【Fate/Grand Order】ジャンヌ「カルデアの英雄が宝具(ガンド)を習得するまで」【 (86)

タイトルに変換ミスがあるので改題して立て直します。
sage進行でコピペしてすぐに落とします。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1522187714

ぐだお「う~ん、ムニャムニャ」

エレナ「ぐだお!朝よ!起きなさい!」

ぐだお「ハッ!かあさん!今何時?」

エレナ「7時40分よ!もうモードレッドちゃんもきてるわ」

ぐだお「もう!なんで起こしてくれなかったんだよ!学校に遅刻しちゃうよ!」

モードレッド「おう、ぐだお。邪魔してるぜ!」

ぐだお「邪魔してるぜ、じゃないよ!君も部屋でくつろいでるんだったら起こせよ!」

モードレッド「マリカーでもやろうぜ!」

ぐだお「遅刻するよ!」

エレナ「ぐだお、朝ご飯はちゃんと食べないとだめよ?」

ぐだお「もうそんな時間ないよ」

エレナ「お母さんせっかく用意したのに・・・」

ぐだお「わかったよ・・・」

エレナ「今日の朝ご飯は豆よ」

ぐだお「まめ?!」

エレナ「ほら、床にいっぱい落ちてるでしょ」

ぐだお「節分の豆かよ!!!大体いつ撒いたんだよこれ!」

エレナ「昨日の夜あなたが寝てる間にこっそり撒いといたわ」

モードレッド「うはは!お前のカーチャン自由すぎだろ!今四月だぞ」ポリポリ

ぐだお「食ってるし!」

エレナ「そうそう、今日は家庭教師の先生がいらっしゃる日だから寄り道せずに帰ってくるのよ?」

ぐだお「わかった」ポリポリ

モードレッド「んじゃそろそろ行くか」

ぐだお「いってきまーす!」



エレナ「車とバーサーカーに気を付けるのよ~!」

カルデア中学校・校門前



モードレッド「ふー!何とか間に合ったぜ!」

ぐだお「はあはあ・・・、モーさん走るの早すぎだよ!」

レオニダス「お前らまた遅刻ギリギリか!」

ぐだお「げっ!体育教師のレオニダス先生だ!」

モードレッド「おう!センセ。これやるから今日のところは見逃してくれよ」

レオニダス「これは・・・豆?」

ぐだお「モーさんが豆で買収しようとしてる・・・!」

モードレッド「ぐだおの豆だぞ」

レオニダス「この校門(テルモピュライ)の守護者を買収しようとはいい度胸だな、ぐだお!」

ぐだお「えー?!」

レオニダス「そう簡単にここは通さんぞ!通りたくばその筋肉で我が屍を踏み越えて行け!」

ぐだお「いや通せよ!!!遅刻するんだってば」

レオニダス「この炎門(テルモピュライ)は我が国に通じ、鍛え上げられた300人のスパルタ兵の魂の輝きを」

モードレッド「うるせえ!!!オラァ!!!!!」

レオニダス「ぐわあああああ!!!」チャリーン

ぐだお「モーさんバスターで殴っちゃダメだよ・・・!先生はランサーなんだから!」

モードレッド「こいつがドロップしたQPでマックおごってやるよ!」

ぐだお「男らしすぎだよ!」

モードレッド「おう、そうだぜ。だからオレのことは絶対女として見るんじゃねーぞ///」

ぐだお「う、うん・・・?」



ぐだお(俺もモーさんみたいに力いっぱいバスターで殴ったり、宝具打てたりしたらなあ・・・)

一時間目・数学



エリザベート「あはは!」

ネロ「ぬははは!」



ガララピシャ



孔明(エルメロイⅡ世)「うるせーぞ。授業始めるからさっさと教科書を出せ」

エリザベート「ビックゥ」ビクビク



ぐだお(一時間目は孔明先生の数学か・・・やっぱおっかないな・・・)



カルナ「・・・」

ぐだお(隣の席のカルナくんは全然ビビらないな・・・さすがだ)

孔明「教科書30ページの例題を2分で解け。当てるからな」

カルナ「・・・」

ぐだお(あれ、カルナくん、教科書出さないのかな)



カルナ「・・・」パサ

ぐだお「家庭科の教科書?!」

孔明「おいうるせーぞ、ぐだお」

ぐだお「すいません・・・」



カルナ「・・・」カキカキ

ぐだお(ノートになんか書いてる・・・これ多分、教科書忘れたのを何とかやり過ごそうとしてるパターンだ!)

孔明「2分経過だ。この問題を、カルナ。解いてみろ」

ぐだお(よりによって当てられちゃったよ!)

カルナ「・・・」

ぐだお(どうするんだろ・・・言ってくれれば見せてあげるのに)



カルナ「・・・沸騰してから13分だ」



ぐだお(それゆで卵の作り方だよね?!)



孔明「正解、13分だ」

ぐだお(奇跡おこしちゃった?!)





孔明「おいちょっと待て?沸騰してからってなんだ?速度の問題だぞ」



カルナ「数学の教科書を忘れたのでかわりに家庭科の問題を解いておいた」



ぐだお(何で言っちゃうのこの人?!)

孔明「舐めてるのかお前。今は数学の時間だ」

カルナ「数学も大事だが、家庭科も社会に出てから役に立つ。むしろ家庭科の方が日常生活に直結した科目だ」

ぐだお(あわわ・・・カルナくんがケンカ売っちゃった・・・!)

孔明「ふざけるな。沸騰して13分なら固ゆでだろうが!10分ぐらいの半熟の方がうまいに決まってるだろ!」

カルナ「ちゃんと火は通さないと、腹を壊すぞ」

孔明「・・・」

ぐだお(よくわからないけど論破した感じになってる・・・!)



孔明「もういい。ぐだお。お前がこの固ゆで野郎に教科書を見せてやれ」

ぐだお「わかりました・・・カルナくん机くっつけよ」



カルナ「ぐだお。恩に着る」

ぐだお「うん」

カルナ「もしお前が体操服を忘れたときはこの黄金の鎧を貸そう」

ぐだお「え。うん、ありがと」



ぐだお(カルナくん意外といい奴だな・・・)

昼休み



ぐだお「やっとお昼か。さーてお弁当食べようっと」

ぐだお「きょうのお弁当は何だろうなーっと」ワクワク





_人人人_
> 豆 <
 ̄Y^Y^Y ̄


ぐだお「いややっぱり豆かよ!!!嫌な予感はしてたけど!」



ギルガメッシュ「フハハハ!!!ぐだお!そのお弁当は俺がもらってやるぞ!!!」

ぐだお「げ、金ぴかまた来たのかよ」

ギルガメッシュ「さあ、我にお弁当を献上するがよいぞ!フハハ!!!」

ぐだお「うーん。今日は豆だしあげるよ。ほら」

ギルガメッシュ「フハハハ!!!この弁当箱にびっしり敷き詰められた豆!まるで宝石箱だな!」

ぐだお「実際宝石箱持ってるような奴がその例えかよ。あとこれ豆だからね?」

ニトクリス「こら英雄王!またぐだお君の弁当を強奪したのですね!」

ギルガメッシュ「委員長。古代ウルクにはこんなことわざがある」

ギルガメッシュ「『ぐだおのものは俺のもの。俺のものは我のもの』とな!!!フハハハ」

ニトクリス「あなたはスネ夫とジャイアンのハーフですか!」

ギルガメッシュ「では我はエルキドゥとお弁当の約束があるのでな!せいぜい腹を空かせてのたれ死なんようにな雑種!」

ニトクリス「こらっ待ちなさい!」

ギルガメッシュ「フハハ」スタコラ



ニトクリス「もうあの人は本当に不敬者オブザイヤーですね・・・」

ぐだお「まあ母さんの弁当は安定しないし。今日は別によかったかな」

ニトクリス「ぐだおくん。その、よかったら私のいくら丼を半分差し上げますので・・・ご一緒にお昼ご飯を・・・///」

ぐだお「大丈夫!2組の藤太くんがご飯いっぱい出してくれるから。じゃ!」

ニトクリス「あっ、まって、・・・行っちゃった」





ニトクリス「この不敬ものーっ!」

ぐだお「藤太くんいるー?」

俵藤太「おう、ぐだお殿」

ぐだお「ごめん。金ぴかに弁当取られたからご飯頂戴!」

俵藤太「もちろんいいとも!好きなだけ食っていけ!」

モードレッド「今日は山菜炊き込みご飯だぞ」

ぐだお「モーさんもいたんだ」

モードレッド「うめー!」ムシャムシャ



ぐだお「っていか、藤太くん白米以外のご飯も出せるんだ」

俵藤太「おうよ!洗った米と山菜とだし汁を炊飯器に入れて炊いただけだけどな!」

ぐだお「これ炊飯器で炊いたやつなの?!宝具じゃないんだ・・・」

俵藤太「法具で出した米を炊飯器で炊いてるんだ。炊きたてだからうまいぞ」

ぐだお「えっ、授業中にごはん炊いてるの?!」

モードレッド「早く食えよぐだお!ドッヂする時間なくなるだろ!」

ぐだお「モーさんいっつも藤太君のご飯食べてくるけどお母さんはお弁当作ってくれないの?」

モードレッド「ああん?あのクソ親の作った弁当なんか食うかよ!」

俵藤太「モードレッド殿は反抗期なんだ」

ぐだお「あー。なるほどね。アルトリアさん美人で上品だしあんまり怒らなさそうなのに」

金時「分かるぜモーの字。親ってのはホント鬱陶しいよな!」

ぐだお「お!金時」

金時「この前なんかバイクの免許取ろうとしたら7hit殴られた後さらに殴られたぜ」

ぐだお「そりゃ中学生がバイク乗ろうとしたら宝具からのクリティカル殴り食らってもおかしくないよ・・・」

モードレッド「金時、マジでおまえんちのカーチャンと交換してくれよ!」

金時「それができたらゴールデンなんだけどな」

ぐだお「金時んちのお母さんめっちゃ優しいし美人じゃん。いいと思うんだけどな」

モードレッド「お前は巨乳が好きなだけだろぐだお!バーカ!」

ぐだお「ちょっと///声が大きいよモーさん!」

5時間目・国語



マリーン「王の話うんたらかんたら・・・」

ぐだお(マーリン先生の国語かあ・・・お昼食べた後にドッヂしたし、こんなの絶対寝ちゃうよ・・・)

マーリン「じゃあ、ここを・・・ギルガメッシュくん、読んでくれるかな?」

ギルガメッシュ「我に指図するとはいい度胸だな雑種?」

マーリン「親呼ぶよ?」

ギルガメッシュ「恥の多い人生・・・」

ぐだお(読むんかい)



ギルガメッシュ「オエエエエエエエエ!!!」

ぐだお(ゲロ吐いた?!)



マーリン「気分が悪いのかい?おーい保健委員」

クーフーリン「先生。こいつ、ただの食いすぎで吐いただけだぜ。クラス中の弁当強奪して全部食ったからな」

ギルガメッシュ「フハハ!!!ゲロ吐くまで食わずして何が王か!!!」

ぐだお「どういうイキり方だよ・・・」

ギルガメッシュ「特に大量の豆がキツかったぞ!」

ぐだお「ごめん・・・」

マーリン「まあいい。めんどくさいから保健室つれってって。お願いね保健委員」

ナイチンゲール「承知しました」

ギルガメッシュ「では我は保健室に凱旋してくる。首を長くして帰還を待っていろ雑種ども!!!」

ナイチンゲール「発言が常軌を逸していますね。感染症で脳にまでダメージが及んでいる可能性があるので早く保健室へ!」

ぐだお「ナイチンゲールさんは辛辣だなあ・・・」



マルタ「先生、ギルガメッシュのゲロガメッシュかたずけましょうか」

マーリン「ゲロがお花に見える幻術かけとくからいいよ」



マーリン「さあ、王の話をするとしよう」



ぐだお(ちょっと匂うけど寝るか・・・)

放課後



キンコンカンコーン



モードレッド「ぐだお!公園で特訓するから付き合えよ!」

ぐだお「特訓?何の?」

モードレッド「決まってんだろ!宝具だよ!」

ぐだお「宝具?俺ガンドしか出せないけど?」

モードレッド「バカやろう!特訓すればお前もいつかはなんかビームぐらい出せるようになるって!」

ぐだお「ビームかあ・・・」

モードレッド「それよりも!あのクソ親をブチのめすために宝具の特訓したいんだよオレが!」

ぐだお「うーん。今日は用事があるからちょっとだけどだよ」



公園

新宿のアヴェンジャー「グルルゥ・・・」

モードレッド「おい見ろよ!クソでっかい犬がいるぞ!」

ぐだお「いやデカ過ぎでしょ!」

モードレッド「おら!くらえ!」ポイ

ぐだお「石投げた?!やめなって!」

新宿のアヴェンジャー「グオオオオオォ!」

モードレッド「お?なんか機嫌悪そうだな。腹減ってんのか?」

ぐだお「どう考えても今モーさんが石投げたからでしょ!」



???「首を出せ」



モードレッド「?!」

ぐだお「?!」



キングハサン「首を出せ!」



モードレッド「いつの間に背後に?!」

ぐだお「あの、もしかして飼い主さんですか?怒ってますよね?」

キングハサン「首を出せ」

モードレッド「飼い主もクソやべえジジイじゃねえか!」

ぐだお「ちょっとモーさん失礼だよ!殺されるよ!」

新宿のアヴェンジャー「ぐるるるる」

キングハサン「・・・」



ぐだお「・・・」

モードレッド「なあ、なんで俺たち公園で正座させられてるんだ?」

ぐだお「モーさんのせいでしょ・・・今日は早く帰らなきゃいけないのに困ったなあ・・・」

モードレッド「腹減ったな~。グミ食っていいか?」

ぐだお「このタイミングで?でも、この爺さんも何言ってるかよくわかんないしもう食っちゃえば?」

モードレッド「お前も食う?ほら」モグモグ

ぐだお「ありがと」モグモグ



キングハサン「・・・」



キングハサン「・・・」



モードレッド「なんだ爺さんじっとこっち見て。グミ食いてーのか?」



キングハサン「・・・」



モードレッド「んなわけねーか。アンタ血まみれの骨とか食いそうだもんな」



キングハサン「・・・」



モードレッド「爺さんが食わねーならもう鞄にしまうぞ」

キングハサン「グミを出せ!!!」

ぐだお「まじかよ!」

ライダー「おーい。どこいったんだー?」

新宿のアヴェンジャー「グルルルルル!」

ライダー「あ、いたいた。こら勝手にいなくなっちゃダメだろ!」

新宿のアヴェンジャー「グルル」

ライダー「ほら帰るぞ。今日はもういっぱい散歩しただろ」

新宿のアヴェンジャー「グルルルルル!」



モードレッド「あー。今のが飼い主か・・・」

ぐだお「大変そうだな~あんな大きな犬の散歩・・・」

キングハサン「・・・」モグモグ












ぐだお「じゃあこのジジイは何なんだよ!!!!!」

モードレッド「ただのグミ好きなヤベエジジイじゃねーか!!!逃げるぞ!」

ぐだおの家



ぐだお「ただいまー!」

エレナ「あら遅かったじゃない。今日は寄り道しちゃダメって言ったじゃない」

ぐだお「ちがうんだって。公園で変な爺さんに絡まれて逃げてきたんだ」

エレナ「それはなかなかのマハトマね!」

ぐだお「もう先生来てる?」

エレナ「まだだけど、そろそろ来るんじゃないかしら」

ぐだお「どんな人なんだろう・・・」



ピンポーン



エレナ「はーい♪」

ジャンヌ「初めまして、ジャンヌ・ダルクと申します。よろしくお願いします」ペコリ

エレナ「エレナよ。よろしくね、ジャンヌさん!」

ぐだお「えっと・・・その///」

エレナ「もう、ぐだお。なにモジモジしてるのよ?ごめんなさいね。きれいなおねえさんだから緊張してるみたい」

ぐだお「よろしくおながいします!ぐだお・ブラヴァッキーです!」ペコリ

ジャンヌ「ふふ。よろしくお願いしますね。一緒にお勉強頑張りましょう!」



エレナ「さあさあ入って。わたしはお茶入れるわね♪」

ジャンヌ「あの、旗はどこに置けばいいでしょうか・・・?」

エレナ「そうね、傘立てでよければ使ってくださいな」

ジャンヌ「ありがとうございます」



ぐだお(この人旗持ち歩いてるんだ・・・)

ジャンヌ「ぐだおくん、では早速、教材と筆記用具を出してください」

ぐだお「は、はい!」

ジャンヌ「まずは苦手科目から克服しましょう!苦手な科目はありますか?」

ぐだお「えっと、数学と理科です」

ジャンヌ「理数系が苦手なようですね。でも安心してください!わかるまでみっちり教えてみせます」

ぐだお「えっとじゃあ、今日の宿題から」

ジャンヌ「因数分解ですね。まずは公式のおさらいから・・・」





ぐだお(ガチの人だーこの人ーーーーー?!!!!)

ぐだお(初回からグイグイ教えようとしてくるよ!!!ソシャゲのやたら気合の入ったチュートリアルかよ!!!)

ぐだお(え?普通勉強以外のことも色々教えてくれるおねえさんだと思うじゃん!!!)

ぐだお(向こうはこっちを弟しか思ってないけど、生徒は胸とか膝が当たったりするたび勘違いする叶わぬ恋の定番シチエーションでしょ!)

ぐだお(ちくしょー!!!)

ぐだお(そのおっぱいで家庭教師は無理だろ!!!)

エレナ「二人とも、そろそろいいお時間だし、キリのいいところで夕ご飯にしましょ」

ぐだお(ふー。疲れたなあ)

ぐだお「今日の晩御飯は?」

エレナ「ふっふー♪今日は江戸前特上寿司よ!!!」

ぐだお「朝メシとのギャップえげつないな!!!」

ジャンヌ「今日はよく頑張りましたねぐだおくん。明日もがんばりましょうね」

ぐだお「はい。・・・明日も?!」

エレナ「そうよ!アンタ成績悪いんだから、ジャンヌさんに鍛えてもらいなさい!」

ぐだお「そんなー!」

ジャンヌ「では私はこれで・・・」

エレナ「ジャンヌさんもお寿司食べていきなさいな」

ジャンヌ「そんな高級なお寿司・・・流石に身に余ります・・・」

エレナ「そんなこと言わないで!5人前も買っちゃって腐らせちゃうのももったいないし、折角だから残飯処理に協力すると思って。ね?」

ジャンヌ「では、お言葉に甘えさせていただきます♪」



ぐだお「う~。そろそろおなか一杯かも・・・」

エレナ「いっぱい食べないと大きくなれないわよ!」

ぐだお「でも5人前はいくらなんでもはしゃぎすぎだよ母さん」

ジャンヌ「ぐだおくん。お寿司のネタだけ食べてもいいですよ。シャリは私がいただきますので♪」

ぐだお「先生意外といっぱい食べるね・・・」

ジャンヌ「私はご飯をおかずにご飯を食べられるタイプなので!」

ぐだお(残念美人やないか・・・)

エレナ「じゃあ私も、たまご焼きだけ食べちゃうわね!」

ぐだお「子供にしか見えないよ母さん・・・」

ジャンヌ「ああ、こんなおいしいシャリをおなか一杯食べれるなんて・・・主よ、お恵みに感謝します!」

翌日・校庭



ぐだお「っていう感じの家庭教師の先生が来たんだけどさ」

アストルフォ「へぇ~・・・家庭教師かあ」

モードレッド「ってそれ放課後遊べなくなるってことじゃねーか。つまんねーなあ!」

ぐだお「最初はいいと思ったけど、俺あの人ちょっと苦手かも・・・」

アストルフォ「あはは。僕もずっと座って勉強するのは苦手かなぁ」



モードレッド「それはそうとしてよおぉ。ぐだお、どうだったんだ今日の測定」

ぐだお「測定・・・」

モードレッド「決まってんだろ。宝具測定だよ!ちなみにオレは3万行ったぜ!」

アストルフォ「すごーい!ボクなんて1万5000ぐらいだったのに!ぐだおは?」

ぐだお「0.3」

アストルフォ「え、0.3?それってなんかの間違いなんじゃ・・・」

ぐだお「うん厳密には四捨五入して0だよ」

モードレッド「まあ気にすんなって。お前もいつかはかっちょいいビーム出るから!特訓しようぜ!な!」



ぐだお「もうそういうのいいよ。モーさんに何がわかるんだよ」



モードレッド「オレはお前のガンド結構伸びしろあると思うぜ。なあアストルフォ」

アストルフォ「うん!ボクもそう思う!」



ぐだお「ガンドは宝具じゃないんだよ!」



モードレッド「おまえなあ」

アストルフォ「えーっと・・・」

ぐだお「みんな宝具が使えるのに、何でおれだけ誰でも練習すれば使えるガンドなんだよ。しかも威力ショボいしさ・・・」

モードレッド「あああああ!!!ウジウジしやがって!!!」

アストルフォ「あわわ、ケンカはやめようよ・・・」

モードレッド「せっかく天気がいいから外で食ってんのに、お前なんかと飯食っててもマズくなるだけだ!!!じゃあなヘタレ!!!」



アストルフォ「ぐだお・・・」

ぐだお「・・・」

ギルガメッシュ「よう雑種。今日も今日とてシケた面よなあ!」



ぐだお「金ピカ・・・」

ギルガメッシュ「その顔はまるで、宝具測定でロクな数値が出なかった・・・そんな面だぞ!フハハ」

アストルフォ「やめなよ!」

ギルガメッシュ「まあそれはそうとして、今日の貴様のお弁当は握り飯か!さっさと献上しろ!」

ぐだお「やだよ!」

ギルガメッシュ「貴様が渡さんというなら力づくで奪うまでよ!フハハハハ!」

ぐだお「やめろ。このツナマヨおにぎりだけは渡さないからな!」

ギルガメッシュ「なんだ貴様、今日はやけに抵抗するではないか!その方が奪い甲斐があるというもの!!!」

アストルフォ「最低だよコイツ!」

ぐだお「あっ!」

ギルガメッシュ「手を放したな。うーむ、この三角形というには異様に角がモッサリした握り飯、さては手料理だな?」

ぐだお「返せよ!それは母さんが早起きして作ったおにぎりなんだ!」

ギルガメッシュ「味は、ふーむツナマヨの宝石箱といったところか」モグモグ

アストルフォ「奪ったくせに食レポも雑だよコイツ!」

ぐだお「返せ!それは、普段ロクに手料理なんかしない母さんが、今日は宝具測定だから頑張れって作ったやつなんだ!お前なんかに食う資格はない!」

ギルガメッシュ「勉強もダメ、運動もダメ、顔もフツメンときてそこにマザコンも加わったとなればいよいよ救いようのない雑種ぶりよなあ!フハハ!」

アストルフォ「おい金ピカ!お母さんと仲良しなのはいいことだろ!それ以上ぐだおの悪口を言うんだったら許さないぞー!!!」

ギルガメッシュ「外野が騒がしいな。耳元で淫乱ピンクライダーの羽音が聞こえるわ」グワシ

アストルフォ「ぐえっ」

ギルガメッシュ「ついでに貴様のお弁当も貰っといてやろう」

アストルフォ「あー!ボクのからあげ弁当が~!」ジタバタ

ぐだお「やめろ!アストルフォは関係ないだろ!」

ギルガメッシュ「その通りだ。これは我と貴様の問題。握り飯を返してほしくば、おのが力で我に抵抗して見せよ」

ぐだお「舐めるなよ、おれだって・・・俺だって!」



ビュン



ギルガメッシュ「ん?なんだ今のは?オナラにしてはまあまあの風圧だったが。身が出てないか確認した方がいいぞ!フハハ!!!」

ぐだお「ガンドが・・・」

ギルガメッシュ「ふん!」



グオオオ



ぐだお「ぐえっ」

ギルガメッシュ「どうした?今のはドッヂボールを射出しただけだぞ?」

アストルフォ「自分の宝具が強いからって、人のものを取るのは泥棒だぞ!」

ギルガメッシュ「勘違いしてるようだが教えてやろう。強い者が弱い者から奪うのではない・・・」



ギルガメッシュ「勝者が敗者から奪うのだ!」ドドーン

アストルフォ「一緒じゃないか!」

ギルガメッシュ「泥棒と略奪は違うのだ!幼稚園で教わらなかったかぐだお?ンー?」

アストルフォ「そんなこと教える幼稚園ないよ!」

ギルガメッシュ「頭がミジンコ以下の貴様に分かりやすく説明してやると、貴様には何か一つでも我に勝てるものがあるのかということだ」

ぐだお「そ、それは」

ギルガメッシュ「勉強、運動、財力、宝具ランク、モテ度、何か一つ勝てるものがあるか?まあ屁の威力ではいい線いってるが」

アストルフォ「おい、モテ度はないだろ!昨日みんなの前でゲロ吐いたの忘れたのかアホー!」

ギルガメッシュ「そういうことだ、貴様はあらゆる分野で圧倒的下等生物。これからも未来永劫、貴様の飯は我のものだ!」

ぐだお「くそ・・・っ!」

ギルガメッシュ「ふん。なんだその敗者丸出しの顔は。興が冷めたぞ。この握り飯は返してやろう」ポイ



グチャア



ぐだお「あっ・・・!」

ギルガメッシュ「おっと、手が滑ってしまった」ニヤニヤ



ギルガメッシュ「そんなにその握り飯がが惜しいなら這いつくばって食うがいい。犬のようにな。フハハ!!!!!」



アストルフォ「ひどい!酷過ぎるよ!」

ギルガメッシュ「では我はエルキドゥと昼飯の約束があるのでな。貴様の吠え面を見下ろすのも飽きてきたところだ」スタスタ

ぐだお「ちくしょう・・・!ちくしょう・・・!」

ぐだおの家



ぐだお「・・・ただいま」

ジャンヌ「もう!遅かったじゃないですかぐだおくん!」

ぐだお「ごめん・・・あれ、母さんいないの?」

ジャンヌ「エレナお母様は今晩急なマハトマで遅くなるみたいですよ」

ぐだお「そっか」

ジャンヌ「ぐだおくん・・・一息入れたらお勉強しましょうか?」

ぐだお「うん」



ジャンヌ「・・・」

ぐだおの部屋



ぐだお「・・・」カリカリ

ジャンヌ「・・・」カリカリ

ぐだお「・・・」カリカリ

ジャンヌ「ぐだおくん、そこ間違っていますよ」

ぐだお「うん・・・」

ジャンヌ「ここも、プラスとマイナスが逆ですよ」

ぐだお「・・・」

ジャンヌ「ぐだおくん・・・?」



ぐだお「意味ないよ・・・」



ジャンヌ「えっ・・・?」

ぐだお「意味ないよこんなの・・・!」

ジャンヌ「ぐだおくん。そんなことはありません。お勉強は大事ですよ!」

ぐだお「俺みたいな落ちこぼれが努力したって、どうせ一人前のサーヴァントにはなれないんだ!!!金ピカになんて絶対勝てっこない!」

ジャンヌ「・・・」

ぐだお「宝具だって打てないし、特に何の才能もない。俺はいつもみんなが活躍してるのを後ろで見てるだけ」

ジャンヌ「・・・」

ぐだお「みんな心の中では俺を見下して、哀れんでるんだ!!!だからこんな勉強しても意味ない!」

ジャンヌ「ぐだおくん。そこに正座しなさい」

ぐだお「・・・?」





ジャンヌ「お 説 教 の 時 間 で す」

ジャンヌ「ぐだおくん。なぜ私が怒っているかわかりますか?」

ぐだお「勉強しないからでしょ?」

ジャンヌ「違います。卑屈になってお勉強を投げだしたからではありません」

ぐだお「じゃあ・・・」

ジャンヌ「お友達を信じられなかったからです」

ぐだお「だってモーさんだって・・・」

ジャンヌ「これ、今日モードレッドさんが来て、あなたに渡すようにと頼まれました」

ぐだお「これは・・・ゲーセンのメダル・・・?」

ぐだおが帰る少し前のこと・・・



モードレッド「おう。エレナちゃんいるかー?」

ジャンヌ「だ、誰ですかあなたはいきなり人の家に入ってきて?!」

モードレッド「つーかお前が誰だよ?!」

ジャンヌ「私はぐだおくんの家庭教師のジャンヌ・ダルクです」ペコリ

モードレッド「あ!お前がか!ぐだおがお前のこと苦手っつってたぞ」ゲラゲラ

ジャンヌ「そうなのですか・・・」ガビーン

モードレッド「まあエレナちゃんがいねーならアンタでいいや。これぐだおに渡しといてくれよ」

ジャンヌ「メダルですか?」

モードレッド「あ!俺の名前は出すなよ!金時からって言っとけ。キンタマじゃなくてキントキだぞ」

ジャンヌ「はあ・・・」

モードレッド「あのな。初対面のクソどうでもいいアンタにだから話せることなんだけどよ」

モードレッド「今日、ぐだおとケンカしちまったんだ」

モードレッド「あいつ、生まれつき宝具が打てなくてな。そのことを気にしてるみたいだったから励まそうと思ったんだけど」

モードレッド「ついカっとなっちまって、さ。酷いこと言っちまった」

モードレッド「それでその後、ギルガメッシュに宝具のことを散々バカにされた挙句ボコボコにされて、しかもエレナちゃんが作ったメシも取られたってアストルフォが言ってた」

ジャンヌ「そんなことが・・・」

モードレッド「オレはこんなだから昔からいろいろ悪いこともしてきたんだけど」

モードレッド「マジでやばいことをしでかしそうになったときは幼馴染のあいつがいつも止めてくれてたんだ」

モードレッド「あいつがいなかったら、今のオレはもっとどうしようもないバカになってたかもしれねえ。親殺したり、国滅ぼしたり・・・」



モードレッド「・・・ぐだおには感謝してるんだ。だから、早く元気になってほしくてよ」

モードレッド「だけど、こういうとき何あげたらいいかなんて分かんなくてよ・・・」

ジャンヌ「それでこのメダルですか・・・」

モードレッド「なんだよ!わりーかよ!!!」

ジャンヌ「ぐだおくんには素敵な友達がいるのですね。うらやましいです」

モードレッド「やめろよ!恥ずかしい!」

ジャンヌ「それとも彼女さんでしたか?」

モードレッド「テメーマジでぶっ[ピーーー]ぞ///顔もなんか父上に似てるし、ムカツク!!!」

ジャンヌ「ということがあったのです」

ぐだお「そっか。モーさんが・・・」

ジャンヌ「辛くても大切な友達のことは信じてあげなくてはもっとダメな人になってしまいます。裏切りは大きな罪ですよ」

ぐだお「はい・・・」

ジャンヌ「それから、明日すぐにモードレッドさんと仲直りすること」

ぐだお「ん?でもジャンヌ先生に聞いたって言うとモーさんが秘密にしたいことをしゃべったことになるんじゃ・・・」

ジャンヌ「私はいくら悪者扱いされてもかまいません。慣れていますから」

ぐだお「そうなんだ」

ジャンヌ「それから最後に・・・一人で抱え込もうとしないこと」

ぐだお「・・・」

ジャンヌ「あなたの周りにはきっと素晴らしいお友達がたくさんいます。私も何があってもぐだおくんの味方ですから」

ぐだお「あ、ありがとうジャンヌ先生」



ジャンヌ「はい。これでお説教の時間は終わりです。はいおハナをチーンしてください!」

ぐだお「チーン」

ジャンヌ「ぐだおくん。きっと辛いこともいっぱいあったでしょう。今日だけは私を実の姉だと思って甘えてもいいのですよ?」ナデナデ

ぐだお「えっ///やめときます!」

ジャンヌ「そうですか。ぐだおくんは強い子ですね・・・」シュン

ジャンヌ「多分、キリスト教徒でもないぐだおくんにこんなことを言ってもピンと来ないでしょうけれども」

ジャンヌ「あなたは将来きっと立派な英雄になります。魔力も腕力も幸運も平凡なのに、不屈の意志だけで強大な敵に立ち向かえる・・・そんな人になる」

ジャンヌ「そう主はおっしゃっています。覚信に近い予感があるのです」

ぐだお「えっ、ジャンヌ先生大丈夫?あぶない宗教とか嵌ってない?」

ジャンヌ「ですから、手始めにそのギルガメッシュくんを懲らしめてみるのはどうでしょう?」

ぐだお「わあ、意外と脳筋。まああいつにやられっぱなしはやっぱ悔しいし!」

ジャンヌ「何か宝具ではなくとも得意な魔術は?」

ぐだお「ガンドかなあ・・・でもクソみたいな威力だし」

ジャンヌ「こらっ。クソなんて汚い言葉を使ってはいけませんよ!」

ぐだお「めんどくさい人だな!」



ジャンヌ「うん。ガンド、北欧の低級魔術ですが極めればきっと武器になることでしょう。単純な技ほど磨けば光るはずです!」

ぐだお「やる気出てきた!」

ジャンヌ「あとお勉強でもギルガメッシュくんに勝ってしまえば向かうところ敵なしです!さあ問題集をひらいて!」

ぐだお「ブレないな・・・」

ジャンヌ「では、さらにやる気が出るように。もしぐだおくんがギルガメッシュくんに勝ったら何でも言うこと聞いてあげます!」

ぐだお「なんでも?!」

ジャンヌ「わくわくザブーンでもいいですし、おいしいレストランに行くのだって!」

ぐだお「じゃあおっぱい揉ませてよ!」

ジャンヌ「調子に乗りすぎですよ、ぐだおくん///」グリグリ

ぐだお「いててて!!!」

レオニダス「何ィイイイイ?!我が筋肉部に体験入部したいだとォ?!?!?!?!」

ぐだお「声でか!」

レオニダス「遅刻ばかりの君が筋肉部の門(テルモピュライ)を叩くとは!」

ぐだお「あの、テルモピュライって結局、炎の門なんですか?校門なんですか?筋肉の門なんですか?」

レオニダス「テルモピュライとは古きギリシアの地名で、熱泉が湧き出ていたから炎の門とも呼ばれ当時アテネは」

ぐだお「長くなりそうならいいっす!」

レオニダス「しかして、何故君が筋肉部とはどんな心境の変化だね?かもしや筋肉の信託があったのか?!筋託があったのかね?!」

ぐだお「まあ何事も体力が大事かなって思って!」

レオニダス「うむ!全くその通りであるぞ。君には筋肉の才能があるやもしれん!さっそくトレーニングだ!」

ぐだお「頑張ります!」

レオニダス「まあ安心したまえ!みな私のことを脳筋だと思っているがこう見えて計算はできる男だ。無意味なオーバーワークはナンセンス。トレーニングメニューは無理のない量にしよう」

ぐだお「よかった」ホッ

レオニダス「では手始めに腕立て伏せ1250回行ってみよう!」

ぐだお「うーん!調整した形跡はあるけどやっぱり脳筋だった!」

レオニダス「千里の道も一歩から!最初の一回が大事だ!」

ぐだお「オッス!行けるところまでいくぞ!」

ぐだお「死ぬかと思った・・・こんなの続けるのは無理だろ!」ゼエゼエ

ぐだお「筋肉痛で生まれたてのバイコーンみたいにになってる。初日から心折れそう・・・」

ぐだお「いかんいかん!ジャンヌ先生と約束したんだ・・・!諦めないぞ・・・!」





それから・・・



ジャンヌ「ぐだおくーん。お勉強のお時間ですよ?」

ぐだお「グースカピー」

ジャンヌ「寝てますね。最近筋肉部とか言う怪しげな部活に通っていてお疲れなのでしょう」

ジャンヌ「すこやかな寝顔ですし、しばらく寝かせてあげましょうか・・・」



ジャンヌ「はっ?!いけません、私としたことが。心を鬼にしないとぐだおくんのためになりません!」

ジャンヌ「ぐだおくん!起きてください!」ユサユサ

ぐだお「うーん。あと1250時間・・・」

ジャンヌ「ウーウー。あっ、地震警報ですよ!急いで逃げないと瓦礫の下じきになってしまいます!」

ぐだお「うーん。筋肉、睡眠、超回復・・・」ムニャ

ジャンヌ「ダメです。全然起きる気配がありません!何かいい方法は・・・」

ジャンヌ「はっ・・・これは主の啓示!そんな方法があったとは」ピコーン

ジャンヌ「キンキンに冷えたサイダーを一気飲みさせるのですね!」

ぐだお「はっ!」

ジャンヌ「あ!起きました!」

ぐだお「なんか嫌な予感がして・・・」

次の日・学校



黒髭「むふふ。ぐだお殿~。これを受け取るがいいですぞ」

ぐだお「ん?・・・ってこれ、マルタさんの水着写真?!」

黒髭「拙者の秘蔵コレクションを特別にプレゼントですぞ!水泳のとき命がけで撮ったものですぞ」

ぐだお「マルタさんやっぱりスタイルいいなあ///」

黒髭「ドゥフフ~。犬耳ギャルとスケベ法師の写真もござりまするぞ。ささ、お納め下され」

ぐだお「でも、こんなのニトクリスちゃんとかにバレたら冥界送りにされちゃうし・・・」

黒髭「ふむ、そうであった。ぐだお殿は鈍感ピュア系主人公、まだ業を背負うには早い年頃であったか」

ぐだお「黒髭こそその見た目で中学生はやばいぞ?」

黒髭「では普通にクリティカルスターを進呈ですぞ」

ぐだお「ありがとう・・・でもなんでくれるの?」

黒髭「なあに。ちょっとした気まぐれにござるぞ」



マルタ「おいクソ髭。歯を食いしばりなさい」ドゴォ

黒髭「ンギモッヂイイ?!」ドヒューン

ぐだお「黒髭ーっ!?・・・っていつものことだった」


マルタ「ぐだおくん。あのようなお下劣毛ジラミの言葉に耳を貸してはなりませんよ。ほら。私からもクリティカルスターを」

ぐだお「マルタさんもくれるんだ。ありがとう!」



???「「「私たちを忘れてもらっては困るわ!」」」



ぐだお「あなたたちは・・・?!」



マタハリ「私のもどうぞ♪」

ステンノ「ほら、手を出しなさい」

マリー「あげる♪」



ぐだお「光弾女子会のみんな!」



マタハリ「光弾女子的にはガンド使いのぐだおくんには頑張ってほしいから」

ぐだお「ありがとう!」

カルナ「アサシンが二人もいる割に量が少ないな」

ぐだお「ちょっとカルナくん!」



ヘラクレス「ーーーーー!」

ぐだお「ヘラクレス君もくれるの?」

ヘラクレス「ーーーーー」ウンウン

静謐のハサン「私のもよかったら。永遠の忠誠の証です」

ぐだお「こんなにいっぱい?!みんなありがとう!」

ぐだおの家



ぐだお「ただいまー」

モードレッド「おらおらどした!早く追いついてこいよ!」

ジャンヌ「ぐぬぬ。後ろから亀の甲羅を投げるなんて卑怯ですよ!」

モードレッド「そういうゲームなんだよバーカ!」

ぐだお「なんかゲームやってるし!モーさんとジャンヌ先生って仲良かったの?」

モードレッド「別にこんなやつと仲良くなんてねーよ!!!」

ジャンヌ「いいえ、私とモーさんは仲良しです!」



モードレッド「あー!!!」



ぐだお「どうしたんだよ」

モードレッド「ぐだおと絶交してたの忘れてた!!!」

ぐだお「ええ・・・。もう次の日からケロッとしてたから、無かったことになってるのかと思ってたよ・・・」

モードレッド「まあそのなんだ、悪かったな。お前の気持ちも考えずにすぐキレたりして」

ぐだお「んーん。モーさんなりに元気づけようといろいろ考えてくれたのにふてくされてた俺が悪いんだよ。ごめん」

モードレッド「・・・///」

ぐだお「あはは・・・///」





モードレッド「・・・・だあああああ!!!こういうのマジで無理!!!」

ジャンヌ「うふふっ」

モードレッド「おい何笑ってんだ旗女!!!張り倒されてーのか!!!」

ジャンヌ(弟と妹が同時にできたような気分です・・・♪)

それからまた数日・公園



金時「おーう!ブラザーいつでもいいぜ?打ってこいよ」

ぐだお「本当にいいの金時?俺成長しすぎて心臓突き破るかもよ?」

金時「地獄の果てまで付き合うのが黄金に輝く魂の心意気ってもんよ。さあゴールデンな一発ぶちかましなァ!」

ぐだお「いくぞ!」

金時「南無八幡!」



ビュン



金時「いッ・・・たくない?」

ぐだお「どう?心臓もげてない?」

金時「っていうか、前とあんまかわってねーぞ!筋肉とガンドはやっぱ関係ねーんじゃねーか?」

ぐだお「だまされたあああああ!!!あのクソマッチョめ!」

金時「ははは!!!ご機嫌なバカだな!!!」

ぐだお「もう筋トレなんか1日200回かける2セットずつしかしない!」

金時「ちょっと筋肉に洗脳されてるぞ兄弟?!」

金時(まあ放出量自体は上がってるな。こいつぁゴールデンだぜ!)

それから数日



ぐだお「ふっ・・・ふっ・・・」

ぐだお(ロッキーのテーマを聞きながらランニング)

ぐだお(こんな効果的なトレーニング方法を思いつくなんてやっぱり俺天才かもしれない)

ぐだお「ん?」



カルナ「・・・」



ぐだお「カルナくんこんなところで何やってるの?」

カルナ「野良猫に餌を与えているところだ」

ぐだお「え!ダメだよ野良猫にエサあげちゃ!」

カルナ「何故だ?」

ぐだお「ずっとカルナくんに餌貰ってたら自分の力で生きられなくなっちゃうよ?!」

カルナ「そうだな・・・施しが必ずしもためにならないということか。心が痛むが強く生きてくれるように祈るか・・・」

ぐだお「カルナくん・・・」

カルナ「ところでぐだお。最近ガンドの訓練に精を出しているみたいだな」

ぐだお「うん、でも伸び悩んでてさ」

カルナ「なら、この黄金の鎧を着て撃ってみろ」

ぐだお「え、いいの?」

カルナ「おい、パーツを一つ付け忘れてるぞ」

ぐだお「その股間のファールカップみたいなのつけなきゃダメ?」

カルナ「急所を守らないと意味がないだろ」

ぐだお「カルナくんはなんでも真顔で言うから有無を言わさない凄味があるなあ・・・」

カルナ「それで一発撃ってみるといい。その鎧の凄さがわかる」

ぐだお「じゃあ、ソイヤ!」



ビュオン



ぐだお「なにこれ、魔力消費おもっ!」

カルナ「その鎧をつけている間はたとえるなら錘をつけて筋トレしてるのと同じだ」

ぐだお「筋トレでたとえるのやめてカルナくん!」

カルナ「最初はつらいだろうが魔力の制御をマスターするにはもってこいの練習方法だ」

ぐだお「すげえ!今まで筋トレしてたのがアホみたいだ!」

カルナ「筋トレも無意味ではない。己の心の迷いを支えるのは精神力。日々のたゆまぬ鍛錬も重要な要素だ」

ぐだお「その言い回しゆでたまごの時と似てるからいまいち信用できないけどありがとう!」



ぐだお「で、正直どうかな?俺のガンド」

カルナ「まだまだな。前はハエも殺せないようなヒョロヒョロ球だったが、今はギリギリ半開きのドアを閉めれるぐらいの威力には成長してるとは思う」

ぐだお「カルナくんは正直だなあ・・・正直すぎて泣きそう・・・」

また数日後



アストルフォ「えっほ、えっほ」

ぐだお「悪いなぁアストルフォ、ランニング付き合ってもらっちゃって」

アストルフォ「んーん。ボクだって強くなりたいもん!ぐだおがあんな目に合ってるのを見ちゃったんだから」

ぐだお「でも、こんな時間に一人でランニングするのは危ないからなるべく一緒に走ろうよ」

アストルフォ「え?危ない?」

ぐだお「どう見てもかわいい女の子にしか見えないんだし、ワゴン車にいきなり押し込まれるかもしれないぞ」

アストルフォ「もう!からかわないでよぉ///」

ぐだお「実際ちんちん生えてることを除けばただの美少女だしなぁ」

アストルフォ「じゃあ、もしも僕が襲われそうになったらちゃんと守ってよ!」

ぐだお「うん!」

キングハサン「首を出せ!」

アストルフォ「うわっ!オバケ?!」

ぐだお「出たな妖怪グミジジイ!こんな時のためにグミを常備してあるぜ。ほら」

キングハサン「・・・」モグモグ

アストルフォ「食べてる・・・」

キングハサン「汝、強かに己が刃を砥ぎ、何を成さんとするもの也や」

ぐだお「喋った!いや喋れんのかい!」

キングハサン「汝、強かに己が刃を砥ぎ、何を成さんとするもの也や」

ぐだお「もしかして俺に言ってるかんじ?!」

アストルフォ「そうだと思うよ!ちゃんと聞かなきゃ!」



キングハサン「彼の傲慢の王の心臓に必滅の一太刀を浴びせたくば、己の鼓動に耳を傾けよ」

キングハサン「貴様に足りぬのは貫く力のみにあらず。根源を見極める心の眼也」

キングハサン「汝の内なる血潮の拍動に、鐘の音に耳を傾けよ」



ぐだお「なんか重要なアドバイスされてるっぽいけど、具体的なことが何一つわかんねえ・・・」

アストルフォ「ボクも!」



キングハサン「グミの徒よ。存分に己の責務を果たすがよい」ジュワー



アストルフォ「消えた・・・」

ぐだお「グミの徒で全部台無しだよ・・・」

アストルフォ「多分ガンドをぶつける時のアドバイスだと思うんだけどなあ・・・」



ジャンヌ「それはおそらく、ガンドの命中率の話でしょう」



ぐだお「ジャンヌ先生?!」

ジャンヌ「一流の狙撃手は、自分の鼓動が平坦になった瞬間に引き金を引くという話を聞いたことがあります。そのことではないでしょうか」

ぐだお「なるほど!」

ジャンヌ「あのご老人のしゃべり方・・・いい古文の教材になりそうですね♪」

アストルフォ「ちょっと試しにガンド撃ってみなよぐだお!」

ぐだお「・・・そいや!」



バシュン



ぐだお「おお!なんかわかるようなわかんないような!」

アストルフォ「凄いや!これでまた一歩前進だね!」

ジャンヌ「二人とも、お夕飯の準備ができていますよ!帰って食べましょう」

アストルフォ「え?!僕も食べて行っていいの?やったー!!!」

ジャンヌ「今日はもう遅いですから泊って行っていきなさいとエレナお母様がおっしゃっていましたよ」

アストルフォ「ホント?ぐだお!一緒にお風呂入ろうよ!」

ぐだお「うん!」



ジャンヌ「えっ」

後日・公園



ぐだお「ソイヤ!」

バシュン!

カルナ「100メートル先の空き缶も安定して吹き飛ばせるようになったか」

ぐだお「やっぱり持つべきものは友達だなあ・・・」

カルナ「俺を友達だと思ってくれているのか?」

ぐだお「当たり前だろ!」

カルナ「お前は俺と違って友達が多いな」



ぐだお「アストルフォとは水泳の授業で一緒に便所で着替えたとき仲良くなったし」

ぐだお「黒ひげは覗きがバレたとき一緒に謝りに行ってマルタさんに便所サンダルで顔面踏まれたっけ」

ぐだお「静謐さんとヘラクレスくんとは調理実習で班になったとき一緒にオムライス作った」

ぐだお「最初から俺はギルガメッシュには友達の多さで勝ってたのかもな。ふふっ。あいつ多分エルキドゥくんしか友達いないし」

カルナ「それは全然勝っていることにはならないぞぐだお。相手が負けを認めない限り勝ったとは言えないからな」

ぐだお「カルナくんは本当容赦ないなぁ・・・」





カルナ「ぐだお。最後に一つだけ、究極のアドバイスをさせてくれ」

ぐだお「自分でハードルあげるんだ!聞かせて!」







カルナ「『真の英雄は目で殺す』」







ぐだお「・・・」

カルナ「・・・」

ぐだお(・・・いやどゆこと?)

そして



ぐだお「よし、そろそろガンドも仕上がってきたし、ギルガメッシュと決闘するか」

ジャンヌ「ついに決戦の日が来ましたね!」

ぐだお「あれ?先生無駄に真面目だから『危ないことはダメですよ!マリオカートにしなさい』とかいうと思ってたのに」

ジャンヌ「そう言いたいところなのですが、流石に色々手伝っているので引くに引けないのですよ」

ぐだお「よしじゃあ、果たし状を書こう!」

ジャンヌ「そういうと思って半紙と墨を用意しておきましたよ」

ぐだお「用意良すぎだよ!先生ちょっと楽しんでるでしょ!」

ジャンヌ「ではずずいッと行ってみましょう」

ぐだお「・・・」

ジャンヌ「ぐだおくん?」

ぐだお「"はたしじょう"ってどう書くんだっけ・・・」

ジャンヌ「まずは漢字のお勉強からしましょうか」

ぐだお「あはは・・・」

エルキドゥ「ギル、なんか変な手紙が届いてるよ」

ギルガメッシュ「フン!そろそろ頃合いとは思っていたが、意外と早く仕上げてきたな」

エルキドゥ「早く読みなよ」

ギルガメッシュ「どれ・・・」

ぐだお『今晩17時、駄菓子屋エミヤにて待つ。ツナマヨおにぎりの借りは返す。覚悟しろ。お前のケツの穴ににゲイボルグとカラドボルグをブチ込んだ後無限に複製した剣に復讐の炎を纏わせケツにブチ込んだ後、毒を塗った魔弾の座薬を』

ギルガメッシュ「長いわ!!!!!」

エルキドゥ「心がこもっているじゃないか」

ギルガメッシュ「あと我のアナル狙いすぎだ!」

エルキドゥ「お尻の穴にも鎧をつけた方がいいかもね金ぴか」

ギルガメッシュ「お前まで金ピカ呼ばわりか?!」

駄菓子屋エミヤ



ギルガメッシュ「よう。ノコノコ現れたな雑種」

ぐだお「いや。俺が呼んだんだよ。しかし先に来てるとは意外だな」

ギルガメッシュ「貴様、クラスの雑種どもからクリティカルスターをせびっていたな」

ぐだお「せびったんじゃなくて、みんながくれたんだ。お前とは違う」

ギルガメッシュ「スターを使っても文句は言わんぞ。それぐらいのハンデを与えてやるのが王の器というものよ」

ぐだお「スターは家の貯金箱に置いてきた。自分の力だけで勝てるからな」

ギルガメッシュ「ほう。後になって後悔しても知らんぞ?」

ぐだお「さっさとはじめようぜ。どこでもドアを出せよ」

ギルガメッシュ「言うようになったな。ぐだお」シュイン

ぐだお「いくぜ!」



ギルガメッシュ「ゲート・オブ・バビロン」

ぐだお「ガンド!」



ドシュン



ギルガメッシュ「ぐはっ」

ぐだお「よし命中!」


ギルガメッシュ「なかなかやるではないか、だがこの程度我が無尽蔵の財宝でいくらでも弾き返せるぞ!」



ズドドドドド



ぐだお「ぐっ」

ギルガメッシュ「フハハハハハハハ!!!」

ぐだお(やっぱり強い・・・ガンドが読まれ始めたら、どんどん防戦になってジリ貧だ・・・!)

一方その頃



ジャンヌ「今頃ぐだおくんはギルガメッシュくんと死闘を繰り広げているころでしょうか」



ジャンヌ「とても心配です。ぐだおくんが痛い思いをしていると胸が張り裂けそう」



ジャンヌ「やはり見に行くべきでしょうか・・・。主の啓示に耳を傾ければ結果もわかる」



ジャンヌ「いいえ。なりません。男の子にはやらねばならない時があるのです」



ジャンヌ「私はぐだおくんを信じます。自分が教えたことを守れないのでは教師失格ですね」



ジャンヌ「ぐだおくんは必ずけじめをつけて帰ってきます。それまで祈りながら待ちましょう」



ジャンヌ「どうか神のご加護があらんことを・・・」

駄菓子屋エミヤ



ぐだお「くっ・・・」

ギルガメッシュ「フハハハ!!!息切れか雑種ゥ!!!」

ぐだお「まだまだ!」

ギルガメッシュ「だがもう戯れは終わりだ」



ズガガガガ



ぐだお「何?!天の鎖?!」

ギルガメッシュ「手足を封じられればもう得意の屁も打てまい」

ぐだお「くそっ」

ギルガメッシュ「さあ。次の一撃で終わりだ。折角だ。一気に100本お見舞いして引導を渡してやろう!フハハハハ!」



ぐだお(落ち着け・・・あいつは今慢心しまくってる・・・むしろ今が最大のチャンスなんだ・・・!)

ぐだお(だけど両腕が動かせなければガンドは撃てない)

ぐだお(何か手はないか考えるんだ・・・)

ぐだお(はっ・・・そういえばカルナくんが言ってた)



ぐだお(真の英雄は目で殺す・・・!)



ぐだお(今までなんとなく指先からガンドを撃ってたけど、目からも撃てるかも!)

ぐだお(残りの魔力もわずか・・・ぶっつけ本番だけど、もうこれにかけるしかない!)



ギルガメッシュ「喰らえ!」

ぐだお「今だ!」

そして・・・



モードレッド「ふんふーん♪おーい。エミヤのニーチャンいるかー?当たりのガリガリ君30円で売ってくれー」

ぐだお「・・・」ピクピク

モードレッド「お!ぐだお!こんなところで寝てると風邪ひくぞ!」

ぐだお「寝てるんじゃなくて倒れてるんだよ・・・なんとなく雰囲気で察してよ・・・」

モードレッド「お前ついに金ピカとやったのか!!!タイマンでボコったのか?!」

ぐだお「俺・・・負けたよ」



モードレッド「いやあっちで金ピカ死んでるぞ」



ギルガメッシュ「・・・」シーン



ぐだお「俺勝ったんだ・・・」

モードレッド「やったなぐだお!!!いやー!お前が負けてたらオレが代わりにこのクソ野郎をブチのめそうと思ってたんだぞ」

ぐだお「そうなんだ」

モードレッド「せっかく金ピカくたばってるんだし、デコに肉書いとけよ!」

ぐだお「もう動けないよ・・・」

モードレッド「そうだ。もっといいこと思いついた!」ニヤニヤ

ぐだお「あ。変なこと企んでる顔だ」

モードレッド「こいつの鎧剥いで肥溜めに捨てようぜ!」ニヤニヤ

ぐだお「ええ・・・」

モードレッド「聖剣だって湖の乙女に返還されたっていうしな!」

ぐだお「肥溜めには乙女住んでないと思うけどね」

モードレッド「たしか藤太んちの畑に肥溜めあったよな。くっせー肥溜め!」

ぐだお「鎧剥ぐのは金ピカの自業自得だけど、藤太くんに迷惑かけるのはやめようよ・・・」

モードレッド「いやそうでもしないとオレの気が済まねえよ!エレナちゃんのツナマヨの恨み忘れたのかよ!」

ぐだお「俺はもう結構満足かも・・・あんまり悪いことしちゃダメだよモーさん・・・」

モードレッド「ぐだお・・・」

ぐだお「ごめんちょっと寝るわ・・・もう限界・・・」

モードレッド「・・・」

しばらくして



エミヤ「・・・」

ぐだお「・・・」スアスヤ

ギルガメッシュ「・・・」シーン



エミヤ「買い出しから戻ってみれば。店の前にぐだおと金ピカが倒れてる・・・」

エミヤ「なんでこいつらよりによってウチの前で・・・」

エミヤ「ギルガメッシュに至ってはなぜかフルチン・・・」

エミヤ「ん?果たし状・・・?」

エミヤ「なるほど。こいつらここで決闘して相打ちになってくたばってるのか。ぐだおがそこまでやるとはな・・・」

エミヤ「いや何で駄菓子屋の前でやろうと思ったんだこいつらは・・・どう考えて駄菓子屋の前で決闘はダサいだろ・・・」

エミヤ「体育館裏とか人気のない空き地とか、教会前とか、城とか、赤い橋とか、もっとあるだろ・・・」

エミヤ「まあいい。警察沙汰になる前に何とかしないとな。家まで運んでやるか」

エミヤ「おーい。ライダー。少し手伝ってくれ!」

メデューサ「・・・何ですか」

ぐだお「う~ん、ムニャムニャ」

エレナ「ぐだお!朝よ!起きなさい!」

ぐだお「ハッ!かあさん!今何時?」

エレナ「7時40分よ!もうモードレッドちゃんもきてるわ」

ぐだお「もう!なんで起こしてくれなかったんだよ!学校に遅刻しちゃうよ!」



エレナ「体調が戻ってないなら休んでよくってよ」



ぐだお「そういえば俺昨日・・・」

エレナ「もう!エミヤさんが家まで運んで来てくれたのよ?自分が何したのかわかってる?ご近所で噂になってるのよ」

ぐだお「ごめん、母さん・・・」

エレナ「反省してるならいいのよ。学校から帰ってきたら一緒にエミヤさんちに菓子折り持っていくわよ」

ぐだお「わかった」

エレナ「ぐだお。あなたは自慢の息子よ。大好き。愛してるわ♪」

ぐだお「もうっ恥ずかしいから///」

モードレッド「ヒューヒュー!」

ぐだお「モーさんいたのかよ///」

モードレッド「ぐだお!這いつくばってでも学校行くぞ。お前が休んで金ぴかが来てたらカッコつかねーからな!」

ぐだお「うん!行く!」

エレナ「ぐだお、朝ご飯はちゃんと食べないとだめよ?」

ぐだお「もうそんな時間ないよ」

エレナ「お母さんせっかく用意したのに・・・」

ぐだお「わかったよ・・・」

エレナ「今日の朝ご飯はおせち料理よ!」

ぐだお「なんで母さんはいつもシーズンをガン無視するの?!」

エレナ「それがマハトマだからよ!」

モードレッド「やっぱおせちは栗きんとんだよな」モグモグ

ぐだお「あ!栗きんとん好きなのにもう全部食べてる!」

エレナ「エミヤさんちに行くんだから寄り道せずに帰ってくるのよ?」

ぐだお「わかった」モグモグ

モードレッド「んじゃそろそろ行くか」

ぐだお「いってきまーす!」



エレナ「車とバーサーカーに気を付けるのよ~!」

ぐだお「おはよー」

モードレッド「ち~っす」

アストルフォ「あ!ぐだおー!聞いたよ!昨日金ピカ倒したんだって?」

金時「ゴールデンだぜブラザー!」

ぐだお「みんなが特訓に付き合ってくれたおかげだよ。へへへ」



孔明「おい・・・授業始まってるぞ静かにしろ・・・!」

ぐだお「すみません」アセアセ

モードレッド「あ。ぐだお教科書見せてくれよ。後鉛筆と机と椅子も」

孔明「モードレッド。お前は隣のクラスだろ。何普通に授業受けようとしてんださっさと戻れ」

昼休み



ギルガメッシュ「よう雑種。昨日は世話になったな」プーン

金時「お早い登校だな英雄王~!」

ぐだお「てかくっさ・・・」

アストルフォ「なにー?この匂い・・・」

モードレッド「お前、肥溜めに落ちたやつ拾って着てんのかよ!」ゲラゲラ

ぐだお「結局捨てたんだ」

ギルガメッシュ「フン!一度肥溜めに落ちたものに執着などせんわ!我は黄金以外を着るという発想がない故に他に服が無いのだ。次の資源回収の日まではひとまずこれで行こうと思う」

ぐだお「勘弁してよ・・・においは幻術じゃごまかせないんだから」

ギルガメッシュ「フン。ではお前の黄金の鎧をもらうぞ!」

ぐだお「俺の鎧?」

ギルガメッシュ「とぼけても無駄だ。お前が夜公園で着ているのを見たぞ」

ぐだお「ああ、あれだったらカルナくんのだからカルナくんに言ってよ」

カルナ「着るものがないならジャージを貸すぞ英雄王。体育の後だからこれも多少汗くさいが」

ギルガメッシュ「おのれサンシャインタイツ・・・!貴様の鎧、力づくで奪わせてもらうぞ!」

カルナ「戦いたいというなら是非もないが、クラス相性的にも俺が圧勝するとおもうぞ。本当にいいのか?」

ギルガメッシュ「おのれおのれ!5時間目までに命があると思うな!」



ズドドドドド



アストルフォ「がんばれカルナー!やっちゃえー!」

モードレッド「ぐだお。オレはカルナにクリティカルスター50個かけるからお前金ピカにかけろよ!」

ぐだお「何で俺があいつにかけなきゃいけないんだよ!」

モードレッド「さて、オレも飯にすっかな」

ぐだお「あれ今日はお弁当なんだ。アルトリアさんが作ったやつ?」

モードレッド「まあたまには食ってやってもいいかなって思っただけだ。今日だけだからな///」

ぐだお「へえ~!」

その夜・ぐだおの部屋



ぐだお「はあ。エミヤさんち行ってけど、自虐的でネチネチした説教だったな・・・」



ピンポーン



ぐだお「あ、ジャンヌ先生来たのかな」



ドドドドドドド



ぐだお「なんかすごい勢いで階段上がってくる・・・!」



ガバ



ジャンヌ「ぐだおくん!」ガバ

ぐだお「ちょっと?!いきなりどうしたの?!」

ジャンヌ「ぐだおくん」ムギュー

ぐだお「くるしいよ先生///」

ジャンヌ「ああこの喜びの抱擁を我慢せずにいられましょうか・・・」

ぐだお「うぅ・・・///」

ジャンヌ「先生はあなたの成長が自分のことのようにうれしいですよ」

ぐだお「先生が喜んでくれて俺もうれしいよ・・・///」

ジャンヌ「・・・///」

ジャンヌ「私がうれしいのはギルガメッシュくんへの復讐をやり遂げたことではありません。報復の応酬は悲劇しか生みませんから」

ぐだお「うん」

ジャンヌ「私が本当にうれしいのは、自分の運命を乗り越えたことです」

ぐだお「うん?」

ジャンヌ「ぐだおくんが駄菓子屋に向かった後、私は我慢できず啓示を求めた。ことの顛末を少しだけ覗き見しようと」

ジャンヌ「ですが、何も声は返ってこなかった・・・。因果が定まらず運命はすべてぐだおくんの頑張り次第だったというわけです」

ジャンヌ「ぐだおくんが勝ったとしても負けたとしても、褒めてあげるつもりでしたよ」

ぐだお「その話は置いといて!」

ジャンヌ「置いとくんですか?!まあ今は何でも許してあげたいお姉さんの気分なので!」

ぐだお「俺が勝ったら、その・・・何でも言うこと聞いてくれるんだよね?」

ジャンヌ「はい!」



ぐだお「おっぱい揉ませてくれるんだよね///」



ジャンヌ「えっと・・・その、そうだ!駅前においしいウナギ屋さんがあるらしいですよ!二人でいきましょう!ね?ね?」

ぐだお「俺頑張ったのに・・・先生が喜んでくれると思って頑張ったのに・・・」

ジャンヌ「ぐっ・・・それではまるで私が騙したみたいではないですか・・・」

ぐだお「頑張ったのに・・・」

ジャンヌ「わかりましたよ!私も腹をくくりましょう」

ぐだお「よっしゃー!!!!!!!」

ジャンヌ「ただし、少しだけですよ///あといらしいことも考えてはいけません///」



ぐだお「・・・えっと、じゃあ・・・///」

ジャンヌ「・・・どうぞ」



ムニュ

カルデアのぐだおの部屋



ぐだお「う~ん、これしゅごい・・・」モミモミ

マシュ「あの・・・先輩///」

ぐだお「思ってた通りのやらか・・・」モミモミ



ロマン「・・・」

マシュ「先輩ったら///」



ぐだお「やらか・・・やらかくねーーー!!!」ガバ

ロマン「おはようぐだおくん・・・」

ぐだお「オッサンの胸やないかーい!!!」

ロマン「幸せな夢をぶち壊してごめんよぐだおくん。マシュからバイタルに微小な異常があると聞いて駆けつけてきたんだけど・・・」

ぐだお「は?夢?嘘ですよね?先生との約束は?」

マシュ「よっぽどいい夢を見てたみたいですね・・・」

ぐだお「そんなはずは・・・ロマン先生ちょっとそこに立っててください」

ロマン「え?こう?こんな感じでいいのかな?」

ぐだお「ソイヤ!!!!」



ドギューン



ロマン「ぐぇえええええええええええええ?!」

マシュ「?!」

ぐだお「ガンドが出る!ってことは夢じゃなかったんだ!」

ぐだお「こうしちゃいられない!ジャンヌ先生のおっぱい揉みに行かなきゃ!!!」ドッヒューン

マシュ「先輩?!あっ待ってください」

マシュ「ドクターロマン、凄まじいガンドのことはひとまず置いといて先輩を追いかけましょう!」





ロマン「・・・」ピクピク





マシュ「スタンしてる・・・!」

ジャンヌの部屋



ぐだお「じゃんぬうううううううう!!!!」

ジャンヌ「ひゃあぁああ!どうしたのですかマスター?!ジルみたいな奇声をあげて」

ぐだお「ぐだおくんって呼んでよお!」

ジャンヌ「・・・へ?」

ぐだお「おっぱい!おっぱい!」ガバ

ジャンヌ「ちょっと///やめてください!落ち着いて!」

ぐだお「おっぱい揉ませてくれるって言ったよね!!!」

ジャンヌ「どうしたのですか本当に!今朝見た夢ではあんなにかわいらしい少年だったのに・・・夢・・・」

ぐだお「ガンド撃てるようになったんだよ?!いつもフワッとした指示だけ出してほぼ何もしてなかった俺が、ようやくマスターっぽいことできるようになったんだよ!」

ジャンヌ「お願いですから落ち着いて!!!」

ぐだお「じゃんぬううううううう!!!」

ジャンヌ「お覚悟!ええい!!!」バチーン!

ぐだお「ぐええ!」

ジャンヌ「なるほど・・・そういうことだったのですね・・・」

ぐだお「喪失感が半端ない・・・」

ジャンヌ「でもよかったじゃないですか!ガンドが撃てるようになったんですから!ね?ほら元気出して!」

ぐだお「それとこれとは話が別だよ・・・。おっぱい・・・」

ジャンヌ「そ、そんなに私の胸を触りたいのですか・・・」

ぐだお「うん・・・」

ジャンヌ「仕方ないですね・・・でもご褒美はやるべきことをやった後ですよ?」

ぐだお「・・・!」



ジャンヌ「もしマスターがすべての特異点を修正して人理を修復することができたなら・・・」



ジャンヌ「そのときは・・・///」





おわり

(終わりです。HTML依頼出してきます)

クソ面倒い奴に粘着されたわ
もう終わりだ

上げんなガイジ

速報vipもエレ速もやけにFateSS少ないと思ったらそういうことだったのか
俺はいいけどオケキャスの人には迷惑かけんなよ

いや自分のスレだから書き込むよ笑
むしろ出てけと言いたいのを我慢してるんだから感謝して

あとヘボい書き手の嫉妬丸出しの書き込みはすぐわかるぞ
俺も大したことないけどお前が俺より頭も意地も悪いってことは確実にわかる

何の騒ぎだとか聞いてくる都合のいい野次馬初めて見たわ
バカすぎて笑う

そろそろ「お前なんかに嫉妬しねーよ」が来そう

あー見た見たそれ
なんせエレ速から来たがとかなかなかわざとらしい自己紹介してった奴がいたからな
お前もしかして「ここだけじゃなくてこっちでも酷評されてますよ」って言いたいわけ?
ドンドンマヌケぶりが露呈していくなお前

最初からそう言ってくれれば受け止めるよ
いきなり出て来たどなた様か知りませんが

そりゃssに糞塗りたくられて台無しにされたらキレるわ
その方がお前みたいなカスのも喜ぶしいいじゃん

ギルについてはやりすぎたしあまりに品がないと思って反省してるよ
マジですみませんでした

あとは便乗して来たウジ虫の処分か

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