絵里「μ'sがお送りするラジオ番組」凛「スクールアイドル放送局」 (53)

絵里「こんばんは。μ'sの絢瀬絵里です」

凛「星空凛です」

絵里「今日は…私と凛の二人でラジオのパーソナリティをやるのね」

凛「うん。ちょっと緊張するね」

絵里「凛は普段ラジオを聞いたりするの?」

凛「あんまり聞かないかなぁ」

絵里「そうなの?」

凛「うん。だってラジオって夜にやってるんでしょ?」


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絵里「夜以外もやってると思うけど」

凛「ふ~ん。そうなんだ。絵里ちゃんはどうなの?」

絵里「私は聞くわよ。勉強の合間とかに聞いたり」

凛「勉強の合間に?」

絵里「いい息抜きになるのよ」

凛「ふ~ん。凛はそもそも勉強しないからなぁ」

絵里「そんな公共の電波に乗せて何言ってるのよ」

凛「ねえ?」

絵里「何?」

凛「ラジオってこんな感じでいいの?」

絵里「いや…さあ?まあ…だいたいこんな感じじゃない?」

凛「本当に?」

絵里「そう言われると自信はないけど」

凛「自己紹介とかも凛達ちゃんとしたのがあるのに。普通に名前を言っただけだし」

絵里「確かにそうね」

凛「やり直す?」

絵里「え?自己紹介を?」

凛「うん。そうだよ」

絵里「やり直すってどうなのかしら…」

凛「にゃ~ん、にゃ~ん、にゃ~ん。凛ちゃんと言えば~?」

絵里「イエローだよ~!」

凛「どうも~!μ'sの星空凛で~す!」

凛「はい!絵里ちゃんの番」

絵里「え?えっと…こんばんは。皆さんのお耳の恋人。賢い可愛いエリーチカこと絢瀬絵里です。今夜はステキな時間を一緒に過ごしましょうね」

凛「おおっ!」

絵里「どう?」

凛「なんか…本当はちゃんと用意してあったのかなって」

絵里「え?」

凛「お耳の恋人ってアイドルは恋愛禁止ってにこちゃんが言ってたよ?」

絵里「あの…そう言う事じゃなくって。なんか…ちょっとお洒落かなって思ったのよ。ダメだった?」

凛「そんな事はないよ。カッコいいよ」

絵里「本当?」

凛「本当だよ。凛の目見て?」

絵里「目を?」

凛「凛が嘘をついてるように見える?」

絵里「ん~…まあ。信用しとくわ」

凛「うん。それが良いと思うよ。お互いにね」

絵里「お互いに?」

凛「ところでさ。凛ひとつ気になってる事があるんだけど」

絵里「気になる事?」

凛「なんで凛と絵里ちゃんなの?」

絵里「な~に?私とは嫌なの?私は凛とやるの楽しみにしてたのに」

凛「そんな事言ってないじゃん。凛だって楽しみにしてたよ。ただね、9人居てなんで凛と絵里ちゃんなのかな~って思っただけだよ。だってさ、絵里ちゃんなら希ちゃんとやるのかな~とか思うでしょ?」

絵里「まあね~。希と組んでやる事って多いものね」

凛「でしょ?」

絵里「うん。でね、凛」

凛「なあに?」

絵里「そろそろタイトルコールをしなきゃいけないんですって」

凛「タイトルコール?」

絵里「そうよ。タイトルコールしなきゃこの番組が何なのか分からないじゃない?」

凛「あれ?やらなかったっけ?」

絵里「してないわよ。今のところ自己紹介を二回しただけでしょ?」

凛「そっか。してなかったのかぁ」

絵里「そう言う事」

凛「この番組が何の番組か分からないで聞いてる人もいるかもしれないね?」

絵里「そうよ。それだと大変でしょ?」

凛「先週まで違う人達がこの時間やってたんだもんね?もしかしたらその番組だって思って聞いてる人がいるかもしれないよね」

絵里「それはないでしょ。自己紹介はしてるんだから」

凛「あ~そうだねぇ。じゃあ、取り敢えず安心かな」

絵里「だからと言ってオッケーって事ではないのよ?」

凛「うん。それは分かってるにゃ」

絵里「ならいいけどね~」

凛「それでさ」

絵里「うん」

凛「今日は凛と絵里ちゃんでしょ?次は誰がやるのかな?」

絵里「えっと…それは言っていいのかしら?」

凛「言っちゃダメなの?」

絵里「そうねぇ…大丈夫みたいだけど。もう次の話をしちゃう?」

凛「うん。凛も知りたいもん」

絵里「次は…えっと…海未と花陽ですって」

凛「かよちんと海未ちゃん?」

絵里「ええ。大丈夫かしら…あの二人で…こう言うのが一番苦手な二人でしょ?」

凛「うん。でも、凛は平気だと思うなぁ」

絵里「そうね。二人を信じましょう」

凛「うん。でもさ、海未ちゃんってさ何で苦手なんだろうね?」

絵里「苦手って?ああ…人前とか?」

凛「うん。だってさ、よく考えてみて?海未ちゃんってさ、運動神経よくて勉強も出来て美人で弓道も上手いし自分にも厳しいしで。あれだけ凄いのさ…」

絵里「確かに…あれだけ高スペックならねぇ。まあ、でもそこが海未らしくて可愛いのよね」

凛「海未ちゃんの可愛い所って言えば少し天然な所だよね」

絵里「あ~そうね。海未って少し天然入ってるわね。そんな勘違いする?って勘違いをしたりね」

凛「凛でもビックリするもん」

絵里「本当可愛いわね。海未って。からかい甲斐もあるしその反応も可愛いし。そこは真姫にも通ずる所があるけど。って凛…そろそろ本当にタイトルコールをやらないといけないみたい…」

凛「あっ!そう言えば忘れてたね」

絵里「ついついお喋りに夢中になっちゃうわね」

凛「ねえ?なんかいつも通り喋っちゃうよね」

絵里「一応ね、ラジオだからと思って話題もいくつか用意してきたのよ」

凛「え?わざわざメモして来たの?」

絵里「ええ。忘れちゃうといけないから」

凛「そうなんだ。真面目にゃ~。どんな話を用意して来たの?ちょっと見せて」

絵里「見るの?まあ…いいけど」

凛「えっとさ…この…凛の苗字についてって…」

絵里「あ~それね。凛の苗字って凄い珍しいわよね?」

凛「家族と親戚以外で会った事ないよ」

絵里「やっぱり?」

凛「うん」

絵里「星空ってでも凄い素敵な苗字よね。なんかロマンチックって言うか」

凛「ん~…自分の事だからあんまり考えた事ないけど。前に希ちゃんに星空って言うくらいなんだから星の名前も覚えなきゃって少し教えて貰ったんだよ」

絵里「へ~そうなの?あ~…そう言えば希って星に詳しかったりするのよね」

凛「そうそう。一緒に寝っ転がりながら星を観たの!」

絵里「ふ~ん。そうなの。私も呼んでくれれば良かったのに」

凛「だってあれは合宿の時で凛は海未ちゃんと希ちゃんと…山頂アタックしてたんだにゃ…」

絵里「え?何?急に元気なくなって…」

凛「うん…。でも、星を観るのは楽しかったよ」

絵里「あっ!あれよくない?」

凛「ん?何が?」

絵里「ほら!満点の星空を観ながらプロポーズされるの」

凛「プロポーズが?」

絵里「そうそう。素敵じゃない?」

凛「じゃあ、絵里ちゃんは満点の星空の下でプロポーズされたらオッケーするの?」

絵里「そりゃあねぇ」

凛「だって!じゃあ、チャンスだね」

絵里「何が?」

凛「明日プロポーズされるかもしれないよ」

絵里「いや、そう言う事じゃなくてね。仮に将来そう言うシチュエーションがあったらの話でね。当たり前だけど今はプロポーズされる様な相手はいないし」

凛「凛が言いたいのはそう言う事じゃないよ」

絵里「どう言う事?」

凛「あっ!ここで一曲だって」

絵里「え?ちょっと…」

凛「リリーホワイトで秋のあなたの空遠くをお聞きください」

絵里「え?待ってよ」

絵里「はい。今お聴き頂いた曲はμ'sのグループ内ユニット。リリーホワイトで秋のあなたの空遠くでした。うん。いい曲だったわね。なんか…こう…ノスタルジーを感じる曲調よね」

