カツオ「姉さん!! 誰この人!?」サザエ「ホタテオさんよ」 (53)

ホタテオ「どうも、お初に御目にかかります」

ホタテオ「この度サザエさんファミリーに新たなメンバーとして参加させて頂く事になりました、ホタテオと申します。 よろしくお願いします」

カツオ「ええっ!!? 家族になるの!!?」

ホタテオ「驚いたかいカツオ」

カツオ「驚くに決まってるじゃないか!!……ってなんで僕の名前を!!?」

ホタテオ「お父さんから聞いたんだよ」

波平「わしが彼を養子にしたんだよ」

カツオ「お父さん!!」

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波平の財布から金がなくなっている 犯人は……

脚本 くっきー
演出 藤井健太郎

原画 田村淳
背景 田村亮

波平「いきなり家に押しかけてきてな、『僕を養子にしてください』って」

ホタテオ「あの有名なサザエさんファミリーの一員になるのが僕の夢だったんです!!」

カツオ「だからってそんなあっさり認めていいの!!?」

波平「彼の熱意に押されてしまってな」

タラオ「おじさんよろしくでーす!!」

ホタテオ「よろしくねタラちゃん」

ワカメ「じゃあホタテオおじさんは……私達のお兄ちゃんになるって事?」

ホタテオ「そうだね、これからはお兄ちゃんと呼んでくれよワカメ。 サザエもね」

ワカメ「う、うん」

サザエ「馴れ馴れしいわね……」

波平「馬鹿もん、家族なんだから当たり前だろう」

フネ「……ねぇ」

マスオ「? どうしたんですかお義母さん?」

フネ「私……ご飯食べたかしら?」

マスオ「はい、さっきみんなで食べましたよ」

波平「もう忘れたのか母さん」

フネ「……」

波平「? どうした、わしをジロジロ見て」

波平「貴方……誰?」

サザエ「あーもう母さんったらまた忘れちゃって」

波平「わしは波平だ。 な・み・へ・い」

フネ「……聞いたことないわね」

波平「……サザエ、母さんを寝かしてやりなさい」

サザエ「はーい」

フネ「嫌よ!! 私はまだ寝ないわ!!」ジタバタ

サザエ「あーもう暴れないのー」

ホタテオ「お母さんがああなってしまった以上、僕がしっかりしないといけないね」

マスオ「そうだねー! 頼んだよホタテオくん!!」

タラオ「おばあちゃん、いつ記憶喪失治るですか?」

ホタテオ「タラちゃんが治るようにずっと祈ってたら治るよ」ニコッ

タラオ「分かったですぅ!! 祈るですぅ!!」

カツオ「……」

ワカメ「……」



カツオ「ワカメ、お前はどう思う?」

ワカメ「……ホタテオさんの事?」

カツオ「ああ、どう考えても怪しくないか?」

ワカメ「……うん」

カツオ「きっと何か目的があって僕達の家族になったに違いない」

ワカメ「私……あの人を『お兄ちゃん』なんて呼びたくない」

ワカメ「だって私のお兄ちゃんは……お兄ちゃんだけだもん!!」

カツオ「ワカメ……」

ワカメ「……ちょっとトイレ行ってくる」

カツオ「うん」











ワカメ「……」

ワカメ(あれ、物音がする。 誰だろう)

ホタテオ「……」ゴソゴソ

ワカメ「!! ホタテオさん!!」

ホタテオ「!!」サッ

ワカメ「!! 今隠したのは……一瞬だけ見えた……お父さんのお財布!!」

ワカメ「分かった!! お父さんの財布からお金を盗もうとしてるのね!!」

ホタテオ「ワカメ、何を言ってるんだい? 僕はただ拾っただけで……」

波平「馬鹿もん!! 夜中に何を騒いでおる!!」

ワカメ「お父さん!! この人がお父さんの財布を!!」

ホタテオ「だから僕は盗んでないんですってば!! 落ちてたお父さんの財布を拾っただけで……」

波平「ワカメ……もしやお前、ホタテオくんを受け入れたくないからと犯人に仕立てようとして……」

ワカメ「違うよ!! 信じてよお父さん!!」

波平「お前は外の物置に入っとれ!!」

ガシャン!!

ホタテオ「すいません、起こしてしまって」

波平「何、気にするな」

ホタテオ「でも彼女の気持ちも分かります。 誰しもがいきなりやってきた人を家族とは認めたくないでしょう」

波平「ホタテオくん……」

ホタテオ「さぁ、お父さんも寝てください」

波平「ああ、分かった」

ホタテオ「……」

次の日

カツオ「お父さん!! どうしてワカメを出してやらないのさ!! ワカメの言ってる事は本当かもしれないのに!!」

波平「よくみろ馬鹿もん!!ちゃんとお金が入ってるじゃないか!!」

カツオ「そんな!!」

マスオ「カツオくーん、疑うのはだめだよー」

タラオ「だめでーす」

サザエ「ワカメ、あんな事言う子じゃなかったのに……一体どうしたのかしら?」

ホタテオ「やっぱり……僕の所為じゃ……」

波平「そう自分を責めるなホタテオくん、君は磯野家の一員である事にもっと自信を持ちなさい」

ホタテオ「お父さん……」

フネ「私……ご飯食べたかしら?」

カツオ「……」

カツオ(ワカメ……お兄ちゃんは信じるからな!!)

カツオ(お兄ちゃんがなんとかしてやる!!)

ホタテオ「……」

ホタテオ(偽札とすり替えたのはバレてないようだな)ニヤッ

フネの貯金通帳が盗まれている 犯人は……

脚本 くっきー
演出 藤井健太郎

原画 有吉弘行
背景 レイザーラモンRG

ガチャッ

カツオ「ワカメ!!」

ワカメ「お兄ちゃん!!」ギュウ

カツオ「怖かったか?」

ワカメ「ううん、大丈夫」

カツオ「ワカメ、僕はお前の味方だからな」

カツオ「お前が本当の事を言ってるって証明してやる」

ワカメ「お兄ちゃん……」

波平「反省したか」

ワカメ「! お父さん……」

カツオ「行こうワカメ」タッタッタッタッ

ワカメ「! う、うん……」

波平「……」

フネ「あのう……あれです……」

マスオ「! どうしたんですかお義母さん?」

フネ「塩がぁ……よかった……ですぅ……」

マスオ「あー!! また自分の毛を素揚げしてー!!」

ガラガラ

サザエ「ただいまー」

タラオ「ただいまですぅ!!」

マスオ「あ、おかえりサザエ。 フリースタイルダンジョンはどうだった?」

サザエ「あーやっぱりZeebraさんかっこよかったわー!!」

タラオ「かっこよかったですー!!」

フネ「塩がぁ……よかった……ですぅ」

タマ「ニャー」

タラオ「あれ」

サザエ「どうしたのタラちゃん?」

タラオ「この子、タマじゃないです」

マスオ「え、ええええ!!? 何を言ってるんだいタラちゃん!!?」

サザエ「どう見てもタマじゃない」

ホタテオ「そうだよタラちゃん」

サザエ「あら、ホタテオさん」

ホタテオ「サザエ、普通にお兄ちゃんって呼んでくれよ」

サザエ「えー……でも……」

ホタテオ「ほら、タマの事はいいからお兄ちゃんと遊ぼ」

タラオ「わーいですぅ」

マスオ「……」

マスオ(タラちゃんはカンが鋭いなぁ)

フネ「塩がぁ……よかった……ですぅ」



カツオ「ただいま」

ワカメ「ただいま」

波平「馬鹿もん!! 何時だと思ってるんだ!!」

カツオ「だって……家の居心地が悪いんだもん」

ワカメ「私も……」

波平「何だと!!?」

カツオ「ワカメ、早く寝よう」

ワカメ「うん」

バタン

波平「……」

波平「何故だ……何故二人はホタテオくんを受け入れてくれないんだ?」



カツオ「トイレ行ってくる」

ワカメ「うん」














カツオ「……」

カツオ(どうすれば……みんなワカメの言う事を信じてくれるんだ?)

ゴソゴソ

カツオ(! お父さんの部屋から物音……)

カツオ「……」ソーッ……

ホタテオ「これか……」

カツオ「!!!」

カツオ「ホタテオさん!! どうしてお母さんの貯金通帳なんか持ってるの!!?」

ホタテオ「!!!」

カツオ「やっぱり……ワカメの言ってる事は本当だったんだ!!」

カツオ「お前は……お金が目的だったんだな!!」

波平「馬鹿もーん!! 何の騒ぎだ!!」

ホタテオ「!! お父さん!! カツオが僕を疑って……」

波平「カツオーーーーー!!!」

カツオ「叫びたいのはこっちの方だよ!! ホタテオさんは本当に……」

サザエ「ちょっとー、夜中にどうしたのよ」

ワカメ「お兄ちゃん!!? 何があったの!?」

タラオ「うるさいですぅ」

カツオ「お父さん!! ホタテオさんが持ってるのは貯金通帳だよ!! 盗もうとしてるって思わないの!!?」

波平「当たり前だ!! 1ミリも疑っとらん!!」

カツオ「!!!?」

波平「ホタテオくんはな……元々はわしの直属の部下だったんだ。 わしが彼を何年見てきたと思っておる」

波平「だから分かる。 ホタテオくんは……そんな事をする奴じゃない!!」

ワカメ「……お父さんの馬鹿!!」

波平「!!?」

マスオ「ワ、ワカメちゃん!!?」

ワカメ「どうして……お兄ちゃんの言う事を信じてくれないの!!?」

ワカメ「お父さんなんか……お父さんなんか……」

ワカメ「家族じゃない!!」

波平「!!!」

サザエ「ちょっとブス!! 今の発言取り消しなさい!!」

波平「……」パァン!!!

ワカメ「きゃあ!!」バタッ

カツオ「ワカメ!!」

ホタテオ「お父さん!! いくらなんでもビンタは……」

波平「わしが嫌いなら今すぐ出て行け!!」

ワカメ「……」

タラオ「ワカメお姉ちゃん止まってるですぅ!!」

波平「!!」

サザエ「ピクリとも動かないわ!!」

カツオ「ワカメ!! ワカメ!!」

ホタテオ「ぼ、僕救急車呼びます!!」

波平「あ……あ……」

フネ「私……ご飯食べたかしら?」

さよなら磯野家の皆さん ホタテオ しっかりお勤めして参ります

脚本 くっきー
演出 藤井健太郎

原画 コウメ太夫
背景 あかつ

ワカメは無事、意識を取り戻した。
しかし、すぐには退院できないそうだ。

カツオ「ワカメ、お見舞いに来たぞ」

ワカメ「お兄ちゃん……」

カツオ「ごめんな、お兄ちゃん……お前を守ってやれなかった」

ワカメ「……ううん、お兄ちゃんは何も悪くないわ」

ワカメ「悪いのは……ホタテオさんよ」

カツオ「……」

ワカメ「……お父さんは?」

カツオ「逮捕されたよ」

ワカメ「そっか……」

ワカメ「お父さん……ホタテオさんと会わなければあんなにおかしくなる事もなかったのに……」

カツオ「そのホタテオさんなんだけどね……」

ワカメ「?」

カツオ「家から……出て行く事になったんだって」

ワカメ「そうなの!!?」














ホタテオ『僕が来てから磯野家はおかしくなってしまいました』

ホタテオ『だったら……僕はいない方がいいです』

ワカメ「そっか……じゃあもう悪い事は起きないのね」

カツオ「いや……そうでもない」

ワカメ「え……?」

カツオ「お父さんがいなくなって、タラちゃんは毎日泣いてばかりなんだ」

カツオ「ずっと死にたい、死にたいって言ってるよ」

ワカメ「あのタラちゃんが……?」

カツオ「それだけじゃない、お母さんは死んだし」

カツオ「マスオさんなんかインフルエンザなのを黙ってみんなに風邪を移そうとしたんだ」

ワカメ「ええっ!!? なんで!!?」

カツオ「みんな、ワカメが入院したり、お父さんが逮捕されたり、ホタテオさんがいなくなったりして頭がおかしくなったんだよ」

カツオ「ウチだけじゃない、みかわやさんも危険ドラッグをしたし、イクラちゃんも成長してシャケ男になった。 花沢さんも自分がブスだって事に気づいた」

ワカメ「それも……ホタテオさんの仕業なの?」

カツオ「だって……こんな不可解な事が同時に起こるのは偶然とは思えなくないか?」

ワカメ「う、うん……」

カツオ「だから今、まともなのは僕とワカメだけだ。 僕がしっかりしないと……僕がみんなを元に戻さないと!!」

カツオ「そしていつかクロムハーツを手に入れる!!」

ワカメ「お兄ちゃん……」

カツオ「僕、お父さんに手紙を書くよ」

ワカメ「お父さんに……?」

カツオ「ちゃんと更生してください、って励ましてやるんだ!!」

カツオ「何だかんだ言って僕のたった一人のお父さんだからね」

ワカメ「お兄ちゃん……優しいね」

ワカメ「お兄ちゃん……私にできる事があれば何でも言ってね!!」

カツオ「うん!!……とりあえず今は退院できるように大人しくして欲しいかな」

ワカメ「分かった!! トリプルアクセルができるぐらい元気になるね!!」

ホタテオ「……」スタスタ……

ホタテオ(これだけ沢山のお金があれば何でもやりたい放題だな)ニヤッ

ホタテオ(さて、今日は月曜日だからあの本を買いに……)

ホタテオ「……」

ホタテオ「……!!?」

ホタテオ「お金が……ない!!!」

ホタテオ「ない!! ない!! どこにも!!」

ホタテオ「さっきまではあった筈なのに!! なんでだ!!?」

ホタテオ「……!!」

ホタテオ(そういえば……さっきめちゃくちゃ怪しそうな男とすれ違った……)

ホタテオ(もしかして……スリか!!?)

コウメ太夫「チクショー一週間!!」

ホタテオ「!!!?」

コウメ太夫「チャチャチャーチャチャチャーチャーチャー!!」

コウメ太夫「月曜日はスーリにあーってー」

ホタテオ「!!」

ホタテオ(今日は月曜……そんで今スリにあった……)

コウメ太夫「火曜日はオレオレ詐欺にあってー」

ホタテオ「ま、まさか……予言か?」

コウメ太夫「水曜日はドーブに落ちてー」

ホタテオ「や、やめろ!! これ以上は言わないでくれ!!!」

コウメ太夫「木曜日はカミナリに打たれー」

ホタテオ「や、やだ!! 打たれたくない!!」

コウメ太夫「金曜日は竜巻に飲まれー」

ホタテオ「分かった!!! 金なら返すから!!」

コウメ太夫「土曜日ははーーたーーんーーーーー!!!」

ホタテオ「うわああああああああああ!!!」

コウメ太夫「チクチクチクチクチクチクショー」

コウメ太夫「チクチクチクチークーショーーーーーーーーーーー!!!」

サザエ「さーて!! 来週のサザエさんは?」

波平「波平です」

波平「刑務所の寒さは大変厳しく、今はただ春を待つばかりです」

波平「さて次回は」

波平「『カツオからの手紙』」

波平「『ワカメへの償い』」

波平「『タラの死』の3本です」

サザエ「来週もまた見てくださいねー!!」

サザエ「ジャンケン、ポン!! ウフフフフ」

終わり

元ネタは『クイズ☆正解は一年後』です

マグロ:ただいまー
タラオ:お帰りです~

マグロ:姉さん、この人は?
サザエ:ホタテオさんよ
ホタテオ:どうもお初にお目にかかります

「波平の財布から金がなくなっている、犯人は…」
脚本 くっきー
演出 藤井健太郎

アワビ:…
マグロ:ホタテオさんって?
波平:ワシが養子にしたんだよ
フネ:アワビがあんな調子だと、ちょっと心配ですね、お父さん…
波平:まぁ、マスオくんの時みたいに和解してくれたらいいんだが…
ホタテオ:あのサザエさんファミリーに入るのが僕の夢だったんです!
アワビ:どういうことよ!勝手に入ってきて、家族面して…
波平:やめんか、アワビ!
フネ:ホタテオさんに失礼ですよ
マスオ:アワビちゃん、ちょっと落ち着こうか
アワビ:…!(ダッ
波平:待たんかアワビ!
ホタテオ:時間はかかると思うけど、彼女にも心を開いてもらえるようにします
タラオ:パパぁ、アワビお姉ちゃん、怖かったです~
マスオ:タラちゃん…

(アワビ&ワカメの部屋)
アワビ:何よ、あいつ…良い人面して…

カツオ:だからってそんなあっさり認めていいの!!?
波平:彼の熱意に押されてしまってな。アワビのことが気がかりだが…
タラオ:おじさんよろしくでーす!!
ホタテオ:よろしくねタラちゃん
ワカメ:じゃあホタテオおじさんは……私達のお兄ちゃんになるって事?
ホタテオ:そうだね、これからはお兄ちゃんと呼んでくれよワカメ。サザエやマグロもね
ワカメ:う、うん…マグロお兄ちゃん、アワビお姉ちゃんが心配だけど…
マグロ:すげぇ怒ってたもんな…
ワカメ:あんな怒ったアワビお姉ちゃん初めて見たわ
カツオ:サザエ姉さんは良く怒るけどね
サザエ:何ですって!?…それにしても、馴れ馴れしいわね……
波平:馬鹿もん、家族なんだから当たり前だろう
フネ:アワビが心を開いてくれるといいんですが…

寝る時間帯…
(アワビ&ワカメの部屋)
ワカメ:あたし嫌よ。あたしのお兄ちゃんは二人だけだもん
アワビ:…
ワカメ:アワビお姉ちゃん、ホタテオさんのこと、どう思う?
アワビ:私の前でその人の名前を出さないで!
ワカメ:アワビお姉ちゃん…?
カツオ:アワビ姉さん!ガラッ
アワビ:カツオ…ごめんね、大きな声を出して
カツオ:アワビ姉さんに何かあったら困るもんね。僕も一緒に寝るよ!
アワビ:ありがとう、おやすみ…

アワビ、就寝…
カツオ:アワビ姉さんが近くで寝てるけど、ワカメ、どう思うんだ?
ワカメ:ホタテオさんのこと?
カツオ:きっと目的があって家に来たんだよ
ワカメ:目的?
カツオ:多分…アワビ姉さんが目当てじゃないのかな…
ワカメ:あたし…あの人を「お兄ちゃん」と呼びたくない…アワビお姉ちゃんはあの人に悲しい思いをさせられているもん!
カツオ:ワカメ…

ワカメ:ちょっとトイレ行ってくる…
カツオ:わかった。アワビ姉さんは僕が見てるよ

ワカメ:ホタテオさんが持っているの…間違いない、お父さんのお財布…!
マグロ:おい、なにやっているんだ
ホタテオ:げ…!
マグロ:財布の中身…返せ!ボカッ
ホタテオ:痛い!やめっ…!
ワカメ:ホタテオさんとマグロお兄ちゃん…?止めなきゃ…!
波平:馬鹿もん!何を騒いでいる!
マグロ:父さん、ホタテオさんが金を…
ホタテオ:僕、殴られたんです
波平:お前は人様を殴るなんて…!…ワカメ、もう寝なさい
ワカメ:はーい…

マグロ:違うんだ!俺は…
波平:金ならここに入っておるだろう!
ホタテオ:偽札とすり替えたのはバレてないな…これで、僕のアワビを振り向かせることができるニヤリ

「マグロのクレジットカードが盗まれている、犯人は…」
脚本 くっきー
演出 藤井健太郎

次の日

アワビ:おはよう
フネ:アワビ、先に食べてしまうのかい?
アワビ:あの人と鉢合わせしたくないの

カツオ:アワビ姉さん、どうしたんだろう…
ワカメ:明らかにホタテオさんのことを嫌っているわね…
マスオ:どうしたんだい?カツオくん、ワカメちゃん
カツオ:マスオ兄さん!

