【fate×DB】亀仙人「聖杯戦争じゃと!?」 (29)

思い付きSSです
とりあえず完結はさせたいです



----遠坂邸地下----


凛(聖遺物はないけれどもうやるしかない!!)

凛「抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ―――!」

ドカーン

???「うぎゃあああ!!」

凛「あれ?変な手ごたえがあったけど失敗した!?」



----凛の部屋-----


???「いたたた・・・いったい誰じゃ!こんな乱暴な召喚をしたのは!!」


凜が音のした部屋に行くと、滅茶苦茶になった部屋の中に、白い髭を生やしたアロハシャツを着た老人が腰を抱えていた


凛「ああ・・・完全に失敗したわ・・・」

???「こんな雑な召喚をしておいてなにを・・・むむむ!!おぬしがワシのマスターか!?」

凛「そ、そうだけど・・・な、なによ」

???「このよく鍛えられた太ももにしなやかなボディ、おぬしただモノではないな?」

凛「あら、よくわかってるじゃない」

???「まだまだ小さいが子の胸も将来的には・・・ぬふふふ」

凛「このエロじじいが!!」バキッ

???「ぬおおお!!」

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亀「・・・というわけでワシがアーチャーのサーヴァント、真名は亀仙人じゃ!!よろしく頼むぞ娘さん」

凛「娘さんじゃないわ。私はあなたのマスター、遠坂凛よ。正直期待はしてないけれどよろしく頼むわ。」

凛「ところで、亀仙人なんてきいたことないんだけど・・・」

亀「そりゃそうじゃ。ワシはこことは全く違う宇宙から召喚されたからのう」

凛「え?どういうこと?」

亀「ワシも詳しくはしらんが、ワシの弟子と破壊神の気まぐれに巻き込まれてしまっての。こんなところに来てしまったわけじゃ」
凛「破壊神とかなんとかよくわからないけど、理解したことにするわ。」

凛「ところでアーチャー、あなたは本当に戦えるの?」

亀「そうじゃのう・・・正直もう弟子たちの戦いにはついていけてないのじゃが、これも修行だと思って頑張るとするかのう」

凛「た、頼りないわ・・・私が頑張るしかないようね・・・」

亀「ところでマスターよ、ワシは自由に霊体化してもよいのか?」

凛「もちろんよ。魔翌力の消費を抑えることもできるし、何より目立たないわ。」

亀「それはありがたい!!これで女湯を覗き放題じゃ!!」

凛「令呪をもって命ずる!!覗きは絶対に許さないわ!!」キュイーン

亀「な、なんということを!!こんなことに令呪をつかいおったわい!!」

----翌日----


凛「学校に行くわよ」

亀「聖杯戦争中にも関わらず日常は続けるのじゃな。いい心がけじゃ。」

凛「霊体化してついてきてもらうけど・・・覗きは絶対に許さないわ。」

亀「わかっとるわかっとる。うひょ!!ムチムチのピチピチギャルがおるわい!!」

凛「・・・心配だわ」


----学校----

亀「むむ?なにやら邪悪な気がみちておるわい」

凛「ええ、どうやら誰かが結界を仕掛けたみたいね。どこのどいつかは知らないけれど、絶対に発動はさせないわ。」

亀「おぬし自由奔放じゃが、いいやつじゃの」

凛「誰が自由奔放よ!!私は常に優雅に生きているわよ!!」

----放課後 屋上----


凛「どうやら結界を解くのは難しいようね。発動を先延ばしにするのが今できる精一杯ね。」

亀「やはり結界を仕掛けている本体を倒さんといかんようじゃのう・・・」

???「なんだ?結界を壊すんじゃねーかよ?」

凛「!?」


凜が声のした方を見ると、そこには全身青タイツの男がいた。


ランサー「おっと紹介が遅れたな。俺はランサーのサーヴァント。あんたらを殺しに来た!!」


ランサーは赤い槍を携えて襲い掛かってきた。


凛「場所を変えるわよアーチャー!!着地は任せた!!」


凜は使える魔術を最大限に生かし、物凄い速さで屋上の柵を飛び越えた。


亀「おてんば娘じゃのう」


飛び降りた凜を、霊体化を解いた亀仙人が抱えて校庭へと着地した。


凛「どさくさに紛れて変なとこ触ってんじゃないわよ!!」バキッ

亀「グエッ・・・わ、わざとじゃないんじゃ!!」

----校庭----


ランサー「おいおい、漫才はその辺にしてくれよ。せっかく殺し合いに来たのによ、気が抜けちまう。」

亀「イタタ・・・これは失礼した。」

凛「あんたのせいよ!!」

亀「なかなかキツイマスターじゃわい。ところでマスター、ワシ暴れちゃってもいいのかの?」

凛「え、ええ!!あなたの力見せてちょうだい!!」

亀「承知したぞ!」

ランサー「やっと始められるな!!待ちくたびれたぜ!!」


次の瞬間、ランサーは人間の目には見えないほどの速度で亀仙人に接近していた。

ランサーの赤い槍が亀仙人を捕らえた・・・かのように凜の眼には見えた。


ランサー「残像だと!?」

亀「それ、こっちじゃ!」

亀仙人の持っていた木の杖がランサーの足を掬う。

バランスを崩したランサーだが一瞬でたてなおし、すぐさま亀仙人との距離をとった。


ランサー「っ!!じじい!!てめえただ者じゃねえな・・・」

亀「ほっほっほ!!おぬしもなかなかの手練れのようじゃの!!ランサーよ、本気でかかってこい。」

その光景はまるで夢でも見ているようだった。

ランサーの目にもとまらぬ猛攻をアーチャーは紙一重で、最小限の動きでかわし続けていた。


亀「なかなか鋭い、早い攻撃じゃ。しかし読みやすい。これでは見えなくても避けられてしまうぞ?」

ランサー「おう、そうかよ!!じゃあこれはどうだ!!」

亀「むむむ!!」


ランサーの攻撃パターンが変わる。

突きが中心だった攻撃から、薙ぎ払いや槍の撓りを利かせた攻撃を仕掛ける。


亀「これは避けてばかりもいられないのう。」


全ての攻撃を見切って躱していた亀仙人だが、さすがに躱しきれずに防御をした。


ランサー「これでも傷一つ付けらんねぇとは・・・正直まいったぜ。」

亀「ワシに手を出させるとは、おぬしもなかなかじゃぞ?」

ランサー「誉め言葉として受け取っておくが、気に入らねえなぁ。」


ランサーは亀仙人から距離をとり、槍を構えなおす。


ランサー「じじい、悪いがここで決めさせてもらうぜ。この宝具からは誰も逃れることはできねぇ。」

亀「ほう、宝具とな?」


ランサーの槍が赤く輝き、膨大な魔翌力が集まる。


???「」ガサガサ


ランサー「だれだ!!」


ランサーは宝具を打つのを中断し、物音のした方へ走り去っていった。

凛「あなた、滅茶苦茶強いじゃない!!見直したわよ。」

亀「おお!!ではご褒美に尻を触らせてくれんか!?」

凛「前言撤回。この糞エロじじいめ!!」バキッ

亀「ぐふっ!!よ、容赦ないパンチじゃ!!これならランサーも倒せるかもしれんぞ!!」

凛「からかうな!!」

亀「と、ところでランサーは目撃者を始末しに行ったのではないのか?」

凛「っ!!私としたことが・・・早くいくわよアーチャー!!」

----学校の廊下----


凛「・・・手遅れだったわ。よりにもよってなんであんたが・・・」

亀「知り合いか?」

凛「まあちょっとしたね。私はこの人を助けてみるから、アーチャーはランサーを追って。」

亀「ふむ、では少年は任せたぞ。」


亀仙人はランサーを追い、凜は宝石を使って士郎を助けた。

ちょっと中断

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