身勝手な人だ。さすがは赤馬零王の息子」

赤馬「お前達はレオ・コーポレーションの所有物だ。人間と同等に立ったつもりでいるかもしれないが大間違いだぞ」

ロジェ「人間風情が…!」

ピッ

赤馬「以上だ。本日は解散!」

翌日

遊矢「赤馬零児…俺を厄介ごとに巻き込んで!何様なんだよ」

柚子「それでこの人達は」

ユーゴ「よろしく頼むぜ」

ユーリ「綺麗な女子だ。下着貰いなよ」

素良「そんな事したらパパに怒られちゃうだろ!」

ユーリ「は?」

素良「…」

遊矢「赤馬が部屋用意するの面倒だからって俺の家で泊まらせろって言ってさ」

柚子「男同士で?やっぱりホモね」

遊矢「は?」

柚子「ううん」

遊矢「それにもう1人居るんだけどさ」

柚子「もう1人?」

遊矢「あそこ」

ユート「…」

遊矢「みんな中2なんだってさ」

柚子「やっぱり美少年同士が一つ屋根の下なんて不潔よ」

遊矢「人をホモ扱いするな!訴えるぞ!」

谷岡「早くしろよ」

ユート「ああ」

柚子「あのヤクザも?」

遊矢「ずっとユートにくっ付いてるんだ」

遊矢「何処行くんだよ」

ユート「俺は本土の人間の世話になりたくない」

ユーゴ「んなこと言うなって」

ユート「温室育ちの君にはわからんだろうな」

ユーゴ「あ?何だこの野郎…」

ユーリ「妬んでるのさ」

ユート「…」

ユーリ「小さな島国の生まれで孤児…そうなんだろ」

ユート「どうして俺が孤児だと」

ユーリ「彼への噛み付き方から見て何となく察したよ。若しくは貧乏人って線もあったけどね」

ユート「…」

遊矢「俺の父親はホモで家族を残して失踪した。お陰でホモの息子って虐げられて来た」

ユーゴ「俺は自慢じゃねえが金持ちよ。けど親父もおふくろも仕事で帰って来ねえし兄貴は旅に出たしデカい屋敷で姉貴と2人なんだぜ?」

ユーリ「僕の実家は自営業だから」

ユート「…」

谷岡「お前同年代の友達は初めてか、力抜けよ」

ユート「…谷岡」

谷岡「おい、こいつの心の闇を光に変えてやれよ」

遊矢「ったくしょうがないなぁ」

ユート「何処行くんだ谷岡」

谷岡「昔、世話になった兄貴分のところに行くんだよ」

ユート「早く帰って来るんだぞ」

谷岡「おう、考えてやるよ」

それから一週間俺達四人と素良と谷岡は一つ屋根の下で暮らした

そんな俺達を見て柚子は完璧に俺をホモ扱いし何だか溝ができた気もする

そしてユートは母さんの下着をぼんやりと眺めてばっかだった

赤馬「えー8人のデュエリストによる第114回下北沢一デュエル大会を始める」

「ふざけるな!」

「ケツの穴舐めろ」

「金金言ってんじゃねえよガキのくせにオォン!?」

遊矢「テンション低いな」

ユート「入場料は14万3000円だそうだ」

ユーリ「アホくさ…」

ユーゴ「ぼったくりじゃね?」

赤馬「これがトーナメント表だ」

黒咲隼-紫雲院素良

ユーゴ-蓮

沢渡シンゴ-ユート

榊遊矢-ユーリ

遊矢「沢渡!?」

沢渡「LDSの代表として派手に暴れてやるぜ!」

遊矢「他の奴じゃダメだったのか」

沢渡「俺しかいねえ…って言いたいんだけどな。元凶はあいつだ」

遊矢「黒咲隼?」

沢渡「あいつが暴れてLDSの連中はみんなビビって軍門に下ったんだよ」

遊矢「ファッ!?並み居るLDSを!?」

沢渡「気をつけろよ。あいつは普通じゃねえぞ」

黒咲「…」

素良「目つき悪いね」

黒咲「何だお前は」

素良「紫雲院素良って…まさか漢字読めないタイプ?」

黒咲「…」

素良「な、何だよユーリに言いつけるぞ!」

黒咲「何ターンで終わりたい」

素良「余裕だね。こう見えても僕は」

