友紀「捻挫の責任を取ってほしいよ」 (29)

(事務所)

友紀「レッスンやーっと終わった…脚痛い、喉乾いた、ビール飲みたーい…」フラフラ

友紀「とりあえず水分補給っと、レッスンルームの入り口にマストレさん特製ドリンクが置いてあるって言ってたな…」

テチテチテチ...
キョロキョロ

友紀「お、はっけーん。いただきます♪」スッ

グビグビ...

友紀「ぷはー! 美味しい! ビールだったら最高だけど。これはこれでいいねぇ♪」

グビグビ...

友紀「ぷぅ。汗かいちゃってるし…シャワー浴びて着替えよ…」

猫「ナ-ゴ」

友紀「うひっ!?」ビクッ!

ズリッ!

友紀「あ゛」

友紀「(やばい…ニャンコを押し潰しちゃう…!)」

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友紀「おらァ! 姫川流・空中体捻りッ!」ヒュルンッ!

シュタッ!
グキッ!

友紀「…ッ!」

猫「ナ-ゴ」

友紀「ふ、ふふふ。友紀ちゃんの身軽さを舐めるなよニャンコ…あいたたた…」

P「友紀? なんか叫んでたけどどうした?」ニュッ

友紀「い、いや。何でもないよ…ッ…!」ズキッ

P「…足首、痛むのか?」

友紀「なんてことないよ。平気、平気…ったい!」

P「やっぱり痛むんじゃん」グイ-

友紀「痛いッ! 痛いっての! 押さないでよォ!」ブンブン

P「そんな強く押してないって。何したんだよ?」

友紀「ニャンコにびっくりして足がもつれて…」

P「仕方ない。病院行くか」

友紀「そ、そんな酷くないって! ほら、歩けるくらいだし」ヨロヨロ

P「だとしても検査は必要だろ。つーか足に体重かけられてないじゃん」

友紀「いや、痛いけどなんとか…っててて…」

P「本当は?」

友紀「…わかんない。足首腫れてる感じがある…」ズキズキ

P「病院連れて行くよ。車まで運ぶから背中乗って」スッ

友紀「…い、いやおんぶとか恥ずかしいって!」ブンブン!

P「友紀が酔い潰れた時、いつもおんぶしてるんだけど」

友紀「そ、そうだけど。今はちょっと…」

P「素面だから?」

友紀「じゃなくて」

P「太った?」

友紀「おらァ! デリカシー!」ベシッ!

P「脇腹は痛い!」

友紀「その…レッスン後だから汗かいてるし…せ、せめてシャワー浴びさせて!」

P「病院行ってからな。ほら」ヒョイ

友紀「ちょ、も、もぉぉぉ…///」

P「変なとこで恥ずかしがるのな。人目を気にせず酔いつぶれるくせに」トコトコ

友紀「うるさいなぁ…///」ムス-

(病院)

医師「骨は折れてないけど、靭帯を痛めてるね。内出血もしてる」

P「つまり?」

医師「捻挫。テーピングして安静にしてもらいましょうか。完治まで3週間くらいを見積もってるけど、若いから様子見ながらね。痛みが引いても無理しないでください」

友紀「…はーい」

(事務所)

P「というわけで全治3週間の予定です」

ちひろ「あらあら。松葉杖まで」

友紀「んー…キャッチボールできないのは辛いね」トコトコトコ

P「そこじゃないだろ。お馬鹿」

友紀「ごめんなさい…お仕事に穴開けちゃうね」シュ-ン

猫「ナ-ゴ」トコトコ

友紀「あ! こいつめ! どこから入ってきたのさ!」ガシッ

猫「フフ-!!」ジタバタ

ピョン!

友紀「あ、逃げた!」

猫「ナ-ゴ」

友紀「もー、猫なんて事務所に連れてきたのは誰なのさ」プンスカ

P「あ」

友紀「え?」

P「…」

友紀「まさか…」

P「つ、連れてきたのは俺じゃないから!」

ちひろ「そうですね。拾ってきたのはみくちゃんですが『飼い主が見つかるまで置いておいていい』と許可を出したのはプロデューサーさんでしたよね」

友紀「…ふーん」ハイライトオフ

P「あ、あの友紀さん」

友紀「何かな。元凶」

P「すいませんっしたァ!」ビシッ!

