モバP「歌鈴って実はすごく運がいいんじゃないだろうか」(18)

歌鈴「え?」

P「すごく幸運なんじゃないかなって」

歌鈴「いえ、そんな……今はお仕事とか楽しくてそういう意味では幸せですけど、相変わらずドジだし噛んじゃいますし……」

P「それだ、歌鈴はよく転ぶだろ?」

歌鈴「お恥ずかしながら……」

P「正直よく怪我しないなと思うくらい転ぶ。怪我なんて絶対してほしくないけどとにかく転ぶ」

歌鈴「あっ、よく転ぶけど怪我しないから運がいいってことでしゅ……ですか?」

P「うん、それもなんだけどそれ以上にさ……」

P「よくパンツ見えないなって」

歌鈴「……え?」

P「むしろなんでパンツが見えないんだよって」

歌鈴「ええっ!?」

P「学校帰りで制服なことが多い」

歌鈴「あ、あのプロデューサーさん……?」

P「私服もスカートのことが多いのにそれで転んでなんで……」

歌鈴「き、聞こえてましゅか……?」

P「なんで一度たりともパンツが見えないんだ!」

歌鈴「知りませんよぉそんなの!」

P「怪我しないか心配でありつつも今度こそパンツ見れるかもという期待を持ってたのに……」

歌鈴「そんな目で見てたんですか……?」

P「どうやら怪我はしなさそうだと判明してからは特に好きでも嫌いでもないバナナばっかり食べて転ぶように仕向けてたのに」

歌鈴「あっ! なんか最近よくバナナの皮が落ちてると思ったらプロデューサーさんだったんですね!」

P「うん。でも結果的にパンツ見れずに余計に転ばせてしまっただけだった。ほんと申し訳ない」

歌鈴「いえそんな……じゃなくてもっと他のことについても謝ってほしいです!」

P「ごめん、悪かった」

歌鈴「もう……私も女の子ですから、そういう話をされるのは……」

P「それで、正確にはパンツどころかスカートの内側も見えたことないんだけど」

歌鈴「プロデューサーさん私と会話してるんですよね!? 他の誰かと喋ってるんじゃないですよね!?」

P「当たり前だろ、他の人にこんな話聞かれたら色々と終わる」

歌鈴「あやめちゃんと珠美ちゃんに言いつけちゃおっかな……」

P「それで一応聞いておきたいんだけど歌鈴はスカートの下にスパッツとか短パンとか履いてる?」

歌鈴「はいてませ……言うわけないじゃないですかぁ!」

P「ほとんど言っちゃってたけど」

歌鈴「うう……」

P「でもパンチラガード的なのはないんだな。よかった」

歌鈴「なんで安心してるんですか……」

P「今後やっと見えた時にスパッツだったりしたらすごい損した気分になるし」

歌鈴「見せちゃう予定なんてないですよぉ……」

P「でもな、さすがに下着そのものを忘れるようなことは」

歌鈴「しません!」

P「でも前に藍子と巫女さんになった時には」

歌鈴「あ、ありましたけど! もう絶対忘れません!」

P「ならいいんだ。さすがに下着忘れたりして見られたら本気で傷ついちゃうし」

歌鈴「今プロデューサーさんからこんな話をされてて傷ついてるんでしゅけど……」

P「学校でも気をつけてくれ。制服のミニスカでよく転ぶなんて男子からしたらいいターゲットだ」

歌鈴「え? 男の子ってそんな……」

P「少なくとも俺だったらそういう目で見る」

歌鈴「……そこまでなのはプロデューサーさんだけですね、多分」

P「あとな、そうやってスカート押さえるの、逆に男は見ちゃうから」

歌鈴「えっ? じゃ、じゃあどうすれば……」

P「見えるような体勢になってるわけでもないんだから普通にしてればいい」

歌鈴「さっきから身の危険を感じてるんです……」

P「事務所は安全だぞ」

歌鈴「プロデューサーさんが危険ですっ!」

歌鈴「もう……時間ですしレッスン行ってきましゅっ!」

P(ここぞって時に噛んだ……)

歌鈴「あっ」ズルッ

P「あっ」

P(バナナの皮も何もないのに足を滑らせた……)

P(それよりヤバイ。あのままじゃちひろさんの机の角に頭をぶつけてしまう……)

P「歌鈴!」

ドサッ!

歌鈴「あ、プロデューサーさん……」

P「大丈夫か? 頭ぶつけたりしてないか?」

歌鈴「は、はい……ありがとうございましゅ……」

P「手は? 強く引っ張っちゃったけど痛くないか?」

歌鈴「だ、大丈夫、ですけど……」

P「けど?」

歌鈴「こ、この体勢は、その……」

P「あ」

P(これ、後ろから抱き締めてるのと同じだ)

P(しかも歌鈴のスカートめくれて念願のもの白いのが見えちゃってるし手で大きすぎず小さすぎずのアレを触っちゃってるし)ムニュ

歌鈴「あっ……」

P「あ……」

P「その、ごめん……」

数日後

P「あー、歌鈴」

歌鈴「は、はい……」

P「今度の仕事なんだけど、グルメ番組でさ……」

歌鈴「はい……」

P「ご当地の旬の食材、の……」

歌鈴「////」

P「…………」

P「それで、こういう流れになる予定だから」

歌鈴「は、はい」

P「……そろそろレッスンだっけか?」

歌鈴「は、はい……失礼しましゅ……」

バタン

ちひろ「あの、歌鈴ちゃんと何かあったんですか?」

P「言えません、色んな意味で」

ちひろ「?」

終わり。

花嫁歌鈴ちゃんお迎えできました。天井で。ええ天井で。

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