《進撃の巨人》健「巨人だと?」《Infini-T Force》 (30)




・アニメ版Infini-T Force最終話からの続きになります。

・劇場版Infini-T Forceの話が冒頭に軽く出ます。




SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1524401302




戦いの末、自分達の世界を取り戻した鷲尾健、鎧武士、南城二、東鉄也。

しかし笑の力で“可能性”を取り戻した世界の中で、少数だが…また異変が起き始めていた。

彼らは笑を連れてその世界へと向かい、異変の原因である“特異点”を元に戻すため行動する。






そしてまた…彼らは時空を超え、異世界へと降り立った。





《シガンシナ区》



ザワザワ…ザワザワ…



健「城二、特異点はこの世界なんだな」

城二「ああ、間違いない」

武士「しっかし、新宿に比べると随分古い街並みだな」

笑「私は好きだけどなー、この雰囲気」

武士「いや別に嫌いってわけじゃねーけど…ただ、なんで壁に囲まれてんだろうな」

城二「そういう風習…もしくは文化から来ているかもしれない」

鉄也「教授、特異点の詳しい場所は?」

城二「この世界のどこか…それ以上の事はまだ分かっていない」

武士「おいおいいくらなんでも…」

城二「この世界の特異点は今まで見てきた物とは違うらしい。ブルーアース号から範囲を絞って検索していけば必ず見付かる…はずだ」

城二「笑は何か感じたりしないか?」

笑「んーん、全然」

武士「こりゃ長引きそうだ…」

笑「ま、観光がてら地道に探しましょ」

健「笑、俺達は遊びに来たわけじゃ…」



ドンッ!




エレン「うわっ!」ドサッ!

笑「キャッ!」ドサッ!


エレン「いてて…」

笑「いったー…」

エレン「あ、ご、ごめんなさい!」


ミカサ「エレン、大丈夫?」

アルミン「ご、ごめんなさい!友達が走って…」

健「元気なのはいいことだが走るなら前を見ろ」

エレン「は、はい…」

笑「あはは、私は大丈夫だから…気にしないで」

エレン「あ、ありがとうございます……!!?」

笑「?…どうかした?」

エレン「ミカサと同じ髪の色…もしかして東洋人……!?」

笑「東洋…人?」

健「まあ、大雑把に言えば東洋人だな」


ミカサ「私以外の…人……」

武士「で、随分急いでたみたいだったが何かあったのか?」

エレン「あ、そうだった!アルミン早く外の話の続きだ!」

アルミン「う、うん……おじさん達は内地の人ですか?東洋人の人がこの街にいるなんて聞いたこと無いし…」

健「おじさんだと?」ギロッ

アルミン「ヒッ!ご、ごめんなさい!」

笑「はいはい、オッサンは黙ってて」

鉄也「僕達は内地じゃなくて外から来たんだ」




シーン……





エレン「え…えぇぇぇぇぇぇ!!!」

アルミン「外って…壁の外から来たんですか!!?」

ミカサ「うそ……」



武士「…教授、めっちゃ驚いてるけど」ヒソヒソ

城二「……情報が足りない今、ここはこの子達からも話を聞き出して……」ヒソヒソ



エレン「なあなあ!外にはしょっぱい湖があるってのは本当なのか!?」

アルミン「炎の川が山から流れてるっていうのは本当なんですか!?」

ミカサ「巨人に襲われたりしなかったんですか…?」

笑「しょっぱい湖…あ、海のこと?」

エレン「!」

健「火の川…溶岩か」

アルミン「!!本当にこの人達、外から…」


鉄也「巨人…?巨人ってなに?」

ミカサ「え……」

エレン「巨人を…知らない?」

アルミン「じゃ、じゃあどうやってここに…」

鉄也「空から」


三人『空から……?』



武士「(あちゃー…マズいな、このままじゃ不審者って思われるぞ)」ヒソヒソ

城二「(周りの文明レベルを見た所、空を飛ぶ技術はまだこの世界にはない…)」ヒソヒソ

城二「(だが、気になる言葉も聞けた)」スッ…



城二「…君達は外の話が聞きたいのかい?」

エレン「え?う、うん…」

城二「私達は本当に空からこの街に来たんだ…後で君達にその機械を見せてあげよう」

城二「だから代わりに教えてくれないか?その…巨人とは何かを」


エレン「…アルミン、どう思う?」

アルミン「確かに怪しいけど、海や溶岩を知ってたし…空を飛ぶ技術が外にならあるかもしれない」

ミカサ「なら…」


アルミン「…分かりました。巨人というのは……────」







アルミン「────それで僕達は100年間、この壁の中に住んでいるんです」


笑「巨人が、人を………」

武士「嘘ってわけじゃ…無さそうだな」

鉄也「巨人の支配する世界…か」

健「城二、ブルーアース号から確認できるか?」

ピピッ、ヴゥン!

城二「……確かに、外壁は巨人の溜まり場になっているな」ピピピ

エレン「!!?アルミン!これってなんだ!?」

アルミン「わ、分からない…分からないけど、こんな物見たことない……」

ミカサ「凄い……」




ピシャァンッッ!!!



全員『!?』


ミカサ「今のは……」

エレン「あっちの方からか!?」

アルミン「行ってみよう!」ダッ!

ミカサ「…」ダッ!

エレン「あ、おい待てよアルミン!ミカサ!」ダッ!


城二「……!!?これは…」ピピピピピピ!!

武士「どうした教授、今の振動と何か関係あるのか?」

城二「…鉄也、あの壁の高さは何メートルか分かるか」

鉄也「……50メートルだね」ピピッ

笑「それがどうかしたの?」

健「高さ…巨人……まさか!?」



ズズゥゥゥゥゥン…




笑「……うそ………」


城二「50メートルを越す、巨人……」





ズガァァァァァァァァンッッッ!!!



城二「ッ!門を蹴り飛ばしただと!?」

武士「おい、今ので何人巻き込まれた…?」

笑「ちょっと待ってよ!門が壊されたって事は…」

鉄也「巨人が……来る」



キャーー!ウワーーーー!!!



健「笑!避難していろ!」

笑「わ、分かった!」

鉄也「フレンダー、笑を頼む」

フレンダー『ワオン!』



─────────

──────

───





ハンネス「カルラ……すまない!」バッ!

エレン「離してよ!まだ母さんが…母さん!!」

ミカサ「おばさん…おばさん!!」

カルラ「エレン!ミカサ!…生きて……!!」

エレン「母さん!母さーーん!!!」



カルラ「(二人とも……私の分まで…生きて……)」ツゥー…



エレン「母さん…母さん!!」

エレン「(誰でもいい…誰か…誰か母さんを……)」ポロポロッ




エレン「母さんを……助けて……」






ババッ!!シュンッッ!!



エレン「!?」バッ!

ハンネス「!?今、何かが横切って……」




ミカサ「白い…影……」




スタッ!








ガッチャマン「………」バサバサッ!!





カルラ「貴方は……」

ガッチャマン「もう大丈夫だ」


ズシーン!ズシーン!


巨人「」ニタニタ

ガッチャマン「無差別に蹂躙する貴様達の行動…断じて見過ごすわけにはいかない!」ババッ!

ガッチャマン「『バードラン』!」シュシュッ!!


ドカカァァァン!!


巨人「!?!?」グラッ…

ガッチャマン「覚悟しろ、悪党!!」バッ!


ヒュンヒュン!!



エレン「人が…人が飛んでる……」

ハンネス「そんな…立体機動装置も付けずに、あの高さを……」

ミカサ「かっこいい…」


ドカカァァァン!!


ガッチャマン「……!」


ミシミシミシ!!


ガッチャマン「再生しているだと…ッ!」チャキッ!


ドカカァァァン!!


クルクルクル…ズサァァァ!!



ガッチャマン「チッ、このままでは決め手に欠けるな…」バサッ!

ハンネス「お、おいアンタ!」

ガッチャマン「!民間人は下がってろ!」

ハンネス「巨人の弱点はうなじだ!そこを斬れば巨人を倒せる!!」

ガッチャマン「なに…?」

エレン「その声…さっきのおじさん!?」

ガッチャマン「おじさんじゃ…む、さっきの子供か」



エレン「おじさん…母さんを、助けて……」ギュッ…




ガッチャマン「…ああ、任せておけ」



バシュンッ!!


ガッチャマン「『バードラン』!!」シュシュッ!!




ドカカァァァン!!!!

グラッ…ドスゥゥゥゥゥン……




巨人「」シュゥゥゥゥゥ……





ハンネス「巨人を…倒しちまった……」

ガッチャマン「…城二、巨人の弱点が分かった。うなじを攻撃しろ」ピピッ!

《分かった、みんなに伝える》ジジッ!


ガッチャマン「よし……」クルッ


スタスタ…ガラララッ!!

ガッチャマン「出れるか?」

カルラ「あ、ありがとうございます」ググッ…


エレン「母さん!」ダッ!

ミカサ「おばさん!」ダッ!

カルラ「エレン!ミカサ!」ダキッ!


ガッチャマン「…その子達の避難を頼む」

ハンネス「あ、ああ…でも、アンタは一体……」


エレン「おじさん!」

ミカサ「おじさん!」


ガッチャマン「…おじさんではないとあれほど……」ピクピク


エレン「母さんを助けてくれて…ありがとう!」

ミカサ「ありがとう…」


ガッチャマン「…早く避難するんだ、ここが危険なのは変わりない」


ハンネス「俺は駐屯兵団のハンネス…あんたの名前を聞かせてほしい」


ガッチャマン「…ガッチャマン」


ガッチャマン「正義の影武者…科学忍者隊、ガッチャマンだ」チャッ!


バッ!!

ヒュンヒュン…タタタッ……



ミカサ「科学忍者隊……」

エレン「ガッチャマン…」





ヒュン!ヒュン!


ガッチャマン「城二、巨人を倒しているだけではらちが明かないぞ」スタッ!タタタッ!

《ああ、まずは壊された門をどうにかしなくてはならない》

ガッチャマン「…!城二、この状況で門を直すのは無理かもしれないがお前とぺガスがいるなら…!」

《…そうか!後の補修が大変になるかもしれないが……》

ガッチャマン「みんなで手伝えばいい」フッ

《…ああ、そうだな》



─────────

──────

───







女性「逃げなきゃ…逃げなくちゃ……」タッタッタッ!!

女性「キャッ!」ドサッ!


ズシーン!ズシーン!


巨人「」ニタニタ

女性「いや……いやぁぁぁぁぁぁぁ!!!」






ポリマー「『ポリマーホーク』!!」


ズガァァァァァンッ!!!



巨人「」グラッ…ドスゥゥゥゥン



ポリマー「ヘッ、うなじに直撃は効くんだろ?」ズサァァァ!!



女性「…え、あ……」

ポリマー「さあ、早く逃げなお嬢さん」

女性「は、はい!」タタッ!!




ドシーーン!ドシーーン!!


巨人's『』ニタニタ

ポリマー「ったく、ワラワラ現れやがって…」スゥゥ…

ポリマー「いいぜ…破裏拳流ってやつをお前達に教えてやるよ」ババッ!

ポリマー「ホォォォ…」ヒュンッ!

巨人「!」



ポリマー「『反動三段蹴り』!!」


メシャッ!メシャッ!ミシシッ!!


巨人's『』ドススゥゥゥゥン…

ポリマー「立ちっぱなしのやつに、俺は負けねえよ」スタッ



ダンダンダンダンダン!!!

ポリマー「!?走ってくる巨人もいるのか!」



奇行種「」ダンダンダンダンダン!!

男性「たす…助けてくれぇぇ!!」

駐屯兵「ど、どうすれば…」バシュン!シュルルルル!!

ポリマー「チッ、間に合え…!!」バッ!!




ポリマー「『ポリマードリル』!!」


ギュィィィィィィン!!ガリガリガリガリガリ!!!


奇行種「!」ズズゥゥゥン!

駐屯兵「!?今、何かが奇行種の足を…」

男性「!!」


ポリマー「よっと……ほら、あんたも早く逃げな!!」ガララッ!!

男「は、はいぃ!!」ダッ!

駐屯兵「んなっ!あの赤いの…あんなデケエ瓦礫を片手で持ち上げてやがる!!」



ポリマー「うつ伏せに倒しゃ、うなじは丸見え…」バッ!

ポリマー「『真空片手駒』!!」ギュィィィィィィン!!


ガリガリガリガリガリ!!!



ポリマー「よっと」ヒュッ、スタッ

ポリマー「瓦礫をうなじにねじ込まれた気分はどうだい?」



巨人「」シュゥゥゥゥゥ………





ポリマー「…格闘だけでどこまでできるか分からねえが、守ってみせる!」グッ!

駐屯兵「ち、ちょっと待ってくれ!今のは…」


ポリマー「『ポリマーホーク』!!」ギュィン!


バシュンッ!!




駐屯兵「今のは……一体……」



─────────

──────

───







駐屯兵「クソッ、穴からゾロゾロと…」

駐屯兵「何か穴を塞ぐ方法は無いのか!?」

駐屯兵「無茶です!あんな巨大な穴をどうやって…」




キィィィィィン…!!


駐屯兵「な、なんだぁ!?」

駐屯兵「な、何かが空を飛んで…!!」





テッカマン「ぺガス!照準を壊された門の上方…縦一線に掃射!!」バッ!

ぺガス『ラーサー』


ズガガガガガガガガガガガガガァァァァァン!!!!

ガラガラガラガラガラドカカカカァァァァァァンッ!!!!



テッカマン「強引な手だが…今は時間が惜しい」ジャキン

テッカマン「『ボルテッカー』!!!」キュィンッ!!


ズシャァァァァァァァァァンッッ!!!





駐屯兵「か、壁を崩して…」

駐屯兵「穴を塞いだ…だと?」



テッカマン「あとは中にいる巨人を…!?」ピピッ!

テッカマン「(壁から熱源反応…?この大きさ……)」ピピピピ…


テッカマン「…いや、今は民間人を助けるのを優先すべきだ」チャッ

テッカマン「ぺガス!」

ぺガス『ラーサー』


キィィィィィィン!!!





駐屯兵「……お前、今の…見たか?」

駐屯兵「ハハッ…話しても、信じてもらえそうにねえよ……」



─────────

──────

───







ドドォォォン!ドドォォォン!


巨人's『』シュゥゥゥゥゥ…

キャシャーン「………」バリバリッ!

キャシャーン「(この分なら被害も最小限で……)」




ピシャァンッッ!!!


キャシャーン「!」クルッ







鎧「……」ドシーン…ドシーン…ググッ



ドシンドシンドシンドシン!!!

駐屯兵「んなっ!巨人が急に…ええい!怯むなっ!!」

キャシャーン「…!」バッ!

駐屯兵「撃て!撃てぇぇ!!」ドカァァン!ドカァァン!!


ダァァァン!ダァァァン!!


鎧「…」ドシンドシンドシンドシン!!


駐屯兵「た、大砲が効いてません!!」

駐屯兵「まずい、このままじゃ…」


キャシャーン「…」ババッ!


ガシシッ!

駐屯兵「な、誰だ貴様は!」

駐屯兵「離せ!我々が死守しなければこの門が…!」

キャシャーン「……」バシュン!バシュン!バシュン!



ドカァァァァァァァン!!!




鎧「……」ブシュゥゥゥゥゥ!!!



駐屯兵「門が…門が破られちまった…」

駐屯兵「鎧の巨人も煙と一緒に消えちまった…」

キャシャーン「無事か?」

駐屯兵「バカ野郎!なんなんだテメエは!!」

駐屯兵「俺達が無事でも門が壊れちゃ意味がねえんだよ!!」



ドシーン!ドシーン!


駐屯兵「チクショウ!巨人が…巨人が中に入っちまう……」

駐屯兵「こうなったら、命をかけても……」チャキッ!


キャシャーン「大丈夫」チャッ!

駐屯兵「あぁ!?何を…」



バシュン!バシュン!バシュン!

駐屯兵「!!?空を、飛んで……」






巨人's『』ニタニタ



キャシャーン「巨大な悪魔を叩いて砕く…俺がやらねば誰がやる」バリバリバリッ!!


ダァァァァンッ!!ダァァァァンッ!!ダァァァァンッ!!



巨人's『』シュゥゥゥゥゥ……




キャシャーン「…」スタッ

駐屯兵「」ポカーン

駐屯兵「」アングリ



キャシャーン「ここから先は…誰も通さない」ギラッ



─────────

──────

───






《数時間後》



笑「(みんな…大丈夫かな……)」


アルミーーン!

エレン!ミカサ!オバサン!


アルミン「良かった…みんな無事だったんだね」

エレン「アルミン!良かった…」

祖父「カルラさん、無事で何よりじゃ」

カルラ「ええ…もうダメだと思いましたが、ある人に助けられまして……」

ミカサ「…!エレン、あの人……」

エレン「あ!おじさんと一緒にいた女の人だ!!」

笑「え?」

タッタッタッ!


エレン「お姉さん!さっきの…さっきのおじさんが…!」

笑「え、ちょ…えぇ?」

カルラ「エレン、その人は?」

エレン「さっき母さんを助けてくれた…ガッチャマンと一緒にいた人だよ!!」

カルラ「まあ!まあまあまあ…」

ミカサ「…?他の人はいないの?」キョロキョロ

笑「え、えーっと……」



健「どうした笑、困った顔をして」スタスタ

武士「やれやれ、これで一応片付いたのか?」

城二「ああ、この街の巨人は片付いたが…またいつ巨大な巨人や鎧の巨人が来るかは分からない。それに気になることが増えた」

鉄也「気になること?」



エレン「おじさん…!!」パァァ!

ミカサ「おじさん…!!」パァァ!

健「おじ…もういい」ハァァ…

健「二人ともケガはないか?」

エレン「はい!」キラキラキラ

ミカサ「大丈夫…です!」キラキラキラ


笑「…なんか、目が変わってない?」

アルミン「二人ともどうしたの?」

エレン「聞いてくれよアルミン!母さんが巨人に襲われそうになった所をおじさんが変身して助けてくれたんだ!!」

ミカサ「ガッチャマン…カッコいい…」キラキラキラ

カルラ「本当に…本当に、ありがとうございました……」フカブカ



健「…みんな無事なら、それでいい」


エレン・ミカサ・アルミン『(か、カッコいい…!!)』キラキラキラ





武士「だが現実問題…どうするよ?」

城二「巨人の数に限りがあるのか…そもそも巨人がどこから来ているのか…それを知らなければならない」

エレン「巨人は敵なんだ!だから一匹残らず駆逐しないと…!」ギリッ

ミカサ「エレン…」


健「いや、それだけじゃダメだ」

エレン「え…」


健「戦ってみて分かったが、巨人自身に何かを考えて行動する力は無かった」

健「あるのは目に見える人間を捕食する事だけ…」


健「だが今回の襲撃、敵は間違いなく人を滅ぼそうという意思を持って壁を壊し、中門を破壊した」


武士「つまり…それを指示したヤツがいるってわけか」

健「その指示した親玉を倒さない限り戦いは続く」

城二「なら…」

健「ああ」


エレン「おじさん!」

健「……なんだ?」


エレン「俺もおじさんみたいに強くなりたい…俺も、おじさんみたいに巨人を倒せるようになれるかな…?」




健「…ああ。心に正義があるなら、俺より強くなれる」


エレン「…!!」



─────────

──────

───






《数ヵ月後・マーレ国のとある施設》



所長「ヒッヒッヒッ…人間を巨人にするこの薬…これが我々の手にある限りマーレ人の繁栄は揺るぎない物となる」

研究員「所長、被検体のエルディア人の用意ができました」

所長「もうすぐだ…巨人の力も手中にある今、エルディア人に受けた屈辱を全て消し去り我々マーレ人が永久の繁栄を握る…ヒッヒッヒッヒッ」




「そこまでだ」

所長「!?誰だ!!?」




「時には1つ、時には5つ」

「正義の影武者…科学忍者隊」


ガッチャマン「ガッチャマン!!」



「この世に悪のある限り、正義の怒りが俺を呼ぶ…」


「破裏拳ポリマー、ここに参上!!」



所長「なんだ…なんだ貴様達は!?憲兵!憲兵はどうした!!?」



テッカマン「過去に何があったか私達は知らない…だが」


キャシャーン「外道の行いを黙って見過ごすわけにはいかない」


研究員「所長!け、憲兵と連絡が取れません!!」

所長「なぁっ!?」


ガッチャマン「諸悪の根源であるこの施設…破壊させてもらう!」バッ!



─────────

──────

───







エレン「う…美味い!!」

ミカサ「美味しい…」

アルミン「こんな美味しい物、食べたことない…」

笑「たくさん作ったからどんどん食べてねー」

カルラ「フフッ…後で教えてもらってもいいかしら?えーっと…」

笑「アボカドのクリームパスタ…最近ようやく作れるようになったんだ」


エレン「…お姉さん、巨人と戦ってたおじさん…ガッチャマンってなんなんだ?」

笑「んー…っとね、」





笑「正義のヒーローだよ」ニコッ






おわり






カルラさんを救いたいがために書きました。

救われてほしい漫画やアニメを観たら、彼らに救ってもらうssをまた書こうと思います。


お付き合い、ありがとうございました!



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