THE 3名様~ラブライブ 愛よ消えないで~ (105)

「恐怖」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1526998773

穂乃果「ふぁ~眠い」

希「どうしたん?寝不足?」

凛「今日は数学なかったの?」

穂乃果「うん。昨日眠れなくってさ。って言うか凛ちゃんの質問はどう言う事?」

希「昨日夜更かししたんやろ?」

穂乃果「夜更かしって言うかねぇ。昨日夜トイレに行きたくなっちゃってさ」

希「一度目が覚めたせいで寝付けなくなったとか?」

穂乃果「そうじゃなくってさ。なんか急に怖くなっちゃってさ」

希「急に怖く?」

穂乃果「そう。普段は別に平気なのにねぇ。なんか急に物音とかが気になってきて。ほら、夜ってパチっとか変な音なるじゃん」

凛「凛も聞いた事ある。あれってなんの音なんだろうね?」

穂乃果「後は…ほら?冷蔵庫の音とか」

希「別に部屋に冷蔵庫がある訳やないやろ?」

穂乃果「部屋にはね!でも、トイレに行く途中とか聞こえるんだよ。後は水の滴る音ね。ああ言うのを聞いてると急に怖くなって来てね、しまいには昔見た怖い映画とか思い出しちゃってさ。トイレに行くのも怖くなっちゃうんだよ」

凛「あ~、確かにあるにゃ」

穂乃果「で、トイレに行くか行かないかで凄い悩んじゃって。色々と気になって気になって結局眠れなくなっちゃうんだよ」

希「なるほどなぁ」

穂乃果「あるでしょ?」

希「う~ん…言ってる事は理解出来るけどなぁ」

穂乃果「分かんないかなぁ。まあ、希ちゃんはスピリチュアルだからね。そう言うのはないか」

希「あっ、でも…あれやな?」

穂乃果「何?」

希「ウチは一人暮らしやから!夜、押入れの方から物音がしたりすると誰か居るんやないかって不安になる事はあるかも!」

穂乃果「でしょ?」

希「うん。幽霊ならまだええけどな。大人の男の人とか出て来たら力では絶対に敵わないからなぁ。ちょっと、怖いわ」

穂乃果「希ちゃんはなんか違う」

希「そう?」

穂乃果「うん」

凛「あっ!凛、ラーメン食べよ」

凛ちゃんは自由でかわいいぱなぁ

「結婚」

穂乃果「いや~お腹空いた。絵里ちゃん!ポテト半分こしようよ」

絵里「いいけど。ポテトだけでいいの?」

穂乃果「いやぁ、お小遣いピンチなんだよ」

にこ「あっ!」

穂乃果「ん?どうしたの?」

にこ「アイドルの○○結婚ですって。それでグループも卒業」

穂乃果「ふ~ん。でさ、こっちのポテトにしようよ」

絵里「明太マヨ?明太マヨって私食べた事ないわ」

穂乃果「え~そうなの?凄い美味しいよ」

絵里「じゃあ、そうしましょうか」

穂乃果「うん」

にこ「あのさぁ」

穂乃果「ん?何?」

にこ「にこの話は興味ないわけ?」

穂乃果「え?なんだっけ?」

にこ「アイドルの○○結婚だって」

穂乃果「そうなんだ…。あっ、そう言えば昨日のお笑いの奴みた?」

絵里「ええ。亜里沙が好きなのよ」

にこ「あのさぁ!」

穂乃果「ん?何?」

にこ「だからぁ…興味ないの?アイドルの結婚」

穂乃果「いや…だってよく知らないし。絵里ちゃん知ってる?」

絵里「さあ?そんなに有名な子なの?その○○って子」

にこ「ネクストブレイクアイドルだったのよ」

穂乃果「ネクストブレイクアイドル?何それ?」

にこ「あんた…仮にもスクールアイドルでしょ?そんなのも知らない訳?」

絵里「ブレイクしそうなアイドルって事じゃない?」

穂乃果「あっ!なるほど!だからネクストブレイク!」

にこ「そうよ」

穂乃果「ふ~ん…にこちゃんファンなの?」

にこ「まあね。話題になる前から目は付けてたのよ。でも、まさか…結婚するなんて」

穂乃果「結婚すると卒業しなきゃいけないんだね」

にこ「当たり前でしょ!アイドルは恋愛禁止なんだから!」

穂乃果「あ~そうかぁ。穂乃果も気をつけなきゃ」

にこ「別にあんたは心配してないわよ」

穂乃果「どうして!心配してよ!」

にこ「絵里はちょっと心配だけど」

絵里「はあ?私が?どうして?」

にこ「だって、あんた…モテそうじゃない」

絵里「まあ…別に…否定はしないけど」

穂乃果「やっぱり絵里ちゃんモテるの?」

絵里「残念ながら女の子だけどね」

穂乃果「あ~女子校だからねぇ。でも、絵里ちゃんが共学に通ってたらラブレターとか凄そう」

シティーハンターかな?

絵里「だと、良いわね」

穂乃果「うん。大丈夫!にこちゃんも黙ってればモテそうだよ!」

にこ「黙ってればって何よ!」

穂乃果「じゃあ、あれかな?高校卒業とかしたら絵里ちゃん直ぐに結婚しちゃったりとかするのかな」

絵里「流石にそれはないわよ。だって、多分大学生よ?」

にこ「そうよ。でも…確かに絵里は結婚するの早そうね」

絵里「そうかしら?」

穂乃果「そうだよ。多分、μ’sの中で一番最初に結婚するのは絵里ちゃんだよ。後は…真姫ちゃんかなぁ」

にこ「真姫はどうかしら?男の子に免疫とかなさそうじゃない」

絵里「それで言ったら海未だってそうよ?」

穂乃果「海未ちゃんかぁ。どうだろうなぁ」

にこ「後、意外と希なんかは遅そうよね。ほら?ああ見えて純だから。きっと、ガード固いわよ?」

穂乃果「希ちゃんが?」

にこ「そうよ。普段はあんな感じだけどね」

穂乃果「そうかなぁ。穂乃果は?どう?」

にこ「あんたは…あんたと結婚する人はお店継がなきゃいけないでしょ?」

穂乃果「そうなの?」

にこ「いや…知らないけど」

絵里「でも、穂乃果が結婚するって言ったら穂乃果のお父様は…大変そうね。勝手なイメージだけど」

穂乃果「そうかなぁ。まあ、まだまだ先の事だし。どうでもいっか」

にこ「なんて言ってるとあっという間よ?」

このシリーズ大好き

前回で最後じゃなかったんだな
続いてくれて嬉しい

興味無いよ
それでいいだろ?

「挑戦」

穂乃果「あの~…海未ちゃん?」

海未「なんですか?」

穂乃果「どうしても…挑戦するの?」

海未「挑戦します」

ことり「前に挑戦して大変な事になったんだよね?」

海未「はい。前に挑戦した時はダメでした」

ことり「だったら…」

海未「しかし、今回はいけるかもしれません」

穂乃果「この短期間で?無理じゃないかなぁ…」

海未「やってみなければ分からないでしょ?」

穂乃果「そうだけど」

海未「スクールアイドルを始めて…私は大切な事を学びました」

穂乃果「大切な事?」

海未「挑戦する事の素晴らしさ。穂乃果…貴方が教えてくれた事ですよ」

穂乃果「海未ちゃん…」

海未「諦めたくないんです。私も皆んなと…皆んなと炭酸飲料で乾杯がしたいんです」

穂乃果「分かったよ」

ことり「穂乃果ちゃん!?」

海未「分かって頂けましたか?」

穂乃果「うん。海未ちゃんの気持ち。十分伝わったよ」

ことり「あの…私も海未ちゃんの気持ちは伝わったよ?でも…こればっかりは…味覚の問題だし」

海未「分かっています」

ことり「う、海未ちゃん?」

海未「馬鹿な女だと笑う人も居るかもしれません。ですが…」

穂乃果「だって可能性感じたんだ。そうだススメ~」

海未「穂乃果…。後悔したくない目の前に 僕らの道がある~」

ことり「え?え?」

海未「後悔したくないんです。諦めたくないんです」

穂乃果「うん。海未ちゃん、ファイトだよ」

海未「では………ゴフッ」

ことり「だから言ったのに…」

「エリーチカ」

絵里「ふふ~ん。ねえ、希。このアイス美味しいわよ」

希「そうなん?」

絵里「うん。そうなん」

希「それはそうと、えりち。口元にクリーム付いてるよ?」

絵里「え?本当?」

希「もう。拭いてあげるからこっちに来て」

絵里「自分で出来るわよ。もう…」

希「そう?」

にこ「…」

希「どうしたん?」

にこ「最近の絵里って」

希「ん?最近のえりち?」

にこ「ちょっと…気が緩み過ぎじゃない?締まりがないって言うか…」

希「ん~…でもなぁ、今までが気を張り詰め過ぎてたくらいやからそう感じるんやない?ギャップで」

幼児退行エリーチカ

ちびっ子が頑張ってあのテンションしてたと思うと萌えるものがある

にこ「いや…いくら何でも緩み過ぎよ」

希「そうかなぁ。責任感強いだけで本来はこっちなんやと思うけどなぁ」

にこ「で、こっちが気を抜いてると急に賢そうな事言い出すでしょ?」

希「ん~まあなぁ。オンオフの切り替えがちゃんと出来てるんやろ」

にこ「でも、こっちとしてはビックリするのよ」

希「にこっちがそれを言うかなぁ」

にこ「何よ?」

希「別に~。まあ、何にせよえりちの笑顔が増えてウチは嬉しいよ」

絵里「ん~美味しぃ!」

希「な?」

にこ「まあ…そうね」

絵里「ん?何?」

希「別に…えりちは可愛いねって話し」

絵里「…一口欲しいの?」

「ずっと聞きたかった事」

穂乃果「あのさ…」

真姫「何よ?」

穂乃果「真姫ちゃんにずっと聞きたかった事があるんだけどさ」

真姫「マネージャーを通してくれない」

穂乃果「へ?」

凛「ダメだよ穂乃果ちゃん。今の真姫ちゃんなりの冗談なんだから」

真姫「なっ、違っ」カァァァ

穂乃果「あっ、そうなんだ。…あはは。ごめん。気がつかなかったよ」

凛「も~穂乃果ちゃんったら~」

ガタッ

真姫「帰る」

穂乃果「え?嘘?ちょっと…え?真姫ちゃん落ち着いて。スベることなんて誰でも一度はあるから」

真姫「な、なによ。もう…なんなのよ。別に私…そんなんじゃ」

穂乃果「あの…本当に聞きたい事があるんだってば」

真姫「聞きたい事ってなによ?さっさと言ってよ」

穂乃果「言おうとしたら真姫ちゃんが」

真姫「やめて。その話は忘れて」

凛「真姫ちゃん頑張ったんだよね?」

真姫「からかわないで」

穂乃果「真面目に聞きたい事があるんだよ」

真姫「だから何よ?」

穂乃果「真姫ちゃんってさにこちゃんの事をにこちゃんって呼ぶじゃん」

真姫「呼ぶけど?」

穂乃果「なんでにこちゃんって呼ぶの?」

真姫「え?穂乃果だってにこちゃんって呼んでるじゃない」

穂乃果「それはそうだけど。ほら?穂乃果の場合は皆んなの事をちゃん付けで呼んでるから」

凛「凛もそうだよ」

穂乃果「真姫ちゃんは…ほら?穂乃果の事は呼び捨てでしょ?」

凛「凛の事も呼び捨てにゃ」

穂乃果「なのににこちゃんはちゃん付けで呼んでるよね」

真姫「それは…にこちゃんは最上級生だから…」

穂乃果「でも、絵里ちゃんも希ちゃんも呼び捨てじゃない?」

真姫「え?」

穂乃果「なんでにこちゃんだけなの?ねえ?なんで?」

真姫「そ、それは…」

穂乃果「にこちゃんは特別なの?」

真姫「そ、そんなんじゃないわよ」

お子様えりち可愛いよね

凛「じゃあ、どうして?」

真姫「それは…語呂が悪からよ」

穂乃果「え?悪いかなぁ?」

真姫「悪いじゃない。にこって呼ぶよりにこちゃんの方が絶対に言いやすいもの」

