男の子「女装して合コン?ふざけるな」 (6)



姉「ただの数合わせだから!お願い!」

男の子「いやだ!絶対女装なんてするものか!」

姉「本当にいるだけでいいから!お姉ちゃんの友達はみんな彼氏持ちで合コンに参加できる子、ほとんど居ないのよ!」

男の子「姉ちゃん高1成ったばっかだし、急いで彼氏作らなくてもいいじゃないの?」

姉「もう!そんな事言わないの!わかった!あんたが欲しがってたゲームソフト買ってあげるから!それで引き受けてくれない?」

男の子「うーん、ゲームソフト欲しいけど…女装はちょっと……」

姉「わかったわ…二本買ってあげるから!」


男の子「わかったよ本当にいるだけならいいよ…でも男だってすぐバレるんじゃないの?」

姉「大丈夫!知り合いにすごいメイク上手い子いるから!その辺については心配ないわ!」

男の子「まぁ、それならバレなきゃ何でもいいよ」

姉「それにあんた、その辺のアイドルよりもかわいいしそのままでも大丈夫よ」

男の子「アイドルよりもかわいい?言い過ぎだよ…絶対、家族フィルターかかってるよ、ソレ」

姉「じゃあ早速行きましょ!」

男の子「早すぎないか」

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男の子「この家にメイクが上手い子が居るの?」

姉「そうよ!」

男の子「……」

男の子「ってここ幼馴染の家じゃないか!」

姉「問題ある?」

男の子「大有りだよ!知り合いに女装手伝いをさせるなんて恥ずかしいだろ!」

男の子「俺は帰る!」

姉「待って!もう約束したからダメよ!」

男の子「離せ!こんなの無効だよ!」

姉「ちゃんと詳しく聞かなかったあんたが悪いんです!」

男の子「こんなの詐欺だ!」

姉「詐欺じゃないよー!ねえ幼ちゃん!」

幼馴染「はいそうですよー男の子が可愛すぎるのがいけないんですから!」

男の子「いつの間に!それと可愛いとか言うな!二人とも手を離せ!」

幼馴染「嫌です!可愛い男の子をさらに可愛い男の娘にするのが私の夢ですから」

姉「逃げられないんだし無駄な抵抗しない」

男の子「やめろ!引っ張るな俺を家に連れ込もうとするな!」

男の子「うわあああ!」






幼馴染「か、可愛い!本当に女の子だったらレズに走っちゃうくらい可愛い!」

姉「ほんと!弟の癖して私より可愛いなんて憎らしいわ」

男の娘「は、恥ずかしいスカートがスースーする…」

幼馴染「じゃあ早速…写真撮りますね」

姉「良いわよ」

男の娘「ちょっとまて!なんでカメラを構えるんだ!」

幼馴染「あら、お姉さん言ってなかったんですか?」

姉「あちゃー言い忘れてた」

男の娘「どういう事だよ」

姉「女装の協力をする代わりに写真を撮らせてくれって頼まれてね」

男の娘「聞いてない!」

姉「ゴメンね」

男の娘「写真なんて撮らせるものか!」

幼馴染「ふーん…そうですか…なら今あなたがしてるメイクは落とさないとダメですね」

幼馴染「服も勿論、貸しません…男の姿で合コンに参加してくださいね」

幼馴染(そのまま参加してもバレないでしょうけど)

男の娘「な、なんでだよ」

幼馴染「わたしが協力する条件は写真撮影ですもの」

男の娘「くそ!どうせ抵抗しても無駄なんだろ!もう良いよ!」

幼馴染「いじけた姿も可愛いわ…これで当分おかずに困らな…いえなんでもないわ」

男の娘「今更っと可笑しなこと言ったよね!」

幼馴染「いえ、言ってません!」

男の娘「嘘だ!」

幼馴染「男の娘で興奮する事は可笑しなことではありません!」

男の娘「開き直るなよ!」

男の娘「…変態め早く撮れ!」

幼馴染「は~い!変態さん撮りますよ!笑顔でお願いします!」

パシャ!パシャ!

キャ-!イマノカオサイコウデス! パシャ!

コッチムイテクダサイ!パシャ!

ウフフ!パシャ!

男の娘「うぅ…もういいだろ、いつまで撮るんだよ!」

幼馴染「メモリーがパンパンになるまで撮りたいんですが…泣きそうなのでやめますね」

男の娘「姉ちゃん!早く合コン行こう!さっさと終わらせて普段通りの格好に戻りたい!」

姉ちゃん「何言ってるのよ…合コンは明日よ」

男の娘「はあ?また騙された!!!」


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