グラン「ファンタジー世界に推理ミステリーモノは合わないッッ!!」 (79)

★注意☆


・グランブルファンタジーSSです

・キャラ崩壊注意

・グラン=団長と表記します



以上がダメな方はブラウザバック推奨です



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とある島に立ち寄った団長達一向
ある一件がきっかけで、大富豪の屋敷に招待され一夜を過ごしたが
そこで発生した殺人事件に巻き込まれてしまった


★とある富豪の屋敷内☆


団長「つまりご主人は部屋に閉じこもって仕事をしていたと?」

奥さん「はい……小説家である主人は部屋で籠って執筆作業をしていたのです」

奥さん「そしたら叫び声が聞こえて………そしたら主人が………うううっ!!」


旦那の死体「」


ルリア「酷い……まるで獣に襲われたかのようにズタズタにされてます」

奥さん「お願いです騎空士さん! どうか主人を殺した犯人を見つけてください!!」

団長「うーむ」


『フハハハハハハッ! 苦戦してるようだね、団長くん』


団長「ん? この声は………」



『難事件ならば、この全空一の名探偵に全てお任せ!』


バロワ「名探偵バロワ! ただいま参上!!」

サーヤ「助手のサーヤです」ヒョコ


ルリア「あっ、バロワさんにサーヤさん」

団長「事件を嗅ぎつけて表れたか」




団長くん
https://i.imgur.com/Ciq8msv.png

ルリピッピ
https://i.imgur.com/pruF5OF.png

バロワ
https://i.imgur.com/O00f1vb.png

サーヤ
https://i.imgur.com/lADfeIR.png


バロワ「奥さん、どうかこの名探偵バロワにお任せを。必ずやご主人を殺した犯人を見つけ出してみせます!!」

奥さん「おおっ……ど、どうかお願いしますぅ~………」


バロワ「ふむ。現場検証によると」

バロワ「この部屋には窓がない特別仕様であり、ドアは頑丈な鍵で閉められていた」

サーヤ「つまり、完全なる密室だったということですね」


バロワ「その通りだ! これは密室殺人事件!」


バロワ「壁抜けでもしなければ到底犯行が出来ないような状況だ。恐らく、犯人は何かしらのトリックを使って犯行に及んだに違いない!」

バロワ「だがしかし! この名探偵バロワにかかればいかなるトリックでも………」




団長「壁をすり抜けることが出来る星晶獣の仕業じゃね?」


バロワ「えっ………」



団長「それなら犯行も可能でしょ」

バロワ「い、いやいや! 何を言うのかね団長くん!」

バロワ「確かにそれならば犯行は可能だろうが。そんな都合のいい星晶獣がこんな所にいるわけが―――」


ルリア「あっ、星晶獣の気配を感じます」パリーン

バロワ「ちょ!?」


ルリア「あそこです!!」ビシッ


壁をすり抜けることが出来る星晶獣「やっべ! バレた!」

バロワ「うおっ!? 本当にいただとぉッ!?」


団長「あいつが犯人だ!! 捕まえろ―――ッッ!!!!」


ギャー! ワー! チュドドドドド


団長「捕まえました」

星晶獣『チクショウ! 俺は悪くねぇ!』ジタバタジタバタ

団長「ほんじゃルリア、いつものお願い」


ルリア「はーい♪ じゃあ、いただきまーす! あむっ!」ヒュゴウ

星晶獣『ギャアアアアアア!!! 食われるゥゥ』


ルリア「げぷ、ごちそうさまです♪」

団長「ミッションコンプリート」

奥さん「うぅ~~ありがとうございます………これで死んだ主人も浮かばれます………」グスッ


サーヤ「事件解決です。よかったですね、先生」

バロワ「………………」


――――――――――――

――――――――――

―――――




バロワ「えええっ!? 今度はお義父上が何者かによって殺されたと!?」

奥さん「はい……そうなんです………」ウルウルウルッ


奥さん「一緒に仲良くケーキを食べていたら、突然もがきだして………」


義父の死体「」


ルリア「酷い………血まみれですぅ………」

団長「口から血を大量に吐いたわけか」



バロワ「ふーむ。つまり死因は毒殺ということですな。食べてたケーキに毒が仕込まれていたと」

奥さん「はい。でも、おかしいんです!」

奥さん「同じケーキを私も食べたのですが、死んだのは義父だけ」

奥さん「しかも義父の食べたケーキからは毒物らしきものは何も検出されなかったとのことなんです」


バロワ「なるほど。本来ならあり得ない不可能犯罪というわけですな」

サーヤ「犯人はどうやって毒殺したのか。何故ケーキから毒物が検出されなかったのか。そもそも本当にケーキに毒は入っていたのか?」


バロワ「フフフッ、中々に歯ごたえのある事件のようだ」

バロワ「だが、この名探偵バロワにかかれば―――」



団長「検出されない毒を作る事が出来る星晶獣の仕業じゃね?」


バロワ「ちょ」



バロワ「いやいやいやいや! 団長くん、そんなわけないだろ!!」

バロワ「そんな限定的な能力の持つ星晶獣がいるわけ―――」


ルリア「あっ、でもまた星晶獣の気配します」パリーン

バロワ「ファッ!?」


ルリア「あそこです!!」ビシッ


検出されない毒を作る事が出来る星晶獣『やっべ、バレた!?』


団長「貴様が犯人だな!! さぁ、お前の罪を数えろ!!」

星晶獣『今更数え切れるか―――ッ!!」



ギャー! ワー! チュドドドドド




団長「捕まえますた」

星晶獣『あの子……私にハンガーを投げたのよ!』

団長「ルリア。いつもの」


ルリア「はーい♪ いただきまーす!」ヒュギョウ

星晶獣『あぁ~……食われる………食われてしまう………」

ルリア「げぷ、ごっさんです♪」

団長「食べカスがちょっとついてるわよ」フキフキ

ルリア「ん―――♪」



団長「これにて一件コンプリート」

奥さん「ううっ、これで死んだ義父も浮かばれます……みなさん、ありがとうございます」


サーヤ「事件解決ですね、先生!」

バロワ「………………」


バロワ「ちょっと待て―――ッッ!!!」

団長「あん?」


バロワ「さっきから何なのだ!? 折角の殺人事件の現場だというのになんなのだ!?」

サーヤ「先生、少し不謹慎な発言ですよ?」

バロワ「いやだって! そうではないか! さっきからトリックもクソもない都合のいい能力をもった星晶獣の犯行ばかりなんて!」

バロワ「こんなんじゃ探偵など必要ないではないか!!!」


