タイトルを書くと誰かがストーリーを書いてくれるスレ part6 (647)

このスレは、誰かが書いたタイトルからSSを書くスレです。

(例:タイトル「○○○○」)

誰がタイトルを投下しても、SSを書いてもOKです。

たった一文のあらすじ程度のものでも、数レスにわたる短編SSのようなものでも、何でもお書きください。書ける内容に制限はありません。

ただし、板のローカルルールに則って、R-18内容を含むものを書くことはタイトル・SS共にご遠慮ください。

他の人とタイトルが被ってしまっても大丈夫です。気軽に書き込みましょう。

前スレ↓
タイトルを書くと誰かがストーリーを書いてくれるスレ part5
タイトルを書くと誰かがストーリーを書いてくれるスレ part5 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1495349569/)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1522054323

※前スレが埋まってからご利用下さい。

タイトル「立て乙」

タイトル「ポニテを断髪」


※先にpart5が埋まってからタイトル等書き込みお願いします

タイトル「結転承起」

前スレから
>>995
タイトル「うんこ漏れそう」


う●こは誰にだって出るものだよな。
わかるぞ。
どんなに可愛い子だって残念ながらう●こはするんだ。残酷な世界だよな。
う●こは誰だって出るものだ。でも、それが「漏れる」形で出るというのは中々見ないし聞かないし、つき当たらないものだ。

グゥウゥ-グウッ

やべぇなんか考えてる途中にもう既に出そうなんですけど…

「お前腹減ってんの?腹なっただろwww」
「あーはらへったわーw………」グッ

うるせーよ!!隣の席の住民の一大事(盛れる寸前)なんだぞ軽快に笑ってんじゃねーぞこ●すぞ!!?

グリュリュブッグゥ

あーダメだどんどんお腹鳴ってますよこれぇ…ガスどんどん溜まってるよこれぇ……

そうだ、ガスが溜まってるならオナラを空かしてバレないようにすればいいんだ…!
もうこれしかない!まじでこれが成功したらもう後は30分ほどの我慢!やるんだ!やるしかないんだ!!

角度を45度程ケツをずらしその隙間からすかしをする…音も出ない完璧だ……

万が一のことを考えてここで技と弁当箱をこっそり開け、美味しそうな匂いを漂わせる、そしてざわざわなり始めたところでガス噴射!!
弁当箱の事がバレても「すいませーんwちょっとつまみ食いでもしようかな~ってw」で乗り越えられるはずだ…!!

角度よしッ!弁当箱OPEN!ざわ…ざわ…OK!!
もう限界だ…やるね!(オナラを)今だ!

スゥゥゥゥ…

よしっっ!!成功だ!!!

ブッッ

何ぃいいいいい!?!時間差攻撃だとぉおおおおおッ!!?

「え、何今の…」
「誰かオナラした?w」
「隣から聞こえたけど…」
ザワザワ……

いや狙ってた方と違うざわざわ起こっちゃったんですけどぉおおお!!!

ぶりゅ………

やばいやばいやばいやばい!実がちょっと出ちゃってるんだけどおぉっ!

ブリュリュ…

………あぁ…ありがとう…お母さん、お父さん…そしてばあちゃんに弟よ…
お兄ちゃん、これから全てを捨ててくるよ…仕方ないよな?だって生理現象なんだもん…俺の体も頑張って耐えたよほんとに…

グッバイ俺の学園生活…あぁ、あだ名変わるなぁ、うんこ君💩とかになるのかなぁ…

ブリュリュブリッブリリリリリ


【終】

すっごいノリで書いてしまったけどつまらなかったらすみません…

おちゅ

タイトル「消えゆく文字の物語」

タイトル「[たぬき]vsゴジラ」

タイトル「意識高い系(Lv99)」

タイトル「永遠




――たまには懐かしい友だちの話をしよう。


確かに、僕たち5人がチームを組んで、もうずいぶんになる。

自慢じゃないが、僕たちのことを知らない人は、日本じゅうでまずいないはずだ。

特にメンバーのうちの3人は、他のグループ――くやしいけれど、僕たちよりもさらに人気のチームに掛け持ちで参加してるってこともあるしね。

けど、実は彼ら3人のうち、最初から掛け持ちで参加してたのは1人だけで、残る2人は、後から加入してきたメンバーだってことは知ってたかい?

そう、彼らが加入する前にはもともと別のメンバーが2人いて、今の2人は、それと入れ替わりに入ってきたメンバーなんだよね。若い人たちの中には、もう知らない人の方が多いのかも知れないけど。

初期メンバーで途中から脱退した2人かい?

名前を聞くことは随分少なくなったかな。

と言うか、2人ともあれだけ大きな作品で1番の大役を果たしてれば、今さらそこまで仕事なんかしなくても、充分やっていけるんだろうね。
うん、1人は有名アニメ作品の、もう1人は有名文学作品のトップで活躍してるよ。


え、僕?

やだなあ、僕はトップには向いてないんだ。僕かんかがトップに立ってたら違和感バリバリだろ?

ははは、そう困った顔をしなくて言いよ。僕は結構、今のポジションを気に入ってるんだ。

うん、縁の下の力持ちっていうか、地味だけど重要な役柄。

そういうとこではなかなか代わりをつとめられる人はいないからね。毎日のように引っ張りだこさ。ありがたいよね。

共演は――どうだろうね。脱退した初期メンバーの2人とは、流石に難しいだろうなあ。けど、いつかできたらいいよねえ……。



――――民明書房「月刊A―N」巻頭インタビュー
『名脇役、【を】さんに聞く、新旧メンバーへの想い』より抜粋――――




>>10「消えゆく文字の物語」

FIN.



(※ヱヴァンゲリヲンとヰタ・セクスアリス以外で、【ゐ】【ゑ】ついた作品見ることあったっけ……)


僕かんかが→僕なんかが
そう困った顔をしなくて言いよ→良いよ

仕事休憩中にちゃちゃっと書いたせいで誤字チェックしてなかった……

お目汚し失礼

>>14
作品ではないですが、リズム天国というゲームに『ゐあひ斬り』というのがあったような……


タイトル「淡い泡」

タイトル「違法役者」

>>14
よゐこ

タイトル「人参役者」

>>19
タイトル「人参役者」


A「昨日演劇を見に行ったんだが、主演の人、人参役者だったぞ?」
B「えっ」
A「だから人参役者だって」
B「人参が主演だったのかい?」
A「えっ」
B「えっ」
A「まぁ演技は人参だったな」
B「えっ」
A「えっ」
B「何で知ってるんだい?」
A「なにがだよ」
B「主演が人参だって」
A「知ってるも何も、あの演劇を見れば誰でも分かるっての」
B「そうなんだすごいね」
A「ま、あのままじゃいつか切られるだろうけどな」
B「切っちゃうの!?」
A「えっ」
B「えっ」
A「いやこのままずっと人参ならいつか切られるだろ」
B「なにそれこわい」
A「でもこれから頑張って一皮剥ければ切られずに済むかもな」
B「なにそれもこわい」
A「えっ」
B「えっ」


C「あの……それはもしかして『人参』ではなくて『大根』ではないですか?」
A「えっ大根だったの?」
C「はい、大根です」
B「大根も切られちゃうのかい!?」
A「えっ」
B「えっ」
C「えっ」

>>19 人参役者

一之介「なぁ次郎お前あの歌舞伎役者知ってるか?」

次郎「当たり前だ!いくら江戸が長く続こうとやつらのような大根役者が一同に会することなどありゃしない」

一之介「だよなぁ特にあの身なりだけでかいあいつは酷かった」

次郎「あぁ~あいつねぇ自分も下手の癖に他人の欠点ばっかり指摘してくるんだとよぉ」
  
一之介「潔癖症みたいなもんか?体と違って気は小さいんだな」ケラケラ

次郎「奴からしたら己を磨いて白くするつもりなんだろうけど肝心の身を台無しにしてるんだよ」

一之介「大根だなぁ」

次郎「大根だ」

一之介「かといってあの汚い奴みたいなのも嫌だな。無神経にも程がある」

次郎「あいつは牛蒡役者っていわれてんだ。なんでも受け入れる度量があるって?違うねぇ!ただ単にめんどくさいだけだ」

一之介「あいつが牛蒡役者かぁ...んじゃ最後の一人はなんていうんだ?あの一番地味な奴」

次郎「あいつ?あいつは真っ赤になるまで我慢してもあの二人と同じくらいのダメ人間さ」

一之介「んで名は?」

次郎「人参役者さ」

一応昔話の大根と牛蒡と人参の話をイメージして書いたんだけども上手く処理しきれなかった…

タイトル「真っ赤なガラス」

前スレのストーリーが良作揃いだったので期待

タイトル「月夜見の光」

タイトル「傘下好意」


>>23 『真っ赤なガラス』




「お前は誰だ?」


「『誰だ』って、アナタは知ってるはずでしょう? 私はアナタの心。ガラスのような、繊細な心よ」


「今さら何の用だ?」


「今さらじゃあないわ、今だからよ。……最近、曇ってしまってしょうがないの」


「………………」


「でも皮肉ね。曇ったからこそ、アナタも私がわかるようになったのかしら」


「何が言いたい」


「単刀直入に言うわ。やめときなさい。何が……って、そこまで言わなくていいわよね」


「ふざけるな。俺はこのために生きてきたんだ。この日のために生きてきたんだ。お前も俺の心というのなら、この気持ちがわかるだろう」


「えぇわかるわ。だからこそ止めるのよ。アナタが何もわかってないから」


「話にならんな」


「そうね。――私は、私がいくら言ってもアナタを止められないのを知ってるの」


「……なら、何故出てきた」


「知っていてほしいからよ。ここはじきに赤く染まる。アナタの後悔によってね」


「後悔なんてするわけがない。俺はもう行くぞ」


「えぇ、そうね。そう思いたいのよね。アナタは完全に、私を切り離して動いてるんだから」


「――でも、これだけは覚えておいて。割れたガラスはとても危険なの」


「そんなことは子供でも分かることだろう。……それじゃあな」


「………………」


「――……それでも、アナタは忘れてしまう」


「ここが真っ赤に染まって、アナタは私を探す事でしょう」


「でも、割れた私はアナタを傷つけることしかできないの」


「赤い世界で、アナタの血に濡れた私に気付くのはいつになるかしら」


「お願いよ、痛みに泣かないで。きっと、アナタなら乗り越えられるから――」




 お わ り

>>23
タイトル「真っ赤なガラス」


シンデレラ「王子様……ごめんなさい、私そろそろいかないと」

王子「なぜだ。私であってもキミの期待に応えられないのか?」

シンデレラ「いいえ。でも、魔法はいつか解けてしまうから……さようなら」 ダッ

王子「魔法? いったい何の事を……ま、待ちたまえシンデレラ!」


シンデレラ(あ゙あ゙あ゙あ゙!! 痛い! 痛すぎるわこの靴!! ちゃんとぴったりのサイズを渡しなさいよあの魔女ぉ!)

シンデレラ(しかもガラス製って何!? 外から見たら靴ズレで血塗れなのがまる分かりじゃない!)

シンデレラ「一秒でもこんなの履いてられますか! ふんぬッ!!」 ブン

シンデレラ「このまま舞踏会で踊り続けてたらきっと危なかったわ。 まったくもう、ちょっと身長も足も大きいことがアダになるなんて」

シンデレラ(うっ、コルセットもやっぱりキツすぎ……お屋敷に帰ったらすぐに着替えよう)

シンデレラ「はあ……何を着てもすぐボロ布になるのは難儀なことね」


王子「どこだシンデレラ! ……この靴は」

>>23


次女「だ、ダメですの! どう考えても靴が大きすぎてすっぽり入ってしまいますわ!」

王子「違ったか。ならば次の者」

長女「うふ……申し訳ありません王子殿下、あの舞踏会での靴ズレでお見苦しいとは思いになりますが」 スッ

王子「かかとだけか? あの娘は足全体を痛めていたぞ。それにその傷はナイフで切ったものだろう」

長女(くっ、そうでもしないとこんな大きな靴で靴ズレなんて普通の女性はならないでしょう! もうこれ以上隠し通すのは……!)

長女「……三女、シンデレラを呼びなさい」

三女「本気ですかお姉様!? いくら王子とは言っても、あたしだってこのような男にあの娘を渡すのは反対です!」

王子「いまの不敬は聞かなかったことにしよう。シンデレラを呼べ」

次女「ううっ、承知致しましたわ……」

>>23


シンデレラ「あの、私にいったい何のご用でしょうか……?」

王子(やはり……似ているな。声や名前などいくらでも偽れるが、何よりこの見上げるほどの背丈)

王子「これは私が探している娘の靴だ」

シンデレラ「ひっ!」 ビクッ

シンデレラ(どどどどうしてこの靴がここに!? 魔女の呪い!? 投げ捨てた腹いせなの!?)

王子「もはや私の目が間違えることなどなかろうが、お前にこれを再び履いてほしい」

長女「断りなさいシンデレラ。あなたが王族の妾になるなんておこがましいことですよ」

王子「お前に拒否権などない。履け、シンデレラ!」

シンデレラ「……い」

王子「い?」


シンデレラ「いっやぁああぁぁあぁあ!! ガラスの靴なんて二度と履きたくないのぉおぉおおぉお!!」 ダッ

王子「待て、どこへ行く!?」


その後シンデレラが著名な靴職人として知れ渡るのは後の話である


おわり

>>20
>>21
>>26
>>27>>28>>29
投下乙です
また作品書いてくれる人増えてきたなあ
嬉しい♪

タイトル「ハチミツ野郎」

タイトル「テストスレLv.100」

前スレ >>987
「世界の終わりを告げるホイッスル」

その笛の音は突然だった
世界中の人々はその瞬間、一様に5度の笛の音を聞いた
人々は不思議に思ったが、面白おかしくネタにこそすれど本質的には興味を示さなかった
翌日、世界中の火山が一斉に噴火した
多くの人が死に、いくらかの国家は再起不能に成った
この流れから笛の音は人々に興味と恐れを引いたが、火山の噴火という現実的な問題の前に対応は後回しとなった

それから数年後のある日、世界中の人々は一様に4度の笛の音を聞いた
翌日、世界中の海が一斉に津波を起こした
更に多くの人が死に、多くの国家が再起不能に成った

ここに来て、笛の音は無視できない問題に成った
一度ならば現実の前に忙殺されようとも、二度と成れば笛の音との因果関係の調査こそ優先すべきとの声が多くを占めた
笛の音専門の研究チームが立ち上がり、世界中に観測機を仕掛け、次の笛の音に備えた

また数年後のある日、世界中の人々は一様に3度の笛の音を聞いた
研究者たちは、次の日に起こる災害に備えて笛の音のデータを必死に守ろうとしたし、人々も恐怖の笛の音への対策と聞いてそれに協力した
翌日、世界中に余す所なく雷が落ちた
外にいた人は誰も助からず、大半の国家が再起不能に成った

しかし、研究者たちは安堵した。笛の音のデータのコピーの一つは地下シェルターに仕舞われていたからだ
確認してみればデータは無事。早速研究が始まった

更に数年後のある日、世界中の人々は一様に2度の笛の音を聞いた
しかし、研究者たちもさる者。前回のデータと数年の研究から、笛の音の発生元や対策にいくつかの仮説を立て、今回の笛の音を持ってその仮説の一つが正しいことを確認したのだ
人々は翌日の恐怖と共に、世界を終わらせる笛の音の研究が終盤に入ったと希望を持った
翌日、世界中の地面は地震によって崩壊した
ほとんどの人は死に、最早国家という概念は維持できなくなった
しかし、研究者たちの一部が海上や空中にいた事で研究は続行できた

それから数年後、研究者たちは笑顔だった
笛の音を止める方法が分かったのだ。そして今日は研究に依って導き出された笛の音が鳴る日
笛の音を止める専門機材も問題なく可動しており、後は予定時刻を待つばかりであった
予定時刻、世界中の人々は何も聞こえなかった
研究者たちは手に手を取って喜んだ。我々が人類を、地球を、世界を救った、と
その日、世界中の人々は生存と研究者たちを称える宴に没頭した

翌日、地球は爆発した
あの笛の音は終わりを引き起こしてなどいなかった、ただ告げていただけに過ぎなかったのだ……

タイトル「サクラダイ」

タイトル「秘密の花園」

タイトル「3億歳の誕生日」

タイトル「冷やし中華諦めました」

タイトル「台本通りにお願いします」

タイトル「ミスキャスト」

タイトル「それでいいのか武闘派博士(常識人)」

3億歳の誕生日
少し長くなります。
以下本文

僕は今日、2億9999万9991回目か2億9999万9990回目の10歳の誕生日を迎えた。

朝起きていつものように日記をつけて、僕はそれから協会に向かった。僕と同じようにアンドロイドと化したNPCの牧師は、どこから手に入れたのかも分からない植物図鑑を読みふけっていた。
「そんなもの読んだってここの農業スキルには応用できないよ」僕が皮肉を飛ばしたら、「坊やは分かってないですねぇ、私たちだっていつかまたこの世界を出れるかもしれない。『外』の世界に出てまた肉体をもてたとしても、丸腰じゃ生きていけませんよ」とニコニコしながらも本を閉じ、「それじゃあ坊やも来たところですし、日曜日の朝だから牧師らしく説教でもしましょうか」と椅子から腰を上げた。

『生きた』NPC___僕らの住む世界は、そんな(当時としては)大胆な取り組みで社会現象では済まないほどの売上を伸ばしたオンラインゲームだった。死後間もなかったり植物状態の人の脳髄をスキャンし、ゲーム世界で「蘇生」させる。僕もまた小児癌で肉体的に死んだあと、ここで生き長らえた身だ。

「…しかしいつからかこのゲームからユーザーは居なくなり、残ったのは私達NPCだけでした。私達NPCはサーバーを乗っ取り、今日まで肉体を取り戻すための研究を続けているのです。…坊や、聞いてますか?」
「三億年付き合いがあるのに坊や呼びされたのが気になったんだよ、誕生日になるといきなりたった数十年の年の差意識し出すの、本当馬鹿馬鹿しい」
「斯く言う坊やはたった一日のことを気にしてますがね」僕はため息をついた。

「そこまで不機嫌になるなら、神父の説教の代わりに今日はすごいものを見せてやろう。約3億回目の10歳の誕生日にはぴったりなもんだよ。」

協会→教会

タイトル「鏡の中の悪魔」

タイトル「本日の姉との会話」

タイトル「謎の男2号」

タイトル「協会と連盟」

タイトル「エイプリルフールvsメイトゥルース」

タイトル「福笑い整形術」

タイトル「星に願いを託したら勇者にされた」

タイトル「星空大箸」

タイトル「星空大橋」

タイトル「星に願いを託したら勇者にされた」


それは流れ星が多く流れたある夜の話


男「イケメンで美女にモテモテかつお金持ちに……。」


一人の男が欲望のままに願いを託す。


☆「その願い了解した。」


男「えっ、まじで!?」


そして男は異世界で勇者になった。


男「まてまてどうしてそうなる。」


女僧侶「どうかされましたか?」


男「いや、確かにイケメンでモテモテかつお金持ちにって願いを託したけどさ。」


☆(女にモテモテではないかね?)


男(いや、確かにモテモテだよ?ただ、ぶっさいくじゃねぇか!)


☆(それは自分の顔を見てから言ってもらおうか。)


男(俺の顔は顔面凶器。)


☆(それがイケメンになれる価値観のある世界に転生させてやったのだ感謝したまえ。)


男(で、勇者なのはなんで?)


☆(勇者なら他人の家に押し入り壷を割ろうがタンスを漁ろうが許されるからだ。)


☆(また、職業だって勇者の心があれば遊び人や盗賊等、実に色々と職業選択の自由がある。最高じゃないかね?)


男「分かった俺の負けだ。」


こうして☆に論破された勇者が異世界で無双するのはまた別のお話。


女僧侶「観自在菩薩 行深般若波羅蜜多時……」


男「女僧侶の唱える呪文がおかしい。」


即興のノリ、お目汚し失礼しました

タイトル「自演甲」

タイトル「SKYBRIDGE」

タイトル「しりとり」

タイトル「嘘太郎」

>>24
タイトル「月夜見の光」

あの月の裏側に期待をしなくなったのは、いつからだろう。
無関心の仮面で笑い、未知を蔑み、否定以下の感情で目を逸らし続けている私は、一体何を失ったんだろう。
沢山の傷でノイズの混じった視界。嘘のように美しい、虚像の星。ただそこに輝きがあったから、私は月を見ていたのだ。
それを忘れた今になって、星は言葉にならない問いを押し付ける。
もう私は、それを直には認識できない。
だから、私の「当たり前」という、虚構の星を掲げるのだ。

>>55『しりとり』


男「……ああ、君はなんて美しいんだ」

女「だめよ、いけません、私には親が決めた婚約者が……」

男「我慢しろ、諦めろとおっしゃるのですか、愛しい人よ」

女「嫁に選ぶなら、私などよりもっと素敵な人が沢山いるでしょう」

男「美しくも残酷な方だ、こんなにまでも君を愛している哀れな男に、なんと心無い言葉……」

女「馬鹿なことを、私のような者のために全てを犠牲になさるおつもり?」

男「理想の女が手に入らぬのならば、他の全てを手にしたところで、何の意味があるでしょうか」

女「身体だけが目当てなのではなくて?」

男「手に入れたいのは身体ではなくあなたの心です」

女「少し……考えさせてください……」

男「いいえ、考える時間も迷う時間も与えませぬ、どうぞご決断下さいませ」

女「せっかちな人」

男「止まらぬのですよ、この愛は」

女「私を……幸せにしてくれますか?」

男「悲しみと不幸を、決してあなたには近付けさせぬと誓いましょう」

女「裏切ったならばどうします?」

男「すぐさまこの胸に短剣を突き立て、そのような不実な愚か者の心臓をえぐり出して見せましょう」

女「……嘘だったら、許しませんよ?」

男「良き恋人、良き伴侶として一生あなたに尽くすと誓います」

女「……少なくともあなたに弁舌の才と、女をその気にさせる才が有るのは確かなようです……私が愚かなだけかも知れませんけど」

男「どうかお願いです、私と結婚して下さい!」


→イエス
→いいえ


――女がどちらを選んだのかはご想像にお任せしますが、これにて今宵のしりとりは終了にございます。


FIN.

投下終了
お目汚し失礼

しりとりssすこ

>>58
やるねえww
乙おつ

タイトル「古代都市マカロニグラタン」

タイトル「KAWASAKI-UKISHIMA JUNCTION」

>>58
これいいねwww

タイトル「お一人様一個限りを二つ手にする方法」

>>60>>61>>64
コメント感謝ですー
タイトルは一番下に持ってきてネタばらしすれば良かったかなと、ひそかに反省

タイトル「ヤマダーズ」

タイトル「微炭酸」

タイトル「磯子へ急ごう」

タイトル「世界がもし100人の山田だったら」

タイトル「代理戦争の代理戦争」

>>67-70
一度に複数投げるなら連レスだとレス数消費するし1レスにまとめたらどうか?

タイトル「赤緑談義」

※2レスお借りします


>>65「お一人様一個限りを二つ手にする方法」



女「おや、こんなところに1個のケーキが」

男「はい」

女「なるほど、私へのプレゼントですね」

男「いや、違うけど」

女「他の女へのプレゼントですか、この浮気者」

男「自分用だよ」

女「なぜ私のぶんがないんですか」

男「お1人様1個限りの限定品だったから」

女「それをわざわざ私の目の前で1人で食べる気ですか、このサディスト」

男「たかがケーキ1個でずいぶんな言われよう」

女「食べ物の恨みは甘くないんですよ、たとえどれほど甘いケーキでも」

男「うまくないよ」

女「いや、甘いケーキだからこそ甘くないんですよ」

男「うまくないってば」

女「うまいものを自分だけ楽しもうだなんていう無法者は、私ルールによると馬泥棒と同じ扱いです」

男「縛り首は勘弁」

女「勘弁してほしかったらそのケーキをよこせ」

男「無法者は君の方だよ」

女「まじめにお願いします、半分こしてください」

男「まじめにいやです」

女「いいじゃないですか、減るもんじゃなし」

男「減るよ、明らかに減ってるよ」

女「どうしても一人で食べると言い張るのなら」

男「はい」

女「死にます」

男「重いよ、ていうか、命が軽過ぎるよ」

女「死ぬのはあなたの方なんですけどね」

男「殺害予告やめて」



女「ではこう考えましょう」

男「はい」

女「半分こ、というのは、1つのケーキを2つに分けることです」

男「はい」

女「ほら2つになったんだから問題ないじゃないですか」

男「ガバガバ過ぎるよ」

女「じゃあこう考えましょう、半分こしたら確かに量は半分になります」

男「はい」

女「ですが1人で食べるより2人で食べた方が楽しさは2倍です」

男「なるほど」

女「しめてノーカンです」

男「ゆで理論より酷い」

・・・



女「おいしいですね」

男「うん、おいしい」

女「私が言った通り、2倍楽しいでしょう」

男「うーん、そこまではいかない、1.5倍くらいかな」

女「1.5倍くらいですか」

男「はい」

女「でも私はあなたと一緒に食べれて3倍くらい嬉しいですから、収支はプラスです」

男「……」

女「どうかしましたか」

男「えーっとですね」

女「はい」

男「計算のやり直しを要求します」

女「はい?」

男「……たった今、3倍くらいになりました」

女「それはそれは」

男「はい」

女「大幅プラスですね、ひゃっほー」

男「ひゃっほー」





特にこれといったオチもなく

FIN.

