【艦これ】時津風「しれぇとデート!」 (74)

この話を始める前に

・いつも通りの不定期更新

では始めます

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――――執務室

提督「・・・というわけで、クーラーの設置を考えようと思う」

古鷹「そうですね、熱中症になったら大変ですし」

ガチャ

時津風「しれぇえええええ!やっほー!元気ー?」ギュッ

提督「元気じゃなきゃ執務なんてしてません」ナデナデ

古鷹「時津風さんは元気ですね・・」

時津風「夏だからアイス持ってきたよー!みんなで食べよ食べよー!」つ雪見大福

提督「お、これはいい選択だね」

古鷹「丁度3つずつですね」

時津風「そうそう、しれぇ。約束覚えてる?」モグモグ

提督「約束?してたっけ?」モグモグ

古鷹「どのような約束ですか?」モグモグ

時津風「しれぇが時津風とデートする約束だよ」

提督「ごふっ!そんなことしてたっけ?!」

古鷹「・・・・・・」

提督「そんな怖い顔しないでよ・・」

時津風「してくれないとイタズラしちゃうぞー」ガルル

提督「ちょっと待って・・今思い出そうとしてるから・・いつだっけ・・」

早霜「私の方から説明いたします」スゥー

古鷹「わぁっ!?早霜さん・・いつの間に・・」

早霜「司令官・・・先週の夜、BARでの出来事を覚えていますか?」

提督「先週の夜の・・BAR・・うーん・・」

----先週 BAR早霜

早霜「司令官、今日はよくお飲みになりますね」

夕雲「そんなに飲んで大丈夫?」

提督「大丈夫大丈夫!明日は午前中で終わりそうだし」

ポーラ「いいですね~ポーラもお付き合いいたしますよ~」

提督「ありがとー。かんぱーい」

ポーラ「かんぱ~い」

カランカラン

時津風「しれぇ!って、うわ・・完全に酔ってるよね、これ」

提督「時津風じゃないか!おいで!なでなでしてあげよう!さぁ!」

時津風「やだ」

提督「嫌われた・・・」グスン

夕雲(メンタル弱過ぎじゃないかしら・・)

時津風「それよりさーお願いがあるんだー」

提督「んー?いいよー聞いてあげる」

時津風「今度時津風とデートしようよ!」

提督「デート?いきなりどうして?」

時津風「えー!?前から遊ぶ約束してたのにまた今度ねとか言って先延ばししてるじゃんかー!」

ポーラ「ほほぉ・・・提督~女性を困らせるのはいけませんね~」

夕雲「男は約束をしっかりと守らないとね」

提督「うーん・・・うん、そうだねー。来週にでも行こうか」

時津風「やったー!約束だよー!」

提督「約束だよー」

早霜「では、念のためのこちらの書類にサインと指印をお願いします」

提督「書類・・?はいはい」サラサラ

提督「はい、時津風。これでいいよね?」

時津風「わぁい!絶対だよ!ほら!へい!へーい!」

提督「へーい!」ハイタッチ

ポーラ(仲良いですね~)

―――――執務室

早霜「という訳です」

提督「あー!あったね!そんなこと!」アハハ

古鷹「何笑ってるんですか!?」

時津風「と、いう訳でさ。もう逃げられないよ?」

提督「あー・・・。よし、わかった!僕も男だ。明日にでも行こう」

時津風「わぁい!でも執務とか大丈夫なの?」

提督「とりあえず明日は早く終われるようにまでしておくよ」

時津風「うんうん!じゃあまたねー!」


提督「・・・・という訳でごめん、古鷹」

古鷹「もう・・わかりました。明日はお任せください」

提督「ごめん、ありがとう」

古鷹「でもこの書類、早霜さんが作ったのですか?」

早霜「はい、ちなみに裏面をご覧ください」

提督「裏?」ピラッ

"もし先延ばしをすればBAR早霜の改装を実施いたします"

提督「何これ」

早霜「叶いませんでしたが、私が欲しかったのはこれです」

提督「・・・・0の数多くないですかね?」

早霜「妥当な金額です」

提督「というよりも早霜は関係ないんじゃ・・」

早霜「司令官の罰としては当然かと」

提督「・・・それじゃあ、明日のためにも早く終わらせようかな」

古鷹「私もお手伝いしますね」

提督「ありがとう」

早霜「司令官、頑張ってくださいね」モグモグ

提督(雪見大福盗られた・・・いつの間に・・)

