【艦これ】村雨「かまってー」 (191)


提督「おぉう、来たな構ってちゃん」

村雨「ヒマになったんですよー。遊んでよー」

提督「こっちはヒマじゃないんだよ。もうじき白露の改二祝いが……」

村雨「白露姉さんなら寝込んじゃったけど?」

提督「なんで!? 性能に不満でもあったの!?」

村雨「いや、ね。『白露』ってお酒があったからプレゼントしたのよ」

提督「あー、あの焼酎か。安直っちゃあ安直だけど、いいんじゃないか」

村雨「うん、だから他の娘たちからも、同じのがいっぱい届いっちゃってね?」

提督「それで呑み過ぎか? ……やっぱ駆逐艦に酒は早いな」

村雨「『白露型は合法』って言ってるクセに」

提督「あーあーあー! 分かった分かった。構ってやるから」

村雨「やった♪ じゃ、何して遊ぶ?」

提督「そーだな、何があったかな……」ゴソゴソ

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提督「お、これなんかどうだ」

村雨「なになに?」

提督「夕立と遊ぶ時に使う、首輪とリード」

村雨「そんな趣味あったの!?」

提督「ちょっといいヤツだぞ? ほれ、長さも調節できるし衝撃吸収バンドもついてる」

村雨「だから何!? 付けないけど!?」

提督「え、俺が付けるのか?」

村雨「付けなくていいよ! 村雨、そんな趣味ないから!」


提督「じゃ、これなんかどうだ」

村雨「なになに?」

提督「雷と遊ぶ時に使う、おしゃぶり」

村雨「そんな趣味もあったの!?」

提督「ちょっといいヤツだぞ? ほら、天然ゴム製で味もついてる」

村雨「だから何!? しゃぶらないけど!?」

提督「え、お前がしゃぶる気だったの?」

村雨「提督がしゃぶってたの!? 村雨、そんな趣味ないから!」


提督「わがままなヤツだな…… これならどうだ?」

村雨「次はなんなの……」

提督「響と遊ぶ時に使う、マトリョーシカ人形」

村雨「よかった! まともなの出てきた!」

村雨「……えっと、これでどうやって遊ぶの? 出したり入れたりするだけ?」

提督「これはちょっといいヤツでな、このボタンで震動する」

村雨「え? ……ちょっ、まっ」

提督「響は3番目が限界だけど、村雨なら1番大きいのでも入るかな?」

村雨「どこに!? どこにも入れさせないけど!?」

提督「なっ、俺に入れる気か!? 5番…… いや4番ならギリ……」

村雨「入れないってば!? 村雨、そんな趣味ないから! って言うかそれロシアの民芸品じゃないでしょ!?」


提督「文句ばっか言ってないで合わせようとしろよ。汎用性がお前の売りだろ?」

村雨「対セクハラまでやる気はないんですけどぉ……」

提督「しょうがない。とっておきだぞ? 長門と遊ぶ時に使う、ミニ四駆」

村雨「へー、長門さんが? ちょっと意外。でも、そういう趣味なら付き合っても……」

提督「これが野分、これが舞風、これが嵐でこれが萩風な」

村雨「フィギュア!? ミニ第四駆逐隊って意味だったの!?」

提督「これもちょっといいヤツだからな。ポーズも変えられるし、スカートの下も精巧に……」

村雨「村雨、そんな趣味ないから! って言うか長門さん何してたの!?」


提督「あーもう、これでダメなら他所いってくれよ、ほれ!」

村雨「……何これ?」

提督「リモコン□ーター」

村雨「とうとうまんまなの出してきちゃった」

提督「霞と遊ぶ時に使う……」

村雨「クズだこの人! 今さらだけど!」

提督「待て待て! これはかなりいいヤツなんだぞ? 速度と振幅が別々に調節可能で、振動音も抑えた……」

村雨「だから何!? 憲兵さーん!!」


ナンデモナイデススミマセンデシタ
ナニモナケレバソレガナニヨリデス


バタン


村雨「はぁ、はぁ、はぁ…… 疲れるなーもー」

提督「アレもイヤ、コレもイヤって、じゃあお前はどうしたいんだよ」

村雨「……ノー〇ルセックス」

提督「伏字そっち?」

村雨「お茶してお喋りして、ハグしてキスして、シャワー浴びてベッド」

提督「そんなフツーのことしか言えないから埋もれるんだよ。もっと尖ったキャラ付けしてキレたトークかましてけよ。見た目がイイだけじゃ動画で踊らされるくらいが関の山だぞ」

村雨「失礼しちゃう!」


提督「春雨にクレイジーサイコレズっていくとか」

村雨「だから、そんな趣味ないから……」

提督「ヤンデレ化とか。雨はいつか病むってね」

村雨「提督に迷惑かかるだけでしょ」

提督「やっぱり排除型か」

村雨「いや分かんないし。興味もないから」

提督「エロメイド属性を推して来るとか」

村雨「エロ言うな。 ……まぁ、メイドさんくらいなら、別にいいけど」


提督「よし! ここに春雨と遊ぶ時に使う、メイド服がある」

村雨「聞き捨てならない」

提督「お前が着たら凄いことになると思うんだ。襟元とか胸元とか」

村雨「はぁ………………見たい?」

提督「言わせんなよ」

村雨「見たくないんだ」

提督「見たい!」

村雨「どーしよっかなー」

提督「お願いします!」

村雨「……じゃ、見せたげる♪」

提督「よっしゃー!」


 シュルッ……

 プチッ、プチッ……



 ガチャ


白露「提督ごめーん! 遅くなりまし……た……」

提督「」

村雨「」



白露「………………」

提督「………………」

村雨「………………」



白露「深酒して遅刻しかけた上に、慌ててノックもせずにドアを開けた…… そりゃー確かにあたしが悪いと思います」

提督「ハイ」

村雨「ソウデスネ」

白露「でも、でもだよ? お祝いしてもらえると思って来てみたら、メイド服を持った提督の目の前で妹が制服のボタンを外してるってさぁ……」

提督「ハイ」

村雨「ソウデスネ」

白露「あたし、そこまで悪いことした? ……うぅっ」

提督「イイエ」

村雨「コレハデスネ」



白露「………………ここで吐いていい?」

「「すみませんでした」」




おしまい

村雨「かまってー」

提督「おぉう、また来たな構ってちゃん。セクハラされると分かっていながら」

村雨「分かってないけど!? セクハラされるの!?」

提督「村雨はMだもんなぁ」

村雨「村雨、そんな趣味ないから……」

提督「趣味とは関係ないだろ。MなものはMなんだからしょうがない」

村雨「本当にMじゃないよ? 日頃から『艤装つけてれば提督を押し倒せるのに』って思ってるし」

提督「……マジで? そんなことに燃料使われてたまるか」


提督「白露はSなんだがな」

村雨「そうなの?」

提督「見りゃ分かるだろ」

村雨「まぁ、確かに白露姉さんは、受け身に回るより主導権を握りたいタイプよね」


村雨(白露「あたしがいっちばーん! 提督は二番以下の有象無象ね。立場分かる? ん?」)


村雨「言われてみればノリノリでやっちゃいそうな気がするなー」


提督「時雨もSだぞ」

村雨「そうなの!? 忠犬とまで言われたあの時雨ちゃんが!?」


村雨(時雨『昼間の御立派な姿とは大違いじゃないか…… 提督には失望したよ』)


村雨「まぁ、クールなとこあるから、似合うかもしれないけど……」

提督「そういやお前、白露のことは姉さんって呼ぶのに、時雨は時雨ちゃんなのな」

村雨「あー、白露ちゃんは姉さんって呼んであげないと拗ねちゃうから……」ホカノチンジュフハドウカ シラナイケド

提督「……今度、俺がいる時に白露ちゃんって呼んでみてくれ」

村雨「提督はSよね。ドS」

提督「拗ねるとこ見たいんだよ。絶対可愛いだろ」

村雨「……うふふっ♪」


提督「五月雨もSなんだよな」

村雨「え!? ウソでしょ!? 全然想像できないんだけど……」


村雨(五月雨「ごめんなさぁい提督! うっかりロウソク垂らしちゃった! あははっ!」)


