帰ってきた女子大生湯けむり旅紀行 (16)

このSSはヨッシーアイランド 4コマ王国第2巻に収録されている女子大生湯けむり旅紀行のSSです。

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ヨッシー「……」

ヨッシー「小林さん達が帰って早一年……」

ベビークッパ「ヨシ公……」

ヨッシー「!!」

ベビークッパ「俺は決めたぜ……」

ベビークッパ「小林さんに……会いに行く!!」

ヨッシー「な、なんだって!?」

ベビークッパ「あれから俺は……日中小林さんの事ばかり考えてた」

ベビークッパ「忘れたくても……忘れられなかった!!」

ベビークッパ「だったら……会うしかねーだろ!!」

ヨッシー「何を馬鹿な事を言ってるんだ!! 俺達はフラれたんだぞ!!」

ヨッシー「会いに行くだけ無駄だ!!」

ベビークッパ「甘いなヨシ公……女ってのはな……最後まで自分を貫く姿に惚れるんだぜ」

ベビークッパ「それに俺は……自分の魅力を引き上げる事に成功した!!」

ヨッシー「何……?」

ベビークッパ「それは……こいつだ!!」バーン!!

ヨッシー「スーパー……キノコ?」

ベビークッパ「これを食えばたちまち……」パクッ









クッパ「ガーハッハッ!!」

ヨッシー「で、でかい!!」

クッパ「どうだ!! さっきまでションベンクサい俺とは一味違う!!」

ヨッシー「くっ……確かにこれなら……小林さんも惚れるかもしれない!!」

クッパ「そうだろうそうだろう!! 悔しかったらお前もなってみろ!!」

ヨッシー「ダメだ……俺が食っても……声変わりもしないし……腕も太くならん!!」

クッパ「だろうな!! この勝負、俺の勝ちだ!!」

ヨッシー「……いや待て」

クッパ「なんだ」

ヨッシー「お前小林さんの住んでる場所知ってるのか?」

クッパ「あっ!!!!」

結局会いに行く話はおじゃんになった。

一方

ともみ「今年の夏休みどこ行くー?」

真也「今年こそ京都っしょ」

ともみ「小林はー?」

小林「……今年も」

真也「?」

小林「今年もヨッシーアイランドに行きたい!!」

ヨッシーアイランド

ヨッシー「……」

ベビークッパ「……ヨッシー」

ヨッシー「なんだよ」

ベビークッパ「最近マリオの姿を全然見ねえよな」

ヨッシー「アホかお前、お前とバトった後にちゃんと親御さん所に届けたんだよ」

ベビークッパ「……ああ、そうだった」

ベビークッパ「……はぁ」

ベビークッパ「小林さんに……会いたい」

ヨッシー「口にするんじゃねえよ。 俺まで会いたくなっちまうだろうが」

ヨッシー「……」

ゴオオオ……

ベビークッパ「なんだ?」

ヨッシー「船……?」

ヨッシー「……!! おい待て!! もしかして……」

ベビークッパ「まさか……まさかなのか!?」

ヨッシー「!! 降りてくるぞ!!」



ともみ「あ! ヨッシーくんだ!」

真也「久しぶりー」

ヨッシー「真也さん! ともみさん!!」

真也「あ、クッパくんもいるんだー」

ベビークッパ「ど、どうも……」

ともみ「もう悪さしてない?」

ベビークッパ「は、はい!! あれから改心して……」

ヨッシー「……あの」

ともみ「?」

ヨッシー「小林さんは?」

真也「いるよー」

ヨッシー「!!!」

ヨッシー「ほ、本当に!!?」

真也「そろそろ船から降りてくるはず」

小林「お待たせー!!」

ヨッシー「!!!」

ともみ「遅いよ小林ー」

ベビークッパ「こ、ここここここここ小林さん!!?」

小林「ヨッシー君にクッパ君!! 久しぶり!!」

ヨッシー・ベビークッパ「小林さああああああああああああん!!」

??「おいおい、俺の彼女に勝手に近づくな」

ヨッシー・ベビークッパ「!!!???」

ヨッシー「え……男……誰?」

ベビークッパ「……彼氏?」

小林「うん///」

ヨッシー・ベビークッパ「!!!!!!」

??「俺の顔、忘れた訳じゃないよな?」

ヨッシー「……!!」

ヨッシー「そのヒゲ……その鼻……赤い帽子……」

ヨッシー「もしかしてお前……マリオか!?」

マリオ「ああ」

ヨッシー「こ、この間まで赤ちゃんだったのにどうしてそんなに大きく……」

ベビークッパ「!! お前もしかして……スーパーキノコ食ったのか!!?」

マリオ「そうだ」

ヨッシー「小林さん……マリオと……付き合ってるの?」

小林「うん///」

ヨッシー(あ……あ……)

ヨッシー(あああああああああああ!! フラれた時の記憶が蘇るううううううう!!!)

ベビークッパ「……」ゴゴゴゴ

ヨッシー「……クッパ?」

ベビークッパ「もう我慢できん!!」

ヨッシー「!!?」

パクッ

クッパ「マリオ!! 俺の方がいい男だって事を証明してやる!!」

マリオ「メカクッパ×6」ポコッ

クッパ「ぐああああああああ!!!」

ヨッシー「クッパアアアアアアア!!!」

ヨッシー「お前……よくもクッパを!!」

マリオ「向こうから仕掛けてきたのが悪い」

ヨッシー「クッパの仇!!」ダッ

マリオ「よっと」ドスッ

ヨッシー「!! しまった、乗られた!! 身体の自由が効かない!!」

マリオ「そのまま海に落ちろ!!」

ドボォン!!

ヨッシー「ぐわああああああああ!!!」

マリオ「……ふぅ」

マリオ「さぁ小林さん、邪魔者は片付いたしゆっくり……」

小林「……最低」

マリオ「え」

小林「どうして……あんなにひどい事をするの?」

マリオ「いや……俺は小林さんを守ろうとして……」

小林「だからって……あそこまでする事ないじゃない!!」

パァン!!

マリオ「ぐはっ!!」

小林「帰ろう二人とも!!」

真也「うん……」

ともみ「人って時が経つと変わっちゃうんだね……」

ゴオオオ……

ヨッシー「……」

ベビークッパ「……」

ベビーマリオ「……」

ヨッシー「俺達の夏は……本当に終わった」

ベビークッパ「ああ……」

ベビーマリオ「バブー……」

ヨッシー「クッパ……マリオ……」

ベビークッパ「ヨッシー……」

ベビーマリオ「バブー……」

失恋を経験した男達三人の間には友情が芽生え……

ヨッシー「てめえらふざけんじゃねえええ!!」ドゴォン!!

ベビークッパ「今回俺関係ねぇだろうが!!」ドゴォン!!

ベビーマリオ「バブウウウウウウウ!!!」ドゴォン!!

……るわけなかった。

おまけ 今度こそ拡大キャラがやってくる

ヨッシー「スイッチを踏んだからボーナスステージの入口が現れる筈だ」

『男湯』

ヨッシー「入りたくねえええええええ!!! 絶対むさ苦しいおっさんばっかだろ!!」

ヨッシー「……いや待て、この間は女湯って書いてありながら普通のボーナスステージだった。 きっと今回も普通のボーナスステージに違いない!!」

ヨッシー「100点を取る為だ、入ろう!!」ガララ












おっさん「あっつう~……」

おっさん「ああ~いい湯」

ヨッシー「畜生本当に男湯じゃねえか!! フルチンばっかじゃねえかああああああ!!!」

終わり

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