【グラブル】ヘルエス「これより第一回団内PTA会議を始めます!」 (14)

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ナルメア(24)「はーい!」

シルヴァ(27)「えーっと……」

メーテラ(25)「いきなり集められたけどコレ何の集まり?」

ヘルエス(27)「ええ、説明しましょう。正式名称『グランサイファーPTA』とは、この騎空団の内部組織として、こちらの」

フォルテ(20)「私、フォルテがヘルエスと共に立ち上げた組織だ」

マギサ(??)「どうしてまた急に……」

アルルメイヤ(29)「そういえば、団長が言っていたらしいね」

――――――

グラン(15)『最近団員も増えてきたし部屋割り考えないとなぁ』

ラカム「んじゃあ近いうちにちょっと話し合おうか」

――――――

アルル「……って」

フォルテ「流石、話が早いな。それについてなんだが……みんな、現在の団員構成について思うところはないか?」

シルヴァ「そうだな……皆いい人ばかりで過ごしやすいし、特に気になる点はないが」

メーテラ「ま、イケてるオトコはもうちょっと欲しいけどねぇ」

ナルメア「私は団長ちゃんがいれば……。あ、でも小さい子は全然いないからもっとお世話できたらなぁって」

ヘルエス「そこなのです」

ナルメア「?」

マギサ「ねぇ、これもしかして……」

アルル「団員の成人女性の比率が高い、ということかな」

ヘルエス「ええ。私含めここしばらくで団に加わった者を見ると、やけにその傾向が高い」

フォルテ「そして基本的に、入団の是非は団長が決めている。つまり」

マギサ「……あの子、年上好みだったの?」

シルヴァ「なっ!そうなのか!?」

メーテラ「……へぇ」

ナルメア「ハッ!ねっねっ!これって団長ちゃんはお世話しても全然おっけーだよってことなのかな!?」

マギサ「落ち着きなさい」

アルル「……しかし、私のようなハーヴィンはどうなんだろうか」

ヘルエス「思うに、団長殿が求めているのは母親のような包容力なのでは」

ナルメア「やっぱり!」

メーテラ「性欲じゃないの?」

フォルテ「こら!やめないか!」

マギサ「むしろそう考える方が妥当よね……15歳なのだし」

シルヴァ「15歳か……いやいや、まずいだろ」

アルル「襲われてもむしろこっち側の責任も問われかねないね」

ヘルエス「最近秩序の方々も事案に敏感ですしね」

ナルメア「じゃあそうならないようにお姉さんがお世話しないと!」

フォルテ「と、このような時のために、その都度我々大人がこの会議に議題を持ち寄り解決に導こうというわけだ」

ナルメア「ええっ!?」

アルル「団の子達に適切な情操教育を施す為の会というわけだ」

ヘルエス「とりあえず部屋割りについてはナルメア殿にメーテラ殿、マギサ殿は団長殿の部屋近辺は無しということで」

メーテラ「失礼ね。アタシだって分別くらいあるよ?あと3年くらいが目安かな」

マギサ「私も露骨にアプローチしたことはないんだけど……。まあ仕方ないわね」

メーテラ「でもそんなこと言ったらヘルエスだってダメでしょ」

ヘルエス「おや、私は常に淑女たる言動を心掛けているつもりなのですが……」

メーテラ「恰好がエロい」

ヘルエス「何と」

シルヴァ「それは……うん。その前貼り染みた服はな」

ヘルエス「高貴ゆえに……」

フォルテ「マギサもアプローチ云々でなくそちらの理由だな」

マギサ「なら仕方ない……のかしら」ボヨン

ナルメア「私なら団長ちゃんが困った時にいつでも駆け込んでお世話できるのにぃ!」

アルル「まあまあナルメア殿。思春期の男の子というものはむしろ世話を嫌がる年頃なんだ。少し控えた方が喜ばれると思うよ?」

ナルメア「そうなんだ……。でもお姉さんはお世話したい……」シュン

メーテラ「そんでシルヴァもダメね。いい年してそんなミニスカと絶対領域はオトコの目に毒よ」

シルヴァ「いや、しかし私のような魅力のない女にグランくんが惹かれるとは思えないのだが……」

メーテラ「アンタそれガチで言ってるの?」

ヘルエス「シルヴァ殿は我々から見ても充分魅力的ですよ」

マギサ「足は胸に次いで見られるところよねぇ……」

シルヴァ「こ、この服はおかみさんが仕立ててくれたものなんだが」

フォルテ「背が高いのは羨ましいな(戦闘力的に)」

ナルメア「ドラフとしてはそうだよね……(お世話しやすさ的に)」

