ぐだ男「英霊性豪七番勝負!?」 (11)


時間軸はセイレムクリア後ぐらいを想定していマシュ

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マシュ『聞こえますかマスター!』

ぐだ男「ちゃんと聞こえてるよー。…ところで、言われるがままにレイシフトしたはいいけど…ここはどこだい?」

ダヴィンチ『日本の地方都市、冬木市のとあるホテルのロビーだね。聖杯のカケラはそのホテルの最上階にあると思われるよ』

ぐだ男「あーはいはい。オッケー。最上階まで登っていけ!っていういつものアレね、りょーかい」

ダヴィンチ『カルデアから何人かサーヴァントが行方不明になっている。気をつけてくれたまえ』

ぐだ男「空の境界コラボみたいな感じかな?となると黒幕はまたメッフィー…いや教授って路線も…。まぁとりあえず行ってみよう」


二階

ぐだ男「ロビーの中央階段を登って見れば…そこは閉店した後の薄暗い夜の酒場だった。…てどこ!?ここ!?明らかにホテルの中じゃないよね!?」

マタハリ「あらマスターいらっしゃい」

ぐだ男「マタハリ!?」

マタハリ「ふふ…ごめんなさいねマスター。私を倒さなくては次のフロアへは進めないわ」

ぐだ男「…訳を話して貰えるかな?どうしてこんなところにいるのか、何が起こっているのか…」

マタハリ「会話から楽しむタイプ?…そうね、どこから話したものかしら…」

ぐだ男「話しづらいことなの?」

マタハリ「いいえそんなことはないわ。…そうね。簡単に言うと、私、いえ、このホテルにいる私たち全員溜まっていたの…」

ぐだ男「…た、溜まっていた??」

マタハリ「英雄色を好むって言うでしょう?…頑張って我慢してたんだけど、先日ある人の甘ーい言葉の誘惑にね思わず乗っちゃって。…プッツンとね、みんな我慢が効かなくなっちゃったみたいなの…」

ぐだ男「きあらあああ!!?」

マタハリ「さすがマスター。聡明ね。…そう、そう言うわけでこうすればマスターと一対一で相手をして貰えるということで、勝手に特異点もどきを作ってしまったの。ごめんなさいね、マスター」

ぐだ男「ま、マタハリさん…どうして胸元をはだけながらこちらに歩み寄ってくるのでせう?」

マタハリ「もう察しているでしょうマスター?ここでのバトルはサーヴァント同士の殴り合いではないわ。…どちらが先に満足するか、一糸纏わぬ姿で戦うのよ」

ぐだ男「ナンテコッタ!!俺の貞操が今世紀最大のピンチだぜ!?」

マタハリ「ふふふ…と言うわけでマスター。観念してくださいね…」

ぐだ男「バッキャロー!俺は愛するあの子に貞操を捧げると誓ったんだ!それまで誰かに奪われるわけにはいかない!」

マタハリ「それじゃあ、いざ!」

ぐだ男「尋常に勝負!」


ー見せられないよ!ー


マタハリ「ッカハ…!?そんな…!?この私が手技だけで…!??いえ、マスターそんな技術をいったいどこで…!??」

ぐだ男「…ふぅ…ふぅ…。なに、テレビで勉強しただけさ。実戦で使ったのは初めてだよ…」

マタハリ(なんて才能なの…!?只者ではないことはしっていたけど、まさかこんな能力を隠し持っていたなんて…!?)

ぐだ男「お、階段が出てきた」

マタハリ「完敗よマスター。…その調子で次も頑張ってね…ふふ、ひさびさにスッキリしちゃったわ…」

ぐだ男「…まぁそれなら良かったよ。…それにしても…この先にいったい誰がいるんだろう?…キアラがいるのは確定として…あと考えられるのは…メイヴとか…?」

マタハリ「ふふ…マスターの想像を超える方々がこの先には待ち構えているわ…そう例えばフェル…」消滅

ぐだ男「ちょっとまったああああ!??今なんていいかけた!!?フェルグスじゃないよな!!?フェルグスじゃないよね!?冗談だよね冗談だと言って!??」

ぐだ男「…そういえば今更気づいたけどカルデアとの通信も繋がらないし!!?」

ぐだ男「…気は進まないけど、登っていくしかないのか…」


3階!

