【ミリマス】志保「お父さんごっこ?」 (18)

※注意※

○キャラは壊れてます

○思い付きネタもの


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1、志保


志保「お父さんごっこ、って、私が母子家庭と知っていて、ですか?」

志保は、キレかけている!

P「わぁ! 待て待て。これには深い事情があるのだ」

志保「深い事情?」

P「精神科医にアドバイスをもらいに行ってきて、だな…」

―――――回想開始――――

精神科医「それは父親の不在に起因しているでしょうね」

P「少女Sが私に強く当たるのは、それが原因だと?」

精神科医「父親は、年上の男性へのイメージの雛形を形成します。

彼女は母子家庭で育ったためそれが未成熟であるため、異性の大人に対してどう対処していいかわからない。

そのため、警戒が強く、態度に現れてしまうのでしょう」

P「なるほど。私が父親になればいいんですね! わかりました!」

精神科医「そうですね。ん、それってどういう?」

――――回想終了――――

P「こういうわけで、今日から俺のことを父親として見てくれ」

志保「医師が言ったというなら、わかりました」

P「よし。まず、お父さん、と呼んでみてくれ」

志保「お、お父さん」

P「志保、そんな呼び方ではだめだ。一時的でも、当たり前のことになるんだから、まじめに」

志保「お父さん」

P「そうだ! 志保、よくできたな。えらいえらい」

志保「こ、こんなことで頭を撫でられながら褒められても」///

P「何を言ってるんだ。これからたくさん甘やかすんだからな。慣れてもらわないと」

志保「恥ずかしいよ、お父さん」

P「よし、じゃあ親子らしく、一緒に買い物に行くか!」

志保「外でもお父さんって呼ぶの?」

P「そうだぞ」

志保「わかった。お父さん」

―――外出中

志保「手を繋ぐの? いくら何でもおかしいような」

P「迷子になったらどうするんだ」

志保「そんなことにはならないよ。子どもじゃないんだし」

P「俺にとってはいくつになっても子供だぞ?」

志保「もう、仕方ないなぁ…」ギュッ

P「さて、見て回るか。志保は何か欲しいのはあるか?」

志保「…笑わない?」

P「笑うわけないだろ。言ってくれ」

志保「ぬいぐるみと、絵本」

P「そうか! 早速買いに行くか。まずは、ぬいぐるみからだな」

志保「うん」

―――ぬいぐるみ売り場

P「どれがいいかな。おぅ、でんでんむすくん…」

志保「これはちょっと…」

P「クマのぬいぐるみを見るだけでも結構あるもんだな」

志保「お父さんは、あまりこういうところには来ないの?」

P「そうだな。ぬいぐるみはゲーセンで取るくらいだったからなー」

志保「それなら色々教えてあげる。こっち来て」

手を引かれるまま見て回った。ぬいぐるみは小さなものを購入した。

P「お気に入りのものが見つかって良かったな」

志保「うん。大事にするね」

―――本屋

P「絵本もこれまた種類が多いな」

志保「これがいいな」

P「もう決めたのか。早いな」

志保「探していたんだけど、なかなか買えなくて…」

P「よし。これを買ったらお昼にするか」

志保「昼御飯、楽しみだなー。…はっ」

P「どうした?」

志保「な、なんでもない」

それから、二人で洋食店でパスタを食べ、手を繋ぎながら劇場へ戻ったのであった。

―――ドレスアップルーム

公演がひと段落すると利用者がいなくなるため、意外と穴場である。

志保「ここで絵本読んで?」

P「よし。すっかり甘え上手になったなー。嬉しいぞ」

志保「お父さん、早く早く」

P「反応が薄くなったのは少し寂しいが、読むか!」

最初は大きかった王様が年を取るごとに小さくなるお話だった。

志保「おもしろかったなー」ウットリ

P「いろんな絵本があるもんだな」

志保「お父さん、最後に抱っこして」

P「最後って…」

志保「お願い、お父さん」

P「わかったよ。…これでいいかい?」

志保「うん。ありがとう。お父さん」

こうして、お父さんごっこは幕を閉じた。

否! 俺は志保のお父さんになる!