黒咲「…」

素良「な、何か無茶苦茶ムカつくぞ」

ユート「…」

ユーリ「賭けようか」

ユート「隼の勝ちだ」

ユーリ「それじゃあ賭けにならないよ」

ユート「…」

ユーゴ「じゃあ…黒咲」

沢渡「絶対に無理だぜ」

遊矢「俺も黒咲」

ユーリ「ダメだね。賭けにならないや…素良」

素良「な、何」

ユーリ「殺す気でデュエルしちゃいなよ」

素良「行くも地獄…戻るも地獄だ…」

黒咲「RR-スカル・イーグルを攻撃表示で召喚!そして魔法『RR-コール』を発動!自分フィールドのRRモンスター1体を対象に発動できる。そのモンスターと同名モンスター1体を手札・デッキから守備表示で特殊召喚する。俺はデッキから2体目のRR-スカル・イーグルを特殊召喚!」

黒咲「レベル3のRR-スカル・イーグル2体でオーバーレイ!エクシーズ召喚!ランク3!RR-デビル・イーグル!!」

黒咲「スカル・イーグルがエクシーズ召喚の素材になった時、そのエクシーズモンスターの攻撃力を300アップさせる。2体で600…よってデビル・イーグルの攻撃力は1600」

黒咲「カードを1枚伏せてターンエンド」

素良「僕のターン!ファーニマル・マウスを攻撃表示で召喚!そしてファーニマル・マウスの効果を発動!このカードがフィールド上に存在する限り1度だけ自分メインフェイズに発動できる。デッキからファーニマル・マウスを2体まで特殊召喚する!」

素良「そして魔法『融合』を発動!フィールドのファーニマル・マウス3体と手札のエッジインプ・シザーを融合!融合召喚!デストーイ・シザー・タイガー!!」

素良「デストーイ・シザー・タイガーの効果を発動!このモンスターが融合召喚に成功した時、融合素材としたモンスターの数までフィールドのカードを対象に破壊する!」

黒咲「…」

素良「これで君のフィールドはガラ空きだ!ざまあ無いね!」

黒咲「…」

素良「徹底的に調教してあげるよ!デストーイ・シザー・タイガーはがフィールドに存在する限り自分フィールドのデストーイ・モンスターの攻撃力はファーニマルモンスター及びデストーイモンスターの数×300アップする!自身の効果でデストーイ・シザー・タイガーの攻撃力は1900から2200!やっちゃえ!」

黒咲「…」4000→1800

素良「カードを1枚伏せてターンエンド!」

黒咲「俺のターン」

ユート「命知らずなのか」

ユーリ「ただの世間知らずさ」

ユート「間違いなくデュエル終了後に殴られるぞ」

ユーリ「ま、多少はね?」

ユート「隼は舐められる事が1番嫌いだ。それに売られた喧嘩は誰が相手だろうと買う…それが黒咲隼なんだ」

黒咲「勝者は俺だ」

素良「じゃあオラオラ来いよオラァ!」

黒咲「ここからは俺がエクシーズを更に進化させた奥義を見せてくれる」

赤馬「…」

黒咲「魔法『死者蘇生』を発動!墓地のRR-デビル・イーグルを特殊召喚!」

赤馬「オーバーレイ・ユニットを持たぬエクシーズモンスターなど蘇生させて何を考えているんだ」

黒咲「本土の連中よ!その目に焼き付けろ!!これが俺達エクシーズの先を行く術!RUMだ!」

遊矢「ランクアップ…マジック?」

ユート「エクシーズは俺達が南国ハートランドの民が生み出した召喚…」

遊矢「それぐらい知ってるよ。じゃあ何なんだよ教えろよ!」

ユート「慌てるなよ…慌てるな」

黒咲「RUM-レイド・フォースを発動!自分フィールドのエクシーズモンスター1体を対象に発動!そのモンスターよりランクが一つ高いRRエクシーズモンスターを対象のモンスターに重ねてエクシーズ召喚を行う!ランクアップ・エクシーズ・チェンジ!」

