NARUTOに異物が紛れ込みました Part.2 (1000)

安価&コンマでオリキャラを操りNARUTOの世界を生き抜いていきます

0や00は特殊判定(特に良い結果のみ)
ゾロ目(00除く)も数値に関わらず0や00よりも弱い特殊判定(良い結果のみ)
多数決で同数結果の場合更に多数決で決定

漫画を読みながらなので遅いと思いますがお許しください



※前スレ
NARUTOに異物が紛れ込みました
NARUTOに異物が紛れ込みました - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1520950847/)


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1521377543

前スレのラストの話から書き込みしていきます

木遁は行けるっちゃ行けるんですけど木遁使いと会う必要性が出てきます

ヤマトはこの時期まだ暗部ですがヤマト自体はテンゾウという名をヒルゼンから与えられているのでヒルゼンが色々やってくれるでしょう

ヒナタ「え?」

フウ「だから名前っすよ、おっぱい大きい白眼の君のことっすよ?」

ヒナタ「え、あの、日向ヒナタですけど」

フウ「なるほど、ヒナタっすね! あっしのことはフウと呼んでくれていいっすよ。チョウズメの友達なんすよね? それならきっとあっし達もいい友になれると思うっす!」

ヒナタ「そうですけど、あの」

フウ「それにしても胸大きいっすね? 触ってもいいっすか?」

チョウズメ「そこまでにして? ヒナタはあんまりそういう会話は好まないから」

チョウズメがやっと首絞めから抜け出せたので、自分と同じように負けてしまっているヒナタを助けることにした

フウ「……そうだったんっすね。ごめんなさい」

フウはチョウズメを離すと、ヒナタに向き直り綺麗に頭を下げた

ヒナタ「だ、大丈夫ですから」

フウ「女としては大きい胸に憧れるもんっすからね。本当にごめんなさい」

ヒナタ「大丈夫ですよ?」

フウ「でも、やっぱり傷つけたのなら」

ヒナタ「分かりましたから」

フウ「でもしかし」

フウは既にヒナタと友になった気でいるし、だからこそその人を深く傷つけたのなら謝らなければという思いで頭を下げ続けている


ヒナタはチョウズメが取られると思った

その思いが恋なのかそれとも友達を取られるのが嫌なのか彼女自身も分からない

だがそんな相手が自分とも友達になろうとして必死になって、涙目で謝ってきているので、もうそんなことどうでも良くなった

いや良くない

雨「やべえ、日向が滝に頭下げさせてるよ」
音「見せつてるんだなあれは」
カブト「日向ヒナタの評価を書き換える必要がありそうだ」

ヒナタ「もういいですから頭を下げるのはやめてください!」

ヒナタは周りにジロジロ見られて顔を真っ赤にしながら、フウの頭を下げながらお願いをした

フウ「友ですよね?」

ヒナタ「お友達でもなんでもなりますから、もうやめて……」

フウ「やったああ! 友が二人になったっすよ!」


チョウズメ「……」

ケゴン「……」

ヨウロウ「……」

三人「……」ガシッ

チョウズメはいつの間にかフウの仲間と固く握手をしていた

その二人はフウのことを面倒に思っているが、娘や孫を見ているような感じに思えた

いの「サスケくん、おっそーい!」

ナルト「……あっ! ヒナタ! チョウズメ!」

第7班が入ってきたみたいで、入口ではサスケにいのが飛びかかり、ナルトはこちらを見つけたようで近づいてきた

チョウズメ「うっぷ」

ナルトがこちらに近づいてくるにつれて、唯ならぬ雰囲気を感じ、しかも純粋な殺意が向けられ始めた

チョウズメ「フウ、席に連れて行って、吐きそう」

フウ「まじっすか!? 友であるあっしが看病してやるっすよ!」

チョウズメ「お姫様抱っこはやめて! ヒナタはナルトをよろしく頼む、うっぷ……」

ヒナタ「え? うん!」

ナルト「……チョウズメはどうしたんだってばよ?」

ヒナタ「私もわからないかな?」

フウが部屋の前まで連れていき、端の席に座らせた

フウ「あの子なんであんな無邪気な顔をして、あんなに濃密な殺意を向けてこれるんすか?」

チョウズメはナルトとフウに挟まれる形だったので、双方の内にいるモノから圧力を感じた

チョウズメが体験したことのあるもの以上の殺気や憎悪だったので、体調が悪くなったようだ

フウ「……なになに? ねえねえ、もしかしてあの子がこの里の人柱力っすか? そうっすよね?」

フウはどうやら七尾に事情を説明されたそうだ

フウ「えっと、伝えればいいっすか」

フウは七尾の言葉をそのままチョウズメにのみ聞こえる大きさで伝言してきた


七尾(今の九尾は半身がもがれ、怒り狂っている。そして本来はこの場所は九尾のホームであり、七尾である拙者が来るべき場所ではない)

七尾(今の時代は尾獣を兵器とし、尾獣が出てきたら尾獣を出して対抗するのはが主流の戦い方である。故に我はフウに手を出したら承知しない。争う意思はないと考えを送ったら)

九尾(俺たちのところにまで来れる小僧を懐柔しておいて何を言ってやがる。殺すぞ?)

七尾(こう言われてしまってな。あとは殺意で牽制しあいよ。君は尾獣の牽制合戦に巻き込まれた形になる。済まなんだ)

七尾の伝言は終わったようでフウはいつものフウの話し方に戻った

チョウズメ「だから全身冷や汗で凄いことになってたんだね」

フウ「ねえねえ、あの九尾の子ってどんなこっすか? 友になれそうっすか? 九尾がいるから今は無理なのはわかってるっすよ」

フウはチョウズメに語りかけながら、七尾に怒られているのかペコペコしている

チョウズメ「フウの男の子バージョン?」

フウ「それなら仲良くなれそうな……仲良くなれなそうな? イマイチわかんないっす」

どうやら同族嫌悪まではいかないが、自分自身とは仲良くなれないかもしれないとフウは思っているようだ

このあとヒナタに手合図で無事であること、このまま続行することを伝えた

尾獣の牽制し合いを受けて気持ち悪いだけで済むのは流石におかしいですね

ミスっちゃいましたけど見逃していただけるとありがたいです

その頃同世代木の葉組

カブト「その『気になる奴』の君の知っている情報をなんでもいいから言ってごらん。検索してあげよう」

サスケ「砂隠れの我愛羅。それに木の葉のロック・リー、そして秋道チョウズメ」

カブト「名前までわかってるなら話は早い」

カブトはカードに各下忍の情報をまとめているようで、その情報をサスケは見せてもらえることになったようだ

サスケ「見せてくれ」

カブト「ロック・リー。年齢がひとつ上でCランク11回。経験はまずまずなようだね。班長はガイで体術はここ1年で伸びているけど、ほかはてんでダメだ。昨年の注目下忍だったけど、中忍試験は今年が初めてみたいだね」

カブト「砂の我愛羅。C8B1……下忍でBランクかすげえな。他国の忍びだからこのくらいしか分からないけど、任務は全て無傷だったらしいよ」

カブト「最後に秋道チョウズメ。今年の注目下忍の一人だね、もちろんうちはサスケくん、君もそれに入っているよ」

サスケ「どうでもいい」

カブト「はは。Dランク任務だけだけど、36回……下忍になったばかりなのに物凄いハイペースだ。班長は紅。体術は評価AかB、非常に高いってことだね。忍術は水遁と風遁を扱うらしい。忍具はほとんど使用しないみたいで、血継限界はなし。幻術も特に使用していないようだね」

サスケ「水と風か」

まだカブトが何かを話しているし、そのあとナルトが何かを叫んでいるが、サスケには聞こえない

サスケ(単純に速度と体術の腕が上回っているロック・リー。謎だが、とてもつなく危険な匂いのする我愛羅。そしてイタチと戦う前に確実に決着をつけるべき相手秋道チョウズメ……水と風というのをしれたのは僥倖だ)

ダンゾウに命じられて一時的にチョウズメの監視を仰せつかったある暗部隊長

だが、チョウズメは色々とフリーダムにやりすぎなため、部下を付けることをダンゾウに直訴

結界忍術が得意な暗部が何人か付けられた



隊長「勘弁してくれよ。建物の中の結界内ならいいけど、最初の演習の、しかもノーガードの外で氷遁を使うのはさ。君は結界を張って外から見えないように。いいかい、絶対に露見しないようにするんだ」

暗部「承知」


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暗部「対象は外で風と水の忍術の修練をしていますが、どうしますか?」

隊長「その組み合わせができるからって氷遁と結びつく訳じゃないから放置でいいよ。外では火遁と土遁は使わないみたいだね。下忍になりたてで4行使いってだけでも誘拐される要因だけど、2行なら大丈夫か」


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暗部「隊長、下忍なのにチャクラコントロールによる瞬身を使いながら、風遁と水遁を使いつつ、部分倍加の術を交えて森で鍛錬していますが」

隊長「…………下忍になりたてで秘伝忍術を使いながら2行を操って、しかもチャクラコントロールって、結界張って! あんまり近すぎるとバレちゃうからね! 彼はなんかとても聡いから! もう、少しは自覚してくれないから彼も! ああもう!」

カブトとかいうサスケと話している奴が音隠れの里の忍びから攻撃を受けた

チョウズメはやっぱり何だかんだみんなが気になるし、木の葉のメンバーは騒ぎすぎて悪目立ちしてるので、もし何かあったら加勢しようと力を込めていたら、カブトがやられただけだった

チョウズメ「……今のはなんだろう? 避けたように見えたのに」

フウ「わかんなかったっすか? お願いすれば、」

チョウズメ「フウ、お願い、教えて?」

フウ「……しょうがないっすね~。あっしは割と音に敏感なんすよ。内にいる彼のおかげなんすけどね? あれは音っす」

フウは自分で分かった風に言っているが、本当は七尾が教えてくれたことをチョウズメにドヤっただけだった

チョウズメ「音……音か。フウありがとう」

フウ「いえいえっす」

チョウズメがお礼を言い、フウが胸を張っていると

『静かにしやがれ、どぐされヤローどもが!』

試験監督が煙玉を使ってカッコつけて入場してきた

流石に試験を変えようとすると何時間もかかっちゃうので、ご勘弁



中忍試験は試験監督によって傾向が大幅に変わる

シカクなら頭脳が試され、ガイなら根性を試されるといった感じだ

そして今回は

イビキ「中忍選抜第一の試験、試験官の森乃イビキだ」

それから音隠れの里の忍びに戦闘行為を禁じていることを告げたあと、ペーパーテストのルールを説明した

試験官「申込書を前に提出しに来て、問題と席番号を受け取るように」

チョウズメは誰の隣だった?(知り合いが隣にいないでも可)
安価下1

あの流れなら木遁会得フラグのことだと思うので、それで行きます
序盤は木遁の役に立つ術を会得できないのでヤマトも暗部ですし……




シカマル「チョウズメが隣か、なんかあったら宜しくな」

チョウズメ「……自分で解いてよ」

チョウズメの隣にはシカマルが座るようだ

イビキ「試験時間は一時間だ。よし……始めろ!!」

こうしてまた足の引っ張り合いのようなルールの試験が始まった


学問ゾロ目

チョウズメ(うん、これ下忍レベルじゃないよね。ヒナタは緊張したりしなければ解ける問題だな……最近のヒナタなら問題ないか。シノは情報収集には積極的だけど、あんまり頭が良くなかった気がするな)

チョウズメは普通に自力で解き進めている

ヒナタ(む、難しいけど、全部解けないわけじゃないかな? うん、これとか解ける。大丈夫、落ち着いてやれば解ける。チョウズメは大丈夫だとして、シノくんはどうなんだろう?)

ヒナタはゆっくり丁寧に解ける問題を解き始めた

シノ(……ぐっ、わかりそうで分からない。なんとなくの解き方はわかる。だが、自信を持った答えに持っていくのは不可能。そして自信がない限り、そのまま解くべきではない。なぜなら、俺が足を引っ張るわけにはいかないからだ。寄壊蟲、チョウズメ、ヒナタ、サクラ、あとはあそことアソコの人の答えを見てきてくれ)

シノは自分で解きつつ、確実に正答するために寄壊蟲によるカンニングを敢行した

シカマル(なんだよ。何だかんだ見せてくれんだな。あとはいのが誰かの答えを持ってくるだろうから、それとの比較で完璧だな)

ヒナタ「……」

ヒナタは迷っていた

隣のナルトが泣きそうな顔でラスト問題を見つめ続けているからだ

本来なら安全を取って放置が得策

だが、ヒナタにとってナルトは意味が変わったかもしれないし変わってないかもしれない。ヒナタ自身も分からないが、とりあえず特別なのだ

そして何よりアカデミーの頃から話す友人だ

そしてナルトはアカデミーの頃からの友人であるヒナタを疑うはずがない

ナルトはヒナタを信用してカンニングをさせてもらった

周りの中忍を誤魔化せたの?

>>36
ナルトだけなら駄目だったでしょう 原作のナルトでも多分アウト
ヒナタがカンニング出来るように見やすい配置にして、なおかつナルトがヒナタを疑わなかったので挙動不審な感じが減ったとかそんな感じですね

イビキ「では十問目。これは絶望的なルールだ」

そうして新たなルールが説明された

もし0点がいればそのチームはその地点で永久的に中忍試験を受けられなくなる
今10問目を聞く前に出れば失格になるが永久剥奪はないという精神に来るものだった


チョウズメ(もし木の葉だけの単独中忍試験なら有り得たかもしれないかな? でも他里の忍びの中忍試験受験資格剥奪なんて出来るはずがない)

もしそんな事を勝手にして、それを押し付けたらそれこそ戦争になってしまう


だが、チョウズメのように問題が解けていてなおかつ冷静な人ばかりではない
仲間が0点を絶対に取らないという信頼できる心の強さを持っている訳では無い

どんどん手を挙げていく中である人は手をあげようと覚悟を決めた

サクラ(そうよ。ナルトは私たちに迷惑をかけないように手をあげられないんだわ。それなら……それなら!)

ナルトはヒナタの助けを借りて0点になることは無いのだが、サクラはそんなことを知らない

サクラが見てわかるカンニングをナルトがしていたら、確実に退場しているからしょうがない所だろう

サクラが手をあげようとしたその時

ナルト……ではなく別の人が声を上げた

フウ「待つっすよ! 本当にここで逃げていいんすか? 来年からはこの試験監督がずっとやるかもしれないっすよ?」

イビキ「なんだ? お前は受けないのか?」

フウ「冗談はやめて欲しいっす! まだ友を100人作れてないっすから、滝に帰れる訳ないっす!」

イビキ「友を作りにだと!?」

フウ「そうっすよ。まだ二人だけど、人と人が繋がればこの世に争いなんてなくなるっすよ! ここでリタイアする前にまずはあっしと友になって欲しいっす!」

場「………………」

今まで仲間を信じきれなかった者、10問目に掛けるのをやめてこの場から離ようとした者、勇気があと少し足りず手を上げようとした者

全く試験とは関係ないし、友達が100人出来るだけで平和になる? 馬鹿じゃねえのと思った奴が大半だった

だがその馬鹿のおかげでもう一度自分を見つめ直す、リセットして考え直す余裕が出来た

イビキ「おい! 受けないやつはもういないのか!?」

イビキももう皆がメンタル的に立て直したことが雰囲気で理解出来た

イビキ「そうか、いい決意だ。下忍フウの言葉がなければその決意まで至らなかった者もいるだろうが、まあいいだろう」

イビキ「ここに残っている全員、第1試験の合格を言い渡す!」

そうして第1試験の目的

情報収集能力とここ一番で仲間に勇気を示し苦行を突破していく能力を測るものだったと語られた

イビキ「中忍選抜第一の試験は終了だ。君たちの健闘を祈ってる」

イビキは開始の時と違い、優しい眼差しで合格者たちに祝いの言葉を告げた

イビキがそう語って数秒後

アンコ「あんた達、喜んでいる場合じゃないよ!」

窓ガラスをぶち破って、みたらしアンコ、第二の試験監督が登場した

次は、さっさと巻物奪ってゴールしたいとこだが
そして、このスレ初めての戦闘がはじまるのか?
サバイバル演習はノーカン

(何故くノ一は鎖帷子の下に何も着ないのだろう)
>>47
サスケ「おい」



アンコは通称死の森の前まで通過した下忍たちを連れてきて、いろんな説明をした

例えば死ぬ可能性があるから同意書を書かすこと
巻物を争奪しながらサバイバルをすること
中央の塔に巻物を2種類持ってこれたら合格すること

などなど

途中ナルトがアンコに軽く傷つけられて脅され、そのアンコも下の長い受験生に威嚇されたりした事件があったが……


チョウズメ(は? なにあの人? 試験監督なのになんで試験前に一人の受験生を攻撃してるの? まず現れ方からして、第一に比べてインパクトがなくて反応が悪かったからって、なぜ当たっているの? おかしくない?)

ヒナタ「チョウズメくん?」

チョウズメ「……なんでもないよ?」

チョウズメは内心ちょっとだけキレたりしたが、説明が全て終わった

チョウズメ「それでどうする?」

シノ「そんなの決まっている」

ヒナタ「受けよう」

チョウズメ「なら決まりだね」

三人は特に話し合うことなく、頷きあって同意書を提出しに行ったのだった


ヒナタ「……どうしたの?」

フウ「誰も友になってくれなかった……」

あの場でのリセットには多大なる貢献をしたが、友を100人作れば平和になるという考えに賛同して友達になってくれる人はおらず、一度そういう雰囲気になったら同調圧力で誰もフウの友になる人はいなかった

ナルトとかならなったかもしれないが、試験に意識が向いていてそれどころではなかった

成長阻害せずとか考えてたんですけど描写されているのが
音の三人、大蛇丸、木の葉組、砂、我愛羅に殺された雨、ナルト達に負けた雨の描写しかないのでどうしましょうかね

安価で干渉しちゃってもしゃあなしという事にします
モブ混ぜればいいですしね

チョウズメ「とりあえず入口から離よう」

シノ「塔に近づきつつ方針を話し合うのはどうだろう? なぜならゴールはそこなのだから」

ヒナタ「私は背後に敵がいないか確認します」

チョウズメ「感知能力はないから正面を目視で確認するね」

シノ「スタートダッシュはきれているから罠が仕掛けられているかの異性も低いはずだ」

第十班はとりあえずスタートから離れた場所で動きを止めた

チョウズメ「まず僕達はサバイバルする必要性があるのかどうかだね」

シノが周囲に寄壊蟲を巻き終わり、ヒナタが周囲を警戒しながら、会話を開始した

シノ「事前の調査でサバイバルである事は推測できていた。なぜなら最初の演習の時の教訓を生かし、調べ尽くしたからだ」

シノはそう言うと、日持ちする携帯食料といくつもの水筒が入っている巻物を見せてきた

シノ「前回のチョウズメを見習って、俺も巻物口寄せを覚えた。動物などの口寄せに比べて、陣を描き、入れたいものを載せるだけだったから比較的楽だったな」

ヒナタ「私も同じようにして持ってきたよ」

ヒナタも同じように持ってきていた

チョウズメ「まあ僕もだよ」

三人の食料を合わせれば余裕で5日以上生き残れることがわかり、食料と水分については問題ないという判断になった

24班くらいいるうちの半数以上は描写をされないモブ、本試験前の絞込みに出れない人達です

更に7班と8班は戦わないでしょうし抜くと8割くらいですかね? やばいヤツらをぬきにして余裕なのは

3回判定進む事にヤバイ奴の数を減らし(音も蛇もうだうだやってるので)判定していきたいと思います

チョウズメ「少しここで話し合ったから前を先行して罠を張ってる人達がいるかもしれないから」

ヒナタ「私が一番前で前方と左右を確認するね」

チョウズメ「僕は後方のバックアタックを防ぐ」

シノ「俺は襲撃があった方に蟲を仕向けて援護する」

チョウズメ「よし、行こう」



やべえ奴らと3回遭遇しなければ道中で巻物をゲットしてゴール
1回目
コンマ下1
80~  早くね?
21~79 特に何もなし
~20  やべえ奴と遭遇

ヒナタ「森の動植物にやられちゃってる人も多いみたいだね」

シノ「俺の寄壊蟲も食虫植物にやられる可能性があるから気が抜けない」

チョウズメ「まあまあの速度で塔に迎えてるけど、ほかの班がいないね」

シノ「森のギミックにやられた者達の巻物はヒナタが確認した限り、同じ巻物だった。運がない」

ヒナタ「まだまだこれからだよシノくん」

チョウズメ「食事を気にしなくていいし、水分も関係ないから水場の争いも必要ないけど、敵がいなかったら行こうね」



やべえ奴らと3回遭遇しなければ道中で巻物をゲットしてゴール
2回目
コンマ下1
76~  早くね?
16~75 特に何もなし
~15  やべえ奴と遭遇

チョウズメ「……」

シノ「……」

ヒナタ「……」

ヒナタは白眼で確認して、敵が過ぎ去っていったので頷いた

チョウズメ「ふぅー。同じ巻物同士で戦いたくないもんね」

シノ「別の巻物を持っている敵が強敵だった場合を想定して、チャクラは温存しておくべきだ」

チョウズメ「さっき取り出したシナモンロールをどうぞ」

ヒナタ「ありがとう……でも私ばっかりいいの?」

シノ「ヒナタの白眼のおかげで俺もチョウズメも安心出来ている」

チョウズメ「そういうこと」


やべえ奴らと3回遭遇しなければ道中で巻物をゲットしてゴール
3回目
コンマ下1
71~  早くね?
11~70 特に何もなし
~10  10班の運命

今のところ一回も早くね?がないので、我愛羅達を追い越すには95以上が必要です
10以下で遭遇ですが、そこはまあ?

モブA「塔の周りで罠を張って、気配を消して待ち伏せる」

モブB「俺たちが運良く最速で来れて、最高のポジションで待機できているからな」

モブC「白眼でもない限り、俺たちの居場所はわかんねえよ。勝ったな、帰ったらパインサラダ食おうぜ」

A「あれ?C、その黒いのなんだ?」

シノ「秘術・蟲玉」

C「え? む、蟲だああああああ!! や、やめ……」

Cは蟲に囲まれて一気に全身を覆い、そのまま動かなくなった

チョウズメはCが蟲玉になったのに驚いたが、チョウズメが射程外で拳を放ったことに舐めてかかったB

B「リーチすら理解してな、」

チョウズメ「部分倍加の術!」

腕が伸び切る前に腕の部分倍加が発動し、木と巨大な拳にBは潰された

A「ビイイイイイイ!」

ヒナタ「ごめんなさい、柔拳法・八卦三十二掌」

A「くそおおおお!!」

チョウズメの巨大化した腕の影からヒナタが現れ、Aの32ヶ所の点穴を突く技を放ち無力化した

シノ「……改めて白眼使いを敵に回してなくてよかったと思っている。なぜなら罠から待ち伏せまで全てバレてしまうのだから」

ヒナタ「そ、そんなことないよ!」

チョウズメ「ヒナタのおかげでクリア出来たよ。ありがとう」

ヒナタ「……う、うん」



特に何事もなく2種類の巻物を揃え、三人は党の中に入っていくのだった

クリアタイムは?
下1
98分以上でどのくらいで着いた?

塔の中で壁に立てかけてあるヒントに基づき、2つの巻物を開けた

カカシ「……あ、俺? えっと、180分。歴代記録が4時間だから相当早いよおめでとう。さて、まずはあそこに書いてあることについてだけど」

武だけでも智だけでもダメであり、その両方を持てばどんな任務でも安全に行えるだろうという意味の文だった

カカシ「まあそういう事だから。あっ、あと最速記録は1時間を切っていて、90分代の子達もいたね。今年は元気がいいね」

カカシは三人をちらっと見ただけで部屋から出ていった

チョウズメ「1時間を切る?」

シノ「90分も化け物ではないか? なぜならまっすぐ走っただけでも。なにか秘密があるのだろう。普通では無理だからな」

ヒナタ「二人とも、次も頑張ろう?」

チョウズメ「うん」

シノ「言われなくても善処しよう」

第二終わってから第三が始まるまではゴールの塔から出れない(360度死の森のため)ので、第三はあの塔の中なのかな?
それなら早かったチームのための宿泊施設もあるのか



フウ「ヒナタにチョウズメ、それにサングラス」

シノ「俺はあのテンションが苦手だ。また明日会おう」

シノはどうもテンションの高すぎるフウに合わせるのが無理なようだ

チョウズメ「早いねフウ」

フウ「もちろんっすよ! 何たって一番乗りっすからね!」

ヒナタ「凄い……でもどうやって?」

フウ「それは秘密っすよー。あと4日以上この塔で生活しないといけないっすけど友がいるなら楽しいパーティーっすよね! さあさあ、行くっすよ!」

ヒナタとチョウズメはフウに引っ張られてその日は夜遅くまで語り明かすことになった

1着はフウのチームでした
尾獣の力を借りられるくノ一
人柱力を守るために付けられた上忍の二人

まあ妥当じゃないでしょうか

それから第二試験の制限時間が終わるまでずっとヒナタとチョウズメはフウに振り回された

性格的に断る事が出来ずずっと付き合ったヒナタ
フウには勝てないことを理解しているため抵抗をしないチョウズメ

シノはフウのいない間にちょくちょく来て話し合いをしたりしたが、基本的には二人は振り回されっぱなしだった

ただフウの性格故か疲れはすれどつまらないなどということは一切なく二人はフウとの交流を楽しんだ



アンコ「まずは第二の試験、通過おめでとう!」

アンコの掛け声で第二の試練突破及び第三の試験……の予選の話、それと伴い中忍試験が代理戦争の意味を持っていることが説明された

ハヤテ「……ということで、今から第三試験の予選をやりますが、辞退する方はいらっしゃいますか?」

カブト「あのー、僕はやめておきます」

ナルト「え! カブトさん!?」

そのあとカブトに続き、フウの護衛二人も辞退することになった

本選に出て上忍であることがバレると国威に響くので、ちょうど良いタイミングだと思ったのだろう

寝落ちしかけているので今日は終わりにしようと思います
ですがとりあえず次回の話を

第三試験予選は原作通りに進行することが不可能です

なぜなら滝の人柱力フウがいるので21人になってしまうからです

フウをシードにして原作通りにやっても、チョウズメはキバの席ですので、ナルトと戦うことになる

原作通り本線にナルトを出すには現在のナルトでは流石にチョウズメに勝つのが辛いです(勝てないとは言っていない)


ならいっそコンマで全く違う戦いにしてしまうのも良いかもしれないと思っています

なにかいい意見がおありでしたら書き込みのほどよろしくお願いします

今後のストーリーでここで大規模改変してしまうと疾風伝自体全てを組み直しになる可能性があります

具体的にいうとサスケとナルトは決勝に行かないと千鳥と螺旋丸を覚えずやばい これだけは無理
シカマルは疾風伝移行時期に中忍になってもそこまでひどい矛盾はない(サスケ奪還は……)

サクラは死の森でKAKUGOを決めて、いのは原作と環境が違い、ガチ勢のチョウズメと影響されたヒナタ、それにナルトに影響されているので二人の戦いでの覚醒はなくてもいい

同じくヒナタはチョウズメナルトの影響でもうビビりではなくなり、半覚醒しているのでネジと戦う必要はそこまで無い


とか色々考えたんですけど、結局ネジ和解とか本選どうすんの?とかドスキヌタ我愛羅に殺されちゃうとか色々あるので第三試験予選はさほど変えないでいきたいと思います

ネジ和解もやろうと思えばナルトじゃなくてヒナタとかほかのキャラでも出来そうなんですが時間がかかりますしね

その代わり第三試験本選はナルトネジ以外はシャッフルするつもりです

ハヤテが説明している間、ここから更に戦いがあるということで多少ざわついてた

その中でもとりわけ声を荒らげている人がいたのでチョウズメは目を向けた

それはサスケだった

サスケは左首を抑えて苦しそうにしていた

チョウズメ「……ヒナタ、サスケの左首のところを白眼で見てもらってもいいかな?」

ヒナタ「……見てみるね」

ヒナタもサスケの方を見ると、左首を抑えて苦しんでいるのがわかったので、ヒナタは白眼でその部分を見てみた

ヒナタ「刻印……サスケくんとは違うチャクラがサスケくんの体に広がろうとしてる?」

チョウズメ「あんまり良くないもの?」

ヒナタ「サスケくんの苦しみ方から見ても、あのチャクラは呪いに近いものかもしれないかな」

チョウズメ「……わかった。ありがとう」

ヒナタ「ううん……その、心配だよね?」

チョウズメ「まあね」

サスケは第一試験が終わったあとにはそんなものはなかった

なら死の森で何かしらにその呪いを打ち込まれたのだろう

チョウズメ(……)

友達に執着する者が友達を傷つけられたら当然怒る……だがその怒りは当事者が不明なため、自らに怒りが向いていた

そして悪いことは連続で起こる

体調が悪そうで更に呪いに蝕まわれているサスケが予選第一戦だった

サスケ VS ヨロイ


戦いが始まってすぐにヨロイが手裏剣をいくつか投げて仕掛けてきた

サスケはその手裏剣を力任せに弾き返していた

本来のサスケはパワーよりも技術優先な戦い方をするので、本調子とは程遠いことがわかる


そのあとサスケは何だかんだ敵の攻めを撃退して攻めたが、ヨロイの特殊能力、チャクラ吸収で形勢はヨロイに傾き始めた

チョウズメ(………………)

これはサスケが望んで出向いた戦いである

故にチョウズメがしゃしゃり出るべきではないというのは彼自身が分かっている

だが目の前でサスケが、初めての友達が痛めつけられているのを見ると怒りが湧いてくる

その怒りを沈めるのにチョウズメが意識を割いている時にナルトがサスケを鼓舞した

ナルト「だっせぇ姿見せてんじゃねえ!」

いの「サスケくん頑張って!」

サスケ「え? さ、サスケくん勝ってええ!」

フウ「どっちも頑張るっすよ! そして友に!」

チョウズメを間において、サスケと多く絡んでいた(9.9割無視されていた)いのがナルトに続いて応援をし、いのに釣られてサクラも声を出した

フウは相変わらずである


チョウズメ「……頑張ってサスケ」

サスケは自分がボコボコにされているのを応援されるのがあまり好まないとチョウズメは思っている
チョウズメは自分がボコボコにされているのをサスケには絶対に見られたくないと思っているからだ

だから小声で応援した

>>サスケ「え? さ、サスケくん勝ってええ!」
自分を鼓舞するサスケ
大した奴だ…

応援をもらったサスケがヨロイをサスケの戦い方とは違う体術、獅子連弾で地面に蹴りつけることでサスケはヨロイに勝った

そのあとすぐにカカシがサスケをどこかへと連れていった

チョウズメ「……紅さ、先生。さっきのサスケの体術は誰の体術ですか?」

先程の体術はうちはの体術でも、木の葉の典型的な体術でも、猿飛の体術でも、日向の体術でもなかった

紅「あれは多分ガイさんの体術ね。サスケくんは第一回の試験前に彼の弟子のロック・リーと戦ったみたいよ? その一戦で動きを会得するなんて凄いセンスね」

チョウズメ「ロック・リー」


司会「第2回戦は……ザク・アブミVS油女シノ」

そんな話をしているうちに第2回戦、チョウズメのチームメイトのシノの戦いが始まろうとしていた

シノ「行ってくる」

チョウズメ「頑張ってね」

ヒナタ「ファイトだよシノくん」

シノ「ああ、行ってくる」

シノが少しだけ微笑んでいた気がした

>>88でひどいミスがありました

サスケ「え? さ、サスケくん勝ってええ!」

ではなく

サクラ「え? さ、サスケくん勝ってええ!」

が正解です。サクラの応援であって自分で自分を鼓舞ではありません

>>89
ご指摘ありがとうございます



ハヤテ「えー、それでは、第2回戦を始めます…………では、始めてください」

シノは相手が両腕を三角巾で抑えているため、戦闘可能状態とは思えない

シノ「お前はここで戦えば再起不能になる。今すぐに棄権しろ。攻撃してからでは全てが遅い。なぜならその地点で勝敗は決しているからだ」

ザク「ふん、どうにかこっちだけは動く。てめえなんぞは、片手で充分だ!」

シノ(片手は無理して動かしているのか、それとも両腕も動くのか、それとも別の方法があるのか。ただ初手が片腕だけなら……)

ザクはその場から一気にシノに飛びつき、動かせるアピールをした左腕でシノを殴った

ザク「は?」

ザクが殴ったシノはその場で崩れ落ち、大量の蟲がそこから出現した
そして崩れたシノの一歩後ろには、もう一人のシノがいた

シノは殴られる瞬間ある術を使っていた

シノ(蟲分身の術)

そしてその蟲で出来た分身を身代わりの術で身代わりにした

シノ「前仲間に影分身の術は体調の都合で使えないと言ったあとから、俺は影分身の術を使えるだけの調整を施そうとした」

シノは適切に寄壊蟲たちにチャクラを与えないと肉体が食われてしまう

影分身の術はチャクラを等分にしてしまうため、その調整が狂ってしまうので、分身の術は出来ても影分身の術は出来ないでいた

シノ「しかし俺のチャクラコントロールでは未だ上手くいかなかった。だが、その副産物として蟲を使った蟲分身の術の精度と速度が飛躍的にアップした」

ザク「やめろ! くそ!」

シノが話している間も、自ら突っ込んでしまった寄壊蟲の塊にザクの体をいじめられ続けていた

ザク「こんなもん!」

シノ「それを使うのは推奨しない」

ザク「吹き飛ばしてやる!」

シノ「なぜなら決着が着くからだ」

ザク「え?」

シノ「終わりだ」

ザクの体の表面だけじゃなくが腕に通している空気筒の中にも蟲は侵入していた

空気砲を使って吹き飛ばそうとしたが、蟲が栓になり、行き場を失った空気はザクの腕を吹き飛ばした

そしてシノはヒナタやチョウズメに教えてもらった正しい殴り方で呆然手しているザクの意識を刈り取った

みがわり
かわりみ

我愛羅とネジ以外に蟲分身→変わり身の術→蟲包囲を抜け出せる奴いるのかね

>>96の方が指摘した通り、身代わりの術ではなく変わり身の術ですね



そのあと第3回戦は

ツルギ VS カンクロウ

ツルギはあらゆる関節をぐにゃぐにゃにしてチャクラで体を操るという訓練をした忍びだった

そしてカンクロウの体に巻き付き、首をへし折った……が

ツルギ「傀儡人形だと!?」

ツルギが巻きついていたのは傀儡人形であり、傀儡人形が地面に落としていた包帯ぐるぐる巻きのなにかの中にも本物のカンクロウがいた

カンクロウ「骨まで砕けばもっとぐにゃぐにゃになれるじゃん」

抱きついていた傀儡人形に逆に抱きつかれ、ツルギは骨の首以外をボキボキに折られて戦闘不能

ハヤテ「勝者、カンクロウ」

第四回戦

サクラ VS いの

序盤は忍具を使ったり忍術を使ったりして忍者らしく戦っていた

しかし途中からそんなもの関係ないとばかりに殴り合い殴り合い、ひたすら殴り合いに発展した

チョウズメ(サスケがボコボコにされてた時は怒りが湧いてきたのに、いのも殴られているのに怒りがわかない?)

