ディアボロ「もう大冒険なんて嫌だ!」 (35)

ヴェネチアホテル

ディアボロ「くそっ、またここか……」

ディアボロ「何で俺がロードローラーの罠を踏んだ後に限って銃弾が飛んでくるんだ」

ディアボロ「せっかくキングクリムゾンのDISCを+99に出来たというのに」

ディアボロ「ちょっと前は空腹で死にそうな時に見つけた食い物が敵の変装で攻撃されて死んだ」

ディアボロ「その前はブルりんに捕まって蛸殴りにされた」

ディアボロ「1Fのドノウァン相手に攻撃が当たらなくてそのまま殺されたこともあったな……」





ディアボロ「もう大冒険なんて嫌だ!」


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ディアボロ「そうだ、このホテルに引きこもろう」

ディアボロ「ここに居る限りはきっと安全なはずだ」

ディアボロ「さて、何をして時間を潰そうか」

ホテルのスタッフ「お食事の時間です」

ディアボロ「食事か、今日のメニューは……」

ディアボロ「魚のフライか、まあいいだろう」




ホテルのオーナー「おい何やってんだ!あのメニューは隣の部屋の死刑囚に食わせるものだろうが!」

ホテルのスタッフ「すみません!間違えました!」

ディアボロ「いただきまーす」


オゴオゴ ぎゃあああああああああ

本日のボス 魚のフライで死刑執行されて死亡

ディアボロ「またか」

ディアボロ「やはり死に続ける運命からは逃れられないようだ」

ディアボロ「ホテルに居続けても無駄なようだ」

ディアボロ「……」

ディアボロ「そうだ、あの漫画家に何か聞いてみよう」

露伴「どうした?僕のサインが欲しいのかい?」

ディアボロ「そんなものはいらん、それより死に続ける現状をどうにかするために知恵を貸せ」

露伴「……まあいいだろう」

露伴「僕が思うには生きてるから死ぬんじゃないかと思う」

ディアボロ「どういうことだ?」

露伴「つまり生きてない状態になればいいのさ」

露伴「と言っても死んでしまえばまた生き返ってしまう」

露伴「そこで思いついた方法がある」

ディアボロ「……なるほど、物になってしまえばいいのか」

ディアボロ「だが、そんなことが本当に出来るのか?」

露伴「東方仗助という男にならそれが出来る」

露伴「まともに頼んでもやってくれないだろうが彼は髪型をけなされると非常に怒る」

露伴「彼を本気で怒らせれば彼の能力で物と一体化させられるだろう」

ディアボロ「試してみる価値はあるな」

露伴「彼を見つけたらこの紙に書いてある言葉を片っ端から行ってやればいい」

露伴「検討を祈ってるよ」

不安しかない

ディアボロ「確か仗助はダンジョンの中盤あたりに出てきたな」

ディアボロ「……だがそこまで行くのも面倒だ」

ディアボロ「いや、待てよ、トニオの店で泥棒すれば奴に会えたはずだ」

ディアボロ「よし、やってみよう」

ドロボーーーー! タダじゃあおきません!

ディアボロ「よし成功だ!」

ディアボロ「後は奴の姿が見えるまで歩けばいい」

ブチ切れた仗助「見つけたぞ盗人!」

ディアボロ「よし!早速来た!」

ディアボロ「この紙に書いてあることをいえばいいんだな」

ディアボロ「おいお前!身だしなみのなってないお前だよ!」

ディアボロ「そんな髪型で外を出歩くなんて親の教育がなってない証拠だ!」

ディアボロ「大体なんだその頭、まるで日曜日のアニメまんまじゃねーか」

ディアボロ「床屋は一体何をやった?刀で頭を刈ったのか?」

以下キンクリ

ディアボロ「分かったら頭を丸めて出直せ!」

ディアボロ(よし、これでいいはずだ)