素良「お、おしっこ出ちゃう…」

黒咲「ランク4!RR-ライズ・ファルコン!!」

素良「あれ…審判!審判!」

赤馬「誰が審判だ。神と呼べ」

素良「あ、あいつ!手札の数が増えてるよ!反則だ!失格!失格!」

黒咲「貴様が破壊した罠『RR-リターン』はRRモンスターがカード効果で破壊された事で墓地から除外する事でデッキからRRカードを1枚手札に加える事ができる」

赤馬「そうらしい」

素良「ぐぬぬ…」

黒咲「そしてRR-ライズ・ファルコンのオーバーレイ・ユニットを一つ使い相手フィールドに特殊召喚されたモンスター1体の攻撃力を対象に発動!その攻撃力分アップする!」

黒咲「その悪趣味なぬいぐるみを地獄へ叩き込め!!」

素良「痛いんだよぉ!」4000→3900

黒咲「カードを1枚伏せターンエンド」

素良「僕のターン!あいつの手札は1枚しか残っちゃいない。それに勝利は僕の手の中にあるも同然なんだ!罠発動!『デストーイ・カスタム』自分の墓地のファーニマルモンスターまたはエッジインプモンスターを特殊召喚する。僕はエッジインプ・シザーを特殊召喚!」

素良「さらに僕は魔法『融合回収』を発動!墓地の融合カードと融合素材に使用したモンスターを手札に加える」

素良「勝者は僕だ!フィールドのエッジインプ・シザーと手札のファーニマル・マウスを融合!融合召喚!デストーイ・デアデビル!!」

素良「君が何であろうと勝つのは僕!バトルだ!!」

黒咲「自分のRRモンスターが相手モンスターの攻撃対象に選択された時、手札のRR-ブースター・ストリンクスを除外する事でその攻撃モンスターを破壊する!」

素良「ファッ!?」

黒咲「イタチの最後っ屁ってやつか」1800→1000

素良「ターンエンド…逃げなきゃ」

「紫雲院様逃げてはダメですよ」

素良「何だこのおっさん!?」

赤馬「言い忘れていたが敗者にはそこに居る2人のウェイターが糞料理を振る舞う事になっている」

素良「この人おかしい…」

黒咲「俺のターン!罠発動!『エクシーズ・ソウル』自分または相手墓地のエクシーズモンスターと自分フィールドのモンスターを対象に発動!自分フィールドのモンスターの攻撃力はエンドフェイズ時まで墓地のエクシーズモンスターのランク×200ポイントアップする!」

