黒奈「千咲を……」 (13)

ガヴリール宅――


ガヴリール「……」

黒奈「……」

ガヴリール「……」

黒奈「千咲を私の物にしたい……」

ガヴリール「ねえ、帰ってくれない?」

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黒奈「あれは2か月前の事……私が落としたハンカチを……」

ガヴリール「いや帰っれって! 何気に部屋に入れたけど、お前誰?」

黒奈「千咲の同級生」フンス

ガヴリール「あぁ、タプリスの同級生の……誰?」

黒奈「……黒奈でいい」

ガヴリール「あぁ、ええと……黒奈さ、さっさと帰ってくれない?」

黒奈「私はまだ語ってない」ダン!

ガヴリール「いやいや、語らなくていいからさ」

黒奈「千咲の口からよく先輩、天真=ガヴリール=ホワイトの話が出る……」

黒奈「特徴を千咲から聞いた……事細かく言ってくれたおかげですぐに特定できた」

黒奈「後は家までついていくだけ……」

ガヴリール「それ、ストーカー」

黒奈「うん……ストーカーした」フンス

ガヴリール「おい、そこ言い直すな」

黒奈「ねえ、どうしたら千咲はあなたの物になった?」

ガヴリール「私のじゃないよ、帰って」

黒奈「……まさか呪術」ゾワ

ガヴリール「いやいやないない、ありえない、使えないよ、という事で早く帰ってくれない?」

黒奈「……」

黒奈「千咲の……は、ハジメてを奪ったから?」モジモジ

ガヴリール「ねえ、自分が何言ってるの分かる? もう帰ってくれない?」

黒奈「ホワイト先輩の行動を観察したら……ヒント、分かるかも」

ガヴリール「ホワイト先輩って呼ばれるの初めてだな、観察したって何もないよ、帰れ」

黒奈「私はまだ何も見つけていない……」

黒奈「帰れない」キリッ

ガヴリール(本当に帰れよ……)

黒奈「……」

黒奈「千咲のカラダはどうだった?」

ガヴリール「だからタプリスに何もしてないよ」

黒奈「下界では天使は生えているって聞いた……」

黒奈「千咲のは大きかった?」

ガヴリール「ねーよそんな物!」

ガヴリール「というかタプリスが天使って事知ってるってあんたは……」

黒奈「私、悪魔」ヤリダシ

ガヴリール「あっ、そっか」

ガヴリール(人間じゃなくてよかった)ホッ

黒奈「……千咲、生えていないの?」

ガヴリール「当たり前だよ」

黒奈「……」

黒奈「はぁ」タメイキ

ガヴリール「何故溜息を付いた」

黒奈「……この際……私が千咲のモノになってもいいかなと」

黒奈「千咲のミルクを私のナカにドクドクと」

ガヴリール「ストーップ! お前本当に自分が何を言っているのか分かっているの?」

黒奈「勿論」フンス

ガヴリール「自覚ありでか……」

黒奈「……」

黒奈「千咲……生えていない……『当たり前』と言い切った……はっ!」

黒奈「白先輩、嘘ついている」

ガヴリール「白先輩って……あっ、ホワイトからね……というか私が嘘ついているってどういう事?」

黒奈「千咲は生えていないと言い切った……」

黒奈「これは既に千咲の『ソレ』を確認したと証言したものと同然、白先輩の所有物になるように淫靡な契約をしたはず……」

ガヴリール「はい?」

黒奈「つまり、ハジメてを奪ったという決定的な証拠……羨ましい……私も混ぜて」

ガヴリール「だーかーらー! そんな事あるわけないよ! いい加減に帰って!」

黒奈「……千咲はどうやったら私の物になる?」

ガヴリール「もうすきにしろ、私の物ではないからね」

黒奈「好きにしていい……」

黒奈「……」

黒奈「……」

黒奈「分かった……今すぐ好きにする」ハアハア

ガヴリール「ちょっと待って、何をしようと思っているんだよ?」

黒奈「淫猥な契約……この際私が受けでも可」

ガヴリール「おい止めろ」

黒奈「……白先輩が好きにしてって言った」

ガヴリール「私のせい?」

黒奈「行ってくる」ダッ

ガヴリール「ちょっと!?」


バタン


ガヴリール「……」

ガヴリール「大丈夫、かな……」

ガヴリール「……」ウーン

ガヴリール「まっ何とかなるか、ゲームゲームっと」カチカチ

翌日 学校――


黒奈「……」

タプリス「な、何ですか、一体……」

黒奈「ねえ、千咲」

タプリス「?」

黒奈「タプリスってお〇ん〇んついている? ついていなかったらこれ飲んで」フタ〇リヤク

タプリス「な、何を言っているんですか!?」

黒奈「淫靡な契約にはお互いの血と体液が必要、私が受けでも可」グッ

タプリス「え、えぇ……」ドンビキ




おわり

短めですが読んで下さりありがとうございます

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