善子「テストが返ってきた」 (21)

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・短め

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先生「はーいテスト返すよー」

ザワザワ ガヤガヤ

善子「クックックッ………」

ルビィ「善子ちゃんの様子が変だよぉ…」

花丸「どうしたんずら善子ちゃん?」

花丸「まさか…テストの点数が悪すぎて狂ったずら!?」

ルビィ「そんなぁ!気を確かに善子ちゃん!」

善子「ヨハネ!フッフッフッ…点数が低すぎて狂ったんじゃないわ、その逆よ逆!」

花丸「まさか…テストの点数が悪すぎて堕天使から正気に戻ったずら!?」

ルビィ「そんなぁ!堕天使に戻って善子ちゃん!」

善子「ちがうちがーーーーう!これを見なさい!!」ドンッ

高得点の答案用紙

花丸「な…なんだとずら…」

ルビィ「しゅごい…みんな高得点だ…」

花丸「しかも…数学に至っては100点!」

善子「どお?すごいでしょう」ドヤ

花丸「なんということずら…正直善子ちゃんは頭よくない堕天使娘だと思ってたずら…」

ルビィ「テスト返ってきてるときに頑なに点数教えてくれなかったのも点数が低すぎるからだと思ってた…」

善子「そう!それ!みんな私のことを厨二病のアホ堕天使だと思ってる節があるでしょ!」

花丸「普段の行いずら」

善子「自分で言うのもなんだけど私は出席状況が悪いだけで地頭は良いのよ」

善子「学年順位も1ケタだったし」

ルビィ「ほわぁ…善子ちゃんすごいすごい!!」ピョンピョン

花丸「素直にすごいずらね…」

善子「テストという頭の良さの証拠が返ってきたわけだし、これで堕天使バカ説を払拭できるわ!!!」

善子「クックックッ…放課後の部活が楽しみね!」

放課後 部室

ガラガラバーン!