素良「おい話せよ!僕は玩具工場の御曹司だぞ!」

「紫雲院!」

素良「チンピラ程度が僕を呼び捨てするな!」

黒咲「さらに装備魔法…」

素良「審判!こいつらが邪魔するから僕が負けたんだ!おい聞いてるのか!?」

赤馬「…」

黒咲「バトルだ!そのチビを糞喰漢にランクアップさせてやれ!!」

素良「痛いんだよォォォ!!!!!!!」3900→0

赤馬「えー勝者は黒咲隼」

「一品目がウェルカムドリンクでございます」

素良「うげっ…これおしっこじゃないか…まあいいや」

「如何でしょうか?」

素良「非常に新鮮で非常に美味しい」

ユーゴ「負けたら小便飲まされるってか…それどころじゃねえ!何かウンコ臭えぞ」

蓮「…」

ユーゴ「その仮面はあれか?臭いを防ぐのか…くれよ」

蓮「…」

ユーゴ「お前ロボットだから臭いとか感じねえ」

蓮「デュエルロイド…ロボットではない」

ユーゴ「一緒じゃねえか!」

蓮「違う。我々は学習し個々を高め地上の頂点へ君臨する」

ユーゴ「なーにが頂点に立つだ!おっさんをパクりやがって!」

蓮「糞遊びは罪だ。場合によっては死刑もあり得る」

ユーゴ「てめえには情がねえのか?」

蓮「あるさ、但し君達には適用しないがね」

ユーゴ「ふざけやがって!俺が勝ったらおっさんを解放しろ!俺はスピード・ウォリアーを召喚しカードを2枚伏せてターンエンド!」

蓮「私のターン!」

ユーゴ「さあ出しやがれ、白闘気を…810人の軍勢を誇ったチームビーストを片っ端からホモの道から外させたデッキを…!」

蓮「私のターン!私はフィールド魔法『伝説の都 アトランティス』を発動!」

ユーゴ「海!?」

素良「溺れる!溺れる!」

「紫雲院様逃げてはダメですよ」

「紫雲院!」

蓮「白闘気は不足の事態にのみ発動する。君レベルの人間には勿体無い…因みにこのカードは海として扱う」

ユーゴ「舐めんじゃねえ!それぐらい知ってんだよ!」

蓮「そして、このカードがフィールドに存在する限りお互いの手札・フィールドの水属性モンスターのレベルは一つ下がる。私はギガ・ガガギゴを攻撃表示で召喚!」

蓮「君では私には勝てない」

ユーゴ「うるせえ!やって見ろ馬鹿野郎!」

蓮「アトランティスの効果でフィールドの水属性モンスターの攻撃力と守備力は200上がる」

ユーゴ「ぶちかましてやるよ蓮…人間のパワーって奴を見せてやるよ!」

蓮「私はカードを2枚伏せてターンエンド」

ユーゴ「はあ?」

蓮「攻撃だけが全てではない」

ユーゴ「俺のターン!ダッシュ・ウォリアーを攻撃表示で召喚!永続罠『調星のドラッグスター』を発動!このカードは発動後、機械族・炎属性のチューナーモンスターになる!ひとっ走り付き合ってもらうぜ、蓮!」

ユーゴ「レベル2のスピード・ウォリアーとレベル3のダッシュ・ウォリアーにレベル1の調星のドラッグ・スターをチューニング!シンクロ召喚!レベル6!マイティ・ウォリアー!!」

蓮「…」

ユーゴ「さあ、振り切るぜ!」

蓮「攻撃力は私の方が高いぞ」

ユーゴ「そんなの見りゃわかるんだよ!俺は手札からラッシュ・ウォリアーを墓地へ送る事で発動する!このモンスターが自身のシンクロモンスターと戦闘を行うダメージ計算時に墓地へ送る事でそのシンクロモンスターの攻撃力はダメージ計算時のみ倍になる!」

蓮「…」

ユーゴ「マイティ・ウォリアーの攻撃力4400!行けーッ!!」

蓮「罠発動!『ドレインシールド』を発動」

ユーゴ「ファッ!?」

蓮「どうやら食糞をするのは君のようだ」4000→8400

ユーゴ「ターンエンド!まだだ…まだ俺には伏せカードが残ってる。こいつで」

蓮「私のターン!罠発動!『戦友の誓い』エクストラデッキから召喚したモンスターが自分フィールドに存在しない場合、相手フィールド上に存在するエクストラデッキから特殊召喚されたモンスター1体を対象に発動!選択したモンスター1体のコントロールをエンドフェイズ時まで得る」

ユーゴ「ウーン…」

蓮「これが温室育ちの君と私達の差だ。バトル」

ユーゴ「蓮…今日だけは負けてやる。けど俺はてめえをぶっ倒す日までブレーキを止めねえ!」

「2品目は前菜となります」

素良「ほら食べなよ」

「デジタル…スティックでございます」

素良「ベジタブルでしょ?これだからスカトロAV男優は」

赤馬「君が食べるんだ」

素良「いやいや変でしょ!こいつが食べるんじゃないの!?」

ユーゴ「負けちまったよ姉ちゃん…ボロ負けだぜ」

「特製ソースを付けお召し上がりくださいませ」

赤馬「由緒ある家柄の御子息にウンコ食べさせるなんて戦争の引き金になるだけだ」

素良「ふざけるな!」

赤馬「えー気を取り直して3回戦へ」

ユート「…」

沢渡「まあ見てろって沢渡シンゴ様の実力を見せてやるからよ!行くぜ、俺のターン!手札を1枚捨て炎帝家臣ベルリネスを特殊召喚!そして俺は炎帝家臣ベルリネスをリリースし炎帝テスタロスをアドバンス召喚!」

沢渡「炎帝テスタロスの効果を発動!このモンスターがアドバンス召喚に成功した場合、相手の手札をランダムに1枚選び墓地へ捨てる。そしてそのカードがモンスターカードだった場合、レベル×100のダメージを与える!」

ユート「レベル4のタスケナイトか…」4000→3600

沢渡「カードを1枚伏せてターンエンド!」

ユート「さあ、ショータイムだ。俺のターン!」

沢渡「永続罠『帝王の溶撃』を発動!自分のエクストラデッキにカードが存在せず、自分フィールドにアドバンス召喚したモンスターが存在する場合、発動できる。このカードが魔法・罠ゾーンに存在する限りアドバンス召喚したモンスターの以外のフィールドの表側表示モンスターは無効になる」

ユート「厄介な効果だ。このご時世にエクストラデッキを封じられるとは」

沢渡「これぞ帝王沢渡の真価だぜ!遊矢!次は必ず倒すから覚悟しろ!!」

ユート「ガガガマジシャンを攻撃表示で召喚!カードを1枚伏せてターンエンド」

沢渡「俺のターン!」

素良「やめちくり~」

沢渡「俺は炎帝テスタロスをリリースし爆炎帝テスタロスをアドバンス召喚!」

ユート「レベル8のモンスターを1体だけでリリースだと」

沢渡「これぐらいで驚いてるんじゃねえよ。こいつはアドバンス召喚したモンスターが存在する場合、1体分だけ減る奴でな。さらに効果を発動!このモンスターがアドバンス召喚に成功した場合、相手の手札を確認し1枚捨てる。そして捨てたカードがモンスターカードだった場合、相手にそのモンスターのレベル×200のダメージを与える!」

沢渡「ガガガカイザーか…こいつだな」

ユート「…」3600→3000

沢渡「そしてこのカードが炎属性モンスターをリリースしアドバンス召喚に成功した場合、相手に1000のダメージを与える!」

沢渡「これで決まりだな。お前!あいつ見たいにウンコ食う事になるぞ!」

ユート「デュエルは最後までわからない…それに俺は最後の希望だ」3000→2000

沢渡「八方塞がりってやつだぜ。この田舎者が!バトル!」

ユート「罠発動!『攻撃の無敵化』選択したモンスターは戦闘及び効果では破壊されない!」

沢渡「だがダメージは受けてもらうぜ!」

ユート「…」2000→700

沢渡「ターンエンド!こりゃ俺の勝ちが見えて来たぜ」

ユート「俺のターン…ドロー!」

沢渡「ま、お前も島育ちにしちゃよくやった方だよ。けど俺が相手じゃ分が」

ユート「勝利の方程式は全て揃った。魔法『ガガガボルト』を発動!自分フィールドにガガガモンスターが存在する場合に発動できる。フィールド上のカードを1枚選択し破壊する!俺が選択するカードは爆炎帝テスタロス!」

ユート「これで君の永続効果も発動する事もできずフィールドはガラ空きだ」

沢渡「そ、それがどうした!まだ終わっちゃいねえぞ!!」

ユート「そうだな。さらに俺は装備魔法『ガガガリベンジ』を発動!自分墓地のガガガモンスターを選択しこのカードを装備し特殊召喚する。俺は墓地のガガガカイザーに装備!さらにガガガカイザーの効果を発動!1ターンに1度墓地のモンスターを除外する事で自分フィールドのガガガモンスターは除外したモンスターと同じレベルになる。俺はタスケナイトを選択し除外!」

ユート「レベル4のガガガマジシャンとガガガカイザーでオーバーレイ!エクシーズ召喚!レベル6!ガガガザムライ!!」

ユート「ガガガリベンジを装備したモンスターがエクシーズ素材になりガガガリベンジが墓地へ送られた時、自分フィールド上の全てのエクシーズモンスターの攻撃力は300アップする!さらにガガガザムライのオーバーレイ・ユニットを一つ使う事でガガガザムライは1度のバトルフェイズで2度の攻撃が可能!」

沢渡「い、一気にひっくり返しやがった…」

ユート「さあ、フィナーレだ」

「次はメインの糞・ハンバーグでございます」

素良「とうとう糞って言ったぞこいつ!さあ君が食すんだ!」

赤馬「彼は市長の息子なので君が食べるんだ」

素良「はあ?そんなのあり得ないだろ!」

赤馬「えー続いて4回戦はユーリの勝利で」

遊矢「おい」

赤馬「君が彼の代わりにウンコを食べるんだ」

遊矢「嫌に決まってるだろ」

赤馬「彼が可哀想だと思わないのか!」

遊矢「別に、他人事だし」

赤馬「何て歪んだ性格をしているんだ。はっきり言って人としてクズだぞ」

遊矢「お前だよ」

ユーリ「魔法『おろかな埋葬』を発動!デッキからモンスター1体を墓地へ送るよ」

遊矢「勝手に始めるなよ」

ユーリ「モンスターを裏守備表示でセットしカードを1枚伏せてターンエンド」

遊矢「俺のターン!EMユニを攻撃表示で召喚!EMユニの効果を発動!このモンスターが召喚・特殊召喚に成功した時、手札からレベル3以下のEMモンスターを特殊召喚する!俺はEMコンを特殊召喚!EMコンの効果を発動!このモンスターが召喚・特殊召喚に成功した時、攻撃力1000以下のEMモンスターを守備表示にしデッキからオッドアイズモンスターを手札に加える」

