童話少女野崎くん~金の斧、銀の斧編~ (13)

ケース1

瀬尾「やっべー、ボール躱された所為で遠くまで行っちゃった」

瀬尾「ここら辺まで飛んで来たはずなんだけどなー……」

ザバー

瀬尾「ん?」

野崎「私はこの泉の女神です」

野崎「あなたが落としたのはこの金のボールですか? それとも銀のボールですか?」

瀬尾「いや、どっちでもないけど」

瀬尾「つーか金のボールって……金玉じゃん!! あはははは!!!」

野崎「……正直者のあなたには全部のボールを差し上げましょう」

瀬尾「マジで!!? サンキュー!!!」

瀬尾「よーし!! このボール全部若にぶつけるぞーー!!」

ガシッ

瀬尾「え」

野崎「彼の命が危ないのでこのボールは全部没収します」

瀬尾「えっ」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1524308454

ケース2

鹿島「堀ちゃん先輩の為にとびっきり可愛いハイヒールを買ったよ!!」

鹿島「きっと喜んでくれるだろうなー……」

ポロッ

鹿島「あっ!!」

コロコロコロコロ……

鹿島「ああ!! 湖に落としちゃった!!」

ザバー

鹿島「ん?」

野崎「あなたが落としたのはこの金のハイヒールですか? それとも銀のハイヒールですか?」

鹿島「いや、どっちでもないけど……」

野崎「正直者のあなたには全部差し上げましょう」

鹿島「本当!!? わーい!!」

鹿島「きっと金だと喜ぶだろうなー。 あ、でも銀も好きだろうなー」

鹿島「先輩ヒロイン志望だしねー……そうだ、スカートって持ってますかー?」

野崎「……」

鹿島「?」

野崎「あなたの命が危ないのでこのハイヒールは全部没収します」

鹿島「えっ」

ケース3

堀「やべえ……鹿島を遠くまでぶっ飛ばしちまった」

堀「確かここら辺まで……」

ザバー

堀「!!」

野崎「あなたが落としたのはこの金の鹿島ですか? それとも銀の鹿島ですか?」

堀「いや、どっちでもねぇけど……」

野崎「正直者のあなたには全部差し上げましょう」

堀「!!!」

野崎「では」

堀「ちょっと待ってくれ」

野崎「なんですか?」

堀「なぁ、やっぱ鹿島には金色が似合うと思わねえか? 銀はなんかこう……準主役って感じがしてよ」

堀「まぁやっぱ普通の鹿島が俺は一番だな。 お前はどう思う?」

野崎「みんな一緒だと思います」

ケース4

若松「早く行かないと遅刻だ!!」タッタッタッ……

~♪

若松「……」フラッ

バタン!!

若松「zzz……」ゴロゴロゴロゴロ

バシャーン!!!











瀬尾「金の若と銀の若ゲットー!!」

野崎(こいつに女神役をやらせた俺が間違いだった)

ケース5

佐倉「うわああああ!! 遅刻だああああ!!!」

パッ

佐倉「ああ!! カバンが!!」

バシャーン!!

佐倉「ああ!!! 湖に落としちゃった!!」

ザバー

佐倉「えっ!?」

御子柴「よお、俺は湖の女神だ」

佐倉「め、女神さん!! 私、カバンを落としちゃって……」

御子柴「いいや、お前は何も落としてねぇ……俺が今から落とすのさ」

御子柴「……お前と言う名の子羊ちゃんをな☆」

佐倉「……」

御子柴「なんか言えよ!!///」

御子柴「と、兎に角お前!! お前が落としたのはこれか!!?」

佐倉「!! これは……」

佐倉「金の野崎くんと……銀の野崎くん!!!」

御子柴「どっち落としたんだ?」

佐倉「ううん、どっちも落としてない……」

御子柴「……正直者のお前には両方あげるぜ」

御子柴(つっても来るやつみんな拒否するんだよな。 どうせこいつも……)

佐倉「わーーーーーーーーい!!!」

御子柴「!!!?」

佐倉「早速家に持って帰ろう!! ありがとうめがみん!!」

御子柴「おま……カバンはいいのかよ!!?」

佐倉「うん!! 野崎くんがいればそれでいい!!」

御子柴「よくねーだろ!! 学校どうすんだよ!!」

ケース6

コロコロコロコロ……バシャーン

野崎「しまった! Gペンを湖に落としてしまった!!」

ザバー

野崎「!」

都「私は湖の女神……」

都「あなたが落としたのは金のGペン、銀のGペンどちらですか?」

野崎「どっちでもないです、普通のGペンです」

都「では正直者のあなたには全部差し上げましょう」

野崎「! いいんですか!?」

都「ええ、では私はこれで……」

野崎「ま、待ってください!!」

都「?」

野崎「何か恋バナ持ってないですか? 漫画に使えそうな……」

野崎「そうだ、女神の恋愛事情について教えてもらえますか? やっぱりずっと一人なんですか? イケメンがいたら物落とせ物落とせって念じてたりするんですか? そして落として地上に出られたら無理矢理湖に引きずり込んで金色にしたりするんですか?」

都「あなた女神にどんなイメージ持ってるの……」

ケース7

御子柴「あああああ!! 限定のフィギュア、湖に落としちまったああああ!!!」

御子柴「……!!」

御子柴(待てよ……この湖って確か落とした物を正直に答えれば女神が金色の物と銀色の物をくれるっていうあの湖じゃねえか!?)

ザバー

前野「こんにちはー!! 女神です☆」

御子柴「やっぱり!!!」

前野「君が落としたのはこの金のタヌキ、銀のタヌキどっちかなー?」

御子柴「……は?」

御子柴(いや、正直に答えれば帰って来るはずだ)

御子柴「……どっちでもないっす」

前野「君は正直者だね!! そんな君には金のタヌキ、銀のタヌキ両方あげちゃうよ!!」

前野「それじゃあ僕はこれで!! じゃあね!!」

ザバー

御子柴「……」

御子柴「フィギュア返せええええええええ!!!」

ケース8

御子柴「うわあああああああ!!! またフィギュア落としたああああああ!!!」

御子柴「どうせあの変な女神にタヌキにされるんだぁ~……」

御子柴「……」

御子柴「……」

御子柴「出てこないのかよ!!!」












真由「出るのめんどくさい」

終わり

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom