P「ネーミングがくそダサい」
まゆ「むー」ポカポカ
P「いたいいたい(棒)」
まゆ「Pさんったら、ひどいです」プクー
P「……で、マジックって?」
まゆ「さくマジックです」
P「……」
まゆ「さくマジックです」
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蘭 子「混 沌 電 波 第170幕!(ち ゃ お ラ ジ第170回)」
蘭子「混沌電波第170幕!(ちゃおラジ第170回)」 - SSまとめ速報
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P「……さくマジックって、手品か?」ハァ…
まゆ「はい♪ 最近サーカスのお仕事をいただいて、そのときまゆ、少しだけ手品もやったじゃないですか」
P「あー、何もないところからハト出したり、たいしたもんだったな」
まゆ「あれがとっても楽しくて、他にもいろいろやってみたくなって、茄子さんに教わったんです」
P「茄子も多芸だなぁ」
まゆ「引き出しの多さについては茄子さんが一番ですからねぇ」
P「それで、なんで俺のところに?」
まゆ「練習したので、まずはPさんに見てもらおうと思いまして♪」
P「ほう、仕事につながるかどうかは置いといて、そうやって新しいことに手を出すのはいいことだな」
まゆ「Pさんもまゆに手を出してくれてもいいんですよ」
P「クビにつながるのはちょっとなあ」
まゆ「Pさん、まゆのイリュージョン、見てくれますよね?」
P「ん、いいよ、暇だし」
まゆ「うふふ、それでは……さくマジック、イッツショウタイムです♪」
P「わー」パチパチ
まゆ「それではまずは、物体消失マジックです」
P「お、オーソドックスだけど単純にすごいやつだな」
まゆ「取り出しまするはPさんの印鑑」スッ
P「返して」
まゆ「これを手に握って……」ギュッ
P「消すつもりだな? 俺の印鑑消すつもりだな?」
まゆ「1、2の……3っ。あら不思議、消えちゃいました♪」パッ
P「まゆが俺の印鑑持ってることが一番不思議だよ」
まゆ「まずは一つ目のイリュージョン、いかがでしたか?」
P「すごいんだけどそれどころじゃないなあ。で、俺の印鑑どこ?」
まゆ「もうこの世にはありませんよ、イリュージョンですから♪」
P「んなわけあるか、袖とかに隠してんだろ」ガシッ
まゆ「Pさんにならいくら身体をまさぐられてもウェルカムですけど、……お洋服脱がすまでしないと見つからないかもしれませんね?」
P「」
まゆ「うふふ、代わりといってはなんですけど、これ差し上げますから」スッ
P「何これ」
まゆ「まゆの印鑑です」
P「なんの代わりにもならんわ」ポイッ
まゆ「佐久間っていう苗字に興味はありませんかぁ?」
P「それよそのアイドルのセリフだから」
まゆ「それでは続きまして、瞬間移動マジックです」
P「なんかもう嫌な予感しかしない」ズーン
まゆ「今からまゆのあるものをPさんのところに瞬間移動させます」
P「あるものって?」
まゆ「……」
P「……」
まゆ「うふふっ♪」
P「ほんとに何送ってくる気!?」ガクガク
まゆ「大丈夫ですよ、危ないものとかじゃないですから」
P「信用できねぇ……」
まゆ「じゃあいきますよぉ……ムムムムーン」
P「それよそのアイドルのセリフ」
まゆ「……はいっ、瞬間移動完了です♪ Pさん、ポケットの中を見てください」
P「?」ゴソゴソ
何者かの可愛らしいパンツ「」
P「」ヒラヒラ
まゆ「大切にしてくださいね♪」
P「いやいやいや」
まゆ「使ってくれてもいいですから」
P「アイドルが使うとかいうな」
まゆ「等価交換としてPさんのも一枚もらっておきますね♪」ヒラヒラ
P「こんな押しつけがましい等価交換は初めてだ」
まゆ「ちなみにまゆは使います」
P「やめろ」
まゆ「うふふ、まゆがいないときは、それでまゆのぬくもりを感じてくださいね」
P「これからぬくもりを得る人間にはなりたくないなぁ。……え……ていうか……これまだあったか……」
まゆ「////」モジモジ
P「」
まゆ「それでは最後に、Pさんに催眠術をかけちゃいます♪」
P「なんだろうなあ、地下に監禁されて洗脳されるとかかなあ」ゲッソリ
まゆ「Pさんがお望みならそれもやぶさかではありませんけど、今日は違いますよぉ」
P「もうなんでもいいからはやく終わらせてほしい、可能なら平和に」
まゆ「すぐ終わりますから♪ ……まずはPさんの後ろに回り込みます」ススス
P「?」
まゆ「前、向いててくださいね……えいっ」メカクシー
P「うおっ!? おい、何を……」
まゆ「うふふ、大丈夫ですから、動かないで……」ボソボソ
P(耳元で、囁いて……!?)ゾクッ
まゆ「それじゃあ、いきますよ、Pさん。まゆのとっておきの催眠術」
まゆ「まゆのこと、好きになぁれ♪」
P「……!」バッ
まゆ「きゃっ」
P「」ドキドキ
まゆ「もう、Pさんたら、急に動いたら危ないじゃないですか」
P「す、すまん、身体が勝手に……」ドキドキ
まゆ「どうでしたか? まゆの催眠術」
P「脳が溶けるかと思った」
まゆ「うふふ、まゆのとっておきですから♪」
P「反則だろさっきのは……」
まゆ「これは手品というよりマジック……魔法の方だったかもしれませんね♪」
P「確かに、タネも仕掛けもなかったな……」
まゆ「どうですか、魔法、かかりましたか?」
P「……かかるわけないだろ」
まゆ「むう、Pさんは手ごわいですねぇ」
P「……」
P「だってその魔法に、かかる余地がない。──最初からそうである人間に、その魔法はかかるのか?」
まゆ「?」
まゆ「……」
まゆ「////」ボムッ
P「おーい、いいかげん離してくれる?」
まゆ「嫌です」ギュー
P「もう一時間こうなんですが」
まゆ「だってうふ、あんなこと言われたらうふふ、我慢できないじゃないですかうふふふふふふふ♪」
P「怖いから話すか笑うかどっちかにしてくんない?」
まゆ「ずるいですよぉ、急にあんなこと言って。Pさんこそ反則です」
P「こっちも相応のダメージ負ってるから痛み分けだろ」
まゆ「Pさんは普段そういうこと言わない分威力が違うんですよ。もっと小出しにしてください」
P「小出しって?」
まゆ「1分に1回でお願いします」
P「強欲ゥー」
まゆ「どうでしたか? まゆのさくマジックは」
P「よそでやれること一つもなかったが、まあ、大したもんだったよ」
まゆ「うふふ、そういっていただけると、頑張った甲斐がありました♪」
P「楽しかったか? 前の仕事とか、手品とか」
まゆ「はい。いろんなものを見て、できるようになって、まゆは楽しいです♪」
P「それはなにより」
まゆ「Pさんがいっしょにいてくれるからですよ?」
P「ならずっとまゆを見てないとなぁ」
まゆ「うふふふふふふ♪」
P「……ところでさぁ、まゆ」
まゆ「?」キョトン
P「どうやって俺の家に入ったの?」
まゆ「うふふ、イリュージョン、です♪」
トリート・オア・トリートのLIVE開始時のボイスは今でも威力が衰えません
やまN1
乙
1年後には人間がひとり増えるマジックをやりそうだw
>>18
タネを仕込むんですね
種も仕掛けもあるんだな…
乙
>>18
一人で済むかなぁ…済んだらいいな
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