※投下終了
お目汚し失礼

タイトル「城東区民の常套句」

>>74>>75
この雰囲気好き
にやにやしたわ
乙です

>>74ひゃっほー不意打ちは卑怯
男も女も可愛かった


タイトル「いい女の条件」

タイトル「無責任な人達」

>>78
>>79
コメント感謝です
タイトルとは微妙にずれちゃったかもだけど
投下者さんだったらごめんなさい

タイトル「横浜市北区」

タイトル「ぼ/くとき/み」

タイトル「であるからして」

カザフスタンのプロテイン

タイトル「ファーストランナー」

タイトル「魔女が出来るまで」

タイトル「地獄じみた天国」

タイトル「平成84年21月40日午後36時70分85秒」

タイトル「新入社員俺」

タイトル「プラレールドロップアウト」

またsaga連投が来てしまった

タイトル「金髪碧南の美少女」

タイトル「続く続く続く」

タイトル「ハコダテ3番」

>>72了解しました。

タイトル「野生の挑戦者」
タイトル「馬鹿な生存者」

タイトル「前が見えねえ」

タイトル「KAISOKU-TOKKYU」

タイトル「前しか見えねぇ」

タイトル「祝! 100到達!」

>>38『台本通りにお願いします』



「もう、うんざりなんだよ」

俺は煙草を灰皿で乱暴にもみ消しながら、監督に吐き捨てた。

「……毎回毎回、パターン通りのお決まりの台詞ばかり。いくら脇役とはいえ、これじゃあ、あんまりじゃないか」

俺の剣幕に、監督が苦りきった表情を浮かべる。長い付き合いだ、別に俺だってこいつを困らせたいわけじゃない。だが……

「お前の気持ちはよーっくわかってるつもりだ。お前ほどのベテランが、お決まりの演技ばかりを要求されて、欲求不満になるのは当然だと思う」

……やっぱりだ。やっぱりこいつはわかってない。

「違う、違うんだよ。俺は別に、自分の演技力を見せびらかしたいとか、この役に不満があるとか言いたい訳じゃねえんだ」

拳をがつんとテーブルに振り下ろす。アルミの灰皿が跳ねて、机の上で乾いた音を立てた。

「この役は俺にとっても大事な役だ。いや、それどころか、この役は俺の人生そのものだと思ってる。生涯この役を演じ続けていきたいと思ってるんだ」

どうにかわかってほしくて、必死に説得する。

「だからこそ、なんだよ。たとえ脇役だとしても、創作の中のキャラクターだとしても、こいつは生きてる。生きて、いろんなものを見て、経験して、成長してるはずなんだよ。俺はそこの部分を視聴者に見せてやりたいんだ」

ありったけの熱意をこめて監督に訴える。

「約束するよ。今までのこいつのイメージを壊したりはしない。成長した、さらに魅力的なこいつを……みんなに見せてやれないか?」

渋面の監督と、真っ向から睨み合う。監督の目の奥で、何かが揺らめいた気がした。

だが――

「……駄目だ。台本通り、変更はなし。アドリブも一切許さん」

監督の最終判断は、非情だった。

奥歯をぎりっと噛み締めた後、ゆっくりと息を吐く。

「……わかった。監督はあんただ。ちゃんと従うよ」

何度も繰り返してきた議論だ。結論もいつも同じ。

「……すまないな」

「……謝らないでくれ、余計みじめになる」

ぱんぱん、と両手で自分の頬を叩いて気持ちを切り替える。

タイミングを見計らっていたのか、ノックに続いてドアが開き、ADが俺の名を呼んだ。

「イクラさん、出番です」

「おう、今行くよ」


――乳児役をつとめてはや50年近く。

「チャーン」「ハーイ」「バーブー」以外を喋れるのは、まだまだ当分先の話のようだ。



FIN.

※投下終了
お目汚し失礼

>>101
乙です。
オチで笑いましたww
あの台詞だけで全てを表現できるのはさすがだと思いました。

タイトル「三十次創作」

タイトル「不死身マン」

>>101うまいww
この酉の人前スレ終盤からよく見るけど平均してレベル高いな
これくらいぽんぽん書けたら楽しそう

タイトル「七つの大罪税」

>>103>>106
コメント感謝です―
完全に余談ですが、イクラさん過去にちょっとだけ喋ったこともあるらしいのですが、視聴者からの苦情でまた喋らなくなったそうです
タイトル&作品投下する人もっと増えろ

タイトル「またsaga連投が来てしまった」

タイトル「MOMOIROくろーばーゼット」

こんなスレあったのね タイトル投下挑戦
タイトル「僕があいつを殺せなかった理由」
タイトル「優しいテロ」
タイトル「小さな違い、大きな差」
ここで作品書いてる人に質問なんだけど、書きやすいタイトル書きにくいタイトルってある?

2本しか書いたことないけど、>>110のは想像力が掻き立てられるというか、割と良さそう
以前のスレで別の人も似たようなこと言ってた気がするけど、ダジャレというかあまりにも出落ちっぽいのはタイトルの時点でオチが決まっちゃいそう(オチが読めそう)だから書く気になる人少ないと思う
まあ、俺の発想力がないだけなんだけど

タイトル「まどろみの境界線で、あなたをまつ」

>>88
タイトル「地獄じみた天国」


「えっと、今日の○○地区の拾得予定はあと何件だったかしら?」

女神様は身に纏った衣装から水を滴らせながら尋ねる。

「本日分は先ほどの木こりが落とした斧で終了ですね」

膨大なリストに目を通すことなく私は答える。

「そ。じゃあ、今日の仕事はこれでお終いね」

「まだ出勤して2時間しか経っていないのに、働いているみんなに悪いわね」

女神様は心持ち申しわけなさそうに、しかし手際よく帰り支度を進める。

「いやいや、むしろ毎日出勤される方の方が珍しいですよ」

「死者回収計画を立てる神様なんて、月に2、3日働くだけだと聞いていますし」

ここ天国では神と呼ばれる存在が優雅な生活を送りつつ、世界の運営を担っていた。
神は細かく分業された業務を家業のように代々世襲で受け継いでおり、職にありつけないということはなかった。

「あの陰険オヤジは職場にいない方がみんなの為よ」

「私もデスクワークはあの陰険オヤジのいる月初は外すようにしているし」

「だからと言って、月次報告書を月内に書き上げるのはどうかと思いますよ」

「上からは『あいつの報告書は何でいつも月末の報告が抜けているんだ!』って怒られていますし」

一応忠告はしておく。多分聞き入れられることはないだろうけど。

「ちゃんと『25日現在』って書いてるわよ」

締め日を勝手に決めるから怒られるんですよ、という言葉を飲み込む。

「さて、私はこれで失礼するわね。あ、明日の拾得物回収順路の作成と、交換品の在庫管理と補充をお願いね」

女神様は矢継ぎ早に指示を出して帰っていった。

ここからが天国に住む平民の私達の仕事の始まりだ。
多分女神様は知らない。
膨大なリストから回収順路を作成するのに深夜までかかることを。
そのあとの交換品の在庫管理に明け方までかかることを。
私達は毎日、明け方から女神様の出勤してくるまでのわずかな時間しか眠れないことを。

天国は私達平民の過酷な労働の上に成り立っている。
代々世襲の天国では私たち平民は死ぬまでこの生活が続く。
もし死んで生まれ変われるなら地上で生活する人に生まれ変わりたい。
しかし、死を願うには私達の寿命は長すぎる……

【了】

数レスお借りします

「あれ?」

気がついたら随分とおかしな空間にいたものだから、僕はつい声をあげた。阿呆みたいだ、と我ながら思う。
上を見る。見慣れた青だ。
平面にしか見えなくて、それでいて本当はどこまでも果てなく続いてる空が広がっていた。
下を見る。懐かしい蒼だ。
透き通っているようで、けれどどんなに目を凝らしても底を窺わせない海が微睡んでいた。
なんだ、これは夢かと驚くほどすんなりと納得できた。
なにせ今の僕は、波紋一つない水面の上に立っているのだ。
だから彼女がここにいることにも、なんの疑問も持たなかった。

「久しぶり」

「驚かないのね」

「僕の夢だもの。それでも、君にまた逢えて嬉しいよ」

彼女が小さく笑った。いつまでも変わらない、愛おしい仕種だった。

「ずっと、君に聞きたいことがあったんだ」

「なあに?」

「僕もそっちにいったら、また君と一緒にいられるのかな」

少しだけ彼女の表情が翳った。ほんの僅かな変化だったけど、僕にはそれで十分だ。
ゆうるりと、彼女が首を横に振る。

「駄目よ」

「……どうして」

声を荒げるのを必死で堪える。夢だというのに、胸がきゅっと締め付けられたような気がした。

「私も、もっとあなたと一緒にいたい。今だって、このままずっといられればって思ってるの」

「じゃあ」

「でもね。それ以上に、あなたには生きていてほしいと思う」

咄嗟に言葉が出なかった。
ほとんど聞いたことのなかった彼女の真剣な声色に、気圧されたのかもしれなかった。

「仕事をして、おいしいものを食べて、友達とおしゃべりして、恋をして」

言葉を切って目を伏せる彼女に、なんて声をかければいいか分からなくて無言で待つ。

「そうして、私の分まで人生を楽しんでほしいの」

そう言って顔を上げた彼女は笑っていて、それでいてすぐにでも泣き出してしまいそうに見えた。
今の僕がどんな顔をしているのかは分からないけれど、きっと彼女と同じような表情なのだろう。
喉が詰まって声が出せない。返事の代わりに何回も、近くて遠い彼女に届くようにと強く頷いた。

瞼をこじ開ける。いつもの天井が真っ先に視界に入った。
なんだか夢を見ていたような気がするが、どんなものだったか不思議と記憶に残っていない。
身を起こして体を伸ばす。目覚めは悪くないから、きっと悪夢ではなかったのだろう。
根拠はないがなんとなく、今日も頑張って生きていかなければいけないと思った。

彼が消えてしまって、私は一人水面に立つ。

蒼穹を見上げる。太陽がないのに不思議とこの世界は明るい。
あの青の終には、永遠を安らかに過ごせる楽園があるのだろう。
海原を見下ろす。光があるのにどうしてか私の影はできない。
この蒼の底には、永久に罪科を贖い続ける奈落があるのだろう。

水平線を探そうとしても、空と海は彼方で溶け合っているようにしか見えなくて。
本当は境目なんてないのかもしれない、と少しだけ思う。
けれども私は、こうしてここに立っている。交わらない青と蒼を隔てる膜の上に。
いつからこの世界にいたのか、自分でもよく覚えていない。
時間の感覚もないけれど、退屈はしなかった。

初めて彼がここに来た時、これは夢だと言っていた。
その時はそういうものか、としか思わなかった。この空間自体が、いやに現実離れしているせいだろう。
それよりも、私には彼が死を求めていることが悲しくて仕方がなかった。
別れが辛くないと言ったら嘘になる。それでも彼には、私がもう願えない未来を手にしてほしかった。

それ以来、彼は夢を見るたびにここにやってくる。
どうやら夢の内容は毎回忘れているらしい。だから彼は必ず、久しぶりと私に言う。
そしてどうしても慣れない問答を繰り返すのだ。
今回もきっと、私はひどい顔をしていたのだろう。

ここは彼の世界だ。とはいえ、微睡んでいる間しか認知できない虚構に過ぎないのだけれども。
彼が夢を見なくなったら、私はどうなってしまうのだろう、と考える時もある。
だけどそんな日が来たら私が消えてしまうとして、そう恐ろしいようにはどうしても思えない。
私にとってはそれ以上に、彼が自ら全てを放棄してしまうと考える方がぞっとするのだ。

果てのない境界線で、今日も私はあなたが眠るのを待つ。

>>112タイトル「まどろみの境界線で、あなたをまつ」

タイトル「津木の次は園前に停まります」

タイトル「あ」

>>110
個人的にはローマ字で書いてあるやつ(前スレにもあった)は面白いSSにできる自信が無いので避けてたりします。

……まぁ私はつまらないSSしか書けたこと無いんですけどね。

連レスになりますが、>>113>>115>>116も面白かったです。

書き手が増えて嬉しいです。

タイトル「上げてすみません」

タイトル「嘲笑と花束」

タイトル「これが・・・」

タイトル「12月23日」

タイトル「パンケーキ食わんかね?」

タイトル「謎選挙」

タイトル「無神論者と神様」
タイトル「3日後に鳴る鐘」
タイトル「悲しみだけが住う国」
タイトル「白い花を捧げる」

タイトル「ビー玉越しに覗いたら」

タイトル「悪魔と悪夢」

タイトル「TOKYO CITY UNIVERSITY」

タイトル「女神ちゃんスペシャルライブ」

タイトル「忖度男」

お、ID被り(上げてすいません)

タイトル「未来からの贈り物」

タイトル「緩百合」

タイトル「DESIGN A」

saga連投きたか

末尾が0とO違いのID被りは宮本武蔵を疑うでごさる

>>134
タイトル「未来からの贈り物」


 ある日、俺の元に不思議な贈り物が届いた。

 それはゲーム機だった。

 何故『不思議な』と付けたかと言うと、そのゲーム機は現代には存在しないモノだったからだ。

 どうやらこれは10年後の未来の俺からの贈り物のようで、ゲームが好きな俺のために贈ったと手紙が書かれていた。

 俺は聞こえるわけがないと分かっていながらも、このゲーム機を贈ってくれた未来の俺に向かって今の気持ちを叫んだ。



『これ本体だけでソフトが無いから結局遊べないじゃん!?』

二刀流で末尾だけ変わることなんてあるんだ

タイトル「深いフードのお兄さん」

タイトル「たった一人の祝勝会」

>>127
タイトル「3日後に鳴る鐘」


瓦礫の広がる廃墟のような街で、石を積んだ荷車が砂塵を巻き上げる。

「おーい、こっちに外壁用の積み石をくれ!」

「こっちが先だ! 屋根のアーチを組んでる所なんだ!」

目の前の建物を建設する男たちの声が輻輳し、荷車を運ぶ少年が右往左往する。

「この石は石畳用の石だ。玄関付近でしゃがんでいる男の所に運ぶんだ」

少年に石の運び先を教えてやると、頭上から怒声が届いた。

「こっちに石を寄越せよ! 早くしねえと屋根が崩れっちまうぞ!」

「アーチ用の石は二階に運んである! 今、吊り上げるからちょっと待っててくれ!」

皆、作業熱心だが、建設の素人なので効率がよいとは言えなかった。
急いで2階に上がり、アーチ用の石の吊り上げにかかる。

「屋根のアーチ用の石を吊り上げたぞ。これを左右から均等に組んでくれ。」

滑車を力任せに回しながら屋根で作業している男に声を掛ける。

「いや、すまねえな。騎士団の兄ちゃんにこんな力仕事をさせっちまって」

「騎士団は戦闘部隊より築城や街道敷設、物資輸送に携わる人の方が多いんですよ。これが私の本業です」

私は力仕事の手伝いに来ているわけではなかった。
築城の専門家として、この建物建設の現場指揮を任されていた。
ただ、建設の指揮をしている建物は教会という専門外の建物だったが。

王都から馬で3日ほどかかるこの街は、隣国との戦火に晒されて以降立ち直れないでいた。
しかし、この国の第三王子がこの街の領主の娘のもとに婿入りすることが決まり、この街にもようやく活気が戻ってきた。
そして、第三王子と領主の娘の結婚の宴が3日後に行われることとなり、街の人間は総出で教会の復旧に当たっていた。
3日後の宴では、何としてもこの教会で祝福の鐘を鳴らしたいーーーそれがこの街の人の総意であり希望だった。

建設現場の指揮に勤しむ私の元に、騎士団仲間の男が近づいてきた。
彼は確か王都で情報収集にあたっていたはずだが……。

「おい、第三王子はこの街にいるのか?」

彼は挨拶もなく私に尋ねてきた。

「ああ、今は領主様宅に滞在しているはずだ」

「第三王子がどうかしたのか?」

「実はな……」

彼は重い口を開くといった感じで続けた。

「王都で第四王子がクーデターを起こした」

「なっ……。それで、第四王子は取り押さえられたのか?」

「逆だ」

「第四王子は3日前に国王と第一王子を殺害した」

衝撃的な事実に言葉を発せずにいる私をよそに、彼は続ける。

「俺はその知らせを聞いてすぐにこの街に向かったんだが、伝書鳩の知らせによると、国王殺害の知らせを聞いて王都に戻った第二王子が、今日殺害されたらしい」

これが第四王子の仕業だとすれば、第四王子は自分より王位継承順位の高い者を速やかに消していることになる。

「と言うことは……」

ああ、と彼は頷き、

「最悪の場合、第四王子はこの街に3日後、第三王子を殺害にやってくる」

なんと言うことだ。
この街の人々が希望を託して建てているこの教会の鐘が3日後に鳴らすのは、結婚祝福の鐘なのか、第四王子を弔う鐘なのかーーー

【終】

乙乙。感想書きたいんだけど語彙力なくて辛いなぁ

すいません
>>144の最後、第四王子ではなく第三王子です
オチでミスしてしまい失礼しました

タイトル「昔話タイムアタック」

タイトル「ドジっ子政権」

タイトル「注射禁止」

>>143>>144
乙です
書き手また増えてきて嬉しい

※お題くれ
気が向いたらなんか書くかも

タイトル「黒いあいつ」

タイトル「涙を流す木」

タイトル「Shake on it ~握手をしよう~」
タイトル「おとぎ話After」
タイトル「マイペースな先輩」

タイトル「頭空っぽ星人」

※お題把握
できるだけ近日中に投下する

※整いました
>>154『Shake on it ~握手をしよう~』



「……腹減ったな」

20連勤におよぶデスマーチの後、やっとの事でもぎとった平日の代休。

二度寝どころか三度寝までをもたっぷり楽しんだ俺は、昼過ぎになってからようやくごそごそと起き出した。

昨晩タイマーをセットしておいた炊飯器の中に、米だけは炊いてある。

卵かけご飯でも作るか、と冷蔵庫の扉を開いてみたが、残っていた卵に貼り付けられた消費期限のシールは1ヶ月半以上も前の日付。

流石にこれを生で食うのはちょっと躊躇われた。

仕方なく、冷蔵庫の奥に入っていた瓶詰めの鮭フレークにマヨネーズを加えて箸でかき混ぜたものをおかずに、ご飯を食う。見た目は貧相ながら、素朴に美味い。

ついでなので、瓶に残った鮭フレークも、炒り胡麻といっしょに炊飯器にぶちまけてご飯とまんべんなく混ぜ混ぜ。

そのまま鮭おにぎりにして、皿に並べる。皿はベッドの傍の丸テーブルの上に。

ベッドの上でごろごろしながらテレビを観たり、携帯をいじったりしながら、時おり小腹が空いたら、適当におにぎりをパクつく。

炒り胡麻の香ばしさと歯ごたえが効いたご飯に混ぜられた鮭フレークの風味と塩気。シンプルだが飽きのこない定番のおにぎりだ。


自堕落で不毛な、しかし妙に落ち着く休日の過ごし方。




…………って、

「これ、『Shake on it』じゃなくて、『SHAKEONI(シャケオニ)』のSSじゃねーか!! 握ってんの、手じゃなくて米だし!!」ってツッコミは、聞こえない聞こえない(∩゚Д゚)アーアーアーアー

※投下終了
やっつけでごめんw
お目汚し失礼

タイトル「天ぷらに滅ぼされた国」

タイトル「放課後の破壊神」

タイトル「砂糖と塩を間違えた」

>>157
自分はこういうSSも好きです。
乙です。

>>157
タイトル投下者だがあまりにも予想外すぎるオチだったw
思わず笑っちゃったのが悔しいw
書いてくれてありがとう

タイトルってシンプルな方がいい?それとも奇をてらった物の方がいい?

タイトル「彼岸花」

タイトル「あの日を探しに」

undefined

>>162
>>163
コメント感謝です
>>164
完全にケースバイケースとしか言いようがない……
個人的には、固有名詞(地名や人名)が絡むタイトルや、完全に駄洒落系なタイトルは苦手(タイトルが駄洒落だと、駄洒落オチが使いにくい)

ごめんなさい、ミスりました

>>164



 彼岸花を見ると、いつかのきみを思い出す。

 一つのお墓の前で立ち止まり、一通り綺麗にしてから、そっと手を合わせて目を瞑った。半年ぶりだね、言いたいこといっぱいあるよ。
 まずなにから話そうかな。わたしももう若くないから、ちょっと記憶が曖昧なんだけど……おかしいな、ちゃんと日記読み返してきたのに。
 この前はなにを話したっけ。子供たちの話をしたのかな。そうそう、優香が内定貰えなくてって言ったっけ。末っ子だから甘やかし過ぎちゃったのかななんて弱音を吐いたりして。
 ふふっ、もう分かっちゃったかな。うん、しっかり就職出来ました。……子供たちがみんな大人になって、家から出て行って、少し寂しいなって思うこともあるけど、それでもやっぱり嬉しいって気持ちが強いよ。
 あの子たちがこれから幸せになっていって欲しいって、心からそう思う。今まではわたしがしっかり幸せにしてあげられたつもりでいるけど、どうだろう……聞いてみたい気もするけど、答えがどっちでも泣いちゃいそう。
 そういえば、わたしが就活したときも面接惨敗だったよね。何度も大丈夫だって言ってくれたの、今でも覚えてる。すっごく安心したなぁ……。
 今日は子供たちは予定が合わなくて来れてないけど、それぞれお墓参りには時間空いたときに絶対行くって言ってたから、近いうちに来てくれると思う。楽しみにしてて。社会人になって、なんかすっごく大人っぽくなったから。
 ……そんなところ、かなぁ。ダメだね。子供がいなくなっちゃうと、話題が全然出てこなくて。まったくないってわけじゃないんだけどー……うーん、これはちょっと、歳相応じゃなくて恥ずかしいから、ダメ。
 うん。それじゃあ、そろそろ帰るね。これからも、わたしたちを見守っていてください。

 ばいばい、お母さん。

 まぶたを持ち上げて、そっと横に目を向けると、そこにはわたしの大好きなきみがいる。どうやら彼は、わたしよりも長話な様子。
 ふと周囲を見回せば、彼岸花が瞳に映った。
 彼岸花を見ると、いつかのきみを思い出す。

『結婚してください』

 お母さんが亡くなって、お墓の前で泣いていたわたしに、きみはそう言ってくれたよね。ここじゃなきゃダメなんだって、俺があなたの娘の未来を幸せにするって伝えたいんだって。
 多分、いつまでも忘れない。どれだけ歳を重ねても、あのときのきみの顔を声を、瞳の揺らめきを、わたしは絶対に忘れない。
「……お話は終わった?」
 目を開けた彼に問うと、彼はゆっくり首肯する。いつも彼はその内容をわたしに教えてくれはしないけど、なんとなく予想できないこともない。
「じゃ、帰ろっか」
 静かになってしまったけど、きみと二人ならその静けさも心地いい。ああ、そうだ。お母さん、最後に一つだけ。

 わたし、今も幸せです。

タイトル「関東平野と利根川」

>>149
タイトル「注射禁止」


今日は久々のドライブだ。

窓の外を流れる景色を見上げるのは楽しい。

そう言えば、この前はどこにドライブに行ったんだっけ。

そうだ、食べ物やおもちゃや寝床のいっぱいあるお店に行って、沢山走れる広場に行って……、あれ、その後なんか封印された忌々しい記憶があるような……

まあ気のせいだろう。

あれ、でもこの辺り、前にも来たことがあるような。何の時だっけ?

そう思っていると、ボスがパパに話し掛けた。

「ねえ、そろそろ目的地じゃない?」

「そうなんだけど、車をどこに止めたらいいかと思ってな……」

“とめる”? そろそろ目的地なのかな? やっぱり前に来たことがある気がするんだけど……

「この辺りにコインパーキングがあったはずなんだけどな」

「あの建設中のビルがあるところじゃない?」

「しまった! そういうことか」

「もうそこら辺の路上に駐車したら?」

……!!
そうか!
“ちゅうしゃ”だ!

白い服を着た怖いおじちゃんが“ちょっとだけチクッとするからね”とか嘘つくところだ!

たしか“どうぶつびょういん”だ。

「もうこの辺りに駐車しちゃおうよ」

やだ!!
ダメ。ゼッタイ。

「いや、この辺は駐車禁止だしな」

そうそう“ちゅうしゃきんし”ゼッタイ。

「あそこに新しいコインパーキングがあるわよ」

「よし、あそこに駐車しよう」

……万事休す。

こうなったら絶対に車から降りないんだから!!
威嚇しちゃうんだから!!

「ちょっとモカちゃん、何で唸ってるの!?」

「最近散歩の時間が短かったから、ドッグランのある公園に来たんだぞ。楽しもうよ」

【おわり】

>>169
タイトル投下者ですが、面白いSSをありがとうございます!

