紗南「346のアイドルで格ゲー」 (23)

アニメ準拠はほとんどありません
草が生えてませんが気分を害された方がいらっしゃったら大変申し訳ありません

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1531065114

紗南「…」タンタン

『♪』

紗南「…」スー

『♪』

紗南「…」タンタンタンタンタン

『FULL COMBO』

紗南「…」


紗南「…」


紗南「…あー…」

ありす「何ですか唐突に」

紗南「いやねぇ…」

ありす「…」

紗南「ほら、346で出してるコレね。コレ」

ありす「はぁ」

紗南「リズムゲーってさ、まあここ最近色々出てるじゃん」

ありす「ありますね。アニメのリズムゲームも良く出てますし」

紗南「あのね、アイドル=リズムゲーっていうのがちょっと固過ぎるんじゃないかなって思うわけだよ」

ありす「じゃあアイドルって何するものなんですか?」

紗南「…いや…アタシが言いたいのはね?アイドルは歌うー…歌うはリズムー……つまりリズムゲー。ね?」

ありす「それ以外何をするんですか?」

紗南「ならこっちはどうなのさ。モバゲーの方」

ありす「それはほら…仕方ないじゃないですか」

紗南「ライブだの何だの書いてるけどさ、これ結局ステータスでの勝負じゃん」

ありす「その中では…ライブ…してるんですよ…いやしてますって。というよりゲームじゃないですか。ただの」

紗南「…まあ、ね?それを踏まえた上で…アタシはちょっと考えたんだ」

ありす「知りませんよ」

紗南「…」

ありす「知りませんよ」

紗南「格ゲーってどう?」

ありす「いや知りませんよ」

紗南「ほら、センターをね?…まぁ、争う訳じゃん」

ありす「歌とかそういうので争うんですよ。拳で争ってどうするんですか。例えセンターに立ったとて顔腫れてるでしょその人」

紗南「それはゲームだから良いじゃん」

ありす「2分前貴方何言ってましたっけ?」

紗南「…いやだってだよ?考えてみてよ」

ありす「…何を…?」

紗南「まー…例えば、例えばだよ?真奈美さんね」

ありす「…あぁ…はい」

紗南「後は…拓海さん」

ありす「はい」

紗南「でー…早苗さん、清良さん、亜季さん…」

ありす「…まあ、何となく…え?清良さん?」

紗南「ここら辺はね、何か分かるでしょ」

ありす「相撲取ったりしてましたからね」

紗南「拓海さんはスピードと手数だよ」

ありす「いや別に掘り下げなくて良いんですよ」

紗南「早苗さんはパワー特化でね、清良さんは遠距離から注射器飛ばすとか」

ありす「何で看護婦さんがマッドサイエンティストみたいになってるんですか。精神やられてるじゃないですか」

紗南「真奈美さんはなー…難しいなぁ。全パラメータ高そうだから」

ありす「…」

紗南「真奈美さんはなー…入れない訳にはいかないし…」

ありす「…じゃあこういうのはどうですか?」

紗南「?」

ありす「全パラメータ高いけど…必殺技が少ないとか」

紗南「あぁ良いねぇそれ」

ありす「何の話なんですかこれ」

ありす「というよりですよ。これ少な過ぎですよ。操作出来るの5人しかいないじゃないですか。初代ストリートファイターじゃないんですよ」

紗南「いや、5人までは考えたんだよ。そこからがね…」

ありす「出だしから躓いてるじゃないですか。授業中の妄想レベルですよ」

紗南「例えばだよ?ありすを出すとしたらどうなのさ」

ありす「小学生と大人戦わせないでくれますかね」

紗南「そうなるでしょ?」

ありす「それしか思い浮かばないんですよ。返答が」

紗南「かと言ってねー…子供組を出さない訳にはいかないしなぁ」

ありす「…あ」

紗南「何?」

ありす「ならこれならどうですか?」

紗南「…」

ありす「…」

…。

拓海『よっしゃ !相手が誰でも手加減しねーぜ !』

仁奈『色んなどうぶつの気持ちになるですよー !!』

【Round 1 FIGHT!!】

拓海『オラオラオラオラ!』シュシュシュシュシュ

仁奈『…ううー…!!』シュイイイイイン

拓海『バイク特攻だぁぁぁぁ!!!』ブォォン

仁奈『ヒグマのきもちになるですよー!!』ザシュ

拓海『』

…。

ありす「まあこんな感じですよ」

紗南「ああそれだよそれ。良いねぇそれ!」

ありす「いやまあ知りませんけどね」

紗南「そうかー…特殊能力については考えてなかったなぁ」

