天海「安価とコンマで生活」白銀「修羅編その3だよ」 (1000)

【注意】
このスレは

天海「安価とコンマで生活」春川「修羅編2」
天海「安価とコンマで生活」春川「修羅編2」 - SSまとめ速報
(https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1524230168/)

の続編です

ゲームのネタバレがあるかもしれません

原作にないcp要素

誤字、脱字など

キャラ崩壊、解釈違いなど

作者裁量 です

過激なエログロ描写 (ntrや特殊プレイも入ります)

鬱描写や胸糞描写など

基本的にV3メンバーとその関係者、モブ(ナンバリング作品から名前や特徴のみ出てくることがあるかもしれません)

【その他】

V3メンバーが世紀末世界で生活していきます
安価とコンマで行動を決めます

主人公は天海です。

通貨は (M)と(S) です。10Sで1Mです

【ブラウザバック推奨】

特殊プレイ(sm、ntr、リョナなど、スカトロはありません) が苦手な方

胸糞描写、鬱描写が苦手な方

作者裁量がダメな方

不親切描写(あえて情報を載せずに安価を取ることがあります)

~持ち物一覧~

天海:獣化抑制剤 15本 精神安定剤
拘束具 入間のセット アンジーの彫刻
生命の水16本+a ボウガン 短剣
純銀とエメラルドの弓 純銀のメダル
原稿 ライフル銃 乗務員制服(男女両方)
オーロラの模型 投網装置 指輪

東条:大剣 獣化薬兎15本 解毒剤16本
睡眠安定剤 銃 エビシオ CD その他 指輪

春川: 缶詰 ×5 包丁 拳銃 防刃チョッキ
空気銃 アンプル 琥珀 プラトーク

赤松:催涙スプレー 防弾チョッキ 砲丸
春の家(牧場) アレキサンドライト琥珀
プラトーク

真宮寺:国の情報本 国の裏情報本 海外情報本
ブーメラン

最原:気絶煙幕 飲む媚薬 投網装置 指輪

白銀:裁縫鋏 砲丸 指輪

百田・茶柱:指輪 琥珀

王馬:電子ドラッグ 香油 原油 生命の水 16+a
スタンガン ガスマスク 睡眠剤 ライフル
脳内物質増幅剤 純銀のメダル 乗務員制服

星:スタンガン 宝石(マギア) ロケット
アレキサンドライト琥珀

夢野:グレネード 特殊警棒 宝石(マギア)
プラトーク

キーボ:鉄の着物 サポート機

アンジー:媚薬

ゴン太: 赤松のヘアピン 春川のシュシュ

入間: 溶接器具 溶接マスク
機械道具セット(中~小型)

共有:加賀友禅 輪島塗り 防寒具
バター1年分 ×4 柘榴 200個 小麦1年分 ×4
琥珀のブローチ 櫛×8 (女子)

現在のムラムラ度 残金(M) 嫉妬度
B天海 88 4963 100(+85)
A百田 75 1270 80
A星 40 1810 70
Aゴン太 50 1000
D王馬 85 169 100(+5)
A最原 90 350
A夢野 50 1000
B入間 80 740
A春川 50 1533 70
Aアンジー 50 900
A茶柱 85 1000
Aキーボ 75 1000
A赤松 50 1940 60
D東条 80 740 80
A白銀 90 960
A真宮寺 30 800

~お仕事リスト~
首狩り討伐 1回 500M
蟹漁(素潜り) 1匹 15M
塩像彫刻 1対 50M
缶詰配給 1回 1000M
絵本翻訳(ロシア語→英語) 1冊 10M 百田
番組出演 1本 300M
教会清掃 1時間 10M
山探索 100M
モデル 50~1000M
小説執筆 10M~1000M 天海
孤児養育 1日 20M~ 春川(予定)

(早速ミスしてますが、持ち物の入間のセットは入間自身、王馬、真宮寺も持っています)

【クエスト】
柘榴を集めて欲しい clear
足のない人の調査 clear

【ミッション】
百田がプロポーズする clear
最原・百田カップルの結婚
安住の地探し
アンドロイド・子供問題
マフィア密告、または捕獲(物資も含む)
牧場拡大(商売ができるようにする)

【交際関係図】
天海×東条 夫婦
最原×白銀 婚約者同士(実質夫婦)
百田×茶柱 婚約者同士(実質夫婦)
春川×赤松×ゴン太 恋人
星×夢野 恋人

【肉体関係図(現実・才囚メンバー間のみ)】
最原×白銀
百田×茶柱
夢野×茶柱
春川×赤松
ゴン太×春川×赤松
ゴン太×アンジー
キーボ×アンジー
天海×東条
王馬×東条
真宮寺×東条

してない 星 入間


~天海邸付近の地図~
屋敷(天海邸)
教会
クラブ
チョウザメの釣り堀
料理店
居酒屋
機械道具専門店
薬品専門店
ホテル(やばい)
大きな屋敷 (天海家とライバル)
喫茶店
質屋 ←new
牧場(近くはない)←new

~天海邸~
広間
応接間
居間
浴室
ダイニングルーム・厨房
書斎・図書室
喫煙室・撞球室
温室・庭園・菜園
使用人室
貯蔵庫
洗濯室
子供部屋
寝室(20人分)

~導入~
前回の続きから始まります。列車組の、王馬がフェロモン剤を夕顔からもらった後のところからです

~列車の情報~
マフィアとその物資が乗っている
夕顔(自称アンドロイドと人間のハーフ。貴族院の議員の1人。王馬に協力してる?) という女性がいる

王馬「…夕顔ちゃんは何考えてるんだろ」

王馬はフェロモン剤を握りしめながら夕顔の狙いを考えていた。そして同時に手柄を立て東条の待遇を良くする為に物資を盗み、マフィアを捕まえる計画を練っていた。

王馬「…」

王馬は透明マントを使い盗み聞きなどでマフィアの今後の予定を調べ、物資から離れる瞬間や彼等が持ってる武器などを確認しておくことにした。だが喉が渇いたのでとりあえず特等車両の自分の座席で飲み物をもらうことにした

~特等車両~

王馬「はぁ…」

来た途端また王馬は機嫌を悪くした。丁度天海がいるときに来てしまったので、天海と東条の仲睦まじい様子を見て嫉妬心を湧き上がらせていらついている。いっそのことこのフェロモン剤で身体だけでも自分のモノにしようかと考えたが、今は使わないでおこうと決めて、ポケットにしまった

天海「…!あれは…」

東条「…っと…」

天海の方も、王馬に気づいた。東条も気づいたらしく、仕事モードだったので普通に王馬に近づいて、給仕を始めた

東条「お客様、お飲物は…」

王馬「プァンタ頂戴。ああ、それと…俺はマフィアを捕まえる心算だよ。東条ちゃんが協力してくれないなら一人でもね。」

東条「…!」トクトク

東条はそれを聞くと動揺の色を浮かべながら、王馬のグラスにプァンタを注いだ。それを見た天海は東条を呼んだ

天海「っ…あの、お代わりもらえますか?」

東条「あ…はい、かしこまりました」

王馬「…」

天海は東条を呼ぶと、形式的に蜂蜜酒を頼んで、王馬に聞こえないように言った

天海「…あいつは斬美さんを手に入れる為だけに近づいてますよ、おそらく乗客の安全なんかは二の次っす」

東条「…ええ…でも…」

天海「もし君があいつに乗務員として協力するなら…ムカつきますけど、俺もあいつに協力します」

天海「君とアイツを二人きりにさせたくないですし、君の近くにいれば俺が一人で無茶する心配も無くなりますよね」

東条「…確かにそれは…」

天海「何より君と俺はもう二人で一人っす、どこへ行こうにも一緒っすよ」

東条「あなた…」

天海は以前のように切羽詰まった表情ではなくどこかゆとりのある様子で言った。その様子を見て東条は一瞬だけ仕事モードを崩して天海の手にキスすると、軽く会釈して個室の方に向かった

天海「…あいつ…」

天海は東条に挨拶した後、王馬の方を向くといつの間にかいなくなっていたので顔をしかめた

~1のF室~

男「はーあ、早くチャカ持ちてえな」

男2「ライフルも買えないしな。持ってるのはこの小刀とボウガンくらいだぜ。あとは貨物車両の中だ。というか姉御とこいつが起きちまうからもっと声下げろよ」

王馬はあのマフィアの部屋にいた。情報を聞き出すべく張り付いている。マフィア4人組は今は女とあの強そうな男が眠り、部下の男どもが起きているらしい。どうやら相当下っ端のようでまるで危機感がなかった。簡単にいうならマフィアとしてのプロ意識がない

王馬「…危機感なさすぎっしょ」

↓1 王馬の盗聴(物資の情報など)90以下で成功

男「そういや明日、金貨を受け取るんだけっか?」

男2「確か5万Mだったな。しかも純金と瑪瑙の箱に入れてるんだとよ」

男「ははっ!くすねたら俺たち大金持ちか?そういや貨物車両は大丈夫か?」

男2「鍵あるし大丈夫だろ。それこそ透明人間でもなければ乗務員に見つかるのがオチだぜ。確か貨物を盗んだら終身刑だったろ?そんな危険な真似するやつがいるのか?」

男「俺たちは素性がバレれば死刑だけどな!」

男2「違えねえな!ぎゃっははは!」

~1のF室の前~

王馬「…ありがと、ペラペラ喋ってくれて、てか…あんなの部下にいたら俺なら首を刎ねるけどね。ま、そんなことしないけど」

王馬は見てるだけでイライラして、なぜだかマフィアのボスに少し同情したが、今はただの金づるなのでとりあえず離れた

王馬「…さてと…」

↓1~2 この後の王馬、天海のアクション

↓1 王馬の信用判定 40(+20)以下で成功 成功すると東条と接触可能

~特等車両~

王馬「東条ちゃん、できれば2人きりでまた会いたいんだけど…」

東条「…ごめんなさい…」

東条は心配そうな目で王馬を見たが、カートを押して、そのままどこかに行った

王馬「…んー…」

~23時 乗務員用車両~

東条「…あら、あなた…」

天海「斬美さん、待ってましたよ。…とりあえず積もる話もあるんで俺の部屋に来てくれますか?」

東条「…ええ、わかったわ」

~天海の部屋~

↓1 23時以降の天海のアクション
↓2 王馬のアクション

他に情報を得られないかもう一度マフィアのところで盗み聞き

>>19 これ以上情報は調べても得られません。(今までので全部出し切っています

↓1 王馬のアクション 特になければ、寝る、で構いません
これを取ったら一旦赤松達の方に移ります

明日マフィア動くの?
夕顔に協力関係求めることは大丈夫なのかな?

>>21 大丈夫です。…質問なのか安価なのかわからないので一応もういちど再安価します
↓1 再安価


~天海邸 ダイニングルーム~

蓮「おかえり、待っていたよ」

赤松達が牧場から帰ってくると、メイド達がすぐにダイニングルームに案内した。そこには天海の父が他の椅子より少し豪華な絹の椅子に座ってニコニコと笑って待っていた。そして長机には鳥の丸焼きやら満漢全席やらありと世界各地のあらゆる豪勢な料理が乗せられていた。時々マイナーな民族料理があるのも天海家らしい

赤松「…え、えーと…これは…」ポカ-ン

アンジー「すごいご馳走だねー!」

真宮寺「おや…あれは…コマ族の…」

夢野「な、なんじゃあ…?」

蓮「お祝いの料理だよ」

メイド「だ、旦那様…また手紙が…」

メイドが大量の手紙を抱えて持ってきた

百田「な、なんだあれ…」

蓮「君たち…というか赤松さん宛てのだね」

茶柱「あ、赤松さんの?」

春川「…なんでわざわざ出迎えを…」

ゴン太「ゴン太達なにも…」

最原「教会のお祭りで星君達が優勝したからかな…?」

白銀「で、でもそれだけで…?」

キーボ「何か訳が…」

入間「さては赤松牛乳とかそんなの作ったり、赤松の贅肉とかって感じで肉作ったりして売ろうって腹か!?ひゃっひゃっひゃっ!」

蓮「あ、概ねそんな感じだよ。ネーミングはともかく」

星「…」

赤松「えええっ!?」

↓1 赤松達のアクション

入間「ま、マジかよ!?」

赤松「…」フラッ

春川「楓っ…!」

赤松「…あ…ああう…」

話の規模がだいぶ大きくなりそうだったのでまた放心しかける赤松を春川が支えた

星「…そういや…春川、あんた…話さないといけないことがあっただろ」

春川「…あ…うん。あの…」

蓮「どうしたんだい?」

春川はおじおじとしながら天海の父に牧場のパトロンになって欲しいと相談した

蓮「…とりあえず座りなさい」

夢野「…んあっ…」

すると天海の父の眼光が鋭くなる。思わず夢野が声を上げたが、全員言われた通り座った。そして料理をすすめられながら話を聞く。

蓮「さてと、結論から言わせてもらうと…パトロンになるよ。というより最初から決めていたんだよ。まずは…そうだね、最初の投資額は…20万Mかな?」

キーボ「にっ…」

赤松「20万!?」

蓮「ただし、当然だけど…私にもメリットが出るようにしてもらうよ。」

天海の父は蟹の足を折りながらもっと鋭い目で見つめた

百田「…!」

百田はその目に少し震えた。その目は多くの修羅場を乗り越えて、大商人となった男の目である。貪欲であり、そして百獣の王のような目だった

蓮「あ、商品をもちろん作るんだが…そのアイデアはみんなで考えて欲しいんだよ。それと…初期の施設だね。今は牛舎と放牧地と管理棟以外なにもないみたいだからね」

茶柱「…い、今…すごい目でした…」

春川「…」

天海の父は柔らかな笑顔に戻ったが、茶柱と春川でさえおののかせる風格があった

↓1 この後の赤松達のアクション

今更ですが、東条は信用判定無しでも呼ぶことはできます(ただし仕事中のみ) 部屋の電話でコールしたら来てくれます

↓1 再安価

赤松・春川・ゴン太の3人は姿勢を正してから最終目標として牧場内に
孤児院とマイホーム(自分たち3人だけでなく他の才囚メンバーそれぞれの分も)を作りたいと連に伝える
商品のアイデアや初期の施設などは明日から才囚メンバーと考える事にした


そのあとはそれぞれ料理を楽しんだ

真宮寺はアンジーにコマ料理の解説をしたり
アンジーは自分の島の料理を見つけて懐かしくて目が潤んだ所を真宮寺に慰められた

入間とキーボは今夜からセックス専用パーツの作成に取り掛かる事をコソコソと話していた

百田・茶柱・星・夢野達は今日の大食い大会を振り返っていた
1,2位の二人は褒められて百田は勿論だが星が珍しく照れていた

最原と白銀は料理をお互いに食べ合わせながら
食後に明日の夜に美琴へ渡す柘榴を準備する事を確認した
そして白銀の耳元で「昨日お風呂で約束した事が楽しみだね」と呟くと熱の籠った視線を返された

赤松と春川は色々な料理を見ながら
自分たちが同じ料理を作ってゴン太に食べさせたいと伝えた
ゴン太の顔が赤くなると二人の顔も赤くなった

>>28 妊娠判定を挟むので分割になりますがご了承ください

そこから赤松中心として話し合い、しばらくすると、赤松と春川、ゴン太が姿勢を正して、蓮に言った

赤松「…私たちは、最終目標としては、孤児院と…それからマイホーム…私たちの分だけじゃなくてみんなの分も作りたいんです」

蓮「ふむ…なるほどね、分かったよ。もし土地が足りなくなったら買ったらいいわけだし…」

白銀「さらっととんでも無いことを…」

夢野「お金持ちじゃな…」

ゴン太「それで…最初の施設は明日から相談したいんです」

春川「商品のアイデアとかも…」

蓮「そうだね…まあそれでいいかな。ただ…できるだけ早く頼むよ。牛を買い足したりしないといけないから」

最原「…僕たち超高校級の何だったっけ…?」

百田「…農家…?」

入間「それは違うだろ。てか目が虚ろになってんぞ、ヤリチン共」

蓮「さてと…仕事の話はこの辺にして…料理が冷める前に楽しんでもらおうかな」

蓮は改めてゆっくりして欲しいと言いながら、使用人達に作るように命じた

キーボ「あれ…この飲み物は…?」

蓮「ああ、この飲み物は…まあ慣れたら美味しいと感じると思うよ。老若男女問わず身体にいいものだし…」

茶柱「これって…斬美さんが…」

天海の父は麦からできているその飲み物を説明してくれたが、それは東条が妊娠しているかどうか確かめる際に使ったものだった。天海の父は更に話してくれたが、どうやらどこかの民族が今も飲用しているものらしい。

アンジー「おー、これはー…」

白銀「こ、…これ…」

蓮「あ、とりあえず乾杯をしてから…」

白銀達はその飲み物を見るとなぜか緊張した。そうこうしているうちに乾杯をすることになった

↓1~4 赤松、春川、白銀、茶柱の順で88以上で飲み物を吐き出す(妊娠)

百田「…よーし…じゃあ乾杯!」

ガチャッガチャッ

夢野「…うっ…まずい…」ゴクゴク

星「…なんとも言えねえ味だ…」グビグビ

蓮「慣れたら病みつきになるんだがね…」

真宮寺「…ン…どこかで飲んだ味だヨ…」ゴクゴク 

春川「…う…く…」ゴクゴク  

入間「…おえ…あれだな…ごっくんした味に似てるぜ…」

最原「君したことないよね…」

キーボ「ごっくんとは…?というかそんなにまずいんですか…?」

アンジー「美味しくないけど全部飲んじゃうんだよねー」ゴクゴク

ゴン太「確かに…」

不味さに文句を言いながらもなぜかくせになる味で、ほとんどのメンバーは飲みきった。

白銀「そ、それってかなり危ないんじゃ…うぐっ!?」ゲホケホッ

茶柱「…あ…うっ…!」ゴホゴホ

赤松「…けっほ…!」ケホケホ

最原「つ、つむぎさん!?」

百田「転子!どうした!?」

春川「楓…!」

ゴン太「…あ…これって…」

星「…これは…」

メイド「どういたしまし…!?だ、旦那様…これはもしかして…」

蓮「これはナイル族の…」

メイド「や、やっぱり…これを吐き出したら…ご懐妊の証拠ですよ…!」

全員「…!」

東条の様子を見ていたメンバーは頭では分かっていたが、それを知らない他のメンバーと同様にかなり動揺していた。しばらくの間食堂に沈黙が広まった

蓮「…お祝いしないと…」

天海の父が流石に驚いたのか、放心したように声を漏らした

↓1 赤松達のアクション

安価ありがとうございます、少しこっちも長くなってきて貯めて投下しないといけないので、一旦天海の方に戻ります。これ以後は、視点を変えるときでも言わないので、ご了承ください。

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~列車 天海の部屋~

天海「あの…斬美さん、マフィアや積荷に関してはどうするんすか?」

東条「積荷については、乗務員であれば触ることができるわ。マフィアは…Rモデルのアンドロイドがおそらく5日目の最後の駅…つまりサンクトペテルブルクで待機しているわ。ただ…それより前に密告や通報…捕獲されたら話が変わるけど…」

天海「なるほど…あ…そういえば、斬美さん…あの夕顔さんって…どういう人なんすか?…裏の…人に話せないようなことも含めて…」

東条「…あの方は…裕福な家庭のご令嬢だった方で…今はその家を再興した女主人よ。…ごめんなさい、名字は言えないけど、本名は純子というお名前で…実は今はかなり表向きは評判がいいの。何しろ100万M以上を全額寄付した方だから」

天海「純子…やっぱり夕顔は本名じゃなかったんすか…あの…今は表向きは評判がいいってことは…過去は…」

東条「……確か…コロシアイゲームとやらに巻き込まれて…そして生還したそうなの…1人だけ…」

天海「コロシアイ…それって番組の…?」

東条「あら…知っていたのね…生還した後に富を得るようになって…そこからお家を立て直したらしいの…裏では酷い目にあったらしいけど…」

天海「…例えば、その番組を見ていた視聴者とかから嫌がらせとか…」

東条「されたようね…お1人だけ生き残ったから…でもその後…あの方は大変な事件を起こしたの…番組が突如打ち切りになったことは聞いた?」

天海「…なんとなくは…」

東条「それはあの方が原因…らしいのよ。よくは知らないけど…彼女は…コロシアイ番組を作った者、見た者…つまり関わった人とその家族から虐殺したそうなの」

天海「…虐殺…?」

東条「…ええ、半分アンドロイドになってからは特権で公開処刑してみたり、風呂を視聴者だった人の血で満たしたり、その血でシャワーを浴びたり…でもその罪が問われることはなかったわ。長者だったこともあるけど…それ以前にコロシアイを見て楽しんでいた視聴者を殺したところで誰も責めやしなかったわ。実際協力者は大勢いたようだから」

天海「…うっ…」

天海は想像しただけで吐き気がした

東条「あ…ごめんなさい…でも…入浴の方は間違ってなかったわ…この前も誰かの血を抜いて浴びていたから…」

天海「…見たんすか…?」

東条「…見たくなんかなかったわ…でもそれでも落ち着いた方らしいのよ。昔はもっとご気性の激しい方だったそうだから…まあ今もだいぶ…その…少し…変な方ではあるわ…夜のお世話をした時もだけれど…」

天海「…変とかそういうレベルっすか…?」

天海は薄々予想はついていたがやはり血生臭い話だった。空気が重くなったので話題を変えた

天海「明日の熊狩りの事なんすけど…」

東条「明日は8時にはシベリア駅から色々な場所に出れるから…」

そして明日のことで、夫婦でゆったりしながら話し合った

~1等車両~

夕顔「あらまあ、カクテルですか?ご一緒させてくださいな…くしゅっ…!」

王馬「…夕顔ちゃん…」

王馬が1人で甘いカクテルを飲んでいると黒繻子のイブニングドレスを着た夕顔がやってきた。しばし無言になってチーズを食べていたが、王馬の方から切り出した

王馬「夕顔ちゃん、俺と協力関係になってよ」

夕顔「あら、ふふ、構いませんよ。」

王馬「…やけにあっさりだね…」

夕顔「私にもメリットはありますもの。それにあなたも面倒な手続きをしなくてすみますし…物資は手に入れたらあげますわ。そういう規則ですし」

夕顔はにこにこと笑った

夕顔「あ、そう言えば…あの子、人間に戻るのでしょう?薬を手に入れたら。」

王馬「ゆくゆくはね。てか早く戻してあげたいし」

夕顔「でもすぐに許可がおりるかしら…あ、そういえば…2人以上出産したらすぐに戻れますのよ。3人産んだら政府から指図を受けることはありませんわ」

王馬「…信用できないんだけど…その情報…」

夕顔「私が嘘つくような目をしてますか?」

王馬「してる」

夕顔「にべもないですわね。でも本当ですわ。あ、そういえば…これあげますわ。」

王馬「…なにこれ…ビデオカメラ?」

王馬は夕顔からビデオカメラをもらった

夕顔「それにはね、あの子が7つのヴェールの踊り…を踊ったビデオですの。特権でもらえましたから、あげます」

王馬「…7つのヴェールの踊り?」

夕顔「すごく綺麗ですよ?…そういえば久しぶりにあの子のサービスを受けたいですし、お部屋にお邪魔してみましょうかね、ふふ」

↓1 王馬のアクション
↓2 天海達のアクション

最近よく自分のスレ並にクソ長い上に細かすぎる安価取るやついるけど自重してくれ。
事あるごとに天海らにヤらせるのも萎えるし相手の反応まで指定されると流石につまらん。それに他の人がその後の安価取り辛くなる。

夕顔が予想以上にやべーやつだった。王馬により過激なアクションさせてやりたいんだがマフィアって殺しちゃっても構わんのだろう?

>>49んー…なんとも言い難いんですが、エロについては申し訳ありませんがこのままで行きます。ただ、確かにすっごく長くて他の人が選ぶ余地がなさすぎるレベルもあれなので…短すぎず、長すぎずをできるだけ留意くださったら嬉しいです。それから修羅編なので殺人も構いません。(塩害は上手くやらないと真宮寺が窮地になるのでご注意を)

>>28 妊娠判定前のものなので少し弄って採用します(カットしたりなど)

~天海邸 ダイニングルーム~

屋敷では沈黙が続いてはいたが、天海の父声を漏らすと、堰を切ったように百田が雄叫びをあげた。

百田「…ぅおおおおおお!やったな転子ォォォ!!」ボタボタ

茶柱「ひゃっ!?」

百田は男泣きしながら歓喜して茶柱を持ち上げた。そしてくるくると回る

茶柱「は、はしゃぎすぎです…!」

茶柱は注意していたが、嬉しさが隠しきれていない。百田の頭を抱きしめて真っ赤になっていた

最原「ぼ、僕…お父さんに…?」

白銀「しゅ、終一くぅ…ん…私…あなたの赤ちゃんを…」ポロポロ

最原は頭がショート寸前だった。自分が突然父親になることを教えられたのだから無理もない。するとそこに嬉し泣きをする白銀が母親報告をしてきた。

最原「つ…むぎさん…」

その様子を見た最原は、白銀を抱きしめた。男としての本能が湧いてくる。夫として白銀を支えていこうと決意した

赤松「ねえ…魔姫ちゃん…ゴン太くん…私…お母さんになっちゃった…」

春川「…か…えで…」

ゴン太「あ、赤松さん…」

そして春川達は、ゴン太の子を宿した赤松が腹を撫でながらにっこりと報告した

赤松「まだ自分がお母さんになるなんて実感が湧かないけど…私のお腹の中に、私と魔姫ちゃんとゴン太くんの赤ちゃんがいるって思うとなんだか嬉しくなっちゃうな…」

春川「…おめ…でとう…楓…」

春川は赤松の懐妊を祝ったが、心の中では同時に妊娠できなかったことで落ち込んでいた

赤松「魔姫ちゃん…」

ゴン太「春川さん…」

それがわかるのか赤松も少し哀しそうだった。ゴン太もその様子を見て何か考えこみ、精一杯の勇気を絞りだした

ゴン太「お、落ち込まないで!春川さんに家族を作ってあげたいから……ご、ゴン太が春川さんを…絶対にお母さんにしてみせるから!!ゴン太と赤松さんと春川さんの赤ちゃんを作ろう!!」

他のメンバーがいるのにも関わらずゴン太は大声で言った

入間「…さっきからやばいこといってねーか…?」

夢野「んあー…」

真宮寺「あァ…美しいヨ…!」コウゴウセイ

春川「ば…こ、殺されたいの!?」

赤松「ど、どうどう!」

春川は流石に顔を赤らめるといつものセリフをゴン太に浴びせかけた。赤松は急いで春川をなだめる。しばらくすると春川が小さな声でますます赤くなりながら言った

春川「わ、私も…楓と同じになりたいから……ふ、二人とも…協力…して…?」

ゴン太「…うん!もちろんだよ!」

赤松「当たり前だよ!」

蓮「…さ、最近の子は…進んでいるんだな…」

メイド「それは若旦那様も同じでは…?」

蓮「まあそれは…」

それから赤松達は改めて料理を楽しむことにした。

~列車~

王馬「…夕顔ちゃんが東条ちゃんに会いに行くなら俺も一緒に行っていい?」

夕顔「ええ、構いませんわ」

夕顔は上機嫌な顔をして言った。王馬はこのビデオは後で1人になったら見ることにした

~天海の部屋~

天海「あの…それで、護衛の件は大丈夫ですか?」

東条「ええ、幸いほとんどのお客様が外で過ごされるようで…熊が出るならついて行きなさいと、主任さんが…」

天海「それは良かったっす!…じゃあ明日俺の会ったお客さんと…」

天海達はスケジュールを色々と決めた後に、風呂に入ることにした

~浴室~

天海「…ふう…」

東条「…明日は楽しみね…」

天海「…そうですね」

天海は東条を前に座らせて後ろから抱きしめた。しばらくは肩に東条の頭を乗せてゆったりと過ごしていた。だがものの数分で天海は耐えきれずに東条の下腹部に手を出した

東条「…あ…んっ…」

天海「…斬美さん…」

~天海の部屋の前~

夕顔「ふふ、ここですね」

王馬「楽しそうだねー…てかなにそのバック…」


夕顔「んー、道具よー?ふふ…」

カチャッ 

王馬「ちょ…っ…」

夕顔はなんの躊躇いもなくドアを開けた

東条「…!」

天海「えっ…?」

王馬「っ…」

夕顔「あらっ、ふふ…」

そこにはベッドで睦み合う男女…天海と東条がいた。天海が東条の足を大きく広げて、自分のモノを挿れようとする寸前に王馬達は来たらしい

夕顔「丁度いいところに来たみたいね、じゃあ…私にいつもの接待をしてもらえるかしら、ねえ斬美ちゃん」

東条「…は、はぁ…わかりました…」

王馬「…!」

東条は驚いてはいたが、夕顔にそう言われて渋々立ち上がった

天海「な、なにをする気ですか!?」

↓1 天海達のアクション

夕顔「ふふ、何かしらね?」

天海「…き、斬美さん…」

天海は東条を止めようと声をかけたが、ふと東条が言った夕顔のことを思い出して、刺激しないほうがいいだろうと冷静に考えた

天海「…っ…」ガシッ

王馬「…」ズルズル

ガチャッ

夕顔「いい旦那様ねえ」

東条「…はい…」

天海は泣きそうになりながらやけに素直な王馬も連れて部屋の外に出た

~部屋の外~

「じゃあそろそろ始めましょうか」

「…またいつものですか?」

「ええ、お願いね?」

ガチャッゴロッ

天海「…」

王馬「…」

鎖のような、不穏な金属音が部屋の中から聞こえてきた。天海達は心がきゅうと締められたようだった。そして十数分時間が経った

バシッ!バシッ!バシッ!

王馬「…この音は…」

天海「…!」

部屋の中からまるで鞭を打つような…いや鞭そのものの音がした

王馬「…東条ちゃんっ!」   

天海「あっ…っ…!」

ガラッ

天海達は耐えきれずに扉を開けた。そして驚愕の景色を見ることになった

バシッ!バシッ!

夕顔「んんっ…!んっ!いいわ…もっと…!」

東条「…どこで覚えてくるんですか?」

夕顔「今時SMくらいはほとんどの人は知っているでしょう?あっ…んっ、そこ…!」

とんでもない光景だった。天海達が想像していたのと全く逆である。夕顔は首輪をつけ、床に四つん這いになってドレスをわざと着たまま鞭打ちを受けていた。恐ろしいことに入間が作ったようなSM用ではなく、馬用の、しかも1本鞭だった。鞭が振られる度ドレスが弾け飛び、皮膚に赤い痕がついたかと思うと血が飛んだ。だが下着は相当硬いものでできているらしくそれは破れなかった

王馬「…俺夢見てんのかな」

何を配慮したのか血が部屋に飛ばないように透明な簡易カーテンのようなものが張られていた。そのおかげではっきりと様子が見えると共に汗や血は飛んでこなかった

天海「…あ…」

鞭を振っているのは東条だったが、今はメイドというより完全に女王様である。黒いボンデージに身を包み、痛そうなピンヒールを履いている。片方は主人のはずの夕顔の尻を思い切り踏んでいた。時々グリグリと穴に突っ込んでいる様子は見ててこちらが痛くなった。もはや気だるそうともいえる表情で鞭を打っているのが逆にそそる。天海はあろうことか自分も打たれたくなって、興奮して勃っていた

東条「…あの…なんでこんなことを…」

夕顔「たまにはペットになるのも好きなだけですわ…んっ!…ふ…あっんん…!ふふ…」

東条「…いつもですよね?」

夕顔「ふふ…そうねぇ…」

天海「…!」

王馬「…」

~30分後~

夕顔は一瞬天海達の方を見てにっこり微笑んだ。そして20回ほど鞭を受けて背中が打撃痕だらけになったかと思うとなぜかクールにドレスの替えを着直して、わざと天海達に気づかないふりをして、いつものように笑って出て行った

東条「…ふう…」

↓1 天海達のアクション

東条は流石に疲れたのか、息を吐いてソファに座り込んだ

天海「斬美さん…」

王馬「東条ちゃん…」

東条「…あら…」

そこに天海達が入ってきた。東条は見られていたことを悟ったが大して動揺しなかった。そんな東条を天海はため息をつきながらも抱きしめて頭を撫でた

天海「良かったといえるのか判りませんが…無事で安心しました」

東条「あなた…」

王馬「ねえ東条ちゃん。お相手ってあれのことなの?」

王馬は珍しく呆れながら、疲れた東条のためにスポーツドリンクを渡して尋ねた

東条「ええ…そうよ…ゴクゴク…ありがとう…」

東条はボンテージに鞭を持ったままなのでかなりシュールな光景だった

東条「…とりあえず部屋を片付けるわね、ごめんなさい…散らかして…それに変なものを見せてしまって…」

王馬「別に、あと手伝うよ」

天海「手伝います…」

↓1 この後の天海達のアクション

↓1 謝った後の王馬のアクション
↓2 天海のアクション

天海「やらなければいけない仕事とはいえ夜の相手をさせるのは断腸の思いでしたよ」
天海「最愛の妻に対して心配していただきありがとうございます、王馬さん」
慇懃無礼な態度で返事する

天海達は、散らかっていた部屋を3人で片付けた。そして元どおり綺麗になると、改めて2人は東条に謝った

天海「すみませんでした、斬美さん…君を置いて出て行ってしまって…」

王馬「ごめんね東条ちゃん、側にいてあげれなくて」

東条「あなたたちのせいじゃないわ…」

それから王馬は部屋に帰ってビデオを見ることにしたが、去り際に天海に言った

王馬「夕顔ちゃんに東条ちゃんを大人しく渡すのが意外だったよ」

天海「…やらなければいけない仕事とはいえ夜の相手をさせるのは断腸の思いでしたよ」

王馬「…」

天海「最愛の妻に対して心配していただきありがとうございます、王馬さん」

王馬が煽ると、天海も負けずに言い返してきた。売り言葉に買い言葉である。喧嘩になり兼ねないので、東条が疲れた声で止めた

東条「…2人とも落ち着いて、喧嘩しないで頂戴…」

天海「…」

王馬「…」

↓1 この後の天海達のアクション(それぞれ指定してください)

↓1 東条の答え M側に回ることもあるかどうか(自由選択です、どちらでも構いません。程度も指定したければどうぞ 例:ないわけじゃないけどそこまでハードではない、など)

まったくない
一度理由を聞いたら
「コロシアイゲームのクズどもを殺しすぎたのか他人の苦痛にほとんど興奮しなくなった」
「むしろ自分がいたぶられる事に興奮するようになってしまったとね」

王馬はそのまま何も言わずに出て行った。苛ついているのか壁を思い切り蹴飛ばす

王馬「…ちっ…」

だが自分のつま先が痛くなり却ってイライラが増すだけだった。王馬はさっさとビデオを見るために戻った

~天海の部屋~

天海「…すみません、斬美さん…座ってください。疲れてるでしょう?」

天海は疲れた顔をする東条をソファに座らせて、グラスにスポーツドリンクを入れて渡した

東条「…ありがとう…」

天海「あの人はいつもああなんですか?……まさか逆の事もお願いしてきたりするんすか?」

東条「…いえ、全くないわ…あの方はコロシアイやその後の虐殺の時に散々殺しているから…他人が身体的に痛がる様子には興奮しないらしいの。むしろ…自分がいたぶられる事に興奮するんだそうよ」

天海「…そうですか…」

東条「…幻滅した?私がこんな格好をして…あんなことをして…」

天海「…」

~王馬の部屋~

王馬「…ふーん…ま、こういうオペラなのは知ってるけどさ」

王馬はビデオを見ていた。内容はサロメだったが、夕顔が楽しそうに言っていたのはサロメを演じていたのが東条だったからだと分かった

王馬「夕顔ちゃんが言うといかがわしいビデオにしか見えないっての…」

7つのヴェールの踊り、はこのサロメの盛り上がる部分だった。ただこの踊りは、薄い絹のヴェール以外は着ずに踊るもので、しかもそのヴェールもどんどん脱いでいくものだった

王馬「…」

大変蠱惑的な踊りだったが、ビデオの中の東条がほぼ全裸になったあたりから王馬の心中はますます乱れていった


↓1 ~2 この後の王馬・天海のアクション

気だるそうな表情をしたボンテージ衣裳が似合っていてむしろ興奮したと伝える
天海「ただ俺が一番好きな斬美さんはメイドですけどね」とズボンのチャックをおろしてそそり立つペニスを出した
天海「さっきは邪魔が入ったけど折角なのでボンテージ姿の斬美さんを啼かせたい」とニヤりと笑いながら誘った

「幻滅なんかしないっすよ、君は職務を全うしようとしてただけですし…何よりあの場で俺たちを守ろうとしてたんすよね?」「正直…あの場でもし、ぶたれてたのが斬美さんならあの女の面をぶん殴ってたかもしれないっすけど…」と東条に幻滅なんかしてないことを伝える

イッチにお願い
>>80も加えてほしい

>>81 了解しました。あとエロ安価っぽいのでシチュエーション安価を2つくらい取ろうかなと思います。ボンデージ着てますからSMっぽいのとか、王馬がマフィアの話に来たと思ったらSMしてたので混ざるとかでも大丈夫です。

安価をとったら時系列を合わせるためにまた屋敷組視点に戻します

↓1~2 シチュエーション募集

天海東条夫妻のSM(入間セットを使用する)
先行は東条がS
後半は天海がドSになる
ドS天海が東条を道具を使って二穴攻めしてほしい

3P見たいけど別にSMじゃなくてもいいや
どうせ今頃おっ始めてるだろうと踏んだ王馬が天海達の部屋に突入
フェロモン剤や脳内物質増強剤(液体)を二人にぶっかけてやる
ムラムラしたとこでどっちが東条をイかせられるか勝負する
互いに前でフェラ後ろで挿入

>>85も採用します(>>83の2穴責めが不可能なのと、00ボーナスです)

連取りについても考えていきますが、基本的には厳しく禁止はしない方針です

~屋敷 ダイニングルーム~

屋敷では宴会のようなどんちゃん騒ぎだった。おのおので大量の料理を口にしながら楽しんでいる

真宮寺「このコマ族の料理には必ずゴマを大量に使うんだヨ」

アンジー「なるなるー、このお団子にもゴマがたっぷり使ってあるねー…あれ?」

真宮寺「どうしたんだい」

アンジー「…是清が今取ったの…アンジーの島の料理…にゃはは、神様も喜んでるよ!」

真宮寺「あァ、これかい?」

真宮寺は木の実の器に入った料理を取っていた。アンジーは笑っていたが、懐かしいのか目が潤んでいる

真宮寺「…」

真宮寺は慰めるようにアンジーの背中を優しく叩いた(ついでにアンジーの人間観察をした)

入間「…おひ、ヒーボ…夜からパーフ作リを…」

キーボ「く、口に入れながら喋ったら喉に詰まりますよ…?」

キーボと入間は隅の方に座っていた。フカヒレの肉まんを口に頬張りながら入間はもごもごと、夜伽用のパーツを作ることを相談していた

ゴン太「この料理も美味しいよ!」

春川「…よく食べるね…」

ゴン太はブリヌィよりこちらの料理の方が口に合うらしかった。大きな4人前のパエリアや、ブイヤベース、トムヤムクンなどぺろりと平らげている

赤松「……私、この料理が作れるようになったら食べさせてあげたいな…ね、魔姫ちゃん」

春川「…そうだね、ゴン太…私たち、あんたに同じ料理を作って食べさせてやりたいよ」

ゴン太「えっ…あ…」ボトッ

ゴン太は思わず手羽先を落とし、真っ赤になっていた。その様子を見た春川達は顔を見合わせて、やはり真っ赤になった

夢野「ほれほれ、どんどん食うんじゃ。今日はお祝いじゃからな」

茶柱「そうですよ、あなたたちと赤松さんと春川さんのお祝いなんですから」

夢野と茶柱は星達の前に、大きな七面鳥を持ってきた

星「…そ、そうだな…」

百田「…じゃあ遠慮なく食うか…」

夢野「格好良かったぞ、星よ」

茶柱「解斗さんも…少し格好良かったです」

百田「へへ…ちょっと照れるな」

星「…」カァ

夢野「お、珍しく照れておる…」

茶柱「夢野さんに褒められるなんて羨ましいです…」

その後は茶柱以外は少し酒を飲んだり、4人で大食い大会をして楽しんでいた

白銀「はい、終一君…あーん」

最原「あむ…モキュモキュ…明日の夜に確か受け取りに来るはずだったから、柘榴を準備しておこうね」

白銀「うん!」

最原達の方は、最原が白銀のお腹を撫でながら、白銀から食べさせてもらって物部との約束のことを離していた

↓1 夕方以降の最原達のアクション

キーボの精子はもっと難しいコンマ判定に成功したら可能です。妊娠中の行為については控えめの方がいいのは確かですね。子宮薬についてはマギアでは安かったですが、他の国では凄く高いです

~食事後 ダイニングルーム~

最原「200個もあると凄いね…」

真宮寺「ここまで大量に柘榴があるところを見るのはなかなかないネ」

食事会を終えたメンバー達は、解散して自由に行動し始めた。春川達は部屋に戻り、入間とキーボはモシオの世話に戻った。アンジーはふらふらとどこかに行った。ダイニングルームでは最原達が柘榴の実の準備をしていた

真宮寺「…でも柘榴の実を見ると…姉さんが三果文が好きだったのを思い出すなァ」

最原「三果文?」

真宮寺「三果文は吉祥文様の一つで…仏手柑、桃…そして柘榴の実で一つの文様なんだヨ。柘榴の実は…種がたくさんあるから、子宝を表しているんだヨ」

最原「あ…確かに種がたくさんあるね…」

真宮寺「姉さんがよく話してくれたヨ…あァ、懐かしいなァ…」

~広間~

メイド「コーヒーをお持ちしました」

百田「お、ありがたいな…」

百田は茶柱の妊娠がきっかけで、仕事に精を入れていた

メイド「あ…そういえば、昨日の絵本の報酬についてなんですが…」

百田「お、確か…10冊くらいしたよな」

メイドが紙袋を取り出した。中に金貨が入っているらしい

↓1 百田の絵本の出来 コンマ ただし25以下だと売り物にはならない。(26~55なら半額、それ以上なら1冊10M)
↓2 上のコンマを踏まえての百田のアクション

メイド「えっと…相手方からは…その…半値で引き取りたいと…」

百田「そうか…」

百田はメイドから受け取った紙袋の中身を覗いてみた

報酬:50M

百田「…こんな所で躓いてたら宇宙飛行士にはなれねー……いや、それよりも転子の為にも!今回の分は完璧に仕上げてみせるぜ!!」

メイド「…あ…はい…」

百田は俄然やる気をだし、闘志を燃やして翻訳を続けた

~白銀の部屋~

茶柱「すみません…急に押しかけて…」

白銀「ううん!いいんだよ、それより…バニーだったよね?じゃあまず測定しちゃうね」

茶柱はこっそりと白銀の部屋に来ていた

茶柱「ひゃうっ!?」

白銀「お、結構スタイルいいね、ふふ…」

~庭園~

星「…すまねえな、急にテニスコートはないかなんて聞いちまって…」

使用人「いえいえ…最近旦那様はテニスコートはお使いになりませんし…誰か使ってくださったら良いのにと思っていたんですよ」

星「…」

星は何か覚悟したように使用人にテニスコートはないかと聞いて、案内されていた

↓1 星のアクション

ンア-

星「…!少し待ってくれないか?」

使用人「あ…はい、かしこまりました。」

星は噴水の方から夢野の声が聞こえたので向かった

~噴水~

夢野「んあー…」

星「夢野…」

夢野「おお、星…お主がいないから暇で仕方なかったんじゃ」

星「…暇か…なら俺と…テニスをするか…?」

夢野「んあっ?」

星は恐る恐ると夢野を誘ってみた。夢野は目をまん丸にして驚いていたが、スポーツをするのを、珍しく承諾した

夢野「んあ、良いぞ。テニスコートはあるのか?」

星「ああ…こっちだ」

星は夢野を連れて使用人とテニスコートに向かった

~1時間後 テニスコート~

パ-ンコ-ン

夢野「んあっ…なかなか疲れるのう」

夢野は最初はラケットを振ることすらできなかったが、1時間もすると星の指導もあってか打ち返すことができるようになっていた

星「…懐かしいな…」

星は夢野を優しく教えつつ、だんだんと上手くなる夢野にテニスの楽しさを改めて感じていた。そしてかつての彼女のことも思い出して涙が出そうになった

↓1 この後の星達のアクション

夢野「のう、星も打たぬか?ウチは星の本気のサーブとやらを見てみたいぞ」

しばらくして、ずっと打っていた夢野がそう言ってきた

星「…俺のサーブを?」

夢野「んあ、そうじゃ」

星「…そうだな…」

その言葉で星は、テニスを本気で楽しんでいた頃を思い出していた。そして手が自然とラケットに伸びる

星「…ふん…ッッ!!」

ドゴッ!

夢野「ん、んあ!?ぼ、ボールが割れた…!?」

星「…ありがとな、夢野…あんたのおかげでスッキリしたぜ。…俺はあんたを絶対に守る、絶対だ」

夢野「んあ…よくわからんが…うむ、頼むぞ」

星「ああ…おい、そこの…あんた…すまないが、ラケットとボールをもらえるか?」

使用人「ラケットとボール…かしこまりました」

それから星と夢野はマイラケットとボールをもらって、夢野が星におぶわれて部屋に戻るまでテニスを続けた

~列車 王馬の部屋~

王馬「…つまんないなぁ…」

王馬は東条に無理やり『そういう』仕事やらせる貴族院、そしてそれを利用してまるで手のひらで踊らせているように面白がる夕顔、東条の旦那でありながら何もしない天海に対して怒りを燃やしていた

王馬「…明日からちゃんと計画立てないとね。…それより…」

王馬は東条の立場を良くし、妙な仕事をさせず、なおかつアンドロイドから人に戻る許可をもらいやすくするため、マフィアを捕まえて東条の手柄にする計画をメモに記して、明日にでも立てることにした

王馬「…そろそろおっ始めてるころかな」

王馬は少し笑ってフェロモン剤を握りしめた

~天海の部屋~

天海「幻滅なんかしないっすよ、君は職務を全うしようとしてただけですし…何よりあの場で俺たちを守ろうとしてたんすよね?」

天海「正直…あの場でもし、ぶたれてたのが斬美さんならあの女の面をぶん殴ってたかもしれないっすけど…」
 
天海は東条に幻滅などしていないと伝えた

天海「…それに…斬美さん、その衣装似合っていますよ」

東条「えっ…?」

天海「気だるそうな表情をしたボンテージ衣裳が似合っていてむしろ興奮したんすよ。ただ…俺が一番好きな斬美さんはメイドですけどね」ジ-ッ

東条「…あっ…」

天海は言いながらズボンのチャックを下ろす。すると興奮を訴えて硬直したペニスが飛び出した

天海「さっきは邪魔が入ったっすけど…折角なのでボンテージ姿の斬美さんを啼かせてあげたいです」

天海はにんまりと微笑みながら東条に覆いかぶさった。東条の顔は耳まで真っ赤だった

東条「…」コクン

天海「ふふ…」

少しだけ頷いた東条の唇に天海は自分の唇を重ねた

天海「…ふっ…んん…」

東条「気持ちいい?」ガシガシ

天海「え…ぇ…はい…」

天海は東条に、足でしごいてもらっていた。東条はとても素人とは思えないテクニックで、白い指と指でペニスを挟み込んで虐めていた。そして気だるげな演技をしている。というのも天海が女王様風に、と頼んだからだった。それで東条はボンデージのままで、天海を床に座らせ、自分はベッドに腰掛けながら可愛がっていたのだった

天海「…っ…う…く…」

東条の女王様としての天海の扱いはほぼ完璧だった。何しろどれほど気持ち良くても天海の熱を解き放してはくれない。天海が達しそうになると必ずそこでやめてしまう。先端に先走り汁がつき、ペニスが震えると、東条が優しく踏みつけた

天海「あっ…!?…くぅ…」

東条「ふふ…」

だんだん天海が可愛くなってきたらしく、東条は少し笑い声を上げた。天海は屈辱感のようなものを味わっていたが、それゆえ興奮していた。天海はサディストではあったが同時にマゾヒストでもあるようだ。ただ天海が一番楽しみにしているのはこの後東条をどう可愛がって、貪ってやろうかということだった。今虐められているのはそのための前菜のようなものだった

天海「…ふー…ふっ…」

東条「そろそろ出しましょうか」

東条がにっこり笑って天海に触れようと手を伸ばした。すると天海はその手を取って東条を思い切り突き飛ばした。ベッドに倒れこんだ東条は呆気にとられていたが、天海がベッドに乗ってくると少し怯えて、身体を震わせた。対して天海は悪魔のような笑みを浮かべて東条を跪かせると、その顔を掴んでペニスを咥えさせた

天海「…次は俺の番ですよ」

東条「んぐっ…!?」

~天海の部屋の前~

王馬「にしし…さてと…」

王馬は天海の部屋のドアを開けた

↓1 フェロモン剤を投げた後の王馬のアクション(3pと互いにフェラと挿入をしあうのは確定です。どうやって天海を焚きつけるか指定してください。内容によってこの後、少し変わります)

パカッブンッ ボトッ…

天海「…ん?あっ…!」

東条「…!?」ビクッ
 
王馬は見事に2人のいるベッドにフェロモン剤をまき散らした。そして2人が吸い込んだ頃合いを見計らって王馬か入ってくる

王馬「っと…東条ちゃん…凄い顔だね」

天海「…何しにきたんすか…んっ…!」

丁度天海が東条の顔めがけてぶちまけたところに来たらしい。東条の髪の毛にはべっとりと白い粘液が付着していた。王馬が東条に近づくと肩が震える。天海は警戒するように王馬を見つめた

東条「あっ…」

王馬「…天海ちゃん、東条ちゃんを助ける大事な話をするよ」

天海「は…?」

王馬「ただし前報酬として俺も参加させてもらうよ。…今日は俺が東条ちゃんを満足させる」

王馬は真剣な表情をしながら屹立したペニスを取り出した。天海は睨みつけながら威嚇するような声で王馬に言った

天海「…お前には無理だと思うっすけど…」

王馬「じゃあどっちが東条ちゃんを気持ち良くさせられるか勝負する?…早く決めてあげないと東条ちゃん辛そうだよ」

天海「…!」

東条「…お…うま…君…」

王馬「んー?よしよし」

王馬はできるだけ天海を刺激しないように、提案しながら東条を後ろから抱きしめた。今の東条は王馬に触れられるだけでも感じるらしい。天海は少し悩んだが、勝負を受けないのも負けたようで癪に触るし、フェロモン剤の効果で、王馬を追い出すより東条としたい気持ちが勝っていた。というより今の天海は薬をモロに浴びたせいで脳が少しおかしくなっていたのだろう。いつもだったら追い出すところを天海は渋々了承した

東条「…あなた…?」

天海「絶対俺の方が気持ち良くしてあげられますよ」

王馬「にしし、それはどうかなー?」

東条「…」

東条は嫌な予感がしたのか、フェロモン剤のせいで王馬を求めて自由のきかない身体を何とか動かして逃げ出そうとした

↓1 天海達のアクション(3Pに入れるような感じで)

天海「…ふふ…」

王馬「東条ちゃん、逃げても自分が辛いだけだよ?」

天海と王馬は逃げ出そうとする東条を見て嗜虐的な笑みを浮かべていた。鎖を準備しながら王馬は東条に声を掛ける。東条は怯えてますます震えが激しくなった。その様子は天海も王馬も舌なめずりしそうになるほど欲を煽る。王馬は更に言葉で東条を責めた

東条「…」ビクッ   

王馬「あ、もしかして虐められたいのかな?天海ちゃんとよくそういうプレイしてたもんね。でも、俺の方がもっと上手に出来るよ?」

ドサッ…ガチャガチャッ

東条「あ…やっ…んんッ…!」

王馬「凄いエッチな格好だし…東条ちゃんの身体はもの欲しそうだけどなー」

王馬に押し倒された東条は何もできない。そのまま四肢を入間特製の拘束具で自由を奪われた。東条は抵抗するが、意味がないどころか却って王馬を興奮させてしまった、王馬は東条の耳を食みながら、ボンデージの隙間に手を入れて蕾のように上向いている乳首を指で擦った

王馬「お…痙攣してるね、軽くイッた?」

東条「やっ…嫌…あっ…あなた…助けて…!」

軽く愛撫されただけなのだが、ひどく敏感になっている東条は快楽を感じやすくなっていた。耐えられないのか東条は天海に助けを求めた。だが相手が悪い。天海は獲物を前にした雄狼のように刺激されて息を荒げて東条の口にしゃぶりついた

東条「んんぅ…!んんっ…」

天海「…ふはっ…すぐに助けてあげます、俺の方が誰よりも君を気持ちよく出来ますから」

その様子を見た王馬は楽しそうに笑って残ったフェロモン剤を東条にぶっ掛けた。東条の足に伝った液を自らも吸い取って、その足にキスをした

王馬「東条ちゃん、俺と天海ちゃん、どっちの方が気持ち良いかちゃんと審査してね」

東条「…や…」

天海「ふふ…」

涙目で天海を縋るように見たが、天海は東条の頭を撫でると耳をひと舐めして、微笑んでいた。そして希望を失ったような瞳をした東条を天海と王馬が貪りあい始めた

天海「可愛いです…」

王馬「…東条ちゃん、身体に花が咲いたみたいだね」

東条「…ん…いやっ…!」

憐れな東条は薬で強制的に発情させられ、天海と王馬両方からキスされていた。2人は対抗心もあってか上半身は天海、下半身は王馬がキスの痕をつけている。まるで捕食されているようだった

天海「凄く興奮してますね、耳まで真っ赤ですよ。…そんな目してたら却っていじめたくなっちゃいます」

東条「んんぅ…!やめて…」

王馬「にしし…東条ちゃんからエッチな匂いがしてきたなー。お…シーツぐっしょりだよ」
 
ヌチャッ…

たくさんキスをして満足したのか、王馬は東条の足を広げた。既にぐっしょり濡れそぼっている。大洪水と言ってもいいだろう、2人から攻められていることと、薬の効果で東条のそこから蜜が溢れていた

王馬「…」ジュルルルッ

東条「あっ…ああ~~~~~~~~!」

天海「おっと…ふふ…」チュッ

東条「んっ…んんん…!」

王馬「…ん…ほうひょうひゃん…ひもひい?」

チュクッ…ヌチュッ…

我慢できなくなった王馬は力の入らない東条の足が閉まりそうになるのを無理矢理止めて、東条の陰核に吸い付いた。たちまち東条は絶頂する。天海はそれを見てまたキスを繰り返し、王馬は舐めたり甘噛みしたり、襞まで舌を入れてなぞってみたりした。天海の腕の中で東条は何度も絶頂する。天海は嫉妬心と嗜虐欲と興奮を煽られて更にペニスが屹立して硬直した。そして王馬もはち切れそうなくらい膨らみ、限界が来ていた。

  
王馬「…ぷはっ、じゃあそろそろ本番行こっか?」スリスリ  

東条「…!やっ…擦りつけ…ないで…ふあっ…!」

王馬は東条の下腹部を掴み、ペニスを壺口に擦りつけた。蜜でペニスがどんどん濡れていった。ローションも要らないくらいたっぷりと絡みついている。王馬は悪い笑みを浮かべ自分と同じくらい限界が近い東条を焦らそうとした

ドチュッ…!

天海「…」

王馬「…あはっ、自分から挿れてくれるなんてよっぽど俺のが欲しかったみたいだね?」

東条「あっ…あああ…!」

腰を王馬に押し付けた東条は王馬のペニスに震えていた。体はこの上なく悦んでいる。それでも抵抗しようと東条は天海に縋りついた

天海「…斬美さん、咥えてください」

東条「…あな…た…んんっ…ああっ…!」

王馬「んん、気持ちい~!東条ちゃん、今俺のが全部入ってるよ?いっぱい突いてあげるね~!」

だが天海も黒い笑みを浮かべていた。涙目の東条の唇に自分のペニスを押し付けている。濃厚な天海の匂いを感じた東条は頭がクラクラした。しかも気を逸らそうとしても下腹部からの強烈な快感に意識を持っていかれそうになる。抵抗する余裕などどこにもなかった。

東条「…っ…う…」ジュプッ

天海「いい子ですね」  ガシッ

王馬「そろそろ動かしちゃうよー?」グイッ

東条「んん…!んんんぅ…」

天海は奥まで突っ込んで咥えさせ、王馬は足をもっと大きく開脚した。2人とも今の淫らな東条の姿に興奮している。ライバルがいるのも興奮剤代わりになっていた

王馬「…じゃあイかせまくっちゃうね?」

天海「いい顔ですね、蕩けさせてあげます」

グッチュッ!グッチュッ!

東条「んんっ!?…うぅ…んっ…んっ…ふっ…っ~~~~~!」

天海と王馬は思い思いに犯し始めた。天海はまるで口が秘部であるかのように東条の頭を痛くない程度に掴んで固定すると、腰を強く振り始めた。苦しげな声を上げながら東条はよがっている。汗と涎にまみれ、口からジュポジュポと音を立てていた

王馬「とろっとろだね、毎日やってるだけはあるじゃん!じゃあ俺の味も覚えさせてあげるよ」

グチュッグチュッ…

東条「~~~~~~~~!」

王馬「お、またきゅんきゅんってなったね?東条ちゃんはよっぽど俺の精液が欲しいのかな?嬉しいよ!」

天海「斬美さんが欲しいのは俺のですよ。ね?」

東条「…んっ…んんん…あっ…う…!」 

グチュンッ…!グチュッ…!ジュポッ…!ジュポッ…!

突かれては絶頂し、絶頂しては天海のモノが口を何度も出入りする。東条は誰のとも分からない体液でぐちゃぐちゃだった。天海も王馬も獣のように涎を口に垂らして汗をかきながら嬲りまくり、東条は口に異物を入れられ、フェロモン剤のせいで2人の体で興奮して勝手に蜜と汗と涎が溢れている。3人の理性の糸などとっくに切れていた。部屋中に拘束具がガチャガチャいう音、結合音、リップ音、口淫音が響き渡っていた。壁が防音でなければ隣に聞こえていただろう

天海「っ…そろそろ出そうっすね」

王馬「…あーもう!東条ちゃんが締め付けまくるから俺もうイッちゃいそう!」

東条「…やっ…中で出さないで!…抜いて!」

ジュプッ…

天海「…おっと、勝手に離したらダメじゃないっすか」

王馬「…そう言われたら…中で出したくなっちゃうよね!」ズチュンッ!

東条「…やっ…いやっ…あああっ…!あっんんっ…!」

東条は思わず天海のペニスから口を離して王馬に向かって叫んだ。王馬はニンマリと笑ってますます容赦無く突いた。東条は背中を反らして激しく絶頂する。天海はそんな東条に再び口にペニスをぶち込むと王馬同様激しく腰を動かした

東条「…んんんぅ…!ううう…んっ…ん…!」

天海「…っ…斬美さん、出しますよ!」

王馬「しっかり受け止めて!東条ちゃん!」

ビュルッ…ビュルルルルルッ…ビュルルルルルッ!

雄達は大量に東条の体内に放った。天海は東条の顎を掴んで上を向かせると全部飲ませ、王馬は漏れないよう奥まで押し込んだ。東条は目を瞑って涙を流しながら頭を真っ白にさせて事が終わると倒れこんだ

東条「…」フ-ッフ-ッ

王馬「…あー、気持ちよかった!」

天海「…次は俺の番ですよ」

東条「えっ…あ…?」

王馬「じゃあ次は俺のを飲んでもらうのかな?俺のは美味しいから安心してね!」

息も絶え絶えな東条がぼんやりとした目で2人を見ている間に、王馬と天海は位置を交換した。そして再び屹立した互いのペニスを東条に押し付ける

天海「俺がもっとたくさん気持ち良くしてあげますよ」

王馬「俺が天海ちゃんよりも気持ち良くしてあげられるって教えてあげるね?」

東条「…あっ……!」

そしてそれから何時間経ったのかも分からないほど東条は何度も何度も2人に犯されることになった

~数時間後~

王馬「…ふー…ふっ…」

天海「…」ハァハァ  

散々犯された東条は完全に気を失っていた。しかも気絶しながら身体が悶絶している。噛み跡やキスマーク、大量の体液が付着した状態でびしょびしょのシーツの上で身体を丸めて拘束具もそのままでぐったりとしていた。ボンデージは2人のどちらがが剥ぎ取ったのか部屋の隅に転がっていた。犯した方の雄達も全身体液塗れで息を切らしていた

↓1 天海達のアクション

東条を起こして全員で入浴する
シーツ交換など簡単に部屋を綺麗にしてドリンクを飲む
それから王馬が列車で知り得た情報を全て天海と東条に話す

↓1 70以上で東条が起き上がれる。それ未満なら起き上がることができない

↓1 天海達のアクション(判定結果より、東条が起き上がれない為。東条さんの下腹部は凄いことになっています。>>122さんは申し訳ありません。風呂は採用させていただきます)

王馬「…東条ちゃん」

天海「…斬美さん」

東条「…」  

賢者モードに入った天海達はぐったりした東条が寝やすいように濡れていない毛布の上に寝かせたり、身体を拭いてネグリジェを着せてあげたりした。東条が落ち着いて寝息を立て始めると、東条を起こすのはやめて風呂に向かった

~浴室~

天海「…マフィアの会議…それに明日さらに物資が増える…」

王馬「そうだよ。それから…列車にはマフィアの物資がたくさんあるし、1のF室にマフィア達がいるし…」

王馬は今まで列車の中で手に入れたマフィアの情報をすべて話した。夕顔についても天海に話した。いつになく真剣な様子に、天海も自分の知っている情報を話した

王馬「物資を渡して、マフィア捕まえたら東条ちゃんを人間に戻す許可とか、組織内での地位向上とか…多分役に立つよ。ここは協力して欲しいんだよね」

天海「…譲る気はないっすけど…斬美さんを幸せにしたいって気持ちは同じみたいですし…協力します」

天海と王馬は今しかだの行為のおかげか、何か変な友情が目覚めた(?)らしい。かたく握手をすると一時休戦協定を結んだ

「…あな…た…王馬君…?」

天海「あっ…」

王馬「東条ちゃん…結構話してたんだね」

↓1 天海達のアクション

身体を洗った天海達は急いで風呂から上がった。東条は起きたものの身体を起こすことができないらしかった

天海「ごめんなさい斬美さん…」

東条「…身体が…」

王馬「無理矢理犯してごめんね。…俺たち凄い興奮してたんだ」

天海が東条に寄り添うと王馬は前から抱きついた。そしてお互い睨み合う。相変わらず牽制と目での喧嘩を続けていた。だが協定があるので殺伐としない程度だった

天海「…それより斬美さん、話があるんです」

王馬「大事な話だよ」

天海と王馬はそれぞれ知っているマフィアの情報を話した。そして物資やマフィアの捕縛の作戦を立てようとする

東条「…危ないわ…」

天海「…俺たちは君を大切に思っています」

王馬「早く君の立場をなんとかしたいんだよね。…東条ちゃんが反対しても俺たちだけ作戦を遂行するけど…より確実にしたいから君にも協力して欲しいんだ」

天海達は東条にまるで依頼をするように言った。東条は少し黙っていたが2人を自分の胸元に引き寄せるとその頭を撫でた

東条「…私のために危険な目にはあわせたくないわ。だから協力するけど…必ず私と一緒にいて」

酷く心配そうな顔をしている。まるで母親だった

↓1 天海達のアクション

↓1 作戦内容を指定
↓2 朝の屋敷組のアクションを指定

↓1 では改めて天海達のアクションを指定してください

今回はここまで。更新頻度が遅くなってすみません。ところで3pはあれで大丈夫でしたでしょうか?個人的には書いてて楽しかったです

ではくますみー

天海「…もちろんそうしますよ」

王馬「安心してよ、東条ちゃん」

天海達は東条を安心させるように抱きしめた

王馬「とりあえずマフィアの様子を見に行かない?作戦立てないといけないし」

天海「…そうですね、斬美さん…立てますか?」

東条「…少し待ってね」

数十分経ってやっとのこと東条が立てるようになるとマフィアのいる部屋に向かった

~1のF室~

…カチャッ…

男「…ふわぁ…流石に眠い」

男2「たまには姉御達も手伝ってくれればいいのによぉ…まあいいか、明日は憂さ晴らしに蜂蜜肉を狩れる訳だしな」

男「おう!蜂蜜肉は1kg1000Mで売れるしな…そういや瑪瑙の箱はどうするんだっけ」

男2「あれはどっかの国の国宝だったし貨物車両な乗せておけだとよ。ま、俺たちが持ってるよりは安全だろ。貴族院様が血眼で探しまくってるみたいだしな」

~部屋の外~

王馬「マフィアも熊狩りするみたいだねー」

天海「…蜂蜜肉…」

東条「…」ジ-

↓1 天海達のアクション

瑪瑙の箱はまだ列車にはありません。東条は流石に疲れてますがそれでもタフなのでどうにか立てます

↓1 再安価

マフィア逹の熊狩り参加者数(手下二人だけなのか? 姉御やコワモテも参加するのか?)と
荷物搬入(その時に瑠璃の箱がくるかも? もしきたら貨物車両にいつまで保管するか)時間を東条に確認してもらう

ここからは考えを書く
瑠璃の箱が貨物車両にいつまで保管されるかによっては王馬単独で確保してもらうかも
(保管期間が熊狩り後より長ければ王馬も熊狩りの手伝いへ)
熊狩りは予定通り天海東条で参加して蜂蜜肉を大量ゲット目指す
夕顔に色々確認(確保した品物の引き渡し方法と東条の助けになる事の確約など)

↓1~2 王馬、天海の探索判定 80以下で成功

どうよ

天海の判定はクリティカルになるのかな?(基本はゾロ目や00だけかな?)

~室内~

男「そういや明日は俺たちだけなのか?」

男2「ああ。俺たちだけだ、プライベートと同じようなもんだな。姉御達は明日朝廷に偽物の貢物を届けるための目録書きで忙しいからな」

男「荷物搬入は5時に勝手に乗せてくれるし…瑪瑙のことも気にしなくて良さそうだな。出すのは最終日だし…」

~部屋の外~

王馬「…よしよし、色々と聞けたね」

天海「ふむ…あ、斬美さん…そろそろ休みましょう。まだ身体が疲れてるでしょうし…」

東条「…ごめんなさいね」

王馬「東条ちゃんのせいじゃないよー?」

天海達は一旦東条を部屋に戻して休ませた。エビシオがいつの間にかベッドにいたので東条を任せてきた

~貨物車両~

天海「…ほんとそういう技能は一人前っすね」

王馬「ピッキングくらいできて当たり前だってー」

天海は王馬とともに静寂に包まれた車両をこっそりと移動して貨物車両の中に移動した。一応ライターと透明マントを使って車両内を探索する

王馬「おっ…?天海ちゃん、ライフルたくさんあるよ」

天海「…これは…」

天海達はそれぞれ役に立ちそうなものを見つけていた。2人共マフィアの物資を見つけたが、天海はもっと凄いものを見つけた

~見つけたもの~
国宝(七支刀 マフィアの物資)
ライフル銃
チタン製捕縛網
麻薬
財宝類(雑多)
漆の箱(夕顔の花の螺鈿細工がしてある 重要)
超便利気球(重要)

↓1 天海達のアクション

マフィアの物資からチタン製捕獲網と超便利気球を獲得する
(網は熊狩りで使用して気球はハントした蜂蜜肉熊を丸ごと載せて列車に戻れる?)
他の品物にはまだ手をつけない
漆の箱を王馬に開けて貰って夕顔の秘密を獲得する
(東条の功績や待遇や薬などのメリットを守る為の切り札として)

天海が王馬に朝食を一緒に取る約束をしてからそれぞれ部屋に戻る

↓1 漆箱の重要度(重要コンマ、クリティカルボーナス+30 55以上なら夕顔と取引ができる)

天海「…七支刀じゃないっすか…なんでこんなところに…」

王馬「国宝じゃん!てかカッコイイなー。まあそれは置いといて…この網は狩りに使えそうだねー」

天海「…そしてこれは…『超便利気球』…?」

王馬「ネーミングセンスないね!どれどれ…」

天海達はとりあえず他の物資は触らず網と気球を掴んだ。気球の方は小さなバックになっている

~超便利気球説明書~
超便利気球はボタンを押すだけで気球に早変わりします。この気球は-300度でも、1万度でも、2tの金が乗せられても耐えられる仕組みです。また、最大で20人まで乗ることができます。シースルー機能付きなので野外でのプレ…(途切れている)
開発者 入間美兎 飯田橋

王馬「…色豚ちゃんの開発か」

天海「…野外…プレイ?…まあそれはいいとして…この漆箱は…夕顔の花が細工されてますね」

王馬「…夕顔?」

王馬が気になってその漆箱を開けてみた

王馬「…空っぽ」

天海「…でもこの箱自体はかなり高そうっす…ん?」

王馬「…この下は…」ペラッ 

王馬は箱の中にあった絹の布をめくってみた

天海「…」

そこには大量の東条の写真とやたら達筆に書かれた夕顔の和歌集が入っていた

王馬「…」

↓1 天海達のアクション(部屋に分かれる前の)

↓1 再判定可能です ゾロ目ボーナス+30 55以上で取引が可能

クリティカル来た

天海「…際どいものとそうでないのが入ってますね」

王馬「…これ、夕顔ちゃん?」

写真には東条が際どい格好をしているものや、夕顔が唐衣を着て、裳をつけて檜扇を持っている写真がある。その隣に同じようで、少し控えめな格好をした東条もいた。どうやら夕顔が高貴な身分なのは間違いないらしい

天海「和歌は…」

天海達が和歌集を開いて色々と調べていると、気になる紙がページとページの間に挟まっていた

王馬「…」ペリペリ  

王馬が爪で丁寧にはがしてみると中身が読めるようになった。難解な字が使われていたが読めないレベルではなかった

~内容(要約)~
シベリア駅から150km北東の磯上神宮に純子様の亡きご友人様のご遺体を祀っております。くれぐれも誰かに知られることのないようにいらっしゃいませ。かつての災厄が再び起こらぬように。純子様の秘書様が玉璽をお持ちになるはずです

天海「…これは…」

王馬「…んー…?」

↓1 天海達のアクション

そのまま東条に伝えて大丈夫です。…それからかなり列車組に比重が大きいですがご勘弁を。修羅編3はマフィアとか夕顔とか貴族院とかがメインになり、今までと比較にならないほどお金と便利なアイテムが手に入ります。後はコンマ次第でアンドロイドから狐人間に戻るかもしれません。屋敷組のメインはママになったメンバー達やなってないメンバー、それから春の家の経営になると思います

↓1 再安価

ヒント…ぶっちゃけていうと報酬をもらうのは簡単です。列車内で変装している東条の仲間を探してマフィアの居場所を密告してあげると報酬がもらえます。物資については夕顔に接触すると情報が得られます

王馬「とりあえず写真何枚か持ってっちゃおうか」

天海「…この絹の布にも夕顔が…一応これも持っていきましょう」

天海達は漆箱の中身を知っているという証拠に布と写真を持ち出した

王馬「じゃあ後は東条ちゃんに報告っと…」

~天海の部屋~

天海「…これは…」

王馬「…へえー」

天海達が東条に情報を教えに行くと、東条は大きな手作りと思われる天海を象ったぬいぐるみを抱きしめて、エビシオにオレンジ缶の点滴をしてもらいながら眠っていた。エビシオも眠っていた。天海はニヤケを隠せないままとりあえず東条を起こした

東条「…ん…あら…蘭太郎君に王馬君…」

王馬「さっき貨物車両見てきたから…」

王馬はそんな天海のアホ毛を引っ張りながら東条に貨物車両内でのことを話した

東条「…なるほど…磯上神宮に…だから玉璽が…それにマフィアが貴重品を…ありがとう。でも…あんまり危ないことはしないようにね…」

珍しく眠たそうな顔をしながら念を押すように東条は言った

↓1 天海達のアクション

天海「疲れてるのにすみませんね…質問しても大丈夫ですか?」

東条「ええ…」

天海「えっと…では改めて夕顔さんのことを教えて欲しいんです」

王馬「あとは、さっきのメモの意味とか、この写真は何なのか教えてほしいな」

東条「メモは…おそらくはあの人のかつての友人…コロシアイで亡くなった人の遺体のことね。玉璽は元々は国宝で、磯上神宮の所有物…他国に盗まれないようにする為と、神宮は何か理由がないと滅多に入ることができない建物だから…そのために持って行くんだと思うわ」

王馬「なるほどねえ…じゃあこの写真は?」

東条「葵祭の時の写真ね…」

天海「ふむ…ありがとうございます…じゃあゆっくり休んでいてください。俺たちはもう少し調べものがあるんで」

東条「分かったわ…」

~廊下~

王馬「東条ちゃん可愛かったねー」

天海「…確かに…」

普段が普段だけに天海の形をしたぬいぐるみを抱いた東条はどこか子供のようで可愛らしかった。ギャップ萌えというやつである。眠気まなこなのもポイントだった。王馬は天海の形をしていたのは少し気に食わなかったが、それでも可愛かったのでにやけていた。天海は言わずもながで口角が上がり上機嫌だった

王馬「んで、聞き込みとかするの?」

天海「そうですね」

天海達は4時くらいに起きている酔狂な客を探し始めた

↓1 55以上またはゾロ目で東条の仲間発見、ただし20以下なら夕顔と出会う。
↓2 天海達のアクション

~朝 天海邸 朝食会(視点移動)~

夢野「しかし王馬も列車に乗ってるのか…」

星「何事もなければいいんだがな…また東条に手を出してるかもしれねえ…」

入間「ツルショタはトビウオ女好きすぎだろ。おねショタか?」

赤松「まあまあ…それより3人が帰ってきたら…」

屋敷組は天海達が帰ってきたらどうするか考えていたが大半は顔が赤かった。妊娠が判明して浮かれているのだった。特に茶柱はお腹をずっと撫でている

真宮寺「そういえば、子供もできたのだし…君達は結婚式はしないのかい?」

アンジー「おー!結婚式ー!」

百田「結婚式かぁ…」

茶柱「…結婚式…マイホーム…赤ちゃん…」

白銀「茶柱さんが凄い乙女っぽいよ!」

最原「なんか以前の茶柱さんだったら考えられないね…」

キーボ「あ、ゴン太くん達はどうするんですか?」

春川「…!」

ゴン太「えっ…ご、ゴン太が…?」

赤松「3人で結婚式…」

↓1 この後の赤松達のアクション

百田「でもやっぱり結婚式の費用は自分たちで貯めてえな…」

茶柱「確かに…自分たちの結婚式ですしね」

最原「…結婚式にどれくらい費用がかかるのか調べてみた方がいいかもしれないね」

白銀「あ、それに賛成だよ!調べてみようよ!」

ガヤガヤ

真宮寺「おや、赤松さん達は調べないのかい?」

百田達の会話に混ざらない赤松達を不思議に思って真宮寺達は尋ねた

赤松「あ…うん…調べるけどその前に春の家のことを考えようと思って…」

春川「…天海の父に早く教えないといけないし…牧場の利益が資金になるかもしれないから」

ゴン太「けいえい…」

入間「あのデカチン野郎に経営とか大丈夫なのか?」

アンジー「んー…神様がまずは小麦畑を作りなさいって言ってるよー」

キーボ「小麦畑…?」

夢野「楽しそうじゃのう…ウチらも資金集めの話をするか?」

星「…そうだな、家も必要になるだろうし…」

↓1 (結婚の費用についてはこちらから提示します、柘榴は今夜報酬がもらえます)赤松達のアクション、牧場の経営方針などについて指定(まずはどんな商品を売るか、など)

赤松「…うーん、やっぱりまずは乳製品だよね」

キーボ「牧場にはよく乳製品を使ったお菓子なども売られていますね」

入間「牛乳そのまま売ってるところもあるぞ」

真宮寺「まァそこらへんがオーソドックスなところだよネ」

春川「じゃあまずはお菓子と牛乳…」

アンジー「イチゴ牛乳も売ったらいいと思うって神様が言ってるよー!楓の写真も載せたら売り上げ倍増だよー!」

赤松「そ、それは少し恥ずかしいよ…」

赤松達はまずは牛乳を使った商品を売る方針で話し合った

~列車 廊下~

天海「やっぱ誰もいませんね…」

王馬「朝の4時だしねー…てかそろそろ寝ないとやばくない?」

天海「…そうですね、では朝食の時にまた食堂車両で会いましょう。8時くらいに来てください」

王馬「いいよー」

流石に眠くなった天海達はそれぞれ自分の部屋に戻った。天海はぬいぐるみを抱いた東条の手を握り、王馬は疲労から部屋に戻るなりベッドに倒れこみ、そのまま眠った

~朝 王馬の部屋~

王馬「…んー…ふわぁ…」パチッ

王馬は3時間ほど眠って目を覚ました。何か暖かいものに包まれている気がしてふと隣を見遣った

東条「…」ス-ス-

王馬「…あれ?」

天海の部屋で寝ていたはずの東条がいた。部屋を間違えたのかと思って確かめてみたが自分の部屋だった。部屋が綺麗になっていたし東条は制服だったので清掃に来たのだと王馬は思った。どうやらフェロモン剤の効果が切れていなかったようで、眠っていた王馬に抱きついてしまったらしい

王馬「…もしかしてまだ薬の効果が…」

↓1 王馬のアクション

王馬「…」ナデナデ

王馬は昨日の疲れが取れないのか眠っている東条の頭を優しく撫でた

王馬「選択を間違えなければ俺の奥さんになってくれたのかな」

少し寂しそうな表情をしながら王馬は呟いた。そして東条に軽く口付けをすると、毛布を掛けてそのまま食堂車に向かった

~8時 食堂車両~

天海「今日はビュッフェ形式らしいですよ。君の大好きな豚足もありますよ」

王馬「わー!嬉しいよ天海ちゃん!」

喧嘩しているのか戯れてるのか分からない様子で天海達は朝食を摂っていた。周りにはほとんど客がいない。駅に着くので準備をしているらしかった

東条「…お飲物をどうぞ」

天海「あ、ありがとうございます」

王馬「ありがとう、そういや何時に駅に着くんだっけ」

東条「9時には着く予定ですよ」

天海「9時…」

↓1 この後の天海達のアクション

↓1 48以上で東条の仲間と会える 88以上なら夕顔と会える(ゾロ目なら両方)

天海達は朝食を摂って、9時まで列車の探索をすることにした

~9時~

王馬「じゃあ俺は列車に残るから2人は熊狩り楽しんできてねー。5時に合流だよー」

天海「…列車内はお願いしますよ」

東条「あまり危険なことはしないようにね…」

王馬「分かってるってば!東条ちゃんったらママみたいだねー」

結局9時になっても何もなかったので、駅に着くと王馬は列車に残り、天海達は熊狩りに出ることにし、貨物搬入の時間の17時までに帰ってくることにした

~シベリア駅~

天海「…なんか少し寒いっすね…」

東条「ええ…あ…あそこから熊狩りの場所まで行けるみたいよ」

天海「お…本当ですね」

シベリア駅は少し肌寒かった。わずかだが雪も降っている。東条は辺りを見回すとロシア語で熊狩りの小屋まで車が出ている旨が書かれた看板を指差した

グルメ冒険家「…ん、おや?おーい!君!」

天海「…あれは…」

列車から降りた天海達に大きな声で1人の男が呼んでいた。それは誰であろう天海に蜂蜜肉のことを教えたあのグルメ冒険家だった

↓1 天海達のアクション

↓1 天海の幸運判定 76以下で成功

天海「いつぞやはありがとうございます…ところでもしや…」

グルメ冒険家「ああ、もちろん熊狩りだ!今年は豊作らしいぞ!…おや、隣のご婦人は…」

東条「…こんにちは…」

天海「…俺の妻の…天海斬美です」

グルメ冒険家「…ほう…」

グルメ冒険家は東条と天海を交互に品定めするように見ていたが満足そうに頷いた

グルメ冒険家「2人とも熊を相手にしても問題なさそうだ。流石に軽装過ぎるから私が装備を貸すよ。…それにしてもそのライフルと大剣はなかなかのものだな…」

今更ながらこのグルメ冒険家の装備はかなり重そうだった

天海「ありがとうございます…あ、そういえば…列車で何か不審に思ったこととかありませんでしたか?同業者とか…」

グルメ冒険家「狩人は1人いたな…それから…おお、確か…2人ほど変な奴がいたな。やたら周りを警戒してるのと…アンドロイドみたいな凄く白い肌をしたやつが…」

天海「…なるほど…」

東条「…」ジト-

東条はあのマフィア達が列車から降りてきたのを見て目を離さず見つめていた

グルメ冒険家「おっと、…そろそろ熊が出る頃になってしまう、早く行こうか」

↓1 天海達のアクション(このコンマが30以下ならマフィアと同じ車に乗る)

マフィアに近づいたほうがいいんだろうか

↓1 再安価 コンマは>>187をそのまま採用いたします

↓1 熊や列車の乗客についてどんな質問がしたいか指定(熊の大きさや狩り方、乗客の特徴など)

それから天海達はグルメ冒険家についていき、熊狩りの事務所まで行くと色々とサインした後にグルメ冒険家と同じ車に乗って針葉樹林のある小屋まで行くことになった

~道中~

天海「あの、熊はどうやって狩るんですか?」

グルメ冒険家「まず普通の猟師なら巻き猟だな。どんなにベテランでも1人で熊を倒すのは難しい。…だが蜂蜜肉については別なんだ。網で捕まえる」

東条「網…」

天海「あ…もしかしてこれですか?」

天海はグルメ冒険家にチタン製の捕獲網を見せた

グルメ冒険家「お…準備がいいね。それで捕まえるんだ。蜂蜜肉の熊はストレスに弱いから網に入れて車の上で放置したら死んでしまう」

東条「銃を使う必要がないのなら調理しやすそうね…」

グルメ冒険家「その通り!実は蜂蜜肉は生でも食べられるんだ。まあ熊鍋にするのが一番美味しいんだけどね。ステーキにしてもいいし、サラダに混ぜてもいいし…使い勝手がいい材料だからとても人気があるんだ。それに甘くて美味しいしね。…ただ個体数が少ないからかなりの高値になるんだ」

天海「見つかりますかね…?」

グルメ冒険家「さっきも言ったけど今年は豊作らしい。例年より多くて太っているのだから…まあ運次第だな」

天海「そうですか…あ、そういえば…その…マフィアのことについて何か知りませんか?」

グルメ冒険家「マフィア…ああ、そういえばこの前森で何人か見かけたな。蜂蜜肉が目当てだと思う。狼に食われてたやつがいたが…まあそれは仕方ないだろうな…森に入る以上こちらが侵入者だから…君達も気をつけるように」

↓1 天海達のアクション
↓2 王馬の探索判定 80(相手が変装してるので-5)以下で成功

ガゴンガゴン

天海「…ふむ…狼や熊の他に危険な動物とかはいますか?」

グルメ冒険家「危険な動物は他にはいないな。狐はたくさんいるが。危険な場所はあるな…」

天海「…あの…もしよかったら狩りに協力させてもらえませんか?入っちゃいけない場所とか知りたくて…」

グルメ冒険家「もちろん構わないよ。では早速狩りの作戦を立てよう。もうすぐ小屋につくしな…」

東条「…」ジ-

天海達はグルメ冒険家と協力して狩りをすることにした。東条は後ろからくるマフィアが乗っている車をずっと見ていた

~列車内 1等車両~

王馬「お…」

王馬が列車内を探索していると怪しい人物を1人見つけていた

ベール女「…」

座席の隅の隅で黒いベールを被って座っていたので王馬は気づかず危うく見逃すところだった。よく見ると肌は人間に見えないほど真っ白だった。今は眠っているのかほとんど動いていなかった

↓1 王馬のアクション

↓1 王馬の幸運判定 90(-10)以下で成功
↓2 東条の探索判定 90以下で成功 ゾロ目、30以下なら大成功

王馬「…もしもーし、具合でも悪いのー?」

ベール女「…!?」ビクッ

王馬「大丈夫ー?」

ベール女「…えーと…あなたは…」

王馬「もし良かったらお話しない?他に人がいなくてさ、少し話し相手が欲しかったんだよね」

ベール女「は、はぁ…あっ!?」

カチャッ…

ベールを被った女が寝ぼけているのか驚いて何かを落とした。虹色の液体が入った瓶である

王馬「おっと」キャッチ

ベール女「あっ!…ありがとうございます」

王馬「んーん、いいよー」

それで気を許してくれたのか、ベールの女は王馬と雑談するのを承諾してくれた

↓1 王馬のアクション(どんな質問をするかも指定してください)

王馬「君は1人で来たの?旅行?」

ベール「んー、旅行というか…用事があって乗ってるんです」

王馬「ふーん…というかそのベールはどうしたの?」

ベール「ああ、これですね。遠くから見ても薬剤師…私がいるとわかるようにする為です」

王馬は少し引っかからを感じた

王馬「薬剤師?じゃあその虹色の薬は…」

ベール「最近作ったものですよ。たまたまできて…まだ効果がわからないんです」

王馬「なるほどー…そういえばさ、随分肌白いよね?すっごい失礼だけど人間なの?」

ベール「人間ではないですよ。半アンドロイドです」

王馬「半分?じゃあ残りは…」

ベール「…この通りです」

ベール女は少し悩んでいたがベールを少し外した。王馬はそれでベールを付けていた本当の理由が分かった

王馬「…トナカイの角?」

ちょこんとベール女の頭に角が生えていた

ベール「削ってるのでこのサイズですけど本当はもっと大きいんです。後遺症が残ってしまって…これでも良くなった方なんですよ。自分で薬を改良して…以前は薬を使っても外出すらできませんでしたし…」

↓1 王馬のアクション

王馬「…」

王馬は心の中で狐だった東条を思い出していた。そのことをずっと考えながらベール女に尋ねてみた

王馬「もしよかったら獣人…てか半アンドロイドになった経緯を教えてくれない?」

ベール女「えっと…10年前に…」

話によるとどうやら獣化薬用の実験室で爆発事故があり、高濃度の薬が霧散し吸い込んでしまって獣化したらしい。どうやっても人間に戻ることができず、獣化が進みすぎてアンドロイド化も半分しかできなかったらしい

ベール女「まあ半分だけでもありがたいんです。アンドロイド化するまでは他のトナカイと裸で外を1ヶ月あまり過ごしていたらしいですから…」

王馬「災難だねー…あ、さっき薬剤師がいるとわかるようにする、って言ってたけど…どういう意味なの?」

ベール女「あー…それは申し訳ありませんけど…」

王馬「ああ、分かったよ。ありがとう色々と話してくれて」

↓1 この後の王馬のアクション

王馬「…今でもトナカイの意識に支配されることはあるの?」

ベール女「ないと言ったら嘘になりますかね、今でもトナカイみたいになることはありますよ」

王馬「…あのさ、これだけ不老不死やその他の技術が発達してるのになんで未だに後遺症をどうにかできる薬ができないのか分かる?後超解毒剤って知ってる?」

ベール女「もちろん知ってますよ。」

王馬「じゃあさ、超解毒剤に更になんか調合したら強力な薬になったりしないの?」

王馬は東条の獣化を生活に支障が出ないくらいには戻してやりたいと考えていた。目の前のベールの女はその役に立ちそうだったので利用できそうなら利用しようと考えた

ベール女「実はその薬はもう作ってるんです…が…」

王馬「すごく高かったり?」

ベール女「高いのもあるんですけど…まず飲めないんですよ。理論上は獣化が治るんですけど…薬が強すぎるんです。あまりに身体に悪影響が出てしまうので飲んだらダメなんです」

王馬「ああ…効果が強すぎるパターンか…」

ベール女「…ところで何故私にこんな質問を…?」

王馬「…俺の大切な大好きな女の子と重なってて…不快な質問だったらごめんね?」

王馬は少し切なげな顔をして同情心を誘った

ベール女「…」

王馬「あ、もしよかったら名前を教えてもらえないかな?」

ベール女「本名は言えませんけど…茉莉花って呼ばれてます。ジャスミンって呼ぶ人もいますし…葉純って呼ばれたりもしますよ」

王馬「葉純ちゃんね、分かったよ!」

葉純「…ところで、もしかしてあなたの好きな人は私と同じ病気なんですか?」

少し心配そうな顔をしながら葉純は聞いてきた。王馬に同情しているようである

↓1 王馬のアクション

王馬「そうだよ。君より症状がマシなのか酷いのかは分からないけど。」

葉純「やっぱりそうでしたか…」

王馬「解毒剤を飲ませてあげたいんだけど、出来れば後遺症をなくしてあげたくて…」

葉純「解毒剤…」

王馬「…俺はその子のこと、本気で好きだからさ。これは嘘じゃないよ。」

王馬は東条の名は出さずに相手に真剣さが伝わるような喋り方で話した

王馬「…ところでさ、その強いお薬って身体に悪いんだよね?どんな悪影響が出るの?」

葉純「えっと…まず絶対飲んだらいけないのは心臓に疾患がある人、子供…それから妊婦さんですね。飲んだら緊急搬送ものですから…」

王馬「…んー…なるほどね」

葉純「後遺症を引き起こしている成分が筋肉や心臓や…脳に絡みついている訳ですから…無理矢理全部治そうとしたら最悪死んでしまいます。重い後遺症なら多分症状がいくつかあると思うんてすけど…その中の何個かは残ってしまっても諦めるしかないと思います。今はその1番強い薬を抑えて、従来の薬より少し強い効き目があるものはありますね」

王馬「…君はその薬を持ってるの?超解毒剤とかも…」

葉純「ええ、持ってますよ」

王馬「…お金はなんとか工面するからさ、薬を譲ってもらえないかな?」

葉純「超解毒剤…とその改良薬を…」

↓1 王馬の幸運判定 80以下で成功
↓2 王馬のアクション

王馬「君が自分で使う分以外で超解毒剤や改良薬が余っているなら俺に売って欲しいんだ」

葉純「…」

葉純は少し考え込み、そして口を開いた

葉純「超解毒剤であれば手持ちがあります…だけど…」

王馬「願ったり叶ったりだよ。ありが…」

葉純「待ってください、お礼を言うのは早いです。…もし超解毒剤を使っても、子供に耳や尻尾が生えることが多いです。それでも構いませんか?」

~針葉樹林~

グルメ冒険家「…大丈夫か?少し顔が…」

天海「いえ…大丈夫ですよ…いつもの車嫌いが出てきただけです…」

王馬が葉純と話している間、天海達は針葉樹林に入っていた。そこに行くまでガタガタとした酔いやすい車で2時間もかかって来たので天海は青くなっていた。グルメ冒険家と天海が話していると東条が何か黒いものを見つけた

黒いもの「…」zzz

東条「…あれは…?」

グルメ冒険家「…!あれは…蜂蜜熊だ!」

天海「…もう見つけたんすか!?」

グルメ冒険家「ああ、しかも眠っている…これは簡単に捕まえられるぞ!」

↓1 天海達のアクション
↓2 王馬のアクション

グルメ冒険家は早速捕獲網を取り出した。紐を引っ張ると獲物を覆う網が飛び出す仕組みのものである。かなり良いものをもっている。天海達はその後を音を立てないようについて行った。

グルメ冒険家「…そーっと近づくんだぞ」

天海「…なんか…普通の熊とは違いますね」

熊から3mくらいのところで天海達は一旦止まった。この熊は普通とは違うようで、あまり怖そうではなかった。ただ眠りながらも腹を抱えている

蜂蜜熊「…」スゥスゥ

東条「…この熊…雌?」

グルメ冒険家「ああ、雌の熊は美味しいぞ。これは楽しみだな…よし、網を用意するんだ」カチャッ

天海「…」カチャッ

パンッ!

熊「…」ス-ス-

天海「…これでいいんですか?どうやって運ぶんです…?」

えらく簡単に熊が捕まったので天海は拍子抜けしたように驚いていた

冒険家「ああ、このソリで持って帰るんだ。小屋で熊を捌く」

東条「…この熊…もしかして…」

東条は網にかかった、眠る熊を見つめていた。大事そうに腹を抱えて深く眠っているのと、熊から何かフェロモンのようなものを感じて東条は目を大きく見開いた

~列車 1等車両~

王馬「構わないわけじゃないし、後遺症の事も子供の事も諦めるつもりは無いよ。俺たちは不老不死になるつもりだから、長い時間をかけて解決策だって見つけたいんだ」

葉純「…」

王馬「今より状況が良くなるなら試してみたいし、挑戦したいしできるだけ多く選択肢を用意してあげたいんだ。まあ最終的に選ぶのは彼女だけどね」

王馬「…改めてお願いしたいんだけど、解毒剤を譲って欲しいんだ」

葉純「…わかりました。ただお代は少しいただきます。後払いでも構わないので…そういえば薬はどうしますか?今すぐでも構いませんけど…」

↓1 王馬のアクション(また、このコンマが高ければ高いほどお代が高くなる)
↓2 天海達のアクション

別の獣化薬を飲むと、狐から別の動物に変わります(ただし後遺症は引き継ぎ)
↓1 東条のアクション(熊をどうしたいか)
↓2 ゾロ目77ボーナス 王馬のアクション(マフィアのことを伝えるかどうか)

王馬「じゃあ今もらえるかな?それから値段は…」

葉純「そうですね、10000Mいただきます」

王馬「分かったよ、必ず支払う。…そういえばさ…君…」

葉純「…?どうしましたか?」

王馬は葉純がアンドロイドだと言ったので薬の値段のことも考えてマフィアのことを話そうとしたが、東条の仲間かどうかわからないので少し迷った。そして咄嗟に池での東条のコードネームを思い出して王馬は確かめた

王馬「君、アイリスってアンドロイドの人知ってる?」

葉純「…!アイリスのお姉様のことですか?」

王馬「…えーと…」

王馬は葉純に東条の容姿を教えた

葉純「間違いありません…」

王馬「君の仲間?」

葉純「はい、そうですよ。…よく面倒を見てくださったんです」

王馬「…なるほどね、ありがとう。ところでさ…」

王馬は話しても大丈夫だと確信してマフィアのことを葉純に話した

葉純「あ…やっぱりいたんですね、マフィア…」

王馬「俺1人だと確定できないけど…マフィアの報酬とかは薬代にあてるつもりだし…あ、あとそのアイリスちゃんがマフィアの情報とかほとんど手に入れたんだよ。物資も…」

王馬は貨物車両に財宝類や麻薬などもあると伝えた

葉純「…ふむ…」カキカキ

葉純は話を聞きながら何か書類を取り出すと書き込み始めた

葉純「…ありがとうございます。司令部に連絡しますね。報酬については…薬代を引いた分で構いませんか?」

↓1 この後の王馬のアクション

王馬「うん、構わないよ。ありがとう」

葉純「ではこれを…」

葉純は王馬に超解毒剤を渡した。やっと手に入れられたので王馬は盗まれたりしないようにとても大事に肌身離さず持っておくことにした

王馬「あ、また何かあったら連絡していいかな?」

葉純「はい、構いませんよ。私は1のK室にいますから何かあったらどうぞ。あ…それから…これ…獣化の子供のことについて大事なことが書いてあるので受け取ってください」

王馬「ん…ありがとう」

王馬は更に葉純から1枚の紙をもらった

~針葉樹林~

冒険家がソリを用意している間、天海は東条の様子に気づいて声をかけた

天海「…斬美さん、どうしたんですか?」

東条「あ…あなた、この熊…」

天海「…これは…」

天海は東条と熊の様子を見て、少し考え込んだ。熊があまりにも腹を大事そうに抱えるので天海はもしかしたらこの熊が身籠っているのではと思った

天海「すみません、ちょっとこの熊を見てもらえませんか?」

グルメ冒険家「ん?どうしたんだ」

天海は冒険家に事情を説明した。少し驚いた冒険家は熊に近づいて確かめてみた

グルメ冒険家「…妊娠してるな…」

天海「やっぱり…斬美さん…この熊をどうしたいですか?」

東条「…」

悩ましげに俯いた東条は冒険家に懇願するような目を向けて頼んだ

東条「もしあなたが許してくれるのなら放してあげて欲しいです。子熊が産まれたら将来的に数が増えますし、…同じ妊婦としては殺してしまうのが忍びないですから…」

グルメ冒険家「…んー…」

天海「…もしダメなら俺たちで仕留めます。他の人に狩られるよりはマシですから…」

冒険家の方も悩ましげに俯いていた。その間も東条は他の熊や、マフィアを警戒して見回していた

グルメ冒険家「よし…この熊は飼うことにする」

天海「えっ!?」

グルメ冒険家「逃して狩られたら元も子もないからね…この熊はとても大人しいんだ。飼い熊としても人気だよ」

東条「…飼い熊…」

天海「…わかりました、ありがとうございます…」

グルメ冒険家「あ、もし熊が欲しかったらあげるけど…」

↓1 コンマ50以下でマフィアが他の熊を仕留めるところを発見
↓2 この後の天海たち、王馬達のアクション

~昼 屋敷(視点変更) ダイニングルーム~

百田「結構かかるんだな…」

最原「うん…」

茶柱「だいたい1000から3000Mするみたいですね…」

白銀「申請もしないといけないみたいだね…」

結婚式の費用相場は和式洋式共に2000Mくらいらしかった。ただその前に婚姻届を出す必要があるらしく、その届け出を出すには就職しなければならないようだった

茶柱「解斗さんは就職してるんですよね?」

百田「一応だけどな」

白銀「私たちも就職しないといけないね…服飾関係かなにかないかな…」

最原「いっそなにか作ってみて市場に店を構えてみるっていうのは…100Mでできるって言ってたし…」

百田「なんか店を構えるってロマンがあるな…」

↓1 この後の百田達のアクション(夕方まで)

↓1 昨日の百田の稼ぎ 一桁のコンマ×10M

それから百田達は一旦解散して、各パートナーと過ごすことにした

百田「…ふう…手が痛くなるな…」カキカキ

百田は相変わらず精を出して絵本の翻訳を続けていた。以前の百田であればここまで集中するのは無理であっただろうが、今は茶柱とそのお腹の子の為なら何万冊とでも書ける勢いだった

メイド「ご友人様…あの、これを…」

百田「あ…昨日の分か…ありがとうな」

メイド「はい…では失礼します」

百田はメイドが行った後、茶色の袋の中身を取り出した

百田「60M…もっと頑張らないとな」

茶柱「…頑張ってますね」

百田「あ…転子!…なんかいい匂いがするな…」

茶柱「教えてもらったものを作ってみたんです…簡単なクッキーなんですけどね」

茶柱が頑張る百田の為にロケット型のクッキーを作って持ってきていた。少々歪んでいたり、茶柱の手に絆創膏があったりしたが百田は茶柱がますます可愛いらしく思えて抱きしめた

茶柱「ど、どうしたんですか…?」

百田「いや…つい抱きしめたくなってな…」

茶柱「…」

茶柱は真っ赤になりながら絵本を手に取ると
腹を撫でながら小さな声で呟いた

茶柱「いつかこの子にも解斗さんの本を読ませてあげたいですね…」

↓1 百田のアクション

百田「…転子…」ギュウ

茶柱「ひゃうっ…!?」  

百田「…転子、お前と…俺と転子の子を愛してるぜ」

茶柱「…わ、分かってますよ…転子も…」

百田が改めて茶柱を抱きしめて愛情を伝えると、茶柱も恥じらいながら百田を労わるように撫でた

メイド「…最近の子は凄いですね…」

~白銀の部屋~

白銀「やっぱりお店が欲しいよね…」チクチク

最原「うん…あれ、つむぎさん…それは?」

白銀「あ、これは茶柱さんに頼まれたバニーガールの衣装だよ」

最原「バニーか…」

白銀「あ、今想像したでしょ?」

最原「し、してないよ!」

白銀「ふふ、真っ赤にしちゃって可愛いなぁー…」

白銀は最原をからかいながらバニーガールの衣装を作り、自分達の店の相談をしていた

白銀「あ、そういえば移動式店舗でも良さそうだよね!夢が広がるなぁ…」

最原「ふふ…」

↓1 この後の最原達のアクション

~20分後~

白銀「…よしっ!完璧!じゃあ早速茶柱さんのところに行こうかな」

最原「これを茶柱さんが…あ…まだダイニングルームにいるかな」

白銀はこの前から頼まれて作っていたバニー服を完成させると最原とともにまたダイニングルームに向かった

~ダイニングルーム~

百田「お、お化けが…」

最原「お化けじゃないけど…何だか凄かったよ…」

ダイニングルームについた最原達は茶柱が恥ずかしくないように最原が百田に足のない人の姿の話をして気をそらし、その間に白銀が茶柱に衣装を渡した

白銀「ふふ…百田君は茶柱さんにもっと虜になっちゃうかもね…?」

茶柱「あ、ありがとうございます…で、でも虜って…」

~列車 王馬の部屋~

王馬「…えーと」

~紙の内容の要約~
1 後遺症が残った状態で人工流産した場合、その母親は2度と妊娠できなくなる
2 母親が後遺症を持っている場合、子供を一度に2人以上妊娠する可能性が高い
3 子供への獣化の遺伝は外見的なものと、内面的なものとで2種類に分かれている
4 獣化している子供へ危害を加えると周りの動物が加害者に攻撃する場合がある
5 子供への獣化は母親が持っている後遺症ほど酷くはならない

王馬「…」

↓1 王馬のアクション

↓1 ゾロ目または40以上で夕顔と会える
↓2 屋敷組で百田や最原たち以外のメンバーのアクション(特にないならカット)

王馬「天海ちゃん達が帰ってきたら話さないと…」

王馬は薬と紙の内容のことを天海達が帰ってきたらすぐ話せるようにした。時間があるので夕顔を探してみたがいないので、部屋で待機することにした

~牧場 春の家 探索中~

春川「…えーと、牧場の敷地はこんな感じか…」

赤松「やっぱり広いね…」

ゴン太「とりあえず地図にまとめてみたよ!」

~牧場の敷地 30ha~
中央:管理棟 1.5ha(残り4.5)
西:牛舎 放牧地(残り2ha)
東、北、南:未使用(計18ha)
~備考~
乳牛5頭飼育中
現在の経費 500M(天海父が支払う)

赤松「まだまだ未開発だね…」

春川「…まず何を建てるか…」

ゴン太「牛さんをたくさん飼った方がいいのかな…?」

↓1 赤松達のアクション(とりあえず建ててみたいものを指定しても構いません)

赤松「そういえば…餌の小麦とかまず作ってみるとかどうかな?アンジーさんもおススメしてたし…」

春川「…小麦畑か…土地も広いしそれもいいかも。後は…牛だけじゃ寂しいし、まずは卵を産んでくれる鶏とか…」

ゴン太「折角だから美味しい卵を産んでくれる鶏さんを飼おうよ!」

赤松「いいね!あ、じゃあ中田さんを…」

カランカラン

中田「あ、赤松さん!それに春川さんに獄原さんも…どうしましたか?」

赤松達は中田に相談するために呼び鐘を鳴らした。しばらくすると中田がやって来たので、赤松達は小麦畑と卵について相談を始めた

~針葉樹林~

天海「…折角なのでもらってもいいですか?」

グルメ冒険家「ああ、構わないよ。蜂蜜熊はすでに1匹飼っているし…君達にあげるよ」

東条「…ありがとうございます」

熊「…」zzz

グルメ冒険家「おや…雪が降って来たね…そろそろ駅に戻るかい?」

↓1 この後の天海達のアクション(列車に戻るなら列車での、夕食までのアクションを指定)

2人きりではないですが採用します

↓1 熊の名前を指定

天海「そうですね…森で迷うと大変ですし、列車に戻りましょうか…」

グルメ冒険家「よし…じゃあ熊を引っ張るのを手伝ってくれるかい」

東条「はい…っと…」グイッ

熊「…」zzz

グルメ冒険家「うおっ!?…力持ちだね…」

~3時間後 列車 天海の部屋~

天海達はグルメ冒険家と分かれて、熊を貨物車両に乗せると自分の部屋に向かった。途中マフィアの下っ端を見つけたが、特に何か捕まえた様子もなかった

天海「熊の名前…何にしますか?」

東条「蜂蜜熊ならハニーが良いんじゃないかしら…それに…あの子の子供や名前も決めた方がいいかもしれないわね」

天海「ふふ、そうですね…ハニーもですけど…この子達の名前も考えておかないといけませんね」

天海は東条のお腹を撫でながら優しく言った

東条「…そうね…」

ガチャッ

王馬「お、帰って来てたね」

天海「…っと…そっちは何かあったんすか?」

↓1 王馬達のアクション

最初に王馬が超解毒剤を東条へ渡す
それから天海東条と王馬はお互いの行動を話す(妊娠熊や葉純のやり取りや後遺症の紙など)
王馬「東条ちゃんや天海ちゃんも甘いけど冒険家のオジサンも甘いね」
王馬「けどそういうの嫌いじゃないよオレ」と憎まれ口を叩きながらも笑みを浮かべ
天海「君も相変わらず素直じゃないですね」と返しながらも微笑み
東条「もう二人とも」とたしなめながら笑顔だった

王馬「…大収穫だよ。はい、東条ちゃんこれ…」コトッ 

東条「…これは…」

天海「…!まさか…」

王馬「超解毒剤だよ。後は直前薬があれば東条ちゃんはとりあえずアンドロイドをやめられる」

天海「…色々あったみたいっすね、聞かせてもらえませんか?」

王馬「いいよ。俺はね…」

王馬は天海達に葉純とのやりとりや、後遺症についての紙を取り出して話した

王馬「それで葉純ちゃんから貰ったんだよ。…じゃあ次は天海ちゃん達の話を聞かせてよ。この話はとりあえず置いておいてさ」

天海「…俺たちは…」

そして天海達の方は、針葉樹林の中で起きた出来事と、マフィアのことを話した。特に捕まえた蜂蜜熊の話で盛り上がった

王馬「…にしし、東条ちゃんや天海ちゃんも甘いけど冒険家のオジサンも甘いね」

東条「…それは…」

王馬「けどそういうの嫌いじゃないよオレ」

王馬は高価な蜂蜜熊を仕留めなかったことを責めるように憎まれ口を叩いたかと思うとにっこりと笑っていた。すると天海も負けずに笑い返す

天海「…君も相変わらず素直じゃないですね」

東条「…もう、2人とも」

そんな2人を東条はたしなめるようにしながら笑みを隠せずにいた。しばらく3人は笑い合ってゆったりとした時間を過ごしていたが、10分ほど経つと誰かがノックをする音が耳に入った

コンコン ガチャッ

夕顔「こんにちは、昨日ぶりね。ふふふ…マフィアの報酬についてお話しをしに来ましたわ」

返事を待たずにドアを開いたのは夕顔だった

↓1 天海達のアクション

王馬「っ…」ギュッ

東条「あっ…」

天海「…その話、俺たちも聞かせてもらいます」

天海と王馬は夕顔から東条を守るように後ろに庇い、警戒しながら夕顔を見た

夕顔「ふふ、構いませんわ。でもそんなに怖い顔をしないでくださいな」

夕顔は笑いながら書類を取り出した

夕顔「さてと…葉純から色々と聞きました。司令部のほうは大喜びだそうですわ。報酬は期待して構いませんわ」

王馬「…いくらくれるわけ?」

夕顔「慌てないでくださいまし…」

~マフィア報酬(ミッションクリア)~
マフィア密告+ボーナス 4万M
国宝ボーナス 2万M
財宝類 1万M相当
薬物ボーナス 2000M
武器ボーナス 5000M

夕顔「大盤振る舞いとなっておりますわ。ふふふ…聞けば斬美ちゃん…あなたが今回の捕縛に役立ったと聞きましたが…」

東条「…恐れ多いことです…」

夕顔「謙遜しなくてもいいですのよ?…さてと、超解毒剤があなたに渡ったようですし、大事な話をしましょう」

天海「…直前薬の許可のことですか」

夕顔「その通りですわ…今回の件で司令部はあなたをますます手放したくなくなったようですのよ」

王馬「それどういうこと?」ダンッ

夕顔「あらあら、物を投げないでくださいな。続きを言わせて頂戴。…でもあなたが活躍したのは事実ですし、妊娠しているのだからもう良いではないかという意見も多数ありました…だから、あなたのお腹が大きくなったら人間に戻っても良いと言う結論に至りましたの。これがその証拠です。先ほど送られてきました」

夕顔は3人の前にかなり高価そうな封筒を置いた。厳重に密封されたもので、糊付けをとって中身を見てみると、議事録があった。内容は夕顔が言ったこととほぼ同じだった

↓1 天海達のアクション

天海「安定期にも入ってない危ない状態で危険だったり、他人を抱くような仕事を続けろというんですか!?」

夕顔「そういうことになりますわね」

王馬「ふーん。そのショックで子供が流れちゃったら誰が責任とるんだろうねー?折角の超高校級同士の子供なのにさ」

激昂する天海に便乗するように王馬は夕顔を責め立てた。だがそれでも夕顔の笑みは崩れない

王馬「…あのさー、もし子供おろしちゃったり、待たずに直前薬飲んだらどうなるの?」

東条「…」

夕顔「もし妊娠状態でなくなれば通常通り任務についてもらいますわ。子供が産まれるまでその状態に戻ります。ただ…あなたがもしおろせば組織の中の何人かは引責してもらうことになるでしょう。直前薬はまず許可が下りないと手に入れられませんから待たずに飲むことはできないでしょうね」

天海「…っ…」

夕顔「…ふふ…」

夕顔は笑いながらもう一枚紙と小瓶を取り出した

王馬「…なにそれ」

夕顔「これは直前薬の許可書です。そして…こっちが出産時期を早くする…つまり妊娠状態を加速させる薬です。子宮薬は伸ばすだけでなく短くする効果もあるんですよ。使いたくなったら使えばいいと思いますわ」

↓1 天海達のアクション

undefined

天海「…」

王馬「…天海ちゃん…!」

天海は夕顔が差し出したものを受け取ろうと手を伸ばした。それを王馬が信じられないものを見るような目で見ていた。だが、夕顔が渡そうとした瞬間天海がその手を払って叩いた

東条「…!あなた…!」

夕顔「…あらまあ…」

天海「……斬美さんや俺たちはお前らに管理されるだけの存在じゃないっす、超高校級は国に管理される家畜の名称ですか?……見くびるのも大概にしろ!」

東条「あなた…ダメよ、落ち着いて…!」

夕顔「…それで?」

天海「…自分たちの道は自分たちで決めます、お呼びじゃあ無いので二度と俺たちの前に姿を現すな!」

天海は思い切り叫んで夕顔を睨みつけた。夕顔は微笑んでいるんだか真顔なんだかわからない目で見つめ、東条は顔を真っ青にしていた。王馬は軽率に夕顔に協力したり自分の計画のせいで結果的に東条の束縛が強まる結果になってしまったこと、そして天海が率先して啖呵を切った事により敗北感を覚えていたが、それも一瞬だった

夕顔「…あっははははは!なるほどねえ…やっぱりまだまだ青臭いですわね」

天海「…なんですって?」

夕顔「超高校級は国に管理される家畜…ふふ、間違ってませんわ。ただしくは国に管理される道具…ですかね?」

王馬「…は?」

夕顔「何を思い上がっているのかは知りませんが…あなた方は国の役に立つと思われているから超高校級という称号が与えられているんです。つまり…才能があるのに役に立つ気のない穀潰しはお呼びではないんですよ。…あなた達を保護するのに一体どのくらいのお金が動いたか…でもこの様子では…」

東条「…!」

夕顔「…ふふ、冗談ですわ。そんな顔をしないで、斬美ちゃん。あなたはとっても役に立ってくれてますから…まあただで済ますわけにもいきませんけど」

天海「…何をする気なんですか?」

夕顔「それは教えられませんわ、でも…楽しみにしていてくださいね」カチャンッ

天海「…!?」

夕顔はそれだけ言ってしまうと、小瓶を取り出して床に叩きつけたかと思うといつの間にかいなくなってしまっていた。それを見た東条は顔色をますます悪くして動揺していた。

東条「…」ブルブル  

王馬「…東条ちゃん…?」

↓1 天海達のアクション

↓1 ??の??度(重要)

東条「どうして逆らったりしたの…?私が任務を果たしていればあなたたちみんなに危害が及ぶことはなかったのに」

天海「斬美さ…」

東条「…責任をとれないのに勝手なことをしないで…」ガチャッ 

王馬「東条ちゃん…!」

東条は真っ青な顔で、肩を震わせながら言い放つと部屋を飛び出して行った。天海達は止めようとしたが、東条が速くて止めることができなかった。呆然としていた天海達だったが、またノックの音が聞こえて、警戒した

コンコン

天海「…誰ですか?」

「あの…葉純です…」

王馬「…!葉純ちゃん…」

天海「葉純…って王馬君が言っていた…」

「ちょっと開けてくれー」

天海「…もう1人?」

王馬「…どっかで聞いたような…」

「AMiだー、話したいことがあるから開けてー」

天海「…AMiって…」

↓1 天海達のアクション

王馬「…とりあえず中に入れよう」

天海「…」ガチャッ

葉純「あっ…失礼します…」

AMi「お、豪華だな…ちょっと入るぞ」

天海達は、2人を招き入れて話を聞くことにした

AMi「ありがとう…で、早速なんだが…これが届いたんだ」

AMiは懐から紙を2枚取り出した。1枚は直前薬の許可書だった。何とサインも入っている。人間に戻っても良いと言う記述がある

王馬「…どういうこと…?」

葉純「薬も届けるように…と言われてて…」

AMi「…まあそれよりこっちが本題だ…これを見てくれ」

天海「…これは…」

~命令書(東条に対する)~
1週間の監禁処分

王馬「…監禁…」

葉純「正直上の考えが私たちにも全く分からないんです…」

AMi「嫌な予感はするけどね…」

↓1 天海達のアクション

↓1 天海・王馬の??判定 40以上で失敗

天海「っ…!」グシャッ

AMi「おっと…」

王馬「…」グシャグシャ

葉純「あっ…」

天海も王馬ももはや怒りを隠すことはできなかった。命令書を掴んでグシャグシャに丸めるとベッドに投げる。その勢いで天海は言い放った

天海「…斬美さんにこんな扱いをする組織は絶対許しません。例え斬美さんに嫌われても俺は必ずあの人を守ります」

AMi「…んー…」カチャ…

王馬「…ま、俺も同意見だけど…それだけじゃぬるいよね。俺の才能滅茶苦茶軽く見られてるぽいし、悪の総統らしく組織を壊滅してやろうかな…っ…!?」

葉純「…あっ…」

天海「…これは…っ!…何をしたんですか?」

天海達は不意に眠気が差して驚いた。一瞬眠りかけたが、何とか気絶せずに済んだ

AMi「あちゃ…やっぱり旧式麻酔銃じゃダメか…」

王馬「…何のつもり?」

AMi「ABiiから頼まれたんだ。もし君ら2人が無謀なことをしでかそうとしてるなら多少強引でもいいから止めてくれって。というか私も思ったんだけど少し落ち着きなよ。怒る気持ちも分かるけどさ。君らの行動が却ってあの子を苦しめてるんだよ」

↓1 天海達のアクション(先ほどの判定は気絶判定です)

王馬天海「「…」」

天海達はAMiの言葉で落ち着こうと必死に気持ちを抑えながら2人の話を聞こうとした

天海「…俺たちの行動が斬美さんを苦しめてるとはどういうことなんすか」

AMi「…ま、1番悪かったのは夕顔…貴族院と揉めたことだね。」

王馬「東条ちゃんの健康や精神を犠牲にして黙ってれば良かったってこと?」

葉純「…時には…建前でも従うふりをするというのも大事ですよ。」

天海「…」

怒りは収まらなかったが、頭を冷やして考えないと2人の言うとおり東条の立場を苦しめてしまうだけだった。

王馬「…東条ちゃんは今どうなってんの?」

AMi「監禁されている…確か…薬が何とかって言ってたから…」

天海「…どこに監禁されているんですか?」

葉純「おそらく…先ほど追加で繋がれた新しい車両だと思います。…あんまり静かだったので気づかなかったみたいですね」

どうやら司令部が今日は1日列車が動かない日なのをいいことに、新しい貨物車両を追加したようだった

AMi「ったく仕事が早いな…この分じゃ繋げんのに10分もかかってないだろ」

↓1 天海達のアクション

↓1 東条の現在の状況 コンマが高いほど良い。ただしゾロ目だと強制的に最悪の状態

天海「…斬美さんを助けましょう」

王馬「そだね…あ、そこの2人も協力してくれない?」

怒りは静かに燃えていたが、東条に何かされたらたまったものではないので天海達は作戦を練ることにした

葉純「えっ…あ…」

AMi「んー…構わないが無茶はしないでくれ。というかまずABiiの様子を見ないと助けるもへったくれもないだろうし、見てくるよ」

王馬「…ありがと」

~30分後~

AMi「ビデオ撮ってきたぞ」

天海「見せてください」

~ビデオ~

東条「…ん…んん…」

ナース「なかなか大きくなりませんね、効き目が薄いのでしょうか」

東条「…この子達の成長を早めてどうするつもりなの?…手を出したら許さないわよ」

ナース「私に言われても…今で3ヶ月くらいですかね、お腹が膨らんできましたし」

ビデオの中の東条はとても綺麗な貨物車両の部屋にいた。中は天海達の部屋と大差ないくらいである。そこのベッドに寝かされていた。緩く拘束されている。そしてナースから点滴をされていた。お腹は少し膨らんできている

ナース「この後直前薬を使用します」

~現実~

天海「…これは…」

↓1 天海達のアクション

↓1 天海達の作戦を指定(成功率が高めにしてあります)

申し訳ありません >>293は誤爆です

王馬「…ねえねえ、これ何してるのか分かる?」

葉純「…あれはもしかして…」

AMi「…子宮薬の超濃度のやつか…」

天海「どういうことなんすか…?」

葉純「胎児の成長を早めているんだと思います。…もしかしたらあのまま出産させる気じゃ…」

王馬「…」

天海達の顔は真っ青になった。もしこのまま東条やお腹の子に何かあったらと思うとなりふり構わず助けに行きたかった

葉純「…どうやって救出します…?」

AMi「直前薬使ってからじゃないと助けられないし…」

王馬「…どういうことなの?てか協力してくれんの?」

葉純「は、はい…ただ…直前薬を使わずにあれの邪魔をしてしまうと彼女が一生アンドロイドのまま…ということになりかねないので戻してから出産してしまう前に助けないと…」

ブ--ン

エビシオ『…タダイマ…主人ハ…?』

天海「…エビシオ…」

↓1 天海達のアクション

↓1~ 天海達の作戦の内容 複数採用しますので相談とかされても構いません。透明マントは持っています。エビシオや葉純達も協力してくれます。ただし直下1コンマがゾロ目、または30以下で東条が??状態になります。

作戦安価はなさそうなのでカットします。とりあえず東条のいるところに行ってみるかどうかだけ聞いておきます。

↓1 東条のところに行ってみるかどうか。(他にとりたいアクションもあればどうぞ。特になければなしで構いません)

割りとみんな慎重に考えてるんじゃないかな…ちなみに電子ドラッグって出力や対象にできる人数や範囲ってどんな感じだっけ?

>>300 出力については弱~強の操作ができます(ただし相手に自己ハッキングされたら意味がありません) また、遠くにいても狙い撃ちをするのも可能です

↓1 再安価

AMi「お、エビシオか…元気にしてたか?」

エビシオ『ウン…エビシオノ主人ハドコ…?』

葉純「あ…それは…」

王馬「…」

天海「エビシオ…」

天海はエビシオに東条が貨物車両に監禁されてしまったことを話した

天海「…俺が軽率な行動をしたせいで…すみません。…君の主人と…お腹の子供達にも危険が及んでいるんです。君も協力してくれませんか…?」

エビシオ『…了解…』

王馬「…とりあえずさっさと動かないと…東条ちゃんに何されるかわからないし…ねえ、今東条ちゃんのところに行っても大丈夫だと思う?」

葉純「…うーん…」

AMi「…行ってみて状況確認も必要だからな…よし、行ってみるか」

王馬がAMiに行っても大丈夫か尋ねた。アンドロイド達は悩んでいたが、とにかく一旦行ってみることになった

~貨物車両~

AMi「よし…開いたぞ…」

貨物車両の鍵はAMiがすぐに開け、天海達が慎重に中を覗いて見た

カチャッ…

ナース「っ…もうこうなったらこのまま打ってしまって!」

ナース2「ええっ…?でも…」

東条「っ…んんん…!」

中ではナース達が暴れる東条を抑えながら直前薬を打とうとしていた。東条は監禁される前よりお腹が大きくなって動きにくいようだった

↓1 天海達のアクション

天海「…斬美さん…!っ…!」

天海は思わず部屋に突入しようとしたが、王馬が止めた

王馬「待って天海ちゃん…薬を打って油断したところを狙うしかないよ」

天海「でも…!」

葉純「…私もそれがいいと思います」

AMi「…気持ちはわかるが落ち着け、隙を見て私たちがあのナースを取り押さえるからその間に助けなよ」

天海「…」

~室内~

ナース2「…ごめんなさいっ!」ブシュッ

東条「…あっ…!?」

ナース「よし…!」

東条「…あ…う…うううううぅ…!」

ナースの1人が覚悟したかと思うと東条に直前薬を注射した。東条が激痛に悶えて暴れ始める。身体の急激な変化についていけていないらしい。メキメキと嫌な音を立てながら東条はどんどんと身体を変化させていった

ナース「…ふ…う…上は一体何考えて…っ!?」

AMi「動かないでね」

ナース2「きゃっ…!?」

葉純「…すみません…」

東条「……ううううううぅ…!」

~室外~

ナース達が気を緩めている隙に葉純達は取り押さえに行っていた。その間にも東条の身体が変化している。頭から耳が生え始めていた

↓1 天海達のアクション(部屋の中を調べてみると何かあります)

↓1 30以上で部屋から何か見つかる

王馬「天海ちゃん」

天海「分かっています…!」   

天海達は顔を見合わせるとすぐに行動に移った

ガチャッ

天海「斬美さん!」ダキッ

東条「…ううう…」
  
天海は部屋に入ると東条を抱きかかえ、すぐに自分の部屋に連れて行った。王馬は部屋の中に何かないか探し始める

王馬「…」キョロキョロ

AMi「…ふぅ…」

ナース達「」

葉純「眠ってもらいましたけど…大丈夫でしょうか…?」

AMi「麻酔ごときで特に影響は出ないだろうし大丈夫だよ」

葉純達の方はナース達を鎮圧していた。その間にも王馬は探し続ける

王馬「…これは…」

そして部屋の中のベッドの下に紙が落ちていた。王馬はそれを拾い上げ、折りたたまれているので広げてみた

~手紙の内容~
出産までいかなかったようで残念ですわ。狐の超高校級の子の出産なんてさぞ見ものだったでしょうに。でも今回はここまでで見逃しましょう。でも次私の機嫌が悪くなったらどうなるかわかりませんからお気をつけくださいね

といった内容と、夕顔の印が押されていた。最初から天海達が来ることを予見して書いていたらしい

王馬「…」

↓1 王馬のアクション

列車の中だと逃げ場はありませんが天海達は気球を持っているのでそれを活用したり、AMi達がなぜ協力してくれるのかとか調べたりしても良いと思います。ちなみに報酬はエビシオがもらっているのでお金のことはあまり気にしなくても大丈夫です

↓1 再安価

AMi「それは…ああ…夕顔の花の…」

王馬「…とりあえずナースちゃん達は拘束しててくんない?」

葉純「あ…もう拘束してるので大丈夫ですよ」

王馬「そっか、ありがと…ところでさ、なんで2人は協力してくれるの?東条ちゃんと何か深い縁でもあるの?それから…組織は子供を奪う気なの?上の考えがわからないってどういうこと?」

AMi「あー…ちょっと待て、いっぺんに言われてもわからんからな…えーと、まずは…ABii…もといアイリスとの関係だったな。まあ言うなれば戦友といったところか。葉純にとっては恩人だろう」

王馬「恩人?」

葉純「任務中助けてもらったことがあるんです。…あなた達に協力した理由の半分はそれで…」

AMi「もう半分については私が説明しようかな。…えーと王馬でよかったっけ?おみくじみたいな名前だった気がするんだが…末吉?」

王馬「小吉だよ」

AMi「ああそうだったな。悪い悪い…さてと、私たちが協力した理由は…まあ私たちがアイスランドに所属してるから、と言っておこうかな。反welt派とも言うが」

王馬「…反welt派…もしかしてスパイだったり?」

AMi「その認識で構わないよ。んで…上の考えについては…子供を奪うというよりアイリスを閉じ込めて見世物にでもする気だ。子育てとか出産とか…まあ詳しいことはわからん」

王馬「見世物…うーん…ありがとう、話してくれて。とりあえず部屋の中になんかないか調べないと」

↓1 王馬の探索判定 80以下で成功

数分部屋を探していると、王馬が何か見つけた

王馬「…ん?これは…」

アイテム:動物笛

王馬「…とりあえず天海ちゃんの部屋に行くか…ありがとう、2人とも」

AMi「おう、何かあったら葉純の部屋に来いよ」

王馬「うん、ありがとう」

王馬は一旦2人と別れて天海の部屋に向かった

~天海の部屋~

天海「斬美さん…落ち着いてください!」

東条「…うぅううううう…!」

部屋の中で天海が必死に東条をなだめていた。だが理性が飛んでしまっているのか東条は狐化した状態で周りを威嚇している。毛が逆立ち、鋭い爪をベッドに食い込ませていた。胎児が成長してなおさら気が立っているようで目つきも鋭くなり牙をむき出しにしてお腹を守っていた

王馬「…これは…」

入ってきた王馬が困惑しているとそれに気づいたのか東条がさらに威嚇の声を上げた

東条「しゃー!」

天海「っ…」

↓1 天海達のアクション

王馬「…これ…あの部屋にあったってことは…効くのかな」

王馬は試しに、オカリナのような形をした笛を吹いてみた

ヒュ-…

天海「…!王馬君…それは…」

王馬「…」ヒュ-

東条「…」ビクッ

王馬が息を吹き込んでみると、笛からなんとも心地の良い音色が流れた。東条がそれに反応して天海達への威嚇をやめた

東条「…きゅー…」

天海「斬美さん…?」

しばらく東条は尻尾を振りながら2人を警戒するように後ずさっていたが、王馬が吹き続けると30分ほど経ってようやく2人に近づいて来た

東条「…きゅーん…」

王馬「…よしよし」

天海「その笛は…」ナデナデ

王馬「部屋に落ちてたやつ。…でもまだ怖がってるね」

東条は近づいてはきたが、まだ怯えているのか小さな鳴き声をあげて丸くなりながら2人を見つめていた。だがもう威嚇はしていなかった

↓1 この後の天海達のアクション

王馬「…」ヒュ-

天海「…斬美さん、大丈夫ですよ…俺たちは敵じゃないです」ナデナデ

東条「…きゅーん…」

王馬が笛を吹き、天海が東条を刺激しない程度に撫でた。2人はしばらくそれを続けて東条が落ち着くのを待った

~牧場 春の家~

中田「えーと…まずは鶏ですよね。どの鶏を飼うか決めてもらいたいので、これを見てください。後はスポンサー様からご予算の方もいただいてますので…」

赤松「えーと…最初の予算が…1万!?」

春川「…たくさん買えそうだね…」

~鶏~
超高級鶏1羽 100M (卵1個あたり50M 富裕層向け コンマ判定は少し厳しめで利益が出る)
高級鶏 1羽 30M (卵1個あたり 15M 一般~富裕層向け コンマ判定普通で利益が出る)
鶏 1羽5S (卵1個あたり1M 一般~孤児院などの施設向け 薄利だが必ず利益が出る)
鶏舎 1つあたり 2000M 3羽飼える
飼料 1日 1S~50M(1羽あたり)
どの鶏でも1日5個卵を産む

ゴン太「…ご、ゴン太よくわからないよ…」

中田「で…こっちが小麦畑です」

~小麦畑~
1haあたりの経費 1日 10M 豊作なら1000M、凶作なら10Mの利益が出る。

中田「どのくらいの小麦畑を作るかとか、決まっていたら教えてください」

↓1 赤松達のアクション

牧場物語みたいになってきたな...
どうも勝手がわからんが試しにとりあえず鶏舎を一つ建て普通の鶏を3羽飼ってみる
小麦畑もとりあえず5ha(東京ドーム一つ分)ほどから始めてみる

ただ正直細かい数値設定は管理めんどいからもっと簡単にしたほうがいいとは思う、最近安価が難しくて中々進まないし
ところで動物笛って他の野生動物にも効くんだろうか?

>>322 ぶっちゃけ細かいのは最初だけです。後は簡単にします。天海の父親が満足できるくらい稼いで欲しいです。ノルマはまずは1000Mくらいですかね。今のところ超赤字ですから小麦のコンマ判定(1回のみで後は自動)を頑張ってください。場所の指定がないのでコンマ判定が簡単な南にしておきます

春川「…とりあえず小麦畑は広い方がいいんじゃない?」

赤松「確かに…じゃあ思い切って5haくらい建ててみようか」

ゴン太「お日様のあたるところがいいよね」

中田「なるほど…では南の敷地に5ha小麦畑を作って見ますか。鶏舎も同じ場所にしますか?」

春川「…鶏はどうする?」

赤松「あんまり高いのはあれだし…絶対利益の出る鶏にしようよ。同じ南に建てて…」

ゴン太「鶏舎はどのくらい大きいのかな?」

中田「1つで0.5haくらいですね。…これで南は5.5ha埋まりましたね。えーと…2037Mの赤字ですね。天海様からまずは1000Mの利益が出るように頑張って欲しいと言われていますので…頑張りましょう!」

~列車 天海の部屋~

東条「…きゅーん」スリスリ

天海「…!斬美さん…!」ギュウ

王馬「…ふー…落ち着いてくれたね。天海ちゃん、抑制剤持ってるでしょ?」

天海「持ってますけど…王馬君、笛を吹いててもらえますか?」

王馬「うん、いいよ…ヒュ-…」

東条「…きゅー…」

天海「…」ブスッ

東条「きゅっ…!?」

王馬が笛を吹いて東条を驚かせないようにしつつ、天海が撫でたまま、東条に獣化抑制剤を打ち込んだ

東条「…っ…んん…?あ…あなた…それに王馬君…?」

↓1 天海達のアクション
↓2 屋敷組のアクション(特になければ最原の石榴の受け渡しに入ります)

天海「…良かった…正気に戻ってくれて…王馬君、ありがとうございます。その笛のおかげです」

王馬「ううん、お礼はいいよ。…東条ちゃん、ごめんね。俺のせいで東条ちゃんやお腹の子供まで危険な目に合わせて…」

天海「それは俺もっす。…斬美さん、すみませんでした」

東条「あなた達のせいじゃないわ…ごめんなさい、私も酷いことを言ってしまって…ああ…でも…あの方がまだ怒っているんじゃ…」

天海「…それは大丈夫ですよ。これを見てください…」

王馬「…」

天海達は東条に夕顔からの手紙を見せた

東条「…良かったわ…」

内心では夕顔の思い描いた通りに行動してしまったことを2人とも苦々しく思っていた

東条「っ…!?…うぐっ…!」

天海「斬美さん!?」

王馬「東条ちゃん!」

突然東条が口元を押さえてベッドに倒れこんだので天海達は心配して駆け寄った。そして、気持ちが悪そうにしている東条の腹はかなり大きくなっているのに気づいた

王馬「…東条ちゃん、結構お腹大きいけどこれで何ヶ月くらいなの?」

東条「…5ヶ月くらいかしら…げほっ…!」

天海「…5ヶ月…」

↓1 天海達のアクション

王馬「…天海ちゃん、俺たちだけじゃ対応難しいし、葉純ちゃん達に協力してもらおうよ」

天海「…そうっすね、何より薬の専門家がいるくらいですし…」

天海達は話し合って葉純達にも協力を仰ぐことにした

~葉純の部屋~

エビシオ『…』グッタリ

AMi「…事情はよくわかった…にしても腹…でかくなったな」

東条「…ええ…」

天海「俺たちだけだと対応できないと思って…」

葉純「…解毒剤は少し希釈して飲んだ方が良さそうですね。薬は胎児に良くないですから…」

王馬「狐だと色々不便だし後遺症はできるだけ治したいんだけど…」

葉純「お気持ちは察します…ただ全部は不可能ですね。いくつかの症状は治せますが…妊娠中に威嚇してしまうのはどうしようもないので笛を使ってください。赤ちゃんを守ろうとして威嚇しているわけですから…」

東条「…そういえば…エビシオは疲れているみたいだけど…」

AMi「ああ…貨物列車にあった報酬とか、熊とかを持って行ってたみたいだぞ。天海…の家…天海で良かったよな?」

天海「はい」

AMi「…まあそれはおいといて…問題はこの後のことだな。人間に戻ってもまだアイリスには義務があるから…金持ちの力を借りるのが1番だな。物資や金を提供してもらって退役だ。…ただ見世物にされる可能性があるってのが厄介だな…葉純も言ったが完全に元の人間に戻るのは無理だし…どっかに身を隠すのが手っ取り早いが…」

↓1 天海達のアクション(解毒剤をとりあえず飲んでみるなど。5ヶ月でも結婚式は一応できます)

~ケモノ化後遺症一覧~
牙生えている
狐耳が生えている
尻尾が生えている(9本)
穴を掘り出す
蛇やウサギなどを生で食べる (狩りも含む)
木に登って寝たりする
巣を作る
誰彼構わず甘える
服を着るのを嫌がる
(威嚇・警戒する)←選択不可

超解毒剤で治せるのは2~4つです。コンマで決めます。どれを治すかは安価をとります。ただし尻尾や耳をとるのはお勧めしません。(子供と見た目がお揃いの方が良いので)ちなみに、尻尾の本数を減らす場合も1つ治すもの、とカウントします

↓1 偶数なら2つ、奇数なら3つ、ゾロ目または90以上なら4つ

ゾロ目来い
せめて尻尾は一本にしてやりたい。

↓1~2 治したい後遺症を指定
仕事については葉純に強い抑制剤を作ってもらったりして、一時的にでもできるようにはするつもりです。ただ今はお腹が大きいので休業になると思います

それじゃ尻尾で頼む。あとは服か甘えるのか生肉食うのどれかかね?

>>340 >>334を見るに尻尾を1本にする、ということでよろしいんですかね?とりあえずその方向で書いていきます

王馬「…ま、その前に解毒剤で東条ちゃんがどれくらい治るか飲ませてみた方がいいんじゃない?」

AMi「あー、それもそうだな」

天海「…そうですね…斬美さん、飲んでもらっていいですか?」

東条「…ええ、わかったわ」

葉純「では少しずつ飲んでくださいね…」

葉純が東条の持っていた超解毒剤をゆっくりと少しずつ飲ませた

東条「…」バサバサッ

天海「…!尻尾が1本に…」

王馬「これで多少は動きやすくなったんじゃない?後なんか他に効果でてる?」

東条「ええ、重くなくなったわ。…それから…前はあまり服は着たくなかったのだけど…今は羞恥心がきちんとあるわ」

天海「…ふう…これで裸でうろうろすることはなくなったんすね」

AMi「それだけでもめっけもんだな。…仕事ができないくらい症状が出るときは抑制剤で抑える感じだな。」

葉純「そうですね…」

AMi「じゃあさっきの話に戻すぞ。…とりあえずアイリスはお腹も大きいし列車の仕事は無理だろうし…」

天海「あ…あの、すみません…どこか斬美さんを保護できる隠れ家みたいなところを知っていますか?身を隠すのに適した場所なんすけど…」

AMi「あるぞ。葉純、お前が住んでる家の里とかはどうだ?」

葉純「あの里のことですか?…確かに良さそうですね」

王馬「里?」

葉純「私が住んでる…通称『きのこの里』です。きのこでできた島の上に存在していて…何故かその里のきのこはアンドロイドに有害なんです。私たちは体内に免疫を持っているので大丈夫なんですけど…」

↓1 天海達のアクション

天海「…もしよかったらそこにお邪魔させてもらっても構いませんか?」

葉純「大丈夫ですよ。…今からでも行きますか?」

王馬「早い方がいいのは確かだよね」

東条「…ごめんなさいね…迷惑をかけて」

葉純「気にしないでください」

AMi「気にすんな。あ、そういや他の仲間に連絡した方がいいんじゃないか?」

王馬「エビシオちゃんが適役じゃないかな?エビシオちゃん、大丈夫?」

エビシオ『…大丈夫…』

天海「…では気球の準備をしましょう」

天海が列車から持ってきた気球を取り出した

~30分後 シベリア駅外~

AMi「よし…これで飛べるぞ」

天海「…本当に…色々とありがとうございました」

AMi「礼はいいって、それより葉純後は頼んだぞ」

葉純「はい…」

東条「…あなたも気をつけてね」

王馬「ありがとねー、AMiちゃん」

AMi「おう、元気でなー」

天海達は荷物をまとめると、AMiに気球に乗せてもらって、目立たぬようにできるだけ早く出発した。気球の紐を引っ張ってシースルーにして、出発した

↓1 気球での移動(約4時間程度)中の天海達のアクション(今後の予定、きのこの里の詳細など)

~上空~

葉純「…足がすくみますね…」

王馬「高所恐怖症なの?」

葉純「いえ、高いところ自体は苦手じゃないんですけど…気球は揺れるので…」

天海「…あの質問してもいいですか?」

葉純「あ、はい…何でしょうか?」

天海「…きのこの里って何なんですか?」

葉純「えっと…きのこの里の本当の名称は白狼村と言われていて…名の通り白い狼がたくさんいるからこの名前がついたんです。ただ…先の異変で白いきのこがわっさわっさと生えてきて…いつしかきのこの島の上に住民や動物達が暮らすようになったのできのこの里、と呼ばれるようになったんです」

東条「…治安は大丈夫なの?」

葉純「外部からの攻撃は気にしなくて良いと思いますよ。カエンタケが塞いでいて普通には入れないんです。内部の方は…きのこに気をつけていただければ…住民の皆さんは優しいですから大丈夫ですよ。…50人もいませんけど…なので物々交換が主流ですね」

王馬「ねーねー、たけのこと戦争とかしてないの?」

葉純「たけのこ…?確かにたけのこの山と呼ばれている地域はありますが…交流も深めてますし別に戦争はしませんよ」

天海「…たけのこの山…」

葉純「あ…そういえば、最近人の言葉を喋る狼が里に出てくるようになったので…とっても大きいですし、すごく強いので注意してくださいね」

↓1 天海達のアクション

天海「大きな狼…」

王馬「へえー、なんかかっこいいね!あ…それよりさ…あの女…夕顔ちゃんや貴族院が手を出してくることってないの?」

葉純「大丈夫ですよ。そもそもきのこの里を知ってる人がいないですし…それに北欧地域ですからweltは手を出せないんです。」

東条「…北欧…」

~屋敷 大広間~

天海達がドタバタ劇を繰り広げている間、屋敷組は赤松達は牧場に、他のメンバーはいつもの日常を過ごしていた

百田「…」カキカキ

百田「…うし!今日の分はこれで大丈夫だな!」

20冊の本を翻訳し終えた百田は後はメイドに持って行ってもらうように頼んで、自分の部屋に戻った

~百田の部屋~

ガチャッ   
  
百田「…て…んこ?」


茶柱「…きょ、今日もお疲れ様でし…たね…?」

部屋に帰るとバニーガールの衣装に着替えた茶柱が、出迎えてくれた。かなり恥ずかしそうにしていて、百田が呆気にとられて見つめると弁解するように声を漏らした

茶柱「その…お腹の子がおっきくなる前に……解斗さんの好きな衣装を着てみたかったんです…!」

百田「…う…」

茶柱「う…?」

百田「…うおおおおおおおお!転子おおおおおおお!」ダキッ

茶柱「ぴゃああああ!?」      

その可愛らしい様子に百田は疲れも星の彼方まで吹っ飛び、茶柱に思い切り抱きついて、全身でバニー茶柱を堪能した

~庭園 18時~

最原「確か今日来るんだったよね」

真宮寺「物部さんはこんなにあるとは思ってないだろうネ」

白銀「石榴200個だもんね…」

ヒュ-ッ

最原「あ…何か風が…」

真宮寺「…陰風だネ」

フワッ  

物部「こんにちは!あ…もうこんばんはですかね?」

白銀「こんばんは…かな?それより石榴…ここにまとめてあるよ」

物部「ありがとうございます!…わ…こんなに…?」

真宮寺「200個あるヨ」

物部「…ちょっと待ってください…僕のとっておきのものを…」

物部は200個もあるとは思わなかったようで驚きながら懐から何か取り出した

物部「これ、お礼です!こんなに用意してもらって…僕感激です!」

~お礼~
気球(博士、入間製)
謎のペンダント
翡翠の瓢箪

物部「これだけあればきっとみんなの病気が良くなります…本当にありがとうございます!」

↓1 最原達のアクション
↓2 エビシオの連絡を受けるメンバーを指定

最原「ありがとう…あの…これはどうやって使うの?」

物部「えーと…気球はこの紐を引っ張って…」

最原達はもらった道具の使い方を教わった。簡易気球は紐を引っ張ればいつでも飛ばせるらしかった

物部「それで…この瓢箪は入れた飲み物が無限に出てくる瓢箪なんです。今入っているのは、動物が好む甘い汁が入っています。それで…このペンタンドは僕の家の家宝の一つなんです。持っていたらいいことがありますよ…多分…」

白銀「ええっ!?家宝なんてもらっていいの…?」

物部「いえ、こんなにくださったんですから…」

最原「…ちょっと聞きたいんだけど…石榴の実で獣化は治るのかな…?」

物部「獣化…ごめんなさい、僕は知らないです…あ、そろそろ行かないと!本当にありがとうございました!」

物部は嬉しそうに石榴の実を持って挨拶をした行ってしまった。すると入れ替わりにエビシオがやってきた

エビシオ『…』

真宮寺「おや…エビシオ…?何かあったのかい?」

エビシオ『…主人達ガ…』

そしてエビシオが天海達がきのこの里に向かっていることや、東条の状態などを話した

↓1 最原達のアクション

↓1 真宮寺の知識判定 85以下で成功。ペンダントの見た目などがわかる

最原「…ありがとう、エビシオ…じゃあ天海君達に僕たちの近況を伝えてくれるかな?」

エビシオ『了解』

エビシオはそのまま飛んで行った

白銀「真宮寺君…そのペンダントは一体何なんだろう…?」

真宮寺「…ンー…ちょっと待ってネ…思い出しそうなんだけど…」

真宮寺はペンダントに描かれた紋章について何か思い出しそうだったが、すんでのところで思い出せなかった

真宮寺「ごめんネ…図書室で調べたら思い出せるかも」

最原「…不思議な模様だね…」

最原達はペンダントの模様など不思議そうにみつめていたが、結局分からず、身体も冷えてきたので瓢箪や気球なども持って屋敷に戻った

~気球 上空~

王馬「…東条ちゃん寝ちゃった」ナデナデ

東条「…」zzz

気球組は、東条は丸まって眠り、王馬はその東条を撫でていた。一方葉純は天海に質問していた

葉純「…あの、天海さん…あなたは覚悟できてますか?」

天海「…なんのですか?」

葉純「アイリスお姉様…東条さんと添い遂げることです。きっと壁が何度も立ちはだかることになります。この病気は難病と同じです。…あなたはあの人を見捨てないで側にいられますか?」

↓1 天海達のアクション

天海「…何があっても彼女と一緖に生きていくと決めています。…俺は斬美さんを必ず幸せにします」

天海は葉純からの質問に、夫として、男を見せるように断言した。それを見ていた王馬も同意する

王馬「惚れた女の子の為だからね」

葉純「…そうですか…良かった、それを聞いて安心しました」

満足そうな顔をした葉純は、きのこの里が近づいてきたので舵を取って天海達を案内した

~きのこの里上空~

天海「…あれがきのこの里ですか…」

王馬「すげー!」

およそ4時間経て、天海達はその里にたどり着いた。高さ約100mの巨大きのこがそそり立つ島にはいくつもの子きのこも見えた。子きのこもかなりの大きさである。まさにきのこの里だった

東条「…zzz」パタパタ   

葉純「ふふ、では案内しますね…」

葉純は自分の住んでいる場所まで気球を動かした

~きのこの里 葉純の家 庭~

天海達は葉純の家の庭に気球を下ろした。葉純の家は子きのこの中でも大きなきのこの近くに建っていた。やたらめったらきのこが生えまくっていること以外は普通だった

王馬「へえ…いい場所じゃん…てかまじできのこだらけだ」

天海「のどかですね…」

葉純「頑張って木をかり取って…その木で立てた家と…あっちの洞窟は薬を作っている場所なんです」

葉純の家は、大きなログハウスと、洞窟、大きめの畑、庭、温室、そして鶏や豚の飼育小屋から成り立っていた。どうやら自給自足の生活を送っているらしい。庭に1頭の大きな白狼もいる。狼は丸くなっている東条に近づくと匂いを嗅ぎ始めた。

狼「…」スンスン  

東条「…」パタパタ 

葉純「あ…ランカ、この人達と仲良くしてね」

狼「…くぅーん」    

↓1 この後の天海達のアクション

ひとまず東条を休ませてから葉純に抑制剤や解毒剤のことを相談
危険だという喋る狼についても聞いておく
ここに暫く留まるのなら仕事や住民との交流もしたい
ところで狼でふと思ったが東条の腹の子は島で天海が狼化してる時に妊娠した可能性があるなら狐耳じゃなくて狼耳かもしれなかったりする?

葉純「立ち話もなんですし中に入りましょう。東条さんも休ませた方が良いですし…」

王馬「そうだね…東条ちゃん、大丈夫?」

東条「…ん…」

天海「…とりあえずお邪魔させてもらいますね」ダッコ

葉純「はい、どうぞ」ガチャッ

~ログハウス~

ログハウスの中に入ると、葉純は隅の一角にあった畳の上に東条を寝かせた

葉純「お客様用の部屋やお風呂は2階にありますので…自由に使ってくださいね」

王馬「へえー…すっごい広いね」

葉純「よく友達が来るので…」

葉純のログハウスはかなり広い。というより天井がとても高かった。そして部屋の中は色とりどりの瓶やら本やらで一杯だった。なぜか診察室もある

天海「…診察室…?」

葉純「この里には医者がいないので…私が診ているんです。」

王馬「なるほどねー…あ、そういやさ、狼といえば…喋る狼って…」

葉純「この里の主のようなものですね。危険な人間にしか危害は加えませんよ。優しい狼です」

天海「…優しい狼…」

葉純「…ところで結構滞在されるんですか?そうなるとご飯の用意とかあるので…」

天海「ご飯の用意ならできますよ。…それから…住民の人と交流してみたり一応軽い仕事くらいはしてみたいんすけど…」

葉純「…仕事…あ、では薬を届けに行ったり、薬草やきのこを摘んできたり…ご飯の材料を買いだしてもらえますか?」

東条「…」ジ-

大きな雄狼「…アオーーーン!」

葉純「あ、こら!遠吠えしたらダメだって…」

天海「狼が家族なんですね…」

↓1 天海達のアクション(>>365 その可能性についてはコンマで判定です)

王馬「じゃあさ、葉純ちゃん。仕事のついでに東条ちゃんの後遺症を治すために薬に詳しくなりたいんだよね。よかったら教えてくれないかな?」

天海「…!…調合のしかたとかも学ばせてもらえませんか?」

葉純「薬の…ですか?結構大変だと思いますけど…それでもよければ…」

天海「ありがとうございます」

王馬「ありがとー、葉純ちゃん。ついでにその里の主…喋る狼に挨拶に行きたいな」

葉純「わかりました、ではお肉とお酒を用意してから向かいましょうね。…今日はもう夜遅いですし、そろそろ寝ましょう」

天海「…あ…もう夜だったんすね」

いつの間にか夜になっていたことに天海達は気づいていなかった。空は星と満月が浮かんでいる。どこからか狼の鳴き声も聞こえてきた。葉純に言われて、天海達はログハウスの2階に向かった

~ログハウス 2階~

天海「広いっすね…こんな家に住めたら気持ちいいでしょうね」

王馬「山ガールって感じの家だね。あ、ハンモックあるよ」

家具はほとんど木製だった。葉純はあまり既製品を使わないようで、毛布や布団、ベッドも全て自然のものを使った手作りだった。東条はそれが嬉しいようで、尻尾を振っていた。だがお腹も空いているらしく天海や王馬に尻尾を無意識に絡ませていた

東条「…」

王馬「…そういやお腹空いたね」グ-
 
天海「…色々ありましたからね」

↓1 天海達のアクション

↓1 どんな料理を作るか(材料は一通りあります)また、コンマが大きいほど美味しい(補正+30) 狐東条が気に入りそうな料理で、なおかつ美味しいと狐東条からの好感度が高くなります

王馬「…よし、葉純ちゃんに台所貸してもらおう!」

天海「…そうですね…斬美さん、待っていてください」

東条「…あな…た…王馬君…」

王馬と天海は急いで台所に向かった。そんな2人を見ながら東条は、心遣いに思わず心が温まり、尻尾をわさわさと振り続けていた

~20分後~

葉純から台所を貸してもらった天海達は、ざるの中にあった油揚げと、米を使っていなり寿司を人数分作り、東条に持っていった

天海「斬美さん、できましたよ」

東条「きゅーん」

王馬「いなり寿司好き?」

東条「きゅーきゅー」

狐化した東条は嬉しそうに2人に寄ってくると、さっそく机の上にいなり寿司を置いて食べ始めた

東条「…きゅー…」モキュモキュ

天海「…斬美さん?どうしました?」

最初のうちは機嫌が良さそうに食べていた東条だったが、次第に険しい顔になっていった。食べ終わった頃には尻尾は垂れ下がり、耳はぺたんと畳まれてしまっていた

王馬「…どうしたのかな?」

↓1 天海達のアクション

天海「…」パクッ 

王馬「…」モグモグ 

東条の様子を見た天海達も食べてみることにした

天海「…うっ…!?」

王馬「…うえっ、なにこの味…?」

いなり寿司はかなり独特の味だった。というより油揚げが変な味だった。きのこの味と油揚げの味がごちゃごちゃになり、簡単に言えばまずかった

王馬「…きのこの味が抜けない…」

天海「…そう言えば台所にもきのこが生えてましたね…」

東条「きゅー…」

↓1 この後の天海達のアクション

王馬「ごめんね東条ちゃん、美味しくないの食べさせて…」

天海「…今度はちゃんと美味しいものを食べさせてあげますからね…」

2人は東条に謝ると、お詫びに尻尾や耳を撫でまくった

東条「…きゅー…」モフモフ

天海「耳の裏撫でられるのが好きなんですね」

王馬「東条ちゃんここ好きー?」

東条「きゅーん」

こんな調子でひたすら撫でていると、1匹の大きな狼が部屋の隅にいた

天海「…あれは…?」

王馬「さっき吠えてた狼だね」

雄狼「…くぅーん」

狼は何か咥えていた。そして天海達に近づいてくる

天海「…これは…洗面道具…?…あ、名札が…」

王馬「へえー、この子の名前ラックルって言うんだ。…洗面道具持ってきてくれたってことは…お風呂に入れるってことかな?」

ラックル「…アオーン」

東条「きゅー?」

東条は不思議そうな目でラックルを見つめると、側に寄っていった。すると、ラックルは挨拶がわりに東条の耳を舐めた

ラックル「…」ペロペロ

東条「きゅーん」スリスリ

↓1 天海達のアクション(お風呂も可)

天海「…せっかくだし入りましょうか。斬美さん、お風呂ですよ」

東条「きゅーん」

天海はラックルが持ってきた洗面道具を持って、東条と風呂に入ることにした

王馬「そうだねー、お風呂お風呂ー!」

天海「…何言ってるんですか君は後ですよ」

天海はちゃっかりついてきた王馬に言いながら鋭い目で牽制した

王馬「えー…まあいいや。あ、そうだ天海ちゃん…東条ちゃんのお腹、もう大きくなっちゃったんだから襲っちゃだめだよー」

天海「…そのくらい分かってますよ」

王馬は仕方なさそうに部屋に戻ると、ラックルと2人を待つことにした

~浴室~

天海「…全部木製ですか…シャワーもないみたいですし…」

天海はどうやって温めているのかと風呂の下部を見てみた。すると中には紫色の個性燃料があった。そこから紫色の炎が上がっていた。だが直接炎が当たっているのに風呂は快適な温度だった。おそらくは葉純が作ったのだろうと天海は思った

東条「きゅー」バシャバシャ    

天海「っと…尻尾が…」

東条は少し不便な浴室もあまり気にしていなかった。というより浴室中から森の匂いがするのが嬉しいのか尻尾を洗面器の水につけてバシャバシャといわせて喜んでいた。しかし大きなお腹が不便なのか浴室に敷かれたマットの上で横たわっていた

↓1 天海達のアクション(部屋にいる王馬や狼、帰って来るエビシオのアクションも指定して構いません)

天海「…」

天海は横たわる東条がなぜか艶かしく見えて興奮してしまったが、王馬の忠告や自制心から手は出さなかった

東条「きゅーん」

天海「…体、洗ってあげますね」

きゅんきゅんと鳴いている東条を天海は気遣うに優しく触れながら、綿のあかすりでその身体を洗い始めた。大きく膨らんだお腹を洗うときは撫でたり、キスしたりしてたっぷりと愛情を伝えた

東条「…きゅー…」ペロペロ

天海「んっ…」

目を瞑って気持ち良さそうにしていた東条はお返しとばかり天海を甘噛みしたり、頬を擦りよせたり、舐めたりして甘えた。東条に甘えられ、どうしようもなく愛おしくなった天海は何度も何度も愛情表現を続けた

~客室~

王馬「ラックルの尻尾気持ちいいねー、でもランカの方が少し柔らかいかも」

ランカ「クゥーン」

ラックル「アオーン」

エビシオ『…』

暇を持て余していた王馬は狼達と遊んでいた。するとそこにエビシオがやって来た

王馬「あれ、エビシオ?どうしたの?」

エビシオ『…オカネ…ト…最原…』

エビシオは最原に言われたことや、天海の父からの手紙、それからお金や宝石類を持って来たようだった

↓1 王馬達のアクション

王馬「…ちょっと待ってね、エビシオちゃん。東条ちゃん達もう少しで上がるから」

エビシオ『…ワカッタ…』

~40分後~

それから30分後に天海達は上がって来た。早速エビシオが体内から金銭類や、天海の父からの手紙を見せた

~天海の父からの手紙~
状況はよく分かった。今蘭太郎達がいるところはエビシオから聞いた限りではノルウェーだろう。父さん達の方がそっちに向かうかもしれないし、蘭太郎達に帰って来てもらうかもしれないからしばらくは滞在させてもらいなさい。相手方には迷惑を掛けないように。それからお土産をエビシオに持ってもらいましたから渡しなさい

ランカ「アオーン」

東条「きゅーん」

天海「…エビシオ、お土産を見せてもらえますか?」

エビシオ『…コレ…』

エビシオは中から大きな瓶を取り出した。中には酒と思われる液体が入っている

王馬「酒かな?…しっかしあっちの方一気に3人も妊娠したんだねー、おめでたいよー」

天海「…それに…石榴ですか…ふむ…とりあえずお土産を葉純さんに渡しましょう」

~1階~

天海達が1階に降りると葉純が本を読んでいた

葉純「あら…どうしましたか?」

天海「あの…これ、俺の父からです」

天海は瓶を葉純に手渡した。葉純は恐々と受け取ると瓶の蓋を開ける。するとパアッと嬉しそうな表情に変わった

葉純「これは…純米大吟醸…!ありがとうございます!」

王馬「酒好きなんだ。…そういや葉純ちゃん。ちょっと聞きたいことがあるんだけど…」

王馬は石榴のことを葉純に話し、獣化に効くのかどうか聞いた

葉純「…石榴の実は獣化する薬を作る材料や人喰病に効くのは知っていますが…獣化が治るとはちょっと…」

↓1 天海達のアクション

王馬「…そっか…」

天海「…ではせめてもう少しだけ後遺症を治せる薬は作れませんか…?大変なのは分かっているんすけど…」

葉純「材料と時間さえ揃えば…」

天海「その材料って…」

葉純「この里の…狼の森のきのこから取れる成分が必要なんです。あとはここに揃っています…ただ、きのこがなかなか見つからなくて…」

王馬「…俺たちもそのきのこを探すよ。もちろん葉純ちゃんにお礼も用意するよ」

葉純「あ…一緒に探してくれるんですね…助かります」

葉純達とそんな風に話しているとドアの方から何か音がした

ガチャガチャ キュ-ン

葉純「…?今の音は…」

天海「…誰か来たんすかね…?」

葉純がドアの方によって行って開けた

東条「きゅー…きゅー、きゅー」

そこには一緒に降りて来たと思っていた東条が嬉しそうな顔をしながら口に果物や脇に兎を置いて尻尾を振っていた。ドアが開くと天海や王馬に擦り寄ってきた

葉純「い、いつの間に外に…?あ…もしかして窓から…」

↓1 天海達のアクション

天海「…明日からでも斬美さんの狩りのスキルを使ってきのこや獲物を捕獲しましょう」

王馬「…東条ちゃんを俺達やエビシオちゃんに見張ってればそれもいいかもね」

東条「きゅーん?」

葉純「…ふむ…そうですね…ではそろそろお休みした方が良いのでは?もうかなり遅いですし…」

天海「そうですね…では改めてお礼を言わせてください。俺たちを匿ってくれてありがとうございます」

葉純「いえいえ…おやすみなさい」

~2階~   

葉純と別れた後天海達は2階で休むことにした。王馬は風呂に入った

東条「きゅーん!」バッ

天海「わっ!?」

天海が毛皮布団の準備をしていると突然東条がのしかかってきた。尻尾をぶんぶん振りながら天海を素っ裸にすると体を何回も擦り付ける。天海は意味がわからず呆けていた

王馬「ふー…やっぱりシャワーなかったかー。…ん、何してんのー…って…うわっ!?」

東条「きゅー」

しばらくずっと舐められていた天海は王馬が来てやっと解放された。風呂上がりの王馬に東条は飛びつくと体を同じように擦りつけて満足すると離れた

王馬「…スンスン…もしかしてマーキング?」

東条「きゅーん」

そのまま東条は獲物を探しに窓から出て行こうとした

↓1 天海達のアクション(抑制剤を打って落ち着かせるなど)
↓2 朝の屋敷組のアクション

天海「…っと…!」ギュウ  

王馬「…天海ちゃん、抑制剤は?」

天海「ありますよ…斬美さん…」ブスッ 

東条「きゅっ!?」

天海は慌てて東条を抑えると、そのまま抑制剤を打ち込んだ。東条はピクリと痙攣すると正気に戻った

東条「…あなた…王馬君…?」

王馬「…東条ちゃん、拘束具して寝よっか」

天海「…斬美さん、いいですか?」

東条「…ああ…ええ、分かったわ」

3人で東条が拘束具を付けて寝ることを同意して、天海と王馬は真ん中に東条を寝かせ、四肢に入間の拘束具を付けるとそのまま眠った。

~屋敷 朝食会~

最原「エビシオは大変だね…」

真宮寺「昨日から行ったり来たりだったからネ」

入間「よーしよし、エビシオ…モシオと一緒にメンテしてやるからな」

エビシオ『…』スリスリ

キーボ「それにしても…あっちは凄いことになっていますね…」

白銀「マフィアを捕まえて…偉い人の怒りを買って身を隠して…」

夢野「きのこの里…のう…たけのこ…?」

百田「早く帰って来れたらいいんだけどな…」

茶柱「…そういえば…もう妊娠5ヶ月でお腹が大きいって…」

星「…王馬と獣化でストレスがたまらなければいいがな…」

春川「…5ヶ月…」

↓1 この後の屋敷組のアクション
↓2 天海達の朝のアクション

赤松「でも天海君がいるし、きっと大丈夫だよ!」

百田「…そうだな、あいつらはきっと上手くやってるだろうな」

その後は各自で朝食を食べるとそれぞれ自由行動に移った

~入間の部屋~

モシオ『ママ…』

エビシオ『…モシオ…』

キーボ「エビシオさん大分燃料が…」

入間「オイルぶっ注いでやるからな…にしても随分働いてたんだな…大変なことはないか?欲しい機能とかはないか?」

エビシオ『……モウ本部ニハ戻レナイカラ…定期的ニメンテナンスシテクレルダケデ嬉シイ…』

入間「…いくらでもしてやるからな…」

キーボ「入間さん…」

エビシオの言葉を聞いた入間は労わりながらメンテナンスをし続けた。キーボはそんな入間を見ながらメンテナンスの手伝いをした

~朝 葉純の家付近の森~

天海「斬美さん、散歩が好きなんですか?」

東条「散歩というか…森林浴が以前よりも好きになった気がするわ」

王馬「しっかし葉純ちゃんも凄い服をくれたよねー」

きのこの里の方では天海達が、今朝東条が森を見てそわそわしていたので、朝の散歩に出かけていた。心なしか東条は嬉しそうだった

ガサッ

東条「…!」ピクッ  

天海「…今音が…」

王馬「…誰かいる…?」

↓1 50以下で狼に乗った人を発見する
↓2 屋敷組の他のメンバーのアクション

天海達は目を凝らして周りを見ていたが、音だけで誰もいなかった

天海「…なんかいるかもしれないですし一旦戻りましょう」

東条「…獣の匂い…」

王馬「葉純ちゃんに色々聞かないと…」

~屋敷 ダイニングルーム~

茶柱「今日の朝ごはんも美味しかったですね…」

赤松「うん…私たちも早く作れるようになりたいね…ん…?」

朝食を食べ終えた赤松と茶柱は紅茶を飲みながら雑談をしていた。ふと赤松が茶柱の首に赤い痕があるのに気づいて尋ねた

赤松「茶柱さん、首に赤い痣がついてるよ?」

茶柱「えっ…あ…!」

指摘された茶柱は昨夜の出来事を思い出して茹で蛸のように赤くなると顔を伏せてしまった。それを見た赤松が意地悪そうな笑顔を浮かべて弄った

赤松「その様子だと茶柱さんと百田君はとっても仲が良いんだね?」

茶柱「う…うううう…ま…まあ今の内だけですし…お腹のこの子に影響が出たら大変ですから…」

↓1 赤松と茶柱の妊娠の感想の内容を指定

赤松「ふふっ…」

茶柱「…でも昨日は幸せでしたよ。終わった後はずっとお腹を撫でて喜んでくれましたから…」

赤松「私もだよ…ずっとお腹を抱きしめくれて…子供ができるってこんなに嬉しいんだね…」

それから赤松達はパートナーが呼びに来るまでママ友トークを続けていた

~葉純の家~

葉純「すみません…昨日の油揚げあんまり美味しくなかったですよね…」

王馬「ソンナコトナイヨー」シャクシャク

天海「片言になってますよ」

散歩を終えた天海達は昨日東条が取ってきた果物を食べていた

東条「…」モキュモキュ

葉純「あ、そういえば…これを見てください。出かける時の参考に…」

~白狼村の地図~
狼の森(大狼がいる)
洞窟
大草原
山犬山
葉純の家
住居地・市場
神社
薬草の森(危険)

天海「…この危険って書いてあるのは…」

葉純「とても多くの薬草があると言われている森なんですが…人が踏み荒らしたばかりに狼達が怒って入れないようにしてしまって…くれぐれも立ち入らないようにしてください」

↓1 天海達のアクション

天海「なるほど…」

王馬「じゃあ早速市場に行ってみていいかな?お酒と肉を買いに行きたいからさ。あ、後薬草の森にランカ達は入れるの?」

葉純「ランカ達は入れますが…入らないでくださいね?あ、後お酒はここにありますから…お肉を買ってきてもらえますか?物々交換なので…この回復薬を持って行ってください。お肉のついでに別の物も買えると思います」

アイテム:回復薬

東条「…ありがとう」

葉純「いえいえ…ラックルがソリを引いてくれるのでそれに乗って行ってくださいね」

葉純は天海達に回復薬を渡して肉を市場から買って来るように伝えると、家の外に出てラックルにソリをつけた。3人はそれに乗ると市場に向かった

~住居地 市場~

天海「…」キラキラ

王馬「服装が毛皮とか奈良時代の人の服みたいだねー」

東条「…ラックル、随分走っていたけど大丈夫…?」

ラックル「クゥーン」

住居地と言っても天海達が知る現代のものとは程遠いものだった。竪穴住居や、昔の豪族が住んでいたような少し豪華な家、寝殿造のような家などがごた混ぜで村を作っていた。住居地には寺や神殿も存在している。天海は興味深そうに辺りを眺めて興奮していた。外に出ている人は村にはいなかった

王馬「あ、市場らしきものがあるよ」

王馬が指差した方に地面にござを敷いて、商品を毛皮の上に置いている店らしきものがいくつもある市場があった。市場の朝は早いのか、数十人の男がいた。服装はほとんどの人が毛皮だったが、天海達と同じようにシャツを着ている人もいた

↓1 天海達のアクション

天海「…とりあえず挨拶してどんな商品があるかとか聞いてみますか」

王馬「そだねー」

天海達は村人達に近づいて声をかけた

天海「すみません、少しいいですか?」

村人「ん?見慣れない格好…もしかして新しく来た住民か?」

王馬「そうだよ。どんな商品があるのか聞きたいんだけど…」

村人2「…待て…その後ろの女は…獣の耳が生えて…まさか獣の嫁か!」

東条「…私は…」

村人3「…喋る…?では森の民が遣わした巫女か?」

天海「…その人は俺の妻です。その槍や弓を下ろして貰えませんか?」

東条を警戒して武器を向けた村人を制止するように天海が言った

村人「お前の妻…?それは本当か?…ならゆっくりと見て行ってくれ。食料品や土器、漆椀はあっちで…装具品や服飾類はそっち、毛皮や羽毛はもっと奥で…武器もある。ただ下界の方の通貨は使えないから注意しろ。ここ何十年と里から下りたことがない。お前達の文化とは程遠いだろうが我慢してくれ」

王馬「…へえ、結構何でも揃ってるんだね?どんな暮らしをしてるの?」

村人2「…あの森を荒らした愚か者とは違って自然と共存して生活を営んでいる。田を耕し、森から果物や木の実、動物を狩り魚を捕って…きのこを取り…たまに葉純殿が持って来てくださる物を嗜んだりしている」

↓1 天海達のアクション(葉純の回復薬で3つ程商品は買えます)

天海「…その獣の嫁や森の巫女…それから森を荒らした人々のことも教えて貰えませんか?」

王馬「俺たちがこの里のことを知らなすぎて泊まらせて貰っている葉純ちゃんに迷惑を掛けたくないからねー」

村人「…!葉純殿の客人か…では教えても構わないだろう。…まずは森を荒らした愚か者共の話からだ。ここからずっと奥の森には…はるか昔のままの大きさの植物や獣達がいる。そこには珍しい植物も生えている。例えば…茎が金、根が銀、枝が真珠の植物などが…それを狙った愚かな人間が森を火で焼こうとしたのだ」

村人2「…それを怒った大狼達や獣がその愚か者達を制裁して…我が身が可愛くなった愚か者達が20年に一度娘を1人獣達に捧げるようになった。そういう娘は尻尾や耳が生えていたりするから一目でわかる」

王馬「だから東条ちゃんを勘違いして…」

東条「…」

天海「…森の巫女とは?」

村人3「この里には更にもう一つの民族が住んでいる。獣と共に暮らし…まるで自身が獣のように森で生活をする人間達が…その民族が友好の証としてこちらに送ってくるのが森の巫女だ。」

王馬「なるほどなるほどー。色々教えてくれてありがとう。あ、この薬でこの肉をくれないかな?」

王馬が回復薬を差し出しながら、牛の肉を一片掴んだ

天海「…いつのまに薬を…」

村人「…これは…葉純殿の…後2つほど好きなものを持っていってくれ。肉一片にこれはあまりにも釣り合いが…」

王馬「んー…じゃあ武器ってどんなのがあるか見せてくれない?」

村人2「武器は…まず弓、槍、太刀…刃物類…それから盾…間違っても火器を使わないような武器ならある。」

↓1 天海達のアクション

天海「…そういう武器なら持っていますし、大丈夫っすかね…」

王馬「そうだねー…あ、そういえばここに薬の材料になりそうなきのことか、ここで暮らすのに絶対必要なものとかある?」

村人「きのこや薬草はあの紫の傘の下のところだ」

村人2「絶対必要なもの…弓と装身具と…あと笛か…」

王馬「笛ってこれのこと?」

王馬は動物笛を取り出して村人に見せた。すると村人は自分がつけている牙のネックレスのようなものを掴みながら答えた

村人3「ああ、それだ。動物達に自分は敵ではないということを示す為に必要なんだ。装身具は…こんなので…身分証明の代わりだ。」

~屋敷 星の部屋~

セレス「にゃーう」

カルピン「にゃーにゃー」

夢野「仲がいいのう…そういえばセレスの腹、最近でかくなっておる気がするが…餌をやりすぎたか?」

星「…」ナデナデ

アモル「きゅー」

ミール「うゅーん」  

↓1 天海達のアクション
↓2 星達のアクション

星はカルピン達を見て、セレスが妊娠した可能性を考えていたが、とりあえず夢野には言うのはやめた

星「…いい餌があるかもしれないしな…一旦獄原に見てもらおうか」

夢野「おお、ゴン太か。あやつならいい餌を知っているかもしれないのう。早速行ってみるか。セレス、一緒に行くぞ」

星「…カルピンも連れて行くか…」

セレス「にゃん」

カルピン「みゃーう」

セレスとカルピンを腕にかかえ、星達はゴン太を探しに出かけた

~20分後~

廊下を歩いていた春川達を見つけた星達は事情を話し、ゴン太を部屋に招いて相談した

ゴン太「えーと…事情はよく分かったよ」

星「すまねえな…」

夢野「セレスちょっと太ってるじゃろ?」

セレス「みゃう、みゃーみゃー!」

夢野「んあ!?文句を言っておるのか…?」

ゴン太「…あの…星くん…多分セレスさんはお腹に赤ちゃんがいると思う…」ヒソヒソ

星「…やっぱりか…」ヒソヒソ  

↓1 星達のアクション

↓1 星達の問いかけに対するゴン太の答えの内容を指定

夢野「んあ?お主ら何をコソコソはなしておるのじゃ」

ゴン太「あ…星くん…夢野さんにも話す…?」

星「…隠していてもしょうがねえしな…夢野、セレスは餌を食い過ぎたわけじゃねえ。子供ができたんだ」

夢野「…んあっ!?セレスまでお母さんになったのか…」

ゴン太「うん。だからセレスさんやカルピンさんは今よりも気を遣ってあげてね」

夢野「…んあ…分かった…父親は…部屋から出てないしカルピンか…」

カルピン「みゃー」

夢野「…父親といえば…お主もじゃの、ゴン太…ようわからんが、今の心境は大丈夫か?」

星「…それは俺も聴きたかったな」

ゴン太「え…えっと…心境…」

少し頬を染めた夢野から尋ねられたゴン太はしばらく黙り、考え込んだ後に素直に答えた

ゴン太「最初はもちろん驚いたし…不安なことは今もあるよ。でも春川さんや赤松さんと…みんなで家族になれることが何よりも嬉しいんだ。森の家族がゴン太を育ててくれたようにゴン太も立派なお父さんになりたいな」

星「…あんたならなれるだろうな」

夢野「うむ。それにしても赤松とゴン太の子供か…どんな子供か想像できんのう…」

~里 住宅地・市場~

天海「…あの、その笛は買えるんですか?もしあるなら欲しいんですが…」

村人「ああ、もちろんあるぞ。ほら」

アイテム入手:動物笛

王馬「そういえば、その笛って正しい吹き方とかあるの?」

村人2「口を当てたらそのまま呼吸するように力まず吹くのがコツだな」

王馬「なるほどねえ、ありがとう」

東条「…」カリカリカリ

天海「…!すみません、後その装身具も貰えますか?」

村人3「3つでいいのか?1番安いのなら3つ渡せるぞ」

天海「構いません」

東条がソリを爪で引っ掻き始めたのをみた天海が急いでネックレスを頼んだ。村人は親切にも遠くの装身具の店まで行って取ってきてくれた

アイテム入手:装身具(白樺製)

↓1 この後の天海達のアクション
↓2 屋敷組で見たいメンバーのアクションを指定。なければ赤松春川視点

天海「…親切に…ありがとうございました」

東条「…ありがとう…ござい…ました…」

王馬「色々とありがとうねー」

村人「いや…何か困ったことや入り用のものがあったらいつでも来ればいい。」

天海と王馬、そして辛うじて意識を保っている東条は白樺でできた牙の形の装身具を身につけると挨拶を済ませて、東条を真ん中にソリに乗りこみ出発した

~道中~

抑制剤を打って東条が少し苦しむ様子を村人に見られて不審がられないようある程度距離を取ってから、東条に抑制剤を打った

ブシュッ

天海「…斬美さん、大丈夫ですか?」

東条「…ええ、大丈夫よ。ごめんなさいね…」

王馬「爪とぎ板か何か作ろうっか?」

天海「…爪とぎ…」

~数十分後 葉純の家~

ラックル「…」zzz

東条「…よしよし」

王馬「葉純ちゃーん。ただいまー…あれ、留守かな?狼に会う準備がしたかったんだけど…」ニクモチ  

天海「…あ、メモが…」

~メモ~
出張販売に行って来ます 葉純

↓1 天海達のアクション

↓1 50以上でイベント発生、ただし10以下だった場合は悪いイベントが発生

王馬「…じゃあここで待っておこうか」

東条「…掃除でもしておきましょう」

天海「そうですね…」

それから天海達は葉純が帰ってくるまで掃除をすることにした

~1時間後~

1時間経ったがまだ葉純は帰ってこなかった。天海達が暇を持て余しているとランカが外から帰って来ていた

王馬「あれ、ランカ…なんか咥えてる?」

ランカ「くぅーん」

天海「…どれどれ…」

~メモ2~
今日は緊急の治療で帰って来れません。申し訳ありませんがご飯の用意などはお願いします。お風呂はランカ達がやってくれます。それからビデオの中身は東条さんには見せないようにお願いします。

東条「…彼女は今日は帰って来れないようね…ビデオとは一体?」

王馬「…ランカ、それは?」

ランカ「…」ボトッ

ランカはメモの他に小型のメモリーカードのようなものを落とすと自分の寝床に戻ってしまった。天海達が怪訝に見ながら不思議に思っているうちにカードから宙にモニターが映し出されたかと思うと勝手に流れ始めた

~さらに1時間後~

天海王馬「「…」」

天海も王馬もその映像を引き込まれるように見てしまった。そして気分が悪くなった。ビデオの内容は猫化した女性が最初は友人やパートナーと生活をしていたが、段々と世話が面倒になった人達に放って置かれ、ついにはパートナーの前で自刃したもの、獣化した人が金持ちのパートナーに子供を奪われて森に強制的に放り出されるなど悪意のある映像だった

天海「…!斬美さんは…」

東条はいつの間にかいなくなっていた

↓1 天海達のアクション

王馬「…天海ちゃん、急いで探しに行くよ」

天海「言われなくっても分かっていますよ!」

天海と王馬は急いで東条を探しに行った

~屋敷 赤松の部屋~

赤松「2人きりになるのって久しぶりだね…」

春川「うん…」

赤松「…数字を見てるだけで頭痛くなってきたよ…」

赤松達はゴン太がカルピン達の方に行ったので、牧場の経営の計算の方で相談し合っていた。

赤松「…卵は利益出るって言っても精々1Mだし…」

春川「…いっそ経営は提案してくれたように天海の父親に頼む?」

実は赤松達は商品開発や牧場主は赤松達で行い、経営は天海の父親から任せてみないか、という提案をされていた

赤松「うーん…」

~里 葉純の家~

天海「…一体どこに…」

王馬「…森に行ってたらちょっとやばいかも」

天海「…」

東条はなかなか見つからなかった。天海達は森に行っていたらと少し青ざめながら、葉純の家の中を探し回った。葉純の家の敷地から出ていないことを祈りながら、最後に残った狼の小屋のドアを開けた

ガララッ

東条「…」ビクッ   

ラックル「くぅーん」ペロペロ

王馬「…いた…」

天海「斬美さん…!」

東条はビデオで脳の神経が刺激されてしまったのか狐化して狼小屋の藁の中に潜っていた。明らかに怯えている。というのも映像の中で酷い目に合っていた獣人の大半が狐だったせいもあった。天海達を見るとせめてこの子達だけは、とばかりにお腹を隠した

↓1 天海達のアクション
↓2 赤松達のアクション

王馬「…天海ちゃん」

天海「…ええ」

天海達は駆け寄ろうとしたが、怯えさせるといけないのでまずは笛を吹いて警戒を解こうと試みた

ヒュ-ッ…

東条「…」ブルブル

ラックル「アオーン」スリスリ

~10分後~

東条「…きゅーん…」

10分ほど吹き続けていると、東条の震えが少しだけ柔らかくなり、少しずつ鳴き始めた。それと見た天海達はゆっくりと怯えさせないように近いた

天海「…斬美さん」

東条「きゅー…」

王馬「東条ちゃん、大丈夫だよ。何もしないよ」

さらに10分経ち、ようやっとの事で丸まっている東条の側にまで近づけた

天海「…」ギュウ

東条「きゅっ…」

王馬「よーしよし…」ナデナデ

そして天海が東条の頭を抱きしめ、王馬が尻尾を撫でて優しく振る舞い、東条を何とか触っても逃げ出そうとしないくらいには落ち着かせた

↓1 この後の天海達のアクション

王馬「…東条ちゃん、お家に戻ろう」

東条「きゅ…」

天海「大丈夫ですよ。もっと落ち着けるところに行くだけですから…」

王馬と天海は協力して東条を持ち上げようとした。東条は暴れそうになったが、天海達の匂いを嗅ぐと落ち着き、そのまま2人に家の中まで運ばれていった

~葉純の家 2階~

王馬「東条ちゃん、こっちの方が落ち着くでしょ?」

東条「きゅーん…」

天海「ふふ…」ナデナデ

運ばれた東条は部屋についても天海と王馬の腕の中にいた。天海達はしばし東条を撫でると、少し真剣な顔になって話をし始めた

天海「…このビデオ…一体どういうことなんすかね…」

王馬「ま、その辺りは葉純ちゃんによく聞かないとね。…今日は帰って来れないからすぐに聞けないんだよねー…」

チップを2人で睨みながら天海達は葉純が帰ってきたらなぜこのビデオを見せようとしたのかを葉純に聞くことにした

↓1 この後の天海達のアクション(葉純は今日は帰って来れません)

東条「…きゅーん」

天海「…よしよし…あ、そういえば…そろそろお昼の時間ですね」

王馬「あ、じゃあお昼作ろうっか」ナデナデ

東条「きゅー…?」

天海「そうですね…」

~1階~

天海達が料理を作るために1階に降りると、その後を寂しいのか東条もついてきた

王馬「東条ちゃん、何が食べたい?」

東条「きゅー…」

天海「お肉ですね。すぐに作りますから少し待っていてくださいね」ナデナデ  

~30分後~

東条「きゅーきゅー」

天海「…狐状態でも料理できるんすね…?」

台所にあった兎肉を使って天海達が料理を作ろうとすると、東条がいつの間にか皿を取ってきたり、キャベツを運んできたり、肉の焼き加減を自分で決めたりしていた

ランカ「…くぅーん」ズルズル

王馬「あれ、ランカちゃん…洗面道具ってことはお風呂に入っていいってことかな?昼間っからだけど」

ランカ「アオーン」

ランカは肯定するように一声吠えた

↓1 天海達のアクション

安定期なら妊娠中のHって可能?
東条がボテ腹ケモ耳メイドと属性の大渋滞起こしてるけどこれはこれでフェチ度が高い

天海「…ラックルもランカもお利口ですね…」

王馬「…ありがとう、お利口だね?これあげるよ」

ランカ「アオーン!」

王馬はランカに礼を言ってうさぎの骨をあげた。ランカは嬉しそうに尻尾を振りながら自分の寝床に骨を持って行った。するとそれを見ていた東条が王馬に近づいて尻尾を絡めた。まるでねだっているようだった。王馬はそれに気づくと少し抱きしめて撫でて抱きしめた

東条「きゅーん」

王馬「おっと…じゃあ冷めちゃう前に食べちゃおっか」ナデナデ

天海「…」

~リビング~

天海「はい、斬美さん。あーんしてください」

東条「きゅー…?…きゅーん」

机の上に昼食を置いた天海は、東条を抱き寄せるとうさぎの肉を箸でとって東条に食べさせた。東条は首を傾げていたが、すぐ嬉しそうに口を開けてうさぎに舌鼓を打った

王馬「…東条ちゃん、こっちのお肉も食べていいよ」

東条「きゅーん」

天海「いえ、斬美さん。こっちの方がレアで美味しいですよ」

東条「きゅーん…?」

天海と王馬はお互いを牽制しながら東条に肉をあげた。結局天海と王馬は4分の1くらいしか自分の肉を食べなかった。足りない分は東条が米を分けてくれたのでそれを取り合うようにして腹を膨らませた

~2階~

天海「じゃあお風呂入りましょうか、斬美さん」

東条「きゅー」

王馬「…」

天海は東条と2人きりで風呂に入ろうとして、風呂場に向かったが、その後を王馬がついて行った

~浴室~

天海「…なんでいるんすか?」スッポンポン 

王馬「えっ…天海ちゃんは俺を除け者にするの…?あんなに一緒に頑張ったのに…酷いよおおおおおお!」スッポンポン

なんだかんだで一緒に入浴してきた王馬を天海は不機嫌そうに見ていた 。東条はあまり気にしていなかったが、大きな声に反応して身体を丸めてマットに横たわった

東条「きゅー…」

王馬「あ、東条ちゃんごめんね…大きな声出して…お詫びに歯磨きしてあげるね」

東条「きゅー?」

天海「…歯磨き?」

王馬「うん、東条ちゃん今自分じゃできないしね。じゃあお口開けてくれる?」

東条「きゅー」

天海「…」

王馬はどこからか葉純にもらった歯磨きを取り出すと、歯磨き粉をつけて素直に口を開いた東条の口内に入れた。天海は怪訝な目をしながらも浴槽にもたれかかって様子を見守った

王馬「東条ちゃん、気持ちい?」サワサワ

東条「きゅっ…!きゅー…」

天海「…」ジ-

↓1 この後の天海達のアクション(>>438安定期に入った東条は大丈夫です。それ以外のメンバーは子宮薬など使わない場合はあまりしないか、激しくない方がいいです)

了解しました。今回はここまで。赤松ガン攻めプレイとかも一回書いてみたいですね。それからとりあえず王馬には歯磨きをしてもらいます
↓1 シチュエーション募集 激しくないものでお願いします

それではくますみー

今回は王馬の介入なしかな?
部屋に戻って抑制剤打ってから自分の嫉妬心や東条が取られてしまうんではないかと心配なことを東条に告白。東条はそれを聞きつつ天海を変わらずに一番に愛していることを伝える。その後は優しく慈しむように全身を愛撫し、優しくキスをするなどして甘々ラブラブプレイ。お腹を気遣いつつも負担を掛けないように愛する。終わった後はお腹に耳を当てて子供の心音聞いたりして安らかな夫婦タイム

今回は3pでいこうかなと思っています。目の前に王馬がいますし。>>443のシチュエーションプレイもかなり後になるかもしれませんがしようかなと思っています。最近天海の嫉妬がたまりつつあるので。ちなみに狼2匹は番です

~赤松の部屋~

天海達が風呂に入っている頃、屋敷では赤松達が頭を悩ませていた

赤松「やっぱりプロに頼んだ方がいいのかな…?いや…でも…うーん…」

春川「…ここの家にはお世話になってるし…プロにやってもらった方が私たちにも得だし頼んでもいいと思う」

赤松「…そうだね、よし!じゃあ天海君のお父さんに後で報告しよっか!…孤児院も建てられるようにしてくださいってことも一緒にお願いしようよ」

春川「…うん。あれだけ広かったら身寄りのない子がどれだけ助かるか…そういえば、孤児の養育を引き受けたのはいいんだけど…いつ着くんだろう」

赤松「かなり後になるって言っていたし…とりあえず気長に待とう」

~大広間~

大広間にはなぜかマットが敷かれて、その上に巨大な塩の塊が置かれ、それをアンジーが何度もハンマーを打ち付けていた

カ-ンカンッカンッ

真宮寺「…アンジーさん、一体何を作っているんだい?」

アンジー「んー?塩の像だよー!人魚を作ってるのー」

真宮寺「…塩…」

アンジー「屋敷の人に頼まれたんだー」

↓1 屋敷組で見たいアクションがあればどうぞ(就活などでも構いません。特になければカット)

真宮寺「…へえ、どうして塩の人魚像を作ってるのか分かるかい?」

アンジー「えーとね、確か…今度大きなお祭りがあって…それに使うための像なんだってー」

真宮寺「…祭り、ネ…興味深いヨ」

~書斎の前~

ゴン太「じゃあ天海君のお父さんにケイエイを頼むんだね」

赤松「うん、それから孤児院を作ってくれるようにっていうのも頼むんだ。…じゃあノックを…」プルプル

春川「…楓、手が震えてる」

何度か天海の父には会っていたがいざ会うとなるとなぜか少し緊張するらしく、赤松はなかなかノックできずにいた。するとそこに執事がやって来た

執事「おや、どうなされましたかな。お嬢様方」

赤松「あっ…えっ、えっと…天海君のお父さ…じゃなくて…その…お父様に会いたくて…」

執事「旦那様は今はお留守ですよ。ご用件があるのなら私にお言いつけくださいませ」

春川「…牧場の件なんだけど…」

春川達は眼鏡をかけた年季の入った老執事に牧場のことを天海の父に言ってくれるよう頼んだ。

執事「かしこまりました。旦那様にお伝えしておきます」

快諾した老執事はそのまま廊下の角を曲がって行った

赤松「…ふう…」

ゴン太「ゴン太もここに来ると少し緊張しちゃうんだよね…」

春川「…そんなに怯える相手でも…」

赤松「あはは…じゃあ用事も済んだことだし…魔姫ちゃん、あの準備をしよう?ゴン太君も…」

ゴン太「…あの準備…?」

赤松「…家族を作る準備だよ」

春川「…家族…?」

~里 葉純の家の風呂場~

東条「きゅ…きゅう…」

王馬「ちょっとこそばゆいかもしれないけど我慢してねー?」カシャカシャ

天海「…」

王馬は丁寧に東条の口内を磨いていた。柔らかい毛で磨かれるのが気持ちがいいのか東条は尻尾を振っている

王馬「…にしし…」

東条「…きゅっ…きゅーん…」

しかし王馬の中には歯を磨いてあげようという親切心だけではなく、邪念も渦巻いていた。歯肉や牙を磨かれて気持ちがいいのか恍惚している東条に、口を開けさせて歯ブラシを何度も出し入れし、口の中いっぱいに白いものが泡立っている様子を見てそそり立った自らの棒を天海からは見えないように隠した

王馬「…よし、最後はここを洗って…東条ちゃん、ちょっと舌を出してね」

東条「きゅーん…?」

王馬は東条に舌を出させるとそれをそっと掴んで歯ブラシで上下に優しく擦って磨いた。王馬がわざと立って自分の下腹部に歯ブラシを当てるように磨いたので妙に如何わしく見えた。東条の口の端から白い歯磨き粉混じりの涎が垂れていたのも2人の興奮剤になった

東条「…きゅー…」ボタボタ 

王馬「…東条ちゃんは可愛いなー」

天海「っ…」ムクムク

カシャカシャ

王馬「じゃあそろそろお口ゆすごっか?」

東条「…」ゴボコボ

王馬は水を東条の口に注いでゆすがせた。様子を伺っていた天海が息を吐くと、湯船から上がって東条に触れようとした

天海「…ふう…じゃあ斬美さん、今度は俺が髪を洗って…っ…!?」

東条「きゅんん…!」

王馬「…ん…んむ…」

だが驚愕でそれはできなかった。王馬は東条をゆすがせるなり口付けすると、舌を無理矢理絡めて自分の唾液を東条に飲ませた

王馬「…たはー…!」

天海「何してるんすか!さっさと斬美さんを…」

王馬「離れろって?でも東条ちゃんすごい悦んでるから無理だなー。キスしただけでトロトロなんだもん」ツプッ  

東条「…きゅっ…!」

王馬はニヤリと笑うと、いつの間にか東条の秘所に触れていた。白みがかった粘りのあるお湯とは違う液を見てその笑みをますます深くすると横たわっていた東条を抱き寄せて愛撫を始めた

東条「きゅーん!きゅっ…きゅー…!」

王馬「ほら、東条ちゃん気持ちが良いってこんなに可愛い声を上げてるよ?あ、そんなに怖い顔して怒ったら東条ちゃん怯えて逃げちゃうよ?」

天海「…」

東条の乳房を軽く弄って啼かせる王馬を見て、天海は少し眠りについていた嫉妬の獣が再び胸に宿るのを感じていた。

東条「きゅ…きゅーん…!」ビクビクッ

王馬「お、今ここもきゅんきゅんってなったね?イッちゃったのかな?」

東条「…きゅーん…」スリスリ

そんな天海を見ながら王馬は自分の首に擦り寄る東条を見せつけ勝ち誇ったような笑みを浮かべた。東条はお腹を守ること以外に、理性がほとんどないようで、先ほどの歯磨きと愛撫で蕩けきった表情を王馬に見せながら尻尾と足を絡めて甘えていた

↓1 天海達のアクション(3pルート)

遅くなってすみません。少々忙しいので…とりあえず挿入できるかどうかはコンマ判定です。成功すると求愛行動を向こうからしてくれるので挿入できます

↓1 40以上で判定成功

天海「…」バシャッ

王馬「…おっ…」

東条への欲情と、王馬への対抗心や嫉妬心に耐えきれなくなった天海が若干ぬるくなってきていた湯船から上がり、王馬に抱きしめられてマットに横たわる東条に近づいた

シャカシャカ

泡を立てながらタオルを持っている天海をとろんと目尻が垂れ下がった目で東条が見ていた。不思議そうに鳴き声をあげる。そんな東条を優しく見つめながら天海は微笑んで泡立てたタオルをそっと東条にあてがった

東条「きゅー…?」

天海「斬美さん、俺が今から身体を洗ってあげますからね」サワッ

東条「きゅーん」

天海「ふふ…」

天海が東条の前面から洗い始めたのを見た王馬は、何を思いついたか背中側にまわり、東条の髪にシャンプーをつけた

王馬「んー、じゃあ俺は髪を洗ってあげるよ、東条ちゃん!」

東条「…きゅー…」

それから2人は互いに牽制し合うように火花を飛ばしながら、東条の身体を労って洗った。王馬は耳を洗うとき、天海は腹に触れるときに特に注意した。東条は腹を触られた時は尻尾を膨らませて警戒していたが、天海達が最大限に東条を気遣ったので、次第にリラックスして2人からのボディタッチも気にしなくなっていた

東条「きゅーーん…」フリフリ 

王馬「…にしし、俺の狐耳洗いテクが凄いからリラックスしてるんだね」

天海「…ふん、どっちが良いかなんてすぐに分かりますよ。斬美さん、まだ洗っていないところ、ありますよね?俺が洗ってあげます」

東条「きゅー…きゅーん?…きゅっ!?」

天海「ん…っ…ふう…」チウ

天海がにこやかに言いながら、口に東条の乳房を含み、手を先ほど王馬が触った場所に触れるとわざと粘液の音を立てながら「洗って」あげた。数分しないうちにトロトロしたものが泡立ち東条の足をつたうと、王馬の方が自分もとばかりに東条を後ろから抱きしめ、耳を甘噛みした

東条「きゅう…!」ビクッ

王馬「俺はこっちを洗ってあげるね」

そう言って王馬は東条の尻尾の付け根辺りを叩いた。神経が集まる急所を弄られた東条の声はますます高くなった。天海は叩かれた瞬間に洪水のように蜜が溢れ出したのを見て嫉妬心を煽られてしまった

天海「…」クリクリ

東条「きゅうう…!きゅーん…」

天海「ふふ、どうしたんですか?そんな可愛い目をして…」

東条「きゅーん…」スリスリペロペロ   

王馬「…」

天海に更に激しく陰核をまさぐられた東条は懇願するような目で天海を見つめると、その顔や髪を舐めたり、首にすり寄って自分の匂いをつけたりした。天海は自分についたフェロモンのようなものを感じて更に興奮し、もっと東条を蕩けさせたくなった

東条「…きゅううう…!」

王馬「にしし…」  

天海「…!」

だがそれは王馬も同じだった。尻尾の先端を撫で回したり、付け根の辺りを激しく掻いたりして東条の気を引いた。王馬の狙い通り、天海にすり寄っていた東条は王馬の方を向くと先ほど天海にしていたことと同じように王馬にも匂いをつけた

天海「…」

天海は対抗しようとして東条を引き寄せようとしたが、あまり東条に無理はさせたくないので憚られた。それに東条は幸せそうに蕩けきった顔している。天海は王馬へのすりすりを邪魔しないように東条の背中を抱きしめて愛情を伝えることにした

東条「きゅー…」

王馬「東条ちゃん?…」

天海「斬美さん、俺たちは君を愛しています。敵じゃないんですよ」ギュウ  

東条「きゅー…」パタパタ 

王馬「…そうだよ、東条ちゃん。俺たちは危害を加える気はないよ。東条ちゃんを愛しているんだよ」

天海から対抗心が薄れるのを感じた王馬も、天海と同じように愛情を伝え始めた。そうすれば東条の心が完全に解きほぐれるかもしれないと思ったからだった。すると東条はそれが分かるのかますます激しくすり寄って、さっきは首だけだったが、今度は体を舐め始めた

東条「…きゅーん」スリスリ

王馬「…んっ…」

体を舌が舐め上げる感触に王馬はくすぐったくなって震えた。しばし東条の好きにさせたが、天海が後ろの方から少し羨ましそうな目で見ていたので、東条にキスをすると、今度は天海の方を向かせた

東条「きゅー」

天海「あ…斬美さん…」  

東条「きゅーん」スリスリ

天海「…ふふ…」ナデナデ 

天海の方を向いた東条はそのまま天海の肩に身体を寄せると目を瞑って天海に額を押し付け親愛を示しながら身体を舐めまくった。天海は嬉しくなって東条を強く抱きしめた

王馬「…すっごいことになってるね」

王馬が東条の尻尾より下の方を見てみると体液がぐっしょりと広がっていた。とろりと蜜を垂らしている入り口はひくひくと何かを求めるような淫靡さを感じさせる。王馬は思わず怒張したペニスをあてがった

東条「きゅっ…!?…しゃー!」

天海「斬美さん…!?」

東条は秘部への感触に驚いて天海からも王馬からも離れるとお腹を守りながら威嚇した

王馬「…っと…ごめんね、東条ちゃん。怖かった?」

東条「…きゅううう…」

天海「…斬美さん…」

怯える東条を襲いたくなった心を天海達は恥じながら、東条を驚かさないように近づき、東条の手を握った

東条「…きゅ…」

天海「斬美さん、さっきも言ったけど…俺たちは君を愛しているから触れ合いたいだけなんですよ。…それに…この子の父親は俺なんですよ。この子に危害を加える訳ありません」

東条「…きゅー…?」

天海がそっと腹を撫でながら諭すように言ったので東条は首を傾げながら悩むように鳴いた。まだ目が蕩けている。完全に警戒しているわけではないようだった

↓1 70(補正+15)以下で東条が警戒を解いてくれる 失敗すると丸まって動かなくなります
↓2 天海達のこの後のアクション

東条「きゅーん…」

東条はしばらく天海と王馬の顔を交互に見て様子を伺っていた。2人はじっと、東条から動き出すかどうかを待った

東条「きゅー、きゅーん…」スリスリ  

天海「斬美さん…」ギュウ

王馬「わぷっ…!」  

天海達の気持ちが伝わったのか、東条は警戒を解き、尻尾を王馬の頬に寄せ、天海の胸に飛び込むように自分の頬を擦りつけた

天海「ん…ふっ…」

東条「きゅうう…」

天海は狐毛のようになっているうなじ辺りの毛を撫でると、そこを舐め上げた。東条はピクリと肩を跳ねさせている

王馬「…東条ちゃん」ピトッ

東条「きゅー…?きゅっ…!」

王馬「力抜いて、気持ちよくしてあげるだけだから…」クリクリ

東条「きゅぅ…!」

王馬は後ろから抱きつくと東条の乳房に触れて先端を摘み、捏ねくり回しながら安心させた。東条が快感で、甲高い発情期の雌狐のような声を上げて秘部を天海の腹に押し付ける様子を見た王馬はこちらに向いている綺麗でまん丸な尻を掴んでもう一つの穴に自分を刻み付けたい欲が湧いたが、なんとか堪えた

天海「っ…斬美さん…」

天海は先端からカウパーを垂らして屹立したペニスをこちらに向けられ、蜜をだらしなく垂らす雌穴に思い切り突っ込んでしまいたい欲求を必死に抑えて、東条の下腹部あたりまで頭を下ろした

天海「…っ…ん…ぅ…」チュプッ

ジュルルルッ

東条「きゅっ…!きゅーん!きゅっ…きゅううううう!」

王馬「…天海ちゃん…」

そして溢れる蜜を舐めとりながら、アンドロイドだった時にはなかった髪と同じ色の、短く刈り込まれた茂みの中で主張している割れ目に強く吸い付いた。東条は驚いて震えた後に、強烈な快感の原因である天海の頭を押し退けようとした

東条「きゅっ…!?」

王馬「東条ちゃん、今天海ちゃんを押しのけると東条ちゃんが辛いだけだよ?」

だがそれは叶わない。王馬が仰向けになった東条の上半身を自ら抱き抱え、その手を頭の上でまとめあげると乳首を責め立てる。東条から力が抜け、悲鳴のような嬌声が2人の耳に入った

東条「きゅううう…きゅっ…きゅううううう…!きゅーん…!」

天海「はっ…んむ…じゅる…」

王馬「東条ちゃ…ん…ちゅ…」

天海と王馬は東条を怯えさせないために挿入ができない分、たっぷりと前戯のみで愛情を伝えた。そして東条に限界の兆しが見えると、王馬が鎖骨を、天海が肥大した蕾の皮をめくり上げて甘噛みした

東条「…っ!きゅうううう!きゅっ…きゅうう…~~~!」

その途端に東条は激しく痙攣すると身体を弓なりに反らせて喘ぎ、悶絶したのちにマットに倒れこんだ

王馬「ふ…っ…東条ちゃん…」

天海「…」ハァハァ

天海達は内心、東条に自分のものを突っ込まずに耐え切った自分を褒めていた。お腹を大きくしたケモ耳メイド妻が目を蕩けさせ、口をだらしなく開けて身体をひくつかせている様子はあまりにも淫靡だった

天海「…ぐちょぐちょですね…」ヌチャァ…

王馬「…身体中から東条ちゃんの匂いがするよー」

べっとりと付いた東条の体液をすぐに流してしまうのが惜しくなったので、横たわっている東条を2人で洗ってあげることにした

東条「…きゅー…」

天海「斬美さん…大丈夫ですか?」

王馬「もー、天海ちゃんが加減しないからー…」

↓1 この後の天海達のアクション

天海「…お昼寝しましょうか。疲れていますよね…?」

東条「きゅーん」

王馬「お昼寝がいいんだね、じゃあ俺の腕の中でゆっくり寝かせてあげるよ」

天海「…君の貧弱な腕じゃ物足りないと思いますが…とりあえず身体を洗ってしまいましょう」

そして天海達は、東条の身体を洗い、自分たちの身体を洗った

バッシャバシャ

天海「…ふう…じゃあ斬美さん、お昼寝を…あれ?」

王馬「…東条ちゃーん?」

天海達が洗っている間に東条はどこかに行ってしまっていた。天海達は慌てて風呂場を出て部屋の方に行った

~客室~

東条「きゅー」モフモフ 

天海「…斬美さん?」

王馬「…」

全裸の天海達は部屋の中の様子を見て立ち尽くした。というのも天海達が脱いだ服を東条が全て咥えて持って行ってしまい、部屋の中で自分の衣服や毛皮と一緒に巣にしてしまっていた。その横でランカが何か紙を咥えておすわりしていた

王馬「…あれ、ランカ?どしたの?」

ランカ「くぅーん」

ランカは王馬に紙を押し付けた

~紙の内容~
今日15時に師匠のところに行くんでそのつもりでお願いしまーす。まあ留守でも勝手にするんで安心してください

天海「…なんすかそれ?」

王馬「手紙かな?なんか天海ちゃんみたいにチャラい文書だね」

↓1 天海達のアクション

天海「…それより…もしその人が今来たら…」

王馬「…まずいね、どうしよう?」

東条「きゅーん」モコモコ

天海達は顔を見合わせ、同時に東条を見た。服や毛皮に埋もれて楽しそうだった。見ていて思わず顔が綻んだが、せめてパンツだけでも返してもらわないと、もし手紙を書いた主が現れたら大変だと考えた

天海「…斬美さん、失礼しますね…」

天海が背後からそっと自分のパンツを取ろうと手を伸ばした。だが東条は気づき、天海の手を自分の手で抑えた

東条「きゅっ」ペシッ

天海「…斬美さん?」

王馬「…」ソロ-リ

天海が抑えられている間に王馬も自分のパンツを見つけて手を伸ばしかけた

東条「きゅー」ペシッ

王馬「…」  

天海達は東条とのパンツ攻防戦を始めたが、そのせいで後ろから誰か来ていることに気づかなかった

ベール男「師匠ー、またお出かけですかー?それとも2階で寝落ち…」

王馬「…!」

天海「…!?」ビクッ 

ベール男「…え?」

1階の方から階段で上がって来たベールを被った男が全裸の天海達を見て驚愕と困惑の表情を浮かべていた

↓1 天海達のアクション

東条「きゅー?」

ベール男「…えーと…」

ベール男は巣を作っている東条、そして色々丸出しの男2人を交互に見ながらなんとも言えない表情をしていた。しばらく沈黙が続いたが、天海が口を開いた。

天海「…あの…俺たちは怪しい者じゃありません。ここのご主人の葉純さんの客として泊まらせてもらってる、天海蘭太郎です。こっちのナスのヘタみたいなのは…」

王馬「キャベツに言われたくないよね。あ、俺は王馬小吉だよー。葉純ちゃんは今出かけてるから留守番してるんだよー」

ベール男「あ…ああ、分かりました。えーと…僕は師匠の弟子のアザミです。…そっちの女性は…?」

天海「東条斬美です。今は狐化していて…」

東条「きゅーん」

アザミ「なるほど…よっと…」バサッ

アザミが頷くと、ベールを下ろした。すると中から少し小さめのヘラジカの角が現れる。そのままアザミは東条に近づくと挨拶をするように身を屈めた

王馬「…ツノ…?」

アザミ「…」

東条「…」スリスリ 

天海「あっ…」

天海は東条が威嚇してアザミが怪我をしたらまずいので止めようとしたが、東条はアザミのツノを見つめると、そのツノに挨拶を返すように頬を擦りつけた

アザミ「服を着てない理由は…だいたい分かったんで…」

アザミが視線を向けた先には巣の材料にされた天海や王馬の服やパンツがあった

↓1 天海達のアクション

↓1 アザミと話をしてみるかどうか指定。(服を返してもらった後に) 他にしたいアクションもあればそれも指定してください

天海「…見苦しくてすみません、服を着るんで…」

天海は東条に近づいて、服を取ろうとした。すると東条がまた手でそれを抑える。天海はその隙を突いて東条に抑制剤を打ち込んだ

東条「きゅー」ベシッ

天海「…斬美さん」ブシュッ

東条「…きゅぅ…!」

王馬「よしよし…」ナデナデ

東条「…ん……んん…」

天海「大丈夫ですか…?」

アザミ「…おー…」

しばらくすると東条の意識がはっきりと戻ったので、天海達は急いで服を着た。

天海「…そう言えば、君は師匠って言っていたけど…どういうことなんですか?」

アザミ「そのままの意味ですよ。僕は葉純師匠に薬剤師として弟子入りしているんです」

王馬「弟子…そのツノは?」

アザミ「これはケモノ化の後遺症です。色々あってツノが生えるようになって…」

王馬「…でも精神的には普通に見えるよ。葉純ちゃんもだけど、どうして精神的なケモノ化はしていないの?東条ちゃんもできればそこまで治してあげたいんだけど」

アザミ「僕らもならない訳ではないですが…なる時が決まっているんで対策しやすいんですよ。多分僕らは脳に獣化薬の影響があまりないんだと思いますよ、特に師匠はアンドロイド化の薬も入れているんで…あ、こっちも一つ質問があるんすけど…3人はどういう関係なんですか?そんなに大事そうに守って…僕の作った薬に興味持ってもらえるような関係ですかね?」

天海「…あ…」

東条「…」カァァ 

王馬「…っと…」

いつの間にか天海達は2人で東条を抱き寄せて後ろに隠すようにしていた。東条への独占欲や執着心を感じさせる格好であった

↓1 天海達のアクション

天海「…えーと…実はこの人は天海斬美なんです」

アザミ「天海…ってことはもしかして…あ、指輪嵌めてる」

天海「…結婚しているんです。お腹には子供もいるんですよ」サスサス  

東条「…」マッカ 

アザミ「その大きさだと5ヶ月半くらいかな?なるほどねえ…」

王馬「でも俺も天海ちゃんに負けないくらい東条ちゃんを愛してるよ!だから二人が別れるの待ってるんだ!なんて嘘だよ!でも東条ちゃんが大事なのはホントだよ!」

アザミ「ほえー…どういうことがよくわからないけど凄いですねえ」

天海「…はは…」

王馬「にしし……大事だから東条ちゃんの後遺症を少しでも減らしてあげたいんだよね」

アザミ「…ふむふむ…」

天海「…俺たちはそのために薬の勉強とかもしているんです。…君も…もしよかったら協力してくれませんか?」

アザミ「暇だから協力できるよ。道具とか材料とかの話もしてあげるけど…一つ言いたいことがあるんだよね」

天海「なんですか?」

アザミ「…そのテント、少し畳んだ方がいいと思うよ」

天海達は下腹部の一部を怒張させたまま話していた

↓1 この後の天海達のアクション
↓2 屋敷組のメンバーのアクション(昼間)

恥ずかしそうに順番にトイレにでも処理しに行く(残った方は東条の面倒をみてる)

~屋敷 図書室~

真宮寺「…なるほどネ…海と塩の祭り…」

真宮寺姉「以前是清が話していた塩椎神に似ていますね」

真宮寺「ただこの祭りでは魚の収穫を祝うためのものみたいだネ…そういえば、日本の魚料理をあまり食べていない…姉さんは食べたいかい?」

真宮寺姉「そうですねぇ…確かに、そろそろ魚の煮物などをいただきたいです」

屋敷では、真宮寺が図書室で先ほどのアンジーとの会話で出てきた祭りのことを調べて、自分の中に宿っている(?)姉と会話をしていた。つい夢中になったのか周りのことを気にしないで話し込んでしまう

ガタガタガタッ 

真宮寺「…!」

入間「て、テメー…な、何してるんだよ…?」

そしてたまたま入ってきた入間を怯えさせた

真宮寺「(…どうしたものかな…)」

入間「な、なんか言えよぉ…な、なんで女みたいな喋り方になったんだよ…ひょっとしてナメクジかなんかなのか…?」

真宮寺姉「(…是清や…私と代わってくれませんか?この子とは一度話してみたかったんです)」

真宮寺「(エッ…!でも…姉さん…いいのかい?)」

真宮寺姉「(ええ…)」

入間「な、なんか言えよ!」

↓1 真宮寺(姉も含む)達のアクション
↓2 >>485の後の天海達のアクション

真宮寺「………入間さん、僕の姉を紹介するヨ」

真宮寺は不本意ではあったが、姉の望むことであったので、入間の方を向くとマスクに手をかけた

入間「ハァ!?なんでテメーみてーな雌雄同体ナメクジ野郎の姉なんか……ぎゃあああああ!?」

真宮寺姉「…初めまして、是清の姉です」

入間はとんでもないものを見せつけられていた。普段の真宮寺には変わりなかったが口紅をつけてなぜか女らしい真宮寺がそこにいる。雰囲気も異常でわけがわからなかった

入間「ひ…ひいいいい…」アトズサリ

真宮寺姉「あら…どうか逃げないで。最近貴女がロボットの子供を世話する様子を見て話したくなったのです」

入間「ロボットの子供…?モシオのことか…?」

真宮寺姉「ええ…私はあの子を見てロボットには情がないという先入観を改めさせられました…」

入間「あ、あいつの良さが分かるのか!?」

初めは気味悪がっていた入間だったが、モシオの良さをわかっている真宮寺姉に気を良くしたのかそのあとは少しずつ会話を弾ませることができた。ただ側から見れば訳のわからない状態で、メイドが怪訝な顔して見ていた

~葉純の家 2階~

アザミに下腹部のテントを指摘された天海達は交互にトイレに行って処理をしてから戻ってきた

東条「…」フリフリ

王馬「…ふう…」

天海「あの…それで、道具や材料の詳しい話を聞かせてくれませんか?」

アザミ「製薬道具については師匠の洞窟にありますし、それを使って作れますよ。問題は材料なんですけど…」

王馬「どんな材料使うの?」

アザミ「1階の本に載っています。ただ水銀が必要だったりするので危ないんですよね…」 

天海「水銀…ありがとうございます。…それからもう一ついいですか?この里の主の狼に挨拶したいんですけど…酒と肉もあるので…」

アザミ「あ、それは師匠と一緒の方がいいですよ」

王馬「…んー、じゃあここの里でできる仕事とかない?結構お世話になると思うし」

アザミ「仕事…といえるかは分かりませんけど…ここの人たちは畑仕事が忙しいので、あまり肉や山菜、果物、魚などを採り行くことができないんです。そういうものを市場に持って行けば喜ばれますよ」

天海「肉に…山菜に、果物、魚ですね。分かりました」

アザミ「おっと…僕はそろそろ製薬をしないといけないので、下に降りますね」

↓1 天海達のアクション

アザミはそう言うと1階の方に戻って行った。そしてガチャガチャと下の方から音がしてきた

天海「…まだ明るいですし…製薬の邪魔をしたら悪いんで外に出かけませんか?」

東条「…ええ、構わないけど…どこに行くの?」

王馬「あ、じゃあ俺神社に行きたいなー。なんか気になるし」

天海「…神社は俺も気になってましたし…斬美さん、いいですか?」

東条「大丈夫よ」

3人は散歩がてら神社に行くことにした。すると今度はランカが隣にぴったりくっついてついてきた

~神社~

神社は村の規模に比べるとずっと大きなものだった。狼の石像が入った祠がいくつも並んでいる。社の前には大きな祭壇も備え付けてあった。

王馬「見て見て天海ちゃん。狛犬のところが狼になってるよー」

天海「…なんとなく予想はついてましたが…やっぱり狼の神様なんですね…あ、誰が人がいますよ」

巫女「ふう…やっと血液型の検査が終わりましたね。これで収穫祭や出産祭の準備が整いますよ…」

巫女2「葉純さんが輸血パックを用意するのに必要だったみたいだけど…やっぱり胎児の血液型まで調べたのはやりすぎな気も…」

巫女「まあ流行病のせいで輸血パックがどうしても必要になってしまうみたいですし…葉純さんにはお世話になってますからね」

東条「…流行病?」

↓1 天海達のアクション

王馬「…流行病…これは聞いてた方がいいんじゃないかな?」

天海「そうですね…あの、ちょっといいですか?」

天海達は巫女達の話を聞いて、詳しく尋ねた方が良いと考えて、境内を掃除中の巫女達に話しかけた

巫女「あ…はい、こんにちは。どうされましたか?」

天海「俺たちは昨日この里に来たんですが…その流行病って…?」

巫女2「えっと…この里一帯では昔から飲血病と言う病気が流行る時があるんですが…昨日から疑いのある人がいて…それを治すには輸血パックとワクチンが必要なんです。感染力は強い方で…この里には葉純さんがいらっしゃるので、ワクチンは大丈夫なんですけど…」

王馬「輸血パックが足りないの?」

巫女「足りない…というよりは外部から貰わないといけないんです。ただ…外部の方も輸血パックに余裕がなくて…人数分しか貰えないそうなんです。だから血液型を調べて…」

東条「…この里だけの病気なの?それに胎児の血液型まで…」

巫女2「あ…いえ、外の…中でもロシアやアラスカなどで流行するときもあるみたいです。胎児はお腹の中で感染すると、生まれたときにすぐ発症してしまうので…」

↓1 天海達のアクション

天海「…感染したらどんな症状が出るんですか?」

巫女「高熱の後に…名の通り血を飲みたくなるんだそうです。症状が酷いと近くにいる生物ならなんでも襲ってしまうことも…」

王馬「…どうやったら観戦するの?」

巫女2「その病気に感染している動物を食べたり…血液に触れたりするとかかるそうです」

東条「…血液感染…」

天海「そうですか…では胎児に感染するとはどういうことなんですか?」

巫女「母親が感染すると5日以内に胎児も感染してしまうみたいで…ただ、感染しても死ぬ病気ではありません。実際に私の弟も胎児の時に感染しましたが…至って元気に育ちました」

東条「…葉純さんなら治せるの?」

巫女「はい。それからおそらくそのお弟子さんも…ただ治療と予防のために葉純さんは村を回っていてすごく忙しいみたいです」

↓1 天海達のアクション
↓2 屋敷組のアクション(好きなメンバー、また、R以外で特定のアクションを取ると、イベントが発生します)

感染してるかどうかの検査をしますか?ワクチンも打つ場合はお腹の子も血液型を調べる必要がありますが…

↓1 検査をするかどうか。する場合はワクチン、血液型の検査をするかどうかも指定。
↓2 40以上で白銀のペットイベントが発生

天海「俺達や君達は感染の危険はないんですか…?」

巫女「もちろんありますが…ワクチンを打って予防しているので大丈夫ですよ」

巫女2「あなた達はまだワクチンを打たれていないんですか?」

天海「まだですよ…それから…この人のお腹の子供も」

東条「…」

巫女「あ…では葉純さんやお弟子さんにワクチンや血液型の検査をしてもらったらいいと思いますよ」

王馬「葉純ちゃんや弟子ちゃんに検査して貰えばいいんだね、ありがとう。あ、何か手伝うことはない?教えてもらったお礼にさ」

巫女「お気持ちだけ頂戴しますね。それよりも検査や予防の方を急がれてください」

天海「…ありがとうございます」

~屋敷 星の部屋~

夢野「よしよし…セレス…これなら食べるか…?」

セレス「みゃー」モグモグ

星「…やっと食べてくれたな…まったく、高級志向なお嬢ちゃんだ…」

夢野「カルピン達は選り好みしないんじゃがの…」

カルピン「うにゃー」

アモル「きゅー」

ミール「ゆーん」

夢野「…そういえば、カルピンに嫁ができたなら、アモル達にと嫁が必要なのでは…?」

↓1 天海達のアクション(アザミに検査を頼むなど)
↓2 夢野達のアクション

星「…そのうちアモル達の嫁も探そうか」

夢野「本当か!楽しみじゃのう…」

アモル「きゅー?」

ミール「うゅーん…ゆーん」

セレス「みゃーう」

カルピン「にゃー」

星「…そのうちペット王国になりそうだな…」

~葉純の家~

ガチャッ

アザミ「えーと…んー…あ、お帰りなさい」

天海「あ…アザミさん、少し頼みたいことがあるんすけど…」

アザミ「どうしたんですか?」

王馬「俺達さっき神社に行って…」

王馬達はアザミに神社の巫女から飲血病のことを聞いたことを話し、その検査ができないかどうか頼んだ

アザミ「飲血病ですね…この辺り一帯の流行病の…検査はできますよ。あ、その前に血液型を教えてもらえませんか?」

東条「…私はB型で…この人もB型よ。」

王馬「俺もBだよ!」

天海「…こいつはA型です」

アザミ「あはは…あ、そのお腹の赤ちゃんは…」

東条「…まだわからないの…」

アザミ「あ、では調べてみますか…確認しておきますが、双子以上の妊娠ですか?双子だと薬が違うので…」

天海「…双子です」

アザミ「双子…双子なら…ちょっと待ってくださいね。薬品室にあるので…」

アザミは1番奥の部屋に飛び込んで、数分すると戻ってきた

アザミ「ありましたよ!この薬は入れると胎児の血液型によって色が変わるんです。最新の研究で胎児の血液型が分かるようになって…信憑性については心配しないでくださいね。あ、ちなみに双子の場合は血液型が違う場合は色が分離する仕組みです」

↓1 天海達のアクション

なんか抜けてますが…「血を入れたら」です。この血液型検査や薬も血を入れたら反応する仕組みです

↓1再安価

では検査に移ります。最終確認ですが、2人とも天海、1人は王馬の子供かどうかで、5:5か5:4(王馬不利の場合は9レス使います)

↓1 コンマが奇数なら、5:5。偶数なら5:4

春川達についてはまた安価を取ってからです

奇数なので、5:5でいきます。コンマの合計が大きい方を採用いたします。

↓1~5 2人とも天海
↓6~10 1人は王馬の子

天海 237
王馬 279
コンマの結果で、1人は天海の子、もう1人は王馬の子です。性別はまだわかりません。天海の子はB型、王馬の子はAB型にします

天海「…じゃあとりあえず調べてみましょうか…」

東条「…そうね…私はどうすればいいのかしら?」

アザミ「この注射器で少し血を抜くので…ほんの少しですから安心してください。薬を入れると、A型なら赤、B型なら青、O型なら黄色、AB型なら紫色に変わります」

王馬「何分くらいで色が変わるの?」

アザミ「10分前後ですかね」

東条「…ではお願いしていいかしら…?」

アザミ「はい、では少しチクっとしますよ…」

アザミは手際よく東条の腕を消毒すると、ジュラルミンケースから綺麗な注射器を取り出した

~数分後~

アザミ「では10分くらい待っててくださいね。時間をおいて感染の検査もするので…」

アザミは血液を薬品に入れて、安定した場所に置くと薬品室の方に篭った

~さらに10分後~

体感では随分長い10分が過ぎた。しばらく沈黙が続いていたがそれを破るように薬品を凝視していた王馬が話しかけてきた

王馬「あ…天海ちゃん、分離してきたよ」

天海「…見せてください」

だんだんと色が透明な薬品に付いてくる。そして天海達の目の前で鮮やかな色に変わると2つの色に分離した

東条「…あっ…」

薬品の色は、青色と紫色に変わっていた

↓1 天海達のアクション

喜ぶのは王馬好きの読者だけでしょ
王馬が血縁上の父親にはなったけど夫ではないから身の程をわきまえてほしい
東条を嫁扱いしたら失笑もの

天海は王馬が余計な干渉をしなければ一人だけでなく二人をしっかり育てると思う

王馬「…B型と…」

天海「AB…型…」

東条「…」

天海と東条の子であればAB型の子ができるわけがない。天海と王馬は東条が両方の子を宿していることを悟った

東条「…あな…た…王馬君…」

東条はどうしていいのかわからなくなったのか呆然としていた

王馬「俺と東条ちゃんの子…」

天海「…」

王馬は素直に自分と東条の間にできた子供のことを喜んだ。一方天海の方は、以前王馬の子でも受け入れるとは言ったが、東条と同じくどうすればいいのかわからなくなって放心したように涙を流した

ガララッ

アザミ「ふう、ありましたよ。感染検査薬…あれ、どうしました?」

天海「…」

アザミ「…?とりあえず薬品の結果を…青と紫…ということはB型とAB型ですね。」

東条「…え、ええ…」

アザミ「それじゃあ感染してるかどうか…調べようと思ったんですけど…あの、大丈夫ですか?」

↓1 天海達のアクション

天海は泣きながらも「父親が違っていても二人とも俺たちの子供ですよ斬美さん」と優しく抱きしめる
東条は「あなた、ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい」と天海の胸で号泣
王馬は二人の光景を見ながら心の中で(やっぱ祝福されるわけないよな)と悲しんでいた

とりあえず検査するかどうか指定してください。しない場合はこの後どうするかどうか指定してください

↓1 天海達のアクション
↓2 夕方の屋敷組のアクション。特定のアクションでイベントが発生する可能性があります

538した後に検査する

困惑するアザミをよそに、天海は耐えきれなくなって泣きながら東条を抱きしめた

天海「…父親が違っていても二人とも俺たちの子供ですよ斬美さん」

東条「あ…」

すると東条の目から、堰を切ったように涙が溢れ出してきた。滝のように流れる涙を見た天海はより一層強く抱きしめる。東条は天海の胸に顔を埋めながら泣き続けた

東条「…あなた…ごめんなさい…ごめんなさい…ごめんなさい…ごめんなさい…!」

天海「…斬美さん…」

王馬「(…やっぱ祝福されるわけないよね)」

それから10分ほど経ってアザミが恐々と訪ねてきた

アザミ「…あ、あの…大丈夫ですか…?」

天海「あ…すみません、アザミさん…検査をお願いしてもいいですか?」

アザミ「は、はい…では今度はこの緑の薬に血液を入れます。陽性なら赤色に変わりますので…」

アザミは新品の注射器3本を持ってきて、薬品の説明をした

天海「…ではお願いしますね」

アザミ「わかりました」

↓1~2 天海、王馬の感染判定 80以上で感染
↓3 東条の感染判定 93以上で感染

どうなる

↓1 天海達のアクション

~10分後~

天海達は血液を入れたが、色は変わらなかった

アザミ「感染はしていないみたいですね。よかったです…」

天海「…ありがとうございます…」

検査の後はアザミは洞窟の方にこもり、天海達は2階の方に移った

~2階~

東条「…」zzz

天海「…斬美さん…」

泣き疲れた東条は天海の腕の中で眠ってしまった。そんな東条に天海は寄り添ってお腹を撫で続けている

王馬「…」

王馬は2人から離れたところで、東条の悲しみの表情や、天海に勝てず、と言ってゴン太のように2番手に甘んじることができない自分を振り返って黄昏ていた

~屋敷 ゴン太の部屋~

春川「…」ソワソワ

ゴン太の部屋では赤松が主導で子作りの準備をしていた。アロマを置いてみたり、天海家の使用人に精力のつく料理を頼んだり、お菓子を部屋に置いたりしていた。春川は落ち着かないようで部屋の隅に座っていた

ゴン太「…あ、あの…赤松さん…本当に…いいの?…春川さんを…」

赤松「ゴン太君?」

そしてゴン太も緊張しながら、赤松に春川を妊娠させてもいいのか尋ねていた

↓1 赤松達のアクション

赤松「…本音を言うと悔しいなって思うときがあるけど…魔姫ちゃんが望んでることだし、ゴン太くんになら任せられるよ」

ゴン太「赤松さん…」

赤松は悔しげな表情はしていたが、すぐにっこりと笑ってゴン太に自分の気持ちを伝えた。ゴン太はそんな赤松の言葉を受け止めると、2人で春川に近づいた

春川「…!楓…ゴン太?」

赤松「…ふふ、ご飯を食べたらみんなでお風呂に入って…それから…」

春川「…う、うん…」

普段の春川からは考えられないほど、春川の表情は赤くなって、強張っていた

~里 葉純の家 18時頃~

王馬「…ん…」

天海「…」zzz

天海達はあれからいつの間にか眠っていた。王馬は何かもぞもぞする感覚に襲われて目を覚ました

東条「きゅーん」

王馬「…東条ちゃん…?」

東条「きゅー」スリスリ

どうやら東条の尻尾が顔に当たっていたらしい。周りを見てみると、天海と王馬の横に栗やきのこが積まれていた。東条を見ると、少し土が付いている。王馬が声を掛けると寄ってきて耳を頬に擦りつけた

↓1 天海達のアクション
↓2 夕食中、またはそれより後の屋敷組のアクション(今後の話し合いなど全員でするのもアリです)

「また一人で出ていっちゃったの?天海ちゃんが怒っちゃうよ」
と、少し切なそうに言いながら東条を撫でる

↓1 >>554 だけでは短すぎるので追加で王馬達(天海や東条も)のアクションを指定してください。ちなみに狐東条は王馬にも懐いています

王馬「…また一人で出ていっちゃったの?天海ちゃんが怒っちゃうよ」 ナデナデ

東条「きゅー」

王馬は切なげに呟きながら、東条の土を払い、撫でた

東条「きゅーん」フリフリ

王馬「…」

天海「…ん…んん…斬美さん…?」

しばらく王馬が尻尾を撫でていると、天海が目を覚ました

王馬「…天海ちゃん、東条ちゃんがまた1人で外に出て行っていたみたいだよ」

天海「えっ…?」

東条「きゅーん…?」

王馬は寝惚け眼の天海にそう伝えて、天海の方に東条を行かせると、部屋の外に出て空気を吸いに行った

天海「…斬美さん…?…というかこの栗やきのこは…あれ、葡萄や林檎も…」

東条「…きゅー」グイグイ  

天海「あっ…!」

東条は天海の服を引っ張って、外に連れ出した

~家の外~

王馬「…天海ちゃんと東条ちゃん?」

天海「…斬美さん?」

東条「きゅーん」

王馬は外のピクニック用テーブルの横の椅子に座っていた。困惑する天海と王馬を見ながら東条は持ってきていた葡萄の実をもぐと3人に平等な数が行き渡るように分けると、天海と王馬を行ったり来たりして舐めたり、頬を擦りつけたり、尻尾を巻きつけたりした

↓1 天海達のアクション

王馬「…2人でゆっくりしなよ」

王馬はそう言って去ろうとした。だが東条は王馬の袖を噛んで引き留める

東条「きゅー」ガブッ

王馬「…東条ちゃん」

天海「…」

東条の様子を見て天海は嫉妬心と哀しさを感じたが、今は東条の気持ちを優先しようと思い、王馬を引き留めることにした

天海「…ここにいてください。斬美さんはいて欲しいみたいですし」

王馬「…わかった」

天海達は、代わり番こに、葡萄を食べながら東条の耳を撫でたり、尻尾を撫でつけたりした。東条は嬉しいのか大きく尻尾を振り、2人に甘えていた。しばらくすると、東条はリラックスしながら目を瞑りそのまま眠ってしまった

天海「…王馬君、夜に俺たち2人で話し合いをしましょう」

王馬「いいよ」

そんな東条を撫でながら天海は王馬に、夜に話し合いをする約束を取り付けた

↓1 この後の天海達のアクション(3人でのアクション)

~屋敷 ダイニングルーム~

ジュ-ジュ-

アンジー「焼肉ー!」

百田「あ、おいアンジー!それ俺の肉だぞ!」

入間「取ったもん勝ちだぜ!ひゃーひゃっひゃっひゃっ!」

夢野「んあああああ!?ウチのカルビが…!」

白銀「これが…!リアル焼肉バトル…!」

赤松「あはは…みんな楽しそうだね…ってあれ!?私のお肉が無くなってる…!?」

真宮寺「…人が肉を取られるとあんな顔をするんだネ…興味深いヨ…」

春川「…なんでタレに生姜が…?美味しいけど…」

ゴン太「体がポカポカしてきた…」

星「…ったく…騒ぎすぎだ…クールじゃねえな…」

キーボ「星さんはご飯を食べすぎでは…?」

最原「あ、あの…盛り上がってるところ悪いんだけど…そろそろ今後の予定の話をした方が良いんじゃないかな…?天海君達と離れちゃったわけだし…」

百田「あー…それもそうだな…!うし、今後の予定の話をするぞ!…ってああああ!?俺の取ってた霜降り肉が…」

茶柱「あ…すみません、転子が食べてしまいました…」

百田「そうか!ならいいぞ!たくさん食べろ!」

白銀「地味に露骨な贔屓を感じるよ!?」

最原「地味なのに露骨なんだね…」

↓1 最原達のアクション(今後の予定)

アンジー「じゃあこの後どうするのー?」

百田「んー…とりあえず蘭太郎達と連絡を取り合って色々と決めた方がいいよな…」

最原「じゃああのエビシオ…だったっけ…?連絡を取ってくれるように頼めばいいんじゃないかな?」

真宮寺「それが1番いいだろうネ」

茶柱「ではエビシオさんに…」

入間「あ、ちょっと待てよ。連絡の為だけにエビシオに何度も無理はさせられねー。通信機を開発してキャベツ達に渡せばいいんじゃねーか?」

白銀「あ、確かに…通信機の方が合理的だね」

百田「そうだな…じゃあその方向で行くか!入間、頼むぞ!」

それから焼肉パーティをした後、屋敷にいるメンバーはまたそれぞれ分かれた

~入間の部屋~

コンコン

入間「んー…誰だ?入れよ」ガチャガチャ

真宮寺「…失礼するヨ、入間さん。さっきは姉さんと会話してくれてありがとう」

入間「それをわざわざ言いにきたのか?」

真宮寺「…いや、それもだけど…とりあえず姉さんのことは内密にして欲しいと思っていてネ…」

↓1 入間のアクション(また、このコンマが95以下で通信機の発明に成功。この発明で材料が底をつきます)

真宮寺が作業中の入間にそう頼むと、入間は作業中の手を止めると何気なく言った

入間「あんな良いお姉さんを困らせる事はしねえよ」

真宮寺「えっ…?」

入間「もしお姉さんが良ければこれからも話をしたいな」

真宮寺「…」

そして入間は作業の手を再開した。真宮寺は内心で一体何があったのかと珍しく呆け、入間の作業が終わるまで棒立ちで観察していた

~テニスコート~

星「最原、そんなんだといざという時守ってあげられねーぞ?」

最原「…は、はぁはぁ…う、うん…」

百田「うぐっ…」

星「百田も…ったく、もう少し普段から運動することだな」

テニスコートではなぜか百田達が星にテニスの教授をされていた。星の化け物じみた体力に2人はついて行くことができない。ものの30分でくたくたになっていた。疲れて休んでいると、いつの間にか1人の女性がコート脇に立っていた

最原「あれ…?」

霞「あの…すみません…」

百田「天海似の…うおっ…!すごいボインボイン…あ、すまねえな…どうしたんだ?」

星「…深刻そうな顔をしてるな」

最原「どうしたの…?」

霞「1つお願いがあって…兄の居場所を教えて欲しいんです。どこにいるのかわからなくて…父にも教えてもらってないんです」

天海の妹の1人の、霞がテニスをしていた星達に気づいて声をかけてきた

↓1 最原達のアクション

最原「…ごめんなさい、僕らも詳しいことは聞いていなくて…」

霞「…そうですか…こちらこそごめんなさいね」

百田「なあ…天海の妹達はそれぞれ避難してたって聞いたが…全員ここにいるのか?」

霞「和棟の方にいますよ。」

星「…あんたのお兄さんに何の用事があるんだ?教えてもらえねーか?」

霞「あ…えっとその…ごめんなさい。ありがとうございました」

霞はいつものほわほわした雰囲気ではなく少し困り顔になったまま頭を下げて礼を言うとそのまま小走りで去っていった

~広間~

コンコンコン

アンジー「…ふう…」

キーボ「…凄いですね…」

キーボは広間でアンジーの塩像作りを眺めていた。大きな塩の塊が彫刻になっていく様子はかなり迫力がある

向日葵「わ~…!おねえちゃんすごーい…!」

キーボ「…あれ、この子は…」

キーボの知らぬうちに近くに天海の末妹が目をキラキラとさせてアンジーの様子を見ていた


↓1 コンマが大きいほどアンジーがもらえる報酬が高くなる。また、キーボ達で何かとりたいアクションがあればどうぞ。(夢野達のアクションは、マギアへの接触が不可なので採用不可です)

アンジー「…んー、お前も彫ってみるー?」

向日葵「いいのー!?」

キーボ「あ…では僕が抱っこしますね」

アンジー「いいよー、こっちこっち…」

向日葵「ありがとう~!おねえちゃん!おにいちゃん!」

キーボ「おにいちゃん…ですか…なんだか嬉しいですね…」

そのあとメイドが塩像報酬である630Mを持ってくるまで、末妹にアンジーとキーボで彫刻を教えて楽しませてあげた

~20時 葉純の家 2階~

パタパタパタ

伝書犬鳩「クルッポ-」

王馬「…ん…?」 

天海が狐の東条を洗いにいっている間、王馬が月を見ていると窓から犬の顔をした鳩が匂いを嗅いだかと思うと丸めた紙を投げ入れて居座った

王馬「…なんだこれ?」

~紙の内容~
1:東条の胎児の血液型の検査結果のコピー(里に来る前の日付が書かれている)
2:天海の父以外の家族からの天海への心配や忠告などの手紙


王馬「…」

王馬は手紙を1枚広げて読んでみた

~手紙の内容(茉莉から)~
お義姉さんの状態を匿名の手紙で知りました。下の妹達は、離縁した方がいいのではという子たちもいます。執事さんは別の奥さんをもう1人持った方がいいとも言っていますが、私や霞、お父さんはそうは思ってはいません。ただ今無事なのかどうかは心配しています。時間があれば返事をください。

↓1 王馬たちのアクション

↓1 このまま男2人+東条のアクション(話し合い中の)を決めてください。あまり長くない程度で少し具体的にお願いします
↓2 赤松達がエロに入るかどうか。入るなら同じくあまり長くない程度でシチュエーションをどうぞ

もち入る

改めて緊張してる春川を赤松がうなじや乳首を愛撫、春川はイきそうになったらストップしゴン太は春川に挿入する
ゴン太の激しいピストンに蕩けるように牝の顔になりゴン太とキスを交わしねだるようにゴン太の種付けを受けいれる
赤松はそれを見ながら羨ましそうに自慰をしておりそんな赤松を見てゴン太は自分の竿に赤松を跨がらせるようにして擬似的に春川と赤松がセックスしてるように見せる
そのままピストンを続け春川は赤松とセックスしてる悦びを、赤松は秘部にゴン太のちんこが擦れてる事による快楽を受け三人でそのまま達する
その後、我慢できなくなった赤松も交え春川と交互にピストンしていき最後に春川に三度目の種付けをし全員でイく

王馬「…東条ちゃんが貨物列車にいた時か…」

王馬は東条に悪意を待つ人間に怒りを感じながら、天海と2人で話す際に見せる際に、ポケットにしまい込んだ

~30分後~

東条「きゅー」フリフリ

天海「ふふ…斬美さん、そろそろ寝ましょうか」

しばらくすると、天海のネックレスを口にした東条と天海が風呂から出てきた。2人とも毛皮の服を着ている。東条が寝る場所には天海の服がこんもりと積まれていた

東条「きゅー!」

王馬「おっと…東条ちゃん?」

機嫌が良さそうな東条は王馬のスカーフを奪うとそのまま自分の寝床に持って行った。そして天海に言われた通りに丸くなって眠ろうとしている

天海「…斬美さん、ちょっと待ってください」ガチャガチャ

東条「きゅー?」

天海「…っと…はい、これで大丈夫ですよ。おやすみなさい」

東条「きゅー…きゅーん」

天海によって拘束された東条は一言鳴くとそのまま眠り込んでしまった

王馬「…東条ちゃん寝ちゃったね」

天海「…そうっすね…では始めましょうか」

東条の寝顔を見て微笑ましく思っていたのが一転して真剣な顔になると、天海達は話し合いを始めた

王馬「じゃあまず俺から話がしたいんだけど…これから話す事は嘘じゃないよ」

天海「…わかりました」

王馬「…東条ちゃんを襲ったことと、妊娠させちゃったことは悪いと思ってるよ。ごめんね」

天海「…」

王馬「だけど俺もそうまでしてても東条ちゃんが諦められないんだよね。俺は東条ちゃんを愛しているよ。今だって東条ちゃんが俺の子を身籠ってくれたことは凄く嬉しいと思っちゃってるんだ」

天海「………とりあえず歯を食いしばってください」

天海は息を1つ吐くと、ケジメをつけるかのように王馬にそう言って拳を構えた

ゴッ…!

王馬「…うぐっ…!」

天海「俺は…君のやった事を許せる自信はありません。…でもたとえ君の子であっても…子供に罪はありません。俺は2人とも愛して育てるつもりです」

王馬「…天海ちゃん、これを見て」ペラッ

天海「…これは…!」

王馬「天海ちゃん、今後どうするつもりか教えてもらえるかな?」

天海「…どうすれば斬美さんやお腹の子を幸せにできるのかしっかり君も考えてください」

王馬「もちろんだよ」

↓1 今後どうするのか天海達のアクションを指定(話し合いでの結果など)

王馬が二夫一妻の関係になることを提案する

>>579 後の天海のアクションを指定。代替え案などもあればどうぞ(二夫一妻ではなく王馬が東条の養子に入るなど)

~30分後~

王馬「…天海ちゃん、子供のこともあるし二夫一妻になるのはどうかな?」

天海「…二夫一妻…」

天海は王馬の提案を聞いて思わずゴン太達を思い浮かべた。だが王馬と自分が東条にとって対等の関係になることや、今までのことから受け入れるはずがなかった

天海「…ダメに決まってますよね。…ただ、子供がいる以上は戸籍上の関係は必要だと思うんで…養子に入るのはどうですか?」

王馬「養子…」

天海「…君が俺の子になるっていうものムカつきますけど…」

王馬「俺はそれで構わないよ。というかありがたいくらいだし」

天海「…では斬美さんが起きたらその事を話して見ます。…それより今後のことですが…」

王馬「この手紙とか、あっちのメンバーとどうするかとか決めないとね」

~~~~~~~~~~~~~~~~

↓1 今後どうするか(天海達の関係性ではなく、屋敷組のメンバーや旅についてのアクション)
言うのが遅くなりましたが、安価(R)の指示にはできるだけ従ってくださると助かります
>>576は少し長すぎるので今回は採用しますが少し削ります。1つの安価が長すぎると他の方のシチュエーションが聞けません。

>>584 誤解されそうなので書いておきますが「天海達の」アクションを指定してください

↓1 再安価

天海「…とりあえずしばらくは斬美さんのためにここで養生して…あちらからの連絡を待ちましょう」

王馬「そうだね…あっちには最原ちゃんとかもいるし、そういう結論になるかもしれないし…ま、合流も視野に入れた方がいいけどね」

天海「…合流は先の話になりそうですけどね…大事な話はもう1つあるんですけど…君は貴族院をどうしたいと考えていますか?」

王馬「…貴族院、ね…」

貴族院の話になると2人とも共通して顔をしかめた。夕顔のことを思い出すとはらわたが煮えくりかえるような思いである

東条「…きゅー…」zzz

天海「…!」

王馬「大丈夫だよ、東条ちゃん寝言言ってるだけだから」

天海「…斬美さん…」

↓1 貴族院についての2人の意見を指定(憎いが戦力が違いすぎるので復讐は考えない、など)

~春川の部屋~ (視点変更)

春川「…ん…」

ゴン太「な、なんだかいい匂いがしてきたね…」

赤松「ふふ、そうだね」

赤松はゴン太の部屋に置いてあったアロマを持ち込んで焚いていた。3人ともタオルで体を巻いているだけの状態だった。風呂上がりで少し湯気が立っている。赤松やゴン太はリラックスしていたが、春川はこれから起こることを想像して緊張ていた

赤松「…魔姫ちゃん?」ギュウ

春川「あっ…楓…」

春川の様子に気づいた赤松は、後ろから優しく抱きしめるとそのうなじにキスをした

春川「…ふあっ…!」

赤松「可愛い声…」

春川「あっ…あ…楓…!」

うなじや首筋を舐めながら目を細めた赤松は、春川の密かに主張している乳首に目をつけるとピアニストならではの繊細な手つきで愛撫する。春川は身体の奥に熱が貯まり、下着が濡れていくのを感じた

ゴン太「…」ムクムク  

その様子を見ていたゴン太は手を目で隠し、恥じらいながらも覗き、耳で2人のやり取りを聞きながら棒を硬直させた

春川「んっ…んん…あっ…!ひっ…うっ…!」

赤松「っと…」

春川「あっ…楓…?」

赤松が愛撫を繰り返すと、春川がふるふると震えだした。そして膝に力が入る。赤松は春川が達しそうになるのを感じて手を止めた。お預けを食らった春川はなぜやめてしまうのか、という目で赤松を見つめた

赤松「もう準備はできたみたいだし…続きはゴン太君がしてくれるよ」

そんな春川を妖艶な目で見つめる赤松は手を出さず、ゴン太に呼びかけた

春川「…ご、ゴン太が…?」

ゴン太「…!」

赤松「そうだよ。…ゴン太君、魔姫ちゃんに…ゴン太君のをたっぷりと注いであげてくれるかな…?家族を作るためにさ…」

ゴン太「あ…は、はい…!」

呼ばれたゴン太は緊張して身体を強張らせながら赤松が寝かせた春川に言われるままに近づいて覆いかぶさった

春川「あっ…」

いきなり視界が大きな雄の獣に占められた春川は半ば恐怖にも似た興奮を感じていた。そして春川はいつの間にやら赤松に膝枕され、丸出しの秘部に雄々しくそそり立つペニスを当てられていることに気づくと小さな喘ぎ声を上げた

ズリュリュッ!

春川「あッ…!あああああッ!」ビクビクッ  

赤松「…」ビクンッ  

ゴン太「…春川さ…んっ…」

春川の雌穴に一気にゴン太の凶悪な色をしたペニスが突き刺さる。内臓を圧迫されたような感覚が春川の脳に電気が流れたように伝わって、春川は叫び声を上げた。聞いたこともない声を聞いた赤松は驚いて目を丸くした

ゴン太「は…ふ…ふーっ…!春川さん…!」グッ

熱くて蠢く春川の壺に激しく締め付けられたゴン太は本能的に腰を打ち付け始めた

春川「あッあッ…!あああっ…んっ…ふっ…うううっ…!」

並みの女性ならば快感どころか痛みを感じるようなゴン太の激しいピストンに春川は魅了されていた。その顔は普段ならば想像もできない発情した牝の顔である。涎を垂らしながら、むしゃぶりつくようにゴン太と口付けをし、ゴン太の太い首に手を回すと自らも腰を動かした

赤松「…魔姫ちゃ…んっ…!」クチュ…

春川「はっ…あああんっ…!ん…ゴン太ぁ…!」

ゴン太「春川さん春川さん…春川さん…!」グチュグチュグチュッ!

春川「ご、ゴン…っ~~~~~~!?」

ゴン太「あっ…うっ…うううっ…!」ゴリッ

ビュルルルルルルルルルッ!ビュルルルルルッ!

子宮口に強く押し付けられたペニスはそのまま勢いよく熱をぶっ放した。春川は腹に熱いものを放たれたのを本能で喜ぶように足をゴン太の足に絡めて離すまいと締め、ゴン太は春川の手首を抑えながら長い長い種付けを行った

赤松「んっ…んん…!」クチュヌチュ

2人がお互いを貪り合うのを楽しんでいる中、赤松はそれを見ながら羨ましそうに自分を慰めていた。粘着質な音が寂しげに部屋に響く

ゴン太「…赤松さん…」

春川「…ふ……はっ…う…」

春川の秘部から溢れて池を作るほど長く、濃い射精が終わったゴン太は少しだけ萎れたペニスを抜き取った。するとそばにいる赤松が寂しそうにしていることに気づく。ゴン太はその様子を見て少し考え、赤松を引き寄せた

赤松「ご、ゴン太君…あっ…!」

ゴン太「…その…これなら赤松さんも…って思って…」

春川「…!…か、楓…」

引き寄せられた赤松は、ゴン太のペニスに跨らせられたような体勢だった。春川や赤松から見るとまるで赤松にペニスが付いているような淫猥な格好である

春川「ご、ゴン太…あんた…んッ!?…あっ…か、楓…っ…!」

赤松「ひっ…あっ…!」

擬似的ではあったが、春川はまるで赤松自身から犯されているようでより深く快楽を感じていた。赤松も同じだったが、ペニスが挿入されてもいないのに擦られるだけで軽く絶頂し、ゴン太のそれをますます硬くさせていた

ギシッギシッギシッ

ゴン太「…あ…は、春川さん…また出そう…!」

ビュルルルルッ!
 
春川「ん…んッ…っ…か、楓っ!」ビクンッ

赤松「あっ…あんっ…!」ビクッ

再び搾り取った春川はもちろん、ゴン太の極大ペニスの震えを感じた赤松も達した。だが赤松は春川ほど深くはその快楽に浸ることができなかった

赤松「…っ……ねえ…ご、ゴン太君…私にもくれないかな…?魔姫ちゃんの…お腹の中にたくさん入ってるもの…」サスサス 

春川「んっ…!」

赤松は我慢できなくなったのかゴン太にねだるように、春川のお腹や秘部を弄りながら言った

ゴン太「…赤松さん…」ガバッ 

春川「…楓…」

言われた瞬間ゴン太のモノは怒張した。驚異のタフさである。そのままゴン太は赤松に飛びかかり、春川も混じってあの風呂場でのように淫らな宴を再び楽しんだ。いくら出してもゴン太のそれは限界を知らない。交互に挿入に種付けしたり、2人で犬のようにゴン太のものを舐めたり、1人を2人で弄んでみたりとベッドの軋む音が夜が更けても止むことがなかった

~天海の部屋~

天海は東条の尻尾を撫でながら列車での出来
事や、東条が遭わされてきたことを思い出した。そして決意を固めたように王馬に話した

天海「…二度と顔を見せるなとは言いましたが恐らくはこの先もあいつらは干渉してくるでしょう」

王馬「ま、そうだろうね…多分あのビデオも夕顔ちゃんの仕業な気もするし」

天海「…相手の戦力が強大なのも分かっています…でも俺たちを道具扱いにしている奴らの元で飼われていることが幸せだとは俺は思いませんし…実際に斬美さんがどんな非道な目に遭わされていたのか見てしまっています」

王馬「…」

天海「…俺は戦うしかないと思っています。逃げているだけでは何も変わりませんし…現状を変えるにはやはり立ち上がるべきです」

王馬「…俺もそう思ってるよ。東条ちゃんはああ言ってたけど…言いなりになってるだけじゃ東条ちゃんも…それに俺たちや最原ちゃん達だって酷い目にあうかもしれないからね。…だから、その為の作戦や用意をちゃんと考えないとね」

天海「そうですね…ん…その話もしたかったですけど…遅いんでそろそろお開きにしましょうか」

王馬「そうだね…」

一通り話し込んだ天海達は、折り合いをつけてとりあえずお開きにした

↓1 夜または翌朝(6~7時くらい)の天海達のアクション
↓2 屋敷組のアクション(朝でも、春川達のピロートークなどでも構いません)

王馬「…ふう…」ホカホカ

東条「…きゅー…」zzz

天海「…斬美さん…」ナデナデ

解散した後王馬は風呂に入り、天海は東条に寄り添って布団に潜り込んでいた。東条は天海に抱きつかれると満足そうに喉を鳴らして眠っていた

王馬「…よいしょっと…」

王馬はそれを見ながら仰向けに眠ろうとした。すると天海の方を向いていた東条が熱を感じたのか王馬の手を引くと自分に王馬を抱きつかせた

天海「…あ…」

王馬「…東条ちゃん?」

東条「きゅー…」

人肌に包まれて暖かくて心地よいのか東条は満足そうに鳴くとまた眠ってしまった。天海達は複雑な気持ちもあったが東条の気持ちを汲んでそのまま一晩抱きしめて眠った

~早朝 葉純の家 1階~

朝になると天海は東条に昨日の話をするために抑制剤を打った。東条は歯磨きをすると話を聞く前に久しぶりに朝食を作ることにした。1階に行くとアザミが寝落ちしていたので王馬がベッドのある部屋まで運んだ

王馬「ん…美味しいね…」モキュモキュ

天海「…それで、こいつを俺たちの養子にしようかと思っているんです」

東条「…養子…」

天海はオムライスを食べながら、しばらくここで養生することや、あちらの連絡を待つことを伝えた後、今後の3人の関係をどうするかどうかを話した。東条は少し驚いたのか耳や尻尾をしきりに動かして聞いていた

東条「…となると、王馬君は私と天海君の子で…なおかつこの子達の父親の1人で…この子達の兄弟になるのかしら…?」

天海「…そうなりますね」

東条「あなた達がそれでいいのなら私は構わないわ。」

↓1 この後の天海達のアクション

天海「…斬美さん、君が寝ている間に…知らないうちに決めてすみませんでした」

東条「あなた…?」

天海「すごく大事なことだったのは分かっていますが…2人の子を愛するためにはこいつを輪に入れないのは違うと思ったんです」

王馬「…」モキュモキュ

東条「…そうね…確かに…この子のどちらか1人は王馬君が父親だものね…」

天海「…だから俺は…」

東条「…王馬君、あなたは私の子になるみたいだけど…でもそれ以上にこの子の父親になるのよ。だから…あなたもこの子達のことを頭に留めて行動して欲しいわ。それに…蘭太郎君、あなたもあまり喧嘩しないように…できるだけでいいから2人で仲良くして頂戴」

↓1 天海達のアクション

王馬「ちゃんとわかってるよ。あの列車の件から子供が離れ離れになるかもしれないと思う恐怖は俺達一番よくわかってるんだよね。ね、天海ちゃん?」

天海「…それはまあ…」

王馬「…だからオレの子供がママと離れなくなるのは嬉しいしオレの近くからいなくならなくなるから三人で一緒にいられることになるのは凄く嬉しいんだよね 」

天海「…」

王馬「天海ちゃんともちゃんと仲良くするし東条ちゃんの後遺症のこともちゃんと今まで通り二人で解決していくつもりだし子供のこともちゃんと守るよ」

東条「…そう…分かったわ。…蘭太郎君、あなたは…」

天海「…もうここまできたらこいつを除け者にしてもどうしようもないんで…俺もちゃんとこいつと協力しますよ」

東条「…ありがとう…あなた達が協力してくれたら…この子達も…っ…あ…!」

天海「斬美さん!?」

王馬「東条ちゃん!」

安心したように東条が息を吐いたと思うと東条が倒れそうになった。慌てて2人が駆け寄ったが、東条は手で制止した

天海「…斬美さん…?」

王馬「…大丈夫?東条ちゃん」

東条「…お腹が…蹴るってこんな感じなのね…」

~早朝 屋敷 春川の部屋~

春川「…」ス-ス-

赤松「ふふ…魔姫ちゃん幸せそう…」

ゴン太「うん…凄く柔らかい雰囲気になってるよ…」

流石の春川でもゴン太の精力には耐えきれなかったのかぐったりとしていた。だが幸せそうに穏やかな表情をしている。普段とは全く違う表情だった

赤松「…ねえ、ゴン太君…昨日は私に気を遣ってあんなことをしてくれたんだよね…?ありがとう…魔姫ちゃんも私も嬉しかったよ」

ゴン太「あ…ゴン太はただ3人で幸せな家族を作りたくて…」

赤松「…こんな事になっちゃってから言うのも変だけどさ………好きだよゴン太くん、魔姫ちゃんの次になっちゃうけど…」

ゴン太「ゴン太も…春川さんと同じくらい、赤松さんが好きだよ」

今まで少し距離のあった2人だが、吹っ切れたのかお互いにキスをした

春川「…」カァァ

赤松「あ…魔姫ちゃん!おはよう!」チュッ

春川「ふえ…っ…!?」

ゴン太「お、おはよう!」チュッ

春川はまたまるでマグマのように真っ赤になった。固まる春川に赤松達は両サイドから何度もキスをして挨拶し、ようやく慣れてきた春川もぎこちなく2人にキスを返した


↓1 天海達のアクション
↓2 屋敷組の朝~のアクション

屋敷組にさせたいことが特にないようなのでこちらでイベントを発生させます。安価は一度打ち切ります。後でまた取ります

~葉純の家 2階~

天海「蹴るって…お腹の子が…動いてるんですか?」

東条「ええ…」

王馬「…とりあえず東条ちゃん、ここに横になりなよ。後…お腹を触っていい?」

天海「…斬美さん、俺も触らせてもらってもいいですか?」

東条「もちろんよ」

天海達は横になった東条のお腹にそっと触れた。するとその瞬間ポコポコとお腹の中から小さな小さな衝撃がくるのを感じた

東条「…お父さんが分かるのかしら…それにしてもまだ5ヶ月なのに随分と元気な子達ね」

天海「…」サワサワ

王馬「…」ナデナデ   

天海達はその衝撃を何度も感じたくなってしばらく東条の腹にぴったりと張り付いていた

ズンッ!
シショウ!ドウシタンデスカ!?

東条「きゃっ…!」

天海「今のは…!?」

王馬「地震…?」

だが突如訪れた大きな振動で、そんなゆったりとした時間も終わった。驚いた天海は外を見てみる

天海「あ…!」

大狼「…」

窓の外には大きな狼がいた。白くて神々しささえ感じるような狼だった。地鳴りの正体はこの狼が走ってきたのを急にやめて止まったからだったらしい

↓1 天海達のアクション(下に行ってみる、など。葉純は1階にいます)

天海「…下に降りて話を聞いた方が良さそうっすね」

王馬「…あれは…あれが里の主か…東条ちゃん、俺たちの後ろにいてね」

東条「…ええ、分かったわ」

事情を聞くために東条を庇いながら、急いで天海達は1階に降りた

~1階~

アザミ「師匠…」

葉純「ふー…ふー…」

1階に降りてみると、大怪我をした葉純がアザミに治療されていた

天海「葉純さん!一体何があったんですか…?」

葉純「…あ…天海さん…それに…お姉様…」

東条「これは一体…」

葉純「…輸血用パックを取りに行ったとき…病院で襲われたんです。ベールを被っていたからわかりやすかったんでしょう。…何とか逃げて森の主に助けてもらったんですが…海に逃げたとき北欧の船が助けてくれていなければこんなことではすまなかったでしょうね…」

王馬「…北欧の船?」

葉純「はい…正確にはあの時は確か北欧国家の贔屓にしている貿易船が助けてくださったんですけどね…確か…そうそう、天海さんと同じ名字の貿易会社でした…」

アザミ「師匠…あんまり無理しないでくださいね」

↓1 天海達のアクション

王馬「…天海ちゃんと同じ名字の貿易会社…ね…もしかして…」

天海「…父さん…」

天海は自分の父親以外に天海という名の貿易会社など知らないので、もしかすると葉純を助けたのは父親の貿易船ではないかと思った

東条「…手伝うわ」

アザミ「あっ…助かります。師匠の足を僕が持ち上げるんでこの薬を塗ってもらえますか?」

天海「…葉純さん、俺たちにも何かできるとこはありませんか?」

葉純「…いいんですか?」

王馬「あたりまえじゃん。散々お世話になってきたしね」

葉純「…では…」

東条の方はアザミを手伝って葉純の治療に当たり、天海や王馬は指示を仰ぎながらそれを手伝った。その間王馬は葉純に色々と質問した。

王馬「…葉純ちゃん、襲ってきた奴らに心当たりはあるの?それから…なんで襲われたか分かる?獣化してたから?」

葉純「…心当たり…いえ、ありませんね…襲われた理由も獣化ではないと思います」

天海「(…妹からも手紙が来てますし…そろそろ父さんに手紙を書いた方が良さそうっすね…報告も兼ねて)」

ブ-ン

エビシオ『…』

東条「エビシオ…!」

天海達が葉純の治療をしたりしていると、エビシオが窓から飛んで来た。何か黒い携帯のようなものを持っている

↓1 天海達のアクション(難しく考える必要はありません。させたいことを指定してください)

↓1 屋敷組と天海達の通信機でのアクション(具体的に何を話したいか。王馬を養子にする件なども話していいですし、話さなくてもいいです)

エビシオ『…コレヲ…渡シテ欲シイッテ…』

東条「よしよし…これは…通信機かしら…?」ナデナデ

天海「ということはこれで連絡が取れるんすね?」

エビシオ『肯定…』

王馬「葉純ちゃん、アザミちゃん。ちょっと上で連絡取って来ていいかな?」

葉純「もちろんですよ。薬のおかげでだいぶ治って来たので…」

アザミ「だいぶじゃないですけど…師匠は今日くらい休んでください」

天海達は2階に行って屋敷のメンバー達と連絡を取ることにした

~屋敷 朝 ダイニングルーム~

プルプルプルプル

入間「うおっ…!?あ…キャベツ頭達からの連絡だぞ!」

百田「本当か!」

屋敷で朝食を食べていた入間が首に掛けていた通信機から着信音が鳴った。ほとんど全員が入間に駆け寄り、ボタンを押して通信を繋げた

天海『もしもし、聞こえていますか?』

百田「蘭太郎!大丈夫か!?」

茶柱「心配していたんですよ!」

最原「天海君…そっちは大丈夫なの?」

天海『はい…ただ、斬美さんの安全を考えて里に滞在する予定だったんすけど…お世話になっている家主さんが襲われたんです』

真宮寺「襲われた…」

天海『ここも安全じゃないかもしれません…それから、帰るのはまだ先になりそうです』

アンジー「蘭太郎のお家なのにまだ帰ってこれないんだねー」

↓1 屋敷組のアクション(天海達に伝えたいことがあったら伝えて構いません)
↓2 天海達のアクション(通信や天海の父に手紙を書いた後どうするか。)

天海『…久しぶりって言ったらなんですけど…みんなの声を聞けてよかったっす。じゃあそろそろ切りますね』

百田「おう、蘭太郎!こっちは仕事頑張ってるぜ。そっちも気をつけろよ!」

~葉純の家 2階~

プ-ップ-ップ-ッ

天海「…ふう…みんな元気みたいっすね」

王馬「…見てみて、天海ちゃん。まだ里の主が外にいるよ」

天海「…本当っすね…」

天海が電話を切ると、外を見ていた王馬がそう言った。言われるがままに天海も窓の外を見てみると、大狼が犬座りをしていた

東条「…挨拶をした方がいいかしら…?お酒もお肉もあるし…」

王馬「…今しかチャンスなさそうだし行ってみよっか?」

天海「そうですね…葉純さんを助けたみたいですし悪い狼ではなさそうだし…」

せっかく外に里の主がいるので、天海達は先ほどと同じように東条を庇いながら酒と肉を持って外に出た

~葉純の庭~

王馬「…でかいな…」

東条「…」

大狼「…」

天海「…あの、こんにちは…俺達はこの里に最近来たんですが…」

庭にいた大狼の前に毛皮を敷き、その上に肉の塊と酒を置いて天海が挨拶をした。だが大狼は東条を見つめている。そして東条の匂いを嗅ぎ始めた

大狼「…」スンスン

東条「…」ビクッ!

大狼「…そう怯えないで。里に危害を加える人以外は襲わないよ」

天海王馬「「…!」」

思わず肩を震えさせた東条を見て大狼が口を開いた。その声は見た目の老獪さとは裏腹に、少年のような声だった。幼さも感じさせる、優しい声だった

↓1 天海達のアクション

てっきり黙れ小僧!的なアレかと思ってた

言葉が話せる理由や体の大きさなど一体あなたは何者かと尋ねる

>>622 黙れ小僧の方の狼もいます。里の主よりも会いにくいですがクエストが受けられます

東条「…あなたは何者なの…?」

大狼「僕はこの里に住む狼の一族の1人。エーミールって呼ばれてる」

王馬「エーミール…」

天海「…どうしてそんなに身体が大きいんですか?」

エーミール「うーん、多分遺伝だよ。僕の直系の一族はみんな大きいから。僕のお爺様や父上や母上は僕の5倍くらいの大きさだもの」

王馬「でかいね。じゃあ喋れるのも遺伝なの?」

エーミール「それもあるし…ここのきのこや植物、それを食べている動物を食べているから、ここの動物はみんな昔のように喋れるみたいだよ」

東条「…きのこ…やはりここのきのこにはいろんな効果があるみたいね」

エーミール「…ところで君、綺麗な耳と尻尾が生えてるね。まるで北の大地の狐みたい」

東条「あ…これは…」

エーミール「その尻尾を一族が見たら喜んでくれるかもしれない。一房分けてもらえないかな?」

天海「尻尾をですか…?」

↓1 天海達のアクション

天海達はエーミールの鎌のように鋭い爪を見て、東条を庇うように前に立ちながら目の前の大狼に敵対心を出さないように言った

天海「…ちょん切ったり引きちぎったりする訳じゃないっすよね?」

王馬「東条ちゃんに悲鳴を上げさせたりする真似はさせたくないんだけど」

東条「…」

エーミール「君たちにとってその子は大事な子なんだね。そのお腹の子…父親が違うんだ。2人の子供なんだね」

天海「…!」

エーミール「大丈夫だよ。酷いことはしないから…よいしょっと」

東条「あっ…」

エーミールは爪を繊細な動きで東条の尻尾を触った。尻尾が一房取れ、エーミールはそれを口の中に入れた

エーミール「ありがとう。お礼は何がいいかな?安全な国に連れて行ってあげたり、綺麗な白くて透明な石がたくさん出る場所を教えてあげたりできるよ」

王馬「…」

↓1 天海達のアクション

東条「あの…すぐには決められないから待ってもらえないかしら…?」

エーミール「いいよ」

天海「…安全な国ってどこなんですか?」

エーミール「氷の島って僕たちは呼んでるよ。その島の北部は何もないけど敵はいないし、温泉が出ていて気持ちいいんだよ。南部は人がたくさんいるからあんまり行かないけど…北部の方は僕達も海を渡って入りに行くことがあるんだ」

王馬「…氷の島で温泉ときたら…アイスランドか」

天海「…海を渡って温泉に…?」

エーミール「うん」

天海「…色々とありがとうございます。あの…これをどうぞ」

天海は酒と肉を改めて献上した

エーミール「ありがとう。美味しそうだね、これ…」

王馬「…しばらく里でお世話になるけどよろしくね」

エーミール「うん。じゃあ僕はそろそろ狩りに行くね。また会いたい時は笛を3回吹いてね。多分会えるから」

↓1 この後の天海達のアクション
↓2 屋敷組の昼のアクション

先に測っておきます

↓1 百田の報酬 コンマ×10(補正+10) M
↓2 牧場の利益 コンマ50以上で黒字

エーミールは大きな足でひとかき地面を掻いた後に、大きな声で吠えるとそのまま肉と酒を口に入れて去って行った

天海「…とりあえず家の中に戻りましょうか」

王馬「そだね…」

~家の中~

東条「…私たちに何かできることはないかしら?」

葉純「あ、もう大丈夫ですよ。アザミもいますし…」

アザミ「師匠には僕が付いてるんで…果物狩りとかしたらどうですか?市場では高く売れますし。そこの森にたわわに実っていますよ」

王馬「…じゃあ行ってみよっか?」

天海達は葉純の看病を手伝おうとしたが、葉純はもう大丈夫そうだったのでアザミの言っていた森に行くことにした

~葉純の庭~

天海「…あの、斬美さん…森に行く前に、これ付けてもらえますか?」

東条「それは…」

天海が取り出したのはリードと首輪だった

王馬「…なるほどね…東条ちゃん。俺も付けて欲しいかな。そしたらまた狐化しても大丈夫だからね」

東条「…そうね、分かったわ。付けて頂戴」

天海「…では失礼します」

天海は東条の細い首に船で買った宝石のついた首輪と、リードを少し興奮したのを隠して付けた。

王馬「じゃあ行こっか。そこの森に」

↓1 30以上でリンゴを3個。60以上なら柿を6個手に入れられる。また同時に、30以上で東条が狐化します(ちなみに狐化すると自動でうさぎを3匹捕まえられます)

~屋敷 ダイニングルーム~

天海達との連絡を終えた茶柱達はいつものようにそれぞれ好きな場所に行った。ダイニングルームでは赤松達や百田達が話し合っていた

赤松「やっぱり牧場の経営ってそんなに上手くいかないみたいだね…。任せてなかったら赤字が5000Mくらいだったかも…」

百田「どれどれ…結構な赤字だな」

~牧場の定期報告書~
今月の決算予定 赤字3000M
天海蓮様と相手方の取引により牧場の経費は月毎1000Mに決まりました。ただ小麦の成長があまり良くなく、卵や牛乳の収益も期待できません。赤松様においては一刻も早くこの牧場で利益を上げられるようにしていただきたいです 従業員一同

春川「…まあ今の所生卵と牛乳しか売ってないみたいだしね」

茶柱「色々と大変なんですね…」

赤松「あ、そういえば百田君も働いていたよね。百田君は上手くいってるの?」

百田「んー、ぼちぼちだな。380Mだったし…もっと頑張りたいんだけどな…」

ゴン太「でも稼いでるだけでもすごいよ!」

春川「…茶柱や百田はこの牧場のことどう思う?良かったら一緒に考えて欲しいんだけど」

茶柱「えっ、転子達がですか…?」


クエスト発生【牧場の利益】
(目標:とりあえず商品を増やして、利益を出す。なおこのクエストは達成しないと天海父が勝手に商品を作ります)

↓1 赤松・百田達のアクション(なんでもいいです。作りたい商品があればどうぞ。例:赤松と春川の絵が載ったパッケージで卵を売る、など)

~議論中~

百田「んー…農産物のことはあんまり知らねえからな…」

茶柱「あ…確か、美味しいのに売れないお米に人気あにめ…?のパッケージを載せたらたくさん売れたって話を聞いたことがあります。転子達も真似してみたら…」

赤松「パッケージでPR…それいいかも!茶柱さんナイスだよ!」

茶柱「そ、そうですかね…?」テレテレ 

百田「照れる転子も可愛いな!」

春川「…アニメ…多分この街の人はアニメは好きじゃないと思うし、アニメじゃなくて芸術作品にしてみたら?」

ゴン太「そういえば…真宮寺君がこの家にはたくさん超高校級の画家やキダイの芸術家さんが描いた絵があるって…」

赤松「使わせてもらえるならそれを使えばいいね」

茶柱「…ただ、絵だけじゃ弱すぎる気がするんですよね…」

百田「確かに…それもそうだな…あとひと押しくらい何か…」

かなり話し合いが進み、とりあえずパッケージ戦略を思いついて、その方向でいくことにしたがあと何かもう1つ必要だと言うことで悩んでいると春川が口を開いた

春川「…どこかのアイドルが使ってた手だけど…10個の卵のうち1個はメッセージやサイン付きで売るとかは?ファンが買ってくれるかも…私達にファンがいるかは別だけど…」

ゴン太「夢野さんにはたくさんファンがいたよね?」

百田「ひょっとしたら俺たちもいるかもしれねえな!メッセージやサイン付き…古典的かもしれねえが有効ではありそうだな!」

赤松「うん!私もいいと思う…早速天海君のお父さんにお手紙を書こう!」

赤松達はなんとか話がまとまり、パッケージとサイン、メッセージ戦略で卵を売り出すことに決めた

~葉純の家付近の森~

東条「んっ…あなた…リンゴがあったわ」

天海「…ありがとうございます、斬美さん…」

王馬「東条ちゃん、リードきつくない?大丈夫?」

東条「え、ええ…」

リードを付けて天海達より前を歩いていた東条は顔が少し赤かった。なかなか背徳感のあるシチュエーションに天海や王馬も少し興奮している。そんな感じで天海達は果物狩りを楽しんでいた。リンゴの木は実が食べられているものが多く、3個ほどしか取れなかった

天海「…3つですか…どのくらいで売れるんでしょうかね?」

王馬「いまいち相場が分からないからね…ね、東条ちゃん…東条ちゃん?」

天海「…斬美さん?」

東条「…」フリフリ

リードを付けて少し前を歩いていた東条がピタリと足を止めた。不審に思った2人が声をかけたその瞬間東条は4つ足のポーズで駆けようとした

東条「きゅー!」

天海「斬美さん!?うわっ!」ズルズル

王馬「ちょっ…!」ズルズル 

どうやらうさぎを見つけたらしい。天海や王馬がリードを持っているのもお構いなしで2人を引きずるようにうさぎを追いかけ回した

~10分後~

東条「きゅーん」スリスリ 

天海「…ふー…ふー…」

王馬「…力強っ…」

東条はうさぎを素早い動きで捕まえた。3匹もいる。そしてそれらを咥えると後ろで息を荒げる天海や王馬に擦り寄って嬉しそうな表情をしていた。獲物を主人に持ってくる猫のような感じだった

↓1 天海達のアクション
↓2 屋敷組のアクション(全員で夕方までメッセージを書いたり、絵を探してみたりするのもいいです。ちなみに夢野メッセージの卵は利益が高いです)

天海「…斬美さん、よく獲ってきてくれましたね」ナデナデ

王馬「…よしよし…」ナデリナデリ

東条「きゅー…きゅーん」

天海達は東条の耳や顎の下、尻尾などを撫でてやり褒めてあげた。東条はますます嬉しそうな表情になり、尻尾を大きくパタパタと振って感情表現をしていた

天海「…せっかくだしもうちょっと狩りをしますか」

王馬「…東条ちゃん、狩り楽しい?」

東条「きゅー」

王馬「そっか…じゃあ狩りを続けようか」

獲物は天海達が分担して持つことにし、東条に色々と狩ってもらうことにした

~20分後~

ガサッ

東条「…きゅっ!」 

天海「…!斬美さん、何かいたんですか?」

王馬「…あそこに何か…あ、出た!」

東条が何か動く音に気づき、王馬がそれを目視した

イノシシ(牙)「…」ブルルルル

東条「…きゅー…」イカク 
 
天海「…あれは…イノシシ…っ、突進されたら危ないっす!逃げるっすよ!」


イノシシ「…」ドドドドド

王馬「っ、もう来てるじゃん!」

天海達は急いで逃げようとしたが、イノシシがこちらに気づいて突進して来た

東条「…きゅーーん!」ダッ

天海「…斬美さん!」

↓1 40以上で怪我なしでイノシシが仕留められます。ただしそれ以下だとイノシシは半殺し状態で東条は怪我をします。
↓2 天海達のアクション

王馬「東条ちゃん!」

慌てて天海達が引きとめようとしたが、東条はそのままイノシシに飛びかかった

イノシシ「ぷぎゃっ!?」

東条「…きゅうううう…」ガブリ  

プギ---ッ!

そしてそのまま噛み付くと、思い切りイノシシを殴った。哀れイノシシは甲高い叫びをあげると倒れ動かなくなった

天海「…き、斬美さん…」

王馬「…強っ…」

東条「きゅん…きゅーん!」ズルズル

イノシシ「」

東条はイノシシを口で咥え、引きずって2人の前に持って来た。そして今度は気を揺らし始める

天海「…斬美さん?」

東条「きゅー」

王馬「…上に何か…あ、青いみかんがなってる…イノシシからも若干みかんの匂いがするし、ここら辺にはみかんがなってるのかもね」

天海「…探してみたら赤くなってるのもあるかもしれませんね。斬美さん、この青いのは食べられないので、他の木を探してみましょう」

東条「きゅーん」

↓1 天海達の探索 80以下で成功。40以下なら珍しい果物なども取れます

×気を揺らす
○木を揺らす

↓1 再コンマ

天海「…まずまずといったところですね」

~収穫物~
イノシシ×1 キジ×1 みかん×3 リンゴ×3
イノシシの牙×2 うさぎ×3

王馬「東条ちゃんが頑張ったね」ナデナデ

東条「きゅー」

天海「とりあえず市場で売ってみますか…」

東条が頑張ってくれたので天海達はそれなりに収穫物を得ることができた。葉純の家に一旦戻ると、ラックルとランカに重たい荷物を運ぶためにソリを頼み、村に向かった

~村 市場~

村人「今日は大市だよ、絹織物が安いよ!」

青年「この菓子と麦を交換したいんですが…」

市場では大市が行われ、いつもよりもたくさんの物が売られているようだった

天海「へえ…凄い盛り上がりですね」

青年2「あ、お兄さん達最近きた新顔さんだね。今回から市場で貨幣制度を導入することになったんだけど…両替商で物品を交換してから色々買ってくれ。…後、あの両替商はケチだから気をつけろよ」

王馬「両替商?」

王馬が首を傾げるとそれらしき男が近づいてきた

両替商の青年「おや、随分たくさん商品を持ってきたんだね。こっちで両替するから来てくれ」

天海「ああ、はい。わかりました」

両替所の若者は天海達を自分の店らしき屋台のようなものまで連れて行った

王馬「あ、立て札がある」

~立て札の内容~
市場ではこの粒を使って取引をする。10粒で米1袋(100g)買える

両替商「えーと…イノシシに、キジに…後果物に…牙にウサギか。じゃあ100粒で交換しよう」

天海「…その粒は?」

両替商「ああ、そこらでとれるよくわからない石だな。なんの役に立つかわからないしとりあえず貨幣に使ってるんだ」

粒はどうみても砂金だった。かなり純度が高そうである。だがこの村では米の方がよほど価値があるらしい

みていた村人「…おい、あいつまたケチやがってるぞ。しかも10倍くらい…」

村人2「新顔だから稼げると思ってるんだな…まったく、あの緑の少年たちは気の毒だな…」

東条「きゅー?」

↓1 天海達のアクション(取引で値段交渉をしたい場合はその旨を指定してください)

ちなみに菓子と麦を交換しようとしている青年は店から断られてしまいます。この青年に話しかけるとクエストが受注できます

↓1 再安価

↓1 天海と王馬の説得判定 75以下で成功。また、80以下で東条の説得判定が成功

天海「…ふう…」

王馬「…天海ちゃん、やっちゃおうか?」

天海「…そうですね」

東条「きゅーん…?」

両替商「どうしたんだ?受け取らないのか?」

両替商は赤い絹袋に砂金の粒を入れて天海達の方に差し出していた。早く行けというような顔をしている。天海と王馬は顔を見合わせて深呼吸すると両替商に交渉を始めた

天海「両替商さん、最近果物や肉がかなり高値で売れるそうですね?」

両替商「…ああ…そうだな」

天海「こちらとしては両替商さんに肉や果物を今後も持ってきたいんですが…ただ条件面を考えると他の人と取引した方がいいと思うんですよね」

両替商「そ、それは…」

王馬「葉純ちゃんならいい取引相手を見つけてくれるかもしれないしね」

両替商「…!は、葉純殿と知り合いなのか…?」

天海「はい、お世話になってますね」

両替商は天海達との取引で生まれる利益や葉純と知り合いということを知って汗をダラダラと垂らしながら焦り、慌てて袋の中にたくさん粒を入れた

両替商「…1200粒程ある…持って行ってくれ」

天海「…ありがとうございます」

王馬「にしし、ありがとね」  

天海達が交渉が上手くいって喜んでいるのをみた東条は両替商に近づいてお礼を言うように頬擦りをした


東条「きゅう?きゅーん」スリスリ

両替商「…」ドキッ  

天海「…斬美さん、行きますよ」

王馬「…」

両替商「ま、またお越しくださいね」

東条「きゅーん」

天海達はムカムカするような思いを抱きながら東条を連れて積み荷を下ろすとソリに乗ってその場を離れた。すると向こう側で麦を売っている店から騒ぎ声がする。周りの人々は遠巻きにそれを見ていた

麦売りの店主「ダメだダメだ!両替してきてから来い!」

破れた毛皮を着ている青年「そこをなんとか…」

天海「…どうしたんすかね…?何かあったんすか?」

天海は驚いて思わず青年に声を掛けた

青年「あ…僕…小麦粉が欲しくて来たんです…だけどこのお菓子を両替しないといけないみたいで…つい最近までは物々交換で良かったんですけど…」

店主「決まりは守ってもらわないと困るんだよな…」

王馬「…ん?それなら両替してから買えばいいんじゃないの?」

青年「…僕の家は貧乏なんです。このお菓子を両替商の人に渡したら…きっとたくさんお銭を巻き上げられてほんの少ししかお銭は残りません…そうなったら僕や家族は生きていけません…」

天海「…なるほど…」

青年「まだ幼い妹は小麦粉の団子くらいしか食べられません…でも交換してもらえないとなると妹は死ぬしかないんです…あの差し出がましいのは分かっていますが…お礼はします。小麦粉を買ってもらえませんか?」

【クエスト 貧乏な青年】
(どう対応するかによって報酬が変わります)

↓1 天海達のアクション

天海「…そのお菓子をとりあえずくれませんか?」

青年「あ…これですか?はい…でもこれをどうするんですか…?」

王馬「…なるほどね」

天海は青年から飴菓子が入った袋を受け取ると、ソリに乗って両替商の元に向かった

両替商「…あ、なんですか?」

王馬「ねえ、このお菓子の相場はいくらなの?」

両替商「…えーと…90から100粒くらいですね」

天海「なるほど、ありがとうございます」

両替商「え、は…はぁ…」

両替商から相場を聞き出した天海達は先ほどの青年の元に戻った

青年「あ、あの…お菓子は…」

天海「これ、俺たちに売ってくれませんか?110粒で」

青年「えっ…でもそれって相場より高い…」

王馬「あれ、売ってくれないのー?俺たちこのお菓子食べたいんだけどなー」

青年「…!あ、ありがとうございます!ではこれを…」

アイテム:飴菓子

青年「報酬は…ささやかなものになりますが、用意させていただきます。では僕は妹のところに戻らなければいけないので…」

青年は頭を下げた後走って去って行った

東条「…」zzz

王馬「…東条ちゃんお昼寝しちゃってるね」

天海「…結構頑張らせましたしね…」

東条は待っている間に眠くなったらしくソリの上で寝てしまっていた

~屋敷 撞球室~

赤松「天海君のお父さんから許可がもらえて良かった…」カキカキ

春川「…もらえなかったらさっきの会議は水の泡だったしね」カキカキ

屋敷では赤松達が許可を得て全員が総出で広い撞球室で卵に入れるメッセージを書いていた

茶柱「『宇宙に轟く百田解斗より…また買ってくれよ!』…解斗さんらしいですね」

百田「絶対に売れると思うぜ!」

夢野「…『淑女の皆さんが買ってくださって転子はとても嬉しいです!男死なんかに買われても嬉しくなんかないですが一応お買い上げありがとうございます』…この文は大丈夫なのか?」

白銀「むしろツンデレみたいで売れるかもしれないね!夢野さんのは…『んあー……ひみこ』えっ、これだけ!?」

星「…マギアの奴らには売れるんじゃないか…というかあんた、自分のコスプレ写真を入れるのか?」

白銀「うん。文だけじゃどうしても地味かなって…というか星君はサインなんだね…わっ、凄い渋い!?」

最原「…大御所俳優のサインみたいだね…」

キーボ「そういう最原君も俳優さんみたいなサインですね」

最原「親に影響されて…」

真宮寺「…アンジーさん…一体何を描いているんだい?」

アンジー「パッケージの絵を描いてるんだよー。頭の中に神様が語りかけてくれているんだー」

入間「デカチンは虫とか描くなよ。食品なんだから」

ゴン太「う、うん。分かっているよ」

↓1 コンマ30以下だとアンジーの絵でアンジー以外気絶します
↓2 天海達のアクション

~30分後~

アンジー「…ふう…神様…ありがとうございます…」

赤松「す…凄い!凄いよアンジーさん!」

春川「…これは驚きだね…」

真宮寺「…クク…素晴らしいヨアンジーさん!まさか君の才能が真に発揮されたところを見れたとはネ…」

最原「…流石超高校級の美術部…」

白銀「こ、これは…鶏の擬人化美女!?」

ゴン太「…」ジ-ッ

星「…これは夜長への見方も考えないとな…変なもんばかり描いている印象があったが…」

夢野「んあっ…」

屋敷のメンバーはアンジーが描き切ったパッケージに乗せる作品を食い入るように見ていた。まさに芸術品で、下手するとモナリザと並べても張り合えるレベルの絵だった

~きのこ里 市場~

王馬「天海ちゃん、東条ちゃんを見張っててよ。俺が目ぼしいもの買ってくるから」

天海「…分かりました。お願いします」

天海は寝ている東条の横に座り、王馬に1090粒の砂金の粒が入った袋を渡した

王馬「…さーてと、なんかいいのあるかな?」

~10分後~

王馬「…ふー…結構広いな…」

~めぼしいものリスト~
匂い袋 300粒
釣り道具 200粒
濃厚な果汁 30粒(動物の大好物のフルーツから取ったもの。実だと値段が跳ね上がる)
小エビの団子(魚の餌) 10粒
装身具 50~500粒
お米 1kg 100粒
↓1 王馬達のアクション(天海も含めて)
↓2 屋敷組のアクション

匂い袋は、動物に使うものです。持っていると背中に乗せてくれたり、寄ってきたり、戦闘などの際に守ってくれたりします。動物ごとに種類が違うので注意してください。装身具についてはネックレスや、イヤリングなどがありますが外の世界で売るとずっと高く売れたりします。ちなみに小刀のペンダントを東条にあげると狩りの精度があがります。村には怪しい人はいません

↓1~2 再安価

王馬「…葉純ちゃんの家にお米はあったし、とりあえず他のやつを買っておこうかな」

王馬は匂い袋、釣り道具、餌、果汁の入った小瓶、そして東条にあげるために黒曜石の綺麗な小刀のペンダントと、天海と自分につけるための翡翠の装身具を1040粒使って買った

王馬「天海ちゃん、買ってきたよー」

天海「何買ってきたんすか?」

王馬「後で見せるよ。とりあえず戻る?それともどこかに出掛ける?」

天海「…さっきの人、妹がいるって言ってましたよね。貧乏で困ってるって…」

王馬「…なるほどね、その人の家に行きたいんだ。まあいいんじゃない、そこに行こっか」

東条「…」zzz

王馬が眠る東条にペンダントをつけてやり、ソリに乗ると、天海達はあの青年がいる家を探し始めた

~1時間後 村のはずれ~

天海「あっ…あれじゃないっすかね?」

かなりランカ達に走ってもらい、ようやく天海達はあの青年の家らしきものを見つけた。今まで見た竪穴住居のなかでもかなりひどい状態だった。かなり貧乏そうである

王馬「確かにあれっぽいね。…あ、あれさっきの人じゃない?」

先ほどの青年が住居から出てくると小さな女の子の遊び相手をし始めた

天海「…」

↓1 天海達のアクション

天海はそれを見て我慢できなくなって、青年に駆け寄ると挨拶をした

天海「…すみません、あの…」

青年「…あ!さっきの…先ほどはありがとうございました。…みっともない家を見せてしまってごめんなさい」

青年の妹「にいに…?この人たちはだーれ?」

天海「…俺にもこのくらいの妹がいます。…何かできることがあったら協力させてください」

青年「そ、そんな…さっきも助けてもらったのに…」

王馬「遠慮しなくていいよー?というか色々聞きたいんだけどさ、何で急に貨幣制度が導入されたの?君も困ってたみたいだけど」

青年「…すみません…僕のような身分の人間が知り得る情報じゃないので…多分村の会議で決まったと思うんですけど…」

天海「…というより…失礼ですけど何でそんなに貧乏なんですか?前からなんですか…?」

青年「…はい…この辺りの土地は作物が育てられるような土地じゃないんです。ですから質のいい麦や米を育てることはできなくて…穫れる量も少ないいし…税金もあるので手元に残るのは僅かで…家の修理もできません。市場で買えるものもほとんどなくて…たまに森でとれる蜜を使って飴菓子を作ることもありますが…雀の涙ほどの収入にしかなりません」

天海「…そうですか…」

青妹「さっきまでおソリに乗っていたおねえちゃんは狐さんなの?」

王馬「んー、まあ一部はね…ん、さっきまで乗ってた…?」

天海「…どうしたんすか…って斬美さん…!?」

東条はいつの間にかどこかに行っていた。と思ったら近くにあった茂みから出てきた

東条「きゅー」クワエ

↓1 コンマが高いほど東条の獲ってきたものが良いものになります。(30以下ならうさぎ、60以下なら鶏、80以上なら羊です)
↓2 天海達のアクション

東条はそのまま駆けて来て、青年とその妹の前に止まるとその足下に鶏を置いた

青年「…こ、これ…僕たちにくれるんですか?」

東条「きゅー」

青妹「…おねえちゃん大好き!…わあ、耳がもこもこしてる…」ギュウ

東条「…きゅーん…」

天海「斬美さん…」ナデナデ

王馬「…こんな感じで物資の協力とかできるしさ、何か協力して欲しいことがあったら言ってよ」

青年「…分かりました。あなたたちを頼りにさせてもらいます。…あの、今から上げるものを持って来て欲しいんです。お礼はもちろんします」

【貧乏な青年2】
産業動物(特に牛や雌の鶏、羊など肉以外も使える動物を番いで)
ジャガイモの苗(この土地でも育つため)
投網(釣り用)
材木20個

~屋敷~

屋敷ではひたすら卵に入れるメッセージ作りが行われていた。全員が200枚前後書いたところで、赤松が一旦休憩を宣言した。そして会議が再び行われた

赤松「じゃあこの卵…いくらで売ろうか?」

キーボ「1Mで売っていたならで10Mはどうでしょうか?」

最原「…いや、もっと強めに出てもいいと思う」

春川「…なら…30Mは?」

真宮寺「とりあえずそれで様子を見てみたらどうかな?」

入間「なあ、卵もだけどよ…赤松の乳はどうするんだ?生乳をただ瓶に入れて売ってるだけなんだろ?こっちもパッケージ載せたらいいんじゃねえか?」

赤松「…」

白銀「あ…あはは…じゃあ牛さんのコスプレをした誰かの写真を貼ってみる…?」

↓1 屋敷組のアクション(卵は30Mでとりあえず販売します)
↓2 天海達のアクション

コスプレはさすがにみんな(アンジー入間を除いて)恥ずかしがる
アンジーが「いま神様の調子良いみたいだからアンジーがまた書いてもいいぞー」と言うのでアンジーに書かせてみる

茶柱「こ、コスプレの写真…ですか!?」

春川「…流石にそれは…」

赤松「恥ずかしいよ…」

夢野「…ウチへの当てつけか…?というかそんなの着たらウチの貧弱な身体がバレてしまうではないか…」

入間「お、オレ様は着てもいいけどな」

自分がコスプレをして牛乳の瓶に載るというのは流石に恥ずかしいのかアンジーと入間以外は口を濁していた

最原「…僕はちょっと見てみたい気もするけど…」ボソッ  

アンジー「んー、ならいま神様の調子良いみたいだからアンジーがまた書いてもいいぞー」

真宮寺「へェ…書いてみてくれるかい?」

アンジー「もっちもちー!」バシャバシャ 

星「…さっきみたいな絵ならいいんだが…」

キーボ「偶然の産物にも思えますが…」

そしてその1時間後に、またアンジーの絵に驚愕させられることは誰も予想していなかった

~きのこ里 村のはずれ~

王馬「投網ならあるよ、ほら」ポイッ

青年「…!ありがとうございます!」キャッチ
 
天海「では日の明るいうちに動物から捕まえますか…ラックル達、獲物がいそうなところに案内してくれますか?」

ラックル「アオーン」

王馬「…東条ちゃん、またよろしくね?」

東条「きゅーん」

そして天海が手綱を軽く引くとラックル達が大草原の方までソリを引いた

~大草原~

ラックル達が連れて来た里の草原は草が青々と茂り、かなり広く見渡せる場所だった。兎や羊、角の生えた大きな牛や鹿がいる。鶏やうずらなどもたくさんいた。そして草原の真ん中の湖のような池にはワニや巨大な蛇もいた。ラックル達は疲れたようで、天海達は降りて探索をすることにした

東条「…きゅっ…?」

天海「あ…斬美さんどうかしましたか?」

東条「…きゅーん!しゃー!」

巨大雄カンガルー「グウォ----!」

王馬「うわっ!?カンガルー…てかなんでこんなとこにカンガルーがいるんだよ!…東条ちゃん蹴られたら危ないよ!」

天海「…よく見たらカンガルーもいますね、この草原…斬美さん、相手しちゃダメです!」

↓1 40(小刀補正+15)以上で東条がカンガルーを仕留めます。それ以下だと東条の腕が折れます

片腕折れちゃいました…東条暴走します

↓1 コンマが高いほど獲物をより多く、良いものを仕留められます。ただし75を超えると代償として片足も折れます。

(30以下なら 生きたままの鶏の番と兎3匹、60以下なら生きたままの羊の番、61以上ならワニとカンガルーと生きたままの鶏)

それから屋敷組のアクションも指定してください

狐東条は狩りを好むのであまり規制してしまうと東条にストレスがかかってしまうので、今後の扱いには注意が要ります。トレーニングすると狩りで+補正がつきます

↓1 天海達のアクション
ちなみに匂い袋を使うと向こうから寄ってきます
↓2 赤松達のお菓子の美味しさコンマ。20以下だとダークマター

割りと真面目に東条以外の面子の料理のコンマ鍛える方法無いんかね
定期的に料理練習の安価取ってみたけど成長が全く見られないんだが

>>683 ゾロ目なので美味しいお菓子ですね。

ちなみに東条の狩りスキルは今後結構使えるのでできれば取っておいたほうがいいです。何かしら天海達が狐東条にアクションをとると無理しなくなります

技能値やムラムラ度などは廃止していません。ただし今後の旅の都合でシステムが変えて廃止する予定です。結構シンプルになります。

ゴッ!ボキッ

天海の制止も一歩遅く、2人の耳に何かが折れる嫌な音が入ってきた

東条「…きゅううううう…!」ガブッ

巨大カンガルー「ギェッ-!?」 

あまりの痛さに悲鳴を上げながら東条はカンガルーに飛びついてその足に噛み付いた。カンガルーの足が折れ横に倒れたが、カンガルーはまだ動いている。しかし倒したと思ったのか野生を目覚めさせた東条は腕が折れてるにも関わらずそのまま他の獲物を狙い始めた

王馬「…東条ちゃん!」

東条「…きゅー…!」ダッ

天海「斬美さん…待って!」

だが暴走した東条は足がとても速かった。追いつく前に獲物を東条は何匹か仕留める。どうにか天海達が追いついた時には鶏とうさぎを手に入れ、更に他のもの飛びかかろうとしていた

王馬「…今これ使わないと…」

王馬は珍しく焦りながら布袋の中から匂い袋を取り出した。するとそれに気づいた東条がよろよろとしながら寄って来た

東条「きゅっ…きゅー…?きゅーん…」スリスリ 

天海「…斬美さん…今日は十分だから帰りましょう…?」

そして素早く天海が応急処置をすると、東条の目を見つめながら言い聞かせた

東条「…きゅーん…」

王馬「…偉い偉い」ナデナデ  

ランカ「くぅーん」

天海「…!ランカ…ラックル…」

いつの間にか狼2人が東条が半殺しにしたカンガルーを仕留めてソリに乗せ、天海達の方に駆けてきていた

王馬「…ありがとう、2人とも。…あの人に一旦鶏渡して東条ちゃんの治療しないと…」

天海「…そうっすね…斬美さん、葉純さんの家に戻りますよ」

東条「きゅう…」

天海達はソリに獲物を乗せ、青年に鶏とうさぎをあげると東条の治療をするために葉純や家に戻った

~屋敷 厨房~

赤松「というわけでアンジーさんが描き終わるまでに私たちでみんなのためにお菓子を作ろうよ!」

春川「…この牧場の卵とか牛乳とか…小麦粉も使いたかったしね」

入間「んで何作るんだ?クッキーか?」

白銀「あ、それいいね!ちなみに塩クッキーは地味だけど美味しいんだよ」

茶柱「ではそれにしましょう!」

アンジーや男子たちが作業をしている間に赤松達はお菓子を作って出すことにした。全員で協力しながら不慣れながらも頑張った

~調理後~

夢野「んあっ!美味いぞ!」カリカリ

白銀「本当…ダークマターじゃない…!」サクサク 

クッキーはミルクの匂いがする、塩が良い感じに効いていて、素朴な味のするシンプルでサクサクとしたかなり美味しいものに仕上がった

↓1 屋敷組のこの後のアクション
↓2 天海達の葉純の家に戻った後のアクション

入間「不器用松や茶馬鹿柱がいるにしてはよくやった方じゃねーか!まあオレ様ならもっと上手く作れるけどな!」

赤松「これなら差し入れにぴったりだね!」

茶柱「あったかいうちに持っていきましょう!」

入間「む、無視ぃ!?」

春川「…はぁ…白銀、ミルク持ってくの手伝って」

白銀「あ、クッキーのお茶請けだね。ミルクがよく合うんだよね…」

夢野「…ゴクリ…早く食べたい、急いで行くぞ」

~広間~

アンジー「おおー、ありがとー!神様も喜んでるよー!」サクサク  

最原「…アンジーさん…変わった人だとは思っていたけど…本物の天才なんじゃ…?」

真宮寺「クク…この作品は未来永劫語られることになるかもしれないネ…」

アンジーの描いた2枚のパッケージ用の絵画は見事なものだった。それを真ん中に飾ってミルクとクッキーを絹張りの椅子で食べるとまるで貴族になったような気分だった

白銀「はぁ…優雅な時間だね…」サクサク 

星「…そこに山のように積み上がっているメッセージカードがなければな」

キーボ「だいたい1人200~250枚程度ありますね。えーと…3300枚のメッセージカードがあります」

百田「手がすごく痛いぜ…」

ゴン太「百田君昨日までずっと絵本を描いていたから…」

赤松「みんな協力ありがとう!さっそくこれを束ねて牧場に送ってみるよ」

百田「おう!きっと馬鹿売れするぜ!」

茶柱「売れない訳ありませんよ!」

春川「…今度は加工品を売ることも考えてた方がいいかもね」

星「加工品…チーズやらウインナーやらクッキーやらか…貯蔵庫の中に確か景品のバター1年分とやらがあったからそれを使えば余裕そうだな」

~葉純の家~

ドタドタドタ 

ランカ「アオーン!」

ラックル「くぅーん…!」
 
アザミ「わわっ!?どうしたの?」

葉純「何か慌ててるような…あっ!」

ランカ達は家に着くなり家の中に駆け込んだ。葉純師弟は驚いていたが、カンガルーを持って入って来た天海達を見てもっと驚いた

葉純「東条さん…?」

東条「きゅう…」

アザミ「これは…もしかして…」

天海「斬美さんが狩りで怪我をしたんです…骨を折ってしまっていてすぐに治療して欲しいんですが…」

王馬「葉純ちゃんも怪我してるし無理しないで、俺たちにできることがあったら何でも言ってよ」

葉純「…骨折…アザミ、薬品棚から薬を持ってきて」

アザミ「わかりました」

葉純「お手伝い…ですか…とりあえずなぜこうなったのか経緯を教えてください」

天海「はい。俺たちは大草原に行って…」

天海達はカンガルーとの戦闘の話やその後の狩りの話をした

葉純「あの大きなカンガルーの蹴りを…まずこの薬を飲ませてあげてくれませんか?」

王馬「うん。…東条ちゃん、口を開けてね」

東条「きゅう…」ゴクゴク

葉純「それで…多分この状態の東条さんに怪我をしたら狩りを中断するように教えてあげるのが1番いいと思うんです。妊娠しているので暴走しやすいのかもしれませんけど…」

↓1 天海達のアクション

天海「…その、どうやったら制御…言うことを聞かせられるようになるんですか?」

葉純「狐ですから悪いことをしたら体を軽く叩いたり、逆に我慢できたらご褒美をあげたりする…という形でいいと思います。ただ猫みたいなところもあるので、あんまり狩りを制限したりすると人間の方の東条さんにもストレスがかかるので気をつけてください」

王馬「わかったよ」

葉純「あ…後そろそろ骨折が治るので…」

葉純がそう言うとすでに東条はドアを引っ掻いていた。まだ日が出ているので外に出たいらしい

東条「きゅーん」カリカリカリ  

アザミ「おっとと…外に出たらダメだよ。怪我したばかりなのに…」

天海「…」ダッコ

東条「きゅー」

天海「葉純さん、アザミさんありがとうございます。ちょっと実践してみますね」

王馬「てかもう治ったんだ…うわ、本当だ」

アザミ「師匠特製の薬ですからね」

王馬が東条の腕を触ってみるとすでに骨折は治っていた。天海達は葉純に礼を言うと、自分たちの部屋に戻った

~2階 客先~

天海「…さて…どうしますかね…」

東条「きゅーう」スリスリ   

王馬「匂い袋好きなんだね」

↓1 天海達のアクション


↓1 ご褒美と対処を指定(例:我慢できたら果汁をあげて、悪いことをした時は尻尾を叩く、など)

ではさっそく躾けてみるかどうか指定してください。ちなみに東条泥だらけなので洗ってやった方がいいです。

↓1 天海達のアクション
↓2 コンマ 40以上で屋敷でイベントが発生

天海「…王馬君、話したいことがあるんでそれ斬美さんに渡してあげてください」

王馬「ん?いいよ。東条ちゃん、これあげる」ポイッ

東条「きゅーん」ガブッ 

王馬が少し遠くに匂い袋を投げ、東条はそれを追いかけていった

天海「…話したいことは他でもない斬美さんのことです。…躾をしないといけないと思って…」

王馬「悪いことした時のおしおきとご褒美のこと?」

天海「そうっすね…ご褒美は蛇の彫刻をあげたり斬美さんの好きなものをあげたりすればいいんすけど…」

王馬「果汁もあるしね。問題はおしおきの方かな?葉純ちゃんが言ってた通り尻尾とかお尻を叩いてあげればいいんじゃないかな」

天海「…それだけじゃ足りないかもしれませんね…リード付けてますし、リードを強く引っ張ったり首輪を少しきつく締めたりすると効果ある気がします。…あんまり無理されて複雑骨折とかされたら大変なんで…」

王馬「…東条ちゃんの為でもあるし、躾だしね。多少厳しくした方がいいかな。」

天海「そうですね。…とりあえず斬美さんを洗ってあげないと…泥だらけっすし」

東条「きゅっ…きゅっ…きゅー」

東条がいつの間にかカンガルーの皮を剥がしているのを見て天海が呟いた。王馬もカンガルーの生肉の臭いに顔をしかめながら同意した

王馬「そだね…東条ちゃん?」

東条「きゅっ?きゅーん」スリスリ

天海「…」

王馬は愛らしいと感じていたが、同時にたっぷりと躾けてやろうとも思っていた。そして天海も同じことを考えていた

↓1 お風呂中の天海達のアクション(王馬も来る場合は王馬も)

↓1 東条のM度 50以上で10上昇します(現在52)

天海「じゃあ王馬君はここで待っていてください。俺が斬美さんを風呂に入れるんで…」

天海はそう言って風呂場に東条を連れて行こうとした。すると東条は王馬だけ残っているのを不思議そうに見て、王馬の服の裾を引っ張った

東条「きゅっ」グイッ

王馬「…東条ちゃん…?」

天海「…斬美さん…3人で入りたいんですか?」

東条「きゅーん」

王馬「東条ちゃん…」

天海「…わかりました、3人で入りましょう」

結局天海は東条の瞳に折れて、3人で入浴することにした

~浴室~

天海達は身重でしかも骨を折ってしまってまでも狩りをした東条をまずは労わり、猫のような座り方をしている東条の背中を流してあげた

天海「…さてと…王馬君、斬美さんを抑えててください」

王馬「…あれするんだね?いいよ」グッ

東条「きゅう…?」

しばらくすると天海と王馬は目配せし合い、王馬が東条の頭を抱え、天海が東条の下半身の方に移動した。東条は2人の行動の意味がわからないのか不思議そうな表情をしていた

天海「…斬美さん、室内で獲物の皮を剥がしたりしたらダメですよ」

パチンッ!

東条「きゅっ!?」

いきなり天海に足を押さえつけられたかと思うと東条は尻を叩かれ驚き咄嗟に逃げようとした

王馬「…ダメだよ、東条ちゃん。これは躾なんだから」

東条「…きゅー!きゅうう…きゅう…」

天海「…」

パシッパチンッ!

東条が何度も暴れようとするたび天海は手を尻に振り落とした。だがあまり強くするとストレスが東条にたまってしまうのであくまでも叱りつける意味合いで尻を叩いた。しかし天海のサディストぶりも筋金入りで、叩くたびに分身から透明な液が分泌されていた

王馬「…それにさ、東条ちゃん…お腹に子供がいて、怪我までしてるのに…無理して狩りしたらダメだよ?」

天海「…その通りです、斬美さん…無理したらダメですよ」パシンッ

東条「きゅ…きゅーん…きゅー…」

東条はすっかりと怯えて暴れなくなり、天海達の言うことにこくこくと頷いていた。そして服従のポーズとして毛皮のマットの上にひっくり返ってお腹を見せた

東条「…きゅーん…」

天海「…よしよし、斬美さん…もう叩きません。斬美さんが言うことを聞いてくれたから…偉いですよ…」ナデナデ 

王馬「…かーわいい」モフモフ

天海達は押さえつけるのをやめると、東条の耳や尻尾の付け根などの神経がたくさん集まっていて感じやすい場所を撫でてやったり、褒めてあげたりした。そうすることで言うことを聞いたら褒められたり、撫でられたりしてもらえるということを覚えさせる為だった。ただ躾というよりは2人の硬直した棒の様子からしてもはや一種のプレイだった

東条「きゅううう…きゅーーん…」

性的興奮を覚えているのは天海達だけではなく東条もだった。こちらは性感帯を撫でられたことによる生理的興奮で、マタタビで麻痺した猫のように腰を上げて鳴いていた

東条「…きゅーん…」

しかし怯えが残っていたのかだんだん興奮も収まり若干2人から離れ、疲れきった身体を丸めて腹を舐め続け始めた。ストレスのたまっている証拠だった

↓1 天海達のアクション

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王馬「っと…ちょっとやり過ぎたかな」

天海「…斬美さん、ごめんなさい…何もしませんよ。だからこっちに…」

東条「…ぅぅうううう…」グルルル

天海達が東条の方に近寄ると、東条は毛を逆立てて尻尾を膨らませ、激しく左右に振ると唸り声を上げた

天海「…斬美さん…」ギュウ

東条「…!しゃーーー!しゃーー!」

天海「…身体を洗うだけですよ。大丈夫…王馬君、背中洗って上げてください」

天海は正面から威嚇する東条を抱きしめると、王馬に背面を洗ってあげるように頼んだ

王馬「おっけー。…よしよし…」コシコシ

天海「…そんなに怯えないでください」シャカシャカ

東条「…ぅううう…」

天海は今にも爪を立てかねない東条の耳を撫でたり髪を洗ったりし、王馬は尻尾を撫でながら背中を洗って東条を落ち着かせようとした。だが東条は落ち着く様子がない。天海に飛びかかろうとした。すると王馬は何を思ったか咄嗟に東条の尻に手を突っ込んだ

東条「きゅっ!?きゅーーーん!」

天海「あっ!」

王馬「東条ちゃん!」

尻穴に刺激を感じた東条は驚いて湯船に落ちてしまった後に一目散に浴室から出てしまった。慌てて2人は東条を追いかける

~客室~

天海「斬美さん…?」

東条「…」 ブワ-ッ

王馬「東条ちゃん…」

いくら呼んでも東条は毛を逆立てて部屋の隅から動こうとはしない。天海は悩んだ末に、自分の分身やその周りに果汁を掛けた

東条「…きゅっ…?」スンスン

その瞬間東条の目が少し変わった。果汁のいい匂いを東条の鼻が嗅ぎ取ったようで、しばらくすると天海の方に寄って来た

天海「…お利口ですよ」

東条「…きゅ…」ペロペロ

天海「…んっ…」

東条は天海の下腹部の、ペニス本体ではなく飛び散って付いた別の部分を舐めた。飛び散った部分を舐め終わるとペニスには手を出さずに離れていってしまった

王馬「…」

その様子を見ていた王馬は、剛直した分身を持て余していた。今すぐに東条に手を出したかったがそんなことをしたら嫌われてしまう。必死に耐えた

東条「…きゅーんっ…!」ピョンピョンッ

天海「あっ…!斬美さん…!」

果汁を少しだけ味わった東条はカンガルーを咥えると、タンスの上に跳躍して天海達から手が届かないようにし、食べ始めた。どうやらお腹も空いていたらしい

↓1 天海達のアクション

天海「…斬美さん…」

天海は東条に近づくと手を伸ばした

東条「しゃー!」

天海「っ…」

王馬「…ダメだね、東条ちゃん威嚇してる」

東条は天海に対して威嚇して天海が怯むと、またカンガルーを食べ始めた

天海「…とりあえずタンスの上じゃアレなんで降りて来させないと…」

王馬「…とりあえず笛吹いてみるか」

ヒュ-ッ…

東条「…きゅー」

やはり笛の効果は絶大だった。東条は音を聞くとカンガルーを持って降りて来た

東条「…きゅう…ううう…」

しかし天海達には近づかずに、風呂場の近くでカンガルーを食べた。折角洗ったのに東条の身体は血塗れだった

天海「…斬美さん…」

↓1 天海達のアクション

王馬「…とりあえず東条ちゃんを宥めないと…」ヒュ-ッ

天海「…まだうさぎが残っていましたし…食べさせたら少しは落ち着くっすかね…」

天海は急いで服を着ると、一階に降り台所に向かった。そして王馬はひたすら笛を吹き続けて東条を落ち着かせようとした

東条「…きゅ…」

カンガルーを食べ終えた東条は王馬の方を向くと、ほんの僅か近付いてその様子をじっと見つめていた

東条「…きゅう…?」クンクン   

王馬「…お肉が来たよ、東条ちゃん」

天海「斬美さん…これを…」

天海は机にうさぎのステーキが乗った皿を置いて、東条がどう出るか待った

東条「…きゅう…きゅーん…」

ソースのいい香りがするのか興味を持った東条は恐る恐る机に近づいた

天海「…食べますか?」

東条「…きゅーん…」モキュモキュ

王馬「…ふう、食べてくれたね」

天海「…俺たちも食べましょう。」

どうにかこうにか東条が威嚇をやめて落ち着いてくれたので天海達は一息ついて、自分たちもうさぎを食べた。東条は先に食べ終わると2人を見つめていたが、10分ほどすると2人に近づいて顔を擦り付けてきた

東条「きゅー…」スリスリ

天海「…!斬美さん、どうしたんですか?」

東条「…きゅう…」ゴロンッ

王馬「…」ナデナデ 

東条は暴れたことにごめんなさいと言うようにお腹を晒した。そしてお詫びなのか天海や王馬を舐めたり、自分が汚した場所をタオルで拭いてきたりした。それが終わると再び天海達に頬や尻尾を擦りつけた

色々と意見があるのでしょうが、いき過ぎた書き込みはしないようにお願いします。

↓1 この後の天海達のアクション

天海「…俺たちも急に叩いたりしてごめんなさい、斬美さん」ナデナデ

王馬「痛かったね…ごめんね、東条ちゃん」

東条「きゅー…きゅーん」

天海達も東条に謝り、撫でてお詫びを返した。そしてまた風呂場に行って東条の血の汚れを流して、服を着せてあげた

~庭園~

茶柱「女子だけで擬似ピクニックができるっていいですね!」

白銀「んー…確かに女子会ピクニックっていいよね」

夢野「んあー…」サクサク

アンジー「このクッキー美味いねー!」

春川「ちょっと食べ過ぎじゃ…夕飯が食べられなくなるよ」

赤松「でもこれ本当に美味しい…」

入間「乳もなかなかの味だな」

一仕事終えた屋敷のメンバーは自由時間に入っていた。女子は折角晴れているし時間があったので庭の整えられた芝生の上にマットを敷き、クッキーとミルクを持ちだして女子会をしていた。穏やかな時間が流れていたが突然赤松達の上だけ影ができた

バッサバッサバッサ

赤松「あれっ…影がっ…えっ…ええええ!?」

入間「ぎゃああああ!?な、なんだあの鳥!」

鳥「…」バサバサバサ

突然直上に巨大な鳥が現れた。とても美しい羽を持っている鳳凰のような鳥だった

夢野「んあああああ!?」 

茶柱「きええええええ!」 

アンジー「おー、綺麗な鳥だねー」

白銀「そ、そんなことを言ってる場合じゃ…って…あれ、あれって…!」

春川「…白銀、あんたあの鳥のこと知ってるの?」

白銀「し、知ってるも何も…私のペットのウィアだよ!」

巨鳥「ワッワッワッ!」

白銀の声に反応した鳥は鳴き始めた

↓1 赤松達のアクション
↓2 天海たちのこの後のアクション

狐東条はまだ天海達に下腹部を触られると威嚇します。(妊娠中で普段より凶暴化しているため) 狐東条にしっかりと信頼や愛情などを伝えて懐かせれば触っても攻撃しなくなります。猫をイメージしていただれば分かりやすいかもしれません。

指標としては 狐東条→天海達 怯え度 70 くらいです

夢野「お、お主…人が優に5人くらい乗れそうなあの鳥がペットなのか!?…お主…さては魔王だったりとか…」

白銀「魔王なんかじゃないよ!それに終一君に買ってもらった時はあんなに大きくなかったんだよ?手乗りサイズで…」

春川「…あの鳥、ほんとにあんたのペットなの?」

白銀「間違いないよ!…ウィア!こっちおいで!」

ウィア「ワーッ…!ワーッ!」バサバサ 

白銀が確かめるためにペットのウィアに名前を叫ぶと、反応して羽を広げてこちらに向かってきた

ビュ--ッ!

入間「うわっ!?」

茶柱「す、凄い風です…!」

大きな羽で大旋風を起こした後、ウィアは白銀の隣にちょこんと立った

~きのこ里 葉純の家2階~

東条「…きゅー…」

東条はお腹がいっぱいになったのと疲れから眠くなったようで、ベッドの上にボテンと倒れこむと目をとろんとさせていた

王馬「…疲れたんだね、よしよし…」ナデナデ

天海「…斬美さん、休んでてください。…おやすみなさい」バサッ

すっかりたまっていた熱がおさまった天海達は、東条に毛布や毛皮をかけてやった。やがて東条が寝息をたて始めると、その首にそっと首輪を付けてリードは柱に繋げた

天海「まだ日が出てますし、材木や苗を探しにいきましょう」

王馬「そだね、じゃあ市場で苗を…と思ったけど金がないね。どうしよう」

天海「…斬美さんが剥いだカンガルーの毛皮を売ってみましょう」

天海は風呂場に干されていた巨大カンガルーのことを思い出してそう言った

王馬「いくらで売れるかわからないけど、じゃあそうしよっか」

そして天海達は再びソリに乗ると、 市場に向かった

~市場 両替商~

両替商「これは…」

天海「カンガルーの毛皮です。大きいでしょう」

両替商「ど、どうやって捕まえたんだ…?」

王馬「んー…まあ色々とね」

↓1 コンマ×100粒でカンガルー毛皮が売れる

両替商「…ちょっと査定させてください」

天海「どうぞ」

両替商は自分の身長よりはるかに大きなその毛皮に尻込みと興奮しながら引っ張ったりしていた。そして査定し終わると後ろにあった大きな壺から財布用の袋に大量に通貨用の砂金を入れた

シャラシャラシャラシャラ

王馬「ちょちょ、そんなにいっぱい何入れてんの?」

両替商「そりゃお銭だよ。他に何があるんだ?…次の客が来てるからそろそろ別の場所に行ってくれ。」

天海「は…はぁ…分かりました」

天海達は大量の砂金粒を持ってその場をあとにし、目的のものを手に入れに行ったよ

~手に入れたアイテム~
材木×20
ジャガイモの苗×20
残金:7000粒

王馬「じゃああの妹ちゃんがいたところに行こうか」

天海「そうっすね…」

~30分後 貧乏な青年の家~

青年「あ…先ほどは鶏やうさぎをありがとうございます!さっき妹にゆで卵を作ってあげてたんです」

天海「そうですか…それは良かったです。…ところで、これを…」

天海は材木や芋を渡した

青年「…!ありがとうございます!」

王馬「これでまあまあマシになるんじゃないかな?」

青年「はい…!あ…これ…お礼とは言えるか分かりませんが、一族の宝…らしいんです。どうか受け取ってください」

アイテム:古びた地図

天海達は青年から古い紙で作られた地図をもらった。どうやらこの島の地図らしい。そしてその地図には赤い印が付けられていた

↓1 天海達のアクション

天海「…これは…何かの地図…?」

青年「だと思いますけど…僕は地図が読めないので持っていても仕方ないですし…確かその赤い印のところに宝…?があるそうです」

王馬「へえ、宝の地図なんだ」

青年「まあ宝と言えるものかどうかは分かりませんが…あ…そろそろ魚をとりにいかないと…ではこの辺で。ありがとうございました…!」

青年はペコペコと頭を下げた後に、川の方へと向かって行った

天海「…とりあえずやることはやりましたし、斬美さんの様子も見たいですし…帰りますか」

王馬「そうだね。…リードはつけて来たけど、東条ちゃん暴れたりしてないかな…?」

日もだいぶ落ちてきたので、天海達はカンガルーの残り骨を与えた後に、ランカ達のソリに乗って葉純の家に戻った。

~葉純の家 2階~

葉純達は洞窟に篭ったらしくいなかったので天海達はそのまま2階に上がった

天海「斬美さん、ただいま…おや…」

東条「きゅーん」

エビシオ『…キュー』

そこには東条と意思疎通を取っているエビシオがいた。エビシオは狐語が話せるらしい。そんなエビシオに王馬は舌を巻きながら東条に話しかけた

王馬「…東条ちゃん、おいたしないで待ってたんだね?」ナデナデ

東条「きゅっ…?きゅーん!」

王馬「偉いね。じゃあ狩りの練習とかする?東条ちゃんストレスがたまってるんだよね」

東条「きゅーん」

天海「…狩りの練習っすか…」

東条は今は怯えがなくなったのか天海達に額を擦りつけていた

↓1 天海達のアクション(狩りの練習でどんなことをするか)

↓1 東条のトレーニング 狩りスキルが50以上で5上昇(現在60、イノシシや小~中小型の猛獣くらいなら仕留められます)

王馬「…でも道具がないね」

天海「…とりあえずこれ使いますか」

アイテム:カンガルーの骨

東条「きゅー?」

王馬「よーし…じゃあこれを投げて取って来てね、東条ちゃん」

東条「きゅーん!」

天海「いきますよ…それっ!」ブンッ

東条「きゅー!」バッサバッサ

天海達は骨を使って東条のストレスを解消することにした。東条は嬉しそうに投げられた骨を取りに行っては天海達に持って来て、また走って取りに行く、を繰り返した。途中でランカ達も乱入して来た

~1時間後~

ランカ「くぅーん!」ガジガジ

ラックル「アオーン!」

東条「きゅー」

天海「…流石に手が痛いっすね…」

王馬「そりゃ…ずっと投げてたしね」

ブ-ン

エビシオ『…コレ…』

天海達が筋肉痛を起こしそうになっているとと、エビシオが飲み物を持って来た

天海「あ…ありがとうございますエビシオ」

王馬「ありがとー」ゴクゴク 

↓1 この後の天海達のアクション
↓2 屋敷組の夕方以降のアクション(鳥の件についても指定して構いません)

天海「…でもなんでエビシオがここにいるんですか?」

エビシオ『当機ハ元々ABiiノサポート機。退任シテモ、当機ノ主人ハ変ワラナイ。用事ガナイ場合ハ常ニ主人ノ近クニイル』

王馬「へえ、健気だね」

天海「…そうですね…そういえばエビシオは動物語は分かるんですか?」

エビシオ『分カル』

王馬「それって他のサポート機も?」

エビシオ『否定。当機ハ主人ト意思疎通ヲ図ル為ニ特別ニチップヲ搭載シテイル』

東条「きゅー」ガブッ

王馬「うわっ!」

天海「おっと…」

天海達がエビシオと遊んでいると、東条が天海や王馬の服を奪って行った

東条「きゅー」

天海「…あの…今の斬美さんの気持ち…君には分かるんすか?」

エビシオ『…主人ハ…巣ヲ作ッテイル模様。』

王馬「でもなんで俺たちの服奪って行くの?」

エビシオ『服ニハ匂イガ付イテイテ落チ着ク、ト思ワレル』

東条「きゅっきゅー」

↓1 天海達のアクション

王馬「…よしよし」ナデナデ

東条「…きゅう…」ビクッ

天海「…今は叩いたりなんかしませんよ」

王馬が服にくるまる東条を撫でると、ほんの少し東条の肩が跳ねた

天海「エビシオ、斬美さんと会話できるんですよね?」

エビシオ『肯定』

王馬「…じゃあ東条ちゃんに伝えてくれる?心配だから危険な相手に無謀に挑むのは控えてねって」

エビシオ『…キュー…キューキューン』

東条「きゅー…」

天海「…それから、斬美さんが怪我をしたら悲しいということやお腹の子が心配だということも伝えてくれませんか?…俺たちがそばにいるから安心して、怯えなくていいということも…」

エビシオ『…キュー…キュー…キュー…キュッ…キューン』

東条「…」


↓1 コンマのぶんだけ狐東条の怯え度が低くなります(現在70。50を下回ると自分から天海達に抱きついてくれます)
↓2 この後の天海達のアクション。朝のアクションでも構いません

東条「…きゅーん…」ギュウ

天海「…!」

東条「きゅう…」スリスリ

王馬「東条ちゃん…?」

エビシオ『…怯エノ感情ガ和ライデイル模様』

天海「…んっ…ふ…」 

東条「きゅ…」

王馬「…」チュッ

天海は東条の唇に、王馬は首にそれぞれキスをした。その後はもう遅かったので、ベッドをくっつけて寝る準備をした

天海「…じゃあ斬美さんを真ん中に…首輪を付けないんで逃げないようにしてください」

王馬「ん…わかったよ」

東条「きゅーん…」モフモフ

そしてサンドイッチするように東条を挟み、エビシオに見張っててもらうように頼んで、3人仲良く川の字のようになって眠った

~屋敷 庭~

ウィア「ワーッ!」

赤松達は困り果てて、とりあえず動物に詳しそうなゴン太を呼んだ

ゴン太「えーと…ウィアさんは餌を探して南米かどこかに行っていたんだと思うよ。南米にしかいない虫さんの卵が付いていたから…注射器の跡があるから、きっと刺されて大きくなったんじゃないかな」

白銀「ウィア…どうしよう、こんなに大きくなって…」

↓1 白銀達のアクション

赤松「というか…こんなに大きいと部屋の中に入れないんじゃ…」

入間「注射器の跡…じゃ誰かがわざとヤッたんだな」

夢野「何の目的でそんなことをするんじゃ…?」

ゴン太「これだけ綺麗な鳥だから毛をとるためとか…」

春川「…とりあえず、こいつをどうするかどうか話し合った方が良さそうだね」

アンジー「でもこれだけ大きいと何かの役に立つかもねー!」

白銀「うーん…」

茶柱「まあまずは戻って話し合ってみましょう!…ウィアさん、ここで待っててくださいね!」

ウィア「…わっ…」ポスッ

ウィアは利口にも、何もない芝生でちょこんと座った。赤松達はこの巨大ペットのことを話し合うために一旦中に戻った

~ダイニングルーム~

最原「ウィアが…」

キーボ「人を乗せられそうなくらい大きな鳥…ですか」

星「にわかには信じられねーな…いやアンドロイドがいるなら巨鳥もありえなくはないか」

白銀「とにかく私と終一君のウィアが大きくなっちゃったのは事実なんだよ…」

百田「でももしかしたらそのウィアに乗って空が飛べるかもしれないのか?すげーロマンだな!」

真宮寺「クク…僕にはそんなことより誰がなぜ大きくしたかということの方が気になるけどネ…」

↓1 赤松達のアクション(ウィアについての話し合い。ウィアをどうするか。例:乗れるように訓練してみる)

ゴン太「あ…多分ウィアさんは訓練したら人を乗せてくれると思うよ」

白銀「えっ!?」

最原「…本当?」

ゴン太「うん。体重も十分だし…」

夢野「んあ!ウチ乗りたい!乗りたい!」

百田「俺も乗りたいぜ!」

アンジー「じゃあ訓練したらいいって神様も言ってるよー」

赤松「…わ、私もちょっと乗ってみたいな…」

春川「…はぁ…」

そしてゴン太の一言がきっかけで、屋敷の人に頼み込んでテニスコートを使ってウィア搭乗の訓練をすることになった

~テニスコート~

ウィア「ワーッ!ワーッ!」

キーボ「お、大きいですね…」

最原「…うん…」

ゴン太「じゃあ…訓練してみようか」

ゴン太はいつの間にか肉の塊を用意していた

↓1 搭乗訓練 ゾロ目または80以上でウィアに乗れるようになる(なお、訓練をする場合は半日かかります。鳥は結構飼育が難しいため)

~夜 22時過ぎ~

ウィア「…ぅ…」パタパタ

ゴン太「…お疲れ様ウィアさん!」

百田「ちくしょー…あと少しだったんだけどな…」

茶柱「軽い夢野さんなら乗れると思ったんですが…」

夢野「3秒くらいは耐えてたぞい…」

ウィアは何時間もかけて、訓練を受けた。そのおかげか物は載せられるようになったが、人間を乗せることは流石に練習が短すぎてできなかった

星「…もう夜の10時すぎてるぞ。そろそろ戻った方がいいんじゃねーのか?」

入間「オレ様モシオの世話とかしないといけねーし帰るからな」

赤松「…あと少ししたいけど…みんな疲れてるだろうし、今日はこの辺にしておこっか」

全身が疲労した赤松達は、直行で風呂場に行き、そのままベッドに倒れこんだ

~早朝 きのこ里 地図の赤印の場所~

天海「…ここ、洞窟っすよね…?なんかあるんすかね?…すでに砂金やらエメラルドやらがあるのは見つけましたが…」

王馬「多分それは宝じゃないよね。他になんかある気がするんだけど…」

東条「きゅっ…」

エビシオ『…』サーチ中

天海達は昨日の青年からもらった地図の赤印があった場所に来ていた。そこは洞窟で、あたりに砂金の川や宝石の原石などが落ちていたが、誰かが触った形跡は見られない。というより洞窟自体に人が来た痕跡がなかった

↓1 天海達の探索判定 80(初回補正-60)以下で…

分かりにくくかったようで申し訳ありません。天海の探索技能が80なので、80以下です。ただしこの宝は見つけにくいので今回は20以下なら見つけられる、という形です

天海「…外の世界じゃお宝ですね、これだけあれば…」

ジャラジャラジャラ 

王馬「でも肝心のそれっぽい宝がないんだよねー」

東条「きゅー」ホリホリホリホリ

エビシオ『…砂金…容量限界…』

天海「あ…なんかすみませんね…」

かなりの時間を使って探し続けたが、砂金が出るばかりで宝は出てこなかった。ただ、出そうな雰囲気はあった

天海「たぶんもっと探せば出てくると思うんすけど…お腹すいてきたっすね…」

王馬「やっぱり味噌粥だけじゃ足りなかったね」

東条「きゅっ」グイグイ
 
天海「…斬美さん?」

東条「きゅう、きゅっ、きゅっきゅっ」

王馬「…なんて言ってるの?」

エビシオ『…狩リガシタイ…ラシイ』

王馬「ああ…東条ちゃんもお腹空いたのかな」

↓1 天海達のアクション

天海「…葉純さんの家には調味料とか野菜やきのこは揃ってますが…果物や肉はないですしね、取ってきてもらいますか」

王馬「でも大丈夫?また危険な狩りをするんじゃ…」

天海「そこはちゃんと躾けないといけないっすね…」

東条「きゅー?」

天海「…今日は小動物が食べたい気分です、斬美さん任せられますか? 」

東条「きゅー」

天海は東条の奉公心を刺激しながらまずは危険の少ない小動物を狩らせ、リードをしっかりと持って、もし危険なことをしようとしたら引っ張って注意することにした

エビシオ『…帰リ道ハコッチ…』

天海「じゃあこっちの方から帰るついで狩りをしましょうか」  

王馬「頑張ってね、東条ちゃん」

東条「きゅーん」

↓1 コンマの1の位と10の位を足した数だけ、小動物や鳥を狩ることができる。ただし60以上で大型動物が出現

~道中~

天海「しかし森が多いですね…」

王馬「どこに行ってもこんな感じのミニ森はあるよね。まあ狼とか薬草とかの森はもっと大きいけど」

ガサッ

エビシオ『…獲物発見』

東条「…!きゅーっ!」バッ

うさぎ「」

王馬「おっ…東条ちゃん、捕まえたんだね。ありがとう」

東条「きゅー」

天海「ふふ…よしよし」ナデナデ

~1時間後 朝8時前後~

うさぎ×7「」コンモリ

キジ×8「」コンモリ

天海「…大量っすね…」ドッシリ

王馬「…重い…」

エビシオ『…』

東条は帰る途中で、動物の動きに敏感に反応して何匹も捕まえた。天海達は両手では持ちきれないほどの収穫を得ることができた

ガササッ 

熊「…」ハチミツベトベト

天海「…!あれは…」

王馬「熊…」

熊「…クマァァァ」

王馬「うわっ…!」

東条「…きゅーんっ!」バッ

天海「あ…斬美さん!」グイッ

蜂蜜を食べ過ぎた熊が、天海達の行く手を阻んだ。かなり太っていて動きにくそうだった。だがこちらに気づくと遅い動きで襲ってきた。すると、東条が木に登って上から対抗しようとしたので天海が慌ててリードを引いた

↓1 熊 60以下で仕留められる。61以上だと熊は逃げます
↓2 天海達のアクション

東条「しゃー!」

熊「…!」ビクッ!

スタコラサッサ

王馬「…熊が逃げた…」

ピョンッ

東条「…きゅー…?」

東条は木から降りてきたが、リードを引かれたので怒られるのかと思って怯えていた

天海「…斬美さん、よく怪我しませんでしたね。熊を撃退してくれてありがとうございました」ギュウ

東条「きゅっ…」

王馬「…にしし、東条ちゃん、これあげるよ」

天海は、東条を怒らず抱きしめて撫でてやり、王馬は東条に果汁の瓶を差し出した。するとやはり果汁は好物のようで、東条は嬉しそうに舐めとった

東条「…きゅーん」

天海「あ…そうだ、斬美さん。お腹空いてるでしょうしうさぎを食べていいですよ。」

東条「きゅー?きゅーん」モキュモキュ 

そう言われた東条は果汁を舐めた後、一目散に小ぶりのうさぎに噛み付いた。それを皮を綺麗に剥いで、美味しそうに食べ取って骨までしゃぶると皮を王馬に渡した

王馬「凄い大量だし、俺たちだけじゃどうせ食べ切れないから売る?」

天海「…そうっすね、16個もありますし…エビシオ、手伝ってくれますか?」

エビシオ『了解』

その後天海達は、市場でキジやうさぎ12個と、毛皮を売って3500粒に換金すると、家に戻った

↓1 この後の天海達のアクション
↓2 屋敷組の朝のアクション
(宝探索はもちろん再挑戦可能です)

~葉純の家の庭~

天海「エビシオ、準備いいっすか?」

エビシオ『大丈夫』

王馬「ふー…結構疲れた…」

天海「まあ君はどう見てもインドアっぽいっすしね」

王馬「…なんか言い方むかつくんだけどー」

天海「気のせいじゃないっすか?」

天海達は庭を借りて、本格的な狩りの訓練場を作っていた。様々な木の障害物の中を、エビシオが引っ張っている擬似うさぎを狩る形式だった

東条「きゅー…きゅっ」ホリホリ

王馬「…まあいいや、東条ちゃん準備万端みたいだし…じゃあそろそろスタートするよ」

東条「きゅーん」

天海「3…2…1…エビシオ、走ってください!」

エビシオ『…』ビュ-ン

東条「きゅー!」バッ

エビシオが走った瞬間に、東条が思い切り追いかけて訓練が始まった
 
↓1 狩りの訓練 40以上で狩りスキルが15上昇
(補正+5、現在60)

エビシオ『…』ヒョイッ!

東条「きゅーん!」バッ

王馬「…すげー、本当に狐なの?」

天海「…いえ、狐も2mほど跳躍するらしいっす…斬美さんは5mくらい飛んでますけど…」

東条の動きは明らかに俊敏さが増していた。それに天海と王馬が作るのに手間がかかった、怪我をしない程度に作った鉄の棘も東条はへし折ったり、グシャグシャにしていた。イノシシを殴り殺した腕力は半端ではない。その腕力も訓練で上昇していた

東条「きゅうううう…!」バシッ

エビシオ『…!』  

~1時間後~

東条「きゅーん」ガシガジ 

王馬「…ダーウィ○見てる気分だったよ」

天海「…斬美さん、エビシオ…お疲れ様でした」

エビシオ『…胡麻油…』

見ている天海達が色々と心配で疲れてきたところで、東条が擬似うさぎを仕留めた。偽物だと気づいた後はおもちゃのようにして遊び、エビシオは疲れていた

↓1 天海達のアクション

王馬「あー、エビシオちゃん胡麻油好きだもんね。じゃあ貰ってくるよ」

エビシオ『…アリガトウ…』

天海「斬美さんには果汁をあげますね。はい、どうぞ」

東条「きゅー!」

エビシオと東条はそれぞれ胡麻油や果汁を貰ってご満悦だった。そして天海達は、東条の怯えを取り去る為に更に東条が喜びそうなことをした

王馬「ほーら東条ちゃん、うさぎだよー!」

東条「きゅーん!」ピョンッ

天海「斬美さん、蛇もありますよ」

東条「きゅー」

エビシオ『…ゴクゴク…仕事ノ後ノ給油ハ最高…』

↓1 東条の怯え度。コンマの60%減ります(現在32)

天海「…じゃあ朝ごはんにしますか…少し遅いっすけど」

王馬「そうだね、お腹ペコペコだし…」

天海「…斬美さん」ブスッ

東条「きゅー?…きゅっ!?」  

腹が鳴り出した天海は狐の東条ではなく、いつもの東条に依頼をするべく抑制剤を打った

東条「…っ…ふ…あなた…?」

天海「斬美さん、いきなりで悪いんすけど…朝ご飯作ってもらえませんか?それと…葉純さんの家を掃除して欲しいんです」

東条「…!…分かったわ、引き受けさせてもらうわね」

王馬「東条ちゃん、俺も依頼があるんだけど」

東条「…掃除と料理が終わってからでいいかしら?」

王馬「うん、いいよ!」

依頼を受けた東条は嬉しさを隠そうともしていなかった。ものの30分で葉純の家を徹底的に掃除してピカピカにし、フレンチトーストや鹿ベーコンエッグを作ってしまった。葉純達はとても喜んでいた。ついでにランカ達の小屋も綺麗にし、改修したのでランカ達がたくさん戯れてきた

~約30分後~

天海「流石っすね…」

東条「久しぶりだったから…張り切ってしまったわ」

王馬「にしし!あんなに楽しそうに掃除してるとこは初めて見たなー」

東条「…そんなに顔に出ていたかしら…」

エビシオ『出テイタ』

東条「そう…あ…ところで王馬君、依頼って何かしら?」

↓1 王馬達のアクション

王馬「俺少し疲れちゃったからさ、マッサージして欲しいんだよね!」

東条「マッサージ…わかったわ」

王馬「わーい!じゃあ全身コースでお願いしまーす」

王馬は服を全部脱いでベッドに横たわった

東条「…全部脱がなくていいのよ」モミモミ

王馬「こっちの方がやりやすいでしょ?…おっ…気持ちい~!」

天海「…」

天海は2人のやり取りを見て嫉妬心を沸かせていた。そして自分も服を脱ぐと、感情を表に出さずに笑顔で東条に頼んだ

天海「斬美さん、俺にもしてもらえますか?」

東条「あら…わかったわ」

王馬「…」ジ-

天海「…」バチバチ  

しばらく天海達は東条の極上マッサージを味わいながら、水面下で火花を散らしていた

~20分後~

東条「ふう…このくらいで大丈夫かしら?かなり揉みほぐしたと思うのだけど…揉みすぎはかえって良くないから…」

天海「はい、大丈夫ですよ。ありがとうございます」

王馬「気持ちよかったよー?これは嘘じゃないよ!」

東条「…ふふ、こちらこそありがとう。あまり仕事ができなくて…掃除やマッサージでスッキリとしたわ」

東条のワーカーホリックぶりは相変わらずだったが、とりあえず満足したようだった

天海「お昼には早いですし…そうだ、散歩でもしませんか?胎教にいいみたいですし…あんまりこの子達に構ってあげられなかったんで、久しぶりにのんびり過ごすのもいいと思うんすけど…」

王馬「俺もそれには賛成だよ!たまにはゆっくりしてもいいんじゃない?」

東条「…そうね…せっかく胎教用のCDもあるから…少しゆっくりしましょうか。エビシオ、いいかしら?」

東条はそう言ってエビシオを呼んだ

エビシオ『…ミュージックスタート』

王馬「えっ?あ…」

エビシオが一声宣言すると、エビシオから胎教用の音楽が流れてきた。そしてイヤホンも出てくると、東条のお腹にピタッと貼りついた

天海「…君…スピーカーにもなれるんすね…でもこの音楽すごく良いですね。赤ちゃん達にも良さそうっす」

東条「そうね…あっ…!…この子達、音楽に反応しているのかしら」

王馬「動いてるの?」

東条「ええ…」

するとエビシオが気をきかせたのか、中から聴診器のようなアームが出てきた

エビシオ『使ッテ聞イテミタラ?』

天海「なんか…すごいっすね…まあありがたく使わせてもらいます。…おっ…ぽこぽこってしてますね。…俺たちの赤ちゃんが…」

東条「ふふ…」

王馬「…俺の赤ちゃんがここに…」ボソッ  

天海達は聴診器で、自分たちの胎児の動きを聞き取っていた。感慨に耽り、しばらく経つと、今度は散歩に行くことにした

~葉純の家周辺~

天海「結構元気に動いてましたね…良かったです」ギュッ

東条「ふふ…この子達も自分たちの動きを聞いてくれてきっと喜んでいるわ」

王馬「…(やっぱり…俺は子供としてじゃなくて隣で歩きたいな…)」

天海と東条が雑談しているなか、王馬は切なくなりながら思っていた。先ほどの自分の子供の胎動の音や、自分と同じように東条の隣に立っている天海の身長差を見てその思いが強くなっていた

~朝 牧場 南側 入り口~

ゴン太「…こ、これは…?」

春川「…子熊と親がいる」

最原「なんで熊が…?」

朝、赤松達が牧場に来てみると南の空き地には突如柵と熊が出現していた。熊は2頭いて、1頭は小さな子熊、もう1頭は母熊だった。どちらも蜂蜜を食べている

夢野「おお、可愛いではないか!」

白銀「た、確かに可愛いけど…というか蜂蜜を食べる熊って…プー○ん…?」

星「…まあとりあえず、熊より卵の事を聞きに言った方がいいんじゃねーか?どうせ管理棟で熊のことも聞けるだろうし」

赤松「そ、そうだね…」

~牧場 管理棟~

中田「あ、お待ちしておりましたよ!卵と牛乳、ありがとうございます」

管理棟には早速パッケージが付いた卵と牛乳がサンプルで置かれていた

赤松「あ、あの…売れ行きは…?」

入間「オレ様直々のメッセージが入ってるかもしれねーんだから売れてるにぶっ決まりだろ!」

中田「まずですね、鶏が3羽いるので…1日100個卵を売ることができます。牛は5頭いるので500Lの牛乳が売れます。早速昨日それぞれ1パック30Mで売ってみました。つまり、卵を10パック、牛乳50パックですね」

真宮寺「つまり…全て売り上げていれば1800M利益が出ているわけだネ」

中田「輸送費なども全て月の費用で賄っておりますので、そうなりますね。それで売り上げが…」

↓1 50以上で完売。(アンジーの絵の補正+30)
↓2 赤松達のアクション

赤松「…」ドキドキ

中田「1800Mです!」

赤松「…!」

キーボ「ということは…完売したんですね!」

中田「はい、パッケージさまさまですよ。それに中にメッセージが入っているかもしれないということで、なんと10分で全て売れてしまったんです」

茶柱「…では作戦が成功したということですね!」

百田「じゃあもっと増やしたら売り上げ伸びるんじゃねーか!?」

春川「…あの、唐突で悪いんだけど…鶏って1日に30個以上も産めるの?」

ゴン太「普通は無理だけど…」

中田「あ、それはですね…30年前に、鶏学者の人が鶏を遺伝操作して改良したんです。この世代はとっても多産なんですよ」

入間「やっぱり科学はすげーな!」

中田「その通りです!…あ、話が逸れましたね、えーと…それで、天海様ももっと売れると確信していて…牛や鶏をもっと増やそうと思っているんです。具体的には…鶏舎を改良して、10羽ほど飼おうと思っているんですが…」

↓1 赤松達のアクション

春川「…楓、それでいい?」

赤松「う、うん。それでお願いします。あ…と高級鶏も5羽試しに買ってもらえませんか?きっと売れると思うんです」

中田「はい、わかりました。経費は少々か
かりますが…資金はたっぷりあるので」

真宮寺「そういえば、あの熊は一体どうしたのかな?」

中田「ああ、あの熊親子は天海様からいただいたんです。すごく大人しいので飼いやすくて…お客さんの呼び込みにもいいと思ったんです」

百田「熊は絶対いいだろうな!個人的にはダチョウの卵とかもビックだし、話題にもなると思うんだが…」

中田「ダチョウですか…確かにいいと思いますが、…なにぶんまだ赤字が1200Mありますので…でもすぐ解消できそうですし、前向きに検討したいと思います」

アンジー「そういえばどこで商品を売ってるのー?」

中田「この牧場の近くの大市ですよ。そこで牛や豚も購入したりするんです。工場の建設なんかもそこで依頼したりします」

↓1 この後の赤松達ののアクション
↓2 天海達の昼のアクション

白銀「大市…行ってみたいな。面白そうなものがたくさん売ってそう…」

赤松「確かに…それに自分たちの商品が売られている場所だし気になっちゃうな」

春川「…じゃあもうここでの予定は終わったし、大市に行ってみる?…場所は…」

中田「あ、大市の場所でしたら地図がありますよ」バサッ

最原「じゃあみんなで行ってみようか?」

~きのこ里 狼の森の入り口~

天海「…」ヒュ-ヒュ-ヒュ-

王馬「本当にこんなんで来るのかなー?」

東条「…わからないわね…」

天海達は、狼の森の入り口でエーミールを呼び出すべく、笛を3回吹いていた。ただ、何回もそれを繰り返していたが一向に反応がない。諦めて天海達が帰ろうと思っていると、森の方から地鳴りが聞こえてきた

ドドドドド

エーミール「呼んだ?」

王馬「うわっ!?…あー…びっくりした…」

天海「…デカイっすね…」

↓1 天海達のアクション

↓1 70以上でエーミールが珍しいきのこの場所を知っている
↓2 天海達のアクション

王馬「…えーとね、俺たち今薬の材料になる珍しいきのこを探しているんだけど…君はこの里の主なんだよね?だから知っていると思って…」

エーミール「それなら薬草の森に…」

天海「ああ…いえ、そこは危険だから行かないようにって言われているんです。…他の場所とかで知りませんか?」

エーミール「うーん…難しいかなぁ…だってきのこって勝手に自生してるから、どこにでも生えてるかもしれないし…」

天海「そうですか…すみません。…では君が言っていた白い石がたくさんある場所を教えてもらえませんか?」

エーミール「いいよ。じゃあ僕の背中に乗って」

エーミールはあっという間に3人を背中に乗せると、一目散に走り出した

~森の奥周辺の岩場~

東条「…ここは…」

天海「…綺麗ですね…あれは月長石でしょうか…?」

王馬「へえ…」

エーミール「ここは森の奥地の岩場。僕たちは夏の暑い日はここで涼んだりしてるよ」

エーミールは鬱蒼と茂る森の奥に隠されていた、陽があまり当たらない岩場に連れてきていた。そしてその岩場は、透明だったりほのかに青い色を帯びている柔らかい白い石があったり、ダイヤモンドと思われる原石やらで埋め尽くされていた。そしてこの場所も人が立ち入った形跡は無かった

↓1 天海達のアクション

天海「…あの、この辺の石…少し貰っていいですか?」

エーミール「いくらでも持って行って」

東条「…ありがとう…エビシオ、お願いね」

エビシオ『了解』

エビシオはそこらに転がっていた原石や宝石をバキュームのように吸い上げていった

王馬「いいもの貰っちゃったし、エーミールちゃんは何か俺たちに頼みごとはない?」

エーミール「頼みごと?それに…いいものってこの石ころのこと?」

天海「はい…俺たちは宝石と呼んで珍重しています」

エーミール「ふーん…この石ころがそんなに貴重なんだね…。うーん…じゃあ1つ頼みごとがあるんだけど」

東条「…何かしら?」

エーミール「綺麗な布が欲しいんだ。人間がよく着ていた、絹に綺麗な柄が付いてるやつ」

王馬「絹に綺麗な柄…」

天海「…えーと…着物とかそういうのでいいんすか?」

エーミール「着物がよく分からないけど、絹に綺麗な柄が付いていたらそれでいいよ」


↓1 この後の天海達のアクション

王馬「…確か石川にいた時に、加賀友禅買ったよね?」

天海「ああ…そうでしたね。…あ、荷物置いて来たっすね…」  

東条「…エビシオ、お願いね」

エビシオ『了解』ビュ-ン

~10分後~

エビシオ『持ッテ来タ…』ヒラヒラ

東条「ありがとう、エビシオ…」ナデナデ

エビシオ『…』スリスリ

エーミール「わあ、綺麗だね」

天海「これで良かったら差し上げますけど…」

エーミール「じゃあありがたく貰おうかな。すっごく綺麗だし」

エーミールは天海から受け取った加賀友禅を背中の毛に投げ込んだ

エーミール「あ、ついでにもう一個頼みたいんだけど…」

東条「…どうしたの?」

エーミール「本が欲しいんだよね。人間の本が読みたいんだ。それも面白い本がいいな」

天海「本…ですか…」

王馬「狼って字が読めるの?」

エーミール「うん、読める子と読めない子がいるけど」

↓1この後の 天海達のアクション

東条「…面白い本なら…あるわ」

エーミール「本当?」

東条「ええ…これよ」

東条はエビシオの中から本を一冊取り出した。とても綺麗な本で、革装丁の洒落たものだった。深い緑地の上に金字で題名が書かれている

王馬「へえ…お洒落な本だね」

天海「それは…?」

東条「…読んでみて」

東条は天海と王馬に本を差し出した。天海達は2人で読んでみた

天海「…これ、俺の旅行記…」

王馬「…面白いじゃん」

エーミール「僕にも読ませて読ませて」グイグイ  

天海「は、はい…」  

エーミールが好奇心を出して天海達に顔を押し付けて来たので、天海は恭しく本を渡した

エーミール「ありがとう」

東条「…本が読めない子もいるのなら、絵本か何か持ってきましょうか?」

エーミール「あ、いいの?じゃあできれば動物の良い話をお願いしていいかな」

王馬「狼少年とか?」

天海「それはお前のことっすよね…ロボ王とかなら気にいるすかね…あ、いや…狼神話とかにしますか」

エーミール「なんだか面白そうだね。あ、僕そろそろ時間だから向こうまで送るよ」

天海「…ありがとうございます」

エーミールは再び背中に3人を乗せるとすごい勢いで走り、3人を葉純の家の付近で降ろして、森の方に駆け出して行った

~葉純の家~

葉純「さっきエーミールが来ていたみたいですけど…大丈夫でしたか?温厚な子なので危険ではないと思うんですが…」

天海「大丈夫でしたよ。温厚な狼でした」

王馬「全然平気だったよ」

東条「…あら…アザミさんはどうしたのかしら」

葉純「あ、アザミなら薬を売りに行きましたよ。風邪薬や胃薬と…あと飲血緩和剤ですね」

王馬「アザミちゃんパシられてるの?」

天海「ちょっ…失礼っすよ」

葉純「いいえ、大丈夫です。というより弟子なので…まあそうなりますかね。雑用はしてもらっています。かれこれ10年になりますけど…」

王馬「へえ…アザミちゃん、薬の出来はいいの?」

葉純「結構それなりにできますよ」

王馬「ふーん…ちなみに俺も薬作ったりできる?」

葉純「化学の知識があればなんとかなると思いますよ。それから分量をきっちりと守ったりと…調理にも似ていますね」

天海「…何するんすか?」

王馬「製薬を教えてもらえたらなって」

東条「…えっと…大丈夫なの?」

葉純「あ、大丈夫ですよ。基本をとりあえず教えましょうか?」

王馬「うん、教えてほしいな」

そして王馬達は、葉純からまず基本の化学の実験をして製薬の技術を教えてもらうことになった。東条は葉純達のためにお菓子を作りにキッチンに行った

↓1 天海と王馬の製薬基本技術 40以上で応用製薬を学ぶことができます

~30分後~

ボンッ 

王馬「…」プシュ-

天海「…」ビショビショ

葉純「…水素が爆発しましたね…」

天海達は見事に実験は失敗して、試験官が破裂し水を被ってしまった

東条「…今の音は…あら…」

そして東条がその音に気づいて、台所から出てきた。状況を察したらしく、とりあえず掃除をし始めた

~牧場の近くの大市場~

ワ-ワ-ワ-ワ-

赤松「わあ…すっごく賑わってる…いろんなものが売ってるんだね!」

白銀「マグロがある…」

赤松達は、大市場に来ていた。大市場はとても盛り上がっている。大量のキャベツや、アジの干物、イノシシ肉、大きな本マグロなどの食材類やペットや家畜も売られていた。そして食材に限らず、本や楽器類、機械類なども売られていた

真宮寺「あれは…天海蘭太郎と書かれているネ…」

百田「蘭太郎?…ら、蘭太郎の本じゃねーか!あいついつの間に…」

茶柱「お、…お洒落な本ですね。男死のくせに…」

真宮寺が目ざとく見つけたのは本売り場で売られていた、天海の本だった。天海の写真で客寄せしている本売り場では、本の内容はもちろん、装丁の質も良かったのでかなり売れている。ちなみに女性ファンが多かった

春川「…あ、あったよ。私たちの売り場…」

春川は自分達の卵や牛乳が売られている場所を見つけた。見るとそこには、予約待ちの客が何人かいた

↓1 赤松達のアクション
↓2 天海達のアクション

茶柱「お、お客さんが結構いますね…」

最原「よっぽどアンジーさんの絵やメッセージが効果があったんだね…」

よく見るとメッセージのサンプルや、アンジーの絵が飾られていて客引きになっていた

白銀「…ここでお客さんの気を引くことができたら更に売れるかもしれないよね」

赤松「確かにそうだけど…」

白銀「…よし、みんなで握手会しようよ!アイドルみたいに!」

春川「はっ…!?」

ゴン太「あ、握手会…?」

百田「握手会ってあのアイドルみたいなやつか…?」

茶柱「あ、アイドルですか…?」

真宮寺「へぇ…いいんじゃないかい?どこかのアーティストは握手会だけで売り上げが50倍になったらしいからネ…」

百田「50倍!?そりゃいいな、やってみようぜ!」

白銀の提案で、より客を集めるために握手会をすることになった。そしてまず、牧場主の赤松が店員に話しかけて許可を取ることにした

赤松「あの、すみません。ちょっと聞きたいことがあるんですけど…」

店員「あ…赤松さんですね!私はこの大市場での牧場の販売店の責任者です。どうなさいましたか?」

赤松「えっと…お客さん向けに握手会をここでさせてもらいたいんですけど…」

店員「全然構いませんよ!握手会ということは…卵か牛乳の予約で握手できるということでいいんですかね?」

赤松「はい、それでお願いします!」

難なく許可をもらい、赤松達は握手会をすることにした。早速話題になったのか、臨時会場を作ると客が集まってきた

↓1 握手会 30以上で完売(3150M分)

~50分後~

店員「すご~い…明日の分全部売れちゃいましたね!」

赤松「本当…私たちまるでアイドルみたいだね!」

茶柱「あ、アイドル…」

白銀「今度はコスプレで握手会してみよっか?」

春川「…それはちょっと…」

ゴン太「さ、最原君…ゴン太強く握りすぎてなかったかな…?」

最原「大丈夫だったよ。…それより百田君はなぜか子供連れのお客さんが多かったね…」

百田「ああ…まあ絵本描いてる影響があるのか…?」

真宮寺「クク…まァそんなことより僕は超高校級というだけでここまで売れるということに興味があるけどネ」

ものの20分で卵と牛乳の予約は完売し、握手会も無事に終わった。店員がくれた赤松の牧場の牛乳を飲みながら赤松達はしばらく休憩することにした

~きのこ里 葉純の家1階~

天海「…このままじゃ終われないっす」

王馬「そうだね…」

葉純「あ…あの、あまり無理しなくても…最初は難しいものですし…」

東条「…あなた?…王馬君?どうしたの、そんなに怖い顔をして…」

天海と王馬は東条が隣にいる手前、このままでは済ませられないという気持ちが湧き上がっていた

天海「すみません、もう一回やらせてください」

王馬「俺も。もう一回やらせて」

葉純「あ…は、はい!わかりました…」

↓1 天海達の製薬基本技術 40以上で成功

↓1 天海達のアクション(このまま、応用製薬を学んでも構いません)
↓2 赤松達のアクション(16時以降)

~休憩後 大市場~

赤松達は休憩した後に、せっかく市場に来たので何か見て行くことにした

赤松「世界の大市場になっただけあって色んなものが売ってるね…チーズ美味しそうだったな」

真宮寺「潜水艦まで売っているのは度を越している気はするけどネ」

百田「えーと…今まで見つけた目ぼしいものは…」

~目ぼしいもの~
大型手品道具 100M
機械道具大~小セット 500M
機械のコア 500M
芸術道具セット 50M

ゴン太「あとは星君へのお土産かな…?」

春川「…あそこに何か…」

茶柱「あれは…狐でしょうか?」

最原「…白い狐…」

春川達が見つけたのは、真っ白で結構大きな狐だった。首輪を嵌め檻に入れられていて、1mくらいある。ロシア語ではなく英語で表記もされていた

白銀「あっ…雌みたいだね」

~きのこ里 葉純の家 更に30分後~

葉純「あっ…実験成功ですね」

今度の実験は無事に成功し、なんとか簡単な虫除け剤を作ることが出来た

東条「あら…上手くいったのね。そろそろお腹が空くでしょうし、お菓子の仕上げをしてくるわ」

それを見ていた東条は安心したように再び台所に引っ込んでいった

天海「あの、葉純さん…このまま応用製薬技術を教えてもらえませんか?」

葉純「えっ…応用ですか…?構いませんけど結構難しいですよ?」

王馬「構わないよ。俺もやりたいし…時間がかかってもやりたい」

葉純「…わかりました、では本を持ってくるので…」

天海…「エビシオ、ランカ、ラックル…斬美さんが狐に戻ってもいいように見張っていてもらえませんか?」

エビシオ『了解』

ランカ達「くぅーん」    

そのあと葉純が応用技術用の本を抱え、更に複雑な実験道具を持ってくると早速講義が始まった

↓1 天海達の応用製薬技術 50以上で身につけることができます
↓2 赤松達のアクション

~大市場~

百田「ちょっと待て、まず何買うか決めてから狐見ようぜ」

話し合いで予算の関係から、茶柱が夢野へ大型手品道具、じゃんけんで真宮寺がアンジーへ芸術道具を買うことにし2人は一旦店に買いに行った

店主の男「おや…その狐が欲しいのかい?」

最原「あ、いえ…値段とかも全然わからないので…とりあえず見ているんですけど…」

店主の男「その雌ホッキャクギツネは、罠に掛かったところを譲ってもらったんだ。値段は200M、買って行くかい?」

赤松「200Mか…うーん…」

百田「買ってもいい値段だけどな…」

ホッキョクギツネ「…きゅう…きゅーん…」

~里 葉純の家 1時間後~

ボンッ!

葉純「…次からは洞窟でやりましょうか…」

天海「…すみません」

王馬「…知識はいいんだけど…いざ実践となると難しいね」

簡単な漢方薬を作ろうとして見事に試験官を四散させた天海達は立ち尽くしていた

東条「あら…あなた達、もう15時30分よ。少しこれを食べながら休憩していて。私が掃除するから」

東条はまた音に気づいたのか、手に焼き菓子と箒を持つと天海達に諭した

↓1 天海達のアクション
↓2 赤松達のアクション(狐を買うかどうかも)

天海「じゃあ掃除…お願いします」

東条「ええ、任せて頂戴」

天海達は東条の言葉に甘え、掃除を依頼して休憩することにした

葉純「…美味しいですね」サクサク 

天海「いつもこうやってお菓子を作ってくれるんですよ」

王馬「ママー!」ギュッ

東条「…ちょっと、王馬君…掃除がしにくいわ」

王馬「でももうほとんど終わってるじゃん。構ってよー」

天海「…ほとんど終わってるなら斬美さん、一緒にお茶しましょう」

東条「これを捨てたらそうするわ」

そして東条がガラスを捨ててひと段落ついたら、しばらく3人と葉純でお茶会をした

~大市場~

ゴン太「もしかしたらアモル君のお嫁さんにできるかもしれないね」

百田「アモルの嫁か…確かにアモルも異性の狐が欲しいかもしれないな」

春川「カルピンにもセレスがいるしね」

赤松「…よし、じゃあこの子を飼おう!」

店主「お、買うのかい。まいどあり!」

再び話し合いをした赤松達は、アモルの嫁候補にするべくこの白い雌狐を買うことにした

ホッキョクギツネ「きゅーん」スリスリ

真宮寺「…名前はどうするんだい?」

最原「名前…」

↓1 赤松達のアクション(狐の名前も指定)
↓2 天海達の夕方のアクション

↓1 再安価 天海達のアクション

白銀「アモルと似た感じがいいよね」

赤松「アモル…はラテン語だったよね?だったらこの子もラテン語で付けてあげようよ」

ホッキョクギツネ「きゅーん…」フサフサ 

最原「…この子、すごく毛が柔らかいね」モフモフ

真宮寺「…柔らかい…」ピコンッ

百田「お…?真宮寺、どうした?なんか思いついたような顔をして…」

真宮寺「…モルレ、はどうだい?ラテン語で柔らかいという意味だけど」

春川「…へえ、可愛い名前じゃん」

赤松「モルレ…いい名前だね!じゃあこの子はモルレにしよう!」

毛の柔らかい雌狐の名前はモルレに決まった

ゴン太「モルレさん、ゴン太達の家族になってくれるかな?」

モルレ「きゅーん」

茶柱「可愛いです…」モフモフ

百田「じゃあモルレのリードはゴン太に任せるぜ、動物だからな」

ゴン太「うん!任せてよ!」

最原「…じゃあそろそろ帰る?モルレもいるし…」

赤松「あっ、ちょっと待って…私楽器を見たいんだけど…そろそろピアノを触りたくて…」

茶柱「全然大丈夫ですよ!というより転子も赤松さんのピアノを聞きたいです!」

春川「…確かに、私も聞きたい」

真宮寺「…あそこに楽器売り場があるヨ…ほとんど売れてしまっているけど」

真宮寺の指差した方には先ほど少し見た、楽器売り場があった。とりあえずそこにモルレを連れて、寄ってみた

店員「あっ、お客さん。もうほとんど売れてしまったけど、最高級のものは残っているよ」

そこにはコアの木で作られたウクレレが残っていた

赤松「…ウクレレ…?」

春川「…ウクレレ…」

↓1 赤松達のアクション

最原「なんでウクレレが…?」

赤松「うーん…まあいいや、買っておこう。ウクレレなら弾けなくないかもしれないし…」

店員「100Mだよ。ついでにこの楽譜もあげるよ」

赤松はウクレレを買い、おまけに楽譜ももらった。その時はもう夕方だったので、とりあえず天海の家に戻ることにした。するとそこに真宮寺が何か紙を持ってきた

真宮寺「みんな、これを見てくれるかい?」

百田「なんだ…これ?出品?」

~オークション出品の募集(日本語表記)~
この大市場では経済の活性化のために、オークションを毎日開いています。ガラクタでも骨董品でもなんでも募集しています。ぜひあなたも出品してみてください。ガラクタだと思っていたものが案外お宝だったりするかも…?

~葉純の家~

天海「…そういえば、葉純さん。俺はそろそろ薬の材料を探しに薬草の森に行きたいんですけど…」

葉純「えっ…薬草の森に…?」

天海「危険なのは分かっています。…どうすれば行けるんですか?」

葉純は険しい顔をしていたが、注意するように天海に伝えた

葉純「…まず銃火器は絶対に使わないでください。狼達が怒ります。それからそこにある植物は口にしないでください、毒草の可能性があるので…。最後に…これを持って行ってください、動物や虫が嫌がります。ただ…襲ってくる可能性が0ではありませんから、銃火器でない武器は持っていてください」

葉純は何か袋を取り出した。変な香りがする匂い袋である

王馬「…ごぼうみたいな匂い…」

↓1 天海達のアクション

天海「わかりました。…あの、それから…斬美さんの後遺症を治すのに必要な材料を詳しく教えてくれませんか?」

葉純「必要なのは外見が真っ白なきのこ10本です。ただし…ドクツルタケと、とても間違いやすいものなんです。見分け方は、傘の裏が黒と白の半分になっているものが、必要なきのこです」

王馬「薬草とかはいらないの?」

葉純「薬草の方は大丈夫です」

天海「…ふむ…武器はボウガンとかナイフしかありませんが、それだけで大丈夫ですか?」

葉純「それだけあれば十分だと思いますよ。…あっ、念のため熊よけスプレーとかも持って行った方がいいかもしれませんね。激辛唐辛子の…」

葉純は薬品箱を持ってくると、真っ赤な液体の入ったスプレー缶を取り出した

王馬「そういえば、スタンガンは使ってもいいの?」

葉純「スタンガンは使ってもいいです。ただ…銃はダメですので、そこは守ってくださいね」

天海「わかりました」

王馬「おっけー」

再度葉純から念押しをされた天海達は、明日薬草の森に行くことにして、準備を始めた。するとそこにエビシオがやって来た

王馬「あれ、エビシオ?どうしたの」

エビシオ『…コレ…』ピラピラ 

天海「…これは…」

エビシオが足にくっつけていたくるくるとした紙を天海は取って開けてみた

天海「…養子縁組届け?」

↓1 天海達のアクション

王馬「天海ちゃん、なにそれ?」

天海「…養子縁組届けっす」

王馬「…俺たち誰かにその話したっけ?」

天海「してないっすね」

天海達は不思議に思って尋ねた

天海「エビシオ、この紙誰からもらってきたんですか?」

エビシオ『役所』

王馬「いや、それは分かってるよ。そうじゃなくて…」

エビシオ『…主人ノ、義理ノ父カラ』

天海「…俺の父さんから?」

エビシオ『主人ノ義理ノ父ハ、主人ト王馬ガ内縁関係ニアルノデハト感ジテイル。ソレヲ法律上ダケデモ解消シテ主人ト主人ノ主人ノ子供ニシタイ模様』

王馬「…つまり、俺と東条ちゃんが、東条ちゃんが天海ちゃんとして結婚してるにも関わらず、事実婚状態に見えるから形だけでも解消させたくて俺を天海ちゃんと東条ちゃんの子供にしたいってこと?」

エビシオ『肯定』

天海「…父さんが…」

エビシオ『印鑑モアル』ポンッ

エビシオの穴から象牙の印鑑が出て来た

↓1 天海達のアクション


天海「…つまり父さんは君を俺と斬美さんの子供にしたがっていると…」

王馬「あのさ、別にそれで面倒事が解消して東条ちゃんの立場が楽になるなら前も言った通り構わないけどさ、俺は東条ちゃんをママとしてじゃなく一人の女として見てるし、これからも抱いたり、生まれてくる子供を可愛がったりしたいよ。世間的に息子と母親が肉体関係にあって更に子供までいるってのは天海家としては構わない訳?」

エビシオ『エビシオニ言ワレテモ…』

王馬「だろうね。顧問弁護士とかそんなんじゃないし…」

天海「…一部何言ってるのかわかりませんでしたが…確かに母親と息子の間にまた息子がいるっていうのはまずい気はするっすね…」

王馬「まずいっつーか倫理的にやばいよね。義母と息子の子供って、光源氏じゃないんだから。…こう言うのもあれだけど…俺が天海ちゃんの兄弟になるってダメなの?」

天海「…君が俺ん家の養子になるってわけですか…まあ斬美さんと母子関係になるよりはマシな気するっすね」

エビシオ『…チョット聞イテクル…』

エビシオは変形してロケット型になると、一気に加速して2階の窓から流れ星のように出て行った

天海「…変形…」

王馬「なに今の…?」

↓1 天海の父からの返事、55以上で王馬が天海家の養子になるのを許される

コンマの結果は成功です。一応天海家の養子になることはできます。ただ無理になる必要はありません

↓1 天海達のアクション(少重要)

~20分後~

ビュ-ンツ

エビシオ『…タダイマ…返事…コレ…』

天海「ありがとうございます。…どれどれ…」

~天海の父からの手紙~
本音を言えば、蘭太郎の養子に入って欲しいというところなんだよ。天海家の養子でも一応大丈夫だが…妹達や執事達が凄くうるさいのでね。ただ、父さんからは何か言うつもりはないよ。…ゆっくりでいいから、きちんと法的処置をして欲しい、返事はすぐに寄越さなくても構わないよ

天海「…とりあえず簡単な返事だけ書きますか…どうせ俺か俺の家に養子に入ることなんてすぐに決められるはずがないんで…」

王馬「そうだね。…ただ、俺はさっきも言ったけど、東条ちゃんや子供を愛して守りながら育てたいよ。…これは本気だからね、譲る気はないよ」

天海「その言葉そっくりそのまま返しますよ。…ただ、俺たちなりのやり方で幸せになれる方法はあると思うんで、きちんと探していきましょう」

天海達は養子縁組は据え置きにすることにした

天海「…そういえば、斬美さん…上がって来ませんね…」

王馬「…エビシオちゃん、東条ちゃんは?」

エビシオ『…見テクル…』

準備や話に集中しすぎていて、東条が上がって来ていないことに天海達は気づいていなかった。ようやく気づくと、エビシオが1階に行って様子を見に行った

~5分後~

エビシオ『…』モチアゲ

王馬「東条ちゃん…」ナデナデ

東条「きゅー」

天海「ああ…やっぱり…」

案の定狐に変化していた東条はエビシオに持ち上げられて来た。どうやら天海達がいない間に穴掘りタイムを楽しんでいたらしい。爪の間に土が詰まっていた

↓1 天海達のアクション
↓2 赤松達の夕方以降のアクション

王馬「東条ちゃん、手を汚しちゃったの?」

東条「きゅー…」

天海「…折角だし手洗いを教えましょうかね」

狐東条に手洗いを教えてあげるために、天海が東条を持ち上げると、風呂場に連れて行き、王馬がハンドソープを持ち出した

天海「…斬美さん、手を洗いますよ」ジャ-

東条「きゅー?きゅー」ゴシゴシ

天海が手を洗う真似をすると、東条もそれを真似て水に手を突っ込んで洗い始めた

王馬「お、偉いねー。じゃあ泡つけて爪を洗おうか…こうして…」

東条「きゅっ…」

天海「っと…こうやるんですよ」

王馬がそこにハンドソープを垂らして手を取った。すると天海も反対側から東条の手を取って爪の間を1枚洗った。そうやって手取り足取り教えてあげると、東条に自分で洗うように促した

東条「…きゅっ、きゅっ、きゅー」ゴシゴシゴシ

物分かりがいいのか東条は綺麗に爪を洗った

天海「…よし、お利口ですね、斬美さん」

王馬「ちゃんとできたねー」ナデナデ

東条「きゅー」スリスリ

きちんとできたご褒美に、部屋まで戻ると東条の尻尾や耳を撫でて褒めてあげたが、天海はそれとは別に何か考え事をしていた

天海「…このまま別の躾もしますか…」

王馬「別の躾?」

天海「…狩りや砂掘りがしたい時はちゃんと報告させる躾です」

王馬「ああ…でもそれって難しくない?」

天海「…とりあえずやってみる程度です。怯えたら元も子もないのでソフトな感じで…」

天海達は言葉を中心にして、以前のように怯えることがないように躾けることにした

天海「斬美さん」

東条「きゅー?」


↓1 コンマ55以上で、狐東条が狩りや砂遊びがしたい時に報告するようになります

天海「斬美さん、狩りや穴掘りは好きですか?」

東条「きゅーん」フリフリ

天海「…そうですか、好きなんですね?」

東条「きゅー」

天海「…でも、好きだからって穴掘りや狩りに俺たちがいない間に行ってしまうと、俺たち凄く心配するんですよ」

東条「…きゅー?」

王馬「…なるほど…東条ちゃん、穴掘りしたい時や狩りがしたい時は…俺たちに必ず報告してね。…こんな風に」カリカリ

天海の意図がわかった王馬は、東条に分かりやすいように、報告する時は爪で床をカリカリするように言った

東条「きゅ…きゅっ」カリカリ

天海「…そうそう、そんな風に…じゃあ斬美さん、何か行動を取りたい時は必ず俺たちに報告してください」

東条「きゅーん」カリカリ

東条は天海達の言うことを理解したように頷くとカリカリとして尻尾を振った

王馬「へえ…お風呂の時は暴れてたけど…今日は気分がいいのかな?」

天海「あの時は急に叩いてしまったからびっくりしたんすよ。…それよりご褒美あげなくちゃ…斬美さん、これを…」

東条「…!」バッ

天海が手のひらに果汁を垂らすと、すぐさま東条が寄ってきて、天海の手を舐めあげた

東条「きゅ~」

そして蕩けた顔で天海に向かってにっこりと微笑んで頬を擦りつけ、甘い鳴き声を上げた

天海「…」

王馬「…」

↓1 この後の天海達のアクション

天海「…可愛い…」ナデナデ

東条「きゅー…きゅ~」

王馬「ここ、撫でられるの好き?」

東条「きゅ~ん」

天海達は胸の奥に湧き上がってきた、黒い欲望を自制しつつ東条を撫でて、甘やかした

王馬「…にしし、じゃあ次は…俺と遊ぼっか!それっ」ポイッ

東条「…!きゅー!」バッ

天海「あっ…!」

天海の腕の中にいた東条を見て、王馬は擬似うさぎを投げて気を惹いた。そのままうさぎに付いていた棒を振ると、東条はそれを追いかけるのに夢中になった

天海「…」

王馬「…にしし」

東条「きゅー!きゅー」ベシベシ

王馬が見せつけるように東条と戯れるので、対抗心を燃やした天海が果汁を差し出した

天海「…斬美さん、果汁もっといりませんか?」タラ-  

東条「きゅ…?きゅーん!きゅー」ダッ

王馬「っと…」

それに気づいた東条はまるでシャトルランをしているかのように、天海と王馬を行ったり来たりしてそれぞれに甘えたり舐めたりしていた

↓1 コンマ30以上で東条の怯え度が0、29以下なら15になります
↓2 天海達のアクション

~大市場~

百田「へえ…面白そうだな!しかも資金も貯められそうだし…よし、屋敷にいるやつらを集めて会議しようぜ!」

春川「会議…?」

百田「おう!みんなで何を出品するかとか話し合うんだ、とにかく急いで帰ろうぜ!」

最原「わわっ…!」

茶柱「あっ、ちょっ…解斗さん!」

帰り道を歩いていたメンバーは、百田に急かされるように走って天海邸に向かった

~屋敷 夕食会議~

ダイニングルームでは真宮寺の希望でアジの煮物を食べながら、早速会議が開かれていた

アンジー「なるなるー、オーディションかー」

星「…オーディションじゃなくてオークションだ」

夢野「んあ…紛らわしいのう」

白銀「まあ地味に似てるからね…」

百田「とにかくだ!明日はそのオークション会場に全員で出品物を持ち寄って、行こうってわけだ」

アンジー「じゃあアンジーは神った作品をオーディションに出してみようかなー」

茶柱「オークションですよ!でもアンジーさんあの感じなら凄くいい値がつきそうですね」

入間「でもオレ様売る物何もねーぞ?グラビアでも出すか?」

最原「…入間さんのグラビア…あっ、そうじゃなくて…売る物がないんだったら、この家には芸術作品とか、骨董品とかたくさんあるから許可がもらえたら売ってみたらいいんじゃないかな?」

春川「…そういえば訳のわからない民族の衣装とか、訳のわからない壺とかアンティーク時計とか人形とかあったね」

百田「お…それ売れそうでいいな!じゃあ天海の親父に相談してみるか!」

というわけで天海家にある、芸術作品や価値が不明な雑貨品や骨董品を売っても良いか天海の父に相談することにした


↓1 コンマ40以上で貯蔵庫にあるものを売る許可がもらえます。39以下だと3つ売るものをもらえます

~書斎の前~

百田ではあれなので、最原が交渉に行くことにした

コンコン

執事「おや、どうされましたか?」

最原「あの、天海君のお父さんにお話ししたいことがあるんですが…」

執事「旦那様にですか?では私がお伺いしますよ」

最原「あっ、そうですか…では…」

最原は天海家にあるものを少しオークションに出品したい旨を伝えた

執事「かしこまりました。お伺いしてきます」

~10分後~

執事「大丈夫だそうですよ。貯蔵庫にあるものならオークションに出しても構わないそうです」

最原「ありがとうございます」

~ダイニングルーム~

最原「貯蔵庫にあるものだったらオークションに出しても構わないらしいよ」

百田「お、そうか…ありがとうな、終一」

入間「自分が交渉に行けなかったからって拗ねてやがるぜ、このすね毛ボーボー野郎」

夢野「子供みたいじゃのう…」

白銀「地味に夢野さんにだけは言われたくない台詞じゃ…」

茶柱「ま、まあ…元気出してください。とりあえず何を出品するかとか、貯蔵庫のこととかを話しましょう」

↓1 赤松達のアクション(貯蔵庫に何があるか探してみる、など)

~天海達の部屋~

天海「斬美さん…」ギュウ

東条「きゅー」ペロペロ 

王馬「…ちょっと、天海ちゃん。もう30分も独り占めしてるよね?」

天海「…そうっすね、俺の愛妻があんまりに可愛いものなんで」

東条「きゅー?きゅー」

東条は天海と王馬を平等に行ったり来たりしていたので、それぞれに甘える時間が短かった。それに業を煮やした天海が東条を捕まえると、そのまま抱きしめて離さなかった。すると東条は抱きしめられたまま天海の首を舐めたり、キスをしたりしてべったりと甘え始めた

天海「…んっ…」

東条「きゅん…」チュッ

何度もキスをしたおかげで天海の棒は硬くなり、先の方から雄の匂いを漂わせていた。ここ最近ずっと生殺し状態だった天海のその匂いはいつもより濃かった。それに気づいたのか東条は鼻をすんすんと動かすと、天海の下着に顔を近づけた

天海「っ…!斬美さ…!」バッ

東条「きゅっ!?」

王馬「…あーあ、そりゃ我慢できないよね」ボソッ  

その様子に耐えきれなくなった天海が東条をベッドに押し倒した。天海は思わず硬い肉棒を東条に押し付けて、手首を押さえつけていた

東条「…きゅ…」ブルブル

天海「あっ…」

だが東条は怯えて縮こまってしまった。天海はそれで我に帰ると、抱きしめて東条に謝った

天海「…ごめんなさい、怖かったですよね」ギュウ  

東条「…」スリスリ

東条はしばらく様子を見るように尻尾を揺らしていたが、天海が優しいままだったのでまた甘え出した

天海「っ…ふっ…!」

王馬「天海ちゃん、なんか凄い顔になってるよ」

天海は東条の仕草を全身で感じながら、自分で自分を扱いた。我慢しすぎたのか顔は真っ赤になっていたので王馬に指摘された

ビュルルルッ

天海「…ふ…」

東条「…きゅー?」スンスン
 
天海はそのままパンツに出してしまったので、後で洗わないといけないと考えながら少し脱力した。すると東条がまた天海の下着に顔を近づけた。先ほどより匂いが強くなったので気になるらしい。そしてパンツを甘噛みして引っ張り始めた

天海「あっ…!」

東条「きゅー」クワエ

パンツを奪った東条は天海に取られないように少し離れると、そのままパンツに甘え始めた

王馬「…東条ちゃんはパンツが好きなのかな?」

天海「…」

可愛らしい仕草だったが、王馬は少し嫉妬心が湧き始めていた。天海の方はというと、丸出しにしながら東条を眺めていた

↓1 天海達のアクション

↓1 狐東条のr判定 40以上だと挿入までできません

東条「きゅー」ゴロゴロ

王馬はパンツに戯れる東条に近づいて、優しく尋ねて誘った

王馬「…東条ちゃん、俺のパンツも欲しい?」

東条「きゅー?きゅーん」

王馬「よしよし…」ナデナデ

天海「…」

それに気づいた東条は、パンツを置くと王馬の方に寄って行った。王馬は東条を片手で優しく撫でて可愛がっていたがもう片方の手は東条の服に掛かっていた

東条「きゅーん…」スリスリ

王馬「…可愛い、東条ちゃん」シュルシュル

東条「…きゅっ…!」

自分に寄りかかって甘える東条の服を、王馬はさりげなく脱がして、尻尾の付け根を軽く叩いた。尻尾はよほど敏感なのか、触るとビクビクと全身を震わせ、面白いくらいに東条は反応していた

天海「…あっ…」

東条「きゅっ…きゅーん…きゅー…!」

王馬「んっ…む…」

手際良く王馬は東条の衣服を剥ぎ取ると、妊娠してかなりふくよかになった乳房を揉んだり、大きくなった尻や尻尾を弄った。東条はだんだん興奮して尻尾を膨らませて高い声で鳴き始めた

王馬「…っふ…ほら、東条ちゃん、パンツだよ」

東条「きゅうう…」ハムッ  

天海「…!」

王馬「…にししっ…」クチュクチュ

東条「きゅっ…!」

王馬は先ほどの仕返しだと言わんばかりに東条の後ろ側に回ると、首筋や耳を舐めて秘部に手を這わせた。天海の耳をクチュクチュという厭らしい音が犯し、視界には王馬のパンツを咥えて征服されたような東条が移っていた

天海「…」ガバッ

東条「きゅーん…!」バッ

王馬「…おっと…」

天海「あっ…」

堪らず天海は東条に飛びつこうとし、東条は王馬を振り落とすと少し飛び跳ねた。天海はまた怯えさせてしまったかと思い、顔を青ざめさせたがそうではなかった

東条「…きゅー…きゅーん…」フリフリ

東条は2人を見つめると、四つん這いの状態で腰を高く上げて尻尾を震えさせて、求愛のポーズを取りながら高く鳴いた


↓1 天海達のアクション(優しくしてあげると狐東条の行為に対する嫌悪感が薄くなります)

気が強い女はアナルがどーのこーの
質問だけど東条今妊娠5ヶ月ぐらいらしいけど妊娠薬の効果はなくなったの?このまま5ヶ月後には産まれちゃうなら色々準備必要だよな
家建てても終わらず他のカップルの子供も含めて子育て編始まって欲しい

投下は少し遅くなりますが気長にお待ちください。
>>870 薬の効果は切れてしまっているのでこのまま産むなら準備が必要ですね。ちなみに家を建てても日常編をしてから完結するつもりです

天海「…」ブチッ 
 
王馬「あっ、ちょっ…天海ちゃん!」


東条「きゅー…?きゅっ…!」

東条の誘うような仕草を見た天海は辛うじて保とうとしていた理性が吹き飛び、張り裂けんばかりに肉棒を怒張させると、四つん這いになっていた東条を背後から抱きしめた

ズチュンッ

東条「きゅっ…!?きゅーん…!」

天海「…はっ…あっ…斬美さん…!」

パンッパンッ…

王馬「…天海ちゃん!もっと優しくしてあげないと嫌われるよ!」

天海は東条に欲望を叩きつけるように、挿入すると腰を動かし始めた。その様子を見ていた王馬が顔をしかめて忠告するように叫んだ

天海「あっ…」

東条「きゅ…きゅーん…」

天海「…っ…ごめんなさい…斬美さん」

ヌチュ…

天海はそれを聞いてハッと正気に戻ると、顔を青くして東条に謝りながら堪えるように先端から汁を垂らしているペニスを引き抜いた

東条「…きゅっ…きゅーん」スンスン  

天海「斬美さん…?」

東条「きゅー」ペロペロ

天海「あっ…」

すると東条はより強くなった雄の匂いを感じ取ったのか天海の身体を押し倒して顔を押し付けると、全身を舐め始めた

天海「んっ…斬美さん…」

東条「きゅ~ん…」

天海は狐の東条からの愛情を感じて多幸感に包まれていた。東条の頭を抱きしめて、その耳を撫でたり首筋にキスをしたりして、自分からも愛情を伝えた

東条「きゅ…きゅっ!?」

天海「…!どうしましたか…!?」

突然東条の声が一際高くなったので天海は驚いて声を掛けた

王馬「…我慢できなくなっちゃった」

クチュクチュ

東条「きゅっ…!」

天海「あ…」

見ると王馬が、東条が無防備に突き出していた下半身に抱きつき、指を蜜壺に沈めていた。それをバラバラに動かしてみると水音が聞こえ、尻尾がピンと立って細かく震え始めた。そして東条は更に甘い声を上げて悦んでいるのか天海に激しく頬を擦りつけた

王馬「…興奮してるんだね、東条ちゃん…もっと気持ちよくしてあげる」

東条「きゅう…きゅううう…!」

天海「…斬美さん…」

天海は今すぐにでも東条を押し倒して犯したかったが、王馬や東条にのしかかられていたのと、なけなしの理性が本能を抑え耐えた。だがせめて自分も東条を興奮させたかったので乳首や耳を優しく噛んで王馬に対抗した

王馬「…んっ…トロットロ…じゃあこっちも…そろそろ開発しちゃおうかな」

東条「きゅー…?」

ツプッ…

東条「きゅっ…!?きゅうううう!」

王馬は十分に東条を興奮させ頃合いをみて、蜜壺を弄って濡れた手を上にずらし、尻尾の真下あたりにあった東条のもう1つの穴に人差し指を軽く挿れた。途端に東条が悲鳴を上げて、痛がり悶え出した

天海「…何やってるんすか!?」

王馬「ん、開発だよ。ここの…やっぱりすごいキツイ」クチュクチュ

言いながらも王馬は蜜壺への愛撫も忘れてはいなかった。尻穴への痛みを和らげてあげるために陰核や尻尾を刺激して強い快感を与えてやった

王馬「初めてだから痛いよね?ごめんね、でもすぐに気持ちよくなるよ」

東条「きゅ…きゅーん…きゅー」

天海「…くっ…ふ…」

東条「きゅう…きゅっ…きゅー…きゅーん!」

王馬「…ふー…」ツプッツプッ

王馬は慎重に東条の尻穴へ1本の指でのピストンと蜜壺への愛撫を繰り返した。無理をさせず、自分だけが気持ちよくならないように嗜虐心は封印してひたすら開発を続けた。それが功を成したのか初めは東条は痛がっていたが、だんだんと声に快楽の色が混ざり始めた

東条「きゅーん…きゅー…」

王馬「…結構解れてきたね、気持ちいい?東条ちゃん」

東条「きゅっ…!」
 
気がつけば2本の指が尻穴を弄んでいたのを王馬が一旦やめて、その入り口をひと舐めすると東条の身体が跳ね上がった。かなり敏感らしく、舐められた瞬間軽く絶頂すると下の方の穴から液が足を伝って天海の身体に垂れた

王馬「…うん、凄く良いみたいだね」

東条「きゅーん…きゅ…きゅー…っ!」バタッ

王馬「…!」

天海「…俺がいたこと忘れていたような顔ですね」

突然東条が倒れこんだので王馬が驚いていると、天海が東条の腕を引いて自分の体の上で抱きしめていた。目は嫉妬の色を宿している。そして天海はペニスを秘部に押し当てると東条に尋ねた

天海「…斬美さん、もっと気持ちよくなりたいですか?」

東条「きゅ…?きゅーん…」

王馬「…」

東条はもぞもぞと足を擦り合わせて肯定するように鳴いた。天海はそれを見てにっこりと微笑むと、東条を自分に馬乗りになるような体勢にさせて別の男の指に犯されていた場所に、腰を突き上げた

東条「…!きゅっ…!」

天海「…ふっ…熱い…」

強烈な快感に襲われた東条は悶絶しているのか尻を突き出して尻尾を先ほどよりもピンと立たせてブルブルと震わせていた。天海はその様子にますます興奮して硬くし、東条の膣壁を抉るように、しかし優しく腰を上下に動かし始めた

王馬「…東条ちゃん…」ブチュッ

東条「きゅ…!?…きゅううう!きゅー!」

天海「斬美さん…!痛かったんですか…?…ん…?」

王馬「…あは…東条ちゃんのこっちの初めて…もらっちゃった」

王馬も東条の扇情的な様子に耐え切れなかったのか、高く突き上げられている尻に向かって蜜やカウパーを付けて滑りを良くさせた肉棒の先端を軽く挿入していた。あまりにも激しい締め付けに痛さを感じているのか王馬も苦悶の表情を浮かべている。それでも初めてを刻むことができて満足そうでもあった

天海「…っ…!」

東条「きゅう…きゅー…!」

王馬「ごめんね、やっぱりこれは痛いよね。…でも優しくするから」

指を2本入れて解したとはいえ、やはり倍以上の太さのある肉棒を挿入するのは訳が違うようで、東条は快楽ではなく痛みから鳴き声を発していた。痛い、というように尻尾も左右に激しく振っていた

天海「…斬美さん、痛いんですね?…俺が君を楽にさせてあげますから」

天海はもう一つの初めてを奪われた悔しさもあったが、それ以上に東条が痛がっているのが可哀想になり、楽にさせてあげようと首筋や鎖骨、耳を舐めたり甘噛みしながら今まで以上に優しくツボを突いて上げた

東条「きゅう…きゅっ…!きゅーーーん…!」

王馬「…すぐ気持ち良くしてあげる。安心して、東条ちゃん」

王馬も負けてられないと感じ、痛覚よりも快感を強くさせてあげるために、決して激しくならないようにピストン運動を開始した

グチュッ…パンッパンッ

ブチュッブチュッ…

東条「きゅ…きゅうう…!きゅーん…きゅーん!」

天海達は乱暴にしてしまいたいのを必死に耐えていた。東条はバラバラの動きで与えられる快感や痛覚に見たことがないほど悶絶していた。涙を流して天海にしがみつきながら犯され、尻を高く突き上げて尻尾を千切れそうなほど激しく振りながら王馬に犯される東条の姿はあまりにも淫らで嗜虐心を煽るものだった

王馬「…っ…キッツ…!」

王馬は興奮して、ただえさえ狭くて締め付けがきつい東条の中で肉棒をより怒張させてしまった。それで思わず痛くて東条に突き刺すように動いてしまう

東条「きゅう…!?」

天海「んっ…!」

その瞬間東条の様子が変わった。痛みに苦しんで青くなっていた表情が真っ赤になった。そして激しく痙攣して2人を締め付けると天海の上に倒れこみかけた

王馬「…っ…東条ちゃん…?」

東条「きゅ…きゅー…」

息を荒らげ、虚ろな目になっている東条を見て王馬は何かを察したのか、先ほどの場所を今度は軽く突いてみた

東条「きゅううう…!きゅーーん…きゅーーーん!」

王馬「…ここがいいんだね…んっ…!」

天海「…くっ…っ…!」

深い絶頂を繰り返す東条を2人で支えながら、天海と王馬はそれぞれ最大限に東条を気遣って攻め続けた。そうしているうちに段々と天海と王馬の体の底が熱くなり、ブルブルと震えだした

東条「きゅーん…!きゅー…きゅうう!」

王馬「もう…無理…出る…っ!」

天海「っ~~~~!」

ビュルルルルッ ビュルルルッ!

東条「…!きゅーーーん…!きゅーん…!きゅっ…きゅうううう…きゅーん!」

東条は2人分の精を受け止めると、白い背中と尻尾を弓なりに反らし耳を立て、何かを訴えかけるような悲鳴のような嬌声を上げて布団にお腹を守るようにして背中から倒れた

東条「きゅー…きゅーん…」

↓1 天海達のアクション

更新遅くてすみません

↓1 40以上で東条が抑制剤を打つ前に眠ってしまう
↓2 天海達のアクション(↑1が39以下だった場合は無視してください)

天海「斬美さん…無理させてすみません」ギュッ

東条「きゅー…」

王馬「最初は痛かったよね、ごめんね」ナデナデ

天海達は倒れこんだ東条を抱きしめたり撫でたりして、怯えないように優しく振る舞った

王馬「…」サスサス

東条「きゅっ…!」

天海「大丈夫ですよ。何もしませんから…んっ…」

東条「…きゅっ…ん…」

王馬はお腹を撫でたり、天海は果汁を口に含むとキスをして与えたりした。東条はそれに応えるように耳を王馬に擦りつけたり、天海の口内を舐めたりして果汁と唾液を飲み込んだ

東条「……きゅー…」コクコク

王馬「…もう眠い?」

やがて天海と王馬の腕の中に収まった東条は、落ち着き、眠くなったのか船を漕ぎ始めた
 
天海「…」ムラッ

眠気まなこで顔を蕩けさせたまま、服をはだけて眠りかけている東条を見て情欲が湧いてきたが、天海はそれを制して今は寝かせてあげることにした。段々と東条の瞼が落ちてくるとそのまま眠ってしまった

王馬「…可愛い。気持ち良くなってみてくれたみたいだね。…あっちの東条ちゃんの声も聞きたかったけど」

天海「…斬美さん…」

王馬「…天海ちゃん?何して…」

天海は我慢しきれなかったのか、眠っている東条を眺めながらまた硬直したそれを自分で扱いた。今度は自分が尻で啼かせてみようと妄想をしながら慰め、数秒して自分の妻の顔にぶっ掛けた

東条「…きゅ…」ベチャッ 

王馬「…」

東条は掛かった瞬間耳を動かしていたが、大して気にならなかったのか再び寝息を立てて寝始めた。精液が顔に掛かったままである。気がつけばそれに欲情した王馬も天海と同じように妄想を頭の中で繰り広げながら東条の膨れたお腹にぶち撒けていた

~10分後~

東条「…」zzz

天海「…汚れちゃいましたね…」

王馬「…洗ってあげないと」

しばらくして賢者モードに入った天海達は東条を抱っこして、起こさないように風呂場に連れて行った

~風呂場~

ゴシゴシ

東条「きゅー…」zzz

王馬「よしよし…」カシャカシャ 

天海「…お尻…」ボソッ

天海が思い切り王馬を睨みつけたので、王馬は東条の髪を、体は天海が洗うことにした。王馬は東条の身体を見て改めて自分の身体を刻み付けることができて満足し、天海は尻を洗う際に、次は必ず自分が可愛がってあげようと決意した。そして自分達も洗い終わった後は明日に備えて就寝することにした

~屋敷 貯蔵庫~

百田「結構広いんだな…ワインなんかもあるぞ」

赤松「あ、これ…天海君が買ったのかな?」

屋敷の貯蔵庫には、使っていない絹張り椅子や、彫刻や壁掛け時計などの高級家具やワイン、蜂蜜酒などの酒類、そして謎の民族衣裳や道具などが整理されて置いてあった

アンジー「あー、トーテムポールだねー!神ってるー!」

↓1 赤松達の探索判定 70以下で目ぼしいものが3つ見つかる。失敗すると変なものが見つかります

春川「…なにこれ…?」

赤松「革の本…?でも変な革だね」

茶柱「不思議な木の仮面ですね…」

百田「…な、なんか不気味だな…」

夢野「んあっ…?この謎の筒に入っている謎の手は…?」

真宮寺「それは猿の手だネ…」

キーボ「あっ、化石もありますね…」

星「…ここは博物館かなんかか?」

ゴン太「ケンタウルスオオカブトさんの標本だ…」

入間「…すげえ太くて黒くて立派なツノ…!」

最原「あ、これは良さそうじゃない?」

白銀「綺麗な壺…」

アンジー「解斗ー!この人形可愛いよー!」

百田「ぎゃああああああ!?」

~1時間後~

てんやわんやで好き勝手に探していたが、目ぼしいものは見つけることができた

最原「えっと…絵画と、陶磁の壺と…レコード型オルゴール…」

赤松「結構高そう…これは期待値が高いね!」

茶柱「解斗さん!ただの藁人形ですよ!しっかりしてください!」

真宮寺「気絶しているようだネ」

春川「…そういえば、もう結構時間経ったんじゃない?」

↓1 屋敷組今後の夜、または朝のアクション
↓2 天海達の朝のアクション

白銀「地味にカオスなことになってるけど…とりあえず何を出品するか決めない?」

キーボ「それがいいと思います。もう夜遅いですし…」

星「ああ…そうだな」

~20分後~

藁人形で気絶した百田の介抱は茶柱に任せ、他のメンバーはオークションに出品するものを決めようとしたが結局まとまらなかった

アンジー「神様は明日また話し合ったらいいって言ってるよー」

最原「そうだね…話まとまりそうにないし…百田君大変そうだし…」

赤松「大丈夫かな…?」

茶柱「あっ…多分大丈夫なので…みなさんとりあえず解散しましょう。解斗さんは連れて帰るので…」

春川「…じゃあ解散」

春川の一言で解散したメンバーは風呂に行ったりペットの世話をしに行ったりした。その中でも真宮寺は、自分の部屋に戻った入間をこそこそと追いかけていた

真宮寺「…姉さん、そんなに入間さんの様子が見たいのかい?」

真宮寺姉「ええ。他の人たちも気になりますが…あの子の様子が見たいんです」

真宮寺「…そう…分かったヨ」

カチャ…ギ- 

入間「ふぁー…こいつはあとAIだけってトビウオ狐メイドは言ってたし…エビシオはサポート中だし…新しいライトとかビーム銃を開発しようと思ったけど材料ねえし…モシオ、お前だけが癒しだぜ」

モシオ『あぅ…』

入間「お、ちょっと人間っぽい声出てるな。赤ん坊のときの言語教育は大事だって番組で聞いたことがあるが…ロボもそれは一緒なのか」

真宮寺は不躾とは分かっていたが最愛の姉が入間の様子を見たいというので渋々部屋のドアを開けてこっそりと覗き見していた

↓1 入間達のアクション

入間「…ん?そこにいるのはどこの雑魚だ?」

真宮寺「…!」

入間が視線を感じたのかキョロキョロと部屋を見回すと、ドアが少し開いているのに気づいて声をかけてきた。真宮寺はどうするか迷ったが、正直に姿を現わすことにした

ガチャッ

真宮寺「…入間さん、不躾な真似をしてごめんネ。ただ姉さんが君と交流したがっていたんだ」

入間「あー?なんだ、ナメクジ野郎か…えっ、あのお姉さんがか?」

真宮寺姉「…ごめんなさいね。ただ様子を伺ってみたくて…よかったらお話しとかもしたかったの」

入間「うおっ!?…どういう仕組みなんだ…?…まあいいか…モシオの世話ついでになら話してやるぜ」

真宮寺「…ありがとう」

真宮寺は入間に話しても良さそうだと感じたのか、自分の姉について詳しく話した。入間は意味不明であったがなんとなくは事情が分かったのである提案をした

入間「そんな面倒くさいことになってんなら、肉体を持って呼び戻したらどうだ?」

真宮寺姉「肉体を…?でも私は…」

入間「正確にはお姉さんにクリソツな義体を大天才のオレ様が作り、ナメクジのお姉さんが顕現してる間の脳波をお姉さんの人格を義体に写し代えるって感じだな」

真宮寺「…そんなことができるのかい?」

入間「おう!機材もパーツも少ないから今すぐは無理だがこのオレ様にできねー事はねぇからな!」

真宮寺姉「…入間さん…」

真宮寺「…ありがとう、入間さん」

真宮寺姉弟は入間なりの気遣いに感動し、改めて評価していた。そして脳内で会議することにし、入間の提案に乗るかを考えることにした

~朝5時半 葉純の家 2階 ~

チュンチュン

王馬「…ん…朝か…」

王馬は起きると陽射しを浴びて背伸びをし、辺りを眠気まなこで見回した

天海「…ん…」zzz

東条「きゅっ…きゅーん…」

王馬「…東条ちゃん?」

王馬が天海達の方を見てみると、東条が天海の尻尾を自分の尻尾の下あたりに突っ込んで1人遊びしていた。昨日よほど突かれた場所が気持ちが良かったらしく、同じ場所を天海の尻尾を使って解していた。王馬が数分凝視していると、東条は満足したのか丸くなって眠り始めた

王馬「…」

~10分後~

しばらくすると天海も起きて、3人で身繕いをすることにした

天海「ん…じゃあ朝のトレーニングでもしますか…危険なとこに行く訳ですし…」

東条「きゅー」

王馬「…そだね…」

エビシオ『…』ジ-

天海「あっ、エビシオ…トレーニング手伝ってもらえますか?」

エビシオ『…了解』

↓1 朝のトレーニング(1時間)東条の狩りスキル 35以上で8上昇 (現在75)

~庭~

王馬「セットできたよー」

天海「…今回はちょっとキツめっすけど、頑張ってください、斬美さん」

東条「きゅー」

天海達は訓練用の道具を組み合わせて、以前よりも更に難しいトレーニングにした

エビシオ『…デハ…トレーニング開始』バッ

東条「きゅーん!」シュバババ

王馬「…速っ…!」

天海「…なんか狐の動きじゃない気が…」

~1時間後~

東条「きゅーん」ガジガジ

エビシオ『…トレーニングニヨリ主人ノ狩リ技能ガ更ニ上昇シタノヲ確認』

東条の動きはとても身重の女の動きではなかった。というより人外じみている

王馬「…東条ちゃん…頑張ったね」ナデナデ

天海「…櫛で毛を整えてあげますね」

東条「きゅ~」

なんにせよ東条のトレーニングは成功したので、天海達はご褒美にグルーミングをしてあげた

↓1 この後の天海達のアクション
↓2 朝の屋敷組のアクション

出品物を持ってオークションに参加しに行く
荷物が多かったら屋敷で足を貸してもらう

このキルミー今なら熊や虎レベルなら一撃で屠れるな...
ちなみにエビ塩は東条が狐に戻ってからも3p含め情事は全部録画してるんすかね

天海「じゃあ朝食を摂って、薬草の森に行きますか」

王馬「そうだね、東条ちゃん。朝ごはんにしようか?」

東条「きゅー」

~葉純の家 1階~

東条「きゅーん」モキュモキュ

アザミ「あっ、おはようございます。朝からトレーニングなんて精が出ますね。早速森に行くんですか?」

天海「はい、そうです。…とりあえずこれだけ準備しましたけど…」

天海はボウガンと短剣、王馬はスタンガンと手斧、スライム弾、共通で唐辛子スプレーと動物笛、そしてこの里の者である証の装身具もしっかりと見えるように装備していた

アザミ「それだけあれば…100%とは言えませんけど大丈夫だと思いますよ。…あっ、そう言えば…帰ってきたらお見せしたい薬があるんですが…」

王馬「へえ…どんな薬なの?

アザミ「静音薬弾と言って…簡単に言えば周りに自分たちの音が聞こえないようにするものです。…そう言えば、昨夜はお楽しみみたいでしたね?」

天海「…き、聞こえてたんですか?」

アザミ「…ふふ…」

どうやら昨晩のことが下にも聞こえていたら
しい。アザミは意味深な笑顔を浮かべていた。天海達は若干顔を赤くしながら朝食をかきこみ、急いで薬草の森に出発した

~薬草の森~

エビシオ『…到着』

東条「きゅー…」

王馬「…なんか凄い森だね」

天海「…随分大きいシダ植物ですね…」

薬草の森はまるで古代の原生林のような森だった。1mを超えるシダ植物や、縄文杉のような巨大なブナの木、色とりどりの怪しい植物、そして向こうに虎がいるのが見える。噂通りかなり危険そうだった

天海「…気をつけて行きましょう」

天海達は武器を構え、しっかりと東条のリードを握ると森に入って行った

~森の中~

森に入ると、早速天海達は洗礼を受けた

エビシオ『…危険…』バリア

熊「…クマアアア!」

王馬「…!いきなり…!」

天海「っ…」ボウカンカマエ

東条「…きゅーん…!」

↓1 東条の狩り判定 83以下で熊を仕留められる また、失敗しても90以下なら天海のボウガンで追い払えます
↓2 天海達の幸運判定 76(-50)以下で成功、キノコを見つけられます
(>>897 エビシオは録画してます。ちなみにエビシオがいるので致命傷は負いません。ただし骨折くらいは喰らいます)

王馬「東条ちゃん!無理しちゃダメだよ!」

熊「クマアアアアアアアアア!」

東条「きゅうう…きゅーーん!」バッ

天海「くっ…!」ガチャッ

天海が熊に向けてボウガンの矢を放つと、熊は一瞬怯んだ。するとその瞬間東条が飛びかかり、熊に噛み付いたかと思うと、思い切り首を絞めつけ折ってしまった

ボキッ!

熊「」

王馬「…凄い音した…」

天海「…き、斬美さん…」

東条「きゅー!」ズルズル

東条は仕留めた獲物を引きずりながら2人に褒めてと言うように足に頬を擦りつけた

天海「…あんまり…無理しないでくださいね」ナデナデ
 
王馬「…強いね…」ナデナデ

エビシオ『…獲物ハエビシオガ持ツ』

天海「お願いします、エビシオ…じゃあキノコ探しを続けましょう」

エビシオが中から網を取り出し、熊を持ち上げると天海達は再び探索を開始した

~20分後~

目的のキノコを探してみたが、なかなか見つからなかった。似たようなキノコはあったが猛毒のキノコだったので触れないでおいた

天海「…なかなか見つかりませんね…」

王馬「ドクツルタケとかそんなんばっかだね…」

東条「きゅー…きゅー?」

エビシオ『…キュー…』

東条「きゅーん」

天海「…もっと奥に行ってみますか…」

↓1 天海達の幸運判定73(-40)以下で成功、キノコが見つかります。失敗すると食べられるゾウが出現します
↓2 天海達のアクション

~森のさらに奥~

天海「…植物がカラフルに…」

王馬「なにこの変なキノコ…」

ガサッ

エビシオ『…!危険…!』

東条「…きゅー!」

天海「…!」

ナウマン象のような象「パオオオオオン!」

王馬「うわっ!?なにこいつ!象…?」

天海「これは…!」

天海達の目の前に突如毛が生えた象が現れた。ただしまだ大人ではないようで、3m程の大きさだったがツノがかなり大きく、子供とはいえ威厳があった。足は家の柱よりも太い。踏まれたらひとたまりもないだろうと思われた

王馬「…これ、聞くかな…?」

王馬はさりげなく匂い袋を出して象に嗅がせようとした

象「パオオオオオン!」

だが小~中動物用の匂い袋が効くはずがなかった

王馬「…っ、喰らえ!」ブンッ

ベチャッ

象「!?パオオオオオオン!」バタバタ

王馬は反射的にスライム弾を取り出すと象に投げつけた。ただちに象の体をスライムが包み込む。象の身動きが取れなくなった

東条「…きゅうううう!」

↓1 天海達のアクション(このまま仕留めるのも良し、探索を続けるのも良しです)

天海「…エビシオ、近くにこの象の親はいますか!?」

エビシオ『…見当タラナイ…笛ヲ吹イテ落チ着カセルコトヲ推奨スル』

王馬「そうだね…おい!象!」

象「パオオオオオン!」

王馬「…」ヒュ--

象「…!」

東条「きゅっ…」

象とついでに東条は笛の音に反応すると、段々と闘争心が鎮まり、落ち着いてきた

天海「…よし、今のうちに…」ガサガサ


↓1 天海の探索判定 80(-30)で成功 、キノコが見つかる
↓2 天海達のアクション(ちなみに1回の探索につき3回までは割と安全に、キノコ判定をすることができます。4回以上しても構いませんがスタミナ的にも怪我をしやすくなります)

キノコ「ハ-イ」

天海「あっ…これ…」

天海は白いキノコを見つけて、かさの裏を確認してみた。すると、葉純の言った通りの白と黒に分かれているキノコだった

天海「…よし、これがあれば…」

王馬「天海ちゃーん!見つかったー?」

天海「見つかりましたよ。でももう少し探したいんで、別の場所に移動しましょう」

東条「きゅーん!」イカク

象「パオオオン!」

王馬「東条ちゃん!移動するよ!」グイッ

天海「斬美さん、こっちですよ!」

東条「きゅう…?きゅーん」

天海と王馬は、東条のリードを引きながら急いでその場を離れた

天海「…お腹も空いてきましたし…日も高くなってきましたし…そろそろ正午っすね」

王馬「キノコ見つかったのはいいけど、沢山あればあるほどいいみたいだし、一応もう少し探して帰ろっか」

東条「きゅーん」

↓1 天海達の探索判定 80(-25)以下で成功、キノコがもう1本見つかる
↓2 80以下で子虎が出現。(80以下だった場合は、同時に65以下で東条が子虎を捕獲します)

~30分後~

王馬「天海ちゃん、あったよー!」

天海「かさの裏を確認しましたか?」

王馬「うん。黒と白だったよ」

アイテム:薬用キノコ×2

天海「斬美さんは…!?」

王馬「…!東条ちゃん、ダメ!!」

子虎「ガオオオオ!」

東条「きゅーん!」バッ

天海達がキノコを探していると、1m程の子虎が現れていた。小さいとは言え虎は虎である。立ち向かう東条を2人は止めようとしたが、東条は風の如く走ると子虎を捕まえてしまった

子虎「…ガウ…」

東条「きゅっ」ガブッ

天海「…斬美さん…えっと…」

王馬「…子虎捕まえたみたいだけど…どうしよう…?」

↓1 天海達のアクション(子虎の処遇なども。これを取ったら一旦屋敷組の視点にします)

~朝8時 オークション会場~

メイド「荷物はこれで全部です」

赤松「わざわざ運んでくれてありがとうございます!」

メイド「いえ…では失礼いたします」

赤松達は、朝になるとオークションに出品する物を決めて、天海家のメイドの1人にオークション会場まで送ってもらっていた

夢野「これだけあれば多分売れるじゃろ」

最原「そうだね…見物なのはアンジーさんの絵かな?」

~出品物~
白磁の壺 レコード式オルゴール 絵画
アンジーの原画

真宮寺「もし売れたらアンジーさんは食い扶持には困らないネ」

アンジー「アンジーは元々絵だけでも生きていけるけどねー。神様がいるし」

茶柱「どういう理屈ですか…?」

星「…とりあえず、さっさと出品しちまおうぜ。混んでくるからな」

百田「そうだな…受付は…あ、ここか」

受付人「どうされましたか?」

百田「出品したいものがあるんだが…」
 
キーボ「これです!」ガチャッ

受付人「…壺、オルゴール、これは…有名画家の絵ですか。…そしてこれは?」

春川「…夜長が描いた絵」

アンジー「アンジーだよー!」

受付人「夜長…もしかしてあの夜長アンジーの…わかりました。計4品で受け付けさせていただきます。…失礼ですがお名前は…?」

赤松「えーと…天海、で」

受付人「天海様ですね。かしこまりました」

受付用紙に規定の事項を記入すると、受付人は判を押してそれを受注した

受付人「9時からこの品のオークションを開始します。それまでは他の品も見ていかれては?結構面白いものもありますし」

春川「…どれどれ…」

~9時までのオークション~
人皮装丁本(超貴重品 2000Mから ちなみに精神度判定は無し)
超高校級の血液(輸血用 1000Mから)
持ち運び式最高級木材ピアノ (500Mから)
夢野像(600Mから)

真宮寺「…だいぶ変なものが混じっているネ、興味深いヨ」

↓1 赤松達のアクション

ゴン太「えーと…人皮…?装丁本って…?」

受付人「ああ、それはある大学に保存されていた非常に貴重な本ですよ。とある貴族が自分の体の一部を留めたいと願って、自分の皮膚で本を作るように、と遺言して作られた本なんです」

赤松「…ということは…人の皮でできてるの!?」

春川「…変なこと考える奴もいるんだね」

白銀「でも自分の体を残したいから皮膚で本を作るって…結構センスはある気もしなくはない…かな?」

最原「…確かに…まあその本を読みたいかと言われたアレだけど…」

茶柱「あ、あの…それもなんですが…この超高校級の血液って誰のものなんですか…?」

受付人「誰かは流石にわからないですね…」

百田「…じゃあ何型の血液なんだ?」

受付人「4種類全てありますよ」

アンジー「おー、すごいねー。神ってるー!」

入間「へえ…オレ様達の血もあのくらいで売れる訳だ」

キーボ「いや、売ったらダメですからね?」

真宮寺「…まァ、それよりオークションに入札してみるかどうか決めた方がいいんじゃないかい?」

赤松「あっ…じゃあ私入札するよ!ちょうどピアノが欲しかったから…」

受付人「ピアノですか?では500Mからになります」

人皮のことは置いて、赤松は持ち運びのできるピアノに入札することにした

受付人「500Mですね…確かに受けとりました。もし他に、もっと高い値段で入札した方がいらっしゃった場合は、お返ししますのでまた来てください。まああなたがそれよりももっと高い値段で入札するなら話が変わりますが…」

赤松「はい、わかりました」

↓1 赤松の幸運判定 70以下で成功。成功した場合はピアノをそのまま購入できる

~里 薬草の森~

子虎「…ぐるる…」

天海「…とりあえず匂い袋か何かで落ち着かせましょう」

王馬「効けばいいけど…」

東条「きゅーん」

王馬は子虎の方に匂い袋を差し出した。子虎はクンクンと鼻を動かして嗅ぐと、だんだんと落ち着いてきた

子虎「…にゃー」

王馬「おっ…効いてるっぽい…」

天海「…じゃあ親虎がいたら危ないんで、この子を離してあげて、帰りましょう」

東条「きゅー?きゅーん」

東条は天海の言うとおりに、子虎を下ろし天海達はそのまま戻ろうとしたが、子虎は付いて来ていた

子虎「にゃー」

王馬「…天海ちゃん、この子ついてくるよ?」

子虎は一向に離れようとしない。天海達にずっとついて来ていた

エビシオ『…推測:親ガイナイノデ甘エテイル』

天海「…親がいない…」

↓1 天海達のアクション(視点は結構コロコロ変わりますがご了承ください)

エビシオ『提案:子虎ノ飼育』

天海「…この子を…」

東条「きゅー?」

子虎「にゃー…」

王馬「…エビシオちゃんもああ言ってるし…この子連れて帰ろっか?」

天海「…そうっすね。可哀想ですし…飼ってあげましょうか」

東条「きゅん」ガブッ  

子虎「にゃ…」

天海がそう言うなり東条は子虎の首を甘噛みして持ち上げた

グ-

天海「…じゃあ帰りましょうか」

王馬「いい加減お腹も空いたしね」

きのこ2本、熊、それに子虎を手に入れた天海達は葉純の家に引き返した

~葉純の家の庭~

アザミ「あ、お帰りなさい…って虎!?それに熊!?」

天海達は帰ると、まず木材を使って虎を入れる柵を作った。それに気づいたアザミが声をかけて来たが虎と仕留めた熊を見て驚いていた。だが天海達は別のことに意識を向けていた

王馬「…」ジ-

子虎「にゃー…」チウチウ

東条「きゅー」

天海「…動物界では異種の動物を育てることも稀にあるって聞いてましたけど…」

子虎は東条を母と認識しているのか、疲れた東条が横たわるとその胸に吸い付いていた。そして東条も拒まずに子虎の額を舐めてあげていた

↓1 この後の天海達のアクション

天海「…とりあえず葉純さんにキノコを渡さないと…」

王馬「そうだね。アザミちゃーん!葉純ちゃんいる?」

アザミ「あ、師匠ですか?今寝てるんで、起こして来ますよ」

天海「すみません…」

アザミ「いえいえ、気にしないでください」

~20分後~

葉純「…ふわぁ…おはようございます」

天海「おはようございます」

葉純「えっと…それで…どうしたんですか?」

王馬「葉純ちゃんに言われたキノコを採って来たよ」

アイテム:薬用キノコ×2

葉純「あっ…本当ですか?…どれどれ…うん、間違いなくこのキノコですね。早速煎じてみます。…薬草の森で怪我とかしませんでしたか?」

天海「えっと…してないと思いますけど…」

葉純「…念のためにアザミに診てもらってください。あそこの森には切り傷をいつの間にか作る草などがあるので…私は薬を作りに行ってきます」

王馬「あ、俺たちも何か手伝うよ」

葉純「気持ちだけいただきておきます。怪我をされている方が大変なので…アザミ、2人と…東条さんの怪我を診てあげて。もし怪我をしていたら飲血病にかかってしまうかもしれないから…」

アザミ「わかりましたー。…じゃあ上着とかズボンとか脱いでもらえますか?」

天海「あ…はい、わかりました」

天海達は言われるがままに服を脱いだ

↓1~3 天海、王馬、東条の怪我判定。60以上で怪我をしている(怪我をしていると流行病にかかる可能性もあります)

アザミ「えーと…天海さんは大丈夫ですね。…でも凄いですね、あの森は怪我しやすいんですが…」

天海「まあ伊達に冒険家やってないんで…」

アザミ「ああ、なるほど…じゃあ次は王馬さん…あ…」

王馬「ん?どっか怪我があった?」

アザミ「…足のところ…結構切ってますね…」

王馬「…あー…」

王馬の白い太ももにナイフで軽く切ったような跡があった。血が少し滲んでいる。王馬は気づいていなかったのでなんともなかったが、見ると急に痛くなってきた

天海「…あーあ…」

アザミ「後で流行病の検診しますね。…えーと、それから…東条さんは…」

王馬「東条ちゃん外にいるよね?」

天海「そうっすね、連れてきます」

~5分後~

東条「きゅーん」

アザミ「あ…怪我してますね」

東条も足のあたりに木の皮で切った。跡があった。すでにかさぶたができている

天海「斬美さん…」

アザミ「じゃあ早速検診させてもらいますね…」

アザミはいつの間にか注射器とあの検査薬を準備していた

王馬「かかってなきゃいいけど…」

↓1~2 王馬、東条の感染判定。王馬は45以下、東条は30以下で感染している

~10分後~

アザミ「…陰性ですね。大丈夫です、感染していません」

天海「そうですか…良かった」

東条「きゅーん」

王馬「感染してたら色々厄介だしねー。あ、そう言えば葉純ちゃんは?」

アザミ「あ、多分師匠は洞窟ですよ。キノコ煎じ中だと思います。時間がかかりますからね」

天海「時間がかかる…すみません、そんな薬を…」

アザミ「いえいえ、師匠はむしろ命の恩人に薬を作ることができて喜んでますよ。あ…それより話したいことが…」

王馬「話したいこと?」

アザミ「師匠からビデオをもらいませんでしたか?」

天海「…ビデオ…もしかしてあの…獣化した人のドキュメンタリーみたいな…」

アザミ「そう、それです。…あれは師匠が外界に行っていた時に東条さんに、と貰ったそうなんですが…まあ間違いなく悪意を持って作られたものだと思います」

王馬「…じゃあなんで葉純ちゃんは俺たちにそれを?」

アザミ「…師匠は、3人に危険な人がいるので、このままロシアではなく、他の北欧地域に行って欲しいと思ってるんです。それから…やはり見せないで捨てるというのは却って良くないのでは、と…」

↓1 天海達のアクション

天海「…危険な人物…?もしかして、葉純さんやアザミさんは何者か心当たりはあるんですか?」

アザミ「夕顔とかその辺りですかね…というかロシアには危険な人は結構いますよ。weltもアンドロイドの組織もマフィアも何でもいますからね」

王馬「…なるほどねー、ありがとう。アザミちゃん」

天海「…とりあえず葉純さんにも聞いて見ますか…」

アザミ「あ、師匠ならあっちのミニ洞窟ですよ。」

王馬「ありがと。…あれ、東条ちゃんは…あっ」

東条「…」zzz

アザミ「…お昼寝ですかね?」

天海「…とりあえずそっとしておいてあげましょう」

天海達は東条を寝かせておくと、葉純のいるの洞窟に向かった

~洞窟~  

グツグツ

葉純「…ふう…」

天海「葉純さん。いま大丈夫ですか?」

葉純「あ、はい。どうしましたか?」

王馬「さっきアザミちゃんが言ってたんだけど…危険な人物に心当たりがあるの?」

葉純「…ああ…そうですね…夕顔さんはもちろん夕顔さんの息のかかっている人たちですかね。weltが関わる人たちは大体服に紋章がついているのですぐ分かると思いますよ。剣とオリーブの模様です」

天海「…剣とオリーブ…わかりました。ありがとうございます」

葉純「いえいえ…」

王馬「…そういえば聴きたかったことがあるんだけど…葉純ちゃんと東条ちゃんの馴れ初めってどうだったの?」

葉純「前に話した通りですが…任務で命を助けて貰って…それから仲良くなったんです」

↓1 天海達のアクション(葉純に聴きたいことがあれば、何を聴きたいか、も)

王馬「具体的にどんな感じで助けて貰ったの?」

葉純「あ…それは…できればノーコメントで…」

王馬「えー、気になるなー」

天海「…こいつが不躾ですみません。それより葉純さん、アザミさんから色々と聞いたんですけど…北欧地域って本当に安全なんですか?斬美さんが安心して無事に出産できる国なんですか?」

葉純「ええ、凄く安全ですよ。住んでる方は若干平和ボケしている気もしなくないですが…」

王馬「ふーん。でも平和ボケしてるぐらいが丁度いいかもね」

天海「…確かに…ああ、でももう一つ聴きたいんですが…ロシアには俺の父や仲間がいるんですが…このまま滞在するのは危険なんですか?」

葉純「…いえ、天海さん達が戻るのは危険だと思いますが、お仲間の方は…絶対とは言い切れませんが、大丈夫だと思います」

天海「そうですか…わかりました」

グツグツグツッ!

葉純「おっとっと…」マゼマゼ  

王馬「あ、そういえばその薬…効果とかお腹の中の赤ちゃんにどういう影響があるの?」

葉純「効果は…超解毒剤と同じですよ。獣化の症状を回復するものです。お腹の中の赤ちゃんには悪い影響はないので心配しないでください。ただちょっと時間がどうしてもかかるので…」

カリカリカリカリ  

葉純「…?洞窟の入り口から音が…」

天海「あっ…もしかして…」

天海は外から洞窟に入ってきた戸を開けた

東条「きゅっ、きゅー」

するとそこには東条が爪とぎをして待っていた

王馬「東条ちゃん…どうしたの?」

東条「きゅーん」

東条はやけに何かを訴えるように鳴いていた。そして狩りの仕草をしている

天海「…あ、そういえばご飯…まだでしたね」

葉純「…狩りに行きたがっているみたいですね」

↓1天海達のアクション(あっちのメンバーと連絡を取るのも可です)

王馬「東条ちゃん、狩りに行きたい?」

東条「きゅーん!」

天海「…じゃあ行きましょうか。お昼ご飯も取りに行かないといけませんし…葉純さん、色々とありがとうございます。…薬、よろしくお願いしますね」

葉純「ええ、任せてください」

東条のおねだりを聞いて、天海達は葉純に挨拶し、狩りに行くことにした

~大市 オークション会場 9時前~

赤松「やったね!」

ゴン太「良かったね、赤松さん!」

アイテム:持ち運びピアノ

春川「楓…嬉しそう」

赤松「当たり前だよ!だってようやくピアノを弾けるんだもん」

赤松は見事に落札に成功し、500Mでピアノを手に入れていた

真宮寺「…おや、そろそろ僕らの番だヨ」

夢野「んあ、9時じゃな…」

最原「せっかく天海君のお父さんの許可まで貰ったんだし…できれば高く売れて欲しいけど」

星「…あそこの掲示板に最低価格が載ってるぜ」

アンジー「おー、本当だー。どれどれ~?」

~9時からの出品の入札最低価格~
白磁の壺 300M
絵画 200M
アンジーの原画 500M
オルゴール100M

入間「うわっ!このガン黒チョコ板女の絵滅茶苦茶高けーじゃねーか!」

百田「すげえ…」

茶柱「これはなかなか期待できそうですね!」

↓1 赤松達の幸運判定 70以下なら1.5倍、35以下、またはゾロ目なら2倍の価格で全品売れます
↓2 赤松達のアクション

~30分後~

受付人「天海様、出品物が全て落札したので代金を受け取ってください」

赤松「あっ、ありがとうございます…」

キーボ「いくらで売れたんですか?」

春川「…1100M…」

百田「つーと…全部定価で売れたんだな」

真宮寺「ふむ…倍では売れなかったみたいだネ」

受付人「恐らく初めての出品でしたので、本物の品だと分かっていても様子見で入札した方が大半でしたね」

最原「ああ…なるほど」

白銀「でも、アンジーさんの絵を買った人…少し気になるよね。一番高かったのに…」

アンジー「誰が買ったのか神様も気になるって言ってるよー」

受付人「確か、…そうそう、甲冑を着ていました。金髪でポニーテールの方です」

白銀「えっ…甲冑!?」

入間「どう考えても変人だろ、そいつ」

百田「と、とりあえず探してみっか…」

~10分後~

最原「…あの人かな…?」

アンジー「神様はあの人だって言ってるよー」

赤松達はすぐにその人物を見つけた。格好が格好なのでかなり目立っている。今はパン屋を覗いているようだった

甲冑金髪「…蜂蜜パンと言うのか…」

キーボ「手に紙袋を持っていますね…」

春川「…とにかく話しかけてみないと…」

↓1 赤松達のアクション(どんな感じで話しかけるのか指定)

甲冑姿の人物に少し慄きながらも、赤松はできるだけ下手に出るように話しかけた

赤松「あ、あの…すみません、ちょっといいですか?」

甲冑金髪「む…?私に、一体何の用だ?」

アンジー「さっきアンジーの絵を買ってくれたのはお前だよねー?ありがとうって神様も言ってるよー!」

茶柱「あ、アンジーさん!お前だなんて…す、すみません!」

甲冑金髪「そのくらいのことで私は怒ったりはしない。それより…さっきの絵といえば…ああ、最近発売されたあの卵のパッケージの原画のことだな」

最原「そのことで色々とお話がしたいんですけど…ここだと目立つし、立ち話も何なので、あそこのベンチで話をしませんか?」

ただえさえ甲冑の人物で人目を集めているのにパン屋の前で13人もたむろしていれば目立つのも当然だった。最原はそれに気づき、機転を利かせて甲冑の人物を誘った

甲冑金髪「ふむ…まあ構わないが、その前に…このパンを買わせてくれ。店主、この蜂蜜パンとやら30個頼む」キンカサシダシ

店主「は、はい…!」ツツミツツミ

キーボ「30個ですか!?」

~5分後~

甲冑金髪「それで、そなた達が聞きたいこととは?」モキュモキュ

甲冑の人物は親切にも赤松達に蜂蜜パン13個を分け、残りの17個を美味しそうに食べながら話を聞き始めた

百田「お、おう…なんか色々とありがとう…とりあえず何でアンジーの絵を買ったんだ?」

甲冑金髪「ああ、北欧に帰る土産に何かいいものを探していたんだが…ふとこの絵が目に留まってな。値段も手頃だし、オークションを覗いたついでに買ったんだ」

白銀「あの…なんで甲冑を…?凄く似合ってますけど…」

甲冑金髪「私は戦士だからな。甲冑を着ているのは当然だ」

真宮寺「…北欧の戦士…へェ…わざわざロシアの市場に来ているのは土産のためだけかい?」

甲冑金髪「…ん…?お前は…いや…まあいい。それより質問に答えよう。私はボートを探しているのだ。そろそろ北欧に帰らなければならないからな。大市ならあるとは思っているんだが…」

↓1 赤松達のアクション

春川「…いや、ちょっと待って。あんたボートに乗ってロシアから北欧に行くの?」

甲冑金髪「ああ、そのつもりだが…」

星「…あんた、よく見たら女だよな?見目麗しい嬢ちゃんだが…俺には正直海をボートで横断できるとは思えねーが」

甲冑を着た金髪の人物はよく見ると、女だった。中性的だが端正な顔立ちである

夢野「んあっ!?女じゃと!?」

白銀「えっ、女騎士!?ってことは…リアルジャンヌダルク!?」

甲冑金髪「女だからと言って甘く見られては困る。ここから北欧であれば本来泳いで渡ることも可能だが…甲冑が錆びてしまうのでな。ボートを使うことにしたのだ」

茶柱「と、とんでもないですね…」

真宮寺「…僕はそんなことより君がいる北欧には、君のような甲冑を着た兵士が他にもいるのか、ということの方が気になるけどネ」

甲冑金髪「もちろん他にもいる。兵士だからな。まあ戦争することはほぼないが」

入間「…つーか、ボートや気球程度ならオレ様がチョチョイのチョイで作れるけどな」

キーボ「確かに入間さんならすぐに作れそうです…」

甲冑金髪「む…?それは本当か!そなたはボートや気球を作れるのか?」

入間「あ、ああ…ま、まあ高くつくがな!」

赤松「い、入間さん!自分から報酬を要求するなんて…」

ゴン太「紳士的じゃないよ…!」

甲冑金髪「報酬…報酬か…島1つとか、1万Mで割に合うか?」

百田「いやいやいや…スケールでかすぎだろ!」

甲冑金髪「これでは割に合わないか…仕方がない、自分で探すか…ぐずぐずして夜になるとまた路上テント宿泊する羽目になってしまう」

↓1 赤松達のアクション

アンジー「…美兎ー、神様がこの人に協力したらすごい報酬が貰えるって言ってるよー。協力しないとバチが当たるよー?」

茶柱「入間さん!今すぐこの方に協力してください!」

入間「ひぃ!?そ、そんな剣幕で怒鳴るなっつーの!この雑魚どもが!…仕方ねーな…協力してやればいいんだろぉ…?」

甲冑金髪「なんと…かたじけない。礼は必ず返そう」

赤松「あの…それから、もし泊まるところがないなら…私たちが泊めさせてもらっているお家に一緒に泊まりませんか?」

甲冑金髪「いや…流石にそこまでしてもらっては…」

百田「大丈夫だ!泊めてくれているのは、俺たちの仲間の父親なんだ。きっとOKしてくれるぜ」

入間「…シテ貰えなかったらどうすんだよ?」

春川「…はぁ…まあ、その時はその時でしょ」

甲冑金髪「ここまでしてくれるとは…ありがとう。かたじけない、報酬については何でも言ってくれ。私が用意できるものならいくらでも用意しよう」

入間「ん…?今いくらでもって…?」

赤松「入間さん!法外な要求はしたらダメだからね!」

入間「わ、わかってるッつーの!…じゃあ制作費の2割増しでどうだ?」

真宮寺「あァ…追加で、北欧の情報を話してくれる、ということもお願いできないかな?」

キーボ「できれば今後も取引してくれるお客さんを紹介してくれたらもっといい気がしますね」

甲冑金髪「客と北欧の情報か…親切にしてくれた礼で話しても良い。…だが、それを悪用しようとするなら容赦はしないぞ」ギンッ

金髪の女戦士は思い切り睨みつけてきた。まるで虎が威嚇してきたかのような鋭さだった

赤松「わ、私たちはそんなこと考えてませんよ!」

甲冑金髪「その言葉を信じよう」

↓1 この後の赤松達のアクション

最原「じゃあ許可を取らないと行けないし、一旦帰ろっか」

赤松「そうだね…あ、あの…私たちが泊まっているところに案内します」

甲冑金髪「すまない、頼む」

白銀「…すっごく薄い本映えしそうな見た目…」ボソボソ

入間「一回追い詰められたところ見てみてえよな…」ボソボソ

~葉純の家の近くの森~

天海達は昼食の為に狩りに来ていた

天海「でも偉いですね、斬美さん…爪とぎでしたいことを伝えるようになって…」ナデナデ

東条「きゅーん」スリスリ

王馬「そうだね、前は本能のままに動いていたけど…帰ったら果汁あげようね」

東条「きゅー?きゅーん!」

天海「…にしても…」

子虎「がおー」

天海「…すっかり懐いちゃいましたね」

ガササッ

雉「…」ピョンピョンッ

東条「…!きゅん、きゅーん!きゅー」

子虎「みゃー…?がおおおおー!」

王馬「…会話してんのかな?」

東条は子虎に狩りを仕込もうとしていた。子虎の方も母に教えられるように仕草を真似している

東条「きゅーん!」ガブッ  

子虎「ぐるるる…がおおお!」バッ 

雉「…!?ケ-ン!…!」

ドサッ

天海「…あ、雉…」

王馬「BBQにでもしよっか…」

~15分後~

ジュ-ジュ-

狩りを終えた天海達は庭で、熊肉と雉肉を使い、BBQを始めた。子虎は美味しそうに熊を食べ、東条は子虎の為に小さくして分けて、自分も食べていた

エビシオ『…BBQソース』

天海「ありがとうございますエビシオ」ジュ-ジュ- 

東条「きゅーん」バリバリ

子虎「みゃーーう!」ガツガツ

王馬「美味いね…」モキュモキュ

↓1 この後の天海達のアクション

厳しい方の狼については狼の森にのみ判定に成功すると現れます。このクエストは結構厳しいので挑戦するなら頑張ってください。お金稼ぎの方については、ここで手に入れた砂金を取っておいて他所で売ったりエーミールからもらった原石類を売ると効率的に稼げます

~食事後~

東条「きゅーん」ペロペロ

子虎「みゃー」

天海「…ふう、腹も膨れましたし…また探索しますかね」

王馬「ん?探索もいいけど何探すの?」

天海「多分北欧行くことになると思うんで、その資金集めの為に高そうな動植物を探そうと思って」

王馬「ああ、なるほどね。じゃあ東条ちゃんと子虎ちゃんの力を借りて探索しよっか」

東条「きゅー、きゅっ、きゅっ」カリカリ グイグイ

天海「斬美さん…?」

天海と王馬が探索の準備をしようとすると、東条が服の裾を引いて爪とぎをしながら何か訴えた。天海は首を傾げたが、王馬は思い出したように慌ててポケットから果汁の瓶を取り出した

王馬「あっ…いっけね、忘れてた…はい、東条ちゃん」

東条「きゅー!」

天海「…可愛いっすね」

子虎「がおー」

子虎と東条が十分果汁を楽しむと、天海と王馬は再び装備し直して目ぼしい動物や植物、鉱物を探しに行った

↓1 天海達の幸運判定 76以下で1500粒分の獲物が手に入れられます

~1時間後~

ジャラジャラ  

探索を終えた天海達は、うさぎや雉、そこらへんに生えていた薬草、紫水晶などを見つけるとエビシオに、市場に換金しに行ってもらった

エビシオ『砂金…合計14000粒』

王馬「そんだけあれば十分かな?」

天海「そうっすね、資金は俺の本の印税や斬美さんのもつ財宝類や原石類なんかを換金したら相当な値段になりそうですし、あの純銀の弓も売ったら万で売れるのは確実ですし…」

東条「きゅー、きゅーん」

子虎「がるるー」

天海「…よしよし…そういえば葉純さんに薬はどれくらいでできるか聞いてませんでしたっけ…」

エビシオ『1日以上ハ掛カル模様』

王馬「ま、そう急くような感じでもないし…まあ東条ちゃんの中身の狐化は早くどうにかしたいけど…」

エビシオ『…ソノ件二ツイテハ、葉純ハ、精神ハ完全二治スコトハダガ、カナリ難シイが、狐化スル時間ヲコントロールスルコトハ可…ラシイ』

天海「…つまり、斬美さんの狐化が1時間だけ、という感じにできるんすかね…?」

エビシオ『多分』

王馬「まあ完治が無理でもコントロールできるならありがたいけどね」

↓1 この後の天海達のアクション
(精神の狐化は葉純薬で時間のコントロールはできます。完治はかなり激難です。狐東条は狐東条で子育てはできますし、仕込めば仕事もできるようになります)

東条「きゅー」スリスリ

子虎「がるるるー」

天海「っと…この後はどうしますかね。まだ全然時間ありますけど」ナデナデ

王馬「じゃあ北欧のことについて調べよっか。多分移動して住むと思うし」

エビシオ『…北欧ノ情報ニツイテアクセスヲ開始』

王馬「お、気が利くね。ありがとう、外で調べるのもアレだし一旦部屋に戻ろう」

~葉純の家 2階~

エビシオ『アイスランドノ情報ノミ、入手可能』

天海「アイスランドだけ…ノルウェーとかその辺りは無理なんですか?」

エビシオ『ネットワークセキリティガ厳重ナ為ニ、アクセス不可。オソラクアンドロイド対策ト思ワレル』

王馬「アイスランドだけでもまあいいか。じゃあエビシオ、アイスランドの情報教えて」

エビシオ『了解』

~アイスランドの情報~
物価:標準(高くもなく低くもない)
首都:レイキャヴィーク
発達産業:牧畜、水産業
名産品:鱈、ラム肉等
交通手段:多種多様
治安:大変良い
軍隊:存在する
医療:発達している

天海「ふむ…」

↓1 天海達のアクション(エビシオが調べられるのはこれが限界です)

王馬「んー…これはアイスランドに行くのを前向きに検討して良さそうだね」

天海「そうっすね。軍隊は少し気にならなくもないですが…治安はいいみたいですし…」ナデナデ

東条「…」zzz

子虎「がおー」

天海「あ、そういえば…葉純さん、戻って来てますかね?色々と聞きたいことがあるんですけど…」

エビシオ『少シ見テ来ル』ブ-ン

~5分後~

エビシオ『今、休憩中。話スナラ今ノ内』

王馬「おー、分かったよ」

~1階~

葉純「あれ、天海さん、王馬さん。どうしましたか?」

天海「あの…北欧のことを色々と話してもらいたいんです。おすすめの病院とかも…」

葉純「あ、北欧に向かわれるんですね。えーと…おすすめの病院は、フーリン総合病院です。1番大きな病院ですよ。あっ…とりあえず私の知っている情報を書いていきますね」

~アイスランド(葉純の情報)~
中世を彷彿とさせる建物が多く、間欠泉が湧く温泉大国。国民はやや平和ボケしているが軍事は整っている。行政は司法、軍事、医療、学校でのみ機能している。科学技術は発達している。ちなみにケルト神話が人気なので、人外要素がある人は結構好かれる

生活について:狩り、農業をして収穫物を売って生活する人もいれば、軍人になったり店を自分で建てて営業したりする人もいる。要は好きなように生活できる。(ちなみに天海達は学校に行こうと思えば通える)

入国について:侵略目的があるかどうか、脳波を確認される。侵略目的がなかったら入国できる。アイスランドに行くまでは、船、気球、飛行機などの方法がある

王馬「侵略なんかしないし、多分入国は大丈夫だよね」

↓1 天海達のアクション

天海「…アイスランドは他の北欧国家とは仲はいいんですか?」

葉純「はい、昔は仲はあまり良くない国もあったみたいですけど、今は仲は良いですよ。というより全部まとめて北欧連合国家とも言われていますから。他の北欧国に行きたい場合でも専用モノレールですぐに行けるらしいです」

王馬「へえ、便利だね。あ、そういや他の北欧国家ってどんな国なの?」

葉純「えっと…大まかに言えばスウェーデンは物価は高いですが福祉国家で、ノルウェーは自給自足国家…フィンランドは観光と娯楽の国家、アイルランドは…ケルト神話の宗教国家、デンマークは平等国家、グリーンランドは…氷の国で物好きな方しか行かない国…です。…すみません、私も詳しくは知らないので…」

天海「いえいえ…それだけ教えてくれれば十分以上ですよ。…エビシオ、今の録音しててもらえましたか?」

エビシオ『勿論』

王馬「さすがエビシオちゃん!俺たちにできないことを平然とやってのける!そこに痺れる憧れるゥ!」

天海「…はぁ…」

葉純「あっ…そろそろキノコが茹で上がる時間…ちょっと一旦洞窟にまた戻りますね」

天海「はい、…ホント、色々ありがとうございます」

王馬「ありがとね、葉純ちゃん」

葉純「いえいえ…っとと、早くしないと煮込みすぎちゃう…」タタタッ  

トンットン 

東条「…きゅー?きゅーん、きゅー」

天海「あ、斬美さん…昼寝はもう良いんすか?」

東条「きゅん」

↓1 この後の天海達のアクション

王馬「おー、そっかそっか…でもまだ時間あるね」

天海「…エーミールさんにでも会ってみますか。会えるかわからないんで軽いキャンプ道具持って」

東条「きゅー?きゅーん」

天海達は笛とレジャー道具を準備すると、狼の森に向かうことにした

~狼の森 入り口~

天海「…」ヒュ- ヒュ- ヒュ- 

東条「きゅー、きゅー、きゅーん」

王馬「エーミールちゃん、くればいいけどね」ナデリナデリ

天海「まあ、根気強く待っていたら多分来ますよ」

~30分後~

ドドドドドド

エーミール「呼んだ?」ハァハァ

王馬「あ、エーミールちゃん。ちょっと疲れてない?」

エーミール「小難しい狼のお願いを聞いていたからね。あ、本ありがとう。面白かったよ」

天海「それは良かったっす。…それより、小難しい狼のお願いって…」

エーミール「うーん、何だか食に困ってるみたいで…まあ会えば分かると思うよ」

王馬「へえ…その小難しい狼ってどこにいるの?」

エーミール「そこら辺にいると思うよ。僕より大きいから分かりやすいし」

天海「君より大きいんですか…でも気になるんで探してみましょう」

エーミール「あ、じゃあこれを身につけてて。小難しくて危ない狼だから」  

アイテム:狼の牙

王馬「へー、なんかかっこいいね。これ」

エーミール「これを付けてたら狼に襲われることはないよ。じゃあ僕は小さい子の面倒を見ないといけないから」ドドドドド 

天海「…斬美さんは俺たちの後ろにいてくださいね」

東条「きゅー」

↓1 天海達の探索判定 80(-30)以下で厳しい方の大狼が1時間で見つかる
↓2 天海達のアクション(見つかっても見つからなくても)

王馬「じゃあその狼を探しに行こうか」

天海「そうっすね。…夜になる前に見つかったらいいんですけど」

東条「きゅーん」

~1時間後~

東条「…きゅっ!きゅー!」

天海「…!」

王馬「…でかい…」

天海達が森の中を探索していると、突如目の前に巨大な毛の塊が現れた。慌てて見上げてみると、巨大な鎌爪を持ったエーミールよりもっと大きな白狼が、金色の目を向けこちらを睨みつけていた。思わず竦んでしまいそうな視線である

超大狼「…」

天海「…っ…あの…こんにちは」

天海が今まで以上に友好的に、かつ相手を敬うような態度で話しかけると目の前の狼は威圧的にも聞こえる声で話し始めた

超大狼「人間が銃も持たずこの森に一体何をしに来たと思ったら……あのやんちゃ狼がお前達に手助けしたのか」

東条「…きゅー…」

王馬「…東条ちゃん」ギュッ

天海「…俺たちはエーミールさんの紹介で来たんです。…食に困っていると聞いて…」

超大狼「聞いてどうするのだ、小僧」

天海「…エーミールさんにはお世話になったので、その恩返しがしたいだけです。他意も悪意もありません」

超大狼「…」

狼は聞いているのかいないのかわからないそぶりだったが、天海の目を思い切り見つめていた。天海は思わず逃げ出したくなったが堪えて見つめ返した

超大狼「山の滝壺の底にある植物を持ってくることができたなら、小僧、お前が恩返しなどという馬鹿なことを本気でしようとしていたのだと認めよう。今ここでは喰い殺す真似はしない」

王馬「滝壺の底の植物…?」

東条「…きゅー?」

↓1 天海達のアクション【クエスト 超大狼】受注しました

超大狼「…」スンスン

天海「…!あっ…!」

東条「きゅ…」

狼は東条の鳴き声に気づくと巨大な鼻を東条に近づけた。そして一息吸うと少し柔らかい声を掛けた

超大狼「お前は獣の匂いがするから傷つけはしない。美味そうだがな。」

王馬「…ねえねえ、狼さん。その植物ってどんなの?というか滝壺って山のどこにあるの?」

狼は無言でそこらの木を蹴り、吹き飛ばした

超大狼「…」ブォン

王馬「あー…うん、分かったよ」

天海「…色々と失礼しました。では…俺たちは滝壺を探して来ます」

超大狼「…」

天海がそういうと、狼は地鳴りを立てながらそのままどこかに行ってしまった

王馬「…山って言ったら…あれか」

王馬が見た方には、険しそうな山がそびえていた

天海「…探すだけ探して見ますか…体力が持ったらですけど」

↓1 天海達の探索判定80(スタミナ補正-45)で滝壺につながる川を発見

~山犬山 麓~

王馬「…」ゼエゼエ

東条「きゅー…」

天海「…この辺にしておきましょうか…帰る体力がなくなってしまいますし…」

山の麓に行くだけでも疲れてしまった天海達は一旦帰ることにし、情報収集してから再挑戦することにした

~天海邸 門の前~

甲冑金髪「…ここがあなたたちが泊まっている場所なのですか?」

最原「は、はい…友人の家で…」

百田「…そりゃ驚くか…」

最原達が天海家の門の前まで戻ると、甲冑の人物は驚いたように目を見開いていた。その様子に中の使用人の1人が気づいて寄って来た

メイド「おかえりなさいませ。…あれ?お一人増えていらっしゃるような…」

赤松「あっ…それは…かくかくしかじかで…」

赤松説明中

メイド「なるほど、わかりました。旦那様に連絡してみますね」

ゴン太「お願いします!」

メイド電話中

メイド「大丈夫だそうですよ。空き客室を使ってください、とのことです」

金髪甲冑「すまない、ありがとう」

真宮寺「…では早速で悪いんだけど、君の話を聞かせて欲しいな。立ち話もなんだし、食堂でお茶でもとりながら」

金髪甲冑「私の話など聞いて面白いのかどうかはわからないが…わかった。では食堂とやらに案内して欲しい」

メイド「食堂はこちらですよ」

赤松達は甲冑の人物の話を聞くためにダイニングルームに移動した

~ダイニングルーム~

金髪甲冑「ふむ、美味いなこの紅茶は」

春川「…あんた、なんで宿も取らずに旅なんかしてるの?」

金髪甲冑「宿に泊まって武装道具を盗まれたりしたら大変だからだ」

夢野「その甲冑高そうじゃしな…」

金髪甲冑「それもそうだが…武器というのは戦士の誇りでもあるからな。盗まれるというのは屈辱でしかない」

星「…そもそも、あんたはロシアに何をしに来たんだ?わざわざ北欧から…」

金髪甲冑「悪いがその話はできない。あなたたたちには感謝しているが、そこまでは話せない」

↓1 赤松達のアクション(もっと話を聞く場合は、突っ込んだ質問は答えてくれないこともあります)

安価ありがとうございます。ここで一旦切って次のスレに持ち込みます。

春川のお腹の判定はここでしようと思います。それから、番外編はあのままだと勿体無い感じなので見たいものとか要望があったら短ーく書こうかなと思っています

↓1 春川の妊娠判定 70以上で…

前回の施設系みたいな感じでいいですかね? 番外編なのでストーリをがっつり書く気はありません。運悪くいかがわしいラブホテルに入ってしまった、とかでもいいかなと思っています。あと本来は人生ゲームというかすごろくやるつもりだったんですよね。

ちなみに本編を進めて欲しいという意見がありそうなら番外編は置いておきます

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