P「ここが志保の家か」

ピンポーン♪

北沢ママ「どなたですか?」

P「私、こういうものでして」

北沢ママ「あら、プロデューサーさんでしたか。これはわざわざご足労を。どのような用件で?」

P「単刀直入に言います。結婚してください!」

北沢ママ「は? えっと。どうしてですか?」

P「志保には父親の愛情が必要なんです」

北沢ママ「確かに、娘には不便をかけ通しで申し訳ないと思ってますが」

P「そこで、俺が父親になろうかと」

北沢ママ「初対面の私と、結婚して、ですか?」

P「はい! 志保を大事に思う気持ちは、誰にも負けません!」

北沢ママ「…出て行ってください!」バタン

追い出されてしまった。

P「ダメだったよ」

志保「プロデューサー、そこで結婚するなんて話にならないでしょ」

P「それもそうか。どうものめり込みすぎていたみたいだ」

志保「もうごっこ遊びは終わったんだから」

志保(私だけの「パパ」になってもらわないといけないんだから、ね)


(終わり)

志保結構ノリのりだったな
乙です

>>2
北沢志保(14) Vi/Fa
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http://i.imgur.com/58MqlZw.jpg
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2、杏奈

杏奈「・・・プロデューサーさん、お父さんの代わりに・・・何でも、してくれるって・・・ほんと?」

F「ホントだぞ。もうプロデューサーじゃない。これからはファーザーだ!」

杏奈「・・・やったぁ、杏奈、お父さんといっしょに・・・ゲーム、したかったんだぁ・・・」

F「よし、どんなジャンルでもこい!」

―――30分後―――

杏奈「まったくもう! 弱すぎだよ! こんな腕で威勢良く言えたもんだね!」

P「面目次第もない。ごめんな、不甲斐ない父を許しておくれ」

杏奈「泣きごと言ってる暇があるならコントローラを持って! 次はドグラマグラナガンにチャレンジだよ!」

P「ようし、自信はないけどがんばるぞ!」

こうしてオンラインアクションRPGで3時間めいっぱい遊んだ。

――――

小鳥「最近、プロデューサーさんの様子がおかしい?」

莉緒「そうなのよ! 先日は百合子ちゃんと会ったら、プロデューサーくんのことパパって呼んでたの。そう呼ばせているとしたら大問題だわ!」

小鳥「疲れているのかしら?」ピヨーピヨヨーピヨヨー「あら? ケータイが鳴ってる。社長から? …もしもし…はい、はい」

莉緒「社長は何か言っていた?」

小鳥「プロデューサーさんには一週間の有給休暇を与えて、羽を伸ばしてもらいたまえ、だって」

莉緒「どこかで聞いたのかしらね?」

小鳥「プロデューサーさん、一人で54人とコミュニケーションをとって

トレーニングからライブまで面倒を見たうえ、関係各所に挨拶と結構忙しかったものね」

莉緒「それってもはや人じゃないんじゃないかしら。待って。52人じゃないの?」

小鳥「私(か社長)と美咲ちゃんとも話しているもの」

莉緒「」

―――――

こうして、俺は杏奈とゲームをし、百合子とTRPGをして、美希と翼と人生ゲームをした。

他にも色々あった。このみさんとはシミュレーションとのことで旦那様ごっこに興じ、まつりとはお殿様ごっこを楽しんだりした。

P「あっという間に一週間が過ぎてしまった。夢のような日々だった」

もはやお父さんごっこでもなんでもなくなったが、アイドルが朗らかになっていく様は確かな手ごたえを感じさせた。

「むんっ」としていた志保も含め「アイドルちゃんたちが全員『ほわっ』とした表情になってますー!」と亜利沙が驚いたほどだ。

もはや、プロデューサーという肩書を捨て、ゴッドファーザーと呼ばれることになりそうだ(死亡フラグ)

(終わり)

あとがき

この後、悪徳記者が取材に行って感化されて「親父に不利になることは書けません!」と言って終わり

というオチにする予定だったなー、と書き終えてから思い出しました。

胡乱な頭で思いついたことを書き起こすのは楽しいような恥ずかしいような、複雑な思いでした。

みんなの父親になってしまうエンドか、それもいいね
おつで鵜

>>13
望月杏奈(14) Vo/An
http://i.imgur.com/QPD6xhA.jpg
http://i.imgur.com/yfmgm0L.png

>>14
百瀬莉緒(23) Da/Fa
http://i.imgur.com/K6xrSvf.jpg
http://i.imgur.com/sb7102s.jpg

音無小鳥(2X) Ex
http://i.imgur.com/hFRWAa5.jpg
http://i.imgur.com/ZBxZZAR.jpg

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