―――駆逐寮 陽炎型 第十六駆逐隊の部屋

時津風「と、いう訳で明日はしれぇとデートすることになりました」

天津風「迷子にならないでよ?」

初風「他の人に迷惑かけちゃ駄目よ」

雪風「楽しんできてください!」

時津風「楽しみだなー♪」

天津風(大丈夫なのかしら・・)

――――翌朝 デート当日

時津風「・・・・・・」スヤァ

ピピピピピピピピピ

時津風「・・・・・・・」カチッ スヤァ

ジリリリリリリリリ

時津風「・・・・・・・」カチッ スヤァ

ヴェアアアアアアア ニクラシヤアアア

時津風「・・・・・・・」カチッ スヤァ

ヒトリハ...サミシィイイイイイイ

時津風「・・・・・・・」カチッ スヤァ

初風「さっさと起きなさいよ!!提督が待ってるわよ!!」

一旦中断します
アーケードの時津風は一段と可愛いですね

おつおつおー

目覚し時計うるせぇw

アーケードで天津風と磯風が改になれるのいつなんですかセガさん!
乙改の横でアケ磯風ちゃんが寂しがってるんです!(焦燥)

時津風「しれーおまたー」

提督「"せ"をつけなさい」

時津風「うんうん。それで、今日はどこに行くの?」

提督「実は見たい映画があるからそれ見に行こうと思うんだ」

提督「でも席が夜の時間しか取れなかったからそれまでは街で探索でもしてみる?」

時津風「わぁい!じゃあ行きたいところがあるんだ!」

提督「じゃあどこに行きたいのか教えてくれるかな?」

時津風「えっとねー・・・あっ!ちょっと待って、はい」スッ

提督「ん?」

時津風「ほらー!早く早くー!デートするときは手を繋ぐんでしょ?」

提督「そういうことか、はいはい」ギュッ

時津風「えへへー、じゃあしゅっぱーつ!」

―――鎮守府 執務室

古鷹「・・・という訳で今日は提督代行を私、古鷹が務めます」

古鷹「では、各自行動に移してください」



古鷹「ふぅ・・とりあえず一段落だね」

叢雲「司令官も困ったものね、急に出かけるだなんて」

古鷹「まぁまぁ。前から約束してたみたいだし・・」

叢雲「司令官もあんたとはよくデートしてるらしいじゃない。どうなの?」

古鷹「この前水族館に一緒に行ったんだけどね、提督って鮫が好きなんだよ」

叢雲「へぇ・・意外ね」

古鷹「水底でじっとしてるのが好きなんだって、確かにあれは可愛かったなぁ」

叢雲「ふーん・・」

古鷹「叢雲ちゃんも鮫好きなんだっけ?」

叢雲「まぁ好きだけど・・あと、ちゃん付けはやめなさい」

古鷹「でも今二人きりだよ。二人きりの時ならOKだよね?」

叢雲「・・・はいはいわかったわよ。早く終わらせるわよ、提督代行さん」

古鷹「ふふっ♪はいはい♪」

0言0<ジリジリジリジリ

――――バッティングセンター

提督「行きたかった場所がここなんだね」

時津風「うんうん。鎮守府にはこういう機械ないからねー」

提督「明石に作って貰えば?」

時津風「この前お願いしたんだけど、すっごい物ができた」

提督「そ、そうなんだね・・」

時津風「という訳で早速打ちたい!しれぇ!どれがいいのかな?」

提督「自分が打ちやすそうな球速のマシンを選ぶといいよ」

時津風「じゃあこれにするー!打つぞ打つぞー!」

提督(時津風って左打ちなのか・・・意外だな・・)