バロワ「余りにも酷すぎる!! 今度『名探偵コナン』コラボが来るというのにこの体たらくでは………」

サーヤ「気持ちはわかりますが………」


団長「いやでも、しょうがなくね? こうなるのも当然じゃん」


バロワ「むっ! 当然とはどういうことかね団長くん?」

団長「いやだってさー………」



団長「グラブルってのはいわば、剣と魔法のある王道ファンタジーの世界だ」


団長「ファンタジー世界と推理物なんて絶望的に相性悪いじゃん」


バロワ「な、なんだと―――ッッ!!??」



バロワ「な、何故だ!? 何故相性が悪いというのだ!? 説明したまえ!!」


団長「『ノックスの十戒』って知ってる?」

バロワ「えっ、の、ノックス………? えっ?」

サーヤ「かの有名なイギリスの推理作家、ロナルド・ノックスが1929年に発表した、推理小説を書く上でのルールのことですね」

団長「そう。それだ」

バロワ「あー、ノックスねー! あーうん。も、勿論知っていたとも! あのノックスかー! フハハハッ………」

団長「それでその『ノックスの十戒』ってのは次のこれだが―――」スッ



★ノックスの十戒★


1.犯人は物語の序盤に登場していなければならない。

2.探偵方法に超自然能力を用いてはならない。

3.犯行現場に秘密の抜け穴や扉を作る場合、二つ以上作ってはならない。

4.常識的にありえない未知の薬物や、一般人の理解しづらい難解な科学技術を事件に適用してはならない。

5.中国人を登場させてはならない。

6.探偵は偶然や勘によって事件を解決してはならない。

7.探偵自身が犯人であってはならない。ただし犯人に変装するなどの場合は除く。

8.探偵は読者に明かしていない手がかりによって事件を解決してはならない。

9.探偵の助手にあたる人物は自らの判断を全て読者に知らせなければならない。

10.双子や一人二役の人物を出す場合、その存在をあらかじめ読者に伝えなければならない。



バロワ「ふーむ、これがノックスの十戒………」

ルリア「⑤の中国人がダメというのは何でですか?」

団長「ああ。当時のイギリスでは中国人=仙人ってイメージがついてたらしくてね」

団長「だから超能力使えるんじゃね?みたいな風潮があったからってことらしい」

団長「別に人種差別という意味はないぞ?」


バロワ「ええいこの十戒がなんだというのだ!? 私達は別に中国人でもないぞ!!」

団長「ほら、よく見てみろって」



団長「グラブルの世界観では既に②と④がダメになっている」

バロワ「あっ………」


バロワ「あああああッッッ!!!???」



サーヤ「あっ、そうか。普通に魔法だの特殊能力が使える人がこの世界にはたくさんいますよね」

ルリア「この前の事件の星晶獣もそうですしね」


団長「こんなのが溢れてる世界じゃ推理もミステリーもクソもないだろ」


バロワ「うごごごごごごごご……!」


バロワ「なんてことだ………」ガクッ

バロワ「団長くんの言う通りではないか……折角『名探偵コナン』コラボが控えてるというのに………」

バロワ「こんな様では………!!」


ルリア「コナンコラボ、どういう話になるんでしょうね?」

団長「どうせ星晶獣がなんやかんやするんでしょ」

バロワ「それでは推理を披露することが出来ないではないか!!!」


バロワ「く、くそぉ~~!!」

バロワ「………………」


バロワ「認めん………俺は認めんぞ!!」

サーヤ「先生?」


バロワ「何がノックスだ!! 例え著名な推理小説家であろうとも、所詮は過去の人物!!」

バロワ「そんな十戒など今の時代では間違い当然だ!! グラブルのようなファンタジー世界においても、推理ミステリーものは出来るはず!!」



団長「まぁ、この十戒を守ってる推理小説家も少ないって話だしなー」

サーヤ「それに提唱したノックス氏自体、何でこんな十戒を発表したのかと後悔してたみたいですし」


バロワ「なんだ本人が黒歴史認定してるではないか!!」


団長「でも、ファンタジー世界に推理物が合わないのは事実だぞ?」

バロワ「フッ、そんな定説など、この私の灰色の頭蓋骨と筋肉で粉砕してくれる」


バロワ「さぁ、依頼を受けるぞサーヤ! 団長くん!」

バロワ「この空の下でも、推理モノが出来るという事を我らの手で証明するのだ!!」


―――――――――――――

――――――――


こうして、団長達とバロワは依頼を受けていった。

しかし―――



奥さん「家の中に爆弾が仕掛けられていました! 助けてください!!」

バロワ「なんと時限爆弾が!?」

サーヤ「急いで解体しないと爆発してしまいます!!」

バロワ「俺に任せろ! 軍にいた頃、解体処理についてほんのちょっとだけ習ったことがあるからたぶん大丈夫だぁ!」

サーヤ「ほんのちょっと!?」

バロワ「とにかく任せろ!!」


バロワ「くっ、なんという複雑な構造だ………まさに時計仕掛けの摩天楼!!」

バロワ「これを解体するのは至難の技だ」

サーヤ「そ、そんな………!」

バロワ「だが諦めてなるものか!! この俺が絶対に―――」



団長「凍らせればよくね?」

バロワ「え」


団長「爆弾自体を凍らせれば爆発しないんじゃね?」

バロワ「いや、えっと」

サーヤ「確かに実際に爆弾処理をする際、液体窒素を使用すると聞いたことありますが」

バロワ「だ、だが凍らすといってもどうやって………」


団長「俺氷の魔法使えるし」

イシュミール「私も手伝うわ………」

サーヤ「おおっ、イシュミールさんは雪女とも称される程に氷を操るのに長けていましたね!」

バロワ「えっ、いやちょ」


団長「よし、やるぞイシュミールちゃん! 俺達の手で爆弾を無効化にすっぞ!」

イシュミール「ええ。やりましょう」

団長「せーの!」


団長&イシュミール『ブリザード!』



爆弾「」カチーン


サーヤ「やった、成功です! 爆弾が凍りました!」

団長「やったぜ」

イシュミール「ふふっ、大好きな団長の役に立てたみたいで、私嬉しいわ………」

団長「キミってば本当にド直球で俺に好意示すよね」

団長「でも、そんなイシュミールちゃんがちゅきぃ~~!!」

イシュミール「ふふっ、私もよ……///」


バロワ「………」


――――――――――――

―――――――

――――

奥さん「義母が誘拐されました! お助け下さい!

サーヤ「今度は誘拐事件です先生!」

バロワ「くっ、寝たきりの老人を誘拐するとは何たる外道!!