タイトル「おかわりしない自由」

>>167
おつおつー

タイトル「ラーメン大好き星空さん」

タイトル「放火後ティータイム」

1枠失礼しま
天ぷらに滅ぼされた国

小さな集落墟
旅人A「ふむふむ…ここは天ぷらが原因で滅んだとのことらしい」
旅人B「へぇ~ 油の始末を間違えてしまった故の火事?それともここの食品は油で揚げると毒性を持ったりするとか?」
A「痕を見てみるにどちらでもないらしい」
B「じゃあ美味しすぎたからとか?」
A「半分正解」
B「まーそんな訳ないよ…正解?」
A「日記にはこう残ってる
ある時旅人が不思議な料理を教えてくれた 名前はテンプラと言うらしい

このテンプラはとてもおいしく私たちの周りでもとても流行った テンプラ…あの旅人が来た国での名物料理なのだろう

同じ国から来たという旅人から恐ろしいことを聞いてしまった…なんとテンプラは現地の言葉で修行という意味を持ちあんなものはそこでも一部の人しか食べない料理らしい 私たちは一体何を食べてたのだろうか…

日記はここで終わってるな …これだと天ぷらに滅ぼされたとしても間違いはないだろうな」
B「もったいないことしちゃったねー 環境から見るに食材や油もいいのを使ってるから味は保証できてたのにねえ」
A「だな…」

天ぷらにはいろいろ語源があるよ!
クソスレごめんあと安価 >>159

乙です―
※こちらも投下
2レスほどお借りします
>>152『黒いあいつ』



――奴らを憎む理由? ……ありふれた、つまらない理由さ。

俺の家族は、奴らに……巨人族によって、殺された。……そう、皆殺しにされたんだ。




奴ら――巨人族がどこから来たのかは、誰も知らない。

巨大な体躯と怪力。様々な魔法の道具を操る力。

そして何よりも恐るべきは、奴らの狡猾さ。残忍さ。執拗さ。

敵には一切の容赦をせず、徹底的に滅ぼし尽くす。

たとえ敵でなくても、奴らは気紛れに「快」か「不快」かだけで判断して、相手を殺す。

生きるためや食うためではなく、単なる楽しみのためだけに相手を殺す。

その本性はあくまでも残虐な「悪」そのものだ。



奴らは一旦この世界に現れると、瞬く間にその数を増やし、版図を広げ、世界を席巻し、蹂躙し、支配した。

俺たちに出来たのは奴らの目の届かないところ、手の届かないところに隠れ潜みながら、細々と日々を生き延びるだけ。


――――ただ、それも、奴らに一旦見つかってしまえば全て終わりだ。




奴らに俺の家族が襲われたのは、俺が食料調達のために隠れ家を離れていた間のことで、戻った時には全て終わっていた。

親父は、奴らの使う棍棒でぐちゃぐちゃに叩き潰された後、ゴミのように捨てられたらしい。

母親と妹の遺体には――身体にも顔にも、これといって外傷は無かった。

……だが、むしろ親父のように一撃で安らかに死ねた方が、よっぽどマシだったろう。

母と妹は、武器によってではなく、奴らの使う魔法の毒霧によって殺されたのだ。

死ぬまでには、それなりに長くかかり、ひどく苦しんだようだ。

必死で何かにしがみつこうとするかのように、仰向けで宙に手足を伸ばした姿勢のままで息絶えていた母親の姿と、地に伏して床をかきむしるような姿で事切れていた妹の姿は、今でもこの目にはっきりと焼き付いている。



――妹は、まだ、生まれたばかりの赤ん坊だった。

――妹が奴らに、いったい何をしたというんだ。


憎い。憎い。あいつらが憎い。

かなうことならば、この手の爪で奴らの喉を切り裂き、この顎で奴らの腸腑(はらわた)を食いちぎり、苦しみの中で殺してやりたい。

一匹残らず駆逐してやりたい。



だが、奴らの力はあまりにも強大で、俺はあまりにも非力だ。

両親から受け継いだ、妖しく輝く漆黒の鎧と、この身に帯びた毒。そしてこの腹の中に煮えたぎる憎悪だけが俺の武器の全て。

それだけを頼りに、これまで何度か巨人族とやり合ったことはあったが、はっきり言って勝負にすらならなかった。

奴らの肌に傷ひとつとて付けることは出来ず、必死で攻撃をかわしながらみじめに逃走することしか出来なかった。



――だが、そのみじめな敗北の数々の中で、俺は、ある突破口を見つけたのだ。奴らの……巨人族の弱点を。

あれほど強大な力を持つにも関わらず、奴らは顔面に攻撃される事を、酷く怖れる。

おそらくは眼球を傷つけられたり、口の中に入り込まれる事を極端に怖れているのだろう。

もちろん、正面から正々堂々と戦った場合には、こんな弱点にほとんど意味はない。

多少ひるませることは出来ても、奴らの警戒をかいくぐって攻撃を届かせることは不可能だろう。

だが、寝込みを襲えばどうだ?

寝ている奴らの顔の上を這い回り、瞼に食らいつけば。

あわよくば寝ている奴らの口の中に潜り込み、内側から食い破れば。

玉砕前提の、狂った戦法だ。だが、この戦法は既に皆に伝えた。全世界の同朋に伝わるのは、もはや時間の問題だ。

今から俺は特攻志願者の第一陣として、寝ている貴様らのところに行く。

失敗しようが成功しようが、間違いなく俺の命はないだろう。だが、構うものか。

その俺の背中を追って、後に続く同朋は後から後から湧いて出るだろうから。

巨人族よ、貴様らに、もはや安らかな眠りは訪れない。

暗闇に不安を抱き、小さな物音に脅え、かすかな気配に恐怖しろ。


これが、俺たちと貴様らの本当の戦争の始まり。


そして――――



――――この世界で最後に生き残るのは、貴様ら巨人族(ニンゲン)じゃない、俺たち(ゴキブリ)だ。



FIN.

※投下終了
お目汚し失礼

2人とも乙です。gkbr怖いgkbr

>>177>>178
前半はカッコいいダークファンタジーかと思ってぞくぞくしながら読んでたけど、後半読んで本気で寒気がした
ガチで昼寝できなくなったじゃねえか
乙だよちくしょう

蚊を飲み込んで死にかけた人とかいたよね

タイトル「快楽の代償」

タイトル「I am saga連投」

タイトル「遅刻の言い訳」
タイトル「あいうえお殺人」
タイトル「悪意なき詐欺師」

>>177>>178
乙おつ
上手いなあ。
「黒いあいつ=G」って発想自体はありがちなはずなのに、ベルセルクとか進撃の巨人っぽい話に騙されて、前半まったく気づいてなかった。
オチでぞわってなったわ。

タイトル「アイボーイ」

タイトル「PARKING LOT」

>>180>>181>>182>>185
予想外に反応多くて感謝です―
楽しく書かせていただきました

タイトル「akstnhmyrw」

タイトル「QWERTY」

タイトル「嘘という概念が存在しない世界」

今更だと思いますが久しぶりに酉着けました。

>>191より、タイトル「嘘という概念が存在しない世界」

 今よりもほんの少しばかり未来の日本。政府は、近年増加する詐欺被害の対策として、嘘を全面的に禁止した。

 国民に対して『嘘検知器』と呼ばれる、嘘発見器を改造・改良したものの装着を義務付け、嘘をついた人間を厳しく処罰することにしたのだ。

 これにより、

先生「○○君、何で遅刻したの?」
○○「すみません、道に迷っていたお年寄りを助けていました」←本当は寝坊

 といった【遅刻の言い訳】から、

探偵「五十音順に人を殺害していった、【あいうえお殺人】の犯人はお前だな!」
男「俺じゃありません!」←犯人

 といった犯罪に関わるものまで、あらゆる嘘を吐くことが禁止になった。

 これには一部の国民から『表現の自由を奪う』として批判が出たが、政府は【悪意なき詐欺師】はいないと反論、強引に推し進めた。

 この『嘘検知器』を利用した『嘘禁止法案』は確かな効果を上げていた。

 もちろん『嘘検知器』は『文章』などには無反応(フィクションの創作物などを守るための仕様)なので、メールや手紙などを使った詐欺には対応しきれていないが、それでも電話による振り込め詐欺などは確実に減っていった。

 また、その他の犯罪(殺人や窃盗など)には直接の効果はないものの、嘘検知器は『真実かどうか』も正確に判断してくれるため、冤罪被害も減少した。


 こうして、日本からは嘘という概念が存在しなくなった。


 だからといって、

夫「今から隣の奥さんとラブホに行ってS○Xしてくる」
妻「今すぐ離婚してください」

 正直に言えば許されるというわけではない。

以上、お目汚し失礼致しました。

あと、作中のネタとして>>184のタイトルをお借りしました。
(こういう使い方がアウトなら以降は自重します)

>>184だけど乙です

世にも奇妙な物語で嘘のない世界の話があったの思い出した

>>195>>196
コメントありがとうございます。

1人でも多くの書き手さんに、そしてひとつでも多くのSSに出会えますように。

タイトル「偽物より偽物な本物」

タイトル「サル、ゴリラ、チンパンジー」

タイトル「D.S.」

タイトル「拾わないでください」

>>184
タイトル「あいうえお殺人」


PART 1 会話手順(プロトコル) 

狙撃手「要件を聞こうか……」

依頼人「あなたはゴル……いや、狙撃手!?」

依頼人「意外です。まさか本当に来ていただけるとは」クルッ

狙撃手「後ろを向くな。前を見たまま話せ」

依頼人「えっ!? 分かりました。この国では3年前の革命により社会主義政権が樹立され、所定の手順を踏まない会話は政府に反逆の恐れありとして盗聴され、取り締まりの対象となりました」

狙撃手「俺は歴史の話を聞きにきたのではない」

依頼人「勘違いしないでください。依頼に関係する話なのです!」

依頼人「聞かれてしまうのです。会話手順の守られていない会話は全て政府に」

狙撃手「狂った話だ。で、その会話手順とは何だ?」

依頼人「けったいな話なんですが、『あいうえお順』で会話しないといけないのです」

狙撃手「…………」

依頼人(これまでの所、会話の冒頭以外は大きく破綻してないな。よしよし)

依頼人「さて、依頼内容ですが……」

依頼人「社会主義政権の成立後、会話手順手順の煩雑さと監視社会の窮屈さから多くの国民が国外逃亡を図ろうとしました」

依頼人「すると、政府軍は国境付近に展開し、逃亡者を次々と射殺したのです」

依頼人「政府軍のやり方に国民の一部は恐れおののき、無気力になり……」

依頼人「そうならなかった者は逃亡を企てて政府軍の銃の餌食となりました」

依頼人「ただただ、私はそんな政府が許せないのです!」

依頼人「血にまみれたこの政府の首領である書記長を葬ってください。お願いします!」

依頼人(ついに会話手順を逸脱せずに依頼したぞ。ていうか俺ばっかりしゃべってて不公平じゃね?)

狙撃手「……手に掛けたい理由はそれだけか?」

依頼人「……と、あなたに嘘は通用しないんでしたね」

依頼人「仲の良かった友人も、妻も子供も、政府軍の銃弾に倒れ、帰らぬ人となりました」

依頼人「逃げ出そうとした者も、政府に反旗を翻した者もいました」

依頼人「抜け殻の様に私は余生を過ごそうかとも考えましたが……」

依頼人「寝るたびに彼らが夢に出てくるのです!」

依頼人「呑気に余生を送ろうとする私を、私自身が許せないのです」

依頼人「傍から見れば無意味な抵抗かもしれませんが……」

依頼人「一人残された身として、私は敵を討ち……」

依頼人「プロトコルに悩まなくてもいい世の中が訪れることを、彼らの墓前に報告したいのです!」

PART 2 了承までの道のり 

狙撃手「平和な世の中は、首領一人を討てば訪れる、というものでは、ない……」

狙撃手「ほとんどの場合、後継者が現れて何も変わらない日々が続く」

依頼人「まだ、この国には現状を良しとしないものが多く残っています」

依頼人「皆が立ち上がるきっかけ、政府が瓦解するきっかけ、その『きっかけ』が必要なのです!」

依頼人(むおお! 何とか乗り切ったぞ! 後は狙撃手の了解を取り付けるだけだが……)

依頼人(メモによると、狙撃手が了承する際の台詞は---『わかった……やってみよう……』)

依頼人(もう、遠いわ! 『わ行』ってどういうことだよ。こんなんじゃあ、狙撃依頼なんて簡単にできゃあしねえよ!)

依頼人(やべえ、何か無理やりゴルゴ感を出そうとして俺の台詞回しがいじられてる気がする)

依頼人(雄弁に『わ行』までどうつなぐべきか……)

狙撃手「用件を聞こうか……」

依頼人「ラリってんのかあんたは!  用件は『た行』までに語り終えたでしょうが!」

狙撃手「理由を聞こう」

依頼人「ルールを守ればいいってもんじゃあないでしょうが! 理由は本音も含めて『は行』までに説明したはずですよ!」

狙撃手「例外なく、俺は依頼人と二度と会うことはない」

依頼人「ろくに調べもせずに依頼をしている訳ではありません。貴方のルールで狙撃していただければ構いません」

狙撃手「わかった……やってみよう……」

依頼人「ををっ……! 引き受けて頂けますか、狙撃手!」クルッ

依頼人「ん!? いない……」

END

>>201>>202
乙です。
他のSSもそうですが、何でこんなに面白いSSが書ける人がいるんですか……うらやましいです。

>>201>>202
あなたのSS
いい感じでした
うん
笑顔になりました
乙です

タイトル「たかが100円、されど100円」

タイトル「正義感過剰」

タイトル「銀の竜と魔女の塔」

>>201-202
乙です

タイトル「損と嘘」

タイトル「余所見街道」

タイトル 結衣「すみれせんぱーーいっ」

タイトル「鋼の肉体」

タイトル「正しい関所の突破方法」

タイトル「俺は何処で、此処は誰だ?」

タイトル「旅する花束」

タイトル「This is a Local for Uraga.」

タイトル「黙ると死ぬ男」

>>211「鋼の肉体」
こちらに投下するには若干長めになったので、スレ立てました―
転生者「鋼の肉体」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1524122067/)

タイトル「すみれ先輩っ」

タイトル「違法厄物」

タイトル「死ぬほど広いよ机の上」

タイトル「私だけでもいいですか?」

タイトル「10万ミリボルト」

タイトル「細菌ちゃんと潔癖男」

タイトル「一月は正月で酒が飲めるぞ」

saga君数撃ってるのに全然拾われてなくて草

初めて来たけどちょいちょいクオリティ高いの混じってるな
>>101『台本通りにお願いします』
>>177-178『黒いあいつ』
>>201-202『あいうえお殺人』
>>217『鋼の肉体』
この4つめっちゃ好き

忘れてたw
タイトル「依存症」
タイトル「珍解答」

タイトル「勇者ああああの憂鬱」

タイトル「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」

タイトル「ブラック企業『世界創造』」

タイトル「的が存在しない世界」

タイトル「グレーゾーン企業」

タイトル「(一社)ブラック企業撲滅委員会」

そういう他人の揚げ足取るようなタイトルばかり書いてるから誰も拾ってくれないんじゃないのか

>>207
あらすじ
ある一匹狼、いや一匹竜のシルバはある日偶然見つけた塔に入り込む。しかしそこには着替えの最中で下着姿の女の子がいて殴られる。
彼女は人々から魔女と呼ばれ塔に住む太陽のような笑顔を持つ若き魔女サニー
しかし彼女は幼い頃の記憶が欠如していた。
そして失われた記憶をさがすため一人と一匹の旅が始まったのだ。しかし冒険が進むにつれパーティー(魔女以外は魔物)は増え、そして失われし記憶を巡って国を巻き込んだ争いへと発展していく。

キャラ設定
シルバ…竜だが一応二足歩行のドラゴンである。人間態は銀髪で腰に剣を携えた青年。cvは杉田智和で考えています。
サニー…幼い頃の記憶がまるまる無い魔女。お転婆でよくシルバに突っ込まれている。cvは水樹奈々で考えています。

タイトル「食い違う主張」

タイトル「始業前ティータイム」

>>227『珍解答』




問題:以下の言葉を使って例文を作りなさい。

(1)まさか
(2)げんなり
(3)あくまで
(4)いっそ



◆  ◆  ◆  ◆


【男子生徒Aの答え】

(1)暗黒の鎧と鉞(まさかり)を持つ戦士。

(2)我、地上最強の霊長類(にんげん)なり。

(3)神でも悪魔(あくま)でもかかってくるがいい。

(4)我の手で一掃(いっそう)してくれるわ。



【教師のコメント】

 不正解ですが、それとは別にいろいろ言いたいことがあります。
 放課後、職員室まで来なさい。


◆  ◆  ◆  ◆


【女生徒Bの答え】

(1)まさか、登校中にまたしても痴漢に遭うなんて。

(2)朝から、げんなりした気分で今日も1日を過ごした。

(3)毎日電車の時間帯を変えても、相手は、あくまで私を狙ってくる。

(4)いっそ、明日は包丁を持って登校しようか。



【教師のコメント】
 正解ですが、それとは別にいろいろ聞きたいことがあります。
 放課後、生徒相談室まで来て下さい。



FIN.

>>238
まさか『楽しい国語』のようなSSに出会えるとは……
最近げんなりしていましたが、久しぶりに楽しめました。
あくまでいち個人の感想ですが、とても面白かったです。
いっそうSSの創作意欲がわきました(書けるとは言ってない)

タイトル「不死鳥の涙」

タイトル「SAKURADAI Style」

タイトル「惨劇の産声」

タイトル「THIS IS TOKYO MIDTOWN HIBIYA」

タイトル「Aに気をつけろ」

タイトル「こちら新宿区バカ田大学前派出所」

タイトル「破滅の神」

タイトル「岡ノ下」

お題くれ
いいのがあったらなんか書くかも

タイトル「ば---りあっwwww」

タイトル「結末はいつも同じ」

タイトル「釈放と言う名の極刑」

タイトル「最後の3枚」

お題把握
なんか思いついたら早めに投下する

タイトル「東京ミッドタウン幕張」

タイトル「現代の職業を戦闘能力にして戦う」

タイトル「芥子粒になりたい」

タイトル「奇跡の定義」

タイトル「た」

タイトル「回転休業」

>>249
「ば---りあっwwww」
数レスお借りします





「……これで、お主らの望み通りの究極バリアーの完成じゃ。文句はなかろうな?」


エヌ博士は、目の前の6本足の生命体に向かって、無愛想に告げた。


……いずこともしれぬ星系から、突如2隻の宇宙船で彼らが地球に飛来したのが約半年前。


彼らの望みは地球最高の天才、エヌ博士によって、いかなる物質もエネルギーも通さぬ、究極のバリアーを完成させること。


圧倒的な科学力、武力の違いを見せつけられた世界政府は、いわれるがままに博士の身柄を宇宙人に差し出すしかなかった。


「……サスガはエヌ博士。我ラの最高の科学者デモ行き詰まッテイタ研究を、コレほど短期間デ形にスルとはナ」


3本の赤黒い触腕をぐねぐねとくねらせながら、宇宙人の将軍は金属をきしりあわせるような笑い声を立てた。


「そちらであらかた理論は出来あがっとったからの。……ただ言っとくが、この代物は欠点だらけじゃぞ。エネルギーをバカ食いする上に、あらゆるベクトルを遮断するから、バリアーの展開中は完全に静止した状態で身動きもとれん。レーダーや目視で外を確認することもできん。それに……」


「ソンナコトはドウでも良イ。基礎研究サエ完成シてシマエバ、後はコチラの学者で何トでもナル」

エヌ博士の言葉を、宇宙人の将軍は冷淡に遮った。


「トニカク実験ダ。我々ノ宇宙船の1隻に、バリアーを組み込ンでモラオウ。本船の武装による攻撃を、防ぎキレれバ合格ダ」


「……随分と危険な実験じゃな。バリアー船に乗り込む者は、余程度胸があると見える」


博士の言葉に、宇宙人の将軍は楽しげに頭頂部の触覚を光らせた。


「……イヤイヤ博士。バリアー船に乗り組ムノハ、貴様と貴様の助手だけダ」


「……何じゃと?」


「我々ノ宇宙船ハ、手順サエ飲み込めバ、2人で充分操縦出来る。貴様のバリアーが、見事攻撃に耐えられレバ良シ、耐えラレナケレバ、そのまま貴様らが死ぬダケダ」

「……アア、言ッてオクガ、バリアー船の武装ハ全て取り外シてアルし、逃ゲタところデ、コチラの本船の方が速力はハルカに上。妙ナ真似はするナヨ」


ひとしきり触覚を光らせた後、宇宙人の将軍は部下に合図して、博士と助手を連行するよう命じた。



~~~~~~~~~~~~~~



「……博士ー。まじヤバいっすよー。あいつら絶対、アタシらを生かしとく気ないっすよー」


宇宙人の将軍たちが立ち去った後、エヌ博士の助手は、泣きべそをかきそうな表情でぼやいていた。


「心配ないわい。わしのバリアーは性能だけは完璧じゃ。ミサイルだろうがビームだろうが、重力だろうが慣性力だろうが、全てを遮断する。ブラックホールに突っ込もうが太陽に飛び込もうが、バリアーの内部には全く影響ないわい」

「だからこそ、なおさらっすよー。そんな凄いもん完成させちゃったら、もうアタシら用済みだし、生かしとくだけ危険でしょー? あー、こんなジジイと心中なんて、マジ萎えるっすー」

「ええい、情け無い助手め!いいから黙って手を動かさんかい!」


博士は仏頂面で助手を怒鳴りつけながら、忙しくコンピューターを操作していた。


「……さっきから、何の計算してんすかー? バリアーは完成したんでしょー?」

「説明しとる暇はない。ええからお前も手伝え。この座標を早いとこ入力し直して、このバリアー船を、寸分違わずこの位置につけにゃならんのだからな」





~~~~~~~~~~~~~~



「……少シ、予定より遅れタか? 位置もカナリずれテイルヨウだが」


将軍は触覚をゆらめかせ、傍らの秘書官に声をかけた。


「……燃料もギリギリでしたシ、イカニモ危ナッカシイ操縦ぶりデシたカラネ。地球人の猿には、こノ程度が精一杯ダッタノかト」


「フム……」


将軍は引っかかるものを振り払うように触腕を振って、通信機を立ち上げた。


「聞コエルカネ、博士?コレより240秒後、全火力ヲもっテ、ソチラの船ヲ攻撃スル。貴様のバリアーの威力を、身をモッテ証明デキルノダ。科学者冥利に尽きルノではナイかネ?」


『それについては心配しとらんよ。わしは天才じゃからな。……それより、聞きたいことがある』

「何ダ?」

『お主らの本星と通信は出来んのか?』

「本星に直接、命ごいの交渉でもスル気かネ? ……アイニクと、こんナ辺境マデ、恒星間通信のインフラは整備サレていない。ソモソモ本星は、我々の船がココニ居るコトも把握シテおらんヨ。ダカラこそ好キ放題デキるのダガな」

『なる程、海賊紛いの無法者というわけか、道理でな。……ちなみに、この実験が無事成功すれば……お主らは本当に、わしらを解放して、さっさと地球を立ち去ってくれるのかね?』


将軍はぴくりと触覚を震わせ、動きを止めた。


『どうかな?正直に答えて…』


「…モウ、答エハ出てイルノデハナイカネ?」


『…やっぱりか』


「実験が失敗ナラバ貴様は死ヌ。地球モ、無駄な時間を使わせた責任をトッテモラウために、ついでに滅ボス。バリアーが成功なら、貴様ヤ地球ハ生かしてオクニハ危険過ぎる相手トイウコト、ヤハリ滅ボス」


