【艦これ】龍驤「足りないもの」その7【安価】 (972)

7スレ目になります


引き続き注意

欠損表現、安価有り


前スレ
【艦これ】龍驤「足りないもの」その6【安価】
【艦これ】龍驤「足りないもの」その6【安価】 - SSまとめ速報
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前々スレ
【艦これ】龍驤「足りないもの」その5【安価】
【艦これ】龍驤「足りないもの」その5【安価】 - SSまとめ速報
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上手く貼れているでしょうか?

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1524654145

登場人物の一覧になります
名前だけですが、安価を取る際に参考にして下さい
性格等は過去スレを参照でお願いします


駆逐艦




皐月
清霜

黒潮
不知火
卯月
朝霜
叢雲
(島風)

軽巡
阿武隈
多摩
夕張
神通
川内
龍田
天龍
北上

重巡
加古
羽黒

潜水艦
伊401
伊168
伊8
伊58
呂500
伊19
伊26

戦艦
ガングート
長門
金剛

空母
雲龍
天城
葛城
加賀
瑞鶴
翔鶴
隼鷹
飛鷹
龍驤

その他
秋津洲
明石
提督

ーー

北上「いや~晴れて退院だね~嬉しいね~」


多摩「にゃ、多摩も姉として嬉しいにゃ」


北上「わざわざお迎えありがとう…と言いたい所だけど、多摩姉はあたしに会いに来ただけじゃないよね~?」


多摩「なんのことにゃ?」


北上「トボけなくていいよ~先生とはラブラブみたいじゃんね?」


多摩「ら、ラブラブ……」カァァァ


北上「うんうん、話しは聞いてるからね~」

北上「多摩姉が手作り弁当を持ってきては一緒に食べる…あの光景はここの名物みたいなもんだからね」


多摩「そんにゃ…そんなに目立ってただなんて…」


北上「恋は盲目ってやつ?めっちゃ二人は目立ってたよ~」


多摩「にゃあぁぁぁぁぁ……」


先生「多摩さんの声…?」ガチャ


北上「お、多摩姉に連れられて先生が来たね~」


先生「北上さん…そうでしたか、今日退院なんですね」


北上「通院は続けるけど、とりあえず鎮守府には帰れるんだよ~」


先生「頑張りましたね、本当に良かったです」


北上「ありがとうね~」

先生「あの…それで多摩さんはどうされたんですか?」


北上「なんかね~先生とラブラブじゃん的な事言ったらこうなっちゃったの」


多摩「にゃぁぁあ…」


先生「あはは……そうだったんですね…」


北上「これは多摩姉の妹として聞くんだけどさ、二人は仲良い?」


先生「はい、多摩さんはとても可愛いですからね」


多摩「うに"ゃあぁぁぁぁぁ…」


北上「順調ならそれで良いや。先生、これからも多摩姉をお願いします」


先生「こちらこそ宜しくお願いします」


北上「……でさ、二人は何処まで行ったのさ?」


先生「どこまで…と言うと?」


北上「そんなのわかるでしょ~?健全な男女が付き合ってるんだよ?どうなの?多摩姉ってベッドでもあんななの?」


先生「安価」


下1~3高コンマ 医者の台詞やその他起こったこと等

先生「いえ、あの……まだ手を繋ぐまでで…」


北上「マジで!?いくらなんでもピュア過ぎない!?」


先生「手を繋ぐのも大変だったんです…多摩さんは照れメーターが振り切れると、ごめん寝してしまいますから……」


北上「多摩姉……いくらなんでもさぁ…」


多摩「…うるさいにゃ。北上と一緒にするにゃ」


北上「いやいや、これはあたしが緩いとか関係ないって…って、誰が緩い女なのさ!」


多摩「多摩は何も言ってないにゃ……」

北上「でもさ、本人目の前にして言うのもなんだけど男の人も辛いと思うよ?」


北上「レスっていうか、そういうのができないで別れるカップルもいるんだよ?」


多摩「う…にゃ……」


北上「良い機会だからさ先生、多摩姉のことどう思ってるか言ってあげなよ!」


先生「今…ですか?」


北上「そうそう、今ここにはあたし達しか居ないし、こういう機会が無いと伝える事無いでしょ?」


先生「……わかりました」


北上「よし、じゃあ多摩姉に言ってあげなよ~」


先生「安価」


下1~3高コンマ 医者の台詞やその他起こったこと等

先生「多摩さん…私は貴女を大切にしたいと思っています」


多摩「それって……」


先生「できることなら、私は貴女を傷付けたくはありません。だから、多摩さんをどうこうしようと思ったことはありません」


多摩「……嬉しい…です…」


先生「私はこのままでもいいと思いますが…多摩さんはどうですか?」


多摩「貴方の…好きなようにして欲しい……にゃ」


多摩「多摩は…先生の側に居れるだけで…幸せにゃ…」


先生「それは私もですよ」ニコッ


多摩「……にゃぁぁぁぁぁぁ…」

北上「ふーんなるほどねぇ…男の人でもそんな考えの人って居るんだ…」


先生「他の人がどうかは分かりませんが、私はこうやって側に多摩さんが居てくれるのが一番幸せなんです」


多摩「…………」スッ


北上「あ、ごめん寝だ。どうやら多摩姉もそう思ってるみたいだね~」


先生「…私は多摩さんと付き合うまでは女性不信でした。だからそういった性的な目で女性を見ることも苦手だったんです」


北上「なるほど…それも治るといいね~」


先生「いえ、これは別にそのままでもいいですね。多摩さんに嫌われたくないので」


北上「うーん本当に出来た人だ…多摩姉には勿体無いくらいだね」

多摩「にゃ~~!」


北上「おっと、多摩姉が威嚇してる…じゃ、お邪魔虫のあたしは帰りますかね~」


先生「一人でですか?」


北上「迎えに来てくれた多摩姉がこれだしね。ま、来なれた道だから大丈夫だよ~」


先生「わかりました、気をつけてお帰り下さい」


北上「はいは~い。あ、多摩姉はゆっくり帰ってきなよ~~」


多摩「……にゃ」


北上「さて……鎮守府へ帰りますか!」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等

ーー鎮守府


北上「ふぅ、鎮守府に帰ってくるのも久しぶりだね~」


北上「この前一時退院した時以来だけど、なんだか懐かしいよ~」


北上「……あたし、帰ってこれたんだ」


北上「入院したての頃はもう二度と帰れないかもって思ってたけど…」


北上「また、皆んなに会えるんだ……」


龍驤「……お帰り、北上」


北上「え……龍驤さん…」

龍驤「びっくりしたか?多摩から連絡あって…そろそろ帰ってくる頃やと思って隠れててん」


北上「…うん、凄くびっくりした」


龍驤「北上はもう入院はせんでええんやんな?」


北上「通院はしなくちゃいけないけど…もう入院は無いよ」


龍驤「そうか…ほんまにこれで帰ってこれるんやな…」


北上「龍驤さん……あたし、帰ってきたよ」


北上「これからずっと……ずっっっと、よろしくね?」


龍驤「安価」


下1~3高コンマ 龍驤の台詞や行動を

龍驤「……よっしゃ、ほな早速義肢の整備頼めるか?」


北上「…当たり前じゃん、あたしは龍驤さんの専属技師なんだよ?」


龍驤「そうや、それも一生のな」


北上「これから先どんな事になっても、龍驤さんの義肢だけはあたしが整備するんだからね!」


龍驤「……よう頑張ったな。辛かったやろ?」撫で撫で


北上「…龍驤さんに比べたらマシだよ。あたしのは自業自得なんだから」


龍驤「そんな事無い、ウチも悪いんや」


北上「……出迎えてくれてありがと、龍驤さん」


龍驤「さ、しんみりすんのもここまでや。ほな工廠へ行こか」


北上「…そだね」

ーー工廠


北上「ただいま~~」


秋津洲「北上さん、お帰りかも!」


夕張「ついに退院ですね!おめでとうございます!」


明石「おおおおお帰り…なさい…」


北上「うん、この工廠の鉄の匂い…いいなぁ、やる気が出てくるな~」


龍驤「ほなウチの頼むで!まずは義足からお願いや!」


北上「重雷装巡洋艦兼、工作艦のハイブリッド北上様にお任せあれ~」


下2 この後の展開やその他起こったこと等

ーー

明石「北上さん、ここはコレを使って…」


北上「ん、ありがとね。それで次は…っと」


秋津洲「凄い……あんなに早く…」


夕張「私達はクキちゃんや天城さんの義肢をやってますが、あそこまで正確にはできていませんね」


秋津洲「あたしが何回も確認しながらやってることを、北上さんは一発で…」


夕張「明石ちゃんも腕は確かですが、龍驤さんの義肢は北上さんの方が上手いですね」


秋津洲「凄いかも……」

北上「ちょっと待ってね……龍驤さん、最近調子悪かった?」


龍驤「う…なんでわかるん?」


北上「変に体重がかかって、部品歪みかけてたんだよ~こうなるのは調子悪い時でしょ?」


龍驤「流石やね……北上に嘘はつけんか…」


北上「何かあったの?大丈夫?」


龍驤「ちょっち精神的な事や、放っといて……って言うても無理やわな…」


北上「当たり前でしょ?あたしに散々言ってきたくせに自分は誤魔化そうって言うのは話が良すぎるね~」


龍驤「わかった、話すわな…………」

ーー

北上「あたしが居ない間にそんな事になってたんだ…」


龍驤「そうやねん…朝霜が本気で司令官を口説こうとしてな…」


北上「でも提督の事だから何も心配しなくていいんじゃないの?龍驤さんの事しか見てないよ?」


龍驤「そう…やねんけど…」


北上「それを言うならさ、金剛さんも提督が好き~みたいな事言ってたじゃん?」


龍驤「え……それウチ知らん…」


北上「げ……」


龍驤「司令官はやっぱり魅力的なんやなぁ…こんなウチより相応しい人が……」ブツブツ


夕張「北上さん!龍驤さんが鬱モードに入りかけてますよ!」


秋津洲「なんとか元気付けて欲しいかも!」


北上「え、うーん……じゃあ…安価」


下2 北上の台詞、行動他

北上「夕張、なんか面白いことやって」


夕張「なんで私なんですか!?」


北上「あたしの部屋盗撮してたの見逃すからさ」


夕張「喜んでやらせていただきます!」


秋津洲「夕張さん……」


明石「なななななんで…ききき北上さんのへへへ部屋を…ととと盗撮してたたたんです…か?」


北上「…なんかね、あたしのオカズが気になってたとからしいよ」


明石「うわ……」

龍驤「ウチには司令官しかおらんけど、司令官にはウチだけと違うもんな……」ブツブツ


夕張「あの……龍驤さん?」


龍驤「……どないしたん夕張?」


夕張「あの…ですね……」


北上「龍驤さ~ん夕張がなんか面白いことやってくれるんだって~」


龍驤「へぇ…何を見せてくれるん…?」


夕張「安価」


下1~3高コンマ 夕張の台詞やその他起こったこと等

夕張「えっと、じゃあこれをこうして……」ゴソゴソ


龍驤「……?」


夕張「見てみて~ツインメロン!」バインバイン


明石「あれは……」


秋津洲「パッドを山盛り入れて巨乳になってるかも」


北上「よりによって胸かぁ……これはちょっとマズイかもね…」


夕張「ほら龍驤さん!夕張のメロンがブルンブルンですよ!」


龍驤「……」

龍驤「北上…義足終わったか?」


北上「あーうん、部品交換したし問題無いよ~」


龍驤「ほなちょっち着けてくれる?」


北上「はいはい、ちょっと待ってね~~っと。よしオッケー」


龍驤「ありがとうな。ほな夕張、行こか」ガシッ


夕張「ひ!い、行くって…どこへ?」


龍驤「ウチと一緒に演習でもせぇへん?」


夕張「……!お断りします!私はまだ死にたくありません!」


龍驤「大丈夫や、演習やから死にはせんよ」

龍驤「まぁ…死ぬほど痛い目にはあうかもしれんけどな」


夕張「ひぃぃぃぃ~~お助け~~!」ズルズル


秋津洲「…連れられて行ったかも」


北上「これはしばらく帰ってこないね~」


明石「だだだだ大丈夫…ですか?」


北上「演習だし大丈夫でしょ。それに龍驤さんの憂さ晴らしにもなって丁度良いと思うよ~」


秋津洲「夕張さん…いくらなんでもあのセンスは無かったかも…」


明石「どどどドン引きです…」


ーー

人も少ないし区切りもいいのでここまでです


あと前スレリンクはPCだとおかしなことになってないでしょうか?心配です


引き続きネタ、小ネタ、コメントはお待ちしてます

ーー
神通「…………うぅ…」


神通「ぅ……はぁ……」


神通「う……ぐ………」


神通「はぁっ………はぁ……」


神通「いま……何時………」ゴソゴソ


神通「まだ……就寝してから一時間しか……」


神通「ぁぐ…………!」


神通「苦しい……早く…薬を……!」

神通「…………ふぅ、即効性のある薬を飲んだおかげで…なんとか落ち着きました…」


神通「これも…霞さんに感謝ですね…」


神通「病院で貰える薬は何故か私には合わない…効き目が強い薬は別ですが…こういう時は本当に助かります…」


神通「カウンセリングも効果は薄いですが…こうやって薬が効くおかげで鎮守府で生活できています…」


神通「さぁ……もう症状は治りましたし…明日に備えて寝ましょう…」


神通「……お休みなさい」


神通「…………」


神通「……あれ…少し待って下さい………」

神通「霞さんの薬がいくら即効性があるとは言っても…飲んで直ぐに効果なんか現れません…」


神通「でも私の症状は楽になった……これはいわゆる思い込み効果でしょうか…?」


神通「…………違う!」


神通「私は…寝る前に病院の薬を……飲んだ!」


神通「それが今…効果が出てるというなら…」


神通「この後で……霞さんの薬の効果も出てしまう!」


神通「これは……不味いかもしれません…!」


神通「早く…霞さんの所へ……!」

ーー霞の部屋


神通「霞さん、起きてますか…!」コンコン


霞「どうしたのよ神通さん、こんな夜中に」ガチャ


神通「あぁよかった……!」


霞「え、何よその反応……」


神通「実はですね…病院から貰った強めの薬を飲んだ後に…霞さんの薬を飲んでしまったんです…」


神通「以前注意してくれましたよね…間違っても二重に飲んではいけない…とんでもないことになると…」


神通「霞さん…私はどうすれば良いのでしょうか…!」


霞「安価」


下1~3高コンマ 霞の台詞、行動他

霞「私の薬を飲んだのは何分前?」


神通「五分くらい前です…」


霞「それで、病院の薬はどれくらい前なの?」


神通「一時間程前で…もう効き始めていると思います…」


霞「あぁもう……ちょっと私の部屋で大人しくしてなさい、人手集めてくるから」


神通「すいません…お願いします……」


霞「いい?余計な事は絶対しないのよ?心拍数が上がって余計深刻になるかもしれないから!」


神通「はい……」


霞「この時間なら司令官と工廠組の誰かは起きてるでしょ……」ガチャ

ーー


霞「神通さん、とりあえず起きてる人を集めて来たわよ」ガチャ


神通「ありがとうございます…」


提督「…神通は大丈夫なのか?」


霞「それは私と司令官達次第ね。最悪病院のお世話になるかもしれないから、その準備もお願い」


提督「了解した」


北上「いや~まさか神通がねぇ…」


ガングート「こんな事は頻繁にあるのか?」


羽黒「どうなんでしょうか……あれば問題ですが…」


神通「すいません…これは私のミスなんです…」


提督「…薬の誤飲はほとんど無い、今回は特例だ」


羽黒「…わかりました」


霞「それじゃあやるわよ、まずは……」


下1~3高コンマ 神通への処置やその他起こったこと、その結果等

霞「北上さん、アレは持ってきてくれた?」


北上「はいよ~腕と脚拘束するやつね~」ゴソッ


羽黒「拘束する必要が…あるんですか?」


霞「羽黒さん胃洗浄知らないの?ま…見てたらわかるわよ」


提督「…ガングート、水は用意できてるな?」


ガングート「あぁ、たまたま一升瓶の空き瓶を持っていたからな。それに水を満たしてきたぞ」


北上「たまたま一升瓶の空き瓶を…ねぇ…」ジトー


ガングート「なんだその目は!決して酒の空き瓶ではないぞこれは!」


提督「…緊急事態だ、今回は見逃してやろう」

霞「さて……拘束はできたわね。神通さん、覚悟はできてる?」


神通「はい……お願いします…」


霞「ガングートさんは神通さんの口をお願い。北上さんと羽黒さんは上半身、司令官は下半身をお願いね」


提督「…わかった」


霞「じゃあ……いくわね」グイッ


神通「……!」


霞「辛くても我慢して、気絶しちゃうとまた厄介かことになるから」


神通「……」コクリ

ーー

神通「グッ!ウゥゥゥゥゥゥ~~!!」ガタガタガタガタ


霞「羽黒さんもっと抑えてて!」


羽黒「は、はい!」


神通「ウッ!!グァ………!!アッ……!!」


霞「……よし!神通さん傾けて!」


北上「よいしょっ……と」


神通「う……げ…」ビシャビシャ


ガングート「どうだ?」


霞「…まだ薬が出てない!もう一回!」


羽黒「はい…!」


提督「神通…もう少しだからな……」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等

ーー

霞「なんとかなったわね……」


提督「…ギリギリだったか?」


霞「かなりね、薬溶けかけてたもの」


北上「神通お疲れ様~」


神通「はぁ……はぁっ………」


ガングート「しかし薬以外にも色々と飲み食いしていたようだな?」


羽黒「お菓子が出てきた時は…びっくりしました…」


提督「ほぼそのままの形だったからな…」


霞「神通さん、また食べ物噛めなくなってるの?」


神通「その……あの…」


霞「…はぁ、わかったわ」

霞「司令官、神通さんは入院させた方がいいかもしれないわ」


神通「嫌です!それだけは嫌なんです!」


霞「でも薬を誤飲するようじゃ…ね。次は無いのかもしれないのよ?」


神通「それでもどうか入院だけは…!」


羽黒「あの神通さんが…こんなに取り乱してるだなんて…」


ガングート「神通よ、そんなに入院するのが嫌なのか?休暇のつもりでゆっくり休んでもいいんじゃないか?」


神通「安価」


下1~3高コンマ 神通の台詞、行動他

神通「お願いです……後生ですから……」


ガングート「ゴショウ?なんだそれは?」


羽黒「懇願…つまり強い気持ちでお願いしているんです…」


神通「お願いです………どうか私をここに…」


北上「理由はなんとなく想像できるけど、ねぇ~」


神通「お願いします…お願いします……」

霞「私としては入院した方がいいと思うけも…司令官に判断は任せるわ」


ガングート「確かに貴様なら色々と見ているだろう。神通が危ないかどうかも分かるはずだ」


羽黒「司令官さん…間違いのない判断をお願いします…」


北上「そのまま強引に入院させるか、ここに残すにしても条件付けるとか、よく考えて~」


神通「提督…私は……」


提督「安価」


下1~3高コンマ 提督の台詞、行動他

提督「…少し待ってくれ、確認したいことがある」


霞「何を確認するかは知らないけど、入院かどうかは言えないの?」


提督「…ならそれを先に言おう。神通には入院してもらう」


神通「あぁぁぁぁ…そんな……」ヘナヘナ


羽黒「神通さん…」


神通「私はもう…用済みなんですね…」


提督「そうじゃない。神通にはあることを手伝って欲しいんだ」


ガングート「入院する奴が何を手伝うという?」


提督「…それを確認したかったんだ。だがこの時間だとな…」


北上「ん~ならさ、何をしようとしてたかは言ってあげなよ~そうすれば神通も納得すると思うよ?」


提督「わかった。神通、良く聞いてくれ……」

ーー


北上「なるほど~例の夕雲達への尋問か~」


提督「天津風は色々と喋ったそうなんだが、長波と夕雲より知っていることは少ないらしい」


羽黒「あの二人は…未だに黙秘していると…幹部さんが言ってました…」


ガングート「それを病院でか…確かに神通にしかできないな」


霞「私は入院するならなんでもいいと思うけど」


提督「…どうだ神通、これなら入院を認めてくれるか?」


神通「安価」


下1~3高コンマ 神通の台詞、行動他

神通「わかりましたぁ…」ブスッ


北上「神通がそんな表情するなんて珍しいね~」


神通「私だって…不満くらい言いたいです…」


ガングート「ほぉ、あの真面目な神通が不満か」


羽黒「それって…どんな事なんですか…?」


霞「捨てられるからっていうのとは違うみたいね?」


提督「…神通、何がそんなに不満なんだ?」


神通「安価」


下1~3高コンマ 神通の台詞を

神通「……注射は嫌いなんです」メソラシ


ガングート「ハッ、まるで子供みたいな理由だな!」


北上「そうだね~正座で痺れてオシッコ漏らす戦艦より子どもっぽいかもね~」


ガングート「……貴様!何処でそれを知ったぁ!!」


霞「注射が苦手って…それだけの理由なの?」


神通「私にとってはそれだけじゃないんです!!腕に針を刺すだなんて……!考えられません!!」


羽黒「あの神通さんが…こんなに取り乱してる…」


提督「…これは相当嫌らしいな」

神通「うぅぅ~~嫌です!注射は絶対嫌なんです!」


霞「入院するけど注射は無し…は無理よね」


提督「無理だろうな…」


羽黒「寝てる内に…注射してもらうのはどうですか?」


神通「起きて体に針が刺さった痕があったら暴れます」


北上「目がガチだよ~」


ガングート「神通程の練度の奴が暴れたら厄介だぞ……あと北上、さっきの話は違うからな!」


霞「司令官、なんかいいアイデアとか無いの?」


提督「安価」


下1~3高コンマ 提督の台詞、行動他

提督「方法がないわけじゃないが…代わりに気絶するほど激マズ劇ニガなゼリーの薬を食べることになるな」


神通「是非そっちでお願いします!」


北上「即答だよ~」


提督「…いいのか?多分今の胃洗浄より辛いぞ?」


神通「注射より辛い事はこの世にありません!!」


羽黒「言い切りましたね…」


提督「…わかった、病院にはそう伝えておこう」


神通「ありがとうございます!」

ガングート「しかし神通がな…意外な弱点というやつか?」


提督「…人には色々あるものさ」


北上「そうそう、誰かさんみたいにね~」


ガングート「お前な……」


提督「…そういう北上にも苦手なものはある」


北上「へぇ!?なんであたしの!?」


提督「…ガングートをいじり過ぎだ」


ガングート「教えてくれ、北上は何が苦手なんだ?」


提督「安価」


下1~3高コンマ 提督の台詞を

提督「北上の苦手なものは…犬だ」


ガングート「犬?大型犬なら誰でも怖がるんじゃないか?」


提督「いや…北上はチワワのような小型犬もダメなんだ」


ガングート「ほう…これはいいことを聞いた」ニヤッ


北上「な、なんだよう……」


ガングート「同志ちっこいのの知り合いに小型犬の飼い主が居てだな……」


北上「……!よ、用が済んだならあたしは仕事があるから!!」ダッ


ガングート「待て北上!タップリと犬の話をしてやろうじゃないか!」


北上「犬はホント無理なんだって~~!」ダダダッ

羽黒「北上さん…話をするのも無理なんですね…」


提督「…相当苦手らしいからな」


霞「ま、あっちはほっときましょう。それより神通さんは入院の準備しなくていいの?」


神通「そんな急に…入院なんですか?」


霞「当たり前よ、明日はもう病院行きよ?」


提督「…幹部さんとはそれまでに話をつけておこう」


神通「あぁ神様……どうか私に注射がうたれませんように……」


ーー

北上が帰ってきたと思ったら、次は神通が入院しました


引き続きネタ、小ネタ、コメントはお待ちしてます

ーー

神通「注射の代わりのお薬は…この世の物とは思えない味ですが…針を刺されるよりは楽ですね…」


神通「入院する前より身体の調子は良いので…入院は間違ってはいなかったんですね…」


神通「ですが…静かにベッドで寝ているだけでは…いけません…」


神通「今日は…島風さんの提督を刺した夕雲さんと…裏でコソコソ動いていた長波さんの尋問の日です…」


神通「長波さんと共に行動していた天津風さんは…知っていること全てを話したそうですが…情報は少ないようでした…」


神通「夕雲さんと長波さんはずっと黙ったまま…私が喋らせることができるのでしょうか?」

神通「いえ…こんな弱気ではいけませんね。折角提督が役目をくれたのに…」


神通「入院してしまった私に…手伝えることがあるなら、全力で尽くすのが一番です」


神通「尋問……ということは多少なら痛い目を見てもらっても良いのかもしれません」


神通「私の解釈の…問題でしょう…」


神通「……この部屋ですね。二人はどんな様子なのでしょうか…?」ガチャ


下1~3高コンマ 部屋の中の様子や二人の様子等

幹部「やぁ神通君、良く来てくれた」


神通「貴方は幹部さん…」


幹部「提督君から話を聞いた時はどうかと思ったが、尋問してくれる艦娘が君なら納得だよ」


夕雲、長波「……」


神通「相変わらず…二人は黙秘なんですね…」


幹部「困ったことにね…そこで神通君にこれを持ってきたんだ」


神通「それは……?」


幹部「少し強い電流の流れる棒や、少し鋭利な棘が付いたしなる棒だよ」


幹部「いわゆる調教にも使われる道具だ」


夕雲「……」ピクッ

神通「いいんですか…?怪我をしてしまいますよ…?」


幹部「だからこそ私が一緒に来たんだ。多少の怪我なら階段で転んだことにでもなるからね」


神通「なるほど…」


幹部「だが君ほどの練度があれば道具はいらないか?十分痛い思いをしてもらえるかね?」


長波「……」ピクッ


神通「それはそうですが…話し合いでも良いんですよね?」


幹部「もちろんだ。しかし話を聞いてくれるとは思わないが…」


神通「やるだけ…やってみます」


夕雲、長波「……」


神通「さて、どうしましょうか……」


下1~3高コンマ 神通の尋問内容を

神通「まずお二人に質問させて下さい…何故あんなのとをしたんですか?」


神通「夕雲さんは提督を刺したこと…長波さんは天津風さんを使って色々としていたこと…その動機が知りたいんです」


夕雲、長波「……」


神通「…幹部さん、ここでの会話は録音していますか?」


幹部「もちろんだ、何かあった時の為にね」


神通「なら……それを止めていただけませんか?」


幹部「何故だい?」


神通「もしかしたら…二人は記録に残ることを嫌がっているかもしれないんです…」


神通「記録が残らない以上…二人が喋ったとは…わかりませんよね…?」


幹部「ふむ……」

神通「今までのも…恐らく会話を録音していたんですよね…?だから…二人は喋ってくれないんだと思うんです…」


幹部「……わかった、今からの会話は一切録音しないと約束しよう」


神通「本当…ですね?」


幹部「神通君の前で嘘を言えるほど、私は命知らずではないからね。もちろん本当だ」


神通「聞こえていましたよね…?会話は録音しません…だからどうか…話を聞かせてくれませんか…?」


夕雲、長波「安価」


下1~3高コンマ 夕雲か長波の台詞、又は両方の台詞や行動を

夕雲「……長波さんは退室してくれませんか?」


神通「長波さん…夕雲さんがこう言っているので…退室してもらえますか…?」


長波「……」


幹部「神通君、私が連れ出そう」


神通「大丈夫ですか…?」


幹部「腕は拘束しているし、いざとなれば君がいるから大丈夫だろう」


神通「わかりました…それではお願いしますね…」


幹部「ほら、行くぞ長波君」


長波「……」ガチャ

神通「さぁ夕雲さん……ここには私しか居ませんし…会話は録音していません…」


神通「そして…長波さんも居ません…」


夕雲「……えぇ」


神通「貴女が知っていること全てを…話してくれませんか?」


神通「貴女は誰の指示を受けていたのか……なぜ提督を殺そうとしたのか…」


神通「よければ……教えて下さい」


夕雲「安価」


下1~3高コンマ 夕雲の台詞や行動等

夕雲「私は…早霜が人質にされているの……」


神通「人質…ですか?」


夕雲「逆らうと早霜の命は無い。それどころか死ぬよりも酷い目に合わせるって…」


神通「その命令してきたのは誰なんですか?」


夕雲「……わからないの。一方的にメールが送られてくるばかりで…」


神通「そのアドレスは…教えもらえますか?」


夕雲「教えても無駄だと思うわ…毎回毎回違うアドレスから送られてきていたし」


神通「それでは…なぜそのメールが貴女への指示だとわかるんですか…?」


夕雲「そのメールには……早霜の監禁されている様子の写真が添付されているの…」


神通「……そうなんですか」

夕雲「写真は使い回しじゃなくて、常に新しいのを撮っていたの。時には動画の時もあったわ」


神通「動画…ですか?」


夕雲「早霜がね…紙を読み上げるのよ……私が指示に従わないと、早霜は殺されます……犯されて海に捨てられますって………もう…私……」


神通「…辛い事を聞いてすいませんでした。それでは長波さんも…同じ状況ということでいいんですか…?」


夕雲「違うわ…あの子も元々は人質だったんだけど……洗脳されてしまったみたいなの…」


神通「洗脳……」


夕雲「言ってることも考えてることも無茶苦茶で…でもあのメールの通りに長波は動くの…」


神通「そうだったんですか…」

神通「なら天津風さんも…洗脳されていたんでしょうか?」


夕雲「…ごめんなさい、そこまでは分からないわ。でもあの子は島風を人質にされてたのかもしれないわね」


神通「それなら…説明はつきますね…」


夕雲「提督があんな人達に近づかなかったら、こんなことにはならなかったのに…」


神通「それは…島風さんの為だったんですよね?」


夕雲「腕と脚が生える……そんなことは絶対に無いのに…」


神通「…夕雲さん、正直に話してくれてありがとうございました」


夕雲「次は長波よね…でもあの子は洗脳されているのよ?」


神通「やってみなければ…わかりません…」


下1~3高コンマ 長波への尋問内容やその方法等

夕雲「私が長波を呼んできましょうか?」


神通「いえ…私に考えがあります。ここに寝ていてくれませんか?」


夕雲「寝る?」


神通「はい、夕雲さんは何も喋らずに…目をつぶってここで寝ていて下さい…」


夕雲「…わかりました」


神通「次は…幹部さんに伝えないと……」


夕雲「神通さんは何をするつもりなのかしら…」

ーー

神通「長波さん、ここには私達しかいません。貴女の知っていることを教えてくれませんか?」


長波「……」


神通「なら…病院で何をしようとしていたのか教えてもらえませんか?天津風さんと病院の裏に居たのは川内姉さんから聞いてますよ?」


長波「……」


神通「やはり……何も喋ってはくれませんか…」


神通「手荒なことはしたくありませんでしたが…仕方ありません…」スッ


長波「……」ピクッ

神通「……ごめんなさい」キュッ


長波「がっ……!!」


神通「……」グググッ


長波「首……がっ……!!」


神通「……」ググググググッ


長波「こ…ひゅ……ひゅっ……」


神通「…今です!」ヒュッ


長波「ん……ぐっ!!」ゴクン


神通「……飲みましたね?」


長波「げほっ!な、なにを……飲ませ………」


神通「…毒です」


長波「……!!」

神通「私達の鎮守府の噂は知っていますよね?鬼畜提督のいる所だと…」


長波「……」


神通「提督は…あらゆる手を使って艦娘を自分のものにしてきました。ですが…困ったことに、どうやっても…言うことを聞かない艦娘がいるんです」


長波「……」


神通「そういう艦娘は残念ながら……死んでもらっているんです。心臓麻痺なら…ただの事故で片付きますからね…」


長波「……」


神通「もうわかりますよね…貴女が飲んだ薬の正体を……」


長波「……」ダラダラ

神通「その薬はまず…汗をかくんです。発汗作用というものですね」


長波「……」ドクンドクン


神通「そして動悸が激しくなる…この症状が暫く続くんです」


長波「はぁ……はぁ……」ダラダラ


神通「大丈夫ですか…?汗を大量にかいているみたいですが…」


長波「な、なんでもねぇ…」


神通「そうですか…なら説明を続けますね。その薬の最後は心臓が止まってしまうんです。眠っているように死んでしまうんですよ?」


神通「ちょうど貴女の後ろにいる夕雲さんのように……」


長波「……!!」バッ


夕雲「……」


長波「はぁっ…!!はぁっ……!!」


夕雲(なるほど…神通さんもやるわね…)

神通「…長波さん、私は解毒剤を持っています。私なら長波さんを助けらます」


長波「……」


神通「ちなみに…無理矢理奪っても無駄ですからね?貴女は解毒剤の処置の仕方を知りません」


神通「誰かに聞こうとしても、その間に薬は効いてしまうでしょうね…」


長波「……」


神通「最後の質問です…貴女の知っていること全てをてん私に教えてくれませんか…?」


長波「安価」


下1~3高コンマ 長波の台詞、行動他


長波「この頭がイカれた奴に何を言われたか知らないけど、あたしは提督を刺した奴らをただじゃおかないだけだよ」


神通「…それが答えでいいんですね?」


長波「……」


神通(そういう風に刷り込まれているのか…誤魔化しているのか…わかりませんね…)


長波「……!」ペタン


神通「どうされましたか…?」


長波「はぁっ!!はぁっ……!!」


神通「あぁ……薬がそこまで効いてきたんですね…」


長波「う……うぅぅぅ……!」ブルブル

神通「貴女に残された時間は…余りありません…」


神通「解毒剤も……ギリギリです……」


神通「貴女が最後に残す言葉はそれでいいんですね…?」


長波「はぁっ……はぁっ……」


神通「なら次は貴方の提督に…同じことをしましょう…」


長波「……!!」


神通「貴方が喋らないのですから…それしかありませんね…」


長波「安価」


下1~3高コンマ 長波の台詞、行動他

長波「これ以上何を喋れって言うんだよ…夕雲が提督を刺したのは裏で手引きしてる奴がいるのは間違いないんだ…」


神通「……」


長波「なんで…なんでだよ……あたしは…」


長波「提督…………」ガクッ


夕雲「…神通さん、やり過ぎじゃないの?」


神通「洗脳されているというなら…それよりも大きい感情で上書きするしかなかったんです…」


夕雲「でも長波が気絶するなんて、神通の話術も凄いですね」


神通「……」

夕雲「神通さん?どうされたんですか?」


神通「夕雲さん、長波さんは洗脳されていたんですよね?」


夕雲「えぇ、そうよ」


神通「言っていることがおかしい…と」


夕雲「あの様子じゃ洗脳されているに決まってるわね」


神通「それは…貴女では無いんですか?」


夕雲「……え?」


神通「また少し…話を聞かせてもらえませんか…?」


下1~3高コンマ 夕雲の再尋問の結果やその他起こったこと等

ーー

幹部「…それは本当かい!?」


神通「はい…夕雲さんが洗脳されている可能性が高いです…」


幹部「何故そう言い切れるんだい?」


神通「夕雲さんにもう一度質問したんですが…さっきとは言っていることが違うんです…」


神通「自分が洗脳されているとは気付いていない…そうすると厄介ですね…」


幹部「長波君はどうなんだい?天津風君からは長波君の命令に従っていたと聞いているぞ?」


神通「ひょっとしたら…天津風さんも夕雲さんと同じかもしれません…」


幹部「まさか……」

神通「長波さんは提督のことが大好きだった…日頃から提督を独占していた島風さんの事は恨んでいたんでしょう」


神通「そして夕雲さんが提督を殺そうとした…すると提督の事が好きな長波さんは暴走して……」


幹部「向こうはそこまで計算していたというのか!?」


神通「だとすれば…今までのことは説明がつきますよね…?」


幹部「…………そうか…そうだったのか…」


神通「まだ仮説の段階ですが…真実を知るには夕雲さん達の洗脳を解かなければいけませんね…」


幹部「…とにかく一度私も話を聞こう」


神通「夕雲さん……」ガチャ


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等

ーー

夕雲「……それで、私が洗脳されてるかもしれないって話は…」


幹部「今の所その可能性は高いといえるね」


夕雲「そんな…じゃあ早霜は!?」


神通「そもそも…そんな艦娘は居ない可能性があります…」


幹部「長期間艦娘を拘束するには、それなりの資材や施設は必要だろうね」


神通「貴女は…早霜さんの画像を見ているのではなく…そういう風に刷り込まれているだけ……かもしれません…」


夕雲「私…は……」

幹部「もっと聞かせてくれないか?君の言う早霜君のこと…その謎のメールのことを…」


夕雲「早霜……メール……ぅぐ…」


神通「夕雲さん…?」


夕雲「う…うぅぅぅ……」


幹部「頭を抑えて…苦しんでいるのか?」


神通「夕雲さん、大丈夫ですか…?」


夕雲「ぐ……ぶぁ…」ブクブクブクブク


神通「夕雲さん!」


幹部「いかん、泡を吹いている!医者…いや、ナースコールを押した方が早い!」ポチッ


神通「夕雲さんしっかりして下さい!夕雲さん!」


夕雲「」ブクブク


下1~3高コンマ 夕雲の容体やその他起こったこと等

ーー

提督『……それから夕雲はどうなった?』


神通「組織の事どころか…色々な記憶が曖昧になっているようです…」


提督『そうか…』


神通「幹部さんによると…一定期間洗脳が無ければ…全てを忘れるように刷り込まれていると…」


提督『その一定期間の洗脳というのが、夕雲の言うメールだったということか』


神通「そのメールを読んで…自分自身に洗脳を上書きしていった…らしいです…」


神通「報告できることは以上です…電話から失礼しました…」


提督『ありがとう神通、入院しているというのにこんな事までしてもらって…本当に感謝だ』


神通「提督の…為ですから…」

提督『…そうだ、長波はどうなった?』


神通「長波さんは…精神的に追い詰められているとのことで…しばらく入院するそうです…」


提督『やはり洗脳はされていなかったんだな?』


神通「はい…問題のある行動や言動は……その…叢雲さんと同じようなものかと…」


提督『島風提督に対してのヤンデレか……』


神通「…夕雲さんは幹部さんが連れて帰るそうです。天津風さんにも同じ症状が出ていないか…向こうの病院で調べると…」


提督『…まさか夕雲と天津風が洗脳されているとは、幹部さんも思っていなかったわけか』


神通「そうですね…」

神通「提督…最後に一ついいでしょうか?」


提督『…なんだ?』


神通「長波さんなんですが…退院したら暫くの間でもいいので…面倒を見てあげてもらえませんか…?」


提督『どうしてだ?今うちには正式ではないが島風が居る。マズイことにならないか?』


神通「いえ…その……長波さんが入院する原因というか…引き金を引いたのは…あのぉ……」


提督『……神通?』


神通「…すいません。少し尋問でやり過ぎました」


提督『……わかった、その件は考えておこう』


神通「ありがとうございます…」


ーー

組織編が少しでも進んでよかったです。場合によってはこれだけでスレが終わるかもしれませんね


引き続きネタ、小ネタ、コメントはお待ちしてます

ーー

提督「…今日は葛城が入院かどうかが決まる人だな」


龍驤「天城に病院連れてってもらってるけど、なんとか通院で済んだらええんやけどなぁ」


提督「…葛城の様子がおかしいのに気が付けなかった俺達も悪い。だからこそ、俺はちゃんと治して欲しいとも思う」


龍驤「でも葛城まで入院ってなったら大変やで?最近やと飛鷹と神通が入院してしもたやん」


提督「北上が帰ってきたと思ったら…まさかトータルで入院者が増えてしまうとはな」


龍驤「気遣ってるつもりやったけど、もっと皆んなに話とか聞いたらなあかんだなぁ…」


提督「…本当にそうだ」

龍驤「ほんで、連絡は葛城本人から来るん?」


提督「いや…天城か病院の先生からだろう」


龍驤「あの病院やったらウチらのことわかってくれてるから、判断は間違って無いやろうね」


提督「今まで何人世話になっているか……」


龍驤「まぁウチも含めてやけどね」


ピピピピピピ…


提督「内線……もしもし?」ガチャ


黒潮『司令はんにお電話やで~』


提督「噂をすれば…か。よし、繋いでくれ」


下1~3高コンマ 葛城の結果やその他電話の内容等


提督「……そうか、報告ありがとう」ガチャン


龍驤「どうやった?」


提督「葛城は入院しなくても良いが、しばらく訓練や出撃はNGだそうだ」


龍驤「そうか…でも入院しやんかっただけ良かったかな?」


提督「まだマシということだな…」


龍驤「でも葛城がなぁ…そんなに心労溜まってたやなんて…」


提督「…あぁ」

瑞鶴「提督…それは私のせいです…」ガチャ


龍驤「瑞鶴…」


瑞鶴「私が…あの子の体調に気付けなかったから…」


提督「…前にも言ったが瑞鶴だけの責任では無い」


龍驤「ウチらも悪いんやで?まぁ隠れて吐いてた葛城も悪いっちゃ悪いんやけど…」


瑞鶴「それでも…私があんな特訓しちゃったから…私が調子に乗っちゃったから…」


提督「瑞鶴は悪くな……」


瑞鶴「何言ってるのよ!!私が悪いに決まってるの!!」


龍驤「瑞鶴!?」


瑞鶴「私が……う…うぅぅぅぅぅぅ……」グスッ


提督「…龍驤、こんな時はどうすればいい?」


龍驤「安価」


下1~3高コンマ 龍驤の台詞、行動他

龍驤「こうなったら瑞鶴は憎まれ役に徹するしか無いんと違うか?」


提督「葛城をさらに扱くというのか?」


龍驤「見た目を派手にして身体への負担は少なく…みたいな感じでできへん?」


瑞鶴「む"り"よ"ぉぉぉぉ……」グスグス


瑞鶴「ぞれに……み、みんな"に…ぎらわれだぐ…無い……」


瑞鶴「ごごのみんな"…や…やざじ……ひっ…ひぃ……」


提督「…だそうだが?」


龍驤「そうか……とりあえず瑞鶴泣き止みな?ほんでないと面倒くさいことになるから、な?」

キィィィィィ~~


加賀「瑞鶴を泣かせたのは……誰?」


提督「おぉ…」ブルッ


龍驤「なんでそんなホラー調やねん!」


加賀「…瑞鶴を泣かせたのは貴女?それとも提督?」


提督「…葛城の話をしていたら急に泣き始めたんだ」


加賀「嘘じゃないでしょうね?」


龍驤「司令官が嘘言うわけないやろ!」


瑞鶴「ひ……ひっ……」グスッ


加賀「…また葛城のことなのね。もうあの子の事はいいのよ、貴女は悪くないの」


瑞鶴「安価」


下1~3高コンマ 瑞鶴の台詞、行動他

瑞鶴「ごんなわだじを…頼ってぐれでいる子のごとなのに…いいわげないでしょ……」


加賀「あ……」


瑞鶴「もう……放っでおいで…」


加賀「瑞鶴、あのね…」スッ


瑞鶴「放っておいでって…言っでるでしょ……!」バシッ!


加賀「…!!」


瑞鶴「うぇ……ぐす……」ガチャ


龍驤「瑞鶴…なにも加賀の手を叩かんでもええやろ…」


提督「加賀、大丈夫か?」


加賀「……」ヘナヘナ


龍驤「加賀!?そんなに痛かったんか?」

加賀「瑞鶴に嫌われた……」


提督「…ん?」


加賀「もうダメよ……死ぬしかないわ…ここから飛び降りて……」


龍驤「加賀!少し落ち着きいって!!」


加賀「瑞鶴が私を拒絶するなんて…この世の終わりよ……」


提督「大丈夫だ加賀、まだ間に合う」


加賀「……」スッ


龍驤「無言で窓に近付くな~!司令官も手伝って!」


提督「加賀、頼むから話を聞いてくれ……」

ーー


瑞鶴「ひぐ………ひっ…ひぃ……」


瑞鶴「……う"ぅぅぅ~~!」


瑞鶴「わだじのせいで……わだじが……」


瑞鶴「もう…嫌だぁ………」


飛鳥「……」ピタッ


瑞鶴「どうじだの…飛鳥……わだじはこごがら……」


飛鳥「……」


瑞鶴「なんなの…ごごになにがあるのぉ……」


下1~3高コンマ 瑞鶴がたどり着いた場所は?

瑞鶴「ごご……トイレ…?」


飛鳥「……」


瑞鶴「なんで飛鳥はごごにづれでぎだの……」


飛鳥「……」クイッ


瑞鶴「な"にぃ……」


飛鳥「……」


瑞鶴「……個室?だがらな"んなのぉ…」


飛鳥「……」クイックイッ


瑞鶴「入ればいいんでしょ……ぐす…」

瑞鶴「別にトイレにいぎだいわげじゃないのに"…」


飛鳥「……」スリスリ


瑞鶴「……心配しでくれでるの?」


飛鳥「……」


瑞鶴「もじがじで……ここで思いっぎり泣げってごど?」


飛鳥「……」スリスリ


瑞鶴「ありがど……飛鳥…」


瑞鶴「う…………あぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~~!!」


瑞鶴「ごめんなざい!ごめんなざい~~~~!!」


瑞鶴「うわぁぁぁぁぁぁ~~ん!!」


飛鳥「……」スリスリ


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等

ーー

加賀「……」フラフラ


加賀「瑞鶴……何処に行ったの瑞鶴…」


加賀「貴女が居ないと私…………」


加賀「……」フラフラ


加賀「私がここに居る意味が無くなってしまう……」


加賀「瑞鶴…瑞鶴……」

加賀「瑞鶴……お願いだから…」


わぁぁぁぁぁぁぁ~~


加賀「今の声……瑞鶴!!」


加賀「何処!?何処に居るの!?」


加賀「瑞鶴はどこで泣いているの!!」


加賀「瑞鶴!!」ダダダッ


うぁぁぁぁぁぁぁ~~!