善子「ヨハネ降臨!」

花丸「こんにちはずら~」

ルビィ「こんにちは~」

鞠莉「oh!来たわね1年生’s」

曜「しーっ、善子ちゃん静かに」

善子「なによ、せっかくテンション上げて来たのに」

梨子「アレよ、アレ」チョイチョイ

千歌「」

果南「」

ダイヤ「まったくお二人はいつもいつも….」ガミガミ


花丸「部室の隅に千歌ちゃんと果南ちゃんが正座させられて」

ルビィ「おねいちゃんにお説教されてる…」

善子「なるほど、大方2人ともテストの点数が悪くてダイヤが激おこなワケね」

鞠莉「その通りデース、さっきからずっとこの調子なの 今日の練習はナシね~」

善子「あの二人は………他のみんなは大丈夫だったの?」

鞠莉「私は小原家をいずれ継ぐので幼少期から英才教育を受けてマース!理事長になるために留学先で勉強したし、特に英語はバッチリだったわ!」

曜「私は体育が成績良くて、あとは普通ぐらいかな~」

梨子「私も音楽と美術だけ良くてあとはそこそこ…」

花丸「マルは日本史と国語がよかったずら」

ルビィ「ルビィはおねいちゃんに『黒澤家の人間として学業を疎かにすることは許されませんわ』って普段から一緒にお勉強してたから、今回は良かったよ」

鞠莉「ダイヤはもちろん学年1位だったけど…果南と千歌っちは…」

善子「あぁ…(察し)」

ダイヤ「常日頃から勉強を怠ってはいけないとあれほど…あら?善子さん」

千歌「善子ちゃん!!?」パァァァァ

果南「善子!!?」パァァァァ

善子「うぇっ!?なによ!?」

ダイヤ「今日は浦の星女学院全学年のテストが返ってくる日でしたわね…善子さんの手元にもテストが返却されたはずですわ」

善子「返ってきたけど…なによ」

ダイヤ「スクールアイドルとして目指さなければならないものは文武両道!アイドル活動も大切ですが勉強をおざなりにすることはあってはならないのですわ!」

善子「なに!?ダイヤは私のテスト結果が悪かったとでも言いたいの!?」

ダイヤ「正直こんなことは考えたくありませんが、今までの貴女の素行から心配せざるを得ないのですわひきこもり堕天使!」

果南「そうだよ!善子も一緒に怒られよう!」

千歌「3人なら怖くないよ!」

善子「フッ…」

ダイヤ「なんですのその小憎らしい笑みは」

善子「クックックッ…ついにこの時が来たようね…」

鞠莉「ヨシコ…テストの点が悪すぎてついに狂ってしまったのね」

曜「ご愁傷様であります…」

梨子「墓前で鎮魂曲を弾いてあげるわ…」

善子「バカにできるのも今の内!これが私の堕天の力よ!刮目しなさい!!!」バーン

梨子「えっ」

鞠莉「oh!」

曜「わぁ!」

千歌果南「「そんなぁ!!」」

ダイヤ「軒並み高得点、特に数学は100点ですわ!?」

善子「フフン、どうよ」ドヤ

千歌「そ、そんな…嘘だ…」

果南「善子だけは私達の仲間だと思ってたのに…」

千歌「裏切り者―!」

善子「裏切った覚えはないわ!なぜなら最初から仲間じゃなかったのだから!」

果南「私達3人生まれは違えど死ぬときは同じってみかんの木の下で誓ったじゃんか!」

善子「そんな桃園の誓いver.アホを誓った覚えはないわよ!」

善子「ほらダイヤ!これでわかってくれた?」

ダイヤ「ええ…これは認めざるをえませんわね…」

ダイヤ「ごめんなさい、善子さん。 正直普段の生活態度から勝手に勉強が苦手なものだと思っていましたわ、お許しくださいませ」

ダイヤ「それにしてもとても良くできました、偉いですわ善子さん」ナデナデ

善子「ちょっ///なでるなし!!///」

ダイヤ「はっ…!すみませんつい、いつもルビィにやってる癖が…」

善子「……まあいいけど…///」

鞠莉「ネーネーダイヤ~?ワタシも英語満点だったんだけど~?なででくれないの~?」ニヤニヤ

ダイヤ「うるさいですわ!///なでません!///」

曜「善子ちゃんすごいね!見直しちゃった!!」

梨子「以外だったけど、すごいわね」

善子「そうでしょうそうでしょう!もっとヨハネを讃えなさい!」

ルビィ「善子ちゃんすごい!」

花丸「善子ちゃんすごいずら~」

善子「アーッハッハッハッハ!!!」

千歌果南「「…」」ソローリ

ダイヤ「ちかなんさん!どこに行こうとしていますの!?」

千歌果南「「!!」」

ダイヤ「お二人は今日からわたくしが直々に補習をして差し上げますわ!」

千歌「テスト期間終わったばっかりなのに!?」

果南「鬼!悪魔!ダイヤ!」

ダイヤ「おだまらっしゃい!!!!さあ、これからみっちりと勉強しますわよ!!!」グイッ

千歌果南「「もうテストなんてこりごりだあーーー!!!!」」

おわり

おまけ

次のテストの後 生徒会室

コンコン

ダイヤ「どうぞ」

善子「失礼しまー…す」

ダイヤ「あら?善子さん、いかがしましたか?今日は練習は無いはずですが…」

善子「いや、部活のことじゃなくて…」

ダイヤ「ではどういったご用件ですの?」

善子「あの…なんていうか…」

ダイヤ「はっきりと言ってくださいまし」

善子「えっと…」

善子「今回のテストも…いい点だっ…た…///」モジモジ

善子「あの…だから///」

ダイヤ「あぁ、なるほど…堕天使にも可愛いところがあるではないですか」

ダイヤ「ほら、おいでなさい善子さん」

善子「…///」スタスタ

ダイヤ「はい、今回もよく頑張りました」ナデナデ

ダイヤ「偉いですわ、とっても」ナデナデ

ダイヤ「この調子で頑張ってくださいね」ニコ

善子「………っ///」

善子「……うん///」

善子(また次も頑張ろ///)

おわり

個人的学校の成績妄想

善子:学年上位、地頭はいいのでやる気が出れば点数が取れるが授業態度が良くないので成績は少し下がる。得意科目は数学(ガリレオの湯川先生の真似して数式を解くのが好きだから)

ルビィ:上の中、姉に勉強を見てもらっている&両親が厳しいので勉強は結構できる。

花丸:上の中、理数系は苦手だがそれを補えるほど文系に強い。国木田独歩の本と間違えて愚地独歩のスピンオフを買ってしまった事があるので格闘にも含蓄がある。

曜:中の上、完璧超人なので勉強もそこそここなすがやっぱり体育が一番好き。いい成績とっても皆あんまり驚いてくれないので少し寂しい。

梨子:上の下、音楽と壁学が抜きん出ている

鞠莉:学年上位、ルー語と英語が得意、高校のテストに出てこない学問が強い(経営学とか帝王学とか)

ダイヤ:学年上位、生徒会長たるものかくあるべしという芯が1本通っていて勉強はお手の物。かわいい

千歌:アホ1、輝きに関しては随一

果南:アホ2、だいぶイイ感じの肉体をもっているのでトランプ1セットを指で破くことができる

ありがとうございました
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