凛「海未ちゃんが好きなんだよ」

絵里「あ~やっぱり海未の趣向なんだ?」

凛「うん。そうだよ」

絵里「他の曲もそんな感じのが多いものね。昭和歌謡みたいな。普段からそう言う曲を聴くのかしら?」

凛「ん~どうだろ?」

絵里「凛はどんな曲が好きなの?」

凛「凛?凛はそんなに音楽に詳しい訳じゃないけど…。疾走感のある曲が好きかな。思わず走りたくなるような」

絵里「ふふっ、凛らしいわね」

凛「絵里ちゃんは?」

絵里「ん~…私も海未と一緒で結構日本の昭和歌謡を聞いたりするわよ」

凛「え?そうなの?」

絵里「ほら?ロシアからこっちに来て聴いたのがたまたま昔の歌謡曲だったからね。私からすると目新しかったのよ」

凛「ふ~ん。そうなんだ」

絵里「そうなのよ。だから結構…あの…本当の本当にそろそろタイトルコールをしないと…」

凛「あっ、そうだね。じゃあ!」

絵里「μ'sの絢瀬絵里と」

凛「星空凛の」

えりりん「スクールアイドル放送局!」

テ~テテッテ~ テレテテッテレ~ テ~テレテテッテレ
テッテレテ~

絵里「本当は開始してすぐにやらなきゃいけなかったのよね」

凛「もう一曲紹介した後だもんね」

絵里「本当に…やらなきゃいけない事が他にもあるのよ」

凛「そうなの?あっ!このラジオを聴いてる人に何かプレゼントをだって。え?どうする?」

絵里「ん~…どうしようかしら?」

凛「絵里ちゃんが今付けてるシュシュとかは?」

絵里「シュシュ?ん~…でも貰って嬉しいかしら?私のシュシュとか…」

凛「他に何かある?」

絵里「ん~…そうねぇ…」

凛「そのストラップは?」

絵里「これ?」

凛「何かのキャラクターなの?」

絵里「いや…さあ?何のキャラクターなのかしら?」

凛「知らないの?」

絵里「うん。このストラップでもいいけど…え?シュシュとストラップですか?私は構わないけど…」

凛「じゃあ決まりだね」

絵里「えっと…それじゃあこのストラップとシュシュが欲しい方はスクールアイドル放送局プレゼント係までドシドシご応募下さい」

凛「絵里ちゃん。キーワードもだって」

絵里「あっ、そっか!キーワードかぁ…どうする?」

凛「ん~ちゃんとあれだよね?このラジオをで話した事をキーワードにした方がいいよね?」

絵里「そうねぇ。何の話したっけ?」

凛「海未ちゃんの話と…凛の苗字の話だっけ?」

絵里「あれ?意外とそれだけ?」

凛「うん。そんなもんじゃないかにゃ~」

絵里「ん~結構喋ってると思ったんだけどね」

凛「中身がなかったのかな?凛と絵里ちゃんの話って」

絵里「そうなのかしら…」

凛「絵里ちゃんいくつか話を持って来たって言ってそれで凛の苗字の話をして…あれ?絵里ちゃんいくつか話を用意したのに苗字の話しかしてないよね」

絵里「そこから曲の紹介に入っちゃったから」

凛「あっ、そっか。じゃあ、絵里ちゃんが用意して来た話の続きをする?」

絵里「いや、でもその前にキーワードをね」

凛「あっ、そうだね。タイトルコールと言いついつい話が脱線しちゃうと忘れちゃうよね」

絵里「どうしましょうか?」

凛「じゃあ…海未ちゃん」

絵里「何が?」

凛「キーワードは海未ちゃんで。海未ちゃんの話を結構したし」

絵里「じゃあ、キーワードは海未でいく?」

凛「うん。じゃあ、応募する時はキーワード海未ちゃんって書いて応募して下さい」

絵里「ちなみに海未の漢字は漢字で海…青い海って書いた後に未来の未を書いて海未です。お間違えのないように」

凛「凛の苗字も珍しいけど海未ちゃんの名前も結構珍しいよね」

絵里「そうね。最初の一文字でもうみって読めるものね」

凛「何で後ろに未って付けたんだろ。どう言う意味なのかな?」

絵里「さあ?どうなのかしらね?」

凛「今度海未ちゃんに聞いてみよう」

絵里「そうしましょうね」

凛「絵里ちゃんは普通に日本人の名前なんだよね」

絵里「うん。まあ…ほら?別にロシア人って訳ではないからね。まあ、ロシア人じゃないって事でもないんだけど」

凛「ふ~ん。そっかぁ」

絵里「μ'sの中で他に珍しい名前と言えば…ことりも珍しいわよね」

凛「大人になってもことりだしね」

絵里「別にそれはいいんじゃない?」

凛「うん。別に良いんだけど」

絵里「後はにこ。にこなんて一番珍しいわよ。私にこってにこ以外に会った事ないわ」

凛「あ~凛もないかもしんない。にこってやっぱり笑顔のニコニコから取った名前なのかな?」

絵里「それ以外ないわよね?」

凛「うん。それ以外は思いつかないにゃ」

絵里「もう…にこって聞いたらあの顔しか思い浮かばないものね」

凛「うん。ふふっ」

絵里「ふふっ。さあ、ここでリスナーの皆さんからお便りが届いてます」

凛「わあ!ラジオっぼいにゃ」

絵里「ラジオネーム。ボルヒ…ボルシチプルコギさん。ボルシチプルコギって…プルコギはロシア料理じゃないわよ?」

凛「ボルシチはロシア料理なんだっけ?」

絵里「そうよ。えっと…星空凛さん、絢瀬絵里さんこんにちは。こんにちは~じゃないわね。こんばんはね」

凛「こんばんはにゃ~」

絵里「え~私は二つ下の弟がいます。弟は最近私のパソコンを使うのですが使い終わった後に電源を切らず必ずスリープモードにします。電気代がもったいないし私はそれが許せません。どうすれば弟は電源を切るでしょうか?」

凛「ん~…なんでそんな事を凛達に聞くのかな?」

絵里「確かに…もっとスクールアイドルとかμ'sについての質問が来ると思ったわ」

凛「絵里ちゃんパソコンやるんだっけ?」

絵里「ん~そんなしょっちゅうやる訳ではないけど」

凛「この弟さんは結構やるのかな?」

絵里「そうじゃない?」

凛「やっぱりパソコンって言ったらインターネット?」

絵里「そうね~。このハガキをくれた子が16歳って書いてあるから…二つ下って事は14歳だし。ネットなんじゃない?」

凛「ふ~ん。面白いらしいもんね。インターネットって。何見るの?」

絵里「どうなのかしら?中学生の男の子が見るサイトの内容って…やっぱり…その…ねえ?」

凛「ん?」

絵里「私は弟が居ないから分からないけど…」

凛「え?何?何だったの?」

絵里「ほら…ねえ?中学生の男の子ってやっぱり仕方ないのよ。それもね、うん。可愛いなって…中学生くらいならね。思うかもしれない」

凛「も~一人で喋って一人で納得して。スリープモードの話はどうしたの?」

絵里「あ~…そうね。スリープモードね。穂乃果とかがパソコン使うとそうなのよね。あの子もシャットダウンしないでスリープモードにするのよ。まあ…スリープモードだと立ち上げは早いし利点は結構あるけど。私もどっちかと言えば使い終わったらキチッと電源は遮断しなきゃ嫌ね」

