【キン肉マン】安価とコンマで超人レスリング 2巻 (143)

今、脂が乗りに乗っている漫画と言えばキン肉マン
ブームに乗っかって安価で作った超人をコンマで戦わせたりするスレです

重視するのはライブ感です
前スレはこれです
【キン肉マン】安価とコンマで超人レスリング - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1510580046/)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1521998913

前巻までのあらすじ

キン肉マンが王位に就いてから20数年の月日が流れた世界。
捨て子だった氷雪超人フロストマンは老夫婦に育てられすくすくと育っていた。そんな彼は次第にキン肉マンに憧れ、彼と同じく超人レスラーの道を志すようになる。
高校生になったフロストマンは若手超人の登竜門、高校生超人レスリング界に足を踏み入れた。

ライバル校ジャークシャ院高校のエース”キング・バンバー”に完敗を喫したフロストマンは猛特訓の末、必殺技を会得。めきめきと実力を上げていく。
強化合宿先の大阪では悪行超人に対し、偶然出会った大阪高校生超人と共に戦い撃退に成功。正義超人としても名を上げていった。

秋の新人戦。北海道予選一日目個人戦の部。
決勝戦まで進んだフロストマンの前にかつて敗北した”キング・バンバー”が立ちはだかる。
フロストマンは、新たに覚えた必殺技を駆使しリベンジに成功。全国大会への切符を手に入れた。

北海道予選二日目タッグマッチの部。
フロストマンは、メキシコからの留学生”ジ・アミーゴ”と共に”スペインの猛吹雪(ベンティスカ・エスパニョーラ)”を結成。
一回戦は難なく勝ち上がることができた。

しかし二回戦を前に次の対戦相手ジャークシャ院高校が不穏な動きを見せ始める。
ジャークシャ院の超人コーチ”ヴェルサイ・U”は、刺客として一番弟子”ブロークンタワー”と謎の超人を投入。
更にヴェルサイは己の”虚無”を実現するために謎の計画を企てる。
超人を新たな段階へと到達させるという謎の計画の正体とは……!

登場人物紹介

<”スペインの猛吹雪(ベンティスカ・エスパニョーラ)”>
フロストマン:主人公。氷を操る超人。
ジ・アミーゴ:メキシコから来た留学生超人。

瀬昆田:フロストマンとアミーゴが通う”ジンギス館学園”の教師兼超人レスリング部の顧問。

<ジャークシャ院高校のタッグチーム>
ブロークンタワー:ヴェルサイ・Uの一番弟子。
ミステリアスパートナー:謎のタッグパートナー。

ヴェルサイ・U:ジャークシャ院高校超人レスリング部のコーチ。世界を混乱と”虚無”に満ちた世界にしようと企む。

フレーバー活かすならアズテック・ベンティスカ(アステカの猛吹雪)とかか?

30分後に試合再開!
タッグ名が確かにおかしい! 言われなければ分からなかったしなんだかアミーゴもスペイン出身のつもりでいた
>>10のアズテック・ベンティスカ(アステカの猛吹雪)を使わせてもらおう!

第21話 崖っぷちの根性! 新たなる刺客グレート・マスカレイズ!

ワー! ワー!

「会場の熱気興奮そのままに! 始まりました二回戦!」

「続いてお届けしますはご存知ジンギス館学園のヒーロー! ご存知”アズテック・ベンティスカ(アステカの猛吹雪)”! 名前がこの間の試合と変わっている気がしますが気のせいです!」

「では早速お呼びしましょう!」

「赤コーナー! アズテ――――――ック! ベンティ―――――スカ―――――ッ!」

ワアアアアアアアアアアアアアアッ!!

ジ・アミーゴ「へへへ! おーい! お前ら―――ッ! 愛してるぜぇ~~っ!」

フロストマン「ちょっとぉ、アミーゴ恥ずかしいよーっ」

「堂々登場! 今回も素晴らしい試合をお届けしてくれるでしょう!」

「さあそんな彼らの対戦相手は――」

「青コーナー! ジャークシャ院高校”グレート・マスカレイズ”!」

ワアアアアアアアアアアアアアア!!

ブロークン・タワー「……」ザッ ザッ

ミステリアスパートナー「……」ザッ ザッ

「詳細不明のタッグチーム! マスクマン二人の入場です!」

「1人はジャークシャ院二年、ブロークン・タワー! 噂ではタワー君は留年して現在二年生にいる模様! なかなかの不良ですね~」

「そして、その隣を歩くのは謎のタッグパートナー!」

「静かにリング上に上がっていきます……!」

ザッ!

「アズテック・ベンティスカ、グレート・マスカレイズリングに両チームリングに並びました!」

「両者にらみ合い! ゴングが鳴る前から試合は始まっているようです!」

ジ・アミーゴ「チィ! ツラの見えねえ相手ってのは何だか不気味でやりにくいぜ!」

フロストマン「コイツ……どんな技を使ってくるんだ……?」

ジ・アミーゴ「おいっ! そこのミステリアス何とかってやつ! そろそろのそのぶかぶかローブを脱いだらどうなんだい!?」

ジ・アミーゴ「その正体! そろそろ教えやがれーーーーっ!」

ミステリアスパートナー「ああ……頃合いだと思っていたところだ!」

ミステリアスパートナー「その正体、お教えしよう! この俺の正体、それは――」バサッ!

「ミステリアスパートナー! そのローブを脱ぎ捨て、真の姿をあらわにーーーーっ!」


ハッケ・ロー「古代中国拳法の遣い手! 陰陽超人! ”ハッケ・ロー”だーーーーっ!」グワラーーーッ

「ハッケ・ロー! 陰陽のマスクの超人、これがミステリアスパートナーの正体だったーーー!」

ハッケ・ロー「行くぞ、タワー!」

ブロークンタワー「ああ!」

カーーーーーンッ!


「試合開始のゴングが鳴りました! 始まります! 両チーム最初に出る選手は誰だ―――ッ」

瀬昆田「二人とも! 相手の攻撃に慎重になることも大事だが、自分の戦い方を忘れてはいけないぞ!」

瀬昆田(しかし、あのブロークン・タワーという超人、何だか見覚えが……)

↓1【コンマ下一桁判定:グレート・マスカレイズまずは誰が出る!?】
偶数:ブロークン・タワー!
奇数:ハッケ・ロー!

↓2【アズテック・ベンティスカは誰から出る?】

ジ・アミーゴ「今回もオイラから行かせてもらうぜ!」ゴーッ

ハッケ・ロー「ならば俺がお相手しよう!」


フロストマン「アミーゴ、任せたよ!」

ブロークン・タワー「……」


ジ・アミーゴ「はーーーッ!」スタッ

ハッケ・ロー「フン……」スタッ

ハッケ・ロー「来い!」

↓1【コンマ下一桁判定】
偶数:ジ・アミーゴが先行!
奇数:ハッケ・ローが先行!

ハッケ・ロー「俺から行かせてもらう!」

ハッケ・ロー「八卦(はっけ)とはこの地球を支配する要素のこと!」

ハッケ・ロー「乾 兌 離 震 巽 坎 艮 坤の8つの要素を操ることこそ古代中国拳法の真髄! 古代中国拳法を構成するのは拳のみにあらずーーっ!」

ハッケ・ロー「その一端をお見せしよう!」

ハッケ・ロー「古代中国拳法 振の型ーーーーっ!」

バッ…バリッ!

ジ・アミーゴ「な、なんだ!? あいつの指の先に光が集まっている!」

ハッケ・ロー「光にあらず! これは”振”雷の力! 電流なり!」バリ バリバリバリッ!

ハッケ・ロー「体内電流を操り指先一点にその力を集め、放つ!」

ハッケ・ロー「ハァァーーーーッ!!」ゴオーーーッ!

「眩い光を放ちながら光るハッケ・ローの指! 突きがアミーゴを襲う~~~~ッ!」

【コンマ16(基準値21-間違えてごめんの5)以下でハッケ・ローの電撃指突きがアミーゴを貫く!】

ガバアーッ

ジ・アミーゴ「へ、へへ」

ハッケ・ロー「が、があああっ!」体力1/2

「な、なんとッ! アミーゴ、電撃に恐れることなくハッケ・ローに大接近! リストロックを決めたーーーっ!」

ジ・アミーゴ「要するにアブねえのは、その指だけってこったろ!」

ジ・アミーゴ「そこに触れさえしなければ無問題(もうまんたい)だぜ!」ニヤ

ハッケ・ロー「お、おのれ……!」

ジ・アミーゴ「このまま、貴様の腕を破壊してやる――――ッ!」

【コンマ17(基準値7+10)以下でハッケ・ローの腕が破壊!】

メキ…ミシ…!

「アミーゴがハッケ・ローの手首を極めている! ハッケ・ローがもがけばもがく度、その関節にダメージが行く!」

「その絵面は非常に地味! しかし痛みは尋常ではない!」

「こ、これは脱出不能! ハッケ・ロー、アミーゴのリストロックに対して何もできず――」

バキィーーーーーーッ!!

ハッケ・ロー「ア、アガァーーーーーっ!!」体力0/2

ジ・アミーゴ「オラァーーーーーっ!!」

「ハッケ・ローの手首が破壊されてしまったァーーーーー!」

ハッケ・ロー「ご、五体自由効かねば八卦操作できず~~~~ッ! む、無念~~~~ッ!」

ジ・アミーゴ「どうだ、センセー! オイラだってあのジャークシャ院の奴を倒せるほど強くなったんだぜ!」


瀬昆田「見事だ、アミーゴ!」


ジ・アミーゴ「悪いな、フロストマン! お前の出る幕はないようだぜ!」

ジ・アミーゴ「おい次だ! オイラはまだ戦い足りねえぜ! 出て来いやァ!」

ハッケ・ロー「ウ、ウウ……タワー、後は任せた……!」ズル、ズル、

パンッ!

「ハッケ・ロー、ふら付きながらロープにターーーーッチ!」

ズンッ!

ブロークン・タワー「フン――――ッ!」

「ブロークン・タワー入場―――ッ!」


ブロークン・タワー「チ……! コーチの奴め! 俺に捨て石を持たせてタッグに出させやがって……!」ブツブツ

ブロークン・タワー「元からバンバー以外は戦力として見ていなかったってことかよ―――ッ!!」


フロストマン「な、何を言っているんだ……コイツ!?」

ブロークン・タワー「だが、俺は負けない……負けたくないんだ!」

ブロークン・タワー「行くぞ……ここから俺は――」ス―

ジ・アミーゴ「へっ、言ってろ!」

ブロークン・タワー「ウオオオオオッ!!」

↓1【コンマ下一桁判定】
偶数:ジ・アミーゴ先行
奇数:ブロークン・タワー先行

ジ・アミーゴ「ウオオオオオ!」タタタタタターーッ!!

ジ・アミーゴ「お前もハッケ・ローのように倒してやるぜ!」

「アミーゴ、ブロークン・タワーへ向かって走っています!」

ブロークン・タワー「……!」

ブロークン・タワー「!」ガシャ!

ジ・アミーゴ「な!」


瀬昆田「ブロークン・タワーがマスクにある折れた塔の飾りを引き抜いた……!」

ブロークン・タワー「食らえッ! ”折れた塔(ブロークン・タワー)”!」シューーッ!

