御坂「親愛なる隣人」 (181)

レールガンSS



御坂「ん?・・・」



チンピラA「ヘイヘイにィーちゃん、財布貸してくれよォー」

チンピラB「痛い目にあいてえのォ〜?」

男子学生「か・・・勘弁してください・・・」



御坂「まーたか・・・ったく、ジャッジメントは何してんのかね・・・ほっとけないし、一丁やるか」

チンピラA「おらぁ!さっさとしやがれ!」ナイフトリダシ

男子学生「っひ!」

チンピラB「切り裂いてやるぜ!」

 THWIP! THWIP!

チンピラA「!?」

チンピラB「何だァ!?ナイフに・・・クモの巣が!?」

御坂「!?あれは!?」



スパイダーマン「そんな安っぽいセリフ言うなんて自分がかませキャラって自覚してんの?まったく」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1371809685

御坂「何あれ・・・タイツの変人?」



チンピラA「なっ、なんだァてめえは〜!?」

スパイディ「っま、そうなるよね。派手ハデなタイツの男なんて気味悪いよね」

チンピラB「能力者か!?調子のんなよ!」ブン

スパイディ「情けない声出すのは恥ずかしいだろうから、口ふさごうか?」THWIP!

チンピラB「むぐぐ!?」

チンピラA「口にクモの糸みてえなのが・・・うわっ」

スパイディ「ついでに逆さづりにしておくことにするよ。この町にも警察くらいはいるだろうし、後は任せよう」



御坂「チンピラをクモの糸みたいなのでぐるぐるにして捕まえちゃった・・・」

スパイディ「さあ、もう大丈夫だよ」

男子生徒「あ、ありがとうございます!」

スパイディ「いいよいいよ。これが僕の仕事だからね。それじゃあ」 THWIP!

 ビューン



御坂「糸を飛ばして飛んでっちゃった・・・何の能力者?・・・」


御坂「——っていうことがあったのよ」

佐天「へえー、変な人ですね」

初春「能力者でタイツを着てる人ですか・・・」

黒子「そんな方がいたら目立ってしょうがないでしょうにね」

御坂「何の能力かも見当もつかないのよね。そもそもなんであんなコスプレみたいなことしてたのかすら」

佐天「新たな都市伝説ってやつですね・・・」

初春「あ〜、また佐天さんが興味もっちゃった」

佐天「だって気になるでしょ!?困ってる人を助けるスーパーヒーローかもしれないし!」

黒子「そんな漫画みたいなこと・・・」

佐天「よーし!それじゃあ皆でその人を探しに行きましょうよ!」

初春「え〜?・・・まあ気になるのが正直なところですけど・・・」

御坂「確かに気になるわね・・・それじゃあふんづかまえて話ききましょうか!」

黒子「あら物騒」

—とある建物の屋上

スパイディ(まいったぞ・・・なんか知らないうちにまた別の世界に飛ばされちゃったみたいだ・・・)

スパイディ(強盗犯を捕まえて帰るところだったのに・・・なんで別世界に来ちゃったんだ?・・・)

スパイディ(まあ、ブタやゴリラの世界じゃない分、かなりマシなんだけど・・・)

スパイディ(大方、リードが作った装置の誤作動かなんかなんだろうけどさ・・・)

スパイディ(どうして僕って、こう面倒なことになりがちなんだろうな)

アメコミ用語などはなるべく説明付きにしたいと思います。
「これは何?」という質問などがあれば答えられる範囲で答えます。

>>6

別世界:スパイダーマンの世界、MARVELコミックの世界では平行世界や別次元世界などが無数に存在する

ブタやゴリラの世界〜:MARVELキャラが皆ブタの世界、ゴリラの世界などがある

リード:ファンタスティック・フォーのメンバーで超天才の宇宙忍者ゴームズ。
 スパイダーマンとも交流が多く、別世界に行く装置で旅することはしょっちゅう。

スパイディ(そういえば着替えも財布もないぞ!ずっとピチピチタイツのままなのか!?)

スパイディ(これは相当面倒なことになりそうだ・・・)



スパイディ(!スパイダーセンスに反応!あっちだ!)

 ビューン



チンピラC「へいへいお嬢ちゃん・・・遊ばない?」

女子生徒「や、やめてください〜」



スパイディ(・・・この街の治安はどうなってんだ?ヘルズキッチンよりひどいかも)

>>8

スパイダーセンス:スパイダーマンの能力の一つ。第六感で危機を察知する。
 銃弾や敵の攻撃を感知していち早く対応できる。近くで何か危険なことがあると感知するので人助けに重宝する

ヘルズキッチン:犯罪がはびこる危険な街。ヒーロー、デアデビルの拠点
 実在する地名だが、実際に危険な街なのかどうかは知りません

チンピラC「へへへ…おとなしく——」

 THWIP!

チンピラC「!?なんだ!?脚にクモ糸が・・・うわ!」グイン

スパイディ「もう面倒だからしょっぱなから逆さづりにさせてもらうよ。それよりもっと悪役っぽいセリフ覚えたら?」

チンピラC「くそっ!能力者かよ・・・」

スパイディ「おとなしくしとけば、警察におろしてもらえるよ。それじゃあね!」ビューン

女子生徒「あ、ありがとうございましたー!」



スパイディ(ま、別の世界でもやってることは一緒か。このままいつも通りしてたら帰れるかも——)〜!〜!

スパイディ(!スパイダーセンスがまた!なんだ!?)

 バリッ

スパイディ(危ない!今のは・・・電撃!?)



御坂「ありゃ、はずしちゃった」

佐天「いきなり電撃はいくらなんでも危ないですよ・・・」

御坂「だってなんかターザンみたいに飛んでるから、話しようにもできないじゃない」

スパイディ「ちょっと!今の君!?スタンガンの威力上げてたりするの?」

佐天「あ、下りてきた」



御坂「あんた、能力者でしょ?さっきスキルアウトこらしめてたでしょ。一体何者なの?」

初春「そ・・・それにその格好はなんですか?(うわ〜・・・近くだとけっこう筋肉すごい)」

スパイディ「能力者?スキルアウト?なんだかよくわからないけど、僕はこの世界について何も知らないんだ」

御坂「は」

初春「え」

スパイディ(まあそういう反応になるよね)

スパイディ「信じられないかもしれないけどさ、僕は別の世界から来たんだよ。こんなカッコじゃ信憑性ない?」

黒子「十分ありますわ」

佐天「むしろ納得」

スパイディ「っそ?まさかこのタイツがこんな役に立つなんて、とんだ皮肉だね」

御坂「別世界の能力者ってことなのね?」

スパイディ「うーん、まあ能力者っていうかなんていうか・・・そもそも能力者って?」

黒子「ここ学園都市には能力者がたくさんいますの。いわゆる特別な能力を持つ人のことですわ」

スパイディ「ミュータントなの?」

初春「ミュータント?」

佐天「また都市伝説っぽい単語キタ!」

黒子「ミュータントとは違うんじゃないのでしょうか・・・よく知らないのですが」

スパイディ「大体察しはついたよ。ここはミュータントの街なんだね。平和なジェノーシャってとこか」

>>15

ミュータント:人間の突然変異で特殊能力を持って生まれた新しい人類。X-MENなどが有名。
 だが、MARVEL世界ではミュータントは迫害されており、普通の人間からは白い目で見られるどころか弾圧されている

ジェノーシャ:ミュータントを奴隷としていた国家。後にマグニートーが統治したが、滅んでしまった



書き忘れましたが、スパイディの設定は基本的な設定です。最近のスペリオル版でもないし、ウェブも手作りです

佐天「まあ皆が皆能力者ってわけじゃないんですけどね。私とか無能力者ですし」

スパイディ「能力者とそうでない人は・・・その・・・差別とかされたりしてない?」

佐天「へ?・・・まあそうですね・・・たまに自分の力の無さにあきれるくらいですかね」ハハハ

初春「佐天さん、そんなこと気にしないでって言ってるのに」

佐天「わかってるよー」

御坂「能力者でもそうでなくても、皆変わりないわよ」



スパイディ(すごいな・・・普通の人からヤジ飛ばされたり、物を投げられたりしないんだ・・・)

スパイディ(まるで『楽園(ユートピア)』だよ。世界が違うとこうも違うんだな・・・)

黒子「あなたはどういった能力をおもちで?」

スパイディ「そうだね、遺伝子操作されたクモにかまれて、クモ人間になったってとこかな」

初春「ええ〜!?」

佐天「どういうことなんですか!?」

スパイディ「そのまんまだよ。壁に貼り付けるし、第六感とかもあるけど、クモの糸だけは手製なんだ」

佐天「はえ〜・・・」

御坂「面白いじゃない。どうかしら?私とちょっと腕試ししない?」

黒子「お姉さま!」

御坂「ちょっとだけだって。何も事件に首つっこむわけじゃないしさ」

スパイディ「いや・・・それはやめておくよ」

御坂「え?」

スパイディ「腕試しなんていっても、君を殴ったりなんてできないし、ケガさせたくないよ」

御坂「大丈夫だいじょーぶ。こう見えて私強いから」

スパイディ「いやだよ」

御坂「」ムッ

御坂「何、なめてるってわけ?」

初春「み、御坂さん・・・」アセアセ

スパイディ「違うって。能力者か何か知らないけど、10代の女の子と戦うなんてできるはずないだろ?」

御坂「だから大丈夫っていってるでしょ!」

黒子「お姉さま、ムキにならないでくださいまし」

スパイディ「ストレスはお肌の敵だよ」

御坂「だあーもう!問答無用!」バリバリ

スパイディ「うわあ!?」ヒョイ

御坂「!?かわした!?」

スパイディ「さっきもだけど、君電気が使えるの!?別世界のマックスかよ!こりゃ逃げるっきゃないね」THIWP! ビューン

御坂「こらあー!待ちなさーい!」

>>21

マックスかよ〜:スパイダーマンの悪役、エレクトロ(本名マックス・デュロン)のこと。
 御坂と同じく、電撃を発する能力を持つ

黒子「あ〜あ・・・また面倒なことになりましたわね・・・」

初春「御坂さん、なんであんなにつっかかってたんでしょうかね?」

黒子「たぶんチンピラをやっつけようとしてたのを横取りされてからずっと興味を持ってたんでしょうね」

佐天「別世界の能力者なんて面白そうですもんね」

黒子「好奇心旺盛なお姉さまカワユス」ハアハア



路地裏—

御坂「建物の間に逃げ込むなんて、まさしくクモね」

スパイディ「もう十分わかったって。君の電撃能力はすごいよ。まあ、おんなじようなのを何度もぶっ飛ばしてるけど」

御坂「」ムカッ

御坂「このー!」バリバリ

スパイディ「おっと!僕のスパイダーセンスでいち早く電撃を感知できるからあたらないよ!」ペタ

御坂「!壁に張り付いた!」

スパイディ「マックスより何百倍もかわいい相手だけど、危なっかしさはこっちのがずっと上だよまったく」

御坂「・・・そっちがそうするなら」ビリビリ

スパイディ「!」



御坂「私もそういうことできるんだけど?」ビリッビリッ

スパイディ「電気の応用・・・磁場を操って壁にくっついてるのか・・・こりゃエレクトロより厄介だ」

御坂「ちょっとは見なおしたかしら?」

スパイディ「あのねえ・・・ウォール・クローラーってあだ名は僕のものだよ?譲る気はないからね」

御坂「軽口もそこまでよ!」ビリビリ

スパイディ「!壁を伝って電撃が!」THWIP!

御坂「あ!糸出して逃げた!逃すか!」

スパイディ「!着地する壁にも電気が!」

 ビリビリビリ

スパイディ「AGHHH!」

御坂「当たった!」

スパイディ「うう・・・効いたあ〜・・・」

御坂「このまま一気に気絶するまでしびれさせてあげるわ!」

スパイディ「ちょ、勘弁してよ」THWIP!THWIP!

御坂「!?何!?クモ糸で自分が張り付いてる壁一帯を覆った・・・」

 ビリッ・・・ビリッ・・・

御坂「電撃が通らない!?」

スパイディ「ウェブは電気を通さないってね」

>>25

ウォール・クローラー:スパイダーマンのあだ名の一つ。他にウェブヘッド(クモの巣頭)などがある

ウェブは電気を通さない〜:電気人間エレクトロと戦う際に腕をウェブで覆うことで殴りつける戦法をとったことがある

スパイディ「もうそろそろ幕を下ろしてもいいよね?観客が飽きて帰っちゃうよ」THWIP!THWIP!

御坂「あっ!腕に糸を!?りょ、両腕が壁に貼り付けにされた!」

スパイディ「両足もね」THWIP!

御坂「っく!壁に貼り付けにされて・・・動けない!」

スパイディ「うーん、なんだか犯罪っぽくて気が引けるよ。誰かが見たら誤解しそうだ」





黒子「・・・お・・・お姉さまに・・・何をするおつもりなのかしら?・・・」プルプルワナワナ

スパイディ「Uh-oh」

他のミュータントたちも登場予定なの?
スパイディーのみ?

黒子「この変態コスプレ野郎・・・お姉さまに・・・」プルプル

スパイディ「ちょちょ、ちょっとまって!誤解だよ!この子が僕をしびれさせるから・・・」

御坂「・・・そうよ黒子。あなたが想像してることではないことは確かだから安心して」

黒子「・・・お姉さまが言うなら・・・」グウ

スパイディ(今のこの子の顔・・・グリーンゴブリンがかわいく思えるほどだよ)

御坂「ねえ、もうあなたに攻撃したりしないから・・・この糸とってくれない?」

スパイディ「ホントに?もう意識があるのに電気ショックされるのはごめんだよ?」

御坂「ホントだってば。あなたの実力がどの程度か知れたから十分よ」

スパイディ「そっか。じゃあおこらないで聞いて」

御坂「は?」



スパイディ「そのウェブ、1時間くらいしたら自然に消えるから。それまで待ってて?」

御坂「はあああああ!?」

スパイディ「他にとる方法がなくて」

>>29

まあスパイディだけではないと言っておきます。それまで温かい目で見てくれればありがたいです

>>31

グリーンゴブリン:スパイダーマンの宿敵の一人。色々因縁がある相手。実写映画旧1作目に登場して有名

1時間くらいしたら自然に〜:クモ糸は天然素材でできており、1時間〜2時間ほどで自然消滅する。
 自然に優しい素材で、街をウェブスイングで飛び回っても心配いらないのはこのため。
 逆に時間経過しない限り、自分では解除できないので、それが裏目にでてしまうこともしばしば

約1時間後—

御坂「やっととれた・・・」

黒子「ずっと同じ体勢で大変だったでしょう。さあ、黒子の胸の内でお休みに——」

 バリバリ

黒子「アアア!!!」ビリビリ

御坂「そういうのはいいっての!」



スパイディ(・・・これが日本で流行ってる『YURI』?)

スパイディ「あ、今気がついたけど、ここ日本だよね?」

御坂「ん?そうだけど」

スパイディ「なんで僕日本語理解してるんだろう?・・・」

御坂「あんた日本人じゃないの?」

スパイディ「生粋のニューヨークッ子さ。そうか、マスクしてるから顔がわからないか」

御坂「・・・別世界だから日本語とか英語とか関係ないんじゃない?」



黒子「そ・・・それは・・・ご都合主義ってことで・・・」プスプス

スパイディ「そういうのは僕の役目じゃないよ」

>>34

そういうのは僕の役目じゃない〜:メタ発言といえばデッドプールの役目。
 デッドプールはメタ発言連発、読者に話しかける、編集に文句をいうなどのメタキャラ。
 一応、デップー以外にもメタ発言をするキャラはいる

ジャッジメント支部—

黒子「——というわけで、いったん落ち着いて、ジャッジメント支部に戻ってきましたの」

初春「白井さん真っ黒ですよ?」

御坂(まっくろこげのくろこ・・・)

スパイディ「ここがその・・・ジャッジメント?の支部なんだね。なんだか久しぶりに座った気がするよ」

佐天「ていうか、今更ですけど、私達の名前聞いてませんでしたね」

初春「そうでした!お互いの世界の話ばっかりで、自己紹介もしてなかった!」

黒子「お姉さまがつっかかるから・・・」

御坂「やかましいっ」

佐天「えーっと、私は佐天涙子でーす」

初春「初春飾利です。ジャッジメントです」

黒子「ジャッジメントの白井黒子ですの!」

御坂「『エレクトロマスター』、御坂美琴よ」

スパイディ「サテン、ウイハル、クロコ、それにミサカだね。僕は・・・本名は言わないけど・・・」



スパイディ「あなたの親愛なる隣人、スパイダーマン」

御坂「・・・スパイダーマン?・・・ちょっとストレートすぎじゃない?」

スパイディ「反論のしようがないよ」

佐天「あなたの親愛なる隣人ってどういう意味ですか?」

スパイディ「え・・・そんな改まって聞かれると困るけど・・・親近感もってもらうための宣伝文句さ」

初春「はえ〜・・・」

スパイディ「まっ、とある新聞のおかげで僕の印象はボロボロだけどね」

佐天「え?てっきり人気者なんだと思ってましたよ」

スパイディ「そう言ってもらえるとありがたいけどね、僕が街に出歩けば応援と罵声のステレオさ」

佐天「そうなんですか・・・」

黒子「そのようなヘンテコな格好をしているからなのではありませんか?」

御坂「そうよ。見た目が怪しかったら元も子もないじゃない」

スパイディ「かもね。でも、マスクはどうしても必要なんだ」

>>38

とある新聞〜:デイリービューグル社が発刊している新聞は、スパイディのネガティブキャンペーンをしている。
 というのも、編集長のJ・ジェイムソンが個人的にスパイディを気にくわないのが理由

応援と罵声〜:スパイディはNYの人に応援されることもあるが、罵声を浴びせられることも多い。賛否両論といった所
 それでも、時にはNY市民の協力のおかげで事件を解決できたりする。スパイディ曰く「いい街だ」。

スパイディ「マスクは僕の家族や、大切な人を守るための・・・絶対に外せないものなんだ」

スパイディ「僕の世界では、悪人が山ほどいてね・・・僕がノシてやった悪人もたくさんいるんだ」

スパイディ「そいつらのしつこいことったらなくてね、何度倒してもまた悪事を働くんだ」

スパイディ「そのたびに僕はそいつらの頭を冷やしてやるから、皆僕に仕返ししたくてウズウズしてる」

スパイディ「だから僕が・・・スパイダーマンの本名や素顔がバレたら・・・僕の周囲の人に危険が及ぶ!」

スパイディ「それだけは絶対に!・・・絶対にだめだ!」



御坂「・・・」

>>40

周囲の人に〜:実際にスパイダーマンがある事情からテレビカメラの前でマスクを脱いで正体を公表したことがあった。
 その結果、唯一の家族であるメイ伯母さんが悪人に狙撃され、命の危機にさらされるという事件がおこった。
 家族の命を救うために、スパイディは悪魔メフィストと契約し、見返りに妻のMJとの結婚を奪われた。

スパイディ「・・・ごめん、うるさかったかな」

佐天「い、いえ・・・ただ、スパイダーマンさんの真剣な気持ちは伝わりました」

黒子「立派な方ですのね・・・悪人を裁くために、マスクをして戦ってらっしゃるのですね」

御坂「・・・わからないわね・・・どうしてわざわざ正義の味方をするの?」

スパイディ「え・・・」

御坂「あなたが能力を得たのはわかったわ。でもだからって悪人を倒さなきゃならないって理由はないんじゃない?」

御坂「どうしてそんな危険なことをするわけ?そんな義務あなたにあるの?」

黒子「お姉さまにそれは言えることではありませんわ。絶対に」

御坂「う、うっさいわね。とにかく!あなたがそんなことする必要ないじゃない」



スパイディ「あるよ。僕にはこの力を人々のために使わなきゃならない義務がある」

御坂「・・・え?」

スパイディ「僕がこの力を得て間も無いころ・・・この力を見世物にしてたことがあったんだ」

スパイディ「テレビの人気者になって、調子に乗ってたよ。・・・そんな時に、テレビ局の中で強盗事件があったんだ」

スパイディ「強盗が僕の前を走りぬけようとしてたけど、収録で疲れてた僕は見て見ぬふりをしてしまった」

スパイディ「その時に、足をひっかけるなりなんなりしていれば・・・その強盗は捕まっていただろう・・・」

スパイディ「だけど・・・僕は何もしなかった・・・めんどくさいというだけで・・・」



スパイディ「家に帰ると、警察がうちに来てて、伯父が撃たれたことを知った・・・」

スパイディ「僕は子供のころに両親を失って、伯父と叔母に育ててもらったんだ」

スパイディ「僕にとって伯父と叔母だけが家族だったんだ。何よりも大切な・・・」

スパイディ「その伯父の命を奪った奴を・・・僕は捕まえるために家を飛び出した」

スパイディ「・・・犯人を追いつめて、その顔を見たら・・・そいつは僕が見逃した強盗だったんだ」

佐天「!」

初春「!?」

黒子「!」

御坂「!?」

スパイディ「僕がその強盗を見逃したから・・・ベン伯父さんは・・・っ・・・」



スパイディ「『大いなる力には、大いなる責任が伴う』」



スパイディ「それ以降、僕はこの力を人のために使うことを決めたんだ」

スパイディ「僕の力は、人を助ける責任がある」

スパイディ「だから、僕は悪人と戦うのさ」



佐天「・・・そんな理由があったんですか・・・」グスッ

初春「うえ〜ん!悲しい〜!悲しすぎます〜っ!切なすぎますゥゥゥ〜っ!」ビエーン

黒子「おおおォォォ!泣けますのォォォ!涙が止まりませんのォォォォォォ!」ブアオーン

御坂「・・・」ウルッ

スパイディ「なんかごめんね。湿っぽくなっちゃった」

佐天「いえ・・・スパイダーマンさんのことを知れてよかったです」

黒子「感動しましたのっ!あなたはすばらしいお方ですの!変態コスプレ野郎だなんて言って申し訳ありませんの!」

スパイディ「そ、そう?似たようなことはけっこう言われるから気にしてないよ」

佐天「・・・御坂さん、もしかして泣いてます?」

御坂「なっ!泣いてないっ!」グスッ



初春「でもどうするんですか?元の世界に戻る方法とかあるんですか?」

佐天「っていうかそもそもどうやってこっちの世界に来たんですか?」

スパイディ「それが僕にもさっぱり。いつの間にかこの世界に来てたんだよ。まあ、そういうことってよくあるし」

佐天「いやいやねーっすよ」

スパイディ「目下の問題は、寝床かな。そのうち帰れるとして、それまでどうしようかなあ・・・」

黒子「それならこの黒子にお任せを!上層部に話をしてなんとかしてみせますの!」

スパイディ「え!?」

佐天「白井さんそんなことできるんですか!?」

黒子「スパイダーマンさんをほっておけるほど、この白井黒子は冷徹ではありませんの!」

初春「私も一緒に直談判します!」フンス

スパイディ「いいの?なんだか気がひけるよ」

黒子「遠慮は無用ですの!スパイダーマンさんが寝泊まりする場所の確保くらいなんとかしてみせますの!」

スパイディ「ありがとう。恩に着るよ」

スパイディ「それにしても、ミサカの能力には驚かされたよ。本当にミュータントだったんだね」

御坂「ミュータントじゃないって。能力者なの」

佐天「そもそもミュータントって能力者とどう違うんですかね?」

スパイディ「ミュータントってのは先天的に能力を持った人のことだけど・・・」

黒子「学園都市の能力者はそれとは違いますね。逆に後天的ですの」

佐天「なんで生まれながらに能力を持ってるんですかね?」

スパイディ「えーっと・・・確か遺伝子が特殊な・・・なんだか難しいやつだったような・・・」ウーン

佐天「遺伝子が特殊?なんでそんなことに?」キョウミシンシン

スパイディ「うーん・・・僕だって厳密に言うとミュータントじゃないから・・・」ムムム

佐天「スパイダーマンさんは何なんですか?」メガキラキラ

スパイディ「後天的に能力を得てるから・・・ミューテートなんだ」

佐天「ミューテートってなんですか?」シツモンラッシュ

スパイディ「もうっ!ググれカス!」

佐天「!?」

>>46

ミューテート:ミュータントとは逆に、後天的に能力を得たもののこと。でもミュータントと捉えられることも多々

もうっ!ググれカス!:『ニューアベンジャーズ:ブレイクアウト』の翻訳本にて、スパイディが発したセリフ。
 ミューテートって何?と聞かれた際に思わず言った。

御坂「ちょっと!佐天さんになんて口きくの!」

スパイディ「ご、ごめん・・・つい」

佐天「さすがに驚きましたよ・・・」

スパイディ「ごめんねサテン」

佐天「い、いえ!私も質問攻めしすぎましたから」

初春「っていうか、後天的に能力を得てるからミューテートってスパイダーマンさんが言ったじゃないですか」

佐天「そうだったね。なんか流れで勢いでっていうか」

初春「なんですかそれ」

御坂「ま、その話からすると、私もミューテートってとこなのね。学園都市がミューテートの街ってことか」

スパイディ「厳密には違うんだろうけどね。ミサカの電撃も、思ったよりずいぶん効いたよ」

御坂「それはどーも」



初春「スパイダーマンさん、しばらくここにいるんですか?」

スパイディ「そうなるね。いつ戻れるかわからないけど、それまではお世話になるよ」

佐天「その間はどうします?」

スパイディ「街を守ることに手を貸すよ。ここに来てあまり経ってないけど、治安悪そうだからすること多そうだ」

黒子「心外ですの・・・否定はできませんが」

初春「あはは・・・」ニガワライ

御坂「それじゃあそれまでの間だけど・・・」スッ

スパイディ「?」



御坂「よろしくね、『スパイディ』」

スパイディ「・・・うん」アクシュ

中断するときは一言書いてくれるとありがたいっす

>>56
承知しました!今後は大きく中断する時とかは宣言しますぜ

あと、今更だけどアメコミの用語説明などで間違いなどがあるかもしれないので気付いた方は指摘してくらさい
さすがにMARVEL知識を完全網羅してるとは言えないんでね・・・

それでは再開します。スパイディ&科学サイドチームアップ!