凛「へ~面倒くさがりの人がスリープモードを使うって事?」

絵里「一概にそうとは言えないけど」

凛「取り敢えずさパソコンに紙でスリープモード禁止って書いとけばいいんじゃないかな?」

絵里「それでやる人は注意された時点で直すと思うけど」

凛「じゃあ、絵里ちゃんは何か対策あるの?」

絵里「そうねぇ…やっぱり何故ダメなのかって言うのを説明しなきゃいけないと思うの。勿論理性的にね」

凛「ん~…それこそ最後まで聞いてくれるかなぁ?亜里沙ちゃんなら聞いてくれる?」

絵里「亜里沙は聞いてくれるわよ。聞き分けいい子だもの」

凛「そっか~。じゃあ、ボルシチさんは理性的に話し合ってください」

絵里「簡単にまとめたわね」

凛「じゃあ今度は凛が読みま~す。ペンネームはリビングデッドさんからで~す」

絵里「なんでそんな不気味なペンネームにするのかしら…」

凛「凛ちゃん、エリーチカ、こんばんは。は~い、こんばんは~」

絵里「はい、こんばんは」

凛「私はスマートフォンを使用していますが最近の機種は機能が付いていて便利ですが使いこなすのに苦労してます」

絵里「そうなのよね。私なんて電話とかラインとか結局ガラケーの時と同じ機能しか使ってないのよね」

凛「まだ続きがあるよ」

絵里「あっ、ごめんなさい」

凛「結局使いこなせないのに最新の機種が出るとついつい買い替えてしまいます」

絵里「え~スマホって結構高価なのに…。私なんてもうかれこれ何年使ってるかしら?」

凛「先月も最新の機種に買い替えたのですが初めて動画を撮った時ファイルの中に見覚えのない動画が保存されていました」

絵里「え?」

凛「不思議に思い再生してみると全く知らない学生が合唱してる動画でした。当然、私はそんな動画を撮影した覚えはなくスマホも新品なので不思議です。二人はこんな不思議な体験をした事はありますか?」

絵里「ちょっと…ちょっと待ってよ。何よそれ」

凛「なんか不気味な話だね」

絵里「もう。最初そんな感じの入り方じゃなかったでしょ?送る番組間違えてない?私…あんまり得意じゃないんだけど」

凛「心霊番組とかに送って欲しいよね。凛達どうも出来ないもんね」

絵里「そうよ。って言うかやっぱり心霊現象なの?」

凛「わかんない。これしか書いてないもん」

絵里「え?じゃあ何?結局何にも分からないの?」

凛「うん。そうだね。絵里ちゃんは何か不思議な体験ってした事あるの?」

絵里「ないない。全然ない。霊感とかない…事を祈ってる」

凛「凛もね全然ないんだよね。でもね、凛のお母さんが」

絵里「いい、いい。聞きたくない。そう言うラジオじゃないでしょ?もっと楽しくやりましょうよ」

凛「怖い話って楽しくない?」

絵里「楽しくないわよ。怖いって言ってるじゃない。正反対の意味よ?楽しいと恐怖って」

凛「そうだけど…質問来てるし…」

絵里「だいたいペンネームを聞いた時点で嫌な予感がしたのよ。もうダメ。この話は終了。終わり。次いきましょう」

凛「ん~じゃあ。次絵里ちゃん読んで?」

絵里「はあ。もうこう言うのはよしてね。えっとペンネーム、赤いスイトピーさん。中学生の男のね」

凛「え?赤いスイトピーなのに男の子なの?」

絵里「ねえ。え~…絵里さん、凛さんこんばんは。はい、こんばんは」

凛「こんばんはにゃ~」

絵里「僕は今クラスに気になる子がいます」

凛「え?恋の悩み?」

絵里「その子は小学生の頃からの付き合いでずっと友達だったのですが体育祭の応援団を一緒にやってからずっと気になって仕方ありません。一日中その子の事を考えてしまい今は勉強も手につかない状態です。僕はどうすればいいですか?」

