幼女「人殺し?いいよ」 (6)

~酒場~

マスター「お前さん、昼間っから呑んだくれるのは良いが大丈夫なのか?」

男「うっぷ……あぁ、大丈夫ですよ…それより暇なんすよぉ」

男「もう2日も仕事の依頼が来てないんですよ?たはは、やってらんないっす」

マスター「お代は付けとくからね」

男「なはは、あざっす…」グビグビ

幼女「仕事見つけてきたー!」トテトテ

幼女「ふわっ!」ズルッ

ベチン

男「……大丈夫か?」

幼女「だいじょーぶじゃないぃ…左腕取れちゃったぁ」

男「ん、大丈夫。あとで唾付けてくっ付けるからな」

男「で、仕事見つけてきたって本当なのか?」

幼女「うん!近くの公園でね~?お姉ちゃんに頼まれたのー!」

男「はぁ、夏休みの宿題の手伝いとかならお前だけでやれよ?」

幼女「違うよー!人殺しを頼まれたの」

マスター「……」

男「……詳しく聞かせろ」

幼女「うん!えっとねぇ、地図貰ったの!この家の主人を殺してくれって言われたんだ!」

男「そっかぁ……よし、行くぞ」

幼女「あ~い、取り敢えず何を持ってく~?」

男「何も要らないよ、ほら、行くぞ」

幼女「はーい!」

男「なぁ、そのお姉ちゃんってだいたい何歳位だったか覚えてるか?」

幼女「中学生くらいだったのかなぁ?制服着てたからきっと中学生だよ」

男「……中学生がお前みたいなのに殺人の依頼ねぇ、どうなってんだか」

幼女「バカにしてる?バカにしてるでしょ」

男「いや、馬鹿になんてしてないさ…ただ、中学生が殺人依頼っておかしいなと思ってな」

幼女「ふ~ん、私は別におかしいと思わないけどな~」

男「それはお前だけだよ……ん、ここだな」

幼女「ふわ~、おっきー!」

男「豪邸だな、さっそく裏口から入りますかね」

幼女「おー!久しぶりにトマトジュース飲めるなんて頑張っちゃうよ~」

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