ちひろ「いいお辞儀ですね」

友紀「あー、痛い痛い。足がものすごーく痛いなぁ♪」ニマリ

P「つきましてはどんなお詫びでも…」

友紀「何でもいいの?」

P「常識の範囲内であれば」

友紀「…」チィッ

P「いま舌打ちした!?」

友紀「うるさいなー。とりあえずビアッ♪」

P「ビールね。無駄に発音がいい」

友紀「それから今日は一緒に飲もう。足痛くて外出られないからあたしンちかプロデューサーの家で宅飲みね~♪」

P「それエンドレスのやつ?」

友紀「何でもお詫びするって言ったよね♪」

P「常識の範囲内とも言ったぞ」

友紀「とにかく宅飲み~♪ えへへ~♪」ニコニコ

ちひろ「プロデューサーさん。今日はもういいので友紀ちゃんのことを送っていってあげてください」

P「任せて大丈夫ですか?」

ちひろ「ええ、スケジュール調整はこちらでやっておきます。松葉杖生活も慣れないでしょうし。生活必需品を買い揃えるのを手伝ったりしてあげてください」

P「はい」

ちひろ「それから」チョイチョイ

P「はい?」

ちひろ「手を出したらクビです」ボソッ

P「」

ちひろ「では、よろしくお願いします」

P「…」

友紀「最後、何の話してたの?」

P「な、何でもないよ」

友紀「なんか怪しいなぁ」ジト-

(スーパー)

P「トイレットペーパーにティッシュ…ラップに醤油…と。あと足りないのは?」

友紀「ビア!」

P「ビールはもう山ほどあるから」ドッチャリ

友紀「ビール♪ ビール♪」ルンルン

P「まったく」

友紀「プロデューサー。おつまみは作れるよね?」

P「作れるけどここで揚げ物とか買ってった方がよくない? 手軽だし」

友紀「えー、プロデューサーの手作りがいいなー」

P「面倒臭い」

友紀「あいたたた。足が痛いなー♪」

P「これ見よがしに痛がりやがってちくしょう。何を作れと?」

友紀「んー、そうだなぁ。枝豆!」

P「手作りにこだわる意味ねぇだろ!」

友紀「そういえばそうだね」

P「美味しけりゃ何でもいいだろ。適当に買ってこう」

友紀「ぶーぶー!」

P「ええい。クレームは受け付けんぞ20歳児め」

友紀「あ、プロ野球チップス買っていい?」

P「お菓子は300円までな」

友紀「けち」

(友紀宅)

友紀「あー、疲れた」パタリ

P「こっちもだよ…つーか部屋汚っ!」

友紀「き、汚くはないから。物が散らばってるだけだし!」

P「あ、落ちてるブラ発見」ビロ-ン

友紀「ちょぉ!」バシッ!

P「ったく…片付けるか」サッサッ

友紀「ああん。もうそんなのいいから飲もうよ~」

P「俺が落ち着かないんだよ」

友紀「…じゃあアタシ、暇だからシャワー浴びてくる」

P「そうしてろ。汗臭かったし」

友紀「か、かかか嗅いだのッ!?」

P「嗅いだっつーのも少し違う気もするけど…おんぶした時とか買い物してる時に」

友紀「うっわ…サイテー…///」カァァァァ

P「いいからさっさと浴びてこい」

友紀「…お風呂場で滑って転ぶかも」

P「そしたら助けに行ってやるよ」

友紀「そうならないように一緒に入るってのはどうかな♪」

P「さっさと行けい」

友紀「ぶー!」

(しばらくして)

友紀「ふー、さっぱりした~。プロデューサー。テーピング巻き直すの手伝って~♪」ホカホカ

P「ん。ベッドに座って足出して」

友紀「はーい…って、部屋綺麗になったね」

P「だろ。感謝しろ」

友紀「ありがと」

P「プロ野球カードは年代、チーム、レアリティ、野手投手、背番号順に並べてファイリングしておいたぞ」

友紀「細かっ! でもすごい嬉しい!」

P「はい。巻くぞ」スッ

クルクルクル...

友紀「…うひっ」ピクッ

P「巻いてるから大人しくしてろ」

友紀「…くふふ…ん…く、くすぐったいんだけど…」プルプル

P「くすぐったいの苦手なの?」

友紀「苦手というか…ふ…ふふ…っ」ヒクッ

P「…」

P「こちょり」サスッ

友紀「ぴっ!」ビクンッ!