加賀「声が近い……ここね!!」ガチャ


加賀「瑞鶴!!」


瑞鶴「うぇ……加…賀………」


加賀「安価」


下1~3高コンマ 加賀の台詞、行動他

加賀「あぁ…私の瑞鶴…!」ガチャガチャ


瑞鶴「ダメ!ちょっと離れてて加賀!」


加賀「そんな……」フラッ


瑞鶴「違……ここが何処かわかってるでしょ!?」


加賀「…………あぁ」


瑞鶴「とにかくトイレから出てて!終わったら直ぐに出るから!」


加賀「でも……」


瑞鶴「裸見られるのとトイレしてるとこ聞かれるのは別なの!だから早く出てて!」


加賀「……わかったわ…」


瑞鶴「もう……!」

ーー

瑞鶴「……ふぅ」


加賀「ごめんなさい、まさかトイレ中だったなんて…私はてっきり泣いてるのかと思ったのよ」


瑞鶴「確かに最初は泣いてたわ。でも途中でトイレがしたくなってきちゃって……」


加賀「でも瑞鶴のなら私は別に……」


瑞鶴「私が嫌なの!!プライベートな空間には入って来ないで!」


加賀「そうね……さっきのことと言い…私は色々とわかってなかったみたいね」


加賀「私の中では瑞鶴が全てで…それ以外はどうでもいいとさえ思っていたの。だから葛城のことをあんな風に言ってしまって…ごめんなさい」


瑞鶴「……本当に反省してる?」


加賀「貴女に嫌われたくないもの、ちゃんと反省したわ」


瑞鶴「じゃあ…貴女はこれからどうすればいいと思う?」


加賀「安価」


下1~3高コンマ 加賀の台詞、行動他

加賀「葛城に謝って、これから先こんな事が起こらないよう話し合いましょう」


瑞鶴「…そうね」


加賀「葛城が許してくれれば、だけど……」


瑞鶴「私も一緒に謝るから、その後で一緒に話し合いましょう」


加賀「……そうね」


瑞鶴「もうそろそろ帰ってくると思うから、執務室に行きましょう」


加賀「えぇ……一緒に行きましょう…」

ーー執務室


天城「提督、帰ってきたぜ~」


提督「…ご苦労だった」


葛城「提督さん、私……」


龍驤「ええんやで葛城、しばらくゆっくりしとき」


天城「出撃できねぇからって、例の特訓もするんじゃねえからな?」


葛城「……」


天城「返事をしろっての!」


葛城「だって……私が頑張らないと…龍驤さんの支えにならないと……」


提督「…しばらくは休養だ葛城。先生にも言われただろう?」


葛城「でも……」

龍驤「その気持ちは嬉しいけど、壊れるまで頑張るのはまた違うんやで?」


葛城「でもこうでもしないと…龍驤さんの練度には追い付けないんです…」


天城「アホ!それでぶっ壊れてどうする!」


葛城「でも……」


瑞鶴「葛城、帰ってきてたのね」ガチャ


葛城「瑞鶴さん…」


加賀「私も居るわよ」


龍驤「加賀まで?」


加賀「安価」


下1~3高コンマ 加賀の台詞、行動他

加賀「今回のことは…本当にごめんなさい。瑞鶴のメニューは私も手伝っていたの」


龍驤「そうやったんか?」


瑞鶴「えぇ、実は少し手伝ってもらっていたの。前の鎮守府では加賀ば教育係だったのよ」


加賀「本当にごめんなさい……」


葛城「いえ…私も悪かったので…頭を上げてください…」


加賀「そう言ってもらえて良かったわ……それでね葛城、私も反省したから貴女への特別な甘口メニューを考えてきたの」


葛城「え…?」


加賀「まずはランニングは12kmだったのを半分の6kmにして……」

天城「お~~い、お前は話聞いてたのか?」


提督「…葛城は出撃も訓練も当分禁止だ」


龍驤「加賀…アンタ……」


葛城「……」


加賀「ち、違うのよ……これは違うの…」


瑞鶴「安価」


下1~3高コンマ 瑞鶴の台詞、行動他

瑞鶴「…加賀はおっちょこちょいなのよ」


龍驤「おっちょこちょいで済むレベルか?ただ話聞いてないだけやろ?」


天城「もしかしたら今回の件は瑞鶴より加賀が原因かもしれねぇな」


提督「…加賀、少し話をしようか?」


加賀「ふ…あ……」


葛城「……」


加賀「瑞鶴……何か…フォローを………」


瑞鶴「安価」


下1~3高コンマ 瑞鶴の台詞、行動他

瑞鶴「今回の件に関しましては指導を頼まれた私がしっかりと判断できなかったことが原因です」


瑞鶴「確かに加賀からはアドバイスを貰いましたがそれをうけてどのように指導を行うかは私の判断です。
罰は私がすべて受けます。葛城……ごめんなさいね」


葛城「瑞鶴…」


加賀「流石は私の瑞鶴ね」ドヤ


龍驤「なんで加賀がドヤ顔やねん」


天城「なあ提督、やっぱりコイツが原因だよ」


加賀「…貴女はさっきから私に敵意があるようね。一度実力をハッキリさせましょうか?」


天城「お、やんのか?」


加賀「私はこんなだけど、練度は高いのよ?」


龍驤「自分でこんなん言うとるし…」

天城「へぇ…じゃあ一航戦の力見せてもらおうじゃねぇか」


加賀「ええ、早速演習場へ行きましょう」


龍驤「おい加賀…」


加賀「なに?」


提督「…わからないのか?」


加賀「提督まで、何を言うの?」


瑞鶴「加賀……天城は………」


加賀「……!!」


天城「ん?天城は気にしてないぜ。片腕だろうがやってやるよ!」


提督「…違う、そうでは無いんだ」


龍驤「加賀は忘れとったんやな?天城の腕のこと信じて」


加賀「……」プルプル

提督「瑞鶴以外の事にももう少し関心を持って欲しいな」


龍驤「何気無い一言がその子を傷付けたりするんやで?」


天城「あ~確かにな。天城は気にしねぇけど、清霜とか電は要注意だよな?」


葛城「だから…私のこともどうでも良かったんですか…」


瑞鶴「それは違うわ!貴女の事を考えて加賀はメニューを考えてくれたの!」


天城「でもよぉ、これじゃあなぁ……」


加賀「……」


瑞鶴「ちょっと、加賀も黙ってないでなにか言ってよ!」


加賀「安価」


下1~3高コンマ 加賀の台詞、行動他

加賀「…ごめんなさい、私の全ての中心は瑞鶴だから他の事がよく見えていなかったのかもしれないわ」


葛城「……」


加賀「これからも瑞鶴が私の全てであることは変わらないわ。でもだからこそ瑞鶴をとりまく環境をもっとよく見るようにする。瑞鶴に誓って約束するわ」


龍驤「…ホンマやな?」


加賀「瑞鶴に嘘はつけないもの」


天城「じゃあ約束破ったらお前ら別れろよ?」


加賀「……」


天城「なんだ答えられねぇのか?やっぱりその程度なのか?」


瑞鶴「天城違うわ、これは……」


加賀「……」キゼツ


瑞鶴「私と別れた所を想像して気絶してしまっただけみたいね」


天城「コイツ…マジか……」


ーー

なんだかごちゃごちゃしたような気がします、すいません



引き続きネタ、小ネタ、コメントはまだまだお待ちしてます

ーー

羽黒「加賀さん…わざわざ来てもらってありがとうございます…」


加賀「鎮守府の中だし、別に構わないわ。それより、何の為に私を呼び出したの?」


羽黒「はい…実は葛城さんの件で…」


加賀「その話なら本人に謝罪して、もう終わっていると思うのだけど?」


羽黒「葛城さんは…まだ完治していません…それを…終わったことにするのは…どうでしょうか…」


加賀「…貴女も趣味が悪いのね」


羽黒「これが仕事なので……」

加賀「それで貴女は私に何を聞きたいの?謝罪の言葉を言って欲しいのかしら?」


羽黒「そうではありません…加賀さん…貴女がこの鎮守府に相応しいかを…色々聞いていきたいんです…」


加賀「…どういうこと?」


羽黒「貴女は…この鎮守府のことをわかっていますか?」


加賀「当然よ、瑞鶴の居る鎮守府ですもの」


羽黒「確かに…瑞鶴さん関係は…問題ありません…」


加賀「なら他に何が聞きたいのかしら?」

羽黒「加賀さんは…司令官さんの『足りないもの』の話は…聞きましたか…?」


加賀「…………えぇ」


羽黒「聞いたけど…覚えてないんですか?」


加賀「…決めつけるように言うのは関心しないわね」


羽黒「ごめんなさい……」


加賀「…仮にその話を覚えていないから何だっていうの?」


羽黒「そうですね……なら一つ質問をします。この前の夜中に…電ちゃんが体調を悪くしてしまったんです…」


羽黒「電ちゃんは心が少し不安定なので…そういうことはたまにあるみたいですね…」

羽黒「でも…この前のは違うんです……」


羽黒「電ちゃんは何も言いませんでしたが…体調を崩す直前に…加賀さん、貴女と会ってましたよね…?」


加賀「……」


羽黒「偶然会ったんでしょうが……そこで電ちゃんに何か言いませんでしたか…?」


加賀「私は……」


羽黒「すいません…裏は取れているので…誤魔化しはしないで下さい…」


加賀「安価」


下1~3高コンマ 加賀の台詞を

加賀「随伴艦としてのアドバイスをしてただけよ。本人にも聞いているんでしょ?」


羽黒「…言い方に問題は無かったですか?電ちゃんは…大声で言われたり…威圧されたりすると…パニックになってしまいますよね…?」


加賀「……貴女は一体何を言いたいの?」


羽黒「貴女が…電ちゃんに問題のある言動を……」


加賀「だとしたらその場で体調が悪くなっていると思わない?何故時間差で症状が出ると思ったのかしら?」


羽黒「なら…この件に関しては問題が無いんですね…まぁ…わかっていたことですが……」


加賀「貴女ねぇ!」


羽黒「すいません…こういうやり方でやるようにと…教わったので…」

加賀「…もう帰らせてもらうわ」


羽黒「もう少しだけお付き合い下さい…お願いします…」


加賀「そんなに葛城のことが気になるの?」


羽黒「すいません……場合によっては加賀さんは…葛城さんへの虐め…パワハラのようなものを行なっていたと…認定されてしまうんです…」


加賀「何故……」


羽黒「すいません……私が居る以上…無視はできないんです…」


羽黒「葛城さんはただ頑張り過ぎた…そんな言い訳が通る程…融通はききません…」


羽黒「だから…加賀さんの口から…納得のいく答えを聞きたいんです…」


加賀「安価」


下1~3高コンマ 加賀の台詞、行動他

加賀「私は葛城が望み通り強くなれるように私は瑞鶴にアドバイスをしていたの」


加賀「ただ…葛城が耐えられるかどうかまでは考慮できていなかったわ。私が反省すべき点はそこね」


羽黒「そうだったんですね……」


加賀「……この答えで私はどうなるのかしら?」


羽黒「最悪の場合…この鎮守府からは異動となります…」


加賀「…そう」


羽黒「もしそうなった場合は…異動届けが来る前に…自分で移籍することを…おススメします…」


加賀「……そう」


羽黒「それでは…ありがとうございました…」


加賀「……」

ーー


加賀「私は間違っていたの?葛城が強くなりたいと言うから、私はその手助けをした」


加賀「瑞鶴は頑張って教えていたけど、それは私のメニューありきの話……」


加賀「私が………全ての原因……」


加賀「そんなつもりは…無かった……無かったのよ…」


加賀「……私は瑞鶴が張り切って教えている所を見たかっただけ?」


加賀「……違う!そんな事はない!あれはあくまで葛城の為の訓練なの!」


加賀「違う……絶対に違うわ……」フラフラ


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等

ーー

龍驤「……ほんで、体調はどうや?」


葛城「おかげさまで、すっかり元気になりました!」


龍驤「それはよかったわ。でもまだ訓練はしたらあかんで?」


葛城「はい……なので今は何も出来ないのが少し辛いです」


龍驤「休むのも仕事のうちや。今はゆっくりしとくんやで?」


葛城「はい…」


加賀「……」フラフラ


龍驤「ん?あれは加賀か?」


葛城「なんだか様子がおかしいですね…」


龍驤「ほなちょっと話聞いてみよか。おーい加賀~」

加賀「……」


龍驤「どないしたんやその顔…」


葛城「風邪でも引いてしまったんですか?」


加賀「葛城……龍驤さん……私…」


加賀「私は間違っていたの……?」ウルウル


葛城「加賀さん…」


龍驤「…訳ありやな。あったこと話してみ加賀?」


加賀「実は…………」

ーー


葛城「そんな!加賀さんは悪くありません!!」


加賀「……」


龍驤「でも羽黒の言うこともわかるわなぁ…原因がはっきりしとるんやったら、それを排除すればええ…理にはなかっとるわな」


葛城「龍驤さんは羽黒さんの意見に賛成なんですか!?」


龍驤「アホ、大反対や。今言うたのはあくまで一般論や」


加賀「でも……私はここに居れなくなってしまうわ……」


龍驤「そうやな、せっかく瑞鶴とも一緒になれたし簡単には離れたくないわなぁ…」


加賀「それだけじゃないのよ……」

加賀「私はこの鎮守府に来れて本当に良かったと思ってるの……」


加賀「前の鎮守府ではこんなに良い雰囲気では無かったのよ…」


加賀「いかにして戦果を稼ぐか、どれだけ他人と差をつけるかが生き甲斐だった…」


加賀「でもここは違う……出撃してこんなに楽しいと思ったことは無いの…」


加賀「私は……ここを離れたくない…」


龍驤「加賀……」


葛城「……すいません、加賀さんをお願いします」


龍驤「何処へ行くんや?」


葛城「羽黒さんの所に行って、直談判してきます!!」

ーー


羽黒「……」


葛城「居た…羽黒さん!」


羽黒「葛城さん…お体はどうですか?」


葛城「何も問題無いわ!それより羽黒さんに言いたいことがあるのよ!」


羽黒「言いたいこと…?」


葛城「安価」


下1~3高コンマ 葛城の台詞を

葛城「あなたのやり方は確かに理にかなってるかもしれません。でもそのやり方は私は好きじゃありません!」


羽黒「……そうですか」


葛城「加賀さんをここに残れようにして下さい!体調を崩した私が言っているんです!」


羽黒「…それは難しいですね」


葛城「なんでですか!?」


羽黒「葛城さんと加賀さんの場合はそうかもしれませんが…他の鎮守府ではどうでしょう…?」


羽黒「パワハラが原因で自殺…ニュースで見たことがありますよね…?」


葛城「それは……」

羽黒「特例を一つ認めれば…次からその言い訳が通ってしまうんです…」


羽黒「何故この鎮守府の時は認めたのに…あの鎮守府では認めないのか…それを言われたら…私達は動けなくなります…」


羽黒「そうすれば…全国の鎮守府の艦娘さんを…見殺しにすることになります…」


羽黒「貴女に…その責任が取れますか…?」


葛城「それは…」


羽黒「無理…ですよね…」


葛城「……」


羽黒「加賀さんには…厳しい処分が下されるでしょうね…」


葛城「そんな…」

羽黒「あとで言い訳ができないように…音声も録音してあります…」


羽黒「葛城さん…ご協力ありがとうございました…」


葛城「…認めないわ」


羽黒「ダメです…真実は一つなんです…」


葛城「被害を受けた私が言ってるのよ!加賀さんは悪くないって!」


羽黒「ダメです…」


葛城「これじゃあ私が加賀さんを追い出すみたいじゃない!」


羽黒「それは違います…」


葛城「違うも何もそういうことになっちゃうのよ~~!!」


羽黒「……」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等

葛城「こうなったら…最終手段よ!!」


羽黒「まさか暴力……!」


葛城「これでも喰らいなさい!」ヒュッ


羽黒「んぐ……っ!」ゴクン


葛城「よし、食べたわね!」


羽黒「な、何を食べさせたんですか!まさか……毒物…!」


葛城「ふふふ…効果が出れば嫌でも気付くわね!」


羽黒「う…!うぅぅぅぅ…!!」

ーー

羽黒「うぁぁぁぁぁ~~」グテングテン


葛城「話しには聞いていたけど、まさかウイスキーボンボンでこうなるなんて…」


羽黒「わらひはねぇ…こんかしごろはやりたくないんれふよぉ…」


葛城「でもこれで作戦成功ね。後は羽黒さんの耳元で……」スッ


羽黒「んぁぁぁぁ~~」


葛城「加賀さんはいい人……」ボソボソ


羽黒「かがはんはいいひろ…」


葛城「加賀さんはいい人…加賀さんはいい人……」


羽黒「かがさんはいいひろ………」


葛城「加賀さんはいい人…………」


羽黒「かがさんは…………」



下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等

ーー後日

加賀「……」


羽黒「待って下さい加賀さん…私……」


加賀「……」スタスタ


羽黒「寝ても覚めても…貴女のことしか考えられないんです…」


加賀「……」


羽黒「加賀さぁん……」

龍驤「……なんやあの光景?」


提督「わからない…加賀と葛城の件は不問にすると言ったかと思えば…これだ」


龍驤「羽黒ってアッチやったんか?」


提督「幹部さんは昔羽黒には彼氏が居たと聞いているが…」


加賀「……」


羽黒「加賀さん…加賀さん……」


龍驤「とてもやないけど、そうは見えんで」


提督「だよなぁ…」

羽黒「加賀さん…貴女の側に私を置いて下さい…」


加賀「……」


羽黒「無視しないで…加賀さん…加賀さん……」


瑞鶴「…羽黒、ちょっといいかしら?」


龍驤「お、瑞鶴が……まさか修羅場発生か?」


提督「もしもの時は龍驤、頼むぞ」


龍驤「それは任しといて!」


羽黒「あの…私に何か用ですか…?」


瑞鶴「安価」


下1~3高コンマ 瑞鶴の台詞、行動他

瑞鶴「ちょっとくっつく過ぎじゃない?くっつきすぎよねほら離れて加賀もそう思ってるわ」


羽黒「どうしてくっついてるって…わかるんですか…?」


瑞鶴「加賀を反射した声が聞こえてきたからよ」


羽黒「うわぁ……」


瑞鶴「何引いてるのよ!貴女の今の状態の方が引かれるんだからね!?」


羽黒「私は…加賀さんの側に居たいだけです…」


瑞鶴「ダメよ!加賀は私のものなの!」


羽黒「加賀さんは…誰のものでもありません…」


瑞鶴「加賀は私の恋人なのよ!」


羽黒「そんなの…関係ありません…」

羽黒「むしろ加賀さんは…司令官さんのものですよね…?」


瑞鶴「あぁん!?」


提督「なぜそこで俺に振るんだ…」


羽黒「だって…加賀さんは誰のものかって言われたら…司令官さんのものですよね…?」


瑞鶴「提督……?」


提督「お、俺は関係ない。加賀本人に聞いてみたらどうだ?」


羽黒「そうですね…私の加賀さんに聞いてみましょう…」


瑞鶴「加賀は私のもの!!ね、加賀!!」


加賀「安価」


下1~3高コンマ 加賀の台詞、行動他

加賀「私は瑞鶴のもので瑞鶴は私のものよ 」グイッ


瑞鶴「え……」


加賀「んっ…」チュッ


羽黒「!!」


瑞鶴「んぁ……んぐ…」


加賀「ちゅ……れる……」グググッ


瑞鶴「ふぁ……」ガクガク


提督「…流石に止めておこうか」


龍驤「軽いキスやと見逃したけど、瑞鶴腰にキとるやん……」

龍驤「加賀、そこまでや。ここは人前やで?」


加賀「ん……ふぅ。とまぁこんなものです」


瑞鶴「んぅ……」ガクガク


提督「大丈夫か瑞鶴?」


瑞鶴「加賀…激し……私…油断してて…」トローン


加賀「さて……羽黒、これでわかってくれたかしら?」


羽黒「安価」


下1~3高コンマ 羽黒の台詞、行動他

羽黒「凄い…いいなぁ…」


加賀「…ん?」


羽黒「ねぇ加賀さん…私ともっと凄いことしませんか…?」


加賀「なんでそうなるのかしら?」


羽黒「ね、加賀さん…私尽くしますよ…?」


加賀「…付き合ってられないわ」ダッ


羽黒「あぁ…待って下さい~!」


瑞鶴「待って加賀…一回ちゃんと…」ピクピク


提督「…どうしてこうなったんだ?」


龍驤「なんでやろうなぁ……」


ーー

羽黒に属性が追加されました


引き続きネタ、小ネタ、コメントはお待ちしてます

ーー

提督「…卯月、退院できてよかったな」


卯月「思ったよりも早く退院できたっぴょん!」


提督「…ここの先生が合ったのか?」


卯月「それもあるけど、うーちゃん頑張ったんだっぴょん。もうストレス発散の為に女の子を抱いたりしないっぴょん!」


提督「…そうか」


卯月「心配しなくても、お医者さんからちゃんと愛のあるHならしても大丈夫って言われてるっぴょん!」


提督「…恋愛対象は女の子のままなんだな?」


卯月「男なんて全員滅びればいいっぴょん……あ、司令官は別っぴょんよ!」


提督「…それはよかったよ」

卯月「司令官、後はもう帰るだけっぴょんよね?」


提督「…そうだな」


卯月「なら少し寄って欲しいところがあるっぴょん!」


提督「…ここから近いのか?」


卯月「帰り道にあるっぴょん!うーちゃんの退院祝いだと思ってそこに連れていって欲しいっぴょん!」


提督「…まぁいいだろう」


卯月「ありがとうっぴょん!」

ーー料亭竜宮


提督「まさかこの店に来たいとはな…ここ高いんだぞ?」


卯月「だから来たかったんだぴょん!高級料亭なんて滅多に来れないっぴょん!」


提督「手加減はしてくれよ…」


卯月「うぉ~!メニューに時価があるっぴょん!これは楽しみっぴょん!」


提督「…手持ちにいくらあったか……」

伊19「提督!久しぶりなのね!」


提督「伊19と…伊26か」


伊26「うん…卯月も久しぶり…」


卯月「お久しぶりっぴょん!」


伊19「今日はどうしたの?卯月とデートなんて珍しいの」


提督「いや…卯月の退院祝いなんだ」


伊26「卯月ちゃん入院してたの?」


卯月「もう大丈夫だから心配無用っぴょん!」


伊19「ここの料理は美味しいのね。退院祝いなら好きなだけ堪能して欲しいの!」


卯月「任せるっぴょん!」


提督「………手加減を…」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等

ーー

卯月「いや~美味しいっぴょん!こんなに美味しい食事は久しぶりっぴょん!」


提督「すまん卯月…もう予算が…」


卯月「ぶー…仕方ないっぴょんね。これくらいにしてあげるっぴょん!」


提督「あぁ…財布の中身が…」


卯月「じゃあ皆んなにお土産でも持って帰ってあげるっぴょん!」


提督「卯月……もう金が……」

伊19「卯月、それくらいにしてあげるのね」ガラッ


伊26「皆んなへのお土産だけで、今のご飯代くらいしちゃうよ?」


卯月「それじゃあ仕方ないっぴょん」


提督「ほ……ありがとう伊19」


伊19「押しに弱いとこも変わってないのね」


伊26「提督、鎮守府の皆んなは元気?」


提督「元気…と言いたいが最近また一人入院してしまったんだ」


伊19「提督~皆んなのことちゃんと見てるの?」


提督「見てるつもりだったんだがな…」

伊26「そういえば卯月ちゃんは何で入院してたの?聞いて大丈夫?」


卯月「大丈夫っぴょんよ。卯月は性交中毒で入院してたんだっぴょん!」


伊26「セ……!」


伊19「それって治るものなの?」


卯月「うーちゃんはストレス発散の為に女の子をめちゃくちゃに抱いてたんだっぴょん。原因がわかってるなら、意外となんとかなったっぴょん!」


伊19「あぁ、その滅茶苦茶に抱いてたのは叢雲なのね?」


卯月「……なんで知ってるっぴょん?」

伊19「提督達が大変なことになってる間、卯月はよくコソコソ鎮守府を抜け出してたのね」


伊26「それだけならわからなかったけど、鎮守府の裏で他所の叢雲ちゃんと……」


伊19「卯月、今だから言えるけどあれは無いのね。叢雲の首絞めたり足舐めさせたり……」


提督「…そんなことをしていたのか?」


伊26「色々命令もしてたよね。雌豚、ここで情けない声出してイけ…とかさ」


卯月「うわ~……全部知られてたっぴょん……」


提督「俺は知らかった……まぁあの時は知らなくて当然か…」


伊19「卯月はもう大丈夫なの?叢雲とちゃんと会話できるの?」


卯月「安価」


下1~3高コンマ 卯月の台詞、行動他

卯月「うーちゃんは大丈夫!…………ぴょん…」


伊19「どうしたの?途中まで威勢が良かったのに」


伊26「もしかして食べ過ぎたの?」


卯月「……ぴょん」スッ


提督「俺を指差して…どうかしたのか?」


伊19「……違うの!提督の後ろ!」


提督「え?」


叢雲「…………」


伊26「叢雲ちゃん…!」

叢雲「司令官酷いじゃない…卯月様が退院するなら…私に知らせてよ…」ユラァ


提督「お、落ち着け叢雲…また卯月様って…言ってるぞ…?」


叢雲「……そんなの知らないわ」


伊26「目が座ってる…」


伊19「ニム、こっちに来るの」


伊26「お姉ちゃん…」


叢雲「卯月様…私…この日をずっと待ってたの…」


卯月「……」


叢雲「ねぇ…卯月様……」


下1~3高コンマ 卯月、叢雲どちらかの台詞や行動他

卯月「さ、サプライズだぴょん!」


叢雲「……」


卯月「む…叢雲を驚かそうとしたんです…」


伊19「卯月の語尾が取れてるのね…」


伊26「よっぽどの恐怖を感じてるのかな…」


提督「卯月に悪気があったわけでは無いんだ。ただ叢雲には帰って自分から話すと…そう言われていた…から……」


叢雲「……」ギロッ


伊19「提督頑張るのね!目力で負けてるの!!」


伊26「お姉ちゃん、あの叢雲ちゃんには誰も勝てないよ…」

叢雲「アンタ…嘘は言ってないでしょうね…?」


提督「………もちろんだ」


叢雲「そう……」ユラァ


卯月「び…びびび……」


叢雲「ねぇ卯月様…私とお話しする予定だったのよね…?」


卯月「ぴょん……」


叢雲「なら…今ここでしてよ…」


卯月「……ぴょん」


叢雲「できないの…ねぇ…卯月様……」


卯月「安価」


下1~3高コンマ 卯月の台詞、行動他

卯月「ほ……ほら、刺身あーんって」


叢雲「あーん」


伊19「素直に食べてるの…」


叢雲「卯月様の食べさせてくれる刺身…おいひい…」パァァァァ


伊26「あっという間に笑顔になった…」


提督「とりあえずなんとかなったか…?」

卯月「ほらもう一切れ、あーん…」


叢雲「ん……おいひいよぉ…」トローン


伊19「提督、叢雲が蕩けてる間に帰るの…」ヒソヒソ


伊26「今がチャンスかも…」


提督「よし、そうか……卯月…」ヒソヒソ


卯月「ぴょん……ほら叢雲…もっと味わうぴょん…目を瞑って…」


叢雲「卯月様の…刺身……うん、美味しい…」スッ


卯月「……今っぴょん!!」


提督「!!」ダッ


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等

ーー

提督「急げ卯月!」ダダダッ


卯月「わかってるっぴょん!」


提督「表からは目立つ、ここは裏から目立たないように……」


皐月「司令官!何処に行くんだい!?」


卯月「皐月…!」


提督「どうしてここに!?」


皐月「叢雲から頼まれてね!まさか本当に逃げるとは思ってなかったけど…流石は叢雲だね!」


卯月「なんで叢雲の味方をするっぴょん!?」


皐月「わからない?僕といえばオッパイでしょ!!」

卯月「でも叢雲はオッパイ無いっぴょん!」


皐月「甘いね!オッパイは大きさだけじゃ無いんだよ!」


卯月「ぐぐぐ…確かに叢雲の胸はうーちゃんが開発したっぴょん…」


皐月「頼まれたからには二人を通す訳にはいかないね!」


提督「どうする卯月?危険だが表から出ていくか?」


卯月「それしか無い……あ!あぁぁぁ…!!」


叢雲「うづきさまぁぁ…」ニヤァ


提督「マズイ!挟まれたぞ!」

叢雲「ねぇ…なんで逃げるのぉ…私に話しが…あるんでしょお…」ユラユラ


卯月「びびびび……」


皐月「ふっふっふっ…逃がさないよ?」ジリジリ


提督「くっ、どうにもならないのか……」


叢雲「卯月様ぁ……」


卯月「ぴょん…」


皐月「ディ~フェンスディーフェンス!」ジリジリ


提督「ぐ……」


叢雲「……捕まえたぁ」ニヤァ


卯月「……!」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等

卯月「助けて……誰か…」


ボフン!!