時津風「疲れたー!つぎはしれぇね!」

提督「やっぱり野球してるだけあってよく打ってたね」

時津風「今日も鎮守府で試合やってるかな?」

提督「暑い日が続いてるし、熱中症にならないといいけど・・」

時津風「大丈夫!緊急時には明石さんと救急隊妖精が控えてるから!」

提督「いつの間にそんなものが・・」

時津風「それで、しれぇはどのマシンで打つの?」

提督「うーん・・じゃあこのマシンにしようかな」

時津風「がんばれがんばれー!」

――――鎮守府 グラウンド

江風「プリンツさん!今日はよろしく頼むぜ!」

陽炎「期待してるわよ!」

プリンツ「任せて!」


長波「何でこっちはポーラさんなんだよ!」

卯月「海外艦には海外艦ぴょん!」

清霜「けどポーラさんって・・大丈夫なの?」

ポーラ「甘く見ては困りますよ~こうみえてポーラ"二塁打の女王"と呼ばれてるんですよ~」

皐月「典型的な中距離打者だ!」

伊58「それでは!両チーム整列をするでち!」

ポーラ「あ、そうそう。ポーラ、あまり動きたくないんで一塁手でお願いしますね~」

朝霜「えっ?!あたいが外野にまわるのか?!」

巻雲「夕雲姉さん!お茶です!」

夕雲「ありがとう。妹たちが元気に動く姿を見るのはいいわね」

如月「陽射しがまぶしいわね・・熱中症にならないといいけど・・」

睦月「みんなー!がんばれー!」

沖波「あ・・・朝霜さんがゴロをトンネルしました・・」

夕雲「こら!腰が高いわよ!ゴロを取るときはしっかりと腰を落としなさいって前にも言ったでしょ!」

朝霜「は、はひ!」

夕雲「まったく・・」

睦月(びっくりした・・・急に声をあげるだなんて・・)

如月(夕雲ちゃんがまるで鬼コーチみたいね・・)