P「ほほー」コショコショ

友紀「あ、あはははは! ちょ! ま、待って! くすぐるのは駄目だから! 弱いから! そんなこと続けるならちひろさんに言いつけてやるから!」

P「ご勘弁を」グルグルグル

友紀「はー…もう…プロデューサーなんか嫌い」プイ-

P「怒るなよ。はい、終わり」キュッ

友紀「ふん!」

P「明日、プロ野球チップス一袋買ってきてあげるから」

友紀「二袋!」

P「譲歩しよう」

友紀「なら許す! それじゃあ待ちに待ったビールタイムだよ~♪」スッ

P「立たなくていいから。俺が取ってくるよ」

友紀「まーまー。プロデューサーが帰った後は1人で動かなきゃいけないんだし、リハビリがてら少しくらいはおもてなしさせてよ」ピョンピョンピョン

P「あ、こら。ケンケンしないでちゃんと松葉杖使いなさい」

友紀「大丈夫だって。レッスンで鍛えた体幹をみよ♪」ピョンピョンピョン

ガチャ

友紀「ほいお待ち。あ、お箸ないね。持ってくるよ」ピョンピョンピョン

P「意外と器用に動き回るな」

友紀「うん。壁とかテーブルに手を付けば動き回れるし。生活には困らなそう」

P「となると、あとは通勤の問題だけだな」

友紀「松葉杖あるから普通に通えるよ。家から事務所まで遠くないもん」

P「街中で人が松葉杖でヒョコヒョコ歩いてたら目立つんだよ。普通の人ならそれでいいけど友紀はアイドルだろ。人が集まったら危ない。ただでさえ松葉杖には慣れてないんだから」

友紀「じゃあ、どうするの?」

P「俺が車で送るよ」

友紀「朝、うちに来てってこと?」

P「そうだね」

友紀「…うちまで結構遠いよね?」

P「気にするなよ。俺が悪いんだから」

友紀「…」

友紀「事務所の近くにビジネスホテルあったからさ。そこに泊まるよ」

P「3週間も泊まるとお金がかかる」

友紀「プロデューサーが仕事で送れない日はどうするの?」

P「タクシー」

友紀「やっぱりお金かかるんじゃん」

P「ちひろさんが経費で落としてくれるよ。あの人もなんかんだ猫を可愛がってたから甘くしてくれたみたい」

友紀「でも釈然としないなぁ」

P「友紀が気にする問題じゃないんだよ。ほら、いいから飲もう」プシュ!

友紀「…そうだね♪」プシュ!

2人「「かんぱーい」」

グビグビグビ...

友紀「ぷはー! この一杯のために生きてるんだなー!」

P「沁みるなぁ」フゥ

友紀「えっだまめ。えっだまめ♪」ポリポリ

P「はい。皮はここの小皿に」

友紀「ありがと。そうだ! いまセンバツやってるじゃん! 速報見よーっと♪」

P「ケータイでずっと見てたじゃん」

友紀「バッキャロー! ハイライトまで見てこその野球人ってもんよ♪」

ピッ

ツヅイテノニュ-ス ハ コチラ!
パンダ ノ アカチャンデス!
オイシソウデス! ガンバリマス!

友紀「…」

P「…」

友紀「終わっちゃったかなぁ」

P「時々、タイミング悪い時ってあるよね」

ピッ
ピッ
ピッ

友紀「んー、どの番組でもやってない!」

P「仕方ないさ」

友紀「ちくしょー! ポテチやけ食いだー!」ボリボリ

P「カード開けようぜ」

友紀「もう開けたよ。出たのはミチヒロとシンジョー。キャッツの選手じゃなかったー」

P「どっちもレジェンドじゃん」

友紀「嬉しいけど狙った獲物じゃなかったんだよねー。スクイズ仕掛けたらランニングホームランになっちゃったような感じ」

P「去年の夏頃そんなんあったな」

友紀「そうそう。サードのトンネルとエラーでホームランになったやつね」

P「もう1年前か」

友紀「あっという間だよねー。あたしがスカウトされたのもその頃だよ」

P「暑い日だったなぁ」

友紀「だねー」

友紀「…」

友紀「あのさ」

P「何」

友紀「プロデューサーの家に泊まるのはどう?」グビグビ

P「は?」

友紀「泊まればお金はかからない。しかも事務所から近いでしょ」プハ-

P「いや泊められないよ」

友紀「なんで?」

P「なんでって。そりゃ無理だもの」

友紀「泊めて♪」ニヒヒ

P「駄目です」

友紀「泊ーめーてーよー♪」ガシ-!

