安価とコンマで真・女神転生Ⅳ (963)

開始時期はゲームスタート直後(ミカド城での成人の儀式から数日前)です。
不定期更新です。
よろしくお願いします。


主人公の名前と性別
名前が「フリン」かつ男性でない場合、主人公とは別にフリン(岩盤の少年の転生体)が原作通り登場します
↓1

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1525506457

ミカド国には珍しい日本風の名前ですね
わざわざ公用語まで英語にした天使たちにマークされてそう

Info>フリンが自由に行動する!

階級(=血筋)
・ラグジュアリーズ
政治や公務といった知的労働に携わる貴族階級。
人知れず悪魔と戦う警察組織「サムライ」は肉体労働もするがこちら。
・カジュアリティーズ
農業や工業といった肉体労働に従事する労働階級。
サムライになる以外で成り上がることはできない。
(あくまで出身の決定なので、こちらを選んでも無事サムライになってラグジュアリーズになります)

↓1

Info.>スタート地点が城下町になった!
Info.>ヨツバの服がきれいになった!

ラグジュアリーズのおしごとの例:
修道院(天使を通じて神の声を聞き、国家を運営するマクロな感じの組織)に所属
労働管理(カジュアリティーズを使う。農業や工業の1単位を受け持ってコントロールするミクロな感じの役職)
城下町のお店(雑貨屋、パン屋など)を営む

親は何してる人?ヨツバは親とその仕事についてどう思ってる?

↓1

あ、例から外しましたが親がサムライなのもアリです
意図あって外したのではなく単純に忘れてました
安価下

Info.>親がウーゴの部下になった!

ヨツバは親とその仕事についてどう思ってる?(単純な好きか嫌いかでも可)
↓1

Info.>親子仲は円満!
Info.>ヨツバは天使の教えを疑っていない状態だ!


戸締まりをして家を出る。
普段なら修道院へ出かける父と一緒に家を出て、道の途中で別れてから学校へ行くのだが、
成年(18歳)する年のこの日は学校を休んで、ミカド城内で行われる成人式に出席しなければならない。

サムライの装備であるガントレットを身に着け、ガントレットに選ばれし者かどうかを見分ける。
それが成人式で行われる儀礼だが、実際に選ばれるのは極稀で、誰も選ばれない年だってある。
カジュアリティーズの者たちにとって唯一、ラグジュアリーズになる手段ともいえるが、まったく現実的じゃない。
そもそも生まれからしてカジュアリティーズなのだから、余計なことを考えずに自分の仕事をしていればいいのだ。
ラグジュアリーズになりたがるということは、神に与えられた仕事に不満を持っているということではないか。全くなっていない。


早めの時間帯に来たつもりだったが、既に出席者が列をなしている。
遠くから数日もかけてやってきたカジュアリティーズたちの中に、ラグジュアリーズも混じっている。
こうして見ると、学校で習って知ってはいたが、カジュアリティーズの実際の多さには驚かされる。

しかし、例年通り一人ひとり進めるのだろうことを思うと、ため息が出そうだ。

……まだ時間があるし建国神話の本でも読もうかと思っていると、後ろに来た者に話しかけられた。


判定:誰に話しかけられたか

コンマ下一桁
1~3 イザボー
4~6 ヨナタン
7~9 ワルター
0 イサカル(とフリン)
下二桁がゾロ目 ??

↓1

カジュアリティーズの少年だ。着ているものの質が悪いのはもちろん、身だしなみへの意識がまるで感じられない。
自信満々といった風だが、成人式に出るのに張り切る必要があるのだろうか。わからない。


イサカル「なああんた、ここで待ってるのも暇だし話でもしないか?」

ヨツバ「……初対面の人間と話をしようというなら、名乗るべきではありませんか?」

イサカル「え?あ、そっか。俺はイサカル。キチジョージの村……って言ってもわかんねえか」

イサカル「まあ見ての通りカジュアリティーズだ。今の所はな」


呆れた。本気でサムライになれると思っているのか?
このような者がもしラグジュアリーズになったらと思うとめまいがしそうだ。


ヨツバ「私はヨツバ。行ったことはありませんが、キチジョージがどこにあるかは知っています。学校で習いました」

イサカル「ラグジュアリーズのお嬢さんが来ることなんて一生ねえだろうなあ」

イサカル「城下町に比べりゃなんにもないところで、来たってつまらんだろうし」ハハハ


何が面白くて笑っているんだ?と思っていたのが表情に出たのか、もうひとつ後ろの少年が口を挟んできた。


フリン「よせよイサカル。……すまない。僕はフリン。こいつが失礼なことを言ったようなら、僕の方から謝るよ」

ヨツバ「いいえ、よいのです。カジュアリティーズですから、無理もないことでしょう」


少し、フリンとやらに嫌な顔をされた気がした。
教育の行き届いていないカジュアリティーズの振る舞いが粗野なのは仕方のないことだ、と言っただけなのだが。
……見れば、イサカルとやらは露骨に嫌な顔をしている。
修道士の子として言動には注意を払っているつもりだが、失敗したようだ。
カジュアリティーズと話すのは難しい。


ヨツバ「……私も、失礼なことを言ったようですね。謝罪します」ペコリ

イサカル「お、おお?いや、うん。いいんだ。お互い様……だしな」


今度は驚かれた。カジュアリティーズはわけがわからない。
彼らを管理する立場の人間は大変そうだ。


イサカル「しかし、ヨツバって言ったか?珍しい名前だよな。ラグジュアリーズだからってわけでもないだろう」

フリン「そういえばそうだな。……ヨツバ、ヨツバか」

ヨツバ「確かに珍しい名前ですが……フリン殿、何か?」

フリン「誰かに似ている感じがするんだ。うまく言えないが、他の名前とはつくりが違う、そんな名前を誰かが……」

イサカル「ああそうだ、名前といえば、昨日宿でよ――」


とりとめのない話をしていると、時間になって成人式が始まった。
横一列に並んだサムライたちの前へ行き、真ん中のサムライからガントレットを受け取って装着し、外して返却する。
この流れを繰り返し、一人、また一人と列が消化されていく。


フリン好感度0→1(顔見知り)
イサカル好感度0→1(同上)


能力値(???)をコンマ下一桁で決定
フリン遭遇ボーナスをコンマ下二桁目で決定
ゾロ目で+α
↓1

Info.>なにかが4になった!
Info.>ゲームコインを1枚手に入れた!


私の番が来た。ガントレットを受け、装着する。
どうせ何も起こるまい。これが済めばようやく家に帰れる。そう思っていた。

……手首から前腕部分にかけて取り付けられた戸が開き、魔法の文字が(言葉通りの意味で)輝いた。

私は本日初の、今期新人サムライとなった。



成人式終了後、同期の者たちが集められ、説明と手続きが行われた。
わかったことは、大きくまとめるとこうだ。
・サムライは城内に住み込みで働き、外出には許可が必要
・サムライは一定の観察期間を過ぎればやめることができる
(やめた場合、元いた所へ帰る。といっても、そんなことをすれば世間の目はとてつもなく厳しくなるだろう)
・サムライの仕事は治安維持だけではなく、地下からやってくる悪魔を倒すこと

説明は全て理解したが、実感がわかない。
本より重いものを持ったことがないような私に、悪魔と戦うだけの力があるとは信じがたかった。
しかし、神の与えるガントレットに選ばれたということは、私はサムライになるべくして生まれ、そしてなったのだろう。
たくさん勉強して、父のように修道院へ行きたかったが……
この境遇に悩むよりも、新たな生活に慣れるべきだろう。

一日休むように言われ、充てがわれた宿舎の部屋で休むことにした。荷物は明日中に家から届くそうだ。


……朝起きて、支給品の制服に袖を通していると、ポケットに何か入っている感じがした。
まさぐって見ると、一枚のコインが入っていた。
絵柄もなく、少なくとも、この国で通用する通貨「マッカ」とは違うようだ。なんだろうか?


指定された集合場所である、アキュラ像広場へ来た。
同期の内、フリンだけがいない。
……これから共に戦う仲間となるのだ。親睦を深めるべきだろう。
ここにいる誰かに話しかけてみようか?


選択安価:誰に話しかける?
(イザボー、ヨナタン、ワルター、ナバールから一名)

場所を指定していなかった
↓1でお願いします

ワルター「ん、一人まだ来てねぇ……まさか寝坊かあ? 見に行った方がよさそうだな」タッタッ



ヨツバ「初めまして。私、ヨツバと申します」

ナバール「おお、君もラグジュアリーズのようだね。となるとカジュアリティーズはあの二人だけか」

ナバール「私はナバールだ。よろしく頼むよ」

ナバール「……少し顔色がよくないね。サムライになるのが不安なのかい?」

ヨツバ「ええ。私、父のように修道院でお国のために働くのが夢でしたので」

ナバール「まあ、安心するといい。これから私達は同じサムライ同士、助け合って行くのだ」

ナバール「君が窮地に立たされた時、必ず馳せ参じて助けてみせるとも」


……父がよく「こんなラグジュアリーになってはならない」と言っていたのと、全く同じような精神のつくりをしているようだ。
民は平等だというのに、ラグジュアリーズが上でカジュアリティーズが下だと思っている者が多すぎる。
知的労働と肉体労働を分業しているから暮らしぶりが違うだけだというのに。
学校で何を学んで来たのだ?


ワルター「ったく、初日に寝坊するヤツがあるか」タッタッ

フリン「すまない、起こしてくれて助かったよ」タッタッ


全員揃ったところで時計を見てみると、ちょうど時間になったようだ。
サムライ頭(がしら)のホープ殿が来られ、説明が行われる。

ナバール好感度0→3(顔見知り?)


ホープ「諸君にはこれより、悪魔の潜む地下洞窟"ナラク"へ行き、実地訓練を行ってもらう」

ホープ「それに先んじて、これらを支給する」


支度金300マッカ(それなりの額だ。安物の保存食なら一月分買えるだろう)と癒しの水5つを支給され、準備を整えるように指示された。
準備ができ次第、悪魔の潜む地下洞窟"ナラク"へ踏み込むと。

城内の店舗(鍛冶屋と薬局)で挨拶をし、解毒の乳液2つを購入した。
瀕死の状態から回復する復活の葉も一応買えるには買えるが、それ1つだけ持っていても仕方がない。


ナラクへ足を踏み入れると、ガントレットに宿る妖精バロウズが声を発し、私の足元から光が広がった。
傍らにはナラクについての説明文が表示されたが、知っている以上のことは書かれていない。


バロウズを通じて、ナラクの外にいるホープ殿から指示が下される。
まずは悪魔と遭遇し、戦闘を経験せよと。

同期の者たちはめいめい散り、私も単独で歩き回り始めた。……正直、かなり心細い。


私の目の前、道の曲がり角から、異形の者が姿を表した。
刀を抜き、斬りかかる。


コンマ下一桁判定:誰にエンカウントしたか ↓1
1~3 スライム
4~6 ケンタウロス
7~9 フケイ
0 ラームジェルグ
ゾロ目 ??

コンマ下一桁判定:奇襲成否 ↓2
1~3 失敗して襲われた(武器の扱いは下手)
4~8 通常戦闘(武器の扱いは人並み)
9~0 奇襲成功(武器の扱いはうまい)
ゾロ目 ??

Info.>ヨツバの白兵能力が高めに決まった!
Info.>ヨツバのレベルが上がった!


出会い頭の一太刀が首筋へ。しかし、骨の手応えを手に感じたところで抜けられた。
……戦いの訓練などはしていないのだが、この分ならなんとかなりそうだ。

人間の首に、鳥の体。どうやって抜いたのか、帯剣もしている。

バロウズ「凶鳥フケイね。レベルは低いから、マスター一人でもなんとかなりそう」

フケイ「この時期はひよっこの肉がつまめると出てきたのに、これでは格好がつかんのう」

血(でいいんだろうか?)をどくどくと流しながら、フケイはまだやる気のようだ。
あちらも剣を持っているが、腕の長さ分リーチはこちらが有利だ。再度斬りかかる。

フケイ「ほっほ。ザン!」ヒュオ

フケイが何事か叫ぶと、緑色の風が私に向かって吹いた。
思わず腕で顔を庇うと、腕に鋭い痛み。

ヨツバ「つっ!?」

小さな足音。近づかれている。腕ではなく前を見て、刀を握り直す。
一度打ち合い、二度目で剣を持つ羽を切り飛ばし、三度目で首を落とした。
絶命したのか、悪魔フケイは動かなくなった。

ヨツバ「バロウズ、先程の風は一体何だったのですか?」

癒しの水を取り出し、腕にかけながら尋ねる。
……思ったよりは血が出ていない。めくらましだったのだろうか。

バロウズ「あれは魔法よ。他にも炎を出す魔法とかもあるし、傷を癒やす魔法もあるわ」

バロウズ「ザンは衝撃属性の初級攻撃魔法ね」

ヨツバ「初級、ということは……」

バロウズ「ゆくゆくは中級、上級と目にすることになるんじゃない?……それより」

バロウズ「レベルアップおめでとう」

ヨツバ「……?」

バロウズの言うところによると、戦闘経験を一定量積んだことをガントレットが確認すると、その人物に認めるレベルを上げるらしい。
その基準は、悪魔が人間の強さを計る際の尺度にもっとも近いのだとか。
格付けのようなものだろうか。
言われてみれば、今の戦闘で一皮むけた……ような気がする。

一息ついていると、ホープ殿から連絡が来た。


ホープ「全員が悪魔との戦闘を終えたようだな。次の訓練内容を指示する」

ホープ「再び悪魔と遭遇し、今度はそれを仲間の悪魔……すなわち"仲魔"とせよ」

ホープ「方法についてはバロウズに聞くように」


……スカウト、なる機能で悪魔と対話し、仲間ならぬ仲魔とすべく交渉できるらしい。
支度金は残しておくべきだったかもしれない。

もう一度、悪魔を探して歩き回る。


コンマ下一桁判定:誰にエンカウントしたか ↓1
1~2 ケンタウロス
3~4 フケイ
5~7 ナパイア
8~9 ラームジェルグ
0 グリフォン
ゾロ目 ??


選択安価:どのステータスを上げるか(一つのみ) ↓1
力0……体が丈夫になる。剣の威力が上がる。
技0……感覚が鋭くなる。銃の威力が上がる。
速0……逃げやすくなる。逃げられにくくなる。
魔0……魅力的になる。魔法の威力が上がる。
運0/0……判定時に使うとゾロ目になる。ゾロ目の時に使うと更にいい結果が得られる。(現在値)回まで使用できる。

Info.>ヨツバの速が1になった!


悪魔の姿を見るや、刀を抜いて斬りかかる。
我ながら恐ろしいことをしている気がする。

ナパイア「きゃっ!?」

元々[ピーーー]つもりではないので、一太刀目は大して効いていないようだ。
反撃されない内に私がスカウトアプリの使用を宣言すると、交渉用の項目が空中に展開される。
……先程の風の魔法にも驚いたが、ガントレットに込められた魔法も驚嘆に値する。

それはともかく、初の交渉が始まった。

ヨツバ「初めまして。私はヨツバといいます。この度は私の仲魔となって頂きたいと存じます」

ナパイア「あ、これはこれはご丁寧に……じゃないわよ!」

ナパイア「この時期ここに来るのが新人なのは知ってたケド、それが人にものを頼む態度なの!?そんな刀で斬りかかってきて」プンプン

ヨツバ「言われてみれば……」

ナパイア「今なら許してあげるから、その武器しまっちゃってよ。ね?」


自由安価:どうする?
↓1

Info.>ナパイアが仲魔になった!


素直に武器をしまうと、ナパイアが飛びかかってきた。
騙された!?

ナパイア「スキアリーーーー!!」バシィ

頬を叩かれた。痛い。

ナパイア「……ってこともあるから、相手の言うことをうのみにしちゃダメだよ」

ヨツバ「な、なるほど……」ヒリヒリ

所詮は悪魔。絶対の契約は守っても、口先で騙しに来るということか。
しかし、それをこうやって教えてくれる辺り、ナパイアは親切な方と思ってよさそうだ。

ナパイア「よし。あんた危なっかしいから、一人前のサムライになるまで見ててあげる」

ヨツバ「ええと、それはつまり……?」

ナパイア「わたしは妖精ナパイア。今後ともよろしくね!」

どうやら契約が成立し、ナパイアが仲魔になったらしい。
ガントレットの画面からもナパイアの詳細な情報が確認できるようになった。
というところで、ホープ殿から連絡が来た。

ホープ『全員仲魔を得たようだな。今後ナラクで戦うにあたって最も重要な戦力となる。うまく使うように』

ホープ『では最後の訓練を始める。諸君らのいるよりひとつ下、ナラクの第二層に、ある貴重品を隠した』

ホープ『徘徊する悪魔を切り抜け、誰かがそれを手にした時点で、本日の訓練は終了とする』


ヨツバ「協力しろ、ということでしょうか」

バロウズ「いいえ、マスター。発行されたクエストの報酬を受け取れるのは、その貴重品を手に入れた一人だけみたい」

ヨツバ「競争しろ、というわけですね。なら急ぎましょう」タッ


コンマ下一桁判定:フリンを抜かせるか
1~5 宝箱の所へ着く前にフリンがクリアしてしまう
6~7 フリンが軍勢と戦っているのを目撃する
8~9 宝箱への道を塞ぐ軍勢を発見(フリンより先に到着)
0 宝箱を探している最中にフリンとばったり出会う
ゾロ目 ??

↓1です

Info.>ギリギリアウトなのでちょっとだけオマケ!(速さも上げてるし)


二層の悪魔も一層とあまり代わり映えせず、ナパイアと二人がかりなら難なく倒せた。
ラームジェルグという悪魔は刃が通らず、逃げるしかなかったが……
とにかく、私たちのペースは悪くなかった。

ナパイア「あ、あれじゃない?きちょーひんの入った宝箱」

ヨツバ「見つかりましたか!?」

ナパイア「でも、あー……」

ナパイアの指す方向を見ると、確かに宝箱はあった。
しかし……

ホープ『諸君、ご苦労。クエストはクリアされた』

ホープ『最も早くたどり着いたのは――』


妖獣チャグリン「ま、妥当だよな」

フリン「うん?ヨツバか。どうやら、僕の方が一足早かったみたいだ」


ホープ『フリンだ。よくやった』


宝箱の周辺に散らばる数多の悪魔の死体。
これを独力で、しかも素早くやってのけたのだとすると、舌を巻く他ない。

ヨナタン『おめでとう、フリン』

ワルター『やるなぁ。俺も負けてられねーぜ』

ナバール『ぬぬぬ、カジュアリティーズの癖に……』


自由安価:目の前にいるフリン(チャグリンもいるけど)に何か言う?(言うならその内容も)
↓1

ヨツバ「すごいですね」

フリン「ありがとう。でも、他に誰も来ていないところを見ると君も中々すごいんじゃないかな」

フリン「まあ、僕も含めみんな慣れてない時期だから、この先どうなるかはわからない」

フリン「お互い、これからも頑張ろう」

ナバール『ぐぬぬ……』

フリン好感度1→2(ちょっとすごいかも)


ホープ『本日の訓練はこれにて終了だ。各自帰投し、休むように』


地上へ戻る間に、ヨナタンから通信が来た。

ヨナタン『なあ、せっかくミカド城へ来たんだ。みんなで屋上へ行ってみないか?あそこからの眺めは圧巻だぞ』

ワルター『おっ、いいねえ。俺は行くぜ』

イザボー『私は用事があるから、遠慮しておくわ』

フリン『僕も行こう』

ラグジュアリーズといえど、ミカド城内へ来る機会はそうそうない。
どんな景色だろうかと、興味が沸いた。

ヨツバ『私もご一緒します』

ヨナタン『ならば、この四人で決まりだな。試しにクエストを発行してみよう』

ヨナタンのガントレットからクエストが送られてきた。
"いざ ミカド城の屋上へ"と題されており、集合場所と目的が記されている。


……
場所:ミカド城 屋上


ヨナタンの言う通り、屋上から眺める景色は圧巻の一言だった。
城下町はもちろん、遠くの丘や湖までも望め、絵画にでもできそうな景色だ。

フリン「おお……」

ワルター「こいつはすげえ……」

感嘆の息を漏らすフリンの隣で、ワルターが思い切り身を乗り出している。

ヨツバ「ワルター、危ないですよ」

ワルター「大丈夫だってこんくらい」

ヨナタン「ははは、お気に召したようで何よりだ。僕も嬉しいよ」


ひとしきり景色を堪能した後は、自然と先程まで行われていた実地訓練についての雑談になった。


ワルター「しかし、民に仇なさん悪魔をばっさばっさ斬る!ってのはわかりやすくていい仕事だな」

ワルター「こういうのが性に合ってるぜ、俺は」

ヨナタン「ううむ、性に合っている……わけではないが」

ヨナタン「民を悪魔から守る仕事というのは大変名誉なことだと思う」

ヨナタン「僕もやりがいは感じているよ」

ワルター「フリンとヨツバはどうだ?」


自由安価:何と答える? ↓1
「性に合っていると思う」
「やりがいを感じている」
「わからない」
(その他自由な内容)

下一桁判定:フリンの答えは…… ↓1
1,3,5,7 「性に合っていると思う」
2,4,6,8 「やりがいを感じている」
9~0 ヨツバと同じ内容になる
ゾロ目 ??

Info.>ヨツバとフリンがLAWに傾いた!


ヨツバ「そう……ですね」

ヨツバ「私たちが悪魔と戦うことで、民が助かるというのなら」

ヨツバ「それはやりがいのある仕事だと思います」

フリン「そうだね。だからこそ、サムライとしての仕事に力を尽くそう」

ワルター「……けーっ、いい子ちゃん共め」

ワルター「ていうかフリン、お前までそんなこと言うのかよ!裏切りモンめ!このやろ」グイッ

フリン「えっ、痛たたたた!や、やめろワルター!痛い!痛いから!」バシバシ

ヨナタン「あっはっはっ」

ヨツバ「……止めなくてよいのですか?」

ヨナタン「友ならこのくらいは自然なことだろう。女性にはわかりづらい感覚かもしれないけれど」

ヨツバ「そういうものですか」

ヨナタン「そういうものだ」

確かに、仲良くなった……気がする?


ワルター好感度0→1(サムライの同期)
ヨナタン好感度0→2(仲良くなれそうな人)
フリン好感度2→3(ちょっとすごいかも)

時:翌朝
場所:寄宿舎 ヨツバの部屋


バロウズ「おはよう、マスター」

ヨツバ「おはようございます、バロウズ」

バロウズ「ホープ様からメッセージが届いているわ。再生するわね」

ホープ『おはよう、諸君』

ホープ『本日は諸君の先達である、サムライを引退したKの営む酒場へ行ってもらう』

ホープ『そこでKの指導を受けるように』

ホープ『本日はその他の訓練や任務はない。連絡事項は以上だ。励んでくれ』

ヨツバ「Kの酒場……確か、広場から行けるのでしたね」

バロウズ「ええ。ちゃっちゃと行っちゃいましょ」

身支度をして、寄宿舎を出た。



……
場所:Kの酒場


酒場という割には、さほど酒類の匂いはしない。
料理をつまむ者、何事かの相談をしている者が多いようだ。
そのいずれもがサムライの装備(Qの鍛冶屋で購入できるものだ。支給品の制服より質が高い)を身につけている。
つまり、いずれもが先輩のサムライであるということだ。
そんな空間にいるのは、少し緊張する。

カウンターの奥にいる、義手を身に着けた男が話しかけてきた。

義手の男「よお、新人くんか」

ヨツバ「はい。ヨツバと申します」

義手の男「……ほう」

義手の男「ま、そんなに畏まらなくていい。どうせちょっとここで長くやってる先輩ってだけだ」

義手を掲げて見せ、「隠居したのだってヘマやらかしたからだしな」と笑う。

義手の男「俺はK。この酒場をやってる」

K「ホープから新人に教えろと言われちゃいるが……アンタ、早起きだな」

K「まだ集まってないんじゃ、話を始められんのだが……」

カウンターをトントンと指で叩くK。何か思いついたのか、その手を止めて口を開く。

K「あー、今日は楽しいことを教えてやる予定なんだがな。その前にオマケで、役に立つ話をしてやろう」

Fに分岐するとしてもⅣ無印の終盤の終盤ですからね
ヨツバはともかくフリンさえNルート走ってくれればFには分岐可能ではあります
まあヨツバがNじゃない状態でFに分岐した場合ヨツバの立場がどうなるかはわかりませんが


時:しばらく後

ワルター「おーっす、おはよーさん」

フリン「おはよう、みんな」

ヨツバ「おはようございます、ワルター、フリン」

ヨナタン「おはよう。これで全員揃ったな」

ワルター「ん?何だあれ。義手か?またけったいな」

ナバール「口を慎みたまえよワルターくん!この方がどなたかわかって口を利いてるのか!?」

K「ただの先輩だって話だろうが。いちいち持ち上げるんじゃねえ」

ナバール「ぁはぁん……」涙

ワルター(なんだか知らんがいい気味だ)にやにや

イザボー(ナバール……)しらー

K「さて、ホープに言われてお前ら新人に話をするっちゃするんだがな。今日するのは堅苦しい話じゃねえ」

K「ナラクに入って悪魔を倒すだけってのは味気ねえ。最初はそう感じる暇もないだろうが、じきそうなる」

K「そこで生活に華を添えるのが、こいつだ」

Kが黒板を義手でコンコンと叩く。

K「下の方にチャレンジクエストってのがあるだろう」

K「誰かの困りごとだったり、頼み事だったり、あるいは腕を競おうって内容のもあるが」

K「とにかくそういう非正規のクエストをここにまとめてある。それをこなして報酬をもらって楽しむわけだ」

K「んで、上の方にあるのはランキング。お前らにゃまだまだ縁遠いだろうが、いろんな項目をサムライ同士で競ってるわけだな」

K「ここに名前が載れば一目置かれること間違いなしってもんだ。それを目指して気合入れるやつもいる」

K「てなわけで、今日はそれを体験してみてくれ。新人向けのクエストも誂えてある」

K「頑張れよ」


ナバール「フリン君!ちょっといいかね」

フリン「なんだい?」

ナバール「これまでカジュアリティーズ出身の君への非礼を詫びよう。昨日の訓練で目が覚めたよ」

ナバール「改めて君と同胞として親睦を深めたい。そして、君に挑戦したい」

ナバール「いくつかのチャレンジクエストを見繕って、それをどちらが先に完遂するかで勝負しないか?」

フリン「なんだ、そんなことか。もちろんいいよ」

ナバール「よし!では他の皆にも私からクエストを発行しておく。希望者は参加してくれたまえ!」


ナバールがポチポチとガントレットをいじると、こちらにもクエストが送信されて来た。
"我が心の同胞に捧ぐ"と題され、新人向けのチャレンジクエスト3つを誰が一番早くこなすかで勝負するという内容だ。
……ちょうどいい。やってみよう。

……
回想:全員集合する前

K「これがナラクの地図。一層、二層、三層のだな。知ってると思うが、四層から先は立ち入り禁止だ」

K「んで、これが出てくる悪魔の特性と分布。」

K「大きめの悪魔が追ってこれない抜け道はこの印がついてるとこだ。斜線が入ってるとこは毒沼になってる」

K「あんた賢そうだからな。この地図はやらんが、今ので覚えたろ?」ニッ


……
時:今

ヨツバ「K殿にいただいた情報があれば、誰より早くクエストを達成できるはず……」

ヨツバ「行きましょうナパイア。あなたの魔法がカギになります」

ナパイア「ごーごー!」

バロウズ(……マスター、結構負けず嫌いなタイプ?)



コンマ下一桁判定:レースの結果 ↓1
1 ナバールに負けた
2 イザボーとヨナタンに負けた
3 ワルターに負けた
4~5 フリンと同着
6~7 フリンに勝利
8~9 圧倒的一位
0 ナラクでフリンとばったり
ゾロ目 ??

ヨツバ「毒沼を避けた位置……ありましたね」深緑の苔GET

バロウズ「これでクエスト達成ね」

……

ヨツバ「ケンタウロス、お願いします」

ケンタウロス「ニードルショット!ニードルショット!」

グリフォン「ぎゃあああああ!!」

ヨツバ「羽も結構集まりましたね。どうですか、バロウズ?」

バロウズ「これでクエスト達成ね」

……

ヨツバ「……」脱ぎ脱ぎ

ヨツバ「行きますよ、ケンタウロス」

ケンタウロス「ブフ!ブフ!ブフ!」

ヨツバ「ふっ、せいっ!」ズバズバ

オルトロス「クゥーン……」ぐったり

バロウズ「これでクエスト達成ね。おめでとう、マスター」


……
場所:Kの酒場

ヨツバ「……おかしいですね。クエスト達成の知らせは届いているはずですが」

ヨツバ「連絡もなければ、酒場にいるわけでもないとは」

モブ先輩「た、大変だ!」ドタドタ

モブ先輩「そ、そこの君、ナバールの同期だろう!?」

ヨツバ「はい、ヨツバと申します。いかがなさいましたか?」

モブ先輩「ナバールが悪魔に連れ去られてしまったんだ!ちょうどいいから君に救出をお願いしたい!」

モブ先輩(一番最初に戻ってきた奴を送れって言ってたな。男だって聞いてた気がしたが、まあいいだろう)

ヨツバ「わかりました。では……」

モブ先輩「あ、ああ、待ってくれ」

モブ先輩「このことは内密に頼む。このことが知れたらホープ殿がナバールをお叱りになるだろうからな」

モブ先輩「あいつの知人としてそれは避けたい」

ヨツバ「……」

ヨツバ「いくら年長者の言うことでも、そのような不正はできません。では」ガチャ


モブ先輩「……チッ」

モブ先輩「聞こえたな?徹底的に痛めつけてやれ」

?『了解だ。へへっ、生意気なカジュアリティーズめ』

……
場所:ナラク

ヨツバ「各員に連絡です。ナバールが悪魔にさらわれたそうです。救出に向かうので、どなたか同行をお願いします」

ヨナタン『すまない、こちらはしばらく身動きが取れそうにない』

イザボー『ごめんなさい、私も毒にやられて迂闊に動けなくて……今身を隠しているの』

ワルター『こっちも今取り込み中だ!終わったら向か……あちちち!!んなろっ』

フリン『僕はちょうど今二つ目のクエストを終えたところだ。どこへ向かえばいい?』

ヨツバ「第三層の入り口で合流しましょう。おそらく敵は人通りのない最奥です」


……
時:しばらく後


フリン「待たせたね。では行こう」

ヨツバ「はい。第三層の悪魔は手強いですから、油断せず進みましょう」


?(二人か……まあ、新人なら問題なかろう)

?「3……2……1……行け!」バッ

ナーガ1&ナーガ2「タルカジャ!」ババッ

フリン「ここにいないはずの悪魔……いや、使い手がいる!?」

?「貴様らはここから先へは行けん!思い上がったことを後悔するがいい!」

フリン「ヨツバ、わかるかい!?」ピピッ

ヨツバ「ええ」ピッピッ

ヨツバ「カソ、お願いします!」
フリン「カハク、頼む!」

カソ「アギ!アギ!」ボッボッ
カハク「マハラギだよー!」ブワッ

ナーガ1「ぎっ!?」
ナーガ2「いかん、隙を……!」

ヨツバ「」タッ
フリン「」タッ

?「ばっ、バカな――」

ヨツバ「はっ!」ブンッ
フリン「せやっ!」ヒュッ

ザクザクッ

?改めモブ先輩B「ぐがあっ、こ、こんなはずでは……」ダラダラ

ヨツバ「やはり狂言でしたか」

フリン「やはり?」

ヨツバ「奥まった第三層にも見張りがいますから、ナラクはほぼ全ての場所がサムライ衆の監視範囲です」

ヨツバ「上ではなく人づてで救助依頼がなされるケースはかなり考えづらいといえます」

モブ先輩B「くっ……」ダッ

フリン「奥へ逃げた……まだ策があるようだね」

ヨツバ「追って拘束しましょう。錯乱して危険なことになるかもしれません」

時:ちょっと後

モブ先輩B「ハア、ハア……で、出ろ!ウェンディゴ共!」バッ

ウェンディゴの軍勢「ウォー!」「カミチギル!」「ハラヘッタ」「マルカジリ」

ヨツバ「ウェンディゴ……知らない悪魔ですね」

フリン「つまり、かなりレベルが高いはずだ……しかもこの数か」

ヨツバ「逃げましょう。危険です」

フリン「いや、ここで抑える。ザン!ジオ!」

どこかのウェンディゴたち「キカナイ!」
どこかのウェンディゴたち「イタイ!」

フリン「電撃弱点だな。畳み掛けるぞ!」

ヨツバ「い、今のは……?」

フリン(あ、ウィスパースキルを知らないのか。……それでよく僕に大差をつけたなあ)

フリン「後で教える。さあ、悪魔を出して!」

ヨツバ「……はい。ヴォジャノーイ、お願いします!」


……
時:しばらく後

フリン「ジオ!……最後の一体だ!」

ヨツバ「せいっ!」ズバァ

ヴェンディゴ「ギャァアアー!!」ドサッ

ヨツバ「はっ、はっ……」

フリン「まだやるかい?」チャキ

モブ先輩B「う、ううう……!!」


ナバール『た、助けてくれえぇ~~!!』


ヨツバ「!?!?」

フリン「ナバール!?」

モブ先輩B「なっ ナバール!?」


女の声『ほら、きりきり、喋りなさいよ!』
ナバール『ぎゃああっ!痛いいぃいい! た、助けてくれ、あくま、悪魔に捕まったああ~!!』


ヨツバ「……本当になってしまうとは」

フリン「しかし、僕らで助けるしかないな。この人の手持ちの悪魔は僕らが全滅させてしまったことだし」ちら

モブ先輩B「ひっ、ヒィイ~~」ビクビク

ヨツバ「あなたは助けを呼んでナラクを脱出してください」

モブ先輩B[わ、わかりましたァ~~!!」ピュー


……
場所:第三層 奥

バロウズ「エネルギー反応。これは……悪魔の結界ね」

バロウズ「入る度に形を変える迷路で、入った所からは出られない。オートマッピングも機能しない。厄介よ」

バロウズ「奥から強力な悪魔の反応があるわ。きっとさっきの奴ね」

ヨツバ「入った所からは出られない、とは、入った所以外に出口ができるという意味ですか?」

バロウズ「正解」

フリン「それならなんとかなりそうだ。行こう、ヨツバ」

ヨツバ「はい……その前に」ピッ
ヨツバ「こちらヨツバ、フリンと共に、第三層に発生した悪魔の結界へ突入します。応援に来られる方はお願いします」

時:さらに後
場所:アルラウネの結界最奥

フリン「ナバール!」

ナバール「ひぃい~~ふ、フリン君!ヨツバ君!早く助けてくれたまえ~~!!」

アルラウネ「いい感じね。もっと、もっと泣きわめくのよ!」茨ベシベシ

ナバール「ぎゃあああ!!痛い痛い痛い~~!!」

ヨツバ「悪魔よ、彼を解放しなさい」

アルラウネ「はいそうですかって返すと思ってるワケ?せっかくのご飯を?そんなわけないじゃない」

アルラウネ「こんなにいい声出してくれるニンゲンはほんっっとーに久しぶりなのよ!ご馳走よご馳走」

アルラウネ「だから や・だ」

フリン「倒すしかない。最悪、時間稼ぎだけでもしないと」チャキ

ヨツバ「援軍が来るまでは保たせましょう」チャキ


……
時:しばらく後

ワルター「遅れてすまねぇ!今助太刀……に……」


フリン「トドメだ!」ズバァン

アルラウネ「くっ、ニンゲンんんん! ぅ……」ブシュウウウ ぐったり

フリン「ふう、手強い相手だった……」チンッ

ヨツバ「はぁ、はぁ……なんとか、なりましたね。解毒の乳液を、残しておいて、よかった」


ワルター「……終わってるじゃないの」


……
場所:アキュラ像広場

イザボー「フリンをハメるつもりだったですって!?」

ワルター「ラグジュアリーズが聞いて呆れる……!」

モブ先輩A「ゆ、許してくれ!私たちはナバールに頼まれてやっただけなんだ!」

モブ先輩B「あいつの家に睨まれたらタダじゃ済まないから……仕方なかったんだ!」

ワルター「ちッ……それで、しかも当のナバールは悪魔に痛めつけられたショックで――」

ワルター「――泣いてばっかりで話が聞けねえっていうじゃねえか」

ワルター「くそッ、俺は帰るぞ!こんなアホらしいことに付き合ってられるか!!」

ヨツバ「待ちなさいワルター」

ヨナタン「いいんだヨツバ。行かせてやれ。事情聴取は君たちだけでも事足りるだろう」

ヨナタン「仮にも同期の仲間だったんだ。それを助けられなかった負い目を感じているんだ。きっと」

ヨナタン「僕もそうだし、イザボーもそうだろう?」

イザボー「……ええ。殿方にも負けないつもりでいたけど、肝心な時に動けなかったなんて」

ヨツバ「しかし規則は規則です。一応その場に居合わせていたのですから、ワルターには出頭義務が――」

ヨナタン「ヨツバ。ルールは確かに大切だが、ルールより大切なものだってある」

ヨナタン「……ワルターの気持ちを汲んでやってくれ」

私は、どうしてもヨナタンの言葉に納得できないが、キリがないので引き下がることにした。

Info.>ナバール廃人化回避!

もうちょっとだけ、もうちょっとだけ、で気がついてみれば三時半 だめですよこれは
きっともう寝ます。

フリンを追い抜いた(救出開始が早まった)のでナバールが廃人化しませんでした。
こんな感じで原作でできないことをできるチャンスを増やせたらいいなと思います。

フリンについては現状こんな感じで考えてます
・戦うと絶対に勝つ(万一ヨツバと敵対した場合はヨツバ次第に)
・東京に降りるまでは基本的に先回りしてくる(東京に降りるとチャレクエを埋め始めるので緩和)
・好感度が上がりにくい(別け隔てなく親切なヒーローなので特別になりにくい)
・遭遇しづらいが遭遇するだけでいいことがある(宝は重くとも身のこなし風のごとし)

このスレではご意見を随時募集しています。
特に
・悪魔がいつの間にか増えてることの良し悪し
・ヨツバを>>1が動かしすぎてて安価コンマ度が低いのではないか
この辺りについては特にご意見を頂きたいです。



ワルター好感度1→3(かなりやるな)
ヨナタン好感度2→3(立派なものだ)
イザボー好感度0→1(私も見習わないと)
フリン好感度3→4(信頼できる)

レベルが2上がった。
選択安価:どのステータスを上げるか(一つずつ) ↓2まで
力0……体が丈夫になる。剣の威力が上がる。
技0……感覚が鋭くなる。銃の威力が上がる。
速1……逃げやすくなる。逃げられにくくなる。
魔0……魅力的になる。魔法の威力が上がる。
運0/0……判定時に使うとゾロ目になる。ゾロ目の時に使うと更にいい結果が得られる。(現在値)回まで使用できる。

人間 ヨツバ NEUTRAL-???

[ステータス]Lv3(わかりやすいので0スタートでカウントします)
?4……『高い方がいいのは確かよ』
力1……体が丈夫になる。剣の威力が上がる。
技0……感覚が鋭くなる。銃の威力が上がる。
速1……逃げやすくなる。逃げられにくくなる。
魔0……魅力的になる。魔法の威力が上がる。
運1/1……判定時に使うとゾロ目になる。ゾロ目の時に使うと更にいい結果が得られる。(現在値)回まで使用できる。
ラグジュアリーズ……頭の回転が速い。政治や、腹の探り合いがわかる。多少物知り。
秩序の申し子……物理的に可能である限り、神やルールに従い、正義を執行する。神こそ絶対。
剣士……戦闘でもたつかない。多数に囲まれない限り不意打ちを受けない。

[人間関係]
フリン好感度4(信頼できる)
イサカル好感度1?(……)
ナバール好感度3(顔見知り?)
ワルター好感度3(かなりやるな)
ヨナタン好感度3(立派なものだ)
イザボー好感度1(私も見習わないと)

[プロフィール]
東のミカド国で暮らす、修道士の娘。利発で、とてもとても信心深い。
父のような修道士になることが将来の夢だったが、サムライになったことも神の与えたさだめとして受け取っている。
修道士のを目指していただけあって常に丁寧語(口調の参考:ウーゴ)で、学校の成績もよい。
東のミカド国において見られないつくりの名前。

[その他]
LAW変化 1回
ゲームコイン1枚所持


[報告]
ご意見ご感想ありがとうございます。月並ですが、励みになります。
明日から平日なので更新頻度がどうなるかは知りませんが。

ヨツバの持つ性質をマスクデータのままで進めるかどうかで悩んでいましたが、考えた末公開することにしました。
多分これをそのままにしておくのはよくないだろうと思うので……

時:翌朝

ワルターから連絡だ。

ワルター『あー、みんなおはよう。その……昨日は荒れちまって、すまなかった』

ワルター『ところで、どうせみんなひとところにいるんなら朝メシをみんなで食おうぜ』

ワルター『屋上に対抗してってわけじゃねえが、城からちょっと歩いたとこにあるミカド湖もいい景色だ』

ヨナタン『なるほど、ならば町でパンを買って行こう。みな、パン屋に集まってくれ』

フリン『わかった』

ヨツバ『わかりました。参りましょう』


……
時:ちょっと後
場所:パン屋

パン屋にいち早く着いた。

ヨツバ「おはようございます」

パン屋の店主「おお、おはよう。……ん?」

店主が私の持っている建国神話の本を見た。

店主「君も本を読むのかい?」

ヨツバ「? 確かに読みますが……」

店主「へえ、君の好きなジャンルはなんだい?」

そう言って店主は、私にわからない単語をいくつか羅列した。

ヨツバ「?? あの、本といえば聖書と建国神話しかないのでは……?」

店主「あーこれまではそうだったがね、最近見かけるようになって。面白いから読んでみるといい。ほら」

それはやはり、見たことのない装丁にタイトルだった。

ヨツバ「……その本。修道院に認可を受けて売られているものですか?」

店主「はあ?ど、どうだっていいだろそんなこと」

ヨツバ「いいえ。修道院、引いては神の許しなく思想・意見・主張・感情を広く表現することは禁じられており――」

私が反論しようとしたところで、後ろから足音、そして声が聞こえた。

ワルター「まーまー、ヨツバ。腹減ってんだろ?さっさと行こうぜ」

ヨナタン「すみません店主。代金はこちらに置いていきます」


……
場所:ミカド湖

ヨナタン「なるほど、奇妙な本か。確かに初めて聞く」もぐ

ワルター「誰が何書いて何読もうと勝手だと思うけどなあ。修道院ってそんな仕事までしてたのか」ぱくぱく

ヨツバ「勝手ではありません。これは神が――」

ワルター「はいはいわかったわかった。講釈は間に合ってる」

どう見てもわかっていない。
サムライ、すなわちラグジュアリーズとしての自覚がないのだろうか?

そうやって話をしていると、誰かが私たちに近づいてきた。


イサカル「フリン……お前、フリンか?」

この少年は確か……イサカルといったか。
フリンと同郷の者だったはずだ。

イサカル「立派になっちまって……すっかりラグジュアリーズか。ええ?」

ワルター「おい、そんな言い方ねえだろ」

イサカル「ふん。まあ、もうすぐラグジュアリーズもカジュアリティーズも関係なくなるさ」

イサカル「世の中は変わる」

ワルター「……はあ?」

イサカル「これだよ」

そう言ってイサカルは本を取り出した。
それは見たことのないタイトルで、パン屋で見た本に似ていた。

イサカル「こいつはすげえぞ。この国で暮らしてきた常識がひっくり返っちまう」

イサカル「人間に本来ラグジュアリーズもカジュアリティーズもねえんだ。真の平等ってのは――」


イサカルが熱弁を振るっている……


自由安価:どうする? ↓1
本を奪う
本を捨てるように言う
なにもせず話を聞く
(その他自由な行動)

下一桁判定:フリンはどうする? ↓1
1,3,5,7 ???
2,4,6,8 ???
9,0 ヨツバと同じ行動を取る
ゾロ目 ???

Info.>ヨツバとフリンがCHAOSに傾いた!
Info.>イサカル・ワルター・フリンの好感度+1!

不思議なことに、誰もイサカルを止めず、話に聞き入っていた。
誰もが思いつかないような内容で、思わず聞いてしまっていた。

……ひとしきり話すと、イサカルは満足したような表情になった。

イサカル「……と、本にはこういうことが書いてあるんだ」

イサカル「これは読むべきだ。民全てがこれを読んで変わって、国が変わるべきなんだ」

イサカル「……じゃあな、フリン」

イサカルは去っていった。


ヨナタン「……なんというか、とてつもない話だったな」

ヨナタン「しかし、ヨツバが怒るのも分かる気がするな。あんなものがばらまかれては、きっと混乱が起こる」

ワルター「そうかあ?ラグジュアリーズもカジュアリティーズもない平等な世界。結構じゃねえか」

ワルター「現実にならなくとも、それを空想するくらいは許されるべきだと思うがね」

ヨツバ「ではワルターは、ラグジュアリーズとカジュアリティーズが平等でないと?」

ワルター「むしろどこが平等なのかを教えてもらいたいくらいだぜ。二本足で立って歩くのが平等だってか?アホらし」

ワルター「あ、講釈はいらないからな」

フリン「全体ではどうかわからないが、イサカルやワルターがそう感じているのは確かということだ」

フリン「それをヨツバがどうこう言うのは、違うと思う」

ヨツバ「……そうですか」

どこかすっきりしないまま、私たちは別れ、城内へ戻った。


今日は特別な任務もなく、自由に行動できる。
一日何をして過ごそうか……

自由安価:何をする?(夕方まで) ↓1
ナラクで任務遂行……レベルアップのチャンス。失敗しても次で上がりやすくなる
チャレンジクエスト……アレスに挑戦(撃破でレベルアップ。死亡リスクあり。今回挑まない場合フリンが倒す)
誰かと話す(好感度1以上の人物を一人選び、会いに行く)
お散歩(ゲームコインを1枚拾う)
その他自由な行動

ヨツバ「フリン、少しよろしいですか?」

フリン「僕に何か用かい?」

ヨツバ「悪魔との戦いについて、コツなどあれば教えていただきたいのですが」

フリン「ああ、そういうことか。じゃあ勉強会といこう」

ヨツバ「はい。よろしくお願いします」


……
場所:Kの酒場


K「よう、新人くんたち」

席は空いているようだ。

フリン「K殿、僕はレモンティーとチップスを。ヨツバは?」

ヨツバ「ストレートティーをお願いします」

K「あいよ」

……

フリン「ウィスパースキルとスキル継承をこう使うと……」

ヨツバ「なるほど」

……

ヨツバ「そういえば最近Qの鍛冶屋の品揃えが増えましたね」

フリン「ああ、新しい素材がナラクで調達できたらしい」

……

フリン「この悪魔の弱点はここだから、こっち悪魔のこのスキルを……」

ヨツバ「ほう」

……

ヨツバ「ふむ。フリンは随分とレベルが高いのですね」

フリン「いろいろ試してる内にね。このくらいは君もすぐ上がると思う」


フリンから育成のコツを教わった。(好感度増減なし)


……
時:夜

ワイワイガヤガヤ

ヨツバ「……流石に混んできましたね」

フリン「成果報告をしている人が多い。みんな帰ってくる時間帯ということか」

すっかり話し込んでしまった。そろそろ寄宿舎へ戻ろう。
そう思っていると、ホープ殿から連絡が来た。


ホープ『緊急連絡だ。キチジョージ方面で火災発生。各自、送付するクエストの内容に従って行動せよ』

ホープ『繰り返す。各自、送付するクエストの内容通りに行動せよ。作戦は明朝より開始される』


"生存者を発見せよ"。キチジョージの村で火災発生の報告あり。悪魔の姿が確認されている。
ヨツバ は以下の遠征隊に参加せよ。集合時刻と場所は……


ヨツバ「そろそろ休んだ方が……フリン?」

フリン「くっ!」ダダダッ

フリンが酒場を飛び出して行った。

酒場から出てフリンの走っていった方を見てみると、ホープ殿とヨナタンが話しているのが見える。
ヨナタンはいつになく怒っているようだ。

近づいてみると、声が聞こえてきた。

ヨナタン「規則ですって!?こんな時に規則を守ったから何になるというのです!」

ヨナタン「動ける者で即刻遠征隊を組み、すぐに救助に向かうべきです!」

驚いた。
ヨナタンは私と近い――神と神の作る秩序に忠実な――正しい考え方をしていると思っていたが。

ヨツバ「いいえ、ヨナタン。たとえ緊急事態に陥ったのがどこであったとしても、サムライの対応はきちんと規則が定めています」

ヨツバ「先の連絡にあった通り、この場合は明朝に作戦を開始するのが正しい」

ヨナタン「くっ!?ヨツバまで一体何を…… 民の命がかかっているのだぞ!?」

ヨナタン「ここで動かねば、サムライは何のためにいるというのだ!」

フリン「ホープ殿、僕からもお願いします。キチジョージは僕の故郷……明朝まで待つことはできません」

ホープ「……ふむ。いいだろう」ピッピッ

ホープ「クエストを更新した。動ける者で遠征隊を構成し、30分後にキチジョージ村へ向かう」

ホープ「繰り返す。クエストを更新した。動ける者は直ちに準備を整え、アキュラ像広場へ集合せよ」

ヨナタン「あ……ありがとうございます!」

頭がくらくらする。サムライ頭のホープ殿が規則を曲げた?
しかし、サムライ頭の決定であれば私もそれに従わなければ……

……
場所:キチジョージ村

ワルター「まだ火の手が上がってやがる……」

ホープ「突入班は直ちに突入し、生存者を捜索せよ。悪魔の存在が確認された場合、その場での討伐を許可する」

ホープ「救護班は指定のポイントで待機し、救助された生存者の救命を最優先に、次点で帰還した突入班の回復を行え」

ホープ「各自行動を開始せよ!」

フリンが単身、燃える森へ飛び込んで行った。


ワルター「まあ、ここでアイツが行くところは一つっきゃねえよな」

ヨナタン「我々も手分けして捜索にあたろう」

イザボー「ええ。みんな、気をつけて」


コンマ下一桁判定:救助速度(イサカル好感度2)
1~3 人並みに活躍した(原作通りイサカル死亡。カジュアリティーズの仲間としてフリンの手でトドメを刺す)
4~5 フリンとイサカルの戦闘を目撃
6~7 フリンとイサカルの会話を目撃
8~9 イサカルを発見
0 イサカルを救助
ゾロ目 ??

↓1でお願いします

使ったほうがいいかどうかはともかく、今回における最悪の結果なので一応こちらから提案します。
こちらから提案しない場合も、誰かが使いたいとレスした場合はこうして多数決を設置します。

選択多数決安価:運を使う? ↓5まで
使う
使わない

低いほど最悪ってわけやないんやね
せっかくだから使おうか

>>71
いえ、それで合ってます。下一桁を10面ダイスと考えて、0は10として扱うということです
9より下に置いてあるのもそういうことです
安価下

Info.>運の残り回数が0になった!
Info.>経験値+1!レベルが上がりやすくなる!
Info.>イサカル好感度+2!

ゾロ目 悪魔たちに襲われるイサカルを発見


……
場所:燃える森

森の中を移動していると、悪魔の耳障りな声(複数だ)と、男の悲鳴が聞こえた。
聞き覚えがある。おそらくイサカルだろう。
フリンはまだ来ていないのだろうか?」

声の方へ向かうと、イサカルはまさに今悪魔たちに追い詰められ、喰らわれようとしているところだった。
脚を怪我しているようで、もう逃げることもままならないのだろう。

ヨツバ(鬼女ストリゲスが4体)

私は迷いなく刀を抜き、戦闘を開始した。

ヨツバ「ストリゲスは銃撃電撃弱点です。ヴォジャノーイ」

ヴォジャノーイ「先手必勝、マハジオ!」バチチッ

ストリゲス「狙いが甘いよ!」バッ

ケンタウロス「ニードルショット」ヒュン

ストリゲス「ぎっ!?」

抜けて来た一体を止め、全体に隙ができる。
ここまでの間に私は両手で刀を握り直し、構えていた。
私が望むと、この両手に悪魔の囁く力が流れだすのを感じた。
数歩ゆっくりとストリゲスたちとの間合いを詰め、それを放出する。

ヨツバ「会、心、波!」ブウン

振り抜いた刀から、赤い風が吹いたように見えた。
ナラクのラームジェルグから囁かれた悪魔の技、会心波。
それに触れたストリゲスたちは紙くずのように吹き飛び、ばらばらになった。

その様を見て数秒呆けていたが、すぐに気を取り直して、イサカルに声をかける。

ヨツバ「イサカル。私はサムライです。救助に参りました。ディア」

イサカルの傷が塞がる。道具を使わずとも魔法で回復できるというのは、存外に便利だ。

ヨツバ「……立てますか?」

イサカル「あ、あああ……」

動転しているのだろうと判断し、私は彼を悪魔に担がせた。

ヨツバ「生存者の方々は外で救護班に治療していただいた後、状況が落ち着くまでミカド城で身柄を預かります」

後でもう一度することになるだろう説明を規則通り行い、森の外へ向かう。

救護班の待機ポイントへ行き、イサカルを任せたところで、ホープ殿から連絡が来た。

ホープ『連絡だ。森内部にて、黒き鎧の者……黒きサムライが目撃された』

ホープ『また、生存者の証言から、黒きサムライが民に本を与え、本を読んだ者が悪魔に変じたとのことだ』

ホープ『すなわち、我々は、黒きサムライは今回の事件の重要な参考人であると認める』

ホープ『クエストを更新した。生存者の救出は終わりつつあるため、手の空いている突入班は黒きサムライを捜索、身柄を確保せよ』


……
場所:燃える森の奥

いた。

ヨツバ「こちら突入班のヨツバ。黒きサムライを確認。バロウズ、場所を」

バロウズ「了解、マスター。座標を転送するわ」

黒い鎧、黒い兜。片腕がガントレットのようになっている。
黒きサムライとあだ名されたのは腕のためか。

ヨツバ「私はサムライです。あなたを今回起きた火災の参考人と認め、同行を命じます」

黒きサムライ「……ふうん。随分早いお迎えだと思ったら、女の子が一人なんてね」

黒きサムライ「ちょっと予定が狂ったかも」

女性?

ヨツバ「聞こえていますか?あなたに同行を命じます」

ヨツバ「従わない場合、規則に沿ってあなたを実力行使で拘束します」

黒きサムライ「規則、規則ねえ。それってそんなに大事なことかしら」

黒きサムライ「今この国に必要なのはそんなものじゃなくて、自由でしょう?」

黒きサムライ「自由が何かすら知らないような、かわいそうな人間たち……」

黒きサムライ「だから私が本を与えて、それを教えてあげたのよ」

ヨツバ「……つまり、あなたが民を悪魔にしたのですね?」

黒きサムライ「そうよ。こんな国に縛られるより、悪魔として生まれ変わったほうが幸せに決まってるじゃない」

黒きサムライ「で、なんだっけ?実力行使での拘束?ってやつ、しないのかしら?」

ヨツバ「……!」シャキン


コンマ下一桁判定:VS黒きサムライ(ヨツバは女性のため、正面対決) ↓1
1 死亡
2~5 敗北
6~7 増援が来るまで保たせる(その後敗北)
8~9 軍勢を倒して経験値ゲット(その後敗北)
0 黒きサムライに傷を負わせる
ゾロ目 ??

Info.>ワルター・ヨナタン・イザボーの好感度+1!

ヨツバ「はっ!」ブンッ ガキンッ

何度刀を振るっても、刃が通らない。

ヴォジャノーイ「くそっ、マハジオ!」バチチッ

何度魔法を放っても、鎧に傷一つない。

ヨツバ「はぁ、はぁ……こんなことが」

黒きサムライ「んー、やっぱりまだまだね」

黒きサムライが向かってきて、拳を振る。仲魔が消える。もう一度振る。
いずれも人間とは思えない速度で行われた。私もかわすことができず、拳が腹にめりこむ。

あっという間に私の意識が遠くなる中、誰かの足音が聞こえていた。


この後、増援に来たフリンたちはあっさり黒きサムライに全滅させられ、
私も含め怪我の治療が行われた後寄宿舎へ運び込まれたらしい。


……
時:翌朝
場所:寄宿舎 ヨツバの部屋

朝目が覚めて、民を守るために戦うサムライが一人の黒きサムライによって大打撃を受けたことにショックを受けるよりも、
あれだけ強大な敵に殺されず、未だ自分が生きていることに安心してしまっている。
……皆は、どうしているだろうか。
いつになくはっきりしない頭で呆けていると、バロウズに声をかけられた。

バロウズ「おはよう、マスター。緊急集会のお知らせが届いているわよ」


……
時:緊急集会直後
場所:アキュラ像広場

信じがたいことが起きた。
サムライの掟では、ナラクの第四層以降は立ち入りが認められていない。
そして、今修道院から下された命令では、ナラクを抜け、地下に存在するケガレビト(神の加護がない、文字通り穢れた人種のこと)の里へ行けという。
さらに、ケガレビトの里に存在する魔法の遺物(ミカド国にあるものでいうと、ガントレットもこれにあたる)は持ち帰って修道院に納めよと。
その目的はナラクを抜ける黒きサムライが目撃され、その身柄の拘束のためやむなく、といった風だったが……

ワルター「……ヨツバ。ヨツバ!」

ヨツバ「……! は、はい」

ワルター「珍しく寝ぼけてんな。怪我が治りきってねえんじゃねえのか」

ヨツバ「い、いえ。もう大丈夫です」

ワルター「ならいいがよ……お前はどう思う?」

ヨツバ「どう、とは?」

ヨナタン「サムライの掟で禁じられているナラクの通り抜けを修道院に命じられている」

ヨナタン「この修道院のクエスト、受けるべきかどうか……意見が分かれていてね」

ヨナタン「君の意見が聞きたい」


安価なし:ヨツバの選択
受けるべき

下一桁判定:フリンの選択 ↓1
1,3,5,7,9,0 受けるべき
2,4,6,8 受けるべきでない
ゾロ目 ??

Info.>ナバールの好感度+2!

決まっている。

ヨツバ「修道院の決定は、神の決定です。このクエストを遂行すべきです」

ワルター「おお……予想以上ってか、筋金入りだなこりゃ……」

ワルターの顔が少し引きつっている。私が間違ったことを言っているのだろうか?」

フリン「黒きサムライを捕らえねばならない。それが第一だ」

フリン「ケガレビトの里は危険かもしれないが、それでも行くしかない」

ケガレビトの里への遠征が決まった。


……
時:ナラク突入前
場所:ミカド城内

状況が落ち着き、キチジョージの村へ村人が護送されることになった。
森には未だ悪魔が徘徊しているが、対策としてサムライを配置するのだという。
そして護送前、イサカルたっての希望により、私との面会が行われていた。

イサカル「どうしても礼がしたくてな。本を読んでサバトに出た連中は、俺以外みんな悪魔になっちまった」

イサカル「実を言うと俺も、あのままだとそうなりそうだったんだ。言葉じゃ表わせんが、悪魔になりそうだとはっきり感じた」

イサカル「でもおかしいよな。本に何の仕掛けもないのに、読んだだけで悪魔になるなんて」

イサカル「まさか"天罰で悪魔になった"なんてこともあるまい」

イサカル「……とにかく、命拾いしたのは全部あんたのおかげだ。本当にありがとう」

イサカル「話じゃ、あんたやフリンはケガレビトの里へ行くんだってな」

イサカル「どんなところか想像もつかない。あんたもそうだが、フリンにも気をつけろと伝えておいてくれ」

イサカル「それから……すまなかった、ともな」

イサカル「じゃ、俺は村へ帰るよ」


……
時:ナラク突入前
場所:ミカド城内

ナバールの精神が安定し、事情聴取が済んだ。怪我も完治した。
ようやく部屋を出られるようになったとのことだったが……

ナバール「ぬぁああああんで……」

ナバール「誰一人として私の見舞いに来てくれなかったのだーーーっ!!」

ナバール「酷いじゃないかみんな!特にヨツバ君にフリン君!!」

ナバール「助けた相手はちゃんと様子を見るべきではないのかね!!」

フリン「あ、えーっと……ごめん」

ヨツバ「……すみません」

ナバール「ふん、わかればよいのだ」

ナバール「おかげで私とて助けられた礼を言ってやりたかったのに、それがこうも遅れてしまったのだからな」

ナバール「ヨツバ君!フリン君! あ……」

ナバール「……ありがとう」

フリンはチャレンジクエストに出かけるらしい。
ワルター、ヨナタン、イザボーは戦力を増やそうとしているらしい。

私はどうしようか。

自由安価:何をする?(二回。「ナラクへ」を選ぶと自由行動を終了する代わりにミノタウロスに会いやすくなる) ↓2まで
ナラクへ……ケガレビトの里を目指す。
チャレンジクエスト……セイリュウに挑戦(撃破でレベルアップ。死亡リスクあり。今回挑まない場合フリンが倒す)
誰かと話す(好感度1以上の人物を一人選び、会いに行く。フリン・イサカル不可)
お散歩(ゲームコインを1枚拾う)
その他自由な行動

個人的にはタヤマさんの運命も変えたいなぁ、あの人は功績の割に不憫で…

……
場所:ミカド湖

最近、ここミカド湖で、青いドラゴンの目撃情報が後を絶たない。
事実であれば討伐せよというのが、このチャレンジクエストの内容である。

私がミカド湖に来てみると、それは確かにいた。
青く、翼を持たないにも関わらず空を飛ぶドラゴン。

バロウズ「龍神に分類される悪魔よ。名前はセイリュウ」

フリンのガントレットでも見たことがない悪魔だ。強敵に違いない。

私は油断なく、セイリュウに挑んだ。


[戦闘ルール]
ヨツバの取れる行動は以下の通りです。
5レスの間に敵のHPを0にできれば勝ちです。
できなかった場合はヨツバの死亡判定に続きます。

1.物理攻撃:
 (力+1)点のダメージを与える。物理耐性でダメージ変動。
 そのレスのコンマ下一桁が8,9,0,ゾロ目のいずれかならダメージ2倍。
 1,2の場合は0ダメージになる。
2.選択不可:
 まだない。
3.属性魔法攻撃:
 (魔+1)点のダメージを与える。
 そのレスのコンマ下一桁が0,ゾロ目のいずれかなら弱点発見。
 または、同じ敵に3回行った場合にも弱点発見。
 弱点を発見すると相手のHPが(ヨツバの力技魔の内最も高いステータス*2)点低下する。
4.逃げる:
 (そのレスのコンマ下一桁+ヨツバの速-相手の速)が6~9、0、ゾロ目のいずれかなら成功。
 戦闘を中断し、経験値を得る。
 最悪フリンがなんとかするため、ボス戦でも逃げることができる。


VS
龍神 セイリュウ HP11 速1 弱点不明

自由安価:戦闘行動 ↓5まで

>>90
タヤマはできる限りのことをやって人間を守ってますしね……
赤玉なかったらどうなってたんだっていう……
カガさんとかも酷いし、何より原作との差を出すという意味でそういう機会はなるべく作りたいです。
あと最大の違いとして、Fにしか登場しないがⅣにも存在するはずのキャラにはF分岐待たずに会えますから、
非常にアレですがそもそもナナシが死なないようにもできますね……


戦闘中なら安価下

Info.>4+2+0+4+2=12>=11
Info.>セイリュウ撃破!


ノッカー「ラクカジャ~」

モスマン「タルカジャだよ」

補助魔法で能力を上げ、私とオニが駆ける。

セイリュウ「マハザン!」

ヨツバ「っ……耐えた!」ダダダ
オニ「ハハハハハハ!そん程度で俺を殺(と)れるか……よっ!」ダンッ

前を走るオニが跳んだところで、両手持ちの刀を全力で振り抜く。

ヨツバ「会心波!……会心波っ!!」

重くなる両腕に振り回されるようになりながらも、スキルを連打する。
狙いが定まらず、明後日の方向にも赤い風が吹くが、一撃が急所を捉えていた。

オニ「フィニィイイイイッシュ!」ドゴォ

落下して来たオニの棍棒から放たれた最後の会心波がまたもセイリュウの急所を打ち据え、
セイリュウは吹っ飛び、ミカド湖の底に沈んでいった。

オニ「ガハハハハ、大勝利ッ!!」ピース

ヨツバ「はぁ、はぁ……ふう。皆さん、お疲れ様でした」RETURN


近隣住民の男「おお……おサムライさん。あのドラゴンを討ったのか」

ヨツバ「はい。これでもう安心です」

男「いや、安心も何も……あのドラゴンは俺たちから何もとらなんだ」

男「もしかすっと、この湖の神霊だったかもしれねえって、思ってる奴も何人もいたんだ」

ヨツバ「バカなことを。神は唯一無二。あれはただの悪魔です」

ヨツバ「悪魔は人に災いをもたらす……倒すべき敵です」



レベルが1上がった。
選択安価:どのステータスを上げるか(一つ)↓1
力1……体が丈夫になる。剣の威力が上がる。
技0……感覚が鋭くなる。銃の威力が上がる。
速1……逃げやすくなる。逃げられにくくなる。
魔0……魅力的になる。魔法の威力が上がる。
運1/1……判定時に使うとゾロ目になる。ゾロ目の時に使うと更にいい結果が得られる。(現在値)回まで使用できる。

どのステータスメインにするにしても運使えるな
とりあえず3点位まで振っておくと安定するかな

今回は発見が早まるという形でイサカルの悪魔化前救出に成功しましたが
極端な話、湖で出会った時点で腹パンして城に拉致すればキチジョージが炎上してもイサカルは確定で助かってたので
まあそれはそれで周囲に変な目で見られますが

東京降りるまではサムライ衆の行動の自由度が低いので難しいですね……

毎回5回行動できるなら魔が強くないか
今回魔が1だったら5回魔連打で確定12ダメ?

ちょっと気になってるんだけど戦闘以外でもステータスは使うのかな?魅力が高くなるとか感覚が鋭くなるとかあるけど。

「ここまでのレスの流れだと負けそうだし逃げるか」
で逃げるとかもアリです。
戦闘のコンマで運を使うのはアリだとレス数が増えすぎるかな……

>>109
力1で剣振り回しても魔1で魔法連打してもだいたい12点になるつもりでした。
そもそもこのルールを続けるかどうかも怪しいですが、今の所大丈夫そうかなと……
+1の部分をどうするかとかも考え中です。

>>110
原作のステ扉みたいな露骨なのじゃなくても使い所というか、補正がかかるようなシーンは作りたいです。
あるいは自由行動の時に「このステータス振ってあるからこういう行動もできそう」とか提案して下さるのもアリですし。
戦闘以外でも、というよりは元々キャラ付けのためにステータス振りたいというのが先にありまして……



……
ナラク第五層

第四層で手に入れたカギを使い、ナラクの最奥と言われる第五層へ来た。
地上と地下を分けるこの場所には、初代国王アキュラの従えた悪魔がいるという伝説がある。
サムライとなった今、それはかなり現実味を帯びており、
奥の扉に近づくと、確かにそれはいた。

牛の頭に、人の体。まさに伝説の通りの容貌だ。
人間より二回りほど大きく、それにを加味してなお大きい縮尺の両刃斧を持っている。

悪魔「……ぬ?人間よ。なぜここまで降りてきた?」

悪魔「アキュラの定めた掟、知らぬとは言うまい」

ヨツバ「……私はサムライのヨツバです。ミノタウロス、ですね」

悪魔「いかにも。我こそがアキュラの盟友にしてこのナラクの万人、ミノタウロス」

ミノタウロス「サムライよ。なぜここへ来た」

ヨツバ「修道院の命でケガレビトの里へ行かねばならないのです。道を空けて下さい」

ミノタウロス「できぬ相談だな。我はアキュラと、何人たりとも通さぬという契約を交わしておる」

ヨツバ「……任務の妨げになるのであれば、排除しなければなりません」

ミノタウロス「任務、任務か。結構だ」


ミノタウロス「我に腸を晒し、任務に殉ずるがいい!」ブウン

振りかぶられた斧を回避し、反撃の隙を探る。
……いや、隙が、ない。これは――

ミノタウロス「ふんッ はッ」ブンッブウン

ヨツバ「これほどの重い武器で連撃を!?」サッ

ミノタウロス「どうした、反撃できておらんではないか」

ミノタウロス「その程度の力量で、本当に我に勝てると思うておるのか?」

自由安価:なんと答える? ↓1
「そう決意している」……原作の正答。ミノタウロスのHP-1
(その他自由な内容)……内容に応じて変化

Info.>ミノタウロスのHP-1!

ヨツバ「勝てる……いや、勝ちます」

ヨツバ「絶対に、勝ってみせます!」

ミノタウロス「威勢は良いようだが、それだけでは勝てぬ、な!」ブウン

ヨツバ「」サッ

ノッカー「ラクカジャ!ぐべっ」グシャ

ヨツバ「そこです!オニ!」

ヨツバ「牙折り!」ヒュ
オニ「牙折り!」ズンッ

突き出した刀と、オニの棍棒がミノタウロスの両腕に命中する。
牙折りには攻撃翌力を低下させる力がある。これで……

ミノタウロス「ぬぅ、仲魔を捨て石にしたか!」ブンッ

オニ「」ギィン

横に振るわれた大斧を、オニが棍棒で受ける。

オニ「止まった!ここだぜヨツバぁ!」

ヨツバ「っ会心波!!」ブンッ

赤い風がミノタウロスを殴りつける。直撃だ。
さしものミノタウロスもここでたたらを踏んだ。

ヨツバ「グラム・カット!」シャキン

オニ「牙折り!」ズンッ

斬撃と打撃が更にミノタウロスに傷をつけ、後ろへ追いやる。

ミノタウロス「面白い、これほどやってみせるとは……」

ミノタウロス「ぬぅ……サムライの力は底なしか?」


自由安価:なんと答える? ↓1
「その通りだ」……原作の正答。ミノタウロスのHP-1
(その他自由な内容)……内容に応じて変化

Info.>ミノタウロスのHP-2!


ヨツバ「そうです。限界は越えていくものです」

そう答えると、ミノタウロスは納得するように頷いた。

ミノタウロス「そうよ、それこそが人間よ!」

ミノタウロス「さあ、我を越えてみせよ!」


VS
魔獣 ミノタウロス HP16-3=13 速1

・勝利時、レベル2上昇&?ステータス+1
・敗北時、死亡確定(カロンに顔見せ)
・逃走成功時、フリンたちが討伐(ヨツバはレベルアップできない)

選択安価:戦闘行動 ↓5まで
1.物理攻撃
2.(なし)
3.属性魔法攻撃
4.逃走

・戦闘で運(ゾロ目化)を使うと処理が長くなる(ので使用不可で行く)
・元々運は戦闘で使うパラメータなのに使ってないのはおかしい
と思って悩んでいましたが、>>106を見ていて閃きました

が、今回は元々コンマ運がよくない限り死ぬつもりでやっていたので、このまま行きます。
そのかわり、本来再戦の予定でしたが、カット(勝利確定)致します。


……

ミノタウロス「ぬぅん!!」ブンッ グチャァ

オニを捨て石に私のトドメの一太刀がミノタウロスを捉えた。
勝った。そう思ったのに。

ミノタウロス「甘いわ!!」ビュオ

連撃――しまった。
刀が折れる音が聞こえたのを最後に、私の意識は消えた。

ヨツバの首「」ゴロン


……
時:?
場所:常世


ここは……どこだろうか?
曇り空だけでなく、見渡す限り景色の全てが灰色だ。
よく見ると遠景で蠢いているのは人間のようで、
私自身も灰色のぼろをまとった姿になっている。

ここは死後の世界だろうか?
死後は天国か地獄へ行くものだと教わっていたから、そうではないのだろうか?

白髪の老人「お前がヨツバだな。話はフリンから聞いておる」

ヨツバ「はい。あなたは?」

白髪の老人「儂はカロン。死者の生まれ変わり先を決めている……いわば常世の役人よ」

カロン「その分だと説明が必要のようじゃな」

カロンの話をまとめると、こうだ。
・輪廻の順番待ちは実に気が遠くなるほど長く、それらの事務処理が大変で仕方ない
・有望な魂には一旦生き返ってもらい、次以降は生き返るのに対価を要求するという方法で小遣いを稼ぎたい
・対価はマッカまたはゲームコイン。マッカは生き返る度に値上がりし、ゲームコインは毎回1枚でよい

カロン「理解できたかな。さて、では改めて問う」

カロン「お前さん、生き返りたいと思わんかね?」

私は首を縦に振った。

ヨツバ「私にはまだやるべきことが残っています」

ヨツバ「この命を神のために使い尽くすまで、[ピーーー]ません」

カロン「神のため、か…… まあ、それもよかろう」

カロン「では現世へ帰してやろう」

……
時:ヨツバが死ぬ直前


目が覚めたような、一瞬の内に景色が入れ替わったような。
奇妙な感覚の内に、私はナラクに立っていた。

ミノタウロス「ぬぅん!!」ブンッ グチャァ

オニが寸分の狂いなく、かつてと同じように死んだ。互いが間合いに入っている。
私は刀を構えず、投げつけた。

ミノタウロス「!?」ブン キィン

ミノタウロス「貴様、なぜ……!!」

刀を弾き、連撃に移れなくなった。今だ。

ヨツバ「っ会心波!!」ブオ バァン

突き出した拳から赤い風が吹く。そして、直撃した。
素手で放ったが、トドメを刺すのには充分な威力のはずだ。

ミノタウロス「ぐぅ、ぬ……」

ミノタウロスが数歩よろめく。

ミノタウロス「は、ははは。たった一人で、この我を降してみせようとは……」

ミノタウロス「アキラよ、サムライは、お前の望んでいた、よりも……」ズシャア

ミノタウロスは崩れ落ちた。私の……

バロウズ「おめでとう、マスター。あなたの勝ちね」



レベルが2上がった!
選択安価:どのステータスを上げるか(一つずつ)↓2まで
力1……体が丈夫になる。剣の威力が上がる。
技0……感覚が鋭くなる。銃の威力が上がる。
速1……逃げやすくなる。逃げられにくくなる。
魔0……魅力的になる。魔法の威力が上がる。
運1/2……判定時に使うとゾロ目になる。ゾロ目の時に使うと更にいい結果が得られる。(現在値)回まで使用できる。

ヨツバ「……こちらヨツバ。ミノタウロスを撃破しました」

ヨナタン「ミノタウロス……ナラクの門番の?実在したのか」

フリン「お疲れ様」

ワルター「おいおいペースはえーなァ。戦いぶりが見られなくて残念だぜ」

ヨツバ「こちらの被害も大きいので、他の悪魔が少なく安全なここで待機します」

イザボー「わかったわ。そちらへ合流できたら回復しましょう」


……
時:ちょっと後


ワルター「おいおい、ブチ折れちゃってるじゃないの」

投げて弾かれた時に、刀は刀身の半ばできれいに折られていた。

ヨナタン「いくら支給品とはいえ、鍛冶屋謹製だぞ。こうも簡単に折れるものなのか?」

ヨナタン「……まあ、なってしまったものは仕方ない。僕のお下がりになってしまうが、これをあげよう」

ヨナタンの刀を受け取った。

フリン「しかし、一人でそんな強敵と戦うのは危険だ」

フリン「少なくとも回復している間は同行しよう」


……
時:さらにちょっと後
場所:掘削作業員居住区

ワルター「おーおー、魔法の遺物が出るわ出るわ……」

イザボー「でも、バロウズちゃんが言うには使えそうなものはほとんどないみたいね」

フリン「……これはなんだろうか」

フリンが見つけたのは、黒く、なにやら角ばった形状のものだ。
アルファベットのLにおまけがついたような形をしている。

バロウズ「これは拳銃ね。弾丸を発射する武器よ」

ヨナタン「こんな武器があるのか!?魔法の遺物というのは底知れないな……」

ワルター「ふーん、ほーお」

ガントレットの表示する拳銃についての説明文を、ワルターは興味津々という風で読んでいる。

ワルター「いいじゃない。拳銃ね」


戦闘行動追加:
2.銃攻撃
 (技+1)点のダメージを与える。銃属性相性でダメージ変動。
 そのレスのコンマ下一桁が9,0,ゾロ目のいずれかならダメージ2倍。
 1の場合は0ダメージになる。

後はメデューサ倒せば東京か……まだ導入のはずなのに長い……

今日はここでやめます(寝るために自分に言い聞かせる)
早く東京降りたい……

人間 ヨツバ NEUTRAL-???

[ステータス]Lv6
?4……『高い方がいいのは確かよ』
力2……体が丈夫になる。剣の威力が上がる。
技0……感覚が鋭くなる。銃の威力が上がる。
速1……逃げやすくなる。逃げられにくくなる。
魔1……魅力的になる。魔法の威力が上がる。
運1/2……判定時に使うとゾロ目になる。ゾロ目の時に使うと更にいい結果が得られる。(現在値)回まで使用できる。
ラグジュアリーズ……頭の回転が速い。政治や、腹の探り合いがわかる。多少物知り。
秩序の申し子……物理的に可能である限り、神やルールに従い、正義を執行する。神こそ絶対。
剣士……戦闘でもたつかない。多数に囲まれない限り不意打ちを受けない。

[人間関係]
フリン好感度4(信頼できる)
イサカル好感度1?(……)
ナバール好感度3(顔見知り?)
ワルター好感度3(かなりやるな)
ヨナタン好感度3(立派なものだ)
イザボー好感度1(私も見習わないと)

[プロフィール]
非常に敬虔な新人サムライ。その振る舞いはお嬢様というよりはシスター。
フリンに次ぐ実力者として同期には一目置かれている。
彼女の会心波は当たる。

[その他]
LAW変化 1回
CHAOS変化 1回
ゲームコイン1枚所持


[報告]
・19時半くらいから更新します。
・このままだとヨツバが殴り続けるお話になるので戦闘ルールに仲魔を組み込みます。
 詳細はメデューサ戦にて。
・たぶん、後々装備の要素を追加します。力振ったら魔法一切使わなくなる、といったケースをカバーする目的で。

……
場所:掘削作業員居住区 ターミナルルーム前

この階層を物色して回るうち、一つの奇妙な部屋が見つかった。
一面に白い板のようなものが敷き詰められた、球状にくり抜かれた部屋。
部屋の中央へ続く橋と、その先に置かれた魔法の遺物の他には何もない。

ウーゴ殿から連絡が来た。

ウーゴ『ターミナルを見つけたようですね』

ターミナルとは、各所に設置されたターミナル同士で瞬間移動を可能にする魔法の遺物らしい。
修道院がその存在を隠していたが、実はミカド城のアキュラ像広場からすぐのところにも、同じものがあると。
確かに封鎖された部屋があったが、まさか魔法の遺物だったとは。

このターミナルにガントレットを認識させたターミナルのみが転送対象となる。
ミカド城のターミナルは今ウーゴ殿がサムライ全員の使用権を解放したそうなので、現在使えるのは、こことミカド城のターミナルだ。

ウーゴ『ターミナルはケガレビトの里に複数存在するそうです』

ウーゴ『黒きサムライの追跡と並行して、全てのターミナルを使用可能にすること』

ウーゴ『これもあなた方の任務とし、クエストを発行します』

ウーゴ『期待していますよ』

ワルター「拳銃の次は瞬間移動か……ケガレビトの里へ行くのがどんどん楽しみになってきやがる」

ヨナタン「僕はケガレビトが我々に敵意を向けたときを考えるとぞっとするよ」

ウーゴ『……ああ、そうそう』

ウーゴ『そちらのターミナルはスカイターミナルという識別名がついていますが』

ウーゴ『こちらのターミナルは封印を解いたばかりのため、名前がついておりません』

ウーゴ『あなた方で名前をつけてください』

ヨナタン「名前か。僕は、フリンがつけるのがよいと思う」

イザボー「賛成よ」

ワルター「だな。で、どんな名前にする?」

フリン「えっ、そんな急に言われても……」

フリン「うーん…… じゃあ、"ミカド"と」

ワルター「……まんまじゃねえか」


ターミナルルームを後にした。
階段を見つけ、下層へ向かう。

……
場所:外壁用仮設足場


ヨナタン「薄い金属の板を繋ぎ合わせ、細い柱で支えているのか」カンカンカン

ヨツバ「……柱もよく見ると同じパーツの集まりですね。これらは全て組み立て式なのでしょうか」カンカンカン

ケガレビトの里のことは全く知らないが、この金属の道はケガレビトの里からみてここまでしかないのか。
悪魔の存在から建国神話が実話に基づくのだとすると、かつてケガレビトが東のミカド国に攻め入った時に作った道なのだろう。

ガチャ


……
場所:第1展望台

扉を開くと、左右に分かれる広い通路に出た。
地面や壁は全て平らなコンクリートでできていて、大きなガラスの窓が左右に広がっている。
恐らく円状の通路で、ぐるりと見渡すことができるのだろう。

外の景色を見て、私たちはしばし言葉を失った。
天井(ミカド国にとっての地面だ)に塞がれて光の差さない地下には、
夜空の星のような小さな光が、数えきれないほど灯っていた。

イザボー「綺麗……」

一つ一つをよく見てみるとそれは路上に設置されたランタン(しかしどうも、火の明かりという風ではない)であったり、
建物の窓から漏れる部屋の明かりのようだった。

ワルター「これもケガレビトの魔法か……」

ヨナタン「我々の想像以上に、生活に魔法の異物が根付いているのだろうな」


……
時:しばらく後

悪魔を倒しながら通路を周っている途中、私たちが扉を開けた場所から見て真後ろの方に、
円の中心へ向かう通路が見えた。
その通路の周辺には人間の彫刻が数多く置かれている。

ヨナタン「すごく精巧だな。しかし、その……」

ワルター「気味が悪いぜ。どれもこれも、酷い顔してやがる」

イザボー「まるで、ありもしない恐怖や絶望が伝わってくるかのようだわ……」


通路の奥へ行くへつれ、彫刻は通路に占める密度を増していく。
それらは例外なく悲惨な表情に作られていた。

不安を駆り立てられる光景を見たからといって、帰るわけにもいかない。
私たちは通路へ踏み込んだ。

バロウズ「マスター、強大な悪魔の反応よ」


ミノタウロスに勝るとも劣らないプレッシャーを放つ悪魔がいた。
私だけではなく、全員の足が止まる。
しかしそれはミノタウロスのような威容に圧倒されるのではなく――
そうだ。
適切な言葉をアキュラ王の伝説の中で見た覚えがある。


……蛇に睨まれた蛙のよう、といったか。


悪魔「今まで多くの人間がここまで昇ってきたけど、あなたたちは最高のコレクションになりそう」

悪魔「……さあ、この美しいメデューサと共に、美しい永遠を過ごしましょう……」


フリン「……!」クルッ

ワルター「お、おい?」

フリン「声だ。後ろからも来ている。多いぞ!」

フリンの声に続いて、私たちの後方から獣のような声がした。
確かに数が多い。

フリン「野火の群れか。ヨナタン、イザボー、手伝ってくれ」

フリン「ヨツバ、ワルター。その悪魔の足止めを頼む。油断するなよ」

ヨナタン「承知した」

イザボー「わかったわ」

仲魔を連れ、三人が駆け出した。

ワルター「前は助太刀しそびれたし、こうして肩を並べて戦うのは初めてだな」

ワルター「置いてかないでくれよ」

ヨツバ「全力を尽くしましょう」

ワルター「……こんな時まで固いヤツ」


VS
鬼女 メデューサ HP35 速0 戦闘時間2+2+1レス(問答2回)
・ワルターの参加込みでこのHPです
・囲まれているため逃走不可
・敗北時、フリンが討伐。ヨツバは死亡しないが勝利ボーナス減少

[戦闘ルール追加]
・(運)点だけ敵のHP減少
・指定レス数分の行動後に残っている敵のHPが(速*3)以下の場合、1ターン延長
・行動レスのコンマ下一桁に応じて仲魔が以下の行動
 1,4,7……物理攻撃。基本ダメージは1。7の場合ダメージ2倍。物理が効かない相手なら行動失敗
 2,5,8……銃攻撃。基本ダメージは1。8の場合ダメージ2倍。銃が効かない相手なら行動失敗
 3,6,9……属性魔法攻撃。基本ダメージは1。9の場合はヨツバの属性魔法攻撃による弱点発見が一回分進行
 0……ヨツバと同じ行動を行う。その行動の上記7~9の効果が発生し、逃走の場合は必ず成功する
 ゾロ目……上記のうちあてはまる行動を行う。ヨツバの経験値+1


選択安価:戦闘行動 ↓2まで
1.物理攻撃
2.銃攻撃
3.属性魔法攻撃
4.逃走

1:物理(スカ)&銃
2:物理(命中)&属性魔法
Info.>(35-2) - {(0+1) + (3+1)} = 28
Info.>3 Res left.

……

ヨツバ「会心波!」ブウン

床だけでなく壁も這い、メデューサは赤い風をかわす。

メデューサ「貴方たちにはどんなポーズをお願いしようかしら」

メデューサ「そうね……太陽を求めて両手を上げているのがいいわ」

メデューサ「表情は……恐怖に歪む形相に限るわッ」パパパッ

髪の蛇の口から細い光が飛ぶ。彫刻を盾にして防ぐと金属のぶつかる音がした。
他の悪魔のスキルに似たものがあるので針だろうと予想はしていたが、これほどの連射能力を持つか。

ワルター「バカヤロ、こちとら悪魔をも恐れぬおサムライ様だ!」パンパン

ハーピー「お返しよ!」ピシュン

ワルターの銃撃とハーピーの麻痺針が飛び、メデューサに命中する。
が、今の所さほど応えた様子はない。

メデューサ「ふうん。その辺の人間とは違うようね。ねぇ、聞かせてちょうだい」

メデューサ「私のコレクション……この石像たちの美しさは、あなたたちにもお分かりよねぇ?」


[自由安価]何と答える? ↓1(戦闘行動指定も行って構いません)
「確かに美しい」:原作の正答。HP-2
(その他自由な発言・行動):内容で効果変動

[戦闘行動安価]↓1~2
1.物理攻撃
2.銃攻撃
3.属性魔法攻撃
4.逃走

2 趣味が悪い

>>142
その「2」は戦闘行動指定ですか……?
安価下

3:銃(命中)&物理
4:銃(命中)&銃
Info.>問答は効果なし!
Info.>28 - {(1+1) + (1+1)} = 24 敗北確定!



ヨツバ「私は勉強してばかりで、芸術にはあまり明るくないのですが……」

ヨツバ「率直に言って、趣味が悪いですね」

ワルター「そりゃあなんてったって悪魔の趣味だからな」

ヨツバ「なるほど」

メデューサ「……ふん。天才は常に理解されないものよ」

メデューサ「見どころがあるかもと思ったけれど、所詮あなたたちには理解できなかったというわけね」

メデューサ「消えなさいッ」パパパッ

またも針の連射が私を狙う。手近な石像で防ごうとしたら、ワルターがそれを持っていってしまった。
避けられない。

ワルター「やべっ」

4,5本目が刺さった時、刺さった箇所から痺れが広がっていくのを感じた。
……一本一本が麻痺針なのか。

メデューサ「おほほ、私のコレクションを取り合って傷つく姿の、なんて醜いこと!」

メデューサ「あなたはコレクションにする価値もないわ、死になさい!!」

メデューサが尻尾を振りかぶり、先についた大きな針をこちらに突き出す。
間違いなくトドメになるだろう。


フリン「やれ、トウビョウ!」

トウビョウ「ガルーラ!」ビュオオ

私の横から強い風が吹き、メデューサはそれをまともに浴びた。
突き出していた尻尾はもちろん、胴体までもが風の刃に晒され、あっという間に傷だらけになり、その動きが止まった。

ヨナタン「間に合ったか。イザボー、彼女を」

フリン「ワルター、僕が隙を作る。それまで逃げに徹してくれ」

ワルター「了解。いつも通りだな」

イザボー「ヨツバ、動かないで。ディア!ディア!パトラ!」ピュワワン

針が抜け落ちて消え、体の痺れが抜ける。

イザボー「ヨツバ、立てるかしら?」

ヨツバ「これで問題ありません。私も戦列に加わります」

イザボー「無理はしないで。私がサポートします」

……

三人が戻った後、あっという間にメデューサを倒した。
口ぶりからして人間を石にしていたようだが、メデューサが死んでも石像が戻る気配はない。


イザボー「人を石に変えて喜ぶなんて、ひどい悪魔だったわね」

ヨナタン「……しかし、手ごわかったのは間違いない」

ヨナタン「ミノタウロスといい、黒きサムライはどうやってここを通り抜けたんだろうか?」

ワルター「戦わずして道を空けさせるほどの猛者か、あるいは……」

ワルター「何にせよこの任務、思ってたより厄介なことになりそうだな」

……

ヨナタン「この扉、取っ手やノブが見当たらないが……」

バロウズ「これはエレベーターね。横のボタンを押すのよ」


……
場所:スカイタワー1階 出入り口付近


建物から出ようとすると、ケガレビトの男二人が道を塞いだ。
武器は見当たらないが、威圧的な様子でこちらを見ている。

男A「おうおう、てめぇらどっから入った?」

バロウズ「翻訳モード実行。字幕を表示するわね」

イザボー「……うっ、ひどい訛り」

ワルター「どこって……上から?」

そう言ってワルターが上を指差すと、二人の男は顔色を変えた。

男A「上って……バカな。展望台にはメデューサがいんだぞ」

男B「待て。こいつらエレベータから出てきてたような……まさか本当に」

男A「じゃ、じゃあ、天井から来た……ててて天使だってかぁ!?」

男A「うわあああああ!天使だ!!天使が出たぞおお!!」ドタドタ

男B「ま、待てよ!置いていかねえでくれ!!」ドタドタ


ワルター「……天使だぁ?寝ぼけてやがんのかあいつら」

ヨナタン「さあ……僕には何がなにやら」

ヨツバ「確かに私たちは神の意思に従い活動していますが、あくまで人間であって天使様とは別の存在ですからね」

ワルター「……いや、そーいう話じゃねえから」半目


レベルが1上がった。
選択安価:どのステータスを上げる?(1つ) ↓1
力2……体が丈夫になる。剣の威力が上がる。
技0……感覚が鋭くなる。銃の威力が上がる。
速1……逃げやすくなる。逃げられにくくなる。
魔1……魅力的になる。魔法の威力が上がる。
運1/2……判定時に使うとゾロ目になる。ゾロ目の時に使うと更にいい結果が得られる。(現在値)回まで使用できる。

Info.>力+1!
Info.>ワルター好感度+1!

……
場所:スカイタワー前

勝手に開閉するドアにやや驚きつつも外へ出る。
地上から改めて目にする街並みに、イザボーとワルターが思い思いの言葉を漏らす。

イザボー「これがケガレビトの里……上から見たときは綺麗だと思ったのに」

イザボー「なんというか……ひどく寂しげね」

ワルター「どっちを向いても灰色の四角い塔だらけ」

ワルター「まるで巨大な墓石の並ぶ墓場だぜ」


ここでウーゴ殿から連絡が来た。


ウーゴ『やあ諸君、ウーゴです。無事ケガレビトの里、東京へたどり着いたようですね』

ヨナタン「トーキョー?」

ウーゴ『さて、ここで我々修道院の研究の成果をお見せするとしましょう』

バロウズ「データを受信したわ」

バロウズがそう告げた途端、ナラクへ初めて入った時のように足元から光が広がり、ガントレットが情報を表示した。
東京。なるほど、それがケガレビトの里の名のようだ。

ウーゴ『マップデータをお送りしました。ついでに、いくつかのクエストも送付しておきます』

ウーゴ『それでは、諸君の働きに期待していますよ。といっても、特別扱いはしませんがね』

ウーゴ『全く、一人一人通信して回るのは効率が悪い……』ブツブツ

ウーゴ殿の声が途絶えた。


ヨナタン「しかし、東京は広いな。黒きサムライ一人を見つけ出すのに、何の手がかりもないのでは……」

ワルター「そういうことなら、こういうのはどうだ?」

ワルターが自分のガントレットから、一つのクエストを表示する。
"悪魔討伐隊の基地を見つけなさい"。修道院の研究でその存在が明らかになった、悪魔討伐隊なる組織の基地を見つけよという内容だ。
その組織は、悪魔を操る黒きサムライとの関係が疑われているらしい。

イザボー「他に情報はないのかしら?悪魔討伐隊って……」

ヨナタン「それを調べるのも我らサムライの務めということなのだろう」

フリン「よし。ならまずは人が集まっているところを探して、話を聞こう」

フリン「ヨツバもそれでいいかい?」



[自由安価]何と答える? ↓1
「わかりました」……本編に沿って進む。死亡のリスクがない。
「フリンたちとは別方面で情報を集めようと思います」……上野に行かず、単独行動。何もかも安価で決まる。
(その他自由な発言・行動)……内容次第。

ヨツバ「いえ。フリンたちとは別方面で情報を集めようと思います」

ワルター「へ?」

ヨナタン「確かに手分けした方が効率はいいかもしれないが……大丈夫なのか?」

ヨナタン「まだ東京がどんなところかわかっていないだろうに。危険だろう。僕は反対だ」

ワルター「いや、ヨツバくらい強けりゃ問題ねえんじゃねえか?」

ワルター「仲魔もいることだし、一人でもなんとかするだろ。俺は賛成だね」

イザボー「そうね……ヨツバの下した判断なら、信じてもいいと思うの」

フリン「うん。僕もヨツバを信じるよ」

フリン「ただ、さっきの今でわかっているとは思うが無理はしないでくれ」

ヨツバ「はい。……フリンたちはどちらに?」

フリン「うーん……」きょろきょろ

フリン「東側は壁が近いな。西へ進もうと思う」

ヨツバ「では私は南へ進みましょう。皆さんの健闘をお祈りします」

ワルター「またな」

ヨナタン「何かあったら連絡してくれ」

イザボー「気をつけてね」



……
フリンたちがピアレイを討伐するまで7ターン


選択安価:ヨツバはどこへ着いた? ↓1~(2票先取)
1.南砂町
2.豊洲シェルター
3.両国国技館

下一桁判定:移動中に起きたこと ↓1
1~4 悪魔に遭遇、討伐。経験値+1(現在1)
5~7 遺物を拾う。
8~9 レアアイテムを拾う。次のボス戦で相手のHP低下
0 不思議な香を拾う。ランダム(下二桁目)にステータスアップ。
ゾロ目 オリジナル展開イベント開始(別に今限定ではない)

Info.>経験値+1!

南へ進むにつれ、悪臭が鼻をつくようになってきた。
かなり広い毒沼がある。

ヨツバ「……」ポチポチ RETURN

カハク『え、渡るの?マジで?』

ヨツバ「ポズムディがあればなんとかなるでしょう」ジャブジャブ

ヨツバ「あそこにある……建物?を目指します」

対策はできていても、痛いものは痛い。

……
場所:豊洲シェルター入り口(エレベータ前)

ヨツバ「なるほど、エレベータでしたか」ポチッ


……
場所:豊洲シェルター内部

静かだ。
天井には光る棒(魔法の照明だろう)がいくつか取り付けられており、内部は非常に明るい。
見たところこれは……倉庫だろうか?様々な物品……遺物が、そこかしこに落ちている。
めぼしいものを回収しておこう。これも任務だ。

ヨツバ「……人の気配は全くありませんが……」コツ、コツ


下一桁判定:…… ↓1
1~9 特に異常はない
0 ??
ゾロ目 ??

Info.>遺物を1つ手に入れた!
Info.>両国国技館を通り過ぎ、近場に他になにもないので自動的に南砂町へ移動!


遺物をいくつか回収した。

ヨツバ「……これくらいでいいでしょう」

ヨツバ「他には何もなさそうですから、外へ――」

ぞく、と。

瞬きの一瞬、恐ろしげで、しかしひどく曖昧なイメージが、私の視界を覆った。

ヨツバ「……!?」きょろきょろ

ヨツバ「……」

思わず改めて周囲を見回したが、やはり何もない。
……メデューサ戦の影響だろうか?
早い家に人のいる場所を見つけて、一休みすべきなのかもしれない。

私は豊洲シェルターを後にした。


……
時:しばらく後
場所:南砂町

マップデータによると、ここは南砂町という町のようだが……

豊洲ほどではないが、この辺りも毒沼がある。
悪魔も徘徊していることだし、地上は寝起きするのには不向きだろう。
もしかして……ケガレビトは地下のさらに地下に住んでいるのだろうか?

豊洲シェルターのようなエレベータがないかと歩き回っていると、見覚えのあるドアを見つけた。

ヨツバ「ターミナルルーム……?」

バロウズ「そうみたいね。でも、内部に強力な反応があるわ。どうする?マスター」

ターミナルルームを悪魔が占拠しているのだろうか?
ありえない話ではないとしても、悪魔にそれほどのメリットはないように感じられるが……


選択安価:ターミナルルームに…… ↓1
入る
入らない

コンマ下一桁判定:その頃上野ターミナルは…… ↓1
1~4 解放済み 入った場合、あいつと戦闘
5~7 未解放 入った場合、あいつと戦闘。あいつの好感度+1
8~9 まさかの戦闘中。入った場合、戦闘なしで南砂町ターミナル解放
0 解放済みだが……
ゾロ目 ??

……
場所:南砂町ターミナル(結界)

扉を開けた瞬間、私は悪魔の結界の中にいた。
そして、すぐに男の声が聞こえた。

男の声「ターミナル 見張り続けて 二十年……」

男の声「結界に 入(い)る者あらば 容赦なし……」

腰に帯刀し、袖の広いコートと裾の広いズボン。
藁か何かを編んで作られたように見えるサンダル。
現れた男の出で立ちは、中途半端ながら、どことなくサムライを思わせるものだった。

サムライ風?の男「さて、一日に二人目のお客さんとは……って、あれれぇ!?」

サムライ風?の男「その格好……まさか、あのポニーテールの兄ちゃんの連れか?」

ヨツバ「ポニーテール?……ああ、フリンのことですか」

ヨツバ「確かに、私と彼はサムライの同志ですが」

男「くぅーっ!こいつはヤな予感がしやがる……」

男「が、俺のやるこた唯一つよ。悪く思うなお嬢ちゃん」

男「侵入者 見つけちゃ即座に ズンバラリン ってなァ!」

今回の更新を終了します。

「南砂町には地味にターミナルあるんだよな。じゃあ判定ほい」→「まあ戦闘になるか、ここは番人何バージョンだっけ(セリフ集確認)」
→「あれっ南砂町ない?」→「南砂町ターミナルFINALのみじゃねーか!!」
しかしターミナル(銀座除く)は番人以外ないだろというわけでオリジナル番人に。

流石に寝なければまずいので次回戦闘開始からとします。
ご参加ありがとうございました。

叫んだ男が、手に持った小さな板?を何やらいじくる。
するとそれがガントレットと同じ光を放ち、一体の悪魔が現れた。
形こそ違うが、あれにはガントレットと同じ魔法が込められているようだ。

見た目は、入れ墨が彫られた上半身を露出させた、刀を構えている大人の男性だ。
服装だけで言うと、召喚した男にも似ている。

悪魔「……」ジッ

悪魔はこちらを睨みつけたまま、微動だにしない。

サムライ風?の男「さっきの小僧には出し惜しみして手を焼いたからな。ちとやりすぎるかもしれんが、用心棒の先生に来ていただいた」

サムライ風?の男「妙なカッコした自称サムライのあんたに、本物の太刀筋を見せてくださるぞお」

サムライ風?の男「辞世の句を詠みなッ」

悪魔「……!!」タッ



VS
外道 タトゥーマン HP31 速1 戦闘時間5レス

逃走成功時:何も起こらず戦闘終了
敗北時:死亡判定


自由安価:戦闘行動 ↓5まで(終了後HP3以下なら+1レス)
1.物理攻撃(威力4)
2.銃攻撃(威力1)
3.属性魔法攻撃(威力2)
4.逃げる(速互角)

ヨツバ:20+8ダメージ 仲魔:7+2ダメージ 合計35>(31-2)


悪魔「……!」ヒュッ

こちらも刀を構えて待ち構え、悪魔の一太刀目を刀で受ける。

ヨツバ「くっ!」ガキィン

ヨツバ、悪魔「……!」ギリギリギリ

鍔迫り合いに持ち込む。が、このままでは押し負ける。

バロウズ「サーチ完了。外道タトゥーマンね」

バロウズ「出自からして、魔法は使わないんじゃないかしら」

ヨツバ「ならばここは数で!モラクス、オニ、イッポンダタラ!」

モラクス「力には力よ、鬼神楽!」ブン

突撃するモラクスの拳が赤い風をまとい、頭部めがけて振るわれる。

タトゥーマン「!」ギャ スカッ
ヨツバ「お願いします」トッ

タトゥーマンは刀を横に払って、私の横へ回り込みながらその拳をかわす。
私は後ろへ跳び、入れ替わりでオニとイッポンダタラがタトゥーマンの前へ。

オニ「勝ちゃなんでもいいんだよ!」ズンッ

イッポンダタラ「きききれいな刀、うぉれに見せてみろ!うぉれも打ちたいぞ!」ブン

タトゥーマン「……」グッ ドドッ

タトゥーマン「!?」グググ

オニの金棒、イッポンダタラの金槌で牙折りが放たれる。
両腕でそれぞれを受け止めたタトゥーマンはすぐに押し返そうとするが、低下した膂力ではかなわない。

ヨツバ「」タタタ

距離を詰め、刀を振り上げてタトゥーマンを狙う。

タトゥーマン「……!!!」グンッ 

タトゥーマン「破ッ!」ブンッブワァ

オニ「ぐおっ!?」

イッポンダタラ「アツイタいぃいい!」

ここでオニとイッポンダタラを振り払い、刀を横に一振り。
その刀身から放射状に赤い風が吹く。
必殺の威力ではないが、今度はオニとイッポンダタラの動きが止まる。

タトゥーマン「……」チャキッ

そしてタトゥーマンは素早く構え直し、向かっていく私に狙いを定めた。
痛みはある。しかし今止まれば確実に斬り捨てられる。止まれない。

ヨツバ「はああっ!」ブン

タトゥーマン「絶ッ」ヒュバ

鬼神楽――赤い風を纏った刀の一撃がタトゥーマンを捉えたのと同じく、
タトゥーマンの白く輝く一太刀が私を捉えていた。


ヨツバ「……」スタ

ヨツバ「」ブシュ ボタボタ

ヨツバ「ぐっ……」ヨロリ



タトゥーマン「……」スッ

タトゥーマン「」フラ

タトゥーマン「」ドサッ



ヨツバ「私の……っ、勝ち、です」

傷を押さえながら男に向き直ると、どうやら男は戦意を失ったようだった。

サムライ風?の男「く、くそぅ……タトゥーマンを出したのに勝てねえのかっ」

サムライ風?の男「綺麗な花にはトゲがあるってか。油断したつもりはなかったんだがなぁ」

サムライ風?の男「次はこうは行かねえぞ 覚えてろよ」


男が結界の奥へ姿を消すと、結界が溶けるように消滅し、真っ白なターミナルルームになった。


バロウズ「マスターの情報を登録したわ。ここは南砂町ターミナルね」


……
フリンたちがピアレイを討伐するまで5ターン


レベルが1上がった!
選択安価:どのステータスを上げる?(1つ) ↓1
力3……体が丈夫になる。剣の威力が上がる。
技0……感覚が鋭くなる。銃の威力が上がる。
速1……逃げやすくなる。逃げられにくくなる。
魔1……魅力的になる。魔法の威力が上がる。
運1/2……判定時に使うとゾロ目になる。ゾロ目の時に使うと更にいい結果が得られる。(現在値)回まで使用できる。


下一桁判定:番人初期好感度 ↓1
1~2 気にいらねぇ(増加なし)
3~5 また会う気がするな(1)
6~7 次は負けねぇぞ(2)
8~9 リベンジが楽しみだぜ(3)
0 あの腕……殺すには惜しいな (4)
ゾロ目 タヤマさんに報告しとくか(5)


選択安価:これからどうする? ↓2
南砂町を出て木場倉庫へ(悪魔の結界へ。経験値多量。ただし死亡リスク高)
南砂町を出てさらに南へ(高速道路で悪魔と戦闘。その後天王洲か六本木方面へ)
その他自由な行動

今後阿修羅会に(勧誘目的で)マークされます。
ヨツバが名乗ってなかったので呼び方のためにヨツバの情報を決めます


[自由安価アンケート]ヨツバの容姿の特徴
具体的に。例えば髪の色とか。
「背が高い」「背が低い」といった内容だと、平均から大きく離れた感じになります(特徴になる程度には)。
出されたものから1つのみを多数決で選んで決定し、阿修羅会はそれを目印にします。
↓5まで

童顔

なんかここぞとばかりにヨツバという器に欲望が注がれている気がする。
もしかしてF編入ったら賢瓶突撃させられるんじゃ……

度合いがなくて、かつ、特徴というには弱いので>>183は無効にします。ごめんなさい。
「とんでもなく目つきが悪い」はわかるけど「とんでもなく童顔」はわからないので……

ポニーテールはアリだけどよりによってフリンと被ってるのが悩みどころ。
なので1枠増やします。

↓2まで追加

再解釈して項目作成しました。増えました。
あくまで阿修羅会が目印にするってだけであって、
それをふんだんに描写する(できる)わけではないのでどうかご容赦を……

1.胸がすごく大きい
2.胸がすごく大きいのに他は痩せている
3.猛禽のような鋭い目
4.氷のような冷たい目
5.三白眼
6.すごい長い黒髪(地面につきそう。ロングがすごい)
7.すごいきれいな黒髪でロング(黒髪がすごい。濡鴉ってやつ?)
8.日常の所作がセクシー
9.髪が輝いて見えるかのようにきれい(色を再アンケートします。でもミカド国はその成り立ちから遺伝的にはほぼ全員日本人だしイザボーなんで赤髪なのレアすぎって話ですよね)

項目多いし>>200まで投票で

10.ポニーテール

フリンさんごめんなさい
安価下

7

>>192
これの分入れると2
抜くと2と7だな。


…………両方やっちゃってもいいのよ?

>>203
安価下と書いたので201まで延長でした。内心ホッとしている。

単発率すごくてすごい不穏というか読者そんなにいるわけないだろって感じですがこのまま行きます。


決選投票
1.胸がすごく大きいのに他は痩せている
2.すごいきれいな黒髪でロング(黒髪がすごい。濡鴉ってやつ?)
3.まだあるんじゃないか?(1+2)


↓7まで

3 後は顔が整えば完璧だなw

これで不細工ならそれはそれで目立ってええなw

Info.>タカギ初期好感度5!

……
時:南砂町ターミナル解放から数十分後
場所:六本木ヒルズの一室


ピリリリリ……

タヤマ「もしもし」

特徴的な声『タカギです。タヤマさんお疲れ様です』

タヤマ「ああ、お疲れ。上野の件の追加報告か?」

タカギ『あ、いえ、関係あるといえばあるんですが……』

タカギ『えっと、まず、南砂町のターミナルもやられました。すんません』

タヤマ「……ほう。ま、長距離移動はできても毒沼込みで考えると利便性が低いってんで廃棄予定ではあったからな。懐は痛まん」

タヤマ「だが、だからこそ、一体誰が何のためにそんなことをしたんだ?」

タカギ『そう、それなんすよ。そいつ、着てる服が上野の小僧とそっくりだったんです』

タヤマ「だから計画的な意味のある奪取……でもねえな。確かその小僧はターミナルの結界のことを知らなかったんだろ」

タヤマ「知り合いである可能性は高いだろうが、だからどうした?」

タカギ『そいつも小僧と一緒でスマホを持ってて、悪魔と組んで戦ってたんですが、ただ強かっただけじゃねえ』

タカギ『こう……見どころを感じたんすよ。あの一戦でビビっと来ました』

タヤマ「ターミナルを守って戦い続けて20年のお前が言うなら、その見立てにも間違いはなさそうだが……」

タヤマ「で、結論はなんだ?杭が出る前に打ちたいから人をよこせってことでいいのか?」

タカギ『いえ、逆です。あいつが小僧と同じように物を知らねえとしたら……』

タヤマ「……丸め込んで駒にできる、ってわけか」

タヤマ「いいだろう。手配書くらい出してやる」

タカギ『あ、ありがとうございます!』

タヤマ「んじゃ、人相が要るな。戦闘記録から、そいつの特徴がわかる写真を出してくれ」

タカギ『へえ。今送ります』

ピピピピ

タヤマ「よし来た。ん?女だったのか。てっきり俺ぁまた小僧かとばかり――ッ」

タヤマ「……こいつぁえらく……"特徴的"、だな」

タカギ『でしょう?ひと目見ればこいつだってわかりますよ』

タヤマ「誰より仕事にマジなお前のことだ。これで実力も本物なんだろうが……」

顎に手を添えるタヤマ。

タヤマ「……これは……もしかすると今のあのプラン以上に使える……今の東京の情勢なら……充分、いや十二分にアリか……」ブツブツ

タカギ『タヤマさん?どうかしたんすか?』

タヤマ「あ、ああ。何でもねえ。手配書を出そう」

タカギ『はい。失礼しやす!』

ピロン

タヤマ「……まずは暇してる奴らを集めて会議、だな」ギィ

高級そうな椅子から立ち上がり、タヤマは自室を後にした。

>>209
ステータスとして魔翌力上げれば惹きつける力がつく(真Ⅱダンスとかみたいな)とは書きましたが、
キャラクターとして具体的な容姿や美醜についてはこれまで言及を避けてました(1項目にしようと思ってたのもそのため)。
今回の件は台無しだよ!!と思う一方、
「これでもしフリンほどじゃなくとも有名人になればトレードマークになると思うとおいしいのでは」とも感じています。
……いややっぱ台無しだよこれ!!

>>213
後の展開の都合上美人であることが確定しました……
これじゃご想像にお任せできないよぉ……


人間 ヨツバ
[プロフィール更新]
「その戦闘能力が阿修羅会に注目されている、天井から来たと思しき、美しき人外ハンター。
ひと目見れば彼女とわかる凄まじい体型と、東京の暗がりの中で輝く長い黒髪が特徴。
期待の新人フリンたちの知人である可能性が濃厚」
……と、人外ハンター側のデータベースに好き勝手書かれている。

……
時:タトゥーマン戦後
場所:南砂町

ヨツバ「ディア、ディア」ピュワワン

ヨツバ「……効きが悪くなってきましたね」

カブソ「あー、こりゃヨツバちゃんの体力に追いついてないんだな。メディア」ピュワワン

カブソ「魔翌力が弱いのに無理して自分で治すと効率悪いぜー」

ヨツバ「感謝します、カブソ」

イッポンダタラ「ぃヨツバぁあ、これからどこするぅう?なに行くぅう?うぉれは炭酸ガスになりたいんだぁあああ」

ヨツバ「先程も危ないところでした。もう少し鍛えようかと思います」

さて、どこへ行こうか。
南砂町はナラク程度の悪魔ばかりで、死ぬ危険はまずないだろうが強くなれる見込みも薄い。
外の悪魔はそれなりに危険だが、その分戦いで得られる経験も大きいだろう。


選択安価:どこをうろつく? ↓1
南砂町内部(超ローリスクローリターン。超低確率でイベント)
高速道路(それなり。レベルが上がらなかった場合経験値を得る)
その他自由な場所(ただし近場に限る。内容で変化)

……
場所:高速湾岸線(南砂町方面)


この辺りの悪魔はナラクのものと比べ物にならないほど手強い。
しかし向かい合っての戦いでなければ、やりようはある。

悪魔の軍勢「」ゾロゾロガヤガヤ

ヨツバ「……」シャキン バッ

ヨツバ「会心波!!」ブンッ ブワッ


下一桁判定:戦果(現在経験値2) ↓1
1~3 少し倒してすぐに撤退(経験値+1)
4~6 1ウェーブ撃破(経験値+2)
7~8 2ウェーブ撃破(レベルアップ、経験値-2)
9 3ウェーブ撃破(レベルアップ、経験値-1)
0 入れ食い(レベルアップ、阿修羅会と戦闘に)
ゾロ目 ??

下一桁判定:コインいっこなげる ↓1
奇数:急成長(レベル+2、阿修羅会と高難度戦闘)
偶数:オリジナル展開イベント開始(レベル+1、経験値減少なし)
ゾロ目:上記から更にレベル+1

1~3は後でゾロ目引いたら再度選べます。つまり相互に矛盾しません。


多数決安価:クエスト選択 ↓5まで
1."祈りの名"……ヨツバの後付設定が発生。ヨツバが特殊な人物に
2."1500と25年越しの再会"……終盤とFINALに関わるヨツバの後付設定が発生。原作改変
3."慟哭の森"……イサカルが東京に来る。原作改変(イサカル生存ボーナス)

……

ヨツバ「はぁあっ!」ブンッ ブワァ バババンッ

タルカジャで強化された会心波で、悪魔の群れ最後の一塊を吹き飛ばす。

囲まれてしまい仲魔への被害も大きかったが、これで一息つくことができる。



山とある悪魔の死体の中で休憩し、移動を再開しようと思ったところで、バロウズが通信を知らせた。

バロウズ「マスター、通信よ。私の知らない人みたい」

誰だろうか?

ヨツバの父『ヨツバ。東京ではうまくやっているかね』

父だった。
成人の儀式からほんの数日間会っていないだけなのに、
その声がとても懐かしく思える。

ヨツバ「お父様!はい、息災です!」

ヨツバの父『それは何よりだ』

ヨツバの父『……今、近くに人はいるかね?』

どうしてそんなことを聞くのだろうか?

ヨツバ「いいえ」

ヨツバの父『ふむ。ではヨツバ、落ち着いてこれから私がする話を聞き、しっかりと覚えなさい』

……父は私に様々なことを教えたが、こんな言い方をされるのは初めてだ。
私は父の話し方に、得も言われぬ不安を覚えた。

ヨツバの父『池袋という町のジュラク堂書店へ行き、学問の本を探して読みなさい。なるべく多く……』

ヨツバの父『勉強熱心なお前が、もういやだと思うくらい、たくさん読みなさい』

ヨツバの父『そしてこの話は、誰にもしてはなりません。他人はもちろんのこと、同胞や、たとえ天使様であっても』

ヨツバの父『無事を祈る。しばらくしたら、また連絡しよう』

ヨツバ「お父様? ……お父様?」

バロウズ「もう通信を切られたみたい」

重要な話であり、誰にもしてはならぬ話であり、そしてそれは私だけでなく、父も同じ条件であるかのようだった。
私は自分のことよりも、父が心配になった。



レベルが1上がった!
選択安価:どのステータスを上げる?(1つ) ↓1
力4……体が丈夫になる。物理攻撃の威力が上がる。
技0……感覚が鋭くなる。銃攻撃の威力が上がる。
速1……素早くなる。逃走成功率と追撃能力が上がる。
魔1……魅力的になる。魔法の威力が上がる。
運1/2……運がよくなる。ギリギリの勝負で勝ちやすくなる。


選択安価:どちらの道へ進む? ↓2
1.天王洲へ
2.六本木方面へ

Info.>魔+1!


長い橋を歩いて渡る。
橋の下にはとても広い湖……だったのだろう、超巨大な毒沼が広がっている。
底の方はどうなっているのだろうか……

南砂町に近い方で悪魔をたくさん倒したためか、悪魔を見かけない。

……橋の終わりからは毒沼がなく、この一帯は街が街の形をしている。


選択安価:どうする? ↓1
地下道で浜松町へ移動(渋谷、ミッドタウン方面。経験値入手)
原宿警察署へ行く(悪魔の結界。経験値多量orレベルアップ+銃攻撃威力の+1が+2に変化 前者はそこそこハイリスク、後者はかなりハイリスク)
目黒駐屯地へ行く(警察署より少しリスクとリターンが大きい。解放で銃攻撃威力の+1が+3に変化)
六本木ヒルズへ行く(入り口に見張りが立っている)
その他の自由な行動(内容次第)

ある建物に近づくと、バロウズから警告された。

バロウズ「その中、悪魔の結界のようね」

内部の様子を探るため、私は扉を開き踏み込んだ。


バロウズ「奥からとても協力な悪魔の反応。……いえ、周囲の悪魔も手強いみたい」

バロウズ「どうする?マスター」


選択安価:どうする? ↓1
出口を探して脱出する(戦闘。撃破で多量の経験値入手)
結界の主を探して倒す(高難易度の戦闘。撃破でレベル+1、銃威力の+1が+3に変化)
その他自由な行動(内容次第)

……
場所:目黒駐屯地 結界内


私は交戦を避けながら、迷路の出口を探していた。

見覚えのある扉を見つけた時、背後から悪魔が襲いかかってきた。


VS
集団 六本木の悪魔たち HP42 速0 戦闘時間5レス(終了時敵HP3以下なら+1レス)

・残りHPが10以下になった場合、逃走成功率100%
・逃走成功時、結界から脱出
・敗北時、死亡判定

[戦闘ルールやステータス、プロフィールなど]
ttps://www.evernote.com/shard/s572/sh/d3bb6ca2-24ac-479f-b4d1-895281e1c927/6922b4a0589e1c663cfca7289f9d7f34


今回の更新を終了します。
参加いただきありがとうございました。でも恨むかもしれない


戦闘行動安価↓5まで(終了時敵HP3以下なら+1レス)
1.物理攻撃
2.銃攻撃
3.属性魔法攻撃
4.逃走

ゾロ目で経験値手に入ったしレベル上がるかな

なんで逃げないの?と思ったら勝ってる……

>>264
元々「万が一勝てたら1レベル分経験値やるよwwwwww」みたいなノリ……もとい今のヨツバにとっては強敵なので無論上がります。
ひどい……どうしてそんなことするの……

Info.>戦闘に勝利!
Info.>経験値+1!


……
場所:目黒駐屯地 結界内



クダ「マハブフーラ!」パキパキパキン

ヨツバ「!」サッ ドスッ

ヨツバ「ぃ、あぁっ!」

細長いキツネの悪魔が放った魔法をかわしきれず、床から生えた氷柱に左ふくらはぎを貫かれる。
刺された場所から体内に冷気が流れ込み、血は傷から流れ出ずに凍っていく。
私は釘付けにされてしまっていた。

ヴィーヴル「久々のニンゲン、逃がす手はないわね!」ヒュー

ヨツバ「くっ!?」

ヴィーヴル「ベノンザッパー!」ヒュンッ

半身が赤く、片腕が翼になった女性の姿の悪魔……が、私に接近し赤い翼を大きく振るう。
その鉤爪の軌跡からは、紫色の泡(毒だ)を滲ませるかまいたちが四方八方へ飛ぶ。

ヨツバ「鬼、神楽!」ブンッ パンッ

自分に向かってきた一枚をなんとかたたき落とす。

モラクス「ぐおおっ!」ブシュ ジュワァ

カブソ「っでえ!」ブシュ ジュワァ

カブソ「く、くそ、メディア!」ピュワワン

二体の仲魔が傷を受け、カブソが全体回復魔法を使うが、毒はまだ消えない。

コッパテング「おっと」サッ

コッパテング「スクカジャ!」シャキン

唯一毒の刃をかわしたコッパテングが素早さを強化する魔法を使う。

クダ「マハブ――」

ヨツバ「ジオンガ!」バヂヂッ

クダ「ぎっ」バヂヂッ

モラクス「ぬぅん!」ブンッ

ヴィーヴル「きゃっ!」ゴッ

ヨツバ「ふっ!」バキィ

二体の悪魔に隙が出来たところで、足元の氷柱を刀で割る。

ヨツバ「回復を!」

カブソ「あいよ、メディア!」ピュワワン

私の傷が塞がり、残っていた氷柱が消える。

ヨツバ「会心波!」ブンッブンッ ブワワッ

クダ「ぶ、ごはっ」バァン バァン

ヴィーヴル「ううっ」バァン バァン

ヴィーヴル(は、反撃できな――)

ヨツバ「鬼神楽っ!」ブンッ
モラクス「鬼神楽!」ブンッ

ヴィーヴル「」ドグチュッ

ヨツバ「はっ、はぁ、はぁ……」フラフラ

この結界は危険すぎる。
他の悪魔がやってこない内に、私はなんとか扉から外へ出た。

……
フリンたちがピアレイを討伐するまで4ターン


レベルが1上がった!
選択安価:どのステータスを上げる?(1つ) ↓1
力4……体が丈夫になる。物理攻撃の威力が上がる。
技0……感覚が鋭くなる。銃攻撃の威力が上がる。
速1……素早くなる。逃走成功率と追撃能力が上がる。
魔2……魅力的になる。魔法の威力が上がる。
運1/2……運がよくなる。ギリギリの勝負で勝ちやすくなる。
また、戦闘以外の判定時に使うとゾロ目になる。ゾロ目の時に使うと更にいい結果が得られる。(現在値)回まで使用できる。

下一桁判定:戦果 ↓1
1~7 なし
8~9 さらにレベル+1、経験値を(10-下一桁)失う(現在経験値3)
0 さらにレベル+1
ゾロ目 さらにレベル+1、ゲームコインを1枚拾う

選択安価:どうする? ↓2
地下道で浜松町へ移動(渋谷、ミッドタウン方面。経験値入手)
原宿警察署へ行く(悪魔の結界。経験値多量orレベルアップ+銃攻撃威力の+1が+2に変化 前者はそこそこハイリスク、後者はかなりハイリスク)
目黒駐屯地へ行く(警察署より少しリスクとリターンが大きい。解放で銃攻撃威力の+1が+3に変化)
六本木ヒルズへ行く(入り口に見張りが立っている)
その他の自由な行動(内容次第)

……
場所:原宿警察署前


バロウズ「ここも悪魔の結界の反応があるわね」

場所を変えて探索していると、またも結界を見つけたようだ。

バロウズ「さっきのところよりは弱いみたいだけど……」

バロウズ「どうする?マスター」



レベルが1上がった!
選択安価:どのステータスを上げる?(1つ) ↓1
力4……体が丈夫になる。物理攻撃の威力が上がる。
技0……感覚が鋭くなる。銃攻撃の威力が上がる。
速1……素早くなる。逃走成功率と追撃能力が上がる。
魔2……魅力的になる。魔法の威力が上がる。
運1/2……運がよくなる。ギリギリの勝負で勝ちやすくなる。
また、戦闘以外の判定時に使うとゾロ目になる。ゾロ目の時に使うと更にいい結果が得られる。(現在値)回まで使用できる。


選択安価:どうする? ↓2
出口を探す(戦闘。経験値多めに入手)
結界の主を探して倒す(高難易度の戦闘。撃破でレベル+1、銃攻撃威力の+1が+2に変化)

誤植。
力の現在値は5、行動は自由行動ありです
安価下

ヨツバ「様子を見て、攻略が難しそうなら撤退しましょう」

バロウズ「……とりあえず入るのね」


……
場所:原宿警察署 結界内


ヨツバ「……」きょろきょろ

バロウズ「こっちも、奥からとても強力な悪魔の反応アリね」

ヨツバ「わかりました。また同じように出口を探しましょう」


[戦闘]
集団 六本木の悪魔たち HP40 速2 戦闘時間5レス

・残りHPが10以下になった場合、逃走成功率100%
・逃走成功時、結界から脱出
・敗北時、死亡判定


選択安価:戦闘行動 ↓5まで(追撃発生で+1)

あ、書き忘れてましたが今までと同じ番号で大丈夫ですよ(ていうかその書き方だと逃走コマンドが速になっちゃう)
安価下

Info.>(40-2) - {4+1, 12+2, 0+1, 12+2, 6+1} 戦闘終了!
Info.>弱点発見2/3!

ヨツバ「鬼神楽!」ブンッ
モラクス「鬼神楽!」ブンッ

スクーグスロー「」ドドゴォ ベシャッ

ヨツバ「会心波!」ブンッ ブワッ

スダマたち「うわーん!」「ひどいよー」「あーれー」バババァン ピュー

道中の悪魔を退け、結界から脱出した。



……
フリンたちがピアレイを討伐するまで3ターン


下一桁判定:経験値↓1
1~5 経験値+3(現在1)
6~8 経験値+5
9 レベル+1(経験値-1)
0 レベル+1
ゾロ目 レベル+1、経験値+3


選択安価:どうする? ↓1
地下道で浜松町へ移動(渋谷、ミッドタウン方面。経験値入手)
原宿警察署へ行く(悪魔の結界。経験値多量orレベルアップ+銃攻撃威力の+1が+2に変化 前者はそこそこハイリスク、後者はかなりハイリスク)
目黒駐屯地へ行く(警察署より少しリスクとリターンが大きい。解放で銃攻撃威力の+1が+3に変化)
六本木ヒルズへ行く(入り口に見張りが立っている)
その他の自由な行動(内容次第)

Info.>経験値+1!


……
遠目にも見えていた、この辺りでも特に高い塔を目指して移動した。
あれだけ大きな建物なら、少しくらい人が住んでいそうだ。


……
場所:六本木ヒルズ前


ガラの悪いケガレビトの男たちが、ビルの入り口でたむろしている。
武器らしきものを携え、複数人で立っているところを見ると、見張りだろうか?
だとすると、やはりここは居住区らしい。

まずは情報を集めるため、見張りの男たちに声をかけた。

ヨツバ「すみません。悪魔討伐隊なる組織について、何かご存知ありませんか?」

男A「あァ?なんだてめ……おお……」

男B「ま、間違いねえ」

男たちは質問に答えず、こちらを見るなり一様に顔色を変えた。
……私のことを知っている?
噂になるようなことはしていないし、そもそも誰かに姿を見られた覚えがないのだが……

一人が板のようなもの(ターミナルに結界を張っていた男と同じものだ)を取り出し、それを顔の横に構えて話し始めた。
通信もできるのか。

男A「たッ タヤマさん、"お客様"です!」

男A「はい、すぐお通ししやす!」

男A「お、お嬢さん。東京に詳しい人ンところへお連れしますんで、お話はそちらで……」

男A「ついて来て

タヤマというのはこの塔の長だろうか?
話を聞くため、私は彼らについていくことにした。


エレベータで高層へ移動した後、ある一室へ通される。
ここがタヤマの部屋だろうか?



レベルが1上がった!
選択安価:どのステータスを上げる?(1つ) ↓1
力5……体が丈夫になる。物理攻撃の威力が上がる。
技0……感覚が鋭くなる。銃攻撃の威力が上がる。
速1……素早くなる。逃走成功率と追撃能力が上がる。
魔3……魅力的になる。魔法の威力が上がる。
運1/2……運がよくなる。ギリギリの勝負で勝ちやすくなる。
また、戦闘以外の判定時に使うとゾロ目になる。ゾロ目の時に使うと更にいい結果が得られる。(現在値)回まで使用できる。


選択安価:どうする? ↓2

最後の一行は消し忘れです。無視して下さい
安価下

Info.>魔+1!

……
場所:六本木ヒルズ タヤマの部屋


ケガレビトの里でありながら、東のミカド国に近い雰囲気の家具も並べられている。
部屋には男が一人だけが、立って私を待ち構えていた。
男はこちらへ歩いて近づき、話し始めた。

タヤマ「よく来てくださった。私はタヤマ」

タヤマ「阿修羅会……この東京で治安維持を行っている組織のリーダーです」

ヨツバ「こんにちは。私はヨツバと申します」

ヨツバ「早速の質問お許しいただきたいのですが、私のことをご存知なのですか?」

タヤマ「ええ。まずは、私の部下が粗相をしたようで、大変申し訳ない」

タヤマ「南砂町……と言って伝わるかな。貴女に悪魔をけしかけた男のことを覚えておいでかな?」

南砂町ターミナルのあの男か。

タヤマ「お分かりのようですな。ターミナルは悪用防止のために悪魔の結界で封じておるんですが……」

タヤマ「どうも、何も知らないお嬢さんを不法侵入者と勘違いしたってことでね」

タヤマ「今も仕事で出払っとるんですが、本人も申し訳ないと言っておりました」

タヤマ「上司である私からも、謝罪させてもらいたい」

そう言って、タヤマは頭を下げた。

ヨツバ「そういう事情があったのならば、仕方ありません。顔を上げて下さい」

タヤマ「そう言ってもらえると助かります」

タヤマ「それで……悪魔討伐隊でしたっけね。それをお探しだと?」

ヨツバ「はい。何かご存知ありませんか?」

タヤマ「悪魔討伐隊自体はとっくになくなりましたよ。まあ、棄てられた基地は残ってますが」

ヨツバ「その基地の場所は?」

タヤマ「ああ、貴女のスマホにデータを送りましょう」

そう言うと、タヤマは自分の持っている板のようなものを操作した。
これはスマホというらしい。
私のガントレットも、スマホの一種と思っているのだろう。

データを受け取ったガントレットから、悪魔討伐隊基地の位置情報が表示された。
ここから北東のようだが……まっすぐそちらへ行ける道は見当たらない。
たどり着くためには、まずスカイタワーまで戻ることになりそうだ。

タヤマ「これは勝手なお願いなんですがね。もしよければ、私どもを助けてくださいませんかね」

ヨツバ「助ける、とは?」

タヤマ「石を投げれば当たるってくらい悪魔がわんさかいる東京じゃ、治安維持にいくら戦力があっても足りないのが現状」

タヤマ「件の見張り番が貴女の腕を買っていたんで、是非我々阿修羅会の仲間になっていただきたい」

タヤマ「もちろん、新入りだからと下っ端扱いなんてしません。いい待遇を用意してます」

タヤマ「どうです、考えてもらえませんか?」

口元に笑みを浮かべ、私に問うタヤマ。

ヨツバ「……」



自由安価:なんと返事する?↓2

苦労しているというのは確かだろうが、私は快く首を縦に振ろうとは思えなかった。

ヨツバ「いきなりそのようなことを言われても……」

ヨツバ「私は一人ではなく、仲間と来ているのです」

ヨツバ「今は別行動を取っていますが、同じ任務を課せられたものとして勝手なことはできません」

タヤマ「ああ、おサムライさんがお忙しいのはこちらも知ってますよ」

タヤマ「なぁに、今すぐフルタイムで働けってわけじゃありません」

タヤマ「最初はお試しってことで少しずつ手伝ってもらえるだけでもいいんですよ」

タヤマ「やってみてやっぱり不満だったんなら、いつでもやめて結構。って条件で」

タヤマ「これならどうです?やってもらえませんかね?」

ヨツバ「……」

ヨツバ「わかりました。あなた方の民のまとめ方を見せていただきます」

タヤマ「ようし。歓迎しますよ、ヨツバさん」

タヤマ「南砂町からここまで歩き通しは大変だったでしょう」

タヤマ「いろいろご用意しますよ」

タヤマ「おい!ヨツバさんをお部屋へ案内して差し上げろ!」

男A「へ、へい!」

男A「ささ、こちらですぜ」


……
場所:六本木ヒルズ ヨツバの部屋


タヤマと同じような部屋に通された。
テーブルの上には食事が配膳されている。

男A「明日からの飯は適当に呼んでくれりゃ持ってきますんで」

男A「他にもなんかあればいつでも呼んでくだせえ。じゃ、じゃあ失礼しやす」

男が部屋から出ていった。


食事を摂ろうとトレーを改めて見ると、痩せた野菜によくわからない肉……
口をつけてみると、スープはやはりというべきか薄い。
タヤマが嘘をついて食材を出し惜しみしているのでないとすると、これで良い方ということになる。
東京の食生活の悲惨さは相当のようだ。


食事と入浴を済ませ、部屋にあったバスローブに着替える。
採寸もしていないためか下着は様々なサイズが用意されていたが……やはり胸の方は合うものがない。
東のミカド国でも、仕立て屋が"国中どこを探してもいないサイズで苦労する"と言っていたから、恐らくそうだろうと予想できていた。
こちらは手持ちの包帯で誤魔化すしかなさそうだ。
また、ここに来るまでの戦闘でダメにしてしまった制服を見かねてか、明日替えの服が貰えるらしい。
なるべく目立たない服だといいが……


バロウズ「今日はもう寝ちゃう?」

ヨツバ「はい。おやすみなさい、バロウズ」

バロウズ「おやすみ、マスター」



下一桁判定:翌朝頼まれるお仕事 ↓1
1~3 渋谷地下街見回り
4~6 阿修羅会のヒットマンと戦闘訓練
7~9 逆さヒルズ悪魔駆除
0 ユリコ排除
ゾロ目 ??


下一桁判定:タヤマ初期好感度 ↓2
1~4 賢しい小娘だな(1)
5~7 使われてもらうぞ(2)
8~9 会ってみてますます阿修羅会に欲しくなった(3)
0 いい女だ(4)
ゾロ目 手に入れてやる(5)

この東京で野菜出してくれるってだけで結構なVIP待遇だよなぁ

>>303
平民には地面に落ちてる野菜くずがごちそう扱いされてますからね
終盤にパン食ってた上野地下街の人は泣いてた気がするし
主食の悪魔肉はどんだけまずいのやら

人間 ヨツバ
NEUTRAL-LAW
[ステータス] レベル11 経験値2
力5……体が丈夫になる。物理攻撃の威力が上がる。
技0……感覚が鋭くなる。銃攻撃の威力が上がる。
速1……素早くなる。逃走成功率と追撃能力が上がる。
魔4……魅力的になる。魔法の威力が上がる。
運1/2……運がよくなる。ギリギリの勝負で勝ちやすくなる。
また、戦闘以外の判定時に使うとゾロ目になる。ゾロ目の時に使うと更にいい結果が得られる。(現在値)回まで使用できる。

ラグジュアリーズ……頭の回転が速い。政治や、腹の探り合いがわかる。多少物知り。
秩序の申し子……物理的に可能である限り、神やルールに従い、正義を執行する。神こそ絶対。
剣士……戦闘でもたつかない。多数に囲まれない限り不意打ちを受けない。

[人間関係]
フリン好感度4
イサカル好感度3
ナバール好感度5
ワルター好感度4
ヨナタン好感度3
イザボー好感度1

タカギ好感度5
タヤマ好感度1

[その他]
LAW変化 1回
CHAOS変化 1回
遺物1個所持
ゲームコイン1枚所持
阿修羅会お試し入会中

……
時:翌朝
場所:六本木ヒルズ ヨツバの部屋


目が覚めた。
……朝になっても暗いままというのはなんとも奇妙な感覚だ。
ケガレビトは陽の光を浴びたことがないのだろうと思うと、少しかわいそうに思う。


バロウズ「おはよう、マスター。昨晩はぐっすりだったわね」

ヨツバ「おはようございます、バロウズ」


いつでも動けるよう少しストレッチをしてから、
バロウズに阿修羅会の者を呼び出させた。


ガチャ

男「ふぁ~あ……おはようございます。ヨツバさん朝早いっすね」

ヨツバ「おはようございます。食事と服を下さい」

男「へい。こちらでさ」ガサッ

男が袋を二つ、テーブルの上に置いた。

……朝食はサンドイッチか。
見た目からしてあまり美味しそうではないが、食べられるだけマシだ。



コンマ下一桁判定:もう片方の袋の中身 ↓1
1~3 繕ったサムライ制服
4~5 ジャージ
6~7 パーカー
8~9 和服
0 ゴシックダーク一式(装備中は魔+1, 運+1)
ゾロ目 アンケートで自由に決める

……
時:しばらく後
場所:六本木ヒルズ タヤマの部屋


ヨツバ「おはようございます、タヤマ殿」

タヤマ「おはよう、ヨツバさん。似合ってるじゃないか」

敬語が抜けている。一時的とはいえ部下扱いということか。

ヨツバ「あの、この服は一体……」

そこまで動きづらくはないが、袖が重い。

タヤマ「服一着作るのも難しいご時世でね」

タヤマ「元の服はきれいにして繕わせているところだ」

タヤマ「すまないが、少なくとも今日一日はそれを着ててもらう」

タヤマ「……さて、仕事の話をする前に、我々がどうやって悪魔を抑えているか」

タヤマ「その方法の一つをご紹介しよう」

タヤマはテーブルの上の透明な容器をトントンと叩く。
中には赤い、大きな飴玉のようなものが入っている。

タヤマ「こいつは赤玉。悪魔が非常に好むエサだ。人間を殺して食うのと比べ物にならんほど美味いらしい」

タヤマ「もちろん私は食ったことなんてないがね」フッ

ヨツバ「なるほど、それを与える代わりに人間を見逃せと」

タヤマ「理解が早くて助かる」

タヤマ「東京各地の地下街や、ここを始めとした限られた建物は、悪魔どもが立ち入らない」

タヤマ「その代金がコレの供給ってわけだ」

タヤマ「この人類の生命線の一つといえる赤玉を、我々阿修羅会は生産している」

ヨツバ「それはどうすれば作れるのですか?」

タヤマ「当然の疑問だな。だが、そいつは企業秘密だ」

タヤマ「ま、ちょっとだけ言うとだな」

タヤマ「この赤玉の生産は、この付近にある施設でしか行えない」

タヤマ「で、その生産施設に棲み着いてる、赤玉を狙う悪魔たちの数を減らしてもらいたいわけだ」

ヨツバ「なるほど。わかりました」コク

タヤマ「道案内兼手伝いにウチの者をつける。まあ適当使ってやってくれ」フッ

ガチャ

銀髪の少年「おはようございます!」ペコリ

タヤマ「おう、おはよう。ハレルヤ、ヨツバさんに挨拶しろ」

ハレルヤ(わ、すげぇカッコ)

ハレルヤ「えと、阿修羅会のハレルヤです。本日はよろしくお願いします!」ペコリ

ヨツバ「ヨツバです。こちらこそよろしくお願いします」

タヤマ「よし、早速行ってくれ。ノルマはハレルヤに伝えてある」

ハレルヤ「分かりました。じゃあヨツバさん、逆さヒルズまで案内します」

……逆さヒルズ?

……
場所:逆さヒルズ前

六本木ヒルズとは別の建物に入り、その地下を進むと、不可思議な光景に差し掛かった。
明かりがないのに薄明るく輝く空洞。足元の地面が、指で絵の具を伸ばすようにしてそこへ伸びている。
道の先には六本木ヒルズが下に向かって建って(吊られて?)いる。
不可思議な空洞は逆さのヒルズの頂点(底面?)まで続いていて、そのせいで入り口への道がひどく頼りなく見える。

ヨツバ「これは一体……」

ハレルヤ「うーん、俺もよく知らないんすよね。そういうものだとしか……」

頭を掻くハレルヤ。

ハレルヤ「今日の仕事場はこの中です。行きましょう」


……
場所:逆さヒルズ 地下7階


エレベータで地下7階に着いた。

ハレルヤ「ええと、悪魔の侵入を防ぐために部屋の扉は締め切ってて、通路に出没する悪魔を倒す……です」

ハレルヤ「あ、俺も一応仲魔いるんで、ヨツバさんとかみたいに戦えるわけじゃないんすけど、サポートします」

ハレルヤ「チロー」SUMMON

チロンヌプ「……」

バロウズ「データ取得完了。聖獣チロンヌプね」

バロウズ「確かに、直接戦うのは苦手みたい」

ヨツバ「私も全力を尽くします。ハレルヤ、貴方は貴方に出来ることをしてください」

ハレルヤ「う、うっす」


[戦闘]
VS
集団 逆さヒルズ族B7F HP42(ハレルヤ参加込み) 速さ2
1/2物理耐性(下一桁が奇数の時の物理攻撃はダメージ半減、小数切捨)
戦闘時間5レス

・勝利時経験値獲得
・敗北時死亡判定
・逃走成功時、お試し期間終了(タヤマ好感度-1、興味を失われる)

選択安価:戦闘行動 ↓5まで(追撃時+1)
1.物理攻撃
2.銃攻撃
3.魔法攻撃
4.逃走

Info.>弱点発見!
Info.>(42-2-10)-{12+2, 5+1, 0+0, 5+1, 5+1}<0 戦闘に勝利!
Info.>経験値+2!


下一桁判定:経験値 ↓1
1 経験値+5(現在4)
2~9 レベル+1、経験値+(3+下一桁-10)
0 レベル+1
ゾロ目 レベル+1、経験値+5

※誤植がありました。2~9の経験値は(5+下一桁-10)でした。

レベルが1上がった!(経験値-3 残り1)
選択安価:どのステータスを上げる?(1つ) ↓1
力5……体が丈夫になる。物理攻撃の威力が上がる。
技0……感覚が鋭くなる。銃攻撃の威力が上がる。
速1……素早くなる。逃走成功率と追撃能力が上がる。
魔4……魅力的になる。魔法の威力が上がる。
運1/2……運がよくなる。ギリギリの勝負で勝ちやすくなる。
また、戦闘以外の判定時に使うとゾロ目になる。ゾロ目の時に使うと更にいい結果が得られる。(現在値)回まで使用できる。

「弱点を突く」ではなく「弱点を見つける」なのでHP低下は同じ敵に一度までです。
念の為。

クリティカルいっぱい出れば超強いけど外れる可能性のある物理(と幾分マイルドな銃)、
確定で減らしていける属性魔法、
と差別化してい(るつもりでい)ます。
万能魔法とか属性弾はちょっとどうすればいいかわからない……難しい……

質問
敵の強さってフリン達と一緒に行かなかったから強くなってたりしますか?
この辺の敵が特別強くて移動したら弱くなったりしますか?

>>337
ご質問ありがとうございます。

Q1:フリン達と別行動の場合に戦闘の難易度が上がる?
A1:
フリンと一緒なら戦果が減って勝利確定、そうでなくても味方がいれば相手の初期HPが減ります。
常にそれだとボス戦すら完全な空気になるので、メデューサ戦のように分断する場合もありますが、
少なくとも誰かしらと組んで戦うことになり、補正が得られます。
まとめると、「フリン達と同行すると戦闘の難易度は下がる(ただし戦果も減る)」ので、相対的に単独行動は難易度が高く見えます。

Q2:この辺の敵が強いだけで他行けば弱いの?
A2:
はい。なにせ順路ガン無視なので。
その中で無茶な成長をしてみせたので、恐らく瞬間的にはフリンよりヨツバの方がレベル高いと思います。

Info.>魔+1!


……
場所:逆さヒルズ 地下7階


通路を巡回している内に、悪魔の気配を感じた。
振り返りながら力を注ぎ込み、刀に白い光を纏わせ、視認した悪魔に向かって振るう。

ヨツバ「ジャベリンレイン!」

骨と鳥の悪魔「うがっ!」

白い光は細長い数本の串のように形を変えて、刀から離れて飛び、二体の悪魔に突き刺さる。
串は深く食い込んだ後に炸裂し、凶鳥グルルの動きを止めた。

凶鳥イツマデ「いつまで?」ピピピシュ

続いて仲魔が翼から羽型の光弾を連射する。
それを真っ向から受けてなお、もう一体の悪魔は止まらなかった。

鎧を着た戦士の悪魔「ぬるいぞ!」ズン、ズン

ゆっくりと床(逆さなので、六本木ヒルズでは天井の部分だ)を踏みしめて歩き、
剣を構えてこちらに近づく地霊ティターン。

ヨツバ「アギラオ!」ゴゥ

掌を向けて魔法を放つ。ティターンの胴体が炎に包まれるが、堪えた様子はない。
この間にグルルは立ち直り、ティターンを追い抜いてこちらへ飛んできた。

グルル「オラァーッ!」ビュン グワッ

高速で飛来したグルルの狙いは私。蹴るような形で、骨でできた鋭い足指を振るう。

ハレルヤ「やば、チロー!」

チロンヌプ「~!」フリフリ

オニ「ぶち折れろ!」ブンッ スカッ

グルル「フンッ!」ブブンッ ザシュザシュッ

オニが前に出て金棒を蹴りに向かってぶつけようとするがかわされ、逆に蹴りで切り裂かれる。

オニ「ぐおぉ……ま、まだいけるぞ!」ブンッ ドカッ

グルル「なんだとぉ!?ぐっ」ヨロ

ギリギリで耐えたらしいオニが一撃を加え、グルルの動きが止まる。

ヨツバ「ハマ!」シュッ
ジャックランタン「ハマ!」シュッ

グルル「ぎゃああああ!!」ペタペタ シュウウウウ

そこへ二枚の魔法の札が飛び、グルルに張り付くとその肉体を巻き込みながら光の粒に変化していく。

ヨツバ「ジオンガ!ジオンガ!」バヂヂヂヂ
ジャックランタン「アギラオ!アギラオ!」ゴゴゥ

止まってしまったグルルがティターンの邪魔になっているので、正面から魔法を連射する。
グルルは光と雷と炎に全身を覆われてよくわからない塵になり、
それらが消えて奥にいたティターンの姿が現れると、それは既に倒れていた。

ジャックランタン「ざまぁミソラシホー」ケケケ

でたらめに放った魔法が偶然グルルによく効いたという幸運がなければ今頃どうなっていたかと思うと恐ろしい。
……少し前に入った結界の悪魔たちよりも、さらに少し手強いように感じる。

ハレルヤ「話には聞いてたけど、やっぱすげえな……」

ヨツバ「いえ、今のは危うい戦いでした」

この辺りの悪魔は私よりレベルが高く、仲魔にしづらい。
そのため仲魔はみな、低レベルから経験を積んだ個体だ。
オニがグルルにやられたことといい、今の仲魔では心許ないだろう。

ヨツバ「……そういえば、先ほど深い傷を負ったオニがそのまま動けていました」

ヨツバ「私の経験では動けなくなるダメージに見えたのですが、その悪魔が何かしたのでしょうか?」

ハレルヤ「あ、はい。二種類の踊りで近くの味方をサポートするんですけど」

ハレルヤ「その一つがさっきの。我慢のフホホイっていう、死にそうになってもギリギリで踏みとどまらせるやつで」

ハレルヤ「もいっこが予防のパウパウ、毒とか効きづらくなる踊りです」

ヨツバ「……なるほど」

ヨツバ「それで、今二体の悪魔を倒しましたが、タヤマ殿の課したノルマは後どれほどですか?」

ハレルヤ「いや、数は多くないからこの階はこれで終わりですね」

ハレルヤ「あと地下8階、9階でも2体ずつ倒せば引き上げていいって」

ヨツバ「わかりました」


……ここを凌ぐための戦い方を考えた方がいいかもしれない。
どうすべきか……



下一桁判定:経験値獲得 ↓1
1~4 経験値+5(現在値1)
5~7 経験値+7
8~9 レベル+1、経験値-1
0 レベル+1
ゾロ目 レベル+1、


下一桁判定:ハレルヤ初期好感度 ↓1
1~3 つえーなぁ(1)
4~6 スゲーなぁ(2)
7~9 阿修羅会入ってくんないかなぁ(3)
0 姉御って呼ばせてください(4)
ゾロ目 ホレたかも(5)


選択安価:逆さヒルズ地下8階に向けて ↓1
仲魔を一体にする……仲魔の攻撃の基本威力が4になる。そのレスのコンマ下一桁が奇数なら銃攻撃のみ、偶数なら属性魔法攻撃のみになる。仲魔集めができるようになるまで持続。
我慢のフホホイを利用した使い捨て肉壁作戦……戦闘難易度が少し下がり、報酬経験値が少し減る。
普通に戦う……何もなし。

ハレルヤ初期好感度は↓2の間違いです
安価下

Info.>経験値+5!
Info.>ハレルヤ初期好感度3!


……
場所:逆さヒルズ 地下8階


ハレルヤ(腕もあるし、キレーだし、こんな人が来たら阿修羅会もちょっとは変わるかなぁ)

ハレルヤ(あー、お試しじゃなくてホントに阿修羅会入ってくんないかなぁ)

ハレルヤがため息をついている。
先ほどの戦いから緊張しているのだろうか?



