佐藤寿也「野球とソフトボールの世界大会だって!?」 (17)

こんばんは
色んな野球漫画のキャラが日本代表になり世界と戦います
お祭りだと思って矛盾はスルーでお願いしますw


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3月某日とある宿舎に集められた精鋭たち。
彼らはU-18高校野球日本代表……今回は五輪に向け、野球やソフトボールを世界にさらに発展させるべく、野球とソフトボールを統一させ男女混合と言う形となった。
そして今、メンバーと背番号が発表されようとしていた。

山田太郎「記者の皆さん大変忙しいところ、わざわざ足を運んでくださりありがとうございます この度、U-18高校日本代表の監督に就任致しました山田太郎です」

山田「では早速ですが、日本代表のメンバーを及び背番号を発表させていただきます では背番号1から……」

山田にカメラのフラッシュが飛ぶ。

山田は選ばれたメンバーを読み上げていく。

投手
背番号1 眉村健 海堂学園高校
背番号2 国見比呂 千川高校
背番号3 猪狩守 あかつき大附属
背番号4 ななまる 初森第二
背番号5 キレイ セント田園調布ポラリス
背番号6 阿久津 海堂学園高校
背番号7 北大路輝太郎 あおい坂高校
背番号8 早川あおい 恋恋高校
背番号9 香取 九里山高校
背番号10 降谷暁 青道高校
背番号11 沢村栄純 青道高校

捕手
背番号12 佐藤寿也 海堂学園高
背番号13 野田敦 千川高校
背番号14 シェリー セント田園ポラリス調布

山田「続きまして内野手て外野手を発表したいと思います」

そして山田からメンバーが読み上げられる。

内野手
背番号15 橘英雄 明和第一高
背番号16 唐沢 九里山高校
背番号17 薬師寺 海堂学園高校
背番号18 友沢亮 帝王高校
背番号19 柳守道 千川高校
背番号20 梅宮右京 あおい坂高校
背番号21 マルキュー 初森第二高校

外野手
背番号22草野秀明 海堂学園高校
背番号23木根竜太郎 千川高校
背番号24狛光爾 東王学園

山田太郎「以上のメンバーとなります それでは質問を受付ます」

無数のフラッシュと共に質問タイムが始まる。

記者A「まず日本野球会のレジェンドである山田さんが何故、この大会の監督を引き受けようと決断したんですか?」

山田「そうですね…私は日本プロ野球のライオンズとスーパースターズでお世話になりました
日本プロ野球に何か恩返ししたい…その1つとして次の日本プロ野球を担う若い才能を育ててたいと言う思いで引き受けました」

記者B「今回の選手の選考基準を教えてください」

山田「100人人がいれば100通りのチームになると思いますし私のメンバー選考に異を唱える方もいらっしゃると思います
ですが言わせてください 私が見たベストなメンバーだからです」

記者B「では漏れた選手たちはベストではなかったと言うことですか?」

山田「そんなことは決してありません コーチや関係者たちと話しあって戦略的な意味合いが大きいです」

記者B「と、言うと?」

山田「上杉達也君、新田明男君、久保慶次君、月形耕平君、志水仁君、小林虎鉄君、猪狩進君、神木清春君、成宮鳴君など選んだメンバーたちと比べても実力はは遜色ありません」

山田「例えば栄京の広田君や聖秀の茂野君も候補には入っていました
ですが彼らは怪我をしていてコンディション不良です そういう選手を今回は選らばなかっただけです」

記者B「もうちょっと分かりやすく説明をお願いします」

山田「すいません 回りくどくなってしまいましたが
甲子園で活躍したしてない関係なく、スケジュールや国際大会、しかも今回はソフトボールて混合、そこらを色々考えたメンバーです」

山田「ただ今名前を出した選手以外にも選考から漏れてしまった選手や候補にすら選らばれなかった選手もいます
しかしその中にも代表クラスの素晴らしい選手たちはもちろんいます
だからファンや野球関係者はもちろんですが、そういった選手たちの為にも勝たなくてはいけないんです」

記者C「男女混合、ソフトボール選手も混じっての大会ですが、何か対策はあれば教えてください」

山田「今回の一番の鍵はそこだと思っています 似てるようで違うのでそこの部分を合宿で調整を上手くできたらと思ってます」

記者D「最後に意気込みをお願いします」

山田「今回のワールドダイヤモンドカップ、優勝はもちろん
選手も私自身もワンランク上に成長できるように頑張ってきますので、応援をよろしくお願いします」

合宿開始の日……名門海堂で活躍した佐藤寿也は代表に一緒に選らばれた海堂のメンバーと共に大阪の旅館に向かっていた。

佐藤「なるほど……」

阿久津「佐藤何がなるほどなんだよ?」

佐藤「あぁ 捕手として選手の特徴や名前くらい覚えとかないとね」

阿久津「んなこたする必要ねーんだよ 俺らは天下の海堂なんだからよぉ」

薬師寺「おい、甲子園初戦でメッタ打ちにされたお前が言えることじゃないだろ」

阿久津「な、なんだとぉ!?」

佐藤「ちょっと二人とも電車内で喧嘩は辞めようよ」

草野「阿久津、今回はどう見ても、能力や格がキミより上のクラスの同世代が集まるんだ 口を慎むべきだ」

阿久津「草野、お前まで!」

眉村「少しは静かにできないのか阿久津 着いたぞ」

電車から降りる阿久津。

阿久津「世界に俺様の力を轟かせる日は近いぜ!」

走って旅館を目指す阿久津。

薬師寺「全く……おめでたい奴だ」

草野「日本代表だと言うのにあの調子じゃあね……」

佐藤「まぁまぁ」

眉村「まぁアイツなりにやる気はあるんだろう 放っておけばいい」

旅館に入る。
旅館の受付の人が持っている部屋割り表をチェックする。
で、女性選手だけが5人部屋で分けられている。
どうやら基本的にはポジションで別れてるみたいだ。
ラッキーなことに佐藤は二人部屋。

眉村、猪狩、降谷、
ななまる、早川、キレイ、シェリー、マルキュー
香取、沢村、阿久津、北大路
佐藤、野田
橘、薬師寺、梅宮
友沢、唐沢 柳
草野、木根、狛

佐藤「僕はこの部屋だね じゃあみんなまたグラウンドで」


そして部屋に入ると選手がいた。

佐藤「佐藤寿也です! よろしく!」

野田「俺は野田敦! こっちこそ!」

佐藤「荷物置いて、ユニフォームに着替えてグラウンドに集合だよね?」

野田「そうみたい でも俺が日本代表だなんてちょっと荷が重いなぁ……」

佐藤「そんなことないよ 甲子園見てたけど肩は強いし、バッティングもパンチ力がある それにあの国見君のボールを受けてたんだから自信持ちなよ」

野田「そうかなぁ……あっ! 忙がないと遅れちゃう!」

佐藤「ちょ、ちょっと待ってよ野田君!」

グラウンドに到着。


山田「皆さん、はじめまして 監督になった山田太郎です 日本野球の強さを世界に見せましょう!」

殿馬「打撃コーチの殿馬ズラ 頑張るズラぜ」

神童「投手コーチの神童です 日米の経験を皆さんに伝えれたらと思います」

鎌田「ソフト兼守備走塁コーチの鎌田でぇす よろしくぅ」

ななまる「なんで監督おるん?……」

マルキュー「さ、さぁ?……」

茂野大「そしてヘッドコーチの茂野大毅だ これは来年に行われるトップチームの大会に向けた戦力の発掘も一つの目的でもある ビシバシいくから覚悟するように!」

茂野「それでだ 明日は関西の強豪大学、建明館大と試合をすることが決定している」

建明館大と言えば、関西大学野球リーグで5連覇を果たし、全国でもベスト8の強豪。

茂野「もうスタメンは決めてある では監督お願いします」

阿久津「もうスタメン発表するんすか?」

茂野「あぁ これは本番を想定したテストだ ちゃんと自分たちの仕事ができるのか……それを見る」

山田「ではオーダーを発表します」

建明館大学戦先発メンバー
1右 草野
2二 柳
3遊 梅宮
4左 狛
5一 唐沢
6DH 野田
7三 マルキュー
8中 木根
9捕 シェリー
先発投手 沢村

山田「これで行こうと思う」

7割ぐらい分からん

>>9
マジか
結構有名どころから持ってきたんやけど
まぁ機会があれば、アニメなりマンガなり見てくれ
おもしろいから

MAJOR(佐藤寿也、眉村、阿久津、薬師寺、草野、香取、唐沢)
実況パワフルプロ野球(猪狩、友沢)
H2(橘、国見、野田、柳、木根)
あおい坂高校野球部(北大路、降谷)
ダイヤのA(沢村、降谷)
初森べマーズ(ななまる、キレイ、マルキュー、シェリー)

ていうかメジャーしか分からん

対建明館との試合

建明館スタメン
1遊 藤原
2中 原西
3三 宮迫
4DH 狩野
5一 蛍原
6右 出川
7左 後藤
8二 岩尾
9捕 田中
投手 山根

プレイボール!

山根「所詮は高校生 俺の球は打てないぜ!」

ビュッ!ストライク!

山根「よっと!」

シューン

草野「なるほど…ストレートは145キロくらい そしてキレのあるシンカーか」

草野「さすがは大学生 だけど!……」

カーン!

山根「!?」

草野「相手は僕達をなめている……なら3球勝負しかない そしてあのフォームなら!」

草野はライト前にヒットを放つとすかさず盗塁。
柳が送り、梅宮がライトへの犠牲フライを放ちあっさり先制。

狛「フン!」

狛の打球は軽々とレフトスタンドへと消える。
こうして高校日本代表はあっさりと2点を先取したのだった。

田中「やーまーねー1球外せってサイン出したでしょう!」

山根「すまん 高校生だから甘く見てたわ」

田中「もー次からリーグ戦のつもりで行くからね!」

本気を出した山根。
145キロのストレートとシンカーを操り、唐沢を三振に打ちとる。

唐沢「チッ……ハーフスイング取られたか」

沢村「ドンマイッス唐沢君 2点ありゃ十分ッスよ!」

シェリー「締まっていくわよ!」

沢村「フン!」

藤原「なんや打ち頃やん! ありゃ?」

しかし結果はセカンドゴロ。

沢村「よっしゃ!」

原西、宮迫も内野ゴロで終了。

シェリー「ナイスピッチャー」

沢村「へへっ 美人なキャッチャーのおかげッス」

シェリー「あら、お上手なこと(沢村ってのは乗せれば調子が出るようね
で、持ち味は動くボールと多彩な変化球……大学生とは言え一回りなら大丈夫そうね)」

茂野「ほう……中々いい展開ですね」

山田「ですね シェリーも難なくキャッチャーを無難にこなしてますからね」

佐藤「凄いね ソフトボール選手なのにいきなり野球の捕手ができるなんて驚いたよ」

シェリー「私たちはデータがあればどんな変化球でも練習できるピッチングマシーンがありますから
それに普段からキレイのボールを受けていますもの」

佐藤「へぇ~キャチングやリード、勉強になるよ」

シェリーの読み通り、4イニングを無安打無失点2奪三振と沢村は抑えた。

これなら誰もが勝てると思っていた矢先……。

狩野「うわ、ポップフライ!!」

打球は二塁ベース付近にフラフラと上がる。

シェリー「取れるわ!」

しかし梅宮、柳がお見合いで、木根は間に合わずポトリと落ちる。

シェリー「何してるのショート、セカンド!」

佐藤「(これは梅宮君、柳君が下手だからじゃない……二人とも上手いからこそお見合いしてしまったんだ)」

梅宮も柳も二人とも守備の名手で守備範囲も広いのをお互いにわかっていた…だから二人はお見合いしてしまった。

柳「ごめん 梅宮君は本来セカンドだもんね……僕が行くべきだった」

梅宮「こちらこそ、すまない 君に甘えすぎた」

沢村「大丈夫ッスよ 次打ちとれば 二人ともドンマイッス」

>>11
ちなみに山田太郎はドカベンや

だが悪い流れは止まらない。
蛍原にフォアボールを与えると。

シェリー「(狙うはゲッツー……外角低めのチェンジアップで引っ掛けさせれば!)」

出川「おりゃ!」

シェリー「(よし!引っ掛かった!)」

パカン!

沢村「!?」

シェリー「ウソ!? サード!」

出川「ヤバイよ!ヤバイよ!」

引っ掛かっけた打球はサードにボテボテと転がる。

マルキュー「クッ!」

シェリー「捕っちゃダメ! 間に合わない!」

シェリーはマルキューが取ればオールセーフになると思い、打球に触れずそのままファールゾーンに出せと言う指示を出した。
しかしボールは無情にも……。

審判「フェア!!」

シェリー「そ、そんな……た、タイム!」

無視満塁のピンチに内野陣が集まる。

シェリー「沢村君、みんな、ごめん……私の指示のせいで満塁に……」

マルキュー「今のは仕方ないね」

梅宮「捕ってもどっちみち無理だった」

唐沢「今はそんなこと気にするより、このピンチをどう切り抜けるだろ」

柳「そうだよ 完璧に捉えられてるわけじゃない 何とか最小失点に抑えよう」

沢村「そッスよ シェリーさんが悪い訳じゃないッスから」

唐沢「そういうことだ……俺だって高校では捕手だ 気持ちは分かるが、切り替えろ」

シェリー「そうね……みんなありがとう」

そして守備位置に戻る内野陣。

眉村「ボロが出始めたか」

佐藤「(バウンドした後球足が速くなるソフトのボールなら今のはファールになってたはず……)」

そしてバッターは後藤。

沢村「ハァハァ……(後1イニング……ここで抑えなきゃ男じゃねぇ!)」

後藤「モロタで!」

シェリー「(甘い!?)」

引っ張った打球はマルキューのダイブも及ばず、強い球足のゴロで3塁線を襲う。

日本代表2-2建明館大
尚もノーアウト2、3塁のピンチ

佐藤「流れが悪いな……」

眉村「流れ? 流れもくそもない」

佐藤「眉村……」

眉村「所詮俺たちは急造チーム
そんな俺たちがチームとして完成している大学チームに簡単に勝てる程甘くはない」

佐藤「……(確かに眉村)」






沢村「ハァハァ……クソッ!」

フォアボール

シェリー「(沢村の球のキレとスピードが落ちてきてる……)」

沢村「おりゃあ!!」

カーン!!

シェリー「えっ!?……」

沢村「ヤベッ!?」

打球は高々とセンター方向に上がる、かなりのノビを見せる。

田中「ホームランだ!いけぇ!」

シェリー「セ、センター!!」

木根「ウォォォォ!! スパイダーキャッチ!!」

しかしセンターの木根がフェンスによじ登り、大ファインプレーをみせる。

田中「えぇぇぇぇぇぇぇ!? あれ入らないとかふざけハイ、ジャンガ ジャンガ……」

しかし犠牲フライになって建明館に勝ち越し点が入る。

山田監督がマウンドに駆け寄り、阿久津も出てくる。

山田「沢村君、良く頑張ったね 交代だ」

シェリー「えっ!? でも沢村君は5イニングの予定じゃ……」

沢村「そ、そッスよ! 俺、まだまだ余裕ッス!」

山田「僕はキャッチャーだ 誤魔化しはできないよ?」

沢村「そんなことないッス!」

山田「いやもう無理だ それは僕だけじゃなくコーチの誰もが分かっている」

沢村「でも自分でピンチを作って下がるなんてできっこないッス!」

シェリー「私からもお願いします 沢村君に投げさせてあげてください」

山田「それはできない 僕は高校から君たちを預かっている立場だ 無理をさせて怪我をさせたくないんだ」

山田「沢村君の気持ちは良く分かる その気持ちがあれば、君はもっと成長できる この回だけで評価が下がることはないから安心してくれ」

沢村「クッ……分かったッス 後は頼むッス……」

阿久津「まぁまぁナイスピッチだったじゃねーか そう落ち込むなよ!
まぁ後はカチワリでも食ってノンビリしててくれや」

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