皐月「うわ!?」


叢雲「卯月様……!!」ダキッ


皐月「ゲホッゲホッ!一体何があったんだろ…でも提督は捕まえたよ!」


叢雲「……違うわ」


皐月「え?」


叢雲「皐月が捕まえてるのも、私が抱きついたのも人形よ」


皐月「いつのまに…!」


叢雲「こんなことができるのは、アイツくらいよね…」ギリッ

ーー


川内「ここまで来れば大丈夫でしょ…」


卯月「はぁ…はぁ……助かったぴょん…」


提督「ありがとう川内…」


川内「いいっていいって!叢雲が皐月連れて出ていった時点で怪しいな~と思ってつけてきただけだからさ!」


提督「それでも…助かったのは事実だ…」


卯月「川内さん…ありがとうっぴょん…」


川内「そう言ってくれたら嬉しいな!」

卯月「でもこれでなんとか鎮守府まで帰れるっぴょん…司令官、早く……」


川内「確かに鎮守府には帰れるかもしんないけどさ、それでいいの?」


卯月「ぴょん…」


川内「これから鎮守府で一緒に生活するならさ、叢雲のことはキチンとしとかないといけないと思うよ?」


提督「確かに…毎日毎日追いかけっこをされても…困るからな…」


川内「私がちゃんと見といてあげるからさ、二人っきりで話してみない?暴走しそうになったら直ぐに止めるから!」


提督「…卯月、どうする?」


卯月「安価」


下1~3高コンマ 卯月の台詞を

卯月「やってやらぁっぴょん!!」


川内「おお、威勢がいいね!」


提督「…卯月、大丈夫なのか?」


卯月「いつまでも逃げてる場合じゃ無いっぴょん!自分でカタをつけるっぴょん!」


川内「じゃあ私は叢雲を呼んできた後で向こうで隠れてるわね」


提督「…危なくなったら助けてやる」


卯月「司令官達の出番が無いように頑張るっぴょん!!」

ーー


叢雲「卯月様…卯月様……」フラフラ


卯月「叢雲、ここっぴょん!」


叢雲「卯月様!!!!」


卯月「叢雲、まずは落ち着くっぴょん!」


叢雲「私は最初から落ち着いてるわ!あぁ卯月様…この日をどれだけ待ち望んだか…!」


川内「叢雲…飛ばしてるねぇ…」


提督「叢雲はそれほど卯月のことを…」

皐月「そうだね~叢雲は卯月が大好きみたいだからね」


提督「皐月?」


川内「ワケを話してさ、一緒に見守ってもらおうかと思って」


皐月「大丈夫!今度は卯月の味方だからさ!」


提督「もしもの時は頼むぞ…」




叢雲「……それで卯月様、私に話ってどんな話なの?私卯月様の言うことならなんでも聞くわ!!」


卯月「安価」


下1~3高コンマ 卯月の台詞、行動他

卯月「まずは謝るぴょん!叢雲に色々したのに他の娘とも色々してごめんなさいでした!!」


叢雲「そんな、謝らなくても…私は卯月様のペットなんです。前の時みたいに好きな時に呼び出して、私を滅茶苦茶にしてもいいのよ?」


卯月「叢雲…うーちゃんがどんな病気で入院してたか忘れたっぴょん?」


叢雲「それは……」


卯月「卯月はストレスを解消する為に叢雲とか色んな子を抱きまくった最低なクズっぴょん」


叢雲「やめて!卯月様は最低なんかじゃないわ!!」


卯月「ありがとう…そう言ってくれるのは叢雲だけっぴょん…」

叢雲「あ、でも退院したってことは……もう卯月様とHはできないの?」


叢雲「もう二度と、私をぐちゃぐちゃに犯してはくれないの?」


卯月「うーちゃんは退院したけど…Hはするなとは言われてないっぴょん」


卯月「愛のあるちゃんとしたHなら…しても大丈夫だって言ってくれたっぴょん…」


叢雲「愛……」


卯月「叢雲は…卯月のことが好きっぴょん?」


叢雲「当然よ!私の全てを卯月様に捧げても構わないわ!!」


卯月「ぴょん……」

卯月「そう言ってくれるのは嬉しいけど…卯月はまだよくわかんないっぴょん」


卯月「叢雲を見るとイライラというか…無茶苦茶に犯してやりたいっていう欲求があったんだっぴょん」


卯月「でも今はそんな気持ちはもう無くて…でも叢雲のことは気になってて…」


卯月「だからまだちゃんとした答えは出せないけど…卯月の側に居てくれるっぴょん?」


叢雲「安価」


下1~3高コンマ 叢雲の台詞、行動他

叢雲「当然でしょ、私は卯月様と共に生きるわ」


卯月「……そういうことじゃなかったけど…まあいいっぴょん」



叢雲「大丈夫よ、ちゃんと理解してるわ。要は卯月様が私の事をちゃんと好きになってくれればいいんでしょ?」


卯月「…そういう事っぴょん」


叢雲「なら簡単ね、私の持てる力全部を使って卯月様の好感度を上げればいいだけだもの」


卯月「そんな簡単に上がるっぴょん?」


叢雲「卯月様が入院してる間、色々勉強してたのよ」

叢雲「これから毎日卯月様には私の手作り弁当に、身の回りのお世話もするわ!」


卯月「ぴょん…」


叢雲「もし……私のご奉仕が気に入らないっていうなら最終手段を取るわね?」


卯月「最終手段…?」


叢雲「卯月、アンタがこんな体にしたんだから責任取りなさい」


卯月「それは言わないで欲しいっぴょん…」


叢雲「結構大変なのよ?色々開発されたせいでブラは着けられないし、それに下半身も…」


卯月「その件に関しては本当に申し訳ないと思っております。どうかご勘弁下さい」


叢雲「えぇ、だからこれは最終手段。ちゃんと卯月様に私の気持ちを伝えるわ!」


卯月「……ぴょん」

叢雲「話はこれで終わりよね?一緒に帰りましょう!」


卯月「でも司令官達が…」


叢雲「卯月様?」ギロッ


卯月「ぴっ!」


叢雲「私と会話してるのに、なんで他人が出てくるの?」


叢雲「ねぇ?卯月様?ねぇ?ねぇ?ねぇ?ねぇ?ねぇ?」ズイッ


卯月「ご、ごめんっぴょん…」


叢雲「…わかってくれたらいいわ!」コロッ


卯月「ふぅ…………」


提督「卯月…あいつまた刺されたりしないだろうな?」


川内「なんだか凄い不安なんだけど…」


皐月「今日はオッパイお預けかなぁ」


ーー

叢雲はこれでも通院にて症状は改善しています


引き続きネタ、小ネタ、コメントはお待ちしています

ーー

提督「…龍驤、今日は何かあったか?」


龍驤「ん~どうやっけ?なんかあったような…無かったような…」


提督「誰かが来る予定があったかもしれないし…無かったかもしれない」


龍驤「滅多にこんな事無いんやけどなぁ…昨日の夜頑張り過ぎたんかな?」


提督「…否定はできないな」


龍驤「久しぶりやったもんね…」


提督「…まぁこうやってる内に思い出すだろう」


龍驤「そうやね~」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等

ピピピピピピ…


提督「内線か…もしもし?」


黒潮『司令はん?今日着任予定の子が来とるんやけど、応接室に行ってもらうん?何も指示聞いてへんからわからへんのよ~』


提督「…そうか、今日はあの子が着任するんだったな」


龍驤「そうやった!飛鷹や葛城の入院準備とかで色々ゴタゴタしとったから、今日やって忘れとったわ!」


提督「…その子は執務室に来るよう言ってくれ」


黒潮『わかったで~』

提督「…よし、陽炎を迎えてやろう」


龍驤「陽炎も事情有りやんな?」


提督「…そうだ、陽炎もここでなら楽に過ごせるだろう」


龍驤「どんな子か楽しみやわ~」


コンコン


提督「…来たようだな。陽炎、入ってくれ」


下1~3高コンマ 陽炎の見た目やその他事情の内容を

陽炎「陽炎よ!司令、これからよろしくね!」ピカッ


龍驤「うぉ、眩しっ」


提督「…それはスパンコールか?」


陽炎「違うわ、金ラメよ!」ピカッ


龍驤「なんでまたそんな格好を…」


陽炎「この鎮守府ならこの格好でも自由にしてていいんでしょ?」ピカッ


提督「あぁ…何も問題は無い」


陽炎「よし、やったわ!」ピカッ


龍驤「そこ喜ぶんとこなんや…」

提督「…眩しいといっても目が霞む程でも無い。こちらから何も言わないから安心してくれ」


陽炎「そんなこと言われたの初めてよ!ここに来てよかった~!」


龍驤「陽炎はそんなにその格好がええんか?」


陽炎「ええ、そうよ!」ピカッ


龍驤「ほなその理由教えてくれへん?なんで全身金ラメの制服着てるんか気になるんやけど…」


陽炎「安価」


下1~3高コンマ 陽炎の台詞、行動他

陽炎「金って素敵じゃない!」


龍驤「へ?」


陽炎「自分でキラキラ輝いて…あんな魅力的なモノは無いわ!」


龍驤「だからそんな格好してるんや?」


陽炎「そうよ!これはまだ金ラメだけど…いつか本物の金にするのが私の目標なの!」


提督「………この鎮守府の案内は黒潮に任せよう。同じ陽炎型だし、その方がいいだろう」


龍驤(司令官が投げるなんて珍しいわ…)


陽炎「じゃ、さっき黒潮が居たところまで行ってくるわね!」

ーー


陽炎「というわけで黒潮、案内よろしくねっ!」ピカッ


黒潮「眩し…司令はんの頼みやったら断れんし、ウチに任しといて~」


陽炎「先ずは何処から紹介してくれるの?」


黒潮「そうやな~うーん……」


陽炎「黒潮の好きに案内して!初めて会ったけど私が姉なんだから、文句は言わないわよ!」


黒潮「ほな……」


下1~3高コンマ 二人が向かった場所等

ーー工廠


黒潮「とりあえずここに来とかなあかんわな~」


陽炎「陽炎よ、これからよろしくね!」ピカッ


北上「まぶ……まぁよろしくね~」


秋津洲「陽炎はもしかして艤装も金ピカかも?」


陽炎「そうよ!見てよこの輝き!」ピカッ


明石「すすすす凄い…隅々まで…ぴぴぴぴピカピカです…」


夕張「これって自分でやったんですか?」


陽炎「そっ!メッキの技術を応用して、丁寧に丁寧に金ラメの加工をしたの!」


北上「メッキ?陽炎ってメッキ加工できるの?」


陽炎「金ピカの為に勉強したの!」

北上「成る程ね…提督、中々やるじゃん」ニヤッ


秋津洲「どうしたかも北上さん?」


北上「陽炎はさ、艤装の細部まで金ピカなんだよね?」


陽炎「そうよ!全身余すところ無く金よ!」


北上「艤装って細かい部品も多いけど、全部金ピカなんだよね?」


陽炎「当たり前よ!金に妥協は許されないんだから!」


北上「そうすると、艤装の分解なんかも得意だよねぇ……」


陽炎「まぁ、人よりは得意かもしれないわね」


北上「陽炎さ……工廠来ない?」


秋津洲「まさかのスカウトかも!?」

夕張「確かに…それだけ塗装が丁寧ということは、手先も器用ってことよね」


明石「ぶぶぶ分解が…ととと得意。ななな直す艤装を…ぶぶぶぶぶ分解してくれる…だだだだけでも…あああ有り難い…でです…」


北上「ねぇ?どうよ陽炎?」


陽炎「でも私は戦場で輝いていたいし…出撃がしたいわね」


北上「出撃の合間でいいからさ、手伝ってくれない?」


陽炎「うーん……でもなぁ…」


北上「じゃあ…安価」


下1~3高コンマ 北上の台詞、行動他

北上「持ち物の金色塗装工廠でやっていいし、あたし達も手伝うからさ~」


陽炎「本当!?」


北上「素材や機材も、もちろん提供するよ~」


陽炎「それはかなり魅力的ね、前の鎮守府の私物って全部処分されちゃったから」


秋津洲「金色なだけなのに捨てられちゃったかも?」


陽炎「部屋が眩しいって皆んなに言われたの。まぁそれが私が鎮守府を追い出された理由でもあるんだけどね」


夕張「それってどんな部屋なの?皆んなから苦情が来るなんて…」


明石「よよよよっぽど…なんです…か?」

陽炎「私の部屋って日が昇ったらライトアップされたみたいにピカピカ光ってたらしいの」


北上「…よくそれで寝れるよね」


秋津洲「毎日お日様と一緒に起きてたかも?」


陽炎「いいえ、寝る時はアイマスクをしてるの。あんな部屋でちゃんと寝れる訳ないじゃない」


夕張「自分で金色にしたんですよね………?」


明石「謎……」


陽炎「私が起きてる時は金色に光ってて欲しいのよ」


北上「うーわ……」


秋津洲「全然何言ってるかわからないかも…」

夕張「陽炎さんの部屋はカーテン無かったんですか?」


陽炎「あるに決まってるじゃない、乙女の部屋なのよ?まぁ色は金色だけど」


秋津洲「カーテンの意味がまるで無いかも…」


明石「ままま窓も…きき金ピカですか…?」


陽炎「そうね、マジックミラーみたいに加工したの。内側が金ピカで素敵だったのよ!」


夕張「それ窓の意味ありますか?マジックミラーなら外から見えますよね…?」


陽炎「……え?」


北上「いやだってマジックミラーってそういうもんじゃん?内側が光ってるなら、外側が見えるようになってるでしょ?」


陽炎「………………そうよ、何言ってるのよ」


秋津洲「まさか陽炎…」

北上「アンタが追い出された理由ってそれじゃない?金ピカはあくまで建前でさ」


明石「ろろろ露出…しししし趣味…かと…おおおお思われてた…かかかも…」


夕張「陽炎さんの部屋って鎮守府のどの辺りだったんですか?」


陽炎「駆逐寮のど真ん中…階層は二階…」


秋津洲「目立ちまくってるかも…」


北上「あのさ陽炎、答えにくいなら答えなくていいけどさ……アンタ…一人遊び用のオモチャとかもさ…金じゃなかった?」


北上「もしそうなら…動かす度にピカピカ…ピカピカ……まぁそれ以外にもあるだろうけど…」


陽炎「……」


秋津洲「陽炎?どうしたかも?」


陽炎「安価」


下1~3高コンマ 陽炎の台詞、行動他

陽炎「そうよ!悪い!?バイ◯も金色!しかもただのバイ◯じゃないわ!一から自分で作ったハンドメイド品よ!」


明石「おおお落ち着いて…」


夕張「どうか自棄にならないでください…」


陽炎「なるわよ!追い出された理由がそれなのよ!?」


秋津洲「ま、まだそうと決まった訳じゃないかも…」


陽炎「そうに決まってるわ!……今思い出したら私が一人で楽しんだ後、司令がなんだかよそよそしかったのはそれが原因なのよ…」


北上「あのさ、まぁ……ドンマイ?」


陽炎「うぅ~~!」

北上「…でもやっぱりあたしの目に狂いは無かったね。バイ○を一から作るなんて結構な技術必要だよ~」


夕張「確かにそうですよね」


秋津洲「ということは分解だけじゃなくて、作る技術もあるかも?」


明石「へぇ……」


北上「はい、今反応したそこの二人はバイ○所持者ね~」


秋津洲「がもっ!!」


夕張「ちょっと北上さん!!」


北上「……とまぁこんな感じでさ、女の子ならそんなオモチャ持っててもおかしくないんだよ~」


陽炎「北上さん…?」


北上「前の鎮守府のことはここでは関係ないからさ、気楽にやっていこうよ~」


陽炎「安価」


下1~3高コンマ 陽炎の台詞、行動他

陽炎「気楽にって言われても…私だけとんでもなく恥ずかしい秘密がバレてる気がするんだけど」


北上「ちょ、急に冷静にならないでよ~」


秋津洲「確かに不公平かも!あたしは太艇ちゃんの存在をバラされたのに!」


夕張「秋津洲ちゃんアレに名前付けてるんですか?」


秋津洲「がもっっっ!!」


明石「あぁ……」


陽炎「やっぱり不公平です!北上さんの恥ずかしい秘密を教えて下さい!」


北上「そんな事言われて簡単に教えるわけないでしょ!?」

夕張「本人から言わないなら私が教えてあげましょうか?」


陽炎「本当?」


北上「やめて!夕張の盗撮はシャレになんないから!!」


夕張「そんな事言っても不公平なのはいけません。陽炎さんに工廠に来て欲しいですよね?」


北上「それはそうだけど…さぁ……」


夕張「じゃあ言いますね、北上さんの秘密は…」


下1~3高コンマ 北上の恥ずかしい秘密とは?

夕張「北上さんは恋愛関係が全く続かないんです」


陽炎「…それだけ?」


夕張「北上さんは良く経験豊富だと自負していますが、それはただ単に振られまくってるからなんです」


北上「ぐぅ……」


陽炎「でもそれだけ沢山の人と付き合えるならモテるってことよね?恥ずかしくは無いんじゃない?」


夕張「それがですね、ただ振られるんじゃなくて北上さんはHが下手過ぎるんです」


陽炎「へ?」


夕張「あれでは百年の恋も冷めてしまうのも納得ですね」


陽炎「それ凄く気になるんだけど、詳しく教えてよ!」


北上「ちょっと…これくらいで…」

夕張「そうですね、例えば力いっぱい男の人のモノをシゴいてしまったり、口で奉仕しようとして噛んでしまったり…」


秋津洲「ぷ、噛むって!アレはガムじゃないかも!」


明石「へぇ…」


夕張「火起こししてるみたいにシゴいてるのは、かなりレベル高いですね!」


北上「……うぅ」カァァァァァ


陽炎「ほ、他には……ぷぷ…」プルプル


夕張「自分がリードしようと自ら挿入しようとして、何回もお尻に入れてしまいそうになるもの中々ですね」


陽炎「くっ……!」プルプル

夕張「極め付けは喘ぎ声ですかね!安物の海外AVみたいに喘ぐんです!」


夕張「あっは~ん、きもちい~~とかを平気で言うんですよ」


秋津洲「いひひひひ!!」バンバン


明石「あああ秋津洲ちゃんが…すすす凄い笑ってる…」


北上「……!」プルプル


陽炎「成る程、北上さんも中々のモノもってるわね。教えてもらってスッキリしたから、私はこれからここを手伝ってもいいわよ?」


北上「安価」


下1~3高コンマ 北上の台詞、行動他

北上「……まだ明石がのこってるよね~」


明石「…」ピクッ


秋津洲「でも明石はバイ○の件で反応して無かったかも」


北上「それ以外にもさ…色々あんじゃん…」ユラッ


明石「ひ……」


夕張「北上さんが…おかしくなってしまった…」


陽炎「そうね、ここまで来たんなら工廠にいる人全員のは聞いておきたいわ」


北上「ほら!陽炎もそう言ってんじゃん!次は明石!!」


明石「ででででも…」

北上「…夕張!どうせ知ってんでしょ!」


夕張「ええまぁ、知ってるのは知ってますけど…」


北上「なら早く言っちゃって!一人だけ怪我しないのは許さない!!」


夕張「ということなんで、明石ちゃん言っちゃいますね~」


明石「あわわわわ…!」


夕張「安価」


下1~3高コンマ 明石の恥ずかしい秘密とは?

夕張「作業のクセや特徴を掴むために北上ノート、夕張ノート、秋津洲ノートを作ってなんでも書き留めて何度も読み返してボロボロになってるますよね。特に北上ノートは飛び抜けて十冊くらいあるんですよ」


北上「ぎゃあああああ!そっちかよぉ~~!!」


明石「はははは恥ずかしいです…」


夕張「私のノートに何が書かれているかは知りませんが、秋津洲ちゃんの場合だとあまり喋らない日は差し歯が痛むのかな…とか書いてありますね」


秋津洲「そんな所まで見られてたかも…」


明石「はははははい…」


夕張「作業の癖でいうと、奇数個ネジがある時は稀に締め忘れがあるから要注意とか。まぁこれは私にも言えますね」


秋津洲「明石は私達のことを沢山見てくれてたかも…」


明石「……」コクリ

夕張「北上さんのノートが多いのは精神面で不安もあったというのもありますが、やはり男関係が原因ですね」


陽炎「どういうこと?」


夕張「例えば…ある日の明石のノートには今日の北上さんの様子がおかしかった。ずっと下半身を気にしていたけど何かあったのか…そう書かれているんです」


夕張「でも実はその前日、北上さんは一人でお楽しみ過ぎてアソコが腫れていただけなんです!」


明石「え……」


北上「なんでそれをアンタが知ってんのさ~~~~!!」


夕張「私のドローンを舐めてもらっては困ります」ドヤァ


秋津洲「ムカつく顔してるかも…」

陽炎「え?夕張さんドローン持ってるの?」


夕張「はい、夕張特性のドローンなんですよ!」


陽炎「凄い!私金ピカドローン作りたかったんだけどどうしても上手くいかなくて…よかったら教えてくらない?」


夕張「もちろんです!」


秋津洲「あ、陽炎は乗り気になってくれたかも」


明石「ここここここの会話…いいい意味が無…なななな無かったですね…」


北上「あたしが損しただけじゃんか~~!!」


ーー

金ピカの陽炎って聞いたことが無くて新鮮です


引き続きネタ、小ネタ、コメントはお待ちしてます

ーー

陽炎「…さて、ここに来てから数日経つけど、まだ慣れたとは言えないわね」


陽炎「どこに何があるのかはまだ覚え切れてないし、早い所覚えておかないとね」


陽炎「司令が皆んなの前で私を紹介してくれたけど、全員とは会話できてないから、いずれは話しておきたいわね」


陽炎「出撃までの時間…どうしようかしら?」


下1~3高コンマ 陽炎の向かった先にや出会った人物等

ーー工廠


陽炎「やっぱり来慣れてる工廠でいっか…誰がいるかしら?」


夕張「眩し…陽炎さんどうしましたか?」


秋津洲「うっ……陽炎はもうすぐ出撃かも。ここに居て大丈夫かも?」


陽炎「そうなんだけど、自分の部屋で居るよりかはいいと思ってね」


夕張「それなら家具の金ラメ具合確認しますか?」


陽炎「そうね、もうできてるかしら…」


秋津洲「もう塗料は定着してるから、大丈夫かも」


陽炎「よし!どれどれ……」

夕張「どうですか金テーブルの具合は?」


陽炎「最高ね!この金色は特にいいわ!」ピカッ


秋津洲「機械は鎮守府のを使ってるから、多分個人でやってる時よりも綺麗にはできてるかも」


夕張「コンプレッサーをまさかあんな使い方するなんて…」


秋津洲「それは秋津洲も思ったかも…」


陽炎「うん…凄くいい……うわぁ…」ウットリ


夕張「陽炎さん金テーブルに夢中ですね」


秋津洲「何がいいのかわからないかも…」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等

陽炎「最高…このテーブル……」スリスリ


金剛「陽炎~?お楽しみの所悪いデスが、もう出撃の時間デース!」


雲龍「眩しい……本当に金色が好きなのね」


神通「陽炎さん…行きますよ…」


卯月「これはうーちゃんの復帰戦なんだっぴょん!早く準備するっぴょん!」


叢雲「卯月様の足引っ張ったら手加減無しでビンタよ?」


卯月「ぴょん…叢雲は出撃しないのに…」


陽炎「わかってるわ!陽炎の力を見せてあげるんだから!」

ーー

金剛「提督~~!戦果報告デース!」


提督「…ありがとう金剛。結果はどうだった?」


金剛「私達の大勝利デース!こちらの被害はほとんどありませんデシタ!」


提督「…そうか、それはよかった。陽炎の様子はどうだった?」


金剛「アノー…それなんですが…」


提督「…何かまずかったのか?」


金剛「光り物な陽炎に、深海棲艦が寄ってたかってきたんデス…」


提督「…陽炎は目立つからな」

金剛「デモ!深海棲艦の狙いが陽炎に集中したおかげで、こっちの大戦果に繋がりマシタ!」


提督「なるほど…」


金剛「戦力としても彼女は問題はありまセン。欠点を挙げるなら偵察任務は不可能…という所でショウ」


提督「夜間哨戒も難しいかもしれないな…」


金剛「それでデスね、提督……」もじもじ


提督「…ん?どうした?」

金剛「さっきの戦闘でのMVPは私だったんデス…」


提督「そうか、それは頑張ってくれたな。ありがとう金剛」


金剛「半分くらいは陽炎のお陰デスけどね。でも提督…一つお願いしてもイイデスか?」


提督「…なんだ?」


金剛「艦娘保護団体のヒラ役員に降格になってしまった私を、提督は今だに置いてくれていマス」


金剛「レンタル移籍の契約も更新を続けてくれて感謝しかありまセン」


金剛「その上さらに図々しいお願いカモしれませんが……提督からご褒美欲しいデス」


提督「ご褒美……?」


金剛「提督……意味は分かりますよね……」スッ


提督「安価」


下1~3高コンマ 提督の台詞、行動他

金剛「ン……」


提督「…これで勘弁してくれ」ナデナデ


金剛「……頭撫でるよりキスして欲しかったデス」


提督「無理を言わないでくれ。俺には龍驤が居るのを知ってるだろう」


金剛「キスくらい外国では挨拶でしマスよ?」


提督「ここは外国じゃないし、俺からはする気はない」


金剛「立派な男デスね…提督…」

提督「…何故そんなに俺がいいんだ?」


金剛「それを私に言わせるんデスか?」


提督「……」


金剛「提督…私は二番目でもいいんデス。愛は無くてもいいんデス」


金剛「でも…貴方の特別な存在になりたいんデス…」


金剛「大好きなんです…提督……貴方の側に…居たい…」


提督「安価」


下1~3高コンマ 提督の台詞、行動他

提督「それは無理だ。俺が側に置くのは龍驤だけだ」


提督「金剛の気持ちは嬉しい。だがそれには答えられない」


金剛「……」


提督「…すまない。だが俺も本気で龍驤を愛しているんだ」


提督「金剛ならきっと相応しい相手が見つかるだろう。その時が来るまで待っていればいい」


提督「…出撃の件はご苦労だった。ゆっくり休んでくれ」


金剛「安価」


下1~3高コンマ 金剛の台詞、行動他

金剛「……それでこそ私の好きになった男デース!」


提督「…お前も諦めが悪いようだな」


金剛「お前…も?」


提督「…朝霜にも告白されたんだ。当然断ったんだが、金剛と同じような事を宣言されたよ」


金剛「朝霜が……成る程、ある意味仲間なんデスね」


提督「…頼むから大人しくしていてくれよ?」


金剛「提督!ちょっと失礼しマース!!」バタン


提督「あぁ……全く…」

ーー懲罰房


金剛「朝霜、相談がありマス!」


朝霜「なんだ?ドM心でも知りたいのか?」


金剛「提督の事についてデス!私も提督に告白してきたんデス!」


朝霜「…結果は?」


金剛「貴女と同じデシタよ!」


朝霜「そうか…そうだよな、あたいを断るくらいだもんな」

朝霜「それで、あたいと何を相談するっていうんだ?」


金剛「提督を私達のものにする為デス!提督の一番はどうやっても龍驤さんでショウ」


金剛「ですが、二番目三番目の女の存在を認めるようになれば、私達の勝利と言えマス!」


朝霜「成る程ねぇ…」


金剛「二人でその方法を相談して、一緒に実行するんデス!」


朝霜「やるだけやってみてもいいかもしんねぇな…」


金剛「じゃあ早速作戦会議デス!」


下1~3高コンマ 二人の会議の結論や結果等

ーー

朝霜「…やっぱりよ、龍驤さんをどうにかするしかねぇんじゃないか?」


金剛「それしかありまセンですか…」


朝霜「司令も龍驤さんの言うことなら聞くはずだ。後はどうやって懐柔するかどうかだな…」


金剛「それなら私に任せて下サイ!いい方法がありマス!」


朝霜「どんな風にやるってんだ?」


金剛「ある物を龍驤さんに渡しマス!これできっと龍驤さんも…フフフ…」


朝霜「そんなヤベェもん持ってたのか?イマイチ信用できねぇけど、それしかねぇか」


金剛「さぁ、龍驤さんの元へ!」

ーー

龍驤「……」


朝霜「あそこに居たぞ!」


金剛「龍驤さん!お話がありマス!」


龍驤「金剛に朝霜か。珍しい組み合わせ……ん?いや……まぁええか。ウチに何か用事?」


金剛「龍驤さん、これを受け取ってくれマスか?」スッ


龍驤「これは……?」


下1~3高コンマ 龍驤に渡したモノとは?

金剛「ハーブティセットデース!」


龍驤「ほぉ、お洒落なもんくれるんやなぁ」


金剛「これは特別なモノなんです。滅多にお目にかかれない逸品デス!」


龍驤「ただの紅茶で大袈裟ちゃうか?……ん?でもこの入れ物…売り物にしてはなんか変な気が…」


金剛「……これは脱法ハーブティーデス」


龍驤「脱法!?アンタなんちゅうもん渡すんや!」


金剛「しかし龍驤さんはこの紅茶を気に入ってくれるはずデース」


龍驤「なんでや!?」

金剛「これを飲んだ後気持ちイイことをすると…感度が数倍に跳ね上がるんデス」


龍驤「……!」


金剛「違法なモノだとぶっ飛んでしまって戻ってこれまセンが、これは脱法モノデス。ドラッグよりも効き目は薄いデスが、きっと満足してもらえマス」


龍驤「……」ゴクリ


朝霜「龍驤さん、唾を飲む音聞こえてるぜ?」


龍驤「……アンタら何が目的なんや?」


金剛「それはいずれ…デス。とりあえず一度このハーブティを試してみて下サイ」


龍驤「……」


金剛「それでは、ご機嫌ようデス」スタスタ

朝霜「……いいのかよ金剛さん、タダであれあげちまってよ」


金剛「交渉はまずこちらを信用してもらうことからデス。あれを試してくれれば、きっと龍驤さんは私達に好感を持ってくれマス」


朝霜「そんなに上手くいけばいいけどよぉ」


金剛「焦ってはいけまセン。じっくりとやっていくんデス」


朝霜「ま…暫くは付き合うよ」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等

ーー


提督「お前らなぁ…!」


金剛、朝霜「ごめんなさい…」


提督「ドラッグ紛いのモノを龍驤に渡すなんて、どういうつもりだったんだ!?」


金剛「龍驤さんを…懐柔しようと…」


提督「だからあんなモノを渡すのか!?」


金剛「ううう……」


朝霜「あーあ、金剛さんを信用したのにこれか…」


提督「止めなかった朝霜も悪いんだぞ!?」


朝霜「はーい、反省してまーす」

朝霜「でも提督よく気付いたよな、やっぱり龍驤さんの様子がおかしかったのか?」


提督「…それもあるが気付いたのは別のきっかけだ」


朝霜「別?あれって他にも効果あったのか?」


金剛「そんな事は無いはずデス…」


提督「…金剛の紅茶はイマイチだった。霞の調合したハーブの方がよく効いた」


金剛「へ……」


朝霜「なんだよ司令、そんなことしてんのかよ…レベル高ぇ……」ゾクッ


提督「…滅多にはしない。だがお互いタイミングが合えば…」


朝霜「なんだよぉ…それってキメセクじゃん…」ゾクゾク

提督「それは違う!あのハーブの効果は睡眠導入だ!」


朝霜「建前はそうなってるだけだろぉ…あぁ…あたいも司令とキメセクしてぇ…」ゾクゾク


金剛「まさか二人は私の想像の先に居たなんて…」


提督「…とにかく!今回の件で色々と反省をしてもらうからな!」


金剛「はい……」


朝霜「あ、ヤベ……想像しただけで…」ビクビク


ーー

自分の金剛は切歌が喋ってるようにしか見えないかもしれません



引き続きネタ、小ネタ、コメントはお待ちしてます

ーー

羽黒「今日はお二人に…言いたいことがあります…」


提督、龍驤「……」


羽黒「盗み聞きは趣味ではありませんが…聞こえてしまったものは仕方ありません…」


提督、龍驤「……」


羽黒「私はちゃんと裏を取って…物事の筋道を立ててから…話を伺うんです…」


提督、龍驤「……」


羽黒「こうした方が…相手も言い逃れできませんからね…」


提督、龍驤「……」

羽黒「私の情報は高確率で真実なので…強気の姿勢で質問もできていました…」


羽黒「こんな性格ですから…舐められることが多かったんです…」


提督、龍驤「……」


羽黒「普段怒らない私でも…怒ることはあります……」


羽黒「お二人はキ、キメセクしてたんじゃないですか…!!」バンッ


提督「……すまん龍驤」


龍驤「しれいかぁん…」


羽黒「昨日司令官さんの口から…聞きましたよ…!霞さんのハーブを使って…Hなことをしてたと…!!」

提督「……いや、昨日も言ったがあのハーブは睡眠導入の効果が…」


羽黒「そんなの…言い訳です…!」


龍驤「ほな金剛のハーブティ飲んだのも知ってるんか…」


羽黒「当たり前です…!」


龍驤「あれ効き目薄かったのに…」


提督「龍驤ぉ…」


龍驤「あ……」


羽黒「比べられるくらい…霞さんのを使ってるんじゃないですか…!!」バンバンッ


龍驤「うぅ~……」


羽黒「そもそもなんでそんな薬を使うんですか…!そんなに気持ちイイことがしたいんですか…!?」


提督、龍驤「安価」


下1~3高コンマ どちらかの台詞、行動他

提督「…試してみればわかる。副作用もなく合法的に気持ちよくなれるんだからな」


龍驤「羽黒も彼氏おったことあるんやろ?ほなわからん?愛する人と蕩けるくらい気持ち良くなりたいやろ?」


羽黒「それとこれとは話が違います…!手段として薬を使わないで下さいって…言ってるんです…!」


龍驤「でも……あの薬は合法やで?ウチらは何も悪いことはしてない」


提督「違法な成分も一切入っていない。外にあるビニールハウスで栽培しているものが材料だからな」


羽黒「でも……!」

龍驤「羽黒が言うてんのは違法な薬でのキメセクやろ?ウチらのは問題や無いと思うで」


提督「事実…霞は睡眠導入としてあの薬を処方してもらっているからな」


龍驤「あの薬持っていってもええで?多分お咎め無しのはずや」


羽黒「…もういいです!後は霞さんに…話を聞きます…!」バタン


龍驤「……司令官、バレてもうたなぁ」


提督「…どうせわかることだ。早いか遅いかだけの話だ」


龍驤「そうか……なぁ司令官、今夜久しぶりに…」


提督「…悪くないな」


龍驤「……ん」ゾクッ

ーー霞の部屋


羽黒「霞さん…お話よろしいですか…?」


霞「羽黒さん?貴女が用事なんて珍しいわね」


羽黒「単刀直入に聞きます…司令官さん達に…薬を渡してましたよね…?」


霞「薬って…そりゃあ龍驤さんはまだ鬱が治ってないし、渡せる薬は渡すわよ?」


羽黒「そうじゃありません…キ…キメセク用の…薬です…」


霞「……げ」


羽黒「どうして…あんな薬を渡していたんですか…!」


霞「安価」


下1~3高コンマ 霞の台詞、行動他

霞「あれは……状況にあった最適なものを出したまでよ」


羽黒「キメセク用の薬が…最適な状況があるんですか…!」


霞「…龍驤さんはずっと幻肢痛で苦しんでるのよ。司令官にも言えなくて、痛み止めも効かない時もあるの」


霞「だからこそ、あの薬を渡したのよ。絶頂、つまりオーガズムを感じれば幻肢痛なんか吹き飛ぶわ」


羽黒「それでもですね…!」


霞「なら薬を持っていって調べてみる?違法性はゼロよ」


羽黒「……」

霞「私はね、皆んなの悩みを解決する為に色々と薬を調合してるのよ」


霞「寝付け無いって悩みや精神が不安定って悩み。それこそ気持ち良くなりたいって悩みもね」


羽黒「……」


霞「羽黒さんは疑うのが仕事かもしれないけど、結構ストレス溜めてるんじゃない?そんな羽黒さんに合ったこれを渡してあげる」スッ


羽黒「…いりません」


霞「そう言わずに一度でいいから試してみてくれない?使ってみて副作用の無い安全な薬だって自分で証明したらいいのよ」


羽黒「……」


霞「これは私も使ったことのあるやつだから大丈夫よ。じゃあ使い方を説明するわね?」


羽黒「……」

ーー深夜


羽黒「霞さんの言っていた薬…本当に飲んでもいいのでしょうか…」


羽黒「こんなの…普段なら飲みませんけど…効果を確かめる為なら…」


羽黒「……」


羽黒「そう…効果を確かめる為なんです…決して…一人遊びでは迎えられない…絶頂を味わいたいからじゃ…無いんです…」


羽黒「……」


羽黒「霞さんの言葉を思い出しましょう…」

霞『いい?この薬は睡眠効果もあるから、飲む前には必ずトイレには行っておいてね?』


霞『これは効き始めると、全身の筋肉の力が抜けるから、用事のある日は飲まない方がいいわね」


霞『それと……初めて飲む羽黒さんは厚手のバスタオルを用意しておくことをオススメするわ』


霞『小を漏らすという事じゃないのよ。ただ……気持ち良すぎて下半身が凄いことになるかもしれないの』


霞『だから下は下着も脱いで、バスタオル二枚くらいをお尻に敷いておくといいと思うわ』


霞『絶対羽黒さんなら満足してくれると思うわ。嘘と思うなら飲んでから…ね』

羽黒「……」


羽黒「トイレには行ってきたので…試す条件は…揃いました…」


羽黒「後は…バスタオルも…」


羽黒「……」


羽黒「そうです…これは実験の為…!決して私の欲望の為では…ありません…!」


羽黒「でも…下を脱ぐのは…本当に脱がないといけないのでしょうか…」


羽黒「…………うぅ」スルッ


羽黒「すーすーします……」


羽黒「後は薬を飲んで……横になるだけ…」


羽黒「……んっ!」ゴクリ


羽黒「……これで本当に効果はあるのでしょうか」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等

ーー

羽黒「…………んっ!」ビクンッ


羽黒「あ……もう朝…」


羽黒「うわ…タオルが……ぐしゃぐしゃ…」


羽黒「凄い…あんな夢……初めて見ました…」


羽黒「やめてって言ってるのに…何度も何度も…私の中で……」


羽黒「ん…思い出すと……」ピクッ


羽黒「まだ時間はあります…二度寝したら…続きを…」


羽黒「……お休みなさい」


羽黒「あ、タオルは替えないと……」

霞「ふわぁ……新しい薬の調合考えてたら徹夜じゃない…」


霞「まぁ今日は出撃無いし、ゆっくり休ませてもらうわ」


霞「朝ごはんでも食べて、それから寝ましょ…」


羽黒「……」


霞「あれは……羽黒さんね。薬試してくれたのかしら?」


霞「羽黒さん、おはよう」


羽黒「あ、霞さん……」


霞「昨日はどうだった?あの薬は試してくれた?」


羽黒「安価」


下1~3高コンマ 羽黒の台詞、行動他

羽黒「またお願いしてもいいですか…?」


霞「そう、気に入ってくれたのなら嬉しいわ」


羽黒「ううぅ……」カァァ


霞「薬を飲んですぐに寝たの?それとも先に気持ちイイのが来た?」


羽黒「いえ…すぐに寝ちゃいました…でも…その夢が…」


霞「成る程、なら効果は私と一緒ね。それなら次も同じ量でいくわ」


羽黒「ありがとう…ございます…」

霞「羽黒さん、その夢凄かったでしょ?」


羽黒「はい……あんなのって…私…」


霞「あれは自分の欲望というか、好みのシチュエーションをそのまま夢で体験できるのよ」


羽黒「だから……なんですね…」


霞「で、羽黒さんはどんな夢だったの?」


羽黒「お…教えなくちゃ…いけないんですか…?」


霞「あ、これは私の興味よ。薬の調合には関係ないわ」


羽黒「……なら、霞さんのを教えてくれますか?」


霞「私?」


羽黒「私だけ教えるのは…不公平というか…恥ずかしいので…」


霞「安価」


下1~3高コンマ 霞の台詞、行動他

霞「そうね…一番興奮するのは毒を飲んで死んだと思ったら朝が来る夢かしらね」


羽黒「えっ……?」


霞「いつもは致死量ギリギリだから死ぬ事はあり得ないのよ。でもその夢では私は死んじゃって……」


霞「あ~思い出したら興奮してきたわ…今から薬飲んで寝ようかしら…」


羽黒「あの……?死ぬ事が興奮する……?」


霞「そうか、そこから説明しないといけないのね。簡単に言えば私はタナトフィリアなのよ」


羽黒「死に対して…興奮を覚えるという…」


霞「そうよ、中でも毒殺は最高よね。身体中から血を吹き出すような毒を飲んで死んでみたいわ」


羽黒「霞さん…?」

霞「どう?引いたでしょ?前の鎮守府ではこれが原因でハブられたのよ」


羽黒「そんなことは…」


霞「でもここは…司令官は私を受け入れてくれた。こうやって徹夜で薬を調合するのも、司令官への恩返しなの」


霞「だから……あることない事報告して司令官を連れて行こうっていうなら、覚悟しておきなさい」


羽黒「……」


霞「…私徹夜明けなのよ。普段はこんな事言わないんだけど…やっぱり眠いのね」


霞「薬の件は了解したわ、また作っといてあげるから取りに来てちょうだい」


羽黒「安価」


下1~3高コンマ 羽黒の台詞、行動他

ーー

羽黒「私は今まで…真実を報告することが正義だと…思っていました…」


羽黒「改二になれない私は…戦って正義を貫くことはできない…だから…こうするしかなかった…」


羽黒「行く先々で色んな人に睨まれて…恨まれて…でも偉い人は喜んでくれた…」


羽黒「これが私の正義だと…私は信じていた…」


羽黒「事実…私が調べあげたことを問いただしたら…殆どの人は…頭を下げて謝ってきました…」


羽黒「色んな鎮守府の司令官さんや…艦娘さん達も…然るべき処分が下されたんです…」


羽黒「これが正義だと…思っていたのに……」

羽黒「霞さんや龍驤さんの件は…幹部さん達に報告すれば…何らかの処分は下されるはずです…」


羽黒「それが私の信じる正義だから…そうするべきなのに……」


羽黒「あの霞さんの目……あんな目は初めてでした…」


羽黒「司令官さんの事が好きだ…という艦娘さん達は今まで何人も見ました…」


羽黒「でも…司令官さんに恩を返すなんて…聞いたことありません…」


羽黒「給料の為に出撃を繰り返す艦娘さんは居ました…しかし…恩のために徹夜までして……」


羽黒「わからない……わからないんです……」


羽黒「私が信じていたものは…正義では無いの…?じゃあ何が正義なの……?」


羽黒「わからない……わからない……」


羽黒「……誰か…答えを…」


下1~3高コンマ 羽黒の台詞、行動他

ーー数日後


提督「…大丈夫か羽黒?倒れたとに聞いて心配したぞ」


羽黒「司令官…さ…ん…」


提督「最近元気が無いとは思っていたが…北上、羽黒の状態はどうだ?」


北上「ん~病名を付けるのは難しいけど、最近ご飯は食べれてなかったみたいだよね?」


羽黒「はい……」


提督「どうしたんだ?何か不安なことがあるのか?」


北上「病院に行くのが嫌ならさ、霞が安定剤処方してくれるよ~」


羽黒「違うんです…そうじゃないんです…」

北上「何か原因がはっきりしてんだ?」


羽黒「……答えがわからないんです」


北上「んぁ?何の答え?」


羽黒「……私は今まで…真実を白日の下に晒すのが…正義だと思っていたんです…」


羽黒「色んな人から恨まれるのも…それが正義だから仕方ないって…」


羽黒「ここでも私の正義を貫こうと…してたのに…」


羽黒「霞さんの…話を聞いてから……わからなくなったんです…」


提督「…霞が何かを言ったのか?」


羽黒「霞さんは…司令官さんに恩を返したいと…言ったんです…」

羽黒「誰も受け入れてくれないような…趣向を持つ私を受け入れてくれた恩を返す為に…日々頑張っていると…」


羽黒「最初は霞さんだけかと思いましたが…皆さんに話を聞いても…同じような答えが返ってきたんです…」


羽黒「司令官さんが居なければ…今の私は無かった…提督のお陰で毎日楽しいかも…休みなんていらない……」


羽黒「誰一人……自分勝手な人なんて居ないんです…」


羽黒「私は……司令官さんの為だけに頑張れる艦娘なんて…見たことが無いんです…」


羽黒「事実を求められない鎮守府なんて…こんなの…私の正義じゃない……」


羽黒「私は…どうすればいいんですか……?一体何が正義なんですか……?」


北上、提督「安価」


下1~3高コンマ どちらかの台詞、行動他

提督「…そもそも正義とは秩序を示すものであるということを忘れてはいけない、話はそれからだ」


羽黒「あ…………」


北上「そもそもさ~羽黒はなんでそんなに正義に拘るのさ?」


羽黒「私は…改二にもなれないんです…出撃で役に立てないのなら…こうするしか…」


北上「あ~羽黒も改二の素質無しなんだ」


羽黒「私も……?」


北上「そうそう、神通もそうだったよね?」


提督「…そうだな」


羽黒「え…でも神通さんは…改造されて……」


北上「そーだよ、神通はここで変わったんだ~」


羽黒「そんなことって……」


提督「…信じられないか?」


羽黒「……」

提督「…神通がここに来た最初の頃は酷かった。勝手に出撃を繰り返し、気絶するまで帰ってこなかった」


北上「前の鎮守府がサジを投げるのもわかるよね~」


羽黒「その時…神通さんはどうしたんですか…?懲罰房で…反省ですか…?」


提督「いや…神通とは話しをしたんだ」


北上「神通はそれが嬉しかったみたいだね。バトルジャンキーになってから無視されてばっかりだったらしいし」


提督「何度も何度も話しをして、病院に行くことを了承させた。そして少しづつ症状は軽くなってきて…」


北上「練度も順調に上がって、気付いたら改二になれますよ~だなんて。神通さんは今ではうちの主戦力だからね」


羽黒「そんな事…聞いたことありません…」

北上「でもさ、あたしの言うことが本当なら神通が提督の為に戦うって答えてもおかしくないよね?」


羽黒「……」


北上「羽黒はさぁ……もっと気楽になりなよ」


羽黒「気楽……」


北上「何が怖いのか知らないけどさ、ここにアンタの敵は居ないよ?」


北上「役に立たないからって怒る人も居なければ、誰かをイジめる輩もいない」


北上「羽黒さ……ここでは気ぃ抜いて生活していいんだよ?」


羽黒「安価」


下1~3高コンマ 羽黒の台詞、行動他

羽黒「こんな私でも、ここにいていいんですか?受け入れてくれるんですか?」


提督「…当たり前だ」


北上「ここは誰かを拒むことなんて無いからね~」


提督「…ここに居たり着任してくる艦娘は、他の鎮守府で受け入れられなかったり、追い出されたりした子が多い」


北上「それは周りの理解が『足りなかった』からだよね?」


提督「俺の台詞を……」


羽黒「龍驤さん達が言っていたのは…そういう意味だったんですか…私は……」


提督「…確かに龍驤には腕と脚が足りない。だが目に見えないものが足りないものの時もある」


北上「ここではその足りないものを、皆んなで補ってるんだ~」

提督「龍驤に腕が無いなら俺が腕になる。脚が無いなら一生俺が側に居てやる」


北上「精神が不安定ならあたしが面倒見てあげるし、艤装なら夕張か秋津洲かな~」


提督「…羽黒の足りないものは俺達が補ってやる。誰もお前を拒まない」


北上「ここはどこの鎮守府とも違うんだよ。正義がどうとか、何かをしなくちゃなんて考えなくていいよ~」


提督「だから羽黒…もうつまらないことで悩む必要はないんだ」


羽黒「安価」


下1~3高コンマ 羽黒の台詞、行動他

羽黒「ありがとうございます…自分が何をしたいのか どうありたいのか…ゆっくり考える事にします…」


提督「…あぁ、ゆっくりと考えてくれ。そして答えが見つかりかけたら、俺に教えてくれるか?」


羽黒「……はい!」


北上「やることが決まったなら、とりあえずご飯は食べてね~栄養失調気味だしさ」


羽黒「わかりました…」


提督「…さて、俺は執務室に戻るか」


羽黒「龍驤さんに宜しくお伝えください…それと…霞さんにも…」


北上「霞に何か用事あったの?」


羽黒「いえ…大したことでは無いんですが…」


北上「ふーん……ま、後で言っといてあげるよ~」


羽黒「ありがとうございます…」


北上「……羽黒も好きだね」ボソボソ


羽黒「だって…ストレス発散にはあれが……」


ーー

メカクレ羽黒もいいですね


引き続きネタ、小ネタ、コメントはお待ちしてます

再開はまだですが、このSSにおける改二や練度の説明をしておきます


この世界には同じ名前の艦娘が何人も居ますが、性格などの誤差はあります。
その誤差の中に『素質』というものがあり、簡単に言えば練度限界です。

普通なら出撃や遠征で練度はどんどんと上がっていきますが、素質のない艦娘はレベル99でも無いのに突然練度が上がらなくなってしまいます。
50で止まってしまうこともあれば、10で止まることもあります。

この素質誤差は重巡以下で稀に起こるもので、戦艦や空母では殆どありません。

素質を調べる方法はありますが、多くのパターンがある日突然練度が上がらなくなってから気付くパターンです。

そして一度素質が40と判明すれば、余程のことが無い限り40から練度は上がりません。
あり得ない度でいえば、ある日突然アレルギーが治ってしまう感じです。

神通は鎮守府にやってきた時は素質が30でバトルジャンキー状態でした。ですが、治療のお陰か心境の変化か、素質が上がり見事改二となれます。


羽黒の素質は30くらいを想像していて、改二までは遠い設定です。


この際なので鎮守府の艦娘の中で改二が来ている勢で現在の状況を書いておこうと思います


駆逐艦

暁 改二 素質はあったが内蔵が弱く、前鎮守府から厄介払いされこの鎮守府へ
響 改二 しかし本人の希望で響と呼ばれている
皐月 改二 素質に問題は無かったが、行動に問題がありこの鎮守府へ。オッパイのせい
霞 改 素質に問題は無いが前鎮守府で出撃させてもらえ無かったので、単純に練度不足
叢雲 改二 卯月が改二になった叢雲をイジめたいというので頑張って改二へ。相変わらずポニテ眼鏡


軽巡

阿武隈 改二 この鎮守府で改二へ。素質は問題無かった。
多摩 改 いずれ改二改装の話をやる予定
神通 改二 上記の理由でこの鎮守府で改二へ
川内 改二 素質に問題は無かった
龍田 改二 素質は5で前鎮守府の性玩具として扱われていた。しかしこの鎮守府で素質が上がり、最近改二へ
北上 改 素質も練度も問題無いが、改二の服は寒いので改のまま

重巡
加古 改 トラウマにより出撃できず。素質は不明

戦艦

ガングート 改二 ポンコツだが練度は高い
長門 改二 ギリギリ改二。メイン回で色々決める予定
金剛 改 艦娘保護団体の活動が忙しく、練度不足

空母

瑞鶴 改二 怪我をする前から改二だったので、素質は問題無し
翔鶴 改二 鎮守府に来る前から改二
隼鷹 改二 トラウマを乗り越え改二へ
飛鷹 改二 鎮守府に来る前から改二
龍驤 改二 怪我をした時は改で、改二改装に向けて印を全身に刻んだ

陽炎は来たばかりなので後々決めていきたいと思っています


あと練度トップは朝霜ですが、龍驤とほぼ差はありません。
鎮守府所属の艦娘だけのトップ3は龍驤、神通、皐月になります


それではぼちぼち再開していきます

ーー

翔鶴「皆さん、準備はできましたか?」


阿武隈「あたしはオッケーです!」


清霜「こっちも大丈夫!」


長門「……」ススッ


清霜「長門さんも問題無いって!」


羽黒「私も…大丈夫です…」


翔鶴「羽黒、大丈夫?この前倒れたばっかりなんでしょ?」


羽黒「もう大丈夫です…私は迷いません…!」


長門「……」ススッ


清霜「いい目をしているな、だって!」


阿武隈「髪で隠れてあたし的には目が見え無いです…」


清霜「それでも長門さんにはわかるの!」

翔鶴「私もわかりますよ、羽黒は何かを見つけたのよね?」


羽黒「いえ…これから見つけるんです…!」


阿武隈「確かに、なんだかオーラを感じます!」


長門「……」グッ!


清霜「このビッグセブンに任せろ!だって!」


阿武隈「長門さんは親指立てただけですよね?」


清霜「いいの!そんな感じでサムズアップしてるんだもん!」


長門「……」コクコク


阿武隈「あ、頷いてる…合ってたんだ…」


翔鶴「…さて、そろそろ出撃しましょう」


清霜「よーし、頑張ろ~!」

ーー

加古「あ…あぁぁ……羽黒が…重巡が出撃していくてん」


加古「重巡……重巡………古鷹……」


加古「ぐ………」


加古「ぐぎぎぎぎぎ……!」


加古「クソッ……!古鷹以外の重巡なら…大丈夫だったのに……!」


加古「ぎぃぃぃぃぃぃ…!!」


加古「寒い……寒い…!」


加古「ぐぁっ……!あぁぁ……!!」


加古「落ち着け……!落ち着けあたし……!!」


加古「古鷹は……もう…居ない……!」


加古「はあ……はぁ……!」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等

ーー

加古「はぁ……はぁ……居た……」


加賀「どうしたの加古?随分と体調が悪そうだけど」


加古「あたしを…鍛えてくれ……」


加賀「随分と藪から棒ね。一体何があったの?」


加古「さっき…出撃する羽黒見かけて……ちょっとキちまってさ……」


加古「あたしがもっと強ければ…こうはならないんだ……だからさ…」


加賀「……わかったわ、ついて来なさい」


加古「へへ…ありがと……」

加古「ふぅ~~ふっ……ふぅ…」


加賀「……」


加古「はぁ……はぁっ…」


加賀「……ダメね、もう見てられないわ」スッ


加古「え……」


加賀「感謝しなさい、私のお姫様抱っこなんて本当は瑞鶴限定なのよ?」


加古「やめてくれよ……」


加賀「私も馬鹿じゃないの、葛城みたいな過ちはもう犯さないのよ。医務室までもう少しだから大人しくしてなさい」


加古「嫌だ…あたしは……もっと強く…」


加賀「黙りなさい。そんな状態で訓練なんかできる筈無いでしょう」


加古「……」

ーー医務室


加賀「北上、居るかしら?開けてくれない?」


北上「はいはい~~っと……あれ加古さんじゃん?瑞鶴さん連れて来たのかと思ったよ~」


加賀「羽黒を見つけてキたらしいわ。細かい症状はわかるわね?」


北上「あ~はいはい、いつものだよ~」


加賀「それじゃあ後は任せたわね」


加古「あたしは……」


加賀「加古、強くなりたいなら今は休みなさい。それが貴女の為よ」


加古「……」


北上「加古さんはちゃんと預かったからね~」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等

ーー

加古「すぅ……」


北上「こういう時は眠ってもらうに限るよね。しかし霞の薬は本当に効くよね~」


ピピピピピ…


北上「ん、内線……はいはい今出ます~っと」


秋津洲『北上さん工廠に来て欲しいかも!さっき出撃した翔鶴さん達が大破しちゃったかも!』


北上「はいよ~今すぐ行くね~」ガチャ


北上「翔鶴さん達が大破ってことは複数人が大破ってことだよね、珍しいな~」


北上「さて…これからあたしは工作艦として工廠に向かいましょうかねぇ~」

ーー工廠


北上「どれどれ、何人やられちゃったの?」


秋津洲「長門さん以外全員大破しちゃったかも!」


長門 私も被弾したが、当たりどころが良かったんだ


北上「なるほど…だから当たり所が特に悪かった四人は痴女みたいになってると」


羽黒「見、見ないで下さい…」ほぼ裸


清霜「いや~派手にやられちゃったよ」裸


翔鶴「清霜ちゃん、せめて前は隠さない?」ほほ裸


北上「裸に艤装ってどこかのAVみたいだね~…」


羽黒「やめて下さい!」

北上「…で、阿武隈は何処行ったの?」


阿武隈「うぅ~~!」


秋津洲「あそこに隠れてるかも」


北上「何女同士で恥ずかしがってんのさ。ほら、早くこっち来てって」


阿武隈「嫌ですぅ!」


北上「今まで散々お風呂とかで見てるじゃん。ほら、諦めてこっち来てって~」


阿武隈「嫌ったら嫌なんですぅ!」


北上「艤装修理できないじゃん~ほら、いい加減に……!」


阿武隈「安価」


下1~3高コンマ 阿武隈の台詞や行動、その他起こったこと等

現在鎮守府に飛龍蒼龍はいません



北上「ほらさっさと……」グイッ


阿武隈「やだぁぁぁぁ!」


秋津洲「あ……」


翔鶴「これは……」


清霜「龍驤さんみたいにツルツルだ~!」


阿武隈「だから見せたくなかったのにぃ!」


夕張「もしかして阿武隈さんも天然…?」


阿武隈「う~~~~!!」


北上「どうやらそうみたいだね~…」

清霜「天然で生えてないの?清霜ですら生えてるんだよ?」


翔鶴「だから清霜ちゃん、前はせめて…」


夕張「でも阿武隈さんまで天然とは意外でしたね」


北上「意外なのは羽黒もじゃない?結構濃いというか、ワイルドというか…」


羽黒「見ないでぇ~~!!」


秋津洲「でもなんで龍驤さんと阿武隈さんは生えて無いかも?」


長門 二人に共通点でもあるんじゃないか?


北上「二人の共通点…なんだろ?」


夕張「うーん…」


下1~3高コンマ 誰かの台詞、行動他

北上「パッと思いつくのは両方Mとか?」


清霜「Mなら暁もじゃない?」


翔鶴「龍驤さんはどちらかと言うとドMじゃありませんか?」


北上「じゃあ阿武隈もドMなんだ~」


阿武隈「勝手に決め付けないで下さい~~!」


北上「へぇ……そんな態度取っていいんだ…」


阿武隈「え……?」


北上「知ってんだよあたし?阿武隈はそんな格好して興奮してるのさ」


阿武隈「な、何を言ってるんですかぁ!!」

北上「はぁ…これは一度ちゃんと教育しないとね~」


阿武隈「何を……!」


北上「……阿武隈」ドンッ


阿武隈「…!」


清霜「あっ!壁ドンだ!!」


北上「アンタはこうやって責められたいんでしょ?変態だって罵って欲しいんでしょ?」


阿武隈「……!」プルプル


北上「なら自分がどうすればいいかわかるよね?この手……邪魔だよね?」


阿武隈「安価」


下1~3高コンマ 阿武隈の台詞、行動他

阿武隈「……」スッ


清霜「あわわわ!手を……!」


翔鶴「いけないわ!ここは全年齢向けなのよ!」


阿武隈「……」ギュッ


羽黒「抱きついちゃいましたよ…!」


夕張「あれ…北上さんってそっちでしたっけ…?」


北上「え、あの……冗談のつもりだったんだけど…」


阿武隈「……」


北上「阿武隈…?」

阿武隈「あたしが…罵しられて嬉しいわけないでしょ~~!!」ブワッ


北上「うわっ!!」


阿武隈「お仕置きです!」


北上「グエッ!!!!」


清霜「あれは筋肉バスター!阿武隈さん使えるんだ!」


翔鶴「北上は大丈夫なの?」


夕張「見た目ほどダメージは無いかと…でも……」


秋津洲「阿武隈さんの下半身…丸見えかも…」


阿武隈「ハッ!!見ちゃダメですぅ~~!!」


羽黒「そうです…早く直して下さい…!」


秋津洲「順番に直すから待ってて欲しいかも!」


ワーワー……


長門「……」

ーー


長門「……」コンコン


レ級「あたしに会いに来たのは誰だ?」


長門 私だ


レ級「長門……?」


駆逐棲姫「暁じゃなかったら誰でもいい」


長門 クキは相変わらず暁と睨み合いか


駆逐棲姫「当たり前だ!暁はお姉ちゃんを取ったんだ!」


レ級「そう言わないでくれ、こうやってクキとも喋ってるじゃないか」


駆逐棲姫「ふんっ!!」

長門 それより一つ聞きたいことがある


レ級「あたし達にか?」


長門 先程の戦闘で深海棲艦が新兵器を使ってきたようなんだ


駆逐棲姫「新型兵器?」


長門 そうだ、あの兵器は直撃した者の衣服を破壊した。この兵器について何か知っていることは無いか?


レ級、駆逐棲姫「安価」


下1~3高コンマ どちらの台詞、行動他

レ級「いや、知らない、検討もつかないな。衣服を破る事に何の利点がある?」


長門 レ級みたいなのがあの兵器を作っているのかと思ったんだが…


駆逐棲姫「お姉ちゃんを変態みたいに言うな!」


長門 そういう意味では無い。艦娘に興味がある深海棲艦も居るかと思ったんだ


レ級「…そういう奴なら知ってるな」


長門 本当か?


駆逐棲姫「でもあいつらは艦娘を喰べようとしてたんだ」


長門 なんだと!?

レ級「あたし達の掟は弱肉強食。弱い者は強い者に喰われるのが日常だ」


駆逐棲姫「先に言っておくけど、私とお姉ちゃんは仲間を喰べたことは無いからな?」


長門 共喰いが深海の掟なのか…


レ級「そうすることで強い深海棲艦がより強くなれる。効率的なシステムだ」


駆逐棲姫「仲間を食べれば食べるほど強くなる。長門は知らないか?見た目の割に装甲が硬い深海棲艦とか、雷装が強い深海棲艦」


長門 …覚えはある


レ級「それは何人も食べた奴だ。あたし達でも勝てるかどうかわからない」

駆逐棲姫「ならこんな深海棲艦も見たこと無いか?ル級とか人型の深海棲艦が頭だけ無くて座礁してる奴とか」


長門 私は無いが、話では聞いたことがある


レ級「それはかなりの強者が頭だけ喰ったあとだ」


駆逐棲姫「装甲と火力が限界まで強化されていたら、全身を食べる必要は無い」


レ級「脳髄や脊髄を食べればいいんだ。頭を食い千切ったあと背骨を引っこ抜いて……」


長門 もういい…気分が悪くなってきた…


レ級「おっと、悪かった」


駆逐棲姫「長門はまだ私達に聞きたいことはあるのか?」


長門「安価」


下1~3高コンマ 長門の台詞、行動他

長門 いや、もう大丈夫だ


レ級「そうか、ならいいが……なんだか顔色が悪いぞ?」


長門「……」フルフル


駆逐棲姫「もしかして長門はグロい話は苦手か?」


長門 ……少しな


レ級「それは悪かったな…」


長門 いや、聞いたのは私だ。気にしないでくれ」


駆逐棲姫「用が済んだら帰ってくれ。私はお姉ちゃんとの時間を楽しみたいんだ!」


長門 わかった、これで失礼する


レ級「追い出すみたいで悪いな?」


長門 大丈夫だ。ゆっくり二人の時間を過ごしてくれ

長門「……」ガチャ


長門「……」


長門「……!!」


長門(くっ……吐き気が……)


長門(ビッグセブンが……情け無い……)


長門(トイレまで我慢できるか……)


長門「……」フラフラ


長門(うぐ……!これ以上は……!!)


長門(落ち着くまでこのまま……うげ……ぐ…)ヘナヘナ


長門(ふー…ふー……)


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等

長門(誰か……!)プルプル


電「あ、長門さんなのです」


雷「こんな廊下でどうしたのかしら?」


響「入渠待ちにしては変だね」


暁「もしかして……」


長門(も…う……)


暁「長門さん、もしかして吐きそうなの?」


長門「……!」プルプル


暁「その顔色…やっぱりそうなのね。少し待って、私の使ってる吐き気止めあげるから」

暁「即効性だからあと少し頑張って。はいお水」


長門「……」プルプル


暁「立ったままだと無理よ、ほら座って」


長門「…………!」ゴクリ


暁「辛いけどあと五分は頑張って。そうしたら収まるから」


長門「…」コクリ


電「流石暁ちゃんなのですね」


響「水も持ち歩いているのは流石だね」


暁「私も油断してるとよく吐きそうになっちゃうし…長門さんの顔みたら気分が悪いのもすぐわかったわ」


雷「長門さんに一体何があったのかしら…」


響「聞いてあげるのはまた今度にしよう」


電「今はそっとしておいてあげるのです」


ーー

阿武隈は天然モノ


引き続きネタ、小ネタ、コメントはお待ちしてます

ーー

瑞鶴「今日は貴女達に大事な話があるの」


夕張「はぁ…」


秋津洲「かも…」


明石「……」


北上「う~ん…」


瑞鶴「長門、そこにいるわね?」


長門 私はここだ


瑞鶴「……」


長門「……」


瑞鶴「…………」


長門「…………」

瑞鶴「……ほら!私と長門は会話できないのよ!!」


夕張「そう言われましても…」


秋津洲「清霜がいれば手話も通訳してくれるから、問題無いと思ってたかも」


明石「はい……」


瑞鶴「いつでも長門と清霜が一緒とは限らないじゃないの!」


長門 タブレットから音声が出る機能はまだなのか?


北上「それがまだなんだよね~既存のやつは誤変換ばっかりで参考にもならないし」


長門 そうか…


瑞鶴「私の装置は重くて持ち運びなんて無理だし、なんとかして欲しいのよ!」


夕張「なんとか…ですか」


秋津洲「瑞鶴さんはそんなに長門さんとお話ししたいかも?」


瑞鶴「安価」


下1~3高コンマ 瑞鶴の台詞、行動他

瑞鶴「それはそうよ、だって同じ鎮守府の仲間だもの。前の鎮守府では無視されたこともあるし…イジメられたりも……」


北上「あ~あ、秋津洲やっちゃた~」


秋津洲「かも!?」


夕張「地雷踏んじゃいましたね…」


明石「あああ秋津洲ちゃん……」


秋津洲「だって!あの場面であぁ聞くのは普通かも!!」


瑞鶴「何よ……皆んなと話しちゃいけないの…」グスッ


北上「秋津洲~早くなんとかしないと加賀さん飛んでくるよ?」


秋津洲「無茶言わないで欲しいかも~~!」

長門 私もできれば瑞鶴とは直接話してみたい。なんとかならないか?


夕張「方法があるとするなら、瑞鶴さんの機械を使うくらいですかね」


明石「かかか改良はしししてますが…まままだ重いです…」


北上「他に方法があればいいんだけどね~」


瑞鶴「ひ……ひっく……」


秋津洲「瑞鶴さん泣き止んで欲しいかも!そうしないと秋津洲の命が…!」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等

秋津洲「こんなの加賀さんに知られたら……」ヒュッ


長門「!?」


明石「え……」


夕張「秋津洲さんがマミった!?」


北上「いや違う…あれは……」


加賀「秋津洲…よくも瑞鶴を……」ギリギリ


秋津洲「がも…」


夕張「加賀さん!?いつのまに…」


長門 ネックハンギングツリーとはやるな


明石「なんですか…それは…」


北上「あぁやって首絞めあげるやつの名前だよ~」

加賀「瑞鶴をイジめるとはいい度胸ね…私が駆逐してあげるわ」ギリギリギリギリ


秋津洲「ぐ……ぇ…」


瑞鶴「ぐす……加賀…もういいからぁ…」


加賀「…わかったわ」パッ


秋津洲「げほっ!!おぇ……」


夕張「大丈夫ですか?」


北上「いや~災難だったね~」


秋津洲「……」


北上「秋津洲…?」


秋津洲「ぐす……ごめんなさい…ごめんなさい……」


北上「あ~~…今度はこっちか…」


明石「かかか加賀さん…」


加賀「…またやってしまったの?」


長門 秋津洲の前の鎮守府の話を覚えいないのか?


加賀「……ごめんなさい、瑞鶴のことになるとつい…」


瑞鶴「私のせいにしないでよぉ…」グスッ


加賀「あぁ瑞鶴……」


秋津洲「ごめんなさいごめんなさい……」


明石「あああ秋津洲ちゃん…だだ大丈夫だからね…」


北上「…何このカオス」


夕張「まずはどうしましょうか…」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等

ーー

北上「とりあえず泣いてる二人は落ち着かせて状況確認ね!」


夕張「瑞鶴さんは長門さんと話したいので私達に相談しに来たんですよね?」


瑞鶴「うん…」


長門 その際に秋津洲の失言があって瑞鶴の地雷を踏んだ


加賀「そして泣いている瑞鶴を見つけて私は秋津洲を…」


秋津洲「……かも」


北上「加賀さんさ~気持ちはわかるけど暴力はダメだよね~」


加賀「……ごめんなさい」

秋津洲「ごめん…少し横になってくるかも…」


明石「あああ秋津洲ちゃん…」


秋津洲「大丈夫かも……ちょっと休むだけだから…」


加賀「なら私が連れて行くわ。せめてそれくらいはやらせてちょうだい」


秋津洲「かも……」


瑞鶴「私のせいで…こんなことになってごめんなさい…」


北上「いや~これは仕方ないって~」


長門 こういう時に瑞鶴と話せればいいんだが…


夕張「何かいい方法はありませんかね…」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等

明石「ななな長門さんのこここ言葉を……てててて点字で打ち出す…ととととかはどうでししししょうか…」


明石「ふふふ普段の会話なら…でででできるかもしれません…」


夕張「成る程、点字を打ち出す……それなら…」


北上「明石は点字の機械持ってんの?」


明石「ずずず瑞鶴さん用に…よよよよ用意はしてました…」


夕張「多分北上さんが入院してた時ですね、提督が個人的に買ってくれたんですよ」


北上「安いもんじゃないのに…提督もやるねぇ~」


明石「ももももも持って…きききます…ね…」

明石「ななな長門さん…ここにぶぶぶ文書を…打ち込んで下さい…」


長門 全てひらがなか。了解した


北上「瑞鶴は点字は分かるよね?」


瑞鶴「勉強したから大丈夫よ…」


夕張「じゃあここに手を置いて下さい。打ち込まれた文書が点字になって打ち出されるので、上手く追いかけて下さいね」


瑞鶴「えぇ…」


明石「じゃあ……おおおおお願いします…」


長門「安価」


下1~3高コンマ 瑞鶴へのメッセージや文書等を

長門「……」カタカタ


瑞鶴「あ……」


夕張「長門さんがなんて打ったかわかりますか?」


瑞鶴「……びっぐせぶん」


長門 合ってるぞ


北上「合ってるってさ~」


瑞鶴「なんでびっぐせぶんなのよ…」


長門 私と言えばこの言葉だろう


夕張「まぁ短いしわかりやすくていいんじゃないですかね」

北上「じゃあ次は瑞鶴の番だね~」


瑞鶴「ビッグセブンに対してどう返事すればいいのよ?」


北上「そこはフィーリングでどうにかする感じで~」


夕張「じゃあ瑞鶴さんと長門さんの場所チェンジでお願いします」


長門 任せろ!