アワビ:行ってきます…トボトボ
サザエ:行ってらっしゃい。…母さん、アワビ今日も続いてるわね
フネ:ちょっとひどい状態が続くなら考えないといけないね

アワビ:学校に行けば、安全だわ。あの人も学校までは来ないし…時間はちょっと早いけど、たまにはいいかも

波平、マスオが通勤、カツオとワカメがかもめ第三小学校に向けて通学した後…

マグロ:アワビが家であんな状態なら、俺も手を打つしかないな
サザエ:どうしたの、マグロ
マグロ:今日はデートに行ってくるよ。そこでトビコにこのことを話す
タラオ:行ってらっしゃいです~
マグロ:行ってきます

(デパートのフードコート)
トビコ:マグロくん、アワビちゃんのことで相談?
マグロ:そうなんだ。昨日から様子がおかしいんだ。ホタテオさんのことを避けているみたいだし…
トビコ:ホタテオさんって?
マグロ:昨日から家に来たんだ。アワビはその人に明らか嫌悪感を持っていたみたいで…ヒステリックに怒鳴ってたし
トビコ:アワビちゃんがああなるって、よっぽどなんだね…
マグロ:今日は俺が奢るよ…ってない!クレジットカード、どこ行った!?
トビコ:マグロくん、カード会社に連絡した方がいいよ!それと、今日は私が奢るね!

放課後…
アワビ:家に帰り辛いな…きゃあっ!
ホタテオ:待ってたよ、アワビ♪
アワビ:後付けてたの…?
ホタテオ:これで夕食食べに行こう
アワビ:それ…兄さんのクレジットカードじゃない!返しなさいよ!
ホタテオ:僕からのお誘いなのに?君は家が窮屈なんじゃないの?
アワビ:…うるさい!そんなこと…
ホタテオ:本当はそうなんじゃないの?
花沢:あれ、アワビさん…?

(花沢不動産、オフィス)
花沢:父ちゃん、電話貸して!
花沢父:何に使うんだ?
花沢:緊急事態なの!もしもし、事件です!女子高生がおじさんともめています!場所?花沢不動産の前です!今すぐ来てください!

男性警官:磯野ホタテオ、現行犯逮捕します

「さよなら磯野家の皆さん ホタテオ しっかりお勤めして参ります」
脚本 くっきー
演出 藤井健太郎

(交番)
アワビ:…
女性警官:あの男性と何があったか教えてくれる?
アワビ:ホタテオは私の後を追いかけてきたんです。「綺麗だね」って…無視したんです。そうしたら、突然腕を掴まれて…
女性警官:大丈夫?
アワビ:はい…乱暴されました。「家族の顔も知ってるから、家族を巻き込みたくなかったら誰にも言うな」と口止めされました
女性警官:…
アワビ:家族が巻き込まれるのが怖くて、何も言えませんでした…特に妹には私みたいな目に遭ってほしくないから…

(交番の取調室)
波平:お前…アワビにそんなことをしていたのか!ホタテオ君、君はわしの有能な部下だったのに…ガッカリだよ
マグロ:よくも俺の妹に手ェ出してくれたな…
ホタテオ:ハハッ…
マグロ:何がおかしいんだよ!?
男性警官:ちょっとお兄さん、落ち着いて…
マグロ:こっちは被害者の家族なんだぞ!?父さんからもなんか言ってやれよ!
波平:馬鹿もん!騒ぐんじゃない!
マグロ:こっちは俺のクレジットカードも盗んでたんだ!

次の日

カツオ:おはよう!あれ、アワビ姉さんは…?
ワカメ:アワビお姉ちゃんは今日、ゆっくり起きてくるって
フネ:昨日あんなことがあったからねぇ…
マスオ:僕が見た時にはすやすや寝ていたよ、カツオくん
波平:ホタテオくんも捕まったし、アワビも元に戻るだろう
サザエ:そうね
フネ:心のケアは必要だけどね
マグロ:オレはアワビも含めてみんなが笑顔ならそれでいいよ

(茶の間のすぐ近くの廊下)
アワビ:平和が戻ってきたわ。もう怯えなくていいのね

サザエ:さ~て、来週のサザエさんは?
アワビ:アワビです。最近寒いようですが、インフルエンザには気を付けてくださいね。インフルエンザ対策には手洗い、うがいが効果的ですよ

アワビ:さて、次回は「サザエさんのゲーム、製作発表」「トビコ、職質される」「カツオ、スマブラで無双する」の3本です
サザエ:来週もまた見てくださいね~。じゃ~んけ~んポン!ウフフフフ~

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