その翌日・・・



強盗「おい!さっさと金を出しやがれってんだ!アンチスキルが来るまで時間かせぎしようったってそうはいかねえ!」

銀行員「っひ・・・」

強盗「今すぐ金を出さねえとこのガキを八つ裂きにすっぞ!」

子供「ビエーン!」



 「おい、あの銀行の中騒がしいぞ」

 「強盗が子供を人質にとってるらしいんだ」

 「マジかよ!」

 「アンチスキルが来るまで待つしかない・・・」

 「!おい!ありゃなんだ!?」

  ビューン



強盗「さっさとしろってんだ!10秒以内に金をださねえと本当にガキの命はねえぞ!」

銀行員「わかりました!お金を出しますから!やめてください!」

強盗「うるせえ!あと5秒だ!」



 ガシャーン!

スパイディ「じゃあ2秒で君をやっつければOKだね!」WHAM!

強盗「ぐえ!?」ドサアッ

銀行員「!なんだ!?窓を突き破ってタイツの男が飛び込んできた!」

スパイディ「子供を人質にとるなんて、小悪党の中でも最悪の部類だよまったく」

子供「ビエーン!コワカッタジョー!」

スパイディ「はいはい、もう大丈夫でしゅよー。・・・って、そんなに小さくないか」

銀行員「あ・・・あの・・・強盗を退治してくださってありがとうございます」

スパイディ「いいって。それじゃあこの強盗をクモの巣まみれにしとくから、警察に突き出してあげてね」THWAP!THWAP!

銀行員「あの・・・あなたは一体?・・・」

スパイディ「僕?僕はね・・・」



スパイディ「あなたの親愛なる隣人、スパイダーマンさ!」ビューン

さらに翌日・・・



トラック運転手「・・・ZZ・・・ZZZ・・・」コクコク

 信号<ヘイ!トラックノアンチャン!アカダゼ!

運転手「ZZZ・・・ZZZ・・・」

 信号<ヤベエ!イネムリウンテンダ!オウダンホドウノ ジョセイガアブナイ!



女性「!きゃあーーーっ!」

運転手「はっ!?やっ、やべえ!」ブレーキ!

 キキー!



 CHATCH!

スパイディ「滑り込みセーフ!ホームインです!」

女性「っ!?・・・あれ?ケガしてない・・・」

スパイディ「大丈夫ですかお姫様。タイツの王子が寸でのところであなたをキャッチし、お助けしました」

 チャクチッ

運転手「お!おい!あんた!大丈夫かい!?ケガしてないか!?」

女性「は・・・はい」

スパイディ「寝るならベッドかチェアーの上、もしくはMANGA KISSAにしてよね」

運転手「う・・・すまない・・・仕事で疲れてて・・・」

スパイディ「僕がいなけりゃ君は今頃居眠り運転で警察沙汰だよまったく。ま、何事もなくてよかったかな。それじゃ」

女性「あ・・・あの・・・あなたは一体・・・」

スパイディ「親愛なる隣人、スパイダーマンをよろしく!」THWIP! ビューン



 「おい今の見たか!?」
 「ああ、すげークールだった!」
 「スパイダーマンだってよ!」

さらにさらにその翌日・・・



リポーター「現在、こちらの銀行を武装集団が占拠し立てこもっています。アンチスキルが包囲してますが——」

 「一体何事だ?」
 「10人以上の強盗が武装して立て立てこもってるらしいぞ」
 「大勢人質もいるそうだ・・・」

リポーター「人質の数が把握できていないことから、アンチスキルも不用意に手出しできない状況が続いており——」



覆面A「さすがに向こうもうかつに行動できねーみてえだな」

覆面B「そりゃそうさ!こっちは12人もいるんだぜ!人質は30人以上だ!」

覆面C「天下のアンチスキルもどうしようも——」THWAP

覆面A「・・・ん?」

覆面B「何だ?・・・」

覆面C「!?おい・・・銃口がなんか・・・糸でふさがれてるぞ!」



スパイディ「あ、ばれた?気付かれないようにやってたんだけど、もう全員分すんだからいいんだけどさ」

覆面A「!なっ、なんだてめえ!どっから入ってきやがった!」

スパイディ「ちょっと前に、クロコのテレポートで中に入れてもらったのさ。それまでこそこそしてたわけ」

覆面B「このやろう!」

スパイディ「おこるなよ。もう全員の武器はウェブで・・・ほら」THWAP!

覆面B「っげ!武器が糸で取り上げられた!」

覆面C「俺達全員分の武器に糸を張ってやがったのか!?」

スパイディ「12人分の武器取り上げのためとはいえ、バレないようにこそこそするなんて、ホントにクモみたいだよ」

覆面A「てめえ!」

スパイディ「さあ12人の怒れる男達、『鉄拳制裁タイムだ!』」

 WHAM!WHAM!WHAM!



リポーター「!今、銀行内で動きがあったようです。・・・!人質が解放された模様です!中から出てきます!」

リポーター「それと同時にアンチスキルが人質を保護しております!」

リポーター「なぜでしょう?アンチスキルは銀行内へ突入せず、比較的余裕をもっているようで・・・あ!」

 「おい!見ろよ!」
 「中からコスプレ男が出きたぞ!」
 「あいつ、もしかして噂のタイツの能力者か?」

リポーター「巷で噂の能力者が中から出てきました!アンチスキルが中に入ります!武装集団が拘束されてます!」

リポーター「武装集団が何やら糸のようなものでぐるぐる巻きにされております。これは能力者がやったのでしょうか」

リポーター「タイツの能力者に話を聞きたいと思います!」タタタ



スパイディ「え?テレビ?まいったな・・・ユーチューブじゃないの?」

リポーター「あなたが武装強盗をやっつけたんですか?どうしてマスクとタイツを?」

スパイディ「質問攻めは勘弁してよ」

リポーター「アンチスキルと協力を?」

スパイディ「そうだよ。アンチスキルとクロコ・・・ジャッジメントの協力で事件解決さ」

リポーター「あなたは今噂になってる能力者ですよね?お名前は?」

スパイディ「ええ?まだ浸透してないのか・・・僕は親愛なる隣人、スパイダーマンさ」

リポーター「・・・親愛なる隣人・・・ですか?」

スパイディ「・・・どうやらこのキャッチコピーはこっちの世界でもウケないみたいだね」

>>65

12人の怒れる男:アメコミではないが、同名の映画のタイトルがある。こういったジョークはアメコミには多い

鉄拳制裁タイムだ!:ファンタスティックフォー(FF)のメンバー、ザ・シングの決め台詞。
 スパイディとFFは仲が良い。宇宙忍者ゴームズでは「ムッシュムラムラ!」と言っている

こっちの世界でもウケない〜:スパイディの宣伝文句の親愛なる隣人というワードはウケないことが多い。
 というのも、デイリービューグルのネガティブキャンペーンの影響

・・・・・・

初春「そんなこんなで、スパイダーマンさんは毎日のように学園都市で大活躍!」

初春「西へ東へ大忙しのようですが、ジャッジメントでも対応しきれない小さな事件も解決してくれてます!」

初春「街の人達がスパイダーマンさんに助けられたりするうちに、すっかり人気者になっちゃったみたいです!」

初春「本人は『ヤジがないと変な気分だ』と言ってましたが、うれしそうでした!」

初春「カメラ目線で言った『親愛なる隣人』というフレーズは、まだ浸透してないそうですが・・・」

初春「それと、白井さんと私がかけあったところ、スパイダーマンさんが寝泊まりできるところの確保ができました!」

初春「寝る時とシャワーの時だけは、マスクとタイツから解放されるそうです」

初春「ジャッジメントやアンチスキルと共同で事件を解決したり・・・」

初春「御坂さんと一緒にいざこざを解決したり・・・」

初春「スパイダーマンさんは学園都市でも大忙しです!」

初春「そして・・・そろそろスパイダーマンさんがこっちの世界に来てから一ヶ月がすぎます!」

・・・・・・

ジャッジメント支部—

スパイディ「ちいーっす」

黒子「おはようございますですの」

初春「おはようございますスパイダーマンさん」

スパイディ「今日はサテンもミサカも来てないんだ」

初春「まだ午前中ですしね」

黒子「まるでジャッジメント支部を喫茶店みたいに思ってますのね・・・」

スパイディ「サテンが来るからキッサテン、ってね」

初春「おお〜」

黒子「ほお〜」

スパイディ「・・・そういうリアクションははずかしくなっちゃうよ!パトロールに行ってくる!」ダッ



初春「照れて飛び出して行っちゃった」

黒子「パトロールだなんて、そんな責任はありませんのにね」

初春「言ってたじゃないですか、大いなる力には——」

黒子「大いなる責任がともなう、でしたわね」

おかしい……そろそろパーカー・ラックが発動してもおかしくないというに……

スパイディ「スパイダーマン♪スパイダーマン♪そのパワーはミステリー♪」

 THWIP! ビューン



 「よお!スパイダーマン!今日もクールだな!」

 「キャースパイダーマーン!」

 「がんばれよウェブヘッド!」

 「スパイダーマン俺だー!ジョーク言ってくれー!」

 「応援してるぜスパイディ!」

スパイディ「はいはいみなさんどうもどうも。ありがとうね」

スパイディ「この街の人たちはいい人ばっかりだなあ。悪人も多いけど」

スパイディ「新聞に煽られたり、ヤジを飛ばされないのは少しさみしい気もするけど・・・ここもいい街だ!」

 ビューン

>>69

ごめん、パーカーラックって何?・・・

>>79
スパイダーマンのスーパー不幸体質をそう呼ぶそうだよ

佐天「やっほー!佐天涙子でーす!」

初春「知ってますよ」

御坂「ここに来る途中で佐天さんと一緒になってね。スパイディは来てないの?」

黒子「さっきパトロールに行かれたところですわ」

御坂「よーし、ちょっくら追いかけ——」

黒子「だめですの」

御坂「じょ、冗談よ冗談」



佐天「そういえばスパイダーマンさんが来て一ヶ月くらいたつなー」

初春「あっという間なような、長かったような気がしますね」

黒子「結局、今のところ元の世界に戻る方法はわからないままですが・・・」

御坂「そもそもこっちに来た方法もわからないのに、どうやって戻るかなんてわかるはずないじゃない」

佐天「もういっそこっちに永住しちゃったりしないかなあ」

黒子「それはどうでしょう」

御坂「元の世界に家族がいるって言ってたから、やっぱりいつかは戻るんでしょうけどね・・・」

>>72

マジか。確かに何やっても空回りどころか裏目にでちゃう時とかあるよね・・・

スパイダーマンの歴史ってけっこう悲惨なこと多いもんねえ。でもこのSSではそこまでひどいことにはならないと思う

スパイディ「もういっそ、こっちの世界に住み着くってのもありかな・・・」

スパイディ「なーんて思っちゃったり。でも帰らなくちゃ・・・メイ伯母さんが、NYが、仲間達が僕を待ってるんだ」

スパイディ「なんとかして戻る方法を・・・」〜!〜!



スパイディ「!?なんだ!?」

スパイディ「もういっそ、こっちの世界に住み着くってのもありかな・・・」

スパイディ「なーんて思っちゃったり。でも帰らなくちゃ・・・メイ伯母さんが、NYが、仲間達が僕を待ってるんだ」

スパイディ「なんとかして戻る方法を・・・」〜!〜!



スパイディ「!?なんだ!?」

 MMMMMOOOOOOO・・・

スパイディ「空が・・・渦を巻いてる」

>>77

ミスです。すまそ

御坂「そろそろスパイディも帰ってくるかな〜」

黒子「お姉さまはスパイダーマンさんをすっかりお気に入りですわね」

佐天「一緒に事件解決したりしてた仲なんでしたね」

御坂「まあ少なくとも、異性とかそういう感じじゃないけどね」

佐天「けっこうバッサリ言いますね」

初春「まあ、皆そんな感じなんじゃないですか?」

佐天「まあそうだよね」

 HAHAHAHAHAHA!



御坂「・・・ん?・・・なんか外が急に暗く・・・」

黒子「・・・なんだか様子が変ですの・・・」

御坂「!なんか・・・そらが渦巻いてる!」

佐天「!都市伝説っぽいのキタコレ!」

初春「いえ・・・なんだか嫌な予感がします・・・」

御坂「スパイディは!?どうしてるの!?」

黒子「きっとまだパトロールですわ!」

御坂「とにかく外に行きましょう!」

スパイディ「街の様子も何か変だ・・・どうなってるんだ?やな予感がする・・・」



御坂「スパイディ!」

スパイディ「!ミサカ!クロコ!ウイハル!サテン!」チャクチ

佐天「スパイダーマンさん、これ何がおこってるんですか!?」

スパイディ「僕もさっぱりだよ。学園都市特有の異常気象とかじゃないの?」

黒子「そんなんじゃありませんわ!」

初春「あの・・・みなさん・・・周り・・・気付きませんか?」

御坂「・・・え?」



初春「なんだか・・・私達以外の人達皆、時間が止まったみたいに動いてませんよ」

御坂「!」

黒子「本当ですわ・・・」

佐天「何これ・・・誰か能力者の仕業?」

スパイディ(やな予感だ・・・こっちに来てからはパーカー・ラックが治ったと思ってたのに・・・)

初春「!?見てください!空が!」

御坂「!?」

 MMMMMMMMOOOOOOOOOO・・・

>>82

パーカー・ラック:スパイディの本名、ピーター・パーカーの不幸体質のことを意味する。
 過去に、恋人を助けようとして死なせてしまったり、警官の友人を死なせてしまったりしている
 また、スパイダーマンを目のかたきにしているJ・ジェイムソンが無実の罪をかぶせられてしまった祭、ピーターとして
 ジェイムソンの無罪を証明しようとしたら、その証拠のねつ造をジェイムソンにとがめられてクビになったこともある
 (というのも、ジェイムソンは記者として誇りをもっているので、自分のためとはいえねつ造は絶対にしないから)

>>69 >>72 の指摘、説明ありがとうございます

御坂「空の渦が・・・大きくなって・・・」

 MMMMMMMMMOOOOOOOO・・・GGGGOOOOOOOOOO!

スパイディ「!?あれは!」





センチネル「—ミュータント反応多数確認—殲滅ヲ開始スル—」

佐天「きょ・・・巨大ロボット?・・・」



スパイディ「センチネル!」

御坂「!?何!?あなたの世界のもの!?」

スパイディ「よりにもよってかよ!こりゃマジやばだ!」

黒子「どういうことですの!?」

スパイディ「あのセンチネルってロボットは僕の世界で、ミュータントを絶滅させるために作られたロボットだ!」

黒子「!」

スパイディ「ただのブリキならまだしも、あいつはドク・オックよりずっと強い相手なんだ。それに・・・」

御坂「この学園都市には・・・能力者・・・つまりミュータントが大勢いる・・・」

佐天「!」

スパイディ「そうだ。厳密に言うと違うんだろうけど、きっとあいつは区別しないだろう・・・」

初春「そ・・・そんな・・・能力者が・・・全滅させられるってことですか?」

スパイディ「そうはさせない。なんとしても!」

御坂「私も手伝うわ!」

黒子「お姉さま!いくらなんでも危険ですわ!」

御坂「何言ってるの!こんな状況で!それにどういうわけか、今動けるのは私達だけじゃない!」

黒子「・・・それはそうですが・・・」

スパイディ「女の子にセンチネルの相手をさせるのは不安でしかないけど、この一ヶ月でミサカが強いのは十分知った」

スパイディ「こんなこと、ホントはすべきじゃないだろうけど・・・一緒に戦ってくれるか?」

スパイディ「僕一人では・・・勝てないかもしれない・・・」

御坂「もちろんよ!私を誰だと思ってるの!」

黒子「お姉さま・・・」



御坂「『エレクトロマスター』、学園都市第3位のレベル5、御坂美琴よ!」

>>87

センチネル:対ミュータント専用に開発された巨大ロボット。格ゲーのマブカプシリーズでの脅威は有名
 多数のタイプが存在するが、このSSのものはスパイディ一人では荷が重いほど強いタイプ

ドク・オック:スパイディの宿敵の一人、ドクターオクトパスのこと。旧実写映画の2作目に登場して有名
 実際にスパイディは、センチネルを『ドク・オックより強い』と言っている。
 が、センチネルにはスパイディ一人で無双できるタイプからアベンジャーズでやっと倒せるタイプまで存在するので
 ドク・オックより弱いものもある

女の子にセンチネルの相手〜:X-MENのキティやX-23などの女の子もセンチネルと戦ったことはある

黒子「お姉さま・・・っ」ウルウル

初春「御坂さん・・・」

佐天「かっこいいですよ〜御坂さんー!」

御坂「っ(ちょっと恥ずかしくなってきた・・・)」

スパイディ「かっこいいね。僕なんかより、ヒーローっぽいよ!」

御坂「っ!もう!そんなこと言ってる場合じゃないでしょ!」

スパイディ「おっとそうだった!すぐにあのガラクタを・・・!?」

 MMMMMMOOOOOOOO・・・

佐天「空がまた・・・渦巻いて・・・」

 GGGGGGGGOOOOOOOOO!

御坂「!」

初春「せ・・・センチネルがもう一体!?」

スパイディ「ああもうっ!マジ勘弁してくれよ!」

黒子「センチネルは何体もおりますの!?」

スパイディ「そう、どうやらこの世界に来たのは一体だけではないみたい・・・」

佐天「!見て!まだもう一体!」

初春「これで・・・センチネルは3体!?」

スパイディ「こりゃホントにヤバイよ・・・学園都市にはよっぽどの不幸体質な人がいるんじゃないの!?」

御坂(いっつも不幸だ〜って言ってるやつはいるけどね・・・)

スパイディ「僕の不幸体質より上のやつとかさあ!」

黒子「こうなればお姉さまだけに危険はさせませんわ!私も戦いますの!」

御坂「黒子・・・」

黒子「ジャッジメントとして、この学園都市の平和を守る義務が、責任がありますの!」

スパイディ「ありがたいけど、今度ばっかりはいくらなんでも危険だよ。センチネル3体なんて・・・」

佐天「!あっ!あれを見てください!あのセンチネル、様子が変ですよ!」

初春「ほ、ホントだ!誰かがひっついてる!?」

スパイディ「!あのセンチネルの背中にひっついてるのって・・・」





ウルヴァリン「このポンコツが!さっさとぶっ壊れやがれ!」

スパイディ「クズリのオッサンキター!」

御坂「何あれ!?センチネルに人がはりついてる!?」

黒子「あの方もお知り合いですの!?」

スパイディ「ああ、彼はローガン、通称『ウルヴァリン』。ミュータントさ」

初春「能力者ですか!」

御坂「察するに、センチネルと一緒にこっちの世界に来たってとこね・・・」



ウルヴァリン「てめえらにガキ共はわたさねえぞ!」SHUNK!

センチネル「—背部ニダメージ—」

ウルヴァリン「とっとと止まれってんだ!」SHUNK!

センチネル「—脅威ヲ排除スル—」ガシッ

 BOOOOOOM!



佐天「!ローガンさんが捕まえられて放り投げられた!」

黒子「空中のあの高さからあのスピードではまずいですの!」

スパイディ「大丈夫だよクロコ、ほっといても」

黒子「え」



 BAKOOOOOM!

黒子「!地面に・・・叩きつけられ・・・」



ウルヴァリン「〜〜〜っ・・・やりやがったな・・・」ムクリ

黒子「Uh-oh」

>>98

クズリのオッサン:ウルヴァリンの愛称の一つ。日本オンリー?

ウルヴァリン:X-MENのメンバー。不死身といえる回復能力『ヒーリング・ファクター』を持つ。
 骨格が世界最硬の金属、アダマンチウムになっており、手の甲から3本ずつのアダマンチウムの爪を出して戦う。
 不死身のためか、しょっちゅうぶちのめされる役を負う。ちなみに不老で、第一次世界大戦時から現役。
 スパイディと同じく、MARVELの人気看板キャラクターであり、多忙な生活を送っている
 実はローガンも通称で、ジェームズ・ホーレットが本名。日本通で、忍者修行もこなしている

黒子「どっ、どどどどういうことですの!?あのスピードであの高さで・・・平然と!?」

スパイディ「やっこさん、あの程度じゃつまずいたようなもんだよ」



ウルヴァリン「・・・あん?・・・ピーター?お前こんなとこで何してんだ」

スパイディ「ちょっと本名言わないでよ」

ウルヴァリン「うん?・・・そういやあ、ここどこだ?世界のにおいが違うぞ」クンクン

佐天「に・・・においって・・・」

初春「佐天さんもそういうことやってましたよね」

スパイディ「説明してる時間がないからさっさと言うけど、ここは別の世界で、ここはミュータントの街なんだ」

佐天「正確にはミューテート」

スパイディ「どういうことか僕も君もこの世界に来ちゃったみたいだけど、センチネルからこの街を守らなきゃ!」

ウルヴァリン「ミュータントの街だと?・・・ジェノーシャか?」

スパイディ「僕もそう思ったけど、ずっと平和でいい街だよ」

御坂「ちょっと!センチネルが動きだすわよ!大体察しがついたでしょ!?」

ウルヴァリン「この小娘もミュータントなのか?」

御坂「こっ!?」

スパイディ「そうだよ」

初春「それと、どういうわけか私達以外の人達は皆時間が止まってるみたいなんです!」

ウルヴァリン「また妙な状況だな・・・まあどっちにしろ、センチネルをぶっ壊しゃすむ話だ!」SNIKT!SNIKT!

だいたい格ゲーのセンチネルで脳内再生されてるけど…別にいいよね?

御坂「手の甲から爪が生えた!」

初春「いたそ〜!」

ウルヴァリン「Let's Go bub」ダッ

センチネル「—ミュータント補足—殲滅ヲ開始スル—」

佐天「!ローガンさんがセンチネルに飛びかかった!」

スパイディ「ちょ、待てよ」THWIP!

初春「スパイダーマンさんも糸を出して行った!」




ウルヴァリン「俺の爪を味わえ」SHUNK!

センチネルα「—!—ダメージ—」

スパイディ「アイマスクをどうぞ」THWAP!

佐天「センチネルの目を糸で覆った!」

初春「ローガンさんの爪もくいこんでます!」

黒子「!危ない!別のセンチネルが!」

センチネルγ「ミュータント二体補足—殲滅—」BBBEEE!

スパイディ「!ローガンよけて!」

ウルヴァリン「AAARRRGGGHHHHHH!」バリバリバリ!

初春「目からビーム!?」

佐天「ローガンさんに当たっちゃった!」

>>102

全然OK!

>>103

Let's Go bub:『行くぜ』的な意味



書き忘れてますが、ウルヴァリンはスパイディの正体を知ってる設定

ウルヴァリン「GUHHH!」ドサッ

黒子「また地面に落ちましたわ!ほ・・・本当に大丈夫ですの!?さっきのビームも・・・」



御坂「このお!」バリバリバリ!

センチネルγ「—!ダメージ—電撃ニヨル攻撃—」

スパイディ「ミサカ!君の電撃でセンチネルの動きは止められない!?」

御坂「やってやるわよ!」バリバリバリ!

センチネルγ「—BBB—GGG—エラー発生—」

スパイディ「効いてる!?」

御坂「はあっ、はあっ、っく・・・さすがに長時間この威力の放電は難しいわ・・・」

センチネルγ「—ミュータント補足—脅威ト判断」ウィーン

スパイディ「電撃中は動きが止まるが、すぐに復帰するか・・・」

黒子「大丈夫ですの!?ローガンさん!」

ウルヴァリン「GHH・・・心配すんな嬢ちゃん・・・」

黒子「立てますの?それと、私は白井黒子ですの」

ウルヴァリン「・・・シライ・クロコか・・・お前もミュータントか?」

黒子「正確には能力者ですの。空間移動の能力を持ってますわ」

ウルヴァリン「テレポーターってわけか・・・戦えるか?」

黒子「もちろんですわ!私はジャッジメントですの!学園都市の危機には立ち上がりますわ!」

ウルヴァリン「っへ・・・知らねえ単語にゃ目をつぶっとくか・・・いくぜクロコ!」

黒子「はいですの!」



スパイディ「僕のウェブ・アイマスクも目からビームを出されちゃ焼き切れちゃうか・・・どうするか・・・」

御坂「スパイディ!こいつに弱点とかないの!?」

スパイディ「あればいいんだけどね。機械だから電気は有効かと思ったけど・・・」

御坂「正直私の電撃をくらってまだ動く機械なんて冗談じゃないわ」

スパイディ「きっとこいつはミュータント能力を無効化する機能を搭載してるタイプだ」

御坂「そんなのもあるの!?」

スパイディ「ああ、でも御坂の電撃ほどの威力は完全無効化はできないってとこかな」

御坂「それを聞いてかろうじてプライドが保ったわ」



センチネルβ「—ミュータント殲滅ヲ開始スル—」

スパイディ「もひとつ厄介なのは、こいつはミサカ達以外の能力者達もターゲットにするってことだ!」

御坂「!そっか!私達以外の時間が止まってる周りの人達をねらわれないようにしなきゃならないってことね!」

スパイディ「そゆこと!行くよミサカ!」

御坂「OK!」バリバリ!

センチネルβ「—電撃被弾—機能低下—」

スパイディ「いまだ!」THWAP!THWAP!THWAP!

御坂「電撃で動きが低下してる間に糸で拘束しようってのね」バリバリ!

スパイディ「はい、ロボットの巻きずしのできあがり!」

御坂「ふう・・・これで一息つけるわね・・・この方法なら3体とも動けなくするのも——」

センチネル「—機能復帰—」ブチブチブチ

御坂「・・・」

スパイディ「Uh-oh・・・僕のウェブを簡単に引きちぎった・・・」

センチネルβ「—ミュータントヲ殲滅スル—」BEEEE!

御坂「!目からビーム!」バリバリバリ!

スパイディ「うおっ!ミサカが電撃でビームをガードした!」

御坂「はあっ!はあっ!・・・なんて威力なの・・・」



ウルヴァリン「クロコ!よけろ!」

センチネルγ「—ミュータントヲ排除スル—」BEEEEE!

黒子「おっと!」シュン

ウルヴァリン「っへ、やるじゃねえか。センチネルも混乱してるぜ」

センチネルγ「—目標消失—???—」

黒子「鬼さんこちらですわ!」

ウルヴァリン「クロコが気をひく間に俺が始末してやるぜ」THUNK!

センチネルγ「—!—ダメージ—」



佐天「すごい・・・御坂さんも白井さんも・・・」

初春「私達は・・・ただ見ているだけしかできないんでしょうか・・・」



センチネルα「—ミュータント補足—」ウィーン

佐天「!?」

初春「!?」

初春「あ・・・あわわ・・・」

佐天「3体目のセンチネル・・・」




スパイディ「!スパイダーセンス!ミサカ!ウイハルとサテンが!」

御坂「!センチネルが目の前に!初春さん!佐天さん!逃げて!」



黒子「!初春!佐天さん!」

ウルヴァリン「クロコ!物体のテレポートはできるか!?」

黒子「え!?」

ウルヴァリン「ものだけをテレポートできるか聞いてるんだ!」

黒子「で、できますわ!」

ウルヴァリン「なら俺をあいつらのとこへ送れ!」

黒子「!わかりましたの!」



センチネルα「—ミュータントヲ排除スル—」

佐天「初春!能力者をねらってる!逃げて!」

初春「!」

センチネルα「—攻撃開始—」

 BEEEEEE!

佐天「初春っ!」

初春「っ!」



 シュン!

ウルヴァリン「AAARRRGGGHHHHHH!」BBBBBEEEEEE!

初春「!?ろっ、ローガンさん!?」

ウルヴァリン「GGGHHHUUU!」BBBEEEEE!



御坂「ウルヴァリンが初春さんの盾になってくれた!?」

スパイディ「やっるゥーウルヴィー!」



佐天「ローガンさん!」

ウルヴァリン「ぐあっ・・・」ドサッ

初春「ローガンさん!私を守って・・・」

ウルヴァリン「ぐうう・・・」



御坂「・・・この・・・機械風情が・・・私の・・・大切な・・・友達を・・・」ビリッビリッ

スパイディ(ミサカからスパイダーセンス・・・電気が・・・あふれてる・・・)

御坂「私の友達に・・・ケガさせようとするなんて・・・」ビリッビリッ

スパイディ(なんだ?コイン?)



御坂「外道があーーーーーー!!!」ドオッ!!!

スパイディ「!?」



 ドグアオオオ!!!

センチネルα「—!?—BB—GGG—」シュウーン

 ZZOOOOOOMMM!


スパイディ「ミサカが・・・レーザーブラストで・・・センチネルを破壊した・・・」

御坂「はあ!はあ!はあ!」

スパイディ「み・・・ミサカ?今のも電撃の能力の延長?」

御坂「そうよ・・・超電磁砲(レールガン)・・・私のとっておきよ」

スパイディ「ひえ〜・・・」



ウルヴァリン「ぐぐ・・・今のは・・・あっちのビリビリ娘の能力か?・・・スコットといい勝負だぜ・・・」

初春「ローガンさん!大丈夫ですか!?」

ウルヴァリン「ああ・・・俺は不死身だ・・・この程度・・・数十秒で治る」

初春「うう・・・私をかばって・・・本当に・・・ありがどうございまず〜!」ビエーン

ウルヴァリン「・・・っへ、泣くんじゃねえって・・・こんなのはしょっちゅうだ」

初春「ありがどうございまず〜!」ウアーン

佐天「ローガンさん・・・ありがとうございます!本当に・・・」

ウルヴァリン「ああ・・・それよりも、てめえらのためにセンチネルをぶっ壊したあの小娘に感謝するんだな」

佐天「ローガンさん・・・」

ウルヴァリン「クロコにもな。あいつの能力でここまで移動できたんだ・・・そういや、お前さんらの名は?」

佐天「佐天涙子です。そっちは・・・」

初春「うえ〜ん!ローガンざんありがどお〜!」ウオーン

佐天「初春飾利です。それと、ビリビリじゃなくて御坂美琴さんですよ」

ローガン「おう、それじゃ、このウイハルを落ち着かせてくれるか?」

>>114

スコット:X-MENのリーダー、サイクロップスことスコット・サマーズのこと。日本ではスットコと言われてる
 目から破壊光線のオプティック・ブラストを放つ能力を持つ。サマーズ家は色々大変だったりする
 ちなみに、近年はミュータントの楽園の指導者になったり、神の如き力を得たりしたのでスットコとはいわせねえ状態

黒子「ローガンさん!初春!佐天さん!無事ですの!?」シュン

ウルヴァリン「ああ、お前のおかげでな」

佐天「それと御坂さんも」ウイハルナデナデ

黒子「私としては、ローガンさんを盾がわりに移動させたのが気が引けましたわ・・・」

ウルヴァリン「もう散々見ただろ?俺ァこういう役割なのさ。さて、あとセンチネルは2体だ・・・」



スパイディ「ミサカ、さっきのブラストであと2体倒せるかい?」

御坂「・・・どうかしらね。さっきのは当たりどころがよかったのと、向こうがウルヴァリンに気がいってたから・・・」

スパイディ「そっか、後ろから撃ったから気付かれる前だったってことか・・・」

御坂「こっちに注目してるセンチネルに正面から当てられるかどうか・・・センチネルの対応速度が遅ければ別だけど」

スパイディ「言いづらいけど、今のブラストをあとの2体のセンチネルは学習したはずだ。警戒してるだろうね」

御坂「となると、やっぱり隙をついて当てるしかないってわけね・・・たぶんど真ん中に・・・」

スパイディ「そういうこと。あっちのセンチネルはローガンとクロコ達に任せて、僕達はこっちに専念しよう」

御坂「・・・タッグってわけね」

スパイディ「チームアップさ」



ウルヴァリン「よし、治ってきたぜ・・・向こうのセンチネルはピーター・・・スパイダー野郎とビリビリに任せるぞ」

黒子「全員で一気に戦う方がいいのでは?」

ウルヴァリン「それだとセンチネルと戦ってる間にもう一方のセンチネルがこの街の連中を襲う。別々に戦うしかねえ」

黒子「・・・ですわね。タッグ戦ってとこですの」

ウルヴァリン「いや、チームアップさ」

>>116

ブラスト:ビームのことをブラストということが多い

チームアップ:アメコミでいう手を組むこと。スパイディとウルヴァリンがチームアップしたこともあった

初春「あのっ・・・私に考えがあるんですけど・・・」ズビッ

ウルヴァリン「落ち着いたかウイハル」

黒子「考えとは?」

初春「ただ・・・この作戦はローガンさんが危険かもしれません・・・」

ウルヴァリン「ウイハル、俺のことは心配すんな。どんな危険な作戦だろうと言ってくれねえか」

初春「ローガンさん・・・」

黒子「ローガンさんの不死身っぷりを信じましょう初春!」

初春「白井さん・・・はい。その作戦というのは白井さんの能力で、ローガンさんをセンチネルの・・・内部に」

ウルヴァリン「テレポートさせて、内部からブチ壊すってか。いい案だぜ」

初春「ごめんなさい!助けてもらったのにこんな案を・・・」

ウルヴァリン「何度も言わすんじゃねえ。心配すんな。それでてめえらやこの街を守れるなら安いもんだぜ」

初春「・・・ローガンさん・・・」グスッ

黒子「ですが、私の能力は一度に約80mぐらいまでしか移動できませんわ」

ウルヴァリン「連続でできるか?」

黒子「はいですの。ですがセンチネルもこちらに攻撃してくるでしょう。回避しながら80m以内に近づくしか」



佐天「だったら、私がなんとかします」

初春「!?佐天さん!?」

佐天「センチネルはミュータント、能力者しか攻撃しないんですよね?さっきのセンチネルも初春しか見てなかった」

黒子「おとりになるというんですの!?危険すぎますわ!」

佐天「でも、それが私にできることです」

ウルヴァリン「サテンに任せるぞ」

黒子「!?ローガンさん!」

ウルヴァリン「確かにセンチネルは人間は攻撃しねえはずだ。賭けになるが・・・サテンの意志を尊重するぜ、俺は」

佐天「ローガンさん・・・」

黒子「・・・わかりましたわ・・・では、初春考えた作戦でいきましょう!」

初春「ちょうどセンチネルはビルのそばにいます。あのビルの内部に移動してから一気に近づく方がいいと思います」

黒子「そうですわね。裏に回って、ビルから一気に射程内にもちこみますわ!」



センチネルγ「—システムアップデート完了—レーザー・ブラストヘノ対応インストール中—」



ウルヴァリン「おとなしいと思ったらそういうことだったか、準備はいいか?サテン」

佐天「はい!」

初春「佐天さん、気をつけて!」

黒子「危ないと思ったらすぐに逃げてくださいまし」

佐天「うん!よーし!無能力者の意地、見せてやるぞー!」ダッ



センチネルγ「—インストール完了—ミュータントヲ索敵中—」

佐天「おーい!センチネルさんよーい!」ブンブン

センチネルγ「—ミュータントヲ・・・?—」

佐天「へい!センチネルヘイ!」リョウテブンブン

センチネル「—・・・—」

佐天「俺の歌をきけェー!」

センチネル「—・・・対象ハ、非ミュータント—保護ニ値スル—」



 シュン

ウルヴァリン「センチネルはミュータント殲滅と同時に、人間を保護するようにプログラムされてる」

 シュン

黒子「つまり人間が目の前に入れば、その人間を守ることを優先するのですわね?」

 シュン

ウルヴァリン「そういうことだ。サテンの機転がきいたな。うまくいってるぜ」

 シュン

黒子「ビルの内部に入りましたわ。まだ射程の外ですが・・・」

ウルヴァリン「下手に近づくと気付かれる。クロコ、屋上だ」

黒子「え?屋上?」

ウルヴァリン「上からいくぞ」

ウルヴァリン「屋上から奴の頭上に移動して、俺を放るだけでいい。落下しながら奴をぶちぬく」

黒子「それは確実にうまくいくとは言えませんわ。上空から空間移動しながら射程内に入って作戦通りいきましょう」

ウルヴァリン「空中で落下しながら連続でテレポートできんのか?」

黒子「この白井黒子をなめてもらっては困りますの!」

 シュン



佐天「はなてこーころーにきーざんだーゆめーを♪」ノリノリ

センチネルγ「—歌視聴中—」



初春「あわわ・・・佐天さんセンチネルの目の前で歌とダンスを・・・危なっかしい・・・けどセンチネルも和んでる気が・・・」




 シュン

ウルヴァリン「よし、いくぞ」SNIKT!

黒子「ええ、行きますわよ」

 シュン

黒子「さ、上空に移動しま——」

 ズンッ

黒子「!!?っが!!?おっ・・・重ッ・・・」グググ

ウルヴァリン「おう、そうだクロコ。俺ァ骨格が金属でな。ちょいと重いぞ」

黒子「そっ・・・そんなことを今・・・」グググ シュン



センチネルγ「—!—上空ニミュータント反応—」キュイーン

佐天「っげ!気付かれた!?」

初春「黒子さん、ローガンさんをつかんだまま・・・重そうにしてる・・・離すまいと必死につかんで・・・」

佐天「落下して、離さないようにまた上に移動して、落下してを繰り返してる・・・」



ウルヴァリン「どうやら気付かれたぜ!くるぞ!」

黒子「ぬおおお・・・これは重い・・・」シュン

センチネルγ「—ミュータント—殲滅開始—」BBBEEEEE!

ウルヴァリン「おい!下からくるぞ!気をつけろ!」

黒子「ふぬおおおおおお!」

 シュン

佐天「空間移動でセンチネルのビームをかわした!」

初春「でも重そう・・・」

センチネル「—攻撃—」BBBEEEEE!

ウルヴァリン「またくるぞ!」

黒子「そんなに・・・連続で能力は使えませんの・・・」シュン

ウルヴァリン「なに!?」

黒子「もう・・・体力が・・・」

 BBBEEEE!

初春「白井さん!ローガンさん!危ない!」



 BBBEEEE!

ウルヴァリン「AAARRRGGGHHHHH!」BBBEEEEE!

黒子「!あっ!」

佐天「ローガンさん!」

初春「また・・・盾代わりに!」

ウルヴァリン「っぐうう・・・無事かクロコ・・・」

黒子「後ろの私にも今のビームの威力は伝わりましたわ・・・それをローガンさんは・・・まともに・・・」グググ

センチネルγ「—ミュータントヲ攻撃スル—」



黒子「この白井黒子・・・キレましたわ!!!いきますわよローガンさん!!!」

ウルヴァリン「なに!?」

黒子「ふぬおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」シュンシュンシュンシュンシュン!!!



初春「!白井さん!空間移動を連続で!」

佐天「それもものすごいスピードで右へ左へと移動を!」

センチネルγ「—攻撃—」BBBEEEEE!

黒子「当たりませんわああああああああ!!!」シュンシュンシュン!!!

初春「超連続の空間移動でビームをよけた!」

黒子「一気に行きますわよおおおおおおおおおおお!!!」シュンシュンシュン!!!

黒子「100m!!!」シュン

黒子「90!!!」シュン

黒子「射程距離内!!!ローガンさん!!!行ってくださいまし!!!」シュン



センチネルγ「—!?—」

初春「ローガンさんが消えた!」

佐天「っていうことは・・・」



ウルヴァリン「作戦成功だぜ、クロコ」

センチネルγ「—ミュータント反応—攻撃—」

 CRASH!

佐天「!?」

 CRASH!

佐天「センチネルが、自分を攻撃してる!」

初春「体内のローガンさんを攻撃してるつもりなんですよ!」

 シュン

黒子「はあっ!はあっ!はあっ!」

佐天「!白井さん!大丈夫ですか!」

黒子「なんとか・・・地上に降りれましたわ・・・」

センチネルγ「—攻撃—攻撃—攻撃—」

 SMASH! CRASH! SMASH!

黒子「このままほっとけば・・・勝手に壊れそうですわね・・・」

センチネルγ「—GG・・・—・・・GGG—」グググ

初春「!動きが・・・止まった!」

センチネルγ「—ミュータントヲ・・・—殲滅・・・」



 CRASH!

黒子「!」

初春「センチネルの頭部が・・・」

佐天「黒ひげ危機一髪みたいに吹っ飛んだ・・・」



ウルヴァリン「・・・よう、お前らのおかげでうまくいったぜ」

初春「ローガンさん!」

佐天「やったー!作戦成功だー!」ピョンピョン

黒子「なんとか・・・勝てましたのね・・・」フウ

初春「すごいですよ!ローガンさんも白井さんも佐天さんも!みなさんが力を合わせた勝利です!」

ウルヴァリン「それをいうならお前もだウイハル。お前の作戦が全ての元だ」

黒子「そうですわよ。初春の作戦、佐天さんの歌でのひきつけ、そしてローガンさんの捨て身の行動。皆の勝利ですわ」

佐天「歌って・・・それはちょっと・・・」テヘヘ

初春「白井さん・・・」

ウルヴァリン「俺一人じゃこうはいかなかっただろう。ウイハル、サテン、クロコ、ありがとよ」

佐天「えへへ・・・無能力者にもできることはあるってことですね!」

黒子「こちらこそ、ありがとうございますですわ」

初春「ローガンさんには、助けられ、助けあうことができましたね・・・本当に・・・ありがとうございます」グスッ


ウルヴァリン「泣くんじゃねえウイハル。お前ら3人は胸を張れ」

ウルヴァリン「お前らはおぞましい敵に勝ったんだ。俺が言うのもらしくねえが、すげえぜ」

ウルヴァリン「恐怖に立ち向かうことは難しいことだが、お前らはそれを乗り越えた。そうだろう?」

初春「ローガンさん・・・」



ウルヴァリン「それは右でないか」

黒子&初春&佐天『!?』

>>126

それは右でないか:『ニューアベンジャーズ』誌において、ウルヴァリンが喋ったセリフ
 ニューアベンジャーズが日本に忍者集団を退治しに行った際、日本通で知られるウルヴァリンが日本語を披露した
 が、「That's light」の「ライト」を「右」と訳したらしく、「そうだろう?」を「それは右でないか」と表記された
 編集側のミスだと思われるが、日本通のウルヴァリンが日本語を披露するシーンでヘンテコな日本語になってしまった
 英文の原書に日本語が表記される貴重なシーンなのだが・・・
 ちなみに、『ニューアベンジャーズ:レボリューション』の翻訳本でもそのまま表記されている




スパイディ「まいったねこりゃ・・・」

御坂「もー!なんであたんないのよー!」ドオン!

センチネルβ「—ブラスト回避—」スカッ

スパイディ「さっきから何発かレーザーブラスト撃ってるけど、完全に対応されちゃってるよ・・・」

御坂「っく!なんて面倒な機械なのよもう!」

センチネルβ「—脅威的ミュータントヲ殲滅スル—」ブオッ

御坂「!パンチ!?」

 BBBKKKOOOMMM!

御坂「危ないっ!こんなパンチくらったら人たまりもないわ!」

御坂「金属なら磁力で操作できそうなのに」ジジジ

センチネルβ「—ミュータント殲滅—」ヘッチャラー

御坂「なんで操作できないかなあ!?」

スパイディ「センチネルのパワーはかなりのもんだよ。いくらなんでも操作するなんて・・・まあできる人もいるけど」

御坂「可能なら私にだって可能なはずよ!」

スパイディ「いやあ、その人って磁力操作の天才で、地球の磁場を操作して火山噴火させるレベルだからね」

御坂「あ、それは無理だわ」



センチネルβ「—殲滅—」ブオン!

御坂「!またパンチ!接近戦がしたいなら・・・」シャキィン!

 ガッキーン!

御坂「のってやるわよ」

スパイディ「砂鉄を集めて・・・砂鉄の剣か」

http://www30.atwiki.jp/niconicomugen/pages/618.html ※スパイダーマン
http://www30.atwiki.jp/niconicomugen/pages/764.html ※ウルヴァリン
http://www30.atwiki.jp/niconicomugen/pages/713.html ※センチネル

ニコニコMUGENwikiって地味に詳しく説明が載ってたりする。
他のアメコミキャラも(使用キャラ化してたら)載ってたり。サイクもマグニートーも、デップーも載ってる。

>>130

できる人:X-MENの悪役、マグニートーのこと。対ミュータント用ロボのセンチネルが大量に操作されたことがある
 というか、他にも(主に悪役に)操られることが多い

地球の磁場を〜:マグニートーは磁力操作で核にも耐えれる電磁バリアや、地球の磁場を操作したりもできる



>>131

サポートどうもです!

 ガキィン! キィン!

御坂「っく!頑丈だなあ!これで斬れないなんて!」

スパイディ「僕をのけものにしないでよ」THWAP!

センチネル「—視界不鮮明—」

スパイディ「ウェブで目隠し、だ〜れだ!」WHAM!

御坂「!目隠しして頭部にパンチした!」

スパイディ「〜っ!いってェ〜!」

御坂「効かないか・・・」

スパイディ「これでも10トンも持ちあげられるのに、自身なくしちゃうよもう!」

センチネル「—視界復帰—」バリバリ

スパイディ「!ウェブをはがされた!」

御坂「危ない!スパイディ!」

 SMASH!

スパイディ「ぐあっ!」

 BAKOOOOOMMM!

御坂「スパイディ!」

スパイディ「・・・っぐう・・・10トンパンチに対して100トンパンチで返すなんて・・・割にあわないよ・・・」

センチネルβ「—ミュータントハ排除スル—」

御坂「おい!ガラクタ!こっちだ!」バリバリ!

センチネルβ「—BBBBBBBB!—」ビリビリ

スパイディ「っく・・・サンキューミサカ!こうなりゃ手加減なしだ!」THWAP!THWAP!THWAP!

センチネルβ「—!?—」

御坂「拳を糸で覆いまとって・・・グローブにした!」

スパイディ「僕さっきそんなに強く殴ってないじゃん!お前の強かったから仕返しだ!」WHAM!

御坂「グローブにすれば耐久力があがるからなのね!でも・・・」

センチネルβ「—ミュータントヲ攻撃スル—」

 BAKOOOOOOMMM!

スパイディ「ARGH!」

御坂「全然効いてないし、逆にやられてるし・・・」

スパイディ「いてて・・・ぼ、暴力反対!」

御坂「!今はスパイディに注意がいってる!今なら」サッ

スパイディ(!コインをとりだした!今ならセンチネルは気付いてない!)

御坂「くらえ!」

 ドオン!

センチネルβ「—緊急回避—」バウッ

御坂「!?かわされた!?」

センチネルβ「—排除—」キュィィィ

スパイディ「危ないミサカ!」

御坂「!目からビームか!」

 BBBEEEEEEE!

御坂「っく!」バリバリバリ!

スパイディ「電撃のシールドでガードを!」

 バヂィ!

御坂「うあっ!」

 ズザザー

スパイディ「弾けて吹き飛んだ!ミサカー!」

御坂「・・・ううっ・・・いたた・・・!」ハッ

センチネルβ「—脅威的ミュータントト判断—ミュータント排除ヲ開始スル—」

御坂「!・・・や・・・やばいかも・・・」

センチネルβ「—Mutant Destroy—」




 THWAP!THWAP!THWAP!

御坂「!」



 THWAP!THWAP!THWAP!

御坂「い・・・糸が集中して・・・すごい量の・・・」

 THWAP!THWAP!THWAP!

スパイディ「・・・ぐぐ・・・これで動けないだろ」グググ



御坂「センチネルを背後から・・・糸でがんじがらめにして・・・両腕を抑えた!?」

スパイディ「ミサカ!目を壊すんだ!」

御坂「!OK!」バリィ!

 バリン! バリン!

スパイディ「これで・・・目からビームは壊れた・・・腕は・・・離さないぞ!」グググ

スパイディ「ミサカ!あのブラストでセンチネルを撃ちぬくんだ!」

御坂「!?な・・・何言ってんの!あんたが後ろにいたら、貫通してあんたも・・・」

スパイディ「こうしてないとセンチネルはまた動きだす!動きを止められるのは今だけだ!」グググ

御坂「で、でも!」

スパイディ「僕のことなら心配いらないよ!センチネルに当たった瞬間にかわすからさ!」

御坂「そんなのできっこない!音速以上のスピードなのよ!?」



スパイディ「ミサカ!話したよね!『大いなる力には、大いなる責任がともなう』!」

御坂「!!!」

スパイディ「君の力が必要なんだ!今!君の力が!学園都市を守るためにも!」

御坂「っつ・・・」

スパイディ「僕を信じろ!君自身の力を信じろ!責任をはたすんだ!」





御坂「・・・わかったわ・・・でも、絶対によけてね」



スパイディ「ああ!そろそろ・・・こいつを抑えるのも限界だよ・・・」グググ

御坂「いくわよ・・・5つかぞえるわ」

スパイディ「OK!」



センチネル「—行動不能—メインカメラ損傷—行動不能—」

御坂「・・・5」

スパイディ「ぐぐ!4!」グググ

御坂「3」

スパイディ「2ィ!」グググ



御坂&スパイディ『1!!!』



 ズドォォォン!!!




・・・・・
・・・


御坂「はあ・・・はあ・・・はあ・・・」



黒子「お姉さまー!ご無事ですのー!?」タタタ

初春「御坂さーん!」タタタ

佐天「御坂さーん!大丈夫ですかー!?」タタタ

御坂「!黒子!初春さん!佐天さん!ウルヴァリン!」



ウルヴァリン「・・・おいおい、センチネルのどてっぱらに見事に風穴をあけやがったじゃねえか」

黒子「うお!?こ・・・これはお姉さまのレールガンの・・・」

初春「なんとかセンチネルを全部倒したんですね!すごいです!」

佐天「あれ?・・・スパイダーマンさんは?」キョロキョロ

御坂「・・・・・・」




 ガラガラ・・・

スパイディ「っぷはあ!・・・あ〜・・・あやうくベン伯父さんに叱られるとこだったよ・・・」



御坂「!!!スパイディ!!!」

黒子「スパイダーマンさん!」

初春「センチネルの残骸の下からでてきた!?」

佐天「それに肩のとこが焼け焦げてる・・・」

ウルヴァリン「っへ、俺並にしつこい野郎だぜ」


本日はここまでです。後は少しなんですが、地味に長いので

アメコミクロスということでウケが悪いかと思ったけど思った以上のレスありがとう!
ベノムとかマグニートーとか聞くとまた登場させたくなっちゃうわ・・・
後少しだけ続くんで、温かい目で見てくらさい。それではスパイディ&ウルヴァリン&科学サイド、アッセンブル!

御坂「スパイディ!大丈夫!?」

スパイディ「ああ・・・なんとかね・・・ローガンなら気にせずぶっぱなしても問題なかったのになあ」

ウルヴァリン「そういうことを本人の前で言うんじゃねえ」

黒子「お姉さまのレールガンをギリギリかわしたということですの!?」

御坂「そうよ・・・スパイディがセンチネルを後ろから抑えてくれてね・・・」

佐天「それはなかなか危険な作戦でしたね・・・」

初春「私達のもかなり危険でしたけど・・・よく御坂さんがそんな危険なことを実行できましたね」

ウルヴァリン「どういうことだ?」

初春「御坂さんってとても優しい人ですから、スパイダーマンさんを犠牲にするようなことは絶対にしないはずだから」

御坂「う・・・」

スパイディ「僕が『やらないとお前の家をキングピンに教えるぞ!』って脅して無理やりやらせたんだ」

ウルヴァリン「ほう」

御坂「何よそれ!あんたが・・・力には責任が、とか言うから・・・」

黒子「お姉さま・・・」

佐天(これは・・・うまくいったものの、かなり精神的に負担だったのかな・・・もし失敗したらって・・・)



スパイディ「おいおいミサカ、何をしゅんとしてんのさ。僕を信じろっていったろ?」

御坂「・・・」シュン

スパイディ「ミサカをスパイダーマン・キラーにするわけにはいかないからね」

スパイディ「第一、僕が君みたいな女の子にやられるようになっちゃえばその時は引退するよ!」

御坂「・・・スパイディ」

スパイディ「僕の俊敏性とスパイダーセンスがあれば、君のブラストなんて闘牛士のようにかわせるからね!」

御坂「・・・ふふ・・・スーツの肩が焼け焦げてるけど?」

スパイディ「あ・・・これは・・・ちょっとアイロンをかけて忘れてて・・・」

>>150

キングピン:ヘルズキッチンの犯罪王。マフィアのボスとして有名な悪役。
 ある事件でスパイディの正体が公表された後、キングピンの手でスパイディの叔母が狙撃されたことがあった


あと、>>127の「light」ではなく「RIGHT」でした。恥ずかしい・・・

御坂「それに5秒カウントをしてなかったらかわしきれなかったんじゃないの?」クスクス

スパイディ「あ〜・・・そう言われると・・・」

御坂「ギリギリでなんとかかわせたのを認めたらどう?」ニヤニヤ

スパイディ「もうっ、マジレスすんなよ!」

御坂「あはは!」

スパイディ「・・・へへへ」



黒子「お姉さま・・・」

初春「スパイダーマンさん、もしかして御坂さんの沈んだ気持ちを何とかしようと、わざと冗談を?」

ウルヴァリン「あいつはああいう奴さ」



佐天「・・・って!みなさんちょっと大事なこと忘れてませんか!?」

スパイディ「え?」

佐天「私達以外の人達が!学園都市全体の時間が止まってるんですよ!」

御坂「あ」

黒子「すっかり忘れてましたの・・・」

初春「でも逆にそのおかげで騒動にならずにすんだということですけど」

佐天「センチネルを全部倒したのにまだ治らないのはなんで!?」

ウルヴァリン「俺にもこれはさっぱりだな。第一なんでこの世界に来たかすらも」

御坂「これもあなた達の世界の・・・なんか能力とかそういうのじゃないの?」

スパイディ「うーん、正直こういうことできそうなのって心当たりが多すぎるよ」

黒子「どういう世界なんですの・・・」

佐天「色々とぶっとびすぎですね・・・」

御坂「とにかく!この事件の黒幕は誰なのかつきとめないと!」

スパイディ「・・・一体だれが・・・」





???「俺だよ」

>>153

心当たり〜:MARVELだけでも、大概なんでもできる魔法使い、別次元の神、宇宙を律する超存在などがゴロゴロいる。
 果てしない未来に移動できる装置や、正真正銘の神を倒すためのバトルスーツなどが手作りできるような連中も

御坂「!?」

黒子「あれは!?」

初春「そ・・・そらの渦から・・・誰かが下りてくる?・・・」

佐天「何か・・・機械でできた椅子に座ってる・・・」

スパイディ「ローガン、あれって・・・」

ウルヴァリン「ああ、あいつだ。なるほど、奴なら色々合点がいくぜ」

御坂「や、やっぱりあんたらの知ってるやつなの!?」

ウルヴァリン「ああ、機械の椅子に座って、緑のローブを纏ったメタルのアーマーを着てる男なんざ一人だ」

スパイディ「あいつは・・・」





悪魔博士「俺は悪魔博士だよ」



スパイディ「」

ウルヴァリン「」

御坂「あ・・・悪魔博士!?」

黒子「これはスパイダーマンさんよりもド直球な名前ですわね・・・」

初春「でも自分で名乗るほど恐ろしいんじゃ・・・」

佐天「スパイダーマンさん!ローガンさん!なんとかなりますか!?」

スパイディ「」

ウルヴァリン「」

佐天「!?ちょっと!?二人ともどうしたんですか!?」

スパイディ「・・・ねえローガン?僕はてっきりDr,ドゥームだと思ったんだけど・・・もしかしてドゥームボット?」

ウルヴァリン「いや、それにしても気味が悪いなんてもんじゃねえ・・・ドゥームボットならもっとちゃんとしてるだろ」

スパイディ「だよねえ・・・なんだか別人ってレベルをはるかにこえてる気がするんだけど・・・」



悪魔博士「ほんによ、今回は俺のせいで色々迷惑かけてしもうたみたいでよ。勘弁してくれな」



スパイディ「」

ウルヴァリン「」

>>156

Dr,ドゥーム:ファンタスティックフォー(FF)の悪役。MARVEL古参の悪役もあって、MARVELを代表するヴィラン(悪役)
 鉄の仮面とメタルアーマーをまとった超天才で、魔法も使える超性能。アイアンマンに匹敵するアーマーである
 その強さ、悪役としての存在感はかなりのもので、MARVELのゲームやアニメなどの媒体でボス役になることが多い
 しかし一言に悪役とは言い切れず、ライバルであるFFを助けたり、リード達の子の名付け親になったり、泣いたり
 あげくヒーローになったりと、悪役だけどいい人な部分もある人気キャラクターである。

ドゥームボット:ドゥームが作るロボット。大型で街を壊すものから、影武者の役目をするものまである。
 ドゥームを倒したと思ったらドゥームボットだったでござるというこがあるほど、完璧な影武者っぷり

悪魔博士:1967年〜1968年にかけてアメリカで放送されたアニメ版ファンタスティックフォーが、1969年に日本で放送。
 その際、日本人にもウケやすいようにと工夫され、邦題「宇宙忍者ゴームズ」となった
 Mr,ファンタスティックはゴームズ、インビジブルウーマンは透明ガール、ヒューマントーチはファイヤーボーイ
 ザ・シングはガンロック、そしてドゥームは悪魔博士と改名された。特にガンロックと悪魔博士はキャラ崩壊
 なぜか名古屋弁で話すキャラになり、悪役なのになんか面白いキャラになってしまった
 タートルズといい、ビーストウォーズといい、なぜ古い海外アニメの邦訳版はこうも面白いのだろう

黒子「・・・え?・・・なんだか謝ってる?」

佐天「というか訛りひどい・・・」

スパイディ「ちょっと待ってよ!あんたドクター・ドゥームじゃないの!?」

悪魔博士「俺は悪魔博士だよ」

ウルヴァリン「・・・知ったこっちゃねえ。こいつが黒幕ならシメちまうだけだ」SNIKT!

悪魔博士「おいおいやめてけろ!俺の鎧はブリキだよ。そんな物じゃ壊れないでよ」

ウルヴァリン「ブリキ程度で何言ってやがる。試すか?」

初春「待ってください!この人なんかさっき謝ってたじゃないですか」

御坂「そうよ!一体どういうことなのよ!」



悪魔博士「実はよ、俺が作ってた別次元移動装置が誤作動しちまってよ。なんか知らんが勝手にこうなっちまった」

悪魔博士「俺の世界と、そこのクモ男達の世界はまた別でよ、なぜかそっちの世界のクモ男が転送されてもうたんだ」

悪魔博士「クモ男がこの世界に転送されちまったことを知ってからっちゅうとな、いっそいで機械を直したんだよ」

悪魔博士「そんで、悪いことしたからクモ男を元の世界に戻そうとしたんだがよ、また誤作動しちゃったんだで」

悪魔博士「どういうわけか、クモ男達の世界にいたそのクズリのおっさんと、周りのブリキ達が一緒に転送されたでよ」

悪魔博士「俺が作った機械が二度も誤作動なんて信じらんねェけどもな、こりゃやばいと思ったんだよ」

悪魔博士「ほんでな、別に作った時間を止める『時間トメール』を使ってな、この世界の時間を止めたんだよ」

悪魔博士「この世界に迷惑かけちゃいかんと思ってな。だけどもなあ〜、世の中っちゅうもんはわからんもんだな」

悪魔博士「『この世界の時間』を止めたから、クモ男達の時間は止まってなかったんだよ」

悪魔博士「クモ男達は『この世界』とは別のもんじゃからな。これは一本とられたわけだよ。がっはっは!」



スパイディ「・・・ローガン」

ウルヴァリン「ああ」

悪魔博士「おろろ?どうして二人は拳を握りしめてるの?」

 BAKI!DOKA!BOKOOOM!



悪魔博士「おろろんちょちょぱぁ〜!?」

悪魔博士「わ・・・悪かったよ〜・・・もうやめてくんろ・・・」ボロボロ

スパイディ「まだ殴りたいないよ」

御坂「全部こいつのせいってわけねまったく」

黒子「でもスパイダーマンさん達がこの世界の住人じゃないから、この世界の時間が止まっても動けるのはそうとして」

佐天「それもかなりの超設定ですけどね・・・」

黒子「どうして私達も動けるんですの?私達はこの世界の住人ですわよ?」

悪魔博士「そこんとこ俺もよぉわからんけども、たぶんクモ男達と一ヶ月一緒にいるうちになんか力をもらったとか」

黒子「そんなめちゃくちゃな・・・」

初春「スパイダーマンさんと交流するうちにスパイダーマンさんの影響を受けてたというこですか?」

佐天「そんなご都合主義って・・・」

悪魔博士「もともと俺の次元移動装置も誤作動してたもんだから、クモ男の世界のエネルギーもくっついてたとかかの」

佐天「めちゃくちゃだけどありえないと言いきれないのが痛いところですね」

黒子「時間を止めたり、別世界に移動だなんてめちゃくちゃなことがすでにたくさんありますからね」



ウルヴァリン「で、てめえは今まで何をしてやがった?時間を止めたのにセンチネルが動いてるのをなぜとめねえ」

悪魔博士「そんなこと俺にできるはずねえ。別の世界のブリキなんぞ操れねえよ」

ウルヴァリン「・・・」

悪魔博士「そんで俺が出て行って邪魔になったら困るでよ、しばらく隠れとったわけだ。・・・あ、なんでまた拳を?」

 BAKI!DOKA!BOKOOOM!

スパイディ「もうなんだか色々つかれたよ・・・ホントに」

御坂「ちょっと!ブリキ男!さっさと時間止めを解除しなさい!」

悪魔博士「わ・・・わかったでよお・・・でもな、それ今持ってきてないでよ・・・帰ってからでないとできないんだ」

御坂「はあ!?」

悪魔博士「ちょっと待ちぃ!戻ったらちゃんとするでよ!」

御坂「・・・ホントでしょうね?」コブシニギリシメ

悪魔博士「ほんとほんと!」



黒子「まあ、これで一件落着ですのね」

初春「もう頭の整理でてんやわんやですよ」

佐天「でも、これで全部元通りになるんだよね!」

ウルヴァリン「ああ、俺達も長居しちまったな」

スパイディ「そうだね」



御坂「・・・え」

佐天「!・・・そっか・・・スパイダーマンさんも、ローガンさんも・・・帰っちゃうんですか」

初春「!」

スパイディ「そうなるね。このドゥームの偽物の次元移動装置とやらがちゃんと動くなら」

悪魔博士「ちゃんと動くでよ!おもちゃと違うでよ!俺がこの世界にこれたのも証拠だよ!」

ウルヴァリン「そういうことらしいぜ。俺達はこいつと一緒にこの世界とはおさらばだ」

黒子「・・・お別れですのね・・・」

スパイディ「そうだね・・・」

御坂「・・・」

初春「ローガンさん・・・あの・・・助けてくださって本当にありがとうございました」

佐天「ローガンさんのおかげで・・・センチネルから学園都市を守れました」

黒子「あなたと私のタッグ・・・チームアップ、こんなこと言うのもなんですけど、楽しかったですわ!」

初春「無茶なことをさせてしまったり・・・私も白井さんも、そしてこの学園都市も守ってくれて・・・」

佐天「無能力者で何もできないなんて思ってた私に・・・勇気と自信をくれて・・・ありがとうございます!」

黒子「何度も言いますが、本当にありがとうございますですわ」

ウルヴァリン「ウイハル・・・サテン・・・クロコ・・・」



初春「私・・・言葉がありまぜん・・・」グスッ

ウルヴァリン「泣くんじゃねえよウイハル。お前は自信をもって生きろ」

初春「うう・・・ローガンさん・・・」ポロポロ

ウルヴァリン「サテン、ウイハルをよろしくな。お前も、能力があるだのないだの気にすんじゃねえ」

佐天「・・・はい!」

ウルヴァリン「お前は俺よりよっぽどすげえ奴だと思うぜ」

佐天「・・・ローガンさん・・・」ポロッ

ウルヴァリン「クロコ、世話になったな」

黒子「いえ、それはこちらのセリフですわ」

ウルヴァリン「お前の能力はすげえし、根性もすげえ。きっとまだまだ強くなるだろうよ」

黒子「・・・」

ウルヴァリン「一緒に戦えて、楽しかったぜ」

黒子「はいですの!」

スパイディ「一ヶ月もお世話になっちゃったね。なんだか名残おしいよ」

御坂「・・・」

初春「スパイダーマンさんもお別れなんて・・・さみしすぎまずよお〜」ポロポロ

佐天「もうすっかりこの街の仲間だと思ってたのに・・・」グスッ

黒子「いつかはこうなるとは思っていましたが・・・やっぱりさみしいですわ・・・」

スパイディ「さみしいのは僕だってそうさ。この街はずいぶん気に入ってたし・・・君達と一緒にいるのも楽しかった・・・」

御坂「私達も、あんたと一緒で楽しかったわ」



スパイディ「・・・クロコ達には僕の寝床を確保してくれたり、色々迷惑かけたね」

黒子「いえ・・・私達も、あなたの活躍でずいぶんジャッジメントの仕事を楽にしてもらいましたわ」

スパイディ「ハハハ、僕がいなくても君達だけで学園都市の治安は守れるのかい?」

黒子「もちろんですわ!ジャッジメントですのよ!」

スパイディ「そうだったね。君達はもう立派なヒーローだよ」

黒子「・・・スパイダーマンさん・・・」グスッ



初春「帰らないでほじいでず・・・友達が遠くに行っちゃうなんて・・・こんなにつらいことだなんて・・・」ポロポロ

スパイディ「ごめんよウイハル・・・僕には僕のやるべきことがあるんだ。君だって、ジャッジメントだろ?」

初春「・・・はい」ポロポロ

スパイディ「君にもやるべきことはあるじゃないか。君の力の責任を果たしてくれよ」

初春「・・・スパイダーマンさん・・・」ポロポロ



佐天「でもやっぱり・・・あえなくなるのはさみしいです・・・」グスッ

スパイディ「サテン・・・きっといつでも会えるさ。僕の世界には次元移動なんて話は山ほどあるんだから。また来るよ」

佐天「・・・でも・・・でも・・・」ポロポロ

スパイディ「僕達は友達だろ?いつでも呼んでよ。友達が危機とあれば、僕はすぐに駆け付けるからね!」

佐天「・・・スパイダーマンさん・・・」ポロポロ



御坂「・・・あなたのおかげで・・・私も自分の力の大切さに改めて気付かされたわ・・・ありがとう」

スパイディ「僕だって君のおかげで自信がもてたよ。エレクトロマスターのブラストをよけるなんてそうそうないから」

御坂「・・・本当は私だってさみしいわ・・・一ヶ月、あなたと一緒に戦ったり、遊んだり、話したり・・・」

御坂「あなたも私の大切な友達よ。・・・なのに・・・なのに遠くに行っちゃうなんて・・・」

スパイディ「おいおいミサカ、まだ覚えてないのかい?」

御坂「・・・?」



スパイディ「僕は『あなたの親愛なる隣人、スパイダーマン』。いつでもどこでも、君の友人さ!」

御坂「!」

御坂「・・・そうね・・・あなたは私達の・・・」



御坂「親愛なる隣人」

スパイディ「そういうことさ!」



悪魔博士「お涙ちょうだいのお別れ会は終わったかぇ?ほんじゃあそろそろけぇるでよ」

ウルヴァリン「・・・てめえ、下手にしゃべると喉を引き裂くぞ」

スパイディ「それじゃあね皆!また来るからね!」

ウルヴァリン「あばよ、ダチ公」

スパイディ「あ、それゲッターロボのセリフでしょ?」

ウルヴァリン「空気壊すんじゃねえ」

スパイディ「ミサカ!クロコ!ウイハル!サテン!親愛なる隣人、スパイダーマンを忘れないでね!それじゃ!」



 ピカッ



 シュウーーーン・・・

御坂「・・・忘れるわけないじゃない」

黒子「行っちゃいましたね・・・」

初春「うう・・・ぐすっ・・・」

佐天「もう!初春!そんなに泣かないで!また来るって言ってたじゃない!」

初春「・・・ぐす・・・そうですね・・・」



黒子「!見てください。周りの人達が動きだしましたわ」

御坂「あのブリキ男、ちゃんとやってくれたのね」

佐天「これで・・・本当に全部元通りですね」

黒子「人気者のスパイダーマンさんが消えちゃって、学園都市の人もさみしくなるでしょうね」

御坂「大丈夫よ。スパイディはいつだって・・・」





御坂「親愛なる隣人なんだからね!」



 —おしまい—




 —おまけ—

スパイディ「やっほー!ミサカ、クロコ、ウイハル、サテン」

御坂「!!?スパイディ!!?」

黒子「ほっ、本当にまた来たんですの!?」

スパイディ「言ったじゃないか。迷惑だったかな?」

初春「そっ!そんなことありません!すっごく嬉しいです!」

佐天「そうですよ!でも意外と早かったというか、ちょっと別れが切なかっただけに余韻がぶちこわしというか・・・」

スパイディ「いいじゃないの。ハッピーエンドが一番さ!」

御坂「ふふふっ・・・そうね。いつでも会えるほうが楽しいもんね!」



スパイディ「あ、いっけない・・・」

御坂「?どうしたの?」

スパイディ「どうやらヴェノムのやつもついてきちゃったみたいだ。ほら、外を飛びまわってるの」

黒子「!?なんですのあれ!?黒いスパイダーマンさん!?」

初春「糸をだして飛んでる!?」

佐天「また面倒ごとをもってきたんですかあ!?」

スパイディ「えーっと・・・そういうことになるね」

御坂「ならやるべきことは一つじゃない!」

黒子「お姉さま!?」



御坂「皆!チームアップよ!」

スパイディ「やれやれ、この子にはかなわないや」



 —おしまい—


これにて完結です。おわかりでしょうが、私はアメコミ大好物です。
これをきっかけにアメコミに興味をもってもらえればこれ以上のことはないです。面白いよ!
実をいうととあるシリーズは逆に全然くわしくなく、レールガンのアニメをちょいちょい見た程度だったのですが・・・
御坂がアニメで壁に張り付いてるのを見て「スパイディじゃん!」と思ったのがきっかけです
できるだけ御坂達にも活躍を、スパイディ達をひいきにしないようにと心がけていたのですが、大丈夫だったかな・・・
初春さんにも佐天さんにも活躍できるようにがんばったので、レスを見る限りいい評価をいただけてありがてえです!

続編とかは何も考えてないのですが、おまけのようにまたアメコミキャラがやってきた!的な感じのを書けたら・・・
逆にMARVEL世界に行くという話はなんか難しそうなので可能性はほぼなしってことで・・・



あと、このSSではバトルやらで見てる側も疲れるかもしれませんが、>>1が書いた別のゆるい作品もあります

 大阪「人類の反撃はこれからや!」
大阪「人類の反撃はこれからや!」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1371650727/l50)

アメコミでもとあるでもなく、進撃とあずまんがの組み合わせですがこちらも見てもらえればありがたいです



それでは、ここまで見てくださった方々、レスやサポートをしてくださった方々、本当にありがとうございました!

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