瑞鶴「え~うーん……なんて返事すればいいのかしら…」


瑞鶴「安価」


下1~3高コンマ 長門へのメッセージや返事を

長門「!?」


夕張「どうしたんですか?」


北上「瑞鶴何言ったの?長門がかなり動揺してんだけど」


瑞鶴「えっと…あいあむ ゆあ ふぁーざーって…」


北上「…なんで?」


瑞鶴「いや、こんな映画あったなって思って…」


北上「なんで映画のタイトルをうったのかも謎だし、長門は音聞こえないじゃん」


瑞鶴「そこは字幕版でなんとかなるかと思って…」


長門「!?!?」


夕張「落ち着いて下さい長門さん!」


北上「どうすんのさ瑞鶴…」


瑞鶴「だって…ビッグセブンに対する返しが思いつかなくて…」

長門「……!」


夕張「あ、瑞鶴さん変わってあげて下さい。今度は長門さんがやるそうです」


北上「なんかややこしいことにならないといいけど…瑞鶴、責任取りなよ~」


瑞鶴「もう…わかったわよ…」


明石「……ははははい、オッケーです」


長門「安価」


下1~3高コンマ 長門のメッセージや返事を

瑞鶴「……ぶふ!」


夕張「急に笑い出してどうしたんですか!?」


瑞鶴「のーーーって…なんだ長門、知ってたのね」


北上「どういうことなのさ?」


瑞鶴「ん~簡単に言えば映画の台詞で返されたのよ。ネタを言ったら元ネタで返されたって感じかしら?」


明石「えええ映画…」


長門 宇宙戦争の話だ。フォース、という言葉に聞き覚えは無いか?


北上「あぁ……!なんかそんな台詞聞いたことあるような…!」

長門 あの映画は好きだったんだ。私がこうなる前に何度か見たことがある


夕張「こうなるってことは、長門さんはずっと耳が聞こえないわけじゃなかったんですね」


瑞鶴「じゃあ私と一緒なのかしら……」


北上「ねぇ長門、せっかくだから教えてくれない?」


明石「むむむむ無理にとは…言いません…」


夕張「辛いならまたいつかでも大丈夫ですよ」


長門「安価」


下1~3高コンマ 長門の台詞、行動他

長門 あの日は雪が降っていて……寒かったな


長門 大層強大な力を持っていた深海棲艦との戦闘で色々あって、私は最終的に素手で戦ったんだ


長門 その深海棲艦は倒したが……私は沈んだんだ


長門 ダメコンも積んでいなかった私は暗くて冷たい海の中に……


長門 次に目を覚ました時には病院にいた。その時にはもう、耳は聞こえなくなっていた


長門 それか


長門「……」カタカタ


夕張「長門さん、もう大丈夫ですよ」


明石「いいい一度沈んだ……」


瑞鶴「そんな話聞いたこと無いわ…」

北上「でもこれで幹部さんが長門を持ってた理由がわかったね。一度沈んだ艦娘なんて貴重だろうからね~」


長門 そうだ、私は幹部の元で毎日毎日検査ばかりだった


夕張「でもここに来たってことは何もなかったってことなんですよね?」


明石「もももももしくは…すすす全て終わった…」


瑞鶴「全て終わったって……」


長門 私は明石の意見が正しいと思う。私の検査や調査が終わったからもういらない。


長門 そう考えているように私は思えた


夕張「長門さん……」


瑞鶴「…長門は何て言ってるの?」


北上「明石の意見に賛成だってさ」


瑞鶴「……誰か長門に私の言ってること伝えて」


北上「あたしでよかったらいいよ~」


瑞鶴「安価」


下1~3高コンマ 瑞鶴の台詞を

瑞鶴「沈んだはずなのきここにいられるってことは相当な幸運の持ち主なのね」


瑞鶴「代償は大きいけど、私は長門が生きてここにいてくれて嬉しいと思うわ」


長門 生きてここに居る…か。私は……


北上「自分で死のうとしたんでしょ?」


夕張「えっ…そんなこと…」


長門 …そうだ


明石「……」


長門 運良く生き残れたと思っていたが、あんな実験動物の様な扱いをされるくらいなら…と思ったことはある

北上「それでも長門は生きてる。これが事実なんだよ」


長門 だが…私は……


北上「あ~自殺未遂を気にしてるなら杞憂だよ?私と明石は自殺失敗してるし~」


明石「……」コクリ


長門 …お前達も何かを抱えているという、ことか


北上「特別なのは自分だけじゃない…って!」


瑞鶴「ねぇ、長門はどんな様子なの?怒ってないの?」


夕張「長門さん、瑞鶴さんに何て言いますか?」


北上「全部言う必要は無いし、適当に答えてあげよっか?」


長門 いや、私の言葉で伝える。全て……な


北上「…はいはい。じゃあ瑞鶴、またそこに座ってね~」


ーー

すいません途中寝てました


引き続きネタ、小ネタ、コメントはお待ちしてます

ーー

北上「とうとうこの日が来たよね~」


夕張「いよいよ多摩さんの改二改装ですね!」


秋津洲「あたし達だけでもできないことはなかったけど、あの北方迷彩が少しやっかいだったかも」


明石「ででででも…かか陽炎さんのお陰で…」


陽炎「私の塗装技術がこんな所で役に立つなんてね」ピカッ


多摩「眩しいにゃ…」

北上「多摩姉、準備はできてる?」


多摩「問題ないにゃ」


夕張「それではドックで待ってて下さいね!」


秋津洲「改の時と同じだから別に緊張もしなくていいかも!」


明石「かかか改装設計図も…おおおオッケーです…」


北上「練度も勿論大丈夫と。じゃあ多摩姉グッドラック~」


多摩「にゃ…」

ーー

多摩「……」


陽炎「終わったみたいね」


秋津洲「北方迷彩!凄くカッコイイかも!」


夕張「装備も中々良いですね~」


明石「いいいい色々…のの乗せられる…みみみみみたいです…」


北上「多摩姉はどう?改二になってみた感想は?」


多摩「安価」


下1~3高コンマ 多摩の台詞、行動他

多摩「にゃにゃ?」


北上「そこはにゃーじゃなくてさ、普通に答えて欲しかったよね~」


夕張「問題は無いってことでいいですね?」


多摩「にゃ…」


秋津洲「いいな~改二、いつかあたしもなってみたいかも…」


明石「きききききっと…なれるよ…」


多摩「にゃ……!」


陽炎「ねぇ、なんだか多摩さんの様子おかしくない?」

北上「おかしいも何もいつも通りだよね~」


多摩「にゃ…!にゃにゃにゃ!」


夕張「多摩さん?」


多摩「にゃ……!にゃにゃにゃ!!」


明石「これは…」


秋津洲「もしかしてにゃ~以外喋れなくなってるかも?」


陽炎「改造でそんなことになるなんて聞いたこと無いわよ!」


夕張「とにかく一度精密検査してみましょう!」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等

夕張「とりあえず艤装を解除して下さい!」


多摩「わかったにゃ!」


秋津洲「それで次は…………あれ?」


多摩「あ…!喋れるようになったにゃ!!」


北上「治ったのは良かったけど原因はなんだったんだろ?」


陽炎「やっぱり精密検査はした方がいいんじゃない?」


明石「よよよ用意…しししします…」

北上「ほら、多摩姉は服脱いで」


多摩「せっかく着たばっかりだったのににゃ…」


夕張「そんな事言ってる場合じゃないですからね!」


秋津洲「とっとと素っ裸になるかも!」


多摩「にゃ……」スルスル


明石「準備……だだだだ大丈夫です…」


陽炎「これで原因がはっかりわかればいいんだけど…」


下1~3高コンマ 検査の結果やその他起こったこと等

ーー

明石「せせせせ精密検査のけけけけ結果は…いいいいい以上無し…です…」


多摩「にゃあ…じゃあ何が原因にゃ…」


夕張「それなんですが、どうもこれが仕様みたいなんですよ」


多摩「にゃ!?」


北上「艤装を装備すると猫の能力が身につけるようになるみたいだね~」


陽炎「猫の能力?」


秋津洲「夜目が利くようになったり、野生の感が強くなったりするかも!」


明石「凄いです…!」


多摩「でも喋れられないデメリットは大きいにゃ…」

夕張「それも大丈夫みたいですね。慣れてくれば切り替えられるそうです」


北上「多摩の改装もまだ始まっただし、色々不都合もあるってことでしょ~」


多摩「なら良かったにゃ…」


秋津洲「でも夜目が利くのは地味に凄いかも!」


陽炎「確かに…電探要らずよね」


多摩「とりあえず陽炎は直視出来なさそうにゃ…」


陽炎「それは慣れてちょうだい」ピカッ


多摩「にゃ……」

北上「で、どうするのさ多摩姉」


多摩「何がにゃ?」


北上「改装した姿、あの人に見せに行くんでしょ?」


多摩「……にゃ」


秋津洲「いいな~多摩さんの彼氏カッコイイかも…」


陽炎「秋津洲さんは彼氏居ないんですか?」


秋津洲「ここに来てからはできてないかも…」


明石「ががが外出は…ききき気を付けて下さいね…」


多摩「わかったにゃ……ちょっと行ってくるにゃ」

ーー病院


多摩「もうそろそろお昼にゃ。いつも通りにお弁当も持ってきたにゃ」


多摩「改装したこの多摩…気に入ってくれるかにゃ…」


多摩「かわいいって…言って欲しいにゃ…」


多摩「……」


先生「あれは……」


多摩「あ、先生が来るにゃ……」


多摩「喜んで…くれるかにゃ…」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等

先生「…………」ボーッ


多摩「先生…どうしたにゃ?」


先生「あ……すいません、少し見惚れてしまっていました…」


多摩「にゃ…」カァァ


先生「その格好は一体?例の決戦仕様というものですか?」


多摩「にゃ…これは改二改装にゃ」


先生「改二…高レベルの艦娘のみがなれるという…」


先生「なるほど、多摩さんは頑張ったんですね」


多摩「練度は自然と上がったんだにゃ…特別なことはしてないにゃ」

先生「それでもおめでたいことじゃないですか。そうですね…多摩さん、今夜時間は空いてますか?」


多摩「にゃ………空いてると思うにゃ」


先生「それでは私にお祝いさせてもらえませんか?」


多摩「先生が…多摩を?」


先生「私にとって多摩さんの改装は特別なんです。それを一緒にお祝いできたらと思いまして……どうですか?」


多摩「断る理由は無い…ですにゃ…」


先生「わかりました、それでは今から予約を……それからあれも…」


多摩「お祝いなんて大袈裟だけど…それくらい喜んでくれたってことは嬉しいにゃっ!」



下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等

鎮守府に伊勢はいないのでズラします


ーー夜


多摩「にゃあ~お料理美味しかったにゃ~」


先生「そう言ってもらえると嬉しいです」


多摩「お店の雰囲気も良くて、凄くお洒落だったにゃ!」


先生「えぇ、本当に……料理も美味しかったですよね…」


多摩「先生?どうしたにゃ?」


先生「実はですね、あのお店のシェフは私の患者さんだったんです」


多摩「え、じゃあ……」


先生「はい、あの子は艦娘でした。退院してから艦娘を辞めて、あぁやってお店を開いているんです」


多摩「気付かなかったにゃ…」

先生「あの子は戦うことに疑問を持っていたそうなんです。それで心の健康を崩してしまって…」


多摩「でも先生はリハビリ担当のはずにゃ?」


先生「……あの子は自ら命を断とうとして…」


多摩「にゃ……でも、助かったんにゃよね?」


先生「勿論ですよ、あぁやってお店を開いてるんですから」


多摩「にゃ……」


先生「あの子は戦う以外に生き甲斐を見つけたそうなんです。それがこうやって……嬉しいですね…」


多摩「……先生…」


先生「どうしましたか?」

多摩「先生は多摩が出撃するのは嫌かにゃ?」


多摩「多摩は艦娘として戦うのが使命だと思ってるにゃ。でも出撃すれば傷つくし、最悪の場合沈むかもしれないにゃ」


多摩「それでも……」


多摩「先生は多摩のことを応援してくれるにゃ?辛い時に頑張れって言ってくれるにゃ?」


多摩「多摩は…先生の彼女で居てもいいにゃ?」


先生「安価」


下1~3高コンマ 先生の台詞、行動他

先生「多摩さんが戦いたいというのなら、私はそれを全力で支えます」


先生「こんな私でよければ、いくらでも貴女の力になりますよ」


多摩「ありがとう…ございます」


先生「はい……」


多摩「……」


先生「……」


多摩、先生「「あの…」」


多摩「あ、ごめんなさい…先生からどうぞにゃ…」


先生「わかりました、それでは…一つ言いたいことがあるんです」

先生「私はこの近くのマンションに住んでいるんです」


多摩「そうだったんですか…」


先生「それで……ですね…あの……」


多摩「……」


先生「ええと…何というか……」


多摩「…先生、多摩は先生以外の男の人とお付き合いをしたことが無いんだにゃ」


先生「え、えぇ…」


多摩「だから当然そういう経験も無いし……もしかしたら迷惑かけちゃうかもしれないにゃ…」


多摩「それでも……いいかにゃ?」


先生「……是非、お願いします」

多摩「……緊張するにゃ…」


先生「私もです…」


多摩「先生は男の人だから、ちゃんとリードして欲しいにゃ」


先生「が、頑張ります……そういえば鎮守府に連絡なくて大丈夫なんですか?」


多摩「にゃ……実はこうなるかと思って……提督には連絡してあった…にゃ」


先生「そうだったんですか…」


多摩「……」


先生「……あ、ここです…」


多摩「ここが……」


先生「一緒に部屋まで…お願いします」


多摩「はい……」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等

ーー翌日

先生「私はもう病院の時間なんですが、多摩さんは……」


多摩「ごめんにゃ……まだちょっと歩くのは…辛いにゃ…」


先生「すいません…」


多摩「謝らないで欲しいにゃ、思い出すと恥ずかしいにゃ…」


先生「それじゃあ……これを置いていきますね」チャリ


多摩「それって…」


先生「この部屋の合鍵です。動けるようになって帰るときに鍵は閉めておいて下さいね」


多摩「いいのかにゃ…?」


先生「…多摩さんになら持っていて欲しいです」


多摩「……嬉しいにゃ」

先生「あっ、時間が……それでは行ってきます!」


多摩「行ってらっしゃいにゃ~」


多摩「……ふぅ…多摩もとうとう…大人の女にされちゃったにゃ…」


多摩「昨日の先生……凄かったにゃ…」


多摩「…………」


多摩「もう少し寝るにゃ…」モフッ


多摩「ん…………先生の匂い…」


多摩「……好きな匂いだにゃ…」


多摩「……」

ーー鎮守府


多摩「しまったにゃ…あれから二度寝しちゃってすっかりお昼にゃ…」


多摩「朝帰りならまだ言い訳もあったにゃ……でもお昼となると…」


多摩「とにかく、誰にも見つからないようになんとか部屋まで帰るにゃ…」


多摩「そーっと、そーーっとにゃ…」


多摩「誰にも見つからないように……」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等

ーー夜、食堂


多摩(誰にも見つからずに部屋まで帰ってこれてよかったにゃ…)


多摩(提督にだけはちゃんと話しておいたけど、皆んなにはバレて無いはずにゃ…)


多摩(お風呂には入れにゃいけど、それは上手く言い訳でもするにゃ…)


多摩「……さぁ、深夜の出撃に向けて晩御飯だにゃ」


多摩「今日の日替わりは何かにゃ~」


間宮「あ、多摩さん。実は今日は皆さんから今日のメニューは是非これをと言われているんですが、それでも大丈夫ですか?」


多摩「にゃ?メニューを決められてる……?よくわからないけど、それでお願いするにゃ」

間宮「お待たせしました、お赤飯ですよ」


多摩「にゃ?お赤飯?」


間宮「…………」


多摩「…………に"ゃっ!!」


多摩「誰が……!誰が見てたんだにゃ!?」


北上「別に見ては無いけどさ、誰だってわかるって~」


多摩「北上!!」


北上「男の人と会って昼帰りしてきてんでしょ?嫌でもわかるって~」


多摩「バレてたのかにゃ……」

北上「でもちゃっかり合鍵をもらって来るなんて、流石だよね~」


多摩「なんで知ってるんだにゃ!?」


北上「いやだって部屋でうっとりしながら鍵見てたらわかるって。あたし何度も呼んで部屋まで入ったのに気付いてないんでしょ?」


多摩「にゃあぁぁぁ…」


北上「まぁそれは置いといて……どうだった?」


多摩「…何がにゃ」


北上「決まってるじゃん、初めての体験がだよ~痛かった?それともいきなり気持ち良かった?」


多摩「安価」


下1~3高コンマ 多摩の台詞、行動他

多摩「気持ちよすぎて死ぬかと思ったにゃ……」


北上「そんなに良かったの?」


多摩「もちろん最初は痛かったにゃ。でも段々気持ち良くなってきて…」


多摩「最後の方はもう…先生のことしか考えられなかったにゃ…」


多摩「はぁ………気持ち良かったにゃ…」


北上「初めてでそこまでの体験できるなんて…先生もやるねぇ~」


多摩「もちろんそれも良かったけど、一番良かったのは先生とキスできたことだにゃ」


北上「そっか、手を繋ぐのがやっとだったもんね~」

多摩「先生とキスしながら動いてもらったら…もう……もう………」


多摩「はぁ……早く先生に会いたいにゃ…」


北上「多摩姉が女の顔してるよ~」


多摩「…うるさいにゃ北上」


北上「ごめんごめん。でもさ、先生との関係が進んで良かったじゃん!」


多摩「……にゃ」


北上「多摩姉が幸せならあたしも嬉しいよ~」


多摩「うん…多摩は幸せにゃ」


ーー

自分で書いててこんな多摩いいなって珍しく思いました


引き続きネタ、小ネタ、コメントはお待ちしてます

ーー

北上「~~で、こっちが優先だって~」


明石「わわわわわかり…ました…」


夕張「じゃあ今やってるのは後回しに?」


秋津洲「今止めるとかえってややこしいから、キリのいい所まで進めるかも」


明石「わわわわ私も…手伝うよ…」


北上「ちゃっちゃとやっちゃいましょ~」


陽炎「……」ピカッ

北上「どうしたのさ陽炎。考え事してても目立ってるけど」


陽炎「この鎮守府には色んな子が居るのは知ってるわ。皆んな色々な事情もあるのよね」


陽炎「それで皆んなで足りないものを補い合う。簡単にはできないけど、凄いことだと思うわ」


北上「それで~何が言いたいの?」


陽炎「明石さんの吃りはずっとそのままなの?治療したりカウンセリングしてる様子が無いから気になってたのよ」


夕張「それは……」


秋津洲「かも……」


明石「……」


陽炎「え…何この雰囲気……」

明石「ここここれは…私への…ばばば罰なんです…」


明石「わわわわ私は…ゆゆゆ許されないことを…しししました…」


明石「こここここうやって…生きてることも…ほほほ本当は……」


秋津洲「そんなこと言わないで!明石は大切な友達かも!」


明石「秋津洲……ちゃん…」


陽炎「え~~っと……どういうことかしら?」


夕張「私から説明しますね、実は明石さんは……」


下1~3高コンマ 明石の話を聞いた陽炎の台詞や行動他

陽炎「かなり大変だったのね…」


北上「大変って言葉じゃ言い表せないくらい大変だったよね~」


秋津洲「でも!昔の明石と今の明石は違うかも!」


明石「わわわ私は…」


夕張「でも実際問題、明石さんの吃音はどうにもなりませんからね…多分脳に埋め込まれた機械のせいでそうなってるんですから」


明石「はい…のののの脳の一部を…せせせせ切除したええええ影響なので…」


陽炎「本人の意思と関係無くそんな手術をするなんて…幹部って人、よっぽどなの?」


北上「どうだろうね……」

夕張「明石さんは本来なら解体…艦としては死刑を宣告されているような状況でした」


北上「それを免れてこうやって生きてるんだから、考えようによってはね~…」


陽炎「……北上さん、幹部さんの番号って知ってる?」


北上「へ?うーん……個人的にじゃなくて、工廠の艦としてなら聞いてる番号はあるけど…」


陽炎「なら教えて、今から話を聞くわ」


夕張「いいんですか?」


北上「……あたしに止める権利は無いよ。はい、これが番号ね」


陽炎「ありがとうございます」ピピピッ


秋津洲「……」


明石「あああ秋津洲ちゃん…」


秋津洲「…わかってるかも」


陽炎「……もしもし、幹部さんですか?いえ、私は最近鎮守府に来た陽炎です。それより聞きたいことがあるんです」


陽炎「いきなりですいません、でもどうしても聞きたいんです。貴方は何を思って、何が目的で明石にあんな手術をしたんですか?」


下1~3高コンマ 電話の内容やその他陽炎のリアクション等

ーー

幹部『…明石君に関しては、ああでもしないと僅かでも同じことを繰り返す可能性があったからね』


陽炎「だからって……」


幹部『正直明石君が提督君の鎮守府で受け入れられるとは思っていなかった。スイッチを受け取った時点で明石はサンドバッグにでもされると思っていたからね」


陽炎「……何それ?司令がそんなことすると思ってんの?」


幹部『提督君がしなくても、龍驤君は明石君に対してかなりの恨みがあったようだからね。そう考えていたんだが……』


陽炎「……アンタ失礼過ぎるわ。司令や龍驤さんは誰かを傷付けることはしないのよ!!」


幹部『……本当にその通りだ』

陽炎「アンタ達は何がしたいの!?解体するような艦娘を実験台にするのが仕事なの!?」


幹部『そういうことでは…』


陽炎「うるさい!長門さんも実験台にしてたんでしょ!全部聞いてるのよこっちは!」


幹部『……』


陽炎「私はアンタ達みたいなのが一番嫌なのよ!偉そうに踏ん反りかえるだけなら猿でもできるのよ!!」


幹部『……申し訳ない』


陽炎「謝るなら明石に謝りなさいよ!!それか今すぐ明石を元に戻さない!」


幹部『……』


陽炎「無理よね?そういう手術をしたんだものね?そういう所も気に入らないのよ!!」


幹部「安価」


下1~3高コンマ 幹部の台詞、行動他

三遊亭円歌って落語家
知ってるかい? 吃音も
萌えの要素なんだよ

幹部『それが我々の正義、だからね。どうしてもというなら直接彼らに聞いてみるといい…彼らの傷口を抉る覚悟があるのならね』


陽炎「彼ら……?」


幹部『…とにかく、そういうことだ』


陽炎「待ちなさい!まだ話は終わってないの!」


幹部『そもそも話も何も始まっていない。これで失礼するよ』


陽炎「アンタ……!それでも司令の味方なの!?」


幹部『勘違いされては困るが、我々は誰の味方でも無い』


陽炎「はあ!?ちょっとそれどういうことよ!」


陽炎「……もう!切れてるし!」

夕張「かなり怒ってようでしたけど…」


陽炎「何よあの人!我々の正義の為とか言って…」


秋津洲「…やっぱり明石はどうにもならないかも?」


陽炎「それを承知で手術したんだから当然でしょ」


明石「ややややっぱり…そうです…よよよね…」


陽炎「最後のも腹立つわ!我々は司令の味方じゃないなんて!」


北上「え……それ幹部さんが言ったの?」


陽炎「聞き間違いじゃないわよ!勘違いされては困るが、我々は誰の味方でも無い…だって!」


北上「え、え……じゃあさ…羽黒とかって…モロ敵ってこと…?」


夕張「羽黒さんは違うと思いますが、もしかしたら長門さんは…」


秋津洲「なんで長門さんは怪しいと思うかも?」


夕張「安価」


下1~3高コンマ 夕張の台詞、行動他

夕張「長門さんが言っていたことを覚えてますか?気が付いたら病院だった…と」


夕張「それで無くても実験台にされて色々いじられてるんです。何かしらの洗脳操作を施されていても不思議はないかと思ったんですが…」


北上「それは…一理あるね」


秋津洲「でもそれを知る方法はあるかも?」


陽炎「なんか便利な機械とか無いの?」


北上「そんな都合よく……」


夕張「それがあるんですよねぇ……」


明石「おぉ…」

北上「色々聞きたいことはあるけど…なんでそれを作ったの?」


夕張「龍驤さんやレ級がどんな調教されてるかどうか、調べる機械を作ろうとした時の産物です…」


秋津洲「ドン引きかも…」


明石「どどどどどう使うんですか…?」


夕張「脳波を測るものを改良したので、頭に着けてもらえれば大丈夫です」


陽炎「じゃあ私が長門さんを呼んでくるわ」


北上「長門が、まさか……ねぇ…」

ーー


長門 待たせたな。どうしたんだ?


