春香「亜美真美の誕生日を盛大に祝おう!」 (13)

アイマス×リンカーンシリーズ第2弾

前作
春香「限界を調べてみよう」

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春香「亜美、真美!誕生日おめでとう!」

AS「「「「「おめでとー!」」」」」

亜美真美「「ありがとー!」

本日5月22日、765プロのムードメーカー、双海姉妹の誕生日を迎えた!

その記念すべき日を盛大に祝うため、春香たちは緑山へと集結した!

果して、2人にとってどんな誕生日になるのか!

春香「今日は力を合わせて、2人の好きなものみんなでやってあげようかと」

春香「2人の好きなものなんだったっけ?」

亜美「食べ物ってこと?」

春香「そうだね」

真美「まあハンバーグとか、唐翌揚げとか…」

春香「あと2人とも、焼きそば好きでしょ?」

亜美「え?」

真美「まあ確かに好きだけど…」

春香「だから今日は2人に焼きそばをおなか一杯食べさせてあげようかと!」

亜美真美の1番の大好物、焼きそば。

春香は、2人に焼きそばをおなか一杯食べさせたいのだ!

真「焼きそばなら簡単に作れるよね?」

亜美「そうだよ」

真美「わざわざ屋外でやらなくても…」

春香「いや2人ともちょっと食うぐらいだと満足できないと思うから、豪華で巨大にいこうと思って」

豪華で巨大。春香が用意した、2人にふさわしい焼きそばとは…

春香「それではお願いします!」

春香の掛け声とともに、トラックが出現!

その荷台には…

千早「え?」

響「うわ!?」

美希「ペヤングなの!」

伊織「何盛りなのよこれ!?」

亜美真美「「なにこれ!?」」

春香「巨大ペヤングです!」

春香が用意したのは、大きな大きなペヤング焼きそば!

見たこともない光景に驚く一同!

真「ちゃんと湯切り口あるね」

春香「忠実に再現したからね」

このペヤングは、横1,0m、縦1,6m、高さ0,6m。

その大きさ、通常サイズの約1200倍!

これなら2人も大満足のはず!

春香「じゃあフタ外してみようか」

春香たちがフタを外すと…

あずさ「あら?」

真「春香、中身がないけど…」

春香「さすがにこれだけぎっしりと1個もので麺っていうのはないので」

春香「と、いうことで…お願いします!」

続いてやってきたのは…

響「うわ!」

やよい「なんですかあれは!?」

美希「めちゃくちゃのっかってるの!」

春香「これが通常サイズのペヤングだね」

貴音「何人前なのですか」

春香「約1200かな?」

真美「金かけすぎでしょ…」

そして荷台をあげて、1200個のペヤングを地面へと落とした。

春香「はいじゃあ今から麺は麺、青のりは青のり、ソースはソースで分けていきます」

春香「そして麺を並べていきます」

春香「だから2人とも、もう間もなく食べられるからね」

亜美「いや間もなくじゃないっしょー!」

真美「かなり時間かかるっしょこれー!」

真「3分待ってて」

亜美真美「「3分!?」」

真「出来るまで3分かかるから」

この巨大ペヤングに使うのは、1200個のペヤング!

麺、かやく、ソース、ふりかけ、スパイスを分けて集めていく。

そして1200個分を余すことなく使って完成したものが2人のプレゼントとなるのだ!

それでは、春香の指揮のもと、巨大ペヤング制作開始!

真「まず剥こうか」

春香「でもこれだけ風が強いと思ってなかったから…」

春香「みんな小さい袋が飛んでいかないよう気を付けてね」

この日の風速は24,1m/秒。

砂埃が舞う最悪のコンディション。

そのなかで無事完成させることはできるのか!

律子「流れ作業で行きましょうか」

真「じゃあ剥く人決めようよ」

雪歩「はい」

真美「これシアターの子たち呼んだ方がよくない?」

真「剥いて、次だれがやる?」

亜美「はるるんたちだけじゃ無理っしょー」

真「ソース誰やる?」

亜美真美「「スタッフ総出でやってよ!!」」

響「2人とも待っててほしいぞ!」

真「3分ね」

ようやく役割分担が終わり作業開始。

遅れを取り戻すため急ピッチで進める一同。

その途中美希が素早く仕分ける方法を発見しペースアップ。

そしてようやく麺を並べ終えた。

後はここにお湯を入れて待つだけだが…

千早「これだけの量のお湯どうやって用意するのよ」

春香「安心して千早ちゃん。みんなこっち来て!」

全員春香についていくと…

春香「溶鉱炉2台用意しました!」

クレーンにつるされた2台の溶鉱炉。

これに入った水をガスバーナーで瞬時に沸かすことで、500リットルのお湯を巨大ペヤングに入れることができるのだ!

この2台の溶鉱炉の間に、巨大ペヤングを慎重に運ぶ。

春香「準備万端だよ!」

春香「それではお湯、お願いします!」

ジャー!

貴音「迫力がありますね」

春香「はいストップ!」

春香「それじゃあみんな3分待ちましょう」

響「なんだかんだで3分だったな」

亜美「だいぶまったけどね」

※現在2時間経過

3分後

真「はいじゃあシンクにお湯捨てて」

真美「いやその辺りでいいじゃん!」

春香「ボンってなるからびっくりしないでね」

亜美「それどころじゃすまないでしょ!」

今回最大の難関である湯切り。

クレーンにつるされた不安定なペヤングを湯切りすることはできるのか。

律子「麺が出ないようにしないとね」

春香「それじゃあお願いします」



……

まさかと思った…

目がくらんだ…

信じられなかった…

全員「「「「「…」」」」」

春香「…出ちゃったね」

亜美「どうすんのさもー!」

真美「さんざん待たせておいてさー!」

出ちゃった原因を春香はこう分析。

春香「端っこボルトで止めればよかったのかな…」

真「確かに湯切りするとき指で押さえるよね」

蓋をしっかりと閉じなかったため、隙間から麺が零れ落ちたのだ。

そこで春香が思いついたアイテムはボトル。

ボトルで四方をしっかり固定すれば隙間がなくなるはずと踏んだ。

そして…

春香「実はこんなこともあろうかと思って、もう1回分用意してあります!」

AS「「「イエーイ!」」」

亜美真美「「…」」

巨大ペヤング制作はパート2に突入!

今度は失敗は許されない!

これ以上2人を待たせるわけにはいかないと、先ほどの3倍以上のペースで作業する春香達。

そして運命の湯切りの場面へ。

今度は四方をしっかりとボルトで固定。

もう出ちゃったはみたくない!

アイドル達の祈りは届くのか!?

亜美「ほんと頼むよもう」

春香「それでは湯切りお願いします!」

ジャー!

真「出てないよ麺が!」

響「これはいったんじゃないか!」

最大の難関、湯切り、ついに成功!

アイドル達「「「やったー!!!」」」

湯切りを終えたペヤングにソース、ふりかけをかけながらまぜていき、ついに…

春香「巨大ペヤング完成しました!」

アイドル達「「「「イエーイ!」」」」

ついに巨大ペヤング完成!

春香「じゃあ私が2人の分よそってあげるから」つペヤング容器(通常サイズ)

春香「はいどうぞ」

亜美「いやこれだったら普通でよかったじゃん」

真「早く食べてよ」

真美「わかったよ」

ズルズル

春香「どう?」

亜美真美「「おいしいです!」」

アイドル達「「「「やったー!」」」」

その後巨大ペヤングはアイドル達、そしてスタッフ全員にいきわたり、余った分はシアター組にふるまわれたのであった。

終わり

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