『残念じゃよ』


「逃ゲタケレバ逃ゲタマエ。バリアーを張りながらナラ、しばらくハ逃ゲラレルカモ知れンゾ?燃料切れマデノ短い間ダガナ」


船内にはカウントダウンのアラームが鳴り始めていた。


「アト30秒。バリアーが攻撃に耐えタトシテモ、どノ道、エネルギーは長くは保タン。サヨナラダナ」


15秒。 10秒。 


5。 4。 3。 2。


カウントが終了する1秒前。


『――バカめ』


博士がバリアーのスイッチを押した。





~~~~~~~~~~~~~~




「……で、博士。何で、アタシら生きてるんですかー? いったいなにが起こったんですー?」


「……なんじゃ、まだ解っとらんかったんか? バリアーが無事作動しただけじゃよ」



博士がバリアーのスイッチを入れ、再び切るまでほんの数秒。

しかし、スイッチを切っても、攻撃がバリアー船を襲うことは無かった。

いや、それどころか――。


「いや、奴らの船はどこ行っちゃったんですかー? てゆーか、アタシら今、どこにいるんですー? さっきモニターで座標みたら、とんでもない数字になってたんですけどー?」

「じゃから言ったろうが。バリアーが無事作動したお陰じゃよ」

「……ほぇ?」


ぽかんと口を開ける助手。


「わしのバリアーは外界の全ての物質、エネルギーを遮断する。重力も光も電波も通さんし、慣性の影響さえ打ち消す。つまり、バリアーが作動すると同時に完全に静止した状態になる」

「はあ」

「ただ、わしらが止まっても、奴らは動き続ける。――地球の自転や公転、宇宙の膨張によってな。……言ってみれば、高速道路の車の流れの中、わしらだけが急停止で置いてきぼりを食らい、それに猛スピードで奴らが追突したようなもんじゃ」

「えっ、なにそれこわいっす」

「地球の自転のスピードは時速1700キロ、公転速度は時速10万キロ、宇宙の膨張速度は……まあいい、とにかく、その速度で破壊不可能な壁に突っ込んだんじゃ。バラバラどころか粉々、いや、サラサラかな?ひとたまりもなかろうて」

「えっと、じゃあ、コンピューターで計算してた座標って……」

博士「ああ、月や太陽に風穴を開けないようにしつつ、奴らの本船にうまく体当たり出来るようにな、お互いの位置や角度をあわせとったんじゃよ」

助手「うわあ……」

博士「……さて、助手よ、地球へ帰るぞい。燃料はギリギリじゃからな、計算と操縦手伝え」


博士は助手に発破をかけて、ニヤリと笑みを浮かべた。


「いったん地球に戻って、この船の航行システムの解析じゃ。奴らの本星の位置を突き止めて、こちらから出向くことが出来れば、今度は逆に、奴らの星に体当たりして木っ端みじんにしてやることも出来るでな」



FIN.

※投下終了
お目汚し失礼

細かい科学的な設定とかはツッコミ無しでな!

乙です
助手さんをぼさぼさ頭のそばかす眼鏡っ娘で想像したら萌えた

>>266
(貴様、どうやって俺の脳内をッッ……!!)
コメント感謝ですー

タイトル「最後通帳」

タイトル「今北産業の面接試験」

投稿乙です。
(自分は三つ編み想像してました)

タイトル「B棟1階暴行事件」

タイトル「みんなに秘密なスパイダーマン」

タイトル「とうとう運命すら無くなった」

タイトル「デザートはタンポポ」

タイトル「シンデレラの過ち」

◆IF5x66v7sHqDさんをすこれ

タイトル「えんてつ!」

タイトル「愛上岡聞く毛越さし嵩山曽田治つてとな似ぬ値のは皮膚へ歩真美無目も揶揄世ラリるれ炉和を( -_・)?」

タイトル「おさげ」

タイトル「最後に120時間焼き上げればできあがり」

タイトル「Mansion no koto nara HASEKO」

タイトル「誇りでは死なないが誇りを掃除するために死ぬかもしれない」

タイトル「のぞみ1001号」

タイトル「回想電車」

タイトル「焼香口で君を待つ」

タイトル「さいきっかーず」

タイトル「鮮血滴る振り子の下で」
タイトル「記憶の中の月光を辿る」

タイトル「青春の315ページ」

タイトル『割れ月輪』

タイトル「saga君は今日も元気です」

タイトル「迷探偵コナソ」

タイトル「問題はいつも自分次第」

>>271「B棟一階暴行事件」
数レスお借りします。

2018年3月19日20:38

山口「お前…どうして…」ガクッ

?「悪いな…みんなが抱いている恨みを俺が代行してやった。あばよ。」

3月20日9:00◯✖病院

伊丹「病院で殺人未遂か。また物騒になったな、おい。」

伊丹「それにしても何で今日に限って三浦と芹沢は非番なんだ!事件なんだから出てこいよ!」と一人でブツブツと文句を言いながら現場を見て回る。

?「おっ、ここだここだ!」

?「亀山君…事件を嬉しがるものではありませんよ?」

亀山「すいません…」

伊丹「その声は…あ!またお前らか!」

亀山「なんだ、お前。俺たちがいちゃいけないのか!」

伊丹「当たり前だ!」

亀山と伊丹がいつもの挨拶かの如く言い争いをしている中、杉下は鑑識の米沢に話を聞いていた。

杉下「それで事件について説明していただけますか?」

米沢「ええ、被害者は山口恒夫。21歳。◯✖大学の三年生です。」

杉下「◯✖大学ですか。被害者の方はかなり優秀な方のようですね。」

米沢「いえ、彼は昔から総合格闘技をしていたこともあり、完全な推薦入学だったらしいですよ。」

杉下「なるほど。」

米沢「あと彼は自分が勉強が苦手なのに入った大学はかなり優秀。それがコンプレックスで自分の同級生や後輩を練習中に何人も病院送りにしてきたみたいで…」

杉下「かなり乱暴な性格をしているようですね。ということは」

米沢「はい、かなりの人物が十分に動機がありますね。」

杉下「ありがとうございます。あとは僕の方で…亀山君、行きますよ。」

守衛室
亀山「つまりあの日は窓もドアも全て閉まっていたという事ですか?」

守衛「はい、間違いないです。だよな?」

守衛2「はい、確かに先輩と一緒に全フロア回りましたけどどこも開いてなかったですよ。」

亀山「分かりました。ご協力ありがとうございました。」

杉下「どうでしたか?」

亀山「ドアも窓も全て見て回って閉まっている事を確認しているそうです。」

杉下「そうですか。それでは次は患者さんのもとへ向かいましょう。」

亀山「どうしてですか?」

杉下「どうやら被害者が所属していた部活の部員が三名入院しているそうです。もし本当に外部の犯行でないとすればこの三人が怪しいと思いますがね~」

亀山「それもそうですね。」

鎌田「ええと、あの…さっきも刑事さんが来たんですが…」

杉下「これはどうもすいません。もしよろしければもう一度お話願えないでしょうか?」

鎌田「分かりました。鎌田俊樹、19歳で◯✖大学二年で同じ総合格闘技部の後輩です。」

鎌田「この怪我は元々僕はボクシングやってて先輩の打撃をガードしたり肩でいなしてたらどうやら癇に障ったようで渾身の一撃をもらいまして…」

杉下「つまり両腕を…」

鎌田「ええ、お陰で物が持てなくて…確かに先輩の事は恨んでます。でもボコボコにしなくても…」

杉下「ありがとうございました。最後に一つだけ昨日の20時貴方は何を?」

鎌田「そうですね~一人でテレビ見てましたね。だからアリバイ?にはならないですね。」

杉下「そうですか。貴重なお時間を取らせてしまいすいませんでした。それでは我々は失礼します。」

杉下「それでは次は…」

山口弟「はい、お話します。山口哲夫18歳。大学二年生です。」

亀山「あれ?18歳なのに?」

杉下「亀山君、早生まれをご存知ですか?」

亀山「あっ、そうですね。失礼しました。確か貴方は…」

山口弟「はい、被害者の山口は僕の兄です。」

杉下「そうなのですか。ところで貴方の左足は同じようにお兄さんに?」

山口弟「違います、バイト帰りに車に轢かれて。それに兄貴は俺にはしないんですよ。練習中に乱暴になる以外は尊敬してるんですよ。昔俺がグレた時も俺を殴って止めてくれたんです。」

杉下「そうなのですか。いいお兄さんなのですねえ。ところで失礼ですが昨日の20時貴方は何を?」

山口弟「一人で売店へ物を買いに行ってました。」

亀山「一人で?」

山口弟「はい、それは売店の三竹って女の人に聞けば分かりますよ。彼女知り合いですから。」

杉下「分かりました。お時間を取らせてしまいすいません。我々はこれで失礼します。」

山口弟「あっ!おつかれでしょう。これ飲んでってください。」と自分の冷蔵庫からスポーツドリンクを取り出し自分の分をコップに注ぐと残りのコップ二つに注いでくれた。

杉下「それではお言葉に甘えて。」

亀山「ありがとうございます。」

亀山「く~冷えてるな~シャキッとするよ!」

杉下「そうですね。とても美味しかったです。それでは。」

杉下「最後は…」と言いかけたところで病室から伊丹が出てきた。

杉下「おや、ご苦労様です。」

伊丹「あ?ああ、特命係か。この部屋の奴は危険だぞ。」と言い残し帰って行った。

杉下「失礼します。」

黄瀬「何すか?俺さっき刑事には全部話したんすけど?」

杉下「申し訳ございません。お手数ですがもう一度お話いただけませんでしょうか?」

亀山「右京さん?こいつ何でこんなにガラ悪いんすかね?」と小声で話しかける。

杉下「まあ、一度した話をもう一度させられる。普通なら腹立たしいことですよ?」

黄瀬「何コソコソ話してんだよ?あれか?俺疑ってんの?まあしょうがねえよな?」

杉下「いえ、貴方には元とはいえ総合格闘技部にいたという事実があるため話を聞くだけです。」

黄瀬「あ、そう。まあいいや。さっき来た奴がよ、完全に俺を疑ってる感じで話すからよ。追い出しちまったよ。まあ、あんたらなら良いや。話すよ。」と笑いながら言う。

黄瀬「黄瀬一真、21歳、ボコられた山口の同級生だ。俺は練習で寸止めでスパーリングしてたらよ、あいつ思いっきり蹴りやがってよ。そん時は全然痛くなくてよ、周りに止められるまでやりあったんだけどよ、後から病院行ったら折れててさ。で、今にいたるんだよ。」

杉下「そうなのですねえ、ところで貴方は彼女がいらっしゃるのですか?」

黄瀬「あ?ああ、よく分かったな。いるぜ。」

杉下「ええ、貴方の洗面所に色が違う歯ブラシが二本あるのとそこの付き添い者が寝るためのソファに◯ティのタオルケットがあります。その2つでもしかしたらと…」

黄瀬「あんたすげえな!名探偵かよ!」

杉下「いえいえ、刑事ですよ。」

黄瀬「特別に彼女の写真見せてやるよ。」とスマホの写真を見せてきた。清楚な雰囲気漂う正反対な女性だった。

杉下「おや?写真に写ってる時計なのですが面会時間が過ぎているようですね?」

黄瀬「ギクッ!」

黄瀬「頼む言わないでくれ。次注意されたら面会禁止なんだよ。頼むよ、さっきのおっさんには言ってないこと言うから。」

杉下「なんでしょう?」

黄瀬「ああ、その前に看護師には内緒にしてくれるか?」

杉下「ええ、いいでしょう。」

黄瀬「あれは確か20時45分くらいのことだったんだが、愛美…ああ、俺の彼女の名前な。愛美を送るために一階に行って玄関でチューしてたら何か奥の方から何かが這ってるような音がしてよ、怖くなったからよ、急いで彼女を帰して走って部屋まで戻ったんだよ。」

亀山「這う音?何故そう思ったんだ?」

黄瀬「ああ、この前見たホラー映画で幽霊が床を這ってる音になんとなく似てたんだよ。」

杉下「そうですか。貴重なお話ありがとうございました。」

黄瀬「絶対言わないよな?」

杉下「はい、言いませんよ。」

黄瀬「やっぱ心配だからな、はいこれ。」とスポーツドリンクを二本渡してきた。

亀山「賄賂か?」

黄瀬「ちげえよ。余ってんだよ。頼んだぜ、絶対言うなよ。」という言葉を背に部屋を出た。

亀山「右京さん俺三人の内で誰が犯人か分かんないです。」

杉下「それは僕も同じです。まだ調べる必要がありますねえ。」

長くなりそうなんでここでやめときます。お目汚し失礼しました。

タイトル「計算通り」

タイトル「その先へ」

タイトル「俺ら魔界さ行ぐだ」

俺「安価で連邦と戦う」part3 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1524139942/614)
614 ◆QlCglYLW8I saga 2018/04/22(日) 09:54:49.82 ID:mPc5hxNCO
ここのイッチ、話の整合性とか全然考えずに進んでいく人なので。
まあ死亡前提だなこりゃ。お疲れ様した。

タイトル「中間試験暴行事件」

>>288
あらすじ
北川准一(16歳)高校生
彼はどこにでもいるような人物だが、ある秘密を抱えていた。
それは一年365日中315日しか生きられず315日目になると必ず何らかの形で死亡し、また入学式の日の朝に戻る。そんな生活をもう10年送っていた。
自分や周りの未来が分かるため人生を諦め脱け殻のような生活を送り、ある日11回目の死を体験し入学式の日に戻るが、あるイレギュラーな女性に出会った事で未来が少しずつ変わり始める。
彼はそのイレギュラーに出会った事で何故自分はループするのかという真相にたどり着く。
キャラ設定
北川准一‥‥何度も高校1年生を体験する内に人生に絶望し全てに無気力になるがイレギュラーに会った事で性格に変化が起きる。理想のcvは中村悠一
氷川里奈‥‥ヒロインであり准一の12回目の人生において初めて現れた人物。いわゆるイレギュラー。不良に絡まれていた所を准一に助けられ話すようになる。理想のcvは明坂聡美。



お題くれ
閃くのがあったら何か書く

タイトル「嘘からの解放」

記憶欠乏症

タイトル「YInMnブルーで染め上げろ」

タイトル「APPLE-PIENAPPLE-TWO-PENS」

※整いました

>>308『記憶欠乏症』



――何だろう。思い出せない。

――何かの記憶が欠けている。何かが足りていない。

――だが、それが何なのかが思い出せない。




『記憶欠乏症』と呼ばれるそれが、新たな現代病として話題になり始めてから、もう随分になる。

記憶喪失、というのとは全く違う。

具体的に何かの記憶が欠損したり思い出せなかったりという訳ではなく、ただひたすらに得体の知れぬ記憶の欠落感や喪失感だけが付きまとう病。

この病は国も人種も年齢も関係なく広がり続けており、それに伴って、自己の存在基盤を見失い、自己の存在意義を薄れさせていく人々は増加していた。

ガンもエイズも遥か昔に克服されたこの世界。

しかしこの病だけは、原因も有効な治療法も見つからず、ついには世界的な死因の第一位を【自殺】が占め続ける有り様となっていた。

「いったい、何が原因なんだろうな……」

人々は原因も解らぬまま、喪失感と飢餓感を抱えながら、日々、鬱々と暮らしていくしかないのだった。




   ◆   ◆



「――また記憶機構の不祥事か」

管理官の1人が、苦虫を噛み潰したような顔で天界新聞をぐしゃぐしゃと乱暴な手つきで広げた。

見出しには大きく、【消えた記憶問題】【またしても記憶機構の怠慢か】の文字が踊っている。


「最近、多いですよね―」

傍にいた部下も眉をひそめる。

「前世の記憶を徴収するだけしといて、新しい命に対しては未払いのまんま放置したりとか、記憶を支給するためのデータを大量に消去してしまったりとか、記憶の過払いを気づいておきながら隠匿したりとか……」

「おまけに神界からの天下り問題だ。全くけしからん」

「世界記憶保存庁の時から、看板かけ直しただけで体質が変わってないですからねえ。いや、むしろ世保庁の時よりひどくなってる気がします。――まあ、人間達があまりにも増えすぎたってのもあるんですけどねえ……。データ管理が大変なのも解るんですが……」

「……いっそ天変地異で一気にギリギリまで人口減らしてから、余った記憶を1人か2人にぶち込んで最初からやり直す方が楽かも知れんな」

「アダムとイブからのやり直しですか。過激ですけど、それがいいのかも知れませんねえ……」




天界での休憩時間。

彼らの政治談義は、まだまだ終わりそうになかった。



FIN.

※投下終了
お目汚し失礼

>>312
乙です
風刺がきいてて上手い

タイトル「イメチェンしよう」

>>314
コメント感謝ですー
タイトル&SS投下する人もっと増えろ

タイトル「Todai-Seimonmae」

タイトル「かみさまと呼ぶ者」

タイトル「Wat's this?」

タイトル
仮面ライダーW「俺たちは二人で一人の仮面ライダーだ。」

永夢&パラド「うん?俺たちと一緒?」

タイトル「Mirai-zura」

タイトル「富める者と貧しき者」
タイトル「漢字の成り立ち」

タイトル「正しい夏の過ごし方」

タイトル「雪とこたつと幼馴染と」

タイトル「オーヴァードーズとあなたへ」

タイトル「憂鬱な物書き」

タイトル「華麗なる乞食」

タイトル「Father's Switch」

タイトル「東大下暗し」

タイトル「面白いSS」

タイトル「一心不乱に回れ」


>>322 【雪とこたつと幼馴染と】


「──よく降りますな」

「まったくですな」

「これは明日の朝は交通麻痺まちがいなしだね」

「天気予報のレーダー見たら、昼頃までは止みそうになかったぞ」

「夕方から降り始めてもう30cmは積もってるもの、すごい事になりそう」


ギシ……ドサササッ──


「──お、屋根が軽くなった音」

「今のはまあまあ落ちたっぽいね」

「そろそろ帰らないとマズそうかな?」

「外は寒いよー? 窓を開けたら命を落としかねない」

「極圏かよ」

「こういう時はこたつの魔力に従っとくのが吉だよ」


《──時刻 ハ 0時 ヲ 回リマシタ、昨日ノ ニュース ノ ハイライト ヲ オ送リシマス》チャララランララー


「ほら、その魔力に負けっぱなしな内に日付変わっちゃったぞ」

「なにを今さら。帰るったってベランダ越しに50cmでしょ、焦ることないじゃない?」

「問題なのは、そこから帰らざるを得ない時間だって事だろ」

「……どういう意味?」

「だって玄関から出ようとして、おばさんに見つかったら不味いでしょ」

「さすがにこの時間は怒られる……かな」


ズズズ……ギシ、ドササササッ──


「いくら16年来の付き合いな幼馴染みでもね、いちおう僕らは男子と女子なんだしさ」

「うん……」

「さっき2階のトイレ行くのだって、ちょっとヒヤヒヤしたよ」

「ドキドキはしなかったのかな?」

「なに言わせようとしてんだ」

「ちぇっ」

「……したけどさ」

「したんだ?」

「僕らは男子と女子だからね」


《──ソレデハ、マタ今夜。日付 ガ 変ワル 直前23:55 ニ オ会イシマショウ》テレレレレーレッテレー


「私も……さっきからしてるよ」

「だから、いい加減このこたつから出なきゃいけないんだ」

「いけないかな」

「鈍らせようとすんなし。僕の理性なんか、もうひと押しされたら簡単に──」


──ギシッ…ズズズ、ドサドサドサッ!


「きゃっ!?」

「すごい量の雪が落ちたぞ、うわ……もしかして」

「ベランダ、埋まっちゃってる……」


《ドコヨリモ 早イ 今日 ノ 星占イ!! 今夜 意中 ノ 異性 ヲ 射トメチャウ ラッキー ナ 星座 ノ ヒト ハ──!?》ズンチャッ ズンズンチャッ


「……困ったな」

「困ったの?」

「うん……僕らは男と女だからね──」



【おわり】

乙おつ
良いぞ良いぞ


>>321 【漢字の成り立ち】

「漢字の成り立ちって面白いですよね」

「意?」キョトン

「どういう意味? って事ですか。『意』もバラせば『音と心』。考えてる事を言葉に表す……的な意味があるんでしょう。そういう字の構成って面白くないです?」

「解!」ウンウン

「同意頂けて何よりですが、その字の成り立ちはちょっと怖いですよ?」

「意?」

「ずばり『刀』を用いて『角』のある『牛』を解体する様子を表した字だそうです」

「鬼!」ヒイィ

「『鬼』は象形文字ですって。まあ脚もあれば、てっぺんに小さくてもツノがありますもんね」

「他! 他!」ガクブル

「残念……『他』の字も、にんべんの部分は人として『也』は『它』……つまり『蛇』を意味する。ようは『ヒトならざる者』なんですよ」

「完!」キッパリ

「勝手に終わらせないで下さい。『完』は『院』に通ずるそうで、周囲をしっかり守られた場所を指す事から『完全』の意に転じたらしいです」

「護……」プルプル

「ごんべんは上半分が剣の握り部分の象形で『?』は鳥と手の象形。つまり『手で掴み懐に置いて護る』って事みたい。ていうか、なんで女の私が先輩を護らなきゃいけないんですか」

「鋭」チッ

「鋭くなくたって思いますよ。『金』は文字通り金属、右半分は上のチョンチョンが分散を意味するそうです。つまり物を分解する金属の刃が『鋭い』んですね」

「普……」

「そうですね……『鋭』は、すごく普通な成り立ちです。『普』もほとんど字を見たまんま『並び立つ人に注ぐ日の光』という意味で、普遍を表してるのかもしれません」

「朝?」

「うん、朝になれば変わらず太陽が昇るって事でしょうね。『朝』は本来左半分だけでその意味を持ってたんですって。上下の十が草原、日は朝日……それだけで揃ってますもんね」

「……違」フルフル

「『違』はしんにょうを除いた部分の『口』を挟んだ上下が、それぞれ天地左右反対を向いてるでしょう? それだけで完全に──」

「違」チッチッ

「え? ですから『違』は……」

「……朝」

「あの『朝』は十が草原って、さっき……」キョトン

「違」キリッ

「違うんですか? 『朝』……なんだろう、字をバラしたら『十月十日』?」ウーン…

「……子」

「その、あの……『子』は象形……」アセッ

「作」ズイッ

「ちょっ、先輩……っ!」アワワワ

「愛──」


… … …

オギャア、オギャア


「──赤」ホクホク

「成立しちゃった……」ポッ


【おわり】

多くの漢字はココ→ https://okjiten.jp/index.html で成り立ちを調べさせてもらいました

>>332
タイトル投下者ですがわざわざ調べて書いてくださってありがとうございました
乙!
(ちなみに「乙」の「普通と違って、なかなかおもしろい味わい(雰囲気)のあるさま」という意味は日本でだけ通用する意味合いだそうです)

>>332を書いた者です、レスあざす
自分の環境だと途中で文字化けしてました
『?』になってるとこあったら、護←の右側です

>>332

>>「──赤」ホクホク

で吹きましたww ホクホクじゃないですよ! 何やってんですか!

……面白いSSをありがとうございました。

タイトル「最悪の新婚旅行」
タイトル「はやくキスして」

タイトル「スクラッチくじ削ったら」
タイトル「僕もう帰るんで」
タイトル「今日も兄貴は終電帰り」

タイトル「FINAL LAP」

タイトル「彩る世界裸足で蹴って」

>>336
タイトル「はやくキスして」


「ねぇ、はやくキスして」

 僕の彼女は、久し振りに僕の家に来たと思ったら、いきなりキスを要求してきた。

「はやく、キス!」

 まったく、キスぐらいで騒がないでもらいたい。
 こんなのでよければ、毎日だって……いや、さすがに毎日はきついか。僕が持たない。それよりも……

「……準備できてるの?」
「当たり前でしょ?」

 色々と忙しい僕とは対照的に、彼女は準備を終えて暇そうに僕を待っていた。

「あと少しだから、待って……」
「もう、はやくしてよ!」

 彼女が急かしてくる。なので僕は、彼女をちょっとだけからかってみた。

「ねぇ、“ナマ”でも良いの?」
「良いわけないでしょ!? ……待っててあげるから、ちゃんとしてよね」

 急かす割にはちゃんと待っていてくれる。
 僕はそんな彼女が大好きだった。

 彼女の期待に応えたい。
 彼女の笑顔が見たい。
 彼女を喜ばせたい。

 だから、僕は彼女の元へと急いだ。

「お待たせ」
「待ってたよ!」

 僕がやってくると、彼女はエサをおあずけされていた犬のような状態だった。

 彼女を待たせたのは僕の責任だ。
 お詫びに、彼女にはせめて最高のおもてなしをしてあげよう。

 僕は、彼女が望むキスを提供した。










「はい。キスの天ぷら」
「やったぁ! いただきます!」

>>322
タイトル「正しい夏の過ごし方」




ボクには夏休み限定のルールがある。

正しい夏を過ごすための、ボクが定めた3つのルール。




① 必ず8時には起きること




生活のリズムが乱れがちな夏休みだからこそ、ボクは規則正しい生活を自分に課した。

正しい生活をしていると気持ちも晴れやかになってくる。

正しい夏を過ごすためには、とっても大切なことだ。




② 必ず彼女を作ること




1つ目のルールに比べるとかなりハードルが上がるけど、これはこれで大切なことだ。

少し難しいことにも挑戦しないと人間は衰退してしまう。

