六花「ゆうた……ば……ばぶぅ///……」 (20)



六花「ゆうた……ば……ばぶぅ///……」

中二病でも恋がしたい!SS



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6月12日 夜 勇太の家


勇太「ハッピーバースデー六花!ハッピバースデートゥーユー!!」

凸守「おめでとうございます!!!マスター!」

丹生谷「お誕生日おめでとう!」

くみん「おめでとう!」

七宮「おめでとう!!」

旱「ジャシリカちゃん誕生日おめでとう!!!」

六花「みんな……!」




丹生谷「中坊がイタズラ仕掛けてきたんだけどあいつ自爆したことあるのよ!」

くみん「くすすっ」

凸守「年を重ねたということは新しい魔力もよりグレードアップしたデスね!」

六花「うん!」

六花「あ、ゆうた!」

勇太「くみん先輩。最近の調子はどうですか?」

くみん「最近枕変えたおかげでぐっすり眠れたんだ。太陽のぽかぽか陽気には勝てないよ~」

六花「あ……」




くみん「じゃあね~」

七宮「天使!来るところいずれまた戦闘しよう!!!」

勇太「今日はありがとうございました!」

六花「ばいばい!」

….
…………

六花「行っちゃったね」

勇太「……。ああ。さて片付けやろうか」

六花「……」


勇太「はぁ。やっと終わったな」

六花「うん」

勇太「じゃあもう寝るか」

六花「……うん。…… 」

勇太「六花?」

六花「大丈夫。まだ死んでない」

勇太「……。じゃあお休み」




……。……。
いなくなっちゃった。ゆうたがいなくなっちゃった。
何でこんな気持ちなのか分かんない。嬉しい日のはずなのになぜか心が重たいの。
分からない。大切な温かいものを奪われたような気がする。この気持ち初めて。
すごく寒い。すごく暗い。怖い。
ねえ、誰か助けて。誰か!

ギュッ

六花「……!」

勇太「何で泣いてるんだよ。」ぎゅ~

六花「…… ……///」

勇太「どうしたんだ?悪いことでもあった?」

違うの。それは邪王真眼も拒否してる。
でも、なんだろう。
ここで変なこと言って、ゆうたに怒られて、それで絶交になったら。
そう思うと口が堅くなる。でも言わないのも悪いだろうし。
ゆうたがそばにいるのに、そばにいない。
幾多の鎖に絡まれて束縛された感じがする。
どうしたいい?どうしたらいいの!?
邪王真眼が壊れる!いやっ……いや!
私の魔力が溢れ出ちゃう!!!


勇太「どうした……?」





六花「お……おぎゃあ……」





勇太「おぎゃあ……。え、なに?」

六花「ば…ばぶぅ……」




勇太「はぁ!?」

六花「パパ……」

勇太「俺か?または新手の中二病か?」

六花「あの……」



六花「パパ……こっこ///」



勇太「かわいいいいい♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡!!!!」

六花「パパ……///」

勇太「よーしよしパパこっこしましょうね~」ぎゅ~~~~~~!

六花「きゃはは!きゃっきゃっ///!」ぎゅ~~~~~!