P「ええい。絡んでくるな酔っ払いめ」

友紀「姫川選手。プロデューサー宅へ入寮です♪」

P「しないよ」

友紀「するよ♪」

P「しないっつの」

友紀「すーる♪」

(次の日)

友紀「とまあ、酔いに任せて強引に拝み倒したら…最後はOKもらっちゃった…」

唯「うひょー☆」

友紀「それで今日から泊まるんだけどさ」

唯「うんうん」

友紀「素面に戻ったらすっごい気まずいんだよ…///」カァァァァ

唯「きゃはは。ウケるんだけどー☆」

友紀「ウケない! 全然ウケないんだよ! 唯ちゃん!」バ-ン!

唯「甘えちゃえばいいのに」

友紀「3週間なめちゃ駄目だよ? 想像よりずっと長いよ?」

唯「まあまあ。ここでやらかせば3週間と言わず、一生プロデューサーちゃんの家に住むことになるかもしれないんだからさ☆」

友紀「な、なななななんちゅーことを!?」

唯「動揺しすぎて喋り方まで変わってるね」

友紀「やばいよー!」ヒ-ン!

唯「2アウト。ランナー1、2塁。1本出れば勝ち越しの場面です☆ ここでバッターは姫川。プレーは雑ですがチャンスにはとても強い♪」

友紀「う、打てないと負ける…!」

唯「打てば勝てるチャンスなのになー。弱気だなー」

友紀「う、うううう打たなきゃ」ガクガク

唯「そんなんじゃプロデューサーちゃんとチュッチュできないよ?」

友紀「なー!」

P「ほれ唯。友紀。荷物置いたら仕事行くぞー」

友紀「ひゃい!?」

唯「はーい☆」

友紀「(ち、ちゅっちゅ…!?)」ドキドキ

(夕方)

P「…意外と捻挫は問題なかったな」

友紀「ひな壇で話してるだけだしねー」

唯「むしろ捻挫をいじられてウケてたよね☆」

友紀「まさに怪我の功名ってやつ?」

P「上手いこと言うな」

友紀「(ほっ…仕事挟んだら気持ちも落ち着いたみたい…)」

唯「あ、プロデューサーちゃん。唯。先に帰っていいかな?」

P「うん? いいけど…駅まで送らなくていいのか?」

唯「いいよ。2人きりの時間を邪魔しちゃ悪いし☆」

P「」

友紀「なー!!」

唯「じゃねー☆ おっつかれさまー☆」テッテッテ

P「あ、ちょ!」

シ-ン

友紀「…」

P「…」

P「帰るか」

友紀「そ、そうだね!」

(車内)

ブロロロロ...

友紀「…」

P「…」

友紀「あ、あのさ」

P「うん?」

友紀「桜ってそろそろ散っちゃうよね」

P「そうだな」

友紀「お花見ってまだ行ってないからさ。みんなで行けたらいいと思わない?」

P「いいな」

友紀「でしょ?」

P「酒飲むの?」

友紀「そりゃ飲むよ♪」

P「ペース配分は考えてほしいなぁ」

友紀「考えながら沢山飲めと?」

P「酔い潰れるまで飲むなっつってんの!」

友紀「あはは。冗談だよ」

P「冗談に聞こえないからタチが悪いよ」

友紀「…」

友紀「プロデューサーってさ」

P「うん?」

友紀「お酒飲みすぎる人って嫌い?」

P「なんで?」

友紀「何となく」

P「…」

P「嫌いじゃないかな」

友紀「へえ?」

P「飲み食いに限らずだけどさ『私これ好き!』ってのを見るのが好き」

友紀「リーナちゃんのロックとか?」

P「そうそう。みくとか紗南とかきらりもそうだけど。何かに夢中になってる人って見てて面白いじゃん」

友紀「面白いー?」

P「高校球児だって全力でプレーしてるからカッコいいんだろ。上手い下手は関係なく」

友紀「あ、そっか」

P「それと同じ」

友紀「でもビールがぶがぶ飲むだけだよ?」

P「ん?」

友紀「へ?」

P「お酒飲む人の話だよね?」

友紀「あ、うん」

P「…」

友紀「そ、そっか…あたしの話じゃないね…///」カァァァァァ

P「お、おう」

友紀「あー…忘れて…///」

P「…友紀」

友紀「な、何?」

P「今さらだけどさ。俺の家ってベッド一つしかないんだよね」

友紀「…そ、そうなんだ」

P「そうなんだよ」

友紀「…ふーん。困ったね」

ブロロロロ...