ブチ切れを超えた仗助「てめええええええ!言わせておけば!」

ディアボロ「よし来た!」

ブチ切れを超えた仗助「ドラァ!」



ディアボロ「う、動けない、成功したのか?」

ディアボロ「俺の身体が盗んだ壷と一体化してる!大成功だ!」

ブチ切れを超えた仗助「しぶてえ野郎だ!」

ディアボロ「このまま奴に殴られ続ければ完全に壷と一体化できる!」

数時間後

ディアボロ「よし、完全に一体化したようだ」

ディアボロ「身動きも取れないし息もできん」

ディアボロ「俺は完全に物になったようだ」




アナスイ「何か落ちてるな」

ディアボロ「だ、誰だ!」

アナスイ「面白い壷だ、解体してやる!」

ディアボロ「こ、こいつはアナスイ!なんでこんなところに!」

ディアボロ「ハッ!まさかこのフロアに水族館が!」

ディアボロ「や、やめろ!俺を解体するな!」

アナスイ「うめき声が聞こえるな」

アナスイ「仕組みを確かめてやる!」

ディアボロ「やめろおおおお!」

今日のボス 波紋の壷と一体化した後にアナスイに解体されて死亡

露伴「おかえり」

ディアボロ「壷と一体化するとこまでは成功したのだが……」

露伴「神父に懺悔してみるといいんじゃないかな」

ディアボロ「神父……ベッドで寝転がってる彼か」

ディアボロ「物は試しだ、やってみよう」

露伴「カーテンに覆われてる方の懺悔室は神父用の部屋だ、間違って入らないように」

ディアボロ「わかった」

ディアボロ「懺悔室はここか……」

ディアボロ「……」

ディアボロ「そろそろ神父が来る頃だ」


浮浪者の幽霊「クソ野郎め!また整形したのか!」

ディアボロ「なんだこいつは!!!?」

浮浪者の亡霊「同じ手で俺を騙そうたってそうはいかねえぞおおおお!」

ディアボロ「待て!俺はお前が何者か!」

浮浪者の亡霊「とぼけんじゃねぇ!」

ディアボロ「く、来るな!」

ディアボロ「うわあああああああああ!」

今日のボス 浮浪者の亡霊に祟り殺されて死亡

プッチ神父「すまない、遅れてしまった」

ディアボロ「遅いぞプッチ神父」

プッチ神父「また死んだのか、とりあえず今は懺悔どころじゃないようだな」

ディアボロ「お前のスタンドでどうにか出来ないか?」

ディアボロ「お前のスタンドで俺からDISCを抜けば」

プッチ神父「ホワイトスネイクが抜き取るのは記憶とスタンドだけだ、魂までは抜き取れない」

プッチ神父「だが、そのアイデア悪くないな」

プッチ神父「確かDIOの部下に人間の魂をコインに出来るスタンド使いが居たはずだ」

プッチ神父「DIOに聞いてくる」

ディアボロ「そいつがさっき言ってたスタンド使いか」

ダービー兄「いかにも」

プッチ神父「後は君に任せよう」



ディアボロ「さっさと俺の魂をコインに変えろ」

ダービー兄「その為にはギャンブルをしないといけない」

ダービー兄「今からコイントスをするが表と裏どっちが出ると思うか?」

ディアボロ「表だ」

ダービー「ではコイントスを始めよう」

ダービー兄「出たのは裏だ、お前の魂を貰うとしよう」

ディアボロ「いいだろう」



ダービー兄「このコインは私のコレクションに加えさせてもらおう」

ダービー兄「……おや、このDISCは」

ダービー兄「神父が落としていったのか」

ダービー兄「面白そうだ、見てみよう」

ダービー兄は白色のDISCを使った
なんと白色のDISCはギアッチョのDISCだった!