勇太「六花は世界で一番かわいいぞ!」

六花「えへへへへ///」

勇太「も~~~かわいい~~~!!!」ほっぺ ちゅ♡

六花「きゃっきゃっ///! あうあうあうあぶ~///」

勇太「ぎゅ~~~~♡♡♡」

六花「ぎゅ~~~~♡♡♡」

勇太「はははっ///」

六花「ゆうた……」

勇太「うん?」

六花「……うれしい♡」

勇太「も~~~~六花がかわいすぎるだろ///!」ハグハグぎゅ~

六花「すきすきすきすき~♡」

勇太「俺もすきすきすきすき~♡」

六花「……」ぎゅっ

勇太「……」ぎゅっ

六花「ありがとう。もういいよ」




勇太「あ、そうか」

六花「……」じっ

勇太「ミルク飲む?」

六花「……うん///」

勇太「は~い六花たんミルクできましたよ~!温かい」

六花「ゆうた!?哺乳瓶ほんとにやるの!?」

勇太「いや、プレイ要求したの六花のほうだろ」

六花「さすがにこの年では、なんというか///」

勇太「はい、じゃあ床につけ」

六花「うん」

ゆうたの顔が近い///
普通は自分でスプーンを持つものなのに///
しかも私の頭後ろ、ゆうたに抱えられて出られない///
うう……///

勇太「あ~~~ん」

六花「あ/// あぁ~~~~」

あまりお口の中見ないでほしい///
ちゅぱ♡
ゴクゴクゴクゴク
飲んでる!私飲んでる!
くぅ~~~屈辱的///

勇太「ゆっくり飲んでいいからな」

そんなこと言われても、ゆうたの顔キラキラしてるのにできないよ~///

ゴクゴク……

勇太「あ、飲み終わるの早いんだな」



ちゅぱ♡ だ液たらーん

六花「あ、あ~///!!」

勇太「あ~~~垂れてる!垂れてる!手でいいか」フキフキフキ

ゆうたの手が、私のはしたない液をフキフキしたのいやや///
ミルクまみれの唇を手で拭かないでよ/// ゴシゴシされたら匂いが移っちゃうよ///!!

勇太「おいしかった?」

六花「はい……///」

勇太「おしめは……?」

六花「うぅぅ~~~~ガルガルガルゥ///!」

勇太「冗談だって!すまん!ごめんな!」

六花「私に恥辱的な気分を味合わせると魔力もグレードダウンする!」

勇太「ここだけ正気に戻るのかよ!」




勇太「六花。ハグハグ」

六花「えっ。そんな心の準備ができていない。場合によっては心臓が止まる場合もある///」

勇太「ぎゅ~」ぎゅっ

六花「えへへっ」ぎゅっ

勇太「出るかな」トントントントン

六花「えっ?」

勇太「ゲップ。そうしないと赤ちゃん寝られない」

六花「ゲップ/// 私にゲップしろというのか///!?」

勇太「とんとんとんとん」トントントントン

ゆうた……。ゆうたが期待している!
あの汚い消化器官の粉末を期待している!
いや!確かに申し込んだのは私の方だが///
汚らしい堕天した私の印象ではDFMに並ぶ邪王真眼の想像に不適切!
でもゆうた優しいし、こんなチャンス二度とないし!