「ぶ、ブロークン・タワー! 自らの名を冠した技を放った―――ッ!」

「自らの象徴と言える折れた塔のシンボルをアミーゴへと投げつけたァアーーー! そして――」


ジ・アミーゴ「あ、ああ……!!」

ブシュウーーッ!!

ジ・アミーゴ「あああーーーーーーっ!!」体力8/10


フロストマン「アミーゴ!!」

瀬昆田「アミーゴーーーーーッ!!」

「げ、ゲーッ! こ、これはムゴいィィーーー!」

「折れた塔がアミーゴの太ももへ! ふ、深く突き刺さってしまったァ~~~~ッ!!」


次回! ブロークン・タワー対ジ・アミーゴ、決着は如何に!

今日はここまで
おやすみ

変な時間だが始める

ジ・アミーゴ「ウ、ウグオォ~~~~ッ!」

「これは痛い! ジ・アミーゴの右大腿部にブロークン・タワーの凶器攻撃”折れた塔(ブロークン・タワー)”が突き刺さってしまったァ~~~~ッ!」

瀬昆田「こ、公式試合で凶器攻撃は反則技じゃないのか!?」

「い、いえ! この凶器は超人自身の身体の一部! 高校生超人レスリング公式ルール第7条に則り、超人自身の身体の一部を武器として攻撃するのは試合中可能である、ということなのです!」

瀬昆田「ム、ムムウ~~!」

瀬昆田「さ、下がれ! アミーゴ! ケガの手当てをしなければ……!」

瀬昆田「今はハッケ・ローも倒れ、試合はこちらの有利!」

瀬昆田「ダメージは次の試合にも響いてくる! 下がるなら今しかない! お前は第一試合に続きよくやった! だから今は一旦下がるんだ!」

ジ・アミーゴ「へ、へへ! ヤダね!」

瀬昆田「な、何ィ~~!」

ジ・アミーゴ「オイラ……もう少しコイツと……戦いたいんだ!」

ブロークン・タワー「……」

第22話 お前はオイラだ! アミーゴ対ブロークン・タワー不思議なシンパシー!

ジ・アミーゴ「お前が何かに似てると思っていたが、やっと気付いたぜ!」

ジ・アミーゴ「お前は”オイラ”に似ていたんだ!」

ジ・アミーゴ「お前の目はメキシコで不良をやっていた頃のオイラの目!」

ジ・アミーゴ「暗く濁った油まみれのきたねえドブ川のような目だーーー!」

ジ・アミーゴ「教えろブロークン・タワー! お前の目はどうしてそんなに濁っちまったんだ!」

ジ・アミーゴ「オイラはそれが知りてえ!」

ブロークン・タワー「知ってどうする!!」

ジ・アミーゴ「アミーゴ(友だち)になるのさ! 辛い思いを分かち合って手を繋ぐ! その大事さをフロストマンやセンセーから教えられた!」

ブロークン・タワー「何を言っている! 俺と貴様は敵同士! 分かり合える日は来ない! 永遠にな!」

ジ・アミーゴ「最初はオイラもそう思ったさ! だがな!」

ブロークン・タワー「うるさい! くだらん長話はここまでだ! 試合続行を宣言したのならかかってこい!」

ジ・アミーゴ「……ああ、そうだな。こういうことは試合の後に話せば良い……分からせてやるぜ」

ジ・アミーゴ「フン……ッ!」メキ…

「ああっと! アミーゴ、自分の傷付いた太ももに手を掛けた! そして――」

ジ・アミーゴ「ガアアアア!」ミヂミヂミヂ…

瀬昆田「や、やめろ!」

「な、なんということ! ジ・アミーゴ、自分の太ももに刺さった凶器を力任せに抜かんとしている!」

ジ・アミーゴ「だあああああーーーー!」ブジュウウウーーーーッ

「ひ、引き抜いたァーーーーっ!」

ジ・アミーゴ「フロストマン! 包帯を!」

フロストマン「分かった!」バサッ!

ジ・アミーゴ「これで止血はよし……と!」キュ!

ジ・アミーゴ「行くぜ!」

ジ・アミーゴ「だあああああ!」

「アミーゴ、ブロークン・タワーに一気に接近! 脚のケガを感じさせない身のこなし!」

ブロークン・タワー「ムダなことを!」

↓1【コンマ02以下でアミーゴの攻撃成功!】

ブロークン・タワー「ハァアーーッ!」ガシッ

ジ・アミーゴ「グウ!」

「拳を振り上げたアミーゴの掌をブロークン・タワーはクラッチ!」

ブロークン・タワー「ヌハァ~~~~ッ!」メキキメキ

ジ・アミーゴ「うわああ~~!」

「な、なんという意趣返し! タッグパートナー ハッケ・ローを破ったリストロックを今度はアミーゴに食らわせたァー!」

ジ・アミーゴ「う、ウグウ~~~~ッ」体力7/10

ブロークン・タワー「次は俺の番だ!」

「ブロークン・タワー、アミーゴの手を掴んだまま何をするつもりかッ!」

↓1【コンマ87以下でブロークン・タワーの攻撃が!】

ゴギン

ジ・アミーゴ「ガ、ガッハァ!!」体力6/10

「アミーゴの腕が破壊されたァ~~~~!」

ブロークン・タワー「おっとォ……手首の向きが変わってしまったなぁ」

ジ・アミーゴ「が、がああああ」

ブロークン・タワー「脚、腕、と来たら次に破壊するのは……」

ブロークン・タワー「どこがいい?」


瀬昆田「もうダメだアミーゴ! このままでは命が危ない!」


ジ・アミーゴ「いいや、まだだ……まだ……!」

ジ・アミーゴ「まだオイラは戦える!」

ジ・アミーゴ「センセー、もう少しだけオイラに時間をくれ!」

ジ・アミーゴ「センセー! アミーゴ! アンタたちがオイラにしてくれたように――」

ジ・アミーゴ「あいつの心をオイラが開いてみせる!」

↓1【00でアミーゴの攻撃が成功する!】

ブロークン・タワー「ムダだと言うのが分からんか―――ッ!」バキーッ!

ジ・アミーゴ「グウ――ッ!」体力5/10

「タワーのパンチが炸裂ーー! アミーゴ、ハッケ・ローの時とは打って変わって何もできず攻撃されるばかり!」

「リングの上では策士な彼ですが、何もできない現状! それでも彼には何か考えがあるのだろうか!」

ジ・アミーゴ「へ、へへ……!」

ブロークン・タワー「……!」

ブロークン・タワー「何だ、何を笑っている」

ジ・アミーゴ「へへ……アンタがあまりに強いもんでな……笑っちまうくらいによ!」

ジ・アミーゴ「だが! だがよ! アンタは心が弱い」

ブロークン・タワー「!」

ジ・アミーゴ「アンタ、何を焦ってる。さっきのパンチは明らかに冷静さを欠いた一撃だったぜ」

ブロークン・タワー「……」

ジ・アミーゴ「オイラよ……ヤポンに来る前、大阪でのフロストマンたちの試合を見ていたんだ」

ブロークン・タワー「……!!」

ジ・アミーゴ「見覚えがあるのはオイラに似ているからってだけじゃあなかったみたいだぜ」

ジ・アミーゴ「インターネット中継の中では正義超人と悪行超人の戦いが繰り広げられていた」

ジ・アミーゴ「4対4の戦いの中、正義超人が1人だけ負けた試合がある!」

ブロークン・タワー「……」ワナ…

ジ・アミーゴ「その対戦相手が確か――」

ブロークン・タワー「……」ワナワナ…

「おおッ!? アミーゴ、何かタワーに話を始めたが……?」


瀬昆田「?」

フロストマン「?」


ジ・アミーゴ「グレ――」

ブロークン・タワー「や、やめろォ―――ッ!!」

「ブロークン突然の慟哭! 叫びながらアミーゴへ飛びかかります! おおっとあの構えは!?」

瀬昆田「あ、あれは!」

↓1【コンマ62以下でブロークン・タワーの技が!】

「ドロップキックだァーーーーッ!」

瀬昆田「ドロップキック!」

瀬昆田「……いや、あの構えは普通のドロップキックとは違う!」

瀬昆田「あれは――」

瀬昆田「あれは今は亡き我が親友! 大阪超人通天閣マンの得意技!」

瀬昆田「”通天の一刺し”!」

瀬昆田「――とすると、ブロークン・タワー、奴の正体はまさか!」

ガッ! バシンッ!

ブロークン・タワー「がああああーーーッ!」体力7/8

「アミーゴ、ブロークンのドロップキックを軽くいなし、リングに叩き伏せたァ~~~~ッ!」

ブロークン・タワー「ぐ、ぐうう……き、貴様!」

ジ・アミーゴ「強い奴が負ける瞬間! それは動揺が、その身に現れた瞬間のことだ!」

ジ・アミーゴ「お前はそのマスクの下に何を隠している!」

ジ・アミーゴ「へへ、一度全てを……さらけ出してみねえか?」

ブロークン・タワー「う、うるさい! お、俺は……!」

ジ・アミーゴ「ケ! とんだ強情ッパリだ! 誰かを思い出すみたいでイライラするぜ!」

ジ・アミーゴ「と――」フラ…


瀬昆田「まずい! もう限界だ! もういいだろうアミーゴ! 戻るんだ!」


ジ・アミーゴ「まだだ……まだ……!」フラ…

バッ!

「あぁーっ! リング上に! か、彼が現れたァーーー!」


ジ・アミーゴ「ふ、フロストマン!」

フロストマン「……」

フロストマン「ブロークン・タワー、次の相手はぼくだ」

フロストマン「アミーゴ、君はもう休んでいてよ」

ジ・アミーゴ「オイラは……!」

フロストマン「彼の心を開かせるのは君じゃない」

ジ・アミーゴ「!」

フロストマン「彼の心を開かせるのは君と――」


フロストマン「”ぼく”だ!」


次回 フロストマン対ブロークン・タワー! ブロークン・タワーの心は開くのだろうか!

今日はここまでだと思う

23:00試合再開!

第23話 仮面の下の涙! フロストマン対ブロークン・タワー!

「残虐なラフファイトで観客の度肝を抜いたジ・アミーゴとの戦い! 激闘の末、倒れたアミーゴに代わってフロストマンがリングに上がり、ブロークン・タワーの前に立ちます」

ブロークン・タワー「……来たか、フロストマン」

フロストマン「何が『来たか』ですか! グレート通天閣!」

ブロークン・タワー「その名で俺を呼ぶな!」

フロストマン「あの時、病院であなたはツーテンくんに会って何か変わったのではないんですか!」

ブロークン・タワー「違う! あれは……!」

フロストマン「なぜそんな残虐なファイトに徹し続けているんですか!?」

フロストマン「そんなことをしなくても貴方は十分強いのに!」

23:30試合再開予定
関係ないスレに書き込んでしまった…掟に従いオレは今より 自害する

ブロークン・タワー「既に俺は残虐の道を歩くことに決めた謂わばはぐれ者」

ブロークン・タワー「帰るべき場所などとうの昔に捨てたのだ!」

ブロークン・タワー「そして、今のこの強さを追い求めるこの姿勢こそ俺のあるべき形」

ブロークン・タワー「正義というスタンスに縛られ、力を存分に発揮できぬ貴様ら正義超人とは違うのだ」

フロストマン「……わからずや」

フロストマン「この……わからずやァ――――ッ!!」ゴアァーーーーッ!

