春巻「ドラゴンボール?」 (29)

ドラゴンボール×浦安鉄筋家族のクロスオーバーです。

※ギャグです

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1531145154

ザーボン「フリーザ様、あと1時間程でナメック星に到着します」

フリーザ「そうですか。実に楽しみですねぇ」

ウィーン

ドドリア「フリーザ様!報告があります!」

フリーザ「おや、何かあったのですか?」

ドドリア「どうやらこの船に密航者がいたようです!」

フリーザ「ほう、密航者ですか……。それで、捕まえたのですか?」

アプール「はっ!こいつであります!……ほら、こっちに来い!」

春巻「ちょー!離してちょー!助けてくれちょー!」ジタバタ

フリーザ「これはこれは……随分と貧相な密航者ですねぇ」

春巻「ホイ?」

フリーザ「私はフリーザという者です。命が惜しかったら、私の質問に素直に……」

春巻「リャーン!カッコイイ操縦席だちょー!あっちの窓には流れ星が見えるちょー!ほしほしー!」ウロウロ

フリーザ「話を聞け貴様ぁー!!」バキッ

春巻「こるどー!」グシャ

アプール「うわぁ……フリーザ様のパンチをまともに食らった……」ガタガタ

春巻「痛いウー」ルリルリルリ

ドドリア「こ、こいつ……!フリーザ様の一撃をくらって生きてやがる!」

フリーザ「ほう、これはこれは……。少しは骨があるようですねぇ」

春巻「ここはどこちょー?」スクッ

ザーボン「しかも、もう怪我が治っているぞ……」

フリーザ「ここは私の宇宙船です。さて、素直に答えていただきましょうか。なぜ貴方は密航したのです?」

春巻「よく覚えてないちょー。遭難して気がついたらこの宇宙船の倉庫みたいなところにいたマオ」

フリーザ「やれやれ……。どうやら素直に答える気がないようですね」

ウィーン

ナバナ「ふ、フリーザ様ぁ!た、大変です!」

フリーザ「まったく、騒々しいですねぇ……。次は何ですか!」

ナバナ「そ、倉庫にあった食料が全て無くなっています!」

ザーボン「な、何だと!?ま、まさか……」

春巻「お腹がペコペコだったから、全部食べちゃったちょー」ポリポリ

フリーザ「テメーの仕業かぁぁあああー――――っ!」ドグシャア!

春巻「なかお!」グシャ

フリーザ「あの倉庫には俺の食料も入っていたんだぞー!」

春巻「とてもおいしかったちょりー」ペロリ

フリーザ「くぁぁああああああああ!!」ガンッ

春巻「くうらー!」グシャ

ザーボン「あ、あのフリーザ様が……滅茶苦茶怒ってる……」ガタガタガタガタ

ドドリア「あ、あの野郎……余計なことを……」ガタガタガタガタ

春巻「おりょりょりょりょ……」ピクピク

フリーザ「ちぃ、まだ生きているのか!しぶとい奴め……!」

ザーボン「何であいつはフリーザ様の攻撃を受けて生きているんだ……?」

アプール「え。いえ、その、私にいわれましても……」

ザーボン「フ、フリーザ様。ともかくこいつの処遇を考えましょう!」

フリーザ「……そうですね。私としたことが、少々取り乱してしまったようです」

春巻「み、密航なんてしてないちょー!食べた分ここで働くから許してくれホイ」

アプール「なんて言ってますけど……どうします?」

フリーザ「仕方がありませんね。今はナメック星へ向かっている途中ですし、こいつには雑用をさせましょう」

ドドリア「よ、よろしいんですか!?」

フリーザ「ドラゴンボールを探す際に、猫の手も借りたい状況になるかもしれませんからねぇ」

春巻「わかりましたちょー!頑張るちょりそー!」」

フリーザ「まずはこの部屋の掃除をしなさい。その後はスカウターの整備をしてもらいますからね!」

アプール「……というわけだ。ここの計器なんかは汚れやすいからな。雑巾でしっかりと汚れを落とすんだぞ」

春巻「掃除なら得意ちょりそー!任せてくれホイ」

アプール「まずはこの辺りを……」

春巻「リャーン!色々なボタンが並んでるちょー!カッコいいちょー!」

アプール「おい待て!勝手にボタンに触れるんじゃ……」

春巻「このスイッチは何ちょー?」ポチッ

アプール「あ」

フリーザ「ほっ!?」スポーン

アプール「うわぁぁああ!緊急脱出装置がぁぁああああー!」

春巻「リャン?」キョトン

ザーボン「は、はやくフリーザ様を回収しろ!殺されるぞ!!」

ドドリア「おい、索敵班!早くフリーザ様の脱出ポッドを回収しろぉおお!!」

~数分後~

フリーザ「……随分と酷い目に合いましたね」

春巻「大丈夫ちょー?」

フリーザ「貴様のせいだろうがぁぁああああー――!」ドガッ

春巻「あいすー!」グシャ

フリーザ「このゴミ野郎が!じわじわとなぶり殺しにしてやる!!」ドガッドガッドガッ

春巻「痛いちょー!やめてちょー!蹴らないでちょりそー!」

フリーザ「うっせぇぇぇええええー!」グシャ

春巻「ぶりーざー!」ボキ

フリーザ「はぁっ……はぁっ……!」

春巻「」ピクピクピク

ドドリア「すげぇ……こいつまだ生きてやがる……」

アプール「ここまでフリーザ様に痛めつけられてるのに死なないってことは、こいつ実は凄く強いんじゃ……」

ザーボン「それは絶対にない」

アプール「ですよねー」


フリーザ「いけませんね……少し落ち着かないと。ドドリアさん、あと何分で到着ですか?」

ドドリア「はっ!あ、あと30分程です」

フリーザ「ドドリアさん、あなたはスカウターの整備と用意をさせなさい!」

ドドリア「はっ、はい!おい、テメーもこっちに来い!」グイグイ

春巻「痛いちょー!髪の毛を引っ張らないでくれマオ」ズルズル

フリーザ「アプール!貴方は操縦者にもっとスピードを上げるように伝えなさい!」

アプール「は、はいっ!」

フリーザ「どうもあの男を見ているとイライラしてしまいますね……」

ザーボン「もう何も起こらないと良いのですが」

フリーザ「しかしわかりませんね……なぜあの男は私の攻撃を受けて生きているのでしょうか」

ザーボン「いや……それは私にもさっぱり……」

フリーザ「ま、いいでしょう。スカウターの用意をした時にあの男の戦闘力も計測しておきますか」

ザーボン「ま、まさか我々の軍に加入させるおつもりですか?お言葉ですが、あの男が使えるとはとても……」

フリーザ「しかし私の攻撃を受けて生きているのは事実です。隠れた逸材かもしれませんからね」

ザーボン(それは絶対にない)

アプール「フリーザ様!モンレーが後15分以内に到着すると言っておりました!」

フリーザ「ほう、やれば出来るじゃありませんか。ドドリアさん、スカウターの準備は?」

ドドリア「はっ!もう来る頃だと思います!おい、早く持ってこい!」

ナバナ「あ、あ、あ、あ、あの……そ、そ、そ、それが……」ガタガタガタ

ザーボン「どうした。何かあったのか?」

ネイブル「あ、あ、あ、あ、あ、あ、あの馬鹿にスカウターの整備をさせていたら、そ、そ、その……」ガタガタガタ

春巻「このゴーグルカッコイイちょー!(バキグシャ)……リャン?」

ナバナ「ご、ご、ご、ご、ご覧のようにすべて壊されてしまいました……ス、ス、スカウターは全滅……」ガタガタガタ

フリーザ「ふざけるなぁぁあああああー――――ッ!」ポーヒー

春巻「べじたー!」チュドーン

ナバナ「れんじー!」チュドーン

ネイブル「ぶるーつ!」チュドーン

フリーザ「このフリーザ様に一体何の恨みがあるんだキサマァァァアアアアア!!」ガンガンガンガンガンッ

春巻「りょりょりょりょりょりょりょ~!許してくれちょみー!」

フリーザ「くたばれゴミ野郎がぁ!」ピッ

春巻「ねいるー!」ボーン

ザーボン「フ、フリーザ様!お、落ち着いてください!」

フリーザ「はぁっ……はぁっ……」

春巻「うりゅりゅりゅりゅ~」ピクピク

アプール「すげぇ……まだ生きてる……」

フリーザ「おい、そこの貴様!!」

オーレン「ひぃっ!は、はい!!」

フリーザ「今すぐ惑星フリーザに連絡しろ!ギニュー特戦隊にスカウターを持って、ナメック星に来るように伝えるんだ!!」

オーレン「あ、あの……そ、それが……」ガタガタガタ

フリーザ「今度は何だぁっ!」ダンッ ボゴォン

オーレン「ひぃっ!さ、さっきの掃除中にそこの馬鹿がボタンをめちゃくちゃに弄ったせいで、通信装置が故障」ボンッ ビチャ

フリーザ「きいぃいぃぇぇえぇえええええええー―――――ッ!!」ピッピッピッピッ

春巻「やめてくれちょりー!誰か助けてくれちょー!」ドタバタ

ロベリー「おい馬鹿!こっちに来るな!!」

クランボ「な、流れ弾がぁぁああ!フリーザ様、おやめ下さ……ぐれっぷー!」チュドーン

ロベリー「なっぷるー!」チュドーン

モンレー「ごんまー!」チュドーン

ドドリア「フ、フ、フ、フリーザ様!おちっ、おちっ、落ち着いて下さい!」

ザーボン「兵士に被害が出てます!いえ、兵士どころか宇宙船にも被害が!」

アプール「このままでは我々も大変なことになります!!」

フリーザ「ぐぐぐぐぐ、ぐ……!あ、頭が……」クラッ

ザーボン「フリーザ様!しっかりしてください!」ガシッ

春巻「大丈夫だチェン!宇宙船は無事ホイ」ニカッ

フリーザ「うっせぇぇええええー―――っ!」ドガッ

春巻「まひゃど!」グシャ

ザーボン「おい、さっさとナメック星に着陸してしまおう」ヒソヒソ

アプール「そうですね。このままでは我々もいつ宇宙のチリとなるか……」ボソボソ

ドドリア「お、おう。そうだな……おい!ナメック星にはまだ着かねーのか!?」

モンレー「」死~ん

アプール「あ……そういえばモンレーの奴、流れ弾に当たって死んだんだっけ……」

ザーボン「ちょ、ちょっと待て!ということは……アプール!操縦席はどうなっている!?」

アプール「えっと……あっ……壊れてる……」

ザーボン「」

フリーザ「うがぁぁああああああー――――っ!」ガンガンガンッ

春巻「ぼりょりょりょりょ~!やめてくりーざー!」

ウィーン ウィーン ウィーン

アプール「た、大変です!機体がナメック星の重力に引かれています!」

ドドリア「あ?ナメック星に到着するなら好都合じゃねーか」

ザーボン「馬鹿か貴様!このまま姿勢制御できずにナメック星に突入したら地面に激突して爆発四散だ!」

ドドリア「」

フリーザ「アプール!何をぼやぼやしているのです!コントロール装置をマニュアルに切り替えて操作しなさい!」

アプール「は、は、はい!え、えと、マニュアル操作にするには……」

ザーボン「早くしろっ!!!間に合わなくなってもしらんぞー――――っ!」

ガタガタガタガタガタ ウィーン ウィーン ウィーン

アプール「ひぃぃい!だ、だめです!姿勢制御できませー―――んっ!!」

キーン……ちゅどーん

宇 宙 船 大 破 

春巻「うじゅー……」ピクピク

アプール「」死ーん

ドドリア「あ……あ……あ……」ピクピク

ザーボン「わ、我々の宇宙船が粉々に……」ワナワナ

フリーザ「……」プスプス

春巻「……はっ!生きてるちょー!よかったホーイ!」バンザーイ

フリーザ「かぁあああああーっ!」ゴンッ

春巻「ぶろりー!」グシャ

フリーザ「よかったじゃねぇぇええええ―――――っ」ドガバキボコ

春巻「ぱらがすーっ!ちょらああああああ!助けてホーイ!」ダバダバダバ

フリーザ「逃がすかこの下等動物がぁぁああああー―――――っ!」ポーヒーポーヒーポーヒー

春巻「くりりーん!」チュドーン

~数分後~

ザーボン「やはり我々以外は全滅です……」

フリーザ「そうですか……残りのメンバーはこれだけですね」

春巻「ザリガニおいしいちょー」ボリボリムシャムシャ

ドドリア「あの……これからどうします?増援がくるまで待ちますか?」

フリーザ「宇宙船は直せそうなのです?」

ザーボン「さすがに部品がないとどうにも……」

フリーザ「仕方ありませんね。まずは村を探してドラゴンボールを集めましょう。部品も村で手に入るかもしれませんからね」

春巻「ドラゴンボール?」キョトン

フリーザ「我々はそれを集めるためにこの星に来たのです。勿論、あなたにも協力していただきます」

春巻「わかりましたちょりそー」コリコリ

ザーボン「スカウターが無いのは不便ですが仕方ありませんね……ん?」

フリーザ「どうしました?」

ザーボン「妙だな……。この星、事前に聞いていたのと様子が違うぞ」

ドドリア「どうせ報告が間違って……」ズルッ ビチャッ

ドドリア「どりあーん!」ゴロゴロゴロー

ザーボン「ドドリアの奴……うんこを踏んで転がっている……」

フリーザ「汚いですね」

ぐしゃ

ドドリア「カサンドラー!」

ザーボン「そしてそのまま壁に激突した……」

ドドリア「ぐぬぬ……ふ、ふざけやがって!誰だ、こんな所にクソを撒き散らしやがったのは!」

松五郎「象さん、まだウンチが出るのかい?よく出るねぇ~」ブリブリ

ドドリア「テメーかー!クソを撒き散らしやがったのはぁー――っ!」

松五郎「何だお前は!変な頭をしてる癖にタメ口を聞くな!このドリアン頭がー!」

ドドリア「な、なんだとぉー!?テメーがクソを撒き散らしたせいで俺はクソまみれになったんだぞー!」

松五郎「黙れドリアン!象さんのうんこより、お前の顔面の方がよっぽど汚いんだよー!」ビシッ

ドドリア「うっがー!」ズオッ

ちゅどーん

松五郎「動物最高ーっ!」ピューン

フリーザ「ドドリアさん、何をしているのです!」

ドドリア「ひぃっ!す、すみません!」ビクッ

フリーザ「今の男から情報を聞きだせるところでしたのに。怒りに任せて余計な事をしないで欲しいですね。今度やったら殺しますよ」

ドドリア「き、気をつけます!」ビクビク

ザーボン(フリーザ様も怒りに任せて余計な事をしているような気がするが……)

フリーザ「それとドドリアさん、あなた臭いし汚いからあまり近寄らないでくださいね」

ドドリア「」プーン

十三階段ベム「るるる~♪」スタスタ

フリーザ「おや……どうやらこの星の住人がもう一人来たようですね。そこのあなた」

十三階段ベム「ひぃっ!な、なんですか?」ビクッ

フリーザ「私はフリーザと言う者です。突然ですが、貴方はこの星にあるドラゴンボールというのをご存知でしょか?」

十三階段ベム「ど、どらごんぼーる?」

フリーザ「ええ。何でも願いをかなえてくれるという球のことです」

十三階段ベム「何でも願いをかなえてくれる球……?」キョトン

フリーザ「素直に答えたほうが身のためですよ。命が惜しいのならね」

十三階段ベム(な、なんだこの人はいきなり……どらごんぼーる?……はっ、そうか!解ったぞ!)


十三階段ベム「ドラゴンボールですね!はい、知ってますとも!」

フリーザ「ほう、ご存知のようですね。では、どこにあるのか教えていただきましょうか」

十三階段ベム「はっはっはっ!この十三階段ベムに任せてください!ちょっと待っててくださいねー」シュバッ カキカキ

ザーボン「何かスケッチブックのようなものを取り出しましたが……」

フリーザ「なるほど、絵で説明をするということでしょう」

~数分後~

十三階段ベム「いいですよー!いいですよー!これは面白い作品になりますよー!」

フリーザ「おい、貴様!いつまで時間をかけるつもりだ!まだ終わらないのか!」ダンッ ボゴォン

十三階段ベム「ひぃ!お、落ち着いてください!一枚目が完成しました。ほらほらっ!どうですか!」ピラッ

フリーザ「一枚目?」

十三階段ベム「どうですかー!小さな少年がヒロイン共に七つの球を捜すのです!ロマンスと冒険に溢れた感動巨編ですよー、これは!」

フリーザ「……そ、それで……ド、ドラゴンボールのありかは……?」ピクピクピクピク

十三階段ベム「はい!それは物語の後半になって判明します!まー、あと30ページってところですかねー!」ガーッハッハッハ

フリーザ「しねぇええええええええーっ!!」ポーヒー

十三階段ベム「ぶるまー!」チュドーン ピューン

春巻「また飛んでいっちゃったちょー」

ザーボン「あの、フリーザ様……。情報収集するのでは……?」

フリーザ「この星に居る虫ケラなんてすぐに見つけることができますよ。さあ、行きますよ!」

ザーボン「あ、はい……」

ナレーション『ドラゴンボールを求め、村を探すフリーザ達。はてさて、この先一体何が待ち構えていることやら』


【後編へ続きます】

【後編開始】

ザーボン「おかしい……どう考えても緑溢れる星に見えないぞここは」キョロキョロ

フリーザ「どうかしたのですか、ザーボンさん」

ザーボン「その……ここは本当にナメック星なのでしょうか?」

ドドリア「何言ってんだザーボン。宇宙船が墜落したのはナメック星だってアプールも言ってたじゃねえか」

ザーボン「しかしこの星の様子は報告と全然違う。操縦機器が破壊されたせいで別の惑星に墜落した可能性もある」

ドドリア「さっき吹っ飛んでいった奴はドラゴンボールのことを知ってたじゃねーか」

フリーザ「そうですよ。あまりに回りくどかったので思わず吹き飛ばしてしまいましたが、この星にボールがあるのは間違いないでしょう」

ザーボン「そうだと良いのですが……」

春巻「カブトムシおいしいちょりー。フリーザ様も食べるちょー?」ボリボリ

フリーザ「フンッ!」ゴッ

春巻「ちゃおず!」ベシャン

フリーザ「そんな虫ケラをこのフリーザ様が食べるわけないだろ!いちいち癇に障るヤローだ!」ガンガンッ

大鉄「おい、オメーら道の真ん中で何してんだ」スパー ポイッ

フリーザ「おや、これは良いところに来ましたね。私はフリーザと申します」

大鉄「ふりーざぁ?」スパー ポイッ

フリーザ「単刀直入に聞きましょう。ドラゴンボールはどこにありますか?この星にあるはずです」

大鉄「どらごんぼーるぅ?なんだそりゃ~」スパー ポイッ

フリーザ「素直に答えたほうが身の為ですよ」

ドドリア「……ん?なんかコゲ臭くねーか?」

ザーボン「何か燃えているような……うああああああ!フ、フリーザ様!!」

フリーザ「何です、急に大声を出して」メラメラメラ

ザーボン「せ、戦闘服が!戦闘服が燃えています!!」

フリーザ「ひょおおおおおお~!?」メラメラメラメラ

春巻「大変だちょりそー!みずみず~!」ガサゴソ

大鉄「あっ!おい豚教師!勝手に俺のタクシーを漁ってんじゃねえ!」

春巻「あったちょー!」オタタタタ

ドドリア「さっさとその水をフリーザ様にかけろ!」

大鉄「あっ!おい、それはガソリン……」

春巻「ちょらああああああ!」バシャー

カッ ちゅどーん

フリーザ「テンリュー!」ピューン

ドドリア「うあああああああ!フ、フリーザ様ぁぁあああああー!」バシュッ

ザーボン「は、早く追うんだ!」バシュッ

春巻「ちょ?」キョトン

大鉄「おっ!すげー、あいつら空を飛んだぞ」ドキ


ぴゅ~ん ドサッ


フリーザ「お、おのれぇ~!なぜこのフリーザ様がこんな目に……!」ピクピクピクピク

ドドリア「フリーザ様、ご無事ですか!?」スタッ

ザーボン「大丈夫ですか、フリーザ様!」スタッ

フリーザ「これが大丈夫に見えるのか、貴様ぁー―――っ!」ドガッ

ザーボン「げふっ!(り、理不尽だ……)」

ボギー愛子「あなた達大丈夫?空から降ってきたみたいだけど……」

ザーボン「フ、フリーザ様、新たな村人が現れましたが……」

ドドリア「ど、どうしましょうか……?」

フリーザ「おい貴様!ドラゴンボールはどこにあるんだ!?」

ボギー愛子「ドラゴンボール?何よそれ。知らないわ」

フリーザ「知らないわけがないだろう!俺は今機嫌が悪いんだ!素直に答えないと花火にするぞぉー――っ!」ガシッ

ボギー愛子「あ!ダメよ!今、私に触ったら!」

フリーザ「ほっ……?」ズオオオ

ボギー愛子「ああっ!た、大変!悪霊が入っちゃったわ!」ブルブルブルブル

フリーザ「う……牛ぃぃいいいいい!」ズドドドドドドドー

ドドリア「フ、フリーザ様!?」

フリーザ「モォオオオオオオ!」ドドドドドド……

ザーボン「い、行ってしまった……。お、おい、貴様!アレは一体何なんだ!?」

ボギー愛子「だからダメって言ったのよ!私は凶悪な牛の悪霊を除霊してたところなのよー!」

ドドリア「えぇ……」

ボギー愛子「早く捕まえないと、あの人、一生牛のままよ!」

ザーボン「クソッ!ドドリア、捕まえるぞ!」



フリーザ「ブモォオオオオー!」ズドドドドド

国会議員「ん?」

ザーボン「おい、そこの男!そいつを捕まえてくれ!」

国会議員「お?よーし、任せろ!」ガシッ

フリーザ「キエェェエエエエエー―――っ!」ジタバタ

国会議員「何かあったのかい?」

ザーボン「牛の悪霊が取り付いたらしく、暴れまわっていたのだ」

フリーザ「ひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!」ジタバタジタバタ

ドドリア「とにかく、さっきのババァに除霊させようぜ」

ザーボン「ああ、そうだな……」

フリーザ「モォオオオオオー!」ジタバタ ブスッ

国会議員「バイショォオオオオオ!」ピクピクピク

ドドリア「お、おい……?どうした」

ザーボン「フリーザ様の角があの男の尻に刺さったようだ……」

ドドリア「ははは!なんだそりゃ?笑えるぜ!」

国会議員「わ、笑い事ではない……は、早く逃げたまえ……」ブルブルブル

ドドリア「ああ?何を言ってやがる。何で俺達がテメーから逃げなきゃならねーんだ!」

国会議員「も、もうだめだ……ボンバー!」ブリュリュリュリュリュリュリュリュビチビチビチビチビチ

ドドリア「は……?」ドバーッ

ザーボン「え……?」ドバーッ

国会議員「ダイナマイトー!」ブリュリュリュリュリュリュリュリュビチビチビチビチビチ

ドドリア「ぐえぇぇ……く、くっせぇ……」ズブズブズブ

ザーボン「こ、こんな最悪な死に方……うぷっ……ゴポッ……」ズブズブズブ

国会議員「ウオオオオォォォォー―――!」ビチビチビチビチビチビチビチビチビチビチ

ドドリア「」

ザーボン「」

フリーザ「」

ぷ~ん

ノブ「うわー、見ろよ。国会議員がまたうんこ垂れ流してるぜ」

小鉄「がーっしゃっしゃっしゃっしゃ!くっせぇ~!」ピクピクピク

ノリ子「うわぁー……最悪やー」

おまけ

十三階段ベム「見てください!フリーザ様の漫画が完成しました!」

フリーザ「ほう、ついに私が主役の漫画が完成しましたか!」

十三階段ベム「題名は『フリーザドロロ』です。これは傑作ですよー!」

フリーザ「どれどれ……」ペラッ

『フリーザドロロ』

ドドリア「くらえー!」ドスッ

フリーザ「ぎゃあああー!」ボンッ ビチャ

ドドリア「げへへ……ん?」

フリーザ「げひょひょひょひょ……!」ブシャー

ドドリア「ぎゃああああー!と、溶ける……」ドロドロドロ……

ザーボン「さすがフリーザ様です。やられるフリをして胃液をかけるとは!」

フリーザ「ほーっほっほっほっ!」バチュンッ

ザーボン「あはははははははっ!」バチュンッ

『フリーザドロロ・おわり』

フリーザ「……」

十三階段ベム「いやー!最初は冒険モノのつもりだったんですけどねー!やっぱりホラー漫画になっちゃいまして」ヘラヘラ

フリーザ「ベムさん、ちょっとそこから私の方に走ってきなさい」

十三階段ベム「はいー!フリーザ様ぁ!私の漫画はどうでしたかぁ~!」スタタタタ

フリーザ「貴様は二度と漫画を描くなぁぁあああー!」ピッ

十三階段ベム「とりやまぁぁああ!」チュドーン


このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom