クチナシ「やるじゃねーか兄ちゃん」

サトシ「ありがとうございました！クチナシさん！」

アセロラ「今日のおじさんカッコ良かったよー！」

クチナシ「へっ」ﾆｯ

クチナシ「まぁ、何にせよ大試練を突破したんだ…Zクリスタルを……」ｺﾞｿｺﾞｿ

ロトム図鑑「えー、これより…サトシのZクリスタル授与式と大試練突破おめでとうそしてサトシお別れ会を始めるロト」

クチナシ「…………あ？」

クチナシ「……なに？授与式？」

アセロラ「うん！いいね！やろうよ！」ﾆｺｯ

ピカチュウ「ピッカー！」

クチナシ「お、おい…ちょっと待……」

サトシ「お、おいー、なんだよZクリスタル授与式と俺の大試練突破おめでとう＆お別れ会って～////」ﾃﾚｯ

ルガルガン「ガルッ////」ﾃﾚｯ

アセロラ「いいからいいから！座ってよサトシ！ルガルガン！」ﾎﾟﾝｯ

ロトム図鑑「そうロトよー！サトシはこの式の主役ロト！」

ピカチュウ「ピッカー！」

サトシ「たく～///」ｽﾄｯ

ルガルガン「ガルッ///」ｽﾄｯ

クチナシ(いつの間にイスが……)

クチナシ(…………何だか面倒な事になりそうだな……)

