八幡「もし俺が鶴見家の長男に生まれたら」 (40)

※八幡は養子では無く、鶴見家に生まれています。母親は鶴見先生で、妹は鶴見留美です。
※この話では八幡は最初から鶴見家の長男として生まれています。妹は小町ではありません。
※留美になってます。鶴見先生は総武高校の副校長になってます。

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「お兄ちゃんが事故ってどういう事?」

今日の朝早くに、入学式に参加をする為に家を出たが、犬を助ける為に事故にあったらしい。

お母さんはもう学校に出勤していたが、学校から小学校に事情を話してお休みを取ってくれた。

お母さんが入学式が終わり次第、私を連れて車で総合病院迄連れていってくれるらしい。

家の片付けなどをしていたらお母さんが迎えに来てくれた。車に乗ったら病院に向けて出発した。助手席と後部座席には男性が二人乗っていた。


「お母さん……。お兄ちゃんの具合は大丈夫なの?」

「ええ。2週間から3週間の入院で済むみたい。詳しい話は病院についてからになるけど、運転手さんと目撃者である柳川先生が言うには、犬の飼い主も側にいたらしく、事故直後に犬を連れてその場から立ち去ったらしい。柳川先生と運転手さんが警察にも証言してくれたわ。」

後部座席の男性が話始めた。


「わしが、鶴見先生の同僚の柳川や。事故を目撃してしまったし、直ぐに鶴見先生の息子さんと分かったから鶴見先生に連絡したわ。大人としても教師としても当然の対応やで。それにしても犬の飼い主は許せへんな。証拠隠滅やないか。」


どうやら後部座席の男性は、お母さんの同僚の人で、目撃者である柳川先生らしい。

「お兄ちゃんを助けて貰いありがとう。」

私は素直に柳川先生にお礼を言った。

「ありがとな。人として当然の事をしたまでや。」


「お母さん。犬の飼い主は結局はどうなるの?」

「運転手さんとその家の人である雪ノ下姉妹と母親が謝罪に来るらしいけど、私はある意味被害者だと思ってます。犬の飼い主がしっかり管理していれば事故にならなかった筈です。雪ノ下家と合同で損害賠償及び慰謝料の請求になると思います。」

今度は助手席の男性が話始めた。


「私が弁護士の城廻です。鶴見先生には娘がお世話になっていて今日の朝に鶴見先生から連絡があり駆けつけました。

鶴見先生に依頼されこの件の担当になりました。留美ちゃん宜しくね。」


「それで、犬の飼い主についてですが犬の飼い主に対して被害届を提出して、犬の飼い主が判明しました。その飼い主は由比ヶ浜結衣さん……。総武高校に今日入学した生徒でした。

つまり犬を連れて逃げて何食わぬ顔で入学式に参加をした事になります。」


「嘘でしょ。今日の入学式に出ていたと言うの…。うちの息子を事故に合わせておいて、決して許さないわ。普通は柳川先生みたいに警察に連絡したり、救急車を呼んだりする筈だけど何食わぬ顔で入学式に参加をした以上は反省はしてないわね。」


「ほんまや。小学生でも分かる事やで留美ちゃんも分かるやろ。」

「うん。分かるよ。人として不味い行動っていうことが…。」


「そうやな。少し鶴見先生とわしでその由比ヶ浜という生徒を調べて見るわ。何で合格出来たのか疑問に思ったわ。城廻弁護士にお願いやけど後日、学校に一緒に行って貰い対応して貰いたいんや。」


「そうね。ここにいる全員が信じたくないけど裏口入学の可能性を認識していると思う。私も副校長として校長先生に報告させて貰うわ。本格的に調べさせて貰う事になります。城廻弁護士、柳川先生、協力をお願いします。」


お母さんは総武高校の副校長として調査することに決めたようだった。

こうして病院へと向かい病院に到着した。

病院に到着して病室に入るとそこには既に八幡と雪ノ下姉妹と母親がいた。

お兄ちゃんと雪ノ下姉妹は幼なじみであり、陽乃お姉ちゃんと恋人同士でもあるのだ。鶴見家と雪ノ下家と城廻家は三家での家族交流がある。だからこそ由比ヶ浜家への連帯しての請求が可能になるのだ。


お兄ちゃんが私ぐらいの時には、葉山という弁護士を顧問弁護士から外したらしい。

息子が雪乃お姉ちゃんに問題行動を取ったらしいから。


元々付き合いのあり信頼のある城廻弁護士を現在は顧問弁護士になって貰っているから葉山の息子と雪乃お姉ちゃんとの関わりが全く無くなったのだ。だからこそめぐりお姉ちゃんとは私もお兄ちゃんも交流があるのだ。


「母ちゃんも留美もわざわざ来て貰って悪かったな。陽乃さんと雪乃に聞いたけど犬の飼い主に問題があったらしいな。

陽乃さん達は謝罪に来たけど、由比ヶ浜結衣という人物は全く来ないみたいだな。


雪乃はまだ新入生代表の挨拶があるから分かるけど、その由比ヶ浜はどうしても入学式に出なければならない理由が無い筈だぜ。少しは反省の意思を見せるなら兎も角その気配すら無い。容赦する必要はまったく無いな。」


「ええ。由比ヶ浜家への請求ですけど民事の損害賠償以外に散歩中に犬の首輪が壊れた為に起こったのが理由なので、犬の管理責任が理由で民事裁判と保護責任不保護罪と単純逃走の容疑で刑事裁判も起こしたいと考えています。紅葉さんはどう思いますか?」

紅葉おばちゃんは雪乃お姉ちゃん達のお母さんの事だ。


「確かに遠慮する必要は無いわね。うちの運転手や私達に迷惑をかけたのは事実だし、今日の夜に夫が記者会見を開いて、被害者家族と共に損害賠償請求や慰謝料請求を起こして犬の管理責任を問う。そして単純逃走の容疑や保護責任不保護罪の容疑で民事と刑事裁判の両方の訴訟を起こす記者会見を開く事になってます。勿論、入院費と治療費も全額うちで支払います。被害者家族と既に和解は成立している事も発表します。」


「鶴見家としても、雪ノ下家と歩調を合わせる予定です。和解の事は鶴見家としても了承しました。発表しても構いません。

一つだけ八幡や雪ノ下さん達に伝えておく事があります。小学生でも犬を連れてその場から逃げるのは証拠隠滅だと取られるし、いけないことだというのは分かる筈です。ましてや何食わぬ顔で入学式に参加をするのは言語道断です。

雪乃ちゃんすら入学式が終わったら直ぐに八幡の元に駆けつけました。病室に謝罪に行くのが当たり前です。

車の中で話題になりましたが由比ヶ浜結衣さんは裏口入学の可能性があります。まだ疑惑の段階ですけどこれから調べる予定です。

結衣さんと葉山家の息子は八幡と雪乃ちゃんとは同じクラスにはしない予定です。

八幡は普通科では無く国際教養科です。雪乃ちゃんと三年間同じクラスになるように配慮します。」


「俺も雪乃も同じクラスになれば安心するし助かるぜ。」

「お兄ちゃん。良かったね…。」

私もお兄ちゃんも雪乃お姉ちゃんと同じクラスになるのは歓迎すべき事だった。

お兄ちゃんが退院して学校に通い初めて直ぐの事だった。あいにくお兄ちゃんとお母さんは留守で自分はお留守番をしていた。

ピンポーンと玄関のチャイムがなったので、玄関モニターを確認すると若い女性だったので、玄関を開けて外に出た。


「はーい。どちらさまですか?」

 私はそう言うと女性は話し掛けて来た。その手には菓子折りを持って来ていた。

「すみません。遅くなりましたが謝罪に来ました。すみませんが此方はお詫びの品になります。」

わたしはこの話を聴いて直ぐに犬の飼い主である由比ヶ浜結衣と言う人物だと即理解した。

私は由比ヶ浜結衣に対して怒りしかこみ上げて来なかった。


「何で今頃来るんですか?入院した直後に病院に謝罪にいけますよね。ましてや入学式当日に家族である犬を助けて貰いながら犬をその場から連れて逃げる何てなにを考えてるんですか‼非常識にも程があります‼」

「ごめんなさい。本人には学校にて謝罪をするので、取り敢えずこれを受け取って貰えるかな?」


「これは受けとるけど、これで和解した訳ではないので了承しておいて下さい。学校にて一週間以内にお兄ちゃんに謝罪をして下さい。お兄ちゃんには伝えておきます。しなかったら結衣さんには謝罪する意志が無いと判断します。必ずして下さい。」

「必ず謝罪をします。お願いします。」


取り敢えず、菓子折りを受け取って、再び家の中に戻り鍵を掛けた。早速お兄ちゃんに連絡するとお兄ちゃんが了承してくれた。私は携帯電話で先程の会話を録音したので、帰ってきたらお母さんとお兄ちゃんには早速聞かせる予定だ。

当然由比ヶ浜結衣にとって裁判を回避する最後のチャンスになるが、小学生でも分かる事が分からない由比ヶ浜結衣では、謝罪をしないだろう。謝罪する意思すら無い事が証明されるので裁判を有利に戦える事になることを思っている。


一週間位では、食べなくても問題無いので謝罪

が無い場合は、郵送で送り返す事も私の中では決まっていた。

帰ってきたらこの事も言うつもりだ。お兄ちゃんもお母さんも反対はしないだろう。


もちろん、一週間が経ってもお兄ちゃんに対して謝罪が無い所か現れもしなかったと報告をお兄ちゃんから受けた。次の日には郵送で菓子折りを送り返したのは言うまでも無い事だった。




城廻めぐりが生徒会選挙に当選して会長になる。めぐりから頼まれて雪ノ下雪乃が副会長に、夕子が書記に、材木座義輝が会計に当選した。(めぐりさんから推薦されて俺が庶務に任命された。)めぐりさんは陽乃さんから会長を引き継ぐ。(このシリーズでは八幡と陽乃さんは2つしか年が離れていません。)


俺と雪乃と陽乃さんから説明され、めぐりさん、義輝、彩加、沙希、姫菜さん(海老名さんから名前で呼ぶように言われた。)、夕子さんが、由比ヶ浜結衣と葉山隼人のしたことを知らされ二人を嫌う事になった。


三学期に入り、由比ヶ浜家及び由比ヶ浜結衣の裁判結果が出た。民事裁判では由比ヶ浜家に対して慰謝料と損害賠償請求を2500万円要求して全額の支払いが認められ判決が出た。

刑事裁判(由比ヶ浜結衣本人のみ)では、少年院送致3年、執行猶予5年の有罪判決が出た。


由比ヶ浜結衣が高校に犯罪者として前歴がつき落ち込んでいたところに平塚によって奉仕部に入部させられ入部する。

陽乃さんが卒業してそれぞれ進級した。

由比ヶ浜結衣は出席日数が足らずに留年した。

葉山グループはいつも通りのメンバーになった。(姫菜さんと結衣を除く。)


これが原作開始迄に起きた事になるぜ。

新たに春休みに入り、執行猶予中の由比ヶ浜結衣は保護観察官に一定の期間がたつと報告しなければならないので報告していた。その内容の一つに部活動の報告があり、由比ヶ浜結衣がその部活で更正出来るのか確認する為に学校に確認した所、ボランティア部はあるが奉仕部は無いとの返答があった為に保護観察官は由比ヶ浜結衣と共に総武高校を訪ねた。


総武高校に到着して、案内されて応接室に案内された。室内に入ると男性一人と女性二人がそこにはいた。


「お時間を作って頂きありがとうございます。由比ヶ浜結衣さんの保護観察担当の木村です。お電話でも言った通り、執行猶予中なので定期的に私に報告があるのですが、その中に奉仕部とやらの報告がありました。確認したら、ボランティア部はあるけど、奉仕部は無いとの事ですが、どうなっているのでしょうか?」


私は訪問理由と、自己紹介を兼ねて挨拶をした。

「私は副校長の鶴見です。まずは此方をご覧下さい。」

鶴見先生から書類を渡されたので目を通した。

ボランティア部についての書類だった。


「この部なら更正させる為の活動として問題ありませんね。部員が20人以上いますし、何よりボランティア実績がある。」

「ありがとうございます。ボランティア部顧問の柳川です。これまで地域住民と共にボランティア活動を通じて、ボランティア精神を培ってきました。由比ヶ浜結衣さんも此方に入部して貰えれば更正させられると思います。」

柳川先生の説明にわたしは納得した。

「次は奉仕部についての説明をお願いしたい。」

私がそういうと鶴見先生が説明してくれた。


「奉仕部についてですが、隣にいる平塚先生が非公式な部を作ったものだと判明しました。

そもそも部員が由比ヶ浜さん1人だけです。部として成り立っていません。平塚先生には減給3ヶ月10%の処分にしました。これは提案ですが、由比ヶ浜さんの更正プログラムの一貫にボランティア部を通じてボランティア精神を培なうのはどうでしょうか?」


「宜しくお願いします。更正プログラムに是非とも加えさせて頂きます。私はこれで帰りますが、由比ヶ浜さんをおいていくのでボランティア部入部の手続きお願いします。」

私はそういうと退席した。


「平塚先生。由比ヶ浜結衣さんは、執行猶予中で保護観察官がついて更正プログラムを作らなければならないのに人数も実績も無い部活で認められる訳がありません。部員を二人集めて生徒会に申請して下さい。奉仕同好会として認めます。くれぐれも作りたいがために強制入部させたら問答無用で懲戒免職処分にしますのでお願いしますね。」


鶴見副校長はそう言って柳川先生と由比ヶ浜結衣と共に部屋をあとにした。

私は一人の生徒を生徒指導室に呼び出していた。

その生徒を奉仕同好会に確実にいれる為にある生徒と取引した。

恐らくは二人でここに来ることになるだろう。

ノックの音がして男性と女性がそれぞれ入って来た。


「うち来たけど、平塚先生が用があるって隼人君から聞いたけど…。何の様ですか?」

「平塚先生。相模さんを連れて来ました。」

「まぁ、座りなさい。」

私は二人に席に座るようにすすめた。


「相模君の一年を振り返っての作文を読んだが、遊びや恋愛を頑張るとあるが、勉強や部活動で頑張るとかはしないのかね。学校は遊ぶ場所では無いので書き直したまえ。」

「分かりました。書き直します。」


「相模さんにはお願いがあって呼んだのだが話だけでも聞いてほしい。大丈夫か?」

「話を聞くだけなら大丈夫です。」


「そうか。私が顧問を務める部活動に入ってほしい。奉仕同好会という部活だ。帰宅部よりも部活をしている方が内申点が良くなるし、たまに依頼が来て相談に来たら、話を聞いて相談に乗ってくれれば良い。依頼がなければ部室にいるだけで良い。楽な部活だよ。どうかな?」


「相模さん。やってみたらどうかな。内申点が良くなるのも良いと思うし、部活が無い時はおれもなるべくそちらに顔を出すから…。」

「隼人君がすすめるならうちはやる。」

「ありがとう助かるよ。相模さんに任せるから後一人誘って、二人でしてほしい。そうでないと部活として成立しないのでな。」


「自分のグループで良ければ遥を誘います。それで良いですか?」

「勿論、それでお願いするよ。」

私はOKを出した後、部室の場所を説明した。そして部室申請書類を相模さんに渡した。


「これを記入してほしい。もし強制されたのか聞かれたらしていないと答えてほしい。」

「相模さん。俺からもお願いするよ。」

「分かりました。大丈夫です。」


「明日の朝、記入して私に持って来て欲しい。明日の放課後から部室に行ってくれれば良い。用件は以上だ。葉山君は残ってくれ。」

「失礼します。」

相模さんはそう言って生徒指導室を後にした。


「平塚先生…。取引は分かってますね。」

「勿論、分かっている。直ぐには無理だが必ず葉山君と雪ノ下との間を取り持つ事を約束しよう。ただし私がするのは話をする機会を与えるだけだ。後は君が頑張りたまえ。」


「勿論。それで大丈夫です。それでは俺も失礼します。」

そう言って葉山隼人は出ていった。

ピンポーンと玄関のチャイムがなったので、私は玄関の方へと向かった。

「はーい。どちらさまですか?」

私はそう言いながら玄関のモニターを見ると、お兄ちゃんの親友の一人の戸塚さんだった。

「今、開けます…。」

私はそう言いながら玄関の鍵を開けた。

「戸塚さん…。いらっしゃい。お兄ちゃんに用事ですか?」


「八幡と鶴見先生に相談があって来たんだけど二人はいますか?」

「二人はいるので案内しますね。」

私はそう言って鍵を掛けた後、戸塚さんをリビングへと案内した。


「お兄ちゃん。お母さん。戸塚さんが用があるって来ているけど…。」

「戸塚、来てくれてありがとうな。取り敢えず座ってくれ。」

お兄ちゃんが戸塚さんに座るように勧めていた。

「戸塚君。私と八幡に用事みたいだけど、用件は何かしら。」

「二人に相談があって来たんだけど。テニス部で上手くなるために昼休みに練習しようと思っていて、まぁ許可は取れると思うんだけど葉山グループが部活動妨害しているらしいって話を聞いて相談に来たんだけど二人はどうすれば良いと思う?」


「生徒会に申請すれば練習事態は出来る。俺も練習に協力する事は出来ると思う。許可を取らずに参加しようとした時点で処分の対象になると思う。」

「そうね。学校側としても、噂だけで処分は出来ないと思うわ。

これは一つ提案何だけど生徒会で葉山グループとそれぞれ所属している部活に対して注意喚起と警告したらどうかしら?
確かグループは運動部の人もいた筈よね。部活動って問題を起こすと連帯責任が発生するから抑止力としてお薦めします。」


「ありがとうございます。それでいきたいと思います。八幡も強力してくれる?」

「もちろんだよ。戸塚…。生徒会による緊急会議を明日して、本格的に警告を出すとなると忙しくなるな。

明後日には警告を出せると思う。来週の頭迄は練習は待ってくれるか。

母ちゃん。もし警告を無視してでも妨害してきたら処罰の対象になるの?」


「そうね。生徒会による警告を無視する以上は学校側としても放置出来ない問題なので処分の対象にします。

校長先生に明日にでも報告してそれぞれの顧問にも警告を学校側としても出します。」

「二人に相談して良かったよ。これで僕は帰るけど二人とも協力をお願いします。」

そう言って戸塚は席を立つと玄関へと向かったので私達は一緒に見送りの為に向かった。


「戸塚さん。これからも遊びに来て下さいね。」

「留美ちゃん。ありがとう。これで失礼するよ。」

そう言って戸塚は帰宅の徒についた。

翌日の放課後になり、俺は生徒会室に会議がある為に向かっていた。室内に入ると既にメンバーは揃っていた。


「悪いな。急きょ会議を開く事になって、昨日戸塚から相談があって、母ちゃんと話し合って昨日決まったんだけど、戸塚が昼休みに練習したいらしいけど、葉山グループが妨害しているらしいと相談があって、生徒会と学校側の合同で、葉山グループ並びにその生徒が所属している部活と顧問に注意喚起並びに警告をする事になった。」


「八幡君。それで学校側の対応はどうなるの?」

めぐり会長に質問された。

「学校側としては、妨害して処分されたら、その部活動にも連帯責任が発生するのを学校側に確認しています。生徒会側がそれぞれの部活動に、学校側が顧問に警告を明日行う事になりました。」


「ねぇ。八幡…。それでも警告に従わないとあの葉山隼人も処分があるんでしょう。」

雪乃が葉山隼人のことを思い出したのか嫌そうな顔をして聞いてきた。


「生徒会の警告を無視するのを放置出来ないので学校側として処分するって母ちゃんが言ってたよ。校長先生に報告してそうすると言ってたよ。」


「そうか。我も賛成する。真面目に取り組んでいる奴らの邪魔をするのは問題外だからな。」

材木座義輝も賛成してくれた。


「特に反対意見も出ないみたいだし、明日葉山グループと、サッカー部、野球部、ラグビー部の部長を放課後に呼び出して警告及び注意喚起します。」

めぐり会長が最後に締めくくって会議が終了した。



放課後になり、私は校長室に報告の為に向かっていた。ノック後校長室に入ると校長先生が在室していた。


「鶴見先生ですか?報告ですね。ご苦労様です。」


「生徒の一部が昼休みに練習している部活に妨害活動しているらしいと報告があり、生徒会と合同でその生徒とそれぞれの所属している部活と顧問に注意喚起及び警告する事にしました。生徒会と合同での警告に従わずに部活動妨害したら当然、学校側として何らかの処分をする必要が出てきます。

その生徒が処分されたら連帯責任でその部活も処分されるので、それぞれの部活の方でしないように言ってくれると思います。

明日の放課後にその生徒と所属する部活の部長と顧問を呼び出して実際に警告します。私と生徒会で行います。それで良いですね?」


「鶴見先生に任せます。本当に一部の生徒がそんな事をしたら処分しなければならない訳だし、抑止力になるから賛成しますぞ。」


校長先生によるゴーサインが出たので、明日の放課後に注意喚起及び警告する事に決定した。

翌日の放課後になり、俺は生徒会の一員としてめぐり会長達と母ちゃんと向かっていた。室内に入ると既に三浦も含む葉山グループ全員と顧問を含む葉山グループの部活動関係者全員が揃っていた。


「申し訳ありません。今回の呼び出しは学校側と生徒会合同の呼び出しです。急きょを開く事になったのは、葉山君のグループがおもに昼休みに練習などの許可を取ってしている部活動に三浦さんを中心に妨害活動をしていると複数報告があり今回の呼び出しとなりました。」


「生徒会長の城廻めぐりです。ここからは生徒会が中心となって話をします。鶴見先生に立ち会ってもらっているのは学校側の認識や学校側としてどのような対処をするのかの確認と警告する為にこの場に参加しています。」

「今回は生徒会が中心となった呼び出しです。何故ならば部活動の申請や昼休みの部活動をする為の許可を責任を持って出すのは生徒会だからです。現在は噂の段階ですがそれを耳にして放置して実際に起こり問題になった場合、学校側の判断によっては生徒会の責任も発生する可能性もあるからです。」


「葉山君達のグループに重大な警告をします。昼休みの部活動妨害は許されません。もし自分の部活で放課後の部活動の最中に乱入され、勝手な行動を取ったり、部活動の活動の妨害されたら嫌な筈だしクレームする筈です。それは昼休みも同じ筈です。もし葉山君達のグループが実際にした場合は、同好会の場合は即解散になります。部の場合でもある程度の期間の部活動活動の停止の要請や最悪の場合は退部勧告にする為の要請を学校側にする可能性もあり得ます。あくまでも正式な処分をするのは学校側のの為に生徒会は要請しか出来ない為です。」


「鶴見です。今回は学校側としての見解や、学校側の今回の件の担当としてこの場にいます。

先ずは、今回の件で生徒会はしっかり対策を採ろうとしてくれているのを学校側は認識しているので生徒会が処罰の対象になる事はありません。学校側の判断としては、生徒会の要請に基づき正しい要請かどうか私と校長先生で厳しく精査してから処分をします。学校側としてもこれは強く警告します。処分を受けた場合はその生徒が部活動をしていたら同じ処分の連帯責任が発生します。同様に顧問も何らかの処分や給料査定にも影響が出ますのでお願いします。

影響が出る部活動の部長や顧問を呼んだのはその為です。このあと各自の部活動でそれぞれ部活動妨害しないように警告や指導を行って下さい。」


「三浦さんに生徒会から警告します。三浦さんは部活動してないから関係ないと思っているかもしれませんが、逆に三浦さん個人の処分はその分重くなります。三浦さんを中心にやっているとの報告もありますので良くて数週間の謹慎で酷ければ停学の可能性もあります。しかし三浦さん個人でした事を他のしていないグループのメンバーに連帯責任は発生はしないと思います。これで警告及び注意喚起を終わります。」


「学校側として三浦さん個人でした事を同じグループだからと言って関わって無い人まで連帯責任で処分はしません。」


この後はこの場は解散となった。

その後は葉山グループ各自で部長や顧問から決してするな、したら即退部処分にすると言われた。三浦とやらに誘われてもするな、強要されそうなら顧問に報告しろと言われていた。

後日、八幡達は生徒会室で会話をしていた。

「三浦は葉山以外のグループのメンバーから部活妨害したらグループを抜けるとまで言って無理矢理辞めさせたらしいな。」

「八幡よ。我もぶつぶつ言いながら三浦を慰めている葉山を見たぞ。」

「その様子だと葉山グループは様子見と言うことで大丈夫そうだね。」

めぐり会長は安堵の表情をしていた。


「それで夏休みに平塚先生が千葉村の小学生ボランティアと奉仕同好会の合宿も兼ねて申請があったけどどうするの?」

「俺から鶴見先生や柳川先生に頼むから生徒会合宿にしようぜ。俺らで平塚や奉仕同好会を見張らないと嫌な予感がするし、妹の留美も千葉村に小学生で参加することになっているしね。」

「このメンバーの合宿楽しみだね。」

海老名さんがそう言うと全員が賛同した。

「八幡よ。千葉村の合宿が終わって花火大会は八幡は陽乃女史を誘って我らとダブルデートせぬか。千葉村の合宿にも誘って見てはどうか?」

「両方とも誘って見るよ。合宿に誘っても問題ありませんかめぐり会長…。」

「勿論陽さんなら大歓迎だよ。」

めぐり会長の許可が出たので八幡が電話で誘うと両方とも陽乃もOKを出した。

八幡は楽しみにしながら夏休みを迎えた。

うちが奉仕同好会に遥と入ってから色々な事が起きた。

最初の依頼は葉山君からの依頼でチェーンメールについての相談だった。

うちは直ぐに体験見学の件で葉山君と一緒に回りたい3人の誰かと直ぐに分かった。


「葉山君。恐らくは体験見学を葉山君と回りたい3人の誰かの仕業だと思う。一人は溢れる訳だし。解決方法は一つしかないと思う。葉山くんが別の二人とグループを組んで、3人をグループを組ませた上で葉山君のグループと三人のグループが同じ見学先に行くしか解決方法は無いと思うけど葉山君はどうするの?」


「3人がそんなことしないと信じたいけど、相模さんの意見が一番あり得るのは事実だな。相模さんの言うとおりにするよ。」

こうしてチェーンメールは無事に解決した。


次は柔道部の依頼だが、柔道部の卒業生が柔道部に来て暴れているとの相談だが生徒個人でする事では無いので顧問に相談してそれでも動かなければ鶴見先生に相談するように勧めた。

結局はOBの大学に学校側がクレームを入れて話が終わった。

一学期に主に奉仕同好会に起きた出来事はこれくらいであった。

そうして夏休みに入り千葉村の初日を相模と遥の二人は迎えた。

平塚先生からうちらに2泊3日の奉仕同好会による合宿があるから予定を開けるようにと言われた。うちは待ち合わせ時間に間に合うように待ち合わせ場所へと向かった。

するとそこには遥とその他に葉山君に戸部に気にくわないが三浦がいた。

遅れてきて平塚先生が到着した。


「遅れてすまんな。皆を乗せるためにレンタカーで車を借りて来た。相模は助手席に後は後ろに乗ってくれ。」

「はい。分かりました。」

全員が返事をして車に乗り込んで出発した。


暫く走ってからうちは平塚先生に質問した。

「平塚先生。合宿って何をするんですか?」

「うむ。今回は千葉村にて二つの小学校が林間学校を行っている。そのうちの一つを我々が担当になった。受け持つ学校は藤代第一小学校6年生が担当になった。千葉村Aキャンプ場での担当だ。そして生徒会も合宿していて総武小学校六年生が千葉村Bキャンプ場にてそれぞれ林間学校をしている。」


「平塚先生。千葉村って2つに別れているんですか?」

「オリエンテーリング場等の一部の共用スペースを除いて二つに完全に別れて隔離されている。例えば我々の泊まる予定のAからBに行く場合はAの入り口から出て共用スペースを抜けてBの入り口から入るしか無い。


しかもABどちらの入り口と共用スペースに複数の防犯カメラがあるからBに侵入することは辞めるように万が一小学生を襲うとか勘違いされかねない行動は慎むべきだ。藤代第一の林間学校のボランティアに集中すべき話だと思うぞ。」


うちは平塚先生からいろんな話を聞いたり話しながら千葉村Aキャンプ場入り口に到着した。

「今からAキャンプ場で我々の宿泊場所に荷物をおいてから時間との関係で2つの小学校合同でそれぞれのボランティアの紹介をする事になった。」

こうして平塚先生が宿泊先迄案内してくれてうちと遥が同じ部屋のために荷物をおいてから全員が集まった後共用スペースへと向かった。


それぞれの学校で別々に開会式をしていて最後に2つの小学校が一ヶ所に集まりボランティア挨拶と言われて私たちが左側の正面に、生徒会側が右側の正面に出てきてそれぞれ挨拶が始まった。まずは生徒会側から始まった。

「私が代表して挨拶と紹介致します。総武小学校の方を担当する総武高校生徒会長の城廻めぐりです。ボランティアは初めてなのでご迷惑がかかりますが我々一同お願い致します。」


「左から紹介を致します。海老名さんです。その隣は材木座君です。その隣は戸塚君、そのとなりは鶴見八幡君です。その隣は陽乃さんです。そしてその隣は雪乃さんです。そのとなりが夕子さんです。そして私です。我々の引率として総武高校副校長をしている。鶴見副校長先生です。そしてとなりにいる男性は総武中学の校長先生になります。我々が担当になるのでよろしくお願い致します。」


めぐり会長がそう言ってから全員が頭を下げると全員から拍手があった。小学校側が正直ざわついているようだった。無理もない総武は幼稚園から高校までのエスカレーター式の学校で中学と高校の上層部が来るとなるとざわつくのも当たり前だと思った。


我ら側の挨拶が始まり遥が頼まれていたようで藤代第一小学校に全員の紹介と代理挨拶が終わって千葉村でのボランティアが開始されて小学生と共にAキャンプ場へと向かったのであった。

千葉村での一日が終わり、小学生もお休みとなり皆で話していた。

「それより皆。昼間一人の女の子が苛められていたのは気付いていたかい。」


葉山くんがそう言ったときに私は遥に目線を送ると遥は携帯電話の録音機能をオンにした。

私と遥は最初は葉山くんの口車に乗って部活に入ったが、うちらは部活動妨害をする三浦を好きになれないし、他のグループメンバーはクラスではっきりとするなと言ったのに葉山くんのみ言わずに三浦を慰めている所を見て既に恋からうちは覚めているのだ。


「ああ。苛められている子の事だべ。確かにいたっしょ。」

「ああ。いたね。」

葉山グループの二人が葉山くんをもり立てた。

「平塚先生。俺はこの問題を何とかしたいんですが…。」


「相模君。葉山君はこう言っているけどどうするのかね?」

「うちと遥は関わるのは反対します。仮に動いて更に悪化したら責任が取れるのですか?葉山くんは責任は取れるのですか?下手すると訴えられて退学だけでは済みませんよ。うちたちを巻き込まないで下さい。やるのなら自己責任でお願いします。」

「遥です。平塚先生も引率として責任が発生しますよ。寧ろ葉山くんに釘を指さないとどうなっても知りませんよ。首になりたいなら構いませんが…。」


「うむ。今回は奉仕同好会としてはこの件は関与しない。葉山君。今回は諦めたまえ。もし君達3人がするとしても自己責任になることはあらかじめ明言しておくぞ…。良いな。」

「分かりました。俺はこの問題を何とかしたい。皆仲良く出来る筈だから…。」

三浦と戸部も葉山くんに賛同した。


「わしはそろそろ寝るがどうするかね?」

「うちと遥はそろそろ休みます。」

「俺達はもう少し話してから休みます。」

録音を止めてから立ち上がりうちと遥と平塚先生とコテージに向かった。


「遥。これはあの葉山グループが問題を起こすかも知れない。録音したデータと事情を書いて生徒会とのLINEのグループに送って指示を仰いで貰えるかな。うち達が責任に巻き込まれる事はうちらは避けたい。」

「そうだね。雪乃さんの話だと皆仲良くで被害者と加害者を話し合わせようとして確実に悪化させるのは目に見えているしね。送っておくね。」

遥がLINEを生徒会グループに送るために作業しているうちにあのときの事を考えていた。


奉仕同好会に入った直後に生徒会メンバーと鶴見副校長先生から、葉山がこれまでしてきた事やうちのグループだった結衣がしていた事を教えてもらえた事をうちと遥は感謝をしていた。何か問題が起きそうなら教えてほしいと頼まれていたのだ。

うちと遥は葉山によって騙される前に本性を知れて良かったと思っている。普段の葉山には前と同じ態度で演技をしている。怪しいと思われない為にだ。


遥がLINEを送ったのか続々と返答が返って来ていた。

「やはり雪乃さんはする可能性が極めて高い。小学生の時から何も変わってないのね。だって…。」

「遥…。鶴見副校長からもし実際に起きたら問答無用で葉山達を退学処分にします。だって」

「八幡くんから葉山が何か言ったら即座に録音を開始した方が良い。万が一の時の証拠になるからだって…。」

「遥。そうだね。うち達が巻き込まれないように行動しないとね。」

「最後に陽乃さんが明日の合同でオリエンテーリングの時に葉山に釘を指してくれるって。これは正直に助かるね。陽乃さんにお願いしますと返事を返したよ。」

うちは遥の言葉に頷いた。そしてうちと遥は眠りについた。

初日の夜に八幡達はなにをしていたのかと言うと1つの問題を総武高校生徒会グループと陽乃

鶴見副校長と総武中校長に留美やその親友と留美の担任と学年主任が集まって話し合っていた。


全体オリエンテーリングの時に俺が妹の留美とその親友の翔子ちゃんを見て気付いたのだ。一度留美から俺と母ちゃんに紹介してくれた親友の霧島翔子ちゃんを紹介してくれた。

あの霧島グループのお嬢様らしい。霧島家に俺と母ちゃんと留美も招待してくれて食事を一緒に取ってから家族ぐるみの付き合いになって半年以上になっていた。その翔子ちゃんが苛められて留美が庇っているために留美は苛められていないが無視されているらしい。


「留美。話は聞きました。それよりその苛めている少女達は勇気がありますね。あの霧島グループの令嬢を苛めている上に私の娘も無視するとは明らかに大変な目に会うのは誰よりも明らかだと思うのですが、報告を受けて小学校側はどのように対処するつもりですか?
放置は不可能ですよ。既に私から霧島財閥の会長に連絡を取り明日の夜には此方に到着します。小学校の責任者には苛めている生徒の保護者も全員連れて明日の夜迄には此方にくるように呼びつけてます。


来なければ受験に影響が出ても知らないし、総武近辺で霧島財閥が一番の企業であり、その関連グループが他の企業の3分の2以上を占めている中で仕事に影響が出ても保証しないと宣告していますよ。」


「そんなこと急に言われても困ります。」

「なら明日の夜にもう一度今度は苛めている生徒も呼んで保護者と共に事情を聞きますよ。」

その時に俺の携帯も含め母ちゃんと陽乃と生徒会メンバー全員の携帯が振動したので俺が一言断ってからLINEを確認すると、遥からで内容はこの問題を葉山グループが行動に移して悪化させる可能性があるとの内容とやり取りの録音したものが添付されていた。


「母ちゃん。向こうで非常事態が起きたみたいだ。例の葉山隼人が皆仲良くで悪化させるために動くかも知れないと遥や相模さんからLINEが入った。そのやり取りを録音したものも添付されているからこれから再生するので全員聞いてくれ。」


俺はLINEに添付されていたものを再生してその場にいる全員が聞いていた。聞き終わると雪乃が手を上げてから発言した。


「私が例の葉山隼人から小学校の時に被害者も加害者も無理矢理話し合いさせようとして酷い目に会いました。どうやら小学生の頃からなにも変わってないようですね。」


「それにしても葉山隼人はどのように此方に来るのか?それと我々の目を欺いて接触するのは共用スペース時では不可能です。葉山隼人が此方側がオリエンテーリングしている時は向こうの小学校は別の事をしているので抜ければ誰も気付かない訳がありませんし、此方側に来ても誰も気付かない訳がありませんので動くとしたら明日の夜か小学校合同の肝試しでしょう。


学年主任の先生は全ての先生に葉山隼人とその取り巻きである三浦と戸部の3人に警戒するように指示を出して下さい。わたしが藤代小側に事情を話してその3人を警戒するように伝えます。


この後、学年主任と私と校長先生の3人で共同スペースにある警備員室に行き事情を話して明日の夜は特に警戒を促します。共同スペースを通る時必ず警備員室の前を通過しなければならないので抑止力になるでしょう。」

「分かりました。」

「わしも了承しました。」

学年主任と総武中の校長の順で了承してくれた。


「葉山隼人に一番釘を指せるのは陽乃さんだから釘を指して欲しい。お願い出来る?」

母ちゃんは陽乃にお願いしていた。

「しょうがないね。可愛い義妹とその親友の為に動きますか。」

そう言って陽乃は釘を指す事を了承した。

「これで解散するけど各自LINEで相模さん達とやり取りをして、八幡は相模さんに指示を出して上げて。」


こうしてこの場は解散となりコテージの中で俺は相模さん達に葉山が何か言ったら証拠を残す為に録音することと明日此方でやる予定を伝え、明日の昼間はそちらでも葉山達を見張ってほしいとお願いした。

「おっ。返答が返って来てるな。義輝に彩加。明日相模達が葉山をなるべく見張ってくれるそうだ。」

「うむ。我らの負担が減るようでなによりだ。」

「そうだよ。八幡良かったよ。」

材木座義輝と戸塚彩加も安心したようだった。

3人で話をしながら眠りについた。

二日目の合同オリエンテーリングの時間になり陽乃が葉山に近付いた。

「隼人。相変わらず皆仲良くするつもりだろうけど警告しに来たよ。」

「陽乃さん。何の事だい。」


「先に言っておくけど虐められている娘はあの霧島財閥の会長の娘だよ。下手に手を出して悪化したらあんたのお父さんもただでは済まないし戸部と三浦の二人もただでは済まないよ。


そして無視されているのは鶴見先生の娘だから此方も手を出して悪化したらあんた達は退学も覚悟する事だね。向こうを見てみなよ。AからBに移動するなら必ず警備員室の前を通過しなければならないのとAとB両方の入口には監視カメラがあるから移動は不可能だと言っておくよ。」


「そんな嘘を付かなくてもいいじゃないか。陽乃さん。」

「別にそう思っても構わないよ。捕まって君達が破滅するだけの話だから。」

陽乃はそう言って葉山の元から去って行った。


二日目の予定も消化して、夜になったら代表して俺と留美と翔子ちゃんに陽乃、母ちゃんに総武中と総武小の両校長と学年主任と担任に苛めている生徒とその保護者と翔子ちゃんのお父さんが集まっていた。


「鶴見先生から連絡が来て驚いたぞまさか娘の翔子が虐められているとは全く驚きましたぞ。」

「うちの娘が何をしたと言うんだ。」


「先に何があったのか説明します。霧島翔子ちゃんが虐められて彼女と一緒にいる鶴見留美が無視されていました。否定しても構いませんが娘さんが認めて謝罪させた方が貴方達も娘さんもそちらの方が良い結果になると思います。」


「どういうわけでそんな事を言うんだ。」

一人の親御さんがそう言った。

「簡単な話です。霧島翔子ちゃんがあの霧島財閥の会長の娘だからです。否定しても構いませんが会長の印象が悪くなるだけでしょう。貴方達の職場がどういう報復受けても知りませんよ。


鶴見留美は総武高校副校長の私の娘ですので高校は勿論中学受験もどうなっても知りませんよ。私の右にいるのも総武中の校長です。」

母ちゃんがそう言うと、保護者が騒がしくなり一人の保護者を除いて自分の娘にどういう事だと追及していた。母ちゃんは静かにさせると加害者の生徒に話し掛けた。


「どうして翔子ちゃんや留美を苛めたの?」

「私達のリーダー的な存在の小町ちゃんが苛めるようになって私達も苛めないと苛められると思ったの。翔子ちゃん。留美ちゃん。御免なさい。」

小町と言う少女を抜かして全員が苛めを認めて謝罪した。


「何で小町が謝らなくちゃいけないのさ。苛められるそいつらが悪いじゃんか。私は謝らないよ。」

「小町ちゃん。私達が悪いんだから謝った方が良いよ。」

それでも小町は謝罪せずにいた。

そして小町以外の親御さん以外が娘の元に行き、翔子ちゃんと留美の元に行き謝罪をした。その後翔子ちゃんのお父さんと母ちゃんに頭を下げた。

「霧島会長はどうしますか?」

「一人を除いて謝罪したし娘も許したから報復もしないことにしますよ。」

「私も一人を除いて許す事にします。小学校側の処分はどうしますか?」


「比企谷小町さんのみ2週間の謹慎処分にします。ご両親はお子さんを連れて帰っても結構ですよ。」

次に霧島会長が発言した。

「報復するから総武から出て就職先を探すんだな。だがうちの系列に再就職は不可能だと思うんだな。」

そう言うと比企谷小町の両親はうつ向くと小町を連れて帰って行った。

残ったグループの生徒に俺が話し掛けた。


「留美の兄の鶴見八幡です。この写真を見て下さい。この真ん中の男性は葉山隼人と言って危険な思想を持っています。皆仲良くとか言って無理矢理仲良くさせようとして関係悪化させようとしていると報告があり警戒しています。他の二人は葉山隼人の取り巻きです。


この者達が何を言っても真に受けず近くにいる教師に通報して下さい。他の者はそんなことは無いので安心して下さい。」

保護者はそれぞれ娘にその3人の言うことを真に受けずに皆と本当に仲良くするように言ってから帰って行った。

途中電話が掛かって来た総武中の校長が戻って来てこう言った。


「例の3人が此方に来ようとしたが、厳しい警備員の見張りによって引き返したようだ。Aの監視カメラにもはっきり出る所と戻る所がうつっていたよ。証拠になるためしっかり保管するように指示を出しておいたよ。」


「明日の肝試しに実際に行動を移す可能性が高いから持っている防犯ブザーを鳴らして知らせて下さい。」

小学生全員が頷くとそのまま解散して二日目は終了したのだった。

3日目の夜になり、明日の昼間には解散になり、夜の合同イベントであるこの肝試ししか葉山達はチャンスが無いとうちらはLINEで八幡さん達から聞いたから、今日の昼間に密かに妹の留美ちゃんと翔子ちゃんに会わせて貰った。

翔子ちゃんのお父さんは事情を聞いていたらしく私達に密かに小型ビデオカメラを持たせた。

翔子ちゃんのお父さんは昨日此方に泊まったらしい。

娘に苛めを悪化させかねない行為をするやからがいると知って残ったようだった。


肝試しが始まった直後に密かに葉山達3人の跡をつけながら録画していた。

三人の会話も全て録音も出来ていた。

どうやら3人は脅かし役でルートの何処かで潜み無理矢理話し合いさせて皆仲良くさせると葉山がしゃべっていた。

するとY字の分岐点が一ヵ所あり本来は左に行くが右に連れ込むつもりだろう。


けどそれは想定通りの行動を取ってくれたので助かったのである。昼間の密かな打ち合わせでこの場所で右に連れ込む可能性が最も高いと聞いていたからだ。

既に右の道には戸塚さん達や鶴見先生や総武小中の校長を始めとする教師陣や翔子ちゃんのお父さんや事情を説明して協力して貰っている警備員も待機しているのである。


うちはマナーモードにした携帯電話で八幡さんのLINEグループに葉山が礼の場所に待機したことを連絡した。

打ち合わせの時に右に行ってすぐにある広い空間まで連れていく筈だから待機しているのでそこで小学生が防犯ブザーを鳴らす事になっていた。


私と遥は3人とY字路が良く見えるし聞こえる場所から録画していた。全く三人は気付いていないようだった。続々と小学生が通過していく。藤代小が終わると次は総武小の順に回って行くことになっていた。留美ちゃん達が一番最後になるよう手を打っているのだ。


留美ちゃん達の前のグループが今経過したので後5分もすれば留美ちゃん達が到着する筈である。

5分たち留美ちゃん達がY字路の所に来ると3人は出てきた。

「苛めは良くないよ。話せば皆仲良く出来る筈だから皆で仲良くしよう。」


残りの二人も話し合いを強調して留美ちゃんのグループの小学生全員を右の道の広い空間まで連れていった時に一人の少女が防犯ブザーを鳴らすと全員で防犯ブザーを鳴らした。

すると教師陣や八幡さんや戸塚さん達に翔子ちゃんのお父さんが出てくるのを見た3人は諦めたのか抵抗を辞めた。


「葉山君。昨日の昼間に陽乃さんから忠告を受けた筈よね。何をしているのかしら?」

「ちょっと皆で仲良くさせようと話し合いさせようとしただけだ。俺は何も悪い事はしていない。」

「悪いけど警備員に連れていって貰うから、処分は重くなるのは覚悟しなさい。」

そう言うと鶴見先生を除く教師と警備員で3人を警備員室に連行して行ったのでうちと遥も警備員室に向かった。


警備員室にうちらが到着すると警備員さんが3人を追及していた。

うちと遥が入って来たのを見て葉山は言った。

「二人とも俺を助けるために事情を説明してくれないか?」

うちはこう言った。


「何でうちらが助けないかんの?うちはこれを渡しに来ただけです。」

うちが教師の一人にビデオカメラを渡すと葉山は言った。

「相模さん俺の事が好きでは無かったのか?それに俺を裏切ったのか…。」


「確かに奉仕同好会に入って直ぐの時は好きだったけど、その後に雪ノ下さん達を始めとする人達から葉山くんや結衣のしたことを知らされて知ったけど感謝こそしても雪ノ下さん達を疑う訳ないしうちが証拠を見せられて信じるしか無いじゃん。」

「そんじゃあ。俺に疑われないように演技していたと言うのか。」

うちは頷くと遥と共に警備員室を後にした。

既に保護者の小学生から未遂で終わったし、騒いで受験に影響が出るのを避けたい被害者の保護者と小学校側の意見の一致と千葉村側も事件となって利用者が減っても困る三者の思惑が一致した為に処分は保留にして警察には連絡しない事になった。


翌日の午後に俺と雪乃とめぐりと相模に遥と翔子ちゃんのお父さんや葉山達と平塚先生に葉山達の保護者と鶴見副校長に小中高の校長先生が出席して平塚先生及び葉山達の処分を決める事になった。


翌日の昼前にはすべての日程が終わり、それぞれの車に便乗して帰ると総武高校へと向かった。会議室に到着するとそこには総武高校の校長に葉山達の保護者が既に来ていた。それぞれ指定された席に全員が着席すると処分の為の話し合いとなった。


「今回の事は2つに分けて考えるべきです。既に小学校における保護者を交えての話し合いが既に終わり処分も出しているのでこちらは既に問題ありません。葉山君達と平塚先生の問題とは分けるべきです。」

「うむ。この件については誰も反論は無いと思うわ。話を蒸し返して誰もメリットも無いし…。」

校長先生の言葉に誰も反論は無かった。


「順に追って事情を説明しますと一日目の夜に葉山隼人君が苛められている娘を何とかしたいと奉仕同好会に依頼しましたが部員の相模さんと遥さんによって拒否され、平塚先生に奉仕同好会として関与しない。しても自己責任と釘を指しています。相模さん間違いは無いですね?」


「それで間違いはありません。このままだとうち達も巻き込まれると思い八幡さん達のLINEグループに報連相しました。」

「私も報告を受けると同時に音声の録音をした物をLINEで受け取りました。こちらをお聞きください。」

初日の夜にやり取りした内容が流れた。


「お聞きになった通り、平塚は釘を指していますし、今回の件に関与してないのも確認していますので引率者としての責任の処分のみとなります。平塚先生は何か言うことはありますか?」


「いいえありません。確かに釘を指したがまさか本当にするとは全く思わなかった。今回の事件の関与での処分なら反論するが引率者としての責任はあると思っているので受け入れます。」


「平塚先生の処分として3ヶ月10%の給料カットと今日から1ヶ月の謹慎処分とします。平塚先生は退席して謹慎に入ってください。」

すると平塚先生は退席すると部屋を出ていった。


「次は二日目の葉山君達の行動ですが、相模さんの報告を受けて警備員さんの夜の監視の強化とオリエンテーリングの最中に私から陽乃さんに依頼して釘を指して貰いました。」


「鶴見先生に頼まれて隼人に釘を指しました。苛められた女の子は霧島財閥の会長の娘だし、無視されていたのは鶴見先生の娘さんだから隼人達も保護者もただでは済まないと釘を指したが隼人によって嘘と決めつけられて全く信じなかった見たいです。」