シルヴァ「しかし私はガサツだし……そういう意味で考えればアルルメイヤの方が女性らしいんじゃないか」

アルル「まあ私はハーヴィンなんだがね」シレッ

マギサ「でも問題は包容力なんでしょ?」

メーテラ「正直言動だけ見ればえっろいわよね」

ヘルエス「ではアルルメイヤ殿もNGで」

アルル「運命からは逃れられない、か……」

フォルテ「ふん、結局は私しかいないというわけか」

メーテラ「鎧をおっぱいで割るヤツが何言ってんのよ。アンタもNG」

フォルテ「意味が分からないのだが」

シルヴァ「ドラフ族自体が思春期の男子の目に毒な感じがあるなぁ……」

ナルメア「そんなー(´・ω・`)」

マギサ「(思春期ならドラフとか関係なく見境ないと思うのは私だけなのかしら)」

アルル「(生物的に一番お盛んな時期だから仕方がないね)」

フォルテ「断固異議を唱えたい。というかこれでは適任者がいないではないか」

ナルメア「じゃあルリアちゃんじゃ駄目?」

ヘルエス「あの二人を騎空艇という密室で近付けること自体が危険ではないです?」

シルヴァ「確かに普段のあの距離感は見ていて不安になってくるな……」

フォルテ「ふむ。それが二人っきりになりやすい状況と重なれば……」

メーテラ「どエロよどエロ」


――――――

ルリア「くちゅん!」

ナルメア「あ!それならみんなで団長ちゃんの部屋の周り囲っちゃうのはどうかな?」

シルヴァ「なるほど。相互監視と言えば聞こえは悪いがこれで不埒な真似はできないというわけだな」

ヘルエス「では私はナルメア殿が迂闊に近付かないよう見張っておきますね」

ナルメア「ひどい!」

フォルテ「どちらにせよ良い案だ。決議はこれでまとまりそうだな」

ヘルエス「明日にでも団長に部屋割りの決議案を提出できそうですね」

メーテラ「まあアタシは(今のところは)どっちでもいいんだけど」

マギサ「本末転倒のような気がするのは考え過ぎかしら」

アルル「不埒な真似やら出し抜かれることが話題に上がる時点で手遅れみたいだね」

ヘルエス「では詳しい割当てを話し合いましょうか。直近は5部屋ですが一人余りますね」

メーテラ「じゃーアタシでいいよー」

ヘルエス「お心遣いありがとうございます」

アルル「(実のところメーテラは良心だね)」

マギサ「(彼女の言う3年後ならあの子18歳だからねぇ)」

フォルテ「問題は向かいだな……」

メーテラ「鉢合わせでフラグなんて恋愛小説の読み過ぎよ?」

フォルテ「そ、そんなものにうつつを抜かすほど柔ではない!」

ナルメア「(闇パ装備揃ってないしお部屋待機多くて暇だからね……)」

マギサ「実際狙うならしばらく立ちっぱなしでしょうね……」

シルヴァ「扉を開ける前から部屋の真ん前に異性が立っているというのは、中々にアレだな」

ヘルエス「アレですねぇ」

メーテラ「変質者でしょ(バッサリ」

ナルメア「私は団長ちゃんが困った時に駆けつけられるよう、生活音が聞こえる隣がいいな!」

ヘルエス「では斜向かいですね」

ナルメア「そんなー(´・ω・`)」

アルル「うーんこの(異常さ)」

??「ちょっと待ったー!!」

シルヴァ「む?」

ヘルエス「おや」

マギサ「あら、クラリスちゃん。お疲れ様」

クラリス(17)「マギサさん!メーテラさんも!さっきから聞いてればこの会議ひどすぎだよ!!」

メーテラ「誰かと思ったらスラ爆のオトモじゃん」

クラリス「防デバフでも出番あります~!」

アルル「会議内容がひどいのは否定できない」

フォルテ「我々は団の情操教育のために頭を働かせているのであって、小娘にとやかく言われる筋合いはない」

ヘルエス「(まあフォルテ殿も20歳そこそこなのですが)」

ナルメア「クラリスちゃんも参加する?お姉さんが椅子持ってきてあげるね!」

クラリス「あ、どうもです」

アルル「まあ同年代の意見も参考にならないわけではないだろう」

メーテラ「この団で同年代の異性っていうと、あとはマリー(15)とか?」

マギサ「カレンちゃん(15)もね」

クラリス「確かに同年代少ない……」

フォルテ「ふむ、火パは危険だな。ティアマトマグナ通うのも控えさせるべきか」

シルヴァ「そういえば前から思っていたのだがティアマトは不健全過ぎやしないか?星晶獣なのに」

クラリス「いやいや」

ヘルエス「一理ありますね。妥協点としてはコロッサスとリヴァイアサンくらいでしょうか」

ナルメア「し、シュヴァリエもセーフで!(お仕事がない)」

クラリス「いやいやいや」

メーテラ「シュヴァマグもあーいうのオトコは好きだと思うけどなぁ。女騎士とかさ」

ヘルエス「そうですか?ではカタリナ殿はどうでしょう」

メーテラ「うーん……」

フォルテ「難しいな……」

アルル「中々にひどいね」

マギサ「カタリナはいやらしいとかそうじゃないとかいうことではないと思うんだけれど……」

ヘルエス「ではシュヴァリエは保留ということで」

クラリス「ちょ!ちょーっと待って!お願い!」

ナルメア「どうしたの?クラリスちゃん、お世話してあげる?」

クラリス「ちがくて!えーとさ……!」

アルル「まあまあ。当然の疑問だから落ち着いて話してほしい」

クラリス「あ、うん。ありがとうございます」

マギサ「これ常人は正気度を維持していられないのかしら」

クラリス「そもそも!団内PTAって言ってんのに触れてる対象が団長だけじゃん!」

マギサ「まあ……」

ナルメア「団長ちゃんかわいいからね。しょうがないよね」

フォルテ「正直、母性をくすぐる」

ヘルエス「わかりみが深い……」

アルル「業が深いんだよ」

メーテラ「ってかあんた団長に対してはとんとヘタレなのにこういうのだとガツガツくんのね」

クラリス「ぐぬっ」

シルヴァ「こらっやめないか」

クラリス「だってさっきの話もさ!部屋割りとかあれじゃ団長は女豹の巣に放り込まれた仔鹿だよ!」

フォルテ「心外だな。我々は団長のためを思ってだな」

ヘルエス「それに的確に言うなら動物園で見世物にされてる発情期の猿ではないですか?」

アルル「例えがとんでもないね」

ナルメア「団長ちゃんはお猿さんじゃないから!ああ見えて頭いいんだよ!」

メーテラ「ところで猿ってオ○ニー覚えちゃうとずーっとやり続けるらしいよ?」

クラリス「わーっ!!何言ってんの!!?」

シルヴァ「こらこら、あまりよってたかって少女をいじめるものじゃないぞ」

クラリス「シルヴァさん……」ジーン

マギサ「(シルヴァも表面上はまともなんだけれどね……)」

フォルテ「……話を戻すが、では貴様はどうするべきだというんだ?我々の案以上のものを出せるのか?」

クラリス「私も団長の近くの部屋にする!」

シルヴァ「いやそれは駄目だ」

クラリス「シルヴァさん!?」ガーン

ヘルエス「同年代の気安さが一番危ないという話ですね」

シルヴァ「そうだ。気軽に接することができないのは性格的に君にはキツいだろう?」

クラリス「うっ……」

メーテラ「大丈夫でしょ。恋愛クソ雑魚錬金術師だし」

クソザコ「やめーい!!」

マギサ「距離感というか、一定のラインを引くのは大事よね……」

アルル「下手するとドロドロで団崩壊の運命も有り得るよ……」

フォルテ「出張してきてすぐ古巣に逆戻りは避けたいな……」

クラリス「クラリスちゃんクソザコじゃないもん」

ナルメア「あわわ……そうだよね!クラリスちゃんはうちの火パ古参でスタメンだもんね!」

クラリス「そうだよ!うちも団長の部屋の近くにいきたい!いきたいいきたい!」

メーテラ「うるさい」

アルル「恋心とは時に哀れなものだね……」

ヘルエス「まあまあ。ではメーテラ殿のもう一つ奥ならどうでしょう。これならばあるいは」

フォルテ「これ以上ゴネられてもだしな……。妥協点としてはそんなところか」

クラリス「やたっ!」

マギサ「じゃあ残りの部屋割りも決めましょうか」

ヘルエス「隣にシルヴァ殿と私、斜向かいにナルメア殿とアルルメイヤ殿でいかがでしょう」

シルヴァ「ちゃっかりしてるなぁ」

メーテラ「フォルテは向かいよね?」

フォルテ「やめろ!」

ヘルエス「斜向かいの隣に他の方が続く形で。これで決まりでよろしいでしょうか?」

ナルメア「はーい!」

フォルテ「ではこの議案を後日団長に提出するものとする。ではこれにて閉会!以上!全員解散!」

クラリス「(何とか守るところは守れた……)」

後日

グラン「ラカムー、なんかこれ貰ったんだけど」

ラカム「あん?なになに……」ペラッ

グラン「何か部屋割りの件で意見だってさ」

ラカム「いやこれダメだろ。却下で」


最終的に団長の部屋周辺はラカム、オイゲン、ジン、ソリッズ、ウェルダーが陣取ることになった。
翌日、ベッドで枕を濡らしているクラリスが発見され、フォルテとヘルエスは団内で静かに仕事を減らされた。


アルル「このオチも見えていたよ……」

終わり
用事済ませたあとでHTML依頼出してきます

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