ありす「それくらい考えないと売れませんよこのご時世」

紗南「でもさ、それなら幾らでも考えようがあるよね!」

ありす「…例えば?」

紗南「ほら、あのー…かな子さんはお菓子食べまくって、一定時間スーパーアーマー持ちになるとか」

ありす「身内からダイレクトアタックされてるじゃないですか。本人引きこもるレベルですよそのいじり」

紗南「後はー…あ、凛さんね。凛さん」

ありす「凛さん…?」

紗南「何かほら、青いオーラ的な何かでね」

ありす「練ってから発言して下さいよ」

紗南「オーラとかになるとねぇ」

ありす「今の感じだと凛さんサイコキャラにしか聞こえませんよ。青いオーラ纏ってるとか」

紗南「うーん…」

ありす「じゃあ、まあ。…さっき清良さんが注射器を飛ばすって言ってましたよね」

紗南「そうだねぇ」

ありす「じゃあ武器有りって事ですよ。拓海さんもバイク使った事ですし」

紗南「あ、そうだよ!」

ありす「まあつまり凛さんはこうなるんですよ」

…。

拓海『よっしゃ !相手が誰でも手加減しねーぜ !』

凛『行くよ。蒼い風が駆け抜けるように…!』

【Round 1 FIGHT!!】

拓海『バイク特攻だぁぁぁぁ!!!』ブォォン

凛『蒼の剣を受けよ!アイオライト・ブルー!』ザシュ

拓海『』

…。

紗南「あー染まった!!蒼に染まった!!!」

ありす「丁度やってらしたので」

紗南「それならもうニュージェネ3人は決まりだよ。剣とか銃とか持ってたし」

ありす「結構出てましたよね。声優として」

紗南「きらりさん!きらりさんはどうする!?」

ありす「…きらりさん…」

紗南「デカイよ。何かもうボス級だよ」

ありす「大きいキャラは格闘ゲームにありがちですが…」

紗南「2倍どこじゃないよ。その気になれば10倍行くよ」

ありす「固有武器はどうしましょう?大きいのはもう2倍に留めておくとして」

紗南「そうかあ…確かに巨大化出来ないと持ち味が無くなるからね…」

ありす「…」

紗南「…」

ありす「…」

紗南「…」

ありす「メイス」
紗南「メイス」

…。

きらり『きーらーりーんんんんんん!!!』グルグルグルグル

拓海『オラオラオラオラ!!』シュシュシュシュシュ

きらり『ドロォォォォォッッッップゥゥゥゥ!!!』ドゴォン

拓海『』

…。

紗南「メイス…うん。メイスだよ。メイス」

ありす「力強さ、巨大。しかし枠内に収まる。ならばこれですよ」

紗南「パワーキャラは早苗さんに使っちゃったからねぇ」

ありす「っていうか何の話なんですかこれ」

紗南「…ここらで敢えて戦闘向きじゃなさそうな人を考えようか」

ありす「私の時点で詰まってたじゃないですか」

紗南「…アーニャさん!アーニャさん!!」

ありす「…」

紗南「アーニャさん…は…戦いとは無縁だしなぁ…」

ありす「でも、考えようはありますよ」

紗南「何!?」

ありす「考えてみて下さい。彼女の趣味は何ですか?」

紗南「…天体観測…?」

ありす「こうです」

…。

アーニャ『ダー♪』ズドドドドドドド
https://i.imgur.com/5e2bOct.jpg

拓海『』

…。

紗南「そうか!隕石を自由に落とせるんだ!!」

ありす「そうなんですよ」

紗南「遠距離で尚且つ威力が高いとか…夢があるなぁ」

ありす「後は美波さんがアシストで出てくれるとか」

紗南「アシストキャラかぁ。それ良いねぇ」

ありす「で、これ何の話ですか」

紗南「…瑞樹さん…」

ありす「…」

紗南「瑞樹さんも確か出てたよ。時止めたりしてた」

ありす「いえ知りませんけどね」

紗南「でもなー…時止めはチート過ぎるよ。まー…そこはテレポートかなぁ」

ありす「テレポート…」

紗南「テレポートは強みだよ。うん」

ありす「いえ。時止めがチートというのは一概には言えません」

紗南「え?」

ありす「それはあくまで必殺技ですから。固有武器とパラメータは別になります」

紗南「そうか…確かに。うん」

ありす「まああの人はある意味早苗さんより怖い感じですから。はい」

瑞樹「特番で、笑ってはいけないアイドル24時2017」
瑞樹「特番で、笑ってはいけないアイドル24時2017」 - SSまとめ速報
(https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1488975747/)