村雨「あ、なんかちょっとできた」

提督「俺は冗談は言っても嘘はつかんぞ。五月雨は間違いなくSだ」

村雨「それ冗談よね? そうよね?」


提督「つーか、白露型でMなのは村雨くらいのもんだぞ」

村雨「そうなの!? ……って、村雨もMじゃないけど」

提督「春雨なんてHだしな」

村雨「え、Hって!? 春雨が!?」


村雨(春雨「ね、司令官…… 私の淫乱なピンク色の髪と〇首と×××、食べて?」)


村雨「春雨は悪くない! 提督がそんな風にしちゃったんでしょ!!」

提督「いや俺は関係ねーよ。春雨は春雨として生まれた時からHだったんだよ」

村雨「む、村雨は春雨を信じてるんだから!」


提督「そんで、夕立はYだな」

村雨「え? ワイ?」


村雨(夕立「ワイは夕立っぽい!」)


村雨「……ワイ? わいって何?」

提督「YはYだろ? XYZのY」

村雨「……夕立が、Y……」

提督「……」ニヤニヤ

村雨「あっ! あっ! あーーーっ!!」

提督「な?」

村雨「もぅ、もぅ、もぉっ! 困るんですけど! そういうの、本当に困るんですけどぉっ!!」

提督「ははっ! 何のことだと思ってたのかな、M雨ちゃん?」

村雨「うるさいうるさいこのドS! ヤな感じヤな感じっ! イーーーだっ!!」

提督「うわ、小村雨モードになりやがった」


提督「あーもう悪かったって。なんか言うこと聞いてやるから機嫌直してくれよ」

村雨「むぅ~~~ ……じゃ、艤装」

提督「え?」

村雨「艤装つけたままでセックスしてくれる?」

提督「……お前マジか。そんなん4万2千馬力のオナホじゃねーか」

村雨「大丈夫大丈夫。うんと優しくするから…… すっごいうねるよ?」

提督「………………」ゴクリ

村雨「うふふっ、村雨の燃料が切れるまで、がんばってねっ♪」

提督「………………………………俺の弾薬が尽きるまで、で勘弁してくれ」



おしまい

感想超嬉しい
白露も大好きだからいつかなんか思いつけたら書きたい


村雨「かまってー!」

提督「またまた来たな構ってちゃん。そーいうとこは夕立の双子って感じだな」

村雨「うふふっ、ぽい?」

提督「うん、犬っぽい」

村雨「わん♪」

提督「ははっ、時雨が忠犬で夕立が狂犬なら、お前は……」

村雨「何犬?」

提督「バター犬」

村雨「失礼しちゃうにも程がある」


村雨「村雨、舐めるの好きじゃないんだけどなぁ」

提督「挟む方が好きだよな」

村雨「そうじゃなくて…… お口でしてる時はお喋りできないから」

提督「言葉責めも好きだよな」

村雨「村雨、そんな趣味ないから!」

提督「そーいやお前の趣味って何?」

村雨「ノーマルいちゃらぶ」

提督「いやプレイの話じゃなくて」

村雨「この流れで!?」


村雨「そうね、お料理とか? 作るのも食べるのもだーい好き♪」

提督「あー、お前の弁当美味かったな。見栄えで言えば鳳翔や間宮より上かもしれん」

村雨「よかったぁ。また作ってきてもいい?」

提督「嬉しいけど大変じゃないか? リンゴがウサギどころか薔薇や孔雀になってたろ」

村雨「お洒落でしょ? ああいうの作るの好きだから、気にしなくていいよ」

提督「美味けりゃなんでもいいんだがな」

村雨「気にして」


村雨「他には、お裁縫かな。お洒落な服は作るのも着るのも楽しいよね」

提督「え、作るの!?」

村雨「白露型と改白露型の衣装はだいたい村雨のお手製だよ」

提督「マジで!? 謎の3シーズン連続限定グラの理由はそれか!?」

村雨「うふふふっ♪ 見直した?」

提督「おう…… ん? じゃ、春雨のメイド服も」

村雨「うん、村雨が縫ったけど? 春雨とどんな遊びに使ったの?」

提督「なんかすまん」


村雨「お部屋もお洒落な感じにしたいんだけどなぁ」

提督「営舎の大部屋じゃ厳しそうだな」

村雨「隣のスペースとのバランスがね…… 浮いちゃうと洒落た感じに見えないし」

提督「時雨と夕立に挟まれてるんだったか」

村雨「夕立はロボットのプラモとか飾ってるの」

提督「あいつガンダム好きだもんな。Wや00じゃなくて0083ってのがまた」

村雨「時雨ちゃんは芸術的だとか前衛的だとか言って、よく分からない変なオブジェ集めてるし」

提督「デザイナーズ家具って言うのか? ああいうのどこに売ってるんだろうな……」

村雨「なんとか両サイドと調和が取れるコーデを考えてるんだけどねぇ」

提督「もう好きにすればいいんじゃないかな。カオスな空間ってことでまとまると思うぞ」


村雨「後は…… あ、ダンスとか?」

提督「那珂の後ろで踊ってたな。第四水雷いくぞーって」

村雨「さすがに舞風にはかなわないけどね」

提督「あれは趣味の領域越えてるからな……」

村雨「艦娘音頭も楽しかったー」

提督「もはや謎の儀式と化してるアレな……」

村雨「……こうしてみると、やっぱり村雨のやることってだいたい由良さんと那珂さんの影響受けてる感じ?」

提督「由良と那珂と夕立を2:1:1で混ぜると村雨って感じ?」

村雨「由良さんは3くらいじゃないかな」

提督「那珂が泣くぞ」


村雨「こんなとこかしら…… 普通でつまらない?」

提督「いやいや、さすがの女子力だわ。理想の嫁かよって感じ」

村雨「……うふふふっ♪」

提督「けど、どれも一緒に遊ぶって感じの趣味じゃねーなぁ」

村雨「あ、村雨に付き合ってくれるつもりだったんだ」

提督「ま、たまにはな」

村雨「じゃー、いちゃらぶセックスがいい」

提督「理想の嫁かよ」

村雨「バター犬だそうですけど?」

提督「根に持ってた」

村雨「そりゃそうでしょ」

提督「俺はバターも犬も大好きだぞ」

村雨「だから何!?」

提督「バター犬ちゃんも大好きってことだよ言わせんな恥ずかしい」

村雨「好きって言えば機嫌直すって思ってる?」

提督「そう言いながら寄って来るとこが好きだぞ」

村雨「所詮艦娘ですしー。提督様に懐くようにできてますしー」スリスリ

提督「そうか。でも提督は艦娘だからって好きになるようにできてるワケじゃないぞ」ヨシヨシ

村雨「もぉっ、提督はズルいよね……」ギュー

提督「お互い様だろ、ズルい体しやがって」ナデナデ

村雨「別にセックスが好きなわけじゃないよ…… こうやって抱き合うと、布が邪魔だなって感じるだけ」

提督「リクエスト通りのこと、するか?」

村雨「はいはーい♪」




 ガチャッ!!