チョウズメはそこであることを思い出した

いのに前、親友なら風呂に入るよね? って聞いてしまった少し前

親友なら二人、友と書いてライバルと読む人はいる

そう言っていた

チョウズメ(そっか、僕で言うサスケがいのでいうサクラさんなのか。しかもサクラさんはいのに対して悪意があるわけじゃないからかもしれない)


少しずつ言葉数が減っていき、動きを減っていき、ひたすら二人は殴りあった

そして二人の拳が二人の顔面を殴り飛ばした

ハヤテ「……両者続行不能。ダブルノックアウトにより、予選第四回戦通過者なし!」

勝負は引き分けに終わった

馬鹿正直なナルトや基本子供っぽいチョウズメの影響でいのの口での攻撃が減り、口撃合戦が減り、その結果いのの心転身の件がなくなりました

チョウズメやヒナタもいのが心配になって、木の葉の皆と同じように駆け寄った

アスマ「治療班が必要ないくらいだから、30分もすれば目を覚ますだろう」

アスマの言葉なら信用出来ると二人は満足そうに気絶しているいのを見てから、先程までいた場所に戻った

チョウズメ(いのとサクラさんは殴り合いの気絶で勝負は終わったけど、僕とサスケは……嫌だな)

チョウズメはいつか来るであろうサスケとの殺し合いを想像して憂鬱な気分になった

ハヤテ「第5回戦はテンテン対テマリ」

テンテンは多彩な忍具を状況によって使い分け戦う忍具使い
テマリは忍具である扇一つで戦うこちらも忍具、そして風の術使い


テンテンが様子見で放ったいくつもの、何種類もの忍具を扇の一振りの風で全てはじき返すテマリ

テンテン「なんなのよあいつ!」

テマリ「ほらほら、あんなはそんなもんなわけ?」

テンテン「まだまだ!」

テンテンは風の影響を受けにくい細く鋭い暗器や重量があり巨大な棍棒、ひたすら数を同時に射出する手裏剣など多彩な攻め方をしたが

テマリ「これで終わり!」

その全てがテマリの扇とそこから発生する風に吹き飛ばされた

テンテン「なら、近接で!」

テンテンは遠距離がダメなら近距離で攻めることにした

だが多彩な忍具を使うということはどうしても一つ一つの熟練度が下がってしまう

精神と時の部屋のようなずるをしない限り、それはしょうがないことだ

対してテマリは扇一本で戦い続けているわけで、当然扇による近接戦闘も得意である

ハヤテ「第5回戦勝者、テマリ!」

最後は打ち上げられて落下してきた勢いを利用して背中を強打され、テンテンは気絶した

テマリがそのあと敗者であり気絶しているテンテンを投げたがそのテンテンはリーがキャッチした

そしてそのあとテマリとリーで一悶着あったが、ガイがあいだに入り

ガイ「この子は強いよ。覚悟しておいた方がいい」

とガイが砂隠れの忍びに対して宣戦布告をしていた

第6回戦

キン・ツチ VS 奈良シカマル



シカマルはとてつもなくタルそうに階下に降りていった

いの「シカマル! 負けるんじゃないわよ!!」

チョウズメ「負けたら一生女の子のシリに敷かれる人生になるよーきっと!」

シカマル「んなわけあるか!」

いのの応援やチョウズメの鼓舞?を受けて、シカマルはしょうがないとばかりに首をポキポキならしてほんの少しはやる気を出したようだ

フウ「チョウズメは女の子のシリに敷かれたいんすか?」

チョウズメ「ふ、フウ!? 今はダメだって」

シカマルはシリに敷かれたくないから女はめんどくせえと言っている

チョウズメは現状全く勝てないフウのことが頭を通り過ぎた時、何故かその本人がチョウズメの横にたっていた

フウ「友なのに横にいちゃいけないとか酷いっすよ! ずっと待ってたのに来ないんすもん!」

紅「……チョウズメくん?」

チョウズメ「……フウ」

フウ「……そ、そうっすよね。今は良くないっす。あっしは戻らさせていただきます」

紅は物凄い笑顔でチョウズメの肩を優しく掴んだ

その紅の笑顔に怯んだのか、フウはすぐに離れたところへと移動していった

結果から言おう

影真似の術で敵を縛って、頭を壁にぶつけて終わり

キンは鈴付き千本とそれを糸で操ったり音で誤認させたりして戦うくノ一だった

キンが初手で投げた鈴千本が壁に刺さった時点でシカマルの作戦はだいたい決まった


シカマルは鈴千本から細い糸がキンの元に続いているのが見えたが、あえて見えないフリをしてよくある常套手段を語って見せた

そのあとその糸の下を細くした影を通し、影真似して完了


シカマル(もし糸がなくても、この戦っている場所のタイルとタイルの間を通せばよかったから、まあ相性がよかったな)

シカマルは特に何事もなく勝利した

第七回戦

うずまきナルト VS 秋道チョウジ


シカマルとの戦いが終わったあとすぐに電光掲示板にこう表示された

チョウジが勝てるビジョンが視えんな、この時点で薬は使えるんだっけ?
そもそも猪鹿蝶にタイマンやらせるのかわいそうだわ

チョウジ「ナルトなら余裕だね!」

シカマル「まあ、そうだな」

シカマルはイマイチ自信の無い言葉でチョウジに返事を返した

シカマルはアカデミーに入った時から頭がよかったしアカデミーのクラスの奴らのこともだいたい理解していた

奈良も名家なので木の葉の名家の子供達と顔合わせの場が何度もあった

その時にヒナタを知ったが、昔はもっとオドオドしていてとても情けなく見えていた

しかしヒナタがチョウズメと交流し始めてからとても変わったことを知っている


同じくチョウズメ……とナルトといのが話すようになってから、いのは落ち着きというものを多少は身につけた

なら、いのと同じくらいからチョウズメと関わり始めたナルトは?

シカマル(だけどチョウジに忠告しても無駄だろうな。ナルトは馬鹿で分身の術すらちゃんと出来ない奴だと思ってるだろうし)

だかシカマルは一言

シカマル「気をつけろよ」

チョウジ「大丈夫だって。アスマ先生が勝ったら焼肉を奢ってくれるって言ってくれたんだしね!」

アスマ「……言ったか俺?」

アスマは言っていない

ナルトはサクラに背中を叩かれて応援の言葉をもらって元気いっぱいに階下への階段へと向かう

ナルト「……勝ってくるってばよ!」

チョウズメ「友達として応援してるよ」

ヒナタ「頑張ってね、ナルトくん」

ナルト「おう!」

忍者になる前からの友人二人からの嬉しい言葉をもらった

いのはチョウジとチームだから言葉を送ることは無かったけど、それでもきっと応援してくれる筈だ

ナルトは友達の言葉を胸に、戦いの場へと赴く

>>106
現時点では多分倍加の術、超倍加の術、肉弾戦車、肉弾針戦車が使ます
薬も持っているでしょうが……

ハヤテ「では…………始めてください」

第七回戦の幕が開けた

チョウジ「今すぐにリタイアした方がいいよ。僕が肉弾戦車を使ったら、簡単には止められないからね」

ナルト「ふん、やってみろってばよ。チョウジは俺を見くびりすぎだ!」

チョウジ「僕は止めたからね。どうなっても知らないよ。忍法倍加の術! そして肉弾戦車!!」

チョウジは体を丸くして、高速回転をしながらナルトに突っ込んでくる

ナルト「肉弾? あっ!」

今のナルトに肉弾戦車を止める術はないが、チョウジの肉弾という言葉であることを思い出した

ナルトは壁際まで軽く逃げて、チョウジが当たる前に

ナルト(足の裏にチャクラを溜めて一気に!)

チョウジと壁に挟み撃ちにされるギリギリで横に避けた

チョウジは肉弾戦車の勢いのまま壁に突っ込み、軽くめり込んでしまった

ナルト「影分身の術!!」

ナルトは壁にめり込んだチョウジを囲むように、大量の影分身の術を作り出した

ナルト「固い肉(チョウジ)はまな板(壁)に叩きつけたり、フォークで何度も叩いて、柔らかくするもんだってばよ!」

ナルトはチョウジが動き出す前に、影分身の術を総動員して、先程のようにチャクラ操作で一気にチョウジに近づいて殴りまくった

肉弾戦車は勢いを付けるためにワンテンポ必要であり、殴られまくってる時に使える術ではない

そしてチョウジがこの場面から使える術は超倍加の術であるが、こんな場所で使ったらシカマルやいの、アスマなどが潰されてしまう

チョウジ(ナルトがバテるまで我慢するしかない)

ナルト「おりゃああああ!」

分身「もっと叩くってばよ!」

分身「そこ! サボんなってばよ!」

ナルトはチョウジがなにも反応しないが、それでも殴り続ける

倍加の術はとてつもなくエネルギーを使う技だ

だからこそ秋道一族はある程度体に脂肪を溜め込まないと戦っている途中にエネルギー不足になって戦えなくなる

チョウジ(嘘だろ、僕がチョウズメじゃなくて、あのナルトなんかに!?)

チョウジはチョウズメがそこまで嫌いではない

父チョウザはチョウズメを嫌いっているが、父親がいない時は宿題を教えてくれたり、チョウジの好きなおかずを譲ってくれたりする

だがチョウジとチョウズメは双子の兄弟なのに容姿が異なる

そして太ましさも異なる

最近のチョウズメは秋道としての体型にそこまでこだわらなくなり、少し脂肪がついているかな? くらいになっている

チョウズメは部分倍加の術を瞬間的に使うだけなのでそこまでエネルギーを蓄積しておく意味がなかったからだ

そのおかげで更に差が顕著になった

「チョウジはデブ」

チョウジはこの言葉だけなら事実だし

チョウジ「僕はポッチャりだ!」

と言い返すことが出来る……だが

「チョウズメはちょっと脂肪がついているだけなのに、なんでチョウジはそんなにデブなんだよ」

この言葉には反応出来ず、毎回チョウズメが嫌いになりそうになる

しかしチョウジは知ってしまっている

チョウズメやチョウジが子供の頃、チョウジが倍加の術を教えてもらったと報告した時、チョウズメは初めてチョウザにお願いをした

チョウズメ「チョウジと同じく術を教えてください」

もちろん結果は教えてもらえなかった

チョウジはその様子を見ていたし、その次の日の父親がいない時、チョウズメがチョウザの部屋に入っていた

そこでチョウズメは泣きながら必死になって秘伝忍術についての巻物を読み込んでいた

チョウズメはチョウジに教えてもらったと覚えているが本当は

チョウジ「僕がチョウズメに倍加の術を教えてあげるよ」

チョウザの所から得た知識とチョウジがチョウザに教えてもらったやり方を教えたことによって、チョウズメは部分的にではあるが倍加の術を会得出来た

チョウジはチョウズメが父親に認められたいから自分の何倍も何十倍も努力をしていることを知っている

だからこそチョウジはチョウズメを嫌いになりきれない



残っているのがあと日向の二人とナルト、音とロック・リーと我愛羅、それにチョウズメ

日向はしょうがない
砂隠れの奴は強そう
ロック・リーは強い
音も死の森でロック・リーを倒したから強い
チョウズメにはきっと叶わない

だからこそ、ナルトと当たったんだから勝てると思ったのに

チョウジはナルトの度重なる攻撃に、肉弾戦車を解除した


ナルト「肉が柔らかくなったらトドメだってばよ!」

チョウジにナルトの拳が刺さり、そのままチョウジは気絶した

チョウジ(もう少し努力して、ナルトくらいにら勝てるようになろう)


チョウジは修行にもう少しだけ、チョウズメのように必死になってみようと心に誓った

ナルト「勝ったってばよ!」

チョウズメ「おめでとう。ちょっとチョウジのところに行ってくる」

ヒナタ「おめでとうナルトくん!」

ナルト「……あぁ!? チョウズメとチョウジってもしかして兄弟なのか!」

ヒナタ「え……?」

ナルト「見た目もちげえし、なんもかんも違うから知らなかったっばよ。でも、じゃあ兄弟を殴っちまったのか俺ってば」

ヒナタ「……チョウジくんも望んで戦ったんだから大丈夫だと思うよ? 多分」

ナルト「そうだよ! そうだよな!」

そのあとナルトはサクラに行った時と同じようによくやったと背中を叩かれるのだった

ちょいちょいミスりますがお許しを
次回そのミスした言葉が出た時は修正しますので



チョウズメはチョウジが運ばれているタンカーに追いついた

チョウズメ「…………お疲れ様」

チョウズメは手のひらに氷遁で氷を小さく作って、軽く腫れている頬を冷やしてそのまま見送った


チョウズメがチョウジを見送ったあと、すぐに戻ると電光掲示板に第8戦の対戦組み合わせが書いてあった

日向ヒナタ VS 日向ネジ

チョウズメの思考の残っているの人の中にフウを入れ忘れた……めっちゃ暴れてるのに




チョウズメはなんとか戦いの場に出る前のヒナタに会えた

ヒナタ「チョウズメくん」

チョウズメ「応援してるよ。一緒に本選に出よう」

ヒナタ「……うん。精一杯頑張ってくるね!」

ヒナタは力強く頷いて、ネジが待つ場所へと向かった

チョウズメの思考じゃなくてチョウジの思考ですね
チョウズメとチョウジは変換の時に気をつけないと

ネジ「まさかアナタとやり合うことになるとはね……ヒナタ様」

ヒナタ「私もです、ネジ兄さん」


二人は挨拶を交わして、開始の合図を待った

ハヤテ「はじめてください」


ネジ「試合をやり合う前に一つ、ヒナタ様に忠告しておく」

ヒナタ「……」

ネジ「アナタは忍びには向いていない……棄権しろ!」

ネジがよく知っているヒナタは数年前のヒナタだ

その時点で年の差の離れたヒナタの妹ハナビにすら勝てないので、その時点からヒナタを見限っていた

ヒナタなんかを観察するよりも、ネジにはやらなければいけないことが多かった

例えば宗家秘伝の術の会得とか


ヒナタ「……嫌です、ネジ兄さん」

ネジ「なに?」

だからこそ、ここで言い返してくるとは思っていなかった

ヒナタ「私は棄権をするのは嫌だと言ったんです」

ネジは多少はヒナタは精神的に強くなったのかもしれない

だがその程度の成長では無意味だとも思った

ネジ「わかっているのですか? 私とアナタの力の差を。最近少しは出来るようになったようですが、それでも人は決して変わることは出来ない」

ヒナタ「……そ、そんなことは無いよ。私は前の私と違うと思ってるから」

ネジ「それはあなたがそう思っているだけだ。アナタの本質は変わらない。多少あなたの性格が変わったかもしれない……ですがそれはただのまやかし。一時の揺れに過ぎない」

ヒナタ「そんなことはない!」

ネジ「いいえ。人は決して変われない。だからこそエリートや落ちこぼれなんていう言葉が生まれる。誰でも顔や頭、能力や体型などで価値を判断し、判断される」

その言葉にはヒナタは何も言えなかった

チョウズメという顔や体型で父親に嫌われている人を知ってしまっていたから

ネジ「変えようのない要素で人は差別される……例えば俺が分家で、あなたが宗家であることは決して変わらない」

ヒナタはネジの最後の変えられない要素によって、何故ずっと自分がネジに忌み嫌われていたのかを多少なりとも理解した

宗家とか分家とか分家を縛る呪印とか、そういうものとは別の要因でも怒らせていたのだ

昔の自分自身は宗家であるにも関わらず、泣き言を言って、痛いと叫んで、ただ宗家だから甘やかしてもらえた

きっとそんな自分とネジの様々なものを比較して、変えられないと思ってしまったのかもしれない

ヒナタ「なら、私はそんな変えられないモノを変える努力をします」

ネジ「な、に?」

ヒナタ「ずっと里で迫害されていた子はそれでも笑顔で人を助けたりしながら、みんなに認められるんだって言ってる」

ヒナタはチラリとナルトを見る

ヒナタ「生まれた頃からずっと容姿が似てないからと嫌われ続けていても、それでもその人に好かれようと頑張ってる人もいる」

ヒナタは次にチョウズメを見てから一度目を閉じ、ネジを見る

ヒナタ「なら、私は宗家と分家の変えられない差をなくそうと努力をします!」

そんなこと、子供のネジもネジの父親もやった

だが結果は宗家のヒアシを助けるために分家のヒザシは死んだのだ


ネジ「……アナタなんかに、アナタなんかに語られなくはない! 俺の命を握っているアナタなんかにそんなことを言う資格はない!」

ヒナタ「なら! その資格を得られるように私は変わる」

ネジはここでヒナタを殺すのはまずいと思っていた

だがもう無理だと。自分はきっと手加減できないとネジは悟った

ネジ「ならばアナタが俺の命を握っているように、俺の拳で死ね!」

ネジは稽古をするように、喚く子供をしつけるように戦うつもりだった

だが、ネジは初手から殺しにかかった

ネジは体を前に倒し、左腕と左足をヒナタの方に向け、右腕は後ろに伸ばしている

ヒナタにはなんとかネジのやろうとしている技のその八卦領域が見えた

ヒナタ「変えるために、本戦に仲間と出るために死ねません!」

ヒナタもネジと同じようなポーズをした

ネジ「柔拳法 八卦六十四掌」

ヒナタ「柔拳法 八卦三十二掌」

双方全く同じ突きからその技が始まった

ネジ「八卦二掌」

ヒナタ「八卦二掌」

二人の柔拳は互いの柔拳を迎撃し、次の動きへと移行していく

ネジ「四掌」

ヒナタ「八掌」

ネジ「十六掌」

ヒナタ「三十二掌!!」

ヒナタは八卦六十四掌を知っている

ヒアシには宗家として見捨てられているが、この技は宗家秘伝の技

しかし未だ完成したことはなく、三十二ですら最近ようやくできるようになったばかりだった

ヒナタ(でも今、この瞬間のネジ兄さんにだけは負けられない!)

ヒナタは三十二の先、三十四掌目も正確に腕を動かし続けた

ネジ「六十四掌!」

ヒナタ「六十四掌!」

ヒナタは土壇場で八卦六十四掌を完成させ、ネジの攻勢の全てを防ぎきった

ネジ「その程度でその口か」

ヒナタ「あっ」

ネジは六十四掌が終わったその流れで八卦六十四掌のスタートのポーズに戻っている

ヒナタはやっと完成した六十四掌を放ち終えて、体を完全に無防備に晒してしまっている

ネジ「もう一度だ、八卦二掌」

胸の中心と右脇腹に柔拳が刺さる

ネジ「四掌」

心臓の横から左脇腹に流れるように柔拳が刺さる

ネジ「八掌」

女だとか宗家の人間だとか関係なく柔拳が刺さる

ネジ「十六掌」

今のヒナタを止めなければ、ネジの今までの全てが無に帰す

ネジ「三十二掌」

そんな予感がしてより急所を狙って刺す

ネジ「六十四掌」

ヒナタ「……カハッ」

ヒナタは倒れた

ネジ「……殺す」

ハヤテ「いえ、もう戦いは終了です」

ネジ「いや、トドメを刺さない限りいくらでも立ち上がってくる。そんな気がする。だからこそ、完全に殺す」

ネジの言葉に反応するようにヒナタが蠢き始めた

チョウズメは二連六十四掌が終わった時点でネジにはまだ殺意がみなぎっているのがわかった

そして今のヒナタからみんなとの本戦のために、ネジに認めてもらうために絶対に立ち上がると思った

だが分かる

ここで立ち上がればヒナタが殺されてしまう

チョウズメはその場からヒナタの元へ向かおうとして

紅「駄目よ」

チョウズメ「なんで!」

紅「大丈夫、あなたが行く必要は無いわ」

チョウズメにもその声は聞こえた

ヒナタ「こ、う……さん、しま、す」

ハヤテ「第8戦勝者、日向ネジ!」

ヒナタが声を絞り出して、自ら降参していた

ヒナタは特に命に関わる点穴を64ヶ所穿たれた

しかもご丁寧にヒナタが声をあげられないように喉も傷つけられていた


ヒナタはまた立ちあがって、まずはネジに認めて貰わなければいけないと思い、立ち上がろうとした

だがヒナタでもわかる

きっと起き上がればネジが確実に命を狩ることに

それでもと思った時、友人の一人の言葉を思い出した

チョウズメ『父さんに今すぐ認めてもらうのはきっと無理なんだと思う。僕が父さんの考えを全く分からないんだから、理解してもらうのだってきっと無理だよね。でもアスマ先生も言ってたんだ。焦るなって。だから焦らないことにしたんだ』

ヒナタは焦る、生き急ぐのをその場でやめて、仲間や友達の元に帰る選択をした

ネジ「所詮アナタはそんな程度だ。変えると口では言っても結果はこれだ。あなたは落ちこぼれから変わっていない! 変われなどしない!」

ネジが奮闘したヒナタに戦いが終わったあとも声を張り上げ続ける

ネジだって六十四掌の二連などやったことが無かった

でもこの存在の否定をしない限り、自分や父親を否定される……そんな風に思えた

そしたらいつの間にか八卦六十四掌の構えに綺麗に移行できていた



奮闘したヒナタをまだ言葉で攻め続ける

それでもチョウズメは何も言わずにヒナタのそばに立ち、救護班を待っている

だがナルトはそんなネジに食ってかかった

そしてネジはこう言った

ネジ「落ちこぼれに勝った程度の落ちこぼれが。貴様ら落ちこぼれは決して変われない。ヒナタ様が言っていた人間だって、結局は変えられない! 変われない!」

ナルト「……」

ネジ「なんだ? 試してみるか?」

その挑発にナルトは駆け出そうとして、服の背中を引っ張られたせいでコケた

ナルト「何すんだよチョウズメ! こいつは、こいつは、ヒナタをあんなに」

チョウズメ「ネジくん、もう帰れば? 勝ったのにそんなに喚いて、そんなにヒナタが怖かった?」

ネジはチョウズメの評価を聞いていたが、ヒナタやナルトなどの落ちこぼれとつるむ程度の存在なのかと鼻で笑ってその場をあとにした

ナルト「なんでだよ!」

チョウズメ「黙れ!」

ナルト「なっ、え……チョウズメ?」

チョウズメ「……コホン、ヒナタの傷に響くから騒ぐのはやめよう?」

ナルト「そ、そうだよな!」

ナルトはすぐに踵を返してタンカーで運ばれるヒナタの元へと駆けていった

ナルトがチョウズメに握られていた服の部分が凍りついているのには、ナルトは気が付かなかった

夜飯作るので1時間から1時間半ほど席を開けます
そのあとは再開して明日?は1時くらいで終わる予定です

フウ「ねえ、ヒナタはどうだったっすか?」

ヒナタと友になったフウも下に降りて駆け寄りたかったのだろう

だが他里の人間が負傷している日向に近づくのは不味いとフウ自身が判断してその場に留まっていたようだ

チョウズメ「きっと大丈夫だよ」

フウはそう言ったチョウズメの顔がいつもと違う真顔なことに気がつく

フウ「チョウズメは大丈夫っすか?」

チョウズメ「うん、大丈夫」

フウ「……」

第9戦目はロック・リーと我愛羅の戦いになった

シノ「俺の出番が露骨に減っている。なぜならフウという少女は期間が限られているキャラだから、好感度が上がりやすくなっていたのにゾロ目で、しかも仲の良くなりやすいキャラで、しかも人柱力だったから。先程の場面も本来なら俺がやるはずだったのにだ」





ロック・リーは始めは全く我愛羅に攻撃が届いていなかった

どうやら砂が勝手に我愛羅を守るようでリーがその防御を突破出来ないでいた

しかし

ガイ「今こそ外せ! リー!」

ガイの一言によって、馬鹿みたいに重い重りをリーが投げ捨て、リー本来の速度で動けるようなった

チョウズメ(なるほど)
ナルト(なるほど)

その速度はオートガードを突破できるほどであり、圧倒したリーは我愛羅にトドメを指すために必殺技を出した

リー「表蓮華!」

リーの勝負が決まったかと思われたが、リーの表蓮華には代償があったようで、その代償による痛みに怯んだ瞬間、我愛羅は変わり身の術で逃げおおせていた

リーは表蓮華の影響でうまく動けなかったがなんとか我愛羅のカウンターを退けた

周りはもう終わりかと思っていたが、リーは違った

自らの忍道を守り通す時のみ使用許可を得ていた八門遁甲という全てを発動したら、それの発動が終わるとともに命も終わる禁断の技

それを五門まで開けて自らを忍びにしてくれたガイに報いるため、証明するために我愛羅に挑んだ


だがしかし、あと1歩及ばず五門開いた状態ではなった裏蓮華を受け止められ、その代償とでも言うかのように

リー「ぐああああああああ!!」

左足と左腕を我愛羅の砂による押し潰し、砂縛柩によって砕かれた


そのあとガイがリーの棄権を宣言し戦いは終わった

フウ「……なんか最後まで残っちゃったっすね」

チョウズメ「音の人もいるけどね」

紅は監視に徹するようでもう文句は言ってこないようだ

実際は紅は他里のくノ一とチョウズメが仲良くなったのを知っていた

シカマルがアスマ経由で教えていたし、第三予選前の第二試験中の数日間に積極的にフウが接触していたのは知っていた

紅は見た感じチョウズメが騙されている感じはしないので、警戒くらいで留めている

フウ「あっしは使わないっすけど、チョウズメは全力で来てほしいっす」

チョウズメ「……貸し借りはなし。戦うなら同じ条件で戦うよ。僕も使わない」

フウ「そうっすか。使わない本気での友との戦い……楽しみっす」

紅(……え? もしかして氷遁のこと話したの? シカマルは……もしかして里や仲間のことは話してない(自分のことは話した)なの!?)

そうして電光掲示板に表示された最後の戦いは

秋道チョウズメ VS ドン・キヌタ

と表示されていた

フウ「……もしかしてあっしまたボッチっす!?」

本来ならこの戦いはサスケの時のような戦いをするはずだったのですが、ドンキヌタのRPをした感じ多分あれなので

一応コンマはありますが、まあ見てもらえれば

ハヤテ「では最終戦、ドン・キヌタ VS 秋道チョウズメ、前に! 滝隠れの里のフウは不戦勝とする!」

フウ「えぇ……酷いっすよ。戦った相手との友情の握手で友になる作戦がぁ」

フウはその発表に項垂れてしまった

チョウズメ「行ってくるね」

シノ「あいつは第一前にカブトという忍びに攻撃を当てずに攻撃をした忍びだ。十分気をつけて欲しい」

チョウズメ「うん、行ってくるね」

フウ「ちょ、無視っすか?!」

チョウズメ「また、後でね」

フウ「了解っす」

チョウズメは戦いの場に足を踏み入れた

ドンキヌタは割とおしゃべりで相手を揺さぶったりするタイプ


ハヤテ「始めてください」


チョウズメ「よろしくお願いします」

キヌタ「ああ……そういえば君も大変だね」

チョウズメ「何がですか?」

キヌタ「なんだっけ? 友達を100人作れば平和になれるだっけ? そんな平和馬鹿のお守りなんて」

チョウズメ「そんなことは無いですよ。彼女は可愛いですし、一緒にいると楽しいですよ。疲れますけど」

チョウズメは我慢した

キヌタ「あのうるさい落ちこぼれくん(ナルト)だったかな? 彼のお守りもやってたね。秋道……ああ、あの落ちこぼれ以下のデブって君の親戚かな? 君は評判いいみたいだけど、彼は落ちこぼれだったみたいだし、そういうのが身内にいると大変だろう?」

チョウズメ「そんなことないですよ。ナルトは最近頑張って強くなってますし、覚えもいい(料理の)。それにチョウジはたしかにぽっちゃり系ですけど優しい子ですもん」

チョウズメは我慢した

キヌタ(怒っているのが丸わかりだね。あと一息怒らせてから、攻撃をしようかな。秋道チョウジと同じ苗字なら、きっと同じ秘伝忍術を使うだろうし)

キヌタ「あとあれだよ。日向ヒナタ」

チョウズメ「……」

キヌタ「全くもって勝負になっていないのに、あんな啖呵切って恥ずかしくないのかね? 俺なら恥ずかしくてあのまま殺してもらった方がいいだろうな」

チョウズメ「……」

コンマ下1
80~  ぶっ潰す
60~79 ぶっ飛ばす
40~59 ぶん殴る
20~39 殴り飛ばす
~20  キヌタは避けた

チョウズメ「よかった。サスケがいなくて」

キヌタ「なんだい? 君も彼が狙いか」

チョウズメ「写輪眼対策の体術を見られたくないからね」

キヌタ「そんなもの」

チョウズメ「死ね」

チョウズメは初めて本気でチャクラコントロールで足にチャクラを貯めて、最高速度でキヌタの目の前まで駆けた

本来なら初めての速度を制御できるわけがないが、何故かその速度を体さばきで制御できる


まだ拳が届かない距離で拳をキヌタに向けて放ち始めた

キヌタは物凄い速度で迫ってきたチョウズメに向けて、なんとか響鳴穿という人体に対して最強を自負している武器をかざした

チョウズメ「超部分倍加の術」

その拳が急激に巨大化し始め、最初の速度を保ったままキヌタにぶつかり、そのまま建物の壁ごとキヌタを殴り飛ばした

超部分倍加の術とか体やばそうだな
書いてて思いましたけど

ハヤテ「……救護班は急いで回収に行ってください。死の森は原生する動物も危険ですからいそいで。勝者、秋道チョウズメ。予選にて勝ち残った人は降りてきてください」

チョウズメ「すみません、行くところがあるので」

ハヤテ「待ちなさい!」

シノ「……すみません俺も用事を思い出しました」

ナルト「俺もだってばよ!」

チョウズメは戦いが終わったあと、心を一度落ち着けて、その場をあとにしようとしたが、監督官に呼び止められた

チョウズメに続いてシノとナルトも急いでヒナタの元へと行こうとした

ハヤテ「待ち」

ヒルゼン「良い。連絡事項を伝えるのみである。他に急用のあるものはいるか?」

三代目火影ヒルゼンの許可があったので、三人は急いでその場をあとにすることが出来た


フウ「こっちっすよ。あっしの仲間が教えてくれたっす」

チョウズメ「わかった、急ごう」

チョウズメはあとから聞いたのだが、七尾の力で鱗粉を作り、それをヒナタに少しだけ付着させておいたそうだ

予選が始まるまでの4日間、何故かヒナタもチョウズメの居場所を簡単に知られると思ったら、昆虫的マーキング方法で追ってきていたようだ

チョウズメたちは急いで木の葉病院に向かったが、64の致命的な点穴を突かれ、更に無理やり声を出し降参したヒナタは集中治療室に運び込まれていた

医忍「君たち、当分彼女は出てこれません。君は油女シノ、うずまきナルト、秋道チョウズメ、フウ。君たちは中忍試験本戦の説明及び抽選があるから、今すぐに火影様の部屋に向かうように」

ナルト「そんなの後回しだってばよ!」

医忍「いいかい、はっきり言おう。君たちが居てもどうにもならない。彼女は自分のせいで、君たちが本戦棄権扱いになったとしったらどうなると思う?」

奥で苦しんでいるヒナタがいるのに、四人は何も出来ず、そのまま火影の部屋へと向かうのだった

チョウズメが本戦のくじを引きます

変える気のないのはナルトとネジの戦いです
それ以外の人となら誰とでも戦えるという事にします

【22時】より下5までの多数決で決めたいと思います
チョウズメは誰と戦う?
1 我愛羅
2 サスケ
3 カンクロウ
4 シノ
5 テマリ
6 シカマル
7 フウ

37775

7のフウに決定しました


あ、あの質問があるのですが、フウのキャラについて

フウはアニオリ中忍試験(疾風伝移行時期)では割と七尾の力を使っています
フウのキャラ把握のためだけにしか見てないのでネジと友達になったあとを知らないのですが

フウは本戦で七尾の力(腰に七尾の羽で飛行とか鱗粉とか)を使うキャラでしょうか?
里長のシブキも「滝の威厳が掛かっているから」みたいなことを言っていましたし、多分使いますよね?

暁は現状ナルトに九尾と我愛羅に守鶴がいることは多分わかっています

ですが十尾の準備とか色々ありますし、何より組織をでかくするための下準備として暁の戦力からしたら微妙な任務を受けている時期なので尾獣には手を出さないと思います

偵察には来てるでしょうけど
イタチとか試験あと速攻できましたし

確かに大事な初めての友達との秘密の約束がありますから封印でいいですかね

ご指摘頂いた通りそうするとナルティメットのフウを見ても戦い方が羽前提の動きなのでわからない
ならば鱗粉は秘伝忍術的な扱いとして使うという方針で行こうと思います

あと飛んでますし風遁を使わせてなんとか描写しようと思います

ヒルゼン「本来ならば、あの時に抜け出したら失格とするところであった。だが、中忍試験とはリーダーとなる中忍になる素質を見極めるものである。故に仲間を思って、事務手続きを後回しにして見舞いに行ったというのは悪いことであるが、責められることではない」

ヒルゼンは怒りつつも、仲間のために必死になったことを褒めてから、中忍試験本戦の説明を始めた

予選は見えない敵、事前に調べることもできない、外に任務として出た時の戦闘に近いものだ

だが本戦は晒してしまった手を補った日、晒された手を研究し戦う
強者と戦って傷ついた人もいるだろう

そういうの治療も含めて1ヶ月の猶予が与えられた

ヒルゼン「既にあそこに残った者達はくじを引いていて、お主たちは残りだが、そこで文句を言うのはなしじゃぞ?」

ここにいる四人はその言葉に頷いて、そして同時にくじを引いた

【中忍試験トーナメント表】

第一回戦
ナルト VS ネジ

第二回戦
我愛羅 VS サスケ

第三回戦
カンクロウ VS シノ

第四回戦
テマリ VS シカマル

第五回戦
フウ VS チョウズメ

第四回戦と第五回戦は人数の関係上、一戦多くなります(どうせ木ノ葉崩しが来るせいで一巡で終わりだけど)

ナルト「日向ネジ、いきなりあいつとか」

シノ「……あの傀儡師か」

フウ「チョウズメ! あっし達が本戦で戦えるっすよ! やっぱり相性最高なんすね!」

チョウズメ「僕もフウと戦えるのは嬉しいよ」

チョウズメの言葉に出したことは本当だだが

チョウズメ(日向ネジは最後か)

どうしても事情はあるだろうが、友人のヒナタを傷つけた、殺そうとしたネジを意識してしまう

さてまた話を止めてしまいますが、これから自由行動を2ターンほど挟んでから修行パートになります

そして皆さんも気がついていると思いますが、アスマも紅も師匠としては優秀ですが、色々ぶっ飛んでいるチョウズメには少し物足りない感じです

前スレの木遁会得イベントにするか、それとも別な人を探すかとなっています

何かいい意見ありますかね? というか、この時期にいる修行をつけてくれそうな人って誰かいましたっけ?(ヤマトと火影は候補)

謎の蛇のおじさんにお持ち帰りされるルートもありますけどチョウズメのキャラ的に蛇おじさんが崩しやるから無理ですね
友達が傷つきますから

謎の蛇のおじさんが気まぐれに木の葉にいる間教えてくれる(善意(意味深))とかいうご都合やべえのはゾロ目くらいしか無理です

あとプロフェッサーはナルトか木ノ葉丸と親しくなっただけでは本来なら選択肢に出さない気でした
おい、イタチ、お前のせいで制御が大変なんだが

あれ?そういえばこの修行期間にイタチって木の葉にいるんですかね?
ゾロ目以外では会うことすら無理でしょうけど
あと鬼鮫は無理です(月読教室はやめて)



シノ「……チョウズメ」

チョウズメ「なに?」

トーナメントが決まったあと、火影のいる部屋から出て、建物からも出た

フウ、シノ、ナルト、チョウズメでこれからどうするか話そうとしたら、シノが一歩下がって話しかけてきた

シノ「俺もヒナタが心配だ。なぜなら大事な友人でありチームメイトだからだ。だが、俺はヒナタが面会可能になっても行くことは無い」

チョウズメ「……なんで?」

シノが理由なくそんなことを言うはずがない

シノ「俺はナルトになら多分勝てる」

ナルト「なんだと!?……いや、シノはつええからな」

ナルトも流石にシノの寄壊蟲とどう戦えばいいか分からないようで、声の大きさが下がった

シノ「だが俺は他の奴には勝てる気がしない。俺はいつかチョウズメとも戦いたい。なぜならそこで対等になって初めて真の仲間になれると思うからだ」

チョウズメ「修行に集中するため?」

シノ「ああ。修行に集中するために、俺は家から出れなくなるだろう。だから先に謝っておこう。すまない」

チョウズメ「謝ることなんてないよ。ヒナタだって、自分に気を使わずに頑張れって言うだろうしね」

シノ「ああ。そうだな、きっとヒナタならそういう。そして中忍試験が終わるまでは俺たちは敵だ」

チョウズメ「うん、頑張ろ」

シノ「ああ」

チョウズメとシノは拳をぶつけ合ってから、シノはその場をあとにした

ナルト「……」

ナルトは今のやり取りを見て思った

一番最初に修行に行かないといけないのは自分だと

シノのあの蟲の扱いを見た
ナルトはどう戦えばいいかわからなかった

チョウズメの最初で決着の一撃を見た
ナルトはどんなに影分身がいても潰される未来が見えた

ナルトにとってもチョウズメは初めての友だ

ナルト「チョウズメ」

チョウズメ「ナルトも行くんだね」

ナルト「おう。次会った時はチョウズメをケチョンケチョンにして、対等な友人になるってばよ。俺はチョウズメに料理とかで色々世話になってるってばよ。だから、俺が強くなったら、チョウズメに俺の強さを教えてやる!」

チョウズメ「うん、期待して待ってるよ。終わったら一楽ね?」

ナルト「おう!」

シノとのやり取りと同じように、チョウズメとナルトは拳を合わせてから、ナルトはカカシのいるであろう病院にもう一度走っていった

フウ「みんな居なくなっちゃったっすね」

チョウズメ「フウがいるよ」

フウ「あはははは。そうっすね……チョウズメは特訓しなくていいの? もし私が暴走しちゃった時に止めるのは友、最初の友の役目っすよ?」

チョウズメ「それは里の人じゃないの?」

フウ「そっちの方がいいなって……あっ、重明(ちょうめい)が暴走なんてさせないって言ってるっすね」

チョウズメは最初重明って誰?と思ったが、フウに即時にレスポンスを返せるのは一人……一体?しかいない

チョウズメ「……え?尾獣って名前あるの? ううん、そりゃあるよね」

フウ「うん。尾獣は人間に基本的に失望しちゃってるから、名前を教えてくれないんだって……重明が勝手に教えたって怒ってるよ」

チョウズメ「ナルトも九尾から名前を聞けるようになったら、きっと平和に近づきそうだね」

フウ「そうっすね。きっとそうっす」

フウはチョウズメの手を強く握った

人柱力やその他の色んな人とこうやって手を繋げれば、いつかきっと平和が訪れる

フウはそう思った

やべえ フウをものすごく殺したくねえ

あとすみませんまた胸糞です

チョウズメはフウと再開の約束(しなくても勝手に来る)をしてから家に帰った

チョウザ「……チョウズメ、座りなさい」

するとあからさまに怒っているチョウザがいた

その席にはチョウジに母親もいて、チョウジはとても申し訳なさそうな顔をしてこちらを見ていた

チョウズメは席に座る


チョウザ「我が秋道の秘伝忍法の継承者はチョウジだけのはずだ。だが、試験官をしていた忍やチョウジから、チョウズメが超倍加の術の部分発動をしたということを聞いた」

チョウズメ「はい。使いました」

チョウズメはもうバレているのなら嘘をついてもしょうがないと正直に白状した

チョウザ「秘伝忍術はなぜ秘伝と言われるか分かるか?」

チョウズメ「適切な使役者を見極め、敵の手に落ちぬように管理するため……です」

他にも色々意味合いがあるが、チョウザの言いたい意味はこういう意味だろうとチョウズメは理解し言った

その眼差しにチョウザは一瞬目をそらしてからまたチョウズメを見た

チョウザ「お前は適切に選ばれた使役者か?」

チョウズメ「違います」

チョウジ「待って父さん、僕が教えたんだ!」

チョウザ「チョウジは黙ってなさい!」

チョウズメは初めてチョウザがチョウジに大声で怒っているのを見た

修行中はあるかも知らないが、家ではこれが初めてだろう

チョウザ「もしこれが戦時中だったら殺していただろう。だが、今の木の葉でそれをするのは良くない。チョウジにとってもな」

チョウズメ「……はい」

チョウザ「我が家を出ていきなさい。秋道には倍加の術などよりも更に秘匿せねばならない術がある。チョウジ、それは教えたのか?」

チョウジ「ううん。それはまだ……あっ」

チョウザ「教えてないならば良い。出ていくのか、出ていかないのか」

チョウズメは初めてまとめに話した父親との会話がこれだった

必死に泣きそうになるのをこらえながら、チョウズメは頷いた

チョウザ「住む場所が決まったら、お前の部屋にあるものを送ってやる。だからもう出ていけ」

チョウズメ「はい」

こうしてチョウズメは秋道の家を出ていくことになった

チョウズメが家を出ていくと、すぐにチョウジが出てきた

チョウジ「ごめんよチョウズメ! 秋道の術を使って本戦に行くのがわかれば、きっとチョウズメのことを認めてくれると思ったんだ!」

チョウズメ「大丈夫だよ。チョウジは悪くないもん。僕が悪いだけだから」

チョウズメはまだ泣かないように堪えながらチョウジと話す

逆にチョウジは泣きながらチョウズメと話す

チョウジ「僕がなんとか説得をするから。もしだめだったら、兵糧丸の秘密だって教えちゃうから!」

チョウズメ「……ありがとう。また今度」

チョウジ「泊まる場所が見つからなかったら、遅くなる前にいのかシカマルの家に行くんだよ!」

チョウズメ「うん!」

チョウジとチョウズメは拳を合わせてお別れをした

そのあとの秋道家


チョウジは生まれて初めて本気で最高潮に怒っていた

チョウジ「父さん! なんでチョウズメは駄目なのさ!」

チョウジは怒りのまま父親の元へと向かった

チョウザ「……まあお前も納得しないだろう。仲良くするなと言っておいたのに、お前たちは仲良くしていたからな」

チョウジはチョウズメとの扱いの差を感じて、少しいい気分になってしまう自分に嫌になる

チョウザ「チョウジよりも先に取り出されたチョウズメを見て直感的に俺にも妻にも似てないと思った」

チョウジ「それだけなの!?」

チョウザ「それだけなら別にいいさ。妻が連れ子だったとしてもその子を愛せる。だが、そのあと赤ん坊の見えていないであろう目で俺の目を見た」

チョウジ「目?」

チョウザ「そうだ。赤ん坊と目が合った瞬間に、俺はチョウズメに全てを見透かされているような感覚に陥った。そう思った瞬間、殺しておくべきだと思った」

チョウジ「なんで!」

チョウザ「あれは何か良くない力だと思ったからだ。大戦時にあの見透かす目をしてきた相手には何度も苦戦された」

チョウジ「……」

チョウジは大戦のそんな感覚はわからないので何も言えなかった

チョウザ「数年前にもあの目を見たことがある。平和になった木の葉でだ」

チョウジ「誰なのそれ?」

チョウザ「うちはイタチだ。うちはの大虐殺を行った忍びと同じ目をしていたと言えばチョウジも分かるはずだ」

この目とは写輪眼的な目では決してありません

チョウジ「わかんないよ。僕にはそんなもの分からない!」

チョウザ「いつかきっとわかる時が来る」

チョウジ「僕は今日はシカマルの家に泊まるから」

チョウザ「ああ、行ってこい」

チョウジはもしチョウズメがシカマルの家に来たら、ポテチの最後の一枚をあげ、あげ、あげよ………………あげようと思った

チョウズメ(お金はあるけど、今は一人になりたくないな)

チョウズメはチョウジが言った通り、誰かの家に泊まろうと思った

チョウズメはまず思い浮かべたのは紅だった

だが紅は先程班の仕事が終わったばかりで、これから中忍試験に向けて様々な仕事を抱えている

そんな状況で今回の問題を持ち込みたくない

故に却下

ヒナタ「出番!」



チョウズメ「紅さんは駄目……なら」

次に思い浮かべたのは僅差でヒナタだった

だが、ヒナタは集中治療室に居て、自分よりも辛いだろう

故に選べない

チョウズメ「むー」

まず紅の前にサスケも思い浮かべていたが、今のサスケに家を追い出されたなんていったら、下手したら父チョウザを殺しかねないので駄目

チョウズメ「やっぱりここになるのか」

目の前には他里向けの高級宿があった

チョウズメからの好感度 フウ>シノ
シノ「……え?」
フウの人懐っこさと人柱力補正が悪い




チョウズメは宿にフウを呼んでもらうようにお願いすると、速攻でフウは飛んできた(飛行してはいない)

フウ「どうしたんっすか? 中忍試験本戦に出られるんだから、お祝いしてもらったりしないんすか?」

チョウズメ「フヴ……いえを出ていげっで、いわれだ。フヴ」

父親に家を出るように言われ、親友のサスケには会えず、紅はこれからもっと忙しくなるのに迷惑を掛けられず、ヒナタには泣きつけず

やっと会えた心を許せる人を目の前にして、チョウズメは耐えられなくなった

フウ「はぁ!? 家を追い出されたっすか?! 女将さん。お金ははらうっすからあっしの部屋に一人追加できるっすか?」

女将「あとで帳簿に書いてくださいね」

チョウズメは紅と初めて会って泣きついた時と同じくらいの号泣をした

絶対に信頼出来ると確信できる何かがあったからチョウズメは話しています

その一つの設定は知ってしまうと活用出来てしまう類のものなので疾風伝までは秘匿としてます


あとチョウザが追い出したのは秘伝忍術を覚えたことがバレたから

フウ「順番に説明してくれるのは嬉しいっすけど、担当上忍の方とヒナタに負けたのは悔しいっすね」

チョウズメ「……もう抱きしめなくていいから」

フウ「駄目っすよ。シブキがあっしが泣いた時にこうやって抱きしめてもらってた方が安心したんすから」

チョウズメ「……ありがとう」

フウ「どういたしましてっす……本来なら、あの担当上忍のでっかいおっぱいやヒナタの大きい胸に挟まれてたんすよね?」

チョウズメ「からかうな」

フウ「男はみんなおっぱいが好きってシブキが言ってたっすから」

シブキ(言ってない)

チョウズメをフウは正面から抱きしめながら、やっと泣き止んだ友をからかって元気を出させようとしていた

ケゴン「フウ、秋道チョウズメのことを聞いてきたぞ」

フウ「どうでした?」

ヨウロウ「まさか火影様にまで通してもらえるとは。その子は何者なんだ? 暗部をいくつか遠くから監視させるのが条件だってよ」

フウ「わかったっす」

ケゴン「本当にいいのか? 木の葉といえばあのダンゾウが暗部の根を仕切ってるんだぞ?」

フウ「いいっす」

ヨウロウ「まあいい。俺たちは暗部がもしお前に何かんしようとしたら、その子を人質にする。火影様まで通してもらえるってことはそういうことだ」

フウ「わかったっすから威嚇すんなっすよ!」


チョウズメは中忍試験本戦までの1ヶ月及び本線終了時まではフウの拠点で寝泊まりすることになった

【暗部の隊長の話】

死の森

部下「隊長! 日向の白眼が辺りを索敵していて、これ以上近寄れないです」

隊長「大丈夫、ここは森だから僕のホームグラウンドだ」

-----

部下「隊長! 対象が秋道の家から追い出されたそうです」

隊長「はああああ!? じゃあどこに行ったの?! 日向家? 油女家? 夕日家? もしかしてうちは?」

部下「その、他里向けの宿……滝隠れの一チームがいる宿ですね」

隊長「えええええ。嘘でしよ?……本当なんだね」

-----

部下「滝との意思疎通が取れて、監視できるなら良かったですね」

隊長「いやそうだけど、僕って今うずまきナルトも」

部下「その事なんですけど」

隊長「なに?」

部下「自来也様に同行して修行をするらしく、とりあえずは対象に集中せよと」

隊長「……うちのトップと物凄く相性悪いお方じゃないか! ヒルゼン様以上にダンゾウ様の機嫌悪くなるからね?」

チョウズメはフウに泣き……お泊まりに来た日はフウ、ケゴンとヨウロウによって本戦出場を祝われた

そのあとチョウズメはフウのおもちゃになり、風呂に入って抱き枕になって寝た

そうフウとくっついて寝た


重明「ラッキーセブン重明(ちょうめい)だ」

チョウズメ「知ってますよ?」

重明「前回は拙者は教える気がなかった故に七尾と答えた。フウが教えてしまったのなら答えるべきだと思った迄」

チョウズメはまた重明のいる精神空間に来たようだが、前回のように廊下からというわけではなかった

重明「人間とは恐怖されあれば、親子共すら野に放つ生き物だ」

チョウズメ「うん」

重明「君はまだ父親にこだわっていると見える」

チョウズメ「そりゃそう、だよ……産んでくれた父親、だ……もん」

重明「自身が無くなりかけている」

チョウズメ「父さんがなんで僕を嫌っているか、なんとなくわかったんだ」

重明「ほう」

チョウズメ「父さんは僕が何故か怖いみたい」

重明「うむ」

チョウズメはこの人間でもない頂上生物になら、人間に言えないことも口を開いていた

チョウズメ「本当はみんなの前で認めてもらうって言ってるけど、全く自信が無いんだ」

重明「理由なき恐れを抱かれているのであればそれも当然」

重明はチョウズメを頭に載せた

重明「我ら尾獣はある一体の獣より九つに分けられた獣なのだ」

チョウズメ「そうなの?」

重明「そうだ。そして一つを九つにしただけでも、九尾と拙者は全然違う」

チョウズメ「そうだね」

重明「拙者は守鶴……一尾を好かぬ。あやつは人柱力に圧力をかけ、常に外に出る機会を伺っている。だから人ですらない物に閉じ込められたりする」

チョウズメ「やっぱり人の方がいいの?」

重明「大半は良くない。大半の人間は我らと対話をせず押し込め、我らを無理やり押し込めている代償で命を削る」

チョウズメ「フウは……聞かなくてもわかるね」

重明「ただの獣でも好き嫌いはある。人という強き欲を持っている存在ならばそれも顕著」

チョウズメ「だから諦めろってこと?」

重明「希望を持ちすぎるなと拙者は君に言いたかった。君には君を愛してくれている存在が沢山いる。一つくらい捨ててみるのもいいかもしれぬ」

チョウズメ「……重明は僕という人間がマシ? 嫌い?」

重明「嫌っておれば呼び出して助言なぞせぬ」

チョウズメ「そっか」

重明「何もかもを求めた結果、六道仙人様の忍宗は広まらず、忍術が広まったのだ。愛を選ぶというのは傲慢であるが、拙者はあの縁を捨てるべきだと思う」

チョウズメ「……考えておくね」

この巨大なカブトムシに似た尾獣は見た目は厳ついが、チョウズメは共にいても全く苦にならない

今回も話が終わりなのか、少しずつチョウズメの目が落ちていく

重明「人間的な助言をもうひとつ出来るが、聞いていくか?」

チョウズメ「お願い」

重明「男が不安に取り憑かれた時は貪るように女を喰らえば大抵は解消できておったな」

チョウズメ「……ん? 喰らう?」

重明「性交渉といえば理解出来るはず」

チョウズメ「……おやすみ」

重明「フウは既に君としているのだがな」

チョウズメ「ぶっふーーー!! ゲホッ、へ?」

重明「君が溺れた時に口を吸っていたぞ」

チョウズメ「それは人命救助!」

どんどん重明が軽くなってきた気がするので、これ以上いるとチョウズメは悪影響を及ぼすと思い、そのまま無理やり眠った

次の日はチョウズメはフウの蹴りで目が覚めた

フウを起こして朝食などを食べて準備が終わった

ヨウロウ「今日は滝と木の葉の交渉事の続きをやってくるから、フウは暴れるなよ」

フウ「分かってるっすよ。友はゆっくり作ることにしたっすから」

ケゴン「どういう風の、いや君のおかげか、助かるよ」

チョウズメ「は、はぁ」

中忍試験は下忍が試験を受けに来ているだけではない

各里の色んな調整なども一括でやっているため、試験を受けている人以外も割と忙しいのだ

ケゴンとヨウロウが行ったあと、チョウズメも出る準備を始めた

フウ「本当は遊びたいんすけど、サングラスの子とか九尾の子と約束してたっすもんね」

チョウズメ「うん。僕も強くならないと」

フウ「ま、チョウズメはまだまだあっしに勝てないくらい弱いっすからね」

チョウズメ「重明の力を使わない実力なら?」

フウ「ひゅーひゅー」

チョウズメ「重明とはずっといるからしょうがないね。それじゃあ、行ってきます」

フウ「ちゃんと帰ってくるっすよ」

チョウズメは久々のアスマとの朝練へと向かった

アスマ「とうとう家を出たんだってな」

チョウズメ「……出たんじゃなくて、出ざるをえなかったんです」

アスマ「でも俺の読みは当たっただろ?」

アスマは中忍になる前にチョウズメは家を出ると予想していた

チョウズメ「……」

アスマ「拗ねんなって……それで氷遁について喋ったろ」

チョウズメ「うん。僕の命をかけてもいいと思える友人だったから。あの時を何度やり直したって僕は教える」

アスマ「……はぁ。家を出ちまえって言った時も頑なに家を出ないって言ってたもんな。そいつを殺さないと殺されると言われたら?」

チョウズメ「僕もフ」

アスマ「フウ」

アスマにも紅から情報が来ているし、シカマルからも既に情報が来ていた

チョウズメ「僕もフウもどっちも助かる道を選ぶ。そのためにアスマ先生はずっと力を付けてくれてたんだもん」

アスマ「仲間を友人を守る時に無力を嘆かないように……だったか? 始めらへんに俺が言った気がするな」

チョウズメ「うん」

アスマ「わかったわかった。俺も糞坊主だったけど、チョウズメは優等生に見える糞坊主だな」

アスマが短くなったタバコを捨てる

アスマ「それで今回もお前に力をつけるためにと思ったんだが、俺が教えることはもうあんまりねえんだ」

チョウズメ「嘘!」

アスマ「チョウズメは理解してるかわかんねえけど、お前の体術はうちはの体術だ。カカシは何度かイタチの戦っているのを見たことがあるらしいが、イタチの戦い方に似てるってよ」

チョウズメ「……なんで?」

アスマはチョウズメが嘘をついていないことがわかるが、それだと尚更わからなくなる

アスマ「んなこと知らん。チャクラコントロールについても教える意味ねえし……というか、なんで綱手の馬鹿力を使えるわけ? お前試験の時に音の男を殺す気だったろ?」

チョウズメ「うん」

チョウズメはあの時チャクラコントロールで急加速したのと一緒に、拳を綱手の怪力と同じような方法でパワーをあげて、その状態で超部分倍加の術をしていた

音の男はカンクロウにやられた木の葉の忍びよりも酷い状態で今なお手術を受けている

アスマはもしチョウズメの仲間や友達が殺されたらチョウズメがどうなるのか心配で仕方がないが、もう言っても遅い

ならそいつらを守れるくらい鍛えるしかない

アスマ「選択肢はいくつかある。一つは新しい師匠を探す……一応朝練でできる日は見てやるぞ? 俺も。俺や紅とは別で教えてくれそうなやつはいるか?」

チョウズメ「……僕ってあんまり仲いい人いないみたいなんです」

アスマ「いないんだな。まあじじいに聞いてみるのもいいかもしれねえな。今は確かに忙しいと思うが、じじいはお前を気にしてるし、大半の仕事は部下に任せられる」

チョウズメ「火影様が見てくれるわけないと思うんだけど」

アスマ「黙って聞いてろ。あとはガイとかに聞くのもいいかもしれねえけど、今リーくんがなぁ」

チョウズメは我愛羅という砂の忍者にロック・リーは足と腕を折られたのを見ている

アスマ「まあ、じじいに聞くかじじいに頼むか……どれも無理だったら俺が教えてやるよ」

チョウズメ「はい!」

チョウズメはアスマと共に火影の部屋へと向かった

チョウズメは団子屋の前を通った

下1
95以上またはゾロ目(00と0が特殊)

チョウズメ「……」チラッ

アスマ「どうした?」

チョウズメ「なんでもない!」

チョウズメは前にチョウズメとサスケとイタチで座った団子屋の奥の席を見てみたが、イタチもサスケもいるわけがなかった

アスマは建物に入る前にチョウズメに聞いてきた

アスマ「それでどうするか決めたか?」

チョウズメ「うーん……」




修行の師匠は誰?(3回まで選択可能)
下2

1 隊長

2 蛇おじさん(8割で悪意あり)
3 ヒルゼン(木の葉崩しで死ぬ可能性高いから時限)
4 自由安価(自来也、綱手が禁止。イタチはさっきの判定)

木ノ葉崩しが起きたあとの自由行動の時だけは遭遇率が結構あります
なんかあの人たち団子屋に居たりしましたし

確実に団子好きなイタチが向かったと思いますが

チョウズメ「火影様に教えて貰えるなら、とっても凄いと思う」

アスマ「……俺よりも全然凄くないぜ? だってじじいだし」

チョウズメ「アスマ先生よりも凄いと思うから、火影様と会う」

アスマ「なあ、お前って俺に厳しすぎない?」

チョウズメ「一番好きで心から信じられる男の大人だよ?」

アスマ(一番好きだから認めてもらいたいわけじゃないのか)

そんなふうに考えたが、アスマはなんだかんだ機嫌よくヒルゼンの元へと向かうのだった

プロフェッサー生存ルートは0と00レベルですね
ゾロ目でも無理です

00はその場面で起きるであろう最良の結果にしたいので、あの戦いで起きると原作崩壊不可避



ヒルゼン「良い」

アスマ「……ん?」

チョウズメ「え?」

ヒルゼン「なんじゃ?からかいに来たのか?」

アスマ「いやいや、待ってくれ。あんたは火影だろ? そんなに簡単に弟子を取りますとか頭逝ったのか?」

ヒルゼン「失礼じゃな。如意棒で殴られたいか!」

アスマ「……すんません」

アスマとチョウズメは火影の執務室に入ったあと、火影が人払いをしてから話が始まった

アスマがチョウズメは自分だけじゃ教えきれないから教えて欲しい、弟子に取ってみては?と言った

その返答は上の反応である



ヒルゼン「儂はな感謝しておるのじゃ。ナルトとの架け橋になってくれた事、次代の日向が宗家分家について意見を交わせるようになったこと。滝隠れと懇意にしておろう? 混じりっけのない明るさが先方の歩み寄りの距離を増やしてくれた」

チョウズメ「確かにナルトには料理を教えましたけど、ヒナタは僕だけじゃないですよ?」

ヒルゼン「そんなの分かっておるわ。でも君もその要因のひとりじゃ」

ヒルゼン(そして里のために犠牲になった……現時点でも犠牲になり続けているうちはイタチを信じ続けてくれていること)

このあとにおいて、イタチの帰還を純粋な気持ちで望んているものは今のところいない

× このあとにおいて
○この里において

ヒルゼン「儂はな、最近幸せすぎるきがするんじゃ。孫の木ノ葉丸はナルトによって、良い変化があった。アスマも最近は顔を出す回数が増えた……君の家庭環境を反面教師にしたんじゃな」

アスマ「おい!」

ヒルゼン「隠すこともなかろう。アスマはそのおかげで親と顔を合わせる回数が増えた。ナルトは儂にハンバーグを作ってくれた。今年の中忍試験も若い衆の成長が目覚しく……だからこそロック・リーくんはどうにかしてやりたいのう……綱手がいれば」

アスマ「……」

チョウズメからロック・リーの名前に続き、ヒナタの名前が出なくてよかったと心の底から息をついた

ヒルゼン「それにこんな老ぼれだが、儂は五行を操るプロフェッサーじゃ。四行に氷遁、更に秋道の秘伝を覚えておる子供を弟子にできるなんて、未だかつて無いことよ。五行の儂よりも凄いぞ?」

アスマ「使いこなせるようになればな」

ヒルゼン「風と水に偏っておるのだったな。やはり氷に関係する二つが突出しておるのだろう。そこら辺もボチボチ教えていくかのう。チョウズメ! まずはワシの仕事を手伝え!」

チョウズメ「はい!……はい?」


チョウズメが初めてのヒルゼンに教えられたのは、素早くハンコを押す方法だった

ヒルゼン「儂は歳じゃ。戦闘中ももう数体の影分身の術を使ったらきついのう」

チョウズメ「火影様、」

ヒルゼン「弟子になったんだから、師匠と呼ばないか!」

チョウズメ「はい、師匠! あの、働いてください」

ヒルゼン「そこにあるものは全て下の者が二重確認したあとのものじゃ。その書類群は火影印が必要じゃが、火影が見る必要なないんじゃよ。大抵そういうのは信頼出来る弟子にやられるんじゃがあいにくいなかった。故にそれはヒルゼンの弟子としての初めの仕事じゃ」

チョウズメ「……これが終わるまで修行は?」

ヒルゼン「出来ぬな」

チョウズメ「影分身の術!」

チョウズメは20を遥に超えた影分身を呼び出した

ヒルゼン「……18が最高するではなかったか?」

チョウズメ「アスマ先生ですよね?教えたの。戦闘中ならその数ですけど、芋掘りしたりハンコだけならこのくらい行けますよ」

ヒルゼン「ふーむ。なら儂もやらないと押し越されるやもしれんな」

ヒルゼンは席につくと猛烈な速度でハンコを押していく

チョウズメ「見てるんですよね?」

ヒルゼン「当然じゃ!」

コンマ下1でヒルゼンよりもはやーい

50以上って書き忘れたけどいいか


ミスでコンマレスして下さったのにやり直したはあまりやりたくないですからね
流石にイタチ遭遇コンマとか月読教室コンマならやり直しますけどほとんどイタチ



ヒルゼン「なん……じゃと!?」

チョウズメ「目がすごい疲れました」

チョウズメは意地になってヒルゼンよりも早く終わらせようとした

チョウズメは作業をしながら、ナルトの話をしていたのだが

チョウズメ「ナルトがお色気の術というのを見せてくれたんですけど、あれで引っかかる忍びいるんですかね」

という言葉にヒルゼンは止まったおかげでチョウズメの方が早く終わらせられた

チョウズメはお色気の術を覚えようか検討した


ヒルゼン「中忍以上になるとそういう書類仕事が一気に増えるから、書類仕事のやり方もどんどん教えてゆくぞ」

チョウズメ「……」

チョウズメはヒルゼンをじーと見つめた

ヒルゼン「疑っておるな。まあ疲れるからやってもらいたいのも事実じゃ。だがな、書を素早く読むというのは割と重要なことなんじゃよ。これはいつか事務をやるようになったらわかることじゃ」