浜波「ふ、ふーちゃん!が、がんばれー!」

浦風「やっぱ野球見るのもええねぇ」

黒潮「せやなぁ♪」

神風「あれ?あなた達はしないの?」

浦風「今日は見る側に回ったんよ。もちろんするのも好きじゃ♪」

黒潮「陽炎ー!江風ー!負けたら承知せぇへんでー!」

神風「二人とも野球好きで仲良いんだなぁ・・」

雪風「でも二人とも、テレビの前では大喧嘩してます!」

神風「え?」

浦風「わー!な、何でもないんよ!」

黒潮「そ、そうそう!うちら仲良しやで!」

雪風「モガモガ」

神風「・・・・・?」

今日はここまでです
暑い日が続くと夏バテになりやすくて辛いです・・

虎派と鯉派か…

――――街

時津風「はぁー疲れた疲れたー」

提督「流石に150は打てなかったね」

時津風「あんなのって誰が打てるんだろうね?」

提督「練習を積み重ねることで打てるようになるんじゃないかな」

時津風「よーし!打てるようにがんばるぞー!」

提督「いや、そっちの練習に熱を入れたらだめでしょ・・」

時津風「それよりさー、運動したらお腹空いたし何か食べに行こうよ」

提督「じゃあ近くのモールのレストラン街にでも行ってみる?」

時津風「うん!行くいくー!」

――――モール レストランフロア

提督「色々あるねー。時津風、どこがいい?」

時津風「・・・・」モジモジ

提督「どうしたの?」

時津風「えっとねー・・申し訳ないことなんだけどさー・・トイレに行きたい」モジモジ

提督「トイレか・・今マップで確認するから待ってて・・」



提督「あったあった。ほら、行っておいで」

時津風「うん、ここで待っててよねー」

提督「分かったよ。・・・さて、今のうちに店を――」

ヒッタクリダー

提督「え?」

ドンッ

提督「おっと!?今のがひったくり犯?追いかけないと!」ダッ

――――数分後

時津風「しれー。おまたせーって・・いない・・」

時津風「・・・・・」

時津風「しれええええええええええええええええ!どこおおおおおお!!?」

時津風「ねぇえええええええええええええええ!」

時津風「・・・・・・」

時津風「・・・・うそーん」

時津風「まったく・・・こんなかわいい女の子を一人にするなんてどうかしてるよ」プンプン


憲兵「む・・・?あれは・・」

―――街

提督「ひったくり犯を無事に捕まえることができたし・・レストラン街に戻るとしようか・・」

提督「でも・・・・ここってどこだっけ・・?どうやって戻ればいいんだっけ・・」

時津風「しれーが戻ってきたらガツンと言ってやらないと」プンプン

時津風「女の子を一人にするなんて男としてどうなんだー!って!」


憲兵「久しいな、駆逐艦」

時津風「え?・・・あー!怪しい憲兵さんだ!」

憲兵「あ、怪しいだと!?」

時津風「いや、見た目からして怪しいよ」

憲兵「ぐぬっ・・!それはともかく・・・何故ここに一人でいるのだ?」

時津風「ぽいぽいですって」

憲兵「なるほど・・・トイレから出たら提督の姿がなかったという事だな」

時津風「どこに行ったのかもわからないんだ」

憲兵「なら、提督を呼んでやろうか?」

時津風「いいの?」

憲兵「ああ、だがここの構造は複雑だから待ち合わせ場所を改めて指定してそこで落ち合おう」

提督「あ!いたいた!」

時津風「もー!一人にしないでよねー!」

憲兵「何かあったのか?」

提督「ちょっとひったくり犯を追いかけてて・・連れてきてくれてありがとうね」

提督「それよりも、憲兵さんはどうしてここに?」

憲兵「今日は非番ということで、物を買いに来たのだ」

提督「そうなんだね。そうだ!今から昼ごはん食べに行くところだけど一緒に行かない?」

憲兵「いや、二人の時間を邪魔するわけにはいかんからな。俺はこれで」

グー

提督「・・・・」

憲兵「・・・・」

時津風「・・・・一緒に食べようよ?ねぇ」

憲兵「・・・・すまん」

――――鎮守府 海防艦寮 ラウンジ

佐渡「あー!司令がいないとつまらないよー!」

択捉「仕方ないでしょ、時津風さんとデートなんだし」

占守「デートって何をするっすか?」

佐渡「そりゃ遊園地でたくさん遊んで美味しいご飯いっぱい食べるんだよ!」

占守「それはすごいっす!」

対馬「そして・・夜には・・二人きりで・・・ふふっ」

佐渡「ん?二人きりで何するんだよー!おしえろー!ツッシー!」

対馬「ふふ・・・何だと思う?」

国後「も・・もしかして大人の世界!?」

松輪「ひゃああ//」

日振「えっと・・大人の世界って言ってるけど何をするの・・?」

大東「あたいは知ってるよー!ホテルに行くんだろ?」

択捉「ほ、ホテル?!と、ということは・・」

対馬「そのまさか・・・ふふっ」

佐渡「なにー!?ホテルに行って何をするんだー?!」

占守「ベッドで跳ねるっす?」

択捉「いやそれはさすがに迷惑でしょ・・」

大東「夜になったら、二人きりでホテルの部屋で・・」

松輪「へ、部屋で・・」ドキドキ

国後「何をするの・・?」ドキドキ

大東「"ババ抜き"をするんだぜー!」

対馬「えっ」

占守「二人でババ抜きっすか?!」

佐渡「絶対つまらないって!佐渡様もやりたいよー!」

大東「そして勝った方はベッドで寝て、負けた方は床で寝るんだって!」

大東「テレビで見たんだー!」

日振(それって・・・前にやってたドラマのことかな・・?)

佐渡「そうだ!今日の夜にでも司令の部屋に集まってみんなでババ抜きしようぜ!」

占守「賛成っしゅ!」

択捉「こら!夜は失礼でしょ!」

対馬「・・・まぁいいか、楽しそうだし」

―――――街

時津風「お腹いっぱいいっぱい!」

憲兵「ふむ・・とんこつというのも悪くはないな」

提督「でしょ?ここのとんこつラーメン美味しいんだ」

憲兵「更に奢ってもらえるとはな・・感謝する」

提督「いやいや、連れてきてくれたお礼だよ」

憲兵「俺はここで去るとしよう。二人とも、楽しい時間をな」

提督「うん、それじゃあね」


提督「さて、これからどうしようか?」

時津風「その前にもう一人にしないでよね!」

提督「わかりましたよ、お嬢さん」スッ

時津風「うんうん!わかってるじゃんわかってるじゃん!」ギュッ

今日はここまでです

おつー
危険な海防艦

時津風主役とは珍しい
期待

提督「それで、これからどうする?まだ映画までは時間あるけど」

時津風「運動しようよ!」

提督「ま、また?元気だなぁ・・」

時津風「近くに何かないのー?」

提督「えっと・・・そういえばボーリング場があったね」

時津風「じゃあそれにしようしよう!」

提督「ちょっと歩かないといけないから水分を摂りながら行こうか」

―――――ボーリング場

時津風「ここがボーリング場かぁ!大きい大きい!」

提督「まずは受付しないといけないからちょっと待ってて」

数分後...