紗南「じゃああれだ。ハリセン」

ありす「ツッコミですね」

…。

拓海『バイク特攻だぁぁぁぁ!!!』ブォォン

瑞樹『どっから出した!!!』ゴシャア

拓海『』

…。

ありす「少しピーキーなんですよ。相手が何かをするとカウンターでツッコミを入れるんです」

紗南「これは使い手を選ぶキャラだねぇ。良いよぉ」

ありす「で」

紗南「…隠しキャラは?」

ありす「え?」

紗南「こういうのにはね、やっぱり隠しキャラはいるわけだよ」

ありす「アイドル全員情報公開されてますけど」

紗南「うわっ!見るからにヤバい!みたいなキャラが欲しいね。ここはね」

ありす「…」

紗南「うーん…」

ありす「というより、まだまだ346全員に届いてませんよ」

紗南「それもそうだねぇ」

ありす「やはり今出た方以外のアイドルのファン、という人もいますからね」

紗南「…いや、今パッと思い浮かぶ人はいるんだよ」

ありす「どなたですか?」

紗南「やられても条件付きで復活出来る茜さんとかね、レーザー飛ばす晶葉さんとかね」

ありす「…」

紗南「オーソドックスな格闘スタイルの有香さんとか鞭使う時子さんとか」

ありす「…」

紗南「割と思いつくねこれ」

ありす「…では、敢えて聞きますが」

紗南「ん」

ありす「…私は?」

紗南「…」

ありす「…」

紗南「趣味は?」

ありす「読書とか、ゲームとか…」

紗南「…そういえば、タブレットよく持ち歩いてるよね」

ありす「便利じゃないですか」

紗南「タブレット…武器にはなぁ…」

ありす「はい」
https://i.imgur.com/QvfmhGa.jpg

紗南「お?」

ありす「調べたんです」

紗南「これ仮面ライダー?」

ありす「仮面ライダービルド スマホウルフフォームというらしいです」

紗南「スマホウルフ…スマホは何これ…盾?」

ありす「はい」

紗南「…え?それ以外は?」

ありす「検索するとか、メール自動で書いてくれるとかあるみたいですね」

紗南「戦闘は?」

ありす「こっちの爪です」

紗南「あ、そっち…」

ありす「私、これです」

紗南「これ?」

ありす「はい」

紗南「ちょっとやってみて。…あ、テープテープ…」

ありす「…」

紗南「はい」ビーッ

ありす「…」

紗南「…」ピッ

ありす「…」

紗南「腕出して」

ありす「はい」

紗南「…」ペタ

ありす「…」

紗南「ウルフいる?」

ありす「ボールペンならあるので」ギュ

紗南「…まー…悪くはないけど…」

ありす「良いですか?」

紗南「ただね。一つ悲しい事があるんだよ」

ありす「何ですか?」

紗南「ガードは誰でも出来る」

ありす「…」

ありす「そもそも私みたいな細腕でガードなんて出来っこないんですけどね。そこはまあゲームとして」

紗南「何か要素欲しいね。そうするなら」

ありす「このガードの時に攻撃するとダメージが跳ね返りますよ」チャキッ

紗南「それ良いねぇ。でも弱点は?」

ありす「ありません」

紗南「・・・えええ・・・?」

ありす「まあそんな子供じみた考えはしませんよ。流石に投げ技とかは跳ね返しようがありませんから」

紗南「投げ技ねー…」

ありす「はい。投げ技です」

紗南「あ。それこそ早苗さんだ。投げの鬼」

ありす「柔道経験者ですからね」

紗南「吸い込み半端ないよ。すぐ投げちゃう」

ありす「そこでウルフです」チャキッ

紗南「悪くないねぇ」

紗南「意外性でね。のあさんとかどうかな」

ありす「謎が多いですからね…」

紗南「敢えてね。敢えて」

ありす「何ですか?」

紗南「武器は使わないんだよ。一切」

ありす「どうするんですか?」

紗南「いやもうサイコキネシスだよ。触れずにね」

ありす「それこそずるいですよ」

紗南「それはほら、発動に時間がかかるとか。HP少ないとかね」

ありす「…いえ、ここは敢えてパワーキャラでどうでしょう?」