北上「いやま~検査みたいなもんかな」


明石「こここここれを…」スッ


長門 頭に着けるのか、了解した


秋津洲「夕張、洗脳されてたらどうなるかも?」ヒソヒソ


夕張「このグラフが不規則に大きく乱れるんです。すぐにわかりますよ」


秋津洲「かも……」


明石「そそそそれじゃあ…いいいいきますね…」


長門 あぁ、頼む


下1~3高コンマ 長門の検査結果やその他起こったこと等

秋津洲「……どうかも?」


夕張「乱れはありませんね…」


北上「ということは長門はシロ。洗脳されてないってことか…」


長門 洗脳?何のことだ?


明石「あ……!」


長門 これは検査ではなかったのか?どういうことだ?


北上「これは正直に言った方がいいね~……」

長門 そういうことだったのか…


夕張「すいません洗脳されているかどうか検査させて下さいとは言えませんでしたので…」


長門 気持ちはわかる、だから気にしてはいない


秋津洲「よかったかも…」


陽炎「ならこの鎮守府にいる艦娘は全員無事って考えてもいいのかしら?」


北上「朝霜とか島風は怪しいからなんとも言えない感じかな~」


長門 陽炎はそんなに幹部が信じられないのか


陽炎「当たり前でしょ!アイツは司令の味方じゃないって言い切ったんだし、警戒して当然よ!」


長門「安価」


下1~3高コンマ 長門のメッセージや行動、その他起こったこと等

長門 立場上そう言わざるを得ない事もあるだろう


陽炎「でも…!」


長門 私達の敵ならば、私や羽黒を寄越す理由が無い。私はそう考える


陽炎「……」


長門 私は確かに幹部達は嫌いだ。だがそれは組織として気に入らないというだけだ


長門 本当に敵ならレ級や駆逐棲姫をどうにかしていただろうしな


陽炎「……」


長門 陽炎は一体何が気に入らないんだ?何があった?


夕張「実はですね……」

ーー

長門 そうか…明石は過去にそんなことを…


明石「わわわわ私は…許されなくて…ととと当然だと思ってます…」


秋津洲「でも…二度と治らないような手術なんて…そこまで……」


北上「仕方ないんだって、これは」


夕張「長門さんは明石さんに関しては陽炎さんと同じ意見ですか?」


長門「安価」


下1~3高コンマ 長門のメッセージや行動他

長門 特定の思想に芯まで染まったものは二度とそれ抜きではモノを考えることはないと聞く


長門 他にも被害が及ばないようにするにはそれしかなかったのだろう


長門 …胸糞悪い話に変わりは無いがな


陽炎「…私はそこまで割り切れないわ」


長門 割り切ることも大切だ


陽炎「……流石はビッグセブンね」


長門 これは戦艦も駆逐艦も関係無い


陽炎「…そう」

長門 納得がいかないか。明石、少しいいか


明石「ななななな…なんです…か…」


長門 明石はどう思っている?


明石「わわわわ私は…ゆゆ許されなくて当然…」


長門 建前はいい。お前の本音を聞かせてくれ


明石「……」


長門 それが本音だというならそれでもいい。だがもしお前が思っていることがあるならば、教えてくれ


明石「安価」


下1~3高コンマ 明石の台詞、行動他

>>848
円歌師匠は、どもりを矯正したくて2代目三遊亭円歌の門を叩いたそうな
円 歌「で、弟子にして下さい。ど、どもりで、なや、悩んでいるんです」
2代目「が、が、頑張りなさい」
実は2代目も、どもりだったそうなww

明石「むむむむ昔の事はおおお覚えていない…です…ででででもここはとても……いいい居心地がいいです…」


明石「こここここに居られるなら…わわわわ私はこのままで……」


長門 …そうなのだな


明石「はははははい…とととと友達も…いいいますから…」ニコッ


秋津洲「明石ぃ~~!」ダキッ


明石「ああああ秋津洲ちゃん…」


陽炎「はぁ……本人がそれでいいならいいか…」


北上「そうだよね~最終的には本人の意思が尊重されるよねぇ~」


夕張「そういえば秋津洲ちゃんも明石さんも、二人が仲良くなってから明るくなりましたよね」

陽炎「そうなの?」


北上「そうそう、秋津洲なんて仕事バカでさ~」


夕張「やめてっていっても工廠で寝泊まりしてましたもんね」


秋津洲「だって、仕事しないと追い出されると思ってたから…」


長門 今はそんなことはしてないか?


秋津洲「……たまにだけ」


明石「だだだダメだよ…」


秋津洲「わかってるけど……」


北上「本当に二人はさ~…そんななのに、どうやって仲良くなったのさ?」


明石、秋津洲「安価」


下1~3高コンマ どちらかの台詞、行動他

秋津洲「大艇ちゃんのお蔭かも!」


長門 あれか?工廠の隅に置かれているやつか?


秋津洲「そうかも!ここに来てからあたしはあんまり使ってないけど、明石と仲良くなれたかも!」


北上「大艇で仲良くなったってどういうこと?」


明石「せせせせ整備が…むむむ難しかったんです…」


秋津洲「あたしは人に教えるのは苦手だったから、ずっと話しあってて、それで気が付いたら今みたいになってたかも!」


夕張「秋津洲ちゃんは大艇ちゃんへの拘りが凄いですからね」


陽炎「大艇ちゃんのスペックは凄いから整備も大変なのね」

秋津洲「むぅ……大艇ちゃん「は」って言い方…ちょっと嫌かも」


陽炎「あ…ごめんなさい、そんなつもりは無かったのよ」


秋津洲「慣れてるからいいかも……」


北上「でもほんと、大艇ちゃんもお疲れだよね~」


夕張「索敵が優秀ですからね!」


長門 我々も助かっている。ちゃんと整備してあげてくれよ?


秋津洲「わかってるかも!ね、明石!」


明石「ね……秋津洲…ちゃん……!」


ーー

組織編か明石編かどっちか進めばいいかと思ってましたが、こうなりました。今スレでは終わらないかもしれません


それと瑞鶴加賀の挙式の話を何度もしてくれていますが、現在最終回に持っていこうとしてるのでまだ先になるかもしれません

何か違うエンドが思い付けば、瑞加賀の式はやります


元々バットエンドとビターエンドしか用意してなかったので、北上や何人かが治った時点でそれが使えなくなったのが原因です


引き続きネタ、小ネタ、コメントはお待ちしてます

ーー


瑞鶴「提督、私達に大事な話って何?」


加賀「…多分私のことよね。葛城や秋津洲に…失礼なことをしたわ」


瑞鶴「あ……提督、もし加賀が罰を受けるっていうなら私にも!」


龍驤「違うから落ち着きぃや瑞鶴」


提督「…確かに加賀の事は気になるが、もう反省したんだろう?」


加賀「えぇ、もうあんなことは二度としません」


提督「…ならそれでいい」

瑞鶴「じゃあ話って何なの?」


提督「加賀と式を挙げたい…少し前にそう言っていたよな?」


瑞鶴「ええ、皆んなの前で加賀と一緒になれて幸せですって報告したいし、写真も撮って欲しいわ」


龍驤「実はな、二人には内緒やったんやけど、式を挙げれる会場を探しててん」


瑞鶴「嘘!?」


加賀「提督……ありがとうございます」


提督「礼を言われても困るんだ。実はな……」


龍驤「どこの式場もオッケーが出やんかったんよ」


瑞鶴「え……え……」


加賀「……酷い差別ね」

龍驤「もちろん同性同士やからアカンって式場もあったけど、大部分は違う理由やってん」


提督「艦娘が式を使うのは……と、いうことらしい」


瑞鶴「艦娘は式を挙げちゃいけないの……」


龍驤「そうや無くて、イメージの悪化が怖いらしいねん」


提督「他の地域でそういうことがあったそうなんだ。だから基本的に艦娘の式場利用は断っていると」


瑞鶴「イメージって……私達も女の子なのに…」


加賀「……わからなくも無いわ。戦争と式場はまるでイメージが違うものね」


龍驤「ウチらのせいでその式場に苦情殺到、なんてことになってしもうたら申し訳ないしなぁ…」

瑞鶴「じゃあ……話っていうのは……式を諦めろって話なのね……」


加賀「瑞鶴…そんなに落ち込まないで」


瑞鶴「…………えぇ」


龍驤「確かに式は諦めてもらうしか無いけど、実は二人に提案があんねん」


加賀「代わりに何かをしてくれるというの?」


提督「俺達というより二人がするんだ。勿論俺達も手伝うが、二人がメインであることをしてもらえないかと考えている」


瑞鶴「あること……?」


龍驤「ほな説明するわな。あのな…………」

ーー

加賀「この地域の行事に瑞鶴と参加…ですか」


提督「毎年恒例の行事があるんだ。まぁ祭りがメインらしいが…」


龍驤「その行事の終わりに、一組の夫婦が神様に神酒を捧げるっていうのがあるねん」


提督「ただ捧げるだけでは無くて、さながら結婚式のように神職の人もいる」


加賀「つまり神前式を挙げるってことね」


龍驤「よう知っとるな、加賀。そうや、ほぼそれやと思ってくれたらええ」


提督「簡略化はされているが、大体は神前式だと思ってくれていい」


龍驤「両家の挨拶とか、そういうもんが全部カットされてる感じやね」

提督「いつからこの祭りがあったのかわからないくらい昔からあるらしいが、初めは本当に結婚する男女がするものだったらしい」


龍驤「でも時代の流れでそんな事も無くなって、ほんまの夫婦や無かったり、女の子同士でもやったことあるみたいやね」


提督「…以前の熊野の件で艦娘に対してまだ不信感は残っている。それを払拭し、地元にアピールする為にも二人にやってもらえたらと思っている」


龍驤「ただまぁ当然和装になるからウェディングドレスは着られへんけど…ええかな?」


提督「他に希望があるならそれを言ってくれ」


瑞鶴、加賀「安価」


下1~3高コンマ どちらかの台詞、行動他

瑞鶴「特に希望はないわ。強いて言うならしっかり見ててね、私達の晴れ姿」


提督「…もちろんだ」


加賀「それで、その行事とやらはいつあるの?」


龍驤「それがな…来週やねん」


瑞鶴「来週!?」


加賀「随分と急なのね」


提督「実は今年の夫婦役はあるカップルで決まっていたんだが、つい先日別れたらしくてな…」


龍驤「それで夫婦役をどないしよって言う話がウチらの所にも回ってきて…って感じやねん」


加賀「そういう事情があったのね」

瑞鶴「ねぇ提督……それ私達でいいの?」


龍驤「なんや、自信無いんか?」


瑞鶴「そうじゃなくて、提督達がやらなくていいのって話」


加賀「そうね……提督と龍驤さんなら男女でちょうどいいわよね」


瑞鶴「私達にやらせてくれるのは嬉しいけど、提督達が我慢してない?」


加賀「提督達からこういうことはやってもいいのよ?」


龍驤、提督「安価」


下1~3高コンマ どちらの台詞、行動他

提督「こういう場所に、男は出るべきじゃないのさ」


瑞鶴「提督…話聞いてた?」


加賀「貴方と龍驤さんなら男女でちょうど良いのよ?」


龍驤「すまんなぁ、今のは司令官の言い訳や。実はな、司令官はあがり症でな…」


提督「…身内だけならまだしも、不特定多数に見られるのはよろしく無い」


瑞鶴「そんな理由で…」


龍驤「でもウチらにはカッコカリがあるけど、艦娘同士はそんなん無いやろ?」


提督「だから二人にやってもらおうと思ったんだ」


龍驤「引き受けてくれるわな?」


加賀「もちろんよ」

提督「それでは早速今日から打ち合わせをやってきてくれ」


龍驤「式までの間は出撃も制限するから、そっちを頑張ってな~」


瑞鶴「時間が無い上に私は余計に覚えることが多そうね…」


加賀「瑞鶴、私もフォローするわ」


瑞鶴「提督達がこんな機会をくれんたんだし、失敗はできないものね!」


加賀「早速行きましょう瑞鶴」


下1~3高コンマ 式までの間に起こったことやその他諸々等

ーー式当日

龍驤「司令官…やっとこの日やね…」


提督「そうだな……」


龍驤「この一週間…ほんまに大変やったわ……」


龍驤「男役は加賀ですんなり決まったけど、羽織袴やなくて陣羽織着るって言い出すし…」


提督「そういう儀式では無いと言って無理納得させたが……それでも大変だった…」


龍驤「ほんで加賀が陣羽織がえぇって言い出したときに、じゃあ私が瑞鶴と!って瑞鶴と式しようとしたりな…」


提督「しかもこの式は過去に姉妹でやったことがあったのも…事態がややこしくなった理由の一つだな…」


龍驤「あれは酷かったわ…」

龍驤「いや…一番酷かったのはアレやな…」


提督「……そうだろう」


龍驤「鎮守府で試しに白無垢を着た瑞鶴をみて興奮した加賀が……その場で押し倒して……」


提督「結果……汚れた白無垢は俺が買い取り…」


龍驤「レンタルもんをよくもまぁ……」


提督「費用は加賀が後で必ず払うと言っていたが…それでもこの出費は痛い…」


龍驤「せめてレンタルやったのが救いやね。もし代々使われてるような由緒ある白無垢やったら…」


提督「やめてくれ…想像したくない……」


龍驤「せやね…」

龍驤「でもまぁ、こうやって式当日まで来れたんやから、ええんと違う?」


提督「あぁ、あとは二人が上手くやってくれることを祈ろう」


龍驤「ほんまの式や無いけど、百合提督とか赤城も見に来てくれとるみたいやね」


提督「急な日程だったのに来てくれて、感謝しかないな」


龍驤「ほな、ウチらも見守っとこか」


提督「そうだな…」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等

ーー


ザワザワザワザワ


龍驤「えらい人が多いなあ。まぁいうても祭りやから当然か」


提督「…それにさっき聞いたんだが、地元のテレビ局も来ているらしい」


龍驤「なんでや!?」


提督「…去年は雨で限られた人数しか見れないのも影響しているらしいが、艦娘が大事な夫婦役をやることに感心があるそうだ」


龍驤「それやったら二人を綺麗に撮ったって欲しいなぁ」


ザワザワザワザワ


提督「お……まずは加賀が来たな」

加賀「……」


龍驤「よかった、ちゃんとできとるみたいやね」


提督「男役は神酒を持って運ぶんだが、今のところ問題は無さそうだな」


加賀「……」


龍驤「加賀の陣羽織も似合っとるね。男役は加賀でよかったなぁ」


提督「…ハマり役といえるな」


龍驤「まぁ普段から男役やしな…」


提督「…そうだな」

龍驤「神前に加賀が着いた…ほな次は瑞鶴か」


シーン……


龍驤「ん?なんやこの雰囲気?」


提督「あれは……」


瑞鶴「……」


龍驤「な…なんやあの……べっぴんさんは………」


提督「凄いな……元がいいというのもあるが…あれは美人という言葉では言い表せないぞ……」


龍驤「皆もそうみたいやね。息を呑んで瑞鶴を見とるわ……」

瑞鶴「……」


龍驤「酒を入れる器を持ってちゃんと歩いとる…よっぽど練習したんやろうなぁ…」


提督「……そうだろうな」


瑞鶴「……」


加賀「……」


龍驤「神前に二人が揃った。この後契りを交わして酒を注いで捧げるんやんな?」


提督「本当に夫婦の時はちゃんとキスをするらしいが、するフリでもいいらしい」


龍驤「でもあの二人やと……」


提督「…やるだろうな」

瑞鶴「……」


加賀「……」


シーン……


龍驤「あかん…ウチまで緊張してきた…あの二人のキスなんて何度も見てんのに…」


提督「お……するのようだな…」


加賀「瑞鶴……貴女を愛しています」


瑞鶴「一生…幸せにしてね」


加賀「……」グイッ


瑞鶴「ん…………」

オォ……


龍驤「凄いな、皆のため息が聞こえてくるやん」


提督「……長いな」


瑞鶴「んん……」


加賀「さぁ…続きをやりましょう」


龍驤「あ、やっと終わった……」


提督「後は神酒を捧げるだけだ」


龍驤「加賀が瑞鶴の器に酒を注ぎ入れて……」


提督「それを瑞鶴が備える…」

瑞鶴「……」コトッ


パチパチ……


パチパチパチパチパチパチ……


パチパチパチパチパチパチパチパチ……


龍驤「凄い…皆んなが拍手しとる…」


提督「ただの祭りの行事とは思えないくらい…いい式だった……」


龍驤「あの二人もホッとした表情しとるわ」


提督「良くできていたと伝えにいってやろう」


龍驤「そうやね!」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等

ーー

加賀「ふう…あの格好も疲れてしまったわ」


加賀「私はまだ手間はかかっていない方だけど、瑞鶴はまだまだかかりそうね」


加賀「瑞鶴の着替えが終わるまで屋台でも見て周りましょうか」


「艦娘の姉ちゃん!さっきは凄かったぜ!」


加賀「そう言ってくれると嬉しいわ」


「お礼ってわけじゃないがこれ、持ってってくれ!」


加賀「あら、いいの?」


「良いもん見させてもらったからな!」


加賀「なら遠慮なく頂いておくわ」

「姉ちゃん!これ持ってってくれ!」


「これも持っていってください!」


「これも!」


加賀「……ただ歩いていただけなのに」ドサッ


赤城「加賀、大人気ですね」


加賀「赤城……来てくれたのね」


赤城「提督も一緒に来たの。いいものを見させてもらいました」


加賀「そう言ってくれて嬉しいわ」

赤城「あの子、瑞鶴とはうまくやってるみたいね」


加賀「えぇ、こっちでは瑞鶴は不自由なく過ごせているもの」


赤城「そうですか……」


加賀「…ちょっと嫌味っぽかったかしら?」


赤城「もう…そういう所は変わってませんね」


加賀「私は何よりも大切な瑞鶴を手に入れたの。それ以外に変わるはずないわ」


赤城「あの時から、ですね」


加賀「赤城…私は幸せよ」


赤城「安価」


下1~3高コンマ 赤城の台詞、行動他

赤城「それは良かったです。ですが、あれだけ瑞鶴を嫌っていた貴女が…」


加賀「あれは嫌っていた演技です。瑞鶴が戦い続けるというから、阻止しようとしていただけです」


赤城「ふふっ、そうでしたね」


百合提督「おい赤城……ぬぁ!加賀!!」


加賀「あら、久しぶりね提督」


百合提督「素晴らしい式だった!!感動したぞ!」


加賀「そう言ってくれて感謝ね」

赤城「提督ったら式の最中ずっと泣いてたんですよ?」


百合提督「瑞加賀の式だぞ!?瑞加賀だぞ!?」


加賀「なんで二回言ったのかしら?」


赤城「もう、提督……」


加賀「でも提督には感謝しているの。私の異動を認めてくれなかったら、こうはなっていなかったもの」


加賀「改めてお礼を言わせて頂戴。ありがとう提督」


百合提督「安価」


下1~3高コンマ 百合提督の台詞、行動他

百合提督「礼なんていらない。これからも二人が幸せでいてくれればいいんだ」


加賀「…ありがとう提督」


赤城「ところで加賀、瑞鶴はどうしたんですか?」


加賀「まだ着替え中よ。あの子の衣装は時間がかかるの」


赤城「なら迎えに行きましょうよ」


百合提督「そうだな、久しぶりに話しをしてみたい」


加賀「ならこれを処理しながらいきましょう」ドサッ


百合提督「加賀、そんなに腹が減っていたのか」


加賀「違うわ、これは貰ったのよ」


赤城「じゃあ私は焼きそばを……」

ーー


飛鳥「……」クイッ


瑞鶴「加賀、そこにいるの?」


加賀「えぇ、迎えに来たのよ」


瑞鶴「側にいるのは?提督とも違うけど…懐かしいような…」


百合提督「俺だ、瑞鶴」


瑞鶴「提督…」


赤城「私も居ますよ」


瑞鶴「そっか見にきてくれたのね…」


加賀「こうやって四人で集まるのも久しぶりだから話そうってなったのよ」


瑞鶴「そうね、私と加賀はこっちの鎮守府だし」


百合提督「そっちの話、聞かせてくれないか?」


赤城「私も気になりますね」


瑞鶴「…えぇ!たっぷり教えてあげるわ!」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等

ーー

瑞鶴「……そっちも相変わらずで良かったわ。本当はね、ちょっと心配してたの」


瑞鶴「私と加賀、そして翔鶴姉までこっちに来ちゃったからさ」


百合提督「今ある戦力でどうにかするのが提督だ」


赤城「あれから皆んなの練度も上がったから、そこまで苦労はしてないの」


瑞鶴「そう、それを聞いたら安心したわ」


ザワザワザワザワ


加賀「…何か騒がしいわね」


赤城「どうしたんでしょう?」

「すいません!艦娘さんが突然吐いたんです!」


瑞鶴「それってうちの鎮守府の艦娘よね…」


加賀「人混みが原因なら電かしら?」


瑞鶴「電なら暁がついてるでしょ?」


「この人、どうやら甘酒でベロベロに酔ったみたいなんです!」


瑞鶴「甘酒で……どれだけ弱いのよ…」


加賀「と、なると吐いたのは……」

羽黒「ウェッ」


瑞鶴「あぁ……」


加賀「やっぱり羽黒だったのね…」


「この艦娘さんはどうすればいいですか?」


加賀「私達が持って帰るからそこに置いでおいて」


「わかりました!」


瑞鶴「ほらしっかりして羽黒、お水飲む?」


加賀「提督に迎えを頼むから待ってなさい」


羽黒「安価」


下1~3高コンマ 羽黒の台詞、行動他

羽黒「う……ぐす…」


百合提督「何か様子がおかしいぞ?」


羽黒「うわぁぁぁぁん……」ダキッ


百合提督「!?」


赤城「!!」


加賀「羽黒が泣きながら提督に抱きついたわ。この子泣き上戸なのね」


瑞鶴「それより…赤城さんの前で提督に抱きつくなんて…」


赤城「……」ゴゴゴ…

瑞鶴「感じる…一航戦オーラを感じるわ!」


加賀「可視化できそうなくらい…きてるわね」


赤城「…提督?」


百合提督「待て赤城!俺は何もしていない」


赤城「ならその小娘を引き剥がせばいいんですよねぇ……」ユラァ


百合提督「おふ……そ、そうですね…」


赤城「……ふんっ!」グイッ


羽黒「うぇぇぇ……」

赤城「それでは少し席を外します…」ズルズル


羽黒「ふぇぇ…」


加賀「……赤城、やり過ぎてはダメよ?」


赤城「やり過ぎ……?私は提督にまとわり付く害虫を駆除するだけですよ?」


加賀「ひ……」


瑞鶴「…赤城さん、ここは祭り会場です。それを忘れないで下さい」


赤城「……えぇ、もちろんよ」


羽黒「なんなんれすがぁ………」

瑞鶴「……赤城さん、前より酷くなってない?」


百合提督「この前とうとう同人誌を捨てられたよ。お気に入りの百合モノが…」


加賀「赤城はアレが無ければ、もっとマシなのに」


百合提督「それだけ愛されていると思えば我慢はできるが…」


瑞鶴「提督、浮気はしたらダメよ。殺されるわ」


百合提督「それは俺が一番わかっているさ……」


ーー

加古等まだ数人解決していないものがありますので、まだ続きます


それでは次スレでお会いしましょう

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