提督「よし、このレーンで投げよっか」

時津風「うんうん!楽しみだなー!」

提督「まずはボーリングの球を選んで来てね」

時津風「はーい!」トトト

提督「じゃあ僕も選びに行くかな・・」

提督「うん、この重さがしっくりくるね」つ12ポンド

提督「にしても時津風遅いなぁ・・・どうしたんだろ・・・」

時津風「し・・しれぇ・・」

提督「あ、来た来た・・って」

時津風「このボール・・・重いんだけど・・」つ15ポンド

提督「わー!危ないって!自分に合った重さのボールを選ぶんだよ!それは戻しておいで!」

時津風「そんなこといってもさぁ・・重い・・」フラフラ

提督「ほら、一緒に持ってあげるから選びなおそうよ」

時津風「重い方が倒れやすいと思ったんだけどなぁ」つ9ポンド

提督「それだけじゃだめだよ、安定して投げれる重さじゃない上手く投げれないよ」

時津風「ボールも選んだし・・よーし!じゃあしれぇ!先に投げてみてよ!」

提督「じゃあお先に・・・それ!」

ゴロゴロ...  ガタン

時津風「しれーへったくそー!」キャハハ

提督「ま・・まだウォーミングアップだから・・・これからこれから!」

―――――鎮守府 執務室

叢雲「執務が終わったら暇ね」

古鷹「そうだね、鎮守府の見回りにでも行く?」

ガチャ

加古「おーっす」

古鷹「あ、加古。どうしたの?」

加古「ここはいつも冷房が効いてるね、じゃあおやすみー」ゴロン

古鷹「あー!またソファーで寝てる!」

加古「提督は許してるんだからいいじゃん」

叢雲「司令官、今日はいないんだけどね」

古鷹「その恰好で寝たらお腹冷えちゃうよ!」

叢雲(そこの問題なの?)

ガチャ

鈴谷「ちーっす!って!先客いるじゃーん!」

加古「残念だねぇ、鈴谷。ここはあたしが貰ったよ」

鈴谷「ちぇっ、まぁいいや。この椅子にでも座ろうっと」

叢雲「仲間が増えたわよ」

古鷹「もう・・仕方ないなぁ」

ガチャ

阿賀野「えー!もう二人もいるじゃない!」

阿賀野「ちょっと!阿賀野にも座らせてよー!」グイグイ

加古「やめろって!ここはあたしの特等席なんだよ!」

阿賀野「いつ決まったのよ!」

加古「今だよ!」

古鷹「こら!加古!喧嘩しちゃだめだよ!続けるのなら追い出すよ!」

加古「えー!?それだけはやめてぇ・・」ウルウル

阿賀野「うふふっ♪阿賀野に譲らないからよ!」

ガシッ

能代「阿賀野姉・・・ここにいたのね・・!」ゴゴゴゴ

阿賀野「えっと・・・能代さん?どんなご用件かしら・・?」

能代「酒匂のおやつ・・勝手に食べたでしょ・・?」

阿賀野「・・・・あっ!」

能代「そこに正座しなさい!」

古鷹「ガミガミ」

能代「ガミガミ」

加古「くっそー・・どうしてこんなことに・・」

阿賀野「ただ涼みに来ただけなのにー・・」


鈴谷「二人とも大変だねー、うんうん」

叢雲(ちゃっかりソファー占領してるわ・・この人)