凛「そんな事ないと思うよ?」

穂乃果「ねえ?にこなんて凄く言いやすいと思うけど」

真姫「分かった」

穂乃果「え?何が?」

真姫「この世にはね。知らない方が良い事もあるのよ」

穂乃果「え?どういう事?ダメなの?にこちゃんの話は知らない方が良いの?」

真姫「これ以上は言わせないで」

穂乃果「そんなに?」

真姫「そんなに」

「眼鏡」

穂乃果「花陽ちゃんって元々眼鏡かけてたんだよね?」

花陽「うん。今はコンタクトだけど」

凛「今でもたまに掛けてる時あるよね?」

花陽「お家にいる時とかはだいたい眼鏡かな」

穂乃果「そっかぁ。穂乃果も掛けてみたいなぁ」

花陽「え?眼鏡?」

穂乃果「うん。穂乃果も眼鏡掛けてみようかなぁ」

花陽「えっと…お洒落で?」

穂乃果「お洒落って言うか…眼鏡掛けてると頭が良く見える気がしない?」

花陽「それは…どうかな?そんな事はないと思うけど…」

穂乃果「にこちゃんに言われたんだよ。あんたと凛は一目で馬鹿だった分かるって」

凛「え?凛も?」

穂乃果「そう。凛ちゃんも。一目って…分かる?一目で人の事分かる?喋ってもないのに」

花陽「も、もしかして…それで眼鏡を掛けたいの?」

穂乃果「うん。例えばさ」

花陽「例えば?」

穂乃果「例えば絵里ちゃんが眼鏡を掛けてる所を想像して?」

花陽「うん」

穂乃果「凄く頭が良さそうに見えない?」

花陽「良さそうに見えると言うか…絵里ちゃんは元々頭が良いんじゃないかな?」

穂乃果「なお良く見えるでしょ?」

花陽「う、うん」

穂乃果「分かるよ?安直だって言いたいんでしょ?でもね、眼鏡を掛けてると賢く見えるのは事実なんだよ」

花陽「でも、そんなに良いものじゃないよ?眼鏡も」

穂乃果「そうなの?」

花陽「そうだよ。ラーメンを食べてると眼鏡は曇るし走ったりすると眼鏡がズレちゃったりするんだよ?何より眼鏡がないと何も見えないのは凄い不便なの。眼鏡を掛けなくても生活出来るって事は凄く幸せな事だと思うんだ」

凛「眼鏡のかよちんはラーメン食べる時大変そうだったもんね」

花陽「そうだよ。大変なの」

穂乃果「う~ん…でもなぁ…」

花陽「それにね。穂乃果ちゃんはもう眼鏡を掛けてるよ」

穂乃果「へ?いや…こう見えて眼鏡は一回も掛けた事ないけど」

凛「こう見えて?」

花陽「ううん。穂乃果ちゃんはもう掛けてるよ。色眼鏡を」

かよちんちょっとドヤ顔で言ってそう

色眼鏡www

一口というかエリーチカと口移しできたらなって

「青春」

穂乃果「青春って…一体いつまで続くんだろうね?」

絵里「は?何を急に…そんな事はいいから。次のテストで酷い点数を取らない様に反省しなさい」

穂乃果「青春…大人になると同時に終わるものなのか…青春が終わるから大人になるのか…」

絵里「もう…それっぽい事言って誤魔化さない。海未からも言ってあげてよ」

海未「10代、20代の未熟な時期を青春と呼び、その後朱夏、白秋、玄冬と続きます」

絵里「う、海未?」

穂乃果「じゃあ、30代になった時に青春は終わるの?」

海未「そうとは限りません。青春とは人生のある時期ではなく心の持ち方を言う…とドイツの詩人、サミュエル・ウルマンは言いました」

穂乃果「心の在り方…」

海未「人は年を重ねて老いるのではなく理想を失い老いると言う事だそうです」

絵里「あの…今は穂乃果に勉強を…」

海未「自動車を開発する事に情熱を注いだあの技術者も、生涯を映画に捧げたあの映画監督も、新たな記録に挑戦し続けるあのスポーツ選手も…皆んなそうです」

穂乃果「皆んな…青春を貫き通したんだね」

絵里「あの…」

海未「季節の春はいずれ終わる時が来ます。しかし、人生はいつまでも青く貫き通す事は出来るのです」

穂乃果「…うん。じゃあ、私はこれから青春を」

海未「はい。青春は学ぶ事から始まります。私の家に移動して勉強会をしましょう」

穂乃果「え?」

絵里「結局そう落ち着くのね」

「先輩」

真姫「…」

雪穂「あの~…」

真姫「どうしたの?」

雪穂「あっ、いえ…」

真姫「注文…決まった?」

雪穂「あっ、はい。亜里沙は決まった?」

亜里沙「うん。私は決まったよ」

雪穂「そっか」

真姫「……」

雪穂「あの…」

真姫「何?」

雪穂「真姫さんは…えっと…待ち合わせですか?」

真姫「そうよ」

雪穂「そう…なんですね。お姉ちゃんとですか?」

真姫「ええ。そうよ」

雪穂「へ、へぇ~」

真姫「…」

雪穂「はっ…ははっ…」

亜里沙「ん?雪穂どうしたの?」

雪穂「え?いや…」

亜里沙「もしかして…調子悪い?」

雪穂「へ?」

真姫「そうなの?大変じゃない」

雪穂「だ、大丈夫です。元気ですよ。ほら!元気です!」

真姫「そ、そう…」

雪穂「あっ…すいません」

真姫「だ、大丈夫よ」

雪穂「そ、そうですか…」

>>37
見事な軌道修正
さすうみ

真姫「…」

雪穂(か、会話が続かない…そんな人見知りするタイプでもないのに)

亜里沙「…?」

真姫「…」

雪穂「…」

亜里沙「雪穂、今日はあんまり喋らないね」

雪穂「え?そ、そう?」

亜里沙「うん。雪穂…なんか変…」

雪穂「そんな事ないと思うよ?いつも通りだよ」

亜里沙「ん~…あっ!もしかして、緊張してるんだ!」

雪穂「え?」

真姫「そうなの?」

雪穂「そ、そんな事ないってば。変な亜里沙だなぁ~…あはは」

亜里沙「だって雪穂前に言ってたよね?真姫さんみたいなクールな人に憧れるって」

真姫「ほ、本当?」

雪穂「あっ…そうなんですよ!ほら、普段お姉ちゃんみたいな慌しい人と一緒に暮らしてると真姫さんや絵里先輩みたいなクールな人に憧れるって言うか」

真姫「確かに。穂乃果は居るだけで賑やかだものね」

雪穂「そうなんですよ~。こないだも…」

雪穂(亜里沙ありがとう。後でジュース奢ってあげるね)

「ファンクラブ」

希「あのなぁ」

穂乃果「あっ、凛ちゃん今穂乃果のイチゴ食べたでしょ?」

凛「食べてないよ」

穂乃果「嘘だよ。だって、見てたからね。こっそり取ったの見てたから」

凛「一つだけだよ」

穂乃果「取ってるじゃん」

希「あのなぁ」

穂乃果「一つだけならセーフとかないからね。凛ちゃんのケーキも一口頂戴」

凛「…分かったにゃ。はいっ」

穂乃果「ちっさ。凄くちっさ。これだけ?」

凛「うん」

希「あのなぁ…」

穂乃果「あのさぁ、せめてイチゴと同じ大きさにしてよ」

凛「それはダメだよ。なくなちゃうもん」

穂乃果「穂乃果のはいいの?なくなっても?」

凛「なくなってないにゃ」

穂乃果「なくなったよ。三つのうち一つなくなったんだよ?」

凛「二つ残ってるし…」

希「あ・の・なぁ~」

穂乃果「ん?何?」

凛「どうしたの?」

希「どうもな、えりちのファンクラブが新たに出来たらしいんよ」

穂乃果「絵里ちゃんの?へ~そうなんだ。絵里ちゃん人気あるからねぇ」

凛「別に驚く事でもないにゃ。絵里ちゃんのファンクラブなんて前からあるし」

穂乃果「そうだよ。一つ増えたくらいで今更驚かないよ。ねえ?」

凛「うん」

穂乃果「絵里ちゃん写真映えするからねぇ。慣れちゃったからあれだけど凄い美人だもん」

凛「ね!そう言えば美人なんだよね」

穂乃果「そりゃあファンクラブの一つや二つ出来るよ。スクールアイドルやる前からあったんじゃないの?」

希「いや、まあ…そうなんやけど」

穂乃果「ん?何?」

希「このファンクラブサイトの会員一覧見てみ?」

穂乃果「サイトなんかあるの?絵里ちゃんも遂にネットデビューかぁ」

希「ネットデビューの使い方違うけどなぁ。とまあ、そんな事はどうでもええんやけど」

穂乃果「あっ!」

希「気付いた?」

穂乃果「亜里沙ちゃんの名前…」

凛「亜里沙ちゃんもファンクラブのメンバーなの?」

希「うん。そうみたい」

穂乃果「へ~…実の姉のファンクラブのメンバーに…しかも、非公式の…」

凛「雪」

「眼鏡2」

希「なあ…凛ちゃん。どう言う事なんやろうか?」

凛「さあ?凛にもさっぱり」

海未「であるので、来月はリリホワとしての活動も行なって行きたいと思います。これはライブを成功させるのに…」

希「なんなん?視力落ちたんかな?」

凛「そんなの聞いたことないよ。視力2.0あるって聞いたよ」

希「ええ?そうなん?2.0ってめっちゃいいやん。じゃあ、あれは伊達?なんで掛けて来たん?」

凛「誰かに言われたのかな?似合ってるとか」

希「普段掛けてないのに似合ってるなんか言われないやろ」

凛「誰かが掛けてるのを貸してもらってとか…」

希「仮にそうやとして…あの眼鏡選ぶ?丸ブチ眼鏡って…お洒落やけど…ちょっと海未ちゃんは違うやろ」

凛「だよね?凛でも分かるにゃ」

海未「二人とも?聞いているのですか?」

希「え?ああ…聞いてるよ?なあ?」

凛「うん。聞いてるにゃ」

海未「本当ですか?あなた達は少し悪ふざけが過ぎるので」

希「なあ?どうする?ウチ等の方から聞く?」

凛「その眼鏡どうしたのって?」

希「だってこれ以上スルーするのは無理やろ」

凛「じゃあ、希ちゃんが聞いてよ」

希「ウチが?」

凛「うん」

希「別にええけど…」

凛「」

凛「希ちゃん頑張って」

希「なあ、海未ちゃん」

海未「はい?なんでしょうか?」

希「その眼鏡…どうしたん?イメチェン?」

海未「ああ…これですか?作詞のヒントになればと」

希「へ?作詞?」

海未「はい。眼鏡の少女が勇気を出して眼鏡を外し…と言う様な感じの曲はどうかなと思いまして」

希「そ、そうなんや。そんなピンポイントな曲を作ろうとした結果なんや。思ったより斜め上の理由でビックリなんやけど」

海未「ん~ですが…なかなか思いつかないものですね。やはり、保留ですかね」

希「海未ちゃん。ちょっとポニーテールにしてみ?」

海未「へ?ポニーテール?こうですか?」

希「おおっ!これならしっくり来るな?」

凛「でも、海未ちゃんじゃないみたいで…ちょっぴり嫌にゃ」

海未「…?なんですか?」

「ルーズソックス」

>>46
ユッキーは秘密の穂乃果ファンクラブ主催してそう

穂乃果「ん~やっぱりここに来たらパフェを食べるべきだね」

海未「太りますよ?」

穂乃果「海未ちゃんそればっか。そんな事気にしてたら人生楽しくないよ。ねえ?」

花陽「え?えっと…私に話を振らないで…欲しいかな…」

海未「ほら。花陽はちゃんと懲りてるんですよ」

花陽「あっ…それは…」

穂乃果「え~同士なのにぃ。って言うかライス大盛り食べてたけどね」


海未「私の髪を食べたらダイエットになりますよ。騙されたと思ってやってみて」

穂乃果「海未ちゃん正気で言ってるの?」

花陽「え…?」

海未は早速髪を束ねて、テーブルにあったナイフで断髪。
それを食べやすくなるように、半分、もう半分に切断。

海未「さあ、食べてみてください!」

花陽「それは…」

店員「いらっしゃいませ」

ワイワイ ガヤガヤ

穂乃果「おろ?」

海未「どうしました?」

穂乃果「あれ…なんて言うんだっけ?えっと…」

海未「あれ?どれですか?」

穂乃果「ほら!今入ってきた女子高生の子が履いてるヤツ!」

海未「女子高生が?」

花陽「あっ!もしかしてルーズソックス?」

穂乃果「そうそう!それそれ!ルーズソックス!そうだよ。ルーズソックスだ」

海未「それがどうかしたのですか?」

穂乃果「いやぁ…ああ言うの履いた事がないなぁって」

海未「履く必要ないじゃないですか」

花陽「流行った時私達は小さかったもんね」

「着衣入浴」

ことえり辺りはルーズソックス履いてても違和感なさそ

穂乃果「ちょっとだけ履いてみたくない?」

海未「履いてみたくないです。第一ああ言っただらしのない履き方は感心しません」

穂乃果「それを言ったら元も子もないじゃん。ねえ?花陽ちゃんもちょっぴり履いてみたいよね?」

花陽「私?えっと…私は…」

海未「花陽が履くわけないでしょう」

花陽「少しだけ…履いてみたいかも」

海未「花陽?」

穂乃果「ほらね!海未ちゃんだって流行ってたら絶対に履いてるよ」

海未「履きません。私は絶対にルーズソックスなど履きません」



穂乃果「いやぁ…分かんないよ。海未ちゃんだってもし当時高校生だったらコギャルとかなってたかもよ?」

海未「私が?まさか」

穂乃果「そうやって鼻で笑うけど0ではないからね!」

海未「どうしてそう言い切れるのです?」

穂乃果「海未ちゃんって結構変身願望ない?」

海未「ないですよ!どこをどう見たらそう見えるのです?ねえ?花陽?」

花陽「…」

海未「何故黙るのです」

穂乃果「花陽ちゃんには一度アイドルごっこしてる所を目撃されてるからね」

海未「それは忘れてくださいと言ったでしょう」

穂乃果「忘れてと言われて忘れられるもんでもないでしょ!人間の脳なんて」

海未「くっ…」

穂乃果「肌を小麦色に焼いてルーズソックスと厚底ブーツを履いてたかもしれない」

海未「くっ…」

穂乃果「それを考えればルーズソックスなんて可愛い物だよ」

海未「それでも…」

穂乃果「ん?」

海未「それでも穂乃果はルーズソックスなどと言うものを履く必要は一切ありません」

穂乃果「どうして?」

海未「ルーズソックスなんて履かなくても穂乃果は十分ルーズですから」

穂乃果「なっ…」

海未「ふっ、勝った」

花陽「そう言う意味じゃないと思うけどな…」

「インターネット」

希「なあ…海未ちゃん。あんまり気にする事はないんやない?」

凛「そうだよ。希ちゃんの言う通りにゃ。直ったんだし元気出しなよ」

海未「…」

希「にこっちだってよくある事だって言ってたやん」

海未「本当に私はインターネットで本について調べようとしただけなのです。決して変なサイトを開いたりなど…」

希「分かっとるよ~」

海未「本当ですか?」

希「本当やから。もう気にしたらアカン!な?」

海未「…はい」

希「まあ、それに海未ちゃんだって少しは気になるよね?お年頃だし」

海未「なっ!?全然分かってくれてないではないですか。私は本当に」

希「わっ、冗談やって。海未ちゃんの反応が可愛いからからかいたくなっただけやって」

凛「海未ちゃんは何でも過剰に反応し過ぎなんだよ」

希「おっ!凛ちゃんいい事言うやん。凛ちゃんの言う通りや。海未ちゃんが思ってる程周りの人は気にしてないんよ」

海未「しかし…」

希「気にし過ぎてたって何も良いことなんて何もないんやから。事実、焦ってパソコン壊しそうになったやろ?それこそ悪循環やん」

海未「確かに…」

希「な?他人の目なんてものは実際の所そこまで重要じゃないんよ。大事なのは自分がどう思うかや」

海未「な、なるほど」

希「そうやろ?」

海未「はい。そう考えると少し気が楽になったもしれません」

希「で?実際の所はどんなサイトを見ようとしたん?」

海未「で、ですから」

凛「道のりはまだ険しそうだにゃ」

「呪いのメール」

絵里「ねえ…どうしよう。私…」

ことり「絵里ちゃん…深刻そうな顔してどうしたの?あっ、チーズケーキを一つお願いします」

真姫「私も食べようかしら。もう一つお願いします」

店員「はい。かしこまりました」

真姫「絵里は?」

絵里「ごめん。そんな気分じゃないの」

真姫「気分じゃないって」

ことり「何かあったの?」

絵里「それが…いや…ダメ。見せられない」

ことり「へ?な、何かな?相談に乗れる事なら乗るよ?」

絵里「その…笑わないで聞いてね?」

真姫「絵里が真剣に悩んでるのに笑う訳ないじゃない」

ことり「そうだよ」

真姫「困ってる事があるなら力になるわ。友達でしょ?」

絵里「ことり…真姫…」

真姫「で?」

絵里「呪いの…メールが…ね、届いたの」

ことり「呪いのメール?」

絵里「ええ…」

真姫「それって…このメールを見たものは一週間後に不幸になるとかそんなの?」

絵里「そうなの」

真姫「何よ。悩みってそんな事?」

絵里「だから笑わないでって言ったじゃない。私だってこんなのイタズラだって分かってるわよ。でも…万が一…」

真姫「バカバカしい。万が一なんて事ある訳ないじゃない。そんな非科学的な事有り得ないわ」

絵里「そうなんだけど…分かってるんだけど…」

真姫「どうしても不安ならそのメールを私に転送しなさいよ。呪いを回避するには他の人にメールをすれば助かるとかそんなんでしょ?」

絵里「それはダメよ。真姫とことりにもしもの事があったら…」

真姫「だから何にもないってば。呪いなんて有り得ないし。もう、ことりからも何か言ってあげてよ」

ことり「可愛い…」ぼそっ

真姫「え?何?」

ことり「どうしよう真姫ちゃん」

真姫「何よ?」

ことり「絵里ちゃんを早く安心させてあげたいけど…怯えてる絵里ちゃん可愛いよ。まだ見てたいよ」

真姫「はぁ?な、何を言ってるの?」

ことり「だって、イタズラだって理解してるのにそれでも怖くて怯えてる絵里ちゃんって…物凄く可愛いくない?普段とのギャップもあってなお良しだよぉ」

真姫「知らないわよ。もう、ことりも結構大概ね」

ことり「ん~…でも、絵里ちゃんの為にも早く安心させてあげなきゃ」

真姫「そうよ。このままにしておくのも面倒くさいでしょ」

ことり「あっ!恐怖から解放されてホッとしてる絵里ちゃんも可愛いかも」

真姫「あのねぇ…」

絵里「ねえ?二人とも私の話聞いてる?」

ことりちゃんはよくわかってる

「サンタ」

真姫「ねえ?二人はもうお願いしたの?」

絵里「へ?何を?」

ことり「何かあったっけ?」

真姫「サンタさんよ」

絵里「サンタさん?」

真姫「そうよ。サ・ン・タ・さ・ん!」

絵里「え~っと…クリスマスはだいぶ先よ?」

ことり「真姫ちゃんは毎年この時期にサンタさんにお願いしてるの?」

真姫「そうよ?ギリギリにお願いしたらサンタさんも大変でしょ?」

絵里「な、なるほど。真姫は優しいのね」

真姫「なによ、その子供を褒める様な言い方は」

絵里「そう言うつもりでは…」

ことり「うん。そうだよね。サンタさんも一人で大変だもんね」

真姫「は?一人?」

ことり「え?」

真姫「もしかして…ことりはサンタさんが一人だけだと思ってるの?」

ことり「え?違うの?」

真姫「サンタさんはね 何人もいるのよ?」

絵里「え?そうなの?」

真姫「そりゃそうよ。一人で一晩にプレゼントを配るのは不可能よ」

絵里「た、確かに…」

真姫「でしょ?それでも大変な事には変わらないわ。私はなるべくサンタさんの負担を減らしたいの。だから手紙もちゃんと出さなきゃダメよ?下調べとかも大変だろうから」

絵里「う、うん。わかったわ」

真姫「あっ、何だったら今書いちゃう?私ね、偶然手紙を持ってて」

ことり「偶然持ってたんだ…」

絵里「でも…私の家って煙突ないから…」

真姫「そっか…そう言う場合どうするのかしら?今までどうしてたの?もしかして…サンタさん来てくれなかったの?」

絵里「いえ…そんな事は…朝起きたら枕元に置いてあったかなぁ」

ことり「私もそうかなぁ」

真姫「ふ~ん。どうやって家に入るのかしら?不思議ね」

絵里「そ、そうね。不思議ね~」

真姫「まあ、日本の環境じゃ煙突ある家の方が珍しいし。でも、それだとやっぱりサンタさんは大変よね。あっ!じゃあ、今年のクリスマスは私ん家の別荘に泊まらない?そうすればサンタさんの負担も減るものね」

絵里「あっ、ああ…そうね。真姫がいいなら」

ことり「ダメだよ絵里ちゃん」

絵里「え?」

ことり「真姫ちゃん家に泊まったとして…私達にプレゼントが届かなかったら…真姫ちゃんの夢を壊す事に」

絵里「確かに…それは大変だわ」

ことり「仮に届いたとしたら…真姫ちゃんのご両親にご迷惑を…」

絵里「確かに…どっちに転んでも…」

ことり「でしょ?」

真姫「さあ、じゃあ二人ともサンタさんへの手紙を…」

絵里「あの…真姫。クリスマスは私は予定があって…」

真姫「え?そうなの?」

絵里「ええ…ほら?あの…クリスマスは…ねえ?」

ことり「え?あっ、そうだね」

真姫「そう…。残念ね」

絵里「ご、ごめんね?本当は行きたかったんだけど」

真姫「まあ、そうよね。じゃあイブは?」

絵里「イブも…」

真姫「そう…」

絵里「ねえ?分かりやすく落ち込んでるわよ?」

ことり「きっとクリスマスパーティーやりたかったんだね」

真姫「…」

ことり「じ、じゃあ部室でクリスマスパーティーやるって言うのはどうかな?」

真姫「部室で?」

ことり「うん。学校が終わってから。それなら絵里ちゃんも平気だよね?」

絵里「え?そ、そうね」

ことり「ね?部室でやろ?」

真姫「…まあ。クリスマスは毎年別荘で過ごす事になってるんだけど。仕方ないわね」

真姫「でも、サンタさん大丈夫かしら?間違えて別荘の方に行っちゃったりしたら大変よね」

絵里「大丈夫よ。サンタさんもプロだし。ね?ことり?」

ことり「うん。そうだね」

真姫「もう。仕方ないわね。ふふっ、サンタさんに手紙書き直さなきゃ。今年は自宅の方にお願いしますって」

絵里「そうね」

真姫「ほんと、仕方ないんだから。ふふっ」

ことり「サンタさんも嫉妬しちゃいそうだね。今年は」

絵里「そうね。真姫がいつか他に素敵なサンタさんなんて見つけて来たら大変でしょうね」

ことり「そうだね」

いい保護者

「妹」

凛「でね、その時にこちゃんがおかしいの」

花陽「へ~私も見たかったなぁ」

凛「かよちんが居たら絶対に爆笑してたよ。ね?海未ちゃん?」

海未「そうですね。それはそうと凛?」

凛「ん?何?」

海未「先程から主食ばかり食べて。ダメですよ?バランスよく食べないと」

凛「は~い」

海未「それから、花陽?ご飯何杯目ですが?」

花陽「あの…三杯目です…」

海未「少し食べ過ぎではないですか?」

花陽「き、気をつけます」

海未「はい。気をつけてください」

凛「なんか海未ちゃんと居るとお姉ちゃんが出来たみたいにゃ」

海未「え?」

凛「あっ、いや…なんでもないにゃ」

海未(お姉ちゃんが出来たみたい…私が…姉…)

凛「海未ちゃん?」

海未(確かに…私も花陽や凛と居ると妹が居たらこんな感じなのかなぁと感じる時はあります)

凛「かよちん。もしかして、海未ちゃん怒っちゃったかな?凛があんな事言ったから…」

花陽「そんな事はないと思うけど…」

海未(妹が出来る…決して嫌ではないです。いえ、むしろ嬉しいです)

凛「でも…海未ちゃん黙っちゃったし」

花陽「えっと…」

海未「凛!花陽!」

凛「は、はい」

海未「あの…ですね」

凛「ご、ごめんなさい。もう変な事はいいません」

海未「はあ?何を言ってるのですか?」

凛「え?あっ、何でもないです」

海未「あの…たまには…海未…お姉ちゃんと…呼んでもかまわないのですよ?」

凛「え?」

花陽「う、海未…お姉ちゃん?」

海未「は、はい。もちろん…他の人がいない時だけですけど」

花陽「えっと…」

凛「か、かよちん…どうしよう?」

海未「さあ、遠慮しないで」

凛「えっと…」

海未「さあ」

凛「あの…海未ちゃん」

海未「さあ!」

凛「ごめんなさーい」

海未「何故あやまるのです?」

急にお姉ちゃんと呼んで、は怖いよw

「先輩2」

雪穂「ってな感じなんですよ」

真姫「ふふっ、穂乃果らしいエピソードね」

雪穂「ですよね。あっ、飲み物なくなってますけど取りに行ってきますか?」

真姫「あっ、いいわよ。自分で行ってくるわ」

雪穂「そうですか」

真姫「ちょっと待っててね」

雪穂「いや…最初は緊張したけど喋ってみると結構話しやすいかも。亜里沙のお陰だよ」

亜里沙「え?私?私何かしたっけ?」

雪穂「そっか。亜里沙は自覚なしか。亜里沙らしいな」

亜里沙「ん?どういう事?」

雪穂「ううん。何でもないよ」

亜里沙「え~、教えてよ~」

雪穂「やだよ~」

亜里沙「雪穂の意地悪~」

真姫「おまたせ。何の話?」

亜里沙「雪穂が意地悪するんです」

真姫「雪穂ちゃんが?」

雪穂「いや~意地悪と言うか」

真姫「ふふっ、二人は仲が良いのね。でも意地悪はだめよね?」

亜里沙「ですよね?」

雪穂「別に意地悪してないじゃん~もう。あはは」

亜里沙「してるよ~」

真姫「意地悪する様な悪い子にはサンタさんが来てくれないわよ?」

雪穂「え~そんな事…え?サンタさん?」

真姫「ん?」

雪穂「えっと…今サンタさんが来てくれないって言いました?」

真姫「そうよ?サンタさんは良い子の所にしか来てくれないんだから。ちなみに私の所には毎年来てくれるわ」

雪穂「な、なるほど」

亜里沙「真姫さんは良い子なんですね」

真姫「良い子って言い方をすると子供みたいだけど…まあ、そういう事になるのかな」

雪穂「へ、へ~」

真姫「二人の所にも毎年来るでしょ?」

雪穂「え?も、もちろん」

亜里沙「私は去年はおね…あっ…」

真姫「おね?」

雪穂「おねしょしなかったし来てくれたんだよね?」

真姫「へ~そうなの。最近までおねしょしてたの?」

亜里沙「してないですよ~」

真姫「そうよね」

雪穂「亜里沙…ちょっと…」


まきちゃんのサンタネタほんと好き、かわいい

亜里沙「え?」

真姫「どうしたの?」

雪穂「いえ…ちょっとだけ。すいません」

亜里沙「何?雪穂」

雪穂「ねえ?真姫さんってサンタクロースを信じてるって事だよね?」

亜里沙「え?うん。そうだと思う」

雪穂「いや…別に良いと思うんだけど。ただ、真姫さんがって言うのが凄い意外でビックリしちゃって」

亜里沙「そうなんだ。それだけ?」

雪穂「それだけじゃなくて、亜里沙!気をつけなきゃダメだよ?真姫さんの夢を壊す様な事は絶対にダメ。サンタが本当は居ないなんて口が裂けても言っちゃダメだよ」

亜里沙「あの…雪穂はさっきから何を言ってるの?」

雪穂「え?だから真姫さんの夢を」

亜里沙「サンタクロースは居るよ?」

雪穂「へ?」

亜里沙「サンタクロースは本当にいるよ?グリーンランドにサンタクロース協会って言うのがあってね」

雪穂「ちょ、ちょっと待って。それって本当の話?」

亜里沙「うん。日本にも支部?があるんだよ」

雪穂「そ、そうなんだ。あれ?サンタクロースって本当に居るんだっけ?」

親友の知識レベルが高くて困惑

亜里沙はかしこいな

「学習能力」

穂乃果「グスッ…うぅ…ヒック…グスッ」

凛「穂乃果ちゃん泣かないで」

穂乃果「泣いで…ない…」

希「穂乃果ちゃん。可哀想やけど…自業自得だと思うよ?」

穂乃果「うっ…ぞ…んな…」

凛「希ちゃんが突き放すなんて…珍しいにゃ」

希「だってこれで何回目だと思ってるん?その度にウチ言ってるやろ?無理やって」

穂乃果「いけると思ったんだもん…グスッ。パフェだったら別腹だし…」

希「毎回似た様な事言ってるやん。穂乃果ちゃんの前向きな姿勢はウチ大好きやけどな!少し考えてから行動した方がええよ」

穂乃果「考えた結果こうなったんだもん」

希「本当に考えた?食べきれなかったらどうしようとか。お小遣いなくなっちゃうとかまた海未ちゃんに怒られるとか。考えたらやらないやろ?」

またかよw

穂乃果「それは…」

希「そうやろ?目先の事ばっかり考えて…穂乃果ちゃんの失敗パターンやならな?」

凛「希ちゃんがこんなに厳しいなんて。穂乃果ちゃんよっぽどなんだよ」

希「今はこんなくだらない事だからええよ?でもこの先こんな事を繰り返してたらいつか取り返しのつかない失敗するよ?嫌やろ?」

穂乃果「取り返しのつかないミス…嫌だ…」

希「だったら、これからは一度頭の中でよ~く考えてから行動するんよ?分かった?」

穂乃果「うっ…うっ…」

希「え?分かったん?」

穂乃果「今…考えてる…グスッ」

希「…」プチン

凛「今何かが切れる音がしたにゃ」

頑張れ!

普段優しい人を怒らせてはいけない…

「姉」

海未「……」

凛「ねえ?あれから一言も喋らなくなっちゃったよ?」

花陽「ショックだったんだと思うよ」

凛「無理だよ。友達の事をお姉ちゃんって呼ぶのは。絵里ちゃんや希ちゃんならともかく…」

海未「はあ…」

花陽「ため息ついてるよ?」

凛「そんなに呼んで欲しいのかな?」

花陽「凛ちゃん!」

凛「分かったよ。かよちんがそこまで言うんなら…」

海未「はあ…」

凛「お姉ちゃん」

海未「……」

凛「海未お姉ちゃん」

海未「今…なんと?」

凛「だから海未お姉ちゃんって呼んだんだよ」

海未「花陽…」

花陽「うん。海未お姉ちゃん」

海未「は、はい。何でしょうか?凛?花陽?」

凛「何って海未お姉ちゃんがこう呼べって言ったんでしょ?」

海未「そ、そうですね。でも、何だかむず痒いですね」

凛「凄い嬉しそうだね」

花陽「うん。海未ちゃんよっぽど妹が欲しかったんだね」

海未「お姉ちゃん…ふふっ…」

凛「まあ、でも海未ちゃんみたいなお姉ちゃんが居たら友達に自慢出来そうだよね。凛のお姉ちゃんは凄いんだぞって」

花陽「そうだね。私達の自慢のお姉ちゃんだね」

凛「あっ!そうだ!海未お姉ちゃん!凛ね、今欲しい物があるんだ」

海未「は?」

凛「え?だから、可愛い妹が欲しい物があるって…」

海未「だから何です?まさか私に買えと?

凛「えっと…あれ?かよちん?」

「日常」

穂乃果「暇だ~」

凛「暇だにゃ~」

希「暇やな~」

穂乃果「あ~もう。花の女子高生がどうしてこんなに暇かな」

希「やることを見つけようと思えばいくらでも見つかるんよ?」

穂乃果「例えば?」

希「学生の本分は勉強する事やからな」

凛「でも、よく遊びよく学べって言うにゃ。だから遊んだ方が」

希「なんで都合の良い方だけ実践しようとするの?」

穂乃果「あ~やっぱり今日は一日練習にするべきだったんだよ~」

凛「だよね~。午前中で終わりって…暇にゃ~」

希「仕方ないやろ。午後から皆んな忙しいって言うんやから」

穂乃果「だけどさ~。あ~もうどうする?」

凛「絵里ちゃん家行く?」

希「そうやな。とりあえずえりちん家に行こか」

穂乃果「結局いつものパターンだよね」

海未ちゃんはチョロくないな
おつおつでした

あっちのシリーズも久々に見たいな

安定の面白さ

穂乃果のパフェは鉄板だなw

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