紗南「え?」

ありす「スピードもあるし必殺技も多いですよ。ただし防御力とHPは少ないです」

紗南「うーん…でもまあまあチートだなぁ」

ありす「隠しキャラですよ」

紗南「そっかぁ!」

ありす「のあさんは隠しキャラです。妥当かと」

紗南「確かにねぇ。良いよこれ」

ありす「…ただ、隠しキャラが1人というのも味気ないですね」

紗南「うー…ん…」

ありす「そこで、ですよ」

紗南「何?」

ありす「禁忌です。禁断なんですがね」

紗南「うん」

ありす「765プロさんから出てもらうんです」

紗南「おお!」

ありす「765プロで格闘キャラといえば菊地真さん。この人ですね」

紗南「これは盲点だったなぁ…」

ありす「真さんは逆に防御力とHPを高くしましょう。攻撃は低くても手数とスピードでカバーします」

紗南「え。それはバランスブレイカーになりかねない…」

ありす「そこで私です」チャキッ

紗南「え?何で?」

ありす「何と言っても相手は空手です。打撃系には強いですよ」

紗南「相性まで考えてるなんて…」

ありす「…しかしこうなってくると困る事がありますね」

紗南「…そうだねぇ。やっぱりねぇ」

ありす「分かります?」

紗南「ラスボスがいないんだよ」

ありす「はい」

紗南「ラスボスねぇ…346内で強さの差別化は出来ないからなぁ」

ありす「確かにそうですね」

紗南「ラスボス並にってもねぇ。悩むよねぇ」

ありす「…いえ、そうでもありませんよ」

紗南「え?」

ありす「何もラスボスは共通の敵である必要はありません」

紗南「…というと?」

ありす「ライバルです」

紗南「そうか!」

ラスボス……ちひ……

ありす「これは元を辿ればセンターを決める為のトーナメント戦。ならばラスボスはセンター決定戦の相手。そして…」

紗南「そこには因縁の相手。これは王道だね」

ありす「例として拓海さんならば、早苗さんです」

紗南「毎回なんかやられてるもんね」

早苗「何の集まり?」拓海「ユニットだよ!!」
早苗「何の集まり?」拓海「ユニットだよ!!」 - SSまとめ速報
(https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1464951169/)

ありす「下剋上を果たすか、はたまたいつものようにやられるかですよ」

紗南「ほー…」

ありす「後はこれまで出てませんでしたが、光さん、麗奈さん」

紗南「確かに!!」

ありす「この2人は色んな意味でライバルと言えるでしょう」

紗南「それは…うん。良いね。良いよそれ!」

フレデリカ「何が?」

紗南「え?」

周子「良いって?」

ありす「え?」

フレデリカ「何のお話?」

ありす「何がですか?」

周子「あの子はパワーキャラだとか何とか」

ありす「いや…」

フレデリカ「わーお!ありすちゃん前衛的なタブレットの持ち方!!」

ありす「あ」

紗南「スマホウルフ」

周子「え?スマホウルフ?」

フレデリカ「フレちゃんもやるー!貸して貸してー!!」

周子「あー…これ…」

紗南「あ、それそれ」

ありす「…」

フレデリカ「ん?」

周子「ん?」

紗南「ん?」

ありす「…あ…」

フレデリカ「…」

周子「…」

紗南「…」

ありす「アアアアアアアアアアアアアーーーー!!!!!」ブンブンブンブンブン

周子「うわありすちゃんめっちゃスマホウルフってるイダダダダダダ!!!!」

フレデリカ「わー!インクで汚れちゃーう!!」

紗南「あーあ…」

終わります

ありすの武器はいちごパスタ

おつ
スマホウルフは孤軍奮闘しつつ通信で仲間呼んで協力プレイでボコるフォームだから……
あ、アイコンアタックがあったか

乙乙。アオニソマルマデー

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom