雪乃「観覧車に」菜帆「乗りましょう~」 (13)

・モバマスの海老原菜帆と相原雪乃のSSです。


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モバP「サンドウィッチP」
モバP「サンドウィッチP」 - SSまとめ速報
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P「え~と、誰が乗るの?」

雪乃「もちろん、私たち3人でですわ」

P「そ、そもそもどうして突然観覧車が出てきたんだ?」

菜帆「この間、朋さんが担当のプロデューサーさんとロープウェイのゴンドラに
乗ったという話を聞きまして~」

雪乃「私たちも何かしたいと……ゴンドラ繋がりで観覧車に乗ろうという話になりましたの」

P「そ、そうか……」

P(まずいぞ、俺には乗れないというか乗りたくない理由が……)

P(きっと正直に話せば、2人とも分かってくれる。ただ……)

P(プロデューサーとして、2人をがっかりさせるわけにはいかない!)

P「分かった。一緒に乗るよ」

雪乃「嬉しいですわ、プロデューサーさん」

菜帆「ありがとうございます~」

P(……言ってしまった手前、もう後には退けないな)

<観覧車 ゴンドラ内>

菜帆「わあ~、どんどん高くなっていきますね~」

雪乃「素敵な眺めですわね、プロデューサーさん」

P「……」

菜帆「プロデューサーさん、どうしたんですか~?」

P「え、いや、何でもないよ」

雪乃「……それならどうして、目を閉じているのですか?」

P「それは、その……」

菜帆「なんだか少し、顔色が悪い気がしますよ?」

雪乃「プロデューサーさん。隠し事はしないで、教えて下さいませ」

菜帆「お願いします~」

P「わ、分かった。正直に言うよ」

P「俺は、高いところがダメなんだ。いわゆる高所恐怖症なんだよ」

雪乃「そんなに大切なこと、なぜ黙っておられたのです?」

菜帆「その事を知ってたら、観覧車になんて誘いませんでしたのに~」

P「ああ。でも、せっかくの雪乃と菜帆からの気持ちを無下にしたくなくて、つい
強がってしまったんだ」

雪乃「もう……本当に困ったお方ですわ」

菜帆「まったくです~」

P「う……面目ない」ムギュッ

P「ん!?」

菜帆「こうやってそばにいた方が、少しは安心できると思います~」ギュゥゥ

雪乃「怖さが和らいでくれればいいのですが……」ギュゥゥ

P(左右から、2人に抱きしめられてしまった)

P(そのおかげか、確かにさっきより恐怖は収まってきた)

P(でもそれ以上にまずいことが)

雪乃「向こうに見えるの、何の建物でしょうか?」ムギュッ

菜帆「ええっと、どれですか~?」ギュゥッ

P(目を閉じてるせいで、抱き付かれてる感覚にいつもより意識が行ってしまう……!)

P「も、もう落ち着いたから、離れても大丈夫だぞ」

菜帆「でも、そろそろ一番高いところですよ~?」

P「え……そうなの?」

雪乃「このまま下に戻るまで、こうしていた方がいいと思いますわ、菜帆ちゃん」

菜帆「私もそう思います~。雪乃さんと2人でしっかり支えてあげますから~」ムギュッ

雪乃「安心してくださいませ、プロデューサーさん♪」ムギュッ

P「あ、ありがとう……」

P(頼む、もってくれ俺の理性)

P(結局終始2人に挟まれながら、観覧車は終わった)

P(これで一安心のはずだったのだが……)

雪乃「プロデューサーさん、大丈夫ですの?」

菜帆「しっかりしてください~」

P「うぅ……すまない……」

P(やっと地面に立てて安心したのと、2人の胸の感触に理性を失わないよう
耐え続けたのが解放された結果)

P(腰が抜けてまともに立てなくなり、観覧車を降りてからも雪乃と菜帆に支えられて
よろよろと帰ることになったのだった)

P(その様子をちひろさんに見られ、事情を知った彼女に呆れられたのは言うまでもない)


終わり

雪乃と菜帆が揃って出演したとあれば書かざるを得ない。
マイ・リトル・ブーケというユニットでも一緒になったし、
2人だけのユニットはよ

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