ろー「アホなことに燃料使ったdummはここですって!!??」ガルルー

提督「」

村雨「」




来週の村雨にも期待してねって感じで続くといいな


白露「そんなわけで、今週の村雨は燃料集めに遠征行きだよー」

白露「提督と一緒に遠征メンバーに土下座してたよ。四水戦のみんながチベットスナギツネみたいな目で見てたよ」

白露「だ・か・ら! 今日はあたしが主役だぞ! てーとくぅーっ!!」ガチャッ



響「んぅっ…… こいつは力を感じる……っ!」ヴヴヴヴヴ

提督「すまないねぇ。俺がロリコンならお前にこんな玩具なんか使わせないのに」

響「司令官、それは言わない約束だよ…… ぁ♪」ヴヴヴヴヴ

白露「………………ぅわあぁぁぁあ!?」


白露「一番いい日にしようと思って来たら、一番ヒドいものを見せられたよ……」

響「流石にこれは恥ずかしいな」ヴヴヴヴヴ

白露「だったら止めろよ!」

提督「何か用か? 今ちょっと取り込んでる最中なんだが」

白露「見れば分かるよ! なんで止めようとしないの!?」

響「あ、司令官。白露をオカズに使えば私に入るんじゃないか?」ヴヴヴヴヴ

白露「うるさいよ! そして震動もうるさいよ! せめてスイッチ切れよ!」




響「ふぅ…… じゃ、私はこれで。だ・すびだーにゃ」ガチャ

白露「はぁ、はぁ…… 朝からひどい目にあったよ。気分が台無しだよ」

提督「ノックをしないのは悪いクセだぞ」

白露「そんな説教ができる立場?」

提督「提督なのに?」

白露「アレが提督のやることか!」

提督「そう言われてもなぁ。上司として部下と真摯に向き合った結果なんだ」

白露「それでどうしてああなるのさ」

提督「響の要望に場当たり的な対処を繰り返していたら、いつの間にか……」

白露「ソレが提督のやることか!?」


白露「まったくもぉ…… うちの鎮守府は『艦娘はモノ』って考え方がメジャーだからいいけどさぁ」

白露「よその鎮守府だったら、刺されるか、憲兵さんに捕まるかしてるよ?」

提督「よそはよそ、うちはうちです」

白露「はぁ…… 道具なら道具でもいいけど、大事に丁寧に使ってよね」

提督「粗末にゃしねえよ。モノはモノでも宝物。艦娘は武士の刀、提督の魂だぜ」

白露「なんでその魂に震動するマトリョーシカ人形を入れた」

提督「まぁまぁ、用があるなら言えよ。ツッコミ入れてるうちに忘れちまうぞ?」

白露「あ、そうだ。聞きたいことがあったんだ」


白露「トウってなに?」

提督「トウ?」

白露「盗むって書いてトウ」

提督「なんだそれ? それだけじゃ分からんぞ」

白露「恋泥棒っぽい女の子のこと? キャッツアイみたいな感じの」

提督「意味が分からんって。もっと前置きの方から説明してくれ」

白露「男ってそういう女の子がいっちばん好きなんじゃないの?」

提督「……あ、もしかして『一盗二婢』のことか?」

白露「そうそれ! そんなやつ!」


提督「昔の男が作った、燃えるアバンチュールのランキングみたいなもんだ」

白露「へー」

提督「一番エキサイティングなのが、女を盗むこと。これが『盗』な」

白露「おー、カリオストロからクラリスを盗み出すみたいな?」

提督「いや、そうじゃなくてな。他人の彼女や女房と浮気して寝取ることだよ」

白露「ねとっ!?」

提督「二番目の『婢』ってのは、主人や上司といった立場を笠に着て、部下やメイドさんを手籠めにすることだな」

白露「てごっ……」カァァァァァ

提督「どうした白露。顔が赤いぞ、二日酔いか」

白露「わ、分かった! よく分かったから! あ、ありがとっ!」ガチャッ


バタバタバタ……


提督「うーん、いい反応」

提督「村雨は平気でセックス言うからなぁ……」




白露「結局えっちな話だったよ! やっぱり男なんてそんなもんかよ!」

白露「でも、部下か…… あたしは提督の『婢』ってことだよね。っていうか艦娘のみんなが」

白露「だったら…… 『盗』になれば、提督のいっちばんになれるんじゃ……」



白露(提督「お前が俺の一番だ、白露……」)

白露(白露「そ、そんな…… ダメだよ提督…… あたしだけ特別扱いされたら、他のみんなが……」)

白露(提督「提督じゃない。今だけは艦長と呼んでくれないか」)

白露(白露「かっ……! は、はい、艦長! あたしと、運命を共にしてくださいますか……?」)



白露「なんちゃってなんちゃって! きゃー!」

白露「よーし! 見てろよー! 今度はお姉ちゃんが村雨を差し置いてやるからなー! きっとだっ!」




~~~~~~


夕立「ねー、村雨」

村雨「なんでございましょう夕立様」

夕立「艤装ックスってどんな感じだったっぽい?」

村雨「ぅえっ!?」

五月雨「お、男の人が壊れた蛇口みたいになるって……本当?」

村雨「ちょ、まっ…… そっ、そんなの、人前で、言えるわけ……」カァァァァァ

春雨「ダメですよ村雨姉さん。みんなの資源を使ったんだもの」

由良「そうそう、結果はみんなに報告しなくちゃ、ね? ねっ?」

村雨「う、うぁぁぁん……」

由良「ね? ね? ね? ね? ね? ね? ね? ね? ね? ねっ?」


おしまい
来週の白露にも期待してやってね

さあ村雨との濃厚イチャラブ期待


白露「さて…… 寝取られるためには、当然彼氏が必要だよねぇ」

白露「でも、提督以外の生きてる男なんて、テレビくらいでしか見たことないなー」

白露「あ、憲兵さん達…… いやいや、寝取られなんかに巻き込めるワケないし……」

白露「うーん、誰か、男を紹介してくれそうな子は……」



~~~


如月「無茶言わないで~!」

荒潮「提督以外の生きてる男の人なんて、少女マンガかレディコミくらいでしか見たことないわよぉ?」

白露「だよねー」

如月「そもそも白露ちゃんにそんな相談されてもねぇ」

荒潮「そうそう。ボーイフレンドがいそうな艦娘ランキング1位なのに~」

白露「何それ!? あたしが!? マジで!?」

如月「正確には『男友達に誤解されて押し倒されそうな艦娘ランキング1位』だけどぉ」

白露「ピンポイント過ぎる! どこ需要のアンケ!?」

荒潮「二人きりでも気軽に男の部屋に上がっちゃいそうよねぇ」

如月「4位の長波ちゃんみたいに、男友達みたいなものかなーと思わせるオッサンくささもないし~」

荒潮「3位の鈴谷さんみたいに、からかってるんだろうな~と思わせるアザとさもないしぃ」

白露「コメントが生々しい! 誰が調べたの!? なんであたし知らないの!?」

如月「ちなみに2位は阿賀野さんよ~」

荒潮「接戦だったわぁ」

白露「その人とは並べられたくなかった! 長女として!」


白露「はぁ、はぁ…… また一つこの鎮守府の闇を見ちゃったよ……」

如月「それじゃ、如月はそろそろ睦月ちゃんとの約束があるから、行くわね」

荒潮「わたしも、満潮ちゃんと待ち合わせてるから~」

白露「ん? あっ」

如月「どうしたの~?」

白露「あ、なんでもない、なんでもないよー」

白露「今日はヘンなこと頼んじゃってごめんね、忘れて!」

荒潮「はぁい、気にしないで~。じゃ、またねぇ」

如月「ごきげんよう~」

白露「ばいばーい」




白露「……そっかー、姉妹艦相手ってのがあったかぁ。確かにいっちばん手軽で定番っぽいなー」

白露「大井さんの提督LOVEとか人気あるみたいだし…… 達成感とか優越感とか背徳感とかはおんなじなのかも」

白露「よーし! そうとなったら!」




白露「しぐれー! しーぐーれー!」

時雨「はいはい、なんだい? ここにいるよ」

時雨「……って、言えばいいのかな。お腹が空いたの?」

白露「別に秋のトネチクごっこをしたかったワケじゃ…… あ、ちょっと近いかな?」

時雨「どういう意味だい?」

白露「付き合って欲しいの!」

時雨「別にいいけど、何に?」

白露「よっしゃー! これでいっちばんになれるぞー!」

時雨「そうなんだ? で、何に……」

白露「おーし! 待ってろていとくぅー!」タッタカター

時雨「………………」


時雨「……白露というのは、ものすごい爆発を起こすもんだからねぇ」

時雨「今は村雨も海風も出払ってるから、何かあった時は僕だけでフォローしなきゃいけないのかな? ……はぁ」

時雨「ま、雨はいつか止むさ……」



~~~


白露「そんなわけで、あたし時雨と付き合うことになったんだよー!」

提督「………………ぅゎぁ」

白露「どう? どうかな、提督?」

提督「……ナントカな子ほど可愛いって言うけど、本当だなぁ」ナデナデ

白露「えへへ、あたし、いっちばん可愛い?」

提督「うんうん、お前が一番ナントカだよ」ヨシヨシ

白露「……えっへへへ♪」



   めでたしめでたし