ヒルゼンはそう言いながら、ある大きな巻物を広げだした

チョウズメ「なんですかそれ?」

ヒルゼン「ナルトが一度盗み出した禁術が書いてある書じゃよ」

ヒルゼンはその巻物の一番初めての所をチョウズメに読ませた

チョウズメ「多重影分身の術? ナルトがこれを盗み出して読んだってことですよね?」

ヒルゼン「そうじゃよ。そして数時間で禁術を、分身の術を使えない童が多重影分身の術を覚えた」

チョウズメ「へえー。やっぱりナルトって覚えがいいんですね」

ヒルゼン「料理もそうなのか?」

チョウズメ「はい」

ヒルゼンと話しながら平然とチョウズメは多重影分身の術の項目を読んでいくが、途中で読むのをやめた

チョウズメ「僕読んじゃってるんですけどいいんですか?」

ヒルゼン「戦闘中に18体も出せるのであれば、ただの影分身の術よりも多重影分身の術の方が多分楽じゃろ」

チョウズメ「……なるほど」


チョウズメは書類仕事が終わったが、そのあともヒルゼンと取止めのない話を続けた

ヒルゼンが黒い戦闘服のまま火影の執務室を出て、後ろにチョウズメを連れて歩いたためとても目立った

ヒルゼンは室内演習場にチョウズメを連れてきた

ヒルゼン「……ヤマト、出てきても良いぞ」

ヒルゼンが大声でその場所で叫ぶと、天井から一人の忍びが降りてきた

ヤマト「今は暗部として動いているんですから、テンゾウでお願いします」

ヒルゼン「それはすまなんだ。チョウズメ、こやつがヤマトと言って、お前とナルトを影から守っている忍びじゃ」

チョウズメ「あー、えっと、いつもありがとうございます! 秋道チョウズメです」

ヤマト「あーうん、知ってる」

ヒルゼン「暗部の結界が使える奴はおるじゃろ? 今からここで修行をするから張ってくれ」

ヤマト「本当に弟子にしたのですね」

ヤマトは驚きながら、手でどこかに合図をしている

ヒルゼン「儂を継いでくれるかもしれぬ素質を持っておるゆえな」

ヤマト「なるほど……張れましたね」

ヒルゼン「さて、まずはチョウズメ、おぬしの実力を儂自身が測ってやろう!」

チョウズメ「……お願いします!」

ヒルゼン「お主からかかってこい! ヤマトは審判じゃ」

ヤマト「テンゾウですってば!」


ヒルゼンとの演習
コンマ下1
80~  儂めっちゃ手加減したし
50~79 良い感じじゃ
~49  やはり水と風ばかりなのが駄目じゃな 

ヒルゼン「それ火吹き」

チョウズメ「水遁・水弾」

ヒルゼン「ほーら雷撃」

チョウズメ「風遁・突破」

ヒルゼン「土流」

チョウズメ「くっ、氷牢の術」

濡れている地面から氷の柱がいくつも出てきて、土流からチョウズメを守る

ヒルゼン「ほー、先程の水を使って氷遁の負荷を軽減したんじゃな。ほーれ、大突破!」

チョウズメ「火遁・豪火球の術」

ヒルゼン「なるほど、うちはのよく用いる火遁も教えられておるんじゃな」

アスマにヒルゼンはチョウズメはイタチに教えてもらった記憶はないと言っていたと伝えられた

だが見る限りやはりうちはの動きが垣間見れる

ヒルゼンはイタチが幻術か封印術で何かをしたのだろうと仮定を立てた

ヒルゼン「火と土の反応が遅いのう。特に土じゃな。チョウズメは近接戦闘を好むと聞いておるし、土遁は肉体硬化系が豊富だから、もっと練度を高めよ。ほれ、速度をあげるぞ」

ヒルゼンはいつの間にか持っていた棒で隙を見てチョウズメが避けられる速さで突いてくるので、それに警戒しつつ、ヒルゼンの術を相殺し続けた



チョウズメはこの日初めて修行の途中で気絶するというのを体験した

本日はここまでです

ヒルゼンは若い芽が多数の属性を使えて自ら扱けているので割とウッキウキです

やり過ぎちゃって弟子が気絶するくらいにはウッキウキしてます

影分身の術は単体の影分身を出す術
多重影分身の術は複数の影分身を出す術
だと思っていましたが、木ノ葉崩しの時のヒルゼンは影分身の術で2体
他にも所々で影分身の術なのに複数出ている場面があります

影分身を沢山作り出すこと自体チャクラ的にほぼやられないことなので曖昧なんでしょう

単体及び+いくつか影分身を作る影分身の術で18体出すのと複数作れると言われてる多重影分身の術で18体出すのなら多分多重影分身の術の方がプロセス的なのが短いのかな?と思ってます

まあナルトみたいに百とか出すわけじゃないのでフレーバーテキストですけどね


今日は夕方以降の更新です

12歳(無印)でも大きかったり普通だったりぺったんこだったりしてますね

ヒナタは胸が大きい=太ってるなのでぶかぶかな服を着てラインを隠してます
子供時代でもライン出てないので大きいのかな?って思いました


多分ナルトがそそのかされて奪った禁書扱いの巻物は二代目が残したものっぽいですから改良前穢土転生はあるでしょうね
大蛇丸は改良に改良を重ねたっぽいので実用化には程遠いでしょうけど

封印術ならヒルゼンが教えてくれると思います
あれとか

強キャラ(暁)も人外チート(サスナル)も積極的に動いてなかったり決め技すらない状況だからまだへーきよ
この時点で影分身経験還元のチート知ってますし

それじゃあ飯の用意も終わったので飯までの1時間くらい書いていきます

(本戦まで3/3)

フウ「あっしは火影様からヒナタのお見舞いに、暗部の人とヨウロウ達となら行ってもいいと言われてるっすから、先に行ってあげてくださいっす」

チョウズメ「二人よりも僕が一人で行った方がいいんだもんね」

フウ「そうっす。そのあとは火影様の仕事を手伝ったあとに修行っすよね? 今夜は七並べをやるっすから体力残しておくっすよ!」

チョウズメ「……が、頑張ります」

フウの助言でヒナタのお見舞いには一人で行けと言われたので、チョウズメはそれに従った

受付「日向ヒナタさんは関係者以外……なるほど、同じ忍びのチームの方ですね。では○番の病室へお進み下さい」

チョウズメ「ありがとうございます」

チョウズメは手続きを済ませてから、ヒナタの病室へ向かった


コンマ
下1
90~  ToLOVEる
50~80 二人きり
20~49 ハナビがいた
~19  日向は木の葉にて最強!

チョウズメはノックをして名乗るとヒナタの声で許可が出た

チョウズメ「久しぶり」

ヒナタ「チョウズメ、来てくれたんだ」

ヒナタは病衣を来て、ベッドから半身を出していた

チョウズメ「当たり前だよ……あと初めに言っておくね。ナルトとシノは本戦の修行に集中するから来ないって。その事を二人とも謝ってたよ」

ヒナタ「私のために修行を中断して来てもらったら、どんな顔で合えば分からなくなっちゃうかな……あれ?」

ヒナタは何かを思いついたのか、顔を真っ青にして、涙目になり始めた

ヒナタ「ご、ごめんなさい!」

チョウズメ「……なんかヒナタは謝ることしたっけ?」

ヒナタ「だって、普段のチョウズメくんなら本戦にも出れたはずなのに」

チョウズメはその言葉で、先程本戦の修行の件で自分の名前を出てないから、ヒナタが倒れたことに動揺して……なんてことをヒナタは想像したのだろう

チョウズメ「待ってヒナタ。僕も本戦に出場したよ?」

ヒナタ「……え? でもさっき」

チョウズメ「僕の師匠はあまり見てくれる時間が無いから、合間を見て来れるんだ」

ヒナタ「そうだったんだ……よかった」

ヒナタは涙目だった顔で笑顔になったが、そのあと今度は涙を流し始めた

ヒナタ「皆で、本戦に出ようねって約束、守れなくてごめん、なさ、い」

ヒナタは仲間との約束を、ネジの嘆きを受け止めきれず負けてしまった

ヒナタはその事をやっと認識出来たようで、涙が瞳からとめどなくこぼれ落ちていく



チョウズメはどう動く?
行動安価下1

チョウズメは家を追い出されたあとフウに抱きしめてもらった

やめろ離せと口では言っていたが、とても安心出来たことを覚えている

今のヒナタは色々な不安に押しつぶされようとしている

ならチョウズメが取るべき行動はひとつだった

ヒナタ「ぐすっ……へぇ? あれ、チョウズメくん、あの」

チョウズメ「落ち着いて」

チョウズメはヒナタを抱きしめて、頭を優しく撫でる

ヒナタ「……うん」

チョウズメ「あれは頑張って本戦に出ようねってだけで、約束を守れなかったことを責めるのは間違ってるよ。僕やシノがヒナタに本戦に出るのを脅して強要したみたいになっちゃう」

ヒナタ「そ、そんなことはないよ! 私がみんなと出たかったから」

チョウズメ「ヒナタはあの時出せる力を最大限出てたよ。だって試験前にやっと八卦三十六掌を会得したヒナタが、ぶっつけ本番で六十四掌を成功させたんだよ? すごいよ」

ヒナタ「私よりもチョウズメくんとかナルトくんとかシノくんの方が」

ヒナタは抱きしめられたまま顔を上にあげてチョウズメを目を合わせた

ヒナタは目が真っ赤になっているが、先程までの弱い目ではなくなっている

チョウズメ「ううん。僕よりもヒナタの方が凄いよ。逃げ出さずに変えられないと思われてる事に向かっていったんだよ」

ヒナタ「チョウズメくんだって」

チョウズメ「僕は逃げたから」

ヒナタ「え?」

チョウズメ「僕ね、父さんに家を出ていけって言われて、抵抗しなかったから。逃げちゃったんだよ。諦めてはないけど」

チョウズメはずるいと分かっているが、ヒナタは謙遜で自分を卑下し続けることが多い

だからヒナタが卑下出来ないように無理やり話を持っていった

ヒナタ「チョウズメくん、泣いてるの?」

チョウズメ「え? ううん」

チョウズメはヒナタに言われたあと確認してみたが、やはり涙は別に流していない

ヒナタ「チョウズメくんがだ、抱きしててくれてから、チョウズメくんが私をどう思ってるのか何となく伝わってきたよ? 暖かくて優しくて、それでネジ兄さんの時は怒ってくれてたよね? そのあとはチョウズメが見たことないくらい怒ってくれた」

チョウズメ「……?」

チョウズメはそんなこと話していない

ヒナタ「……もう大丈夫だよ? たっくさん元気をもらったから。私はみんなと一緒にいるために強くなるよ」

チョウズメがハテナを出している間にヒナタは自己完結したようで、笑顔をチョウズメに向けている

チョウズメ「うん」

ヒナタ「ネジ兄さんと絶対に和解する」

チョウズメ「うん」

ヒナタ「もっともっと強くなるから!」

チョウズメ「うん……さっきの泣いてるヒナタよりも、今の笑ってるヒナタの方が僕は好き」

ヒナタ「え、すす、?!」

チョウズメ「頑張ろうね」

チョウズメはそれだけいうと、抱きしめていたヒナタを解放した

1時間半ほど退席します

紅(チョウズメから好感度1番高い)「え?」



お見舞いの品としてシナモンロールを持ってきていた

ヒナタにそれを渡して帰ろうとしたが、一緒に食べようと誘われたためチョウズメは二人で食べた

チョウズメはヒナタが笑顔になったのをもう一度確認してから病室をあとにした



ヒルゼン「へぇ? それで終わったのか?」

チョウズメ「なんかほかにやる事ありますか?」

ヒルゼン「……いーや。その流れでそこまでって、儂の時代とは違うということかのう」

チョウズメはヒルゼンに任務完了報告書に必要事項が全て書いてあるかのを確認しながら、ヒルゼンが何をやっていたのかを聞いてきたから、そのまま答えた

ヒルゼンは大名への中忍試験本戦への招待状を腕で気合を入れながら書いていた

ヒルゼン「チョウズメは波の国の大橋の話を知っておるか?」

チョウズメ「ナルトたちが霧の抜忍と戦ったんでしたっけ?」

チョウズメはその抜忍の詳細は 知らないが、はたけカカシが苦戦した戦いであったと聞いている

ヒルゼン「その橋のう。ナルト大橋という名前になるんじゃよ」

チョウズメ「……え? ナルトってナルト?」

ヒルゼン「そうじゃよ。ナルトは認められたいと言っておったが、波の国に関しては完全に英雄扱いじゃな」

波の国は貧乏国家という認識がなされていたが、ここ数年は特に貧困に苦しめられていたらしい

七班がここ数年の貧困の原因であるガトーの悪事を世に知らしめたため、ガトーの様々な金が波の国を循環し、今では交通の要になりつつあるらしい

× 腕で気合を入れながら
○ 筆で気合を入れながら

この日はヒルゼンに予定がびっしりだったため、修行は行われなかったが、明日やらねばならない分の仕事をヒルゼンとチョウズメ×数十で全て終わらせてきた

チョウズメ「明日は特に気合を入れてこい! って言ってたけど、何をするんだろう?」

チョウズメは明日が楽しみで仕方がない


チョウズメ「でもその前に、明日本気を出すために今日は遊んでこいって言われてもなぁ」


安価下1
1 紅に会いにいく(中難易度判定)
4 ヒナタに会いにいく(低難易度判定?)
6 いのに会いにいく(中難易度判定)
7 チョウジに会いにいく(【高難易度】判定)
9 アスマに会いにいく(【高難易度】判定)
10 ハナビに会いにいく(中難易度判定)
11 ヒルゼンに会いにいく(低難易度判定)
12 自由安価(人物によってはコンマ判定)

13 フウに会いにいく(低難易度判定)

ハナビが修行中の可能性(ただしこの作品ではヒナタが勇気を早く持っているため仲が良く判定補正)
下1
15以下で修行だった

ハナビ「久しぶりの出番な気が!」

ヒアシ「集中せんか!」

ハナビ「……はい!」

次回は会いやすくなります(覚えてたら)


チョウズメ「修行している声が聞こえるから、流石にそれを中断させることは出来ないもんね。前に奢ってほしいって言ってたから連れていこうと思ったけど、また今度にしよう」


安価下1
1 紅に会いにいく(中難易度判定)
4 ヒナタに会いにいく(低難易度判定?)
6 いのに会いにいく(中難易度判定)
7 チョウジに会いにいく(【高難易度】判定)
9 アスマに会いにいく(【高難易度】判定)
11 ヒルゼンに会いにいく(低難易度判定)
12 自由安価(人物によってはコンマ判定)

13 フウに会いにいく(低難易度判定)

フウがどこを探しても見つからない可能性
下1
10以下で見つからない

ゾロ目はヒナタも紅もやばいけどフウは断然やばい
でも一番やばいのはやっぱりう ち は





フウ「あれ? どうしたんっすか? 修行はいいんすか?」

チョウズメは日向家から宿に戻る途中、フウが一人でブランコに乗っているのを発見した

チョウズメ「子供は遊ぶのも仕事だって」

フウ「なるほど、火影様もよく分かっていらっしゃるっす!」

チョウズメ「だからフウと遊ぶ」

フウ「うちでいいんすか?! 第3試験前は逃げてたじゃないっすか!」

チョウズメ「あの時はまだフウと仲良くなったことを知られてなかったからね。今は師匠……火影様が許可を出してるから」

フウ「そういうことっすね。言ってくれればよかったんすよ?」

チョウズメ「僕は言った! 秘密にするなら木の葉の人がたくさんいるところで追いかけないでって僕は言った!」

フウ「……覚えてないっす。チョウズメを見つけたから反射でこう?」

チョウズメ「行きたいところはある?」

フウ「そうっすね」


フウは木の葉(にありそうな所ならどこでもいい)のどこに行きたい?
下2

× うちでいいんすか?
○ あっしでいいんすか?

顔岩ですな

顔岩は話で出すのでまあ

フウ「病院に行きたいっす」

チョウズメ「病室ってことは、ヒナタ?」

フウ「そうっす。あっしばかりチョウズメと遊ぶのはどうかと思うんすよ。それに友であるヒナタとも遊びたいっす」

チョウズメ「ヒナタも暇してるだろうしね。ならなんか遊べる道具を持って行こうか」

フウ「……椅子乗りゲームは無理っすよね? ならすごろくがいいっす!」

チョウズメ「持ってるの?」

フウ「もちろんっす!」

フウとチョウズメはすごろくやカードを取りに宿に戻った


ところでヒナタは病室で今は何してる?
下1

チョウズメとフウは面会の手続きを済ませてヒナタの病室へと向かった

何故か受付の人にチョウズメは暖かい目で見られたが、イマイチ意味がわからなかった

フウは先程来た時は暗部や滝隠れの仲間がいたから別段暴れなかった

だがここにはなんだかんだ優しいチョウズメしかいないため、フウはスタートを切った

フウ「ヒナタの病室まで急ぐっすよ」

チョウズメ「え?」

フウ「スタート!」

チョウズメ「待っ、」

いつぞやのようにフウに腕を掴まれて、フウのダッシュに引きづられるようにしてヒナタの病室へと向かう


もちろんあとで看護師の人にめちゃくちゃ怒られた

フウ「ヒナタまた来たっすよ!」

しかもフウはノックもせずに病室のドアを開けた

ヒナタ「こうガシッてチョウズメくんに抱き締められて、す、すす、すすすすす……そういえば顔も今までで一番近かった。あわわわわ。次どんな……」

フウ「……」

チョウズメ「……」

ヒナタが掛け布団を抱きしめながら、顔を真っ赤にしてベッドの上でバタバタしていた



コンマ下1
50以下でヒナタが気がつく

コンマ下2
高ければ高いほどチョウズメの顔は赤い

親しい異性の可愛い友人が自分の名前を呼びながら悶えている

そんな場面に12歳前後の男の子が遭遇したら、大抵は色々と勘違いしたりしてしまうだろう

今の小学生の脱あれの率は割と高いとも言われている(リアル)


チョウズメ(そんなに僕が来たのが嬉しかったんだ。来てよかった。ヒナタも元気になったし!)

だがチョウズメは未だにそこら辺の機微を理解出来ていなかった



ヒナタ「……」

ヒナタは遅ればせながら人の気配に気がついた

その気配の前に、先程来たばかりの友人の大声が聞こえた気がしたが、気配が二人いるのだ

ヒナタが知る限りフウと共にいる人は里から来た人達、暗部の連れ添い、そしてチョウズメ

ヒナタ(そんなことは無いよね。だって、チョウズメくんは火影様のところで頑張ってお仕事をしているのをさっきまで見てたもん。でもフウちゃんと二人で来る人は他には思い至らない……待って、諦めちゃだめ。今の私がやっていたことを見られたら、きっとチョウズメくんは……なんて思うんだろう? その前に、入ってきた人を確認しよう……びゃ、白眼!)

ヒナタは振り向かないで白眼で入口を確認した

そこにはチョウズメとフウがいた

ヒナタ「……きゅぅ」

ヒナタは顔から火を噴いたように真っ赤になり、そのまま気絶した


フウ「ヒ、ヒナタ、来たっすよ?」

チョウズメ「ヒナタ、聞こえる?」

フウとチョウズメは一度部屋から出て、ノックしてから再度やり直した

チョウズメはそのままヒナタに話し掛けようとしたが、少しだけ顔の赤いフウがそれを止めて仕切り直したのだ

フウ「ヒナタ? おーい、起きてるっすか?」

チョウズメ「さっきまで元気だっ、なんで叩くの!」

フウ「もうちょっと女の子のことを考えるっすよ!」

チョウズメ「そんなの分からないよ!」

フウ「なら教えてあげるっすから、さっきのことは言っちゃダメっす」

フウは小声でチョウズメに忠告をしてから、何も見ていない体で話しかけていく

がヒナタは反応しない

チョウズメ「……あっ、もしかして前に良くなったやつかも」

フウ「良くなったっすか?」

チョウズメ「ヒナタは緊張が頂点まで達しちゃうと気絶しちゃうんだ……ほらね?」

チョウズメはヒナタの元まで歩いていき、優しく掛け布団を剥いだ

少しだけ病衣がはだけたヒナタが顔を真っ赤にしながら、目をぐるぐる回していた

ヒナタ「……うーん、あれ? 二人とも来てくれてたの?」

ヒナタはチョウズメが優しく揺すると、すぐに目を覚ました

チョウズメ「うん、さ……今来たところだよ」

フウ「そう、今! 来たっす。ヒナタも入れて三人ですごろくをやろうと思ったんすよ!」

ヒナタは起きるとまるで覚えていないかのように普通に二人へ話しかけた

ヒナタ「チョウズメくんは火影様との修行とかお仕事はいいの?」

チョウズメ「遊ぶのも仕事なんだって、僕はまだ子供だから」

フウ「そうそう。火影様公認の遊びを始めるっすよ!」

フウが元気よく始めた

フウが選んだすごろくならきっと大変なんだろうなと思ってたチョウズメだったが、普通のすごろくだったようで、普通に楽しめた

普通に楽しめたが、一回戦が終わったところでヒナタが少し疲れたとの事だったのですぐにお暇することになった

ヒナタ「……見られちゃった見られちゃった見られちゃった見られちゃった見られちゃった見られちゃった。でも二人は知らない風だったから、本当は見てないのかも? そ、そうだよ! 白眼で見たから、焦ってドアの向こうを見ちゃっただけだよね! そうに決まってるよ」

ヒナタは思考の整理がついたあと、また悶え始めたのだった

フウが宿に戻る前に、ヒナタの病室から見えていたある場所に来ていた

フウ「大きいっすね!」

チョウズメ「里のどこからでも見てるからね」

フウ「里もおっきいっすね!」

チョウズメ「叫ばなくても聞こえるよ」

フウ「あっしもここに生まれれば、もっと友が出来たんすかね! 仲良くなって手を取り合えば、きっと平和に近づくと本気で思ってるんすよ! 平和を本気で願ってるっすよ! 平和馬鹿の何が悪いんすか!!」

顔岩の上は里を一望出来る観光スポットのひとつだ

二人はそこに来ていた

チョウズメ(……)

チョウズメは木の葉の里は確かに平和だし、食べるのにも働くのにも困らない場所だ

だがチョウズメは木の葉の里があまりいい場所には思えない

うちはの事件は絶対に裏がある

そしてナルトの事だってある

チョウズメ「僕達は滝と木の葉だったから、出会えたのかもしれないって考えれば悪くないと思うよ?」

フウ「……そうっすね!」

観光スポットの顔岩の上も、中忍試験前のお祭り雰囲気の街の中に比べたら、あまり面白みがないためか、今はダメもいない

だがらこそフウはずっと溜め込んでいたことを叫んでいるのだろう

チョウズメ「……世界が平和になったら、里とか関係なく、友達と会えるのに!」

フウ「世界が平和になればもっとたくさんの友がきっとできるっすよ!」

チョウズメ「世界を平和に……」

チョウズメだって分かっている

友が100人出来ただけじゃ世界は平和にならないと

でも

チョウズメ「世界中の人と友達になれば絶対に平和になると思う!」

フウ「そ、それはなかなかにムズいっすね!」

フウが一瞬怯んだ隙にチョウズメはフウの手を取る

チョウズメ「フウならきっと出来る!」

フウ「友に言われたらやるっしかないっすよね!」

そのあとチョウズメもたわいもない不満を叫んだ

途中でヒナタに見られている気がしたので、チョウズメとフウは叫んだ

チョウズメ/フウ「早くヒナタが治りますように!」

(本戦前2/3)

ヒルゼン「よく来た。昨日は随分と楽しんだようじゃな。観光地である顔岩の上で叫ぶとは」

チョウズメ「あはははは」

チョウズメとヒルゼンは朝早くから、木の葉にある1番大きな演習場に来ていた

ヤマト「勘弁してくださいよ。この演習場全域に結界を張るって相当大変ですよ?」

ヒルゼン「ほれ言ってやれ」

チョウズメ「ヤマトさんのおかげでいつも師匠と気兼ねなく修行が出来ています。とっても感謝してます。本当にありがとうございます!」

ヤマト「そ、そう? まあ君くらいの子なら思う存分動きたいよね。うん、頑張っちゃうよ!」

ヒルゼン(ヤマトはちょろい。そしてチョウズメのこういう言葉には打算がないから、尚のことヤマトに効くのう)

場の準備も出来たので、ヒルゼンの本格的な修行が始まった

ヒルゼン「今回はチョウズメの本気を見るためにこの場を用意した」

チョウズメ「本気?……本気を出していいんですか!?」

チョウズメは幻術や体術(術無し)に関しては本気で訓練を積んできた

だが例えば術を使った本気の体術になると、攻撃のインパクトに合わせて部分倍加の術を使ったりするので、訓練では使えない代物だった

更に氷遁は小部屋で練習していたので、大技はまだ一度も使ったことは無い

そしてチョウズメは氷遁以外ではさほど術を知らない
猿飛一族の火遁・豪炎の術は確かに強い術だが、あれは複数人で使うことによる相乗が狙いのため単独では大技にはならない

チョウズメはアスマから火遁・灰積焼などを
紅からは魔幻・樹縛殺を教えて貰っている

火遁・灰積焼は規模のでかい爆発が可能だが、被害が出るのであまり使ったことがない
魔幻・樹縛殺は一応覚えたがチョウズメはまっすぐ行ってぶっ飛ばすのが好きなのでそこまで活用する考えがない

【月読教室
1時限目 複合技について
2時限目 チャクラコントロールや怪力
3時限目 イタチ体術や体さばき
4時限目 氷遁全般】

ヒルゼン「いいぞ。さあ、こい!」

ヒルゼンは先程呼び出した猿魔を金剛如意に変化させて、チョウズメに攻撃するように手招きをしている

チョウズメ「本気の攻撃、本気の攻撃」

チョウズメはどちらが強いのか考えて、術だと相殺される可能性があるので、やはり殴ることにした

ヒルゼン(……もしやチョウズメの現時点での最強の攻撃は!)

ヒルゼン「待つのじゃ! もしや怪力に超部分倍加の術を行うとしたか?」

チョウズメ「はい!」

ヒルゼン「それはなしじゃ! この演習場が壊れる!」

ヒルゼンだけなら威力を受け流せるかもしれないが、建物の方はそうでもない

ヤマト「ほんとマジでやめてくださいよ! ここ壊したら僕はダンゾウ様になんて報告すれば……やばい、給料が数年天引きされるのが見える」

ヤマトが仮面を付けながら頭を大きく下げながらチョウズメにやめるように声を張り上げる

チョウズメ「分かりました」

チョウズメは仕切り直すことになった

チョウズメは心の奥底、本来ならトラウマなどが心を抉っている部分にまで意識を落とす

チョウズメの今の強さの根底になっているこの謎のトラウマという名の記憶

日向ネジとはヒナタと鍛えたこの拳で殴り合い

だが今までのチョウズメでは、あの我愛羅という忍者にはきっと攻撃が通じないだろう

チョウズメ「今まで何千、何万とイメージトレーニングをしてきたんだ。つばめだって、狼だって、虎だって、小さい一角だって出来たんだ。フウが暴走したら止めてと言ってた。重明なら有り得ないと思うけど、尾獣にも届く攻撃を!」

コンマ下1
50以上で双龍

チョウズメ「氷遁・双龍暴風雪!」

そのトラウマの記憶が見せる氷遁・双龍暴風雪や氷遁・黒龍暴風雪は黒い氷の龍だ

だがチョウズメは秋道の書庫でみた青い綺麗な羽の蝶の絵を見てから、あの綺麗な蒼が好きになった

記憶が見せる黒龍には怨念や殺意が混じりすぎていて、チョウズメはあまり好きではなかった

なら変えてしまおう

チョウズメは両腕を引き絞り、ヒルゼンに向けて解き放つ

腕から生えてくるように蒼き氷の龍が空を翔るにつれてどんどん大きくなっていく

ヒルゼン「なぬ!?」

ヤマト「勘弁してくださいって!」

龍はヒルゼンの元へ向かわず、チョウズメの両腕に未だ尾を付けたままチョウズメの周りを飛び回る

チョウズメはチャクラを流せば流すほど龍は巨大になるがコントロールが難しくなっていくのを感じる

しかしこの二匹の龍こそが今のチョウズメにできる最強だ

チョウズメの求めるのはフウを止めるほどの力

七尾重明を抑えられるほどの力を求める

ヒルゼン「待て! 待つのじゃ! それ以上は建物が!」

ヤマト「木遁、あっもう遅い」

チョウズメ「いけぇぇぇぇ!!」

チョウズメの思いに答え、尾獣と並べれば見劣りしてしまうが、それでも巨大な蒼き氷の二匹の龍がヒルゼンの元へと殺到した

影分身の術の分割以外では初めてこんなにもチャクラを消費してしまったチョウズメは、そのまま意識を落とした

なおチョウズメはテンションが上がっていたため、本戦で氷遁が使えないことを忘れている模様
我愛羅の防御を突破するとは一体?

ヒルゼン「……」

ヤマト「火影様はあの氷の龍を相殺出来ました?」

ヒルゼン「そりゃ出来るわい」

ヒルゼン(子供になんて術を教えておるのだイタチは!)

ヒルゼンはイタチが消えたのがアカデミーにいる時だったと思い出す
その時からチョウズメはこの術を知っていたはずで、よくひがあがて

ヤマト「そうですか。建物、壊れなくて良かったですホント」

チョウズメがヒルゼンに向けて龍を向かわせてすぐ、チョウズメは術の負荷や消費チャクラによって気絶したため、その場で術は崩壊した

だが、ヒルゼンやヤマトの目の前には巨大な長い氷が横たわっている

ヒルゼン「木遁でどうにかしてくれんかのう」

ヤマト「無理です。火遁でお願いします」

ヒルゼン「この老いぼれをこき使おうとはお主も悪よのう」

ヤマト「火影様がやってはいけないネタですからねそれ!」

そのあとヤマトとヒルゼンは氷の片付けに時間を費やした

ヤマト「もう少し彼には扱いやすい術を教えてあげてください。後始末で毎回僕達の班はてんやわんやしてましからね?」

ヒルゼン「こやつなら龍弾系をマスター出来るのではないか? 習得速度も異常じゃからな」

ヤマト「火遁・火龍炎弾を教えるのですか?」

ヒルゼン「それはおいおいかのう」

ヤマトが氷を砕いて、ヒルゼンが火遁で溶かしていった

× その時からチョウズメはこの術を知っていたはずで、よくひがあがて

○ その時からチョウズメはこの術を知っていたはずで、よく術を試すのを我慢したものだとヒルゼンは溜息をつきながら思った

ある夜奇跡が起きた
下1
90以上で

(本戦まで2/3)自由安価を忘れそうだった


ヒルゼンはチョウズメを起こして、自分の十八番の一つである龍弾系に関することが書いてある巻物を渡した

ヒルゼン(猿魔は渋っておるが、意思のしっかりとした口寄せの仲間がいるのといないのとでは、様々な任務で変わってくる。もう少しで猿魔も折れてくれるじゃろう)

ヒルゼンは久しぶりの弟子育成を楽しんでいた

だが事態は木の葉に良くない方向へと着実に進んでいく

ヒルゼンはある報告を聞いて、すぐさま上忍を集めた

ヒルゼン「……ということじゃ」

カカシ「え……ハヤテが?」

ヒルゼン「うむ、先程桔梗城の傍らで発見さたそうじゃ」

上忍ハヤテが亡くなったのだ

しかも犯人は不明だが、恐らく薬師カブトか大蛇丸と繋がろうとしている……下手したらもう繋がっている勢力によって殺されていた

ヒルゼン(胸騒ぎがするのう)

チョウズメ「体がすごくだるい」

ごっそりチャクラが減ったからかチョウズメはだるそうにゆっくりと歩いている

チョウズメ「今日は宿に帰って……」

宿に帰ればフウがいる

今日はフウと遊んでいないから、きっとやる気がみなぎっているだろう
しかもこんなに疲れた体で帰ったら

フウ「ならあっしがお風呂に入れてあげるっすよ! 遠慮はいらないっす! だって、あっし達親友じゃないっすか!」

顔岩での叫び合戦のあと、フウはどこからか親友という概念を知っていた

体を全てをさらけ出して全身洗い合う仲なら親友っす! という事でランクアップしていた

フウ「うん、今帰ったらきっと僕の体が耐えられない

フウは誰かとお話をして帰ることにした


安価下1
1 紅に会いにいく(中難易度判定)
4 ヒナタに会いにいく(低難易度判定)
6 いのに会いにいく(中難易度判定)
9 アスマに会いにいく(【高難易度】判定)
10 ハナビに会いにいく(低難易度判定)
11 ヒルゼンに会いにいく(中難易度判定)
12 自由安価(人物によってはコンマ判定)

13 フウの元へ帰る(判定なし)

ハナビが街中でヒアシに捕まる可能性
下1
5以下でパパに捕まる

あっあっあっあっあっ

このスレでの00はその場面での最良な結果を引き出します

木ノ葉崩しで大蛇丸との戦いで出したら、ヒルゼンは大蛇丸を殺して無傷
滝で決闘する時に説得して00出ればサスケは行かない
マダラが穢土転生逆口寄せの時に00が出たら何故かミスって死ぬ
かぐやが逆ハーレムで00食らったら鼻血吹いて死ぬ

こんな感じですね

ハナビはチョウズメという自分の姉の仲間が気になっている

ハナビはその気になるという感情は


安価による多数決
下5まで
1 恋というものかもしれない
2 本気で戦って友になりたいのかもしれない

ハナビ「恋というものかもしれない」

ハナビはやっと自分の感情を理解出来た


ハナビは自分は父ヒアシに似て、この年にしては異常なほど落ち着いた性格であると自己認識している

趣味は? と聞かれれば「修行」と答えるくらいだ

さて話は変わるがハナビから見たヒナタはどういう存在か?

ハナビ「普通にお姉様は好き」

ハナビは姉が弱いからなんてことは思わない

自分の覚えがおかしいということすら理解しているし、自分は聡明だと思っている

だからこそ気がついてしまった

姉を超えるということは、姉が背負ったはずの責務も責任も運命も全てを背負わないといけないということに気がついてしまった

ハナビはそういうしがらみを齢7歳にして気がついていたが、それならそれを背負い込んで日向を守らなければいけないと自覚する

ハナビは修行自体は嫌いではなく、むしろ好きだ

知らない動きや知らない技、色んな術を覚えて、それで自分を新たな自分へと変えてくれるから

だがハナビは壁にぶつかった

いいや壁にぶつかる前に壁を認識してしまった


あまりにも優秀故に、ハナビはこのままでは確実に壁にぶつかり、今の自分では超えられない、破れないと理解してしまったのだ

そんな時、大好きな姉がアカデミーの入学式から帰ってきて自分の元に来た

ヒナタ「私に友達が出来たよ」

あの引っ込み思案で他人が話しかけると萎縮してしまい、見られていると話せないあの姉に、入学式当日に友人ができた

ハナビは初日からヒナタに友人になろうと誘った相手は男であることを理解し、心底失望した

ハナビ「お姉様はちょろいから、きっと色々なことに使う気ね」

ハナビはヒナタに信用しすぎないようにと忠告してその日は終わった


その次の日もその次の日もハナビはヒナタにチョウズメという男の子の話を聞いた

話を聞いていくうちに、チョウズメもあまり新しい人と仲良くなれない人だということに気がついた

ハナビ「同じようにオドオドしていたお姉様なら行けると思ったのね」

そう判断していたが、そのチョウズメはどんな授業のテストも完璧に終わらせているらしい

人付き合いが苦手なのに成績は体術含め優秀

ハナビ「秋道? あの秋道?」

ハナビは既に姉の代わりに里の名家の会合に付き添っている

だからこそ、秋道にはチョウジというとても大きい男の子しかいないと知っている

ハナビ「そんなに優秀ならなんで連れてこないのかしら?」

ハナビは姉が少しずつ家族以外にも明るくオドオドしなくなってきていると感じていた

その変化が秋道チョウズメのおかげなのか?と気になった


大体数ヶ月経ってある事実を思い出した

ハナビ「あれ? ヒナタお姉様が好きなのってナルトっていう男の子じゃないの?」

ハナビは外に出してもらえないから、うずまきナルトには近づくなという暗黙の了解を知らなかった

だからヒナタを白眼の白目につけ込んでいじめられていた所を助けたヒーローにヒナタは惚れたと思っていた

だが、最近はちょくちょくそのナルトの名前を聞くが、大抵はチョウズメという謎の秋道の話ばかりだった

そしてある日、ヒナタはハナビの元に泣きながら駆け込んできた

ハナビはその時のヒナタの話で、なぜ秋道チョウズメという成績優秀なアカデミー生が秋道として会合に来ないか知った

秋道の当主に物心がつく頃からずっと嫌われているという事を知った

なら、どうやってそんな成績を維持しているのか?

訓練をして訓練をして訓練をした

そして幸運にも上忍との繋がりができ、また訓練

ヒナタ「チョウズメくんはお父さんに認めてもらうために頑張ってきたんだって」

優秀になってもなお褒められず嫌われ、里の会合では存在すら匂わせないほどいないものとしての扱い 

ハナビはその時その本人と会ってみたいと思った

それからハナビは積極的にヒナタに話を聞いては、顔すら知らない相手を想像して行った

ハナビ「やっぱり秋道チョウジみたいな顔なのかな? でもヒナタ姉様はかっこいいって言ってたけど、かっこいいっていうのはネジ兄様みたいな事なのかな?」

ハナビの中で男としての見た目のかっこいいの最上位はネジだったので、どんどん妄想で色々足されていった

ヒアシ「無闇矢鱈と里を白眼で覗いてはならない。我らの目は全てを見通す。故に他者のプライバシーを完全に無視してしまう。そのような問題を起こした同族は残念ながらいる。故に訓練以外では白眼を使わないように!」

ハナビはこう強く言われていたから白眼によって見ることをせず妄想を楽しんだ


ヒナタ「お父様が稽古に来ない時に、チョウズメくんと演習をする約束をしたの!」

ハナビは演習をする公園の場所を聞きつけて、白眼で見ることを決意した

アカデミーは火影様の執務室なども併設されているため、白眼でみてもしバレてしまったら大変なことになるから見なかった

だが、ただの公園なら大丈夫だろう


初めてチョウズメを見た時は驚いた

全く秋道の顔をしていなかったのだ

だからこそ、忌み嫌われているのだろうとハナビはわかった

そしてチョウズメの体術のレベルの高さにも驚いた

落ちこぼれ扱いされているヒナタだが、ハナビと比べてしまった場合であり、通常の日向と比べれば良い方だ

そのヒナタを圧倒しながら、笑顔で、そして柔拳を己の経験にしようとその顔は必死だった

その顔を見た時、ハナビは何かわからない感情が湧いた

ハナビ「これはきっと戦ってみたいのね。自分の壁を超えるには、日向と戦うだけではダメなのかもしれない」

最近ヒナタの腕が急激に伸びているのもきっとそういうことなのだろう

ハナビはこの日から他流派交流試合を行うようになった

ヒナタ「ねえ、ハナビ。休日にチョウズメくんと遊ぶことになったのだけど、やっぱりいつも通りの格好の方がいいよね?」

ハナビ「……え? 何を言っているのお姉様! 休日に異性と会うならオシャレをするものじゃないの!? お手伝いさんすみません!」

ハナビは一瞬自分がイラッとしたが、きっと休日に遊ぶのが羨ましく思っただけだとこの時はスルーした


最近は何故かチョウズメが朝練に行く時、日向の家の前を通る

その時に白眼で眺めてしまうが、きっと好敵手を観察しているだけだろうと思っていた


ヒナタとチョウズメの休日の邪魔をしてはいけないとハナビは分かっていた

だが我慢出来ず、趣味であるはずの修行、自己鍛錬をサボって街に飛び出した

初めはただ眺めているだけだった

だが、もっと近くで見てみたいと思ってしまった結果

白眼を使って追っていたはずなのに、ヒナタとチョウズメに捕まってしまった

二人は楽しそうにハナビを捕まえていた

ハナビは何となく気に食わなかった


そのあとは酷かった


ハナビ「そうですよ。上忍二人に指導を受けているアカデミー生がいると噂されていますからね。お父様が言ってました。しかもその人は火影様と密談したとか」

父ヒアシに聞いた訳ではなく、ヒナタに聞いたし、白眼で覗いていた
アカデミーの地下でやっていることは覗けなかったけど、上忍の夕日紅と何かやっているのだと思いもやもやした

火影との会談も覗いていたから知っていた

ハナビ「少しぽっちゃりしてますけど普通に動けてますし、顔もいい部類ですし、上忍が二人も師匠についてるなんて恵まれてますね」

家庭環境のことを知っていたのに、良い部分だけを言って責めた

ハナビ「え?……あー、そういう事ですか。今はいいです。お姉様が教えてあげてください。お団子美味しかったです。ご馳走様でした」

チョウズメは自分が父親に嫌われているのは恵まれていないと思ってすらいないのだと
自分が悪いから嫌われていると思っている

そういう事が観察眼に優れた白眼でわかったけど、こんな風に責めてしまった


ハナビ「……嫌われた」

ハナビは次の日、初めて嘘をついて修行を休んだ

布団に逃げ込んでいたため、休日の遊び、デートから帰ってきたヒナタから話を聞いていなかった

ハナビは何故初めて会っただけの人に酷いことを言っただけでこんなにも苦しいのは分からなかった

だが、ヒナタの伝えた言葉でそんな気持ちは吹き飛んだ

ヒナタ「なんかね、この前の言葉がありがとうってチョウズメくんが言ってたよ。なんでハナビが酷い事を言ったのに嬉しそうにお礼を言うんだろうね」

ハナビ「……」

ハナビは次の日、己の前に立ちはだかっていた壁を破った

ハナビはその日から暇な時はずっとチョウズメを見ていた

趣味が修行や鍛錬だったが、趣味が人間観察(特定人物)に変わり、白眼で覗き続けた


ヒナタ「やったよハナビ! チョウズメくんと同じ班になったの!」

ハナビはここら辺から羨ましいと思っていたが、それを口には出さなかった

まだどんな思いゆえに羨ましいと思ったのかわからなかったからだ

ヒナタとチョウズメとシノという3人の班の初めての演習をハナビは覗いていたが、また結界に阻まれた

白眼ならその結界すら超えられるだろうが、もしその結界を超えたら逆探知される可能性があり、見るのをやめた

だがハナビは疑問に思った

ハナビ「なんでただの優秀なアカデミー生に暗部がついて、しかも戦う時は結界で隠すんだろう?」

ハナビは新たな疑問が浮かんだ

ペインのイベントがあるからナルヒナフラグはまだセーフ
今はサスケ里抜けフラグのほうが危なっかしいぞ…

ヒナタの好感度は接してる時間とかイベントのせいで多分チョウズメに偏り始めていると思います



ハナビは影分身の術を戦いながら18体使うチョウズメを見た

非戦闘時なら数十体出せることをハナビは見た


最近はチョウズメのことばかり見ている気がするとハナビは思っていたが、自らの修行は順調に進んでいた

ヒアシ「優しさ故に強さに繋がらなかったヒナタが強くなり、修行しか興味のなかったハナビは何かを知ってか更なる高みへと一歩近づいた。これならばヒナタにも奥義の八卦を教えても良いかもしれんな」

ハナビ(私もヒナタ姉様も男の子のおかげで変わったって知ったらお父様きっと……殺しちゃう!)

ハナビはその日以降、ヒアシに絶対にバレないような工作を施すようになった

中忍試験前に第十班が出ると知り、ハナビは更に稽古に力を入れた

ヒナタの話やずっと見ていたことから分かる通り、チョウズメは友達にとてつもない執着を見せている

その中でもヒナタはチョウズメの上位にいるだろうと分析していた

そして中忍試験は下手したら死ぬ

もしヒナタが死んだ場合、チョウズメがどうなるのか分からない

だからハナビはヒナタと共に、奥義の八卦会得に向けて、更に力を入れて切磋琢磨していった


そして中忍試験前のある日

チョウズメが日向の家の前に来た

ハナビはお手伝いさんに教えてもらった小さなオシャレとヒアシにバレない程度の可愛い服装に着替えて出ていった

そしてその会合でハナビはチョウズメとの約束を手に入れた

ハナビ「お姉様はぜんざいとシナモンロール。よく二人でお姉様の好物を食べてるって言ってたわよね? いいなぁ、早く行けるといいな」

紅という教師がチョウズメとすごく仲の良いことは分かっていたが、チョウズメの反応からしてあれは母親として見ているだろうと安心していた

そして中忍試験が残りわずかになった時ある嵐が発生した

フウ「お風呂に入るっすよ!」

若草色の髪をした滝隠れのくノ一がチョウズメを拉致した

白眼はあらゆるものを見通すと言われているが、見るだけであり、声はわからない

だが、チョウズメが若草色の髪をしたくノ一に引きづられているのが見えたのだ

ハナビ「お姉様! なんでこんな時にいてくださらないんですか!」

チョウズメは若草色……フウにある施設に連行された

ハナビ「……え? ちょっと、今さっきあったばかりの関係でしょ! なんで裸になってるの!?」

ハナビも流石にチョウズメが風呂に入る時などはほとんど見ていない……ほとんど見ていない

チョウズメが極度に疲れていたり、なにかに集中している時以外だと、何故か白眼で見られているのに気がついてしまうからだ

ハナビ「なんで自分では脱ごうとしてるんです! 駄目、えっ、本当にどっちも裸になっちゃった」

この時はまだ齢7歳だが、そういう知識は持ってしまうのが乙女
そういう知識がないとその行為がやってはいけない事だと分からないからこそ、早く教育されるのが乙女

7歳のハナビは目を隠しながら、白眼でチョウズメとフウの風呂の出来事を除き続ける

チョウズメが逃げようともがいているが、フウの力には叶わず諦めてしまった

ハナビ「お父様が家にいなければ、私が柔拳で追っ払うのに!」

そうしてみていたら、チョウズメがいきなり体から力を抜いて気絶した

ハナビ「助けなきゃ!」

やはり他里のハニートラップだったのだ

ハナビは急いでその場に向かおうとしたが、足を止めた

視界に映るフウはいきなり倒れたチョウズメに泣きそうになりながら風呂から上げて、人命救助活動にとてつもなく必死になってやっていたからだ

ハナビ「キス……あれは違うわ。あれは人命救助」


ハナビはその日から謎の焦りを覚えた

ハナビは中忍試験の日は休みにしてもらった

ヒアシもヒナタと最近切磋琢磨しあい、技の練度を上げている
二人が仲が良いのだろう、だからこそ命に危機がある中忍試験が心配なのだろうと初めてヒアシはハナビを甘やかした


そんな父親の考えなんてどうでもいいとばかりにハナビは覗き続ける

第一試験
ハナビ「これは……もっと私も勉強しないと。7歳が解けないのはしょうがないよね? でもチョウズメさんもヒナタ姉様も解けてるし……シノって人今カンニングしたけどバレてないわね」

第二試験
ハナビ「これでチョウズメさんの秘密が分かれば……あっ! 暗部にバレた!」

(隊長さんが嘆く暗部の話の時、ヒナタの白眼が発動しているから近づけないという話がありましたが、これはハナビが覗いていたから……という事に今なりました。結界かなんかに引っかかったんでしょうね)

第二試験予選

ハナビ「ヒナタお姉様! ネジ兄様も本気で相手してた。今までならきっと手加減して余裕で倒すのに、ネジ兄様にヒナタ姉様は何を言ったんだろう」

ハナビ「…………え?」

この日初めてハナビはチョウズメに対して恐怖を覚えた

ハナビはチョウズメがドンキヌタに向けた敵意や憎悪を真正面から観てしまった

ハナビ「……怖い」

ハナビはその日からチョウズメを覗かなくなった

きっとチョウズメは大切な仲間が殺されれば、その殺した相手を地獄の底まで追いかけるだろうとハナビは思った

ハナビは恐怖に足がすくんで、ヒナタのお見舞いには少し行ったが、もしチョウズメと鉢合わせたらと思ってすぐに帰ってしまった

その日から数日はハナビは全く修行に身が乗らなかった

そいやフウはやられるの内定してるんだよね…
チョウズメもっと頑張らなきゃオビト√入るのでは

私は原作を変えるのにもう恐怖を覚えていない!(やべえよやべえよ)



ハナビは数日後、いつもよりも遅い時間に起きてしまった

朝練をするには微妙に時間が足りない

その日のハナビは珍しく寝ぼけていて、ここ数年の日課になっていたチョウズメ覗きを行った

ハナビか数十秒でチョウズメの居場所を特定出来る程度には白眼ストーキングをしているため、火影の執務室から出ていくのをみた

そのままハナビは目を追った

ハナビ「また結界だ……むう」

ハナビは最近チョウズメのあの憎悪の顔のせいでだがまともに寝れずとてつもなく頭がフラフラしていた

だからいつもはしないこともしてしまった


ハナビ「白眼で見られることを想定していない結界なんて、超えられるんですからねー」


木の葉で1番大きな演習場に遠見防止の結界を暗部が入っていたが、いつもに比べて範囲が広く、たまたまハナビの見ている方向の結界は弱まっていた

チョウズメは何かを話していた

その顔はあの恐怖の顔ではなく、希望に満ち溢れ、それがハナビは見たかった顔だ

そして

チョウズメ「氷遁・双龍暴風雪!」

チョウズメが見た目が怖いからと水分量や光の反射などに気をつけた二匹の龍をみた

蒼い氷の龍。龍の周りの空気が急激に凍り、ダイヤモンドダストが発生している

ダイヤモンドダストとその二匹の龍はとてもハナビには美しく見えた

実際はハナビは術をあまり見たことがないのだが、そんなことをハナビはその場面で考えるわけがない

どんどん大きくなっていく龍

その龍に守られるように印を結ぶ手に力の入るチョウズメ

チョウズメが龍を解き放つと、声なき声で雄叫びをあげた龍による突撃

その突撃はすぐにチョウズメの気絶という形で砕け散るが、その氷から反射される光を浴びたチョウズメをみてハナビは呟いた


ハナビ「やっとわかった。これは恋というものかもしれない」

気づいた。気がついてしまったハナビは早かった


姉が今はナルトとチョウズメのどちらが恋愛として好きなのか未だに迷っているのも知っている

フウという少女がチョウズメを友とは別の特別な存在として見ているのに、それを気がついていないことも知っている

チョウズメは恋愛というものを全く理解していないし、乙女心も何それ?と言った感じだが、天然タラシとかしているのも知っている

最近読み始めた恋愛小説では、ハナビがやろうとしている事をするのはヒール役、悪者役がやる事だということも知っている


ハナビはヒアシに秘密で買った可愛い着物に着替えて、オシャレを考え始めて1番初めに好きになった髪留めを付けて、家を飛び出した

ヒアシ「ハナビどこにいく! その格好はなんだ!」

ハナビ「秘密!」

ハナビはチョウズメの元へと向かった

ハナビはなれないおしゃれな服装、それに頑張って結った髪がボサボサにならないように速度を上げすぎないように走る


白眼で見ると演習場の結界は解けていて、チョウズメは起き上がっている


ハナビは走る
例えヒナタに嫌われたとしても構わない

ヒナタはずっとそばにいて、いつでも想いを整理してから、告げることだってできた

ハナビ「それをしなかったのはヒナタ姉様!」


チョウズメは火龍弾や水龍弾などの習得難度の高い、本来なら下忍になりたての忍びに渡すものでは無い忍術が記載されている巻物を貰って喜んでいる

例え滝のくノ一フウと殺し合いになったとしても勝ってみせる

体を重ねて(意味深ではない)人命救助とはいえキスまでしたのに、特別だと思っていることに気が付かないのが悪い

ハナビはチョウズメのいる演習場前広場への曲がり角を曲がった

チョウズメ「あれ? 師匠! ヤマトさん!」

いきなりヒルゼンとヤマトが本気のダッシュで街中に消えていった

チョウズメは少し前からこちらに来る気配が分かっていたが、多分知っている相手だろうとその場で足を止める

ずっと何故か彼女には見られていたから、なんとなく分かる


ハナビ「チョウズメさん!」

ハナビはむせ返るのをなんとか抑えて、チョウズメにたどり着く前に息を整えようとしたが、上手くいかなかった

チョウズメ「大丈夫?」

チョウズメが近づいてきて、水筒を差し出してきた

ハナビはその水筒をひとこと言ってから貰い、一瞬止まってからすぐにその水筒に口をつけた


ハナビが落ち着いたのを見てチョウズメが声をかけた

チョウズメ「どうしたの?」

ハナビ「……」

ハナビにはもう覚悟ができている

5歳も年の差が離れていて、きっと相手にされないだろう

手酷く振られるだろう

だが、もうハナビには思いを伝えないという考えはなかった

ハナビ「私はまだ幼いですし、姉様みたいに胸も大きくないです。でも、チョウズメさんが好きです。チョウズメさんを愛しています。つ、付き合ってください!」

ハナビはもっと色々考えていた

聡明だと思っていた頭で色々考えていた

だが出たのは胸のことと、ただ感情を伝えただけだった



チョウズメの反応
コンマ下1
80~  やっと異性というものを認識する(受ける訳では無い)
20~79 親戚の子の告白的なあれ
~19  親友になりたいのか!

HEY

チョウズメは年下の女の子については全然わからない

まず知り合いがめちゃくちゃ少ないチョウズメがわかるわけが無い

チョウズメはそういう時は人生の先輩の話を思い出そうとして、ある話を思い出した

アスマ「いやさ、数年前までは親戚の子のがアスマお兄ちゃんと結婚するー!って可愛く言ってた子達がよ。この前臭いから近寄らないでって言ってきてよ」

チョウズメ「そういうものなんですか?」

アスマ「ああ。親戚の小さい子たちは大人に憧れるから、年が少し離れた親戚のお兄ちゃんとかお姉ちゃんに告白するなんてよくあるんだよ。でもやっぱり臭いはねぇよな」

チョウズメ「タバコ臭と体臭は気をつけた方がいいですよアスマ先生」

アスマ「まじで!?」



チョウズメ(なるほど、多分こういうことか)

チョウズメ「ハナビちゃんが僕のことを好いてくれてとっても嬉しいよ」

ハナビ「……はい」

チョウズメは不安げな瞳で見てくるハナビに近づき、目線を合わせ、頭を撫でながら言った

チョウズメ「そうだね。ハナビちゃんがアカデミーを卒業しても、僕のことを好きでいてくれたら、その時ハナビちゃんと付き合うよ」

ハナビ「……えぇ」

アスマが言っていた大人な対応をしたチョウズメだったが、ハナビはチョウズメが全く本気にしていないことがわかった


ハナビはどうする?
下1
1 勇気を振り絞る
2 そのまま頷く

ハナビ「……本当ですか?」

チョウズメ「うん、本当だよ」

ハナビ「分かりました」

チョウズメが撫でている手ではない方の手をハナビは握って

ハナビ「私は本気ですからね」

チョウズメ「え?」

全く警戒してなかったチョウズメは、頭を撫でている方ではない手をハナビに引っ張られて体が前に倒れる

そして

ハナビ「んっ」

チョウズメ「ん!?」

ハナビ「……っん、本気ですからね? 数年後が楽しみ!」

ハナビはチョウズメにキスをしてから、何があったのかイマイチ分かっていないチョウズメにそれだけ告げた

恥ずかしくなってきたハナビはそのまま逃げるように家に向かって走っていった


チョウズメ「……え? 待って、おかしい。接吻って本当に好きな相手、しかも夫婦や恋人間でのみ行われることだよね?……見てないで教えてください師匠! ヤマトさん!」

先程まで完璧に隠密していたのに、流石にいきなり5つも下の子どもが12歳の子どもにキスをしたのに驚き、二人は気配が漏れてしまった

ハナビ視点のハナビ恋愛00コンマはこれで描写が終わりです
チョウズメの視点に戻ります

ほっぺ?おでこ?(訝しみ)

チョウズメはハナビと目を合わせてキスをした時、ハナビが混じりっけのない好意によってキスをしたことが何となくわかった

だから慌ててしまう

分からないからだ

ヒルゼン「いやー、まさか日向のまだ7歳の子が唇にぶちゅーと接吻をするとはのう」

ヤマト「いやー、僕もまさか子どもの恋愛でワクワクするとは思いませんでしたよ」

チョウズメ「笑い事じゃないですよ師匠!」

チョウズメは混乱し始めた

チョウズメ「僕はアスマ先生が言ってたみたいに、知り合いの年上の異性に抱く憧れからくる好意だと思ってたんですよ!」

ヒルゼン「それで?」

チョウズメ「もしハナビちゃんが本気だったとしたら僕は凄く無責任な事を言っちゃったことになるじゃないですか!」

ヤマト「まあそうなりますね」

チョウズメ「人を好きという気持ちはとっても大切ですよね? 僕はまだ恋愛の好きと、それ以外の好きの違いがわかりません」

ヒルゼン「知っておる」

チョウズメ「数年後なんて言っちゃいましたけど、本当にハナビちゃんがそれを待ち望んでいて、僕がまだその時になっても恋愛が分からなかったら、嘘になっちゃいます!」

ヤマト「あっ、そっちを気にするのか」

ヒルゼン「チョウズメは今、好きな異性はいないということか?」

ヒルゼンの言葉にチョウズメはもう一度考えてみた

チョウズメ(紅さん? 母親みたいだと思ってたけど、これが愛? ヒナタ? 守ってあげたいし一緒にいると落ち着くけどこれが愛? フウ? 多分僕を完全に受け入れてくれるのはきっとフウ、フウの事も好きだけどこれが愛?)


今のチョウズメは本調子ではない

先程人生初の大技を撃ち、身体チャクラと同じだけ精神チャクラも消費している

その状態で「もしかして僕はお父さんと同じような酷い事をしてしまったのではないか?」とチョウズメの頭の中をぐるぐる周り

チョウズメ「……」

チョウズメは気絶した

ヒルゼン「おっと。まさか恋愛のことを考えて知恵熱を出すとはの」

ヤマト「友達や親友以上の関係というのを彼はそれだけ慎重になることなんでしょうね」

ヒルゼン「うーむ、儂はなんと答えれば良いか」

チョウズメはそのままチョウズメが泊まっている宿にヤマトが送り届けた

チョウズメはまだ性欲も恋愛も理解していませんが、それはどんなものなのか?とちゃんと考えるようになりました

今までは友達や親友よりも深い関係というのを想像する気がありませんでした
チョウザの件がありましたから

ですが無理やりハナビによって踏み込みました

それと共に闇堕ちしてしまった時の深さが深くなりました

なんかハナビ秘伝みたいになってしまいましたが本日はここまでです

なんでヒナタとの交流がハナビ視点だといい感じのイベントみたいになっているのか

次回からハナビも自由安価の間のイベントに出現してきます

次回は(本戦まで1/3)からスタートです

乙です
チョウズメの精神うちは並に不安定すぐる…

倍加の術を会得しているので名を捨てさせられることは無いですね
ヒルゼンとかが既に各国大名に出場者名簿を送っているのでもう遅いですね

昼飯食べたら始めます

ヒルゼン「それで滝の者達はどんな方々かわかったのか?」

ヒルゼンは知恵熱で気絶したチョウズメを担いで宿へと向かう

ヤマト「はい。滝隠れの下忍ケゴンとヨウロウ。どちらも登録上は下忍ですが、事務処理から代表としての交渉、どれを取っても上忍と同等の働きをしています」

ヒルゼン「ふむ、儂も見たがやはりそうか。となると、あのフウという娘の護衛かのう」

ヤマト「いえ、その可能性は確かにありますが、彼女自身も相当な使い手のようですよ。まずチョウズメくんが力負けしてますからね」

ヒルゼン「……綱手と似た方法によって得ている怪力を凌ぐか。大方血継限界であろうな」

フウは重明の助けを得て、パワーを発揮しているが流石の二人も分からないようだ

滝隠れの下忍は他にもいたが、第3試合予選まで勝ち上がったのはフウと実質上忍ペアだけだった

ヒルゼン「なぜチョウズメが好かれているか分かるか? ヤマトによると、そのフウという娘が里に来た日から既に今のような関係になっていたと言っていたが」

ヤマト「えーとどうなんでしょう? そこまでは」

ヤマトは混浴のことを知っていたが、これはさほど関係ないだろうと当たりをつけた

ヤマトは温泉の壁の木材と同化し、監視していたが、声が聞こえるくらいの距離になると、フウから視線が来ていたのでどんなことを話していたのかまでは分からなかった

ヒルゼン「こやつは不思議な力をもっておる。簡単に人と仲良くなれる……父親以外とはな」

ヤマト「いつか騙されちゃいそうですね。フウという娘も騙している可能性はない訳では無いですし」

ヒルゼン「さよう」

ヒルゼンはこう答えたが、チョウズメならほぼ引っかからないと思っている

ヒルゼン(アスマがテストをした結果、チョウズメは相手の心をよく見透かすようじゃからな。儂が初めて話した時も何となくそんな感じを受けた)

チョウズメが目を覚ますと、チョウズメはフウの抱き枕になっていた

いつもなら抵抗するなり無抵抗になるなりするが、ハナビによって色々考えさせられているチョウズメは考え込んだ

チョウズメ(フウはヒナタには僕の知る友達より少し積極的にくっついているけど、多分友達としての範疇だと思う。じゃあ友と呼ばれてた時から全てをさらけ出して、体を洗いっこして、絶対に言っちゃいけない秘密を互いに教えあったのは友達? 親友でもそこまではしないのはいのが教えてくれた)

チョウズメは気絶したあとヒルゼンかヤマトが運んでくれたのだろうと分かるが、何故フウが寝ているのかはわからない

きっと友と一緒にお昼寝でもするっす!

みたいな感じかなと思いつくが

チョウズメはフウの髪を撫でる

チョウズメ(紅さんも好き。ヒナタも好き。フウも好き。ハナビちゃんは……まだわからない。だってまだ数回しか会ってないから)

でも先ほどのハナビの真剣で、それでいて可愛らしい顔はとても印象に残った

他にもいのだって好きではあるし、ハナビよりも好きだが、いのはサスケが好きなのをチョウズメは知っている


チョウズメ(なんで好きな人を一人に絞らないといけないんだろう。アスマ先生は色んなことで焦るとろくな結果にならないって言ってたけど、きっとこれは頑張って考えた方がいいことだよね?)

チョウズメはそこであることに気がつき、フウの頭を叩いた

フウ「痛いっすよ!」

チョウズメ「寝てるフリしないの!」

フウ「でもそういう時じゃないと撫でてくれないじゃないっすか!」

チョウズメ「やだよ僕だって恥ずかしいもん」

フウ「もう1回! もう一回だけお願いっす!」

チョウズメ「わかったから! 乗っからないで!」

フウ「もう大丈夫なんすか?」

チョウズメ「うん。それに友を作りにいかないと」

フウ「……そうっすよね! それじゃあ頑張っていくっすよ!」

チョウズメ(頑張って考えよう)


安価下1
1 紅に会いにいく(中難易度判定)
4 ヒナタに会いにいく(低難易度判定)
6 いのに会いにいく(中難易度判定)
7 チョウジに会いにいく(【高難易度】判定)
9 アスマに会いにいく(【高難易度】判定)
11 ヒルゼンに会いにいく(低難易度判定)
12 ハナビに会いにいく(低難易度判定)
13 自由安価(人物によってはコンマ判定)

14 フウに会いにいく(低難易度判定)

紅は新米上忍故に仕事を押し付けらている可能性
下1
20以下で忙しい

チョウズメは誰と会おうか考えて歩いていると、前方に紅が見えたので近づいていった

そしてちょうど仕事が終わってお酒を買い込んでいた紅に連れられて、紅の家に来た

紅「最近は放置気味でごめんなさいね」

紅はアルコール度数の低い、絶対に酔わないお酒をあおりながらチョウズメに話しかける

チョウズメ「紅先生は上忍になったばっかりで仕事を押し付けられているんですよね? しょうがないですよ」

紅「覚えないといけないから、やらされているんでしょうけど、中忍試験はとにかく大変ね。特に他国や大名なんかが絡んできちゃうから」

それに紅の班は一人は入院、一人は家での修行、そしてもう一人は火影自ら見ているため、教育をする必要が無いからなおのこと仕事が増えていた

チョウズメはやはり紅といると、ヒナタともフウとも違う安心感がある

多少お酒を飲みすぎると暴走してしまうが、それも大人の仕事が大変だから色々溜め込んでしまうものなのだろう

アスマにもそんなことを言われていたチョウズメはそう理解している

紅「火影様との修行はどう?」

チョウズメ「いますぐ中忍になっても問題ないくらいの事務処理能力が身につきつつあります」

紅「あははは。そう、こき使われてるのね。でも修行もしているのでしょ?」

チョウズメ「はい! 初めは術の撃ち合いからやったんですけど、師匠はとっても早くて……」

そこからチョウズメはヒルゼンと行っている短いがとてつもなく濃い修行のことを話し始めた

影分身も併用しているため、チョウズメに蓄積する疲労は相当なものだが、チョウズメは何とかやりきっている

チョウズメ「それで氷遁・双龍暴風雪を師匠に向かって本気で撃ったんですけど」

その言葉にさすがの紅もビールを吹き出した

紅はチョウズメの知っている氷遁を全て聞いている

紅(チョウズメくんは氷遁・双龍暴風雪と氷遁・黒龍暴風雪……チョウズメくんの場合は氷遁・蒼龍暴風雪にするんだったかしら? これらをただ龍の数が一体増えただけだと思っているけど、上忍クラスの術を同時並行で放つって。しかもこの時までは一度も使ったことの無いものよ? 頭痛くなってきた)

紅は考えるのをやめた


ある判定
大きければ大きいほど強い(平時)
下1

ドロン

ワロタ

あと流石にここでゾロ目は勿体ないし、ゾロ目があった方が処理がめんどいけど面白いので、ゾロ目一回はあとでまた効力を発揮させます

下とは別に

本来ならチョウズメは超絶酒に強いってことになるんですけどゾロ目だし選んでもらいます
下1
1 この里の誰よりも酒に強い
2 この里の誰よりも酒に弱い(戦闘時を除く)

酒なら誰にも負けない



紅はそのあともチョウズメの話を聞いた

どうやらヒルゼンは龍弾系の術、これもまた上忍クラスの技のはずなのだが、それをチョウズメに覚えるように指示したそうだ

紅(……えぇ。火影様まで自重しないでこの子に力を持たせて何がやりたいのよ。まずこの子はまだ子供だし、私なんてこんなにちっさい時からお世話をしてきたのよ? それなのに最近は子離れとでも言うのかしらね? どんどん勝手に大きくなっちゃって……はぁ)

紅はストレスを紛らわさるように、チョウズメがいる時は絶対に飲まないと決めている強いお酒を煽り始めた

紅「チョウズメくん、ひっく、も下忍になったことですし? お酒をね? 飲んでみた方がいいいとも思うのよ私は」

チョウズメ「……いいんですか!?」

酒飲みの紅は大人になるまで飲んではいけないと言っていたのでチョウズメは今まで1口だって飲んだことは無い

アスマに1口くらいと何度も押し付けられたが、全て火遁で吹き飛ばしていた

アスマも紅も楽しそうに美味しそうに飲んでいるお酒

大人の象徴の一つである飲酒

そんなものに憧れて目をキラキラさせるから未だに子供っぽいと言われるのだが、当然本人は気が付かない

紅「……そうねぇ、私と飲み比べをして、勝ったら、私のできるお願いを聞いてあげるわ。無理なものは無理だけどね?」

チョウズメ「頑張ります!」

紅「無理そうなら、すぐに言うのよ?」

そうして飲み比べは始まった


飲み比べの結果
コンマ下1
2以上でチョウズメの勝ち(1とゾロ目はチョウズメの負けで00はゾロ目と同じ)

紅のステータスがほとんど酒関係のせいでお酒ネタばかりになっているような?



紅はせっかくのチョウズメの初の飲酒なのだから、美味しいものをと取っておきを開けて、まずは乾杯した

紅「乾杯」

チョウズメ「乾杯!……おいし、い?」

チョウズメは慣れないアルコールの味にイマイチ頭をひねる

飲んでれば美味しくなるのかもしれないと紅の進めるお酒をどんどん飲んでいく

紅「もうやばいんじゃない?」

チョウズメ「え? 気持ち悪くもないですし、頭がフラフラすることもないですよ?」

紅「大人が負けてられないわよね!」

そして紅とチョウズメはどんどん飲み進めていった

紅「もう、むり……チョウズメくんはちゅよいわね」

紅は机に突っ伏してチョウズメに負けを認めた

チョウズメ「……アスマ先生はほろ酔い気分は良いものだって言ってたけど、今の僕は酔っているのかな? 全然そんな気がしないけど」

紅は真っ赤になって、汗をたくさんかいているが、チョウズメはちょっと苦い水を沢山飲んだ程度の感覚しかない

紅「しゃあ! チョウズメくんの願いをいいなしゃい!」

チョウズメ「……お願いごとですよね? うーん、紅さんは酔っ払っている時に言ったことだしなぁ」

チョウズメの紅に対する願い
下2

チョウズメ「僕の前からいなくならないでください」

紅「そんなの当然よ? 担当上忍にゃのだから」

チョウズメ「絶対ですよ? 絶対ですからね?」

紅「いなくならないわよ」

紅はチョウズメを昔のように抱きしめ……体が大きくなり、初めて時のように抱きしめられなかった

それでもチョウズメを紅は抱きしめながら、そのまま

紅「すー……」

チョウズメ「紅さん? あの、紅さん?」

きつく抱きしめられたまま紅は眠ってしまった

チョウズメも何となく無理やり剥がしたくなかったので、ベッドまで紅を抱き上げて連れていき、そのまま紅に抱きついて眠った

紅はいつも通りベッドの柔らかさを感じながら目が覚めた

だが何かおかしいのだ

自分を強く抱き締めている相手がいる

紅は警戒して懐からクナイを取り出そうと、胸元に手を向かわせたが

スカッ

紅は下着姿で、下着姿のチョウズメに抱きしめられて寝ていた


紅「…………待って待って待って待って待って。流石に不味いわよ。もしかして手を出しちゃった? 連日忙しくてちょっとそっち系のストレスを発散していなかったわ。でも息子同然に可愛がっていた子に手を出した?……倍くらいの年齢差があるのに、そんな子に手を出した?」

紅はとりあえずチョウズメから無理やり抜け出した

紅「ベッドの横にチョウズメくんと私の服が…………どこまで、どこまでやってしまったのか。記憶が全くない……!」

紅はベロンベロンに酔って酒で服が汚れていたし、チョウズメも外に出た服のままベッドに入ると汚れてしまうので、チョウズメが脱がれせ自分も脱いだのだが紅はわからない

紅「うわっ、下着濡れてるし……やばい、本当に分からないわ」

当然である

ただ寝ていただけなのだから記憶が無いのは当たり前だ

なんで下着が濡れてるんですかね…

そのあとチョウズメが起きるまで紅は自問自答を繰り返したが、チョウズメの口からただ寝ただけという言葉によってそれから抜け出した

紅「いい? 二人きりでお酒を飲もうとサソワレタラ、本当に親しくなった異性とだけ、お酒を飲んでもいいわ。でももし違うなら絶対にダメよ?」

チョウズメ「……? わかりました?」

チョウズメは意味がわからなかったがとりあえずその事を記憶に止めておくことにした


なお白眼妹は昨夜のやり取りを……

>>444
お、おしゃけだから! きっとお酒だから!

カブト(♂)、長十郎(♂)、香燐、サラダちゃん

ハナビ「お酒で酔えば、一緒に寝れ、寝れ……」



(本戦まで0/3)イベントのみ

本戦まであと1週間を切っていた

予選から1ヶ月の間、チョウズメはずっと修行をしていたわけではなく、ちょこちょこ休みがあった

影分身で経験を18倍以上にして、ひたすらヒルゼンと修行をし続けた

ヒルゼン「わかっておると思うが、本戦での氷遁の使用は禁止とする」

チョウズメ「命の危機に瀕しない限りは……ですよね?」

ヒルゼン「さよう。儂が禁止と言っているが、それは使わなくて済むのなら使うなと言っているだけで、使わないとやばいと思った時は迷わず使って良い。儂が守ってやる」

チョウズメ「はい!」

チョウズメはヒルゼンとの修行をするまでは、風と水ばかり術を使っていて、火と土はあまり使わなかったため、水風と比べたら苦手だった

ヒルゼンは今のチョウズメの年で一本に絞るのは勿体ないと思い……まず絞るなら氷になるのだが、勿体ないと思い、とにかく全てを高水準になるように鍛えてきた

ヒルゼン(日向ヒナタが日向ネジに瀕死にされるという戦いがあったからか、ヤマトがいうにはチョウズメは更に力を求めて必死になっていると聞いた。儂が遊べや休めと言わない限り、ずっと修行をしているとか。儂がしっかり導かねば、こやつは下手したら大蛇丸のようになってしまう)

ヒルゼンは予感していた

もしチョウズメの大切な人が何人も死んでしまったら、きっとチョウズメは大蛇丸のようになってしまうと

チョウズメが自分のいない時にも事務仕事をしてくれていたが、その時に勝手に禁書を読んでいたかもしれないことも予測していた


さらに言えば大蛇丸が不老不死を目指すことになった根底にあるのは、ヒルゼンの言葉であったことを彼は覚えていない

ヒルゼン(二代目様の術や技術は使い手が誤れば、最悪を引き起こしかねないものが多い。そのようなものを開発せねば、木の葉を守れなかった時代だったんじゃろうが、それを次代に遺していったのは正解だったのか。今の儂でもわからん)

ヒルゼンが生きている間はいい

だがヒルゼンはあと十年、長くてもその倍生きれたとしても、その先のチョウズメを見ることは出来ない

ヒルゼン「チョウズメよ、お主は口寄せ契約をする気は無いか?」

ヒルゼンは最も信頼している仲間をチョウズメに付けることにした

猿魔「本当にこんな小僧に契約をさせるのか? しかも此奴は猿飛ですらないのだぞ?」

ヒルゼン「よい。木の葉の子供は我が子供じゃ」

ヒルゼンは既に猿魔の説得を終えていたが、それでも猿魔は文句を言う

猿魔「小僧」

チョウズメ「はい! えっと秋道チョウズメといいます」

猿魔「知っておるわ。ワシはまだ小僧を認めてない。もしお前が戦いに呼んだら行ってやるが、猿飛が呼び出したらそちらに優先してゆく。更にワシが貴様をふさわしくないと思ったら、即刻契約を解除する。ワシは妙木山の蛙どもとは違うけいのう」

チョウズメ「はい! 頑張ります!」

猿魔「こやつ分かってんのか?」



そのあとチョウズメは猿魔が取り出した巻物に、自分の名前と自分の血を指につけて、所定の場所に押し付けた

ヒルゼン「さて、猿魔よ、影分身して、金剛如意を二本頼むぞ」

猿魔「わかってる!」


この日はチョウズメは猿魔に

「持ち方が悪い!」
「クナイとは違う、金剛如意は長物だというのを忘れるな!」
「ぬるい! もっと力を込めよ!」

金剛如意に変化した影分身の猿魔にひたすら注意をされ続け、ヒルゼンにもボコボコにされていった

樹海降誕の木をぶった斬ったり、完全にガードしたり、チャクラを吸収する十尾を吸収された素振りなくぶん殴れる猿魔は渡す気はなかったのですが、書いてたらこれは渡すだろと思ったので口寄せ契約をしました

暁編後半になるとどうなのか分かりませんけどね
なおまだ一部

木の葉は闇堕ちしそうだから強くしないという考えはないですからね
それらを守れるくらい強くするというのが木の葉だと思います

シノ「久しぶりだなチョウズメ。俺にはお前が強くなったのがわかる。なぜなら俺もこの期間で強くなったのに、チョウズメが立ち止まっていたわけがないからだ。それと退院おめでとう、ヒナタ。元気そうでよかった」

チョウズメ「おはよう。シノも強くなってるね」

ヒナタ「シノくん久しぶり。シノくんも自信いっぱいだね」

シノ「当然だ」

第十班は本戦前に会場前に集まっていた

いや第十班ではない、第十班ともう一人

ナルト「遅れたってばよ!」

ヒナタ「ナルトくん久しぶりです」

ナルト「おう! ヒナタも治ってよかったってばよ」

チョウズメ「僕は強くなったよナルト」

ナルト「俺だって、ちょー強くなったってばよ」

ナルトは一度だけ呼び出せた巨大な蛙のことを思い浮かべながらそう言った

シノ「ならば俺も本気でいこう」

ナルト「し、シノの蟲も……なんとかなるってばよ!」

三人は拳を合わせる

ナルト「絶対に俺たちは本戦で戦ってばよ」

シノ「俺は負けない」

チョウズメ「僕だって負けないよ」

三人は頷きあってその手を離した

ヒナタ「観客席で応援してるね……頑張ってほしいけど、死なないでね?」

三人「もちろん!」

ヒナタの見送りを受けて、三人は会場へと向かった

観客席は選手達を見下ろせるような作りになっている

たくさんの人が見ている中、本戦出場者はフィールドの真ん中にいた

チョウズメ(サスケがいない)

この場にはサスケ以外の全ての人が揃っている

サスケは今はいないが、絶対に来るとチョウズメも、そしてナルトも確信している

フウ「おはようっす」

チョウズメ「おはよう」

チョウズメが起きた時にはフウは既に宿を出ていた

そこには置き手紙があった

「あっし達の秘密を用いた戦いをいつかはやってみたいっす。でももう少しあっし達の秘密をは秘密のままにしておきたいっす。でもそれ以外の力はなんでも使ってチョウズメと戦う気っすから、チョウズメも秘密以外の全力を出てほしいっす」

身勝手なように見えるが、チョウズメもフウが重明の力を使ったら、氷遁を使わざるを得なかった

だからこの約束はチョウズメにとってもありがたい


チョウズメ「どっちかが勝ち上がって、その先で使わないと死ぬって時はどうするの?」

フウ「置いていくのも置いてかれるのも嫌っすよね。その時はしょうがないっすから、全力出すまでっすよ」

チョウズメ「わかった。頑張ろう」

フウ「頑張るっす」

そしてこのあとすぐ火影様が話し始めた

ハナビのヒアシの呼び方がお父様じゃなくて父上だったけどこのままお父様でいきます




ヒルゼン「これより予選を通過した10名の『本戦』試合を始めたいと思います。どうぞ最後までご覧下さい」


そのあと軽く審判役から説明があってから

第一回戦
日向ネジ VS うずまきナルト

の戦いが始まった

考えていましたが戦いの描写も色々変わると思ったけどナルトは精神面で原作よりも少し先にいるだけだからあんまり変わんないかもです

審判「では第一回戦、始め!」

ネジ「お前は予選の時、俺に食ってかかってこようとしたな。あの時は見せれなかったが、本当の現実というものを見せてやろう」

ナルト「そんなことどうだっていいってばよ! 早く始めるぞ!」



ヒアシ「日向を色濃く受け継ぐ物の一人だ。よく見ておけ、ハナビ」

ハナビ「……チラッ……はいお父様」

ハナビが戦い以外のところも見ていることにヒアシは気がついていない

ナルトはカカシやヒナタに柔拳について軽く聞いている

ナルトは本戦よりも数日前に木の葉に帰ってきていたので、ヒナタの見舞いに行った時に、ヒナタ自身から聞いた

もちろん白眼についても聞いた

ナルト(俺よりも体術がつええし、ほとんど全てが見えるんなら、ちょっとやそっとの影分身の術じゃ駄目だ! 始めっからいくってばよ)

ネジ「どうした? お前は火影になると言っていたではないか。怯えて動けないのか?」

ナルト「今作戦を考えてたんだってばよ! それに俺は火影になる!」

ネジ「いいや無理だ。火影になる人は生まれつきの才能を持っている。火影になれるほどの者ならそういう運命の元生まれてくる。なろうと思ってなれるものでは無い」

ナルト「なら俺がそのなるべくして生まれた存在だってことだ!」

ネジ「……誰にでもそういう運命はない。ただ皆が等しく持っている運命がある」

ナルト「何だってばよ!」

ネジ「それは死だ。死だけはどんな人間にも平等に与えられる運命だ」


ネジが死ぬことは人間に与えられた自由な運命だと言った時

風影「ふふふ」

風影は僅かに笑っていた

ナルト「そんな先のことは俺にはわかんねえ! でもお前をこれからぶっ飛ばすっていう未来は見えてるってばよ! 多重影分身の術!」

ネジ「確かに数は多いが、すぐに見極めて対処するのみ」

ナルトは友達と仲良くするという当たり前のことをアカデミーの途中まで知らなかった

だが今ではナルトにも何人もの友達がいる

協力し合うのは力になることを知っている

分身「お前ら! バラバラに動いたって当たらないってばよ! 一斉に行くぞ」

分身「俺たちはその後に行くってばよ!」

ナルト「そらいくぞ!」

ナルトはごちゃごちゃ分身で攻めるのではなく、ある程度分身同士でも連携してネジに飛びかかった


ネジ「チッ! 面倒だ。だが、貴様程度の体術では俺には届かない」

ネジは最初に分身数体と戦ってナルトの体術のテンポを知れていれば、こんな数でも捌けただろう

だが分身が話し合いながら自らのテンポを持ち、分身同士で連携して攻めてきたせいで、ネジは少しずつ押される

そしてネジの体勢が少しだけ崩れた

ナルト「今だってばよ!」

ネジのその隙を見逃せるほど弱い敵ではない

ナルトは残っている分身と共に、ネジをぶっ飛ばすべく殴りかかった

だがネジは日向にて天才と言われる存在

しかも才能だけではなく努力も惜しまぬ存在だった

ネジにナルトや分身が触れる直前、ネジの体からチャクラが噴出されながら、ネジはその場で高速回転を行った

ネジ(回天!)

チャクラの高速回転するドームが形成され、本体は吹き飛ばされ、分身は全て壊されてしまった

ネジ「勝ったと……思ったか?」



ヒアシ「やはりか」

ハナビ「あれは、お父様が前に使っていた」

ヒアシ「回天は日向宗家、つまり日向跡継ぎにだけ口伝される術だ。八卦六十四掌を独自に解析し、会得していたからまさかと思ったが、やはりか」

ネジ「お前の目はまだ死んでいない。絶対的な力の差を前に、朽ち果てるがいい。お前の友情ごっこの相手と同じ技で倒してやろう」

ナルト「……友情ごっこじゃねえ! ヒナタは俺の友達だ! 仲間だ!」

ネジ「ふん……柔拳法 八卦六十四掌」

ネジはナルトを挑発して、そのまま殴りかかってきたナルトに対して、必殺を御見舞する

ネジ「八卦二掌、四掌、八掌、十六掌、三十二掌」

ナルト「ぐっ、ぐあ!」

ネジ「六十四掌!!」

ナルト「うぐっ……」

ナルトはネジの必殺の一撃(六十四手)を食らって吹き飛んだ

ネジ「お前もわかっているだろう。もう立てない」

ナルト「……ぐっ」

ネジが点穴を64ヶ所ついたせいで、ナルトはまともにチャクラを放出出来なくなっている

体だってまともに動かない

ネジ「……ふふ、悔しいか」

ナルト「舐めんじゃねえ」

ネジ「は?」

ナルト「俺を舐めんじゃねえ!!」

ナルトはネジの言葉に反発するように、すぐに無理やり立ち上がった

ナルト「仲間が見てんだ! 友達が見てんだ! 諦められるわけねえだろ!」

ネジ「やめておけ。それ以上は無理なことを分かっている。お前には別段恨みは」

ナルト「俺にはある!」

そうしてナルトは予選でヒナタがネジの語った事を話し

ナルト「ヒナタはお前を分かろうとしたじゃねえか! それなのにお前はそれを拳で殴り飛ばした! なんでそんなことすんだよ!」

ネジ「……わかった。そんなに知りたいなら教えてやる。日向の憎しみの運命を……」

なおヒナタが六十四掌を会得出来たので、ヒアシはヒナタの治療に参加
その結果カブトの接触はありません

日向の呪印術が悪い奴の手に渡らなくて本当によかったと書いてて思った
ファンタジー奴隷の完成ですしねこの術

ネジ「日向宗家には代々伝わる秘伝忍術がある。それは……呪印術だ」

ナルト「じゅいん術?」

そのあとネジは語った

ネジの額にある呪印の意味を……そして自分の父親がどうなったのかを

ネジの額の呪印は死ぬ時に白眼を封印する

そして宗家に歯向かえばバツを与えるのろいであり、その呪いは脳を破壊することだってできる

そのあと雲の国が同盟締結後に事件を起こし、だが責任を木の葉に擦り付け、戦争回避するためにネジの父親は死んで身柄を引き渡された


ネジ「お前は俺には負ける運命だ……絶対にな」

ナルト「やってみなきゃわかんねえ! 過去につれえ事があったとしても、それで全部が運命だって決めつけんのはスゲー勘違いだってばよ!」

ネジ「もうお前に話すことは無い」

ナルトは何とか立ち上がっている状態なのに、ネジはそのナルトに駆け寄り、一撃入れて吹き飛ばした

それでもナルトは立ち上がる

ナルト「逃げんじゃねえ……まだ終わってねえぞ!」

ネジ「まだ立ち上がるか」

ナルト「俺はお前みたいに、運命だなんて、そんな逃げ腰ヤローにはぜってえ負けねえ」

ネジ「何も知らぬガキが偉そうに説教をするのはやめろ」

ネジはもう一度しっかりとナルトを見て言い放つ

ネジ「一生拭い落とせぬ印を背負う運命がどんなものか、お前にわかるものか!」


ナルトはその言葉に友達ができる前の自分を思い出す

化け狐、あの子に近づいちゃダメよ、お前がいると店にお客様が入れねえだろ!

生まれた時から何故か迫害されてきたナルト


ナルト「すげえ、分かるってばよ。んで? それだけか?」

ナルト「カッコつけんじゃねえよ。お前だけが特別じゃねえ。ヒナタだって認められない自分を必死に変えようと、お前に一歩もひかないで戦っただろ! お前だってそうだ! ヒナタがあん時怖かったんだろ! お前が言う運命を否定されそうになったから!」

ネジ「貴様……いや、お前がどれだけ騒いだところで、当分チャクラが使えないお前じゃ何も出来ない」

ナルト「それこそ、やってみねえとわかんねえだろ!!」

ナルトは手を合わせて、チャクラを、あの時使ったチャクラを引き出そうと唸る

ネジ「……一つ教えろ。お前は何故運命にそんなにも抗おうとする」

ナルト「落ちこぼれだと言われたからだ……それに俺はヒナタの友達だ! 友達の分まで戦うんだってばよ!」

ナルトの体から赤いチャクラが微量だが漏れだし始めた



フウ「いいんすかあれ!?」

チョウズメ「師匠がいるからきっと大丈夫だよ」

そこからはナルトとネジは互角に戦った

九尾のチャクラを使用した荒っぽい戦い方をするナルト

そんな強大なチャクラに臆せず、自分の力で戦ったネジ

一進一退の攻防

だが、ネジはナルトを吹き飛ばしたあと、そこに倒れているのをナルトだと思い込み、

回り込んでいたナルトに顔面にもろ拳を貰った

ネジ「あの場面で影分身……お前の得意忍術なのに、うかつだった」

まだ意識がしっかりしているネジだが体は動かない
意識が朦朧としているが体はなんとか動くナルト

ここで勝負は決した


ナルト「お前は俺が影分身の術が得意だって言ったけど、俺は分身の術が一番苦手だったんだ」

ナルト「俺はアカデミーの試験を3回落ちてる。毎回その分身の術が試験内容だったかんな……運命がどうとか言ってんじゃねえよ。そんなめそめそしてんじゃねえよ」

ナルトはこの戦いでネジはやっぱりすげえしつええやつだという認識に変わっている

ナルト「お前は俺と違って、落ちこぼれじゃねえんだからさ」


審判「勝者 うずまきナルト!」

ナルトはネジに勝利した

フウ「ナルトくんすごいっす……でも、あれはチャクラだけを無理やり取ってる感じっすよ」

チョウズメ「そうなの?」

聞いたチョウズメもなんとなく分かる

あの憎悪に染まっていた九尾がチャクラを簡単に貸すとは思えない

フウ「そうっすよ。まああっし達が仲良すぎるだけなんすけどね!」

チョウズメ「多分そうだろうね」

チョウズメは重明に聞いた

尾獣は兵器として人間にこき使われ、それでいて恐怖の象徴でもあった

そんな存在と気軽に話せること自体がおかしいのだ

ストレスを抱えたら性交渉をするといいなんて言う尾獣は極小数なのだろう

「うちははどうした!」
「早くうちはを出せ!」
「サスケが無事である事を俺に証明しろ」
「声を出すのはやめてください。貴方がここにいるのは良くないのでしょう?」
「うん? 今、いいか。うちはを出せよ! どうしたんだよ!」


第一回戦が終わったが、第二回戦が始まらない

どうやらまだサスケが来ていないようだ

本来ならここはサスケが失格になるのだが、風影やその他の大名や忍頭の希望によって、後回しになった


カンクロウ「俺は棄権する」

テマリ「チッ……」

なんと第三試合のカンクロウが棄権をして、油女シノは不戦勝として勝ち上がることになった

シノ「俺の……出番が……」


そしてすぐに第4試合が始まることになった

シカマル「あーめんどくせえ」

シカマルは観客もヒートアップしているこの状況で出たくなかった

先程のカンクロウのように棄権をするのも手だと思っている……だが

シカマル(チョウジの前でそんな無様なことは出来ねえな)

シカマルは自らフィールドに降りていった



シカマルは1か月前のことを思い出す

チョウジがチョウズメが家を追い出されたことにキレて、家出してきたことがあった

その時何故チョウザがチョウズメを嫌うのかの理由も聞いた

シカマル(まあ分かるわな。あいつはこっちが思っていることをやる。やって欲しいことをやる。言ってほしい言葉を言う。まるで心が覗けるように)

今大事なことはそこではない

チョウジ「チョウズメは父ちゃんにただ頭を撫でてほしいだけなんだ! 僕が褒められたみたいに褒められたいだけなんだ! シカマル! 次の中忍試験、絶対に僕は受かるよ。僕が一人前に認められて、秋道を継いだら、僕はチョウズメを家に戻すんだ!」

シカマル「それじゃあ頭撫でて貰えないんじゃねえか?」

チョウジ「それはそん時考える!」


チョウジが望んでも出れない今回の本戦を、面倒くせえからってだけでシカマルが棄権する選択肢はなかった

シカマルは戦った

シカマル(まず猪鹿蝶あっての影真似だってのに、俺単独で戦うキャラじゃねえんだよ)

シカマルは悪態をつきながらも、相手を分析して影の距離を計らせないように戦った

だが、テマリも同じような分析をしながら戦う忍びであり、テマリは遠距離攻撃を持っている

影を延長する。影の通れる道を作る。煙幕によって光を遮り、影をさらに作る。


様々なことをやって、シカマルはやっとの思いでテマリを影真似に引っ掛けることが出来たが

シカマル「参った。降参だ」

テマリ「……は?」

シカマルは試行錯誤を繰り返したことでチャクラが減り、自分の残り時間でこのあとテマリを倒せる手を何度も何度も何度も考えた

だがそんな答えはなかった


だが中忍試験とは勝てばいい訳では無い

中忍というリーダーを選定するための試験なのだ

それをシカマルは理解しているのかしていないのか、ただ言えるのは無謀な戦いを避けれる時に避けたということだ

フウ「……あっしはチョウズメを倒すっす」

チョウズメ「……僕がフウを倒す」

先程まで和気あいあいとしていた雰囲気から一転、二人は顔すら合わせず、だが同じタイミングでフィールドに立ち、相対する


チョウズメ「今出せる本気を出すからね」

フウ「あっしも今この場で出せる本気でチョウズメを倒すっす」

審判「やる気十分だな。それでは第5戦目、」

その時チョウズメとフウの間に一陣のつむじ風が発生した

カカシ「いやー、遅れてすみません……あれ?もしかして」

審判「次は5戦目です。サスケと我愛羅の戦いはその次に移動していますので、フィールドから退場してください」

カカシ「あっはい。いくぞサスケ」

カカシはそう言ってサスケに声をかけたが、サスケは聞いていない



サスケ「よう、チョウズメ。久しぶりにお前の顔を見たぜ」

チョウズメ「久しぶり。サスケから声をかけてくれて嬉しいよ」

サスケ「お前を殺すのは俺だ。それまでに誰にも負けるんじゃねえぞ」

チョウズメ「……今1勝0敗だから、負けを気にするのはサスケだよ?」

サスケ「ふっ、言ってろ」

サスケはそれだけ言うと、カカシと共にその場を去っていった

審判「えー、では改めて試合始め!」

フウ「おりゃあ!!」

チョウズメ「はぁ!」

審判が下がった瞬間にチョウズメとフウは互いに向けて駆け出し、互いの顔面を殴り飛ばした

フウ「くっ! やっぱり素のパワーはチョウズメの方が高いっすね!」

いつもの二人なら吹き飛ばされるのはチョウズメだったが、今回はフウが後方に吹き飛ばされた

チョウズメ(そっか、重明の補助を全部切ってるんだ)

二人の顔に互いにの拳をあとをつけて、戦いが始まった



フウは人柱力としての力を全て使わない(鱗粉は使わないとは言っていない)ので、本来なら氷遁なしでもチョウズメが有利ですが

貸し借りなしなので補正なし


コンマ下1
チョウズメ0  フウ0
81~  優勢
61~80 有利
41~60 拮抗
21~40 不利
 ~20 劣勢

× 二人の顔に互いにの拳をあとをつけて、戦いが始まった
○ 二人の顔に互いの拳跡をつけて、戦いが始まった

チョウズメ1  フウ0


フウは重明のチャクラや技や特徴を使った戦い方を今まで訓練してきた

なしの状態でも訓練してきたが、どうしても羽を出して空を飛べないことに違和感がある

フウは近接戦闘で押され続けたらダメージの差で負けると悟り、少しだけ背後に下がって

フウ「風遁・風切りの術!」

重明の力を使っている時もよくやるカマイタチをいくつもチョウズメに飛ばした

スタートのやり取りで出来た砂埃を切り裂きながらチョウズメに飛んでいく

チョウズメはその場で印を組み、チラリとサスケのいる方を見てから

チョウズメ「火遁・豪火球の術!」

豪火球は近中距離の技だが、あえて豪火球の術を使った

フウの視界には火の玉で覆い尽くされているだろう

フウ「むう! あっしに集中するっすよ! さっきの男の子が気になるのは分かるっすけど!」

チョウズメ「集中するのはフウだよ」

フウ「え、な! げふっ!」

フウが吹き飛ばされた時、チョウズメは影分身の術を行っていた

そして砂埃の中に伏せさせていたので、カマイタチに当たるかと思って、少しだけドキドキだった

チョウズメはよそ見をあえてして、豪火球はただ派手だから使っただけだ

フウが友達関係で気を逸らすのを期待したがうまくハマり、豪火球で気が付かなかった影分身にフウはまだ殴り飛ばされた


コンマ(2ターン目(5ターン目の合計点で勝敗))
下1
チョウズメ1  フウ0
81~  優勢
61~80 有利
41~60 拮抗
21~40 不利
 ~20 劣勢

中忍試験初めの時点でのカブトの解析では水と風しかバレてなかっただけですね

ヒルゼンとのお約束は氷は積極的に使うなだけですね

ヒルゼンとは約束していないので、チョウズメは今出せる(氷以外)全力を出す気です
ヒルゼンが守る宣言してくれていますので

それ思ったんですけどヒルゼンの時に使っちゃったんで、第1限術の複合を教えた時になんかしたってことでどうか

別の術の方がサスケの反応が面白いと思うのでこのままいくことにしました

何書いててんだ?

別の術でもいいんですけど豪火球の術の方が面白いのでそちらでいきます

(2ターン目(5ターン目の合計点で勝敗))
チョウズメ3  フウ0

チョウズメは今のフウにならパワー負けしないから近接に持ち込みたい

フウ「乙女の顔に傷ができたらどうするっすか!」

チョウズメ「そうしたら僕が何とかする」

フウはクナイや手裏剣を投げるが、チョウズメは同じように忍具を投げて防いでいく

フウはチョウズメが近接を仕掛けたいのが分かっているので、そこにカウンターを仕掛けることにした

チョウズメ「影分身の術」

チョウズメは一体の影分身と共にフウに攻撃を始める

チョウズメの拳を逆らわないように受け流し、影分身と本体に挟み撃ちにされないようにして、自分にとって都合のいい位置までなんとか粘る

いつも空中すらもフィールドにしているためか、動きは軽やかで優しく受け流していく

そして影分身とチョウズメが至近距離で重なっ時、フウは準備しておいた術を発動する

フウ「鱗粉爆破!」

本来なら重明の力で発動する術だが、長年使ってきて自分のチャクラだけでも再現出来るようになっていた
流石に火力や範囲は格段に下がるが、それでも必殺と呼べるだけの威力はある

フウは自爆覚悟で後ろに飛びながら、チョウズメと分身の周りに黄色い鱗粉を吹きかけ、チャクラをさらに流す

そしてチョウズメと分身はの周りは爆発した

分身「風遁・突破」

フウ「え?」

爆発をする瞬間、チョウズメの分身がチョウズメに向けて人を吹き飛ばせるくらいの風を背後から放つ

そして爆発した

チョウズメは爆発をもろ受かるが、影分身の放った術によって、一気に勢いに乗り、更に鱗粉爆破の勢いも乗せて、フウに踏み込む 

フウ「やば」

チョウズメ「部分倍加の術!」

チョウズメが写輪眼対策と言っていた、体を動かしながらリーチを増やす殴り方

倍加は大きさをある程度決められるので、写輪眼で人体構造上の動きを見きったとしても、そこから更にリーチを伸ばせるので予測を狂わせることが出来る……と思っている

第一の写輪眼対策としてサスケ戦まで、サスケには見せる気はなかったが、氷遁以外の全力を出すと約束したため出し渋るのをやめた

フウは怪力の乗った部分倍加した腕に殴り飛ばされ、フィールドの壁に激突した

チョウズメ「……これ背中が焼け爛れてるんだろうな。でも分身がいなかったら危なかった」

チョウズメはフウがまだ動くであろうことを想定して、更に追撃のためにフウの元へと駆ける



コンマ(3ターン目(5ターン目の合計点で勝敗))
下1
チョウズメ3  フウ0
81~  優勢
61~80 有利
41~60 拮抗
21~40 不利
 ~20 劣勢

コンマ(3ターン目(5ターン目の合計点で勝敗))
チョウズメ3  フウ1


フウ(超痛いっすよ。でも) 

重明がいないだけでこれほど大変なのかとフウは改めて実感した

だがそれを言い訳にするわけにも行かないし、これで終わるわけにも行かない

フウはまだ動ける

ならばそれは全力を出してきっていない証拠だ

フウはくノ一だ

何もかも卑怯も使い果たさないとチョウズメに嘘をついたことになる

部分倍加で殴り飛ばしたせいで砂煙が多く舞っていて、チョウズメはその煙の少し前で止まっている

視界の悪い所に自ら飛び込むのは嫌だ

そして本当の殺さないといけない敵ならここで術による追い討ちをするが、もしフウが気絶でもしていたら死んでしまう

そして風によって煙が晴れていくと

フウ「……」

フウが倒れていた

チョウズメ「……審判さ」

フウを早く医療班の元へと連れていかないとと思考が戦いから逸れたことを考えてしまったから、反応に遅れた

チョウズメが風の切る音が聞こえた時には、目の前まで、フウが落ちてきていた

フウ「滝の旋風!」

風をまとったフウが空から落ちてきて、チョウズメを飛び蹴りで吹き飛ばした

フウ「分身に気を取られるなんて。集中するのはチョウズメっすよ!」

フウは分身を残して、打ち付けられた高い壁を登り、壁に張り付いて潜んでいた

砂煙が風に流されて上に流れていたので、チョウズメは初めに地面に倒れている分身を見て、フウは気絶したと思ってしまった

チョウズメは焼け爛れた背中を蹴られた痛みに意識が向きそうになるが、それを我慢してフウの位置を確認する

どうやら叫ぶだけ叫んでそのままその場にいるようだ

フウ「本当に顔に傷が出来たっすよ! これ!」

チョウズメ「だから、僕が責任取るって言ってるでしょ! 本気出してよ」

フウ「せき、いや割と出してるんすけど!」


フウはまだ風の術で遠距離から攻撃し、チョウズメの接近を誘ってくる



コンマ(4ターン目(5ターン目の合計点で勝敗))
下1
チョウズメ3  フウ1
81~  優勢
61~80 有利
41~60 拮抗
21~40 不利
 ~20 劣勢

(4ターン目(5ターン目の合計点で勝敗))
チョウズメ5  フウ1
5ターン目で逆転が不可能なため、4ターン目にて勝利が決定しました



フウ「あっしって術の種類少ないっすね。改めて使って思ったっすけど」

フウはそう言いながら後方に飛び退き、術の印を結んでいく

フウ「本来なら今は使えない術っすけど、土壇場に使ってみせるっす!」

フウの周りに風が流れていく

チョウズメ「なら僕は新しく組み上げた師匠との術を使うよ。影分身の術」

チョウズメは影分身を三体作り出して、本体と合わせて別々の術の印を組んでいく

フウ「これで決めるっす」

チョウズメ「……行くよ」

二人は同時に術を解放した

フウ「粉塵爆砕!」

重明を隠せるほどの竜巻に鱗粉を混ぜて、その竜巻ごと敵にぶつけながら爆発させる重明の必殺技のひとつ

それをフウは土壇場で規模威力共に下がるが再現した

フウからチョウズメに向けて翔ける大きな竜巻には先程よりも大量の鱗粉が含まれていて、竜巻によって一点に爆発の威力が集中する



チョウズメ「四遁大連弾の術!」

ヒルゼンが影分身と共に5つの属性の最も高威力の術を一気に放つ必殺技だ

それをチョウズメは火龍弾の術、水龍弾の術、風龍弾の術、土龍弾の術によって再現した一撃だ

互いの最高の術が中間点でぶつかり合い、そして弾けた

術の衝撃に二人は両端の壁に吹き飛ばされた


そして起き上がったのは

チョウズメ「……フウは?」

チョウズメだけだった

審判が確認したところ、フウは完全に気絶していた

審判「勝者、秋道チョウズメ!」

最後の大技は詳しく知らない大名たちにも見どころは充分だったようで、歓声が鳴り響いた

チョウズメは急いでフウの元に駆け寄り、近づいてきている医療班に丁寧に引き渡してからその場をあとにした


風影「あの技、三代目火影、あなたのお弟子さんですかな?」

ヒルゼン「いかにも。まさか術を覚えるだけでなく、儂が語った五行同時の術まで行うとはのう」

風影「やはりお弟子さんが成長するのはいいですね」

ヒルゼン「そうじゃのう」



風影(の中の人)のチョウズメの注目度
下1
高ければ高いほどやばい
90以上だと……

風影(大蛇丸)(ふふふ、この年であれだけな術が使えるなら、持っておいてもいいかもしれないわね。カブトに身辺情報を纏めさせましょう)

興味もたれることは悪くない、自衛の力はあるわけだし
木遁のとっかかりになる可能性だってある

ナルト「すっげえな! あれこそ忍者の戦いって感じだったってばよ!」

シノ「たしかに凄かったが、忍びは本来忍ぶものであって……まあいい。おめでとうチョウズメ」

チョウジ「やったねチョウズメ」

他にもたくさんの人がチョウズメの勝利を祝ったが、ヒナタはなんて言おうか迷っていた

ヒナタから見てもチョウズメとフウはとても仲が良かったのに、その相手を吹き飛ばしたのだ

チョウズメ「みんなありがとう」

ヒナタ「あの、そのね?」

チョウズメ「大丈夫。本気で戦うって約束したから」

ヒナタ「……そうなんだ。おめでとう、あとあの責任というのは?」

チョウズメ「ありがとう。なんかおかしい事言ったかな?」

ヒナタ「う、ううん」

チョウズメはみんなの言葉を聞いたあと、迷った

チョウズメ(フウの元へと行くか、それともサスケを見るか)



安価
下1
1 フウの元へ行く
2 サスケェ!を見る

フウちょこちょこ「っす」ってついてるけど割と頻度が多くないことが判明




チョウズメ「ちょっと行ってくる」 

ヒナタ「うん、行ってらっしゃい」

ナルト「サスケはいいのかよ!」

チョウズメ「友達の見舞いに行かないと」

ナルト「……そりゃそうだな! 行ってらっしゃいってばよ!」

チョウズメは始まりそうになっているサスケと我愛羅の戦いは見ずに、フウの元へと行くことに決めた

チョウズメがフウの元へ行ったら、既に起きていた

包帯ぐるぐる巻きではあるが、それでも痛みに悲鳴をあげるくらいの元気はあるようだ

チョウズメ「フウ」

フウ「あっ! そこにいるのはチョウズメっすね! いたたたたた、待った! 痛いから!」

チョウズメ「あはははは。包帯ぐるぐる巻きになってるし」

フウ「……お医者さん! そこのチョウズメの背中がやけどで酷いことになってるからみてあげてください。遠慮せずにバシッとやっちゃっていいっすからね!」

チョウズメ「……あっ、なんか痛くなってきた」

チョウズメはフウに言われてやっと粉塵爆発のダメージを背中で受けたことを思い出し、意識に痛みが追いついた

医者「それじゃあ消毒するから、横になってね」

チョウズメ「待ってください。結構やけどの範囲広いですよね? それを消毒って」

医者「問答無用」

チョウズメ「ぎやああああああああ!!」

フウ「ざまあないっすよ。自分だけ笑ってるからいけないんだぞ!」

今回はたまたま大蛇丸の愉悦判定だったんで高かったですけど、チョウズメ視点でのコンマなら高くて悪いことはほぼないですから……




フウ「…………」

チョウズメ「…………」

もしこの場所に来なかったら、背中の傷が悪化していたかもしれない

それにフウが言ってくれたから治療を受けれたのだが、それでも背中の激痛に耐えるのは辛い

フウもチョウズメも隣り合わせのベッドで横になっている

この病室の入口には木の葉の暗部とヨウロウなどの滝の忍びが警護している

フウ「顔に小さい傷が残るかもしれないっす」

チョウズメ「うん」

フウ「責任しっかり取るんですよね?」

チョウズメ「フウ求めている責任がどんなものか、僕はまだわかんないんだよね」

フウ「そんなことだろうと思ってましたよ。ゆっくり知って言って欲しいっすよね。そういうのは……それでサスケって人の戦いは見なくてよかったんすか?」

チョウズメ「サスケの戦いを見るよりも、フウの方が大事」

フウ「そうっすか……少し眠りますね」

チョウズメ「なら、僕も」

二人は疲労からかそのまま眠りについた

イタチの真似事して大蛇丸のとこで修行してみたい…
ただリスクが滅茶苦茶高いのと、闇堕ちのリスクが上がりそう
けど木の葉にいても闇堕ちのリスク改善できそうにないし…

安価下1
チョウズメたちは木ノ葉崩しのどのタイミングで目が覚めた?

木ノ葉崩しスタート
サスケが我愛羅追う
ナルトがサスケを追う
ヒルゼンがバトル
ヒルゼンがあの封印術
シノバトル
サスケが我愛羅とバトル
ガマおやびん

番号振り忘れたけどスタートから起きるということでいいんですよね?

フウ「チョウズメ起きるっす!」

チョウズメは声を荒らげたフウによって目を覚ました

チョウズメ「ど、どうしたの!?」

フウ「一尾が目覚めかけてるって重明が! 流石にサスケくんでしたっけ? 一尾は彼にはまだ荷が重いっすよ!」

チョウズメ「いこう」

チョウズメたちが部屋を出ようとしたら、部屋の外が急にうるさくなった

チョウズメもフウも襲撃されてもいいように構えていると、病室のドアが空いた

ヤマト「チョウズメくんとフウさん、今すぐに顔岩に避難しなさい!」

ヤマトは今すぐにでも動かないといけないが、風影が大蛇丸だったのなら、チョウズメが狙われるかもしれない

彼は優秀な人間でいろんな実験を行っていると聞く

ついでに他里のくノ一も一緒に基本的に安全な顔岩まで避難するように指示を出した

ヤマト「ヨウロウさん、ケゴンさんお願いします」

ヨウロウ「ああ、仕事の時間だ」

中忍試験あとに木ノ葉は滝との友好を結ぶ運びになっている

フウとチョウズメの繋がりによって、スムーズにヒルゼンのところまで話がいき決まったことだ

あまり他里に頼りたくないが、ヤマトはいますぐに人柱力の方に行かないとまずい

友情(全裸混浴、抱擁)

そこら辺は進行が終わったら話します



チョウズメ「待ってください! サスケは? ナルトは? みんなはどうなったんですか!」

ヤマト「ああ、もう! とにかく移動するんだよ!」

ヤマトは本当に忙しいようで、チョウズメの言葉を聞かずに部屋を出ていった

フウ「とりあえず外がどうなってるか確認が先決っすよ」

チョウズメ「そうだね」

ケゴン「俺たちについてこい」

チョウズメは滝のチームとともに建物を出ると、四角い結界が張られているのが見えた

チョウズメ「師匠!?」

チョウズメがヒルゼンが結界に閉じ込められているのを確認すると、示し合わせたかのようにカカシがやってきた

カカシ「やっと見つけた」

チョウズメ「えっとエロ本じゃなくて、カカシさん?」

カカシ「そう。君に援軍を頼みたいんだ。今サスケとナルト、サクラ、シカマルが我愛羅を追っている」

それからカカシは忍犬を一匹チョウズメに付けて、影分身の術が解除された

チョウズメ「……」

チョウズメは師匠の元へやれることがあるかわからないが向かうか

サスケたちの援軍に向かうか

他になにかやれることはないか考え出した

チョウズメにとってヒルゼンとの付き合いはほぼ1か月前くらいしかない

だがその1ヶ月でヒルゼンとチョウズメは本当にいろんな話をした

そしてチョウズメはわかった

アスマは前にアスマが言っていたように、近くにいる年上の異性ではないが、お兄さんに憧れるような感覚だったのだろう

そしてヒルゼンはチョウズメにとって、正しく父であった

父親と接するというものがわからないが、修行や事務以外のちょっとした時間の何気ない会話によってチョウズメはそう思えた

ヒルゼンもそういう気持ちで接していた

サスケやナルトもとてつもなく大事だ

フウが言うには我愛羅が一尾の人柱力であり、尾獣の力が漏れ出ているそうだ

ナルトが九尾の力を使える訳でもないなら、助けに行かないとまずいとフウは先程言っていた

チョウズメは自分がどう動くべきか迷う

さて1度進行を止めて説明します

ヒルゼンを救う手段がイチのポカで出来てしまいました
割と気がつけば簡単な方法です

チョウズメ自体は知らないのでゾロ目レベルですかね? たまたま運がよくその状況になるとしたら
まあそれをすると多分サスケが死ぬんですけどね


そしてヒルゼンと違ってフウは割と救う手段というか、死ぬ順番が変わってきます
フウの行動が変わっているので、自ずとそこら辺はズレる

そこは一部が終わりそうになったら考えます

まずヒルゼンを助けた場合

ヒルゼンは死を覚悟して、絶対に大蛇丸だけは逃がさないという思いと先代を封印する気で屍鬼封尽をします

ヒルゼンが死なないということは最低でも屍鬼封尽をしていないことになる

そうすると大蛇丸がサスケ育成をしないで、自分の体にしてしまうでしょう
あの時焦って転生をしたのは屍鬼封尽による呪いのせいで死期が近かった?からです

そうするとインドラであるサスケが死んでほぼ積みます

ヒルゼンは(酷い言い方だが)死んで貰わないと後の流れが台無しになっちゃうから不味い
救うだけならイタチさんいるっぽいから発見できたら簡単に救えそうなんだよなぁ
守鶴のほうは触らなければ原作通りになるはず…だが、フウをどうする?

流石にサスケが大蛇丸に喰われると疾風伝が崩壊して、1から考えないといけなくなり無理なので、ヒルゼンは00以外では救わないことにします
安価は絶対00はなんか奇跡起こす

現状でイタチたちがいますが、あの人たちは木の葉を守るためには戦ってくれないでしょう
ただしサスケがピンチになったら手を出すでしょうけど

そしてフウはまあ話の流れを見てもらえればわかります
確実に原作のタイミングでは死ねない風に物語が変わっています

フウ「どうするっす? あっしはチョウズメの手助けしてあげるよ?」

ケゴン「おい、フウは安全なところに」

ヨウロウ「顔岩が本当に安全かわからん。ならこいつらの好きなようにさせてやればいい。いざとなれば俺達がいるんだから」

チョウズメ「僕達は【安価】」

安価下1
1 サスケたちの元へ(我愛羅改心出来んの?これ)
2 ヒルゼンの元へ(死を見ることしか出来ない)
3 その他自由安価(場面に則したもの)

ぶっちゃけます
これ何書けばいいんでしょうか

時系列的にナルトがガマおやびんを呼び出す少し前くらいにつくと思うんですけど、

チョウズメとフウは互いに本気を出せません
ナルトが本当にピンチになったらチョウズメは氷遁も使うし、フウも手伝ってくれると思います

ですけどナルトがおやびんを呼び出したら苦戦しないんですよね
あとはど根性で殴って殴って我愛羅を殴って和解ですし

まあそうするしかないですよね
我愛羅とナルトの戦いみたいな場面に突っ込んでいくキャラでもないですし

ナルト側の描写(ダイジェスト)が終わったらヒルゼンの奇跡コンマ判定をします

いやいい描写が思いつきました

あの人たちいますし

鬼鮫「先程の彼死にますかね」

イタチ「いや、後方から猿飛アスマが接近していたから、きっと助かるだろう」

鬼鮫「奈良の子供も運がいいですねぇ」

イタチたちが所属する暁は世界を救うという目標を掲げているが、今やっているのは忍びの里と同じようなことだ

最近マダラを名乗る仮面からある情報を得た

仮面(オビト)「木ノ葉崩しが起きるかもしれない。お前が守った里が戦争へと一歩踏み出す様を見てくるがいい」

その仮面の男がどうやってそんな情報を得たかわからないが、イタチは鬼鮫を連れて木の葉に来ていた

鬼鮫「弟さん死ぬかもしれませんよ」

イタチ「もしこの戦いで殺されたら、それまでだったという事だ」

鬼鮫「……そうですね」

鬼鮫は変装までさせられて、暁の正装を一時保管し、木の葉の団子屋で団子屋を食べたり、街中を歩き回ったイタチを決して忘れることはないだろう

そしてイタチは表情を隠しているが、やはり弟が心配なのだろうと鬼鮫は思う

イタチと鬼鮫は一尾に体を侵食された我愛羅とサスケにバレないように隠密しながら戦いを眺めている

鬼鮫「彼、これで二回目の雷切ではなく、千鳥でしたっけ?」

イタチ「ああ。あれは俺を殺すために会得した技だろうが、あの技では俺は殺されることは決してないだろう」

鬼鮫「いや、聞いてませんよ?」

イタチ「……」

鬼鮫「先程からサスケくんを蝕んでいる呪印が気になりますか? 確か、大蛇丸が打ち込んだんでしたっけ」

イタチ「あの程度の力に溺れたらそれまでだということ」

鬼鮫「……そうですか」

鬼鮫「にしても、一尾の人柱力、我愛羅でしたっけ? 大変ですねぇ。私は尾のない尾獣やら言われてますけど、自分以外の意思が体内にあるなんて耐えられませんよね?」

イタチ「……」

鬼鮫(サスケくんが呪印で苦しんでいるから、そちらが気になって黙りですか)

そのあとナルトが来て、サスケがなんとか戦いから外れることが出来た

イタチ「九尾の人柱力か」

鬼鮫「どうです? 人柱力を今狩ってしまうというのは」

イタチ「まだ時期ではない」

鬼鮫「言うと思いました」

そのあとナルト二千連打などを見たが、確かにすごいチャクラの量だが、この二人なら捌けるなという話で落ち着いた

イタチ「あれが」

鬼鮫「一尾の完全体ですか……あの、私ってあんな化け物と同じような名称で呼ばれているのでしょうか?」

イタチ「鮫肌との融合状態の時に鏡を見るといい」

鬼鮫「……複雑ですねぇ」

そのあとナルトがナルトがガマブン太を口寄せして、たぬきとカエルの戦いになった

イタチ「しっかりとまとめておこう」

鬼鮫「暁にきても年数回は報告書を書かないといけないのは面倒ですねぇ」

イタチ「俺達は時期が過ぎれば尾獣を狩らねばならない。その前に完全体の戦力を測れたのよかった」

鬼鮫「それでもう下がるのですか?」

イタチ「ああ、この戦い、うずまきナルトの勝ちだと確信した」

鬼鮫「それは一体?」

イタチ「……」

鬼鮫「また黙りですか。いいですけどね。それで、次はどこですか?」

イタチ「木ノ葉隠れの里だ」

鬼鮫「まだ滞在する気ですか」

イタチ「これは完全な私用だから、先に行っていてもいい」

鬼鮫「いえ、あのお団子は美味しかったので、もう少し頂いてから行くとします」

イタチ「それがいい」

イタチの読み通り、ナルトは最後の最後は意識のはっきりした我愛羅との殴り合いをして、ナルトは我愛羅に勝った

我愛羅にも何かしらの変化がサスケやナルトとの戦いであっただろう

鬼鮫って暁で一番仲間思いと言うか一番性格マシというか
そんな感じだよね。
あくまで暁の中で、だけど。

すれ違い
コンマ下1
90以上で……

チョウズメ「……?」

フウ「どうしたっすか?」

チョウズメ「なんでもない。きっと気のせいだよね」



鬼鮫「今のは?」

イタチ「サスケの友……親友だろう」 

鬼鮫「ほう……ならきっと彼も大変でしょうねぇ」

イタチ「そうだな」

>>574オビト「あの!あの! リン! カカシ!」


チョウズメたちはナルトたちの戦闘している途中、離れたところから一尾と蛙の戦いが見えた

ヨウロウ「これ以上は行かせない! あれは砂の一尾じゃないか!」

フウ「……どうするっす?」

チョウズメ「あの戦いに僕が行っても邪魔になるだけだね。フウにだけ戦わせるわけにもいかないし」

チョウズメは届くと思っていた

ヒルゼンに修行を付けてもらって氷遁・双龍暴風雪を扱えるようになったが

チョウズメ(尾獣の戦いになんて全然足りない。フウがもしあんな風に暴走しちゃったら、止められない)

チョウズメはもっと、もっと強い力が必要だと感じた

そしてヒルゼンはどうなった?
下1
00以外は屍鬼封尽

ヒルゼン「お前の術を全て貰っていくぞ!」

大蛇丸「何だと!?……まさか、やめろ!」

ヒルゼン「封印!」

ヒルゼンは命をかけた封印術屍鬼封尽によって、大蛇丸の腕だけはなんとか持っていった

どれだけの凄腕でも無印ではさほど強力な術は使えない

大蛇丸の悪徳はほぼ潰えたと言っていいだろう……本来ならば

ヒルゼン「木ノ葉崩し、ここで敗れたり」

大蛇丸「私の腕を返せぇ!」

ヒルゼン「共に逝けぬのは残念だが、我が弟子よいずれあの世で会おうぞ」

大蛇丸「風前……弟子? 私の腕を貰った代償は、あなたの新たなる弟子に償ってもらいましょう! 私は感情では動かないとあなたは言ったが、今なら本心で言える。いつかあなたの弟子を潰してあげましょう!!」

ヒルゼン「……我が弟子には勝てぬよ」

自らの最後の一言のせいで、新たなる木の葉の芽吹きを大蛇丸によって摘み取られるかもしれない

だがヒルゼンだって色々用意しておいたのだから、きっと何とか……なってくれると木の葉の意思を信じてることにして

ヒルゼンは逝った

大蛇丸激おこ
憂さ晴らしをヒルゼンの弟子で行うことに

鬼鮫「先日までの栄華を極めていた里が、ここまで壊滅するとは……哀れですね」

イタチ「……」

鬼鮫「柄にも無い。故郷にはやっぱり未練はあったのですね?」

イタチ「そんなものは無い」

鬼鮫「……あの団子屋も先の騒動で一部が壊れたそうです」

イタチ「……す、コホン。すぐに復旧するだろう。その程度の余力ならばまだ里にもあるはずだ」

鬼鮫「ところで、その団子屋の団子があるのですが、一本いかがですか?」

イタチ「………………貰おう」

イタチたちは木ノ葉の里にまた侵入していた

イタチのお茶目描写はあることのために積み重ねています

チョウズメたちも木の葉の里に戻ってきて、しまった

寝ているサクラはサスケが背負い、ナルトはチョウズメが背負って里に戻ってきたが、なにか雰囲気がおかしいのだ


チョウズメ「師匠が戦ってたから、そっちに行きたいんだけど、いいかな?」

サスケ「好きにしろ。どうせ今は病院もやっていないだろう」

フウ「……むう」

サスケはチョウズメの実力に驚いた

千鳥があっとしても勝てるかわからない

だがだからこそイタチの前に殺して、自らの強さを測るものさしになる

チョウズメ「……え?」

チョウズメはヒルゼンが死んだという事をそのあとすぐに知った



チョウズメの感情
下1
数値が高いほど、感情が高ぶる
10以下で……

ある程度接した人が人が死ねば死ぬほどコンマが累計していきます(ゾロ目は累積なし)
10以下がコンマで出たら闇落ちします
累計がたまるごとに色々おかしくなっていきます

割と厳しい感じですが、キャラの性格的に厳しくしています
その代わりポンポン強くなれるというメリット



チョウズメ「あはは、嘘ですよね? だって、師匠言ったじゃないですか。火龍弾の術を覚えたら、火龍炎弾を教えてくれるって。嘘だ嘘だ!」

チョウズメは周りが何かを言っているが聞こえない

周りの忍びもここ1か月はヒルゼンがチョウズメを弟子にして可愛がっているのを知っているため引いていた

ガイ「もう、やめなさい」

チョウズメ「やめてください! 師匠あれですね。執務室でやってた死んだフリ。仕事をサボるためだからって駄目ですよ。今里はボロボロなんですよ? それなのにそんな遊びをしちゃダメですって」

チョウズメか決して認められることじゃない

カカシ「火影様はもう」

チョウズメ「やめろ! 師匠は僕に父親として接してもいいと言ってたんですよ! 僕には父親は……いない。居るはずだけど、存在を認めてくれてないからいないも同じ! ヒルゼン師匠は僕の父親代わりだった! 試験前になってくれるって言ったんですよ! たった1か月の師弟関係だったけど、たった1か月しか話していないけど、ぼ、ぐにどっでは、父親……なんでなんでなんでなんでええええ!!」

チョウズメはそこで唐突に黙り込んだ

チョウズメ「……そうか、確かに禁書にあった転生術……名前は確か穢、」

フウ「ごめんなさいっす!」

フウはチョウズメを顎を思いっきりぶん殴り、チョウズメの意識を狩った

チョウズメはヒルゼンの葬式には出なかった

チョウズメはあの日から眠り続けているため葬式に出なかった訳では無い

チョウズメ「師匠は葬式に出れば帰ってくるんですか? それなら出ません。出たら禁術を使いたいという思いが抑えられなくなると思うので。僕の父さんはもう死んだんです。もう帰ってこない。決して帰ってきてはいけないんです」

チョウズメはフウに気絶させられたあと、起きると秋道の名を名乗るのを辞めた


フウ「第十班の人達が来たっすよ」

チョウズメ「ごめんね。まだ考え事……体調が悪いって伝えてもらってもいい?」

フウ「友に嘘をつくのは良くないっすよ?」

チョウズメ「ごめん」

チョウズメはあの日から色んなことのやる気がなくなっていた

まずチョウズメのやる気の根底は父親に認められたいだった

それが綺麗さっぱりなくなったから、チョウズメは体を動かすだけの気持ちが足りないでいた

フウ「……よし!」

フウは気合を入れると、チョウズメのことを持ち上げて

チョウズメ「……え?」

フウ「このままじゃプー太郎になっちゃうから夕方まで帰ってくるな!」

チョウズメを窓から外に向けてぶん投げた

チョウズメ「えぇ……強引だなぁ」

フウ「火影様もいってたじゃないっすか! 子供は遊ぶべきだと! 遊んでくるっすよ!」 

チョウズメ「……うん」

チョウズメは歩き始めた


安価下1
1 紅に会いにいく(低難易度判定)
2 サスケに会いにいく(【高難易度】判定)
3 ナルトに会いにいく(低難易度判定)
4 ヒナタに会いにいく(低難易度判定)
5 シノに会いにいく(低難易度判定)
6 いのに会いにいく(低難易度判定)
7 チョウジに会いにいく(中難易度判定)
8 シカマルに会いにいく(低難易度判定)
9 アスマに会いにいく(中難易度判定)
10 ハナビに会いにいく(中難易度判定)
11 自由安価(人物によってはコンマ判定)

12 フウに会いにいく(低難易度判定)
13 ???がいた(判定なし) 

アスマはヒルゼンが死んで忙しい可能性
下1
20以下で会えない

アスマ「え? チョウズメが来てる! それなら」

上忍「アスマさん、次はこれをお願いします」

アスマ「ちょっと待った。俺は少し」

上忍「さっきタバコ休憩に言ったじゃないですか。書類に吸いカス落ちたら大変なので吸わないでくださいね」

アスマ「そういう事じゃなくてだな! え? 帰った!?くっそ!」

チョウズメ「アスマ先生は忙しそうだったし駄目だな……はぁ」


安価下2

1 紅に会いにいく(低難易度判定)
2 サスケに会いにいく(中難易度判定)
3 ナルトに会いにいく(低難易度判定)
4 ヒナタに会いにいく(低難易度判定)
5 シノに会いにいく(低難易度判定)
6 いのに会いにいく(低難易度判定)
7 チョウジに会いにいく(中難易度判定)
8 シカマルに会いにいく(低難易度判定)
10 ハナビに会いにいく(低難易度判定)
11 自由安価(人物によってはコンマ判定)

12 フウに会いにいく(低難易度判定)
13 ???がいた(判定なし) 

紅先生まで仕事に駆り出された可能性
下1
10以下なら会えない

チョウズメは宛もなく歩いていたら、いつも紅が行っている酒屋が見えたので覗いたが、紅はいなかった


紅「私ってそんなにしょっちゅういるイメージなの?」

紅は後ろからチョウズメに声をかけてきた

チョウズメ「はい。紅先生はお酒に弱いのによく飲みますから」

紅「チョウズメくんが強いだけよ……家に来る?」

チョウズメ「はい」

チョウズメは紅に手を引っ張られて紅の家に向かった

紅はフウという滝隠れの少女から色々と話は聞いていた

チョウズメはヒルゼンの前で泣いてから一切泣いていないと

そして強くなるためにヒルゼンが残した巻物に書いてある術を丁寧に何度も読んでいるとか

そしてフウも一度だけ聞いたそうだ

チョウズメ「……大蛇丸」

聞いたことのないほど憎しみの篭った声だったと聞いている


紅「最近私たちがチョウズメくんを呼びに行ってたのに、体調が悪いって言ってて心配してたのよ?」

チョウズメ「ごめんなさい」

紅「別にいいわ。チョウズメくんには伝えたいことがあったのよ」

チョウズメ「なんですか?」

紅「中忍おめでとう」

チョウズメ「ああ、そういえば受けてましたね」

先の戦いでたくさんの忍びがなくなった

そして今回の中忍試験において、チョウズメの力は世間に公開された

中忍試験に必要なリーダーシップなどは予選及び本戦では見れなかったが、あのレベルの力を下忍として放置しておくのは勿体ないということでチョウズメは中忍になった

特にこれは根のダンゾウが推しているそうで、アスマや紅、その他の忍びも警戒しているが、確かに今は人手が欲しいため昇格した

紅「あまり嬉しそうじゃないわね」

チョウズメ「僕にとって中忍になることはあまり重要じゃなかったので。ヒナタとシノと力を合わせて何かをやるというのが僕はやりたかっただけですから」

中忍試験がなければヒルゼンは……などと考えてしまうチョウズメは思考を無理やり切る

紅「そう……チョウズメくんは前に比べてあまり笑わなくなったわね」

チョウズメ「……そうですか?」

チョウズメのその顔は普通の人が見れば笑っているように見える

紅「私を甘く見ないことよ? チョウズメくんのことはこんなに小さな時から知ってるのだから」

紅が腰あたりに手を置いている

チョウズメ「僕ってそんなんでしたっけ?」

紅「あれ?違ったかしら?」

紅は笑いながらそう答えて、チョウズメにお酒を渡す

チョウズメ「僕は酔いませんよ?」

紅「そうなのよね。お酒で酔える人なら、酔って喚き散らすっていう方法もあるのだけど」

そう言いながらもチョウズメは紅にもらったお酒を一気に飲んだ

紅「…………チョウズメくんは楽しいことをしちゃいけないと思っていない」

その言葉にチョウズメは一瞬手が止まった

× 紅「…………チョウズメくんは楽しいことをしちゃいけないと思っていない」
○ 紅「…………チョウズメくんは楽しいことをしちゃいけないと思っていないかしら?」

紅「違うわね。笑っちゃいけないと思っていない?」

チョウズメ「そんなことは」

紅「あるわね。秋道を捨てたのもそう。自分が認めてもらえて嬉しいと思いたくないからじゃないの?」

チョウズメ「違います」

紅「父親が死んだのに、本当の父親に認められて嬉しい……そう思いたくない」

チョウズメ「違います!」

紅「三代目様との思い出を、チョウザさんと出来るかもしれないの思い出で消したくな、」

チョウズメ「違う!……ごめんなさい」

チョウズメは紅と対面で座っていたテーブルに力を入れ、そのまま壊してしまった

紅「私は今からひどいことするわ」

紅はチョウズメの顔のすぐそこに顔を持っていき、目を合わせる

紅「さっきの違うという言葉が嘘じゃないと本当に言える?」

チョウズメ「言え、」

チョウズメが応えようとした時、紅がさらに口を開いた

紅「もしチョウズメくんが嘘をついたら、私はあなたと一生会話をしないわ」

チョウズメ「…………ずるいですよ紅さん」

チョウズメは少しずつ涙ぐんでいく

紅「大人はずるいものなのよ。ごめんね、酷いことを言って。でも、溜め込む必要は無いのよ」

紅が最初の時のように胸に顔を埋めさせ、頭を優しく撫でていく

チョウズメ「僕は確かに師匠をお父さんだと思ってました。死んでから、父親として接してくれていたんだって、やっと理解したんです」

紅「うん」

チョウズメ「僕に気を使って直接言わずに、行動で色々教えてくれました。多分きっと家で父親に教えてもらうであろうことも仕事ということにして教えてくれました」

紅「うん」

チョウズメはもう我慢ができなくなった

目からこぼれる涙も気にせず話し続ける

チョウズメ「それなのに僕は師匠……ヒルゼン父さんに何も返せてない。他人の子供を本当の息子のように接してくれたのに、何も返せてない!」

紅「うん」

チョウズメ「しかもその想いが、もし父さんに認められたら消えちゃうんじゃないかって。僕には女の子がどう好きなのかが区別できない。それと同じように、ヒルゼン父さんに抱いた気持ちが、父さんへの思いでごっちゃになっちゃうかもしれない」

紅「うん」

チョウズメ「怖いんです! 思いが無くなっちゃうのが! そう思った時、僕は秋道に捨てることにしました」

紅「捨てたことには後悔はあるの?」

チョウズメ「僕はこのまま父さんに認められたいから頑張るのが正しいことなのか分からなくなりました。ヒルゼン父さんみたいな関係になれるとは到底思えない」

紅「難しいことはいいの。後悔してる?」

チョウズメ「…………僕は認められていない父さんよりも守りたい人がいます」

チョウズメは顔を上げて紅と目を合わせる

とてつもなく近い距離だが、紅はそのまま話し続ける

紅「それは誰?」

チョウズメ「紅さん、ヒナタ、フウ、ハナビちゃん、サスケ、ナルト…………」

チョウズメは今まで交流した人達の名前をどんどんあげていった

その中にイタチの名前があったことに紅は表情を変えずにため息をつく

紅「特に好きな人、守りたい人はいるの? さっき女の子への好きがわからないって言ってたわよね? ゆっくり考えてみて」

チョウズメ「紅さん、ヒナタ、フウ……それにハナビちゃん」

紅はヒナタとハナビという名前に、チョウズメもなかなかに業が深いなと思いながら話を続けようとしてチョウズメから話し始めた

チョウズメ「紅さんが僕以外にこういう風にしているのを考えたら、きっとその相手をぶん殴りたくなると思います。ヒナタの隣で笑いあってるのが別の人なら、きっと相当落ち込むと思います。フウの親友が僕以外に増えたらきっと嫌です。だから、本戦では責任を取るって言ったんだと思います。ハナビちゃんは僕に告白してくれたけど、わからない。でもその好意が別の人に行くの嫌だ」