凛「どうすればって…告白すれば良いんじゃないの?」

絵里「簡単に言うわね~」

凛「でもそれしか答えようがないにゃ」

絵里「でも凄い怖いと思うわよ?考えてみて?」

凛「うん」

絵里「告白して成功すれば確かに今以上の関係になれるかもしれないけどダメだったらもう今まで通りお喋りも出来ないかもしれないのよ?」

凛「確かに…」

絵里「でしょ?成功するか失敗するかのどちらかだけど決してフィフティフィフティではないし」

凛「かと言ってそのままでも良くないでしょ?」

絵里「そうね。だから恋って厄介なのね。好きにならなかったらこんなに悩まないのにって思うのね」

凛「なんか絵里ちゃん…すっごいね。もしかして経験者?」

絵里「いえ…それは…全て恋愛漫画から得た知識です」

凛「そうなんだ」

絵里「………はい」

凛「でも、少女漫画でも最終的には告白するでしょ?」

絵里「まあ…そうね。私も告白しない方が良いとは思ってないわよ?」

凛「じゃあ、やっぱり告白はした方がいい?」

絵里「うん…そうね。した方がいいと思う」

凛「じゃあ、赤いスイトピーさん。やっぱり告白するのが良いと思います」

絵里「勇気を出して。頑張って。私達が言えるのはここまでです」

凛「じゃあ、最後のお便りを」

絵里「はい。ペンネーム佐々木の爺さん…さん。絢瀬さん、星空さん、こんばんは。こんばんは!」

凛「こんばんは!」

絵里「私は今年の春、上京して東京の会社に就職しまた。初めての一人暮らしという事で最初は楽しみだったのですが仕事をしながら家事をして改めて両親の有難さに気がつかされました。こないだ、母が田舎から送って来てくれた梅干し。久し振りに食べたけどやっぱり塩っぱかったなぁ」

凛「うん」

絵里「私も今は両親と離れて暮らしています」

凛「あっ、そっか」

絵里「何をやっても上手くいかない時、落ち込んでる時は両親の顔が思い浮かんで寂しい気分になる時があります。そんな時私は空を見上げる様にしています。お父さんとお母さんも今同じ空の下に居るんだって思うと安心出来るんですよね。さて、ここで一曲お聴き下さい。カントリーロード」

絵里「さあ、そろそろお別れの時間となってしまいました」

凛「本当は他にもコーナーがあったんだよね?」

絵里「そうね。ついついお喋りし過ぎてタイトルコールすら忘れてしまってたものね」

凛「反省だね」

絵里「初めてラジオのリスナーをやってみてどうだった?」

凛「ちょっと緊張したけど楽しかったよ!」

絵里「そうね。それに新鮮だったわよね」

凛「うん。えっと…次回はかよちん…えっと小泉花陽ちゃんと園田海未ちゃんがパーソナリティを務めます」

絵里「次回はその二人ですが…また、私と凛がパーソナリティを務めることがあるかもしれませんね」

凛「それじゃあ、本当にもう時間が来てしまったみたいなので」

絵里「最後まで私達の拙いお喋りにお付き合い頂きありがとうございました。明日もこの時間にお会いしましょう」

凛「絵里ちゃん。明日は凛達ないよ?」

絵里「え?あっ…そうね」

凛「それじゃあ皆さん」

絵里「またお会いする日まで!」

凛「また明日にゃ~」

絵里「えっ!?」

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