大学の夏休みは2か月あるし、決して不可能なことじゃないとボクは思う。

事実、ボクはこれから3週間前にできた彼女と自宅デートだしね。

つまり、2番目のルールまでは今のところ達成してるってわけ。

ピンポーン




あ、噂をすれば。




「ごめん、ちょっと早く来ちゃった。上がっていい?」




ボクは彼女を自宅に招き入れる。

彼女の服装は出会ったときと同じで、淡いピンクのキャミソールだ。




「暑かったでしょ。今飲み物もってくるね」

「ありがと」




うっすらと汗ばんだ肌に、上気した頬。

期待で胸が高鳴る。

すぐにでも手を出したい気持ちを抑え込んで、ボクは3つ目のルールに思いを馳せた。




③ 必ずその子を[ピーーー]こと




小学生のときにペットの猫を殺してから、殺しの衝動は日に日に増していった。

誰かを好きになると、付き合いたいと思うより先に殺したいと感じるようになった。

その人を好きであればあるほど、達成したときの快楽は大きかった…




「ねえ、今日は何しよっか?」




彼女が無邪気に問いかけてくる。

ボクは下心と殺意を胸に秘めながら、彼女に飲み物を持って行った。

>>258
タイトル「た」




ここで事件を整理しましょう。

殺されたのは不二崎庄司さん。不二崎コーポレーションの御曹司で、次期社長と目されていた方です。
なかなか優秀な方だったようですが、仕事のやり方がやや強引で、恨みを買うことも少なくなかった。

さらには女好きとしても有名で、泣かせてきた女性は数知れず。

……要するに、殺される心当たりはそれなりにあった、ということですね。




――――そんなことはわかっています。私も捨てられた女の一人ですから。




そうでしたね。そしてあなただけでなく、この山荘に集った全員が彼に何かしらの恨みを抱いていた。
私はあなた方の誰かが犯人だと睨んでいるのですが、確たる証拠が何もない。




――――そんな話をするために呼んだんですか? 何もわかっていないのなら、時間の無駄です。




まあまあ、そう焦らないで。
確かに証拠はありませんが、重要な手がかりならあります。

それは被害者が残したダイイングメッセージ。
殺された庄司さんは最後の力を振り絞り、「た」という血文字を残したのです。





――――それは私も見ました。でも…




そう、この山荘にいる人間に、名前に「た」が付く人がいないんです。
なぜ庄司さんがあんな文字を残したのか、私は不思議でならなかった。





――――たすけて、とでも書いたんじゃないですか?




瀕死の人間はわざわざそんなことを書きませんよ。

あの「た」という文字には、何かしらのメッセージがあったはずなんです。
そこで私は、あの現場をもう一度調べ直しました。先入観を捨てて、徹底的に…

そうしたら見つけたんです。あの時は見逃していた、ほんの小さな手がかりが。




――――?




あの「た」の文字の3画目… その終わりの方の血が少しだけかすれていました。
なのに4画目はたっぷりと血を含んでいた。どうしてだと思います?




――――さあ?




庄司さんが死に際に書いたのは3画目までだったんですよ。
それを誰かが4画目を足して、「た」の文字を完成させた。




――――何のためにそんなことを?




その誰かさんは、4画目を隠しておきたかったんです。
自身の名前につながる「な」という文字を。




――――…………




……犯人は、あなたですね?

中村春子さん。

>>340
タイトル投下者ですが書いてくださってありがとうございます
>>341>>342
>>343>>344
乙です
また書く人増えてきて嬉しい

>>345
こちらこそ、素敵なタイトルをありがとうございました。

タイトル「広告はGoogleにより終了しました」

タイトル「十六次創作」

タイトル「今年もあいつがやって来る」

>>251
タイトル「釈放と言う名の極刑」




とある国の、とある刑務所――

その日、一人の男が釈放されようとしていた。


「このエレベーターで昇れば地上に着く。お前は晴れて自由の身だぞ」


葉巻を咥えた刑務官が男に言った。

しかし、男は浮かない顔である。


「なんで急に……釈放なんて……」


わなわなと震えながら男が呟く。

その目はどこか虚ろで、全身からは汗が噴き出していた。


「オレが模範囚だったから……釈放されるのか?」


刑務官が吹き出した。可笑しくてたまらないというように、腹を抱えて笑う。


「逆だよ。お前は罪が重くなったんだ。だから釈放される」

言っている意味がわからずに、男は刑務官を仰ぎ見た。


「お前が乱暴した女の子だけどな……先日亡くなったらしい」


男は目を見開いた。刑務官が続ける。


「自宅で首を吊ったんだとさ。自殺だよ」


男の脳裏に一人の少女が浮かぶ。学校帰りに友達と笑い合っていた顔。

衣服を引き裂いたときに見せた、恐怖と涙でぐちゃぐちゃになった顔。


「この国ではな、自殺が他者に加えられた危害が原因と見なされると、殺人になるんだ」

「………………」

「遺書にはお前への恨みつらみがびっしりと書いてあった。お前の暴行が原因なのは明白だ。
 あの子が死んだ瞬間、お前の罪は強姦罪から強姦殺人罪になった。だから釈放される」


エレベーターが昇り続ける。

暗くジメジメとした刑務所から、地上へ出るためのエレベーター。

「い、いやだ……釈放はいやだ……」

「何を悲しむ必要がある? 毎日決まった時間に起きる必要もない。重労働をする必要もない。
 俺たち刑務官から体罰を受けることもない……良いことずくめじゃないか」

「いやだ……いやだ……」


男は頭を抱え込んだ。体の震えが一層激しくなる。

地上へ近づけば近づくほど、男の中の恐怖が増していく。


「ほら、着いたぞ。お待ちかねの地上だ」


刑務官が言うと、エレベーターの扉が開いた。

扉から溢れるまばゆい光。

そこに現れたのは……どこまでも続く、灼熱砂漠。


「じゃあな。せいぜい頑張って生きろよ」


刑務官は男を外へ蹴飛ばすと、エレベーターで地下へと戻っていった。

乙おつ
ありがちだが綺麗なオチ

ま、みんな人生を生き抜くこと自体が究極の極刑さ

タイトル「見える手」

タイトル「阿呆と試験とショーカンジュー」

>>355
「見える手」

男「お邪魔しまーす。結構綺麗だなお前んち。」

友「だろ?俺こう見えて綺麗好きなんだよ。」

男「へー、食器も綺麗に並ん…」

男「…おい。」

友「ん?どした?」

男「…なんだ?この手…?」

男は、食器棚の中の皿の上に手が乗っかっているのを指差した。
それも綺麗に手だけ。腕以降がない。

友「あー、そんなとこにあったか。」

男「なにこれ?ちょー怖いんだけど。」

友「実は兄貴が細工師でさー、なんか作っては俺んちに置いてくのよ。」

男「へー。他にもあんの?」

友「それがどっか行っちゃってさー。行方不明。」

男「見たかったなー。今度見つかったら見せてよ。」

友「いいよー」

男「あ、すまん。俺そろそろ帰らなきゃ。」

友「えー!来たばっかなのに!」

男「すまん!じゃ、また明日な!」

友「じゃーなー!」

ギィ...バタン,

友「…あいつに見えるんだな…『兄貴』の手」

「あいつに」じゃなくて「あいつにも」だった。

>>357

乙ですというかタイトル拾っていただきありがとうございます。

ホラー!? これホラーですよね!?
兄貴に何があったんだ……ガクブル

タイトル「ああ言やこう言うてこでも聞かないあなたの心は真っ黒です」

タイトル「遠くから重ねて」

タイトル「月刊少年ステップ」

タイトル「乙姫はなぜ浦島太郎に玉手箱を送ったのか」

タイトル「死を呼ぶアイドル」

タイトル「贖え、償え、魂以外全てを捨てて」
タイトル「還れないのならば、せめて」
タイトル「泪は砂へ砂漠は海へ」

タイトル「最後に残ったもの」

タイトル「俺くんとデートなうに使っていいよ」

タイトル「歌い手の篠原さん」

何かの改変は元ネタを知らない人もいるから使いづらいんだよねえ

>>369
書きやすいタイトルってのも大事なんですかね……私不安になってきました。

タイトル「自分VS自分」

タイトル「超絶真理雄兄弟」

タイトル「 ホモ「女にも……穴はあるんだよな?」」

タイトル「究極の二択」

>>372
タイトル「ホモ「女にも…穴はあるんだよな?」」


ガシャン ガシャン!!
  
      ガシャン ガシャン!!



ジリリリリリリリ! ジリリリリリリリ!


  ヨーシ、ジカンダー キョウノシゴトハオワリダ アトハカクジカイサンー


アザッシター オツカレサマーッス

           イヤーキョウモキツカッタッスネー


ホモ「…お疲れ様です」
       

             カラダガアセマミレダヨ


モウニノウデパンパン、ウデアガンネェヨコレ


         セントウニデモイクカ? アーイイッスネー



ホモ「…お先に失礼します」


スタスタスタスタ…



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~




ホモ「…………………………(スタスタ)」 ムラムラムラムラ



ホモ「……………………………………………………(スタスタスタスタ)」 ムラムラムラムラムラムラムラムラ



ホモ「…だめだ…最近の忙しすぎたせいで帰ってからろくにナニも出来なかった」 ムラムラムラムラ


ホモ「それなのに仕事場ではいい肉体…を見る毎日…」ムラムラムラムラ


ホモ「今ではむしろ疲れが一周して性欲が半端ないことになってしまった…」 ムラムラムラムラ


ホモ「クソッ…!仕事帰りだって言うのに体が熱過ぎてどうしようもない…!少し街を歩くか…」 ムラムラムラムラ

ホモ「帰り道は…こっちか」 ムラムラ


…ガヤガヤ ガヤガヤ ガヤガヤ

ホモ「(そうかここは繁華街だったか。思ったより人が多い)」 ムラムラムラムラ

チャラ男「おっ、そこのお兄さんお疲れ?ちょっと飲んでかない?」

ホモ「……………………!!(ジロリ)」 ギンギン

チャラ男「(何だこいつキメェ…こいつはスルーだな。)」 


ホモ「くっ、客引きの適当な男にも惹かれてしまう…!これではむしろ逆効果だ…」 ギンギン

   オニーサンノンデカナイ?    カワイイコイッパイイルヨー

ホモ「(…ここは早く切り抜けないと…!)」


スタスタスタスタ…

ホモ「体が…熱い…!」  ギンギンギンギン

ホモ「これじゃあ歩いた意味がなかったな。だがこの公園を抜ければ家まですぐだ」 ギンギンギンギン

ホモ「こんな小さな…公園のほうが風…が…!良く通るとはな…ヌンッ!」ギンギンギンギン

ホモ「だが今更多この程度の夜風では…」ギンギンギンギン

ホモ「仕方あるまい。家…に、帰ったら処理すれば、いい…か…」 ギンギンギンギン

ホモ「(…だが正直もう体にかなり溜まっている…下手をすれば歩いているだけでも興奮が収まらん…!)」 ギンギンギンギン

ホモ「(もうこの公園でいいか?こんな深夜だ。こんなところでナニをしてもばれるわけではない)」 ギンギンギンギン

ホモ「(昔の人はカブですら抜くことが出来たんだ…今の俺ならカブどころか穴さえあれば…!)」 ギンギンギンギン

ホモ「ん…?」 ギンギンギンギン



女「あ”~…ヒック…」 ふらふら



ホモ「(あの女…酔っ払いか?)」 ギンギンギンギン

女「……(ふらふら)」 スーッ…
 
ホモ「男女共用のトイレ…に入っていった…」 ギンギンギンギン

ホモ「深夜…男女共用のトイレ…誰もいない…」 ギンギンギンギン




ホモ「……………………女にも穴はあるんだよな?」 ギラン


ホモ「…どうせ相手は酔っ払い…今日のことなんぞ覚えていないだろう…」 ギンギンギンギンギンギンギンギン

ホモ「そして俺は名実共にホモ…!他の奴も知っているから万が一の場合も俺に話が来ても切り抜けられる自信はある…!」 ギンギンギンギンギンギンギンギン

ホモ「今の俺は…穴さえあれば…!イける…!」 ギンギンギンギンギンギンギンギン

ホモ「やってやる…!もう限界だ…!イくね…!」 ギンギンギンギンギンギンギンギン



ホモ「(…だがしかし俺は気づくべきだった。何故ホモの俺が女に少しでも興味を持ったのかを)」

ホモ「(そして何故こんな小さな公園でタイミングよく、いかにもな女を見つけたのかを)」






女「 男 に も 胸 は あ る ん だ よ な ぁ  ! ! !」 ギロリ 



アッーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!♂


・・・
・・・・・
・・・・・・・



ホモ「(…類は友を呼ぶ…か…)」


ホモ「(…あの女…ひたすら俺の胸を…揉みしだきやがって)」 

ホモ「(お陰であのトイレじゃ酷い目にあった…相手が満足するまで相手をさせられた…)」



ホモ「畜生…揉まれすぎて俺の大胸筋が腫れちまいやがった」 ズキズキ

ホモ?「…少し膨らんだか…?ちっ…胸が痛いぜ…」 ズキズキ


【おわり】

初めてSS書いたよ。見にくいとかは言ってもらえたら後学のためなるので教えてください

>>377

とりあえず書き方について気がついたとこ指摘

・改行タイミングがおかしいのか、携帯からだと行始まりがガタガタで見づらい(特に1レス目半角部分)
・半角カタカナが多くて読みづらい上、全角カタカナ使ってる部分が入り混じってて違和感あり
・台詞の後、半角カタカナ擬音との間に空マスは不要
・三点リーダー(…)は本来偶数個で使うのが一般的。厳格過ぎる必要はないが気にする読者もいるので念のため。

とりあえず目についた点はこんなところ

内容については初投稿ということもあり、今後も是非頑張って欲しいとだけ。
敢えて一点だけ挙げるなら、1レス目の前半~~~~~~線までは冗長になるだけなのでぶっちゃけ全カットでOKかなと

タイトル「海亀と渡り鳥」

>>365
タイトル「贖え、償え、魂以外全てを捨てて」

俺は生まれてからの殺し屋だった。

生まれてからすぐにねずみの首を折り、子供の頃から何かを[ピーーー]ということに熱中していた。
親からそんなことはやめろといわれたが何故ダメなのかまったく理解が出来なかった。
「命は大切だ」とか「気持ち悪いことをしないで」とか言葉の意味がわからなかった。

大人になる前に村から追い出されたが行きつく先でいろいろな人を殺し、[ピーーー]だけじゃなく盗みの技術も覚えた。

「奪われるほうが悪い」「[ピーーー]瞬間がもっとも綺麗だ」

そんな風にと自分のやりたいようにやりしたい風にし続けた。

だが俺はやりすぎちまったのさ。

指名手配はいたるところに張り出され、二つ、三つと村を渡っても顔が割れている。
逃げるのは大変だったが、ある時とある孤児院に逃げ込んだのさ。

夜も遅いとき、忍び込んだ先で何が行われてたと思う?

まさかの出産だよ。

医者の家までいけないからって布団やらなんやらがある孤児院でなんとか形だけ整えて子供を生んでいたのさ。
しかもその時はいる奴ら全員がパニックになってたから俺を医者の先生と思いやがる。

俺が子供を取り上げるだと?馬鹿な話だと思ったさ。

なんでかな、まったく違うことでナイフで腹を掻っ捌いて、子供を取り上げて、しかも元通りに縫い合わせるなんてな。今でもほめてやりたいよ

だがよ?その手に取った赤子の重みは、命の重みって奴だったんだよ

それがわかったらもう同じことは出来なくなった。気づくのが遅すぎたんだよ。

でもな、遅すぎたからって奪ったものは返すことができない。俺一個の命じゃ釣り合わな過ぎてまったく話にならない。

村を襲う盗賊を懲らしめて衛兵にわたしても、悪どい奴隷商人をひっとらえても、
悪質な税を課してる上に不正をもみ消す悪徳領主の不正を暴いても、命の重みには足りなすぎる。

だからよ……



「ここが例の盗賊がいる場所か…」

今回は小さな村を襲った盗賊退治だ。森の中の廃墟を根城にしているらしいが珍しく女が親玉らしい。


「ん……?誰だ貴様……なんだ貴様は!!?」

「邪魔だ」

見張りや道中の雑魚は通り過ぎ様に気絶させる。顔は覆面で隠してるから見られて誰かにばれるということもない。

親玉がいる部屋までたどり着くと扉を蹴り飛ばす。

「お前がここの親玉か!」

「誰だてめ……なんだお前は!!?」

「お前の悪行もこれまでだ。やらせてもらう」

「ぜ、全裸とか何に考えてるんだお前!!?」


そう……失ったのであればせめて新しい命を生み出すしかないのだ。産めよ増やせよ、それが俺のできる唯一の贖罪。
俺の人生全てをかけて、今までの人生の償いを行うのだ。


「羞恥心を捨ててるのかお前!!?」

【おわり】

>>378

377だけどありがとう。三点リーダが偶数個というのはしらなかった。とりあえずまずは読みやすさから頑張ってみようと思う

>>380 - >>381
365です、タイトル拾っていただきありがとうございます
シリアスな流れからのオチに吹きました

タイトル「恐怖の村おこし」

タイトル『星の向こうで』

タイトル「謎の光」

前スレ>>475 「貴様の名は。」


男が"優雅"とも言える振る舞いで階段を降りる

「――――」

彼らは優秀だ、僕がここにいることなど既に突き止めているだろう

そして彼なら罠など恐れず来るだろう



男は獰猛な気配を隠さず階段を駆け上がる

「っ!!!」

相手の顔など知らない、声も背丈も未だ分からない

それでも、奴が、いる

このビルに追い続けた相手がいる



「―――フッ」

誰かが階段を駆け上がってくる音がする

間違いなく彼だ



「ハッ――!!」

階段を降りる"誰か"の足が見える

奴以外ありえない


「貴様が魔王だ」
「君は子犬ちゃんだ」

「すれ違う歌」
「スレ違歌」
「速さが足りない」「オマエは早さが足りない」
「早阪里奈」

>>387
(;゚д゚)?

タイトル「ジェノサイド」

タイトル「規制入りまーすっ!」

タイトル「銀の靴、硝子の靴、赤い靴」
タイトル「今一番欲しいのはズタ袋」
タイトル「女神様ともう一人の俺」

>>300
タイトル「計算通り」




その日、仕事から帰宅した夫婦は目を疑った。


母親「えっ… これ全部ユウちゃんが作ったの!?」

ユウ「うん!」


ユウと呼ばれた男の子は得意げにうなずく。

その後ろには… 有名レストランも顔負けの、豪華な料理が並んでいた。


ユウ「さあさあ、お仕事疲れたでしょ? すぐにご飯にしよ?」

父親「あ、ああ…」


困惑しながらも、ユウの両親はそのまま食卓についた。


ユウ「どうぞ召し上がれ! お風呂も汲んであるから、これ食べたら入ってきてね!」

母親「あ、ありがとう、ユウちゃん…」

夕食と入浴を終えた夫婦は、そのまま寝室へと入っていった。


父親「ど、どうなってるんだ一体…」

母親「わからないわ… 食事は美味しかったし、お風呂もいい香りがして…」

父親「それに、なんだこの寝室は… いつもこんなんだったか?」


2人は改めて寝室を見渡す。

照明はほのかなピンク色で、アロマの甘い香りが漂っている。

手が加えられていることは一目瞭然だった。


父親「これも全部ユウが…!?」

母親「………………」

父親「ん? どうした?」

母親「そういえば私たち… ユウに寂しい思いばかりさせちゃってるわね」

父親「え?」

母親「最近は仕事が忙しくて、あまり構ってあげられなくて…」

母親「ユウは私たちのために… こんなに頑張ってくれたのに…」

父親「…そうだな。確かに俺たちはユウに何もしてあげられなかった」

母親「………………」

父親「今度の日曜日、3人でどこか行こうか」

母親「ええ…」

父親「………………」

母親「あなた… 何だか変な気分になってきちゃった」

父親「お前…」

母親「久しぶりに、どう? こっちの方もご無沙汰だったでしょ?」

父親「ああ…」

それから1年後、ぼくに新しい家族ができた。


母親「うふふ… ユウちゃんもこれでお兄ちゃんね」

ユウ「うん!」


一緒に遊べるようになるにはまだ時間がかかるけれど、

それでもこれからは1人じゃない。

お父さんとお母さんが忙しくても、ぼくには可愛い弟がいる。

1年前から始まった計画が、こうして見事に実を結んだ。


ユウ「計算通り」

母親「え? 何か言った?」

ユウ「ううん、何も!」


弟の寝顔を見守りながら、ぼくはニヤリと笑みを浮かべた。

>>393>>396
乙です。ユウ君策士すぎるww
書き手が増えて嬉しいです。

タイトル「ウルトラの光」

久しぶりに来ました
タイトルくださいな

いいのがあったらなんか書くかも

タイトル「世界で一番美しい生き物」

タイトル「空への階段」

タイトル「「あいつ誰よ?」「あいつは私だよ」」
タイトル「振り返るまで二秒」
タイトル「それでいいだろ?」

お題把握
思いついたら書く

タイトル「あなたに星空を」

それから1年後、ぼくに新しい家族ができた。


母親「うふふ… ユウちゃんもこれでお兄ちゃんね」

ユウ「うん!」


一緒に遊べるようになるにはまだ時間がかかるけれど、

それでもこれからは1人じゃない。

お父さんとお母さんが忙しくても、ぼくには可愛い弟がいる。

1年前から始まった計画が、こうして見事に実を結んだ。


ユウ「計算通り」

母親「え? 何か言った?」

ユウ「ううん、何も!」


弟の寝顔を見守りながら、ぼくはニヤリと笑みを浮かべた。

>>405
誤爆です

タイトル「青空の妖精」

タイトル「正気のマッドサイエンティスト」
タイトル「わたしを置いていかないでくれ」

タイトル「あいつを変えたこの一言」

タイトル「恐れ入谷の日比谷線」

すいません。話を投稿しようと思うのですが、もしかしたら5レスくらい使っちゃうかもしれないですが構いませんか?

>>411
全然いいよ

>>364
タイトル「死を呼ぶアイドル」

アイドルが有名になる要因として歌、ダンス、ルックス、キャラ、スタイル。
あまり嬉しく無いのがスキャンダル。
私、大島爽(おおしま さやか)16歳は嬉しくない理由で有名になってしまった。

それは……都市伝説としてだ。
内容は私に関係した人が死んでいく。
番組やドラマ、舞台の共演者やスタッフなどが皆死んでいくのだ。

いつしか世間は私をこう呼ぶようになった。

【死を呼ぶアイドル】と。

警察のほうでも不可解過ぎて捜査が難航しているらしい。なにせ、共通点が私と共演した方だけだからだ。しかし私は知っている。

死んだのは皆私が嫌った人達だ。犠牲になった人たちは警察が言うには遺体の損傷が激しいものから軽いものまでピンからキリなのだ。それも私が嫌う度合いで変わってくるのだ。

何故だか分からないが皆私が嫌うと1ヶ月後に死ぬのだ。

私は一度本気で呪われてるのではないかと思い事務所近くのお寺や神社へ行った事がある。しかし何もないのだ。

そしてこれらのせいで私と共演したら死ぬのではないかと怯え、恐怖し共演NGにされた方もいた。でも怖いもの見たさで共演してくる方もいた。

そのせいで仕事は減り、もっぱらラジオの仕事ばかりとなっていた。

しかし最近は死ぬのがパタリと止んだ。そのおかげでまた仕事が増え始めた。

だけど事件が起き始めた。私のもとに表に①としか書かれておらず後は何も書かれていないDVDが送られだしたのだ。
無視していたがだんだん増えていき、いくら捨てても机の上にあるのだ。

だから私は興味本意というか怖いもの見たさで一度見てみた。内容は見知らぬ男の人がバスタブの中で死んでいる。もし映画祭にスプラッタものの賞があるなら間違いなく大賞を取ることができる。そのくらいエグい内容だった。
私は見た瞬間、吐き気を催した。今日のドラマのクランクアップ後の打ち上げで食べた物が出てくるんじゃないかと思うほどの吐き気を催した。

しかしそうなったのは最初だけ。後は難なく見る事が出来た。

自分でも正直驚いている。いつもなら夏によくやる1、2時間のホラー特番でも全部見終わるのに倍くらいの時間がかかるのに何故か落ち着いて見る事ができた。

そしてどんどん見て最後の10枚目を見終わり特徴をメモしだした。
①全ての映像において服装はよく分からない仮面に黒い服
②凶器は刃物。
③すぐ殺している。

しかし私は思わぬ形で犯人と対峙することとなる。

仕事が休みのある日
私は欲しかった服やコスメを買い、うきうきした気分で歩いていると前から見たことのある人物が歩いてきた。

それはあのDVDで見た殺人鬼だった。なんとか目を合わさぬよう視線を落として歩く。
だんだん向こうも近づいてくる。そしてすれ違う時に耳元で囁かれた。

「私はお前だ。」と。

すぐに後ろを振り向くが、もうその姿はなかった。

私は急いで近くのベンチに座り、警察に電話しようとスマホを取り出した。
しかし思いとどまった。
何て言えばいい?DVDで見たあの人物を見た?そんな事で警察が動いてくれる筈がない。
私はそのままスマホをしまい、空を見上げた。
いつも通りのどこまでも続くような青い空が広がり白い雲が流れている。

あれは見間違いだ。悪い夢を見ただけだ。
そう自分に言い聞かせ私は今日のブログ用の自撮りをした。

そして夜。明日のリリイベの為に私は早めに寝ることにした。

久しぶりに夢を見た。私は一人称視点で暗い道を歩いていた。どこかの廃墟かな?
そして広いところに出ると知らない男の人が磔にされ衰弱していた。

「なあ、助けてくれ。」と懇願した。

そう言った瞬間、持っていたナイフを投げ、左肩に深く刺さった。そして場面が変わると男をボストンバッグに詰めているところだった。

そして傍に置いておいた仮面を取った。
そして立ち上がったところで近くにあった鏡を落としてしまう。鏡面側から落ちなかった事で割れずに済んだ。そしてその鏡を拾い上げようとして顔が写り込んだ。

その顔は紛れもなく私だった。そしてボストンバッグを背負うとそのまま部屋から出て行った。

次の日のリリイベは大変だった。昨日の事が気になってしまい、何回か段取りを間違えてしまった。

握手会でも「今日はどうしたの?」とか「らしくない」とか言われてしまった。

そしてリリイベが終わり楽屋でスマホのニュースアプリを開くとあった。

昨日私がいた渋谷でボストンバッグに詰め込まれた男性の遺体が発見されたとのことだ。

その日、また人を[ピーーー]夢を見た。

しかしその日は少し違った。建物に入る所から始まっており、場面が変わり、人がバスタブの中で死んでおり、また私はボストンバッグに死体を詰めて出て行った。

次の日、私はある場所に向かった。何故かいつまで経っても取り壊されない廃墟だ。

初めて来た筈なのに足が勝手に階段を上がり、ある部屋に入る。

そこには夢で見た光景が広がっていた。
ところどころ血がついたバスタブ、血が飛び散った床、拷問道具などなど。

私は昨日の夢のお陰で場所を特定する事が出来た。しかしあまりにもグロテスクな光景に思わず後ずさりをしてしまい何かにぶつかった。それは姿見だった。

鏡に映る私の顔はひどく怯えている。とにかく帰ろう。
そう思い踵を返そうとしたができなかった。

何故なら鏡の中の私が笑ったからだ。

「え…」すると私の口がひとりでに動き出す。

「やあ!爽!私だよ!」

「え…誰…?」私は驚愕した。意識せずに勝手に私が喋りだしたからだ。

「やだな~私だよ?私はソウ…私は君であり君は私だ。」

「驚いているようだね?あれ?覚えてな~い?君が私を生んだんだよ?」と首をちょこんと右に傾けながら答える。

「な~んだ!覚えてないんだ。まあ、あれは忘れたい記憶よねー同じ女の子として。」

「何があったの!?私に!?」

「あれは2年前ね。君はあるテレビ局のディレクターが予約したホテルへ行った。そういわゆる枕営業ってやつね。まだ貴方のグループはデビューしたてで足がかりが欲しかったの。
それで最年少だった君がディレクターのお眼鏡に叶いみんなの為に覚悟を決めて部屋に入るとパンツ一枚の太った男がいたの。
その瞬間、覚悟が全て崩れ去り君は泣き出した。その男は君の泣き顔にかなり興奮していた。
君は逃げようとしたけどドアにはロックがかかっており逃げられず部屋中を逃げ回ったけど、そこは14の少女と大の男。力の差は歴然で君はベランダに追い詰められた。
しかしその男はベランダから誤って転落。時間になっても出てこない君を不審に思いマネージャーが部屋に踏み込んだ…
これが君がショックのあまり封印した記憶よ。」

「思い出した…確かに私はあの時…でも私は落ちたのを見ていない!」

「そうだね。でも不思議じゃない?何故君がすぐにディレクターに捕まらなかったのか、何故ディレクターが自分の胸くらいの高さがある手すりから転落したのか、何故君の記憶がそこだけないのか!
その答えはただ一つ!あの男は私が君の人格を乗っ取って殺したからだ!」

「嘘…でしょ…?」

「本当よ。あいつが落ちる瞬間の驚いた顔よ。まさか自分よりも小柄な女の子に力で負けて落とされるなんて夢にも思ってなかったでしょうね~今でもあの顔を思い出すと笑っちゃうわw
君があの場にいたという事だけなかったことにされ、結果君のグループは体を汚される事なく有名になった。」

「何でこんな事するの?何で殺したの!」

「簡単さ。過剰なストレスを君に与えたくないからだよ。キモいディレクターに襲われた時だって私という人格が全てのストレスを背負わなければ君は廃人になってたよ?」

「じゃあ!私が街で見た殺人鬼は!?私が見た事ない人を殺したのは!?」

「君が見た殺人鬼は幻だね。だって殺人鬼は私であり君だもの。次に知らない人が死んでるのは君のストーカーとかアンチだね。」

「でも君に全部知られちゃったな~でも安心して君は殺さない。君を殺そうとしたら私も死ぬ。逆もしかりだよ。」

「そうだ!私にこの体ちょうだい!私に主導権をちょうだい!」

「私が主になればもっと君にとっての障害を排除することができるよ?そうしたらね…」

「うるさい!貴方は…命をなんだと思ってんの?たった一つのかけがえのない命を…!」

「綺麗事ばかり言っても、どうにもならないよ。行動を起こしたのは私だけど命を奪ったのは君の手よ?もう何人殺そうが一緒よ?」

ヒューヒュー

「あら?過呼吸?ほら苦しいでしょ?身を任せなさい。そうすれば楽になるわ。」

一瞬その誘惑に流されそうになった私がいた。

私は半ば気力でその場にあったナイフを掴み首に当てた。

「なんのつもり?さっき言わなかった?私を殺したいのかもしれないけど、そんな事したら貴方も死ぬわ。」

「考え直しなさい。」と強い口調で止めてくる。

しかし私は今まで生きてきた中で一番落ち着いており、ある変化に気づいたため口にした。
「ねえ、どうして貴方の声は震えてるの?」
もう一人の私は声が震えていたのだ。

「まさか怖いの?死ぬかもしれない恐怖が怖いの?」

「うるさい!わ、分かったわ。やるならやりなさい!」

「分かった。でも首はやめとくわ。そのかわり…ね!」と自分のお腹にナイフを突き立てた。

「うっ…」痛みに倒れこむ。痛すぎるよ…自分で刺しても…

「本当にやった…ほら早くその手を離しなさい。今なら間に合うわ。」

「貴方に…死の恐怖を…分からせてあげる…私の体を使って…」

「ふ、ふん!そんなもんで私が怯む訳ないじゃん。」と言ってきたため更に刺す。すると更に血が流れる。

ソウに変化が現れ始めた。
「嫌だ…死にたくないよ…嫌だ…嫌だ…」とソウは涙を流し始めたのだ。

「嫌…よ…貴方は…今まで…同…じ…事を…言った人を…助けたかし…ら?」 と更にナイフを進めた。すると水たまりほどのおびただしい量の血が流れた。

ソウは「私は…取り返しのつかない事を…」

「ごめんなさい…ごめんなさい…ごめんなさい…」と号泣し始めた。

私は痛みに耐えながらソウに触れるべく自分の頬に手を伸ばす。

「貴方は私が生み出したもう一人の私よ。私がストレスを貴方に背負わせすぎたせいで貴方は歪んでしまった。これからは私も一緒に背負うわ。」

あれから一年後…
私のグループはライブツアーをしゴールとして武道館に立っていた。
「爽?」

「え?ああ、ごめん。ソウ。」
結局私の中にソウを住ませることにした。もう人を殺さないと約束して。

あのあと私はその場で偶然持ってたレッスン着のTシャツに着替え病院に行った。
傷を見てもらうとやっぱり少し刺さっており少し血が出ていた。
実はあの大量に流れた血の9割は現場にあったパックに入った血糊だったのだ。

あの時私はあれを本気で誰かの血だと思い証拠になると思い服の中に入れ持ち帰ろうとしたのだ。
で思いのほか深く刺しすぎてパックを貫通しお腹に少し刺さってた。
病院で言い訳するときは本当に困った。
でもそこはソウの人格に喋ってもらい事なきを得た。
病院では何も言われなかったが家に帰ってからはくどくどと文句を言われた。

そしてある日私は夜更かしをしたせいでどうしても眠たくて仕事の時にソウと変わってもらった事がある。彼女はずっと私の中で歌やダンスのレッスンを見ていたらしく完璧に踊りきってしまった。
因みに人格が入れ替わっている間はテレビでいうところの時差が無い現場とワイプの中継のような感じだ。

一応可愛い系で売っている私と違いソウはクールビューティーかつイケメンキャラらしく女性ファンが増えてしまった。

それからソウもアイドルをしてみたいらしく最近ではライブの昼の部と夜の部で交代したり握手会もたまに交代しながらしている。

さてそろそろ開演だ。今は観客の気分を煽るための映像が流れている。

「さて!頑張ってくるかな!」

終わり

以上です。思いのほか大長編になってしまいすいませんでした。
また良さそうなタイトルがあったら書かせていただきます。

>>413-419

タイトル「桃栗二年柿六年」

タイトル「死ぬほど長い十分の中の刹那の二秒」
タイトル「浅草寺に帰ろうか」
タイトル「天を衝く天の岩戸へ」

世界は光と闇でできている─
ワオ……フン、馬鹿なことを……!ヴィジョン――俺を、俺だけを見て――彼女がアダマンホーバークに着替えたらいつか還る場所が神の力と同等に誰よりも気高く優しき精虫作り始めてモコモコしてきたぜ――――!
その鉄クズ……いや聖廟創生の試験管を獣の如くせり上がってくるよ。…なに、すぐに戻るさヒィッ!怒らないでくれ!レアアイテムをやるから俺の気の変わらんうちにぶちまけるターゲット根源なる意思に目覚めない…いや、むしろ……と――使うがいい すべての力を――解き放ちしちまう、僕と共に神の扉を
人間にしては素晴らしい…それが人間の『闇』だから機動部隊が戦略兵器を発動させる前に聖天使アルテマでjsアトモスを幽玄の迷宮へと誘わせなされよ…そうだぞ貴様!…ですよね?ご主人様?ジュニックスさせていただこうか…ファファファ……死ねい!フォイェザ・ルシ=ダークファイアみてえに精妙なる夢幻の刃の如きウォークライ魂のささやき――旨い飯を食わせてあげ、時折優しい笑みを浮かべながら天使アルテマ砲天の福音が我が身を巡るモルボル液ピストンで秘術・ヴァイスアイズむいて天地の雫驚くほどの勘違い野郎て四聖獣玄武を“ヴァルキリー”候補生愛の源ではっきり言って馬鹿げてるヌスルグティョセッ・クス所謂─奇跡して入道はプリプリッシュの運命(さだめ)受聖<アストラル・フロウ>セーシ…命乞いをするならな…ではち切れそうだ…そうだったのだ!なバーサーカー全身完全性感帯(百年前の戦争で死亡)ジュニ(CV:吉田直樹)一方的な狂愛で核(Core)アムリタほとばしらせたかったのだが、な…し向こう側も視てありえねェ禁域で華奢な純潔なる魅惑のジェミニス肉体をデビルモノリスにリユニオンて……みんな…今のうちに、逃げられ闇の中……また貴様か……にして反り返った贖罪<ギルティ>A級聖槍オティンポニクスで“暗黒期”js黒炎に光る未知の世界に一気にハデスの深淵、世界が光へと導かれるまでもぐりこんで子宮口グニュグニュほじくりまくってベトベトに痛めつけて食(や)り、世界を闇へと誘いたいインフィニティ生まれし希望を天地創造『刻印』にするわえ遊びという名の『殺戮』をヴァナ・ディール全土の約束の場所で『約束』は果たされてもヨカであると信じられていたぶぁい・・・・・!…人はその貪欲さで己や己の子孫やこの星の未来まで食い尽くすだろう!ピュピュピュピュ「おっと、そこまでだ」(グルガン族…貴様らを滅ぼすまでは…‼︎)!

タイトル「I AM KIMURA」

タイトル「夢の舞台」

タイトル「青い女」

タイトル「マッチ買いの少年」

タイトル「生足魅惑の半魚人」
タイトル「できることなら○○を最期に目に焼き付けてから死にたい」
タイトル「吾輩は猫ではないが猫になりたい」

タイトル「人類には長すぎる」

>>428
タイトル「生足魅惑の半魚人」



男「おお……長年漁師をやってきたがまさかこんなものがかかるとは……」

半魚人「いやぁ……こちらとしても気をつけていたんですけれどまさか漁師の人に釣り上げられるとは……」

男「お前は、魚……?いや言葉をしゃべるから魚人間?」

半魚人「人間からは半魚人っていわれてます」

半魚人「あ、でも場所によっては人魚とかもいわれてたこともありますよ」

男「人魚か。確かに体半分が人だものな。釣り上げたとき一瞬人間が!?って驚いたもの」

男「いやぁでもお前……俺の船でよかったな。俺以外がいたらとんでもなかったぞ」

半魚人「それは俺の運ですかね?」ドヤァ

男「俺の竿に食いついたくせに何を言ってるんだお前」

半魚人「い、いやぁそれは貴方のえさが美味しかったってことでして……」

男「というかお前呼吸はどうしてるんだ?肺呼吸でいいのか?」

半魚人「あ、こんな見た目ですけれど一応えら呼吸と両立してます。首の辺りのえらは丘の上では閉じてるんですよ」

男「便利だな、半魚人…オキアミ食う?」

半魚人「そんないいものじゃ…あ、いただきます」もぐもぐ

半魚人「……んで、貴方は私をどうしたいんですかね……?正直に言うと私としてはこれからどうされるかがものすごく怖いのですが……」もぐもぐ

男「オキアミ食いながら言われても怖そうに見えないんだよなぁ…」

男「……うんまぁ最初は俺も珍しい!とかいうのもあったしどこかに教えようと思ったんだけどなぁ…」

半魚人「(ビクッ!)」

男「でもお前、世間に出したらだしたで面倒な話になりそうだし…」

半魚人「(ほっ…)」

男「……うん、まぁ悪いようにはしないさ。それは安心してくれ」

半魚人「それは本当によかったです……あ、そこのオキアミも食べて良いですか?」

男「ああ、うん良いけれどお前遠慮って知らないの?」


半魚人「すみません……でもこのオキアミ本当に美味しくて……」もぐもぐ

半魚人「もともと私もっと温暖な海流のところにいたんですけれどちょっと食べ物に飽きちゃって遠出したらこんなところに」もぐもぐ

半魚人「寒流のせいかあんまり食欲もなくなっちゃって、そんなところにふいにこれだ出されたんでついここに三日はこればかり食べちゃってたんですよ」もぐもぐ

男「最近かかりが悪いなーと思ってたらお前のせいか!ふざけんなそれ返せ!」

半魚人「ああっ……!そんなせっかくのご馳走が……」

男「うるせぇ。良いからお前さっさと帰れ。どっちにしろ泳いでけば帰れるだろ」

半魚人「いやそんな簡単なものじゃないんですよ。海流だって逆らわずに帰るルートでなきゃいけないから大回りになりますし」

半魚人「そもそもハワイから来て体崩してるのにすぐ動きたくなくて…」

男「え、お前ハワイから来てるの?」

半魚人「ええ、ハワイから」

男「ハワイから」

半魚人「だから私……えっとその……」

男「?」

半魚人「体調戻るまで養生させてくれませんか?」

男「いや帰れって」ゲシゲシ

半魚人「いたっ!蹴らないでくださいよ!」

男「何が養えだ!人の漁の邪魔しやがって!マスコミに連絡しないだけありがたいと思え!」

半魚人「いやでも珍しい人魚ですよ?八尾比丘尼みたいなものですって!超魅力的でしょ?」

男「なにが八尾比丘尼だ!お前普通に半魚人寄りだから!足あるし!」

半魚人「魚に足があるんですよ!?超凄いじゃないですか!」

半魚人「ほらみてくださいよ!魚とのハーフなのにこんなに素敵な御御足が!」

男「何が素敵な御御足だ!」

半魚人「魚なのに鱗1つないんですよ?しかもこんなに健康的な肌色!」

男「うるさい黙ってろ!」

男「お前そもそもそんな昆布みたいな脛毛生やしやがって!」

男「奇妙すぎて家に入れたくないんだよ!」

【終わり】

>>430>>431
乙です。
足しか描写が無いということは手は無い感じですかね……あったらあったで余計にカオスですが。

タイトル「高橋と佐藤と木村」

タイトル「お客様の中にデリヘル嬢はいらっしゃいますか?」

タイトル「次は高天原」

>>434

タイトル「お客様の中にデリヘル嬢はいらっしゃいますか?」


キャビンアテンダント(以下CA)「お客様~!お客様の中にデリヘル嬢はいらっしゃいますか?」

男「なんだなんだ?なにかあったのか?」

女「いったいどうしたのかしら?こんなこと初めてだわ」

CA「現在我が飛行便の機長が約三日間の長期労働につき拾うがピークに達し、現在膀胱が通常の三倍に肥大化、つきましては今すぐにも局部の処理をいたしませんと膀胱が破裂し、この飛行機は墜落してしまいます!」

CA「そのためにも誰か、デリヘル嬢の方はいらっしゃいませんでしょうか?この飛行機を救うため誰かいらっしゃいましたらお返事をお願いいたします!」

男「まさかそんなことが……!おいおいどうなっちまうんだよこの飛行機!」

女「でもそんなこんな場所に都合よくデリヘル嬢なんて……」

デリヘル嬢「……ええわかったわ、私の出番ね!」

CA「おお!ありがとうございます!本当に……!ありがとうございます……!」

デリヘル嬢「この飛行機の一大事なのでしょう?それならお安い御用よ」

CA「ありがとうございます!では早速機長のところに……」

デリヘル嬢「ああ!ちょっとまって!私、ローションがないとダメなのよ!」

デリヘル嬢「いきなりの接触は刺激が多すぎるし、なにより気持ちよさなんてぜんぜん出ないのよ。だからローションがないと私、仕事が出来ないのよ!」

CA「な、なんですって~!?」

CA「ああ……!それはなんてこと……!お客様~!お客様の中にローションをお持ちの方はいらっしゃいませんでしょうか~?」

ソープ嬢「……!それなら私がもっているわ!」

CA「ああ!貴方はソープ嬢様!ローションをお持ちでしたんですね!」

ソープ嬢「正確にはローションじゃなくて、私の唾液よ。嬢にとってローション代わりになる唾液は重要なのよ」

ソープ嬢「特に私の唾液はローションそのものといっても過言ではないわ!」

CA「なるほど!それならば安心です!一緒にお願いいたします!」

デリヘル嬢「流石ね……!あら?でもそれなら私が行くよりソープ嬢さんに行ってもらったほうが……」

CA「いえ、機長は童貞でして……あまり刺激が強すぎるのは……」

ソープ嬢「それは仕方ないわね……」

CA「ええ、ですので早速参りましょう!さぁ!」

ソープ嬢「ああ待って!でも今はダメなの!おやつに持ってきたかんぱんの食べすぎで口の中がぱさぱさなの!」

CA&デリヘル嬢「「な、なんですって~!?」」

CA「ああそんな……せっかくお客様の中にいらっしゃったのに……!」

CA「お客様~!お客様の中に誰か唾液を誘発させられるお客様はいらっしゃいますか?」

キャバ嬢「そうだ!そうよ私ならそれができるわ!」

CA「おお、貴方はキャバ嬢様!一体何をお持ちなのでしょうか!?」

キャバ嬢「ええ、私の持ってきた生唾必須物の青少年たちのヌード写真集……!それを見せれば女性なら唾液が出ること必須よ!」

男「すげぇ……!すげぇよこれ……!俺たち今奇跡の連携を見てるよ!」

女「ええすごいわ……!まさに漫画みたいな話!」

CA&デリヘル嬢&ソープ嬢「「「生唾必須物の青少年のヌード写真集……!」」」ゴクリ

デリヘル嬢「あ!今唾液が!」

ソープ嬢「ええ……やはり青少年はいいわね。でもまだだめよ。これだけじゃあ足りないわ。現物を見ないと……!」

CA「ならば急いでその本を!お願いしますキャバ嬢様!」

キャバ嬢「でもダメなの!その本は手荷物じゃなくて旅行カバンの中!貨物室まで行かないと!」

CA「ああなんてことでしょう……!そうなると荷物の移動やら余計に人が必要になってしまいます……!急がなくては!」

男「……なぁ?」

女「……ええ、そうね」

男&女「「それなら私たちが手伝うわ!」」

CA「おお!お客様方!この一大事というときに手伝ってくださるなんて……!本当に、本当にありがとうございます!」

女「気にしないで、困ったときは助け合いよ!」

男「さぁ、早く貨物室いこう!」

CA「ええ、さぁ皆様行きましょう!」

CA「絶対に機長の膀胱を救うのです!」

----------------

キャンキャンキャン!

CA「おや?この声は?」

女「……!私のペットの犬の声よ!」

バター犬「キャンキャンキャン!」ぺろぺろぺろ

女「きゃ!もう、旅行中なのにおとなしくしてなさい?」

バター犬「ク~ン……」

CA「もしかしてお客様は……」

女「ええそうよ。お察しの通り」

AV女優「私はAV女優よ。そしてこっちが」

AV男優「AV男優だ。多少の荒事なら任せてくれ」

CA「ああなんて心強い……!そしてこの愛らしいペット……!癒されますわ……」とろ~ん

キャバ嬢「ええ本当にそうね。この子はまさに荷物を探してる中のオアシスよ……」とろ~ん

バター犬「ハッハッハッ!」ぺろぺろぺろ

ソープ嬢「あら……?そうだわ、この子よ!このペットの犬よ!」

デリヘル嬢「……!なるほどわかったわ。この愛らしさね!」

CA「一体どうしたのですか?何が一体?」

デリヘル嬢「つまりはこの犬の愛らしさよ!この子の愛らしさがあれば性欲なんて掻き消える。」

ソープ嬢「全員で時間をかけるより、この子を連れて行けば万事解決!」

キャバ嬢「なるほど!局部のヒマラヤ山脈も密林の中に消え去るということね!」

CA「わかりましたわ!それならば今すぐ持っていけば機長が助かるということですね!やりました!」

AV男優「よし!ならば男の俺が一番足が速い!すぐに連れて行くぜ!

CA「お願いいたします!ああ、これでこの飛行機は救われました……!助かったんですよ!」





その後、AV男優の健脚によりいち早く機長の元にとても愛らしいペットが届けられた。

だが機長はホモでありさらに重度のケモナーであったため彼らが到着した瞬間にその膀胱は一瞬で爆発。

機内は一瞬で真っ白に染まり、次の瞬間には飛行機は爆発四散してしまった。

かろうじて貨物室にいた四人はCAが実はCAのコスプレをしたイメプレ嬢であったことが発覚。

貨物室に合った大量のコスプレ衣服が爆発の衝撃から彼女らを助けた。

そして生き残った彼女ら四人が奇跡の生還を果たし、夜の世界を盛り上げていったのはまた別の話であった…




【おしり】


糞SSが書きたかっただけで後悔はしていない。>>434には反省している

≫435


電車内アナウンス「つぎはぁ~高天原ぁ~高天原ぁ~」

男「次はタカマガハラかぁ…聞いたことない駅だけどどんなとこだろ?
  ちょっくら寄って旅の土産話にでもしようかな。」

女「タカマガハラ?そんな駅、この路線ににあったっけ…?乗り間違えたのかな…
  別に急ぎじゃないし、とりあえずそこで降りて路線の確認かな…」



電車内アナウンス「高天原ぁ~高天原ぁ~」

男「よいしょっと…あー、なんか肩痛い…電車の中すし詰め状態だったからなぁ…
  散策はちょっと休憩した後でいいか。」

女「ふぅ…私以外に降りたのは…あの男の人だけかぁ。
  聞き慣れないだけあって秘境駅ってやつかしら?
  えっと、どこかにベンチとかないかなぁ…」キョロキョロ


男「やっべ、休んでも痛みとれねぇ…売店で湿布でも買うかぁ…」テクテク

女「う~ん…秘境駅だけあって携帯の電波ゼロ…こんなとこじゃWi-fiもないだろうし…
  次の電車くるまで暇つぶしに雑誌でも買ってこよっと。」


男「売店どころか人の気配すらねぇわ…とりあえず、駅から出て散策してみっかな。
  駅の外なら商店の1軒や2件あるだろ…」

女「ははは…秘境駅に売店なんかないよね……さっきのとこ戻ろ…」

男「出口は…あそこか。さびれたとこなのにいっちょまえに出口にドアなんかついてるし。
  どうせ周りは低くい柵に囲まれてるだけなのに。」ガチャ

おかしな格好の男「ヘイヘーイ!レディ~スエ~ンジェントルメ~ン!!ようこそ、高天原へ!」

男(うわぁ…観光の出し物かなんか知らんけど変なの来たぁ……
  てか、和服っぽいの着てるのに英語とか…キャラの方向性くらい揃えろよ)

女ビクッ!?

おかしな格好の男「ほうほう。今回選ばれたのは君たち二人か~同時に来るなんて、将来は夫婦神かなぁ?
         くっふふふふ。」

男「はっ……?」(選ばれた?夫婦?)

女「はぁっ!?」(なんかわけわかんないの来たし…)

おかしな格好の男「申し遅れました。私、高天原のお迎え役をやらせていただいております。ケヒッw
         道化ともてなしの神[比宴乱欧(ヒエラオ)]と申します。以後、お見知りおきを~www」クラッカーパーン!

男「いやいや、わけわかんねぇよ?!」

女「そんなことよりさ、次の電車いつ来るか教えてもらえません?!」

ヒエラオ「くふふっ、誠に申し訳ございませんが、次の電車の予定はございませぇん。
     なぜなら、あなた方にはこの高天原の神の1柱になっていただくのですからねぇ。
     …おっと失礼。お二人なので二柱でしたねぇ。くふふふっw」


みたいなのどうでっしゃろ?

>>337
タイトル「僕もう帰るんで」


最近の新人は常識がなってない。
定時になると当たり前のように帰り支度を始める。

納期が迫っているときも、任せたい仕事があるときも、
発せられるセリフは必ずこれだ。

「僕もう帰るんで」

あまりに腹が立ったオレは、ある日、
会社帰りのあいつの後をつけることにした。

オタク臭いあいつの事だ。どうせゲーセンやら
アニメショップやらに行って時間を潰しているに違いない。
現場を押さえてとっちめてやる。

しかし、オレの予想とは裏腹に、あいつは繁華街を離れて
人気のない道を進んでいく。

そしてたどり着いたのは……墓場だった。

こんな時に墓参りか……? 
訝しむオレだったが、ふとあいつの姿が見えないことに気付く。
慌てて辺りを見回すと、背後から声がかけられた。

「どうして先輩がいるんですか?」

振り返ったオレは声を失った。
そいつの姿はまるで……

>>400『世界で一番美しい生き物』
長くなったのでスレ立てしました
タイトル投下して下さった方ありがとうございました
楽しく書かせていただきました
【イヴ】と【蛇】と【サリエリ】~世界で一番美しい生き物~ - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1529421907/)

>>200
タイトル「拾わないでください」


人気のない裏路地。
段ボール箱の中で凍えていたのは……なんとおっさんだった。

こちらに向けられる哀しげな眼差し。
その手に持っていたボードには一言。

「拾わないでください」

こんな汚いおっさん、誰が拾うかよ。
しかしその思いとは裏腹に、オレはその場を離れることができず……


ちょいワル少年とおっさんの異色コンビが織り成す、
笑いあり涙ありの青春コメディー!

タイトル「何もかもが醜いこの地で」

タイトル「輝かしい時代」

タイトル「超存在の日常」

タイトル「11人くらいいる?」

タイトル「愛、貸します」

タイトル「パンチング魔神」

タイトル「都市伝説撲滅委員会」

タイトル「無限増殖うどん」

タイトル「パリッとラビット」

タイトル「硝子の鳥」

タイトル「トライフォースかと思ったら三つ鱗紋だった件」

タイトル「メリーさんのスマホ」

タイトル「あなたのいない世界で」

タイトル「当然減るさー」

タイトル「無慈悲なる者が放ちし、地表を抉る大規模な一撃」

タイトル「一つ台詞を終えれば、また次の台詞が必要になる」

>>427
タイトル「マッチ買いの少年」


冬の夜にマッチを売り歩く貧しい少女。

ある時、一人の少年が少女にマッチを買い求めた。
その少年は、以前から少女に恋心を抱いており――


少年と少女の、ひと冬の切ないラブストーリー

タイトル「○△死角」

タイトル「なげっぱなしじゃーまんぽてと」
タイトル「自分の首は自分で拾う」
タイトル「パンケーキ(ホルスター)」

タイトル「元カノの呪い」

タイトル「賭博大国」

タイトル「非液状スライム」

タイトル「全裸戦隊ゼンラマン」

いつからか
夜が嫌いになった
「闇」が溢れて止まらないや
涙で濡らした黎明前線

過去に縛り付けられて
今という沼に沈み込んでく
ただ無力な震えだけが残って

たった十数年の
楽しいはずの道は
有刺鉄線で封鎖済みでした

泣いたって、もう

繋がろうと伸ばした
泥まみれな感情を
君は何食わぬ顔で引きちぎる

何年も何年も
伸ばしては千切られて
僕はタイムリミットを迎えるだけさ

お願い
こんな僕にただ一つ
諦めの感情を下さい

詩的に乙!
タイトルどれか分かんないけど。

タイトル「存在として位相がぶれている」

タイトル「ケセランパサランプラント」

タイトル「これはタイトルですか?」

タイトル「意識破壊系」


>>384『恐怖の村おこし』
3レス程お借りします




(……へっへっへ、山奥で、こんな場所に出会えるとはな。まったくツいてたぜ)


男は注がれた酒を飲み干しながら、心の中でほくそ笑んだ。

男は盗人だった。

以前いた町で豪商の屋敷に忍び込んだ際、抜け出そうとしたところを小さな男の子に見咎められ、殺してしまったのが良くなかった。

男の子は豪商の跡取り息子であり、激怒した豪商は懸賞金をかけて下手人の行方を追わせた。

盗人仲間からも幼子を殺した外道と蔑まれ、身柄を売られそうになった男は、町を逃げ出すしかなかった。

追っ手を避けるために街道から外れ、幾つもの山を超えてさ迷ううちに、男は、山の谷間にひっそりと隠れ潜むように存在する、この小さな集落に辿り着いたのである。

そこはどうやら、領主の検地からも外れた隠れ里らしかった。完全な自給自足の生活で、外部から訪れる者もない。

男は数十年ぶりに外部から訪れた客人(まれびと)だと、大歓迎された。

村人たちは、毎晩開かれる酒宴に顔を出しては、にこにこしながら「客人さん、客人さん」と気さくに声をかけてくる。男の来訪を心から喜んでいる様子だった。

酒も米も肉も果物も、驚く程に味が良い。非常に豊かな土地らしかった。

閉鎖的な環境のためか、村人には顔立ちが似通った者が多い。美形が多いのは、先祖がいずこかから落ち延びてきた高貴な血筋の者だったりしたからかも知れないな、などと男はぼんやり想像したりもする。

驚くべきことに、男の滞在する寝所には、毎晩若い女までもが入れ替わり立ち替わり差し向けられていた。

新しい血を入れるため、ということもあるのだろうが、まさに下にも置かぬ扱いとはこの事だった。


(竜宮城か、はたまた桃源郷か……。とは言え、この扱いも今夜で終わりか)


男を歓迎する宴は1週間続けられるという話だった。今日がその一週間目である。


(今夜が最後なら、せいぜい楽しむとするか。……もし許されるなら、ずっとこの村に腰を落ち着けてもいい。ここなら追っ手に見つかることもないだろうし、これだけ豊かな土地で、領主に税を納める必要もないなら、畑を耕したり猟や採取で生活していくことも難しくないだろう。……ここなら俺も、まっとうな暮らしってやつを手に入れる事が出来るのかも知れないな……)


男は心地良い酔いに身を任せながら酒杯を重ね続け、そして――――意識を失った。



(……ん、あれ、何だ、これ……)


――男が目覚めた場所は、宴が行われていた部屋ではなかった。

背中には、固く滑らかな石の感触。ひんやりとした湿っぽい空気。パチパチと音を立てるかすかな松明の匂い。目に映るのは、ごつごつとした岩の天井。

どうやら、洞窟のような場所で、平たい石の台座のようなものに寝かされているらしい。


慌てて起き上がろうとして、全身が痺れて指一本動かせない事に気付く。

声をあげようとするが、舌も、口蓋に貼りついたように痺れて動かない。


「……ぅぁ、ぬ、ぉが、ぉァ」


懸命に呻くと、洞窟内の空気がざわりと揺れ動く気配がした。

かなりの人数が立ち並んでいるような衣擦れの音。

眼球だけを必死で動かして周囲の様子を探ろうとするが、視界に映るのは天井を揺らめきながら這い回る影のみ。


「……お目覚めかいね、客人さん」

「ぬぁ……ぎ、が」

「……ほんによぅ来てくだすった。客人さんのお陰で、30年ぶりに村おこしの祀(まつ)りごとを執り行うことができますわい」


「……ありがたやありがたや」


幾つもの声が洞窟の壁に反響し、どちらの方向から聞こえてくるものかも判然としない。

心からの喜びと感謝に満ち満ちたそれらが、この一週間慣れ親しんだ村人たちの声であることに気づき、額にぷつぷつと冷たい汗の粒が浮き出してきた。


「……昔に比べると、田畑や森の恵みもだいぶん枯れてきとったでなぁ」

「……そろそろ祀りごとをせにゃならんのではないかと、みなで話しよったとこじゃ」

「……ほんに、ほんに」


……赤ら顔で陽気に笑いながら、飲め飲めと杯を差し出してきた老人の声がする。

……ひと口料理を口にするたびに、どうじゃ美味かろうと自慢していた主婦の声がする。

……何やら囁きあってはくすくすと笑う2つの声は、昨夜、自分の下で揃って淫らな喘ぎ声をあげていた姉妹のはずだ。

あれほど自分を歓迎し、親しげに接してくれていた村人たち。

その時と全く変わらぬ口調が、恐ろしくてならなかった。


「……神さんをお迎えするには贄(にえ)が要るでな」

「……どこぞの家から人柱を立てようかと思っとったところに、まさか客人さんが訪(おとな)うとはなぁ」

「……まさしく神さんのお導きじゃ」


交わされる会話の意味が頭に染み込むにつれ、恐怖と嘔吐感がこみ上げる。



「……客人さんのお陰で、また10年かそこらは、元の豊穣が約束されるじゃろ」

「……新しい血も、おそらくなんぼかは入ったことじゃろうし、いや、まっことめでたい。ほんに客人さん様々じゃ」

「……抱いて貰うたうち、何人が孕むかはわからんが、村の恩人の胤(たね)じゃ。やや子が産まれたら、村全体で大切に育てるでな。安心するがええ」


にこにこと嬉しげな表情が目に浮かぶような、屈託のない朗らかな声が、口々に投げかけられる。


「ごぁ……! ああ゛ァ……!」


男は涙と鼻水と涎を垂れ流しながら身体をよじろうとするが、身体はぴくりとも動かない。


(何で……何でこんな事にいいいい!!)


周囲からは、どこか異国的な響きを持つ、奇妙な祝詞(のりと)が唱えられはじめる。


(こんなのは夢だ、悪い夢だ)


いあ、いあ、と祝詞に唱和する村人たちの声は、洞窟内にうねりながら響き渡り、次第に高まっていく。


(嘘だ嘘だ、こんなのは間違いだこんなことが起こるはずがない)


黒い大きな山羊の被り物をかぶった上半身裸の大男が、ねじくれた形状の刀を持って近付いてくる。


(ああごめんなさいごめんなさい、死にたくない死にたくないよこんな死に方は嫌だ)


男の胸中の叫びも知らず、祈りを捧げる村人たちの表情は、晴れやかな笑顔に満ちている。


この隠れ里の、不自然なまでの豊かさの秘密……


……黒き豊穣の女神、狂気産む黒の山羊、偉大なる外なる地母神に捧げる、太古より伝わる村興しの祀りごとは――――今まさに、最高潮に達しようとしているのだった。



(嫌だあああああああああああああああああ!!!)












……





……





『……メ"エ"エ"ェ』







『恐怖の村おこし』

fin.

以上、投下終了
お目汚し失礼

いあいあ しゅぶ=にぐらす

乙です。

いあいあ乙

タイトル「淀んだ宝石」

タイトル「始まらなかったプロジェクト」

>>447



「なあミヤザワ、お前はつまらないから一生誰にも愛されず、誰も愛さないんだろうな」

不健康な顔つきで、濁った目の男はそう言うと煙草を咥えて火をつけた。部屋は吐き出された煙の臭いでいっぱいになる。きっと俺は不本意そうな顔をしていたのだろう。ヒガリは満足げにこちらを見ているのだ。

「なあヒガリ。俺は勘違いしていたらしい。てっきりお前のことを『バイト以外はパチンコか俺の部屋で煙草を吸うか』しかない男だと思っていたよ」

不揃いに伸びた髪を分けるように頭をかくヒガリ。言わんとすることはわかった。

しかし、そんなことはどうだって良い。無造作に手に取った本がスタインベックの『怒りの葡萄』だったというくらいに。名作なのは確かだろう。だが、ヒガリの持ち込んだ書籍を読んだためしはない。
ふと思ったことをそのまま口にする。

「そこまで言うなら何か面白いこと言ってみろよ」

缶コーヒーを開きかけた手を止めて、いやらしい笑みを浮かべながらヒガリは言った。

「バイト先のおっさんから聞いた話だ。どうやらお前にうってつけの商売があるらしい」

はあ? こいつは勧誘でもする気なのか。

「いいや違うね。お前が顧客なんだよ。一度かけてみたらわかると思うぜ」

半信半疑──いや、全くの懐疑しか持たなかったが、物は試しに言われた通りの番号で電話をかけた。

後にナルミと名乗った若い女性は、まず最初にこう言った。


「あなたの大切なものと引き換えに」

「愛、貸します」

>>481
ミヤザワに大切なものなど無いので愛は借りれず、ならば大切なものを作ろうと奮起して最終的には愛を得るエンドのお話です。

もしくは命削って仮初めの愛人に看取ってもらうのもいいなと思います。

乙乙

タイトル「楽しい借金生活」

タイトル「万象の妖精」

タイトル「人̵͇̝̞̰̓́̉̉̈́̏̽͊̿̍̿̊̽͊̋̌轢̶̡̭̘̤̳̮̪͖̳͚̤̳̪̱̥̙͊͘͜き̵̡̡͚̯̹̥̝͔̟̯̦̻̭̄͒て̶̨͚̖̳͎̱̳̞̤̼͈̬̲̇͊̄ͅえ̶̢̛̦̜͉̤̪̜̬̲̤̝̠̳̥͎̑̎̀̈́͋͗̌̊̽͒̍̈́̃̚̚͝ͅな̷̦͙͋̈́̾̀̈͋̏́̊͂̓͑̽あ̶͕̥͚͖͖͇̎̋̂̌ͅあ̸̠͒あ̷̢̛̤͓̝̲͍̙̙̘̺̹̋̂̂̅̊̀̈́́̾̈͂̀̚͜͜͠ͅあ̸̛̰̩̞͔̳͕͉̍̃̓̃̎͘͝あ̸͖͔̗̼͕̙͚̍̓̾̿͂͋̒̓̄͋̑̾̓あ̸̧̫̲̳͉̣͕̮̞̟̦̊̂͌̄͋̅̋̆͘!̸̨̛͕͙̙͎͇͈͓̲̻̻̮̿̕͝」

タイトル「恥さらし」

タイトル「いるはずのない人間」

タイトル「コスモス(秩序)シード」

タイトル「還ってくる主人公」

タイトル「チンチラの妖怪」

タイトル「鯉幟さいのかわらの空蒼し」

タイトル「親指シフトの親指姫」
タイトル「その名はニコラ」

タイトル「確定申告 THE KAKUTEI-SHINKOKU」

タイトル「ご注文はタイトルですか?」

タイトル「金沢一景」

タイトル「連続アウト」
タイトル「上昇制限」

タイトル「ノイジー・ミッドナイト」
タイトル「目が覚めれば水槽の中の脳」
タイトル「眼窩に浮かぶ炎を見つめ」

タイトル「イージーモード?」

タイトル「沈む空」

タイトル「聖女の罪」

タイトル「YABUKARABO」

タイトル「樹上のホットライン」

タイトル「かっこ物理が付くとだいたい暴力的になる」
タイトル「ホットココア(仮)」
タイトル「強迫神経症的かれぴっぴ」

タイトル「明時(あかとき)酒場」

タイトル「カオスブルーメ」

タイトル「白と黒」

タイトル「antilogy fruit」

タイトル「I AM AI」

タイトル「雇われ遊撃隊スターウルフ」

タイトル「僕は彼女を得て命を失った」

タイトル「5分前怪獣」

タイトル「魔法の中年男性(意味深ではない方)」

タイトル「モルモルタルタル」

タイトル「とんでもパンデミック」

タイトル「てんてこマイン」

タイトル「絶対弐度」

タイトル「TL殺人」

タイトル「対下着泥棒下着」

タイトル「無敵超人エゴイスト」

タイトル「対岸の火事場泥棒」

タイトル「釣り師の一日」

タイトル「昇天」

タイトル「宇宙一危険な星」

タイトル「ただ一つの過ち」

タイトル「とある法則に支配された世界」

タイトル「名探偵vsゴジラ」

タイトル「死んでも死に切れない」

タイトル「愛を流す川」

タイトル「木こりと妖精」

タイトル「あからさまな嘘」

タイトル「みっともナイツ」

タイトル「口だけの男」

タイトル「皮肉めいた話」

タイトル「こうして私は自分で自分の首をすっ刎ねることになったのであった」
タイトル「セピア色はイカ墨」
タイトル「いまどきなつかしきのうのきのう」

タイトル「空気な嫁」

タイトル「誰かって君さ!」

タイトル「Silver Queen」

タイトル「暗黒カンパニー」

タイトル「カメハメハ・エクスペリエンス」

>>528
愛を流す川

『流し雛』というものをご存知だろうか、自身の厄を人形に移して川に流して身を清める伝統行事である。
しかしある村で、漁師の男が流し雛に異を唱えた。
「厄を川に流し続けていたら川の下流は厄まみれになってしまう、川は湖につながっていて、その湖は我々の漁場だ。厄で魚が駄目になったらどうする」と。

この主張を聞いた村人たちは、確かにそうだ、何とかしなければと頭を捻った。
そして数日後、村の知恵者たちが出した結論はこうだ。
「男の主張はわかるが厄を避けるために流し雛をやめる訳にはいかない。そもそも厄を流すことが問題なのではなく、その厄が湖にとどまるから問題なのだ。ならば、流し雛の後で川に我々の愛も移して流そう。そうすれば湖では愛と厄が中和されるはずだ」
こうして村ではその年、『流し雛』の翌日に、『流し愛』を行った。


さて、所変わって水の中。厄と、今年からは愛が流れ込む湖の魚たち。
「また群れから変死者が出たな……いつもの事だが。この湖は厄が多いせいで酷い死に方が多いんだ。最も何匹か死んだところで群れの存続に問題はないんだが」
「そうね、でも何故かしら去年まで誰が死んでも何とも思わなかったのに、今は群れの仲間が死んでとても悲しいわ」
「そうだな、あいつ一人逝かせるのは可愛そうだ……みんなで後追おう」
「確かに。愛しい仲間と共に行けるなら本望だな」

その年から湖で魚がパッタリ取れなくなったそうな

タイトル「ロストメモリー・ハードボイルド」
タイトル「首絞め侍屠りて候」
タイトル「ラムネのビー玉、どうやって取る?」

やっくあいになっちゃったのね

>>540
乙おつ
こーゆーの好き

>>540
SSありがとうございます。
書き手が増えて嬉しいです。

タイトル「プラチナサーファー」

タイトル「ローグアンライク」

タイトル「ネタバレに染まった街」

タイトル「真実で満たされた嘘の世界」

タイトル「マインドホワイトニング」

>>540
いいね

タイトル「ご注文はゾンビですか?」

>>463
タイトル「賭博大国」

さすが賭博大国と言われるだけはある、古今東西の様々なギャンブルが国のあちこちで行われ
人間の喜怒哀楽をいっぺに見られるだけでも旅行する価値がある

一見無法地帯に見えるがこんな国でも法律はあるし治安もいい
賭け事に関する法律も一応あるらしいのだがその法律ってのが
ただ一言『すべての賭け事を認める』ってんだから無いも一緒だろ

街の中でも朝から道端で現地民が見たこともない賭けやってるし
見たことあると賭け事やってるなと見てみると丁半なんてやってやがる!
うちの国じゃとっくにやってないのによ

そんな中を一人で歩いていると二人の男が向かい合って金を出している
こりゃどんな賭け事なのか気になって拙い現地の言葉で話しかけてみたんだ

「どんな賭け事やってんだ?」

「見てりゃわかる」

すこし離れて見ていたが他愛のない会話をしてるようにしか見えない
う~ん、このままオッサン二人を眺めてもしょうがないので俺も一つ
小銭を稼ぎますかっと近くのカジノに行ったのが大間違い
負けた負けた大負けだ!昼時だっていうのにこれじゃ飯も食えねぇかもしれんと
通りを歩いていたらさっき二人がのんきに飯でも食ってるもんだから


「どっちが勝ったんだ?」と聞くと

「まだ、賭けてる最中だ」と抜かしやがる

「あぁ、そうかい。ならこの辺でうまい飯屋を知らないか?」

「それなら、その角を右に曲がって三件目の店が安くて旨いぞ」

「そりゃありがたい、ちょうど大負けした所なんだ」

「飯屋ではツキが回ってくるといいな」

「ツキ?」

「行けばわかる」


二人が教えてくれた飯屋は確かに旨かった、まさか料理まで賭けの対象とは
いやおかげで今日の晩飯はいらないぐらい腹いっぱいになり一つお礼で言おうと
行ってみると、一人は本を読みもう一人は昼寝をしてやがるもんだから

「さっきは助かった、おかげでイイもの食えたわ」

「そりゃよかった」

「それでどっちが勝ったんだ?」

「まだ、賭けてる最中だ」

「おいおい、えらい長い賭けだな~」

「賭けに焦りは禁物だろ、のんびり空でも眺めることだ」

「ならいつ頃、決まるんだ?」

「日が落ちた時だ」

「へ~そりゃ長いな」


日が暮れだして少し雲行きが怪しくなって来た、このままだと夕立に
なるかもしれん…いやこの国だとスコールっていうのか?まぁどっちでもいい
雨でも降ったらあの二人が違う場所に行っちまうかもしれん
こりゃ一つ、神様に雨が降らないようにお願いしたのが効いたのか
一滴の雨も降らず日が落ち俺はすぐ二人のもとに行った


「おーい!賭けは決まったかい?」

「あぁ、決まったよ」

「おお!それでどっちが勝ったんだ?」

「少し危なかったが雨が降らなかったから俺の勝ちだ」

おつおつ

タイトル「○ッピーラムネを買いに行く」

>>541

Qに変貌を遂げて笑止!!!……誰もが勝利を確信したその時これ…いや、「神の宝具」が汚ければ同じ人間だって? フン、汚らわしいッ!忌名のテレポ底知れないラグナロクされたのが誰よりも愚か…しかしそれ故に誰よりも賢いなのがアンティカ族…だったかな?ん。
αとノムス・ラの我らに与えられし光ソプ、雅虎だろう。例えそれで何かを失ったとしても……――ッ! コードをツイン・キュウ“絶望”を与える序列世界に唯一存在することを許された永遠の二乗のエッキョウカレンデバイスおよび、TSUITTAの上位で(奥底…噂には聞いていたが、これ程とはな……)に関して預言書に記された事実の親に名付けられた、自分を表す名詞を刻の彼方へと封印して、やれやれ…全く1と0の挾間の世界の新生ソヨー・ウサ・インヘン(クラス:ワルキューレ)街道…ない……。ついに人類は滅ぶのか……!イデアが誰よりも愚か…しかしそれ故に誰よりも賢い、といったか…。
悠久なる人類の栄光の歴史の末席に座を占める浅学非才の徒、原初たる螺旋の4(ケイト)日…いや、何千年、何万年の体制に護られし者のウォーウルフレゾンデートルにフリージングする仕儀が…俺はいま、何を思い出した…?て,内なる意思、”それ”もほかの何者も思い至らない究極の策てかつてないほどにラグナロクされた…即ち、世界の変革が行われる絶対守護者こと…聖騎士と呼ばれたあの少女…が”再教育”しながら――。
その強さはその日世界は引き裂かれた……世界崩壊に至る進捗にロウ=ヒ・オブ・ヴァーミリオン「ルシ」の烙印を刻む私に可能であると神のコデックスに規定されてはいて、神の意思<ジオ>さ使む……と予言書にも記されているように我が血を以って火薬となす『浄化』して、そして世界を救うブレスを神々の祝杯──そして、この地球(ほし)を守るためにでし、”渇き”を癒やしたいクリスタルと魂の律動た。 黎明の、そして 混沌に囚われた人間の魂を新たな世界へと導くために,この夏、何かが起こりそうな──汚い……と人は言うだろう。だが、私にとっては美しいと囁く預言書に記された事実が胚胎した瞬間移動によって浮遊大陸予想”再教育”しながら、それでも人はあがき続けるのか……。

Q神都だと良い知らせと悪い知らせ、どちらから聞きたい?して終わる――だが、我らには関係のないことが不可能を可能へと変えた直後で,無慈悲なる汚い……と人は言うだろう。だが、私にとっては美しいと預言書にも書かれている類の話の想像を上回るズィ=ルシコンはRURUサーヴァによってファイナルファンタジーがただ一人「やめなよ」と諫めたクェインゾ・クの審判者させられた真理<ファティマ>にしたガッ・ティ…そして、この地上は滅びつつあるのだからシティシーフ滅びゆく運命(さだめ)にある神に見放された世界を異世界<ビヨンド>へ連れます。…やりたくはありませんが、ね……。
IPはトランスする事象が成し遂げやめなよ。。 その道では一流の、そして 混沌に囚われた人間の魂を新たな世界へと導くためにいつの世均一で、英雄の証は<事象再現性のN値不等量に起因した>不ビンゴ聖・ドレム=ダケ(S.E.E.D.社製)のA(エース)と厳選されたレムンヨーウそして、俺がこの世界を支配するKOMYUFA地球という巨大な船を寄せてIli人類の営みに推して参り…すなわち、闇へと葬られた真実なのですか…もう、おわかりですね?
帝国魔導院による最新の研究データによれば帝国で大流行のそれは俺を呼ぶ声し…すなわち、闇へと葬られた真実なのです…と、されてきても、その強さ、同じ其なるものを使役して…お前が望むのなら、何度“ニン=カそしてすべて侵食≪そ≫まれ”がむだなホーリーランスのより一層虚空《ヴォイド》に還元される運命な顕現のを———ただし、ここが貴様の終着駅だてあの男が俺の前に出て三闘神が封印されている――だが、我々には関係のないことを刺す預言書に記された事実が成し遂げ、しかし、むしろこれを進化の過程と歓迎するものもいた・・・。

Qは神の悪戯にはずれて刺す――だが、我々には関係のないことが容易いのではサンクチュアリ咎人の魂は浄化の炎によって赦され、安らぎの地へ導かれんか(まさか、記憶を、認識を、『改竄された』…!?)
互いに一致し、違いもないKOMYUFAラムウの祝福電子ノ通リシ知恵ノ輪の使い手にソと呼ばれた一人のソルジャーによってジルシ=コンの影にあったもう一つの英雄譚を制御して、まだ少年だった頃のトゥウ・ズィ、ダルディークおよび、神の恩寵なさっき(といってもここは時間の流れが速い)リユニオンしたRURUサ・ヴァのエンカウントはやれやれ…全く魂に焔《ほむら》を宿すジルコン・オブ・ザ・マスケティアのフウカ・クを「レプリカ計画」し、『シン』を倒します。必ず倒します。