ぐだ男「3階、そこは高層ビルのホテルの一室だった。広く豪華でアンティークな家具で統一されている。窓を覗けば美しい夜景が広がっており夜空のように輝いて見える」

フェルグス「なかなかロマンティックなことを言うじゃないか…マスター」

ぐだ男「さて帰るか」

フェルグス「まぁまてまてマスター。なにもとって食おうなんて思っちゃいないさ。ほら、こっちに来い」ポンポン

ぐだ男「いやだあああ!!?食べられるううう!??だってこれ部屋はもうすでにとってあるんだが礼装状態じゃん!!?階段消えてるし!??扉開かないし!!?もうだめだあああ!!」

フェルグス「はっはっは。なーに、俺だって嫌がる者を無理やりと言うのは好きじゃないからな。…とりあえずマスター、腹でも減ってないか?…今ちょうどラッコ鍋が煮えたところなんだ」グツグツ

ぐだ男「ラッコ!??どうしてこの部屋でラッコの鍋!??」

フェルグス「深い意味はないぞ。はっはっは」野獣の眼光

ぐだ男(まずい…!?ラッコ鍋の意図は分からないけど、完全に獲物を見る目つきだ!??)

フェルグス「まぁまずは鍋でも突こうじゃないか?」

ぐだ男「ぐぅ…!?しかし匂いは確かに旨そうだ…」フラフラ…

フェルグス「」ニヤリ


???「くははは!!俺を!!呼んだな!!」


フェルグス「なに!?俺とマスターの愛の巣に侵入者だと!?」

ぐだ男「ふぇ?…!…エドモン…?」

巌窟王「それ以上その鍋に近づくのはよした方がいいぞマスター。ラッコの鍋には強い催淫効果がある…とある漫画で読んだ」

ぐだ男「それでエドモンがこんなにカッコよく見えるのか…いや、エドモンはいつもかっこいいか…」フワフワ

巌窟王「よし、この肉ダルマを排除したあとでお前を抱こう」復讐者の眼光

フェルグス「ほほう。…だがこのホテルでは一切の戦闘は行えなくなっている。そう、裸レスリングを除いてな…!」ムキッ!

巌窟王「ふむ、上等だ。マスターの貞操を奪おうとする不埒な輩からマスターを守るのもサーヴァントの務め…!」分身!

フェルグス「なるほど、そうくるか!!ではいくぞ!いざ尋常に!」

巌窟王「勝負!!」


ー見せらアオンれなオオンいンアッよ!ー!?


ぐだ男「…?少しウトウトしてたみたいだ…。!?そうだ、フェルグスは!?エドモンも来てた気がしたけど!?」


フェルグス「ん?ようやく目が覚めたかマスター」

ぐだ男「ぎえあ!?フェルグス!!?」

フェルグス「落ち着け。…今の俺はもうお前を襲うつもりはない…さっきまでの俺とは違うから安心しろ」

ぐだ男「あ…はは。なら良かった」

フェルグス「うむ。最後の最後にマスターの安らかな寝顔を見たら邪な気など吹き飛んだってもんよ」

ぐだ男「そういえばエドモン来てなかった?」

フェルグス「あいつはよくやったよ。本当に…。分身によりまさかあの様な技を繰り出してくるとは…」

ぐだ男「?」

フェルグス「はっはっは。さらばだマスター。今宵は迷惑をかけたな。だがそれなりに楽しめたのも事実だ。それではこの後も頑張れよ」消滅

ぐだ男「…えーと。なんとかなったってことでいいのかな…?…お尻も痛くないし大丈夫だよね…?」

ぐだ男「よし、気を取り直して次の階に行こう!」

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