~~~~~~


村雨「だから、ね? こう、タマゴを割らないようにする感じで…… 胸が柔らかくて使いやすい……かなぁ……」

五月雨「む、ムネだけで、提督がそんなになっちゃったんだ……?」

春雨「ぁう…… 春雨にはムリかも……」

夕立「むむむ…… かなりの練度が必要っぽい……」

由良「村雨さんっ! 後で戦闘詳報を書いてね? ねっ?」

村雨「そこまで晒すのっ!? 村雨、そんな趣味ないのにー!!」

由良「………………ねっ?」



    おしまい

>>58
すまぬ、来週は村雨も遠征から帰ってくるから期待してやってくれ

遠征先は北方方面の鼠輸送だろうかw

由良、村雨、夕立、五月雨、春雨
軽巡1駆逐4の5隻編成で燃料稼ぎなら確かに北方鼠輸送っぽいw

デイリー終わったら続き書く


四行しか喋ってない由良さんのこの存在感はいったい何が評価されているのか

>>75 >>76
すげぇ、なぜ当たるというか、なぜ当てようという気になったのかw


霞「あら、クズ司令官。 ……また、クズなことをしでかしたようね」

提督「おう、霞か」

霞「潜水艦が揃って膨れっ面してたわよ。やっとオリョクルも過去の遺物になろうかって時に……」

霞「本っ当、バッカじゃないの、このクズ!」

提督「悪い、今はお前に付き合ってるヒマがなくてな」

霞「はぁ!?」

提督「遠征帰りの犬耳ヘアーどもがジャレついてくる前に、いろいろ済ませとかないとマズいんだよ。じゃ」

霞「ちょっとぉ! 待ちなさいったら、バカぁっ!」


霞「部下にクズだのバカだの言われてんのよ! 上官ならやるべきことがあるでしょうが!」

霞「鉄拳制裁とか! 精神注入とか! 鬼でも泣かすストッパーとか!」ハァハァ

提督「あーもう…… 分かった、分かったから大声で騒ぐな。最近そういうの、世間の目が厳しいんだから」

霞「!」パァッ

霞「し、仕方ないわね。クズでも司令官は司令官だし、艦隊の規律を乱すわけにはいかないものね」

霞「仮にも部下である以上、処分くらいは受けてあげるわ。本っ当に手がかかるんだから…… ったく」

提督「うん、いいから早よ来い」

霞「……ちょっとは雰囲気出そうとしなさいよね」



 ~~~~~~


村雨「はぁ…… やっと帰ってこれたぁ……」

村雨「みんなの追及も妙に厳しかったけど、提督に2時間20分も構ってもらえなかったのが一番辛かったなぁ」

村雨「そんなに放置されたら28回は愚痴っちゃうってば、もぅ……」

村雨「早く提督に補給してもらわなくっちゃ! ……あら?」


 『使用中』


村雨「貼り紙? 執務室の扉に? ……執務中なのかなぁ」

村雨「いちゃいちゃするのはお手伝いしてからにしましょうか…… 提督! 村雨、帰還しました。入ります!」


 ガチャッ



霞「ひぎっ…… ぎっ…… ぎぃっ……♪」ビイイイイイイイ

提督「どうだ、少しは反省する気になったか? 駆逐艦カスなんたら!」

村雨「」


 バタン



村雨「……え? 今の何? え?」

村雨「疲れてるのかな? 早く提督に補給してもらわないと…… 執務室、指差し確認、よし」


 こん、こん


村雨「提督、駆逐艦村雨です。遠征より帰還しました。入室、よろしいでしょうか」

提督「おう、入れ」

村雨「失礼します」


 ガチャ



霞「あ、ち、ちがっ…… 村雨……っ これは……」ビイイイイイイイ

霞「そっ、その、逆らうと神通さんの教導責任を問うって言うから…… ぁ♪」ビーーーーーーッ

提督「え、そう言う設定? まぁいいけど。ほら、神通に教わったように詫びて見ろ!」

村雨「入れって言ったのに!?」

霞「あっ、待って司令官! 村雨なら提督の精神注入棒を硬化できるでしょ!?」ビイイイイイイイ

霞「そしたらこんなオモチャじゃなくて…… ひっ、ひぁあっ♪」ビビーーーーーーッ

村雨「霞はそれでいいの!? 村雨はそんな趣味無いから!!」



 ~~~~~~


霞「ふぅ………………………………」

霞「………………………………忘れて」

村雨「思い出したくもないわ」

霞「そう、お礼は言わないわ。じゃ」


 バタン


提督「お待たせ、お帰り」

村雨「………………」


提督「使用中って書いてあっただろ」

村雨「執務室が使用中って言ったら執務中って思うでしょ! 誰が変態プレイの真っ最中だって思うの!?」

提督「変態とはひどい。若葉なんかもっと凄いぞ」

村雨「聞きたくない」

提督「怒ってるのか?」

村雨「別に? 艦娘だって前の提督がいなくなったら次の提督に尻尾振っちゃうイキモノですし? こんなことで提督に怒ったりしませんけどー?」

提督「スネればご機嫌取ってもらえると思ってるのか?」ナデナデ

村雨「……そう言いながら構ってくれるのがズルいよね」スリスリ


提督「俺だって寂しくなかったわけじゃないぞ。離れてた分だけ側にいてくれ」ギュッ

村雨「……くっつくだけじゃ足りない」ベター

提督「どうして欲しい?」ヨシヨシ

村雨「二人の距離、ゼロじゃなくて…… マイナスにして?」ギュー

提督「ははっ、Jポップの歌詞みたいなフレーズだな。ちょっとお洒落だぜ」

村雨「……うふふっ♪」

村雨「って、いきなり下っ!? ディープキスのつもりで言ったのにっ!?」

提督「そうなのか? もうこんなにしてるのに?」クチュ

村雨「んっ…… も、もぉ…… 本当にズルいんだから……」






 どどどどどどごんごんがちゃばたーん!