[戦闘]
VS
集団 逆さヒルズ族B8F HP37 速さ3
1/2物理耐性(下一桁が奇数の時の物理攻撃はダメージ半減、小数切捨)
1/2魔法無効(下一桁が奇数かつ弱点発見条件を満たさない時の属性魔法攻撃は無効。弱点発見以降は適用されない)
戦闘時間5レス
ハレルヤ参加で難易度低下(適用済)
ブラック作戦で難易度低下(適用済)

・勝利時経験値獲得
・敗北時死亡判定
・逃走成功時、お試し期間終了(タヤマ好感度-1、興味を失われる)

ステータス、戦闘ルール:>>252

選択安価:戦闘行動 ↓5まで(追撃時+1)
1.物理攻撃
2.銃攻撃
3.属性魔法攻撃
4.逃走

追いついた
>>1にお願いがあるんだけどメール欄に「saga」って入れといてくれないかな
「死ね」とか「殺す」とかちゃんと書けるはず

魔法属性攻撃の無効ってどのレベルまで無効化されるのか
ダメージまで無効か仲魔の属性攻撃も無効か
それとも弱点発見の三回の回数分も無効か

(37-2) - {0+0, 12+2, 0+1, 6+2, 6+1} = 5
5 - (6+2) = -1
ギリギリ勝ちですね。よかった……

>>365
えっ何言ってるんですか割と入れてますよ(入れ忘れ事故がなかったとは言わない)
魔力とかが化けるのも辛いです……

>>366
・攻撃したという事実がなくなるレベルです。ダメージ、弱点発見進行ともになくなります。
・「下一桁が奇数」かつ「属性魔法攻撃」かつ「そのレスで弱点発見の条件を満たさない」なら攻撃者が仲魔だろうとなんでも無効です。
……というのが文意そのままなのですが、弱点発見進行がなくなるのはおかしいですね。
手当たり次第属性を試して弱点発見を進行しているわけですから、無効にされても絞り込み自体はできるわけですし。
次回以降修正します。ありがとうございます。


実は1/4魔法無効の所を計算ミスで1/2魔法無効にしてました。なので……


選択多数決安価:設定ミスのおまけ ↓5まで
1.敵が多かったことにする(経験値獲得量+3)
2.ゲームコインを1枚拾う(完全死亡を1回回避)
3.>>1に任意の要求をする(決定した場合にアンケートを行います。面白ければ採用、不採用になれば経験値+1のみ)

ゲームコインに決まりました。今日は皆さん大人しくていらっしゃる……

ところでスカイタワーから南へ行く時に錦糸町あったんですよね……(Ⅳの地図見てて見落とした)
今後はFの地図と合わせて見ないと

……
場所:逆さヒルズ 地下8階


悪魔に遭遇した。
一体は凶鳥グルル。もう一体は初めて見る悪魔だ。

人型だが、焼けた土の体にヒビが入っていて、そのヒビの中を朱色の何かが流動している。
頭頂部は割れており、ヒビと合わせて火山を思わせる。
口や片方の鼻孔、首筋や背中などから、金属の管が生えている。
体躯は巨大で、地面から上半身だけが生えるような形で存在している。
川の中を歩く時の水上の部分を切り取ったように、地面の上を移動する。

名前は……地霊トラルテクトリ。

グルル「行くぜぇえ!!」ビュゥ

トラルテクトリ「ウゥ……」スィー

片方は叫びながら、片方は呻くような声を上げながら、同時に迫ってくる。

ヨツバ「ハレルヤ、手はず通りにお願いします」

ハレルヤ「……わかった。チロ」

チロンヌプ「~!~!」フリフリ

仲魔を全て帰還させ、トラルテクトリの方を向く。

ヨツバ「召喚!ザンマ!」SUMMON ヒュゴッ

トウビョウ「ザンマ!」ヒュゴッ

渦巻く風が二条吹き、トラルテクトリを狙う。

グルル「ザンネン」バッ ギュン

トウビョウ「」グニャ グチュ

トラルテクトリを庇うように前に出たグルルが翼を振るうと風は旋回した後こちらへ向かってきた。
私はトウビョウを盾にする。
一つ受けた。トウビョウの体が風力でねじ曲がって潰れるが、まだ死んではいない。
二つ受けた。トウビョウの瓢箪が砕ける。死んだ。
反射された魔法を受けきり、私は前へ進む。
今はトラルテクトリより、グルルの方が距離が近い。

ヨツバ「鬼神楽!」ブンッ

グルル「がはぁッ」グシャ

刀からの一撃で殴り飛ばす際、グルルの体を構成する骨を数本折った。

トラルテクトリ「メギ、ド」ギュイィ カッ

奥から、見たことのない類の魔法を唱えるトラルテクトリ。

ヨツバ「オニ!」SUMMON

トラルテクトリと私の間くらいで正体不明の力の爆発が起き、それを浴びたオニは全身から赤い煙を噴き出す。

ヨツバ「走りなさい!」ダッ

オニ「ぐ、がああ!!」ドスドス ブンッ

トラルテクトリ「メギ、ド」ギュイィ カッ ドン

オニの肉体の半分ほどが、溶けたような、蒸発したような……とにかく、消えた。
その直前に投げた棍棒がトラルテクトリに命中する。
……思った以上に、効いていない。ちょうど、ティターンと同じような感じだ。
この悪魔も物理攻撃に耐性があるということか。

ヨツバ「ジオンガ!」バヂヂッ

電撃魔法を放つが、トラルテクトリには聞いていない。
それどころか、ヒビに流れる朱色がやや明るく変化し、棍棒でついたわずかな傷が塞がった。

トラルテクトリ「あか、だまぁ」スィー

ヨツバ「くっ……!ザンマ!ブフーラ!」

グルルが動き出す様子を見せないことをちらと確認し、向かってくるトラルテクトリに魔法を連打する。
突風が金属の管を揺らし腕を軋ませる。通路から氷柱が生え、刺し貫く。
氷柱がトラルテクトリの腹部を貫いた時、様子が変わった。
ジオンガが命中した時とは対象的に、朱色が暗くなり、動きが目に見えて鈍る。

接近し、力を流す。

ヨツバ「鬼神楽!」ブゥン

トラルテクトリ「」バキャァ

袈裟がけに刀を振り抜き、トラルテクトリの肩口からその肉体を割り砕く。

グルル「今だ!死にやがれぇ~!」ビュン
ヨツバ「ハマ」シュッ

グルル「ぐえ」ペタ シュワッ

急に動き出したつもりだろうが、それと同時に私が魔法を放ち、グルルは光になった。


……砕け散ったトラルテクトリの破片に混じって、コインが一枚落ちている。
拾っておこう。


ヨツバ「やはりこの作戦は有効ですね。いいスキルです」

ハレルヤ「え、えーと……流石にあんなことさせられたら仲魔がかわいそう、とかは……」

ヨツバ「かわいそう?悪魔が?」

ヨツバ「悪魔は所詮人間に害をなす存在。仲魔として一時的に使役しているとしても、その本質は変わりません」

ヨツバ「人間と相容れない存在に情けなど不要……いえ、あってはならないのです」

ハレルヤ「…………」

ヨツバ「……? いかがなさいましたか?」

ハレルヤ「……いや、なんでも」

ハレルヤ「えと、次……地下9階。行きましょう」


下一桁判定:経験値獲得 ↓1
1~5 レベル+1、経験値-5(現在値6)
6~9 レベル+1、経験値-3
0 レベル+1
ゾロ目 レベル+1、経験値+2

下一桁判定:ハレルヤ好感度変化 ↓2
1~9 ……(-1)
0 やっぱ人間からすりゃそんなもんか……(+-0)
ゾロ目 ??

そういや、ホワイトメンの夢を観てないって事はヨツバは選ばれた人間ではないんだな。イザボーのように選べない人でも無いから立ち位置として、ラグジュアリーズとしてまともで脱落しないナバールって感じなんかね。

クエスト発生してるし生まれが特殊ではありそう

>>377
(安価やコンマで)何もなければいちサムライとして生まれいちサムライとして終わります。
初っ端からメイン中のメイン張れるようなユニーク属性つけると、参加者の動かすキャラというより>>1のオリキャラじゃないかなあ、と……
(流石にサムライにしないと介入すらできないのでそうしましたが)

……ホワイトメンの夢って砂漠と爆炎と荒野の夢でしょうか?もし違うなら忘れてます。

あとあんまり関係ありませんが、原作で天使にも追われるようになったナバールに関しては、イザボーとは違ったベクトルで選べないタイプかなと思います。
このスレがちゃんと最後まで続けば、「もしアルラウネにやられて退場していなかったら、最終局面でどうしたのか」に答えが出るかもしれません。
続けば、ですが……

>>378
色々案は用意してますが、それを拾うかどうかは参加してくださっている皆さんにお任せします。
>>230で各クエストの内容を完全に伏せず予防線張ってるのもそういうことです。
つまり、生まれが特殊かどうかは現状決まっていません。シュレディンガーの猫みたいな感じです。

Info.>ハレルヤ好感度-1!
Info.>ゲームコインを1枚拾った!


レベルが1上がった!(経験値-5 残り1)
選択安価:どのステータスを上げる?(1つ) ↓1
力5……体が丈夫になる。物理攻撃の威力が上がる。
技0……感覚が鋭くなる。銃攻撃の威力が上がる。
速1……素早くなる。逃走成功率と追撃能力が上がる。
魔5……魅力的になる。魔法の威力が上がる。
運1/2……運がよくなる。ギリギリの勝負で勝ちやすくなる。
また、戦闘以外の判定時に使うとゾロ目になる。ゾロ目の時に使うと更にいい結果が得られる。(現在値)回まで使用できる。


選択安価:逆さヒルズ地下9階に向けて ↓2
仲魔を一体にして肉壁作戦をやめる
肉壁作戦を続ける
普通に戦う

Info.>力+1!


……
場所:逆さヒルズ地下9階


ヨツバ「では、この階の戦闘でもよろしくお願いします」スタスタ

ハレルヤ「……」スタスタ

ヨツバ「……ハレルヤ?」

ハレルヤ「っ、あ、はい。わかってます」

ヨツバ「少し考え事をしているように見えましたが、大丈夫ですか?」

ハレルヤ「ホントになんでもないんで、大丈夫です」



[戦闘]
VS
集団 逆さヒルズ族B9F HP42 速さ2
1/2物理耐性(下一桁が奇数の時の物理攻撃はダメージ半減、小数切捨)
1/2銃吸収(下一桁が奇数の時、銃攻撃でダメージを受けずその値分HPを回復する)
1/6魔法耐性(下一桁が1~2かつ弱点発見条件を満たさない時の属性魔法攻撃はダメージ半減。弱点発見以降は適用されない)
戦闘時間5レス
ハレルヤ参加で難易度低下(適用済)
ブラック作戦で難易度低下(適用済)

・勝利時経験値獲得
・敗北時死亡判定
・逃走成功時、お試し期間終了(タヤマ好感度-1、興味を失われる)

ステータス、戦闘ルール:>>252

選択安価:戦闘行動 ↓5まで(追撃時+1)
1.物理攻撃
2.銃攻撃
3.属性魔法攻撃
4.逃走

1 連投いいのかな?割とギリギリだが物理に賭けるしかないか・・・

>>388
・どうせ速筆でもないのにそんなに急いでどうするの
・判定だけならともかく行動選んでるし一応規制すべきじゃないの
この辺を元に、一応ではありますが、ダメとします。
安価下

Info.>(42-2) - {14+2, 7+1, 7+1, 7+1} = 0 戦闘に勝利!


またも悪魔が二体。
屋内にも関わらず騎馬を駆っている騎士の悪魔、妖魔ヴァルキリー。
四肢の肘・膝より先がカマキリのカマのようになっている悪魔、妖虫アルケニー。
ヴァルキリーは立っているが、アルケニーは天井に張り付いている。

アルケニー「串刺しよ!」ドンッ

アルケニーがこちらを向き、口から光の矢(腕ほどの太さがある)を飛ばす。

ヨツバ「……」SUMMON タッ

ドチュッ

オニ「ぐぎゃあああ!!」ボタボタ

ヨツバ「ふっ」グッ、ダンッ

前進しながら召喚したオニを壁にした後、踏み台にして飛び上がる。

ヨツバ「鬼神楽!」ブゥン

アルケニー「痛、ぐっ」ドンッ ドシャッ

ヴァルキリー「ジャベリンレイン!」シュッ

ヨツバ「!」SUMMON

ドスッ ドンッ

トウビョウ「」ビキビキ

ヨツバ「……」ドスッドスッ

アルケニー「が、ごひゅっ」ダラダラ

アルケニーを叩き落とし、飛来した光の串をトウビョウで止め、アルケニーにトドメを刺す。
串の炸裂でトウビョウの瓢箪にヒビが入ったが、まだ死んではいない。

ヴァルキリー「ハァ!」ダカッダカッ

剣を構えて騎馬を走らせ、近づいてくるヴァルキリー。

ヨツバ「会心波!」ブンッ ブワッ

赤い風が伸びてクリーンヒットし、その姿勢を揺らす。

ヴァルキリー「不味――」

ヨツバ「鬼!神楽!」ブンブン

ヴァルキリー「」ドゴドゴォ ドサッ

騎馬に二度叩きつけると騎馬はよろめいて、ヴァルキリーはたまらず落馬する。

ヨツバ「これで終わりです」スッ ドス

ヴァルキリー「待って!殺さな――」
ヨツバ「ジャベリンレイン」カッ ドボォ

ヴァルキリー「」グチャァ

ヴァルキリーの体内で白い光が爆ぜた。


ハレルヤ(今……笑ってた、か?)ゾク


下一桁判定:経験値獲得 ↓1
1~5 経験値+5(現在値1)
6~9 経験値+7
0 レベル+1
ゾロ目 レベル+1、経験値+2

Info.>経験値+7!


仲魔を回復し、帰還させた。

ヨツバ「これでノルマは達成ですね」

ハレルヤ「はい。引き上げです」

ハレルヤ「ヨツバさんの部屋まで送りますよ」

ヨツバ「この後は?」

ハレルヤ「や、ヨツバさんの今日の仕事はこれで終わりですから、もう自由にして構わないってタヤマさん言ってました」

ハレルヤ「オレはこの後渋谷の地下街の見回り行ってこいって言われてるんで、すいませんけどちょっと急ぎますよ」


選択安価:ヨツバはどうする? ↓1
1.部屋へ戻る(その後改めて自由行動)
2.ハレルヤについて行く(このまま渋谷地下街へ)
3.その他自由な発言・行動

ヨツバ「いえ、私もハレルヤについて行きましょう」

ハレルヤ「え?」

ヨツバ「元々阿修羅会がどのように民をまとめているのかが知りたくて、タヤマ殿の提案に乗ったのです」

ヨツバ「人里の見回りをするなら、その様子を参考にさせていただこうと思うのですが」

ヨツバ「いけませんか?」

ハレルヤ「えっ、いや、大丈夫です」

ハレルヤ(スゲープレッシャーなんだけど!)

ハレルヤ「えーと……じゃあ渋谷まで行って、まずは昼メシっすね」


……
場所:渋谷地下街 人外ハンター商会

通路とドアばかりで、地下街というよりは地下通路といった風情だ。
しかし、東京でも人が主に住んでいるところは、どこもこうなのだという。

一際目を引く、魔法の文字といかめしい男が描かれた赤い扉。
ハレルヤはそれを開け、私もその後に続いた。

扉の外とは打って変わり、血気盛んそうな者たちがテーブルについて飲み食いしたり、話をしている。
奥にはカウンターがあり、天井から吊り下げられる形で大きな画面がいくつか設置されている。
そこら中に様々な色の光が飛び交っていて目がチカチカするし、どこからか知らない調子の音楽も聞こえてくる。
ケガレビトは慣れたものなのだろうが。
……しかし、この雰囲気、どこかで……?

ハレルヤ「あれ、ヨツバさん商会のこともまだ知らなかったんです?」

ヨツバ「え、ええ。初めて来ます」

ハレルヤ「じゃあ注文もオレがしときますね。マスター、野菜スープある?」

ハレルヤがカウンターの、後ろを向いて何かしている男に話しかける。

マスター「ハレルヤか。あるっちゃあるが、お前今日はいやに羽振りがいいんだな」

マスター「ボーナスでも入ったか?」

後ろを向いたまま答える、マスターと呼ばれる中年の男。ハレルヤとはそこそこ付き合いがあるようだ。
その口ぶりから、野菜スープはここでは高価なメニューらしい。
タヤマの出した食事は本当に高待遇のものだったということか。

ハレルヤ「バカ、オレが食うんじゃねえよ。こっちのヨツバさんの」

知らない人間の名前が出たところで、マスターが振り向く。

マスター「……ほう」

私の顔と装いを見るマスターの目が、私の左手に止まり、再び私の顔を見る。

マスター「籠手に埋め込み式のスマホか。見ない顔だが、新人ハンターか」

ハレルヤ「強いからってんで阿修羅会にお試しで入ってもらってんだ」

ハレルヤ「この人は商会のこと自体知らなかったんだってさ」

マスター「ほう、このお嬢ちゃんがねえ……不思議な奴がいたもんだ」

マスター「じゃ、説明はお前がしとけよ」

ハレルヤ「言われなくてもするって。チャーハン大盛り一つ、普通一つ、野菜スープ一つで」

マスター「あいよ」

人外ハンター。
人を襲う悪魔を倒す他にも色々な依頼を解決し、報酬を得る、傭兵のような職業。
彼らが仕事(スマホを使っているからか、こちらでもチャレンジクエストという名だった)を取るのが、
ここ人外ハンター商会の支部。
既視感がしたのは、Kの酒場に似ているからのようだ。
支部は東京各所の地下街に一つずつ存在し、地上にある本部はごくわずかな関係者以外入れないらしい。
悪魔を倒す、依頼を解決する、という点でケガレビトのサムライといえるだろう。
ただ、ハレルヤから話を聞いている限りでは見回りなどの治安維持は行っていないらしい。
あくまでも悪魔を狩るのが生業であると。

テーブルについて話をしていると、マスターが食事を持ってきた。

マスター「はい、チャーハン大盛り、普通、野菜スープな」

それらを置くと、足早に去っていった。
見た所一人でこの支部を回しているようだから、忙しいのだろう。

……しかし、野菜スープはともかく、チャーハンと呼ばれた方はやや異臭がする。
これは油の臭い……か?

ハレルヤ「あー……そっか、ヒルズではメシもいいモン出てくっから……」

ハレルヤ「油は基本的に使い回しなんで、何回も揚げ物した奴とかなんです」

ハレルヤ「まあ味は悪くないし、慣れれば普通に食えますよ」

確かにハレルヤは、すごく美味しそうに……といかずとも、それなりのペースで食べている。

変わった形のスプーンを手に、私も食事を始めた。


自由安価:何か話をする? ↓3まで、このレスから6時間経過で切り上げ

ハレルヤ「そういや、ヨツバさんはなんで六本木に?」

ハレルヤ「元々阿修羅会のことも知らなかったって聞いてますけど」

ヨツバ「私はサムライとしての任務で東京に来ています」

ヨツバ「黒きサムライと仮に呼称される謎の人物を追ってきたのですが、手がかりが少なく」

ヨツバ「現在は悪魔討伐隊と関係があるのではないか、といったところですね」

ハレルヤ「悪魔討伐隊かぁ……オレが生まれるよりも前の話っすね」

ハレルヤ「黒きサムライってのも、名前しか聞いたことないです」

ハレルヤ「最近ポツポツ東京に出てきたサムライの人たちが探してるんですよね」

ハレルヤ「ヨツバさんもそう、と」

ヨツバ「はい。他のサムライのこともご存知なのですか?」

ハレルヤ「いや、あんまり……そういう人たちがいる、くらいには」

ヨツバ「そうですか……」

ヨツバ「そうだ。イケブクロという街はどこにありますか?そこに書店があると聞いたのですが」

ハレルヤ「池袋……ああ、ジュラク堂か」

ハレルヤ「池袋はここからまっすぐ北の方ですけど、まっすぐ北には行けないんで、西か東から回っていくしかないです」

ハレルヤ「でもあそこは確か、つい最近強い悪魔が住み着いて出入りできなくなってたっけ」

ヨツバ「入れなくなった?」

ハレルヤ「幻術がどうとか……聞いた話なんで、ちょっとよく覚えてないんすけど」

ヨツバ「それでは、その街にいる者たちはどうなるのですか?」

ハレルヤ「いないはずですよ。地下街も壊滅したって聞いてます」

ヨツバ「なぜ?地下街はタヤマ殿が悪魔を立ち入らせないようにした、貴重な居住区ではないのですか?」

ハレルヤ「あー……」

ハレルヤ「元はいたんですけど、地下街の奴らが"阿修羅会は出て行け"って、そこにいた阿修羅会の連中を強引に叩き出したんです」

ハレルヤ「それで悪魔が入れるようになっちまって……」

ヨツバ「そうですか……」

おそらく、その住み着いた強力な悪魔が地下街の者たちをそそのかしたのだろう。
出入りできなくしたのは、残った人間を逃がさないためか?


ハレルヤ「ふう、ごちそうさま」

ヨツバ「ごちそうさまでした」

渋谷地下街を見回るハレルヤの隣を歩く。


ハレルヤ「ここが阿修羅会公認の店。ちょっと値が張るけど、薬なんかも買えます」

ハレルヤ「商会の支部と同じで、どこの地下街にもあります」

女店主「いらっしゃぁい♪阿修羅会公認のお店へようこそぉ」

扉から入るのではなく、通路の壁にカウンターがあり、それ越しに店主が立っている。

女店主「あなた、ては……じゃなくて、噂で聞いてた通り美人さんね」

女店主「阿修羅会に入れば人気者になれるかもね♪」ウィンク

ヨツバ「……」

露骨な勧誘だ。すごく信用ならない。

しかし見てみると、戦い向けのアイテムもある。Sの薬局より品揃えがいい。
……ハレルヤの言う通り、少々値が張るようだが。

女店主「あとね、ウチでは遺物……東京に落ちてる、まだ使える物の買い取りもしてますよぉ」

こちらでも遺物と言うのか。魔法の、とはつかないようだが。
しかしここで売るわけにはいかない。これは東のミカド国まで持ち帰るのだから。

あまり手持ちはないが、買い物をしていこう。

ヨツバ「では、これとこれと……」

使いすぎないように気をつけながら、阿修羅会公認の店で買い物をした。


……


通路の壁に、何度か見た扉がある。

ヨツバ「これはターミナルですか?」

ハレルヤ「あ、開けちゃダメですよ。結界張って止めてあるんで」

ヨツバ「ええ、悪用を防ぐために見張っているということは存じています」

ヨツバ「しかし不便ではありませんか?遠出の必要が出てきた時、徒歩では時間がかかるだけでなく危険です」

ハレルヤ「阿修羅会の構成員は大抵赤玉持ってますし、戦えるヤツは自力でなんとかしますから」

……


柵の前に露天商の老人が座り込んでいる。
明らかに柵の奥へ通らせまいとする位置取りだ。

露天商「……」

ぼうっとしている露天商はハレルヤに気付くと一度目をやるが、またぼうっとし始める。

ハレルヤ「武器も阿修羅会が使うからってんで集めてるんですけど、全部ってわけにはいかなくて」

ハレルヤ「遺物を拾ってくるハンターが流した武器を別のハンターが買う、って形でハンターのための武器屋があるんです」

ハレルヤ「阿修羅会としては公認じゃなくて黙認なんで、一応密売所ですね」

ハレルヤ「商会とトラブルになりかねないから絶対に入るなって言われてます」

ヨツバ「商会と阿修羅会は仲が悪い、という風に聞こえますが」

ハレルヤ「いやー、実際仲悪いんじゃないすかね……」

ハレルヤ「阿修羅会はチンピラみたいな奴多いし、それ以外の奴らから搾り取っていい思いをしてる、横暴だ、って思ってる人が大半で印象悪いですから」

ハレルヤ「逆に商会はチャレンジクエスト出して積極的に人助けをしてるんで、ちょっとしたヒーロー扱いですね」

ヨツバ「いい思いをしたいがために阿修羅会へ入りたい、という人も少なくなさそうですね」

ハレルヤ「あーいますよそういうの。でも大抵門前払いされます」

ハレルヤ「タヤマさんがやってる、優秀な人間を育てて東京を豊かにしようって計画があるんですけど」

ハレルヤ「それのために小さな子供を連れてくるか、高い上納金を払わなきゃ阿修羅会には入れないんです」

ヨツバ「ということは、あなたは誰かに連れてこられた子供なのですか?」

ハレルヤ「いや、オレは兄貴……幹部のアベって人に拾われたんです」

ハレルヤ「それより前のことは覚えてないです」

ヨツバ「そうでしたか……」

ハレルヤは捨て子なのだろうか?
それならば誰かが拾って阿修羅会に、ということもありそうなものだが……



自由安価:何かする?何か話す? ↓3まで

ヨツバ「そのアベという者はどういう人物なのですか?」

ハレルヤ「どうって……すごい人っすよ」

ハレルヤ「めっちゃ強いし、部下もいっぱいいるし、タヤマさんにも一目置かれてる」

ハレルヤ「けど改めてどんな人かって言われてみると……わかんない、なぁ」

ヨツバ「どうしてですか?あなたとアベは付き合いが長いのではないのですか?」

ハレルヤ「うーん、そうなんだけど……あの人あんまり話さないんだよなー」

ヨツバ「私がアベ殿に会うことはできるでしょうか?」

ハレルヤ「え?ええー……難しいと思うけど……でもヨツバさんだし……」

ハレルヤ「そう、っすね……いっぺん頼んでみます」

ハレルヤ「運よく連絡がついて、その時間があって、兄貴がヨツバさんに興味持てば……会えるかも」

ヨツバ「そうですか。ありがとうございます」

ヨツバ「……少し、外へ出てきます」

ハレルヤ「へ?何しに?」

ヨツバ「一歩間違えれば逆さヒルズの悪魔に殺されてもおかしくなかった」

ヨツバ「少しでも、強くなっておこうと思います」

ハレルヤ「あ、そーいう……行ってらっしゃい」


……
場所:渋谷 駅前交差点


ここにいる悪魔たちの中には、結界で見たものもいる。
それらと同程度なら、今の私なら無理なく倒せそうだ。


下一桁判定:アベへのアポ ↓1
1~6 忙しいらしく取れなかった(何もなし)
7~9 取れた。明日来る(それまで渋谷・六本木周辺でしか行動不能)
0 その必要はない
ゾロ目 ???


下一桁判定:戦果 ↓2
1~2 ピンチに。死亡判定へ
3~5 経験値+3
6~7 経験値+4、または仲魔の攻撃の基本ダメージ+1(選択安価。そのレスから↓1)
8~9 経験値+5、または仲魔の攻撃の基本ダメージ+1(選択安価。そのレスから↓1)
0 妖精の群れを壊滅させるところを見られた。経験値+7
ゾロ目 ???

ひどい……どうしてこんなことするの……
ちょっと展開どうするか考えてきます……


現在経験値:8

多数決安価:戦果 ↓5まで
1.レベル+1
2.レベル+1、経験値-5、仲魔の攻撃の基本ダメージ+1
3.仲魔の攻撃の基本ダメージ+2

Info.>仲魔の攻撃の基本ダメージ+1!


……


妖精たち「」

その他大勢「」


ヨツバ「はっ、はぁっ、はぁ……」ボタボタ

私の全身と刀から、血が滴る。

スカウトで仲魔戦力を補強し、無理しない程度に経験を積もうと思って出てきたのだが、
途中で妖精の群れに囲まれてからは生き残るために必死で戦い続け、その辺りの記憶が判然としない。
気がついてみれば、付近は悪魔の死体だらけになっていた。

ヨツバ「か、回復を、しなければ……メディア」ピュワワン

ヨツバ「メディア、メディアっ」ピュワピュワワン

タクミ「ひっひっひ、まったくお転婆じゃないか。メディア、メディア」ピュワピュワワン

ヨツバ「ふぅーー……っ」ドッ

一本足で老婆の顔を持つ梟、妖鳥タクヒの言葉に返事をする余裕もなく、壁にもたれかかって荒い息をする。

辺りに悪魔の影はない。息を整えてから、地下街へ戻ろう。



レベルが1上がった!(経験値-5 残り3)
選択安価:どのステータスを上げる?(1つ) ↓1
力6……体が丈夫になる。物理攻撃の威力が上がる。
技0……感覚が鋭くなる。銃攻撃の威力が上がる。
速1……素早くなる。逃走成功率と追撃能力が上がる。
魔5……魅力的になる。魔法の威力が上がる。
運1/2……運がよくなる。ギリギリの勝負で勝ちやすくなる。
また、戦闘以外の判定時に使うとゾロ目になる。ゾロ目の時に使うと更にいい結果が得られる。(現在値)回まで使用できる。

そして、地下街へ戻ろうと思ったその時。


悪魔は確かにいないのだが、周囲から複数の足音が聞こえてきた。
地下街から誰か出てきたのだろうかと思って見てみれば、今度は六本木ヒルズで見たような服(スーツというらしい)を着た男たちが私たちを囲んでいた。

先頭にいる、白いスーツに黒い眼鏡(これはサングラスだ)の男が一歩進み出て、話しかけてきた。

男「その黒髪。ヨツバ、で間違いねえな?」

ヨツバ「はい。私はヨツバです。私に何か御用ですか?」

男「何か御用ですか、と来たか。おいおい」

男「お前が俺を呼んだんだろうが。ハレルヤから聞いてわざわざ来てやったんだ」

ヨツバ「……あなたがアベ殿ですか」

アベ「そうだ。ま、たまたま近くに来てたんでな」

アベ「派手なお嬢さんが派手に悪魔を狩ってくれたおかげで、こっちの仕事も少しは減りそうだ」

ヨツバ「ご覧になっていたのですか」

アベ「俺も腕でのし上がってきた身だからな。強い奴と聞けば興味も多少は湧く」

アベ「ま、あのくらいはやってもらわんとつまらん」

アベ「それで、何で俺に会いたいなんて言った?挨拶回り……ってワケじゃねえだろ」


自由安価:何と答える? ↓3まで(から総合して)

Info.>魔+1!


ヨツバ「いいえ、ご挨拶したかったのも事実です」

ヨツバ「東京で活動するに当たり、その秩序を担われている阿修羅会の方々とは、友好を深めておきたいと考えているので」

アベ「そうかい。で?」

ヨツバ「黒きサムライについて何かご存知ありませんか?」

アベ「その名前しか知らねえ」

ヨツバ「なるほど。池袋に出入りできなくなった原因の悪魔については?」

アベ「セイオウボの話か。ふん、放っておきゃその内消えるだろうよ」

アベ「ガイア教の連中が討伐の動きを見せてるらしいからな。奴ら、力だけは無駄にある」

ヨツバ「ガイア教?」

アベ「ああ?お前それも知らねえのか? ……面倒だ、その辺のヤツに訊け」

ヨツバ「しかし、多少は民が取り残されているのではありませんか?」

アベ「ならおサムライさんに訊くが」

アベ「神の教えに背いて天罰が下った奴に手を差し伸べるのか?」

ヨツバ「ありえませんね。なるほど、納得しました」

阿修羅会の男A(オイオイオイ)

阿修羅会の男B(それで納得するのかよアイツ)

アベ「ま、そういうことだ。元々つけあがったヤツらの蒔いた種なんでな。阿修羅会に助けるつもりはねえ」

ヨツバ「わかりました。では最後に一つお訊ねしたいのですが」

ヨツバ「貴方は何故ハレルヤを拾い、部下として育てているのですか?」

ヨツバ「貴方にとってハレルヤは、どのような存在なのですか?」

アベ「…………」

アベは珍しく考えるそぶりを見せ、それから口を開く。

アベ「便利に使えそうなガキ」

アベ「それだけだ」

アベ「さて」

アベ「アンタの話を聞いてやったんだ。今度はこっちに付き合ってもらう番だぜ」

ヨツバ「何でしょうか?タヤマ殿から任された仕事は済ませましたが」

アベ「仕事なんかじゃねえよ。そうだな……テスト、ってことにでもしとくか」

くく、とアベが笑う。

ヨツバ「……テスト?」

アベ「阿修羅会にとってアンタが使えるかどうか、俺直々に試してやるってことだ」

アベ「おいお前ら、手ぇ出すんじゃねえぞ」

アベが周囲の男たちにそう言うと、彼らはアベと私から距離を取った。
アベ自身は拳を鳴らし、こちらに向かって構えを取る。

ヨツバ「戦うつもりなのですか?」

アベ「そうとも。殺す気で来ていいし、いつでも降参して構わねえからな」

アベ「死んじまったら"まいった"も言えねえからな。くくく」

ヨツバ「っ……」シャキン



[戦闘]
VS
人間 アベ HP66 速さ-
1/2魔法無効(下一桁が奇数かつ弱点発見条件を満たさない時の属性魔法攻撃はダメージ0。弱点発見以降は適用されない)
戦闘時間5レス

・勝利時レベル+2
・敗北時死亡判定
・逃走不可
・戦闘終了時の残りHPの多寡で展開が変化

ステータス、戦闘ルール:>>252

選択安価:戦闘行動 ↓5まで(追撃時+1)
1.物理攻撃
2.銃攻撃
3.属性魔法攻撃
4.降参(100%成功。戦闘を終了する)

Info.>(66-2-12) - {0+2, 0+2, 7+2, 7+2} = 30 ヨツバは降参した……
Info.>経験値+3!


仲魔の打撃、射撃、魔法。それら全てをあしらい、突き抜けて、アベは私に向かって拳を振るう。

アベ「シッ!」ヒュッ

ヨツバ「くっ!」ブン ガキィ

アベが拳に填めた金具(ブラスナックル)と私の刀が打ち合う。
しかし、相手の方が強く、そして速い。

アベ「」ガキィ ヒュッ

ヨツバ「っげほっ」ドム ヨロッ

私の刀にもう一打加えて弾き、さらにもう一打で私の腹を打つ。
たたらを踏んだ私は、片手で刀を構え直すまでの間にもう片手で魔法を撃つ。

ヨツバ「ジオンガ!」バヂヂィ

アベ「」スッ

それに対しアベは上半身だけを逸す。

ヨツバ「ガルーラ!」

アベ「」ザッ

今度は腰を曲げて頭を下げながら、私の周りを短く駆ける。
私は多少の痛みを覚悟しつつ、赤い石を取り出して足元に向けた。

ヨツバ「マハラギ!」ボボッ

誰でも魔法を使える使い捨てのアイテム・マハラギストーンから放たれた炎が、わずかに私を、したたかにアベを焼いた。

ヨツバ「つっ……」
アベ「ぐっ!?」

広がる炎を避けきれず、隙を見せるアベ。

ヨツバ「ジャベリンレイン!」ブゥン ドドド

アベ「チィ!」ガキン ピシ ガキン バキィ ドスッ

二本の光の串を弾いてみせるが、左拳の金具が砕け散り、一本が脇腹に突き刺さる。

アベ「ッ」ドンッ

そして、炸裂。

ヨツバ「鬼神楽!」

勝機と見て両手に力を込めて刀を握り、その光の中に飛び込む。
しかし――

アベ「フッ」ガシ

ヨツバ「!?」

刀を左手で掴まれた。ジャベリンレインの炸裂をまともに受けたはずなのに、刀を抑え込む力は緩まない。
……回避も防御も魔法での反撃も間に合わない。
思考は一瞬。私は叫んだ。

ヨツバ「降参します!」

思考の間に私の眼の前まで届いていた右拳が、止まった。

知ってるけど表向きはデビルサマナーやってるものかと・・・

アベ「……俺はこれで殺す気だったんだがな」

アベ「太刀筋、魔力、そしてその思考と判断の早さ……」

アベ「なるほど、ぽっと出の割には大したモンだ」スッ

叫ぶと同時、無意識に閉じていた目を開くと、アベは何でもない様子で立っていた。
距離を取っていた阿修羅会の構成員たちも、再び集まりつつある。

阿修羅会の男A「そ、それで兄貴。ソイツは合格なんですかい?」

アベ「俺を相手にここまで立ち回ったんだ。まあ、合格だな」

阿修羅会の男A「よ」

阿修羅会の男たち「よっしゃあああああ!!」ワーワー

ヨツバ「……?」

ヨツバ「あの、彼らはなぜ、私のことであんなにも喜んでいるのですか?」

アベ「……気にするだけムダだ。放(ほ)っとけ」

アベ「さて、そろそろ時間だな。次の仕事に向かうとするか」

アベ「おいお前ら、ヘラヘラしてねえでさっさと行きやがれ」

阿修羅会の男B「へ、へい、スンマセン!」

アベ「じゃあな、ヨツバ。せいぜい頑張ってくれや」

アベたちは去っていった。

……とてつもなく強かった。
汗で体が冷えるのと同時に、もし本気の戦いだったらと思うと寒気がする。
戦闘能力で阿修羅会の幹部に成り上がったと言っていたから、おそらく組織で五本の指には入る実力者なのだろう。

……
場所:渋谷地下街
時:アベの入会テストからおよそ二十分後

今度こそ渋谷地下街で休憩していると、フリン達から通信が来た。

ワルター「よおヨツバ。無事……じゃなさそうだな、なんか」

ヨナタン「ひどく疲れた顔をしているぞ。やはり一人では大変なのではないか?」

ヨツバ「お気遣い痛み入ります。今日は少し無理をしてしまいました」

ヨツバ「安全に寝起きする場所は得られたので、休む分には問題ありません」

イザボー「流石はヨツバね。なら、心配しなくてもよいかしら」

フリン「さて、こちらも落ち着いたから、近況を報告するよ」

フリンたちも悪魔討伐隊基地の位置は突き止めていたらしい。
そこへ向かう移動手段の確保のために、不忍池というところに住み着いた凶悪な悪魔を討伐したとのこと。

こちらも近況を報告した。

ヨナタン「阿修羅会だって?」

ワルター「オレらは悪魔をけしかけられたり散々だったんだがな……」

フリン「阿修羅会も一枚岩ではないのかもしれない」

フリン「タヤマやアベという人物も、僕たちにとっては未知だ」

イザボー「ないとは思うけど、騙されたりしないようにして頂戴ね」

ワルター「だがこれはチャンスでもあるだろ。オレらじゃ話を聞けなさそうなヤツらと付き合いができてるんだ」

ワルター「緊急にならねえ限り、ヨツバにはこのまま単独行動を頼んだ方がよさそうじゃねえか?」

ヨナタン「確かに、見方を変えればそうなるな……」

フリン「僕も賛成だ」

イザボー「心配だけど、ヨツバならきっと大丈夫だと信じるわ」

ヨツバ「ありがとうございます。では、私は南側で活動を続けたいと思います」

ヨツバ「皆さんもお気をつけて」



……

フリンたちがピアレイを討伐した。



……

今日の見回りを終えたハレルヤに挨拶をして別れた。
そろそろ夜だ。


選択安価:何をする?(今日最後の自由行動) ↓1
1.六本木ヒルズの部屋に戻って休む
2.その他自由な行動(悪魔を倒す、結界へ挑む、などは疲労のために死亡率が上昇しています)

阿修羅会が悪魔をけしかけてくるのはもうちょっと未来の話だ。間違えた。

>>450
阿修羅会構成員は武装してるタイプとスマホ持ってるタイプがいますが、アベは両方不要という解釈です。
高レベルの魔王なら素手で強いのも仕方ない。

気付かない内にすごい時刻になっていたので今回はここまでです。今日大丈夫かなこれ……
ご参加ありがとうございました。今後ともよろしく……

……
時:夜
場所:六本木ヒルズ ヨツバの部屋


タヤマへの報告は既にハレルヤが済ませているので、まっすぐ部屋へ戻ってきた。

傷や返り血でダメにしてしまった着物を阿修羅会の者に預け、入浴し、食事を取り、床につく。

バロウズ「おやすみ、マスター」

ヨツバ「おやすみなさい、バロウズ」



……



[戦闘]
VS
?? HP60 速1
弱点発見不可
仲魔不在(仲魔による攻撃が行われない)

戦闘時間5レス


・勝利時レベル+1
・戦闘行動終了時にHPが[レベル+(速*5)]以下の場合、敗北せず戦闘終了
・敗北時死亡判定
・逃走成功時、戦闘終了

ステータス、戦闘ルール:>>252

選択安価:戦闘行動 ↓5まで(追撃時+1)
1.物理攻撃
2.銃攻撃
3.属性魔法攻撃
4.逃走

……
時:深夜


殺気というよりは、死の予感。それが私を叩き起こした。

ヨツバ「っ!」ギィン!

ベッドサイドテーブルに立て掛けていた刀を抜き、迫る白刃を受け止める。

??「……」ギリギリギリ

??「……」バッ

ヨツバ「ふっ」バッ カラン

私は横になったまま、襲撃者は膝立ちの姿勢で。
互いに鍔迫り合いをしていたが、襲撃者がベッドから飛び下がる。
私は起き上がって鞘を捨て、襲撃者の方を向く。

??「……」スッ

慣れきっていない目の中、魔法発動の光が揺れるのを見て、咄嗟に迎撃する。

??「……」バヂヂィ

ヨツバ「ジオンガ!」バヂヂィ

ぶつかり合い、部屋中を眩しく照らしながら飛び散る電撃。
そこに一瞬浮かぶ、サムライ制服。
……見間違いだろうか?

??「……」ダッ

ヨツバ(来る!)チャキッ

こちらへ走る襲撃者の持つ刀が、白い光を纏う。
私もまた、刀に白い光を纏わせていた。

ヨツバ「絶命剣!!」ブゥン

??「……」ザッ、クルン

襲撃者は私の動くタイミングを完璧に捉えていた。
片足で急制動をかけ、勢いで舞うように回る。
……白い光とともに。

??「……」ブゥン ドドド

太刀の間合いで放たれたジャベリンレイン。光の串が三本、刀を振り切っている私の、左肩・右腿・右足を貫いた。
そしてその全てが、炸裂。

私はその時、全身を襲う痛みにではなく、驚愕に目を見開いた。

炸裂する光に照らされた、襲撃者のその姿は――



ヨツバ?「……」ニタァ

Info.>(8+1-1)=8 ヨツバは難を逃れた……
Info.>経験値+2!


……
時:朝
場所:六本木ヒルズ ヨツバの部屋


ガバッ

ヨツバ「はぁ、はぁ、はぁ……」


飛び起きた私は掛け布団の下にいたし、体ろころかバスローブにも傷や染みた血はない。
左腕と右脚もきちんとつながっている。
代わりに汗をかいているが、それだけだ。


バロウズ「おはよう、マスター。ひどくうなされてたみたいね」

ヨツバ「おはようございます、バロウズ」

ヨツバ「……」

昨晩に私と私が戦っていなかったか。そうバロウズに尋ねようかと思い口を開こうとして、やめる。
それを口に出してしまうと今すぐにでも本当に現れ、今度こそ私の息の根を止めるのではないか……
理由のない、そんな直感とも妄想ともつかぬ何かが、そうさせなかった。


……シャワーを浴びてから食事を摂り、出かけるとしよう。



……
フリンたちが都庁の悪魔を倒すまで6ターン



選択安価:どうする? ↓1
1.タヤマに仕事をもらう(>>300の判定。駆除直後のため逆さヒルズ除外、代わりに地上の悪魔駆除依頼が7~9に)
2.ミッドタウンへ行く(悪魔を狩る+ランダムイベント。逆さヒルズへは入れない)
3.原宿警察署へ行く(悪魔の結界。脱出で経験値or解放で経験値多量+銃攻撃威力の+1が+2に変化、後者はややハイリスク)
4.目黒駐屯地へ行く(警察署より少しリスクとリターンが大きい。解放で銃攻撃威力の+1が+3に変化)
5.渋谷方面へ行く(ハレルヤは今日も見回り)
6.天王洲方面へ行く

……
場所:原宿警察署前


バロウズ「悪魔の結界ね。今日はどうするの?」


選択安価:どうする? ↓1
出口を探して脱出する(戦闘。撃破で経験値入手)
結界の主を探して倒す(やや高難易度の戦闘。撃破で多量の経験値入手、銃威力の+1が+2に変化)
その他自由な行動(内容次第)

ヨツバ「結界の主を倒します」

バロウズ「昨日の今日でチャレンジャーね」

ヨツバ「ここと目黒駐屯地の悪魔は渋谷にいた悪魔とほぼ同レベルなので、今の私でも充分可能なはずです」

扉を開き、結界へ踏み込んだ。


……
場所:原宿警察署 結界内部 最奥部


やはり道中の悪魔は問題にならなかった。
そして最奥のこの部屋には、小柄な悪魔が一匹、こちらを見上げている。
ジャックフロストと黒木サムライを足して3で割って恐ろしさを引いたような姿の悪魔は、その名をデモニホと言うらしい。

デモニホ「ホー……」

デモニホ「気をつけッ!!」

ヨツバ「はっ」ザッ

……つられてつい、気をつけをしてしまった。

デモニホ「女子供が戦場に来るとは舐めているのか?」

デモニホ「それも女かつ子供とは、貴様は俺を怒らせて喜ぶマゾクラブの会員ナンバー1だな!」

ヨツバ「……は、はあ?」

デモニホ「貴様の目当ては分かっている。俺が確保している大量の銃火器だろう?」



デモニホ「……どうした!上官が質問しているのだぞ!速やかに答えろ!そのクソ長い髪でマフラー編んで売り飛ばすぞ!」

ヨツバ「い、いいえ。私は悪魔の結界を消しに来ました」

迫力があるわけではないが、この悪魔にはどこか有無を言わせない雰囲気があり、私は返答を余儀なくされた。

デモニホ「嘘をつくな!気合の入っていない奴が俺を倒せるか!お前がどんな使命を帯びてここへ来たか言ってみろ!」

ヨツバ「悪魔の結界を消しに来ました!」

デモニホ「ふざけるな!大声出せ!お前が勲章代わりにつけてる脂肪の塊よりもだ!」

ヨツバ「悪魔の結界を消しに来ました!!!」

デモニホ「良し」

デモニホ「では俺に挑戦する権利をやろう。嬉しいか!?」

ヨツバ「はい!嬉しいです!」

デモニホ「嬉しいなら早く顔面に伝えて、嬉しい顔をしろ!!」

ヨツバ「……はっ?」

デモニホ「カタナガール、三秒やる。三秒だぞ、マヌケ――」

デモニホ「――その辛気臭い面をやめないなら脇腹くすぐって涙を流させてやる!」

デモニホ「1!2!3!」

ヨツバ「……で、できません、教官」

デモニホ「ふざけるな!殺してから脇腹くすぐってやる!!」

[戦闘]
VS
妖精 デモニホ HP60 速3
物理耐性(物理攻撃のダメージ1/2、端数切り捨て)
銃耐性(銃攻撃のダメージ1/2、端数切り捨て)
1/6魔法耐性(下一桁が1または2のとき、受けるダメージ1/2、端数切り捨て)

戦闘時間5レス

・勝利時経験値多量
・敗北時死亡判定
・逃走時脱出判定(死亡リスクあり)

ステータス、戦闘ルール:>>252

選択安価:戦闘行動 ↓5まで(追撃時+1)
1.物理攻撃
2.銃攻撃
3.属性魔法攻撃
4.逃走

おわかりかとは思いますが魔法耐性は属性魔法攻撃にのみ適用されます。
ほんとうにつらい

弱点発見した時って魔ダメージも乗って合計19になるよね?
ゾロ目引いたから更に+だな

>>483で7+12+4=23
>>484で7+2=9
>>485で7+1=8
>>486で7+2=9
>>487で7+4=11

23+9+8+9+11=60のはず?

しんどいので今回の更新もここまでに。明らかに昨日の寝不足がたたってますよこれ。


●池袋に行きたい場合は東からでも西からでも行けることは行けますが、どちらにせよ今行くと本編の流れに入ります。
 最速で読書したい場合はさっさと合流して都庁行って池袋行って、が正解でしょうか。
 逆にほっとく場合は

●デモニホは倒されました。5レス目時点で残りHP2です。
 そこまでに一回耐性踏んでればHP6残って負けでした。何気にギリギリの戦い。
 銃を装備更新しますが、これ+2でも+3でもどの道使わなさそうな……

>>490
弱点発見時は敵のHPが12減って属性魔法攻撃で7ダメージですね。

●今見返したらアベ戦の計算間違ってる(無効一箇所見逃した)……

●昨晩は眠気で変なことばっかりやってました。反省します。
 確かに(そもそもいなかったとはいえ)Ⅳでアベが有名人じゃないことを考えると爪隠してたかもしれない。
 FINALではそもそも悪魔使ってなかったと記憶してるので、同じヤクザルック繋がりでフィネガンリスペクトしましたが……

●阿修羅会がフリン一向にツチグモだかをぶつけた件はなんやかんやあって前倒しになったものとします。
 この程度でやり直しは読む側も面倒でしょうから。



下一桁判定:経験値取得 ↓1
1~5 レベル+1、経験値-4(戦闘中のゾロ目込みで現在値9)
6~7 レベル+1、経験値-2
8~9 レベル+1
0 レベル+2、経験値-8
ゾロ目 ???


下一桁判定:ランダムイベント ↓2
1~7 道中で結界の悪魔を狩っていた。経験値+2
8~9 1~7+人外ハンターが戦闘を見ていた
0 8~9+ゲームコインを1枚拾った
ゾロ目 ???

そういえば弱点発見後耐性なくなる記述をまた忘れていた。
うーん鳥頭

>>494
物理耐性・銃耐性はクリティカルにも適用されます。
それに運を加えて残りHP2で、追撃でトドメです。

やっぱりフィネガンリスペクトだったか、メガテンネタ仕込んであるのはちょっと嬉しい。

>>502
マジテンとかラストバイブルとか偽典とか以外はガラケーアプリの外伝含めだいたいカバーしてるので、
むしろ読んで下さってる方がどれくらい気付いてくれるかなーみたいなことを考えながらたまに混ぜてます。
現状本当にたまにしか混ぜてませんが……

何が上がったかの安価は今日はもうやりません?

>>504
今回の更新終わりって言っちゃったし、別段急いでやる必要があることでもないので、次回にします。
つまりやりません。

Info.>(60-2-12) - {7+2, 7+2, 7+1, 7+2, 7+2, 7+2} < 0 戦闘に勝利!
Info.>経験値+1!


デモニホ「フゥーハハハー!」ダダダダダ

スクーグスロー「銃なら……ぐっ!?」ドドドス

身の丈に合った小さな銃を連射する。
それを受けた、背中が樹の女悪魔・スクーグスローからは血飛沫が上がる。

本来スクーグスローに銃は効かない。
あれは銃のようで銃ではないということだろうか?

ヨツバ「アギラオ!」ボワッ

デモニホ「このデモニカスーツにそんなぬるい炎は効かんわ!」

ジャックフロストに近い悪魔ということで、火炎に弱いと当たりをつけたが、炎に包まれたデモニホは平気そうだ。
口ぶりからして、黒きサムライに似た鎧が炎に強い特性を持っているのだろう。

ユルング「次に決まりは耐えること熱にであれば試すを冷やすこと」ブォオッ

前後両方が頭部になっている蚯蚓型の悪魔、龍王ユルング。
わかるようなわからないような言葉とともに、両方の頭部を前に向けてアイスブレスを噴射する。

デモニホ「言葉もマトモに話せないノロマ!今直してやるぞ!」ブンッ

ユルング「」ゴチン

デモニホ「脳みそが二倍で修理の手間も二倍だな!!」ブンッ

ユルング「」ゴチン ドサッ

冷気をものともせずまっすぐ駆け、わずかに赤い風を纏った拳でユルングの両方の頭を打ち据える。
二打目でユルングは力尽きて倒れた。

デモニホ「本家本元の氷結魔法を見せてやる!その目に凍り付けろ!」ブォオッ

デモニホの兜に描かれた顔。その口の部分から冷気が噴き出す。

ヨツバ「アギラオ!」ボジュッ

ヨツバ「……っ、メディア!」パキパキ ピュワワン

炎で相殺しようとするもあっさり押し負け、左腕で庇った顔以外に霜が降る。
回復が追いつかない。
デモニホが右腕をグルグルと回しながら近づいてくる。

ヨツバ「アギラオ!」ボワッ

デモニホ「同じことを二度言わせ――」パキ プシュー

デモニホ「ヒホ……?」シュー

何かが折れるような音がし、デモニホの鎧にある隙間から煙が上がる。
動きが止まった。

ヨツバ「……! メディア、メディア!」

ヨツバ「ユルング、起きてください!」バッ

回復魔法で体温を取り戻し、道返しの玉を掲げる。
復活の魔法リカームが発動し、瀕死だったユルングがデモニホの背後でにょろりと起き上がる。

ヨツバ「ユルング、アイスブレスを!」

ユルング「命令を承知するは私」ブォオッ
ヨツバ「アギラオ!アギラオ!」ボワボワッ

デモニホ「ヒホーッ!?」パキ パキ プシュゥーッ

デモニホ「デモニカ、動け!デモニカ、何故動かん!?」シュー……

背面から冷気、前面から炎を浴び、デモニホの鎧がさらに多くの煙を吐き出す。

ヨツバ「アギラオ!」ボワッ

デモニホ「うわっちぃホーーーー!!!」ジタバタ

ヨツバ「アギラオ!!」ボワッ

デモニホ「うぎゃーー! ひ、ひどいホ……ギャクタイだホ……」コテン

Info.>経験値+2!
Info.>銃火器の箱を入手!
Info.>銃攻撃の基本威力が2になった!


……
場所:原宿警察署


悪魔の結界が消滅し、デモニホの守っていた銃火器の箱を見つけたところで、後ろから声が聞こえた。

男の声「こいつは驚いた」

振り返ると、白いスーツを着た男がいた。
力強い姿の仲魔たちを引き連れている。

白スーツの男「デモニホの野郎にお礼参りに来てやったら、血塗(ぬ)れ鴉に先を越されていたなんてな」

ヨツバ「……阿修羅会の方ですか?」

白スーツの男「フフ……なるほど。何も知らないってのは本当らしいな」

白スーツの男「ゴッドハンド・ヒルズ。東京でこのハンターネームを知らない奴はいない」

GH・ヒルズ「ついでに質問にも答えておこう。俺は阿修羅会の"元"構成員だ。今はいちハンターさ」

GH・ヒルズ「ああ、自己紹介はいらないぜ、ヨツバさんよ」

ヨツバ「では重ねてお尋ねしますが、血塗れ鴉とは何のことですか?」

GH・ヒルズ「昔のツテで聞いた名前でな」

GH・ヒルズ「その辺のと同じ色とは思えない、次元が違うほどの美しい黒髪……」

GH・ヒルズ「渋谷の交差点で悪魔を狩り尽くした戦いぶりと、自他の血で真っ赤に染まった姿の恐ろしさ……」

GH・ヒルズ「それらからアンタはそう名付けられ、阿修羅会ではちょっとした有名人らしいぜ」

GH・ヒルズ(そこもなかなかいい眺めだが、あだ名にするのは流石に品がなさすぎるからな)ジー

ゴッドハンド・ヒルズと名乗る男の視線に、どこか気遣いを感じる。

GH・ヒルズ「だが、火の無い所に煙は立たないってことか。アベと闘(や)り合って認められ、さらにあのデモニホを殺(や)るとは」

GH・ヒルズ「アンタ、人外ハンタートーナメントに興味はないか?」

ヨツバ「人外ハンタートーナメント……?」

GH・ヒルズ「人外ハンターどもが集まって最強の一人を決める戦いだ。勝てば豪華商品と名誉を得る」

GH・ヒルズ「だが、ハンターの戦いは常に命懸け。勝者は敗者の生殺与奪を握る。殺されても文句は言えない」

GH・ヒルズ「誰が言ったか、"勝てば天国、負ければ地獄"の、東京ナンバーワン・エンターテインメントさ」

ヨツバ「自分の物欲と名誉欲のためだけに命の奪い合いをするなんて……」

GH・ヒルズ「ほう、アンタはバカバカしいと思うクチか。残念だな……」

GH・ヒルズ「だが逆に考えれば、出場して勝ち、そして相手を殺さないことで、本来死んでたそいつらの命を救えるんだぜ……」

GH・ヒルズ「まあ、予選のエントリー締切までまだ時間がある。それまでに考えてみてくれ」

GH・ヒルズ「決勝大会でアンタに会えることを楽しみにしてるぜ……」


ゴッドハンド・ヒルズは去っていった。
……人外ハンタートーナメント。彼はそこで生き残り、名を上げたハンターなのだろう。
しかしなんと愚かしく、恐ろしい催しだろうか。
ケガレビトはよくもそんなことを考えたものだ。


レベルが1上がった!(経験値-2 残り9)
選択安価:どのステータスを上げる?(1つ) ↓1
力6……体が丈夫になる。物理攻撃の威力が上がる。
技0……感覚が鋭くなる。銃攻撃の威力が上がる。
速1……素早くなる。逃走成功率と追撃能力が上がる。
魔6……魅力的になる。魔法の威力が上がる。
運1/2……運がよくなる。ギリギリの勝負で勝ちやすくなる。
また、戦闘以外の判定時に使うとゾロ目になる。ゾロ目の時に使うと更にいい結果が得られる。(現在値)回まで使用できる。

Info.>速+1!


……
場所:六本木ヒルズ タヤマの部屋


ヨツバ「では、お願いします」

タヤマ「ああ、中身にゃ手をつけない。約束するよ」

大きく重い銃火器の箱を持ち歩くと不便なので、自分で使う分だけを持って残りを阿修羅会に預けた。

タヤマ「そういやヨツバ、今仕事はやってなかったな」

ヨツバ「はい。何か私にご用でしょうか?」

タヤマ「近く新宿の方で面倒な悪魔を始末する予定なんだが、どうも心配でな」

タヤマ「様子を見に行って、やばそうなら手伝ってやって欲しい」

タヤマ「もちろん、向こうで不便な思いはさせねえし、手当も出してやる」

ヨツバ「面倒な悪魔とは?」

タヤマ「都庁……まあデカい建物があるんだが、そいつはその近辺を縄張りにしやがったのさ」

タヤマ「その上、出て行けと言われると"ここは元々自分の土地だ"なんて抜かすらしい。迷惑な話だろう?」

タヤマ「もちろん行ってくれるよな?」



多数決安価:仕事を受ける?
1.受ける(西から回って新宿へ移動。移動中のランダムイベント判定二回。デモニホ撃破と合計して3ターン経過。フリンとの競争判定に)
2.受けない(デモニホ撃破で1ターン経過。次の自由行動へ)
3.その他自由な行動・発言(内容次第)

↓5までです
安価下

なるべく強くなりすぎたり有名になったりは避ける/抑えるつもりだったのに。

すぐに強くなって――

すぐに有名になって――

無茶をしても死なない――

あまりにも順調に、>>1は裏切られ続ける。

参加者よ。これ以上、何を望むのだ。


新宿行き承りました。まあよほどレベリングしたいのでない限り行かない手はないですよね……
お風呂入ったりするので更新遅くなります。あるいは今夜はもう終わりかも。

ツバキ……
完璧なペガサスナイトかな?

悪魔が人間を脅かしていて、私の力が必要とされているならば、見過ごす理由はどこにもない。

ヨツバ「分かりました。その役目、必ず果たします」

タヤマ「そう来なくっちゃな」

タヤマ「道順は今から発行するクエストにつけておいてやるから、それを見てくれ」


"新宿出張"と題されたチャレンジクエストがガントレットに表示される。
阿修羅会の新宿支部、及び都庁の悪魔の件についての様子を見て報告すること……か。

どうやら新宿は北方にあるらしい。
西から回ることになるので、それなりに長い道のりとなる。

私はいくらかの物資を阿修羅会の男から受け取り、六本木を出発した。



下一桁判定:ランダムイベント ↓2まで
・目的地までまっすぐ移動(入手経験値減少、移動時間短縮)
・ヨツバのレベルが高い(入手経験値減少、死亡リスクなし。8~9で知名度上昇、初期値1)
1~4 道中で悪魔と戦った(経験値+1)
5~7 遺物を1つ拾った
8~9 道中でたくさんの悪魔を素早く倒した(経験値+2、知名度+1)
0 宝石を拾った(サンジェルマン登場)
ゾロ目 ??


下一桁判定:フリンたちの現況 ↓3
1~3 デュラハン撃破後に遭遇
4~6 コープス狩りに出かける前に遭遇
7~9 ターミナル突入前に遭遇
0 新宿入り口でフリンたちに遭遇(ヒカルイベントにヨツバが登場)
ゾロ目 新宿到着前にピンチのフリンたちを救う(フリン、ヨナタン、ワルター、イザボー好感度+1)

Info.>経験値+1!


多数決安価:ゾロ目の内容はどれがいい? ↓3まで
1.レベル+1、経験値-8、知名度+1、宝石を拾う
2.オリジナル展開イベント(>>230の残り+αから多数決)
3.(その他の自由な要求 面白ければ採用)

・進行中
"祈りの名"……ヨツバの後付設定が発生。ヨツバが特殊な人物に。

多数決安価:クエスト選択 ↓5まで
これらは後で再度選べます。つまり相互に矛盾しません。

1."1500と25年越しの再会"……終盤とFINALに関わるヨツバの後付設定が発生。原作改変
2."慟哭の森"……イサカルが東京に来る。原作改変(イサカル生存ボーナス)
3."私はレベルが欲しい"……即座にレベル+1。何度でも選択できる
4."死ン宿見回り委託"……ターンを消費しない、強敵との戦闘。与えたダメージで報酬が変化。仲間は参加できない。勝利するまで何度でも選択できる
5."悪夢再び"……ターンを消費しない、ハイリスクハイリターンの戦闘。仲間や仲魔は参加できない。何度でも選択できる
6."スティーブンの提言"……スティーブンに遭遇して、話をする。何度でも選択できる

……
場所:新宿付近


時間を決めて移動し、隠れて休息を取る。
現れる悪魔はどれも難なく倒すことができ、油断さえしなければ平坦な旅路だ。

少し不謹慎だが、それが退屈なようにも感じる。
かつてスカイタワーから六本木へたどり着くまでの道程では、常に生きるか死ぬかの戦いだったので、そう感じる余裕もなかったのだろう。
K殿の言う退屈とは、これなのかもしれない。

バロウズが話し相手になってくれるとは言うのだが、話題がなく、お互い無言の時間が長い。
そんな状況に、私は今、独りなのだと思わされる。


もうすぐ到着といったところで、視界の端に木組みの櫓が映った。
遠目ではっきりとは分からないが、建物としては不完全な形でありながら、櫓としても異常に大きい。

奇妙さに惹かれてか、ふとその櫓をまっすぐ見る。
やはりそれは木組みの構築物で、建物とはいえない。
それが何かを考え始めたとき、既視感と違和感が同時に去来した。


……この景色には、何かが足りない、ような……


そうは思ったが、知らない物のことを思い出せるはずもなく。
ただなんとなく、もやもやする。

しかし今は新宿へ向かい、タヤマの頼みを果たさなければならない。
余裕ができたら、確かめて見るのもいいかもしれないが……

……
時:櫓?を目撃して数十秒後


「そんなとこにボーッと突っ立ってどうしたよ、ヨツバ」

ヨツバ「!!」サッ

後ろから声が聞こえ、私は刀の柄に手をかけた。


ワルター「わッ、待て待て、やめろ!」

ヨツバ「ワルター!?」

ヨナタン「急に声をかけるからだ。やめた方がいいと僕は言ったぞ」

イザボー「子供ね。一度斬られないと覚えないのではなくて?」

ワルター「そ、そこまで言わなくたっていいだろ……」

ヨツバ「ヨナタン、イザボー!みな、どうしてここに?」

ヨナタン「それはこちらの台詞だよ。君は南のロッポンギ付近に留まっているのではなかったのか?」


互いに事情を説明した。
霞ヶ関の悪魔討伐隊基地では黒きサムライのものと同じ鎧が多数発見され、東京の過去について多少情報が得られたそうだ。
そして、ここへは道なりに進んでやってきたらしい。


フリン「トチョウの悪魔か……」

ヨナタン「タヤマという男の言うことが本当なら、野放しにはしておけないな」

ワルター「本当なら、な」

ワルター「まあ、どの道様子を見に行った方がよさそうだ」

イザボー「では私たちもトチョウへ向かいましょう」

フリン「そうだね。まずは地下街に降りよう」

……
時:さらに数分後
場所:新宿駅前


「こんにちは」

新宿地下街の入り口も目の前、といったところで。
ケガレビトには珍しい、明るい雰囲気の少女が挨拶してきた。
着ている服も渋谷の地下街などでは見たことがないようなもので、しかし統一感がある。
おそらく一揃いなのだろう。運良く手に入れたのだろうか?


ワルター「お、おう…… なんだ、お前……?」

少女「君たち見かけない顔だよね。どこから来たの?」


……ワルターがこのようにたじろぐところは初めて見る。



選択安価:何と答える? ↓1
1.地上から
2.教えない
3.(その他自由な発言・行動)

下一桁判定:フリンの答え ↓1
1,3,5,7 教えない
2,4,6,8 地上から
9,0 (ヨツバと同じ行動を取る)
ゾロ目 ???

Info.>ヨツバとフリンがLAWに傾いた!


フリン「僕らは地上から来た」

ヨツバ「スカイタワーを通じて、ですね」

少女「へえ……」

少女「もしかして、君たちが噂の"天使"たちじゃない?」

ワルター「こんな異国で噂されるとは、オレたちも有名になったもんだぜ」

ワルター「そう、実はオレらがその天使なのさ」

したり顔で天使様を騙ってみせるワルターに、ヨナタンが顔をしかめる。

少女「そっか……」

イザボー「ところで貴方、誰? 私たちに何かご用?」

少女「私はヒカル」テクテク

ヒカル「君たちに興味があるんだ」

イザボー「興味……? それは、どうもありがとう」

近づいて来て笑顔でそう言う少女を、明らかに訝しむイザボー。
対照的に、ワルターは鼻の下を伸ばしている。

ヒカル「ところで君たち、黒きサムライを追ってるんでしょ?」

ヒカル「黒きサムライがどこにいるかは知らないけど、本がいっぱいある場所なら知ってるよ」

ワルター「ほ、ホントかッ?」

ワルター「おい、教えてくれ……たまえ」

とってつけたような慣れない言葉使いをするワルターから、見ていられないとイザボーがため息をつく。

ヒカル「池袋って街にある、ジュラク堂書店だよ」

フリンのバロウズ「重要そうな証言だから、クエストに追記しておいてあげるわ」

即座にフリンのガントレットへ、ウーゴ殿の発行した追記文が送られてきた。そこには、その調子で東京の探索を進めるようにとあった。
……黒きサムライが本を持ち出した場所だったとして、手がかりがある見込みは薄いのではないだろうか。
それに、池袋は今は入れないはずだ。行けるのであれば、私も学術書を探したいのだが……

ヨナタン「……でも、どうして初対面の僕らにわざわざ親切にしてくれるんだい?」

ヒカル「言ったでしょ?君たちに興味があるって」

ヒカル「じゃあ、またね」

ヒカルと名乗る少女は立ち去っていった。

ワルター「あれ、もう行っちゃうの?」

イザボー「……いかにも殿方が好みそうな子」

イザボー「はっきり言って、キライ」

ヨナタン「まあまあ、イザボー」 

ヨナタン「でも彼女が本のことを知っているなんて、僕ら、そんなに噂なのかな?」

フリン「……わからないな。少なくとも上野ではこんなことはなかった」

フリン「僕らが東京でしたことといえば、ピアレイを退治したくらいだ。まだ日も浅い」

ヨツバ「いえ、阿修羅会はサムライの存在と東京へ来た目的を把握しているようです」

ヨツバ「一部の者は知っている、と見てよいでしょう」

イザボー「それは、噂になっているのとは違うのではなくて?」

ヨナタン「確かに、少し不自然だな」

ワルター「おいおい、あの子がウソついてるっていうのか?」

イザボー「…………」

明らかに浮かれた調子のワルターを、イザボーが無言で睨む。
ワルターは黙った。

フリン「今考えても仕方がなさそうだ。それより……」

フリン「ヨツバは新宿に用があるんだったね」

ヨツバ「はい。そもそも池袋へは行けません」

ヨナタン「行けない?」

ヨツバ「強力な悪魔が出入りを封じているそうです」

イザボー「それも、阿修羅会で得た情報なのかしら?」

ヨツバ「はい」

フリン「どうすれば入れるようになるかもわからない、ということかな?」

ヨツバ「はい。具体的なことは聞けなかったので」

ヨナタン「であれば、僕らはどうすべきだろうか……」



選択安価:今後どうする? 2票先取
1.ヨツバは一人で都庁へ、フリンたちは池袋に向かい現地調査
2.全員で都庁へ行き、その途中に新宿地下街で聞き込み
3.全員で池袋へ向かい現地調査(阿修羅会関係者の好感度が下がる。一定確率でタヤマが興味を失いお試し期間終了)
4.(その他自由な案。面白ければ採用)

ヨツバ「私は都庁へ向かいます。そして、みなにもついてきて欲しいと思います」

フリン「現状池袋へ入れないのであれば、仕方ないか……」

フリン「ダメ元にはなるけれど、新宿地下街で聞き込みもしてみよう」

ヨナタン「そうするしかないか……」

イザボー「新しい情報はあったけれど、しばらくやることは変わらなそうね」


……
場所:新宿地下街


地下街の様子というのはどこも変わらないようだ。

……入ってすぐに、ターミナルルームの扉が目についた。

フリン「ターミナルがあるな。回復してから行こう」

ヨツバ「あの、ターミナルは悪用を防ぐために阿修羅会が封印しているそうです」

ヨツバ「むやみに番の方を追い出すのはやめた方がよいのではありませんか?」

ヨナタン「例えそれが事実だとしても、ターミナルの解放はウーゴ殿から与えられた任務だ」

ヨナタン「ヨツバらしくないな。いつもの調子なら君が率先して行きそうなものを」

ヨツバ「……」

確かにそうだ。しかし――

フリン「だが、今のヨツバは阿修羅会の食客だ。僕らは情報源としてそれをアテにもしている」

フリン「不用意なことをしてヨツバがそこから追われるのも任務を遂行する上での痛手になるだろう」

イザボー「……難しい話ね」

イザボー「どうするの?ヨツバ」


投票安価:新宿ターミナルをどうする? 3票先取
1.解放する(阿修羅会関係者の好感度が下がる。お試し期間終了。阿修羅会と敵対)
2.フリンたちに解放させる(ただし、ヨツバが南砂町以外の東京のターミナルを使用すると阿修羅会関係者の好感度が下がり、お試し期間終了、阿修羅会と敵対)
3.放置する(フリンによるストーリー進行が少し遅くなるが、ナナシ、アサヒ、ニッカリ、マナブの死亡リスクも少し上昇)
4.(その他自由な行動。面白ければ採用)

ヨツバ「フリンは既に上野のターミナルを解放しているのでしたね」

ヨツバ「ならば、新宿のターミナルもお任せします」

ワルター「いいのか?」

ヨツバ「ターミナルの有無による移動時間の差はあまりにも大きいですから」

ヨツバ「東京におけるサムライの立場が悪くなっていくとしても、今は解放すべきだと思います」

ヨナタン「苦渋の選択といったところか……」

フリン「ヨツバの判断を信じよう」

フリン「準備ができ次第突入だ。ヨツバは一旦地下街の外で待っていてくれ」



……
時:十数分後


フリンから連絡があって再度合流し、商会で食事を取った。
おすすめを注文して出された魚の練り物(レプリカと言っていたので、恐らく悪魔の肉が使われている)を見て、ワルターは何やら気分を悪くしていた。
どうしたのかと聞いても何でもないの一点張りだが、その練り物は結局フリンが食べた。


クエストに付記された道順の通りに地下街を進むと、道がシャッターで閉ざされていた。
その前に、男が立っている。

男「何だアンタら?こっから先は……って」

男「よ、ヨツバさん!長旅お疲れさんです!」バッ

男は私を見るなり勢いよく頭を深々と下げ、挨拶をした。
阿修羅会の者のようだ。

ワルター「……マジか」

男「すぐお休みになりますんで?お部屋の方の準備ももうできてますぜ」

ヨツバ「都庁の件はいつ頃になりますか?」

男「あー、それなんですけど……」

男「東っ側にもコープス……厄介な悪魔が湧いちまいましてねぇ。こいつらがもうしつこくてしつこくて……」

男「クエスト出してハンター共を使っちゃいるんですが、一向に掃除が終わらないんでさぁ」

男「なもんで、今ちょっと都庁の方は保留って形にしてやす」

ヨツバ「なるほど。事情は分かりました」

ヨツバ「その悪魔たちも私たちが処理しましょう」

ヨツバ「みな、構いませんね?」

フリン「もちろんだ」
ワルター「異議ナシ」
ヨナタン「断る理由はないな」
イザボー「仕方ないわね」

男「ああ、おサムライさん方も手伝ってくれるってんなら、心強いでさぁ」

男「東の階段から出るのにクエストの受注画面が要るんで、データがないなら先に商会から回ってくだせえ」

男「ご健闘をお祈りしやす」

ヨツバ「ありがとうございます。それでは」

……
場所:新宿地下街 東側階段前


階段の下で、男が立って見張っている。
私の姿を認めると、シャッター前の男同様に挨拶してきた。

阿修羅会の男「お疲れさんです!」バッ

ヨツバ「そちらこそ、見張りのお仕事お疲れ様です」

ヨツバ「私たちもコープス討伐に参加します。通していただけますか?」スッ

私たちがガントレットからクエストの画面を見せ、男はそれを確認した。

阿修羅会の男「……ちゃんと受注してるみたいですね」

阿修羅会の男「最新の報告じゃ、コープスは7体確認されてます」

阿修羅会の男「それを全部探して、見つけ次第殺(や)ってくれりゃいいです」

阿修羅会の男「ほっとくと増えるらしいんで、殺るなら一気に殺りきってください」

阿修羅会の男「それじゃ、頼んました」

男は道を空けた。


ワルター「ほっとくと増える、ねえ……」

ワルター「手分けした方がいいんじゃないか?」

フリン「そうだな……」

フリン「増えるのが厄介がられているのなら、よほどの強敵というわけではないだろう」

フリン「これまでと同じ状態で戦う、つまりヨツバとそれ以外で分かれるか」

フリン「それとも別の分け方にするか……」

イザボー「その場合、少なくともフリンとヨツバを同じ組にはできないわね」

ヨナタン「ヨツバ、君の意見を聞こう」



多数決安価:どうする? 2票先取
1.ヨツバとそれ以外に分ける
2.別の分け方を考える(具体的な内訳も。ヨナタン、ワルター、イザボーは一人にできない)
3.(その他自由なアイデア 面白ければ採用)

ヨツバ「そうですね……」


私一人では見落としが出るかもしれない。
フリンたちから一人引き抜くと考えると、バランスがよいのはイザボーだろう。


ヨツバ「私とイザボー、フリンとワルターとヨナタンの二組で行きましょう」

ワルター「おっ、男女別か」

ワルター「こりゃ負けられねえな」ニッ

ヨナタン「勝負などしていないだろうに」

フリン「わかった。何かあったら合流しよう」



……
場所:新宿駅東口大通り 階段前


ここから行けるそう広くない範囲に、コープスたちはいるらしい。
フリンたちは半ばワルターに引っ張られるような形で、先に出発した。


イザボー「それじゃ、私たちも行きましょう」

イザボー「一人旅で鍛えた実力、拝見させていただくわ」

ヨツバ「全力を尽くしましょう」



ヨツバが強いため、VSコープスは常に勝利したものとして扱う。
下一桁判定:ヨツバチームのコープス撃破数(4体以上ならヨツバとイザボーだけでデュラハン戦へ) ↓1
1 0体(見つけられなかった。デュラハン戦に駆けつけるのが遅くなる)
2 1体(何もなし)
3~4 2体(経験値+1、イザボー好感度+1)
5~6 3体(↑に追加して経験値+1、ヨナタン好感度+1)
7~8 4体(↑に追加して経験値+1、ワルター・イザボー好感度+1)
9 5体(↑に追加して経験値+1、フリン好感度+1)
0 6体(↑に追加して経験値+1、イザボー好感度+1)
ゾロ目 全部倒した(↑に追加して経験値+1、知名度+1)

……
場所:歌舞伎町・中央


家屋か店舗か判然としない建物が並び、通路はやや狭い。
南砂町から毒沼をなくしたような町並みだ。

歌舞伎町へ足を踏み入れた時、正面にそれは見えた。
幾多の人間の屍が融け合って、見るもおぞましいかたちになっている。
その名は屍鬼コープス。倒すべき悪魔だ。


「こっちに……こい……」
「痛い……苦しい……」
「おまえも……」
「ウァァ……」


一体の悪魔でありながら、複数人分の声。
男、女、大人、子供……
無差別に寄せ集められた者たちが、平等に苦しみ、うめいているのだろうか。


ヨツバ「ジオンガ!」バヂヂィ

イザボー「アギラオ!」ゴゥ

その声も、魔法の雷と炎が宙を走る音でかき消される。

電撃を浴びていくつかの腕と頭が垂れ、それでも足――人間の足で歩いているのではなく、流体の体が這っているのだが――を止めない。
しかし続いて炎に包まれた時、うめき声がいっそう強くなって聞こえ、全体が硬直した。

ヨツバ「!」チャキッ ダッ シュー……

刀を片手で構え、間合いを詰めながら力を込める。
刀身を覆うのは光ではなく、以前ヴィーヴルとの戦いで見た、紫色の煙……小さくも非常に多数の毒の泡だ。


ヨツバ「紫煙乱打!」ブブブン


コープス「」グチュチュベシャァ


毒の力を纏った刀が加速し、連続でコープスを斬りつける。
四肢(もちろん四つではない)や頭ではなく体を深く切り刻まれ、毒が回る前にコープスは動かなくなった。


イザボー「……以前から強いとは思っていたけれど……これほどではなかった、わよね」

イザボー「随分差をつけられてしまったみたいで、少し自信を失くしそう」

ヨツバ「その分無理をしたということですから、褒められたことではありません」

……
場所:歌舞伎町・東側


ヨツバ「アギラオ!」ゴゥ

コープス「」ドジュゥウ……

コープスを倒した。


……
場所:新宿二丁目・中央


ヨツバ「アギラオ!」ゴゥ

コープス「」ドジュゥウ……

コープスを倒した。


……
場所:新宿二丁目・中央


ヨツバ「アギラオ!」ゴゥ

コープス「」ドジュゥウ……

コープスを倒した。


イザボー「……わたくしの出る幕が全くないのだけれど?」

ヨツバ「弱点さえわかっていればこんなものでしょう」

バロウズ「マスター。あっち側のバロウズから聞いた数と合わせて、今のが7体目よ」

バロウズ「クエストクリアおめでとう」


イザボー「こちらも充分速いペースだと思ったのだけれど、彼らも流石ね」

ヨツバ「勝てる相手とはいえ連戦でしたから、少し疲れましたね」

ヨツバ「合流して、都庁へ行く前に地下街で一休みしましょう」


最後のコープスを倒して立ち話をしていると、私たちの前に人外ハンターの男が現れた。

ハンターの男「コープスを倒してくれたのはお前らか?」

ヨツバ「はい」

イザボー「……私たちが、というよりは、ヨツバが、と言うべきなのだけれど」

バロウズ「加勢の人外ハンターかしら。でも一足遅かったわね」

ハンターの男「……余計なことをしやがって」

バロウズ「あら」

イザボー「……何ですって?」

ヨツバ「余計なこと、とはどういうことですか?」

ハンターの男「こんな世の中、悪魔になっちまった方が楽だってのに……」

ハンターの男「だから俺が、みんなに赤玉を配ってやったのに……」

ハンターの男「東京に閉じ込められた俺たちには、もう生きる望みなんか無いだろうが!」

ハンターの男「タヤマぁ……阿修羅会のタヤマだ。あの男だけは許しちゃいけねぇッ」

ハンターの男「"悪魔と共生できるルール"とかホザいて、俺たちを地下街に閉じ込めやがって!」

ハンターの男「東京のみんなを……真実の見えない、バカのフヌケにさせてたまるかよ!」

ハンターの男「俺がみんなを、タヤマの奴隷から解放してやるんだッ」

ひとしきり勢い強くくだをまいた男は、懐から赤い玉を取り出した。
……今の話からすると、まさか……?



多数決安価:どうする? 2票先取
1.男を殺す(ヨツバが充分に強いため確実に成功)
2.男を突き飛ばす(下一桁判定。成功するとデュラハン化阻止。速の高低で補正あり)
3.赤玉を奪う(2より難易度の高い判定。成功するとデュラハン化阻止+赤玉入手。速の高低で補正あり)
4.何もしない(デュラハンとの戦闘へ。ヨツバが強いため低リスク低リターン)
5.(その他自由な行動。面白ければ採用)

下一桁判定:男の赤玉を奪う(速2) ↓1
1~6 間に合わなかった(デュラハン戦へ)
7~8 攻撃して赤玉を奪った(ハンターの男が怪我をする)
9,0 赤玉を奪った
ゾロ目 ???

運を使うかどうかの判断待ちってどういう形でやればいいんでしょうか。
判定レスついた後N時間待つとかNレス待つとかくらいしか思いつきません……

デュラハンはヨツバ一人でも楽勝なので使用推奨というわけでは全くありませんが、
久しぶりに成否のある判定での失敗ですし、この辺でルールをはっきり決めておきたいと思います。


というわけでご意見を募集します。
22時から友達とクソゲーやるので多分今回の更新はここまでです。
参加いただきありがとうございました。

判定取るときに失敗時は運使用希望って書けばええんとちがう?
1が明らかに使うメリットねーなって思えばスルーすればいいし

>>580が中々良さそうなので……
・判定時に申請可能
・結果確定レスから一定時間待機
(判定表側に時間を併記し、その間本編進行レスを行わない。時間を過ぎても本編進行レスが来ない限り運の使用宣言が可能)
・意見が別れたら多数決に発展
プレイヤーの選択が最適でない場合にゲーム側が最適化するというのは違うと思うので、>>580の二行目はしません。
既にゾロ目出てるのに運を消費しようとする、なんてことになれば別ですが。

結果確定レスからの待ち時間の目安(併記がない場合はこれを適用する):
30分

ひとまずこれで行きます。
evernoteもそのうち整理整頓しないと……

ハンターの男「だから邪魔する奴は、徹ッ底的に殺すッ」

ヨツバ「やめなさい!」

ハンターの男「俺の生き様を見やがれぇ!」


私が止めに入るより早く、男は赤い玉を口に放り込み、飲み込んだ。

男の肉体が光に包まれ、そのシルエットが変形する。
身の丈が数倍にもなり、光が収まったところには――


「アハハハッ、どうかしら?人間をやめてやったわよ」


――鎧に身を包み帯剣し、自らの首を手に持った首なしの悪魔がいた。
その声は先程までの男の声とは異なり、女の声だ。

首なしの悪魔「ああぁ……悪魔の力が湧き上がってくる……」

首なしの悪魔「もう不安も恐怖も何もないッ!」

イザボー「自ら悪魔になってしまうなんて……」

ヨツバ「……バロウズ、フリンたちに連絡を」
バロウズ「了解、マスター」

バロウズに連絡をさせながら、ガントレットで悪魔の情報を確認する。
幽鬼デュラハン。首なし騎士の悪魔か。

デュラハン「何匹束でかかってきても同じ」

デュラハン「悪魔になった人間にかなうものかッ」

デュラハン「……ねぇタヤマぁ?あなたの大事な東京を……」

デュラハン「ぜえええぇぇんぶ」

デュラハン「ブッ、壊してあげるううぅ!」



……
ボス戦ですが、ヨツバが充分に強いので戦闘を簡易化できます。

多数決安価:戦闘を簡易化する? 2票先取
1.簡易化する(下一桁判定で結果を決定。戦闘中のゾロ目ボーナスがない代わり、戦果に必ず経験値+1。敗北せず、逃走できない)
2.簡易化しない(戦闘へ。通常通り、戦闘中にゾロ目が出れば経験値を得られるし、逃走も可能)
3.(その他自由なアイデア 面白ければ採用)

[戦闘]
VS
幽鬼 デュラハン HP38 速1
簡易戦闘(戦闘ルールではなく下一桁判定で結果を決定)


下一桁判定:戦闘の結果(現在経験値13) ↓1
1~4 戦闘中にフリンたちが合流し、皆で倒した(経験値+1+1)
5~9,0,ゾロ目 フリンたちが合流する前に倒した(レベル+1、経験値+2+1-10)

かつて対峙したミノタウロスよりさらに大きい、ブリキ人形のような質感の首なし騎士……デュラハンが剣を振り上げた。

ヨツバ「ジオンガ!」バヂヂィ

デュラハン「かっ!?」バヂヂッ

ヨツバ「」グッ

そこに向かって電撃を撃ち込むと、デュラハンの動きが止まった。
一撃目で弱点を突けた幸運を逃さず、刀を両手で握って力を注ぎ込み、全力の追撃に繋ぐ。

ヨツバ「はっ!」ブォ

デュラハン「うくっ」ガキンッ

白い光を纏った一撃がデュラハンの剣にヒビを入れ、両腕ごと跳ね上げる。
私は継続して力を込めて威力を維持し、そしてもう一度、がら空きの胴に向かって振り抜く。

ヨツバ「っ絶!」ブンッ

デュラハン「ぎはぁあっ」バキィゴキキ

ヨツバ「はあああっ!」ギリリ、グイッ

割れていくデュラハンの胴の中で白い光が散る。
さらにそれと同じだけ力を込め、刀を進める。

デュラハン「ぐぎゃああああっ!!」バキャキバキギッ

ヨツバ「~~っ、ふっ!」グググ……グイッ トッ

ヨツバ「はぁ……っ」スッ

限界を感じたところで力を込めるのをやめて刀を引き抜き、間合いを取ってからデュラハンに向かい直し、構え直す。


デュラハン「」フラッ ズガシャァ


デュラハンの胴は両断こそされていないが、切り傷(といっていいものか)が半分ほどに達している。
その体のバランスを保てず、その場に崩れ落ちた。

ヨツバ「くっ、はぁ、はぁ……」

一方の私も傷こそ負っていないが、限界まで力を込めていたために疲れて息は荒い。
とはいえ、もしデュラハンがまだ戦うつもりだとしても仲魔やイザボーと交代すれば済むだろう。


デュラハン「……ううっ……」グググ


……虫の息のデュラハンが、むくりと起き上がって、こちらを見つめている。


レベルが1上がった!(現在経験値3)
選択安価:どのステータスを上げる?(1つ) ↓1
力6……体が丈夫になる。物理攻撃の威力が上がる。
技0……感覚が鋭くなる。銃攻撃の威力が上がる。
速2……素早くなる。逃走成功率と追撃能力が上がる。
魔6……魅力的になる。魔法の威力が上がる。
運1/2……運がよくなる。ギリギリの勝負で勝ちやすくなる。
また、戦闘以外の判定時に使うとゾロ目になる。ゾロ目の時に使うと更にいい結果が得られる。(現在値)回まで使用できる。


多数決安価:とどめを刺す? ↓2から2票先取
1.刺す
2.刺さない
3.(その他自由な発言・行動 面白ければ採用)

Info.>速+1!

 
息を整えた私は、すぐにとどめを刺すことをせず、デュラハンに問いかけた。

ヨツバ「あなたの言う真実とはなんですか?」

立ち上がれず片膝をついているデュラハンが答える。

デュラハン「その日の食事にありつけるかわからない。ありつけてもお世辞にもおいしいとは言えない悪魔肉」

デュラハン「地上には悪魔がのさばっていて出れば死ぬ。地下には得られるものなんてもう何もない」

デュラハンが片手に持った首(中は空洞で被り物のようになっている)が歯ぎしりをする。

デュラハン「こんな有様の東京で、みじめに生きている意味なんてないでしょう」

デュラハン「だから私は赤玉を配ったのよ!阿修羅会の、タヤマの奴隷から解放するためにッ!」

ヨツバ「確かに地下街で生きる人々に自由は少ないかもしれません」

ヨツバ「しかしそうだとしても、阿修羅会の奴隷などというのは言いがかりです」

ヨツバ「彼らは悪魔を抑えつけておくために赤玉を作り、東京の民を、秩序を守っている」

デュラハン「ハッ、大した詭弁じゃない」

デュラハン「守られて、ただ生きているからといって、奴隷じゃないなんて言い切れるのかしら?」

デュラハン「じゃあそうやって守られているみんなは、何のために生きているのよ」


デュラハン「……答えてみなさいよッ」


自由安価:デュラハンの問いに答える ↓2まで

ヨツバ「……」

私は一度深呼吸をして、ゆっくりと答え始める。

ヨツバ「皆(みな)が何のために生きているかを問うのであれば、答えを持つのは私ではなく、皆それぞれです」

ヨツバ「今の生活に納得できないあなたのような人もいれば、全てを受け入れている人もいるでしょう」

ヨツバ「『何のために』の前に、阿修羅会の庇護なくして生きられる人そのものがわずかなのですから」

ヨツバ「それらの考え方は、どちらも正しいのかもしれません」

ヨツバ「しかし、あなたが阿修羅会の手段に賛成できないように、私はあなたの手段に賛成できない」

ヨツバ「むやみに、そして無理矢理に、他者を悪魔に変えるなど……」


私はどうしても、望まぬ人を悪魔に変えることについて納得がいかなかった。
だから、私はデュラハンの考えを受け入れることができない。それが結論だった。


デュラハン「……フン 『人それぞれ』ってわけ。随分優柔不断で、結構なことね」

デュラハン「アタシはアタシが正しいと信じてるわ。理解されないことを自覚してるから強硬手段に出てる。世直しにはよくあることでしょう?」

デュラハン「アンタは甘い……いや、潔癖すぎるのかしらね。アタシにとって、気に入らない感じがするのよ」

デュラハン「……でも、そうね。アンタ、私をすぐに殺すつもりはないんでしょう」

デュラハン「アタシももう、一人の悪魔として野に生きることにする。人間を悪魔にして回るのはやめるって誓うわ」

デュラハン「だから、見逃してちょうだい。……お願いよ」


決着はついている。実力の差が明らかだったのだから、命乞いも当然のことだ。



多数決安価:デュラハンを見逃す? ↓1から2票先取
1.見逃す(デュラハンが次に敵として出現する場合、大幅に強化されます)
2.ここでトドメを刺す
3.(その他自由な発言・行動 面白ければ採用)

Info.>ヨツバの属性がLAWに傾いた!


……ここで見逃せばきっと敵になる。報復されるかもしれない。

私は何も言わず、デュラハンの体に刀を突き入れる。

ヨツバ「ジャベリンレイン」カッ

イザボー「――!?」

白い光が爆ぜた。


……
時:数分後

フリン、ワルター、ヨナタンが合流した。


ヨナタン「強力な悪魔が出たというから駆けつけたが……心配は無用であったようだね」

ワルター「なんだよ、またいいとこ見逃しちまったのか」

フリン「イザボーも無事か。これで今度こそ、何事もなくクエストを完了できたな」

フリン「……イザボー?」

返事をしないイザボーを気にかけたのか、フリンが改めて呼びかけた。


イザボー「……え、ええ。確か、これでトチョウへ行けるようになるのよね」

ワルター「……あっ、そういやそんな話だったか。競争に夢中で半分忘れてたぜ。いけね」

ヨナタン「ワルター……」半目

ヨナタン「まあ、その通りだ。我々の今の目的は、トチョウに陣取る悪魔を排除すること」

ヨナタン「地下街の男にコープスの件を報告し、軽く準備を整えてから向かうとしよう」


……
場所:新宿地下街 シャッター前


階段を降りると、そこに見張りの男の姿はなかった。
クエストの完了を確認し、次の仕事に移ったのだろう。

シャッター前にいる男はそのシャッターを開けているところだった。
大きな音を立ててシャッターが開ききると、男は腰を叩いてこちらを向き、
そして頭を下げて挨拶をした。

男「コープス討伐、お疲れさんです!」バッ

ワルター「ここ、もう通っていいんだよな?」

男「へ、へえ。こっちを抜けて行きゃ都庁方面に出やすが……」

男「今、都庁行きのグループに支度させてるところでさぁ。ヨツバさん方にも足並みを揃えて欲しいんで、ちっとだけ時間潰しててもらえやせんか?」

ヨツバ「わかりました。私達も多少消耗していますし、軽く準備を整えてから向かうつもりでしたから」

男「助かりやす。そんじゃ、準備ができ次第ここに集合して下せえ」


私達はその場を離れた。


ワルター「しっかし、あくまでヨツバメインなのな。オレたちのこと、おまけにしか見てねえぞありゃあ」

ヨナタン「……いや、どうだろうな。僕たちは阿修羅会の者と戦っていることも加味すると、純粋に阿修羅会の味方をしているのがヨツバだけという認識なのかも」

イザボー「トチョウの悪魔を倒すことで信用を得るしかないわね」

ワルター「信用か……むしろオレがヤツらを信用できないが」

フリン「考える材料もまだ少ないんだ。今どうこう言っても仕方がないだろう」

フリン「僕たちの方も早いところ準備を済ませよう」


自由行動安価:ヨツバはどうする? ↓1

四人は思い思い、自分に必要な準備をしに行ったようだ。

せっかくなので話をしようかと思ったが、今は誰と話そうか……


多数決安価:誰のところへ行く? ↓1から2票先取
1.フリン
2.ヨナタン
3.ワルター
4.イザボー

……
場所:阿修羅会公認の店 前

イザボーと話そうと思って後を追うと、回復アイテムを揃えているところだった。


イザボー「そうね。ここに来るまで別行動で、あまり話はしていなかったけれど」

イザボー「……改めて考えてみると、私って目の前のことでいっぱいいっぱいね」

イザボー「黒きサムライの捕縛という任務は理解しているし、東京にも少しは慣れてきたけれど」

イザボー「阿修羅会に対してどういう姿勢を取るべきかわからないの」

ヨツバ「そういえば、阿修羅会の手の者と戦いになったと聞きましたね」

ヨツバ「何かトラブルがあったのですか?」

イザボー「東京のあちこち、特に川を渡るための橋や船、地下通路などは彼らが目を光らせていたわ」

イザボー「阿修羅会と一切繋がりのない私たちは通せんぼされたのだけれど、引くわけにもいかなかったから」

イザボー「最初は交渉のつもりだったのに、あちらから攻撃を仕掛けてきたのよ」

ヨツバ「そうでしたか……」


自由安価:何と答える? ↓1から3レスくらいを総合して

文字数制限が必要かもしれない……
(もちろんこのレスは安価範囲に含めません)

作品が作品だし元々多くの人に見てもらえるとは思っていないので、むしろ半年ごしに参加者がいらっしゃったことに驚いております
一番厳しいのは……時間、ですかね……

ヨツバ「今回こそ正当防衛でしたが……」

ヨツバ「東京の秩序はミカド国の秩序とは異なり、摩擦ができてしまったということかもしれません」

ヨツバ「なるべく互いを傷つけ合わぬためにも、知ることが大切ですね」


私はそこまで言ってふと、父の言葉を思い出す。

"学問の本を探して読みなさい"……

父のあの言葉は、もしかしたらそういう意味だったのだろうか。


イザボー「知ること……」

イザボー「そうね。阿修羅会をどう捉えるか考えるには、それについて知らねばならない」

ヨツバ「はい。私も阿修羅会の様子を見ていますが、まだ完全に明らかになったわけではありませんから」

ヨツバ「彼らがどのようにして東京の秩序を守るのか。それを学んでいきましょう」

ヨツバ「まだまだこれからです」

イザボー「……ありがとう。少し気が楽になったわ」

イザボー「そろそろ時間ね。行きましょう」

ヨツバ「はい」



Info.>イザボーの好感度+1!(1→2)

……
場所:新宿地下街 シャッター前


準備を済ませてシャッター前へ戻ると、フリンたちの他に、
阿修羅会の男たちと、阿修羅会に雇われたというハンターらしき者たちが集まっていた。
人数は合わせて20から30人ほどに見える。
それはこれまで多人数で集まって戦った経験のない私にとっては驚くべき数であり、
阿修羅会にここまでさせる悪魔がどれほどのものなのか、少し恐ろしくなってきた。
彼らは数人単位のチームに分かれて、仲間と談笑したり作戦を確認したりしている様子で、こちらに関心を示している者はごくわずかだ。

彼らと同様にまとまって話をしていたフリンたち3人を見つけ、合流した。

ワルター「おっ、やっと来たか」

ワルターはやけに楽しそうだ。何があったのだろうか。
そう思っているのが顔に出ていたのか、ヨナタンが説明してくれた。

ヨナタン「……この人数だろう。こうまでする必要のある悪魔とやらを見るのが楽しみになったらしい」半目

ヨナタン「分かっているだろうが、それだけ危険ということなのだぞ」

ワルター「わーかってるって。でもこの人数に、オレたちだっているんだ」

ワルター「負ける気なんてしねえさ。そうだろ?」

どうやら、この騒ぎに浮かれているらしい。

ヨツバ「負けるつもりはありませんが、あなたは浮かれすぎです」

ワルター「ちぇっ、なんでえ。冷たいやつらめ……」

ワルター「……そうだフリン!お前なら分かるよなオレの気持ち!?」

なぜかワルターがフリンに話を振った。



下一桁判定:フリンの返答 ↓1
1,3,5,7 「わかる」
2,4,6,8,9,0 「わからない」
ゾロ目 ???

Info.>フリンがCHAOSに傾いた!

フリン「悪魔は敵としても戦うが、仲魔として味方につけることもあるから」

フリン「確かに、強い悪魔について興味はあるな」

ワルター「そーそー!そういうことが言いたかったのよオレ!」

ワルター「さっすが、分かってんなぁフリンは!」


男の声「静かにしろ!注目!」

一帯に男の呼びかける大きな声が響き、集まった者たちの話し声が止んだ。
呼びかけたのは阿修羅会の男のようだ。

阿修羅会の男「これから俺の指揮の下、都庁の悪魔を殺(や)りに行く」

阿修羅会の男「改めての伝達事項は特にねぇが、ここで飛び入り参加の頼もしいゲストを紹介だ」

阿修羅会の男がこちらを見ている……

ワルター「お前、呼ばれてんじゃねえのか?」

ヨツバ「このような話は聞いていませんが……」


多数決安価:ヨツバはどうする? ↓1から2票先取
1.阿修羅会の男のところへ行く
2.その場で周囲に向けて挨拶する
3.(その他の自由な行動 よほど無理がなければ採用)

どうすべきか迷ったが、阿修羅会の男のところまで歩き、シャッター前の集団全体を見渡すように立った。


「……見ねえ顔だがすげえな……」ヒソヒソ

「……誰だ?……」ヒソヒソ

「……どこのハンターなんだ?……」ヒソヒソ


ハンターのグループからは囁き声が聞こえ、そしてそれ以外も含めた全体から視線を感じる。
……あまりいい気分ではない。


阿修羅会の男「この方はつい最近から阿修羅会に力を貸して下さってるヨツバさんだ」

阿修羅会の男「知ってるヤツもいるだろうサムライの一人で、とても腕が立つ」

阿修羅会の男「渋谷の地上で悪魔の屍を積み上げ、実力派幹部のアベさんとも渡り合ったその姿から、阿修羅会内部では――」

阿修羅会の男「――"血塗れ鴉"、なんてあだ名されてるちょっとしたヒーローだ」


やけに説明的な話し方で私を持ち上げる、阿修羅会の男。


「……血塗れ鴉?……」ヒソヒソ

「……六本木周りの結界の噂は……」ヒソヒソ

「……サムライってあの……」ヒソヒソ


阿修羅会の男「つうわけでヨツバさん、ここで一言ビシッとお願いしますよ」


視線に晒されやや気後れしていると、阿修羅会の男が私に話すよう促してきた。
どうしようか……



多数決安価:ヨツバはどうする? ↓1から2票先取
1.サムライの一員としての自己紹介をする(課せられた任務について話す)
2.阿修羅会協力者としての自己紹介をする(活動内容・実績について話す)
3.一個人としての自己紹介をする(得意戦法について話す)
4.(その他の自由な行動 よほど無理がなければ採用)

阿修羅会としてどのような狙いがあるのか、ここでサムライとしての自己をアピールしてよいのか……
それらを考えている時間もないので、ここは一個人としての自己紹介をすることにした。


ヨツバ「初めまして皆様。私はヨツバと申します」

ヨツバ「ご紹介に与(あずか)りました通りサムライの一員で、阿修羅会の方々のお手伝いを致しております」

ヨツバ「銃の扱いは苦手ですが、剣と魔法の腕には自信があります」

ヨツバ「此度の戦いで皆様のお役に立てればと存じます。よろしくお願いします」


咄嗟のことなのであまりうまく話せなかったが、どうだろうか……



下一桁判定:ハンター達の反応 ↓1
1~6 阿修羅会も変なテコ入れに走ったもんだな(知名度変化なし)
7~9 すげえ美人だ……(知名度+1)
0 聞いたことあるぞ!(知名度+2)
ゾロ目 ???