クチナシ「………おいアセロラ」ﾁｮｲﾁｮｲ

アセロラ「？ なに？おじさん」ﾄﾃﾄﾃ

クチナシ「俺ぁちょっとこれから用事があるからな。あの兄ちゃんにルガルガンZ渡しておいてくれ」

アセロラ「もぅー！おじさん！まーためんどくさがってー」ｼﾞﾄｰ

ミミたん「ｷｭｰ」ｼﾞﾄｰ

クチナシ「そ、そんな目で見てもダメだ！」

クチナシ「………とにかく、式とお別れ会とやらはお前らだけでやって……」

アセロラ「ダメだよおじさん！Zクリスタルは島キングであるおじさんからあげないとダメだよ！」ﾌﾟﾝﾌﾟﾝ

ミミたん「ｷｭｰ!!」ﾌﾟﾝﾌﾟﾝ

クチナシ「んな事言ったって……」

サトシ「おーい！アセロラー！どうしたんだー？」

アセロラ「ほら！サトシも待ってるよ！」

クチナシ「………」

クチナシ「………やっぱ面倒だし帰……」

アセロラ「サトシ頑張ったんだよ！少しは付き合ってよお父さん！……あっ、間違った。おじさん！」

クチナシ「………………」

クチナシ「た、たくっ……！誰がお父さんだ///」ﾃﾚｯ

クチナシ「しゃーねーから少しだけ付き合ってやるよ」ﾎﾟﾘﾎﾟﾘ

アセロラ「さっすがおじさーん♪」

アセロラ「サトシー！おじさんも式に出てくれるってー♪」

サトシ「本当か！？」

ピカチュウ「ピッカー！」

クチナシ「……仕方なくだぞ。面倒だから早く終わらせろよ」

サトシ「ありがとうございますパパ！……あっ、間違った。クチナシさん！」

クチナシ「やっぱ帰る」ｸﾙｯ

サトシ「！？」

ピカチュウ「ピカピー」

ロトム図鑑「全員着席したロトね？」

サトシ「おう！」

アセロラ「はーい♪」

ピカチュウ「ピッカー！」

ベベノム「べべー♪」

ルガルガン「ガルッ！」

モクロー「zzz」

クチナシ「………………」

ロトム図鑑「えー……ｺﾎﾝ…ではこれより"ありがとうウラウラ島。Zクリスタル授与式"を始めるロト」

ロトム図鑑「まずは開式の挨拶。守り神カプ・ブルル！よロトしく」

カプ・ブルル「ブル！」ｽｸｯ

クチナシ「！？」ﾋﾞｸｯ

クチナシ「ま、守り神も出席してんのか？」

サトシ「カプ・ブルル……俺の為に……」ｳﾙｯ

ルガルガン「ガルッ」ｳﾙｯ

アセロラ「ほらほらサトシー、泣かない泣かない」ﾆｺｯ

ミミたん「ｷｭｰ」ﾌﾜﾌﾜ

クチナシ「………………」

カプ・ブルル「ブルッ！ブルル！ブルルルー！」

クチナシ「………………」ﾁﾗｯ

サトシ「お、おいー！それは言いっこなしだぜカプ・ブルルー！」ｱｾｱｾ

アセロラ「ふふっ」ｸｽｯ

ピカチュウ「ピッカー！」ｹﾀｹﾀ

ルガルガン「ガルッ////」ﾃﾚｯ

ミミたん「ｷｭｰ」

クチナシ「………………」

カプ・ブルル「ブルー！ブルッ！」

アセロラ「あぁ……そういえばあの時のサトシ…」ﾌﾟｯ

サトシ「そ、それを言うんならアセロラだって！」

アセロラ「ﾅ,ﾅﾝﾉｺﾄｶﾅｰ…」

ピカチュウ「ピカピカ」ﾆｺﾆｺ

クチナシ「……………」

カプ・ブルル「ブルー！ブルルルル！」

アセロラ「あぁー！そ、それは言わないでよカプ・ブルルー////」

サトシ「へへへ」ﾆｯ

ピカチュウ「ピッカー」

ベベノム「べべー♪」ｸﾙｸﾙ

カプ・ブルル「ブルブル」ﾆｺﾆｺ


ﾜｲﾜｲ

クチナシ「……………」

クチナシ(早く終わんねーかな……)

モクロー「zzz」

ロトム図鑑「えー、有難いお言葉をありがとうロトカプ・ブルル」

カプ・ブルル「ブルッ！」

サトシ「へへへ、サンキュー！カプ・ブルル」ｸﾞｽｯ

アセロラ「うんうん！良かったね！サトシ！」ｳﾙｯ

ルガルガン「ガルッ」ｸﾞｽｯ

ミミたん「ｷｭｰ」ﾌﾜﾌﾜ

クチナシ「おっ？終わったか？」

クチナシ「……んじゃー……さっさとルガルガンZを渡して……」ｺﾞｿｺﾞｿ

ロトム図鑑「えー……続きましてー…」

クチナシ「……あ？」

サトシ、アセロラ「」ｽｸｯ

クチナシ「」ﾋﾞｸｯ

クチナシ「お、おい！急に立ち上がってどうしたんだ！？」

サトシ「」ｽｩ

サトシ「楽しかったウラウラ島！！！」

クチナシ「！？」ﾋﾞｸｯ

クチナシ「あ、兄ちゃん……いきなり大声でなにを……」

アセロラ「ウラウラ島！！！」

クチナシ(アセロラまで……！？)

アセロラ「サトシとルガルガンがボロクソに負けたおじさんとの予備試練！！！」

サトシ「負けた悔しさは震える程だけど！！！」

ルガルガン「ガルッ！」ｸｯ

ピカチュウ「ピッカー」ﾎﾟﾝｯ

クチナシ「い、いったい何が始まったんだ……？」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

サトシ「カプ・ブルルに会いに行ったみのりの遺跡！！！」

アセロラ「みのりの遺跡！！！」

サトシ「アセロラが超人だった！！！」

アセロラ「サトシとルガルガンも強くなって！！！」

サトシ、アセロラ「ありがとうカプ・ブルル！！！」ﾍﾟｺｯ

ルガルガン「ガルッ」ﾍﾟｺｯ

ピカチュウ「ピッカ」ﾍﾟｺｯ

ベベノム「べべー♪」ｸﾙｸﾙ

カプ・ブルル「ブル～////」ﾃﾚｯ

クチナシ「おいおい何のアソビだこれは」

サトシ「アセロラの家に泊まった時に濡れ衣を着せられたおねしょ！！！」

アセロラ「おね………ちょ、ちょっとサトシ！」

サトシ「ん？」

アセロラ「ん？じゃないよ！あれは誰にも言わないでって言ったでしょ！///」

クチナシ「おねしょ？」

アセロラ「あわわわ！な、なんでもないの！」ｱｾｱｾ

ロトム図鑑「詳しくはこれ→アセロラ「どうしよう…おねしょしちゃった…」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1526644629/)を見るロト」

クチナシ「ほー」ｼﾞｰｯ

アセロラ「！？」ﾋﾞｸｯ



クチナシ「お前……その歳になって……」

アセロラ「………みんなにはナイショにしてねおじさん…」

クチナシ「……ん……あぁ……」

サトシ「ごめんアセロラ…アレも俺にとってはウラウラ島の大切な思い出の一つだから……」

アセロラ「うぅ……////」ｶｧｰ

ピカチュウ「ピカピィ…」

ミミたん「ｷｭｰ」

アセロラ「………」ﾑｯ

アセロラ「激しかったサトシの一人バトル！！！」

クチナシ「一人バトルだぁ？」

アセロラ「あのねおじさん？サトシったらね？」ﾋｿﾋｿ

クチナシ「ほー……」ﾌﾑﾌﾑ

サトシ「？」

クチナシ「一人バトル……兄ちゃん……なかなか器用な奴だなぁ」

サトシ「え？普通ですよ」

ピカチュウ「ピッカ」

クチナシ「そ、そうか……」

アセロラ「うふふ」ﾆｺﾆｺ

ミミたん「ｷｭｰ」

サトシ「んーと……それと……」

サトシ「スーパーメガやす跡地でバトルしたロケット団とミミッキュとの因縁のバトル！！！」

ピカチュウ「ピッカー！」

サトシ「ピカチュウの新技エレキネット！！！」

ピカチュウ「ピカ！」

アセロラ「10万ボルトよりでっかい100万ボルト！！！いや……」

サトシ「もっともっとでっかい……俺たちの超ゼンリョク！！！」

ピカチュウ「ピカチュウ！！！」

サトシ、アセロラ「1000万ボルトォォォ！！！」ﾎﾞｰﾝ

ピカチュウ「ピカー！！！」ﾎﾞｰﾝ

クチナシ「…………………」ｼﾞｰｯ

サトシ「イエーイ！」ﾊﾟｼﾝ

アセロラ「イエーイ♪」ﾊﾟｼﾝ

ピカチュウ「ピカァ////」ﾃﾚｯ

クチナシ「楽しそうなこって」ﾔﾚﾔﾚ

ミミたん「ｷｭｰ」ﾌﾜﾌﾜ

サトシ「クチナシさん！大試練、ありがとうございました！！！」ﾍﾟｺｯ

アセロラ「ありがとう！おじさん！！！」ﾍﾟｺｯ

ピカチュウ「ピカァ」ﾍﾟｺｯ

ルガルガン「ガルッ」ﾍﾟｺｯ

クチナシ「…………………」ﾎﾟﾘﾎﾟﾘ

クチナシ「………ま、たまには島キングらしい事もしなきゃなんねーからな」ﾌﾟｲｯ

サトシ「へへへ」ﾆｯ

アセロラ「ふふふ」ﾆｺｯ

ピカチュウ「ピッカ」

サトシ「………俺たち………！！！」

アセロラ「アセロラたちは……！！！」

サトシ、アセロラ「卒業します！！！」

クチナシ「なにからだよ」

ロトム図鑑「えー……続いてはいよいよZクリスタル授与式を行うロト」

クチナシ「ハァ……やっとか…」

アセロラ「ほらおじさん！早く壇上に！」ｽﾞｲｽﾞｲ

クチナシ「あーわかったわかった。めんどくせー」

ロトム図鑑「サトシ、ルガルガン。名前を呼ばれたらクチナシの前に行くロト」

サトシ「おう！」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

ルガルガン「ガルッ！」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

クチナシ「なんでもいーから早くしてくれ。俺は帰って昼寝してぇんだ」ﾊｧ

アセロラ「まーたおじさんはそうゆー事言うー」ﾌﾟｸｰ

ミミたん「ｷｭｰ」ﾌﾟｸｰ

ロトム図鑑「BGMスタートロト！」ﾋﾟｯ

ｵｯｵｰｵｵｰ ﾚﾂｺﾞｰ♪

アセロラ「では今からZクリスタル授与式を行います！」

アセロラ「マサラタウンのサトシとパートナールガルガン！」

サトシ「は、はい！」ﾋﾞｼｯ

ルガルガン「ガルッ！」ﾋﾞｼｯ

クチナシ「…………………」

サトシ「」ｶﾁｺﾁ

ルガルガン「ガル……」ｶﾁｺﾁ

ピカチュウ「ピカピ……」ﾊﾗﾊﾗ

ｽﾀｽﾀ

ﾋﾟﾀｯ

クチナシ「………んじゃあ……」ｺﾞｿｺﾞｿ

アセロラ「はい！おじさんから一言！」ﾆｺｯ

クチナシ「は？嫌だよめんどくせ……」

アセロラ「お願い！お父さん！………あっ、間違った。…おじさん！」ﾃﾍｯ

クチナシ「た、たくっ……しゃーねぇなぁ…////」ﾎﾟﾘﾎﾟﾘ

サトシ「ありがとうございます！パパ！……あっ、間違った。…クチナシさん！」

クチナシ「娘が欲しけりゃ俺を倒してからにしな！！」ｸﾜｯ

サトシ「」ﾋﾞｸｯ

ロトム図鑑「もうやられてるロト」

クチナシ「……………」

アセロラ「？」

ミミたん「ｷｭｰ」

クチナシ「ハァ……」ｺﾞｿｺﾞｿ

クチナシ「兄ちゃんとルガルガン……よく俺の大試練を乗り越えたな…」

クチナシ「お前さんら"あく"って面じゃねぇからこのルガルガンZやるわ」ﾎﾟｲｯ

サトシ「ルガルガンZ……」ｽｯ

サトシ「うぅ……ありがとうございます！クチナシさん！」ｸﾞｽｯ

ルガルガン「ガルッ！」ｸﾞｽｯ

クチナシ「お、おう……」ﾋﾞｸｯ

アセロラ「良かったねサトシ、ルガルガン……」ﾎﾛﾘ

ミミたん「ｷｭｰ」ﾌﾜﾌﾜ

ピカチュウ「ピカピー……ピッカピッカチュウ」ｸﾞｽｯ

ロトム図鑑「"サトシ…立派になって"と言っているロト」

ニャヒート「ニャー」ｸﾞｽｯ

カプ・ブルル「ブルルー」ｳﾙｯ

ベベノム「べべー♪」ｸﾙｸﾙ

モクロー「zzz」

ﾌﾞｫｰﾝ

アセロラ「！」

アセロラ「サトシ！大変！メレメレ島行きの船の時間だよ！」

サトシ「マジ！？」

ピカチュウ「ピカァ」

ロトム図鑑「…ボクとした事が式に気をとられて船の時間を計算に入れるのを忘れていたロト……」

クチナシ(おっ、やっと終わんのか)

アセロラ「どうせならもう一泊してく？」

サトシ「マジ？いいの！？」

クチナシ「いや、もう帰れよ」

ロトム図鑑「では閉式の言葉を島キングクチナシからよロトしく」

クチナシ「よく頑張ったな。早くメレメレに帰んな」

ロトム図鑑「ありがとうロトクチナシ。では……卒業生退場ロト！」ｳﾙｯ

サトシ「色々とありがとう……クチナシさん！アセロラ！ウラウラ島、楽しかったよ！」ｸﾙｯ

アセロラ「サトシ……」ｸﾞｽｯ

ミミたん「ｷｭｰ」

クチナシ「…………………」

サトシ「みんな！メレメレに帰ろうぜ！」

ピカチュウ「ピッカ！」ﾀﾞｯ

ロトム図鑑「ロー！」ﾋｭｰ

ルガルガン「ガルッ！」ﾀﾞｯ

カプ・ブルル「ブルー！」ｶﾗﾝｶﾗﾝ

ベベノム「べべー！」ﾋｭｰ

モクロー「クロー！」ﾊﾞｻｯ

ニャヒート「ニャー！」ﾀﾞｯ

クチナシ「………おい！ちょっと待ちな」

サトシ「え？」ｸﾙｯ

ピカチュウ「ピカ？」

ルガルガン「ガル？」

ロトム図鑑「ロ？」

カプ・ブルル「ブル？」

ベベノム「べべ？」

ニャヒート「ニャ？」

モクロー「クロ？」

クチナシ「いやいや……"え？"じゃねぇよ」

アセロラ「もぅー！おじさーん！せっかくのムード壊さないでよー！」ﾌﾟﾝﾌﾟﾝ

アセロラ「あっ、もしかしておじさんもサトシとお別れするのが寂し…」

クチナシ「そうじゃねぇよ」

サトシ「………そうだった……俺、大切な事忘れてた！呼び止めてくれてありがとう！クチナシさん！」

クチナシ「………そんなんいいから守り神を……」

サトシ「アセロラ！」

アセロラ「……え？」

サトシ「本当にありがとう！楽しかった！」ﾆｯ

ピカチュウ「ピカー！」

アセロラ「サトシ………」

アセロラ「………………」

アセロラ「またウラウラ島に来てね！」ﾆｺｯ

サトシ「おう！アセロラもスクールに来てくれよ！」ﾆｯ

アセロラ「うん♪」

ミミたん「ｷｭｰ」

サトシ「よし！じゃあメレメレに帰ろうぜ！」

クチナシ「ちょっと待て！」ｶﾞｼｯ

サトシ「？」

サトシ「な、なんですかクチナシさん…もう用事は……」

アセロラ「そうだよおじさーん！おじさんもアセロラと一緒にスクールに遊びに行けばいいでしょー？」ﾌﾟｸｰ

クチナシ「……そうじゃねぇよ！なにドサクサに紛れて守り神まで連れてこうとしてんだよ！」

サトシ「あっ……」

カプ・ブルル「ブル……」

サトシ「へへへ……ついうっかり……」ﾃﾍｯ

アセロラ「もぅー！サトシはー！」ｸｽｸｽ

サトシ「へへへ////」ﾃﾚｯ

ピカチュウ「ピカピー！」

ロトム図鑑「サトシは相変わらずロトね」

ﾊﾊﾊﾊ

クチナシ「いや、笑い事じゃねぇよ。油断ならねぇ兄ちゃんだなおい」

カプ・ブルル「ブル////」ﾃﾚｯ

ﾌﾞｫｰﾝ

クチナシ「………………」ｶﾝｶﾝｶﾝ

アローラニャース「ﾆｬｰﾆｬｰ」ｷﾞｭｯ

クチナシ(行ったか……)ｶﾝｶﾝｶﾝ

クチナシ「……ま、なかなかオモシレェ兄ちゃんではあったな」ﾆｯ

アローラニャース「ﾆｬｰ」

クチナシ「………にしても…」ﾁﾗｯ


シーン……

クチナシ「……アセロラの奴……あんだけあの兄ちゃんと仲良くしてたのに見送りに来ねぇとはな……」

クチナシ(ま、あいつも年頃の女の子だしな……色々あんだろ)

クチナシ「……って、なんで俺が思春期の娘を持つ父親みたくなってんだよめんどくせー」

クチナシ「…………帰って飯でも食うとするか」ｸﾙｯ

アローラニャース「ﾆｬｰ」


ﾌﾞｫｰﾝ

船

ﾌﾞｫｰﾝ

ロトム図鑑「サトシー！ウラウラ島がどんどん離れていくロト！」

ピカチュウ「ピッカー！」

サトシ「ああ……」

サトシ(ウラウラ島……色々あったけど楽しかったな…)

サトシ「へへへ」ﾆｯ

ピカチュウ「ピッカ！」ﾆｺｯ

サトシ「ククイ博士にバーネット博士……リーリエにカキ、スイレン、マオ、マーマネ！」

サトシ「早く帰ってみんなにウラウラの話、いっぱいしたいぜ！」

ロトム図鑑「サトシが一度クチナシにボロ負けしてベソかいた事もロトか？」

サトシ「もうちょっとオブラートにつつめよ」

ロトム図鑑「ロー」

ピカチュウ「ピッカー」ｹﾀｹﾀ


ﾊﾊﾊﾊ

「あの～」

サトシ「？」

サトシ「どうしたんだよアセロラ」

アセロラ「えーと……ここ、メレメレ行きの船の中……だよね？」

ミミたん「ｷｭｰ」

サトシ「そうだけど？」

ロトム図鑑「それがどうしたロト？」

ピカチュウ「ピッカ」

アセロラ「えっと……なんでアセロラ、船の中にいるのかなって」

サトシ「気にすんなよ！」ﾆｯ

アセロラ「えぇ……」

サトシ「あっ！それにさ！」ｺﾞｿｺﾞｿ

アセロラ「？」

サトシ「アセロラがおねしょしてもいいようにおむつ持ってきたから安心してよ！」ﾆｯ

アセロラ「！？」