陽乃が補足として発言した。


「その日の夜に別れて離れていた此方に来ようとしましたが警備員の警戒に断念したようです。監視カメラの映像を預かっているので確認します。」


そう言うと母ちゃんは映像を再生し始めた。

映像にははっきりと入り口から出るところと計画の室の前で引き返す所と入り口に再び入る所がうつっていた。


「もう3日目の夜の肝試ししかチャンスが無いのは分かっていたので、二日目の夜に霧島会長がいましたのでお願いして小型のビデオカメラを用意してもらい、肝試しの時に行動に移しはしないか録画して貰いました。今からその映像を再生します。」


肝試しの葉山達の様子を写した映像を確認し終わると場は静かになった。

「うちの息子が申し訳ありませんでした。まさかこんな馬鹿な事をしでかすなんて思ってもいませんでした。厳しく説教しますので何とか処分を配慮お願いします。」

葉山弁護士が謝罪をすると三浦と戸部の保護者も同じく頭を下げた。

「被害者の保護者として霧島会長と鶴見先生の意見を聞かせてください。」


「もし小学校側で問題を解決していない状態で無理矢理仲良くさせようとしたら高校生にそんなことさせて生意気だと更に苛めが悪化するのは誰でも分かる事だ。葉山だったな。お前の息子はそんな事さえ判らないのか‼


聞けば小学校の時も同じことをして悪化させたそうではないか。お前の息子は成長を全くしていないではないか。

他の二人は葉山に付き添っただけなので停学か謹慎で良いが葉山は退学が相応しいと行っておく。

霧島グループの報復が嫌なら遠くの地に引っ越す事をお薦めする。総武にいられるとは思わない事だな。」


「3人に対しての保護者としての話は霧島会長がして頂いたので副校長として処分を提案します。葉山隼人君は退学処分が妥当だと主張します。退学なら総武高校に在籍記録は残るので総武高校中退と履歴に書けます。記録すら残らない除籍にならないだけ感謝して下さい。」


「三浦さんと戸部くんは葉山君に誘われたのと断れない状況だったと判断して反省文の提出と夏休みの課題を更に出しての謹慎処分が妥当と判断します。」


「3人に処分を下します。葉山隼人君は今日を持って退学処分とします。三浦さんと戸部くんは反省文の提出と夏休みの課題を出して起きますので明日取りに来てそのまま謹慎に入ってください。

二学期の頭に提出して貰います。二人の保護者は二度とこんなことをしないように説教と指導をお願いします。次に問題を起こせば厳罰に処分します。」


三浦と戸部の保護者は良く言い聞かせますと言って二人を連れて帰っていった。

葉山隼人と父親は落ち込んだ状態で部屋を後にしたのであった。

小町達は九州に引っ越して行った。

自分の前にいた仕事先の下請けで霧島財閥の影響を受けていない会社がそこしか無かったからであった。半年も立たない内に自然災害に襲われて両親が亡くなり施設に入れられて小町は孤独になった。


葉山家は弁護士資格までは剥奪されなかったので千葉から横浜に引っ越した。横浜で葉山父は大手弁護士事務所に就職した。

葉山弁護士は隼人の保護責任を他人に譲渡する事で霧島財閥の報復対象から逃れた。これしか大手の事務所に入る方法が他に無かったからであった。


葉山隼人は親戚の小島さんに引き取られて長野にて生活を送っていた。小島さんの町工場にそのまま就職していた。


「くそ。鶴見八幡たちのせいで退学処分になった。必ず鶴見八幡を冥府の世界に送ってやる。花火大会の夜に出掛けるらしいからその時に殺す‼」


こうして葉山隼人は全ての恨みを鶴見八幡に向けていった。花火大会で葉山隼人は八幡殺害の計画を密かに立てながら過ごして行った。

八幡は花火大会会場の入口で待ち合わせしていた。

「八幡よ待たせたな。」

「俺も少し前に来たばかりだ。」

「姫菜と陽乃さんの二人は浴衣に着替えて来るそうだぞ。」

15分後に二人がやって来た。


「八幡。お待たせ。」

「義輝。待たせたわね。」

二人の浴衣姿は素晴らしかった。

男性陣に誉められた二人は笑顔になりそれぞれ腕を組みながら恋人繋ぎをしながら出発した。


出店を回りながら会話をしていた。

雪ノ下家の花火を見る為の特等席を既に確保していた。何時ものメンバーも其処で待ち合わせをしていて一緒に花火をみる予定となっていた。

待ち合わせ場所に到着すると何時ものメンバーが既にいたのである。


「八幡。こっちよ。」

「お兄ちゃん。速く来てよ。」

母ちゃんと留美が俺達を呼んだので二人の隣に俺が座り、その横に陽乃が座り、雪乃、めぐり、戸塚、材木座、海老名、川崎の順に席に着いているのだ。


皆で見る花火は素晴らしかった。

俺達は一生忘れないだろう。

1時間皆で見て見終わると席から立ってそれぞれの帰路へと着いた。

二つのグループに分かれて帰宅の徒に着いていた。

鶴見家と雪ノ下家、めぐりのグループとそれ以外のグループとに分かれて帰っていった。


入口近くに来た時に俺の背中に何かが刺さった感触があった。

「何が起きた。」

「きゃあ。」

誰かの悲鳴が聞こえた直後に俺の意識が遠のいていった。

お母さんと救急車に乗って病院に向かっている。

陽乃お義姉ちゃんの家の車で義輝さん達も後ろから着いてきていた。


勿論、刺したのはあの葉山隼人いや現小島隼人だった。現行犯逮捕されて今頃は取り調べだと思われる。


お兄ちゃんの無事を願いながら救急車の中でひたすら生存を祈っていた。

お兄ちゃんは意識不明の重体で今夜が山場だとすでに言われているからだ。


小島隼人は「自分の恨み思いしれ」とか言いながらお兄ちゃんを何十回も包丁で刺したのである。

輸血パックで延命させながら病院に向かっているのだ。


こうして病院に到着したらお兄ちゃんは緊急治療室に入れられてその前で待合室のソファーに座り、お母さんと無事を祈っていると、陽乃お義姉ちゃんや義輝さん達もやって来た。


「八幡は無事なの?」

「盟友は無事なのか?」

陽乃お義姉ちゃんと義輝さんがそれぞれ聞いてきた。


「二人とも今夜が山場だそうよ。」

「隼人が許せない。」

「我もそう思う。完全に盟友への逆恨みでは無いか。」


二人は怒りをあらわにした。

緊急治療室から一人の医師が出てくるとお母さんに話し掛けた。


「保護者の方ですね。無事に緊急手術は終わりましたがいつお亡くなりしても可笑しくありません。

今日の夜が山場となります。明日の朝までは緊急治療を続けます。御家族の方は着いてきて下さい。」


医師と共に私とお母さんが着いて行くと清潔な手術服に着替えて全身を消毒してから中に入る。

お兄ちゃんがいつ亡くなっても可笑しく無い状態でそこにいた。


医師が戻ると再び延命治療を必死に行っていた。もちろんお母さんは血の提供を行っていた。

足りなければ勿論私も提供をするつもりだ。

結局私も血の提供を行った。


八幡は結局命は助かったが意識不明の状態でそのまま病室へと移されたのである。

私とお母さんと陽乃お義姉ちゃんの3人が残り、後は既に帰宅していた。

俺は意識がぼんやりと戻って来ると、どうやら病院のベッドに寝ているようだ。

「お兄ちゃん。目覚めたの?」

「おう。目覚めたぞ。」

「良かった。皆心配したんだから。取り敢えずナースコールするね。」


そう言うと留美はナースコールを押すとそのまま目が覚めた事をナースに伝えると慌ただしくなった。

暫くすると医者やナースがやって来ると留美は俺に一言言ってから病室を出ていった。


医者達から検査等を受けていると母ちゃんや陽乃が留美と共に慌てて病室へと入って来た。

「八幡…。心配したんだから。」

そう言うと陽乃は八幡の唇へとキスをして八幡を抱きしめた。

医者の検査が終わると病室から出て行くと会話を始めた。


「それで俺に何が起きたんだ?」

「お兄ちゃんは隼人に刺されたの…。」

「俺が何をしたと言うんだ?」

「完全な逆恨みだと思う。警察に現行犯逮捕されたわ。」

「そうか。」

「八幡が目覚めるのに一週間経過しているわ。」


全員が見舞いに来て夏休み一杯八幡は病院に大事を取って入院する事になった。

9月のある日に相模達に呼ばれて母ちゃんと雪乃達と共に向かった。既に相模達は其処にいて俺達を待っていたのである。


「俺達に用があるそうだけど何の用事です?」


「わざわざお呼び立てして申し訳ありません。一つだけお願いがあります。それと鶴見先生に確認したい事があります。」


「確認したい事とは何かしら?」


「文化祭の実行委員会の担当は平塚先生と厚木先生だと聞きました。本当ですか?」

「ええ。そうなりますね。」


「うちは前々から文化祭実行委員長をして見たいと思っていました。それを平塚先生に話したらそれの担当だからバックアップは任せろと言われましたが確実に不安です。


平塚先生なら此までの様子から数日だけ参加してサボり兼ねません。自分でも勿論頑張るけど生徒会からのバックアップと出来れば後1人担当教師を着けて欲しいのです。うちは頑張るからお願いします。」


「分かりました。柳川先生に事情を話してお願いしましょう。雪乃さんと八幡が実行委員としてバックアップして下さい。めぐりさんにも私からお願いしておきます。副実行委員長として遥さんがやって下さい。3人いれば充分ですよね。」


「はい。ありがとうございます。頑張ります。協力をお願いします。」


こうして文化祭の実行委員会を成功させる為に

相模達に協力する事になった。


平塚先生は果たして真面目に実行委員会の担当教師を務める事は出来るのか?はたまたサボるのか?
こうして実行委員会初日を迎えたのである。

実行委員長に相模に副実行委員長に遥が付いて二人で努力して実行委員会を進めていた。


順調に作業が進み平塚先生が最初の時とスローガン決めを含めて数回しか実行委員会に来ていない事を除いて代わりに柳川先生が実行委員会につくことで何とかしていた。


文化祭迄二週間切った所で副実行委員長の遥さんが来て八幡達や鶴見先生と話し合っていた。


「八幡君。平塚先生が余りにも不参加で真面目に参加していない。私達が頼んで柳川先生が実行委員会に来てくれたから何とかなっているがもし来なかったと思うと、明らかに教師失格だと思う。」


「そうだな確かに数回しか来ていないのは担当の放棄にしか思えないな。」

「ええ。柳川先生からも報告を受けています。校長先生に報告しましたら激怒していました。明日の朝に相模さんと共に応接室に来て欲しい。」

「分かりました。相模さんにも伝えておきます。」


翌日の朝になると、校長先生に鶴見先生に柳川先生に平塚先生がいた。他にも雪乃と相模に遥がいて俺が最後のようだったので席に座ると話が始まった。


「出席簿並びに議事録を確認しましたがこれまでに数回しか参加していませんね。柳川先生。此れで間違いはないのでしょうか?」


「此れで間違い無いで。」

「そうですか。ありがとうございます。相模さんの意見はどうですか?」


「はっきり言って責任放棄だと思います。うち達が万が一平塚先生が実行委員会をサボった時を考えて鶴見先生達に頼みました。


それで柳川先生が実行委員会に来てくれたから何とかなりましたがもしいなかったらと思うと怖くなります。余りにも責任感が無さすぎます。」


「それでは生徒会の意見はどうですか?」

「そうね。平塚先生は教師は無理では無いかしら。数回休んだならともかく数回しか来れない用事でもあったのかしら?」


「俺からも言わせて貰うと流石にそんな毎回休む用事は無いんじゃないか。サボりと断定しても良いだろう。」


「最後に柳川先生と鶴見先生の意見はどうですか?」


「はっきり言わせて貰うで。サボりで断定しても良いと思うわ。流石に八幡君の言う通りやと思う。」


「私も教師としては失格では無いのでしょうか?このまま学校において置いて問題を起こされるよりは処分をした方が良いと思います。」


「平塚先生の弁解を最後に聞きます。何で数回しか参加をしなかったのでしょうか?」

「すみませんでした。色々な事で忙しく数回しか参加出来ませんでした。」


「そうですか。最後に処分を言い渡します。6ヶ月の謹慎後に半年のセンター行きの処分とします。


一年は教師として復帰出来ませんよ。復帰後次に問題を起こすと懲戒免職処分にします。最後のチャンスだと思って下さい。」


平塚先生は文化祭が始まる前に処分が下された。文化祭も無事に始まりエンディングセレモニーも問題が無く終わった。俺は既にあるものを準備していた。後夜祭に行かずに陽乃を屋上へと呼び出したのである。

屋上で待っていると陽乃がやって来た。

陽乃が俺の方へと近づいて来る。

俺の前に陽乃が立つと陽乃は言った。


「陽乃にどうしても伝えたい事がある。結婚を前提に交際して欲しい。婚約指輪を受け取って欲しい。」

「嬉しい。喜んでお受けします。」


陽乃はそう言いながら嬉し涙を流した。

俺は陽乃の左手を取ると箱から指輪を取り出すと薬指に指輪を嵌めた。


次に陽乃が俺の左手を取るともうひとつの箱から指輪を取り出すと俺の薬指に指輪を嵌めた。


陽乃は笑顔で目を瞑ると俺は陽乃の唇に俺の唇を合わせた。そして俺も笑顔で目を瞑った。


                 完

此にて完結となります。

此まで読んで頂きありがとうございます。

此れからも引き続き執筆活動しますので応援お願いします。


意見や感想あればお願いします。

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史上最悪のSS作者◆ゴンベッサこと先原直樹
http://i.imgur.com/Kx4KYDR.jpg

あの痛いSSコピペ「で、無視...と。」の作者。

2013年、人気ss「涼宮ハルヒの微笑」の作者を詐称し、
売名を目論むも炎上。一言の謝罪もない、そのあまりに身勝手なナルシズムに
パー速、2chにヲチを立てられるにいたる。

以来、ヲチに逆恨みを起こし、2018年に至るまでの5年間、ヲチスレを毎日監視。

自分はヲチスレで自演などしていない、別人だ、などとしつこく粘着を続けてきたが、
その過程でヲチに顔写真を押さえられ、自演も暴かれ続け、晒し者にされた挙句、
とうとう謝罪に追い込まれた→ http://www65.atwiki.jp/utagyaku/

2011年に女子大生を手錠で監禁する事件を引き起こし、
警察により逮捕されていたことが判明している。

>>35
私こと先原直樹は自己の虚栄心を満たすため微笑みの盗作騒動を起こしてしまいました
本当の作者様並びに関係者の方々にご迷惑をおかけしました事を深くお詫びいたします

またヲチスレにて何年にも渡り自演活動をして参りました
その際にスレ住人の方々にも多大なご迷惑をおかけした事をここにお詫び申し上げます

私はこの度の騒動のケジメとして今後一切創作活動をせず
また掲示板への書き込みなどもしない事を宣言いたします

これで全てが許されるとは思っていませんが、私にできる精一杯の謝罪でごさいます

http://i.imgur.com/HxyPd5q.jpg

私が長年に渡り自演活動を続けたのはひとえに自己肯定が強かった事が理由です
別人のフリをしてもバレるはずがない
なぜなら自分は優れているのだからと思っていた事が理由です

これを改善するにはまず自分を見つめ直す事が必要です
カウンセリングに通うなども視野に入れております

またインターネットから遠ざかり、しっかりと自分の犯した罪と向き合っていく所存でございます

http://i.imgur.com/QWoZn87.jpg

>>35
ニコニコ大百科や涼宮ハルヒの微笑での炎上、またそれ以前の問題行為から、
2013年、パー速にヲチを立てられるに至ったゴンベッサであったが、
すでに1スレ目からヲチの存在を察知し、スレに常駐。
自演工作を繰り返していた。

しかし、ユカレンと呼ばれていた2003年からすでに自演の常習犯であり、
今回も自演をすることが分かりきっていたこと、
学習能力がなく、テンプレ化した自演を繰り返すしか能がないことなどから、
彼の自演は、やってる当人を除けば、ほとんどバレバレという有様であった。

その過程で、スレ内で執拗に別人だと騒いでいるのが間違いなく本人である事を
確定させてしまうという大失態も犯している。


ドキュメント・ゴンベッサ自演確定の日
http://archive.fo/BUNiO

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