(P宅)

P「というわけで敷き布団の登場だ!」

ジャ-ン!

友紀「は?」

P「どうした」

友紀「いやいや。あの流れからこれ?」

P「これです。ここで寝てください」

友紀「うっわ…」

P「(だって手出したらクビだもの)」

友紀「ま、いっか。歓迎会は?」

P「いいんかい。つーか、歓迎される側の態度じゃないだろ」

友紀「どういう態度を取れっていうのさ」

P「緊張して、キョロキョロして、不安げにしているところに歓迎会だ。不安が一気に消し飛ぶところを見たいんだ」

友紀「はっ」

P「鼻で笑うな!」

友紀「ビールが飲めればそれでいいよ」ゴクゴク

P「こら乾杯もまだしてないのに」

友紀「やっぱ仕事の後はこれだよねぇ♪」プハ-

P「そうだけどさ」グビグビ

友紀「おつまみ、おつまみ♪」ガチャガチャ

P「自然に冷蔵庫を漁るね。別にいいけど」

友紀「なんか美味しそうなもの発見」

P「あ、それ。ひじきの煮物」

友紀「渋いねぇ」モグモグ

P「直食いかよ…」

友紀「んまっ。んまっ♪」

P「座って食べなさい」

友紀「はーい♪」

P「まったく…」

友紀「それでは! 姫川友紀選手の入団を祝って! かんぱーい♪」ゴクゴク

P「もう飲んでんじゃんよ」

友紀「えへへ~♪ おーいーしーいー♪」

P「美味そうに飲むよなぁ」

友紀「惚れた?」

P「惚れた惚れた」

友紀「チュッチュしたくなった?♪」

P「チュッチュかー」

友紀「へい。ばっちこーい。なんちって♪」

P「よし」ズイッ

友紀「え、ちょ。冗」

友紀「」

友紀「…ァゥ…///」

P「…」

友紀「…」

友紀「これはセーフなやつなのでしょうか…///」プシュ-

P「おやすみ」バタン

友紀「あ、ちょぉ! 寝室の鍵閉めんなっ! 歯磨きしてないでしょー!?」

友紀「ていうか! 待って! 待って!?」ドンドンドンドン

友紀「あーけーろー!」ドンドンドン!

(事務所)

唯「で、初夜はどうなったの?」

友紀「すごい」

唯「ほほう。どんな風に?」

友紀「すごい」

唯「具体的に言うと?」

友紀「すごいよ」

唯「ウケるんだけど☆」

友紀「もうね。すごい」

唯「へー、チュッチュしちゃったの?」

友紀「」

唯「あはは☆ 冗談だって…え、マジ?」

友紀「マジっス」

唯「チュッチュ?」

友紀「チュッチュ」

唯「その後は?」

友紀「1人でシャワー浴びて、1人で歯を磨いて、1人で寝ました」

唯「それだけ?」

友紀「すごいでしょ」

唯「うっわ…逆にすご」

友紀「もうね。無理です」

唯「何が?」

友紀「あたし、今日、プロデューサーの家に帰んなきゃ駄目なの!?」

唯「帰りたくないの?」

友紀「むしろ帰りたいよ!?」

唯「完璧じゃーん☆」

友紀「無理無理無理無理帰るけど無理」

唯「ていうか今日は事務所にプロデューサーちゃんの車で来たんでしょ? そんときはどうだったん?」

友紀「無言」

唯「朝は?」

友紀「無言」

唯「朝ごはんは?」

友紀「プロデューサーがご飯と味噌汁とシャケを用意してくれてたよ」

唯「いいねー☆」

友紀「いいでしょ」


唯「その後チュッチュは?」

友紀「い、家を出る時に…」

唯「ほっほー…どうだったん?」

友紀「ホームラン」

唯「マジウケる☆」

友紀「これは勘違いかな」

唯「これで勘違いだったら世の中何も信じられることはないと思うよ」

友紀「でも、明らかにファールゾーンなのにホームランになったりするしなぁ」

唯「帰りの車でチュッチュしたらホームランじゃない?」

友紀「起きなければ勘違い。脈がまるでない、と」

唯「それは判断が早い気がするなー」

(帰り車内)

友紀「ァゥァゥァゥ...///」プシュ-

(P宅)

P「今日の夜ご飯、焼きそばでいい?」

友紀「…何でもいい」ムスッ

P「好きなもん作るぞ」

友紀「…じゃあそば」

P「焼きそばからそばは錬成できないなぁ」

友紀「…」

P「ほい。焼きそば」

友紀「…いただきます」ズルズルズル 

P「どうよ?」

友紀「んまいっス」モムモム

P「口調が変わってる」

友紀「あのさ」ズルズルズル 

P「何?」

友紀「この曖昧な状態は良くないと思うんだよね」モムモム

P「曖昧な状態とは?」

友紀「すっとぼけるならもういい」プイ-

P「ごめん。友紀」

友紀「知らない。嫌い」

P「ほんとごめん」ガシッ

友紀「ちょ…///」

友紀「」

友紀「ウゥゥッ…///」

P「青海苔の味がする」ペロリ

友紀「うるさい!」

P「友紀」

友紀「何さ!」

P「好き」

友紀「…」

P「…」

友紀「…」

P「返事をしていただけないでしょうか?」

友紀「あのさ。散々恥ずかしい思いさせておいてそれ?」

P「ごめんなさい」

友紀「いや嬉しいけど。ひとつ聞いていい?」

P「はい」

友紀「微妙に煮え切らない態度は何だったわけ?」

P「ちひろさんに手を出したらクビだぞってはっきり言われてたんだよ」

友紀「ほう」

P「でも、自分の家に泊まりにきて手を出すなってのが無理でしょうが」

友紀「手を出したいけど、手は出せないからあんな風になったわけね」

P「こういう風になったわけです」ガシッ

友紀「ちょ」

友紀「」

P「…いやこれで自重してる方だからね」

友紀「アヴゥゥゥ...///」

友紀「…ていうか…そこはクビを覚悟で手を出そうよ…///」

P「クビになって担当降りてもいいのか?」

友紀「ヤダ…」

P「ほら」

友紀「…だとしても釈然としないなー」ムスリ

P「ちゃんと好きだって」

友紀「もっかい」

P「好き」

友紀「ワンモア」

P「好き」

友紀「ストップ…///」カァァァァ

P「好き」

友紀「ン゛ンンッ!!!」ジタバタジタバタ

P「悶えてるなぁ」

友紀「待って」

P「何を?」

友紀「いやあたしも好きだけどね?」

P「うん」

友紀「…」

P「何も待つ必要なくない?」

友紀「ないけど…///」

P「じゃあ。よろしくお願いします」

友紀「は、はい。こちらこそ」

P「手は出さないけどね」

友紀「…」アン?

P「…」

友紀「あのさ」

P「はい」

友紀「この敷布団寝心地悪いからプロデューサーのベッドの方で一緒に寝ていい?」

P「一緒に?」

友紀「一緒に」

P「手は出さんぞ」

友紀「うん」

P「出さないからな!」

(後日)

P「というわけでもう開き直ることにしました。友紀が大好きです!」カッ!

友紀「クビにしないであげてください!」カッ!

ちひろ「…クビにはしませんよ」

P「ほ、本当ですか!?」

ちひろ「腹を切ってください。私が介錯します」

P「待ってくださいッ!」

ちひろ「はぁ…もういいですよ。もうしばらく前から付き合うことはわかってましたから」

P「そうなんですか?」

ちひろ「側から見たら完全にできてましたからね。2人は」

P「だそうだ」

友紀「プロデューサーのあたしを見る目がいやらしかったってことだね」

ちひろ「むしろ友紀ちゃんからの視線が」

友紀「この話終わりっ!」

P「誤魔化すなぁ」

ちひろ「…ま、禁止はしませんが。イメージもありますから自重はしてくださいね?」

友紀「はーい♪」

P「はい。ところで友紀。今日は仕事終わった後、どうする?」

友紀「家にこもって野球見ようよ」

P「これまでと変わんねーな」

友紀「へへっ、いいじゃん♪」ギュ-

P「いいけど」ギュ-

ちひろ「話が済んだら出て行ってください。バカップル」

猫「ナ-ゴ」

終わり

以上です。
お読みいただきありがとうございました。

ユッキ表記が一度もないことに今気づいた

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