【モバマス】雪美「ふーん…あんたが…私の……プロデューサー……?」 (15)

トライアドプリムスの現場に凛ちゃんと間違えて雪美ちゃんが送り込まれてきて、
奈緒と加蓮が雪美ちゃんをいじったり奈緒がいじられたりするお話です。

2600文字ぐらいの短いお話です。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1525021545

――――――――――ライブ控室

ガチャッ

奈緒「おーすり……あれ、雪美ちゃん?どうかしたのか?

雪美「かく……しか……。ペロ…ペロ……ヒョウヒョウ………」

奈緒「なんだって!プロデューサーが凛と雪美を間違えてこっちに雪美が来ちゃっただって!」

奈緒「あたし達はシークレットゲストでトライアドプリムスが出るって言ってるわけじゃないからいいけどどうすんだよこれ」

加蓮「今更慌ててもしょうがないよ、この3人で出来ることをやろう」

奈緒「そ、そうだな。一番年上のあたしが取り乱してちゃ始まらないよな」

雪美「任せて………。私…凛………ものまね……得意……」

奈緒「ものまねではなんともならないと思うぞ」

雪美「ふーん…あんたが…私の……プロデューサー……?まぁ…悪くない…かな……」

加蓮「ちょっと蒼が足りないかな。もう少しゴミを観るような目で言ってみて」

奈緒「なんの演技指導だよ!」

加蓮「大事なことだよ。凛はうちの蒼担当なんだから」

奈緒(あっ、これ雪美で遊ぶつもりだな。こんな時によくやると加蓮は)

奈緒(確かに、ここでじたばたしてもしょうがないし。ここは雪美ちゃんと打ち解けるのが先かな)

奈緒「そ、そうだな」

雪美「ふーん…あんたが…私のプロデューサー…?まぁ…悪くないかな……」

加蓮「うん、いい感じ♪」

雪美「ここがライブ会場…ね。歓声…聞こえる……。じゃぁ…残して行こ……私達の……足跡……!」

奈緒「おー、すげぇ。よく覚えてんな」

雪美「凛の…かっこいいセリフ……たくさん…覚えてる………」

加蓮「他には何覚えてるの?」

奈緒「あたしもみたい!」


雪美「鴨川の…水音は静か…ね……。でも……私達…消えない音……刻みたい…。この都の…ファンの…心に……!」

奈緒「すげぇ、アレンジまで完璧だな」

加蓮「意外とノリが良いよね雪美ちゃん」

雪美「えへ…………」

加蓮「なんか雪美ちゃんばっかりにやらせるのもあれだし私達もなにかしないとね」

奈緒「えっ?」

加蓮「というわけで雪美ちゃん、この奈緒お姉ちゃんがなんでもものまねやってくれるって」

奈緒「こら加蓮!勝手に人を売るな!」

雪美「えっ……今なんでもって………。本当………?」

加蓮「本当だよ!なんでもいいよ!」

奈緒「なんでもはだめだぞ!」

加蓮「でもものまねはやるんだ」

奈緒「あー!ものまねもやらねぇぞ!」

雪美「やらないの…………………?」

奈緒「あっ、いやほらあたし別にものまねとかするキャラじゃないし」

雪美「やってくれない…の………?」

加蓮(雪美ちゃん、この一瞬で奈緒のいじりかたを”学習”している?)

加蓮(すごいね、流石私の育てたアイドル)

奈緒「わ、わかったよ…できそうなやつだけな」

雪美「菜々…………」

奈緒「無理だよ!」

加蓮「虹色ドリーマーで一緒だからできるでしょ?」

奈緒「ユニット組んだからってあれはマネできねぇよ!」

雪美「だめ………?」

奈緒「ほ、他じゃだめかな?」


雪美「じゃぁ……智絵里……」

奈緒「う~ん、それもちょっとなぁ。なんかあたしのガラじゃないっていうか」

加蓮「いやいや京町乙女でも一緒だったしシャイニングゴッドチェリーでも一緒だったでしょ?」

奈緒「だからユニット一緒だからってできるわけねぇだろ!」

奈緒「ってかなんでそんなすぐ出てくるんだよ!」

加蓮「そ、それは」

奈緒「いや、マジでなんでそんなすぐ出てくるんだ」

雪美「やっぱり……比奈…やって……」

奈緒「まぁ、比奈さんなら」

加蓮「そうだよね、だって虹色ドリーマーでもハプニングサンタでも一緒だし二人と千佳ちゃんでアニメの話で盛り上がってたもんね」

奈緒「だからなんでそんなすぐ出てくるんだ……?」

加蓮「そ、それはどうでもいいでしょ」

雪美「ふふっ…………」

奈緒「なんだかんだであたしのこと見ててくれてるんだな。ありがとな」

加蓮「ど、どういたしまして///」


雪美「奈緒………比奈…やって………」

奈緒「えっ、なんか改めて言われると恥ずかしいな」

加蓮「雪美ちゃんのリクエストだよ」

奈緒「よし、行くぞ!…………奈緒ちゃん、ペンタブのペンってまずいっスね……」

雪美「…………?」

加蓮「もうちょっとわかりやすいやつで、だって」

奈緒「えっ?今の結構似てただろ!?」

雪美「うん………なんとなく………わかった……」

加蓮「雰囲気は出てたけどシチュエーションがわかりにくかったかな?」

雪美「もっと……じゃがりこと……間違えた感じ……出して……」

奈緒「いや伝わってるじゃん!って今のでわかったのかよ!!」



加蓮「流石雪美ちゃん、私の育てたアイドルだね」

奈緒「育ててないだろ!」

加蓮「そんなことないよ、この前ネイルしてあげたし」

雪美「ネイル……ペロみたいで……かっこいい………。好き………」

加蓮「ふふっ、また今度してあげるね」

雪美「ありがとう………」

奈緒「何だよ二人共、結構仲いいのか」

加蓮「あれ、嫉妬しちゃった?」

雪美「どっちに………嫉妬……?」

奈緒「べ、別に嫉妬とかしてねぇよ」

雪美「奈緒も………この前……ゲーム……教えてくれた……。だから……私……育てた……アイドル……」

奈緒「お、おう」

加蓮「奈緒、顔にやけてるよ」

奈緒「にやけてねぇよ!」

加蓮「どうだか」


雪美「凛も……。私……かっこいいセリフ……かっこいいポーズ……、凛見て……勉強した………」

雪美「だから……トライアドプリムス……、私……育てた………」

雪美「私……凛じゃ…ない……。だから……トライアドプリムス……できない…」

雪美「だけど……今は…精一杯………頑張る……」

奈緒「そうこなくっちゃな!正直凛には申し訳ないし間違えたプロデューサーは後で一発ぶん殴るけど」

加蓮「今はそうは言ってられない。私達3人でファンを喜ばせるパフォーマンスをしなきゃね」

奈緒「そういうこと!」

雪美「見せつけよう……いつもとは…違う………とりにてぃ……ふぃーるど…を……」

スタッフ「準備おねがいしまーす!」

3人「「「はーい」」」

――――――一方その頃

仁奈「あれっ、今日は雪美じゃねーですか」

こずえ「ふわぁ…きょうは…りんと…いっしょなのー」

凛(プロデューサ……。私、頑張るからね)

終わり

以上です
最後まで読んでいただきありがとうございました。

デレマスで総選挙やってます。
もしよろしければトライアドプリムスの3人と後雪美ちゃんにも投票をお願い致します。

前作です。
【モバマス】千秋「SNSの」茄子「使い方」文香「…ですか」
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