遊矢「カードを1枚伏せてターンエンド」

ユーリ「僕のターン!トマボーを攻撃表示で召喚!」

遊矢「永続罠『六芒星の呪縛』相手フィールド上のモンスター1体を対象に発動!選択したモンスターは攻撃できず表示形式の変更もできない」

ユーリ「やっぱりね。君はそう来ると思ったよ」

遊矢「ま、多少はね?」

ユーリ「どういうわけか君やユート、ユーゴの手の内がわかるんだ。何故だろうね」

遊矢「一週間も同居してたら何となくわかるだろ」

ユーリ「カードを1枚伏せてターンエンド」

遊矢「俺のターン!EMユニとEMコンをリリースしオッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンをアドバンス召喚!」

遊矢「オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンでトマボーを攻撃!焼きトマトにしてやる!螺旋のストライクバースト!!」

ユーリ「トマトは君じゃないか」4000→1800

遊矢「そしてオッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンが相手モンスターと戦闘を行う場合、ダメージは倍になる!」

ユーリ「そういうの先に言いなよ」

遊矢「カードを1枚伏せてターンエンド!」

ユーリ「僕のターン!カードを1枚伏せてターンエンド」

遊矢「俺のターン!ドロー!行けるぞ、こいつに勝てる気がしてならない!オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンでそのモンスターに攻撃だ!」

ユーリ「来た…君が破壊したモンスターはロードポイズン!ロードポイズンの効果を発動!このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた場合、墓地から植物族モンスター1体を特殊召喚する!僕は桜姫タレイアを特殊召喚!」

遊矢「ファッ!?いつの間に!」

ユーリ「1ターン目にさ」

遊矢「俺が赤馬のアホと口論してる時か…ターンエンド」

ユーリ「僕のターン!永続罠『オーバー・デッド・ライン』を発動!このカードは墓地から特殊召喚したモンスターが存在する場合、その植物族モンスターの攻撃力は1000アップする」

ユーリ「さらに罠発動!『植物連鎖』このカードは装備カードとなり自分フィールド上の植物族モンスターに装備する。そのモンスターの攻撃力は500アップする!」

遊矢「攻撃力4300だって?冗談だろ」

ユーリ「そして桜姫タレイアの効果を発動!このカードはフィールドの植物族モンスターの数×100アップする」

遊矢「それってお前のエースなの」

ユーリ「いいや違うけど」

遊矢「だったらエース同士で勝負するのが筋だろ!」

ユーリ「キレられてもどうしようも無いよ」

遊矢「お前…鬼だな」

ユーリ「何なんだ君は」

ユーリ「はあ…バトル!」

遊矢「EMユニの効果を発動!EMユニとこのモンスター以外のEMモンスターを除外する事でこのターン戦闘ダメージを0にする!」

ユーリ「戦闘ダメージを1度だけ0にする?だったら罠発動!『ブロッサム・ボンバー』自分フィールドに存在する植物族モンスターが相手モンスターを破壊し墓地へ送った時に発動できる!その破壊したモンスターの攻撃力分のダメージを相手に与える!」