夕立「提督さん提督さーん! 夕立、戻って来たっぽーい! 褒めて褒めてー!」


「「……だよねー」」


夕立「ぽい?」



  そのうちつづく



提督「おう、お帰り夕立。ご苦労さん」

村雨「きょ、今日はありがとね? 報告書はもう出しといたから」

夕立「………………今からえっちなことするところだったっぽい?」



「「………………はい」」


夕立「じゃあ、三人でしましょ!」

村雨「えぇえっ!?」

提督「あー、俺はいいんだが……」

村雨「ひっ、人前でセッ……ゴニョ なんて、できるわけないでしょ!? 村雨、そんな趣味ないから!」

夕立「むー、村雨は協調性が足りないっぽい」

村雨「協調性の問題かなぁ!?」


夕立「パックのαがやると言ったらやるのが当然っぽい」

村雨「犬社会の掟を説かれても」

夕立「それに二人じゃないと、ディープキス&ス□ートも授乳パ〇ズリもできないっぽい」

村雨「名前がいやらしすぎて、もはや愛を確かめ合う行為に思えないんだけど」

夕立「そもそも3Pじゃないと挿れることもできない恵まれない子たちもいるっぽい」

夕立「村雨の小さな努力で救われる人がいるってこと、忘れちゃダメっぽい」

村雨「え……?」


村雨「そ、その…… 例えば、霞、とか……?」

夕立「朝潮型もそうっぽい。暁型とかもそうっぽい」

村雨「型単位でいるの!?」

夕立「夕立は睦月に協力してあげたっぽい」ニャシィ イウホウノ

村雨「えっ……」

村雨「い、いやいやホントに!? 睦月ちゃんはそれでよかったの!?」

夕立「泣いて喜んでたっぽい」

村雨「む……睦月ちゃんとは主砲も魚雷もある仲だって思ってたのに……」

夕立「だから村雨も3Pできるようになるっぽい。夕立がつきあってあげるから練習するっぽい」

村雨「ちょっ、待っ、ちょっ…… ちょっと待って待って待って!」

村雨「でもでも、提督だって二人も相手したら体が持たないでしょ!?」
夕立「そもそも、一人で提督さんの相手なんてしたら体が持たないっぽい!」



「「……え?」」


村雨「い、いや…… 提督ってちょっと早漏気味だし、10回も出したら腰が抜けちゃうし……」

夕立「提督さんのマジカル〇ンポ相手にチェンジなしで責められ続けるとか自殺行為っぽい。脳汁でキメセクになっちゃうっぽい」



「「………………」」



夕立「あれ? 村雨は提督さんとえっちなことする妄想をしてただけっぽい?」

村雨「そっ、そんなこと絶対ないからね! いっつも弾切れまで満足させてあげてるからね!」

夕立「ありえないっぽい! 鹿島と浜風の二人がかりでもC敗北、そこに翔鶴が支援に入ってやっとB勝利できた提督性鬼なのに!」

村雨「えっ……」

村雨「いやいやいや! その人たちスタイルが凄いだけで、別にその道のプロとかじゃないでしょ!?」

夕立「やっぱり村雨はその辺の事情に疎いっぽい。ちゃんと3Pしないから話に入れないっぽい」

村雨「この鎮守府にそんな闇のコミュニティが……」

提督「………………あー、夕立」

夕立「……ぽい?」


夕立「なぁに、提督さん?」

提督「村雨はな…… 凄いんだ」

村雨「えっ」

夕立「えっ」

提督「村雨、いつも言ってるだろ? お前は本当に凄いんだって」

夕立「……その道のプロ?」

村雨「違うってば! 提督に教えてもらったこと以外は何にも知らないってば!」

提督「お前はいっつも『村雨は気にしないよ? あ、でも夕立は早漏なんか死ねって呟いてたっけ』とか言うけどな、俺は言い訳してなんか……」

夕立「村雨?」

村雨「あっ…… いや、そこはその…… えっと……」

夕立「……そこの話は、後で詳しく聞くとして」


夕立「それじゃ提督さん、最近村雨と一緒にいる時間が一番長い理由って……」

提督「ああ、どうしても拒めなくてな」

村雨「冗談だよね!?」

夕立「に、肉欲の悪魔……」

村雨「違うってば! もっと普通にらぶらぶな関係だってば!!」

夕立「見たいから委ねる」

村雨「何を!?」

夕立「村雨の凄くいいとこ」

村雨「どういう意味!?」

夕立「それじゃお二人さん、どうぞどうぞっぽい」イソイソ

村雨「なんで部屋の隅っこで正座してるの?」

夕立「夕立のことは家具だと思うっぽい」

村雨「………………」

夕立「ごゆっくりー っぽーい」





提督「………………それじゃ、マイナス距離射撃の続き、するか?」

村雨「できるわけないでしょぉぉっ!?」


村雨「夕立! 出ていきなさいってば!」

夕立「夕立は家具っぽい」

村雨「何の家具よ?」

夕立「……防犯カメラ?」

村雨「家具だとしてもダメじゃない! 首に縄つけてでも引っ張り出すからね!」

夕立「それはイヤっぽいー! 夕立の首に縄をつけていいのは提督さんだけっぽいー!」

村雨「なんで変態ばっかりなのこの鎮守府は!?」

夕立「エロの化身に言われたくないっぽい!」

村雨「誰がエロの化身よ!?」




 どたばたどたばた……



提督「………………」

提督「あいつら、ほんと仲いいなぁ……」



 どたん! ばたん! びたん!



提督「そしてほんと元気いいなぁ……」

提督「さて、今のうちに仕事進めとくか」





  そのうちつづく

別所の分を再録。村雨のむらむら講座やってくんないかなぁ
続きはどこでどうするか考えながら書き溜め中


時雨「……なんだか、姉妹揃って迷惑かけてたみたいで、ごめんね?」トクトク

提督「いいってことよ。この鎮守府じゃ白露型はまだマシな方だから」オットット

時雨「それにしても、白露や夕立はともかく、村雨まで一緒になって……」コクコク

提督「いやー、村雨は基本、由良の真似してるだけだからな。中身は夕立とそんな変わらんぞ」プハー

提督「春雨や五月雨の手前、お姉さんぶってるけど、5分で化けの皮が剥がれるから」ウィー


 case由良……この間にお洗濯しておこうっと

 case村雨……かまってー!


時雨「……なんだか、こめかみの辺りが痛くなってきたよ」


時雨「……なんだか、こめかみの辺りが痛くなってきたよ」

提督「なに、その分夕立は意外としっかりしてるからな。あいつの中身は村雨とそんな変わらん」

時雨「……それ、あくまで、見た感じより意外と、って程度だよね……」

提督「ははっ、頑張れ実質長女。あと、扶桑や山城のフォローも頼むぞ」

時雨「………………提督、もう一杯、もらっていいかな?」

提督「ん、大丈夫か? お前、あんまりイケる口じゃ無いだろ?」

時雨「白露よりはマシさ…… 村雨と比べられても困るけど」

提督「村雨はザルだからな…… 駆逐艦のクセに一晩中飲むバカは、あいつと朝霜くらいのもんだ」

 ワタシモデスヨ? フフッ


 ガチャッ!



白露「ていとくぅー! 一緒におふ……」

時雨「白露? ノックをする心の余裕を持ちなよ。慌てるとまた何かやらかすよ?」

白露「……」

提督「おー、何の用だ? 何か言いかけたみたいだが」

白露「ね、寝取られたーっ!?」

時雨「え?」


白露「しまったー、あたしが『盗』なら時雨も『盗』になるのかぁ…… 女同士だとそうなるよね、盲点だったぁ……」

時雨「何を言ってるのかよく分からないけど、盲点というか根本的に何かを見失ってるんじゃないかな」

白露「提督逃げてー! 監禁されちゃう!」

提督「は?」

時雨「え?」

白露「だって、時雨のベッドの下ってそんな本ばっかりじゃん!」

時雨「いやいや…… ちょっと待ってよ」


時雨「確かに僕は、監禁拘束系のネタが好きだし、そういうコレクションはいっぱい持ってるけど」

提督「そうだったの?」

時雨「だからって、実際に行動に移すかどうかは、全然別の話じゃないかな」

時雨「単純所持者すなわち犯罪予備軍みたいな、根拠の無い誹謗中傷を受けるのはさすがに不本意だよ」

提督「ははっ、そりゃー実際にやる気はないよな?」

時雨「白露だって『お姉ちゃんが教えてあげる♪』系の本をいっぱい隠してるけど、実際に……」

白露「わーっ! わーっ!!」

白露「なんで知ってるの!? なんでそれ人前で言うの!?」

時雨「人前って言っても、僕と提督しかいないじゃないか」ハヤシモハ オイトイテ

白露「だから提督がいるじゃんよー!」エッ ハヤシモ?

時雨「? ??」

白露「なんでキョトンとしてるの?」

時雨「いや…… 白露がよく分からないことを言い出すのは、別に珍しくなかったね」

白露「あたしそんな変なこと言った!?」


時雨「提督に知られて、何が不味いの?」

白露「マズいよ! あたしにだってプライベートとかプライバシーとかがあるよ!」

時雨「提督は、艦娘の全てを把握しておくべきなのが当然じゃないかな」

白露「えぇ!? いやいや! 限度ってものがあるじゃん!?」

時雨「確かに、提督も人間だから物理的な限度があるんだよね……」

時雨「どうすれば、僕の全てを余すところなく…… うーん…… ヤッパリアレカ…」

白露「……時雨って、結構よく分からないこと言い出すよね……」

提督「なんだかんだで、お前らも双子なんだなぁ」


白露「とーにーかーくー! こんな夜更けにあたしを差し置いて、差しつ差されつなんて不純なことは許さないんだからー!」

時雨「不純って…… その、お酒イコール私を酔わせてどうする気? って発想、いい加減にどうにかした方が……」

白露「あたしが! 提督の一番なんだから! 後はお姉ちゃんに任せて、時雨はもう寝……」

時雨「え」

時雨「……今、何か聞き捨てならないことを言ったような気がしたけど?」ビキッ

白露「え……」


時雨「誰が、誰の、一番だって? 大事に手入れしてもらってるからって、身の程を忘れたのかな?」

時雨「僕達は所詮艦娘。提督にとっては民間人の命よりも優先順位の低い存在。分かってるよね?」ギリギリ

白露「そ、それは…… その、そういうことじゃ、なくてさ……」

時雨「僕を失望させないでくれるかな、白露姉さん?」

白露(あ、ヤバい。時雨があたしのことを姉さんって呼ぶ時はヤバい)

白露(『お姉ちゃんなんだからしっかりしなさい』的なことを何時間もクドクドお説教されるパターンだコレ)



白露(……だけど! 今日は退くもんかっ! あたしには提督がついてるんだからっ! 今日こそホントに一緒に入るって覚悟決めて来たんだからっ!!)