望月「いやー、何ていうか。酷い争いだったね」

叢雲「あんたいつ来たのよ?」

望月「今来た」

――――街

時津風「あー!楽しかった!」

提督「久々にやると疲れるもんだね・・まだ少し時間あるけど・・休憩しようか」

時津風「じゃあどこかでかるーく食べたいな!」

提督「それじゃ、喫茶店にでも行こうか」スッ

時津風「さんせー!」ギュッ

提督「もうこれも恒例になって来たね」

時津風「うんうん。・・・でもやっぱりこっちがいい!」ギュッ

提督「う、腕組み?!」

時津風「えー?!何か文句でもあるの?!」

提督「いや、そんなこと・・」

時津風「じゃあいいじゃんいいじゃん!れっつごー!」

提督(・・・・・まぁいいか。喜んでるみたいだし)

今日はここまでです
陽炎型の改二はよう・・

時津風改二キター
そんな風にはしゃいだ時期がありました…(遠い目)
時津風かわいいよ時津風

いいねーいいねー

改二になれば偉いって訳でもないしのんびり愛でようぜ。
艦アケで地獄の嫁艦単艦攻略とか

――――喫茶店

時津風「そういやさ、この前白露が改二になったじゃん」

提督「うん、それと天龍もね」

時津風「前の姿とは全然違わなくない?どうして?」

提督「どうしてって言われても・・成長っていうことじゃない?ほら、古鷹だってそうだし」

時津風「時津風も改二になったら体も成長するのかな?」

提督「どうだろうね・・」

----

時津風(改二)「しれー!改二になって体も大きくなったよー!」ボイン

時津風(改二)「頑張ったから誉めてー!」ギュウウ

----

提督「・・・・・・時津風は今のままでいいよ」

時津風「え?何で?」

提督「まぁ・・うん」

提督「それに、改二になったからと言って必ずしも体が大きくなるってことは限らないよ」

提督「皐月とか文月だってそうじゃないか」

時津風「あ!あと、江風は改二になっても胸は大きくないんだったね!」

提督「・・・・それ、彼女の目の前で言ってごらん?ふっとばされるよ?」

――――鎮守府 シャワールーム

江風「・・・・・・」

陽炎「どうしたのよ?江風」

江風「・・・・何かイラッてきた・・・どうしてだ?」

――――喫茶店

時津風「でもいつか来るんだろうね」

提督「そうだろうけど、今の君でも結構頼りになってるよ」

時津風「ほんと!?じゃあ撫でて撫でて―!」ズイ

提督「はいはい」ナデナデ

時津風「えへへー」

――――映画館

提督「そろそろ上映時間かな、トイレとか大丈夫?」

時津風「うん。それよりもどんな映画を見るの?」

提督「えっと・・ホラー系を選んじゃったけど大丈夫?」

時津風「大丈夫大丈夫!内容は?」

提督「男女のグループがとある家で怪奇に襲われる内容らしいよ」

時津風「ふーん、よくあるホラーだね」

提督「前から気になってた映画だから見たかったんだ、じゃあ行こうか」

時津風「あ!その前にジュース買おうよ!」

提督「上映する前に飲み干さないでよね?」

――――上映中...

ク、クルナァアアアア

提督(うーん 幽霊や化物に襲われるのは怖いけど人間が襲ってくるのも怖いな・・)

提督(音を立てたら襲われる・・この緊張感も中々・・)

時津風「・・・・・」

――――映画館 ホール

提督「いやー怖かったね」

時津風「そ、そうかな?べ、別に怖くなかったじゃん」モジモジ

提督「・・・我慢してそうだけどトイレに行きたいの?行ってきなよ、そこの奥にあるから」

時津風「・・・・じゃあしれぇも一緒についてきてよ」

提督「え?何で?すぐそこにあるよ?」

時津風「い、いいから!」ギュッ

提督「わかったわかった・・トイレの前までね」

提督「ほら、トイレに着いたよ。早く済ませておいで」

時津風「・・・・うす暗いんだけど」

提督「うーん・・どうやら灯りが切れかけみたいだね」

時津風「・・・しれぇついてきてよー!」グイグイ

提督「い、いや!ここ女子トイレだよ?!男の僕が入れるわけないじゃないか!」

時津風「じゃあ男子トイレ!」

提督「余計怪しまれるよ!早く行っておいでよ!何も出ないからさ!」

時津風「うー・・・絶対にぜーったいにここで待っててよね!」ダッ

提督(素直に怖かったって言えばいいのに・・)

――――鎮守府 明石の工廠

明石「いらっしゃいませー」

リシュリュー「Bonsoir, 明石。何かいい映画はないかしら?」

明石「映画ですか・・・そうだ!映画じゃないんですけどこれとかどうでしょう?」

リシュリュー「これは・・・子犬?」

明石「今鎮守府で流行っている柴犬の"おまめちゃん"ですよ。人気なのですぐ無くなっちゃうんですよねー!」

リシュリュー「こんなものが流行ってるの・・まぁいいわ、暇つぶしになりそうね」

リシュリュー「これにするわ」

明石「ありがとうございましたー」

リシュリュー(本当は洋画の恋愛を見たかったんだけど・・たまにこういうのもいいかしら)

――――海外艦寮 フランス艦の部屋

リシュリュー「さて・・借りてきたDVDでもみようかしら」ピッ

"今日は天気がとてもいいので おまめはお散歩に行くことになりました"

リシュリュー「ふーん・・これがおまめちゃんね。結構小さいじゃない」

数分後...

"道端で蟹に出会ったおまめ 興味津々です"

リシュリュー(ちょっと・・・この光景を1時間半も見なくちゃいけないの・・?何でこんなのが流行ってるのよ・・・)

そして数分後...

"おまめは疲れたのか ぐっすり眠っちゃいました"

リシュリュー「はぁ・・・おまめ・・可愛いわね」ウットリ

コマンダン・テスト「リシュリュー?何を見てるんですか?」

リシュリュー「こ、コマンダン・テスト!?こ、これは違うのよ!」

コマンダン・テスト「このDVD・・・おまめちゃんですね!」

リシュリュー「知ってるの?」

コマンダン・テスト「はい、ミズホに教えてもらいました。DVDもすぐ無くなるぐらいです」

リシュリュー「明石が言ってたわね・・・」

コマンダン・テスト「そうだ!海外艦のみんなと一緒に見ましょう!みなさんもまだ見てないはずですし!」

リシュリュー「まぁ・・いいわよ。ここじゃ狭いからラウンジで見ましょう」

――――海外艦寮 ラウンジ

ウォースパイト「これがJapanese dog?可愛いわね」

アークロイヤル「ふむ・・これがシバイヌという犬なのか・・」メモメモ

サラトガ「Cute!お利口さんですね」

イタリア「小さいからおまめって呼ばれてるんですね」

ガンビア・ベイ「この子犬だったら私でも飼えそう・・」

ガングード「ふん、こんな犬よりハスキーの方が良いがな」

タシュケント「そうかい?可愛いじゃないか!」

アイオワ「Meはでかい犬の方がいいわ!」

ビスマルク「犬より猫の方が良いわよ!」

リシュリュー(うるさいわね・・)

今日はここまでです
柴犬のほっぺをムニムニしたい

おつ

乙です。 33-4(小声)

な阪関無

江風といい龍驤といい、原作で胸気にしてなかったり自慢してるキャラが二次創作だと貧乳コンプレックスキャラになってるのはなぜだろう

――――レストラン

提督「さて、お土産も買ったし遅めだけど晩御飯食べて帰ろうか」

時津風「うんうん!もうちょっと遊びたかったけどなー」

提督「流石にもう疲れたよ・・・君は元気だね、ほんとに」

時津風「しれぇが体力ないだけないじゃないの?」

店員「お待たせしましたー」

提督「あ、来た来た。さ、食べようか」

時津風「ハンバーグだ!いただきまーす!」

提督「熱いからゆっくり食べてね」

提督「ふぅ・・ごちそうさま。どうだった?時津風」

時津風「うん・・・おいしかった・・」ウトウト

提督「ん?おーい、時津風?」

時津風「はっ!寝てないよ!帰るまでがデートだからね!」

提督「遠足じゃないんだから・・・」

時津風「デザートでも食べようよ!時津風アイスクリームね!」

数分後...

アリガトウゴザイマシター

時津風「スヤスヤ」

提督「結局寝ちゃったか・・荷物も少ないし、背負いながら帰るか」ヨイショ

時津風「・・・・しれぇ・・」

提督「ん?」

時津風「今日はありがとう・・楽しかったよ・・」ムニャムニャ

提督「・・・・どういたしまして」

――――鎮守府 執務室

衣笠「よし!これでオッケー!」

古鷹「ど、どうかな・・」

叢雲「あんた、去年も着てたんでしょ?もっと自信持ちなさいよ」

衣笠「とっても似合ってるよ!」

ガチャ

提督「ふぅ・・ただいま」

衣笠「あ!お帰り!提督!」

提督「あれ・・・今お着替え中だったりする?」

叢雲「今終わったところよ、せめてノックぐらいしなさいよ・・」

古鷹「あ、あの・・提督・・・。この浴衣・・似合ってますか?」

提督「とても似合ってるよ、うん。世界で一番だと思うよ」

古鷹「は、はい!ありがとうございます!」

衣笠(すごい大げさな気が・・)

叢雲「それで、肝心の主役はどうなのよ?」

提督「あー・・静かにしなきゃ・・」

時津風「・・・」スヤスヤ

衣笠「あらら・・寝ちゃってるね」

提督「ソファーで寝かせるよ。それと、お土産も買ってきたし一緒に食べようよ。シュークリームだよ」

古鷹「あ・・じゃあもう一度着替えないと・・」

提督「え?何で?そのまま食べれば・・」

叢雲「いいから出ていきなさいよ、ほら」ゲシ

提督「うわっとと・・わかったよ」

衣笠「バッティングセンターにボウリング・・・随分運動したね」

提督「いやはや・・元気過ぎてこっちが疲れてしまったよ」

古鷹「映画館にも行ったんですね、どんな映画を見たんですか?」

提督「ホラー映画だよ。夏にはぴったりだったね」

叢雲「ホラー映画って・・もっとほかに良いのがあったでしょ?」

提督「例えば?」

叢雲「その・・・時津風ならアニメとか好きなんじゃないの?」

提督「変えようかって聞いたんだけど大丈夫って言ってたから・・それに、案外怖がってたみたい」

衣笠「そもそもホラー映画を選んだという事が引っ掛かるんだけど・・」
 
提督「い、いや!だから変えようかって言ったんだよ!」

時津風「うーん・・・うるさいなぁ・・ここって鎮守府?」

提督「あ・・ごめんごめん。起こしちゃった?」

時津風「ふわぁ・・・そろそろ自分の部屋で寝る・・しれぇ、連れてってー」ムニャ

叢雲「一人で行きなさいよ、本当に子供みたいね」

時津風「別にいいじゃん・・はやくはやくー・・」

衣笠「まだ眠たいの?じゃあ衣笠さんがおぶっていこうか?」

時津風「そうする・・ガサーおねがーい」

衣笠「お任せ!よいしょっと・・じゃあ提督、おやすみ!」

叢雲「私も部屋に戻るわ」

提督「うん、お疲れさま」

提督「さて・・と、古鷹。特に問題はなかったかな?」

古鷹「少し問題がありましたが、無事に解決しました」

提督「その問題について詳しく」

古鷹「かくかくしかじか」

提督「うーん・・喧嘩するなら許すわけにもいかないね。次からは出禁にしようか」

提督「ところで、どうしてさっきは浴衣姿に?」

古鷹「今度、近くで花火大会があるんですよ。それで提督と一緒に行けたら・・」

提督「行きましょう!」

古鷹「即答ですか?!」

―――――翌日 駆逐艦寮ラウンジ

時津風「――――という訳で昨日は楽しかったとさ」ウンウン

皐月「いいなー!ボクも今度行ってみたい!」

春風「"ぼうりんぐ"というのは楽しそうですね。一度はやってみたいものです」

朝風「袴だとやり辛そうね・・」

浦風「バッティングセンターにも行っておったんか、ウチも行きたいねぇ」

黒潮「ストレス解消に持ってこいやね!」

神風(二人ってどれだけ抱え込んでるんだろう・・)

ワイワイ


嵐「・・・デート、か」

嵐「俺だって・・・・やってやるさ!」

雪風「?」

後日 嵐がデートのために努力するお話はまた別の話

以上でこの話は終わりです
元気な娘って可愛いですよね ほんとに

おつかれー

おつー

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