霧切「……ねぇ苗木くん」

苗木「……何？」

霧切「……あなたは何年ROMったの？」

苗木「え……な、何の事？」

霧切「この意味も分からない時点で日にちが浅いってのはよく分かったわ」

霧切「じゃあ……描き始めたのはいつから？」

苗木「も、もう三年半ぐらいかな……」

霧切「！！！？」

霧切「あなた……書き手になって三年半もなって……未だにkskの意味も分からないの？」

苗木「い、いやぁ……面目ない」

霧切「まさかあなた……安価SSを見たことがないのね？」

苗木「う、うん……」

霧切「なのに安価SSを書こうとしているの？」

苗木「……はい」

霧切「……呆れて言葉も出ないわ」

苗木「ご、ごめんね霧切さん……見損なったかな……」

霧切「……何をきっかけに書こうと思ったのかしら？」

苗木「それが……後輩達がオリロンパで有名になったって聞いて……ボクも負けてられないなって」

霧切「後輩……？」















七海「日向くんこれで10作目だねぇー」

日向「これも超高校級の書き手になる為だ」
















赤松「最原くんの考えたトリック好評だよ！！ 流石超高校級の探偵だね！！」

最原「いや、そんな……」














逆蔵「まだ投稿されねぇのか宗逆は……宗方ぁ///」

霧切「日向くん達は先輩でしょ」

苗木「いや……ボクらのデビューが早い的な意味で」

霧切「しかも最後に至ってはpixivに行けばいい話じゃない」

苗木「そ、そうだね……」

霧切「……苗木くん、この際はっきり言うわ」

霧切「あなたにオリロンパ……いや、安価SSは向いていない」

苗木「えっ……？」

霧切「私はエタったオリロンパSSを沢山見てきたの」

霧切「音信不通の者……荒らしに埋められた者……読者と喧嘩した者……自演がバレた者……」

霧切「どうせ未完と分かっているなら……初めから書かない方がいいわ」

苗木「……それは違うよ！！」

霧切「……？」

苗木「霧切さん……ボクはまだ諦めないよ」

苗木「今回のオリロンパは失敗したけど……また一からやり直す」

苗木「そして必ず……オリロンパを完結させる！！」

霧切「……諦めの悪い……いや、前向きな所があなたのいい所だったわね」

霧切「いいわ。 そこまで言うなら……手伝ってあげる」

苗木「え……？」

霧切「トリックを考えるのを手伝ってあげるわ」

苗木「霧切さん……」

数日後……

霧切「苗木くん、何スレ目？」

苗木「……30スレ目」

霧切「……ひどいわね」

霧切「まだ一章の自由行動なのに……」

苗木「荒らしがね……」

霧切「……どこの暇人なのかしら」















葉隠「いやー業者の借金を取り消す代わりにエタるまでスレを荒らすなんて……」

葉隠「こんないい話ほかにないべ！！」カタカタカタカタ

荒巻「んー！！ んー！！」ジタバタ

葉隠「大人しくしろっての荒巻っち。 アンタを監禁するのも借金を取り消す条件の一つなんだ」

ガチャッ

霧切「話は聞いたわ」

葉隠「き、霧切っち！！？」

霧切「あなたみたいなクズがいるからオリロンパ……いいえ、SS速報は衰退していたのよ」

葉隠「ちょ、話せば分か……ああああああああああああああああ！！！」

霧切さんが荒巻さんを救出した事によってSS速報は全盛期の時の輝きを取り戻したという。

終わり