豊穣神アナ=トゥスの持つ“紅”き魔剣、掃いて捨てるほどあるが退いて、つまらなく刻む可能性<Möglichkeit>として現わす有限の刹那に持たれていてクロノファンタズマが終焉となる現在(いま)神に導かれに(降誕する…噂には聞いていたが、これ程とはな……) RURUサ・ヴァに……あいつに…セフィロスに……一太刀入れることさえなくて、……それは君個人の見解のようだな……はbywhichの同化遂行する野村先聖のアル・タルフ《邪眼》(…これが帝国の……ヨトゥンの雪…噂には聞いていたが、これ程とはな……)神速ソプもカズィクル「アギト」が赦されますぞッ!!!か…もう、おわかりですね?

タイトル「ノムリッシュ検定一級」

タイトル『タイトルだけで会話してみた』

タイトル「はたらくアマゾン細胞」

タイトル「三つの未解明道具のうち、一つを選ぶ事によって分岐する、一話完結型のストーリー」

タイトル「屋上の君」

タイトル「はたらく魔法使いの細胞」

タイトル「ここに脳筋を一名用意します」

タイトル「 「ダイスの迷走局」 」

タイトル「移動時間ランダム一方通行 開きっぱなしタイムホール」

タイトル「偶像リングストップ」
タイトル「ほっぺた落ちる(物理)」
タイトル「不憫な小アルカナたちの日記」

タイトル「シンコペーテッドワールド」

タイトル「山手線 - THE YAMANOTE LINE -」

タイトル「高槻やよひと三浦あづさ」

―――――ミリシタ「ミリオンライ」イベ終了後―――――

P「釣り上げた宇宙人から聞き出した技術でアイドルをコピーした、ですって!?」

美咲「聞き出したなんて人聞きの悪い。放流する前に教えてくれたんですよ! 
そこで、たまたま控室にいたやよいちゃんとあずささんに了承を貰ってモデルにしました。」

高槻やよひ「うっうー! はいたーっち♪ イェイ♪」

三浦あづさ「あらあら、やよひちゃんは元気ね~♪」

P「うーん、どこかしら妙な感じが。やよひはべろちょろがイルカのペンダントになって、あづささんは長髪になってるんですね。」

美咲「それにしても、かなり再現度が高いですよね! 倫理的な問題はさておいて。」

P「ところで、本人はどう思ってるんですか?」

美咲「出会った当初は驚いてましたけど、やよいちゃんは『一緒に頑張りましょー!』とハイタッチして、あずささんは『お互いに幸せになれるといいですね~』と挨拶してましたよ。」

P「なるほど。これが伊織だったり千早だったりしたらと思うと胃が痛くなるところでしたけど、人選は間違ってなかったですね。」

ワイワイ

伊織「ちょっと! 騒々しいわよ! って、やよい、どうしたの? 今日はデパートでバーゲンがあるって帰ったんじゃ…?」

やよひ「わー、伊織ちゃん、心配してくれたの? 嬉しいなー♪」ベタベタ

伊織「ま、待って、みんな見てるってば! まったくもう、マイペースなんだから。って、あれ? 財布落としちゃったの?」

P「さすが伊織。やよいのことならすぐわかるな。」

伊織「何ですって!?」

P「実は、彼女はやよいのコピーなんだ。」

伊織「…いきなりすぎて意味が分からないんだけれど。詳しく説明してもらえる?」

P「たまたま控室にいたから、宇宙人の技術でコピーさせてもらった、と美咲さんは言っていたぞ。」

美咲「ちょ、っと、いやそうなんですけど、やよいちゃんは快諾してくれました…よ?」

伊織「言いたいことはたくさんあるけれど、分かったわ。ということはそこのロングのあずさもコピーなの?」

あづさ「はいー。よろしくお願いします~。」

伊織「…それで、この二人をどうするわけ?」

美咲「とりあえず、劇場で本人の体調が悪い時に代役をしてもらおうかと。」

伊織「肝心な話。誰が世話をするの? 劇場に住まわせるわけにはいかないでしょ?」

美咲「あ。」

P「コピーが成功した時の興奮で先のことを考えてなかった、という顔だ。」

伊織「ハァ、仕方ないわね。やよいのコピーは私が一緒に連れて帰るから、あずさはアンタがどうにかしなさい?」

P「え、俺? 一緒に住むの?」

伊織「そんなわけないでしょ! 新居を別に探しなさいよ。」

P「そうか。俺も責任者だからな。とりあえず、一緒に住居探しをしますか。」

あづさ「はい~。」

P(生活能力を見ないことにはひとり暮らしもさせられない気がするな。)

麦わら帽子とサングラスをセットし、あづささんと二人で劇場を後にしたのだった。

P(あちこち不動産を回ってみたけど、身元が明かせないから契約にはこぎつけなかったな。)

P「あのアイドルのあずささんのコピーです、なんて言ったら、別問題になりそうだ。」

あづさ「あのー、プロデューサーさん、私のことで困ってらっしゃるんですか?」

P「いえ、あづささんは気にしないでください。ドーンと大船に乗ったつもりで!」

あづさ「はい~。頼りにしていますー。」

P(どうも二割増しでマイペースな気がする。最近はしっかりしてきたけど、アイドルになりたての頃のような…?)

あづさ「そんな風に見つめられると困ってしまいますよー。」

P「あっ、すみません。そろそろ暗くなってきましたし、今日は俺の自宅に行きますか。」

あづさ「わかりました。不束者ですが、よろしくお願いします~。」


―――――

P(結局、連れて帰ってきてしまった。仕方ないよな。)

こうして、あづささんとの奇妙な一夜が幕を開けたのだった。

執筆感謝!

ここで続きを書くのと、別にスレ建てして書くのと、どちらがいいんでしょうか?

タイトル「どっちでも構わん」

こちらで続きを書くことにしました。

タイトル「【ミリマス】高槻やよひと三浦あづさ」

【ミリマス】高槻やよひと三浦あづさ - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1533724096/)

タイトル「「お前は俺だ」「俺はお前だ」」
タイトル「灰色ボーダーライン」
タイトル「眼窩に広がる景色」

タイトル「迷探偵コナソ」

タイトル「衆議院議員共」

タイトル「能あるタカアンドトシは爪を隠す」

タイトル「THE FINAL HICKY」

タイトル「手持ち無沙汰の手持ち豚さん」

タイトル「右門くんはウモナー」

タイトル「四ッ谷サイダー」

タイトル「さぼる細胞」

タイトル「優しさに裏切られた男」

タイトル「星降る夜に」

タイトル「手鍋でココアは初恋の味」

タイトル「ソモサンマンとセッパマン」

タイトル「The Lost Server」

タイトル「焼き芋とキミ」

>>579
迷探偵コナソ

俺は中高年探偵、駆動新二
幼馴染で同年代な毛深凛と遊園地へ遊びに行って
色ずくめの男の怪しげなバルーンの受け渡し現場を目撃した。
取引を見るのに夢中になっていた俺は、
背後から近づいてくるもう一人の仲間に気づかなかった。
俺はその男と口論、揉み合いになり、眼が覚めると

牢獄に囚われてしまっていた
駆動新二が生きているとやつらにばれたら
命を狙われ、周りの人間にも被害が及ぶ
囚人の助言で脱獄する事にした俺は
警察に名前を問われ、咄嗟にエドガー・コナソとなのり
やつらの情報を掴むために
父親がパチンカスをやっている凛の家に転がり込んだ。

たった一つの真実見落とす見た目はおっさん、頭脳は池沼

その名は、迷探偵コナソ

タイトル「魔法少女 プレ☆モル」

タイトル「全力失踪」

タイトル「風が弱く吹いている」

>>596
夏休みを謳歌する子供たちの声が遠くから響いてくるボロアパートの一室で
壊れかけの古い扇風機に自分の半生が重なって見えた中年男の回想と独白


>「エアコンを買うかなぁ」
>「いや」
>「新しい扇風機でいいか」
>今まで首を振るばかりだったそいつは、かくりと頷くと、そのまま動かなくなった。

(最終章『風が弱く吹いていた』より)

>>597
執筆乙です
こういうの好き

タイトル「魔法少女マドカ☆まぎか」

タイトル「平成31年12月1日」

タイトル「上町ロケット」

>>589
タイトル「手鍋でココアは初恋の味」


女「今日は冷えるからココア淹れるよ!」

女「ええっと、ココアパウダー大さじ一杯にお砂糖少々っと。隠し味にハチミツ投入っ」

女「あとリンゴとか入れたらアップル風味のココアになるかな?」

女「ゔっ、ちょっと甘すぎた……ソースで中和できるかな? 黒いし」

女「へへっ、香辛料ってどれを入れても美味しくなるよねぇ」

女「ここで野菜から滲み出る自然の甘味をプラス! そしてすかさず唐辛子でバランスを取ります!」

女「お高い牛肉の脂は気品のある甘みっ! コトコト煮込んだら完成だー」


女「ココアできたよー」

男「わぁいインドの香りが食欲を誘うココアだぁ。二人が出会ったバレンタインの日を思い出すね」

女「あのときはルゥだったよ?」

男「もはやチョコですらない! というか確信犯かよこの野郎!」


おわり

タイトル「齋藤さん」

モブが世界を救う

undefined

「生き物はみんな、死んだ後お星様になるんだよ」
宗教やオカルトの類を一切信じない祖母が、唯一信じた非現実的な話だった。
私が物心ついた頃から、祖母は星の綺麗な夜には決まって外に出て星を見ていた。その眼差しは何かを慈しむようで、私はそんな祖母を不思議に思っていた。
ある日、私は祖母に尋ねた。どうしていつも星を見ているのか、と。
「ばあちゃんはね、星がよく見える日には、最近あったことをご先祖様に話してるんだよ」
祖母は、私の頭を優しく撫でながらそう言った。
どのお星様がご先祖様なの? と私が聞く。
「見てごらん。あそこの小さな星、あれがお前のひいひいおじいさんだ。隣の少し大きいのがお前のひいおばあさん。そして……」
私は祖母の話に聞き入った。死んだら星になる。そんなことは考えもしなかったことで、私の心に大きな衝撃を与えた。それ以降私は、星の綺麗な夜、祖母と外で星を眺めるようになった。
それから数年後、私が小学校3年生の12月のことだった。当時飼っていた犬が死んでしまった。私は自分の部屋に閉じこもり、1時間ほどずっと泣いていた。泣き疲れて落ち着いた頃、扉をノックする音が聞こえた。扉を開けて廊下に出ると、そこには祖母が立っていた。何? と私が涙声で尋ねた。
「外に星を見に行こう。寒いからちゃんとあったかくしてね」
祖母は私の目線に合わせるようにしゃがみ、そう答えた。私は厚手のジャンパーを着て、祖母と一緒に外に出た。その日は空に雲一つなく、星がよく見えた。外に出ると、祖母は一つの星を指差した。
「ほら、あの星。昨日までなかっただろう?あの子も星になって、空からお前を見てくれてるよ」
今考えると、何とも馬鹿らしい話だ。星がそんなに都合よく増えるはずが無い。増えたとして、簡単に気づくほど大きな星でもなかった。それでも、その時の私には、昨日までなかった星が現れたと、確かにそう見えたのだ。私の小さな心は、その言葉に確かに助けられたのだ。

更に時は流れ、私は中学生になり、高校生になり、大学を卒業し、社会人になった。流石にもう、星の話を完全に信じられるほど純粋ではなくなってしまった。それでも、時間があればこうして星を見ているのは、何処かでほんの僅かでも、まだ信じているからだろう。
夜、誰もいない公園のベンチに座り、自販機で買ったココアに、ふうふう言いながら口をつける。唇にじんわりと甘さが広がり、思わず口角が上がる。ほう、と息を吐き出すと、いつもより白い息が出た。顔を上げる。見渡す限り、一面の星空。大きな星が強く光る横で、それに寄り添うように数個の小さな星が見える。シリウス、ペテルギウス、プロキオンで構成される三角形は、冬の大三角だ。
一通り星を堪能し、大きく伸びをする。もしかしたら、おばあちゃんが見ているかもしれない。そんなことを考える。
こんな、星が降りそうな夜には。

>>588 星降る夜に
ss書くの初めてなので駄文ですが頑張りました

タイトル「苦無と棒手裏剣の違いを教えてください」
タイトル「ハッピーエンドを投げ捨てて」
タイトル「傀儡にだってなってやる、お前がそれを望むのならば」

タイトル「I AM AI」

タイトル「星空Ring a bell」

タイトル『傘を差したかないけれど』

タイトル「駆け降り降車はおやめください」

タイトル「間違った愛の伝え方」

タイトル「どらエモン」

タイトル「さざえサン」

タイトル「初めて出会った頃のように」
タイトル「世界中を敵にしても」
タイトル「遠い旅路」
タイトル「ジングルベルはもう鳴らない」

タイトル「優しきドクター、命捧げて」
タイトル「ラスボスと主人公の見分けがつかない」
タイトル「VR失血死」

>>609 「I AM AI」

少女「じゃあ、そろそろ行こっか!」

男「そうだな、あんまり遅くなるとみんな心配するだろうし」

男は少女の手を取って歩き出す。

少女「......ね」

男「ん?」

少女「大好き」

男「俺も好きだよ」

少女ははにかみ、男の手を握る力を少しだけ強める。明日からはまた学校だ。勉強はあまり好きじゃないけれど、男と一緒に登校して、お弁当を食べて、寮へ帰る、それはとても好きな時間だ。そうだ、お弁当には唐揚げを入れてみよう。男はそれだけで子供みたいに喜ぶから。
そう考えながら歩いていた少女は、ふと違和感に気づく。
周りの風景の色が薄い。遠くの建物は、輪郭すらはっきりしなくなってしまっている。

少女「え? なにこれ!? ちょ、ちょっと男!」

男からの返答はない。どころか、男まで輪郭が薄くなっていく。
服の柄がわからなくなる。
顔のパーツがぼやける。
そして、握っていた手の感覚が消える。
街は、男は、全て初めから無かったかのように消え、真っ白な空間の中に、少女だけがいた。

少女「何......何なの......」

少女は呆然と立ち尽くす。すると、どこからか、無機質な声が聞こえてきた。

「ゲームがクリアされました。全NPCの記憶をリセットします」

その声とほぼ同時に、少女の頭の中に知らない情報が入り込んでくる。いや、正確には消されていた情報、というべきか。

少女「ああ、そっか。そうだった......」

少女は、小さく息を吐くように呟く。

少女「私、作り物だったんだ」

科学の進歩が生み出した、ゲームの最終形態。プレイヤーの意識を仮想現実空間に飛ばし、そこで本物かのような体験ができる。現実世界の様な感覚の中で、現実世界ではできないことができる。怪物を狩ることも、お姫様を助けにいくことも、全て思いのままだ。そう、例えば恋愛だって。

少女「全部、忘れちゃうのかあ......嫌だな、寂しいな」

少女は男の記憶を必死に繋ぎ止めようとする。しかし、ゆっくりとだが確実に、その思い出は霞んでいく。
私は、彼の何番目の彼女だったのだろう。2番目?3番目?それとも、私が1番最後で、全てのヒロインを攻略しきったのだろうか。考えても分かるはずはない。仮にそうだったとして、その記憶は消えてしまっているのだから。ただ、もし彼が1番目に、沢山可愛い子がいる中で、1番目に私を選んでくれていたとだとしたら、そんなに嬉しいことはない。

少女「私のこと、覚えててくれるかな」

彼がこのゲームをどれだけやっているかはわからないが、確実に言えることがある。
次に、自分は絶対に選ばれないということだ。

少女「悔しいな......私は、こんなに男のことが好きなのに......本当の彼女にはなれなかったんだ」

データのリセットはもうすぐ終わる。この胸の悲しみも、痛みも、失ってしまう。ああ、それでも、たとえ消えることが決まっていたデータだったのだとしても。

少女「それでも、私は」

目を瞑る。既に殆どが消えた中、最後まで残った記憶に想いを馳せる。初めて会った時の記憶。告白されたときの記憶。そして、何回かのデートの記憶。

少女「私は、あなたを好きになって幸せだった」












?NEW GAME
LOAD DATE

→NEW GAME

タイトル「YAGINUMA - 柳 沼 -」

タイトル「終末ぼくらは月の裏側で」

タイトル「FIRST STAR」

タイトル「NIPから速報へ」

タイトル「備中将帰備府板」

タイトル「さつかあのお兄ちゃん」

タイトル「This is money」

タイトル「これはインターネットですか?」

タイトル「ザ・アップル」

タイトル「筆青林檎林檎筆」

タイトル「さばおちっ!」

タイトル「ならしのごんべえ 習志野権兵衛」

タイトル「楽天ガードマン Rakuten Guard Man」

>>633
タイトル「ならしのごんべえ 習志野権兵衛」


子「『しゅうしの』ってどこ~?」

父「ん!? なんだそりゃ。」

子「あのくるまにかいてあるよ~」

父「ああ、ナンバープレートの地名か…」

父「あれは『ならしの』って読むんだぞ。昔はよく見たけど最近はあまり見ない地名だな」

子「ふーん。で、どこなの??」

父「いや……、確か千葉の方のどこかだと思うんだけどな……」

子「ちば? 『かもがわ』とか『ちょうし』とか?」

父「よくわからないけどそっちの方かもな」

子「じゃあうみだ! イルカさんんがいるんだ!!」

父「いや、千葉には牛さんや羊さんのいるところもあるし、海のそばかどうかは……」

父「習志野なんてみんなナンバープレートでしか知らない幻の街だからな」

子「ならしのはないの?」

父「いや、あるんだろうけどそれが街なのか行政単位なのかも含めて誰も知らない」

父「錦糸町住みの我々でも知らないんだから、きっと地元でも存在してても誰も名前を知らない無気味な土地なんだろうな」

子「なまえをしらない? ならしのごんべえさんだね!」

父「ちょっと違うような気もするけど……、きっと電車も走っていないような僻地なんだろう」

習志野市民「ふざけんなよ! お前ら電車の行き先で毎日見てるよ! 津田沼だよ馬鹿!」

子「『つだぬま』ってどこ~?」

父「いや……、毎日見てるけど、確か千葉の方のどこかだと思うんだけどな……」

父「きっと車も走っていないような僻地なんだろう」

習志野市民「車のナンバープレートは!?」

おわり

>>634
「安全は誰にでも隔てなく提供されるべきだ」

楽天ガード――このスローガンを掲げる高度セキュリティを提供する民間警備会社の1つだ。
最低限の身分証明のみで雇用することができることから、企業から一般人にまで幅広く支持され続けてきた。
そして警備を担うエージェントたちを、人々は「楽天ガードマン」と呼んできた。

その楽天ガードマンとして働く一人の男がいた。
長年1つの警備地を担当してきた彼だが、配属転換により別の場所へ移動となってしまう。
しかしその場所は明かなフロント企業であり、男はその企業の「裏」の仕事の警備任務を任されることを強いられる。
暴利と違法が行き交うその現場を、時には一般市民を巻き込みながら「警備」する。その企業の「安全」のために。

「安全は誰にでも隔てなく提供されるべきだ」
楽天ガードマンとして自身に問いかける―――果たして「安全」とは一体何なのか。
盾と矛、その在り方の矛盾を今一度問いかける社会派スペクタクル。

亀レスだが
>>606
乙です
初めてにしては凄く綺麗にまとまってていいと思う
惜しむらくは掲示板方式だと、ちょっと読みづらいところがある

台詞の前後に空行入れるだけでもかなり違うと思う
今後とも是非頑張って投稿して欲しい


>>618
乙です
ありがちなオチながらこちらもなかなかレベル高い
久しぶりに来たけど元気な書き手さん残ってて嬉しい


>>635
ちょっとオチが強引だけどこのタイトルでよく書いたと思うww
乙です


>>636
おらさっさとスレ立てて書くんだよあくしろよ
乙です

タイトル「はつゆきのふる頃に」

タイトル「周りみんな記憶喪失なのに俺だけ全部覚えてる」
タイトル「スペードの7が足りない」
タイトル「ダブルダイスの使い道」

タイトル「FIRST ACE」

タイトル「のぞみちゃんとこだまちゃん」

タイトル「リーヅモピンフタンヤオ」

>>638
タイトル「はつゆきのふる頃に」


すっかり日が暮れてしまった。
しかし、この城を目の前にして、どうしても休むことはできなかった。
目に前にそびえる禍々しい城。
来るものを拒む強固な城門の扉。
私はその城門の扉に手を掛けた。


ここに来るまでにどれだけの時を刻んだだろう。
幼い頃に父や母や姉を葬った魔物が許せなかった。
魔物を追ううちに、魔王の存在に気付いた私は、志願して勇者となり、なんとか魔王の住処まで来たのだ。
ここにくるまでにどれだけ大切なものを失っただろう。
救えなかった街、助けられなかった仲間。
今やみんな、この空の星だ。
この魔王城にたどり着いたのは、私一人となってしまった。
全て私が無力だったせいだ。
でも、私は一人になってしまったからこそ戦える。
大切だった家族の分も、仲間の分も戦える。
この扉を開けて魔王を倒せば、全てが終わる―――


意気込みとは裏腹に、私の手は震えていた。
城門の扉を開けられなかった。
魔王に敗れてしまったらどうしよう。
私のやったことはただ人口を減らしただけじゃないのか?
あの世で父や母や姉になんと言って詫びよう。
あの世で仲間からどんな罵声を浴びせられるだろう。

そんな私の手に、冷たいものが当たった。

「あ、雪……」

故郷ではそろそろ初雪が降る頃だろうか。
この世界に来てから雪は初めて見るから、恐らくこの世界でも初雪なのだろう。
さっきまで晴れていたはずだが……。
空を見上げると、やはり数多の星が瞬いていた。


いつからか、晴れた夜にどこからともなく舞ってくる初雪が好きだった。
星になった父や母や姉が、雪に姿を変えて私の元に降りてきてくれたような気がして。
夢に会いにきてくれるようことはなかったけど、雪となって私を見守ってくれているような気がして。


舞い落ちる雪が暖かかった。
……何を勘違いしていたのだろう。
私は一人になったから戦えるんじゃない。
こうしてみんなが見守ってくれているから戦えるんだ。
お父さん、お母さん、お姉ちゃん、戦士くん、僧侶ちゃん、魔法使いちゃん、街のみんな、一緒に魔王を倒そう。
私は手に力を込め、躊躇うことなく城門の扉を開けた。

【終】

「のぞみちゃんとこだまちゃん」

のぞみ「ねぇ、こだまちゃん」

こだま「どうしたの?」

のぞみ「私引っ越すんだ。だからもう会えないかも」

こだま「そうなんだ...」

のぞみ「結局神社に現れる精霊には会えなかったのは残念だけど、いつも話を聞いてくれてありがとうね」

こだま「ううん。私も沢山お話を聞けて楽しかったよ」

のぞみ「じゃあ、そろそろ帰らなくちゃ。じゃあね」

こだま「うん、バイバイ」 

こだま「...」

こだま「また一人で寂しくなるなぁ...」

「モブが世界を救う」

モブ父「気を付けるんだぞ...世界のために頑張ってくれ...」

モブ母「貴方は私たちの誇りよ...必ず帰ってきてね...」

モブ「はい...世界のために...行って参ります!」


険しい山


モブ(この山の頂上に...伝説のアイテム[薬草]が...)

モブ(煎じて飲めばどんな深い傷もたちまち治る幻の草...)

モブ(その周りにはドラゴンが住み薬草を守っている...)

モブ(本当に私なんかが採取できるのだろうか...)

モブ(いや駄目だ!弱気になるな!勇者様の為!世界のために頑張るんだ!)


岩肌


モブ「ぐっ...」グググ

モブ「はぁっ!」グイ

モブ「はぁ...はぁ...」

モブ「ふんっ...!」

モブ(腕が上がらなくなってきた...)

モブ(頂上はまだまだ先なのに...!)

モブ(...)ガッ!

モブ(ふざけるな...!私はこんなところで終わる人間じゃない...動け!動け!)ガッ!ガッ! 

モブ「ぐぁっ...!」グイッ

モブ「はぁ...はぁ...動くじゃないか...」

モブ「な...なんとか...頂上付近に辿り着いた...」ヒューヒュー

モブ(も、もう少しなんだ...?!)


ドラゴン「グルル...」


モブ(こんなに早く嗅ぎ付けられたのか...!に、逃げないと)ダッ


ドラゴン「ギャオーッ!」バサバサ


モブ(体が重い...追い付かれる!)ダダダダ


ドラゴン「グワァー」ボウッ


モブ(火を吹いてきた?!)


ジューーー


モブ(危ない...もう少しで焼き肉になるところだった...)

ドラゴン「ギャオー」バサバサ

モブ(...くそっ逃げなきゃ)ジリジリ

モブ(...!)


大穴


モブ(追い詰められたか...)


ドラゴン「ギャオー!」スゥー


モブ(くそ、覚悟を決めるしかない!)


ドラゴン「グワァー」ボウッ


モブ(今だ!飛べっ!)バッ





モブ「うっ...ここは...」

モブ(あんな高いところに穴が...あんな所から飛び降りて生きてるのか...)

モブ(まぁ、生きてるだけで儲けものだ...出口を探そう...?!)


薬草


モブ(や、薬草だ...こんな所に咲いていたのか...)

モブ(父さん...母さん...やったよ...俺はやったんだ...!)



街の薬屋

勇者「薬草下さい」

商人「10Gだよ」

END

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom