【デレマス】ありす「好きから始まるアイドル」 (19)

ありす「なんで……なんでですか!」

ありす「あの時、私を導いて……アイドルにして……それからあなただけのシンデレラにしてくれるって…いっ…て」グスッ

―少女の言葉は最後まで出すことができず

ありす「あ……待って……待ってくだ……さい」

―そして永久に

ありす「あなたに……感謝も……まだ……」

ありす「グスッ……こんな恋なら……好きにならなければ……」



―愛しい人と会うことはできなくなった

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橘ありす誕生日SSです

短いです

こちら、独自の設定がありますので、よろしくお願いいたします

「はい、おっけーです」

ありす「はい、ありがとうございました」

モバP(以下P)「ありす、お疲れ」ポンポン

ありす「あ、プロデューサーさん。お疲れ様です」

P「無事に終わったな……」

ありす「はい……少し、寂しいです」

P「人によっては……終わるのもいるんだろうな」

ありす「はい……その」

ポンポン

P「何にしろ、今日の1500で終わることは確定だったからな」

P「ガラケー版のシンデレラガールズは」

ありす「はい」

ありす「でも私は」

チュッ

ありす「好きな人には大好きって言えましたから」

ありす「きっと……いえ、絶対に大丈夫です」

P「あぁ、その通りだな。じゃあ帰ろうか」

ありす「はいっ」ニコッ





スタッフA「ロリコンだな」

スタッフB「ロリコンだね」

「「でも仕事はできるんだよなぁ」」

―事務所

P「それじゃあ」

『ありすちゃん、お誕生日おめでとう!』

フゥー

パチパチパチ

ありす「ありがとうございます」ニコッ

桃華「ではプレゼントタイムですわね」

桃華「私からはイチゴ型のイアリングですわ。友人として、ライバルとして、将来の伴侶を巡る恋敵としてこれぐらいのお洒落は当然ですわ」

ありす「ありがとうございます。でも大丈夫ですか?敵に塩を送るなんて」

桃華「それぐらいの余裕がないと櫻井の娘として」

千枝「ありすちゃん、桃華ちゃん!もう、喧嘩をしないの!」

千枝「みんなが独り占めしたいのはわかるけど、Pさんはみんなのものなんだから」

P「わー、もの扱いかよ」

千枝「あ、千枝からは、仁奈ちゃんに協力してもらって」

仁奈「がんばったのですよ!」

千枝「等身大、Pさん抱き枕です」

ありす「わぁ……すごい」カンシン

梨沙「何、このクオリティの高さは」

みりあ「千枝ちゃん千枝ちゃん!みりあもコレ、欲しいなぁ」

千枝「ごめんなさい……仁奈ちゃんの着ぐるみさんに協力してもらってるので」

仁奈「仁奈の着ぐるみが消えてしまうのですよ……」

…………
……

薫「ところで、ありすちゃんって、せんせぇとのはつたいけんっていつだったの?」

ありす「ぶぅーっ!」

P「おいおい、そんなこと聞いてどうする……」

こずえ「きかせろー」

由愛「(///)」モジモジ

小春「小春も聞きたいです~」



ありす「(///)」チラッ

P「(///)」コクリ

ありす「あれは……まだ、私が橘と呼ばれることにこだわっていた頃でした」

…………
……

ありす「ありがとうございました」

ありす「ふぅ……」

ありす「またオーディション落選です」

ありす(歌うことには興味があったが、所詮はアイドルなんてという気持ち)

ありす(それを見透かされたようで最悪の気分だった)