勇太「とんとん」トントントントン

六花「……/// ……ゲッ!」

勇太「うわっ」

六花「ゆうた~~~///!!!ドン引きやめて///!!」

勇太「わりぃ!突然で」

六花「私の聞こえてた?」

勇太「想像より汚かった」

六花「くぅぅ~~~///」




六花「パパ~」ぎゅっ

勇太「パパはここでちゅよ~」ぎゅ~~~

勇太「あ、六花。そうだ!この辺に大人用フードがあったはず。これ着られるか?」

六花「赤ちゃんフード。なぜこんなものが?さては私をなぶるために組織が用意した?」

勇太「あ、そっか。着せ替えようね~」

六花「それぐらいならできる!   できた!邪王真眼!新フォーム!」

勇太「おおおお!!!かわいい!!!!」

六花「かわいいじゃなくて、かっこいいって言ってほしい/// 調子狂う」

勇太「ああ。かっこいいい!!!!!!」

六花「えへへへへへ/// ゆうたほどじゃないよ///」

勇太「かわっ。あ、かっこいいいいいい!!!」パチパチパチパチ

六花「じゃ、邪王真眼に不可能はないから///」キリッ☆

勇太「ダメだ/// かわいすぎる///」



勇太「六花。いないいない~ばあ!」

六花「えっ?」

勇太「いないいない~ばぁあ!!!」

六花「きゃきゃっ♡」パチパチ

勇太「いないいないべろべろばぁ~~~!!!」

六花「きゃーーーーははっ♡♡♡パパ♡パパ♡」パチパチパチ

勇太「ふふっ/// いないいない~~~~……」

六花「……」

勇太「べろべろばぁ!!!!!」

六花「きゃ~~~~~!!!!!!!パパ♡♡♡パパ♡♡♡♡♡♡」

勇太「かわいいなあもう///」



六花「ゆうた好き好き♡ ぶ~ぶ~。ぶ~ぶ~!」

勇太「鼻ぽち?」

六花「うんうん///」

勇太「……」

六花「……」

勇太「」鼻チュッ♡

六花「」鼻チュッ♡

勇太「ふふっ///」

六花「へへっ///」

勇太「ずっといっしょ~」

六花「ずっといっしょ~」



六花「あっ」

勇太「ん?」

六花「ゆうた。なんとなく分かった」

勇太「何が?」

六花「私が泣いた理由。
邪王真眼の力が踏みつぶされそうになったけど正体不明。
私18歳になったけど、変わったからと言って特に魔力的な変化は感じられなかった。
このまま皆年を取って、皆とお別れ。どれだけ楽しんでも無駄。
もうハッピーバースデーを祝うこともされることもない。
また小学校や中学校みたいに一人で寂しさを紛らわせることになる。
でも私の力じゃどうにもできなくて、寂しいのに何も変えられない!
また、私を祝ってほしい……。このままじゃ勇太もいつかいなくなって。
こんな日常もいつか刹那だと感じるときが来るのかな……そう思うと胸が痛くなる。
ゆうたは、寂しくないの?」

勇太「闇の炎に抱かれて消えろ」パシッ

六花「あぅ!!いたい」

勇太「ほら。ぎゅっ~~」

六花「ぎゅっ~~///」

勇太「誰もお前を捨ててどっかにいったりしない。
仮に見えなくなっても、どっかで会える。
会えなくなったのは一時的だけで、きっとまた会えるさ。
俺達は極東魔術昼寝結社の夏。その出会いは才能ありきでしか会えなかった。
場所はちらばっても、心はひとつ!」