遊矢「ンアアアアアアアアアアアアアアア」4000→1500

ユーリ「ターンエンド」

遊矢「クソ…こんな所で負けてたまるか!ファッ!?」

ユーリ「?」

遊矢「オッドアイズが墓地に居ない…赤馬!」

赤馬「何だいきなり」

遊矢「パクったな」

赤馬「何を」

遊矢「とぼけるな!俺のオッドアイズがいないんだよ!」

赤馬「君は人を泥棒扱いするのか」

遊矢「ああ」

赤馬「失格!君の負けだ」

遊矢「ファッ!?そりゃないだろ!」

赤馬「審判は神だ。負けたからウンコを食さねばな」

「やめてくれよ」

「そうだよ」

遊矢「くっ…幻聴か」

「こっち見ろ」

遊矢「何だこのおっさん!?」

時読み「時読みの魔術師だゾ」

星読み「同じく星読みの魔術師」

遊矢「いや…星読みは面影あるけど時読みは頭悪そうな坊主じゃん!お前全然違うぞ」

時読み「お、そうだな」

遊矢「いや…ふざけるのも大概にしろよ!」

星読み「何でふざけないといけないんですか」

遊矢「…」

時読み「まだ正気はあるゾ。俺達を含めた4枚の手札がお前を勝利へ導くゾ」

遊矢「本当かよ…どうも信用できないな」

「しょうがねぇな」

遊矢「その声は野獣!?野獣なんだろ!」

野獣「こいつらは俺の先輩と後輩。だから信用しても大丈夫」

遊矢「こいつは信用できないよ」

時読み「…」

野獣「ま、多少はね?」

遊矢「だったら…俺はスケール1の星読みの魔術師とスケール8の時読みの魔術師でペンデュラムスケールをセッティング!ペンデュラム召喚!レベル4!EMハンサムライガー!そして」

ユーリ「まさか…」

遊矢「エクストラゾーンにカードが…お前まさか!」

ユーリ「オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン…どういう事なんだ」

赤馬「ペンデュラムモンスターは破壊され時、エクストラデッキへ表側表示で行く」

遊矢「それ先に言えよ」

ユーリ「だけどその2体じゃ僕のモンスターには勝てないよ」

遊矢「ああ…勝てないってさ」

時読み「お、そうだな」

遊矢「お、そうだなじゃないだろ。どうするんだよ」

時読み「その魔法カードを使えばいいゾ」

遊矢「魔法『次元の歪み』を発動!俺は除外されているEMユニを特殊召喚する!これでいいのか?」

時読み「そうだよ」

遊矢「で?どうするの」

星読み「創造です」

時読み「そうだよ」

遊矢「創造?お前さ星読みさ俺がそんな事できると思ってるの?」

星読み「何で自分の力を信じないのですか」

時読み「あ、そうだ。お前には野獣の力があるから土壇場勝負には強いんだゾ」

遊矢「簡単に言ってくれるな…無理に決まってるじゃん」

時読み「当たり前だよなぁ?」

星読み「舐めてんじゃねえぞ」

時読み「おい遊矢!早くしろー!」

遊矢「俺はレベル4のEMユニとEMハンサムライガーでオーバーレイ!」

ユート「…」

黒咲「あんなすっとぼけた奴がエクシーズ召喚だと?不可能に決まってる」

ユート「それはわからんぞ」

遊矢「エクシーズ召喚!」

時読み「今こそ現代に蘇る日が来たゾ」

星読み「…」

遊矢「エクシーズ召喚!ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン!!」

ユーリ「ははは…心が躍るね!まさか君がエクシーズ召喚とかいうのも体得してるだなんて」

遊矢「やった…何でか知らないけど俺はこいつの名前も効果もわかるぞ!ユーリ!ここからは俺のステージだ!」

ユーリ「けど勝つのはこの僕だ。ノーコンテニューでクリアしてあげるよ」

遊矢「ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴンの効果を発動!オーバーレイ・ユニットを二つ使う事で相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象に発動!そのモンスターの攻撃力を半分にしその数値分ダーク・リベリオンの攻撃力はアップする!トリーズン・ディスチャージ!」

ユーリ「ファッ!?」

遊矢「バトルだ!その牙で桜を舞散らしてやれ!反逆のライトニング・ディスオベイ!!」

ユーリ「はっ!凄いね君は!」4000→1800

遊矢「これでトドメだ!」

ユーリ「久しぶりに…心が躍ったよ遊矢」1800→0

遊矢「やったぜ。」

赤馬「勝者はユーリ!」

遊矢「赤馬ァ!」

赤馬「審判に逆らった奴は帰らないといけない」

遊矢「どこまで身勝手な奴なんだ!」

赤馬「帰れ!」

遊矢「誰が帰るか!」

赤馬「まあ良いだろう」

遊矢「どっちなんだよ」

赤馬「ここで口論したって何も始まらない」

遊矢「ほら見ろ。俺の勝ちだ」

赤馬「だが君は近い将来必ず敗北するだろう」

遊矢「そんな脅しは通用しないぞ」

赤馬「いいや君は負ける。間違いなく…それは私の雇った黒咲隼でも田舎者でもデュエルロイドでもない!」

遊矢「知ったこっちゃない」

赤馬「私の才能に不可能は無いのだ」

遊矢「次はユートか」

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