モバP「さく……何?」まゆ「さくマジックです♪」 (21)

P「ネーミングがくそダサい」

まゆ「むー」ポカポカ

P「いたいいたい(棒)」

まゆ「Pさんったら、ひどいです」プクー

P「……で、マジックって?」

まゆ「さくマジックです」

P「……」

まゆ「さくマジックです」

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蘭 子「混 沌 電 波 第170幕!(ち ゃ お ラ ジ第170回)」
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P「……さくマジックって、手品か?」ハァ…

まゆ「はい♪ 最近サーカスのお仕事をいただいて、そのときまゆ、少しだけ手品もやったじゃないですか」

P「あー、何もないところからハト出したり、たいしたもんだったな」

まゆ「あれがとっても楽しくて、他にもいろいろやってみたくなって、茄子さんに教わったんです」

P「茄子も多芸だなぁ」

まゆ「引き出しの多さについては茄子さんが一番ですからねぇ」

P「それで、なんで俺のところに?」

まゆ「練習したので、まずはPさんに見てもらおうと思いまして♪」

P「ほう、仕事につながるかどうかは置いといて、そうやって新しいことに手を出すのはいいことだな」

まゆ「Pさんもまゆに手を出してくれてもいいんですよ」

P「クビにつながるのはちょっとなあ」

まゆ「Pさん、まゆのイリュージョン、見てくれますよね?」

P「ん、いいよ、暇だし」

まゆ「うふふ、それでは……さくマジック、イッツショウタイムです♪」

P「わー」パチパチ

まゆ「それではまずは、物体消失マジックです」

P「お、オーソドックスだけど単純にすごいやつだな」

まゆ「取り出しまするはPさんの印鑑」スッ

P「返して」

まゆ「これを手に握って……」ギュッ

P「消すつもりだな? 俺の印鑑消すつもりだな?」

まゆ「1、2の……3っ。あら不思議、消えちゃいました♪」パッ

P「まゆが俺の印鑑持ってることが一番不思議だよ」

まゆ「まずは一つ目のイリュージョン、いかがでしたか?」

P「すごいんだけどそれどころじゃないなあ。で、俺の印鑑どこ?」

まゆ「もうこの世にはありませんよ、イリュージョンですから♪」

P「んなわけあるか、袖とかに隠してんだろ」ガシッ

まゆ「Pさんにならいくら身体をまさぐられてもウェルカムですけど、……お洋服脱がすまでしないと見つからないかもしれませんね?」

P「」

まゆ「うふふ、代わりといってはなんですけど、これ差し上げますから」スッ

P「何これ」

まゆ「まゆの印鑑です」

P「なんの代わりにもならんわ」ポイッ

まゆ「佐久間っていう苗字に興味はありませんかぁ?」

P「それよそのアイドルのセリフだから」

まゆ「それでは続きまして、瞬間移動マジックです」

P「なんかもう嫌な予感しかしない」ズーン

まゆ「今からまゆのあるものをPさんのところに瞬間移動させます」

P「あるものって?」

まゆ「……」

P「……」

まゆ「うふふっ♪」

P「ほんとに何送ってくる気!?」ガクガク

まゆ「大丈夫ですよ、危ないものとかじゃないですから」

P「信用できねぇ……」

まゆ「じゃあいきますよぉ……ムムムムーン」

P「それよそのアイドルのセリフ」

まゆ「……はいっ、瞬間移動完了です♪ Pさん、ポケットの中を見てください」

P「?」ゴソゴソ



何者かの可愛らしいパンツ「」


P「」ヒラヒラ

まゆ「大切にしてくださいね♪」

P「いやいやいや」

まゆ「使ってくれてもいいですから」

P「アイドルが使うとかいうな」

まゆ「等価交換としてPさんのも一枚もらっておきますね♪」ヒラヒラ

P「こんな押しつけがましい等価交換は初めてだ」

まゆ「ちなみにまゆは使います」

P「やめろ」

まゆ「うふふ、まゆがいないときは、それでまゆのぬくもりを感じてくださいね」

P「これからぬくもりを得る人間にはなりたくないなぁ。……え……ていうか……これまだあったか……」

まゆ「////」モジモジ

P「」

まゆ「それでは最後に、Pさんに催眠術をかけちゃいます♪」

P「なんだろうなあ、地下に監禁されて洗脳されるとかかなあ」ゲッソリ

まゆ「Pさんがお望みならそれもやぶさかではありませんけど、今日は違いますよぉ」

P「もうなんでもいいからはやく終わらせてほしい、可能なら平和に」

まゆ「すぐ終わりますから♪ ……まずはPさんの後ろに回り込みます」ススス

P「?」

まゆ「前、向いててくださいね……えいっ」メカクシー

P「うおっ!? おい、何を……」

まゆ「うふふ、大丈夫ですから、動かないで……」ボソボソ

P(耳元で、囁いて……!?)ゾクッ

まゆ「それじゃあ、いきますよ、Pさん。まゆのとっておきの催眠術」




まゆ「まゆのこと、好きになぁれ♪」


P「……!」バッ

まゆ「きゃっ」

P「」ドキドキ

まゆ「もう、Pさんたら、急に動いたら危ないじゃないですか」

P「す、すまん、身体が勝手に……」ドキドキ

まゆ「どうでしたか? まゆの催眠術」

P「脳が溶けるかと思った」

まゆ「うふふ、まゆのとっておきですから♪」

P「反則だろさっきのは……」

まゆ「これは手品というよりマジック……魔法の方だったかもしれませんね♪」

P「確かに、タネも仕掛けもなかったな……」

まゆ「どうですか、魔法、かかりましたか?」

P「……かかるわけないだろ」

まゆ「むう、Pさんは手ごわいですねぇ」

P「……」

P「だってその魔法に、かかる余地がない。──最初からそうである人間に、その魔法はかかるのか?」

まゆ「?」


まゆ「……」


まゆ「////」ボムッ

P「おーい、いいかげん離してくれる?」

まゆ「嫌です」ギュー

P「もう一時間こうなんですが」

まゆ「だってうふ、あんなこと言われたらうふふ、我慢できないじゃないですかうふふふふふふふ♪」

P「怖いから話すか笑うかどっちかにしてくんない?」

まゆ「ずるいですよぉ、急にあんなこと言って。Pさんこそ反則です」

P「こっちも相応のダメージ負ってるから痛み分けだろ」

まゆ「Pさんは普段そういうこと言わない分威力が違うんですよ。もっと小出しにしてください」

P「小出しって?」

まゆ「1分に1回でお願いします」

P「強欲ゥー」

まゆ「どうでしたか? まゆのさくマジックは」

P「よそでやれること一つもなかったが、まあ、大したもんだったよ」

まゆ「うふふ、そういっていただけると、頑張った甲斐がありました♪」

P「楽しかったか? 前の仕事とか、手品とか」

まゆ「はい。いろんなものを見て、できるようになって、まゆは楽しいです♪」

P「それはなにより」

まゆ「Pさんがいっしょにいてくれるからですよ?」

P「ならずっとまゆを見てないとなぁ」

まゆ「うふふふふふふ♪」

P「……ところでさぁ、まゆ」

まゆ「?」キョトン




P「どうやって俺の家に入ったの?」

まゆ「うふふ、イリュージョン、です♪」


トリート・オア・トリートのLIVE開始時のボイスは今でも威力が衰えません

やまN1


1年後には人間がひとり増えるマジックをやりそうだw

>>18
タネを仕込むんですね

種も仕掛けもあるんだな…


>>18
一人で済むかなぁ…済んだらいいな

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