奥さん「身代金を渡さないと、義母の命がないと………」

バロワ「くっ! おのれ誘拐犯め………」


バロワ「絶対に許さん!! この名探偵バロワが必ずや誘拐犯に純黒の悪夢を見せてくれる!」



団長「誘拐犯捕まえたでー」

誘拐犯「く、くそぅ~………」ガクリ

バロワ「ファッ!?」


団長「人質も無事保護しておいたぞ」

義母「ほっほっ、爺さんや、夕飯はまだですかのう?」

奥さん「お婆ちゃん、お爺さんならこの前死んだでしょ!」


奥さん「ああっ、でもよくぞ無事で………ありがとうございます! みなさん!」


バロワ「ま、待てい団長くん! い、一体どうやって誘拐犯の居場所がわかったのだ!?」

団長「ヴァジラちゃんに協力してもらったんだ」

バロワ「なにぃ!?」

団長「ヴァジラちゃんにお婆さんの私物渡して、その匂いをたどってもらったのさ」

ヴァジラ「ふふーん。わしの部下であるガルの鼻にかかれば誘拐犯を追跡するなど朝飯前だ♪」

団長「流石はヴァジラちゃん! 戌年の12神将なだけあるぜ!」

ヴァジラ「えへへへ~♪」


バロワ「………」


イシュミール
https://i.imgur.com/1zjrbkt.png


ヴァジラ
https://i.imgur.com/Mo0EB9U.png

―――――――――――

――――――――

―――――


奥さん「謎の暗殺者に狙われているんです! どうか助けてください!」

バロワ「今度は暗殺者だとぉ!?」


バロワ「それで、貴方を狙ってるという暗殺者の顔とかはわかりますかな?」

奥さん「いえ、それが何も………」

バロワ「くっ、姿も知らぬ暗殺者から奥さんを守るか……非常に厄介だな」

バロワ「だがしかし!! 例え素性不明の瞳の中の暗殺者といえど、依頼人は絶対に守ってみせる!」

バロワ「それが探偵というものだ!!」キリッ



団長「暗殺者つかまえたぞー!」

暗殺者「ち、ちぐしょう………」ボロッ

バロワ「だから速いって団長くん!?」



サーヤ「どうやったんですか?」

団長「ニオちゃんに頼んだんだ」

バロワ「十天衆のニオくんに!?」


ニオ「私は他人の心情を旋律として聴くことが出来るの」

ニオ「暗殺者のような強烈な殺意を秘めた人の旋律なんてすぐにわかるわ」

ニオ「それを聞き取って団長に教えてあげたの」

団長「そんで俺が暗殺者を半殺しにして捕まえたってわけ」


バロワ「なんていうかその………反則じゃない?」


奥さん「ありがとうございます! これで安心して夜に眠れます!」

団長「流石はニオたそ! 十天衆ナンバー9! 旋律の古スコア!」

ニオ「ふふっ、貴方の役に立てて嬉しいわ」

団長「今度二人きりの時に抱っこしてあげるね」

ニオ「ちょ、ちょっと! それは二人だけの秘密でしょ……ばらさないで///」


バロワ「………」

―――――――――――

――――――――――

―――――


奥さん「また爆弾が仕掛けられてました! 助けてください!!」

団長「またかよ」

バロワ「くっ、前のよりもサイズのでかい時限爆弾が!!」

サーヤ「この大きさだと被害がこの屋敷だけじゃ済まないかもしれません!」

バロワ「くっ、天国のカウントダウンが近づいているかのようだ………」


団長「大きさなんて関係ない。また俺が氷漬けにしてやらぁ!」

サーヤ「あっ、駄目です団長さん!」

サーヤ「爆弾に熱センサーらしきものがついています! 急激に温度が変わるとそれだけで爆発してしまいます!」

団長「むっ……対策を建てていやがったか」


バロワ「フフフッ、これでは魔法やら何やらで解決不可能だなぁ団長くん?」

バロワ「頼れるのはやはり己の頭脳のみというわけだぁ! ナーハハハハハハハッ♪」

サーヤ「なんでそんな嬉しそうなんですか………」

バロワ「ともかく私に任せろォ!! 絶対に爆弾を解体してみせる!!」


バロワ「よし、誰かコードを切る用のハサミを持ってないか? 何なら手芸用のハサミでも構わない」

団長「凍らすのはダメか………」



団長「なら石化させればよくね?」

バロワ「ちょ」


バロワ「いやいやいやいや! 何を言ってるのかね団長くん? そんなこと出来るはずないだろ!」

バロワ「あと空気読んで!? ね!? お願いだから!!」

サーヤ「先生、必死ですね………」


団長「ウチの団にはあの子がいるしな」

サーヤ「あの子?」


団長「メドゥーサちゃん! カマ―――ン!!」

メドゥーサ「シュガータイムにラブパッション」キャピーン


バロワ「き、キミはは星晶獣のメドゥーサくん!?」


団長「ふっふっ、バレンタインガチャであんたんした子だぜ」

サーヤ「自慢ですかそれ?」


団長「メドゥーサちゃんはどんなものでも石に変えることの出来る魔眼の持ち主なのだ」

メドゥーサ「その通り。私にかかればどんな奴でも石ころに変えてやるわ♪」

サーヤ「そうか! それで爆弾を石にしてもらうんですね」

バロワ「ちょ、待って! いや待ってってば!?」


団長「メドゥーサちゃん! オナシャス!!」

メドゥーサ「フン、こんな人間如きが作った爆弾なんてわけないわ」


メドゥーサ「石化ビーム!!」ビィィィィ


爆弾「」カチーン



サーヤ「やりました! 爆弾は石になりましたね」

メドゥーサ「ふふーん、楽勝ね♪」フンス

団長「メドゥーサちゃんありがとう! んちゅんちゅ!」

メドゥーサ「こ、こら! やめなさいってば!!///」


バロワ「」


――――――――――――――

―――――――――

――――――


ニオ
https://i.imgur.com/NJuTu3Z.png


メドゥーサ
https://i.imgur.com/zq9n5dL.png




バロワ「さっきから何なんだ―――!!」

バロワ「推理する暇すらないではないか!!」


団長「だから言ったろ? ファンタジー世界に推理モノは相性悪いって」

団長「犯罪を犯すほうだけでなく、解決する方にも特殊能力の持ち主がいるからなぁ」


バロワ「Oh……No………」ガクリ



バロワ「ここまでファンタジー世界と推理物が相性が悪いだなんて………」

バロワ「これでは私の灰色の頭蓋骨を披露できないではないか!!」

団長「そこは脳細胞だろうが」


サーヤ「でも先生。団長さん達が協力してくれたおかげで探偵事務所の評判は上がってるんですよ?」

サーヤ「どんな事件もスピード解決してくれるって。おかげで報酬もこんなにたくさん」

団長「ありがたく思えよなぁ」

バロワ「その辺は非常に感謝してる!!」


バロワ「しかし!! 私の探偵としての矜持が………!!!」

団長「いうて君って脳筋探偵やん? だから元から推理なんて披露できないじゃねぇか」

バロワ「」ガーン!!


サーヤ「だ、団長さん! ハッキリ言い過ぎです!!」

団長「あっ、ごめん……」


バロワ「もうダメだぁ………おしまいだぁ」ガクッ

サーヤ「ああっ、先生!」

団長「やっべ、そういやバロワってかなり打たれ弱いやつだった」


バロワ「団長くんの言うとおりだ………所詮、ファンタジー世界にて本格推理モノなんて出来るはずがない」


バロワ「探偵という職業自体も必要ないんだ………」

サーヤ「せ、先生……何もそこまで落ち込まなくても………」


バロワ「もう探偵なんてやめだやめだ――ッッ!!!」

バロワ「ファンタジー世界らしく戦士や荒くれ者にでもなってやる!!」

団長「プロデューサーやハノイの騎士とかでもいいんじゃない?」

サーヤ「団長さん!!」


奥さん「あらら、探偵さん。どうされたの?」

バロワ「あっ、奥さん」


奥さん「その節はどうも………それはそうと、どうかされたのかしら? 何やら落ち込んでるご様子でしたけど?」

バロワ「い、いえ! な、なんでもございませんよ? ハハハハハッ」

バロワ「それはそうと奥さんの方も如何お過ごしですかな? また事件に巻き込まれなどはしていませんか?」

奥さん「事件はないのですが………ただ、先日義母が亡くなりまして」

バロワ「ええっ!?」

団長「俺とヴァジラちゃんで救いだした、あのお婆さんが!?」

サーヤ「ま、まさか殺され――」


奥さん「あっ、いえ。そうではなく、急にその……ポックリと………」

バロワ「ああっ、そうでしたか………」

奥さん「誘拐された時の心労が祟ったのかもしれませんね………134歳という高齢でしたから」

団長「滅茶苦茶大往生ッスね」

バロワ「それは残念なことで………お悔やみ申し上げます」


奥さん「いえいえ。そんなこともありませんよ。おかげで遺産の相続権が全て私のモノになりましたし♪」

バロワ「えっ?」

奥さん「ふふっ、主人やその両親が死んだことにより、莫大な財産を手にすることが出来たんですよ♪」

奥さん「その額なんと『ご理解』を1万回以上出来る程のです。ふふっ、もう笑いが止まりません♪

バロワ「は、はぁ……」


奥さん「よかったら今度遊びに来てくださいね? 精一杯もてなしますから♪」

奥さん「それではごきげんよう。オホホホホ」

テクテクテク


バロワ「な、なんとまぁ………」


サーヤ「……妙ですね」

団長「あれれ~? おかしいぞ~?」

バロワ「ど、どうしたのだ? 二人共?」



サーヤ「あまりにも変ですよあの奥さん! この短期間で家族みんな亡くなったというのに、全然気落ちされてないなんて!」

サーヤ「それどころかむしろ喜んでいるようにも………」

バロワ「だ、だがまぁ。大量の遺産が手に入ったのだから……多少はね?」

団長「それに星晶獣だけならまだしも、あんだけ暗殺者や爆弾犯に狙われ続けたってのも不自然だ」

団長「真っ当な生き方をしている人間に起こることじゃないだろ」


バロワ「た、確かに変だ………」

バロワ「まさか――」



『団長さーん!』


団長「ん? この声は………」

リーシャ「た、大変です! 団長さん!」

団長「リーシャ!?」


リーシャ
https://i.imgur.com/dlTOVND.png


バロワ「そんなに慌ててどうしたのだいリーシャくん?」

リーシャ「アマルティアの秩序の騎空団に問い合わせしたところ、あの奥さん凶悪な指名手配犯だったんです」

バロワ「な、なんだって!?」

リーシャ「殺人、恐喝、結婚詐欺、更には麻薬売買、美人局、未成年への売春行為に国家機密の漏洩などなど」

リーシャ「数々の犯罪行為を行ったとされ、全空に指名手配されてる凶悪犯です!」

バロワ「なんと、あの人の良さそうなマダムが………」


リーシャ「それに、なんでも裏の世界の住人からも嫌われてるみたいでして」

リーシャ「多くのマフィアや犯罪組織から懸賞金がかけられてるとのことです」

サーヤ「じゃあ、もしかして爆弾や暗殺者は……」

団長「そいつらの差し金だったってわけか」

バロワ「ぐぬぬぬぬ! 許せん! 我々はまんまと利用されたということか!!」



リーシャ「これより私は秩序の騎空団を率いて奥さんを逮捕しに向かいます」

リーシャ「団長さん達にもご協力を願いたいのですが……よろしいですか?」

団長「もちろんOKだ!」


バロワ「私もだ! この名探偵バロワを利用するとは許せん!!」

バロワ「みんなで捕まえにいくぞ――ッッ!!」


―――――――――――――

――――――――

――――


奥さん「あらあら、皆さんお揃いで、何か御用ですか?」

バロワ「とぼけるな!! この凶悪犯め!!」

サーヤ「貴方のした事は、全部まるっとするっとお見通しです!!」

団長「さぁ、お前の罪を数えろ!」


奥さん「………あらら、どうやらバレてしまったようね」


リーシャ「既に周りは秩序の騎空団団員によって包囲されています。おとなしく投稿してください!」


奥さん「……もう詰んでるってことね」


奥さん「かくなる上は!!」つナイフシュッ


サーヤ「キャアッ!!」

バロワ「サーヤ!?」

団長「しまった!!」



奥さん「動くなぁ!! 動くとこの子の命はないぞ!!」

サーヤ「せ、先生………!」


リーシャ「サーヤさんを人質に!?」

バロワ「貴様ァ!! サーヤを離せ!!」


奥さん「動くなと言ったのよ!! さもないとこの子のカワイイ顔をズダズダに引き裂くわよ!」

バロワ「お、おのれ!!」

リーシャ「これでは身動きがとれない………」


奥さん「今すぐ逃走用に使える騎空挺を用意しなさい!!」

奥さん「さもないとこの子を殺して私も死んでやる!!」


バロワ「く、クソッ………一体どうすれば………!?」

リーシャ「こんな凶悪犯を逃がすなんて出来るはずがない……でも、それではサーヤさんが………!」


団長「MAX大変身! 『ハウンドドッグ』!!」ピカァァァ

リーシャ「だ、団長さん!? 何を………?」

バロワ「ジョブチェンジをした!? な、何をする気かね?」



団長「サーヤちゃんを離しやがれこのクソババア!! さもないとてめえの頭に風穴が空くぞッ!!」つ銃カチャリ

バロワ「のわーッ!? 何をやってるのかね団長くん!?」


奥さん「面白い! 撃てるものなら撃ってみろ!!」ズズッ

サーヤ「い、嫌ぁ!!」


バロワ「よ、よすんだ団長くん! 犯人を刺激してはいけない!!」

リーシャ「その通りです! サーヤさんの命が懸かってるんですよ!」


団長「フン、人質に取られた時点でサーヤちゃんの身は十分危険に晒されてるんだよ!」

団長「それにあの奥さんはわかってるだけでも二人の人間を殺している。人の情なんてものは既になくなってる」

団長「このまま奴の言う通りにしたところで、どっちにしろサーヤちゃんは殺される!」

リーシャ「そ、それは………」



団長「このまま犯人に殺されるぐらいなら、仲間である俺の手で撃ち殺してやった方がまだマシってもんだぜ!」

サーヤ「ひっ!」

バロワ「極論過ぎではないかね!?」

リーシャ「バカなことを言わないでください! 団長さん!?」


奥さん「フン、安いハッタリね。貴方に人質を見捨てて撃てる度胸があるのかしら?」

団長「試してみるか?」ニヤリ


バロワ「落ち着け団長くん! やめるんだぁぁぁぁ!!!!」


団長「」チラッ


バロワ「ん?」


奥さん「銃を下ろせ! 私にハッタリは通用しないわよ!」

団長「ハッタリなものか! 俺は撃つと決めたら仲間ごと撃てる男だ!!」

サーヤ「い、嫌ぁ!! た、助けて!!」

リーシャ「団長さん! やめてください!!」


バロワ(何だ? さっきの団長くんの意味ありげな目配せは………?)


バロワ(今、俺に対し何かを伝えようとしたのか………?)

バロワ(もしやこの状況を打破する策でもあるというのか!?)

バロワ(それを俺に伝えようと?)


バロワ(そもそも団長くんは決して仲間を見捨てない男だ!)

バロワ(そんな彼がサーヤの身の安全を考慮せずに撃つはずがない!)


バロワ(なら、一体何をする気なのだ?)


バロワ(………………)


バロワ(くっ! 全然わからん!!)


バロワ(何をする気なのだ団長くん! 本当にサーヤを助けられるのか!?)


リーシャ「ともかく銃を下ろしてください団長さん! このままじゃサーヤさんの命が!」

団長「大丈夫だ! 『ハウンドドッグ』となった今の俺なら正確な射撃が出来る!」

団長「サーヤちゃんに当てるヘマなんてしねぇよ!」

リーシャ「そういう問題じゃありません!」


バロワ「………ハウンドドッグ?」


バロワ「………」


バロワ「!!」テコリン!!


バロワ(そうか………そういうことか!)


バロワ(だから団長くんは………『ハウンドドッグ』にジョブチェンジを………)



バロワ(団長くん………君って奴は………!)



奥さん「もういい! この小娘を道ずれにして私も死んでやるぅぅぅ!!」クワッ

サーヤ「い、嫌ぁぁぁぁ!!!」

リーシャ「サーヤさん!!!」


バロワ「団長くん!! 今だぁぁぁぁッッ!!!!!!」

リーシャ「!?」



団長「<タクティクスコマンド>」



ブオン!!


バロワ「とりゃあああ!! 怒りの鉄拳パンチ!!」ドゴォッ

奥さん「ぐはぁ!!」ドンガラガッシャーン


サーヤ「あ、あれ………? 私………?」

リーシャ「サーヤさんとバロワさんの位置が入れ替わった!?」


奥さん「ば、バカな!? これはどういうことなのだ!?」

バロワ「フッ、わからないなら教えてやろう」

バロワ「これはハウンドドッグとなった団長くんだけが使えるアビリティ、<タクティクスコマンド>だ!」


“tips” <タクティクスコマンド>

ハウンドドッグが使えるリミットアビリティ。
任意の仲間キャラ二人のポジションを入れ替える。(サブメンバーも選択可能)


リーシャ「そ、そうか! だから団長さんは『ハウンドドッグ』にジョブチェンジしたのですね!」

リーシャ「<タクティクスコマンド>で人質となったサーヤさんを救うために!」

サーヤ「そして私とは違い、屈強な男性である先生ならば、おとなしく人質になんかなるはずがない」

団長「そういうことだ」


団長「行け、バロワ!! あとはお前に任せたぜ!!」


バロワ「うおぉぉぉぉぉ!! 根性の一本背負いぃぃぃ!!!」シュバッ

奥さん「ぐわあああああ!!!?」


ドンガラガッシャーン!!



奥さん「がっ………はっ………!」


奥さん「」ガクリ


団長「よし!」グッ

サーヤ「や、やった……先生がやってくれました!!」

リーシャ「確保です!!」タッタタタ


奥さん「離せ――ッッ!! 死なせろ―――ッッ!!」


バロワ「死なせはしない。貴方が犯した罪の重さをハッキリわからせてやる!」


奥さん「くっ…ううっ………!」ガクリ


――――――――――

――――――――

――――――


リーシャ「奥さんは秩序の騎空団に引き渡しておきました。相応の罰が下されることでしょう」

リーシャ「みなさん、ご協力ありがとうございました」


バロワ「ナーハハハハハハハッ! これにて事件は解決だ!」


サーヤ「団長さん、先生、助けていただきありがとうございました」

団長「なーに、やったのはバロワさ。俺は大したことしてないよ」

バロワ「いやぁ~~ハハハハハッ。まぁ、これも名探偵としての才能とでも言うのかな? フハハハハハハッ」

サーヤ「もう、先生ったら! 少しは団長さんみたく謙遜したらどうなんです?」

バロワ「ハハハハハハハッ、いや、すまんね」


リーシャ「でも、団長さんのやろうとした事にいち早く気づいたのは凄いと思います」

バロワ「ハハハハッ、なに。これでも探偵として必要な観察眼が生きたといいますかな」

サーヤ「でも、団長さんが立てた作戦って、先生が気づくのを前提としたモノでしたよね?」

サーヤ「団長さんは先生が気づいてくれると信じていたのですか?」

団長「勿論さ。バロワなら絶対に気づいてくれる。そう信頼しての行動さ」


団長「なんせバロワはこの空一の名探偵だからな」


バロワ「だ、団長くん……キミはそこまで俺のことを………」ウルッ


リーシャ「本当は?」

団長「いや、バロワなら最悪、撃たれたり刺されたりしても死にやしないだろうから平気かなって」

バロワ「ちょ!?」

サーヤ「あ、あははは……そこまで計算してのことでしたか」


バロワ「ま、まぁいい………それよりも団長くんよ、今回の一件でつ確信したことがある」

団長「ん? 何を?」


バロワ「確かにキミの言う通り、ファンタジー世界に推理モノの相性は最悪かもしれない」

バロワ「だが、出来ないというわけではない!」

バロワ「先ほど俺が団長くんのやる事を見事引き当てたように、この空の世界でも本格ミステリーをやろうと思えば出来るはずだ!」


団長「まぁ、そうかもね」

バロワ「だから無謀とも思える『名探偵コナン』コラボだって難なくやっていけるはずさ!」


バロワ「さぁ、いつでも来い! 名探偵コナンコラボ!!」

バロワ「この空の世界には、名探偵バロワがいるという事を教えてやるからな!! フハハハハハハッ!」


サーヤ「あははっ……まぁ先生が元気になってくれたようでよかったです」


団長「とはいえ、コナンコラボにバロワが出るなんて確定したわけでもないだろ」

バロワ「いや出る!! 絶対に我々は出るはずだ!!」

サーヤ「や、やけに自身があるのですね先生………」


バロワ「当然だ! 今度の4月に行われる『名探偵コナン』コラボのシナリオにて、このバロワが登場するのはほぼ確定だと思っている」

団長「その根拠は?」


バロワ「推理すればわかることだ! この空の世界にて、コナンくんと絡めるキャラは誰がいる?」

バロワ「同じ探偵である俺以外に誰もいないのではないかね?」

サーヤ「た、確かに………言われてみれば………」


団長「中の人ネタで、サラーサやウェルダーとかが出るんじゃね?」

バロワ「それもない!!」


バロワ「何故なら去年行われた『CCさくらコラボ』に置いても、中の人繋がりであるカリオストロくんやシルヴァくんは一切登場しなかった!!」

バロワ「代わりに出たのは魔法少女と絡みやすそうな、魔女であるマギサくんと風祷師のペトラくんだ!」

バロワ「よってコナンコラボでも、比較的絡みやすそうな、同じ探偵という職についてる私こそが高確率で出るというわけだ!!」


サーヤ「おおっ、先生にしては冴えてる………」

団長「確かに丁度バロワのサイドストーリーも公開されたし。タイミング的にもあり得そうかも?」


バロワ「ナーハハハハハハハッ!!! どうかね私の名推理は!」


バロワ「あと、私の推理によれば、秩序の騎空団であるリーシャくんの出番もあるはず!」

リーシャ「!?」



バロワ「なにせこの世界には警察は存在していないからな」

バロワ「コナンくんが来て、殺人事件が起きた際、現場を取り仕切る者の存在は必要不可欠!」

バロワ「それを行うに相応しいのは秩序の騎空団他ならないだろう。よってリーシャくんもコナンコラボで出番があるはず!」

