【モバマス】奏「そこに惚れた人がいる限り」 (10)

『人気アイドル、桜守さんとそのプロデューサーのお泊りが発覚して早――』



バタン

奏「あら?何を見ているのかしら?」

モバP(奏の担当。以下P)「あぁ、芸能ニュースという名のゴシップ番組をな」

奏「ふぅーん。あ、これって両方が成人しているのね。ならいいんじゃない?」

P「おいおい、そんなんでお泊りしていたらモラルもへったくれもなくなるぞ」

P「奏もこういうヤツに引っ掛かるんじゃないぞ」

奏「そうね……」





奏「未成年アイドルと、肉体関係になるプロデューサーがいうことじゃなければよかったんだけどね」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1530451817

極めて短い、奏誕生日SSです

こちら、独自の設定がありますので、よろしくお願いいたします

P(俺と奏。担当アイドルにして同棲相手。当然、肉体関係)

(プロデューサーとして、恋人として、将来の伴侶予定者として誓いあった仲だ)

(まぁ、なんていうか事の始まりは……)

――それは


「ハッピーバースデー!」

パンパーン

奏「ふふふっ、いくつになっても誕生日をお祝いしてもらえるっていいわね」

朋「まだ10代!うん、私は若い!」

海「こらこら、最年長が何を言ってるんだ?」

雪菜「そうですねぇ。来年はもう成人ですからぁ、誕生日のお祝いは無しってことでぇ」

朋「嘘!嘘!いやぁ、楽しい楽しい誕生日だなぁ」

ワハハハ

フレデリカ「奏ちゃん、コンステレーション!」

美嘉「何故に米空母?」

志希「そもそもフレちゃん的にフランス語をしゃべるべきで~?」

フレデリカ「フレちゃん、難しいフランス語は忘れましたー!」

奏「はいはい、私へのプレゼントは漫才でいいのかしら?」

周子「もう、わかってるくせに」

ワハハハ

ガチャ

P「お、やってるな」

奏「ちょっと?担当アイドルの誕生日なんだから最初から参加しなさいよ」

P「すまんな。さすがに抜け出せなかった」

奏「……もう」

フレデリカ「ほらほらプロデューサーも、奏ちゃんにキスでも接吻でも口付けでもして許してもらおうよ」

志希「いいねぇ~甘酸っぱいムードになるようにアロマを焚こうか」

美嘉「それはみんながそうなるからこないだ怒られはばかりでしょ!!」

奏「やっぱり、漫才がプレゼントじゃないの」プスー

周子「いやいや……ほらプロデューサー」

P「あ、あぁ。奏、今夜は空いているよな」

奏「あら?夜のデートのお誘いかしら?朝までしっぽりしたいのね?……汚されちゃったわ、よよよ」

フレデリカ「プロデューサー、サイテー」

志希「サイテー!」

P「お前らなあ……とりあえずよかったら、景色のいいレストランでディナーを誘いたいんだが」

奏「あら?本当にお誘い?ふふっ、キスだけで足りるかしら?」ピトッ

P「奏ぇ~」



朋「それじゃこの開運のロケットランチャーを撃つわね」ワクワク

海「お、お、おいおい。人に向けるなよ」

雪菜「ちょっとぉ~」

朋「まぁ、冗談だって」

ゴトッ

「おっとっと」ガシッ

ポチッ

三人「え゛っ」

BAHUM-FOOOOM!



奏「きゃっ!」

P「奏っ!」

チュッ

二人「……えっ」



フレデリカ「あー、キラキラの紙吹雪がいっぱいだね」

志希「にゃはは、おっきな紙に大吉って書いてあるよ」

美嘉「ジョークグッズにしては盛大ね」

周子「あれ?……奏?」



奏「あ……」

(や……)

(やっちゃった……)

(私の……)

(私の初めての)

(キス……)

周子「奏っ!しっかり!」

志希「揺らしちゃダメ。直撃コースだから頭打ったわけじゃないよね?」サスリサスリ

奏「あ……」ボーゼン

朋「ごめん、本当にごめん……」

美嘉「でもプロデューサーがいたから当たるようなことはなかったような……?」

海「とりあえず医務室へ」





フレデリカ「……ねぇ、プロデューサー」

P「な、なんだ?」

フレデリカ「奏ちゃんのファーストキス、おいしかった?」

P「な、なんのことかなぁ(棒)」

フレデリカ「……」

「今はごまかしてもいいけど」

「奏ちゃん、今ので一線を越えちゃったかもしれないから、ちゃんと責任は取ってあげてね」

P「……」

「……おおう」

フレデリカ「……ならよし」

…………
……

P(それ以来、バネが壊れたかのように奏は猛烈に接してきた)

(普段大人っぽくみせている反動か、年相応……いや、若干子どもっぽくなったりもする)

(恋人だけが知ってる特権ってヤツの、膨れた時のヤキモチ具合いもかわいいんだな、これが)

奏「Pさん?どうしたの?」

P「あぁ、なんでもないさ」

「それより、もう夜も遅い。寝るか」

奏「あら?」





「一緒に寝ないのかしら?」

チュンチュン

バタン

P「おはようございますっ!」ツヤツヤ

奏「おはようございます」ツヤツヤ



ちひろ「……おはようございます」

フレデリカ「ボンソワール!夕べはお楽しみだった?」





奏「えぇ、朝まで繋がっていたわ」ツヤツヤ

P「おかげで寝れなかったよ」ツヤツヤ



志希「うーん、朝から男女のまぐわいのフレグランスが」

周子「……もういいや」

美嘉「慣れたら負けだからね……」



(o・▽・o)&(●・▽・●)おわりだよー

あれ?お誕生日の話なのにただのリア充カップルになってしまったよ



とりあえずありがとうございました

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