ダービー兄「チクショオ―― ムカつくんだよ!コケにしやがって!ボケがッ!」

ディアボロの魂のコインは粉々になった

今日のボス 魂のコインが砕けて死亡

明日も期待

ディアボロ「……」

ディアボロ「こうなったらペリーコロに相談してみよう」
PC立ち上げる

ディアボロ「おいペリーコロ」

ペリーコロ「はいボス」

ディアボロ「死に続ける現状をどうにか出来んか」

ディアボロ「他の奴にも色々やってもらったがダメだった」

ペリーコロ「それならとっておきの商品がございます」

ディアボロ「早く用意しろ!」

ペリーコロ「20th Century BOYのですね… レクイエムの大迷宮1階に必ず届けます」

ディアボロ「取りに行くか」

ディアボロ「これが20th Century BOYのDISCか」

ディアボロ「地面に手を当てると全てのダメージを受け流せるという能力らしいな」

ディアボロ「さっそく使ってみるとしよう」

ディアボロ「……小汚い浮浪者がこっちに来るようだ」

ディアボロ「いつものように俺を攻撃するつもりらしい」

ディアボロ「……」

ディアボロ「攻撃はされているようだが全く痛くないぞ」

ディアボロ「それに本来受けるべきダメージが地面に拡散して周りの奴らを攻撃している」

ディアボロ「こいつはすごいぞ!今度こそ完璧だ!」

ディアボロ「……う、動けん。どうやら能力発動中は動けないようだ」

ディアボロ「だが、これさえあれば死なずにいられる」

ディアボロ「それに能力発動中は腹が減ることもないようだ」

ディアボロ「やった!死に続ける運命から逃れられるぞ!」

そうして1000ターンが立ち、3度目の神砂嵐がダンジョンに吹き荒れる

ディアボロ「本来ならここで死ぬはずだが、これもきっと大丈夫さ」

ナレーター「闘技!神砂嵐!

左腕を、関節ごと右回転!
右腕を、関節ごと左回転!

死ぬのに慣れてるディアボロも、拳が一瞬巨大に見えるほどの回転圧力には普段はビビる!

そのふたつの拳に生じる真空状態の圧倒的破壊空間は、まさに歯車的砂嵐の小宇宙!」

ディアボロ「風が止んだようだ」

ディアボロ「天井が落ちてきたようだがそれでも俺は生きている」

ディアボロ「やったぞ!俺は全ての死因を克服した!」

ディアボロ「もう何も怖くない」

数時間後

ディアボロ「……さすがにずっと動けないのはつらいな」

ディアボロ「かと言って能力を解除して動こうものなら瓦礫に潰されてしまう」



数日後

ディアボロ「刺激が無いのはつらいな……」

一か月後

ディアボロ「…………もう嫌になってきた」

ディアボロ「能力を解除して死のう」

今日のボス 自ら瓦礫に潰される道を選んで死亡

ディアボロ「いくら死なないからって動けないのはやっぱダメだ!」

ディアボロ「次の方法を考えよう!」

ディアボロ「……ポルポに相談してみるか」

五部がアニメ化したと聞いて

久々に続きを

ディアボロ「ポルポよ」

ポルポ「なんでしょうか、ボス」

ディアボロ「お前のブラックサバスのライターを貸してほしい」

ポルポ「わかりました」



ディアボロ「これがあれば新たなスタンドに目覚めることが出来る」

ディアボロ「よし、火は消えているな。再点火!」

ブラックサバス「再点火したな!」

ディアボロ「よし!俺を刺せ!」

ディアボロ「これでいい、後は新たなスタンドに目覚めるまで辛抱するだけだ」

ディアボロ「早速新たなビジョンが出てきた!」

ディアボロ「よし!何かわからんが発動!」

謎のスタンド「リョウカイ シマシタ」

ディアボロ「これでなんとかなればいいが…」

ディアボロ(…息が!苦しい!)

謎のスタンド「私ノ能力ハ周囲ノ酸素ヲ二酸化炭素ニスル能力デス」

今日のボス 自分のスタンドで自滅して死亡

ディアボロ「くそっ、なぜ嫌がらせみたいなスタンドに目覚める…」

ディアボロ「次はDIOだ!」

ディアボロ「あいつは吸血鬼だから色々死なない方法を知っているかもしれない」

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