【ミリマスss】真壁瑞希「瑞希ママです」 (21)

・思い付きの一発ネタ

・キャラ崩壊注意

それでもよければ、お進みください

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瑞希「今日だけ、私がママです」

紗代子「えっと、急にどうしたの?」

瑞希「はい、演技の練習のために」

瑞希「というのは嘘ですが」

紗代子「へぇ、って、嘘なの!?」

瑞希「驚いてもらえて、嬉しいぞ///」

紗代子「う、うん……」

瑞希「さて、本題へ入りましょう」

瑞希「高山さん、ママに甘えてください」

紗代子「……」

紗代子「えぇっ! 私なの!?」

瑞希「さあ、どこからでもどうぞ」

紗代子「う、そんなバッチリ構えられても……」

瑞希「……」

瑞希「私では、母性が足りないのでしょうか? しょんぼり」

紗代子「そ、そうじゃなくてっ……」

紗代子「急にそんなこと言われても、難しいっていうか」

紗代子「親に甘えるなんて、もう何年もないから……」

瑞希「なるほど、甘え方が分からない、ということですね?」

紗代子「そう、だね」

紗代子「(うぅ、どうして私が甘えるってことになってるんだろ)」

瑞希「では、甘え方の分からない高山さんのために、お手本をいくつかお見せしましょう」

紗代子「……ケータイ?」

瑞希「はい、メッセージを発信中です。少々お待ちください」

紗代子「……」

瑞希「……」

桃子「瑞希さん!」

紗代子「ひゃあ!」

桃子「あの、瑞希さん、ここに書いてあることって本当?」

瑞希「はい、本当です」

桃子「じゃあ、今日だけ、瑞希さんは桃子のママ……?」

瑞希「はい、ママです」

桃子「甘えてもいいの?」

瑞希「もちろん、ママですから」

桃子「ママ……」

瑞希「すお――」

桃子「ママ、桃子は桃子だよ?」

瑞希「そうでした、うっかり」

紗代子「え、え? ちょ、ちょっと待ってよ」

桃子「ねえ、桃子のことぎゅってしてっ」

瑞希「お安い御用です」ギュッ

紗代子「無視、された……」

桃子「ねえ、ママ。頭なでて、いい子いい子ってして?」

瑞希「桃子はいい子、いい子」

瑞希「いつも頑張っていて偉いです。歌にダンス、演技にトーク、どんな逆境にもめげないで、毎日、辛いお仕事をこなして、桃子は自慢のアイドルです、ふんすふんす」

桃子「うん」

瑞希「桃子、えらいえらい」

瑞希「大丈夫ですか? 疲れていませんか? どうぞ、ママの胸の中で癒されてください」

桃子「うんっ……」

瑞希「桃子の頑張り、いつも見ていますから」

桃子「……」

瑞希「……」ナデナデ

紗代子「……」

紗代子「……眠っちゃったね?」

瑞希「はい、可愛い寝顔です」

紗代子「ふふっ、瑞希ちゃん、本当にお母さんみたい」

瑞希「では、高山さんがパパですね?」

紗代子「な!」

瑞希「しー、です」

瑞希「桃子が起きてしまいますから」

紗代子「(ど、どうして私がパパなんて……!)」

――――――――――――

十五分後

紗代子「桃子ちゃん、元気に飛び出して行っちゃったね」

瑞希「はい、抱擁力に自信がもてたぞ、ぶい」

瑞希「というわけで、高山さん、本題の方を」

紗代子「まだ、諦めてないんだ……」

瑞希「?」

瑞希「そうですか、まだ甘え方が分からないと」

紗代子「何も言ってないけどね」

瑞希「仕方がありません」

瑞希「もう一度、お手本をば」

紗代子「次は誰?」

ジュリア「ミズキっ!」

紗代子「きゃっ!」

ジュリア「これ、信じていいんだな?」

瑞希「はい、嘘偽りありません」

ジュリア「なら、ミズキがあたしのママ、なんだな?」

瑞希「私がジュリアさんのママです」

ジュリア「それじゃあ、これ頼むよ」

瑞希「耳かき、ですか」

ジュリア「当然、膝枕で、な?」

紗代子「ジュリアは自分で何言ってるか、分かってるの?」

瑞希「ジュリアさん、準備OKです」

ジュリア「ははっ、さん付けで呼ばれると、再婚でやってきた若い母親みたいな感じでいいな」

紗代子「ねえ、ジュリア。本当に大丈夫?」

瑞希「始めます、動かないでください」

カリカリ

ジュリア「ママは、耳かきが上手いな」

ソリソリ

ジュリア「そ、そこっ! ああ、駄目だ」

コショコショ

ジュリア「ん、あっ! ま、まって」

瑞希「ジュリアさん、動かないでください」

ジュリア「だ、駄目なんだって……」

瑞希「いま、いいところですから、ガマンしてください」

ジュリア「ああっ!」

ジュリア「はぁ……はぁ……♡」

ジュリア「っ………!」

ジュリア「も、もういいよっ。止めてくれ……!」

瑞希「ダメです、最後の仕上げを」

瑞希「ふ~」

ジュリア「うああああぁぁぁぁぁ!」

――――――――――――

紗代子「ねえ、あれ、本当にジュリアだった?」

瑞希「正真正銘ジュリアさんでした」

紗代子「何だか、顔を真っ赤にして、出て行ったけど」

瑞希「?」

瑞希「熱でもあったのでしょうか?」

紗代子「まあ、いいや」

瑞希「!」

瑞希「ようやく甘えてくれるのですね」

紗代子「うーん、もう一人くらい見てみたいなぁ」

瑞希「分かりました」

瑞希「呼びました」

翼「おっはよーございま~す!」

紗代子「!」

紗代子「(よ、よし! 今度は予告があったから、そんなに驚かなかった)」

瑞希「?」

翼「瑞希ちゃん、わたしのママになってくれるって本当?」

瑞希「はい、もちのロンです」

翼「それじゃあ……ショッピング行きましょうよ~」

翼「ちょうど、欲しいアクセサリーがあるんですよ~」

翼「ママに買ってほしいな、ダメぇ?」

瑞希「……!」

瑞希「よーし、ママ。特盛頼んじゃうぞー」

紗代子「……」

紗代子「もう見てらんないよ!」

紗代子「翼ちゃん! ママに買ってもらうなんて許さないから」

紗代子「お小遣いだって、ちゃんとあげてるでしょ!」

紗代子「……あれ?」

翼「なんか、紗代子ちゃんって、パパみたいだね?」

紗代子「ぱ、パパっ!?」

翼「えへっ、ねえママ?」

瑞希「何でしょうか?」

翼「今度はパパがいない時に、ショッピング行きましょうね?」

翼「それじゃ、用事があるので帰りま~す」

――――――――――――

瑞希「……」

紗代子「……」

瑞希「紗代子パパ……」

紗代子「もうやめてっ!」

瑞希「すごくいい、うらやましいです、きらきら」

瑞希「紗代子パパ」

紗代子「うぅ、どうしてこんなことに……」

瑞希「!」

瑞希「高山さん、少し静かに」

紗代子「どうしたの?」

瑞希「……」

紗代子「?」

瑞希「はっ!」

紗代子「ひゃっ!」

瑞希「いま、ママを求める声が聞こえました」

紗代子「……」

瑞希「行きましょう、紗代子パパ……!」

――――――――――――

恵美「だから、無理だって」

琴葉「ううん、無理なんかじゃない!」

恵美「もう、いい加減にしてよぉ!」

琴葉「邪魔しないでよ、恵美!」

エレナ「恵美、やらせてあげて? 琴葉がこんなに真剣なんだヨ?」

瑞希「これは……修羅場、というものですか?」

紗代子「えっと、恵美ちゃん、この状況は?」

恵美「紗代子、瑞希! いいところに!」

恵美「琴葉を止めるの手伝って!」

琴葉「いや! 離して」

琴葉「私はエレナママのお腹の中に還るの!」

紗代子「えぇ……」

瑞希「そんな!」

紗代子「どうかした?」

瑞希「完敗です。島原さんのママ力(ちから)がそんなに高いとは」

瑞希「瑞希、悔しいぞ」

恵美「どうだっていいから、早く手伝っててば!」

エレナ「恵美、いいんだヨ。ワタシが一生、コトハを養うから」

恵美「そういう問題じゃないんだって!」

琴葉「エレナママ……!」

紗代子「もう、頭痛い……」

――――――――――――

紗代子「う、ううん……」

紗代子「はっ、夢?」

瑞希「夢落ちなんてヒドイ!」

瑞希「という訳で、高山さん」

瑞希「今日だけ、私がママです」

以上、終了です。

驚く紗代子、可愛いですよね。

HTML化、依頼してきます。

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