ありす「歌……だけじゃだめなのかな」



アリスー

ありす「ん……またですか」

P「ありす、お待たせ……そうかまたダメだったか」

ありす「人の顔を見ただけでダメだって決めつけないで下さい!」

ありす「それから、橘ですって何度も言ってるじゃないですか!」

P「すまんすまん、まぁ橘の四文字よりありすの三文字の方がいいやすくてな」

ありす「もう!大体、源平藤橘と言いまして、由緒正しい苗字なんですから、そんな理由で選択肢から外さないで下さい!」

P「ははっ、悪い悪い。じゃあ、ありすのどこが悪かったかまたレッスンだな」

ありす「もう!わかってません!」

―すべてこんな調子だった

とりあえずここまで

誕生日なのに分けてごめんよ

―そんなある日

ありす「はぁ……」

ありす「また……ですか」

ありす「何が足りなかったのか……」

―下手にプライドがあった当時の私は、自分を……長所を否定することばかり考えていた

―そんな時

アンッ、ピーチャマ、コンナトコロデスルンデスノ?

モモカガサソッタンジャナイカ

ありす(今の声……)

ありす(プロデューサーさんと櫻井さん?)

ありす(一体、何を)

チラッ

―私は見てしまった

ありす(この部屋かな?)

ありす(そーっと)

アンッアアアッ!ソコッ、キモチイイデスワ!

ありす「っ!?」

ありす(嘘……なんで)

―プロデューサーと……別の担当アイドルとの

ハァハァ、ヌカナイデクダサイナ

ピーチャマ、モット……モットシテクダサイマセ

モウジカンガナイカラマタナ

ありす「んっ!」

ありす(こっちに……来る)

タタタッ

―肉体的な情事を……





桃華「あら?Pちゃま、このハンカチは誰のですの?」

P「この刺繍はたしか……ありすのか」

P「……ということは」

タタタタタタッ

ありす「はぁはぁ……」

バタン

ありす「はぁはぁ……まさか」

ありす「今のって……」
―胸が必要以上にドキドキした

ありす「その……枕…的な……」

―自分と同じ世代のアイドルがあんなことをしているなんて

ありす「たしか、私の方が先にデビューしてるのに……最近、人気が出ているお嬢様アイドルって」

ありす(もしかして……ああして)

―自分の中のインプットされたメモリーではそう思うのが精一杯だった

―でも

クチュッ

ありす「ひゃんっ!」

ありす(何?何ですか?今の……刺激は)

ありす(やだ……お股が……キュンって)

―身体の方はわかっていたみたいでした

ありす(たしかここを……)

ツンッ

ゾクゾクッ

ありす「んあっ!」

ありす(今……ちょっと触っただけなのに)

ありす(私……どうしたんだろう)



ありす(もうちょっと……ちょっとだけなら)

サスサス

ありす「ん――~!」

ありす(ダメ……この感覚――)

ありす(ぞわっとして……でももどかしくて)



ありす(指だけじゃなくて……)

つ【机】

ありす(あそこでなら……もっと気持ちいいかな)

ありす(スカートをたくしあげて)

ピラッ

ありす(私のここを……机に)

スリスリ

コスコス

ありす「はぅ~~」

ありす(指でするより……イイ)

プニュ

ありす(また……濡れてきた)

クチュクチュ

ありす(やだ……机まで)

ありす(でも……こんな変なことなのに……)

スリスリ

ありす「あッ、ふあっ……んぅ~……」

ゾクゾクッ

ありす(ダメっ……)

ピクッ

ありす(もう少しで何か……何かが)



カチャ

P「何をしてるのかな。橘さん」ヒヤヤカ

ありす「あ……」サーッ

―プロデューサーさんを見た瞬間

―私は……

―ドキドキする

パサッ

シュルッ

―これを脱いでしまえば下着だけの姿になる

パチッパチッ

P「ほぅ……そう来るか」

―わかっていても手は止まらなかった

ありす「ぷ……プロデューサーさん」ドキドキ

ありす「わ、私も……その」

―もう心臓を破裂しそう

ありす「せ、セックスしてください」



―この一言でプロデューサーさんをモノにできると思った



―でもあの人は

P「イヤだと言ったら?」

ありす「えっ……」

―まさか

―さすがにそれは私には信じられない一言だった

P「少なくとも、知っていると思うが俺には桃華がいるからセックスのパートナーならいらない」

P「ましてや、自分自身をさらけ出せないお嬢さんにはな」

ありす「な――」

―私が櫻井さんとの逢瀬を見たのを知ってる?

―あと、私が気にしていることをずけずけと口に出すなんて



ありす「あ……」パクパク

―でも図星だった

―素直に自分の言葉を出せず、黙っているのが大人っぽいと考えていたそれまでの私は、この世界に入っていかに自己アピールを遠慮なしに……しかも本音で話すのが大事なのかも

ありす「なら……私は」

ありす「私はどうしたら……」グスッ

P「……」

P「下積みも大切なのは理解しているな」

ありす「……」コク

P「向上心はあるのは認めている。だから半人前を承知でこの業界の世間に出していた」

ありす「えっ……でも普通なら」

P「そう。普通ならもう潰れていてもおかしくはない。でもありすはここにいる。違うか?」

ありす「……」

P「……ありすがやりたいことはわかっているつもりだ。でも嫌いなことや苦手なことはまだ手探りなんだ」

P「どこかの橘さんが素直でないせいでな」

ありす「っ」

P「まぁ正直に言えば、もっとプロデュースに協力して欲しいってことかな」

P「少なくとも、ありすが大きないちごのクレープを頬張る顔は大変興味のあるそれだからな」

ありす「あ、あれは……その」

P「はははっ、話がそれたな」

P「だからもし枕営業的なことを考えていたらすぐにやめなさい。そんなことしなくても、俺が見たありすは間違いなくシンデレラを目指せる」

P「もし、ありすが硝子の靴をはけないのなら、サイズに合った靴を用意するのもプロデューサーの仕事さ」

―あぁ、私は

ありす「プロデューサーさん……」

―どうしてこの人を信じられずにいたんだろう

ありす「ご…めんな……さい」

P「ん……わかってくれたか。なるべく自分でわかってほしかったからな。今まで冷たく接していた様に見えてごめんな」ナデナデ

ありす「あ……」

ドキッ

―さっきのドキドキとは違う鼓動

―これは

ありす「プロデューサーさん……」

P「あ、子ども扱いはイヤだったか?」

ありす「いえ……少し屈んでください」

P「ん?」

―そのときはっきり自覚した

―私はこの人に

ありす「ん……っ」

チュッ

―恋してしまったのだと

………………
…………
……

ありす「あ、あとはその……なし崩しにといいますか、雰囲気でそのまま」

桃華「ふーん……そうでしたの」

ギュュュュッ

P「痛い痛い!許して!」

千枝「も、桃華ちゃんもそこまでですよ」

桃華「あら。Pちゃまのお宅で襲われた方がおっしゃることですの?」

千枝「も、も、も、桃華ちゃんだって、海でビキニ着て誘ったくせにぃ!」

梨沙「あー、惚気あいはそこまでよ」

千佳「みんな仲良くだよ」

小春「それに今日はありすちゃんがお姫さまですよ~」

ありす「そうです!今日は私が朝までPさんを独り占めしますからね。覚悟してください!」

P「とほほ、俺の人権はないのかよ」



ありす「そうですね」

ありす「いつもよりキモチよくなったら考えますよ」

ありす「だから」

ありす「……6年も待つ必要はありませんからね。しっかり味わってください」



(o・▽・o)&(●・▽・●)おわりだよー
(*>△<)<ナーンナーンっっ

本番シーンはこちらはRでないので削除しました(由愛んときみたいに暴走はしませんよ)

本文にあるいちごクレープを食べるありすは、U149でおなじみの廾之氏のTwitterのありす誕生日絵が元になります



では改めて

橘ありす、誕生日おめでとう

そんな
https://pbs.twimg.com/media/DjXrNxWUYAA9NrG.jpg
(無断転載失礼)

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