白露「でもっ! 提督はちゃんと言ってくれたもん! あたしに!」

時雨「え…… えぇっ!? て、提督、本当に!?」

提督「ん?」

白露「そうだよ! 私が一番ナントカだって言ってくれたもん!」

時雨「そ、そんな……」


時雨「………………え? それが何?」

白露「ん?」



白露「………………………………」

時雨「………………………………」

提督「………………………………」



白露「……えっ? ホントだ…… それが何なの!?」


時雨「……えっと、説明いいかな、提督?」

提督「いや、ナントカな子ほど可愛い的なことを言ったんだけどな」

時雨「提督…… それ、ナントカな子に言っちゃダメだよ」

提督「そうだな…… なんか悪かったな、白露」ナデナデ

時雨「僕も熱くなりすぎたよ…… ごめんね、白露」ナデナデ

白露「えぇーっ!? 一体なんなの!? どういうことなの!?」

早霜「大丈夫、気にしなくていいのよ。白露さん」ナデナデ

白露「早霜!? いたの!? どこに!?」




提督「……そういや時雨、さっきの話だけど。お前、実際に監禁とかする気は……」

時雨「うーん、酔いが醒めちゃったね。今日はこれでお開きにしようか、提督。 ……ほら、白露、帰ろう?」

早霜「ふふっ、いつも騒がしくして、ごめんなさい…… 今日は、ゆっくり休んで?」

白露「え、え、ちょ、ちょっと待ってー!? あたしは提督とおふ……」



 ずるずる、ばたん



提督「………………」

提督「結局、言わずに行っちまったか」

提督「あいつが俺に嘘をついたこと、一度も無いんだよなぁ」

提督「……………………」




~~~~~~



村雨「夕立…… なんで『犬と私の10の約束』をわざわざベッドの下に隠してるの?」

夕立「村雨こそ、なんで『オンノジ』なんてわざわざベッドの下に隠してるっぽい?」


「「………………」」


「「……ほっといて」」



  そのうちつづく

以上です。次は多分、村雨と夕立のしょーもない話
それじゃ、来週の村雨にも期待してね

そういえば村雨以外の白露シスターズって酒飲むんだろうか。
白露春雨はお子様ゆえかジュースだけに

浜風と鹿島のC敗北見てみたいわ

ニャシィ イウホウノ 睦月がいるってことはニャシィ イわないほうも居るんですね!

>>119
家具のカウンターバーによると時雨と江風はおにぎり、夕立五月雨海風涼風は22時までビールにつきあってくれて、村雨は一晩中ワイン飲んでる
ただ、時雨は飲兵衛(雪風は助兵衛)という史実の逸話もあるらしいから……

>>120
なんかネタが思いついたら書く(多分そんなエロくない)

>>121
おーぷんの方の加筆修正版でちらっと……



~~~~~~


夕立「提督さーん! 朝っぽい! お散歩するっぽい! ぽーい!」


 がばっ


提督「………………」アヘアヘ

夕立「!?」

夕立「提督さんが幸せそうな顔で干物になってるっぽい?」


 ガチャ


村雨「あっ…… ゆ、夕立、おはよう……」

夕立「村雨?」

夕立「………………」

村雨「………………」アセアセ

提督「………………」アヘアヘ

夕立「……村雨、朝っぱらから提督の部屋にバケツ持って来て、何するっぽい?」


村雨「まぁ、その…… ちょっと…… ヤりすぎちゃったかなって……」

夕立「ほ、ホントにあの提督さんがこんなになるっぽい……」

村雨「だ、大丈夫だってば。すぐに治すってば」

夕立「村雨! 今すぐ夜戦講座をやるっぽい! 内緒のテクを教えるっぽい!」

村雨「ムリだってば。電探に何の特効も無い時点で村雨の知ってる夜戦じゃないから」

夕立「そんなボケは今要らない」

村雨「語尾がなくなるほどに!?」

夕立「村雨と夕立と何が違うの? あたしなんていっつも子犬みたいに啼かされてばっかりなのに!」

村雨「それはそれでうらやましいんですけど……」

夕立「どーして村雨だけ九九式艦爆(熟練)ばりのコトができるの!?」

村雨「それあの人のこと!? 熟練なの!?」


夕立「で、そのバケツ、どうするっぽい? 提督さんにも効くっぽい?」

村雨「あ、人間に直接使ってもダメだよ? こうやって、まず村雨が飲んで」コク

夕立「飲むの!? 大丈夫っぽい!?」

村雨「で、しばらくすると…… んっ…… 母乳が出て来るから……」

夕立「母乳!? 何その機能!?」

村雨「で、これをこう…… ほら、提督…… んっ」

提督「………………」チュバチュバ

村雨「ほら、顔色が良くなってきたでしょ?」

夕立「……へ、変態……」

村雨「え?」

夕立「リアル授乳プレイ…… 雷や夕雲でもそこまではしないっぽい……」

村雨「いやプレイじゃないから! そんな趣味ないから! 医療行為みたいなもんだから! 」

夕立「それにしても、村雨はどうしてみんなの資源をセックスで使っちゃうっぽい?」

村雨「それは本当にごめん」

夕立「30分ごとに遠征に行ってる潜水艦や海防艦の子たちが聞いたらどう思うっぽい?」

村雨「すみません夕立様なんでもします」

夕立「じゃあ、夕立も提督さんにおっぱいあげたいっぽい!」

村雨「変態呼ばわりしたクセに!?」

提督「………………」チュパチュパ



~~~~~~


提督「補給と出撃を繰り返すのって、こんな気持ちなんかなぁ」

村雨「あはは…… ごめんなさい。でも、提督がもっともっとって言うからぁ……」

夕立「てーとくさんてーとくさん! お散歩! 早く早く!」

村雨「」

提督「分かった分かった。そう急かすな…… まだ腰がだるいんだから」


 ガチャリ


夕立「………………」ドヤァ

村雨「いや、首輪をつけてそんな自慢気にされても…… 別にうらやましくないからね?」

夕立「奴隷は鎖を自慢するっぽい」

村雨「いろいろ使い方が違うっぽい」

提督「村雨も来るか?」

村雨「首輪付けた子と一緒に?」

夕立「村雨はハーネス派っぽい?」

村雨「だから、そんな趣味ないから!」

夕立「てーとくさん、ボールボール! ボール遊びするっぽい!」

提督「分かった分かった。お前本当それ好きだなぁ」

夕立「村雨村雨! 村雨も一緒に遊ぶっぽい!」

村雨「えっ…… も、もぉ。しょうがないなぁ」

村雨「はいはーい。村雨も、ちょっと付き合ってあげる」フフッ



~~~~~~


夕立「やっぱり合理的なフォルムっぽい! 作業ポッドの流用じゃなければカンオケ呼ばわりなんてされなかったっぽい!」

提督「実際、K型やF型は結構活躍してるからな。08小隊の冒頭とか印象的だし」

村雨「……」

夕立「やっぱり足なんて飾りっぽい! 偉い人には分からないっぽい!」

提督「飾りは大事なんだよ。偉くなったことが無い奴にはそれが分からんのだ……」

村雨(どうしよう…… 村雨の知ってるボール遊びと違う……)


提督「よし、ジム・ステイメンが組み上がったぞ。早速合体させてみよう」

夕立「やったー! 量産型デンドロビウムっぽーい!」

村雨「……」

提督「いやー、やっぱりイカすな! この問答無用のデザインは!」

夕立「これが量産されたら、ソロモンの悪夢と言えど苦戦は免れないっぽい!」

村雨「…………」

提督「よし、次はBガンダムでも作るか?」

夕立「夕立、オタマジャクシがいいっぽい! 一緒に艦隊組みたいっぽい!」

提督「おっ、水中用か。らしいチョイスだな。ミニ二駆と合わせてジオラマっぽくしてみるか」

夕立「いい感じっぽい! きっと長門も喜ぶっぽい!」

村雨「………………そーですかー、この村雨を放置ですかー」

提督「あっ」

夕立「あっ」


村雨「村雨、そんな趣味ないから! かまってー!!」

提督「悪い悪い! って言うか、村雨はガン〇ム分からんのだな」

村雨「戦争の悲惨さなんて、リアルで見飽きたってば……」

夕立「008〇から見せたのがいけないっぽい。やっぱりΖから入るべきだったっぽい」

提督「ああ、フォウ・ムラサメとか、名前から親近感が湧くかもしれんな」

村雨「……どんな人?」

夕立「ムラサメ研究所の強化人間っぽい。四人目っぽい」

村雨「何その悲劇しか連想できないフレーズ!? 絶対見ないからね!」



~~~~~~


時雨「白露? 何見てるの?」

白露「ん? 夕立に借りたDVDだよ」

時雨「ああ、〇ンダムかな? 白露は、どれが一番好き?」

白露「G!」

時雨「だよね」




今回はおしまい



いろいろ亀ですまん。
最近はマフラーをめぐってピリピリしてそうな次女三女四女を脇目に一人芋食ってる長女が和んでしかたない。

では、そのうち続くということで
できれば連休中に小ネタを一つくらい仕上げたいです