「フロストマン、ブロークン・タワーに怒りの咆哮! 拳を振り上げ、飛んでいきます!」

ブロークン・タワー「フフフ、そうだ! そうだフロストマン! 戦いとはそうでなければ!」

↓1【コンマ下一桁判定】
偶数:フロストマン先行
奇数:ブロークン・タワー先行

瀬昆田(ブロークン・タワー、いやグレート通天閣、彼は強さを追い求めるあまり自分を見失っている)

瀬昆田(正義の拳で彼に思いを伝えることさえできれば……)

瀬昆田(できるか!? フロストマンよ!)

↓1
1通常攻撃だ! くらえ!(成功率66%)
2霜の巨人の腕(アーム・ヨートゥン)で凍らせろ!(成功率100%+次回相手のターンに-補正)
3フロストマン・スープレックスで決着を付けろ!(成功率100%+更にピンフォール判定に突入!)
4新技を見せてやれ!(成功率16%)
5ロープに振られて強打をお見舞いするんだ!(成功率66% 残り4回)
6コーナートップからダイブ!(成功率66% 残り4回)
7ツープラトンをかましてやれ!(成功率36%)
8気合を入れる!(攻撃無し成功率100%+次回相手のターンに-補正)
9その他

フロストマン「ウオオーーーッ!」

ガインッ

「フロストマン、ロープに振られてラリアットの態勢! 怒りを携えても冷静にブロークン・タワーを捉えるーーっ!」

ブロークン・タワー「!」

【コンマ66以下でラリアットが決ーまったーーー!】

ドガァーーーッ!

ブロークン・タワー「グ……!」体力5/8

「フロストマンのラリアットが決まったァーー!」

ブロークン・タワー「回避する暇さえ与えぬ足さばき……! 氷だけではないのだな!」

ブロークン・タワー「大阪でアシモフと戦った時よりさらに強くなっているとみた!」

ブロークン・タワー「戦いがいがあるといいうもの!」

ブロークン・タワー「次は俺の番だァ――――ッ!」ダダッ

ガイン!

「ブロークンもフロストマンと同じくロープに振られた!」

ブロークン・タワー「オリャァーーーッ!」ゴァアアーーーッ!!

「ブロークン得意のキックが飛び出すーーー!」

フロストマン「!」

↓1
1”霜の巨人の反撃(リベリオン・ヨートゥン)”だ!(成功率100%+次回自分ターンに+補正)
2今はその時ではない…

気合ってどういう効果なの?

ガッ!

フロストマン「フンっ!」

「お~~っとフロストマン、ブロークンの脚をガッチリ掴んだ! そして――」

ピキピキピキ…!

ブロークン・タワー「お、俺の脚が凍って行く!」体力4/8

「出ェたァーー! フロストマンの十八番! 相手を氷でコーティング! ”霜の巨人の反撃(リベリオン・ヨートゥン)”だ!」

「次はどんな技が飛び出すのか!」

↓1
1通常攻撃だ! くらえ!(成功率96%)
2霜の巨人の腕(アーム・ヨートゥン)で凍らせろ!(成功率96%+次回相手のターンに-補正)
3フロストマン・スープレックスで決着を付けろ!(成功率100%+更にピンフォール判定に突入!)
4新技を見せてやれ!(成功率16%)
5ロープに振られて強打をお見舞いするんだ!(成功率96% 残り2回)
6コーナートップからダイブ!(成功率96% 残り4回)
7ツープラトンをかましてやれ!(成功率56%)
8気合を入れる!(攻撃無し成功率100%+次回相手のターンに-補正 ※攻撃成功判定を挟まず自分に有利なコンマを得ることができるぞ!)
9その他

短いが今日はここまで
おやすみ
>>95
判定が成功する度に5%刻みで次ターンの判定にボーナスを足してるんだけど、「気合を入れる」を選ぶと成功判定無しにボーナスが発生する。
相手にダメージを与えられないから積極的に選ぶべき選択肢ではないかもしれないけれど、相手からのカウンターも発生しないし、数パーセントが戦況を変えるなんてこともあるかもしれないから損ではないかも。
格闘ゲームの挑発と同じようなものだと思ってもらえれば。

ゆっくり進める
のんびり参加してくれ

フロストマン「これはーーっ!」ダダッ!

「おおっとフロストマン、ブロークンと距離を取り、助走を付け何をしようというのか!」

フロストマン「ブラザーツーテンの思いを踏みにじった”お前”への――!」


瀬昆田「ま、まさかフロストマン、お前!」


フロストマン「ぼくなりの”怒り方”だーーーーーっ!」ゴアアアアアアアアーーーーーーッ!

「ど、ドロップキック! フロストマンもブロークンに負けじとドロップキックだァ~~~!」


瀬昆田「た、ただのドロップキックなんかではない! あれは”通天の一刺し”!」

瀬昆田「フロストマン、お前はあの数秒の攻撃を見て、あの技をまねようというのか!」

瀬昆田「む、ムチャだ! あの技は通天閣マンひいてはその一族伝承の必殺の技!」

瀬昆田「下手をすればお前自身がダメージを受けてしまうかもしれんのだぞーーーッ!」


フロストマン「うおおおーーーーーっ!」


【コンマ96以下でフロストマンの”通天の一刺し”が――】

フロストマン「りゃああああーーーーーーッ!!」ズガーーーーーッ!

ブロークン・タワー「ギエーーーーーーッ!」体力2/8


瀬昆田「は、入った!」


「フロストマンのドロップキックがブロークンの胸に突き刺さったァ――――ッ!」


ワアアアアアアアアアアアアアア!!


ブロークン・タワー「グ、ガア……!」

フロストマン「ぼく自身、この技があなたに効くとは思わなかった……! あなたの得意技、”通天の一刺し”が……」

フロストマン「これは……ぼくが恐らく初めて経験した巨大な怒り……それがぼくに力の与えたのかもしれない」

フロストマン「そして、さらに言えば」

フロストマン「自身の得意技がかわせないほど、あなたは動揺している!」

ブロークン・タワー「バカな!」

フロストマン「グレート通天閣、あなたは正義と悪の狭間で揺れている。だけど……!」

フロストマン「ハッキリ言って……あなたは悪行超人にはなれないと……ぼくは思います」

ブロークン・タワー「な、何を根拠に!」

フロストマン「あなたが真の悪行超人になったのであれば――」

フロストマン「既に大阪でツーテンくんを殺していた!!」

ブロークン・タワー「!!」

フロストマン「目を覚ませ! グレート通天閣! あなたがどれだけ力を欲し悪行の道に行こうと、その血液の、遺伝子の奥底に流れる正義超人の血には抗えない!」

フロストマン「思い出してください……正義の心を!」

ブロークン・タワー「ぐ、ぐう……クソ……クソ、なぜ貴様なぞに!」

ブロークン・タワー「貴様が大阪に現れてからというもの、全てがおかしくなってしまった」

ブロークン・タワー「強さを求める俺に迷いが生じてしまった……」

ブロークン・タワー「お、俺は……」ワナ…

ブロークン・タワー「どうすれば……」ワナワナ…

?「ホフホフーーーッ! 何をやっているかと思えば貴様はーーーーッ!」

瀬昆田「な、なんだ!?」


「おおっと! リング脇に颯爽と現れたのは~~?」


ブロークン・タワー「ヴェルサイコーチ!」


瀬昆田「ヴェルサイコーチだって!?」

ジ・アミーゴ「あれがうわさのジャークシャ院のコーチか! センセー、アンタは会ったことなかったのか?」

瀬昆田「いや、ない。ジャークシャ院にヴェルサイ・Uというコーチがいると言う事だけしか……」

瀬昆田「まさか、超人だったとは」


ヴェルサイ・U「正義超人の言葉なぞに耳を貸しおって~~~!」

ヴェルサイ・U「それにハッケ・ロー! なんだその体たらくは!」ドガーーッ!

「暴力コーチ! 突如乱入して来たヴェルサイコーチが満身創痍のハッケ・ローを足蹴にします!」

ハッケ・ロー「ヒイッ!」

ヴェルサイ・U「情を捨てきれなんだか、グレート通天閣よ……! 貴様にもう”次”は訪れない!」


ブロークン・タワー「ま、待ってくれ! 見捨てないでくれ! 俺は、俺は強くなりたいだけなんだ!」


ヴェルサイ・U「最早お前に用はない」


ブロークン・タワー「そ、そんな」


ヴェルサイ・U「用があるのは貴様だ。ハッケ・ローよ」

ハッケ・ロー「!」

ヴェルサイ・U「私の手を見ろ」

ポォ…

ハッケ・ロー「こ、この光は!」

ヴェルサイ・U「ウム」コクリ

ハッケ・ロー「ま、まさか! スプリングの叔父貴が研究していた”アレ”が遂に完成したというのですか!」

ヴェルサイ・U「この力……使ってみたいとは思わんか?」

ハッケ・ロー「勿論!」

ヴェルサイ・U「良かろう……ならば、くれてやろう。選ばれし悪行超人のみが扱えるこの”アルファベット因子”の力を!」

ズズズ…

ハッケ・ロー「光が……我が、身体に……!」

ドクン!

ハッケ・ロー「!」

ハッケ・ロー「ち、力がみなぎる!! こ、これが選ばれし者が使える力か!」

ハッケ・ロー「ウオオ……オオ!」

ヴェルサイ・U「悪行ならば悪行らしく悪の華を咲かせてみたいとは思わんか?」

ヴェルサイ・U「……」ニヤ

ハッケ・ロー「ええ、この新たな力を見せつけてやりましょう!」

ヴェルサイ・U「それでいい。行け。力を見せつけてやれ」

ヴェルサイ・U「ついであの愚か者も始末して構わん」

ハッケ・ロー「ハッ!」


バッ!

ハッケ・ロー「フンッ!」スタッ

ブロークン・タワー「は、ハッケ・ロー!」

フロストマン「!」

「な、なんだあ~! 満身創痍だったハッケ・ロー、ヴェルサイコーチから何らかのアドバイスを受け、意気揚々とリングへと上がって来たァ~~!」

「この行為にブロークンも困惑! 聞かされていない段取りのようです!」

ハッケ・ロー「コーチはこの私の方を認めてくれたようだぞ、ブロークン」

ブロークン・タワー「!」

ハッケ・ロー「チョア~~~ッ」バシーッ

ブロークン・タワー「うがぁっ!?」

「な、仲間割れ~~! ハッケ・ロー、ブロークンに強烈な蹴りを浴びせたぞーーー!」

フロストマン「何をやっているんだ!?」

ハッケ・ロー「……」

ブロークン・タワー「き、キサマ……」

ハッケ・ロー「お前は正義にも悪行にもなりきれなかった。だから、コーチに見捨てられた」

ハッケ・ロー「フロストマンと共にお前もリングの上で葬ってやろう!」

ブロークン・タワー「な、なんだと!」

ハッケ・ロー「古代中国拳法 坤の型ーーーっ!」

ハッケ・ロー「ハーーーーッ!!」

「ハッケ・ロー、拳で地面を突いた!」


ジ・アミーゴ「な、何が起こるんだ!?」

ズズ…

ジ・アミーゴ「ん?」

ズゴ、ズゴゴゴゴーーーーーーーッ!

グラグラグラグラーーーーーッ!

ジ・アミーゴ「ゲ、ゲェーーーッ!! じ、地震! しかもデッケェ地震だァーーー! 経験したこともねェデカい地震をハッケ・ロー、奴は起こしやがったんだ!」

「み、みなさん落ち着いてくださーーーーい!! 係りの者に従って速やかに避難を!!」

グラグラグラグラ…

バギバギ!

瀬昆田「か、会場が!」

「ああッ! 天井板の一部が! ほ、崩落の危険があります! 早く逃げてくださーい!」


フロストマン「アミーゴ、避難誘導に加わろう!」

ジ・アミーゴ「あたぼうよ!」サッ

ハッケ・ロー「そうはイカンぞ! まだ試合は終わってはいなーーい!」

フロストマン「クッ! そんなっ!」

グ、グラ…

ガッシャーンッ! ガシャーン!

キャー! ウワー!

ジ・アミーゴ「天井板が次々と落ちている! これが観客に当たっちまったたら一たまりもねえぞ!」

フロストマン「早く助けに行かなければならないのに!」


逃げ遅れた少女「わーん! わーん!」

瀬昆田「あっ、あんなところに子どもが! フロストマン! お前は試合に集中しろ! 私が助けに――」

ガシャーンッ!

瀬昆田「うわっ!」

ジ・アミーゴ「が、ガレキが障害物になっちまって身動きがとれねえだとーっ! こいつぁ、人間の出る幕じゃあねェ! 超人のオイラが行くぜ!」ダダッ!


ハッケ・ロー「ハハハ、そうは行くか! 艮の型!」ズーーンッッ!


ジ・アミーゴ「な、なんだ!? 今度は地面が壁みてえに盛り上がって前に進めなくなっちまった~~!」


ハッケ・ロー「地面奥底を操り地震を起こすのが坤の型なら、地表を粘土のように柔くし自在に躍らすのが艮の型! お前らがこのリングから離れることは許さない!」

ハッケ・ロー「このような極限の状況で悲鳴を浴びながら戦うこと! それが我が悪行の道! さあ、続きを始めようではないか!」

フロストマン「あの女の子を助けに行かなきゃいけないのに……! ど、どうすればいいんだ!」


ギ

ジ・アミーゴ「あっ!」

ギギ

逃げ遅れた少女「え~ん! え~ん!」

ギギギギ!

ジ・アミーゴ「天井板が落ちてくるぞ!」

バギッ! ヒュオオオオオオォォォォオオーーーーッ!!

逃げ遅れた少女「うわぁ~~~~んッ!!」

ジ・アミーゴ「あ、あぶなーーーーーいッ!」


ガシャアアアァーーーーーン!!

逃げ遅れた少女「……」

逃げ遅れた少女「ああっ!」


「こ、これは!」


逃げ遅れた少女「ブロークンタワーさん!」

ブロークン・タワー「グ……だ、大丈夫か……?」


「な、なんということ! ヒールレスラー ブロークン・タワーがハッケ・ローの妨害を素早く潜り抜け、天井板の下敷きになろうとしていた少女を身を挺してかばったァーーーーーッ!」


ジ・アミーゴ「な、なんてスピードだ!」

ガラガラガラガラーーーッ!!

ズガガガガーーーーーーーーーーッ!


ジ・アミーゴ「ま、まだだ! 崩壊は終わっちゃいねえ! ブロークンの上にさらにガレキが降って来やがった! ま、間に合わねえ! 耐えてくれーーーーーッブロークンタワーーーーー!」


ブロークン・タワー(ムリだ! さっきの試合のダメージが残っている! もう、持たな――)


「霜の巨人の腕(アーム・ヨートゥン)!!」

パキパキパキパキ!!

ピシャァーーーーーーーーーンッ!


ブロークン・タワー「!」


瀬昆田「な、なんだ!?」

ジ・アミーゴ「氷の柱が会場全体を支え始めている! フロストマン、そんな大規模な技をいつの間に!」


フロストマン「気合!」


ジ・アミーゴ「何!?」


フロストマン「気合さ! 気合でやった!」

フロストマン「気合は……ガッツだ!」


ジ・アミーゴ「ま、まったく意味が分からないが何だかすごいことを言っている気がするぞ!」

瀬昆田「氷の柱がガレキ落下を食い止めた! これでグレートも大丈夫だろう!」


ブロークン・タワー「ふ、フロストマン! なぜ俺を助けた!」

フロストマン「当たり前のことをしただけですよ。それに……正義超人同士、助け合わなくちゃあ」

ブロークン・タワー「正義超人……だと。この俺が!」

フロストマン「ええ! やっぱりあなたは正義超人です!」

ブロークン・タワー「……」

フロストマン「助けを求め、泣いている人を前にして、助けずにはいられない! それが正義超人ってものですよ」

ブロークン・タワー「フロストマン……!」

ブロークン・タワー「さあ、親御さんの元へ行くんだ」

逃げ遅れた少女「ありがとうブロークンタワー!」テテテッ…

ブロークン・タワー「……」フッ

ブロークン・タワー「」フラ…


フロストマン「グレート!」


ブロークン・タワー「」ドサッ

ブロークン・タワー(俺は……俺は……)

「ブロークン・タワー、少女が逃げるのを見届けた後、倒れてしまったァーーー! ここまでなのかブロークン~~~!!」

ブロークン・タワー「……」

?『起きろ……起きるんだ、グレート』

ブロークン・タワー「アンタは……」

?『久しぶりだな……グレート』ボワァ…

ブロークン・タワー「に、兄さん!」

通天閣マン『ああ!』

通天閣マン『……立て。立つんだ、グレート』

ブロークン・タワー「お、俺は……! なあ兄さん! 俺はどうすれば良い! 正義を裏切り! 悪行超人にもなりきれず! 俺は、俺は……」ボロ…

ブロークン・タワー「どうすれば良いんだァ~~っ!」

通天閣マン『お前がこうなってしまった原因は俺にもある』

通天閣マン『しかし、俺が死んで、悪の力の有り様に苦しんでいた時、お前の隣に誰がいた?』

通天閣マン『ガクラン、ジャガーヤン、そしてツー坊がいたはずだ』

通天閣マン『みんな、仲間だ。熱い絆で結ばれた大事な仲間……!』

通天閣マン『友情を忘れずに生きることだ、グレート。俺の死を乗り越えろ。その先にお前が求めていた力が待っている!』

通天閣マン『――立つんだ!』


ブロークン・タワー「ウ、ウオオオ~~~~ッ!!」


「ブロークン・タワー、再び立ち上がったァ~~~~~!!」

フロストマン「!」



次回! ブロークン・タワーに変化が! 正義のランプに灯をともせ!

おやすみ また近いうちに

40分後試合再開!

通天の一刺しはマジで忘れてた。ちゃんと言われるまで全然気づかなかった。
ごめんなさい。

ブロークン・タワー「ウ、ウオオオ~~~~ッ!!」


「ブロークン・タワー、再び立ち上がったァ~~~~~!!」

フロストマン「!」


ブロークン・タワー「はあああ―――ッ!」ダダダダダーーーッ!!

「ブロークン・タワーそのまままっすぐリングへ戻っていく!」


ジ・アミーゴ「ど、どうするつもりだ!」

ブロークン・タワー「トオッ!!」シュバーーッ!

「そしてリング側で大きくジャ―――ンプ!」


ジ・アミーゴ「まさかアイツ、あのままフロストマンを攻撃するんじゃ!」

瀬昆田「いや違う! そんなことはない!」

瀬昆田「なんとなく……なんとなくだが感じるんだ!」

瀬昆田「奴は変わった! あの短時間の間に!」

瀬昆田「だから……そんなことはしない!」

瀬昆田「奴の目を見ろっ!」

ジ・アミーゴ「あ、ああっ!!」

瀬昆田「あの目! さっきとは明らかに違う!」

瀬昆田「灯った! 火が灯ったんだ! 奴の魂に正義の火が! 再び灯ったんだーーっ!」

ハッケ・ロー「気でも狂ったか外道!」

ブロークン・タワー「外道は貴様だ! 死の淵から蘇った俺の一撃をくらえ――――ッ!」

ブロークン・タワー「はあァ―――――ッ!」ズバァーーーーーーッ!!

ハッケ・ロー「うぐァ~~~ッ!!」バゴーーーッ

「ブロークン・タワー、ジャンプし上空できりもみ回転をし、そのままハッケ・ローに向かってチョップを繰り出したーーーーッ!」

ハッケ・ロー「」ドサ…ッ


フロストマン「グレート!」

ブロークン・タワー「フロストマン! 試合を続行しろ!」

ブロークン・タワー「それが俺の……けじめのつけ方だ」

第24話 ついに決着! ブロークン・タワー 悪との決別!

ジ・アミーゴ「お、おいブロークン・タワー! お前、この状況で一体何を!」

ブロークン・タワー「横やりを入れてくれるなよ、ジ・アミーゴ」

ジ・アミーゴ「!」

ブロークン・タワー「貴様は観客の安全確保をするのがお似合いだ」

ブロークン・タワー「ちょうど会場も安定を取り戻しつつあるからな」

ジ・アミーゴ「ケ! ムカつく野郎だぜ!」

ジ・アミーゴ「だが! だがよ! 今はそのマスク面ひっぱたくのはやめとくぜ!」

ジ・アミーゴ「オイラは観客救助が忙しいからな~~~~!」ダッ!

瀬昆田「ま、待てアミーゴ! 私も手伝う!」ダッ!



フロストマン「……」

ブロークン・タワー「……」

ブロークン・タワー(言葉は最早必要ない)

フロストマン(今はただ、戦うだけ!)

ブロークン・タワー「ハアアアア……!」

フロストマン「ウオオオ……!」

「両者気合を入れ合う! 試合はフロストマンが優勢! 一体どうなるのか!」

ブロークン・タワー「今だ! 行くぞッ!」ダーーーッ!

ブロークン・タワー「オリャア~~~ッ!」

「飛び出したのはブロークンから! フロストマンに素早く飛びかかった~~~!」

【コンマ70以下でブロークンがフロストマンに回転エビ固め~~~!】

フロストマン「ハ―――ッ!」

「フロストマンそれをブロック! ブロークン、ロープまで弾き飛ばされる!」

ブロークン・タワー「」ガツーーン! 体力1/8

ブロークン・タワー「グ……」

フロストマン「グレート、これで……終わりですか?」

ブロークン・タワー「いや、まだだ!」

「ブロークンすぐさま立ち上がる!」

フロストマン「行くぞ!」

ブロークン・タワー「ああっ!」

「「ウオオオ――――――ッ!」」

「二人の掛け声が響き、力と力のぶつかり合いは最高潮に達しようとしています! 最後にリングに立っているのはどちらか―――ッ!」

↓1
1通常攻撃だ! くらえ!(成功率81%)
2霜の巨人の腕(アーム・ヨートゥン)で凍らせろ!(成功率81%+次回相手のターンに-補正)
3フロストマン・スープレックスで決着を付けろ!(成功率100%+更にピンフォール判定に突入!)
4新技を見せてやれ!(成功率1%)
5ロープに振られて強打をお見舞いするんだ!(成功率81% 残り1回)
6コーナートップからダイブ!(成功率96% 残り4回)
7ツープラトンをかましてやれ!(成功率41%)
8気合を入れる!(攻撃無し成功率100%+次回相手のターンに-補正 ※攻撃成功判定を挟まず自分に有利なコンマを得ることができるぞ!)
9その他

今日はここまで
おやすみ

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