Info.>知名度+1!(1→2)


「……やっぱえげつねぇだろ……」ヒソヒソ

「……俺としてはあの髪が……」ヒソヒソ

「……普段どの辺で……」ヒソヒソ


一部の者たちがこちらをちらちらと見ながら、仲間同士で声を潜めて話している。
やはり気分のいいものではない。注意をした方がよいのではないか……
と私が思ったところで、阿修羅会の男が私に続けて話し始めた。


阿修羅会の男「ありがとうございました!」

阿修羅会の男「そんじゃ時間ですから、お仲間のところへ戻って下さい」


私がフリンたちのもとへ戻るったのを確認して、さらに阿修羅会の男が続ける。


阿修羅会の男「ではこれより都庁の悪魔退治を始める!移動開始!」

人外ハンターたち「「おおー!!」」


阿修羅会の男のグループを先頭に、私たちは移動を開始した。



……
場所:新宿西口側地上 西口駅前


新宿西口、つまりシャッターの先にある出口の階段を上って外に出た。
コープスを探した東口側の地上とは違って広々としたところではなく、都庁に行くのも一本道らしい。

本来ならば地上に出れば悪魔が襲いかかってくるのだが、
阿修羅会が赤玉で押さえているのはこの周辺の悪魔も例外ではないらしく、阿修羅会の者を認めた悪魔たちはこちらを遠巻きに見ているだけのようだ。
阿修羅会や人外ハンターの者達も警戒を怠ってこそいないが、いくらかの余裕が見て取れる。
特に先頭を歩く阿修羅会の男のグループなどは肩で風を切っている。
……阿修羅会の者はガラの悪い者が多いのだろうか?


ワルター「しかしさっきのあれ……呼ばれて挨拶した割には反応が微妙だったよな」

ヨナタン「よそ者が突然鳴り物入りで来たのだから、困惑して当然だと思うよ」

ワルター「でも別にブーイング食らってたわけじゃねえだろ?」

ヨナタン「つまり、実態が未知であるということだ。ここで力を示せば彼らも納得するだろう」

ワルター「なるほど、オレらが実際に活躍してみせりゃいいわけだな」

ワルター「苦労してピアレイも倒して経験を積んだんだ。オレたちならやれるさ」ニッ

フリン「僕としては、一番苦労したのは倒した後なんだけどね……」

ワルター「……悪い」

ヨナタン「……すまない」

イザボー「……ごめんなさい」


何があったのか、と尋ねるのも憚られるほどフリンが落ち込んでいる。
ピアレイという強力な悪魔を倒したらしいことは新宿地下街へ入る前に軽く聞いていたが、
そういえば、どのような悪魔かは聞いていなかった。
……この話は一旦置いておいて、今は周囲の警戒に努めよう。

……
時:十数分後
場所:都庁前広場


私たちの一団は何事もなく、都庁と呼ばれるビルの前に到着した。
それは周囲のビルよりも大きく、何か特別な役割を持った施設なのだろうとわかる。

先頭に立っていた阿修羅会の男は今一度全員に指示を出す。


先頭の男「最終確認だ!」

先頭の男「都庁の中は悪魔の結界になっているが、形は迷路じゃねえ。入ってすぐに例の悪魔がいる」

先頭の男「俺たちは一気になだれ込み、すぐ攻撃を仕掛ける。先手必勝だ」

先頭の男「だが追い込まれた場合は後衛に回り、立て直しと前衛の援護を優先する」

先頭の男「命あっての物種だ。焦ってヘタこくんじゃねぇぞ」


先頭の男とそれに付き従っていた数名の男が扉の左右に立ち、素早く開けようと準備をする。
そしてそれ以外の者たちが各々武器を構えたのを確認すると、扉を開いた。
開かれた扉の中へ、阿修羅会構成員や人外ハンターたちがなだれ込んでいく。

フリン「よし。僕らも続くぞ」

ワルター「ああ、行くぜ!」


……
場所:都庁内部 結界内部


扉一枚隔てた先に広がる悪魔の結界。
突入した者たちはその主と思しき一体の悪魔に立ち向かっている。
その悪魔の容貌は、およそ5メートルほどの高さを持つ出来損ないの土人形といったところか。
体は主に土塊で構成され、腕や脚が歪な形になっており、髪の代わりに長い芝が頭からまっすぐ生えている。
ガントレットによれば地霊クエビコという悪魔のようだ。


「うわああああ!!」パンパン

「いやだッ 来るなぁぁ!!」パララララ

クエビコ「礼を欠いた人間共よ、ここで我に喰らわれるがいい」ブォオ

「ぎゃっ、うっ、ごふっ」ドンッゴッドシャァ

「ひ、ひいいい!!」

クエビコは体にめりこむ弾丸をものともしない様子で、阿修羅会構成員や人外ハンターたちを吐息や拳で吹き飛ばしている。
武装した人間が簡単に吹き飛ぶ様を間近で見て戦意を喪失する者もいるが、
そうでなくとも既に戦闘不能者が出ており、形こそ前衛と後衛に分かれているが、戦いとしては全体的に守りに入っているように見える。


ワルター「チッ……思ってた以上にやりやがるようだな」

フリン「負傷者が多いか……僕らはどう動く?」

ヨナタン「ヨツバ、ここは君の判断に任たい」

ヨツバ「……」


多数決安価:ヨツバはどうする? ↓1から2票先取
1.フリンたちと共にクエビコへ挑む(フリンがいるので勝利確定。戦果は経験値+2)
2.クエビコ討伐をフリンたちに任せ、負傷者の救護に回る(フリンたちがクエビコを倒す)
3.フリンたちに救護を任せ、単身クエビコへ挑む(クエビコとの戦闘へ。中程度のリスク)
4.(その他の自由な行動 よほど無理がなければ採用)


下一桁判定:??? ↓1
1~4 (なし)
5~7 違和感
8~9 疑念
0 確信
ゾロ目 策

ヨツバ「フリンと私でクエビコを倒しましょう。イザボーたちは負傷者の救護を頼みます」

ワルター「なんだと!?」

ヨナタン「分かったよ。それが君の判断なら従おう」

ヨナタン「ただし、君たちが危ないようであれば僕らも加勢させてもらう。それでいいね?」

ヨツバ「はい」

フリン「他のチームにまで手を回す余裕のあるところはないようだし、僕もそれがいいと思う」

ワルター「仕方ねえか……よし、手分けして回るぞ」

イザボー「二人とも、無理はしないでちょうだいね」

フリン「ああ。任せてくれ」

イザボーたちはそれぞれ負傷者の救護に向かった。

私とフリンがクエビコに近づくのを見て、前衛で戦っていた阿修羅会構成員と人外ハンターたちが引いていく。
それを追わせないため、私はクエビコに声をかけた。

ヨツバ「都庁を支配し東京の民に仇なす悪魔、クエビコ。ここからは私たちが相手です」

クエビコ「……人間はすぐに争いたがる」

クエビコ「たった二人で、このクエビコを討ち、新宿の地を奪わんと欲するか」

クエビコ「貴様らから先に粉みじんに切り刻み、後ろの者共とまとめて地の肥やしにしてくれよう」ブォンガガガ


クエビコが赤い風を纏った手を振るうと、赤い尾を引く五つの指先・アクセルクローが床を抉る。

フリン「!」サッ シュオッ ドバン

ヨツバ「ジオンガ!」バヂヂッ

フリンは後ろにかわしてバズーカで反撃し、私は右にかわして魔法で反撃する。
炸裂したロケット弾はクエビコの体をわずかに削り、電撃は体を構成する土塊の一つにヒビを入れた。

フリン「効かないわけじゃないらしいが……僕はこの手で行こう」ポイッ ガシャン

フリン「パトリムパス、来い!」SUMMON ヒュゴッ

麦穂の冠を被った若者の姿の、海と水を司るという悪魔だ。

パトリムパス「陸(おか)野郎にひと"泡"吹かせてやろうぜ、ラクンダ!」フォフォン

ヨツバ「ユルング、私たちは攻撃です」SUMMON ヒュゴッ

ユルング「承知するは私」ブォオッ

ラクンダがクエビコの防御力を下げたところにユルングのアイスブレスが吹きかけられると、
クエビコの体表に霜ができて白くなっていく。

クエビコ「フン……!」ブォオッ

それに対してクエビコもまた吐息で反撃。
アイスブレスとは異なる純粋な風の吐息・ウィンドブレスが拡散し、私やフリンにも襲いかかる。

パトリムパス「させるかよ!」バッ

ユルング「衝撃対して守るべき」スッ

パトリムパスがフリンを、ユルングが私を庇い、ウィンドブレスの直撃を受けるが、多少のダメージこそ受けているものの意に介さない。
いずれも風の攻撃に対する耐性を持っているからだ。

フリン「メディア!」ピュワワン

パトリムパス「削れちまいな!もいっちょラクンダだ!」フォフォン

クエビコ「砕けよ!」ブゥン

ヨツバ「!」ヒュッ ギィン

クエビコが左こぶしを握ってのアクセルクローを私めがけて振るい、私はその拳を刀で受け止める。

クエビコ「人間がこれほどの力を……」ギギギ

ヨツバ「ふっ……」ギギギ

ヨツバ「はっ!」ギィン

クエビコ「ぬぅ!」グラ

数秒の押し合いに競り勝ち、私がクエビコの拳を払いのける。

ヨツバ「はっ!」ダンッ

霜の出来た胴体に狙いを定め、跳ぶ。
刀を両手で握って右後ろに引き、力を込めて刀身に白い光を纏わせる。

跳躍の頂点で私の目の前までクエビコが近づいた。

ヨツバ「ジャベリンレイン!!」ブゥン ドドド

私がクエビコを斬ると同時に、振り抜いた刀から飛び出した三本の光の串がクエビコを貫く。

クエビコ「グッ……」ドドゴン

クエビコ「おぉおおお!!」ボロボロ
クエビコの左腕「」ズシン

そして炸裂。
罅や霜ができ、そして二度に渡って防御力を低下させられたクエビコの肉体は、
ジャベリンレインの爆発に耐え得なかった。
いくつもの土塊が崩壊し、支えきれなくなった左腕が地面に落ちる。

ヨツバ「ふっ」スタッ

クエビコ「」ボロボロ……ドズシャァ

そのままクエビコの目の前に着地した私は刀を向けたが、
クエビコは動かなくなっていた。

ヨツバ「……私たちの勝ちです」


クエビコによって維持されていた都庁の結界が消えていく。



Info.>地霊の護符を手に入れた!



……
場所:都庁内部


本来の都庁へと戻ったことで、その場の全ての人間がクエビコの死に気がついたようだった。

「やったっ……やったぞぉおお!!」

「これでもう奴に怯えなくていいんだ……」

「都庁の悪魔を倒したんだ!」

傷ついた者も、それを助けていた者も、様々な様子で喜んでいるが、
喜色満面といった様子で騒いでいるのは主に人外ハンターの者たちで、
阿修羅会の者たちは落ち着いた様子でこちらを見ていた。
そしてその内の一人、先頭の男が声をかけてきた。

先頭の男「お疲れ様です ヨツバさんと……フリンさんとかいったっけか」

フリン「はい。僕らの役目はここまででしょうか」

先頭の男「そうだ。それとヨツバさん、タヤマさんに報告お願いします」

ヨツバ「分かりました」

先頭の男「後は各自解散なんでね、俺たちも一足先に失礼しますよ」

先頭の男「お前ら行くぞ!」

阿修羅会の者たちは都庁から出ていった。
まだ人外ハンターたちが残っているが、もう問題はなさそうだ。
彼らも街までは自力で戻れるだろう。


負傷者の救護に回っていたイザボーたちがこちらへ来た。

ワルター「見てたぜヨツバ!やっぱお前すげえよ、あんな悪魔と力比べなんてよ!」

ヨナタン「ワルター」半目

ワルター「んだよ、勝ったんだからちょっとくらいいいだろ。こっちもちゃんとやったって」

イザボー「とにかく二人とも、無事でよかったわ」

ワルター「んで、これからどうする?」

フリン「元々僕らは池袋に入る方法を探す予定だったから、まずは新宿地下街で聞き込みだな」

フリン「いや、ちょうどいいしヨツバはタヤマに報告するついでに聞いてみて欲しい」

ヨナタン「確かにタヤマなら東京の事情はあらかた知っていそうだな」

イザボー「それじゃ、私たちも戻りましょう」

……
場所:新宿地下街
時:およそ一時間後


地下街へ戻り、私たちはまた一旦解散。
皆は聞き込みに出かけ、私はしばらく休憩してから、ガントレットの通信でタヤマに都庁の悪魔について報告していた。

タヤマ「こっちの部下からも聞いているよ。大活躍だったそうだな」

ヨツバ「いえ……」

タヤマ「謙遜してくれるな」

タヤマ「だがヨツバ、あんたのことは俺たち阿修羅会だけじゃなく、ハンター共の間でも噂になってるみたいだぜ」

タヤマ「素直に喜んでいいんじゃねえか?」

ヨツバ「噂?」

タヤマ「厄介者のクエビコを殺ったんだ。ニュースにだってなるだろうさ」

タヤマ「別におかしなことじゃない」

タヤマ「さて、新宿の用事はこれで終わりだ。一晩休んだら戻ってきてくれ」

ヨツバ「……あの、池袋に入るにはどうすればいいですか?」

タヤマ「池袋ぉ?あんなところに何の用事があるってんだ?」

タヤマ「まあ用事が何だろうと、あそこに入るのが無理だってのには変わりない」

タヤマ「地霊の護符さえあれば簡単にセイオウボの幻術を解けるらしいんだが、どこにあるんだか手がかり一つないからな」

タヤマ「悪いが力にはなれなそうだ」

ヨツバ「地霊の護符なら、都庁の悪魔が持っていました」

タヤマ「なッ……なに!?」

タヤマ「そうか……それは流石に予想してなかったが」

タヤマ「ヨツバ、お前本当に池袋に行くのか?」

タヤマ「あそこはセイオウボ一派とガイア教団が今でも睨み合ってる。行ったって面倒ごとに巻き込まれるだけだ」

タヤマ「それにな、セイオウボはべらぼうに強い。いくらお前でも勝てるかどうか、いや生きて帰れるかどうかもわからん」

タヤマ「考え直しちゃくれねえか?なあ?」



多数決安価:何と答える? ↓1
1.それでも行く
2.六本木に戻る
3.(その他の自由な行動・発言 よほど無理がなければ採用)

多数決安価なのに↓1のみになってますがミスです
このレスから↓2までも範囲に含めます

ヨツバ「いいえ、行かねばなりません。黒きサムライの手がかりを掴むために」

黒き鎧の者・通称黒きサムライが東京の本を大量に持っていたこと、
その黒きサムライを追っていることを伝えた。
タヤマは黒きサムライについて何も知らないようだった。

タヤマ「しかし、それでジュラク堂ってわけか。ちっと無理があるようにも思えるが……」

タヤマ「スカイタワーのメデューサと戦わずに天井と東京を往復したってんなら、セイオウボの幻術を掻い潜ったとしてもそこまでおかしくねえ」

タヤマ「一応筋は通っちゃいるが……」

タヤマは何事か考え込む素振りを見せる。

タヤマ「……ジュラク堂はちょうど、セイオウボが結界を張ってるところ、つまり本丸だ」

タヤマ「この事実を踏まえても行くのをやめないってんなら、俺も止めねえよ」

ヨツバ「! ……ありがとうございます」

タヤマ「よせよ、別に何もしちゃいねえ」

タヤマ「だがヨツバ、お前……絶対に死ぬな」

タヤマ「セイオウボに敵わねえと分かったらすぐ戻って来るんだ。いいな」

ヨツバ「分かりました」

タヤマ「くれぐれも無事でな」


通信が切れた。


バロウズ「報告を終えたから、これでクエスト達成ね。お疲れ様、マスター」


info.>経験値+2!
info.>知名度+1!


……
時:新宿到着同日 夕方



結局、フリンたちによる地下街での聞き込みでは有用な情報は手に入らなかったようだ。
私がタヤマから地霊の護符について聞けたのでよしとするべきだろう。
私たちは明日の朝に池袋に向けて出発することに決め、解散した。

まだ就寝には早い。
何をしようか……


自由安価:何をする?(合計2回。「一人で行く」を選択すると自由行動を終了するが、失った自由行動の数だけ、ヨツバのみ池袋への到着が早まる) ↓2まで
1.誰かと話す(誰と話すかの多数決安価へ)
2.どこかへ行く(どこへ行くかの多数決安価へ。選択肢は[人外ハンター商会新宿支部, 阿修羅会新宿屯所, 地上, 自由記述]の4つ。)
3.一人で池袋へ(ヨツバがフリンたちに黙って早朝に新宿を出る。戦闘になる場合、仲間の補正を得られない)
4.(その他の自由な行動 よほど無理がなければ採用)

地上に行った場合って時間食い過ぎて池袋イベントが先越されるとかありますか?池袋への出発前に戻ってこれる?

>>641
基本的に自由行動1回分程度のことしかできません。実は何も考えてませんがざっくりと地上戦数回とか結界挑戦一回くらいを想定してます。
長くなりそうなら追加で自由行動消費するかどうかの多数決安価出します。

後これ、そもそも夕方と夜で1回ずつって感じなのでちょっと時間かけた程度で出発予定を過ぎたりしません。
が、万が一夜更かししたらヨツバのステータスが一時的に下がる予定です。

多数決安価:どこへ行く? ↓1
1.人外ハンター商会新宿支部
2.阿修羅会新宿屯所
3.地上
4.(その他の場所 新宿から離れない範囲で採用)

>>646から2票先取です

東京の地下街は主に通路と、その両側にいくつもある部屋によって構成される。
なので居住区域の通路、各種施設が集まった通路、など通路ごとで役割が決まっていることが多いらしい。

その中でも出入り口に阿修羅会構成員が見張りに立っている通路は、地下街ごとに存在する阿修羅会構成員屯所の通路だ。
各地下街に配置された人員の寝起きするための部屋と、業務を行うための事務室がある。

見張りの男に挨拶をして事務室に入ると、三人の男がいた。
奥にいる一人は何やら機械をいじっている(パソコンというらしい)が、他の者たちは暇そうに寛いでいる。
その内一人が、入室した私に気付いて声をかけてきた。

暇そうな男「お……?おお、ヨツバさんじゃねえですか!」

それに続き、三人が立ち上がり、こちらに向かって同時に頭を下げる。

三人「「「お疲れ様です!!」」」バッ

ヨツバ「こんばんは。そちらの方は何を?」

奥の男「都庁の件の報告書書いてます。今日中にタヤマさんの方に送らなきゃいけないんで」

奥の男「しかし、ヨツバさんはどうしてこちらに?自分で言うのもなんですけど、こんなところに用はないんじゃあ」

暇そうな男「もしかして、ヨツバさん自ら俺たちを労いに来てくれたりして!?」

眠そうな男「いやそれはないだろ……っふわぁ~、あと二時間が長ぇ……」



自由安価:何をする? ↓2まで(無理のある内容を含む場合そのレスは安価下に)

少し労ってあげた後
この辺の悪魔で経験値稼ぎ

偶然にも新宿は地下街にも悪魔のいる通路が存在するので今回は>>651の内容を一応通しますが、
さすがに無理がある内容なので次回以降はお気をつけください

ヨツバ「はい。無事にクエビコを倒せたのは阿修羅会の方々のお力あってのことですし」

ヨツバ「コープスの件でもお疲れでしょうから」

眠そうな男「えっ、マジ?シフト入れててよかった……」

暇そうな男「よっしゃあー!ほらお前、茶ぁ持ってこい!」

眠そうな男「はいよー」

奥の男(くっそ、手が離せなくて参加できねえ……なんて日だ)


阿修羅会の男たちと、お茶を飲みながら軽く話をすることになった。



……
場所:新宿地下街 阿修羅会新宿屯所 事務室
時:入室から一時間弱経過


ヨツバ「西の通路に悪魔が?」

暇そうな男「知らなかったんです?まあ、悪魔がいるっても間貸しみたいなもんですよ」

暇そうな男「今人のいるとこまでは入って来やしませんから大丈夫です」

眠そうな男「正確には新宿に配分されてる赤玉じゃ足りなくて確保しきれてないんですけどね」フッ

暇そうな男「バカ、ヨツバさんに余計なこと言うんじゃねえ!」ベシ
眠そうな男「いてっ」

ヨツバ「なるほど……」

ヨツバ「どのような状況か、私も一度自分で確認した方がよさそうですね」コトッ

ヨツバ「お茶、ごちそうさまでした。美味しかったです」

私はお茶の礼を言い、事務室を後にした。


暇そうな男「あーあー、お前が余計なこと言うから」

眠そうな男「いやあの通路の話したのそっちでしょ……いててて!」



……
場所:新宿地下街 西口地下通路


シャッターで閉ざされていた通路からさらに奥へ進むと、その通路があった。
人のいる通路に比べて寒い。空調が効いていないのだろうか。

悪魔は……確かに、いるようだ。

私は剣を抜いた。



下一桁判定:戦果(屯所で時間を使ったため厳しめ) ↓1
1~7 手応えなし(経験値+1)
8~9 撃破(経験値+2)
0 連勝(経験値+3)
ゾロ目 悪魔を探して気がついたら地下街付近を離れていた(下一桁が一致する項目分の戦果獲得、更にイベント発生)

ヨツバ「ジオンガ!」バヂヂッ

コッパテング「うぎゃっ」ボシュゥ


……一体倒すと、周辺から悪魔の気配が消えた。隠れているのだろうか?
何にせよ、今はこれ以上ここで悪魔と戦うことはできないようだ。
肩透かしを食ってしまった。


info.>経験値+1!



多数決安価:どこへ行く?(2回目。行動終了後、翌朝になる) ↓1から2票先取
1.人外ハンター商会新宿支部
2.阿修羅会新宿屯所
3.地上
4.(その他の場所 新宿から離れない範囲で採用)

……
場所:新宿地下街 人外ハンター商会新宿支部


新宿地下街にも人外ハンター商会の支部が存在する。
入ってみると、内装なども含め渋谷のそれと変わらないようだ。
カウンターに近づくと、この支部のマスターらしき男が話しかけてきた。


マスター「あんたがヨツバか。クエビコの件は噂になってるぜ」

マスター「正直俺は話半分に聞いてたんだが……」

マスター「なるほどな」

マスターはニヤリと笑った……ように見えた。

マスター「で、何か用か?」

私は席に着き、メニューを見て注文する。

ヨツバ「この……ユルム茶?を一つ。あと、池袋までの道を教えていただけませんか」

マスター「池袋ねぇ……ま、詮索はしないがね」


マスター「ほれ、ユルム茶……のレプリカだ」

さほど待たない内に、私の前にカップが置かれた。
泥水のような色合いの液体が入っている。
わずかに甘い匂いがする。

ヨツバ「……いただきます」

紅茶のような酸味はなく、純粋に甘みを感じる。
見た目に反してさらさらしており、飲みやすい。
薄味だが、茶というよりはジュースのようなものなのだろうか。
以前に食べたチャーハンなどと違い、この飲み物にはあまり違和感がない。

マスター「不思議そうな顔してるな。天井から来た新顔ってのもホントらしい」

マスター「今の東京は確かに食い物の質はよくねぇが、水は豊富にあってな」

マスター「飲み物のレプリカはマシなものができるのさ」


地上に毒の沼などがあるのに、きれいな水は手に入るのか。
どこかに大きな井戸があるのだろうか?


マスター「ところで、スマホの登録名も"ヨツバ"でいいのか?」

ヨツバ「はい」

マスター「……あった。よし、地図を送るぜ」カタカタ

マスターが奥のパソコンを操作すると、ガントレットに地図が送られてきた。
新宿から池袋までの道のりが書き込まれている。

ヨツバ「ありがとうございます」



多数決安価:何をする? ↓1から2票先取
1.代金を支払って立ち去る(何もせず自由行動終了)
2.(その他の自由な行動 よほど無理がなければ採用)
×.チャレンジクエストを受注する(池袋行きが決まっているため選択不可)

時間もあることだから、阿修羅会について尋ねてみよう。


ヨツバ「ハンターの方々は阿修羅会についてどう考えていますか?」

マスター「こりゃまた直球だな。まあ俺はハンターの代表じゃねえし個人の考えだが……」

マスター「密売所なんてあるくらいだ、仲が良くないのは確かだろうよ」

マスター「特に強烈なのは……秋葉原の件だな。あれさえなきゃあ、と思う奴は多いんじゃないか」

ヨツバ「アキハバラ?」

マスター「簡単に言や、スマホが大量にあった場所だ。阿修羅会は自分たちが優位に立つために、そこを爆弾で焼き払ったのさ」

マスター「おかげで今やスマホはレアアイテム、ハンター見習いが実力をつけてもこいつがなきゃハンターにはなれねえ」

ヨツバ「阿修羅会がそんなことを……本当ですか?」

マスター「あんたが阿修羅会とつるんでるって噂が本当なら、お仲間に聞いてみりゃいい」

マスター「……そうそう、あんたは阿修羅会とつるんでるが、今の所はクエビコの話しか聞かねえからな」

マスター「あんた個人は嫌われてないと思うぜ。むしろ人気が出つつあるかもな」

ヨツバ「そうですか」

マスター「ふっ、素っ気ねえな」


……
場所:ヨツバから少し離れたテーブル席

ハンターA「おい、あれ……」

ハンターB「今日クエビコをやったって女だよな……」

ハンターA「話を聞いた時はよくわからなかったが、ひと目見てすぐ分かるってのもすげえ」

ハンターA「あれで強いって嘘みたいだぜ」

ハンターA「……ん?何やってんだ?」

ハンターB「へへ……」

ハンターBがハンターAにスマホを見せる。
画面には、マスターと話をするヨツバの姿が映っている。

ハンターA「お前……そんなことして大丈夫かよ」

ハンターB「ここはうるさいからバレやしねえって」



下一桁判定:知名度上昇判定 ↓1
1~8 写真はハンターBの秘蔵になった
9 写真が一部に出回った(知名度+1)
0 写真が人外ハンター商会のデータベースに掲載され、騒ぎに(知名度+2)
ゾロ目 ???

……
場所:新宿地下街 阿修羅会新宿屯所 寝室
時:夜10時頃


私は勧められるまま阿修羅会の使っている部屋やシャワーを借りることにした。
本来は複数人で使う寝室だが、今は私一人だ。
元いた構成員はこの部屋を追い出され他の部屋に行くらしく、廊下でぼやいていた。

そろそろ寝る時間か、と思っていた所で扉がノックされ、
聞き覚えのある声が私を呼んだ。



下一桁判定:声の主は? ↓1
1~7 ターミナルの男(高木)
8 タヤマ
9 アベ
0 ???
ゾロ目 ???

ターミナルの男「ヨツバさん、いますかい?」

ヨツバ「どうぞお入りください」

ターミナルの男「失礼しやす」


声の主は、阿修羅会の中でもターミナルを見張る役割を負う男だった。
今日は普通の服装のようだ。
といっても、他の構成員のようにスーツを着ているわけでもないようだが。


ターミナルの男「お久しぶりです……って程でもねえか。南砂町の件ではすいませんでした」

ヨツバ「いえ……」

ターミナルの男「夜中にすいやせん。まあ、長話にはなりませんから」


ベッドに腰掛ける私に対し、ターミナルの男は立ったまま話を続ける。


ターミナルの男「ターミナルなんすけど、タヤマさんの指示で全部結界と解きやした」

ヨツバ「それは……急な話ですね。何かあったのですか?」

ターミナルの男「それが俺にもさっぱりで……別の仕事をしろって言われたんで、クビにゃならなかったみたいですけど」

ターミナルの男「で、それをヨツバさんにお伝えしろって言われて来たわけですよ」

ヨツバ「しかし、悪用を防ぐために結界を張っていたのでしょう?」

ターミナルの男「そこは地下街の見回りを強化して埋め合わせるらしいですよ。なーんか無理矢理な感じがしないでもないっすけどねぇ」

ヨツバ「……わかりました。ということは、私も今後ターミナルは自由に使ってよろしいのですね?」

ターミナルの男「へえ。つっても、スマホを登録してないターミナルを使えない点は変わらないんすけどね」


私の場合はミカド、スカイ、南砂町、新宿が使用可能な範囲となるわけか。
渋谷には行ったことがあるが、あの地下街のターミナルは未登録のはずだ。


自由安価:何か話す? ↓2まで(無理のある内容を含む、もしくは句読点除いて40文字を超える場合そのレスは安価下に。「話すことはない」も可)

ヨツバ「ところで、まだあなたのお名前をお聞きしていないのですが」

ターミナルの男「あれ?言ってませんでしたっけ……」

ターミナルの男「俺はタカギ。ターミナル見張り続けて20年……だった男です」

タカギ「俺なんかがヨツバさんとご縁があるかはわかりませんけど、まあよろしく」

ヨツバ「はい。よろしくお願いいたします」

タカギ「そんじゃ、俺はこれで。失礼しました」

タカギは部屋を出た。



……
時:深夜



下一桁判定:??? ↓1
1~9 夜が明けた
0 ???
ゾロ目 ???

……
場所:新宿地下街 阿修羅会新宿屯所 寝室
時:朝6時頃


昨晩はよく眠れたようだ。

バロウズ「おはよう、マスター」

ヨツバ「おはようございます、バロウズ」

私は身支度をして部屋を出た。

阿修羅会構成員たちもこの時間には起きているらしく、
通路ですれ違うと挨拶された。



……
場所:新宿地下街 人外ハンター商会新宿支部


今日は人外ハンター商会で食事を取って出発することになっている。
ここも既に人が集まっており、思い思いに食事やクエスト吟味などを行っているようだ。

フリンを除いた、イザボーたち3人がテーブル席でメニューを見ている。
そこに私が近づくと、ワルターが最初に気付いて声をかけてきた。


ワルター「おはようさん」

ヨナタン「ヨツバか。おはよう」

イザボー「おはよう、ヨツバ」

ヨツバ「おはようございます、皆さん」

そのまま席に着く。

ヨツバ「皆はもう注文を決められたのですか?」

ヨナタン「今の所ワルターだけだな」

ワルター「この、"ハンバーガー"って奴が気になってな。ハンバーグと名前が似てるし、肉料理だとオレは思うね」

イザボー「私は野菜スープを頼もうかと思ったのだけれど……あまりにも高くて」

イザボー「これはちゃんとした価格設定なのかしら」

ヨナタン「陽が射さないとはいえ、僕らの懐具合では流石に手が出ない高さでね……」

ヨナタン「しかも他のメニューは名前でどんなものなのかわからないときている」

ヨナタン「上野で感じたことだが、こういった東京特有の食べ物は僕らにはいろいろ刺激が強くて敵わないんだ。こういう時はワルターが羨ましいよ」

ワルター「お前、今遠回しにオレのことバカにしたか……?」半目

ヨツバ「そんなに……?」

メニューを見てみると、確かに高い。
遺物を店に持っていっていないのもあって、今の私の手持ちではどうにもならなさそうだ。
ハレルヤという少年が注文した時の、マスターのあの反応も頷ける。
ターミナルも使えるようになったことだから、頃合いを見てミカド城に寄らなければならないだろう。

さて、私はどれにしようか……



多数決安価:何を注文する? ↓1から2票先取
1.ハンバーガー
2.マーボーハルサメ
3.オニギリセット
4.オチャヅケ

この謎のハンバーガー人気は一体どこから来るのか……?

ヨツバ「……ええと、私もハンバーガーにします」

イザボー「じゃ、じゃあ私もそれにしようかしら」

ヨナタン「では僕も」

ワルター「おいおいなんだよつまんねーなぁ」


フリン「じゃあ僕もそれで」


私たち四人が注文を決めている間にフリンが来ていたようだ。


フリン「おはようみんな」



……


テーブルに運ばれてきたのは、円形のパン二つに薄いハンバーグを挟んだものだった。
パンの種類が違い厚みがあるが、おおよそサンドイッチといえる。

ワルター「なるほど……ハンバーグを使うからハンバーガーっていうのか」

ヨナタン「思っていた以上に名前に忠実だったわけか」


一口食べてみる。

ヨツバ「……」モグモグ

何やら酸味のある調味料が塗られているようで、肉の味はあまりしない。
ハンバーグ、つまり挽肉を用いることで肉の硬さも気にならないようにしている辺り、
安物の悪魔肉を食べられるようにするための工夫が効いた料理のようだ。

イザボー「おいしいといえばおいしいのだけれど、朝から食べるものではない気がするわ……」

ヨナタン「同感だ。しかし調理パンだから、弁当に向きそうだな」

ワルター「おっ、じゃあいくつか昼メシ用に包んで行くか?」

ヨナタン「いや、今日は遠慮しておくよ……腹を下しそうだ」



……


量はさほど多くなかったので、食事の時間はすぐに終わった。

フリン「もう一度確認だ」

フリン「僕たちはこれから池袋の地へ向かい、そこを支配する悪魔セイオウボを倒す」

ヨナタン「現地にいるという、ガイア教団なる者たちには注意が必要だな。味方とは限らない」

イザボー「現地につくまではどうするの?他の悪魔との戦いもあるでしょうし」

フリン「そうだな……ヨツバはどう思う?」



多数決安価:何と答える? ↓1から2票先取
1.5人で固まって油断なく移動すれば大丈夫(道中カット。リスク・リターンなし)
2.現地までの状況も見た方がいい。二つの班に別れる(中リスク・中リターン)
3.誰かが一人で現地に行けば、ターミナルを使って合流できる(高リスク・高リターン)
4.(その他の自由な発言・行動 よほど無理がなければ採用)

ヨツバ「池袋の外にも何かあるかもしれません」

ヨツバ「二つの班に分かれ、別のルートから池袋を目指す……というのは?」

ヨナタン「コープスの時より離れることになる。分け方によるが、それなりのリスクが伴うな」

ワルター「っても、元々ヨツバは単独行動してたからな」

ワルター「それこそ、フリンとヨツバが同じ班でもなきゃ問題ねえだろう」

イザボー「では、どのようにメンバーを分けるの?」



多数決安価:何と答える? ↓1から2票先取(メンバーまで一致した場合のみ同選択肢として扱う)
1.ヨツバ班は三人(リスク・リターン低め。誰と組むのかも書くこと)
2.ヨツバ班は二人(リスク・リターン高め。誰と組むのかも書くこと)
3.(その他の自由な発言・行動 よほど無理がなければ採用)

ナバールはなんかもう色々な意味でダメです

ヨツバ「私とワルターの二人と、それ以外の三人に分かれましょう」

ワルター「お前と組むのはメデューサん時以来だな……なんだかあの時のことが随分昔に感じるぜ」

ヨナタン「まあ、組み合わせは特に問題ないだろう」

フリン「うん。後はルートだ」

フリン「昨晩ヨツバがマスターから受け取った地図は新宿を出て北東の飯田橋へ行き、大塚への地下道を通ることで川を通り抜けるルート」

フリン「こちらでは池袋には東側から入ることになる」

イザボー「他のルートとなると……仲魔を使って川を越えることになるかしら」

イザボー「その場合池袋には南側から入ることになるけれど……」

ヨナタン「地上のそこかしこに悪魔がいる以上、空を飛ぶのは危険だ」

ヨナタン「打ち落とされればただでは済むまい」

ワルター「でも他にどうしようもねえだろ」

フリン「一人が飛んでいる間もう一人が地上で見張る……というやり方ならいくらかマシにはなると思う」

フリン「危険には変わりないから、あまり気は進まないが……どうする?」



多数決安価:何と答える? ↓1から2票先取
1.ヨツバ班が川越えルートで向かう(リスク・リターンやや上昇)
2.フリン班が川越えルートで向かう(ヨツバ班が原作のルートで向かう)
3.(その他の自由な発言・行動 よほど無理がなければ採用)

ヨツバ「川を超えるルートには私たちが行きます。いいですか、ワルター」

ワルター「オレは構わんぜ」

フリン「そうか……僕たちが行こうと思っていたんだが、そう言うなら任せよう」

ヨナタン「互いに池袋までたどり着いたら連絡を取ろう」

ヨナタン「他に確認することはないな。出発だ」



地上でフリンたちの班と別れ、川のある北側へ向かう。
川までの距離はそう長くないが……



下一桁判定:新宿から川までの道のり・戦果 ↓1(レベルアップする場合、ステータスを振るのは川に着いてから)
1~5 悪魔を1グループ撃破(経験値+3)
6~7 悪魔を2グループ撃破(レベルアップ、経験値-5)
8~9 悪魔を3グループ撃破(レベルアップ、経験値-3、ワルター好感度+1)
0 入れ食い(レベルアップ、ワルター好感度+1)
ゾロ目 ??

下一桁判定:新宿から川までの道のり・内容 ↓2
1~3 悪魔との戦闘中、ピンチに陥る(不利な戦闘へ。勝利すると経験値獲得)
4~9 何事もなかった
0 ゲームコインを拾った
ゾロ目 ??

……
場所:地上 新宿北方


川を渡る時に襲われるだろうと予見していたが、川にたどり着く前に多くの悪魔に囲まれた。
一人では危なかっただろうが、今はワルターに背中を任せられる。


ワルター「おおおッ おらァ!」ブワッ バババァン

ヨモツシコメ「バハァァ」パパパシュッ


ワルターの振るう刀から赤い風が吹き、ヨモツシコメの口から無数の麻痺針が飛ぶ。
会心波と百麻痺針、いずれも複数の敵を相手取るのに有効なスキルだ。


ナイトストーカー「……!」ドサッ

モウリョウ「ウオォォオ……」ドサッ


東京の民を模した悪魔・外道ナイトストーカーが倒れ、
赤黒い人の顔のような悪魔・外道モウリョウが地面に落ちる。


ワルター「ハァ、ハァ……今のが最後か?手間取らせやがって」

ワルター「って、うおっ……」


こちらを振り返ったワルターが声を上げる。


ヨツバ「どうかしましたか?」フクマッカ

ワルター「血塗れ鴉、ね……」

ワルター「しかしそっちの方がたくさん悪魔を倒してるんじゃ、何だか女に守られてるみたいで気に入らねえな」

ワルター「オレももっと強くならねえと」


確かに六本木や湾岸に比べれば悪魔が弱いので、来たそばから倒していけたが……
ワルターたちとそれほど差があるのだろうか?


もうしばらく進むと、川が見えてきた。



レベルが1上がった!(現在レベル19、経験値6)
多数決安価:どのステータスを上げる?(1つ) ↓1から2票先取
力6……体が丈夫になる。物理攻撃の威力が上がる。
技0……感覚が鋭くなる。銃攻撃の威力が上がる。
速3……素早くなる。逃走成功率と追撃能力が上がる。
魔6……魅力的になる。魔法の威力が上がる。
運1/2……運がよくなる。ギリギリの勝負で勝ちやすくなる。
また、戦闘以外の判定時に使うとゾロ目になる。ゾロ目の時に使うと更にいい結果が得られる。(現在値)回まで使用できる。

info.>技+1!
Info.>ワルターの好感度+1!(4→5)


……
場所:地上 新宿北方 川縁(新宿側)


整備された道路に沿って歩くと、幅10メートルはあろうかという大きな川によって北へ続く道はふつと途絶えている。
湾岸なども顕著だが、東京を歩いていて時折見られる破壊の痕らしきものは何によるものなのだろうか……


ワルター「よし、ここをまっすぐ渡ればいいんだな?」

ヨツバ「ええ。向こう岸につけば池袋はすぐです」

ワルター「ここはオレから行かせてもらうぜ」


そう言ってガントレットを操作するワルター。


ワルター「……」

ワルター「…………」

ワルター「………………」

ヨツバ「……ワルター?」

ワルター「人を乗せて飛べそうな仲魔がいねえ……」

ヨツバ「……はぁ」

ヨツバ「まあ、あなたの仲魔でなければならないわけでもありませんから。私の仲魔をお貸ししましょう」

ワルター「すまねえ……」

ヨツバ「来なさい、ヴィゾフニル」SUMMON ヒュゴッ


私が召喚したのは霊鳥ウィゾフニル。金色に光り輝く雄鶏だ。
普通の鶏に比べて脚と翼が長く、空を飛ぶこともできる。
あまり大きくはないが、悪魔なのだから人一人くらい乗っても平気だろう。


ワルター「うおっまぶしっ」

ヴィゾフニル「話は全て聞かせていただいたよ。さあ遠慮なく私に乗るといい」

ワルター「そ、そんじゃ失礼……よっこいしょっと」


ヴィゾフニルが身をかがめ、ワルターが背中に乗る。


ヴィゾフニル「では我が召喚師、援護を頼むよ」

ヨツバ「ええ。ワルターをお願いします」

ヴィゾフニル「無論だ。ワルター君、しっかり掴まっていたまえ」バサッ

ワルター「う、うおおっ」


ワルターを乗せたヴィゾフニルが飛び立ち、北へ向かう。
そして間もなく、ヴィゾフニルの放つ光にいくつもの影が照らされる。
それは地上の悪魔たちだが、多くは空を飛ぶ悪魔だ。



……
戦闘ですが、ヨツバが充分に強いので簡易化できます。

多数決安価:戦闘を簡易化する? ↓1から2票先取
1.簡易化する(下一桁判定で結果を決定。戦闘中のゾロ目ボーナスがない代わり、戦果に必ず経験値+1。敗北しない)
2.簡易化しない(戦闘へ。通常通り、戦闘中にゾロ目が出れば経験値を得られる)
3.(その他自由なアイデア 面白ければ採用)

[戦闘]
VS
集団 川辺の襲撃者 HP42 速1
簡易戦闘(戦闘ルールではなく下一桁判定で結果を決定)

下一桁判定:戦闘の結果(現在経験値6)↓1
1~7 撃破(経験値+2+1)
8~9,0,ゾロ目 撃破(レベルアップ、経験値-6)

●経験値が10貯まるとレベルが上がるのか?
→一時期経験値が10を越えて貯まってたり。割と書いてる人の気分次第です。
 が、今のところ大体その認識で大丈夫です。
 レベルの価値自体曖昧ですが、ヨツバのレベル1=原作のレベル2くらい、敵のHPはレベル*1.5を基準にしてます

●デビサバとかどうよ?
→かなり良さげだけどプレイ当時の記憶が吹き飛んでてキャラもろくに覚えてない始末。
 あと実は1,2ともにリメイク版をやっていないのが致命的。
 一応、動画見ながらでよければやれないこともないかもしれません。
 好きなゲームは数あれどアクションゲームは死ぬほどこのシステムに合わないのが辛い。


直近の作品のDSJ、キャラも魅力的なんですけど舞台が辛い。一本道すぎるし組織とNPCがちょっとしか出てこない。
プレイヤーキャラをジャック部隊所属にする(最初からレッドスプライトと敵対関係)とか、もしくはオリジナル(=原作と変化をつけられる)要素濃くするとかしないとどうにも……
真Ⅲ辺りはもっと酷いかもしれない。

考えるほど真Ⅳの世界観はめちゃくちゃ恵まれてますね。キャラいっぱいいて組織とかの思惑もいっぱいあって。
デモニックジーンとかDLCクエストとかもおいしいですし。

info.>経験値+3!


髪が翼になっている少女型悪魔の凶鳥モー・ショボー、
網のような翼を持ち体色にグラデーションのかかった凶鳥チン、
それに妖魔コッパテング……数が多い。


ヨツバ「カワンチャ、バルドル、召喚」SUMMON

カワンチャ「……」ヒュゴッ カタカタカタ


どこかの民族衣装を着た、"一つ目"を持つ骸骨の悪魔、地霊カワンチャ。


バルドル「――我が光が道を作らん」ヒュゴッ


後頭部に銀の楕円板のついた、全身が銀色の悪魔、幻魔バルドル。


ヨツバ「ヴィゾフニルやワルターに当たっても問題ありません。本気で行きましょう」

ヨツバ「マハンマ!」シュシュシュッ

カワンチャ「……!」シュシュシュッ

バルドル「眼下を照らすは我が後光――」ポーズ

バルドル「現し世の民に洗礼を為し――」ポーズ

バルドル「伏魔を果てへ誘わん――」ポーズ

バルドル「――受けよ、マハンマ!!!」シュシュシュッ


私と二体の仲魔が無数の魔法の札を放ち、ワルターに近づく悪魔の群れがそれを浴びる。
悪魔ごとに破魔に対する耐性は違うが、効かないものはヴィゾフニルの他にいない。


コッパテング「うわっ!?くのっ、おああああ!!」ペタペタペタ シュウウウウ

チン「……!?」ペタ シュウウウウ

モー・ショボー「きゃあっ!?もー、サイアク……」ペタペタペタ シュウウウウ


悪魔たちはこちらからは遠く、反撃もできず消滅していく。
数が減って来るとヴィゾフニルが悪魔の群れを突破し、川の向こう岸にワルターを降ろす。
チャンスを逃したと知るや残りの悪魔たちは散っていき、川の周囲は静かになった。
……ワルターがこちらに手を振っている。

次は私の番だ。
ガントレットを操作してヴィゾフニルをストックに戻し、もう一度召喚。
そして背中に乗る。


ヴィゾフニル「ヨツバ君。私に遠慮せず、くれぐれもしっかり掴まっていたまえよ」

ヨツバ「はい。お願いします」


ヴィゾフニルが飛び立ち、川の上空へ。
すると再び悪魔たちが群がって来た。



下一桁判定:ワルターの援護 ↓1
1~3 悪魔の数を充分に減らせなかった。ヨツバの死亡判定へ
4~9,0 成功。無事に川を渡り切る
ゾロ目 ??

ワルター「来やがったな……」グッ

ワルターがバズーカの引き金に指をかけ、引く。
ヴィゾフニルに殺到する悪魔の群れの一部を巻き込んで爆発したその弾頭はサラマン弾。
新宿の密売書で売られている火炎属性の弾薬だ。

火炎属性を弱点とするモー・ショボーたちはそれを見ても逃げていかない。
他の悪魔が盾になると思っているのだろう。

ワルター「引いちゃくれねえか……こっからは地道に数を減らすしかねえ」ポイッ ガチャッ

バズーカからライフル(サラマン弾装填)に持ち替え、狙いをつけるワルター。

ワルター「ジャックランタン、イヌガミ、カラステング。光ってる奴には当てんなよ」

ジャックランタン「ちょろいもんだホ」

イヌガミ「オレサマ、ハシッコ、ネラウ」

胴の長い犬の悪魔、魔獣イヌガミ。

カラステング「こちらは一方的に撃てるのだ。外しなどせぬ」

黒衣(くろご、黒子の服)を着た黒翼の悪魔、妖魔カラステング。

ワルター「よし、撃て!」カチッ ドウッ

ジャックランタン「アギラオー!」ゴゥ

カラステング「はっ、アギラオ!」ゴゥ

イヌガミ「バゥオオオオ!!」ボォオオ


火炎の弾丸、魔法、吐息(ファイアブレス)が悪魔の群れへ向かう。


モー・ショボーA「ぎゃあっ!」ジュッ

モー・ショボーB「そこどきなさ……ああっ!」ジュッ

コッパテング「熱熱熱熱ッ」ジュウウッ


焼かれた悪魔たちは死ななかったとしても自分の位置を維持できず、
ふらふらとヴィゾフニルから離れていく。

そしてワルターの時と同様にヴィゾフニルが無事に池袋側の川辺に着き、
悪魔たちは引いていった。


ヨツバ「ありがとうございます、ワルター」

ワルター「いやあ、こっちこそ。まさか容赦なくぶっ放してくるとは思わなかったが」

ワルター「いい勉強になったぜ。悪魔の相性は活かさにゃあな」

ワルター「……そんで、池袋へ行く前にちっと休憩させてくれ」

ワルター「空を飛ぶってのは慣れてねえとしんどいもんでな……」

ヨツバ「ええ、そうですね……」


空を飛ぶ悪魔の背に乗り、周囲からは悪魔が襲い来る。
疲れて当然だった。



下一桁判定:川から池袋までの道のり・戦果 ↓1(レベルアップする場合、ステータスを振るのは川に着いてから)
1~5 悪魔を1グループ撃破(経験値+3)
6~7 悪魔を2グループ撃破(レベルアップ、経験値-5)
8~9 悪魔を3グループ撃破(レベルアップ、経験値-3)
0 入れ食い(レベルアップ、ワルター好感度+1)
ゾロ目 ??

下一桁判定:川から池袋までの道のり・内容 ↓2
1~3 悪魔との戦闘中、ピンチに陥る(不利な戦闘へ。勝利すると経験値獲得)
4~9 何事もなかった
0 ゲームコインを拾った
ゾロ目 ??

むしろ半年も音沙汰なければ忘れて当然ですね……
というか自分も話の流れ忘れてておかしなことやってます。
タヤマの命令は「新宿の連中の様子見、もし苦労してるなら手伝い」なのに最初から討伐に参加する流れにしてしまいました……

新宿でエンカウントするまでの間、フリンたちはサブクエストもやってました
セイオウボ討伐後の流れによってはそんな感じに戻ります

経験値を足し忘れてました。>>708の決定分結果込でLv19EXP12です



ゾロ目内容多数決 ↓1から2票先取
1.レベル+2、経験値-10、宝石を拾う
2.オリジナルクエスト(>>538の2~6)から一つを選んで開始する
3.ゲームコインを1枚拾う、経験値+3
4.(その他の自由な要求 面白ければ採用)

info.>ヨツバのレベルが2上がった!


……
場所:池袋エリア 南側


ワルター「チッ、どけ!」ブワァ ババンッ

ワルター「マハラギ!」ブワッ

ジャックランタン「ゴートゥーヘル!」ブワッ

ヨツバ「はああっ!ジャベリンレイン!」シュッ ドカカカッ

バルドル「受けよ!我が光の洗礼!」ポーズ シュシュシュッ


川を渡って地上を北上し始めると、また悪魔たちが現れた。


凶鳥チン「フシャァァァ……」シュー


私たちが陸にいる悪魔への対処に迫られている間、
上空から毒ガスを撒くことに徹するチンが一体いた。


ワルター「また毒ガスか!……ぐっ」スチャ

東京の各地で売られている解毒剤・ディスポイズンをワルターが取り出す。

ワルター「このままじゃジリ貧だッ ヨツバ、上はお前に任せる!」

ヨツバ「いえ、銃の扱いならあなたの方が――」

バルドル「御御足拝借」ガシッ

ヨツバ「!?」

バルドル「ヨツバ、お前は私たちの光になるのだ!」ブンッ


バルドルが私をチンに向けて投げ飛ばす。
悪魔の膂力では人間一人を鳥にぶつけることは容易であり、今それが成されようとしていた。

ヨツバ(くっ……!)グッ スチャッ

チン「! フシャァァァ」シュー


空中でチンに狙いを定め、右手で刀を逆手に持ち替える。
チンは飛来する私に気付き、毒ガスを吐き出す。
目くらましのつもりでもあるのだろうが……


ヨツバ「ザンマ!」ヒュゴッ


それに対し、私は空いた左手から緑色の旋風を放つ。
毒ガスは渦を描いて霧散し、チンの姿が再び現れる。


ヨツバ「絶!」ブゥン
チン「グェ」ズバァッ


私は絶命剣を打ち込み、首を刎ねた。

しかし、この高さでは流石に無事には着地できないのではなかろうか?

半ば呆けつつ地面の方を見ると、ワルターが私の方を見ていた。


ワルター「うぐっ」ドッ


まっすぐ落ちて来た私を、ワルターが両腕で受け止めた。


ワルター「う、腕の感覚が……早く降りてくれッ」プルプル

ヨツバ「す、すみません」

ワルター「痛ってえ……」


私が着地(?)するまでの間に、地上にいた悪魔はいなくなっていた。
ワルターたちが倒すか追い払うかしたのだろう。


ワルター「しかし、池袋に着くまでこの調子なのか?」

ワルター「セイオウボとやらを見つける前にバテちまいそうだ」

ヨツバ「流石にそんなことはないと思いたいところですが……」

ヨツバ「言い切れませんね」

ワルター「勘弁してくれよ……」



多数決安価:どのステータスを上げる?(力~運から2回選択) ↓1~2
[ステータス] レベル19→21 経験値12→2
力6……体が丈夫になる。物理攻撃の威力が上がる。
技1……感覚が鋭くなる。銃攻撃の威力が上がる。
速3……素早くなる。逃走成功率と追撃能力が上がる。
魔6……魅力的になる。魔法の威力が上がる。
運1/2……運がよくなる。ギリギリの勝負で勝ちやすくなる。
また、戦闘以外の判定時に使うとゾロ目になる。ゾロ目の時に使うと更にいい結果が得られる。(現在値)回まで使用できる。

info.>魔+2!
info.>地霊の護符がなくなった!


……
場所:池袋 サンショイン前交差点 南側
時:川を越えてからおよそ一時間後



ヨツバ「これは……」


進むに連れて見えてきた、池袋の地上を囲む赤い壁のようなもの。
近づいてみるとそれは炎の壁だった。


ワルター「でもちっとも暖かくねーぞ?どれどれ」スッ

ヨツバ「ワルター!?」


ワルターが炎に向かってゆっくりと手を伸ばす。
しかしその手は炎の壁に触れ、止まった。
炎はワルターの手を焼き焦がす様子もなく、ただ揺らめいている。


ワルター「な……なんだこりゃ?」ペタペタ

ワルター「見かけはただの炎なのに、触ると見えない壁があるみてーになってやがる」トントン

ヨツバ「なるほど、話に聞く幻術とはこのことでしょうか」

ワルター「だろうな。ほれ、さっさとやってくれ」ベシッ

ワルター「安全な場所を探してフリンたちに連絡したいしな」


ワルターに促され、私は地霊の護符を取り出す。
それを炎に近づけてみると、ガラスが割れるような音と共に炎の壁は跡形もなく消え、
地霊の護符はひとりでに燃えて消えてしまった。


ワルター「よっしゃ、これでオレたちが池袋一番乗りだ!」


私たちは池袋に足を踏み入れた。

……
場所:池袋 サンショイン前交差点


ワルター「中に入ったはいいが……」

ワルター「地下街に続いていそうな入り口はねえみたいだな」

ヨツバ「瓦礫の山を越えて探しに行くのは更にリスクを伴いますね」

バロウズ「マスター、フリン様から通信よ」

ヨツバ「……えっ?」

ワルター「何かトラブルか?しょうがねえ、心許ないがそこの陰に行くぞ」


柵の陰へ移動し、通信を受け取る。


フリン「無事に池袋の中に入れたようだね」

ヨツバ「なぜわかるのですか?」

ヨナタン「今僕らは君たちの真上にいるからね。こちらにも炎の壁があって進めなかったんだが……」

ヨナタン「ヨツバが使った地霊の護符の力では、そちら付近の壁を消すので精一杯だったらしい」

ワルター「それじゃあこっちに来られねえじゃねえか」

フリン「こちらにいたガイア教団の者たちに話を聞いてみたところ」

フリン「池袋一帯にある炎の壁を全て失くすには、術者のセイオウボを倒す必要があるらしい」

ワルター「なるほど。で、そいつらは今どうしてんの?」

イザボー「"セイオウボは我々が倒す"と言って、そちらに向かったわ」

ワルター「向かったって……こっちに回り込めるような道、地図には載ってなかったろ?」

フリン「ヨツバとワルターが川を渡ったのと同様、強引な手で回り込むつもりなんだと思う」

フリン「危険だし、時間もかかるだろうけど……」

イザボー「私たちも彼らの後についてそちらへ向かうつもりよ」

ワルター「いきなり話がややこしくなってきたな……」

ワルター「ヨツバ、どうする?オレたちも引き返して回り道の方に向かうか?」



多数決安価:何と答える? ↓1から2票先取
1.ガイア教団とフリン班の手助けをする(原作の流れに)
2.このままセイオウボを探す(ガイア教団とフリン班は遅れて到着する。セイオウボの結界へ)
3.(その他の自由な発言・行動 よほど無理がなければ採用)

ヨツバ「ガイア教団とやらも無策ではないでしょう」

ヨツバ「わざわざ私たちが手助けする必要はありません」

ヨツバ「私たちはこのまま直接セイオウボの許へ向かいます」

ヨツバ「構いませんね、ワルター」

ワルター「ああ、別にいいぜ」

ヨナタン「わかった。こちらもなるべく早くそちらへ向かうよ」

フリン「それじゃ」


フリンが通信を切る。


ワルター「ってもな……入り口らしい入り口はそこしかねえんだよな」

ワルター「どうだバロウズ?あの建物」

ワルターのバロウズ「悪魔の結界反応あり。多分あそこじゃないかしら」

ヨツバ「では入りましょう」


ワルター「しっかし、外の道どころか街の中まで毒の沼があるとは……」

ワルター「建物が目の前にあるのに回ってかなきゃならんのは面倒だな」


南砂町よりは幾分かマシな辺り、人がいなくなるとこうなるのだろうか?

……
場所:サンショイン60 セイオウボの結界 内部


結界に入ってすぐ、扉が目に入る。


ワルター「出口の扉……か?」


ワルターがそう言うと、扉の向こうから声がする。


男の声「誰かいるのかい?……あぁそうか」

男の声「あんたも逆にハントされちまったんだね」

男の声「人喰いの街・池袋へようこそ」


口ぶりからすると、人外ハンターの者だろうか。


ワルター「なんだ?」

ヨツバ「人のいる部屋、のようですね」


ワルターが扉に触れるが、開かない。


男の声「二人か?まあ、何人集めて、どうやったって……セイオウボには敵わんさ」

男の声「お互い、ハンターの末路ってわけだ」

ワルター「……牢屋か。てことは」

ヨツバ「結界の出口が存在しないわけではなさそうですね」


扉を自由に開け閉めできないようにしたのは結界の外へ出る恐れがあるからだろう。
といっても、結界内の他の悪魔をやり過ごせればの話だが。


ワルター「悪いが、オレはむざむざ捕まったあんたらとは違う」

ワルター「きっちりセイオウボを仕留めて、池袋での用事を済ませてやるさ」



下一桁判定:結界内部の道のり・戦果 ↓1
(ヨツバが充分に強いので戦闘省略。レベルアップする場合後ほど)
(ガイア教団進行度が100%になるとガイア教団が追いつく。この判定は1/4回目)
1 道に迷う(ガイア教団進行度+30%)
2~5 悪魔を撃破(経験値+1、ガイア教団進行度+20%)
6~9 悪魔を素早く撃破(経験値+1、ガイア教団進行度+15%)
0 悪魔を瞬殺(経験値+2、ガイア教団が池袋まで5%進む)
ゾロ目 ??

info.>経験値+1!


いくらかの悪魔を危なげなく倒しつつ、結界内部を進む。

二つ目の扉を見つけて触れてみるが、開かない。

こちらの気配に気付いたのだろうか、扉の向こうから声が聞こえてきた。


男の声「……こんなはずじゃなかったんだ……」

男の声「阿修羅会を追い出してくれるって言うから、セイオウボに協力したってのによ……」

男の声「俺ら人間のこと好きに喰うのに阿修羅会がジャマなだけだったなんて……」

男の声「阿修羅会だって悪いんだ、自分たちの重要性を宣伝しないからッ」


口ぶりからすると、池袋の地下街に住んでいた民だろうか。


ヨツバ「馬鹿なことを……」

ヨツバ「なぜ地下街で悪魔に襲われずに暮らせていたのか、知らなかったのですか?」

男の声「そんなの、人外ハンターたちがやってくれてたんだと思ってたんだよ!」

ヨツバ「人手不足の人外ハンターたちが必死に悪魔を倒したところで、各地の地下街を守り切ることは現実的ではありません」

男の声「う、うるさい!そんなことより、助けてくれ!」

男の声「入って来られたんなら、出口もあるんだろ!?」

ワルター「ずいぶん元気なヤツだな……」

ワルター「お気の毒だが、この扉が開かないもんでね。助けてはやれねえよ」

ワルター「ま、結界が消えるまでそこで大人しくしてるこったな」



下一桁判定:結界内部の道のり・戦果 ↓1
(ヨツバが充分に強いので戦闘省略。レベルアップする場合後ほど)
(現在のガイア教団進行度は15%、判定は2/4回目)
1 道に迷う(ガイア教団進行度+30%)
2~5 悪魔を撃破(経験値+1、ガイア教団進行度+20%)
6~9 悪魔を素早く撃破(経験値+1、ガイア教団進行度+15%)
0 悪魔を瞬殺(経験値+2、ガイア教団が池袋まで5%進む)
ゾロ目 ??

info.>経験値+2!


悪魔をさらに倒し、結界内部を進む。

三つ目の扉を見つけたが、これも開かない。


女の声「誰かいるの……? ヒマだから話相手になってよぉ」

女の声「アタシ一応、そういうののプロだから……」

女の声「……やれ"一晩付き合え"だとか、阿修羅会も最悪は最悪なんだけどさ……」

女の声「でも、殺さないだけマシじゃない? 悪魔はね……喰べちゃうのよ……?」

女の声「みんな、変革とかそういう言葉好きなのはわかるけどさ……」

女の声「妙な正義感を振りかざして、ホント余計なことをしてくれたわよねッ」


この者も、かつての池袋の民なのだろう。
……しかし、阿修羅会はそんなことを?


ワルター「だが、あんたはそいつらを止めもしなければ、他の地下街に行こうともしなかったんじゃないのか?」

ワルター「こんなところに押し込められて気が気じゃないんだろうが、何もしなかったあんたにそんなことを言う資格があるのか?」

ワルター「今でも全部阿修羅会のせいにしてるヤツの方が、まださっぱりしてるぜ」

女の声「……なによ、つまんないの」

ワルター「じき外に出られる。そしたら後はあんたの好きにしたらいいさ」



下一桁判定:結界内部の道のり・戦果 ↓1
(ヨツバが充分に強いので戦闘省略。レベルアップする場合後ほど)
(現在のガイア教団進行度は20%、判定は3/4回目)
1 道に迷う(ガイア教団進行度+30%)
2~5 悪魔を撃破(経験値+1、ガイア教団進行度+20%)
6~9 悪魔を素早く撃破(経験値+1、ガイア教団進行度+15%)
0 悪魔を瞬殺(経験値+2、ガイア教団が池袋まで5%進む)
ゾロ目 ??

info.>経験値+1!


四つ目の扉を見つけたが、これも開かない。


訛のある男の声「……なに聞き耳たててやがる。下っ端の悪魔が暇つぶしにでも来たか?」


この訛り方からして、阿修羅会の者だろうか。


訛のある男の声「おら、さっさとみんな喰っちまえよぉ。この街の奴らは自業自得なんだから」

訛のある男の声「俺ら阿修羅会が東京の秩序を維持すんのに、どんだけ苦労してきたか知りもしねぇ」

訛のある男の声「あんたらの胃袋の中で後悔させてやんなよぉ」

ワルター「セイオウボならオレたちが倒してやる。諦めるにはまだ早いぜおっさん」

訛のある男の声「なに?……お前ら、ハンターか?」

訛のある男の声「悪いことは言わねぇ、引き返せ。あいつは正真正銘のバケモンだ」

訛のある男の声「俺らだけじゃねえ、雇ったハンターたちもまるで歯が立たなかったんだぞ」

訛のある男の声「捕まる前にこの結界を抜けて、とっとと帰れ。命が惜しけりゃな」

ワルター「白けること言いやがって……」

ワルター「へっ、後で吠え面かくんじゃねえぞ」



下一桁判定:結界内部の道のり・戦果 ↓1
(ヨツバが充分に強いので戦闘省略。レベルアップする場合後ほど)
(現在のガイア教団進行度は40%、判定は4/4回目)
1 道に迷う(ガイア教団進行度+30%)
2~5 悪魔を撃破(経験値+1、ガイア教団進行度+20%)
6~9 悪魔を素早く撃破(経験値+1、ガイア教団進行度+15%)
0 悪魔を瞬殺(経験値+2、ガイア教団が池袋まで5%進む)
ゾロ目 ??

info.>経験値+1!


……
時:四つ目の扉を見つけてから、約20分後


ワルター「あれで五つ目か……だが」


雲に乗った、青い牛……聖獣セイギュウカイ。
五つ目の扉の前にいる二体のセイギュウカイが静かにこちらを見ている。


ワルター「あんなのがいるってこた、どうやらビンゴってわけらしいな」

ワルターのバロウズ「強力な悪魔が二体。油断は禁物よ、マスター」

ワルター「わーってるよ。頼りにしてるぜ、ヨツバ」チャキ

ヨツバ「はい」チャキ

ワルター「ここまで歩き回らせてくれた礼をしてやらぁ!」



[戦闘]
VS
聖獣 セイギュウカイ(二体) HP56(→44) 速3
1/6魔法耐性(下一桁が3~4かつ弱点発見条件を満たさない時の属性魔法攻撃はダメージ0。弱点発見以降は適用されない)
1/6魔法無効(下一桁が1~2かつ弱点発見条件を満たさない時の属性魔法攻撃はダメージ0。弱点発見以降は適用されない)

戦闘時間5レス

・勝利時、経験値+5
・敗北時、死亡
・逃走成功時、ガイア教団到着
・ワルターがいるためHP-10(括弧内に適用済み)

ステータス、戦闘ルール:>>252

選択安価:戦闘行動 ↓5まで(追撃時+1)
1.物理攻撃
2.銃攻撃
3.属性魔法攻撃
4.逃走

あ、1/6魔法耐性の文章間違ってます

1/6魔法耐性(下一桁が3~4かつ弱点発見条件を満たさない時の属性魔法攻撃はダメージ半減・小数切捨。弱点発見以降は適用されない)

こうですね。

Info.>弱点発見!
Info.>{(8+4)+(8+2)+(8+2)+...}>(56-2-10-16)=28 戦闘に勝利!
Info.>経験値+4!(8→12)


ワルター「おらおらーッ!」タタタタタタ

ジャックランタン「ヒホー!」ゴゥ

ヨツバ「ジオンガ!」バヂヂィ


狭い通路の中、銃弾と魔法が一方的にセイギュウカイたちを傷つけていく。


セイギュウカイA「ブモォォーーッ!」グワッ バシュゥウウウ

セイギュウカイB「モォォォッ!」グワッ バシュゥウウウ


攻撃を受けたセイギュウカイが怒り、その場で頭を突き出す。
すると黄色い風……いや津波のようなものが通路いっぱいに広がる。
スピードこそそれほどないが、それは床や壁や天井を削り取りながらこちらへ進む。


ワルター「こんなんアリかッ!?」


私の仲魔である程度の体躯のある悪魔……


ヨツバ「っ、バルドル!」タッ

バルドル「光あれぇええええ!!!」グチャッ


ワルターに近づき、バルドルを盾にすることで津波をやり過ごす。
それに触れたバルドルは踏まれた紙箱のように潰れる。


ワルター「くっそー!」タタタタタタ

ヨツバ「ガルーラ!」ヒュゴッ

セイギュウカイA「ブグッ」ベシャッ


潰れたバルドルの陰から銃撃と魔法を飛ばす。
すると思いがけず、緑色の風はセイギュウカイの雲の一部を散らした。
セイギュウカイはバランスを崩して地面に落ちる。


ヨツバ「! ガルーラ!!」ヒュゴッ

セイギュウカイB「ブモッ」ベシャッ

ワルター「でかしたッ ここで仕留めてやる!」ダッ

ジャックランタン「アギラオー!」ゴゥ

ヨツバ「ガルーラ!ガルーラ!」ヒュゴヒュゴッ


通路の端を駆けていくワルターを避け、魔法を撃ち込む。


ワルター「食らいやがれぇぇ!」ブンッ ババンッ


ワルターが振り下ろした刀から放たれた会心波が、
二体のセイギュウカイの胴体を深く抉る。


ワルター「ッ」チャキッ


ワルターがセイギュウカイに向けて銃を構えるが、セイギュウカイは動かない。
どうやら、絶命したようだ。

ワルター「ふぅ。あの光の津波にはちと焦ったが、こんなもんか」

ワルター「さあ行こうぜヨツバ、次はセイオウボをこうしてやる」


ワルターが扉に触れると、それは他の結界で見てきた扉のように開いた。



……
場所:サンショイン60 セイオウボの結界 最奥部


羽扇を持ち、きらびやかな服に身を包んだ女性の姿をした悪魔がいる。


悪魔「……ん?なんじゃ?先程食事は済ませたばかりというに」

悪魔「まあよい。この街の民は意思が弱いせいか、薄味で喰いごたえがないからのぅ」

悪魔「うぬらまとめて……このセイオウボが喰ろうてくれるわ!」


この悪魔が地母神セイオウボか。


ワルター「やれるもんならやってみやがれ」

ワルター「オレたちサムライは、その辺のやつらとはひと味もふた味も違うぜ!」

セイオウボ「人間どもよ、抗うだけ無駄じゃ」

セイオウボ「うぬらでは……わらわに傷もろくに付けられぬぞえ」



[戦闘]
VS
地母神 セイオウボ HP119(→116) 速8
物理耐性(物理攻撃で受けるダメージを半減、小数切捨)
1/3魔法無効(下一桁が1~4かつ弱点発見条件を満たさない時の属性魔法攻撃はダメージなし。弱点発見以降は適用されない)

戦闘時間5レス

・勝利時経験値+46
・敗北時イベント(+ヨツバ死亡判定)
・コンマや速に関係なく逃走は必ず成功
・逃走成功時、ガイア教団到着(フリン班も到着し原作の展開へ)
・ワルターがいるためHP-1(括弧内適用済み)

ステータス、戦闘ルール:>>252

選択安価:戦闘行動 ↓5まで(追撃時+1)
1.物理攻撃
2.銃攻撃
3.属性魔法攻撃
4.逃走

下一桁判定:逃走の前に…… ↓1
1~9 (何もなし)
0 あれは誰だ?
ゾロ目 死の予感

反応見てるとちょっと原作知識前提にしすぎた様子……
あれの存在忘れられてそうですし今回はちょっとだけテコ入れします
このレスのコンマ下一桁で内容決定

1~5 あれって何だよ
6~9 やり直し
0,ゾロ目 [ピーーー]ヨツバ!!

二回もゾロ目出されるとそっちのレスを使いたくなりますが曲げません
というわけであれの話を


多数決安価:運を使う?(残り使用回数1/2) ↓1から2票先取
1.使う
2.使わない

>>1から全部読んでてなおわからない場合は何がわからないのかわかりませんが、
難易度上げすぎたかなと思ったのでちょっとテコ入れをしています
>>760で2が出たので運の存在をアピールしてます
(他の項目の効果はセイオウボ終わってからevernoteの下の方にでも公開します)

Info.>運の残り回数が0になった!


剣撃。銃撃。火炎、氷結、電撃、疾風……
私たちはセイオウボにあらゆる攻撃を加えるが……効かない。
いや、これは効かないというよりは……


ワルター「どうなってやがる!?まるで攻撃が通らねえぞッ」

ヨツバ「池袋の炎の壁……あれと同様の妖術を身にまとっているのかもしれません」

ヨツバ「攻撃が"効いていない"のではなく、セイオウボの体まで"届いていない"……ッ」


牢にいた者たちの言う通り、今の私たちでは手も足も出ない。
地霊の護符さえあればまだ可能性があったが、こうなれば逃げるしかないだろう。


セイオウボ「言(ゆ)うたであろう、抗うだけ無駄じゃと……」

ヨツバ「ワルター、ここは――」
セイオウボ「大人しくわらわに喰われ――」


私が口を開き、セイオウボがこちらを向いた瞬間、死を直感した。
そしてセイオウボの姿が視界から消える。


ヨツバ「……!?」


いや、セイオウボだけではない。
ワルターの姿も結界の景色も消え失せ、見渡す限りに暗闇が広がる。


これは一体……?

――セイオウボの方からガラスが割れるような音がした。


ワルター「やっぱり効いた!これで攻撃が通るはずだ!」

セイオウボ「忌々しき土地神の護符……馬鹿な、どこでそれをッ」

セイオウボ「ええい構わぬわ、結界などなくとも人間どもなどわらわの敵ではないわ!」


ヨツバ「……!?」


あの暗闇は気がつけば元の風景に戻り、私とワルターはセイオウボに相対している。
セイオウボは怒りを顕に私を睨みつけている。


ワルター「どうしたヨツバ、早く攻撃しろ!!」

ヨツバ「……は、はい!」


何がどうなったのかわからないまま、動揺する気持ちを抑える。
セイオウボを倒さなければならない。その気持ちを改めて、私は再び戦闘を開始した。



[戦闘]
VS
地母神 セイオウボ(バリア破壊) HP79(→67) 速8
1/3魔法無効(下一桁が1~4かつ弱点発見条件を満たさない時の属性魔法攻撃はダメージなし。弱点発見以降は適用されない)

戦闘時間5レス

・勝利時経験値+23、経験値精算(所持経験値を消費してレベルアップ)
・敗北時イベント(低確率でヨツバ死亡、生存した場合続けてセイオウボと戦闘)
・速に関係なく逃走は必ず成功
・逃走成功時、ガイア教団到着
・ワルターがいるためHP-10(括弧内適用済み)

ステータス、戦闘ルール:>>252

選択安価:戦闘行動 ↓5まで(追撃時+1)
1.物理攻撃
2.銃攻撃
3.属性魔法攻撃
4.逃走

属性魔法攻撃の威力が魔じゃなくて魔+1なのを忘れてました。
セイギュウカイ戦はダメージ計算が間違っています。

[セイオウボ(バリア破壊)戦]※同じセイオウボ相手なので弱点発見までの回数を引き継ぎ
セイオウボHP:79-(ワルター10+運2+弱点発見16)=51
5レス分:(9+2+弱点発見)+(9+2)+(9+2)+(物理ミス+2)+(7+2)=44
残りHPが速*3=15を下回るので追撃:(物理スカ+2)=2
残りHP:51-44-2=5
その他:ゾロ目で経験値+1

以上で敗北ですが、これも負けイベなので別に致命的ではありません。ストーリー進行度に対してヨツバが強すぎるだけです。
今日の続きはちょっと怪しいです。
ちょっとグダグダしてすみませんでした。

追撃ラインは速(3)*5=15の間違いです。
今日はだめだ……

●運の使用回数は回復するのか?
回復しません。使用回数を増やすには運のパラメータを上げるしかありません。
使っても運が下がるわけではなく、使用回数を0まで減らしても敵のHPへの補正は働きます。

ちょっと吟遊じみたことをしてしまったなと反省しております。重ね重ねすみません。

ヨツバ「ザンマ!」ヒュゴッ

ワルター「こいつも……食らいやがれ!」ジャコッ シュオッ ドバンッ

セイオウボ「ええい、鬱陶しい!」グググ


衝撃属性の魔法・ザンマと、
衝撃属性の弾薬・シルフショットを装填したバズーカ。
それらの攻撃を連続で受けた時、セイオウボの動きは一瞬止まる。
妖術で守りを固めていた時は弱点のあるような反応は見られなかったが、
今のセイオウボにはこれが効くようだ。


ワルター「行けるぞ!このまま押し切れば……ぐっ」ポロッ カランッ


次弾を装填しようとしたワルターがそれを取り落とす。


ヨツバ「ワルター!」

ワルター(ちくしょう、こんな時に)

ワルター(目が霞んで来やがった……血を流しすぎたかッ)


妖術を破るより前、不利な戦いを続けて着実に消耗していたことがここで響いた。


バロウズ「マスター、敵の反応増大中よ。マズいかも」

ヨツバ「!?」バッ

セイオウボ「気付いたようじゃが、一手も二手も遅いわ」ブワッ


指先が鉤爪のようになった、獰猛さを顕にした桃色の手が、
セイオウボの背中から十本も二十本も伸び、
自身の周囲を引っ掻き回す。

その内一本がヴィゾフニルを捉えると首根っこを掴み、
セイオウボの許へと運んでいく。


ヴィゾフニル「まずいっ、ジオンガ!」バヂヂィ


ヴィゾフニルの放つ電撃にひるむ様子も全くないまま、
セイオウボは口を大きく開き、そしてヴィゾフニルに向かってかじるような仕草をした。
するとヴィゾフニルの姿は消え、セイオウボの口元から血が滴った。


ヨツバ「喰らった……!?」


これまでの攻撃でつけてきたセイオウボの傷が一つ、また一つと塞がっていく。
ヴィゾフニルを喰らったそばから、己の活力に換えているのか。
私はその様を直視し、一瞬足を止めた。

私たちが強力な悪魔と戦う時、敵の一瞬の隙は攻撃のチャンスだが、
逆に私たちが一瞬でも隙を晒したならば、死んだとしても不思議ではないこと。

桃色の手の内一本が私の胴を掴んだ。
強引引き寄せられ、腕や脚が逆方向に引っ張られる。


セイオウボ「汚れているのが気に入らぬが、まずはお主から喰ろうてやろう」


セイオウボが口を開き、そして閉じた。



下一桁判定:女王の虐食が直撃 ↓1
1~2 ヨツバ死亡(あの世へ)
3~6 噛み砕かれた(続けて戦闘。難易度低下)
7~9 丸呑みされた(続けて戦闘。難易度大きめに低下)
0 一寸法師(戦闘終了)
ゾロ目 ??

こういうのは話を書くより遥かに労力が少ないです。
遅筆すぎるだけかもしれない。

●レベルがおかしい
確かに19→20でのパラメータ割り振りが行われていませんね……
セイオウボ戦後に精算します。

●好感度がおかしい
数えてみました。

実際の値(evernoteの値-実際の値)
フリン5(-1)
イサカル4(-1)
ワルター8(-3)
ヨナタン5(-2)
イザボー5(-3)
他はそのまま

これはひどい……
evernoteを修正しました。


ご報告いただきありがとうございます。
特になにもお返しできませんが……

よくよく考えたらレベル1の差で今回セイオウボを倒せていた場合がありますね……
これはよくない。アンケートを取ります。


多数決安価:どれを適用する? ↓1から2票先取
1.過去のレベルアップ分で魔+1、>>787の判定結果を0に変更
2.何もしない(過去のレベルアップ分は別途精算)

焼かれるような、やすりをかけられるような、全身の痛みが私を苛む。

周辺は油のようなもので満たされているようで、体が思うように動かせない。
声も出せず、何も聞こえない。
目も痛くて開けていられないので、どのような景色が広がっているかはわからない。
開けてみても何かが見えるとは限らないが……

見当がつくのは、(どうやって収まっているのかはわからないが)ここがセイオウボの胃袋か何かの中だろうということくらいだ。

喰らわれる前から固く握りしめていた刀がそのまま私の手の中にあることは幸いだった。意識もはっきりしている。
私がここで死ぬとするならば、一人で戦うことになってしまったワルターのためにできることは一つ。


少しでもセイオウボの力を削ぐため、一秒でも多くあがくことだ。


手に力を込めてみると、確かな手応えがあった。見て確認することはできないが、刀身が白い光を纏っているはず。

流体の抵抗を受けながら、私は命を燃やし尽くすつもりで力を込め続け、刀を振り回す。
狙うべきものもないまま、魔法を撒き散らす。
痛みが強すぎて私は知覚できないが、これでセイオウボに幾分かのダメージを与えられるはずだ。



……



突如として私の体は宙に放り出された。
全身の痛みはかき消え、空気に触れた肌が冷やされる。

私は死んだのか?


ヨツバ「……」ストッ


どうにか着地して目を開くと、そこは悪魔の結界の内部だった。
息を吹き返した私の感覚が、お前はまだ生きていると伝えて来る。

痛みで麻痺した体をゆっくりと動かして周囲を確認すると、
目を見開いて呆然とするワルターの姿があり、
仰向けに倒れ、腹部に破裂したかのような穴が空いた、セイオウボの姿があった。
セイオウボにはもう、戦うだけの力は残されていないように見える。


ワルター「……」


セイオウボ「な……何ということじゃ……」

セイオウボ「よもや……喰ろうた人間に……殺されるとは……」


……意識が朦朧としてきた。



多数決安価:ヨツバは気を失う前に何をする? ↓1から2票先取
1."トドメを刺せ"と言う(セイオウボ死亡)
2."失せろ"と言う(セイオウボ逃走。次回敵対時バリア復活、終盤であれば更に強化)
3.(その他の自由な発言・行動 よほど無理がなければ採用)

Info.>魔+1!
Info.>経験値+23!
Info.>経験値30消費してレベル+3!


ヨツバ「……ワルター、トドメを……」


私の意識はそこで途切れた。



多数決安価:どのステータスを上げる?(力~運から3回選択) ↓1~3
[ステータス] レベル19→21 経験値12→2
力6……体が丈夫になる。物理攻撃の威力が上がる。
技1……感覚が鋭くなる。銃攻撃の威力が上がる。
速3……素早くなる。逃走成功率と追撃能力が上がる。
魔9……魅力的になる。魔法の威力が上がる。
運0/2……運がよくなる。ギリギリの勝負で勝ちやすくなる。上昇時、分子と分母が1増える。
また、戦闘以外の判定時に使うとゾロ目になる。ゾロ目の時に使うと更にいい結果が得られる。(分子)回使用できる。

ヨツバの一寸法師行為によって、ワルターがガイア教団のあがきに衝撃を受けるシーンがなくなってしまった。
そしていつの間にか8まで上がっていた好感度。
本当にヨツバはロウの子なのだろうか?父親は本当は修道士ではなく修験者なのではないか?マナブは訝しんだ

今夜はここまでですが、evernoteの方のステータスは更新しました。

Info.>ヨツバの属性がロウに傾いた!


……
場所:池袋地下街 荒れた部屋
時:セイオウボの結界解除翌日 夜


目が覚めると、知らない部屋にいた。

私はソファに横たわっていて、毛布をかけられていた。
着ている服が赤いが、自分や悪魔の血でずぶ濡れになったままなのではなく、
別の赤い服(東のミカド国でも東京でも見たことがないデザインだ)に着替えさせられていたようだ。

起きて状況を確認しようと思ったところで、声をかけられた。


女性「目を覚ましたか」


私が着ているのと同じような(しかし、それよりも遥かに変わった)デザインの赤い服を着た女性だった。
黒い長髪を右側はそのまま垂らし、左側は細く編み込んでいる。
歳は20代といったところだろうか?


女性「私の声が聞こえているか?」

ヨツバ「は……はい。私はヨツバと申します。貴方は?」


返事をしようとして始めて、体が重いことに気がついた。
セイオウボとの戦いで受けたダメージが大きかったのだろう。
それでも姿勢を正そうとすると、女性は手でそれを制してきたので、大人しく横になったまままま話を聞くことにする。


女性「私はカガ。ガイア教団の者だ」

カガ「お前のことは聞いているぞ、ヨツバ」



下一桁判定:カガがヨツバを知っている理由(知名度3) ↓1
1~8 フリンたちから聞いた(初期好感度判定は別途)
9 噂くらいは聞いていた(初期好感度4)
0 噂を聞いただけだが、存在を確信していた(初期好感度5)
ゾロ目 強さ美しさに惚れたファンの一人だ(初期好感度7)

カガ「噂くらいは耳にしていた。所詮は噂と思っていたが……」

カガ「どうやら本物らしい。セイオウボを倒したのはお前だそうだな」

ヨツバ「私と、ワルターという者が戦いました。あの、ガイア教団とは……」

カガ「我らガイア教団のことが知りたければ、サムライの仲間に聞けばいい。二度手間は御免なのでな」

ヨツバ「わかりました。私はどうしてここに?」

カガ「元々セイオウボは我らの標的だった……」

カガ「お前らが地霊族の護符を使って炎の壁を破ったことを知り、好機と見てそちらから突入することにしたのだが」

カガ「道のない所を苦労して渡っている間に池袋一帯を囲む炎の壁は消え……」

カガ「サンショインに入ってみれば、血塗れで転がっているお前と、もう一人意識のない男がいたのでな」

カガ「一先ずここへ運んできた」

ヨツバ「彼……ワルターはどこへ?」

カガ「とっくに回復して、仲間と去っていったさ。お前と違って、生きているか死んでいるか分からない程ではなかった」

カガ「お前も、あと一眠りしてから連絡を取るといい。あいつらからはそのように言付かっている」

ヨツバ「そうですか……わかりました」

カガ「服と荷物、あのスマホ入りの奇っ怪な籠手もそこに置いてある」

カガ「明日まで扉は開けるな。ここは地下だが、外に出てしまえば悪魔に見つかりかねん」

カガ「とにかく、今は休め。そして……」

カガ「……私たちに代わりセイオウボを討ってくれたこと、礼を言っておく」

カガ「お互い戦い続ける限り、いつかまた見(まみ)えることになるだろう。それではな」


女性は部屋を出ていった。


……
時:翌朝


空腹で目が覚めた。

早いところターミナルを探して新宿へ戻ろうと身支度をしているとき、バロウズに声をかけられた。


バロウズ「おはよう、マスター。よく眠れた?」

ヨツバ「おはようございます、バロウズ」

ヨツバ「……?」


私はバロウズに挨拶しようとガントレットを動かしてみて、日付がおかしいことに気付いた。


ヨツバ「バロウズ、私がセイオウボと戦ってから何時間経ちましたか?」

バロウズ「ざっと一日半ってところかしら」


それほど長い間意識がなかったとは……空腹で当然だ。


バロウズ「まあ、まずは腹ごしらえしましょ」

バロウズ「フリン様たちに連絡を取るのはそれからでも遅くないわ」

バロウズ「池袋のターミナルの位置はカガって人から教えてもらったから、案内するわね」

ヨツバ「ありがとうございます」



下一桁判定:池袋ターミナルまでの道のり ↓1
1~3 悪魔に見つかった(戦闘へ)
4~9,0 無事に悪魔をやり過ごした
ゾロ目 ??

あ、sageのままになってましたか……気付かなかった

●物理・銃攻撃の基本威力は武器で変わる?
武器で変わりますが、具体的にどんな武器を装備しているとかは考えません。
より強い武器が手に入るタイミングで基本威力が上昇します。
魔法の基本威力や防具・アクセサリについては考え中です。

Info.>カガ初期好感度4!


そっと部屋から出ると、池袋これまで見てきた地下街とは明らかに異なることがわかった。
人がいないのは勿論のこと、物が散乱しており、辺りに血や戦いの痕が残っている。

悪魔の気配を感じた私は身構えるが、まだ意識がはっきりしない。
間違いなく起きてはいるのだが、空腹のせいでうまくカンが働かず、動きが鈍くなってしまっている。


通路の角から現れた悪魔たちが声をかけてきた。


白い着物を着た悪魔「あら、まだニンゲンがいたのね」

紫色の翼の悪魔「どこから来たのか知らないけど、ここは私たちが住みたいの」

紫色の翼の悪魔「テキトーに死んでちょうだいな」

ヨツバ「……っ」チャキ



[戦闘]
VS
邪龍 ハクジョウシ
妖鳥 コカクチョウ
HP30(→42) 速3(→4)
1/2銃吸収(下一桁が1~5の銃攻撃でダメージを受ける場合、代わりにそのダメージと同じ数値分HPが上昇する)
1/6魔法耐性(下一桁が3~4かつ弱点発見条件を満たさない時の属性魔法攻撃はダメージなし。弱点発見以降は適用されない)
1/6魔法吸収(下一桁が1~2かつ弱点発見条件を満たさない時の属性魔法攻撃でダメージを受ける場合、代わりにそのダメージと同じ数値分HPが上昇する。弱点発見以降は適用されない)

戦闘時間5レス

・勝利時、経験値+1。無事にターミナルへたどり着く
・敗北時、死亡
・逃走成功時、無事にターミナルへたどり着く
・ヨツバ不調のためHP+15、速+1(括弧内適用済み)
・↓1のコンマ下一桁が9,0,(下二桁目と同じ)のいずれかの場合、即座に戦闘終了

ステータス、戦闘ルール:>>252

選択安価:戦闘行動 ↓5まで(追撃時+1、逃走成功時打ち切り)
1.物理攻撃
2.銃攻撃
3.属性魔法攻撃
4.逃走

まるで成長していない……(age)
安価・コンマ共にこのレスは無視します

Info.>経験値+5!


ヨツバ「アギラオ」ゴゥ
ヨツバ「ブフーラ」パキン


火炎がハクジョウシを包み、コカクチョウの左半身を巻き込んで床から氷柱が生える。


コカクチョウ「あ……が……」パクパク


調子は悪いが、それでも充分あしらうことができたようだ。
動けなくなっている内にここを離れよう。



……
時:およそ一時間後
場所:新宿地下街 人外ハンター商会新宿支部


あれから無事にターミナルルームを見つけて新宿へ来られた。
新宿のターミナルルームを出て真っ先に人外ハンター商会の支部へ入り、カウンター席で食事を摂った。

……最初は空腹で余裕がなく気付かなかったが、視線を感じる。


マスター「遅い朝飯だったな。腹は膨れたかい、嬢ちゃん」

ヨツバ「はい。ごちそうさまでした」

マスター「池袋を解放したのが嬢ちゃんだって発表が阿修羅会からあってな」

マスター「クエビコに続いての快挙だってんで、あんたの話を耳にする機会も増えてきたよ」

ヨツバ「そういうことでしたか……」

マスター「ところでその格好……まさかガイア教団に入ったんじゃねぇよな?」

ヨツバ「そのガイア教団のことを、私はよく知らないのです」

マスター「フッ、だと思ったよ……」


マスターの説明によれば、ガイア教団とは時代に適応できる者が生き残るという、力を信奉するような思想の持ち主の集まりらしい。
ユリコという女性が教祖として発足した組織で、銀座(東京の中央からやや南東、霞が関に近い)にある築地本願寺という建物を拠点にしている。
阿修羅会や人外ハンター商会のように具体的な東京の公益のための活動はしておらず、自らの力を高めたり、力を試すために戦ったりすることが主なのだという。


マスター「適者生存なんて題目を掲げちゃいるが、要は強いやつがエラいって単純な考えさ」

マスター「中には東京全体のことを考えてる奴も多少はいるって話だが……まあ、アテにならん連中さ」

マスター「危ねぇし、なるだけ関わりたくねぇな」



……
時:そのころ
場所:ヨツバから離れたテーブル席


ハンターB「にしても、まさか池袋まで足を伸ばしてたとはな……見つからねえわけだぜ」

ハンターA「一昨日から姿を見ないと思ってたら、お前そんなことを……」

ハンターA「お前がすっぽかしたクエストの穴埋め、俺がするハメになったんだぞ」

ハンターB「へへへ……だが、あちこち回った甲斐はあったんだぜ?」

ハンターA「……はぁ?」



下一桁判定:知名度上昇判定 ↓1
1~7 ヨツバの写真が一部で出回る(知名度+1)
8~9,0 ヨツバの写真が人外ハンター商会のデータベースに掲載される(知名度+2)
ゾロ目 ??

Info.>経験値+5!(レベル24 経験値7)
Info.>知名度+1!(知名度4)


ハンターBがハンターAにスマホを見せる。


ハンターB「ほれ、これだ」

ハンターA「"スケアクロウ"……?何だこのサイト」

ハンターA「血塗れ鴉の目撃談に、写真……参加者が複数人いるのか?」

ハンターB「俺の他にもファンがいて、既にこうなるところまで来てるってことよ」

ハンターB「いやあ嬉しくて感動したぜ。俺も写真載せちゃった」

ハンターA「これ全部隠し撮りじゃねえか……本人が知ったらどうなるか」

ハンターA「面倒事は御免だぞ」



……
場所:新宿地下街 通路


食事をして一息ついたところで、まずはフリンと連絡を取ることにした。
通信をかけると、応答はすぐにあった。


フリン「おはよう、ヨツバ。体の方は大丈夫なのか?」

ヨツバ「おはようございます、フリン。問題ありません」

イザボー「もうあんな無茶はやめて頂戴。私たちが着くまで待っていれば、ああはならなかったでしょうに……」

ヨナタン「そうだ。僕らが行くことはわかっていたのだから、無理を押して君たちだけで戦う必要はなかったはずだ」

ヨツバ「ごめんなさい。でも、東京の民を脅かす強力な悪魔となれば見過ごせなかったのです」

ワルター「まあまあ、その辺にしとけって」

ワルター「ヨツバ本人だってもう充分痛い目見たんだ。これ以上どやしつけても仕方ないぜ」

ワルター「それより、処刑と新しい任務のことを伝えてやらねえと」

ヨツバ「処刑?新しい任務?一体何があったのですか?」

フリン「……そうだな……」

フリン「セイオウボが倒された後のことだ」

フリン「君とワルターのことをカガたちに任せた後、僕らはジュラク堂書店に向かった」

ヨツバ「黒きサムライの手がかりを探して、ですね」

フリン「そうだ。結論から言うと、手がかりどころか黒きサムライ本人がいた。彼女が作り出した悪魔の結界の奥に」

フリン「しかし彼女は抵抗せずあっさりと僕らに捕まり、そして僕らはミカド城まで連行した」

フリン「その功績が認められ、翌朝にはヨツバを含めた僕らに対し、勲三等ミカド勲章の授与式が行われた」


フリン「……そして、その後」

……
視点:フリン(回想)
時:セイオウボ討伐翌日 朝 勲三等ミカド勲章授与式典後
場所:ミカド城 アキュラ像広場


式典が終わった後。
ヨナタン、イザボー、そして僕は、ウーゴ殿に声をかけられた。


ウーゴ「……皆(みな)、なかなかサマになっていましたよ」

ウーゴ「私がわざわざアハズヤミカド追うに進言した……その甲斐があったというものです」

ヨナタン「僕らのために、お気遣い恐れ入ります。ウーゴ殿」

ウーゴ「黒きサムライを捕えた今……」

ウーゴ「この国の民が悪魔に堕ちる事態は、もうないはずです」」

ウーゴ「これで貴方達サムライも、魔法の遺物の回収に専念できましょう」

フリン「……?」

フリン「ウーゴ殿、僕らサムライがサムライの掟を破ってまで東京へ降りたのは、黒きサムライの件のためのはずだったのでは……」

ウーゴ「……東京で悪いクセを身につけたようですね」

ウーゴ「こんな無礼者が勲三等を授与されたのも、貴方の指導の賜物ですな?ホープ君……」

ホープ「……この者に代わり、非礼をお詫び申し上げる」

フリン「お頭……」

ホープ「気にするなフリン。貴様と気持ちは同じだよ」

ウーゴ「……さぁて、私も忙しい。貴方たちとはここまでにしておこう」

ウーゴ「間もなく式典の時間です。ギャビー君が手筈を整えているはず……」

イザボー「式典と申しますと……?」

ウーゴ「あぁ……伝達が行き届きませんでしたかね?」

ウーゴ「黒きサムライの、公開処刑ですよ」

イザボー「処刑……」

ウーゴ「オベリスク広場で盛大に執り行います」

ウーゴ「……ではホープ君。供を頼みますよ」

ホープ「……承知した」


ウーゴはホープを連れだって、立ち去っていった。

……


式典が始まるまでの時間に、ミカド城で話を聞き回った。


公開処刑。
事件の終息を周知し民を安心させるという名目で行われるそれには、通常はラグジュアリーズだけが参加を許される。
だが、今回だけは遠隔地に住むカジュアリティーズを含めた全ての民に参列義務が課されていた。
そのお触れは、昨日僕らが黒きサムライを連行してきてすぐに、国中に出されたそうだ。

先輩のサムライたちの中には修道院から"留守になった民の家々を家宅捜索し、本を全て押収せよ"という空き巣じみた任務を課せられた人たちがいるそうで、そもそも今回の任務でサムライの掟を破らせたこともあって、修道院の動きを不審に思う声も少なくないらしい。


……
時:公開処刑式典直前
場所:ミカド城 オベリスク広場


オベリスク広場には国中の民が集っている。
人だかりで埋め尽くされて、異様な熱気に包まれている。


ヨナタン「……やあ、来たね。間もなく式典が始まるそうだよ」

ワルター「捕まえたのはオレらサムライなのに、こうして野次馬と一緒の参列かよ……ったく」

ワルター「勲三等ミカド勲章の式典は寝てる間に終わっちまったし、セイオウボを倒したってのに気分が盛り上がらねえなぁ」


広場の中心、建国神話の文章と絵が彫り込まれたオベリスク。
その前に、黒きサムライが磔にされている。

人々の黒きサムライに対する罵声が辺りに響いている。


イザボー「悲しいことだけど、民の中には黒きサムライを支持する者があるらしいわ」


イザボーが人波をかき分けてこちらへやって来た。


イザボー「この式典で民の心を一つにするのが、修道院の考えなのでしょうね」

ギャビー「お集まりの皆々、静粛に……」

ギャビー「これより、魔法の言語で記した本によって皆々を惑わせた大罪人……」

ギャビー「黒きサムライの処刑を執り行います」


広場の中心、磔にされた黒きサムライからやや離れた位置に、
ギャビー殿とウーゴ殿がいる。
式典の進行を行うようだ。


ウーゴ「……えー、この国の民は我らが父、神の寵愛の下に在ります」

ウーゴ「さぁ、東のミカド国の皆さん」

ウーゴ「神の愛の下、この平穏が恒久なることを共に誓い、証明しましょう」

黒きサムライ「……この世にそのままの姿で現れる悪徳はない」

黒きサムライ「必ずそのうわべに、美徳のしるしをつけている……」

黒きサムライの言葉に、ウーゴ殿が嫌そうな顔をする。


ウーゴ「この期に及んで、まだそのような減らず口を……」

ウーゴ「……いいでしょう。神のご慈悲です。最期の言葉を述べなさい」


黒きサムライ「……アダムは、リンゴが欲しかったから食べたのではない」

黒きサムライ「禁じられていたから食べたのよ」

黒きサムライ「さあ、貴方がたもリンゴをお食べなさい」

黒きサムライ「本を読んで悪魔になったお友達みたく、神の寵愛など無いことに気づくから……」


黒きサムライの言葉が続くごとに、ウーゴ殿がみるみる内に怒りを顕にする。


ウーゴ「おのれ魔女め!我らの神を侮辱するというのですか!」

ウーゴ「ホープ君。速やかに処刑を!この魔女を黙らせるのです!」

ホープ「承知した……おい」


ホープ殿は刑吏のサムライに声をかけ、刑吏は黒きサムライの仮面を取った。


黒きサムライ「フフ……」


ヨナタン「あ、あれは……ッ」

ワルター「おい、あの顔って……」


余裕の笑みを浮かべるその女性の素顔は……


イザボー「うそ……ギャビー殿と、瓜二つ……」


観衆からもどよめきの声が上がる。


ギャビー「……」


黒きサムライ「貴方がたの国は歪んで偏っている」


顔だけではない。仮面を外した今、その声までも、ギャビー殿と同じだった。


黒きサムライ「東京へ行ったサムライは、もうそれに気づいているわ……」

黒きサムライ「いいえ……地上にいる貴方がたも、薄々気づきはじめている頃よッ」


ギャビー殿と瓜二つの女性、黒きサムライの言葉により、
観衆のどよめきは増していく。


ウーゴ「ええい刑吏よ、何をしている!その魔女を黙らせろッ!」

黒きサムライ「もう何もかも、動き出してしまったわ……」

黒きサムライ「貴方たちには、更なる知識と知恵が必要よ」

黒きサムライ「だから私は、何度でも蘇ってあげる……」


民衆「……"更なる知識と知恵"って?……」

民衆「……"蘇る"だと?……」


刑吏が黒きサムライの胸に槍を突き立てる。
黒きサムライは動かなくなり、処刑が終わった。

……
時:黒きサムライの処刑翌日 朝 (ヨツバが目を覚ますより前)
場所:ミカド城 修道院


宿舎で休み、翌朝。
ギャビー殿から通信連絡があった。
"至急の用のため、修道院へ出頭せよ。個人的な案件ゆえに他言は禁物である"とのことだった。
それから支度を済ませ、修道院へ来た。


イザボー「やはり、フリンにもお呼びがかかっていたのね」

ワルター「昨日のアレ、見ただろう?ギャビーを信用して大丈夫なのか……?」

ヨナタン「正直、それは僕も気になる」

ヨナタン「だが、他人のそら似ということもあるだろう。今は、変な詮索はよそう」

ギャビー「誉れあるサムライの皆々よ。集まりましたね……」

ギャビー「早速ですが、貴方たちに頼みがあるのです」

ギャビー「東京の新宿御苑に囚われている、3人の同胞を助けていただきたい」

イザボー「"同胞"とは、東のミカド国の方々なのですか?」

ギャビー「……ちがいます」

ギャビー「しかし、これからの東のミカド国には無くてはならぬ者たちなのです」

ギャビー「かつて新宿御苑は……聖なる地でした」

ギャビー「しかし今は、かつての高潔さを失い、強力な悪魔どもの巣窟となり果てました」

ワルター「なんだかこの女、東京のことにやけに詳しそうだぜ?」小声

ヨナタン「修道院は東京を調べていたのだ、当然のことじゃないか」小声

ギャビー「危険な頼みですが、今の貴方たちならば任せられましょう」

フリンのバロウズ「新しいクエストをリストに登録しておくわね」


"同胞たちに救いの手を"……概要は今聞いた通りか。
強力な悪魔による妨害が予想されるため、心してかかれとある。


ギャビー「どうか同胞たちに、救いの手を差し伸べてください」


ギャビー殿がそっと、僕に何かを手渡してきた……
六芒星をあしらったロザリオだ。


ギャビー「この国の、新しい千年のためにも……」



下一桁判定:ジュラク堂結界内でのフリンの属性変化 ↓1
1,3,5,7 カオス
2,4,6,8,0 ロウ
ゾロ目 ??

Info.>フリンの属性がカオスに傾いた!(3回目)


……
時:朝(ヨツバが目覚めた頃)
場所:新宿御苑


新宿御苑に存在する塔への道を阻む炎の壁は、ギャビー殿から受けとたロザリオをかざすと消えた。
その奥へ進むと見張りの男が立っていた。

しかし出で立ちを見るに、それは阿修羅会の者のようだ。


ヨナタン「とりあえず様子を見に来てみたが……」

ヨナタン「この辺りで人を捕らえておけるようなところは、やはりあの塔しか見当たらない」

ワルター「あいつの言う"同胞"とやらを助けるつもりなら、また阿修羅会の奴と戦う必要があるってわけか」

ワルター「ヨツバのことさえなきゃ考える必要はねえんだが……どうするフリン?」

ヨナタン「ギャビー殿は他言は禁物と言っていた。ヨツバに伝えるわけにもいかないんじゃないか?」

フリン「いや……だからこそ、慎重にならないといけない。ヨツバには話す必要があると思う」

イザボー「そうね。私たちがまだ阿修羅会について充分知らないことだし……」

イザボー「このまま私たちだけで任務を遂行するのは危険とも考えられるもの」

フリン「ここは一旦ミカド城に戻って、ヨツバの連絡を待とう」



……
視点:ヨツバ
時:フリンとの通信が開始してからおよそ三十分後
場所:新宿地下街 通路


フリンから一通り、ここ二日の出来事について聞いた。

ウーゴ殿の言葉も気になったが、私は黒きサムライのこと、新しい任務のことを聞いてショックを受けた。


ワルター「……病み上がりに急な話で混乱するのは分かるが、しっかりしてくれよ」

ヨナタン「予定外の出来事だったが、このタイミングで行動の指針を決めておく必要がある」

ヨナタン「あの塔について、ヨツバはどうすべきだと思う?」


塔の前に阿修羅会の者が見張りに立っている以上、
もし強引に押し通ろうというなら、関係が致命的に悪化することは想像に難くない。

ギャビー殿の個人的な任務というのも気になる。本当に必要なことなら、修道院から正式に発行するべきであるのに……



多数決安価:ヨツバの今後の行動 ↓1から2票先取
1.フリンたちに同行し、囚人を救出する(自由行動後、新宿御苑へ。ヨツバを加えて原作本編進行)
2.単独で新宿御苑へ向かう(自由行動後、新宿御苑へ)
3.囚人救出をフリンたちに任せ、東京を回って情報収集(自由行動へ。終了時、原作本編進行)
4.(その他の自由な発言・行動 よほど無理がなければ採用)

ヨツバ「……フリンたちにお任せします」

ヨツバ「もとより私には下されていない任務。私が口を挟めることではありません」

フリン「……わかった」

ワルター「これで俺達も後に引けねえな」

ヨナタン「今後の僕らの行動によって、ヨツバの立場にも何らかの影響があっておかしくない」

ヨナタン「ひょっとすると、ターミナルの再封鎖ということもあり得る」

ヨナタン「気をつけておいてくれ」

ヨツバ「はい」


通信が切られた。



……



フリンたちが囚人を救出するまで3ターン



多数決安価:自由行動の内容 ↓1から2票先取
1.東京探索(最初にどこへ行くかも書くこと。現在[スカイ, 新宿, 池袋, 渋谷, 南砂町]が選択可能。それらに移動した後、さらに移動することも可能)
2.ミカド城で遺物を精算(所持している遺物全てと六本木に預けた銃火器の箱を失い、報酬を得る)
3.池袋のジュラク堂で本を探す("祈りの名"を進行)
4.新宿の櫓?を見に行く("1500と25年越しの再会"を進行)
5.(その他の自由な行動 よほど無理がなければ採用)

下一桁判定:道中の戦果 ↓1
1~6 逃げていく悪魔までは追わなかった。経験値+2
7~9 降りかかる火の粉を払う。経験値+4
0 謎のコインを拾った。経験値+2、ゲームコイン1枚
ゾロ目 死の予感

Info.>経験値+2!


……
時:正午過ぎ
場所:池袋 ジュラク堂書店


ターミナルで池袋地下街へ、そこから徒歩でここ、ジュラク堂書店までやってきた。
目的は学問の本だ。


ヨツバ「しかし、実際に本を探すとなるとこれは……」


この書店、黒きサムライがあてにしていただけのことはあって、大きい。
建物の階層が複数あり、そして一つ一つのフロアも広いのだ。


ヨツバ「こういった使い方をするとは、思ってもみませんでしたが」SUMMON


私は仲魔たちに命じ、学問の本を集めさせた。



……
時:昼


普段バロウズに任せきりで意識していなかったが……
実際に身につけるには、東京……もとい、日本の言葉は難しすぎる。
一朝一夕で修得できるものではない。
他には、外国の言葉だという"英語"がなぜか東のミカド国の言語と完全に同じものなのだが、今は気にしても仕方がなさそうだ。

数学、科学、歴史、公民。
これらに絞って、広く浅く読んでみることにする。
中学校、高等学校、という区分のものがちょうどよさそうだ。


……


ヨツバ「……」ペラッ ペラッ


数学の高度さ、科学の底知れなさ。
これらのあるとないとでは、文明がこれほど違うのも無理からぬことだろうと思えてくる。
黒きサムライに"知識が足りない"と言われるのも頷ける。

そして、それらの発達を支えたのが度重なる人間同士の戦争であることは、まるで想像がつかなかった。
人間同士で血を流し合い、全体のレベルを高めたという事実は衝撃的だ。

戦争がもたらした技術の発展が人類の生活水準の向上に繋がり、
それを当たり前として甘受していた平和な時代の人間たち。
そして平和な世になってもなお、自分だけがより多くの富を得るために搾取する者たち。


これが……
これが、人間の真の姿だとでもいうのか?

今なら、かつてイサカルが言っていたことも理解できる。
しかし、それが本当に正しい考え方なのかは……わからない。

Info.>秩序の申し子(物理的に可能である限り、神やルールに従い、正義を執行する。神こそ絶対)を失った!


……
時:夕方


本を読むのに没頭して、気がついたら5~6時間は経ってしまったようだ。
ガントレットで時計を見た途端、本を読んだことではなく、この世界の実情について知ったショックによる疲れが押し寄せてきた。
そろそろ引き上げよう。


ヨツバ「……」チラ


仲魔たちが持ってきた本の中で、基本的な学問とは関係のなさそうなものが四冊ある。
学問の本ばかり読んでいたのでこれらには手をつけていない。
これらの中から一冊だけ持って帰って、夜にゆっくり読んでみようか……



多数決安価:どの本を持って帰る? ↓1から3票先取
※もう一度来てもう一冊選ぶ、などといったことはできません

1.ノベライズ版 新・女神転生
 ダークなSF・ファンタジー小説。
 コーヒーの染みが酷く、読めない部分の補完は骨が折れそうだ。
 ※これを読むと、ヨツバが特殊な人物になりやすくなる

2.認知訶学概論
 日本で書かれた論文。難解。
 概要には「認知世界の実在を証明した上で、その性質について述べる」と書かれている。
 ※これを読むと、ヨツバが特殊な人物になりやすくなる

3.情報力学仮説
 アメリカという国で書かれた論文。難解。
 概要には「素粒子よりも粒度の小さい、新たな物質の最小単位。その仮説について述べる」と書かれている。
 ※これを読むと、ヨツバが特殊な人物になりやすくなる

4.芸能異聞録#DC
 荒唐無稽なハードカバー小説。ジャンルは「手ごわい現代歌劇ファンタジー」。
 東京を舞台に、芸能人と怪物の戦いを描いている。
 あまりに突飛な内容のため、理解するにはそれなりの時間が必要そうだ。
 ※これを読むと、ヨツバが特殊な人物になりやすくなる

帰り道の分忘れてました。しかしまさか3になるとは……
知っている人たちが選んだとしたら中々いい趣味しておられますね……



下一桁判定:道中の戦果(現在レベル24、経験値9、ゲームコイン2枚) ↓1
1~6 逃げていく悪魔までは追わなかった。経験値+2
7~9 降りかかる火の粉を払う。経験値+4
0 謎のコインを拾った。経験値+2、ゲームコイン1枚拾う
ゾロ目 ??

Info.>経験値+4!(現在13)


……
時:夜
場所:池袋 地上 地下街前


炎の壁が消えた池袋だが、阿修羅会にもハンターにも守られていないため新たにここへ近づく者は少ない。
悪魔が徘徊しさえする地下街のターミナルが、現状では唯一の利用価値だ。

そんな人気のない池袋に、一人の男が立っている。

丸い水晶のグリップがついた高級そうな杖(ケイン)と、
オパールのような虹色に輝く液体の入ったグラスを持っている。
ラグジュアリーズの紳士のような出で立ちで、シルクハットを被っている。


紳士風の男「やぁ、お嬢さん」


その男からはただならぬ気配を感じるが、敵意はなさそうだ。


紳士風の男「私はサンジェルマンという者だ。君の名前をお聞かせ願いたい」

ヨツバ「私はヨツバと申します」

サンジェルマン「ありがとう。ではヨツバ、君は宝石を持っているね?」

ヨツバ「確かに、以前拾ったものがありますが……」

サンジェルマン「この東京が覚めぬ眠りにつく以前であれば、それは多大な価値をもっていたものだが」

サンジェルマン「今のここでは実用品の価値が高く、相対的に二束三文の嗜好品として扱われている」

サンジェルマン「阿修羅会の店は勿論のこと、そうでないところで取引しても、芳しい結果にはならないことだろう……」

サンジェルマン「だが、この私にそうするつもりはない」

サンジェルマン「君が宝石を対価に差し出すのであれば、私もまた、等価交換をもって応えよう」


つまり……宝石商か。
彼の言うことが事実であれば、宝石で取引する場合は彼のところへ持ってくるべきらしい。


サンジェルマン「さぁ、品揃えは少ないが、これらは貴重な品々だ。きっと御眼鏡に適うことだろう」

サンジェルマン「じっくり見ていくといい」



多数決安価:どれと交換する? ↓1から2票先取
1.魔導書・薄……読むと経験が得られる魔導書。入手時に消費し、経験値+2。宝石1個と交換
×.ゲームコイン……とても珍しいコイン。死亡後、カロンに渡すことで蘇生できる。宝石2個と交換
×.蘇りの大秘宝……こぶし大の黄金像。死亡時に消費し、蘇生する。戦闘中に死亡し、その戦闘をやり直す場合、一度だけその戦闘時間を1レス伸ばす。宝石3個と交換
×.次元の砂時計……一見ただの砂時計。一度の戦闘中に一度だけ使用できる。その戦闘での戦闘時間を2レス伸ばすことができる。宝石3個と交換
2.何も交換しない

Info.>経験値+2!(現在15)


宝石が手に入る機会などそう多くはないだろう。
そう考え、私は一つだけ持っている宝石をサンジェルマンに渡した。


サンジェルマン「確かに受け取った。では、これを読むといい」


サンジェルマンに手渡された本は文庫本程度のサイズで、
見たこともない文字で書かれている。
しかしどういうわけか、その文字を目で追っていくと、
悪魔との戦いの最中にいるようなイメージが脳裏に浮かび……
そして、すぐに最後のページまで読み終えてしまった。


サンジェルマン「宝石を手に入れたら、また来たまえ。私はどこにでもいる」


どこにでもいるとはどういう意味だろうか?


……
場所:ミカド城 城内 宿舎 ヨツバの部屋


この夜の時間を使って、ジュラク堂書店から持ち帰った本"情報力学仮説"を読むことにした。





……
時:数時間後


量子力学という物理学の分野の知識が前提となっていて、
それを持たない私には全てを理解することはできないようだ。


ヨツバ「分子、原子、陽子と電子と中性子、そして素粒子。これらより更に小さい物質単位が新たに観測され、それを"情報"と定義する……」


つまり……
五感で感じたもの、感情、数値、言葉……
私たちが"情報"と表現できるようなものと、この"情報"は全く同じ性質を持ち、それでいて物質を構成する最小単位であるのだという。
目で見たり手に触ったりできる物だけでなく、太陽から降り注ぐ光や、地球を包む大気、そして真空の宇宙すらも、情報でできていると。
……正直、これで正しい理解なのかすらわからない。


バロウズ「マスターったら、一日中お勉強ばかりして疲れないのかしら」

ヨツバ「……いえ、疲れました」

バロウズ「もう遅いし、これ以上起きていると明日辛いんじゃない?」


東京のことなど知らず学校に通っていた頃に勉強した内容に比べ、
東京の本にある学問のなんと大きく、そして奥深いことか。
かつては勉強も苦にならなかったが、この本は読んでいて頭がぼーっとしたり、めまいがした。
前提知識なく無理に理解しようとしたからだろうか……


ヨツバ「そうですね。今日はもう休むことにしましょう……」

バロウズ「おやすみなさい、マスター」

……
時:深夜



[戦闘]
VS
?? HP76(→72) 速4
1/6魔法無効(下一桁が1~2かつ弱点発見条件を満たさない時の属性魔法攻撃はダメージなし。弱点発見以降は適用されない)
仲魔不在(仲魔による攻撃が行われない)

戦闘時間5レス(追撃不可)


・勝利時レベル+1
・戦闘行動終了時にHPが[レベル+(速*5)]以下の場合、敗北せず戦闘終了
・敗北時死亡判定
・逃走成功時、戦闘終了

ステータス、戦闘ルール:>>252

選択安価:戦闘行動 ↓5まで(追撃時+1)
1.物理攻撃
2.銃攻撃
3.属性魔法攻撃
4.逃走

2はp5で4は#FE+デビチル?
属性魔法攻撃にも基本威力の点数の考えが加わって(現状1だけど)
(速*5)略のルールを「追撃」と呼ぶようになったのね
魔法攻撃もイベントで基礎威力が上がるんかな?

今夜はここまで。夜更かしで体調崩すのも程々にしないと……
あと敵のHPの計算間違えてました。運が4だと勘違い。

敵HP:76-(運3)-(弱点発見→魔11*3)=37
与ダメ:(属魔12)+(属魔12+弱点発見)+(属魔12)+(属魔12)+(属魔無効)=48
以上で勝利です。


●本の元ネタ
新・女神転生:
STRANGE JOURNEYに登場する無意味なアプリ"新・女神転生(仮)"より。DSJにはなくてちょっとがっかりした思い出。
データが破損してるとか何とかいろいろ理由をつけて、遊べないことをアピールしてくるゲームアプリ。
遊べないゲーム→読めない本といった感じでコーヒーをこぼしました。
ただ、これを選んだからといって特段SJ関連のフラグが立つわけではありません。
真・女神転生シリーズの代表。

認知訶学概論:
ご存知ペルソナ5、認知世界(パレスとメメントス)の存在を明らかにし性質まで説明したすごい学問、"認知訶学"より。
ペルソナネタで本にできそうなのがこのくらいだったので、これに。
ペルソナシリーズの代表。

情報力学仮説:
本編で説明したような内容。
「DIGITAL DEVIL SAGA アバタール・チューナー」と原案小説の「クォンタムデビルサーガ」より。
途中から入れだしたメル欄もここから来てます。

芸能異聞録#DC:
幻影異聞録#FEのもじり。FEがDCになったのは単にずらしたのと、音階のド~シがCDEFEABの順なのでHGにはできないのと。
アイドルが異世界の英雄たち(いずれも記憶喪失)と二身合体して戦うって冷静に考えたらしっちゃかめっちゃか。
特にデビチルは含んでいません。>>867さんに何が見えていたのか結構気になる


●戦闘ルールの変更点
・属性魔法の威力が(魔+1)から(基本威力+魔)に
物理と銃に比べて扱いが悪い気がしたので……
上げる方法は防具強化パックにしようかと思っていますが、まだ決めていません。

・追撃(なんか1レス多く行動できるやつ)に名前をつける
つけておかないと、これに言及する際の文章が長くなるので……


●ムダ話+
属性魔法攻撃が必中なせいで魔法耐性ない敵が相手だと確定勝利なりがちで悩んでいます。
ヨツバが強いのはいいけど、だからといって勝ち確ばかりだと面白くありませんし…… アイデア募集中です。

今になって冷静に計算したら、レベルが上がっていく際のヨツバの火力の伸びが敵のHPの伸びより圧倒的に大きかったです。
しかしそれは極振りの場合に限った話で、フラットに振っていくと逆に弱すぎることもわかりました。
具体的には、今のレベルで原作の弱体化セイオウボ(出てたらHP45くらい)をギリギリ倒せるかどうかに。
敵のHPもそうですが、ダメージの計算式を変更するかもしれません。あまり複雑にはしたくないので、しない予定です。
ステータス100%なのをステータス分+レベル分といった感じ?ステータスが低くてもレベルで最低限が保証されるような仕組みに……


おやすみの間、悪魔に体を乗っ取られぬよう……

弱点発見は11*3でなく11*2で76-3-22=51 51-48=3敗北せず戦闘終了のような おまけでももちろんうれしいですが
DC→Devil Childrenに見えてました

>>869
あ、本当ですね……やはり夜更かしはするものではない。ありがとうございます
なるほどデビルチルドレン

……
場所:荒野


……暑い。

誰もいない街を一人歩く。

ふと顔を上げると、ボロボロのローブを纏った者がいる。
かつては純白だったのであろうローブはすっかりくすみ、カーキ色の風景に同化している。

しかしその人物はあてもなく彷徨っているのではないらしい。
私に拳銃を向け、発砲した。


ヨツバ「ブフーラ!」パキン


??「……」スッ パンパン


ヨツバ「!」サッ


開けた平地で私は魔法を、ローブの人物は弾丸を飛ばす。
互いが攻撃と回避を繰り返すうち、戦いの場は廃墟の中へと移っていった。


ヨツバ「はぁ!」ブンッ シュパッ

??「……!」ゲシッ

ヨツバ「くっ」ヨロッ

??「……」パンパン

ヨツバ「うぁぁっ!」


振るった刀が右の上腕を掠めるが、敵は怯まずに蹴りで反撃し、銃で追撃する。


ヨツバ「アギラオ!」ゴゥ


私は炎を目隠しにして距離を取り、動きが止まった敵の様子を伺う。


??「……」メラメラ

ヨツバ?「……」シュゥゥゥ


魔法の炎が消えた時。
敵の着ていたローブは炎で燃え尽きていて、その中にいるのはもうひとりの私だった。


ヨツバ?「……」ポイッ カラン

ヨツバ?「……」ザッザッ


銃を捨て、ゆっくりと近づいてくる。
その間、もうひとりの私の皮膚は不自然に黒ずんでいき、眼には金色の輝きが滲み出す。

……間合いに入った。

ヨツバ「……!」ブンッ

ヨツバ?「……」ガッ ギギギ バキィ


斬りかかるが、もう一人の私は刀身を素手で掴み、握りしめて砕いた。
手の平からはわずかに血が垂れたのみで、ダメージを追ったようには見えない。


ヨツバ「はっ!?」

ヨツバ?「……」シュッ ドゴォ

ヨツバ「がはっ……」


そのまま拳を握って私の腹にめり込ませる。
私の体は犬の脚のように折れ、しかし腕を掴まれ、倒れない。
力が強すぎて、振りほどくこともできない。



もう一人の私が口を開く。それは会話をするためではない。
薄暗く誰もいない廃墟の中で、私はどうしようもない恐怖に襲われた。



……



フリンたちが囚人を救出するまで2ターン



……
時:朝
場所:ミカド城 城内 宿舎 ヨツバの部屋


バロウズ「おはよう、マスター」

ヨツバ「……おはようございます、バロウズ」


目をこすり、バロウズに挨拶をする。
遅くまで本を読んでいたせいか、疲れが取れていない。
それに、寝汗がひどい。


バロウズ「またひどくうなされてたみたいだけど、もう一休みする?」

ヨツバ「……いえ。大丈夫です」


私は何か悪い夢を見ていたのだろうか?
思い出せないが……



多数決安価:自由行動の内容 ↓1から2票先取
1.東京探索(最初にどこへ行くかも書くこと。現在[スカイ, 新宿, 池袋, 渋谷, 南砂町]が選択可能。それらに移動した後、さらに移動することも可能)
2.ミカド城で遺物を精算(所持している遺物全てと六本木に預けた銃火器の箱を失い、報酬を得る)
3.新宿の櫓?を見に行く("1500と25年越しの再会"を進行)
4.(その他の自由な行動 よほど無理がなければ採用)

……
場所:新宿 地上 新宿御苑


以前違和感を覚えた、木組みの大きな建造物。
あれを近くで見てみようと思って来てみたが、どうやらここが新宿御苑らしい。

東京内に出回っている野菜――出回っているといっても高級品で、主に阿修羅会幹部に消費されるらしい――は、ここで生産されている。
日の光がなくとも人工の光で育てることが可能のようだが、これまで東京で見てきた野菜を見る限り、やはりそれでは痩せた野菜になってしまうのだろう。

塔に限らずこの一帯は阿修羅会の管理する地であり、農作を行う者たちは悪魔に襲われる心配はない。
そのため、働き口としては人気があるのだとか。


木組みの建造物を見ていると、中年の男が話しかけてきた。
休憩中の農夫(といっても専用の作業服は用意されておらず、私服である)のようだ。


農夫「君みたいな若い子が、こんなところでどうしたんだい」

農夫「……あの櫓が気になるのかい?」

ヨツバ「はい。以前見た時……もっと昔に、どこかで見たことがあるように感じて」

ヨツバ「それに、あれには何かが足りない気がするのです」

農夫「ふむ……じゃあ、あの櫓について教えてあげよう」

農夫「昔ね、小さな子どもたちが誘拐される事件が異常なくらい続いた時期があったんだ」

農夫「当時の警察は真相を隠蔽したが、被害者の家族の者は皆(みんな)、知ってるよ……」

農夫「……あの櫓の上には大きな繭があってね。そこに子どもたちが集められていたんだ」

農夫「ケガレの無い者たちだけを乗せるために天使が創った、"箱舟"だったらしい……」

農夫「東京に天井ができる少し前に、その大きな繭は飛んでってしまったよ」

農夫「生まれつき体が弱かった、あの子……」

農夫「あの天井の上のどこかで、今も生きてくれてるんだろうか……」


天使、箱舟、繭……
……何か、引っかかるような?



下一桁判定:知識 ↓1
1~5 わからなかった
6~9 わかった
0 よくわかったが……
ゾロ目 ??

東のミカド国には、ここと同じ「シンジュク」という名の村があり、そこには城のように巨大な、白い繭状の物体が存在する。
それは建国神話において、伝説の四大天使が、姿を消した後も人々を見守るため創り上げたと言われているもの。

我々、今いるものが「聖地」と呼ぶ存在だ。
内部への立ち入りはおろか近づくことも固く禁じられている。
その大きさゆえに遠くから見ることはできる(そうだが、私は見たことがない)。

しかし、二つの繭が同一のものだとすると説明がつかない。
彼の言う「昔」はどんなに長くても40年ほどだろう。
新宿の繭が40年前に飛び立ち、どうにか天井を抜けてシンジュク村に降り立ったとするならば、いくらなんでも最近すぎる。
それでは聖地などになりえないし、だいいち子供の入った繭の話など聞いたことがない。

なのになぜだろう。

城のように巨大な、繭状の物体。
それがこの櫓に支えられているさまを想像すると、とてもしっくりくる。
飛んでいったという繭も、東のミカド国の聖地も、どちらも見たことがないし、それらは同一ではありえないはずなのに。


農夫「……君、急に難しい顔しちゃって、どうかしたのかい?」

ヨツバ「え? あ……なんでもありません」

ヨツバ「お話、聞かせていただいてありがとうございました」


このことは忘れた方がよさそうだ。
今の私に、余計なことで頭を悩ませている暇はないのだから。



……



フリンたちが囚人を救出するまで2ターン



多数決安価:自由行動の内容 ↓1から2票先取
1.東京探索(最初にどこへ行くかも書くこと。現在[スカイ, 新宿, 池袋, 渋谷, 南砂町]が選択可能。それらに移動した後、さらに移動することも可能)
2.ミカド城で遺物を精算(所持している遺物全てと六本木に預けた銃火器の箱を失い、報酬を得る)
3.(その他の自由な行動 よほど無理がなければ採用)

フリンたちが囚人を救出するまで1ターン の間違いでした。

どうでもいいですが、ヨツバは黒きサムライ処刑のタイミングで帰っていないために上と下で時間の流れが違うことを知りません。

フリンたちに任務を任せたはいいが、このことで阿修羅会との関係が悪化するのは避けたい。
タヤマに会い、話をつけておくべきだろう。

ターミナルで渋谷へ向かおう。


……
時:昼
場所:六本木ヒルズ タヤマの部屋


1階入り口や廊下で阿修羅会の者たちに次々挨拶されつつ、約束も何もないながらにタヤマの部屋まで来ることができた。

扉を三回ノックする。


タヤマの声「開いてるよ」

ヨツバ「失礼します」


扉を開け、中へ入る。


タヤマ「連絡も寄越さず急に来るなんてな。一体どうした?」

ヨツバ「……」


私は御苑について阿修羅会の方からは何も知らされていない。
しかも、囚人救出の任務のことはギャビー殿直々に"他言は禁物である"と言われているが……



多数決安価:ヨツバはどうする? ↓1から2票先取
1.仕事がないか訊く(囚人について話すのをやめておく)
2.新宿御苑の囚人について訊ねる(救出任務のことを隠し通し、偶然耳にしたと主張する)
3.救出任務について話す
4.その他(その他の自由な発言・行動 よほど無理がなければ採用)

ヨツバ「偶然耳にしたのですが、新宿御苑には囚われの者がいるとか」

ヨツバ「私は東京の秩序を守る阿修羅会に敬意を払っています。あなたの提案も請けたのもそれを買ってのこと」

ヨツバ「だからこそ、無理を承知でお願いいたします。彼らが何者で、なにゆえ囚われたのか、教えていただけませんか?」

タヤマ「……」


私の言葉を聞いたタヤマは、途端に難しい顔をした。


タヤマ(偶然だと?馬鹿言え)

タヤマ(赤玉の製法やガキの使いみちも含め、大っぴらにしてイメージダウンを招くような種は全部そうだが……)
タヤマ(カゴメ封霊塔のことも無論、門番を含めわずかな人員にしか情報はやってねえ)
タヤマ(現実としてウチの構成員は下ほどチンピラだが、知らせてもねえ情報が漏れるわけもなし)

タヤマ(その門番からサムライを見たって報告もあったにはあったが、ヨツバの姿はなかったんだったな)
タヤマ(マンセマット手製の結界を抜けた方法、サムライどもの目的如何、連絡を既に取ったかどうか……ふむ)
タヤマ(何もわからんな)

タヤマ(前提として確かなのは、こいつには価値があるってことだ。既にこいつ主体の案件も用意してる)

タヤマ(ウチへの評価を落とすのはまずい。全くの想定外だが、ここは強気に張るべきところか……)

タヤマ(情報はやるが、その前に軽く釘を刺しておくぜ)


やや考える素振りを見せてから、タヤマが口を開いた。


タヤマ「偶然、ね。よくできた偶然じゃねえか」

タヤマ「それを訊くためにアポも取らずに直接来たってことは、ただ事じゃないとわかってのことなんだろ?」

ヨツバ「……」

タヤマ「だが、お前が俺たち阿修羅会を買ってくれてるのと同様、俺たち阿修羅会もまたお前に一目置いてる」

タヤマ「だから話してやる」

タヤマ「……天井が出来て、悪魔が現れるようになって、更にしばらくしてからのことだった」

タヤマ「その天井の上から、四体の天使が現れた。恐ろしく強大で、悪魔ごと人間を薙ぎ払っていった」

ヨツバ「天使が人間を……!?」


話の途中だが、驚かずにはいられなかった。

タヤマ「今でこそ木っ端共すら滅多に見かけねえが、ありゃひでえもんだったさ」

タヤマ「名うてのハンターですら太刀打ちできん化け物に、情けない話俺たち人間は手も足も出なかった」

タヤマ「だが、その無差別な殺戮は長くは続かなかった。ある時から突然、ふっと襲撃が止んだんだ」

タヤマ「本当に何の前触れもなかったもんだから、皆(みんな)次に何が起こるのかって気が気じゃなかった」

タヤマ「そんな時に現れたのが、マンセマット……その時はまだ名前も知らなかった」


マンセマット、という名の天使は聞いたことがない。
天使を騙る悪魔だろうか?しかし、その時に天使を名乗るメリットはないようにも思える。


タヤマ「そいつは何者かの手を借りて、化け物四匹のうち三つをどうにかこうにか無力化して連れてきた」

タヤマ「"特別強力な檻を作ってそこに閉じ込めればもうこいつらを恐れずに済む"」

タヤマ「"阿修羅会の権威と人手を貸して欲しい"……と俺はそう頼まれた」

タヤマ「阿修羅会内部でのポストまで要求して来た辺り、ちゃっかりしてて好感が持てたよ」

タヤマ「なんならお前より人間らしいかもな?」


そう言って、懐かしむような笑みを見せるタヤマ。
人間らしい天使?それは褒め言葉なのだろうか?

反応に困る私をよそに、タヤマは話を続ける。


タヤマ「御苑に塔が建ってるだろう。行けばわかるが、周りを固めて入れないようになってる」

タヤマ「カゴメ封霊塔。囚人どもはその中に」

タヤマ「マンセマットは俺たち人間だけじゃなく、悪魔ともナシつけてたみたいでな」

タヤマ「外側は阿修羅会の人員が見張ってるが、中には悪魔の看守つきだ。スカイのメデューサもかくやって強さのが三体もな」

タヤマ「そこまでしてもらった以上俺たちも見返りを弾まねえと面子を立たんから、約束通りいい椅子をくれてやったよ」


タヤマ「……ふう」

タヤマ「だいぶとおまけつきで喋っちまったが、質問の答えとしてはこれで充分だろう」

タヤマ「わかってるとは思うが、お前も他に漏らすんじゃねえぞ」

ヨツバ「はい。お話しいただきありがとうございます」


なんとか切り抜けたようにも思えるが、"今回は見逃してやる"と言われた気がする……

名前欄変更でお知らせするつもりだったのに慌てて投稿してしまった。
続きは次の夜以降のいつかになります。おやすみなさい。

阿修羅会がサムライをどう思ってるかって意外と原作に出てない……

……
場所:地上 六本木


タヤマの話が確かであれば、囚人は伝説の四天使。
囚われた理由は東京の民たちを害したこと。

フリンたちと別れてからかなり時間が経っている。



多数決安価:ヨツバはどうする? ↓1から2票先取
1.渋谷地下街へ戻る
2.カゴメ封霊塔へ向かう(目的を付記すること。付記されていない場合、ヨツバも目的なく向かう)
3.その他(その他の自由な発言・行動 よほど無理がなければ採用)

3 カガに会いに行く(オラ仲悪達と修行すっぞ!)

>>905
2以外でどこかへ行く場合は一度渋谷地下街に戻ってから(次のターンになってから)となります。
(また、2を選んだからといって1ターン分行動するとは限りません)
記述漏れでした。ごめんなさい。今回は無効にいたします。


全く関係ない雑談ですが、メガテン系列はほぼ全ての作品において仲魔と相談するってシーンが皆無ですよね……
メダロット4のパートナー会話とか見るに作る手間すごいのはわかるんですが、なんか寂しい。
その点デビチルは相棒が決まっててレギュラーキャラクターとして組み込まれてるのがおいしいですね。
他は卜部のリャナンシーがちょっと特別待遇なくらい?ネミッサはもはや人間キャラだし……

……
場所:地上 新宿御苑 カゴメ封霊塔結界付近


なんとなく気になって来てみたが、人の気配はない。
見る限りだが、悪魔もいないようだ。周囲は静まり返っている。

……いや、誰もいない?
フリンやタヤマから聞いた話では、阿修羅会の者が見張っているはず。
既にフリンたちが押し通ったとすると、むしろ応援を呼ばれていそうでもあるが……


……
時:30分後


しばらく待ってみたが、外から誰かが向かってきたり、塔から誰かが出てきたりする様子はない。


多数決安価:ヨツバはどうする? ↓1から2票先取
1.新宿地下街へ戻る
2.さらに待ってみる
3.カゴメ封霊塔に入る(目的を付記すること。付記されていない場合、ヨツバも目的なく行動)
4.その他(その他の自由な発言・行動 よほど無理がなければ採用)

既に囚人の救出を終えたのだろうか?

私はフリンに通信をかけた。

……

バロウズ「あっちのバロウズが"今話し中だから後でかけ直す"って」

ヨツバ「無事ではいるようですね。私たちは地下街に戻りましょうか」


昼を過ぎてから時間が経っている。
お腹が空いてきた……


……
場所:新宿地下街


人外ハンター商会で食事を終えた辺りで、フリンから通信がかかってきた。


フリン「すまないヨツバ。話が長引いてしまって、かけ直すのが遅れた」

フリン「囚人の救出は無事終えている。まずは、こちらであったことを共有しよう」

フリン「僕たちはカゴメ封霊塔へ突入後、囚人一人に看守の悪魔が一体ついていたためそれらを撃破

フリン「囚人はひどく衰弱した様子で、頭部は仮面に覆われていた」

フリン「彼らが言うには"仮面のせいで自分のことさえわからない、同志にしかこの仮面は外せない"らしい」

ワルター「そんでさっき報告してたんだが……」

ワルター「そこでオレが"囚人は何者だ"って訊いたら、"悪魔にとって都合の悪い者たちです"だとよ」

ワルター「答えになってねえが、"悪魔はそいつらを殺せない"らしいことまでは聞けた」


ギャビー殿は四天使のことを伏せたのか?
いや、東京で人々を殺して回ったというのが真実なら、むしろ黙っていて当然か。
ギャビー殿の考えがどうであれ、急に伝えれば混乱を招く。


ヨナタン「しかも、処刑された黒きサムライの死体が消えたらしい」

ヨナタン「死体の番をしていた衛兵の証言によると、"黒きサムライは復活し、東京へ逃げた"と」

ヨナタン「ギャビー殿は、民の動揺を避けるため、僕らが内密に黒きサムライの再捜索を行うよう命じられた」

ヨナタン「……今度は"見つけ出し、殺せ"と」


黒きサムライが蘇った!?
処刑の際に言った通り本当に蘇るなんて……

しかし、サムライは民を守るものだ。
相手が黒きサムライとはいえ、人を殺せという命令が下されるのは変な感じがする。
ギャビー殿は……焦っているのか?


イザボー「そちらはどう?何か収穫はあったかしら?」



多数決安価:ヨツバはどうする? ↓1から2票先取
1.特になにもなかったと伝える(四天使やマンセマットのことをまだ黙っておく)
2.タヤマから聞いた話を伝える
3.その他(その他の自由な発言・行動 よほど無理がなければ採用)

下一桁判定:タヤマ ↓1
1~5 ??
6~9 ??
0 ??
ゾロ目 ??

ギャビー殿が伏せていることだし、ここで私が伝えればどうなるかわからない。
まだそうすべきではないだろう。


ヨツバ「……いえ、何も」

イザボー「そう」

イザボー「それで、これから黒きサムライを探すわけだけれど……」

イザボー「ヨツバはどうするの?私たちと合流するの?」


今のところ特に用事はない。
どうしようか……



多数決安価:ヨツバはどうする? ↓1から2票先取
1.フリンたちに合流する
2.引き続き別行動を取る
3.その他(その他の自由な発言・行動 よほど無理がなければ採用)

阿修羅会がどう出るかもわからないうちに合流するのは危険かもしれない。


ヨツバ「此度の囚人救出でどのような影響があるかわかりません。もうしばらく別行動を取ろうと思います」

ヨナタン「うん、僕もそれが無難だろうと思う」

ワルター「となるともう暫く顔を見れなそうか。残念だ」

イザボー「お互い、阿修羅会には気をつけましょう」

ヨツバ「はい。それではまた」


通信を切った。


まだ昼過ぎだ。
夜まで何をしようか……



多数決安価:自由行動の内容 ↓1から2票先取
1.東京探索(最初にどこへ行くかも書くこと。現在[スカイ, 新宿, 池袋, 渋谷, 南砂町]が選択可能。それらに移動した後、さらに移動することも可能)
2.ミカド城で遺物を精算(所持している遺物全てと六本木に預けた銃火器の箱を失い、報酬を得る)
3.(その他の自由な行動 よほど無理がなければ採用)


下一桁判定:直近2ターンの道中の戦果(忘れてました) ↓1~4
1~6 逃げていく悪魔までは追わなかった。経験値+1
7~9 降りかかる火の粉を払う。経験値+2
0 宝石を拾った
ゾロ目 死の予感

Info.>経験値+6!
Info.>銃火器の箱を失った!


……
場所:ミカド城 ターミナルルーム前


銃火器の箱を運んでいると、サムライの男性に話しかけられた。


軽装のサムライ「やあ、随分重そうな荷物だが、中身はなんだ?」


興味、というよりは危険がないかを確かめたがっているように思える。


ヨツバ「こんにちわ」

ヨツバ「銃火器です。まとまって手に入ったので、そのままQの鍛冶屋へ持っていこうかと」

軽装のサムライ「ならどうして鍛冶屋に?ホープ殿の所へは行かないのか?」

ヨツバ「? どうしてホープ殿が?」

軽装のサムライ「……? ああ、黒板を見ていないのか」

軽装のサムライ「我々サムライ衆に魔法の銃が行き渡るようにと、ホープ殿直々にチャレンジクエストが出されていた筈だ」

軽装のサムライ「鍛冶屋で精算したってどうせ行き先は一緒なんだ。ホープ殿の所へ持っていった方が実入りはいいぞ」

ヨツバ「そういうことでしたか。ありがとうございます」

ヨツバ「ホープ殿はどこに?」

軽装のサムライ「詰所に釘付けさ。まあ、今の状況じゃ仕方ないけれどもね」

軽装のサムライ「しかし、銃の箱と聞くとなおのこと重そうに見えてきたな。手伝おうか?」

ヨツバ「いえ、大丈夫です。この程度のことで先輩方の手を煩わせるようなことは」

軽装のサムライ「そうかい?ま、今後も頑張ってくれ」


軽く別れの挨拶をして、詰所に向かった。


……
場所:ミカド城 サムライ詰所


サムライ詰所。そのまま、任務の際に待機するための詰所だ。上級サムライの執務室でもある。
ナラク下層の門が開かれ、東京に降りての任務が主となったた今、ここに来る機会はほとんどない。

詰所に入ってすぐ、机仕事をしているホープ殿の姿を見つけられた。


ヨツバ「ホープ殿、お疲れさまです」

ホープ「……ヨツバか。それは?」

ヨツバ「銃火器です。チャレンジクエストを出されていると聞いたもので」

ヨツバ「受注はしていませんが、直接こちらにお持ちしました」

ホープ「わかった。では、報酬をやろう」



下一桁判定:ホープからの報酬 ↓1
1~3 それなりのマッカ(既にフリンが来た後だった)
4~9,0 希望の剣(物理攻撃の基本威力を3に変更。現在1)
ゾロ目 希望の剣、ゲームコイン*1

Info.>希望の剣を装備した!物理攻撃の基本威力が3になった!
Info.>持っている遺物1個をマッカに換えた!


ホープ殿が佩いている剣を外し、こちらに差し出す。
それを見ていた近くのサムライがあっと声を上げた。

待機中のサムライA「き、"希望の剣"を……!?ホープ殿、いくらなんでもそれはッ」

ホープ「どうせ東京に降りて戦えそうにないからな。腐らせるよりは、有望な者に使わせた方がいい」

ホープ「それに……」


ホープ殿が私の腰をちらと見る。


ホープ「どういうわけかは知らんが、最前線に立つ貴様が未だに支給品を使っているようではいかんからな」

ホープ「このクエストを達成できるお前ならこの剣を活かせるだろう。受け取れ」

ヨツバ「あ……ありがとうございます」


剣を受け取った。


待機中のサムライB「いいなあ……俺が先に魔法の銃を持ってくれば……」

待機中のサムライA「我々は地上の治安維持が務めだろうに、どうやって持ってくるというのだ阿呆」


どうやら、そこそこ大変な物らしい。


……
場所:ミカド城 Bの薬局


ミカド城に存在するサムライのための店は三つ。Kの酒場、Qの鍛冶屋、そしてBの薬局だ。
K,Q,Bというのは店主の名前で、代替わりする度に店の名前も変わる。

東京の店が高水準なため、鍛冶屋も薬局も、はっきり言うと格段に劣る品揃えとなってしまっている。
そのためか、人の出入りはまばらなようだ。


B「いらっしゃいまし、おサムライ様」


(恐らく)20代の、ゆったりとした服を着た女性。彼女が今代の店主であるBだ。


ヨツバ「こんにちわ、B。これについてですが……」


……


遺物を精算した。
次は何をしようか……



多数決安価:自由行動の内容 ↓1から2票先取
1.東京探索(最初にどこへ行くかも書くこと。現在[ミカド, スカイ, 新宿, 池袋, 渋谷, 南砂町]が選択可能。それらに移動した後、さらに移動することも可能)
2.(その他の自由な行動 よほど無理がなければ採用)

こちらです
ttps://www.evernote.com/shard/s572/sh/d3bb6ca2-24ac-479f-b4d1-895281e1c927/6922b4a0589e1c663cfca7289f9d7f34

……
場所:渋谷地下街 阿修羅会公認の店


店主「いらっしゃぁい♪阿修羅会公認のお店へようこそぉ」

店主「活躍は聞いてるわよ、ヨツバちゃん♪」

ヨツバ「それは……どうも」


遺物の換金で少し余裕がある。薬を買い足しておこう。


……
時:買い物後


店主「ありがとうございまぁす♪」

店主「そういえば聞いた?ハンタートーナメントの話」

店主「予選のエントリーが始まってしばらく経ったけれど、渋谷の地区予選はあんまり人がいないみたい」

店主「決勝トーナメントの優勝候補であるゴッドハンド・ヒルズが参加するからかしらね?」



多数決安価:どこへ行く? ↓1から2票先取
1.人外ハンター商会渋谷支部
2.店(何の店かも書くこと。[密売所, 阿修羅会公認の店]が選択可能)
3.地下街をうろつく
4.地上
5.(その他の場所 渋谷付近から離れない範囲で採用)
6.店主と話をする(具体的な内容も書くこと)

武器防具装備の買い物はどうしてるかな? 所持金とか?

>>944
剣・銃・防具は密売所で所持金を消費して更新できますが、少なくとも剣は今以上のがないです
防具を買うと魔法の威力が上がります(服装も変化)

店主に挨拶してその場を去った。


……
場所:渋谷地下街 人外ハンター商会渋谷支部


マスター「……いらっしゃい」


店内は騒がしく、マスターも忙しそうにしている。


バロウズ「新しいチャレンジクエストが見つかったわ。リストに登録するわね」


クエスト名:ハンタートーナメント渋谷地区予選
依頼者:元ハンター ハネダ
報酬:決勝戦参加券
依頼文:
人外ハンタートーナメントの季節が来たわよ!
腕に自信のあるハンターは武蔵小山で行われる、渋谷地区予選に参加して頂戴。
場所は渋谷の地下街を出て南西よ。すっかり荒れ地だから、どんなに暴れても問題ナシ。
年々参加者が減ってるから今がチャンスよ!

クエスト名:火炎の宴
依頼者:渋谷地下住民
報酬:火炎の棍棒(物理攻撃の基本威力を3に変更。現在3)
依頼文:
渋谷駅前のハチ公像が三つ首に見える時。そこにケルベロスを筆頭に、地獄の群れが現れるという。
特に悪気はないのだろうが、地獄の群れがいる間、地下に住む人間が蒸し焼き状態となり死者も多数出る
何とか地獄の群れを追っ払えないだろうか?

クエスト名:135MHzの怪
依頼者:人外ハンター商会渋谷支部
報酬:時価
依頼文:
電波塔として稼働している東京タワーを中心に、一定の範囲で正体不明のトラフィックが増加してる。
データ形式は既存のものはもちろん、悪魔召喚プログラム関連とも一致せず。
帯域圧迫による障害も将来出かねねえが、現状現地調査では何も見つかっておらず。
なんでもいいから、手がかりを見つけたヤツは一報入れてくれ。
報酬は事態解決への寄与度で決めさせてもらうが、ケチったりはしないから安心してくれ。



多数決安価:何をする? ↓1から2票先取
1.マスターと話す
2.ハンターの男と話す
3.疲れた顔の男と話す
4.食事(データ上はマッカを消費せず、特に効果もない)
5.外に出る
6.(その他の自由な行動 よほど無理がなければ採用)

マスター「……ほう、あんたは大丈夫そうだな」

ヨツバ「大丈夫、というと?」

マスター「いやなに、大したことじゃないんだが……」

マスター「ここ最近は体調を崩したって奴が増えてるからな」

マスター「ただの風邪なら今どき薬や魔法で簡単に治せるはずなんだが、そういうわけでもないらしい」

マスター「他んとこからそういう話は聞かない辺り、近辺に何か原因がありそうでもあるが……ま、俺には分からん」

マスター「この感じ……随分昔、ナントカってウィルスが外国から入って来た頃のことを思い出すぜ」

マスター「あんたらは体が資本なんだ。いざって時にぶっ倒れたりしないように気をつけな」



多数決安価:何をする? ↓1から2票先取
1.マスターとさらに話す(具体的な内容を書くこと)
2.ハンターの男と話す
3.疲れた顔の男と話す
4.食事(データ上はマッカを消費せず、特に効果もない)
5.外に出る
6.(その他の自由な行動 よほど無理がなければ採用)

六本木ヒルズやミッドタウンは渋谷から地上に出て向かうことになります

多数決安価:どこへ行く? ↓1から2票先取
1.人外ハンター商会渋谷支部
2.店(何の店かも書くこと。[密売所, 阿修羅会公認の店]が選択可能)
3.地上(地下街出口)
4.地下街をうろつく
5.(その他の場所 渋谷付近から離れない範囲で採用)

行きたい場所が明確にある場合は5で直接指定してもOKです

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