~~~~~~



若葉「提督」

提督「ああ、若葉。帰投したか。モーレイ海の任務、ご苦労さん」

若葉「いや、旗艦を取り逃がした。すぐに再出撃を……」

提督「ああ、急がんでいい。まずは補給を受けて入渠して来い。ネクタイが台無しだぞ」

若葉「そうか、済まない」

提督「構わんさ。後続任務もその報酬も、急を要するワケじゃない」ムサシ デナイシ

若葉「そうか…… 余裕があると言うなら、一つ頼みがあるのだが」

提督「ん? なんだ?」

若葉「若葉を観艦式に出して欲しい」

提督「ほう?」


若葉「いや、無理にとは言わないが」

提督「構わねーよ」

若葉「いいのか? 3時間も枠を潰してしまって。もっと効率のいい遠征が……」

提督「いーんだいーんだ。海の一大ページェント、花の舞台でお前らを見せびらかすのは俺にとっても望むトコロよ」

提督「だいたいお前らはいい子過ぎるんだ。兵器ってのはもっとワガママで手がかかるくらいが丁度いいんだぜ?」

若葉「そうか…… 助かる」

提督「いいってことよ…… だから」



提督「早く入渠してこい」

若葉「何故だ?」


提督「そのままで出る気か!?」

若葉「大丈夫だ」

提督「俺の立場が大丈夫じゃねぇよ! 一緒に並ばされる奴らも大丈夫じゃねぇよ!」

若葉「ふむ、雷あたりに声をかけておくか」

提督「やめてあげて! あいつまだ結構気にしてるんだから!」オマエニ ショウトツシタコト

若葉「ふっ、あれは悪くなかった…… 提督も、若葉の腹の中に頭を突っ込みたくはないか?」

提督「そういやどうなってんだろうな?」

若葉「いいぞ、体がむずむずするな」

提督「いや冗談だ! 砲塔を腹に向けるな!」

若葉「で、提督。観艦式の件は……」

提督「くっ…… 予行だ。予行で手を打て。俺でよければ穴が開くほど見つめてやる」

若葉「ふむ…… 悪くない。予定が整ったらまた連絡をくれ」


 スタスタスタ……



提督「………………やれやれ」

提督「ほんと、兵器ってヤツは、ワガママで手がかかるぜ……」



  おしまい


一晩寝かせて見直して良ければ明日投下予定


提督「かまってー」

村雨「どうしちゃったの!?」

提督「今日はセクハラしたい気分なんだよ」

村雨「あ、いつも通りなんだ」


提督「村雨はエロいなぁ」

村雨「はいはい」

提督「でも中大破してもあんまりエロくないよな」

村雨「そりゃ戦場で被弾してるんだし」

提督「服が破れた時のガードが固すぎるんだよお前は」

村雨「当たり前でしょ?」

提督「そのぱっつんぱっつんの胸元がぼーんってなるのを期待してたのに」

村雨「避けることを期待して欲しいんですけど……」


提督「そんなワケで、その胸元、破いちゃっていい?」

村雨「はぁ…… しょうがないなぁ」

提督「え、いいのか? お前、服とか大事にする方だから、イヤがると思ってたけど」

村雨「そりゃ、あんまりよくはないけど……」


村雨「提督には、いっつも夕立や五月雨ちゃんや白露ちゃんが迷惑かけてるし」

村雨「村雨も、結構たくさんワガママ言っちゃってるし」

村雨「艦隊のみんなの言うことを聞いて回ってる提督だもん。提督の言うことは、村雨が聞いたげなくちゃ、ね?」

提督「……村雨っ!!」ガバッ

村雨「きゃんっ♪」




~~~~~~



提督「ふぅ…… 堪能した」

提督「凄かった。ちょっとビリッてやっただけでホントにぼーん! ってなった」

村雨「ふふっ、おつかれさま」

提督「いつもすまんなぁ」

村雨「今さらでしょ? 1-1の頃からの付き合いじゃない」

提督「あぁ、そうだな…… 思い出すと懐かしいなぁ」


提督「あの頃はまだ、ほんとに小さな艦隊でよぉ……」

村雨「ふふっ、鎮守府正面の攻略にも苦労してたよね」

提督「2分の1の賭けってさ、1024人に一人は10回連続で外すんだぜ? 100万人がチャレンジしたら1000人近くがそういう目に合うんだぜ?」

村雨「羅針盤にはあの頃から苦労させられたよね……」

提督「戦力もコモン駆逐艦しかいなかったし」

村雨「建造もドロップも運がなかったよね……」

提督「ああ、だから村雨か潮しか選択肢がなかったんだ」

村雨「……え?」


村雨「ちょっと待って待って待って? え? そんな理由?」

提督「改二になる前は時雨も夕立もまるっきり中学生だったもんなぁ……」

村雨「いや、思い出話続けてないで!」

提督「噂に聞いてた浜風は早くても1-6、鹿島なんて6-5だって言うんだから……」

村雨「遠い目してないで、一回こっち向いてってば」グリッ

提督「はい」


村雨「言いたいことはいろいろあるけど、本っ当にいろいろあるけど、とりあえずこれだけ訊きます」

提督「うむ質問を許可する」

村雨「……潮ちゃんより、村雨を選んだのはどうして?」

提督「ああ、それは……」


提督「潮に下手に手を出したら、なんか青っぽくなって提督を破滅に導くって言う噂が……」

村雨「………………」



村雨「……そーですかー、消去法ですかー」グイッ

提督「……村雨?」

村雨「村雨自身の魅力、たっっっっっぷり教えてあげなくちゃね? うふふっ♪」

提督「えっ…… ちょっ、待て待て!」


提督「お前のテクは、マジでシャレにならないくらいスゴいんだよ!」

提督「着任初日から今日まで夜の演習の旗艦なんだぞ!? 練度がいくつになってると思ってるんだ!!」

村雨「さぁ? 提督のカラダで確かめてみてもいいかしら?」

提督「……初めての時は、お前も子犬みたいだったのになぁ」

村雨「今は?」

提督「バター犬」

村雨「がうっ」ガバッ

提督「あーもう、冗談だよ悪かったって…… えっ、えっ、何これ、あっ、あっ!?」



  >>123へつづく


今回は以上。
最後の相棒実装確定おめでとう。新しいネタになるといいなぁ。


村雨「かまっ…… あら? 新しい家具?」

提督「おう、編み物チェアだぞ」

村雨「へー、提督ってば、編み物とかするんだ?」

提督「いや?」

村雨「え? じゃあ、どうして買ったの?」

提督「お前がやるんだよ」

村雨「えっ、村雨に!? ありがとう! じゃあ、早速使わせてもらっちゃおっかな♪」

提督「こらこら、勝手に座るんじゃない。俺の椅子だぞ」

村雨「えぇ…… どういうことなの?」


村雨「………………」アミアミ

提督「おー、文月や時津風や利根がヒザに乗ってくるのは微笑ましい感じがするけど」

提督「お前だとアレだな。もう完全にアウトだな」

村雨「失礼しちゃう…… え、利根さん!?」アミアミ

提督「しかし、こりゃいいな。予想以上だ」モミモミ

村雨「やんっ! もぉ…… やると思ったけどぉ……」アミアミ

提督「おお…… これは料理してるとこを後ろから襲うのに通じるものがあるな……」モミモミ

村雨「ちょっ…… 編み目が…… こらぁ、いたずらしないの!」アミアミ

提督「うぉっ、動くと擦れっ……! くそっ、チチだけじゃなくてケツまでこんな……」ハァハァ

村雨「だから、モゾモゾされると…… ひゃんっ、首筋に息がっ……!」

提督「あーもうたまらん! お前相手にセクハラだけで済ませられるとでも思ってんのか!!」グイッ

村雨「何その言いがかり!? ぁんっ! ……もぉ、しょーがないなぁ……」♪


 コン、コン


萩風「司令、第四駆逐隊・萩風です。よろしいですか?」

村雨「………………ですよねー」


提督「おう、入れ」

村雨「なんでっ!?」




 ガチャッ



萩風「失礼しま…… うわぁ、不健全なことしてますね」

村雨「ちょっ…… 待って待って、そんなに見ないでっ……」

萩風「うわっ、やっぱりそのインナーって、そこから手を入れて使うんだ……」

村雨「見ないでって言ってるのに!?」


萩風「まあまあ、いいじゃない村雨さん。『レーダー被害者の会』の仲間でしょう?」

提督「そんな会あったのか?」

萩風「主な活動は、夜中にお手洗いに行きたくなった時に協力し合うことですね」

村雨「なんでバラしちゃうの!?」

提督「はっはっはっ、そういうとこは所詮駆逐艦だなぁ」

村雨「……悪かったですね、暁ちゃんと同レベルで」

提督「え? 暁はおもらしプレイが好きなだけで、行こうと思えば普通に行けるぞ?」

村雨「あーもう! 藪を突つけば変態が出て来る!」


萩風「村雨さんって、嵐と同じくらい恥ずかしがるのね。なんだか意外」

村雨「萩風ちゃんのその言動こそ意外なんだけど!?」

萩風「結構仲良くなったつもりだったけど、まだまだお互いの事知らないのね…… また今度、女子会しましょう?」

村雨「考えさせて…… 迂闊に返事するのが怖い……」


提督「ところで萩風、何か要件があったんじゃないのか?」

萩風「あっ、失礼しました。司令、演習の申し込みです」

提督「あー、分かった。村雨単艦で行かせるからおむすび用意しといてくれ」

萩風「了解。じゃあ、村雨さん、また後でね」

村雨「なんでもいいから早く出てってー!」


 バタン




村雨「………………………………」

提督「やれやれ、しかたないな。早めに済ませるしかないか」

村雨「………………………………」

提督「村雨、20分で頼む」

村雨「………………………………………………………………」

提督「村雨?」

村雨「………………2・分・で、充分ですっ!!」

提督「えっ…… お、ぉほぉぉぉぉぉおおおおおお!?」



  おしまい

次は多分、年の瀬がせまっても何もできてない子の話
来週も期待してね

煮詰まってきたので(誤用)、寝て起きたら書けてるとこまで投下予定



~~~~~~


白露「そんなわけで、村雨は食べもしないおにぎりを持って丸腰で演習に行ったよ」

白露「『旗艦の攻撃にだけ当たるのがプロの仕事』って言ってたよ。きっと一生アマチュアだね」

白露「だから、今日はあたしが主役だぞ、ていとくーぅ!!」


 ガチャッ


愛宕「もう、提督ったら。放っておくと駆逐艦や海防艦の子たちばっかり構うんだから」ベタァ

千歳「私たちだって、人の心を持ってから五年くらいしか経ってないのは同じなんですよ?」ベタァ

愛宕「そうよ。同じように扱ってくれなくちゃ、ねぇ?」ムギュー

提督「分かったから少し離れろって…… お前らのような五歳児がいるか」

白露「………………」


愛宕「ダメですよぉ? 艦娘の育成に必要なのは、まずスキンシップですよ?」

千歳「それから、たくさん話しかけてくれないと…… 私たちが人の言葉を上手に使うの、結構大変なんですから」

愛宕「そうそう。ほら、唐突に脈絡もないことを喋り出しちゃう子、いるでしょ?」

千歳「あれは提督のコミュニケーション不足が原因なんです。しっかり言葉を伸ばしてくれなくちゃ」

提督「いやからかってるだけだろ…… 特に工廠から帰って来るなりセクハラ扱いしてくる連中は……」

白露「………………イッチバーン」


愛宕「と・に・か・く! 今日は私たちと遊んでください、ね?」

提督「ブイン防衛作戦の準備があるんだが……」

千歳「いいじゃないですか。どうせ先行組の情報が出揃うまで大したことしないんですから」

愛宕「同じ甲勲章って言っても、実際のところは雲泥の差よねぇ……」

提督「それは言わない約束だろ!?」

白露「………………」


 バタン



~~~~~~


白露「しぐれぇ~……」

時雨「だから、前の日から約束して行けばって言ってるじゃない」

白露「うう…… でもでも、テンションが上がった時に約束して、いざその時になって覚悟が揺らいでたら困るし……」

時雨「覚悟? 何の?」

白露「そりゃ、一緒におふ…… なんでもない」

時雨「一緒にオフサイドトラップの練習? どんな覚悟さ」

白露「どんな覚悟さ!?」


時雨「じゃあ、オフロードバイク? 提督のなら、この前ぼくが壊しちゃったけど……」

白露「乗り物に嫉妬するのやめなよ…… 提督結構マジで困ってるからさ」

時雨「いやワザとじゃないよ!? ぼくを危険物扱いするのやめてよ!」

時雨「そもそも嫉妬する必要ないよ。ぼくだって提督に乗ってもらってるし」

白露「え!? あたしたちって人乗せられるの?」


時雨「ん? 個体差はあるかもしれないけど、僕はちゃんと乗ってもらえたよ」

白露「へー、どこに乗せるの? 背中? あ、あたしたちの艤装じゃ背中は無理か」

時雨「艤装? いや、艤装は使わないよ。村雨じゃあるまいし……」

白露「え、艤装無しでも乗せられるの?」

時雨「艤装無しが普通だと思うけど……」

白露「そうなんだ? ……で、どこまで行ったの?」

時雨「だ、大胆な質問だね? もちろん、ちゃんと最後までだけど……」

白露「へぇ、途中撤退無し? さすが時雨だなぁ。やっぱり鎮守府近海?」

時雨「そっ、そんなところでする趣味は無いよ…… 提督の部屋だよ」

白露「え? なーんだぁ。海に出たわけじゃないんだ」

時雨「そんな変態的なことしないよ……  青いにも程があるよ……」

白露「?」

時雨「?」



  後編へ続く。多分




 コン、コン



提督「おーい白露、いるか?」

白露「え、提督!?」

時雨「提督? 開いてるよ、どうぞ」

提督「おー、いたか白露。何か用だったんじゃないのか?」

白露「え、えーと……」

時雨「僕、外そうか?」

白露「え? あーいや、えーと、ちょっと待って待って! まだ心の準備が……」

提督「そうか? じゃあ、できたらまた執務室に来い。時間は開けとくから」



 バタン


白露「……」

時雨「早く行っておいでよ」

白露「……」

時雨「ちゃんと気づいててくれたでしょ?」

白露「……」

時雨「せっかく時間作ってくれたんだからさ」

白露「……よーし!」

白露「それでは、白露型一番艦:白露! 提督と一緒にお風呂に入ってきます!」

時雨「がんばってね」



 ガチャ、バタン! ドタドタドタ……



時雨「………………」

時雨「え?」




~~ 次の日 ~~



白露「へっへーん!」ツヤツヤ

時雨「………………」

白露「白露、提督と一緒にお風呂! 入ってきました! やったねっ!!」

時雨「………………」

白露「見て見て! もうピッカピカに洗ってもらったんだから! 隅々まで!」

時雨「……へぇー」

白露「それだけじゃないよ! ほらほら、塗装までばっちり!」

時雨「へぇー…… 綺麗なネイルだね」

白露「さらに! ワックスまでかけてもらっちゃった!」

時雨「へぇー、髪型も決まってるね」

白露「でねでね! 『こんな新兵がやるような仕事させちゃって、ホントにいいの?』って言ったらぁ」

時雨「うん」

白露「『お前のことを下っ端に任せておけるかよ』だって! きゃー! もぉ、提督ってば!」

時雨「そう、よかったね、白露」ナデナデ

白露「えっへへへ♪」



   めでたしめでたし おしまい



次回は多分、峯雲さんの話です
来週の村雨にも期待してね

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2018年07月23日 (月) 18:37:53   ID: 8HiIbXTt

良かった

2 :  SS好きの774さん   2018年08月07日 (火) 12:32:10   ID: wpLvCK2y

42000馬力のオナホって響きが好き

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