【モバマス】志保「甘いジュースで菓子パンとドーナツとカップヌードルを食べた日」 (22)

チュンチュン

志保P(以下P)「ふぁぁぁぁ……もう朝か」

志保「おはよう。(チュッ)はいっ、お目覚めのコーヒーよ」

P「サンキュー。あと改めて誕生日おめでとう」

志保「ありがとう。……これで二人ともお仕事がなかったらいちゃいちゃできるんだけどねっ」

P「俺は仕方がないが、志保はたしかCoolの聖來か?誕生日が一緒だからって企画があったみたいだが」

志保「うん。だから、今日は同伴出勤できるね」

P「……本当はダメなんだけどな」

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カチャカチャ

P「ごちそうさま。それじゃあ、いってくるよ」

志保「あれ?同伴出勤はしてくれないの?」ウワメヅカイ

P「勘弁してくれよ。ただでさえパッションPはアイドルと付き合ってることで有名なんだから……」

志保「ふふっ、冗談よ。それに昨日、あんなに愛してくれたからね」

「……Pからもらった命……大切に育てるから」オナカサスサス

P「うん……とりあえず夜にお祝いに出掛けような」

志保「なら『季節のフルーツ盛りメガマックスパフェ』に連れてってね」

P「よしきた。じゃあ」

志保「あ、待って」

チュッ、チュウウッ

志保「んぅ……いってらっしゃい」トローン

P「あぁ」

バタン

志保「じゃあ私も仕度しないとね」

志保と聖來の誕生日SSになります

こちら、独自の設定がありますので、よろしくお願いいたします

カチャ

志保「おはようございます」

聖來「おはよう、今日の収録よろしくね」

志保「こちらこそ。……で、あそこにスタンバイしているカメラさんは」

聖來「うん、もう始まってるみたい……とりあえず、今日の活動を決めるくじがあるんだけど」

志保「くじ?」

聖來「うん。事務所のみんなが作ったみたいで(ゴソゴソ)『キャッツの試合を見に行く』とか『温泉に浸かって一献』とかあるんだけど……」

志保「私、未成年なんですけど」

聖來「まぁそういうのは私がやるんだろうな……じゃあ、先に引かせてもらうよ」

志保「どうぞどうぞ」

聖來「んー(ゴソゴソ)これだ」

ピラッ

『甘味食べ歩き』

聖來「……かな子ちゃんかな?」

志保「菜帆ちゃんや里美ちゃんかもしれませんよ」

聖來「じゃあ、いってみようか」

志保「はいっ」

………………
…………
……

聖來「……で、指定されたお店に到着っと」

志保「わぁ、ここって話題のカップケーキ屋さんですね」

カランコロン

かな子「御名答です!本日の一軒目にようこそ」

聖來「あー。……お店の品物全種類食べないと帰れないってことはないよね?」

杏「あー、それは杏達が全力で阻止したから」

智絵里「さ、最初は歳の数だけだったんですよ」

聖來「なんでやねん!」ビシッ

杏「お、鋭いツッコミ。聖來さん、セラマリ辞めてウチにこない?杏ちょっと二人に任せて帰るから」

かな子、智絵里「なんでやねん!」ビシッ

志保「あはは……なるほど、キャンディアイランドの紹介ね」

聖來「はぁ……では覚悟を決めますか」

志保「まだ一軒目ですからね」

…………
……

聖來「カップケーキって見た目は小さいのに、結構くるね」ウプッ

杏「四つも食べるからだよ……」

智絵里「だ、大丈夫ですか?」

かな子「もうちょっとしたら次のお店が……あ、普通の喫茶店ですから大丈夫だよ」

志保「とりあえず放送事故は防がないとね」

…………
……

聖來「ふぅ……落ち着いたぁ」

志保「大丈夫ですか?」

聖來「うん。……自分では若いって思ってても、やっぱいあの子達みたいにはいかないんだなぁって」



かな子「じゃあ闇のパフェに闇のカフェオレを……あと闇のプリンもいいかな」

杏「お昼前だし、闇のサンドイッチに闇のアイスティーを」

智絵里「二人ともよく入るね……」



志保「あれは特殊すぎるケースです!!」

聖來「……でも実際、ダンスやってアイドルやって……ブロードウェイにも行けたし、潮時かもね」

「少なくとも、ダンスを始めた時に目標にしていたのは全部制覇しちゃったし」

志保「聖來さん……」



「そんなことはないよ」

志保「杏ちゃん?」

聖來「それって……」

杏「杏もね、有名だとは思うけど、最初は印税だけ稼いだら辞めるつもりでいたんだ」

「でも気がついたら辞める気なんてこれっぽっちも無くなっちゃったんだ」

「やっぱり、プロデューサーだけでなくてみんなに出会えたからだと思うんだ」

かな子「杏ちゃん……」

杏「二人だけじゃないよ。きらりだってそう。出逢いで生まれた絆って簡単には壊せないよ」

「聖來さんにもいるんじゃない?自分の未来を変えるだけの巡り会いってヤツ……をさ」

聖來「……んっ、まったく年下に諭されるなんて私らしくないなぁ」

杏「これでもアイドルやドラマにグラビアだけじゃなくて、お笑いとかもやって変な修羅場は潜ってきたからね」

聖來「そうだね……なら私もまだまだやれるよね」

志保「そうこなくっちゃ!」

智絵里「で、でも無理は禁物ですよ……もうお昼ですし」

…………
……

聖來「ところで、志保って食べ過ぎた後とか運動したりしてるの?」

「聞いた話だと、いつきちゃんについていけるぐらいっていうし……」

志保「あはは……もしかするといつき先生のおかげで今のスタイルを維持できているのかなぁ?」

聖來「なるほど、ダンスだけでなく走り込みも……わんこと散歩しているだけじゃ」ブツブツ

かな子「あ、お昼の場所に到着しましたよ」

杏「といってもテレビ局だけどね」

志保「今日が金曜日だからカレーだと思ったんだけどなぁ」

智絵里「あ、そうだった」

聖來「おやまあ」

かな子「ここのスタジオだったかな?」

ギィィ

千枝「あ、いらっしゃいませ」

唯「やっほー、お二人ともお誕生日おめでとー☆」

聖來「うん、ありがとう」

志保「あら?ってことは、二人が作ってくれるんだ」

千枝「はい、千枝はチャンポンを」

唯「ゆいは玉子汁うどんだよ♪」



かな子(本当はもっとお肉を使った豪華なメニューだったんだけどね)

智絵里(その分、来週の番組にお肉が回るから大丈夫です)

杏(どっかの護衛艦「くらま」か!)

(チャンポンと玉子汁の作り方は、最上静香とぴてぃが来るので後述)

聖來「ごちそうさま!」

志保「お腹いっぱい!」

千枝「お粗末様でした」

唯「それじゃあ……」メクバセ

杏「後の片付けは二人に任せて旅の続きに行こうか」

かな子「ごめん、杏ちゃん。ちょっと休憩……」ゲフ

智絵里「かな子ちゃんはさっきから食べ過ぎです!!」

…………
……

聖來「で、次はどこへ連れて行ってくれるのかな?」

志保「3時のおやつには少し早いからね」

わんっわんっ

聖來「ん?わんこ?どうして?いつ来たの?」

わんこ「わふぅー……わん」グイッ

聖來「あ……ちょっと、ど、どこへ?」ワタフタ

志保「え?え?」

グイッ

志保「だ、誰?」

いつき「さぁ、おやつの時間はいつきセンセイのランニングレッスンだぞ♪」

志保「そんなぁ、ちっとも甘くないじゃないですかぁ!」

いつき「ファンのみんなにはおいしいから大丈夫だよ」

志保「私はおいしくありませんからぁ!」



CIの三人「いってらっしゃーい」

智絵里「じゃあ、準備しますね」ポータルテンカイ

かな子「はぁい」

杏「ちゃんとカロリー消費して帰ってくるよね?」



リップバンウィンクルエフェクト!

――夕方

わんこ「わふぅ、わふぅ」

聖來「はぁはぁ……わんこ……ちょっと……待って」ヨタヨタ

志保「ふぅ、結構走りましたね」タッタッ

いつき「うん、ちょうどいい時間かな?」タッタッ

志保「時間?」

「ほー」

芳乃「お迎えに参りましたー」

いつき「ナイスタイミング!」

志保「芳乃ちゃん?ってことはどっかまでワープ?」

芳乃「私は体のいい舞台装置でしてー」

志保「まってちがう」

聖來「と、というか自虐しすぎ……」ハァハァ

芳乃「とりまー、皆様をお送りしましてー」

――事務所

芳乃「ほいっ」

聖來「えっと事務所?」

志保「誰もいないけど?」

芳乃「聖來殿はさらに違う会場までお送りしましてー」ポータルテンカイ

志保「えっ?」

聖來「よ、よくわかんないけど、今日は色々ありがとうね」

志保「はいっ、こちらこそありがとうございました。聖來さんも頑張ってくださ」

ヒュン

志保「いっちゃいましたか……」

志保「……」

「一人か……」

「結局パフェは食べられなかったな」

ガチャ

P「諦めるのはまだ早いぞ」

志保「プロデューサー?どうして?」

P「あぁ、最後はこうなるように頼んでおいたんだ」

志保「そっか……なら朝、約束したパフェでも」

P「その前に……(ガサゴソ)お前にプレゼントがある」

志保「またまたぁ~パフェ以上にいいものかなぁ?」

P「どうかな」

ガサッ

志保「え……その小さな箱って……えっ!?」

P「志保、手を出してくれないか?」

志保「あ……あ、うん」

志保「本当に……もう……」

「人を泣かせるのが得意になって……」

P「志保……(スッ)」

志保「あっ……」

クイッ

P「これからも志保と……未来を映して行きたい」

志保「はいっ」



P「好きだ」

志保「私もですっ!」

「こうしてお姫様は幸せに暮らしました。めでたしめでたし」

「わぁ、おひめさまよかったねー」

「はい。じゃあパパがもうすぐ帰ってくるから、花穂も夕飯の支度を手伝ってくれるかな?」

「はーい」



「ただいまー」

「パパ、おかえりー」

「お帰りなさい。あなた」

「パパー!あのねー、ママにおはなしをしてもらったのー」

「おぅ、そうか。どんな話だった?」

「えっとね、あまいぱふぇがだいすきなおひめさまと、おうじさまのおはなしー……きゃっ、はずかしー!」

「……志保?」

「だってぇ……」

「まったく……」



「夜は激しいから覚悟しろよ」

「はいっ♪」



(o・▽・o)&(●・▽・●)おわりだよー

聖來さん、うまく動かせなくてすまんでした。

本当は26日が海保兼海自の日だったのでネタとして「ちひろ」を海に沈めるはずでした

おまけ1

千枝「では第二十四駆逐隊お料理レシピ集『涼風の食卓』
(発行 スタジオゴンドワナ 著者 有馬垣次郎)
よりチャンポンの作り方です」

千枝「海軍風なので中華そばの玉を作ることが困難という理由で細打ち饂飩乾麺を使ってます」

ドドド

ズササー

最上静香「うどんと聞いて!」

千枝「では一緒に作り方を。二人前ですので干しうどん二束、ちくわ1本(短冊切り)大根1/4本(短冊切り)長ネギ1本(斜め切り)人参1本(短冊切り)もやし1袋、醤油大さじ2杯、塩小さじ1杯、コショウ少々、砂糖小さじ2杯、ラード少々、中華スープ2カップ用意します」

静香「まず、お湯を沸かしたお鍋にうどんを入れて茹でるわよ。固さは好みで。茹で上がったら湯切りして置いておくわ」

千枝「饂飩を茹でている間に、深めのフライパンにラードをとかして具材を炒めます」

「炒め終わったらスープを流し込み、さしすせその順で砂糖、塩、醤油を入れて一分ぐらい煮込みますね」

静香「最後に器に饂飩を盛りつけて、上から具材ごとスープを入れまして完成です」

千枝「スープが白濁してませんが、スープと麺とを一緒に煮立たせていないからです。一緒に煮ても大丈夫ですよ」

おまけ2

唯「じゃあ、第六駆逐隊お料理レシピ集『暁響の食卓』から『乾饂飩玉子汁』の作り方だよ☆」

ぴてぃ「ぴてぃ!」

唯「お、ぴてぃちゃんもヤルキ?ゆいもがんばっちゃう♪」

唯「材料は二人分だから干し饂飩2束、玉子1個、玉葱中サイズを半分でくし切り、キャベツ一枚をざく切り、人参中サイズ半分を拍子木切りで」

「あとは水で戻した花麩を適量、削り節だし2カップ、塩少しと醤油大さじ二杯にうま味調味料適量かな?」

ぴてぃ「ぴー」

唯「まず、うどんを……袋の裏に書いてある時間だけ茹でるね」

「あがったら、水でしめるっと。しめるっていっても首をキュッじゃないからね。うどんをキュッだからねっ」

ぴてぃ「あーころころ」

唯「つづけてつけ汁をつくるね♪」

「お鍋にダシ汁……海軍は普通、いりこダシだけど削り節ってあるから、それでね」

「で、ダシ汁を入れて温めたら人参、キャベツ、玉葱を入れて、最後に麩を入れたら塩、醤油、味の素で濃いめに味付けだよ☆」

ぴてぃ「ぴー」

唯「最後に沸騰させたら火をとめて溶き玉子を糸賀ひくようにそっと流し込みます」

「余熱で固まったら完成だよっ♪」

静香「ちなみに玉子汁の方は、もっと玉子を入れた方が玉子のふわふわが味わえていいかしら?」ズーズー

ぴてぃ「ズーズー」

コトン

静香「ご馳走様。さっ、帰るわよ」

ぴてぃ「あーころころ」ペコッ

千枝「あ、またね。ぴてぃちゃん」

唯「まったねー☆」



(o・▽・o)&(●・▽・●)あらためておわりだよー

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