六花「うん……。ゆうたがいなくなったら、私はどうしたらいい?」

勇太「いなくならない。絶対にお前を見捨てない。そういう……契約だろ?」

六花「でも……」



勇太「はぁ……」

六花「!」

勇太「」チュッ♡

六花「♡♡♡♡♡♡!!!!!!」チュウウウウ♡♡♡♡♡♡

勇太「♡  ♡ ♡」チュウウウウ♡♡♡♡♡♡

六花「ぷはっ……はぁ……はぁ……。 唐突すぎるよ」

勇太「ぷはっ……はぁ……。 

どれだけ俺たちの心がすれても、この暗炎龍の熱さは変わらない。」

六花「あ……。うん……ひっぐ……ぐす……。ごめん、忘れてた……」

勇太「泣くなよ。俺だって泣きたいのに……!」ぎゅっ

六花「うん。ありがとう。私のために。
今日のキスは温かみが違うというか、生まれたての感じがする……。
えっと……。あっ。ゆうたの腕の紋章。書き直した?」




勇太「じゃん!見て見ろ!ダークフレイムマスターの契約をより強固なものにした!
この儀式を開拓したことにより、暗炎龍を呼び覚ます闇の力を史上最大級に導く!」

六花「強い……大きい……!」

勇太「そ、そんなに見るなよ///
あ、それとこれ、ポケットに入る小さな箱だけど、開けてくれないか」

六花「なにこれ!?」パカッ

勇太「綺麗だろう?」

六花「カギ!?カギだ!!!!家の鍵と同サイズ、輪っかの中が蒼くキラキラしてる!きれい!」

勇太「あの、プレゼント困っちゃってこれになったんだけど、喜んでくれるか?」

六花「きれいー!!あ、何のカギ?」

勇太「さあな」

六花「えー教えてよ!」

勇太「異世界への扉」

六花「異世界!?」

勇太「出現場所はどこか知らないけど、ひょっとしたらできるんじゃないかって、六花を思ったらそうなったんだ」

六花「ゆうた。やさしい、私の王子様///」

勇太「ぷっ。俺が??この俺が?もう六花といると奇想天外だなぁ」

六花「今度一緒に行こう!」

勇太「人前ではやるなよ。その、俺の魔力が吸い取られるからな……いや、なんでこんな年でこんなことを///」



六花「今日の誓いは二人だけの秘密……///」

勇太「ああ、約束な。絶対守る。絶対泣かせたりしない」

六花「ゆうた。魔力の補給がしたい。そろそろ普通の女の子に戻りそう……」

勇太「分かってる。そんなパートナーは助けないとな」

六花「したい。今度は私から。あの……こ……小指……」

勇太「あ……小指か。懐かしいな。出会ったときの最初のキス。
18歳になってもずっと一緒だぞ。大学行っても、大人になってもずっと」

六花「うん……///」小指ぎゅっ

六花「ゆうた目を閉じて……///」



六花「……///」







六花「                         」♡


勇太「                         」♡







勇太「……///」

六花「……///」



六花「ゆうた……」









六花「  大好き  ♡」










翌日 教室


勇太「ふふふ♪」

丹生谷「あら、どうしたの!あ、まさか進展あったの!」

勇太「あははははは。あのさ、実はさ、六花がさあ、」

六花「な!」

勇太「六花が赤ちゃ」

六花「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!」

勇太「こら!!!実はさ、六花があ」

六花「ダメ!!!!!!!これダメ!!!」

丹生谷「え?どうしたの?どうしたの?」

六花「あーーーー!!!あーーーーーー!!あーーーーーー!!!あーーー!!!!!」

勇太「うるさいぞ黙れ!!!」

六花「なんもないよ///!モリサマなんもないよお///!モリサマ絶対なんもないよお//////!!!」

丹生谷「え?本気で何やったのよ?」

六花「邪王真眼によりこの件はなかったことにする!!!!!」

勇太「うるさいぞ」

六花「」もごもご



勇太「昨日の夜、六花が赤ちゃんプレイをしてくるように口からバブーって」

丹生谷「ええええ!うっそー!ほんとう!!!」

六花「はあああああああああああああああああああああああああああ////////////いやああああああああああああああああああああああああああああああ//////////」

丹生谷「え?ガチでダメージいってんの?」

六花「違うよ!ゆうたがそういう風にしろって要求してきた!!!」

丹生谷「そういう風にってどういう風に?」

六花「例えば……/// バブーって抱いてもらったり、ミルクもらうような人///」

丹生谷「えーーーーー!!小鳥遊さんって、そんなことしてくる人だったの!残念だわあ」ニヤニヤ

六花「ぎゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!ああーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!」

勇太「なんでこれも中二病なのに恥ずかしがるんだよ」

六花「ゆうたのバカーーー!!!私の気持ちわかってくれない~~~!!!」

勇太「でもいないいないばあっで喜んでただろ」

六花「はあああああああああああああああああ!!!!!!!!!!いやいやいやいやいや!!!!あああああああああああああああああああん!!!!!!!」

風鈴「えっなになに?六花ちゃんが」ニヤニヤ



六花「うえ~~~~~ん。ゆうた大嫌い!!!
昨日守るって言ったくせに全然守ってくれない!!!!!!
前から思ってたけど、ゆうたは人の気持ちも分からない、どんくさすぎるー!!!!
こんなやつ死ねばいいのに!」

勇太「なんだとーーー!!」

六花「ゆうたのせいー!!!!ああああああ!!!」グリグリグリ

風鈴「六花ちゃん赤ちゃん扱いされる大好きなの///!?萌えすぎ注意///!」

勇太「いった!!!お前本気で掴んでくるやつがあるか!!」

六花「ゆうたなんて、だい、だい、だい、だいっきらい!!!」

丹生谷「おしあわせにー!」



END

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