悪魔「さーさ、悪魔との契約を」(4)

悪魔「・・・というわけで今更だけど契約します?」

男「・・・」

悪魔「まーた何言ってんだこいつって顔してる」

男「・・・」

悪魔「でもでも、この状況見たら契約するべきだと思うけどなー」

男「・・・」

悪魔「だから言ったじゃないですか。契約すれば死なないっていったのに」

男「俺・・・ほんとに死んだのか?」

悪魔「んー・・・死んだというか死に際というか」

男「どういうことだ?」

悪魔「ほら、よく成仏する前に魂が抜け出てるっていうあれですあれ」

男「そんなよくあるって感じに言われても信じられるかよ」

悪魔「そこまで言うなら下の自分の状況をもっかい見てみたらいいじゃないですか」

男「・・・なんか俺を囲んでみんな泣いてるんだけど」

悪魔「奇跡的ですよねー。暴走トラックに激突して外傷が全くないなんて」

男「・・・」

悪魔「でも目を覚まさないっていうんでみんなもうあきらめてるんじゃないですか?」

男「契約って何のことだ?」

悪魔「あら?前にご説明したと思うんですけどお忘れ?まぁあれだけの衝撃を受けたら記憶も飛びそうですけど」

男「・・・」

悪魔「あなたの人生をもらう代わりに死の運命を先延ばしにしてあげるって」

男「・・・・・・・・・」

悪魔「思い出していただけました?」

男「んなもん信じるわけないだろが!道端で女の子にんなこと言われたら頭おかしいのかなってしか思わねーよ!」

悪魔「ひどいなぁ・・・悪魔にしては結構優しいギブアンドテイクだと思うんですけど」

男「・・・」

続きはよ

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