バロワ「だからキミも心しておいたほうがいいぞリーシャくん。フハハハハハハッ♪」

リーシャ「………」



リーシャ「バロワさん」ガシッ

バロワ「えっ」ビク

リーシャ「今の話」


リーシャ「本当に」


リーシャ「そうなると」




リーシャ「思うのですか?」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!

バロワ「えっ、あの? リーシャくん?」


サーヤ「ど、どうしたんですかリーシャさん!? 何か様子が………?」


団長「リーシャはその、メインストーリーで活躍する仲間の中で唯一、この手のシナリオイベントでハブられがちなんだよなぁ」

サーヤ「そ、そうなんですか?」

団長「シナイベで出番あったの一回ぐらいじゃないかな?」

団長「この前の『どうして空は蒼いのか』part1とpart2でも、メイン仲間勢の中で唯一ハブられたし」

団長「おまけに去年発売されたアーカイブスの表紙でも一人だけ仲間外れにされてたしなぁ……」

サーヤ「な、なんてこと………」


リーシャ「団長さんの言う通りなんです」

リーシャ「私だけいつもいつもいつもいつもいつも仲間外れ………」

リーシャ「なので周りには『真の仲間』などと、いつもバカにされてる始末」


リーシャ「メインストーリーのナルグランデ編でも長いこと団長さん達と離れ離れでしたしね。アハハハ………」

バロワ「あっ、いや、その」


リーシャ「だから、コナンコラボで出番……あるんですか? 本当に?」

リーシャ「そうだとしたら凄く嬉しいのですけど私?」

リーシャ「期待してもいいんですか?」

バロワ「え、えっと………」


リーシャ「これでもしぬか喜びだなんてなったら私………」


リーシャ「バロワさんのこと、許しませんよ?」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!

バロワ「ひ、ひぃぃぃぃぃぃぃ!!??」



サーヤ「実際どうなんでしょうか? リーシャさん、コナンコラボに出れそうなんですか?」

団長「秩序の騎空団以外にも、『全空捜査局』っていう警察みたいな組織が他にもあるんだよ」

団長「だからもしかしたら、そっちの方に出番とられるかも………」

サーヤ「ああっ………」



バロワ「のわあああああああああああッッッ!!!???」


おわり

これで終わりです。長文失礼しました。

この前の100連ガチャでSSRゼロだった傷が癒えないので書きました。
+付きでしたが。それでも正直、100回引いてのSSRゼロは普通にショックでした。


前作です。よろしければどうぞ

グラン「ヴィーラを仲間にしたかったぁぁぁぁぁぁッッッ!!!!!」
グラン「ヴィーラを仲間にしたかったぁぁぁぁぁぁッッッ!!!!!」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1493297201/)

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グラン「レジェフェスじゃ―――ッッッ!!!!!!!!」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1493986217/)

グラン「蘭子ちゃんを仲間にするぞ―――ッッ!!!」
グラン「蘭子ちゃんを仲間にするぞ―――ッッ!!!」 - SSまとめ速報
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グラン「いよいよカードキャプターさくらとコラボだぁぁぁぁ!!!!」
グラン「いよいよカードキャプターさくらとコラボだぁぁぁぁ!!!!」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1507554079/)

グラン「服を着ろォォォォォォォォォッッッッッ!!!!」
グラン「服を着ろォォォォォォォォォッッッッッ!!!!」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1512826474/)


近況報告ですが、この前無垢なる竜の剣を作る事が出来ました。
リディルも完成させたので、グローリー入りの剣パで暴れるのが今から待ち遠しいです


駄文失礼しました。あと、明けましておめでとうございます。

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