紅「そ、そう?」

紅(え? 責任取るとか言ったんの? しかもハナビちゃんって7歳よね? 告白?いやいやまさか)

チョウズメ「前にハナビちゃんが言っていたように僕は我儘なんだと思います。みんな取られたくないしみんなに好かれたい。でもそれはいけないことですよね? だけど僕はその好きという気持ちに順番をつけられない」

紅「……みんなが大切なのね」

チョウズメ「みんなの気持ちがわかるから、僕は順番がどうしてもつけられない」

紅はチョウズメと会話しているとたまに聞く、気持ちがわかるや、考えていることがわかるなどの意味がわかっていない

紅「気持ちがわかるってどういうこと?」

チョウズメ「……? 紅さんは昔は完全に子供として見てましたけど、紅さんが酔っ払って全部の世話をした日から、僕のことを見る目が変わりましたよね?」

紅「……は?え?」

チョウズメ「なんか……そう、ピンクな視線をたまにするようになりました!」

紅「ごふっ!」

チョウズメ「ヒナタはなんか僕を使って色々考えているみたいだけど、紅さんのピンクに近い感じをうけることがあります。たまにそれがナルトに行くのが少し嫌です」

チョウズメ「フウは基本的に太陽みたいに明るいけど、たまにピンクになりますね。重……ある人と話したあととかは特に」

チョウズメ「ハナビちゃんはずっと僕のことを見ててくれてますし……今さっきまで見てました。ハナビちゃんはあんまりピンクになりませんけど、お風呂を覗くのはやめて欲しいです」

チョウズメ「こんな風に相手の考えていることがなんとなく分かるのは普通のことですよね?」

紅「いや、普通じゃないから」

チョウズメ「…………え?」

そのあと話したがチョウズメのその相手の考えてることがなんとなく分かるというのは顔を合わせて会話をすればわかるということが判明した

だがこれは忍術でもないので、観察眼に優れているのだろうという結論で終わった


あと紅はチョウズメを家に帰したあと、日向ハナビには白眼で覗くのを極力控えるように言いに行ったのだった

流れで書いてたらなんか書きすぎた
疾風伝以降に分かるとはなんだったのか

ちゃんとナルトの設定に則って設定を組んだので超能力ではないです

紅(28歳)をおばさん呼ばわりはNG


なお日向家前

ハナビ「大人が12歳に手を出すのは犯罪だと思います」

紅「別に手を出しては」

ハナビ「体を全身洗わせてましたよね? 拭かせて、下の世話をさせて、夜は抱きしめながら寝てましたよね?」

紅「ぐはっ!」

ハナビ「何故紅先生は昔から世話をしている子を抱きしめて寝て、下着を濡らしてしまうのか、私は気になります」

(イチがミスって書いちゃっただけ)

紅「ぐふっ!」

ハナビ「チョウズメさんが落ち込んでいる時に毎回なんで胸に押し付けるんですか?」

紅「それはね? 胸の音は人間を落ち着かせると言われているからよ」

ハナビ「でも発情してましたよね?」

紅「はぶっ!」

ヒナタ「……あれ?紅先生どうしたんですか?」

ハナビ「あのね」

紅「ハナビさんがヒナタのことを聞いてきたのよ? ね?」

ハナビ「うん。ヒナタ姉様が班の時どんなことをしているのか、担当上忍の人に聞いていたんです」

ヒナタ「言ってくれれば私が話したのに」

ハナビ「担当の人に聞くのがいいんじゃない!」

ヒナタ「そういうもの?」

ハナビ「うん!」


紅「勝てない」

なんで7歳の子が1番好戦的なのか



カブト「特に親しい人への執着が激しいらしいですよ」

大蛇丸「ふー、すー、そうなのね。サスケくんはその中でも上位にいると」

カブト「そのようですね。サスケくん本人も彼に並々ならぬ思いがあるようですし」

大蛇丸「なら、サスケくんを器として取りに行ってもらう時、色々捗りそうね」

カブト「ですが、音の四人衆では彼を倒して連れてくることは少々厳しいかと」

大蛇丸「次郎坊は呪印を使う前に負けそうね。鬼童丸は遊び癖があるからそれで負けそう。左右は……術戦になられて、中忍試験のあれを付けきれるかしら? 多由也は……いけるかしら?」

カブト「いえ、どうやら夕日紅から師事されているらしいので、幻術に対する耐性もあるかと」

大蛇丸「……なら私が復活してから直接行けばいいわね」

カブト「でもその前に秘策があるんですよね?」

大蛇丸「ええ、ちょうどいい姫がいるのよ」

うちはに絡まれる運命
下1
50以上で……

イタチがコンマに絡むとコンマ神が喜ぶという

えっと本日はここまでにします

ゾロ目が思いつかないので明日までに考えます

教室でもいいけど、ぶっちゃけイタチが月読で教えて欲しいことってなさげですよね
それなら

サスケの好感度が上がるとイタチの好感度が上がるとかいうアホみたいな式にしなければ良かった

うん、多分イタチお兄ちゃんは何故かサスケに厳しくチョウズメに甘い感じになっちゃいそうです

このナルトのpart1が初スレですね
だからほかの作品はないです
すみません

忘れそうなので、というか忘れてたので追記
ゾロ目1回分が溜まっている

どちらでもいいことにしますよ
そっちの方が面白いですし

まあ次の機会(うちはに絡まれる運命)に使われると色々やべえ事になりそうですけど

上でも書きましたがサスケ大好きお兄さんだからってサスケの好感度と=してるのでおかしいことになってますし

本来ならイタチと鬼鮫は団子屋で寛いでいるところをカカシと紅とアスマに見つかるはずだった


チョウズメ「ここ数日の僕は相当酷い感じだったよね。フウには世話かけたし、ヒナタやシノにも苦労かけただろうなぁ。ハナビちゃんはずっと見てたみたいだから、きっと心配してるだろうし。紅さんにまた慰めてもらっちゃうし」

チョウズメはとりあえず宿に数日引きこもっていた時にきた人達に謝罪とお礼をするべく、色々買い回っていた

チョウズメ「シノにはとうがんと生野菜サラダを振る舞うとして、ヒナタとハナビちゃんにはシナモンロールを作ろう。市販よりは美味しくできるといいな。フウには僕の好きな団子でいいかな? 前も喜んでくれたし」

フウにだけ手作りじゃないが、宿の厨房を借りるため、どうせ味見と称して手を出してくるので、チョウズメの一番の好物にすることにした

紅にはそういうのは不要だと言われたので、また今度お酒を買うことにした

そしてチョウズメが団子屋に入ろうとした時

チョウズメ「……まだ行くところがあった」

チョウズメは足を止めて、人が少ない演習場の方へと歩いていった

チョウズメは何故忘れていたのか分からないが、前にも同じ、全く同じ幻術に掛かったことがある

本来なら幻術を掛けられたのならすぐに解除をするのだが、もしチョウズメが考えている人なら会いたい

チョウズメの幻術が見せる目的地に向けて歩いていく

ビンゴブックに書いてある人間と里の中で会うとか




幻術が見せるルートを影分身などで追っ手を撒きながら進んでいく

今チョウズメについている暗部は二名だけであり、その中にはヤマトはいない

チョウズメが中忍になり、あれだけの力を観衆に見せたので、氷遁以外の力であってもある程度はなんとかなるという判断だ

逆にナルトは自来也と同じ妙木山のガマと契約をしたが、街中でそれを呼ばれると一大事なのでヤマトがそちらに戻っている

最後に身振りでハナビに数時間は見ないでとお願いをし、白眼が引いたのを確認してから目的地に到着した


チョウズメ「……誰ですか?」

そこにはチョウズメの思った人はいなかった

イタチ「変化だ」

鬼鮫「何故弟さんではなく、弟さんの親友を呼び出したのですか?」

イタチ「色々事情があるからだ」

鬼鮫「貴方も大変ですねぇ。色々と」

木ノ葉の中忍の格好をした人達が二人前方にいるが、一人はイタチの声だった

チョウズメ「イタチさんと……イタチさんの仲間ですか?」

鬼鮫「ええ、現在はイタチさんのお仲間をさせて頂いてます。名を干柿鬼鮫と」

チョウズメ「……霧隠れの大名殺しの人ですか?」

下忍だったチョウズメでも知っているほどのビックネームがそこにいた

鬼鮫「ええ、それで合ってますよ」

チョウズメ「なるほど」

チョウズメの反応に鬼鮫は少し頭をひねった

鬼鮫「あの尾のない尾獣が目の前にいるのですよ? 怖くはないのですか?」

チョウズメ「みんな僕にそれを聞きますよね。今は鬼鮫さんは僕を殺す気ないですよね? それにイタチさんが会いに来てくれて、それに付き添ってるのに攻撃してくるとは思えないんです」

鬼鮫「……なるほど、確かに色々特殊ですね」

鬼鮫は自己紹介と軽い雑談が終わったので、一歩下がってイタチに譲る

イタチ「記憶の封印は今は解かれているな?」

チョウズメ「イタチさんが掛けた記憶の封印ってサスケが里を抜ける、抜けようとしている時に外れるって言ってましたけど、ほかの場面でも外れるんですね。今とか」

イタチ「その方が色々と効率がいいからな」

チョウズメ「僕からしたら覚えておいた方がいいんですけど」

イタチ「あまり露骨にうちはを庇い立てれば暗部に処分されるからそれは良くない。今から前の幻術とは違う、普通の幻術を見せるが、解除をしないように」

鬼鮫「イタチさん、月読のこの子供に使ったんですか?」

イタチ「修行のためにな」

鬼鮫「……はい?」

イタチ「では行くぞ」

チョウズメ「はい」

チョウズメはイタチの幻術をもろに受けた



幻術の中で教えて貰った情報

ここでコンマ判定なのですが、

80~  暁に関すること(尾獣関係なし仮面含む)
50~79 仮面の男について
20~49 大蛇丸がサスケを狙っていて、もうすぐ手先を差し向けるであろうこと
~20  イタチがドジった

こんな感じになりますが、ゾロ目の権利を使って00にすれば

暁のことに関してイタチが知っている全て
に変わります(大蛇丸に関しても含む)

ゾロ目の権利を使いますか?
下1
使う or 使わない

追記
安価下
前回のゾロ目が00だった場合、ここでコンマなしで暁の情報になります

ゾロ目じゃなかった場合1番上の暁に関してがなく、仮面についてになっていました

質問
サスケの事も教えてくれるの?

これ書いてて思ったけどイタチにある程度好かれているって予想以上にやばいですね

>>693
サスケが大蛇丸に唾付けられて狙われていることも教えてくれますね
手先に関してはイタチの憶測(現状は)になりますが

というかイタチに関しては暁の情報よりもサスケについての情報の方が大切ですので

00最良の結果

イタチ「この幻術は前回のような時すらも操作するものではないが、チョウズメくんに伝えておいた方がいい情報を教えよう」

イタチ「まず何故そんなことを教えるのか。サスケの事に専念してほしいからだ。不安を払拭し、サスケを助けてやって欲しい。俺は復讐の対象になり、敵であり続けるしかサスケと繋がれない」

イタチ「まず初めに、サスケは木ノ葉崩しを行った大蛇丸に狙われている。サスケの首についている呪印はサスケを闇に誘うものであり、大蛇丸の首輪だ。俺が解除出来ればいいのだが……」

イタチ「さて、次は君の友達にも関わってくる情報だ。心して聞くように」

イタチはチョウズメがナルトと仲良くしているのを見ていたので知っている

チョウズメ「……はい」

イタチ「俺が所属している暁についてだ」

それからイタチは暁は各忍里に代わる忍世界初の戦争請負組織の設立、最終的には世界征服が目的であると言った

イタチ「暁は最終的に世界を平和にできると思っているようだ。その最終的な方法は……俺にはわからない」

イタチ「今はまだ隠れ里と同じようなことをして金を集めているが、段階が進めば目的が変わる」

イタチ「全ての尾獣を集めることが任務になる」

チョウズメ「……待って、尾獣を集めるってことは、」

イタチ「外道魔像というものに尾獣を封印し、九の獣が全て揃った時、準備は完了するらしい。未だ尾獣を魔像に封印したことがないから詳細は不明だ」

今回は月読ではなく、ただ幻術を見せているだけなので、イタチは答えない

イタチ「俺はある仮面の男、うちはマダラと名乗る男を警戒するため暁に入った。その男がサスケに関心を持っているため、何かしらのことをするだろう」

イタチはサスケに憎悪と絶望を抱かせて万華鏡写輪眼にする気なのだろうと考えている
まだ他にもありそうだが、憶測の域を出ない

イタチ「俺は暁に愛着はない。十蔵には世話になり、鬼鮫とはそこそこの仲ではあるがな。構成員についても触れておこう」

イタチ「仮面の男、うちはマダラを名乗り、暁内ではトビの名前で雑用をしている男。万華鏡写輪眼を持ち、時空間忍術を操り、攻撃を透過させる。俺と会った時はその時空間忍術で出現したことから、点と点での瞬間移動も可能だろう」

イタチ「ペインという表のリーダーに関しては不明だが、特殊な瞳術を持つ。あれは輪廻眼というものだろう。詳細は不明だ」

イタチ「小南というくノ一が常にペインと共にいる。そいつは紙を操り、自らの体も紙で構成している。きっと起爆札を混ぜて色々やってくるだろう」

イタチ「俺のことはいいだろう。先ほどよ鬼鮫は……言っておくか。水遁の使い手であり、チャクラは我々忍びの戦いにおいてはほぼ無限と言ってもいいだろう。鬼鮫の操る剣は鮫肌と言い、削る剣であり、触れるとチャクラを吸われる。その剣と融合することによって鮫のような見た目になり戦う姿が、尾のない尾獣と言われる由縁だ」

イタチ「デイダラは爆遁を使う忍びであり、手に作った口で起爆粘土という爆発物質を作り、それを様々な形に作り替えて攻撃する方法を取る」

イタチ「サソリは……傀儡使いであり、傀儡の中に本人がいる。様々な暗器や毒を扱うらしいが、その本人を見たことは無い」

イタチ「ゼツと呼ばれる奴は地面や木に同化できる忍びだ。そのくらいしか分からないが、もし密談をするならそういう点にも気をつけた方がいい。今は確実に近くにいないから大丈夫だ」

イタチ「飛段は無敵だ。言葉の通り死なない呪いがかかっている。そして相手と自分の感覚をリンクさせる術を使い、不死身の自分を殺して相手を殺す。こいつはよく喋るから戦い方など大体わかる」

イタチ「角都は俺と仲が悪く能力がわからない。ただこいつは相当昔から生きているらしい。油断だけはするな」

イタチ「大蛇丸は元暁だがそこはいいだろう。さて、容姿についてだが」

イタチは暁の知っていることを話していく

イタチ「今言ったことは俺が知っていることであり、忍びは大抵奥の手や切り札を隠しておくものだ。俺も切り札をいくつも持っている。チョウズメくんもしっかり作るように」

イタチは一度咳払いをして、話を切り替える

イタチ「俺が君にこの事を話すのは、君はとても不安定に見え、暁に狙われる可能性があるからだ。味方か敵かは分からないがね。そして能力を教えたが、戦いを避けれるなら避けるべきだ。どの人物もS級手配をされているだけのことはあるだろう」

イタチ「俺はもう止まることができない。サスケがもし俺を殺そうとしても、それを撃退し、威嚇し、恨まれるようにし、力をつけさせることしかできない。その過程でサスケが木ノ葉を捨てることになるかもしれない。俺は出来ればそれをして欲しくない」

イタチ「だから君を鍛えている。サスケが正しき道に進めるように。もし間違ったら無理やり舵取りをしてくれる人があいつには必要だ。俺にとってのシスイ兄さんのような、そんな存在がいなくてはならない」

イタチ「君がうちはのあの事件について知りたいと思っているだろうが、俺はそれだけは君には教えない」

イタチ「君をうちはの運命に巻き込んでいる俺が言えた義理ではないが、サスケを、俺の愛する弟を頼む」


それだけ言うと幻術は終わった

知っててもどうにもならないこと沢山ありますから



チョウズメが幻術から戻ってきても、目の前にはイタチと鬼鮫が変化の術を使った姿でいた

チョウズメ「……鬼鮫さんが信用できるか分かりません」

イタチ「鬼鮫、団子屋に先に行っておいてくれ。俺は五本食べる」

鬼鮫「……君も本当に大変な運命、違いますね、面倒な兄弟に好かれたものですね。分かりました。先に行っていますよ」

鬼鮫はチョウズメの肩を軽く叩いてから、その場所をあとにした

イタチ「何か言いたいことがあるようだが」

チョウズメ「僕には人柱力の友達が二人います。木ノ葉の人柱力と滝の人柱力です。イタチさんは戦わない方がいいと言いましたけど、僕は友達のためなら、イタチさんとも戦います……勝てるか分かりませんけど」

イタチ「九尾と七尾か……そうならない事を祈っている。最後にひとつ、サスケを頼む」

イタチはそれだけ言うと、その場を去っていった

オリキャラをぶっ混むから物語が変わるだろうなと思って異物(オリキャラ)が紛れ込みましたってだけで何も考えてないっす

イタチ「……買ってきたか?」

鬼鮫「いえ、入ろうとしたら見つかっちゃいましてね」

イタチ「そうか……」

鬼鮫(よっぽどあの団子が好きなんですねぇ。行く先々で色んな団子を食べていますし)

鬼鮫はイタチの注文通り団子を買って店で待ってようとしたが、中には紅とアスマがいて、鬼鮫の不穏な雰囲気を感じ取られてしまった

鬼鮫は自分が有利になれる川まで移動している時に、イタチが追いついた

イタチ「お久しぶりです。アスマさん……紅さん……」

アスマ「俺たちのことを知っている風ってことは、元この里の忍びってところか」

イタチたちは既に変化を解いていて、顔を隠していたからかさ帽子を脱いだ

アスマ「なるほど、間違いない。うちはイタチ」

鬼鮫「イタチさんのお知り合いでしたら、私も自己紹介しましょう。干柿鬼鮫、以後お見知りおきを」

鬼鮫も紹介をしながら帽子を取った

紅「……あなたも知っているわ。大名殺し、」

鬼鮫「それは先ほどやったのでいいです」

紅「先程……?」

アスマはチャクラ刀を構えながらイタチに問う

アスマ「イタチ。本当にあれだけの事件をお前だけで行ったのか?」

アスマは同族殺しのくせによく木の葉に入れたななどのことを口にしようとしたが、弟子の言葉が気になった

今のところチョウズメは大きなことで断言する時は嘘をつかない

細かい嘘はちょこちょこつくが

うちは事件は黒幕がいて、イタチだけが悪いわけじゃない

と何度もアスマや紅に言っていた

流石に色々と不味いのでこの事は二人にしか言ってないはず(ヒルゼンにも言ったが知らない)だが、何度も必死になって言っていたため気になった

イタチ「俺は同族殺しのうちはイタチですよ?そのような事を気にする必要はあるのですか?」

紅「あなたが本心で同族殺しをしていないと叫んでいる子がいるのよ」

イタチ「…………そうですか。アスマさん、紅さん、俺に関わらないでください。あなた達を殺すつもりは無い」

二人はイタチがその事を調べない方がいいと言っているようにも聞こえた

イタチ「鬼鮫、帰るぞ」

鬼鮫「やらなくてよろしいのですか?」

イタチ「この人達を殺す気は無いと先程言ったと思うが」

鬼鮫「分かりましたよ」

アスマ「……」

紅「……」

イタチ「それでは」

アスマと紅はここで二人を逃がすべきではないと分かっていたが、ここで二人を捕らえるということは殺すということになる

その事を考えた時、弟子の顔がチラつき、その隙に鬼鮫とイタチは木の葉をあとにした

カカシ「なんか不審な……あれ? もしかしてもう終わっちゃった?」

アスマ「ああ。黒地に赤雲の模様が描かれた外套を着たうちはイタチと干柿鬼鮫に逃げられた」

カカシ「……それが暁か」

紅「暁? なによそれ」

カカシは万華鏡写輪眼VS写輪眼の戦いの場を逃した

鬼鮫「さて、消耗を抑えて抜け出せましたし、三忍の一人ともやり合いますか?」

イタチ「……今回は九尾の確認だけでいいだろう。もし今刈り取らなければ不味いのであればやるが、暁はまだ段階移行をしていない」

鬼鮫「そんなこと関係なく史上命令として出ていますがいいのですか?」

イタチ「ああ、今回は基本様子見で行こう」

鬼鮫(考えが変わるようなやり取りはなかった。あの子供によって、イタチさんの考えが変わった? 流石にそれは有り得ないですかね)



カカシ寝てないけどメガネがやらかす可能性
下1
40以下で復讐スタート

あああああ
くっそミス犯しました

言わせないと行けないことを忘れてたので
>>715の話を改訂書き込みします

>>715改訂版


イタチ「俺は同族殺しのうちはイタチですよ?そのような事を気にする必要はあるのですか?」

紅「あなたが本心で同族殺しをしていないと叫んでいる子がいるのよ」

イタチ「…………そうですか。アスマさん、紅さん、俺に関わらないでください。あなた達を殺すつもりは無い」

二人はイタチがその事を調べない方がいいと言っているようにも聞こえた

イタチ「鬼鮫、帰るぞ」

鬼鮫「やらなくてよろしいのですか?」

イタチ「この人達を殺す気は無いと先程言ったと思うが」

鬼鮫「分かりましたよ」

アスマ「……」

紅「……待ちなさい。あなたたちが木の葉に侵入した目的は?」

イタチ「……四代目の遺産。それでは」

イタチは木の葉にいた時、うちはのスパイなのか根のスパイなのか分からなくなっていた

だが暁と木の葉ならば木の葉に利の出ることをしたい

何故ならサスケが暮らす場所だからだ

唯一の家族にして、愛している存在の居場所が暁によって壊滅させられるのはあまり考えたくはない

それならば多少の情報を流しておいた方がいいだろうと思い、イタチは口にした


アスマと紅はここで二人を逃がすべきではないと分かっていたが、ここで二人を捕らえるということは殺すということになる

その事を考えた時、弟子の顔がチラつき、その隙に鬼鮫とイタチは木の葉をあとにした

アスマたちは上忍の詰所の一室でカカシの話を聞いていた

カカシ「なんでガイがいるのさ」

ガイ「なんだ! もしかして仲間はずれか! そういうのは良くないぞおおお!」

カカシ「いやいいけどね。まず暁については自来也様から聞き及んだ」

アスマ「暁ってのはイタチたちが来ていた服装の組織のことか」

カカシ「多分そう。なぜ自来也様がそんな組織を知ったのかいうと大蛇丸を追っていたそうだ」

そこからカカシは暁についての情報を共有した

カカシ「それでイタ……、入っていいぞ」

サスケ「ここにいたのか。なぜこんなに上忍が集まっている。なにかあったのか?」

カカシ「いや、別に何も、」

メガネ「あのイタチが帰ってきたって話は本当か!?…………あっ」

カカシ「あーあ」

カカシはサスケが走り出す前にサスケを止めた

サスケ「離せぇ!!」

カカシ「駄目に決まってるでしょ。君離したら走り出す。イタチがどこにいるのは分からないのに」

サスケ「見つけて殺す!」

カカシ「無理だね。今のサスケじゃ無理」

サスケ「今の俺には千鳥がある!」

サスケは暴れるが、カカシの拘束から抜け出すことが出来ない

カカシ「下忍の攻撃を素直に喰らう程度だったら、あんなこと出来ないから」

サスケ「……わかんねえだろやってみなきゃ!」

カカシ「分かるさ……はぁ。ガイ」

カカシが四六時中サスケを拘束しておくことは不可能だ
きっと数日拘束したってその後に探し回ってしまうだろう

ガイ「なんだ?」

カカシ「君なら写輪眼に捕まらずに戦えるよね?」

ガイ「当然だ! お前の写輪眼対策をどれだけトレーニングしてきたことか!」

カカシ「……はぁ。サスケ、一人で戦うことは許可できない。俺とガイも戦うことになったら戦う。お前だけじゃ無理だ。いいか、これは俺の最大の譲歩だ」

サスケ「…………クソが! それでいいから!」

カカシ「ああ、行こう」

カカシは四代目の遺産、ナルトと自来也がいる場所へと向かう

里から少し離れた歓楽街に三人は来ていた

どうやってここまでたどり着いたのか、それはカカシがパックンを口寄せして、ナルトの臭いを追跡した結果だ

パックンの案内の元、ナルトのいるであろう宿に入った瞬間、サスケが吠えた

サスケ「うちはイタチ!!」

イタチ「久しぶりだなサスケ」

鬼鮫「うちはですから、こうなる可能性もありましたよね」

鬼鮫はイタチと組んでからイタチの執着を何となく感じ取っていた

イタチは隠しているが、どうしてもそういう雰囲気は何度も死線を共に潜っていれば理解出来るようになる

サスケ「あんたを殺す」

サスケが写輪眼を開いて、イタチに突っ込もうとした時、サスケの肩が強く握られた

カカシ「我を失うな」

カカシは左目の写輪眼を開眼させ、イタチを見ながらサスケを諭す

カカシ「お前はただでさえまだ実力が足りないのに、我を失ってどうするの!」

サスケ「…………ふー、助かった。だが、イタチを殺すことの邪魔はするな」

カカシ「俺たちがいることも理解して動いてよ?」

ガイ「お前はやはりイタチ! その魚みたいなのは誰だ!」

ガイもサスケの横に立ち、鬼鮫に誰何をする

鬼鮫「誰ですかあの珍獣は?」

ガイ「答えてやろう! 木ノ葉の気高き碧き猛獣、マイト・ガイ!」

鬼鮫「なるほど、碧き珍獣ですか」

イタチ「鬼鮫、あの人を舐めない方がいい」

鬼鮫「ほう、それは楽しみですね」

1発即発の状況で動いたのはやはり彼だった

サスケ「俺はイタチ、あんた言われたように、あんたを殺すために、生きて来た!」

イタチ「親友の彼を放置してかサスケ」

サスケ「そいつは今は関係ない! うおおおおお!!」

サスケは千鳥を鳴り響かせてイタチに向かって突撃する

カカシ「ガイ」

ガイ「あのフカヒレはまかせろ!」

鬼鮫「私が最も嫌いな食べ物なんですがね、それは!」

カカシはサスケに追走しながら、クナイをいくつかイタチに放つ

そしてガイは挑発する気がなかったが、完璧に鬼鮫を怒らせて、そちらはそちらでバトルが始まった

カカシの投げたクナイは全てイタチがクナイではじき飛ばし撃ち落とした

カカシはイタチの元へ先行し、クナイによる近接戦闘を仕掛ける

カカシ「俺に当てないでしょ」

サスケ「分かっている!」

カカシがイタチの両腕を上手く塞いだので、サスケはがら空きの胴体に向けて、千鳥の突きを放った

イタチ「サスケに気を遣いすぎて、見落としましたね」

カカシ「な! サスケ退、」

目の前にいるイタチとは別のイタチが、宿の少し奥の角から出てきた

サスケの千鳥がイタチの影分身に触れた瞬間、その影分身は爆発した

イタチ「影分身大爆破、お荷物がいなければカカシさんなら容易に見分けられたでしょうに。ですが、あなたの生徒への愛はよく伝わりました」

カカシ「うぐっ……」

済んでのところでカカシがサスケを庇ったのか、カカシは爆発をもろに受けて、その場に倒れた

サスケ「イタチイイイイ!!」

サスケは更に恨みを乗せて吠えて、イタチのもとへ飛ぶ

ガイ「木ノ葉剛力旋風! 木ノ葉・大閃光! 木葉大旋風!!」

鬼鮫「面倒ですねぇ!!」

ここは宿の入口なため、鬼鮫の鮫肌を振るうスペース程度ならある

だが、それ以上に二方向に壁があるせいで、ガイが地面と天井、壁と飛びながら攻撃してくるのだ

ガイ「その剣はチャクラを吸収するのだな! それならばそれを避けて攻撃すればいい!」

しかもガイは鮫肌と一度接触してから、綺麗に鮫肌を避けて攻撃してくるのだ

鬼鮫「これは確かに舐めたらやばそうですねぇ」

ガイはひたすら攻めて攻めて攻め続ける

サスケは更にもう一度千鳥を発動したがその前に

イタチ「遅い」

サスケ「ぐあああ!」

イタチに首根っこを掴まれて、壁に叩きつけられた

イタチはサスケの首を強く締め付けながら呟く

イタチ「サスケ、お前がなぜ弱いのか、足りないからだ、俺への憎しみが。俺はお前に俺を憎めと言ったが、それのみに固執しろとは言っていない。お前は俺への憎しみにだけ囚われたのに、その程度。だからそんな呪印なんかに頼ろうとする……お前は弱いから」


イタチ『お前は弱いから、今から48時間あの日をさ迷え』

サスケ「うわああああああああ!!」

サスケはイタチの月読に囚われた

ナルト「なんだ、なんだって! サスケ!」

ナルトはサスケの叫び声でやっと宿で起きている異変に気がついた

イタチ「お前が九尾か」

ナルト「サスケを離しやがれえええぇ!!」

ナルトがサスケの首を絞めているイタチに無策で突っ込もうとしたが、そのナルトの前に仙人が現れた

自来也「あいや待たれよ!」

ナルト「エロ仙人! 何が待たれよだってばよ! エロい姉ちゃんについて行っちまったくせに! それよりもサスケが!」

自来也「分かっておるわ。でも大丈夫じゃろう、あいつらの目的はお前じゃろうからのう」

ナルト「え? 俺?」

寝てた


イタチ「なるほど、暁を嗅ぎ回っていたのは仙人蛙ですか」

イタチは先程のナルトの突撃によって判断した 

イタチ(尾獣をコントロールしていると有名な雲と違って、うずまきナルトは未だにコントロール……チャクラの引き出しすらもうまくいっていないと見える。本戦で見えたあの九尾のチャクラは危機に瀕するかチャクラの枯渇時にのみ使える火事場の馬鹿力だと見た)


自来也「ナルトはやらんぞ」

イタチ「……今回は別にうずまきナルトを奪いに来た訳ではありませんから」

自来也「ならばなぜ来た!」

イタチ「ただの様子見ですよ」

イタチはチラリとサスケとナルトを見てから、ゆっくりと背後に歩いていく

自来也「儂が逃がすと思うか!」

イタチ「逃がさないと、あなたに誘惑させに行った女性の腹の中にある爆弾を起爆させます」

自来也「なぬ!?」

イタチ「鬼鮫行くぞ。ガイさんも攻撃をやめないと一般人が死にますよ?」

ガイ「なんと卑怯な!」

鬼鮫「これからやっと本番だったんですけどねぇ。肩も温まってきましたし」

イタチ「まさかあの三忍の一人が一般人を見捨てて攻撃をしてくるとは思えないが、今が引き時だ」

鬼鮫「……分かりましたよ」

イタチはサスケを手放して、自来也を警戒しながら、鬼鮫とともに出ていった

ナルト「な、なんなんだってばよ! あいつら! なんで俺が狙われてるって! なんでサスケがあんなんになってんだよ!」

ガイ「カカシ!」

ナルトはそう叫びながらサスケの元へ

ガイはサスケを庇ってモロ爆発をもらったカカシのもとへ

自来也「あやつはうちはイタチ、サスケの兄よ」

ナルト「なんで兄弟で戦ってるんだってばよ!」

自来也「……まずはサスケをどうにかせんといかんじゃろ」

ナルトのイタチとの初邂逅はこうして終わった

原作に比べてイタチは色々変わっています
一番キャラ崩壊の憂き目にあってますし

サスケが昏睡し、ナルトは自来也と共にある女性を探しに行った

そしてチョウズメにまた別れが訪れた

お別れは突然だった

チョウズメが何故か演習場で立っていて、新たな記憶が受け付けられたあとのお話


フウ「……本当はずっとここに居たいっす。でもシブキが戻って来いって」

チョウズメ「うん」

フウは滝隠れの里のくノ一だ

中忍試験が終わっても木の葉に滞在していたのは、無理を言って留まっていたに過ぎない

チョウズメが精神的に落ち込んでいたため、そのまま帰りたくなかったフウは他の滝隠れのチームを帰らせて、ケゴンとヨウロウだけがこの里に残っている

フウを見送りに来たとはチョウズメとヒナタだけだが、フウが木の葉で出来た二人の友に笑顔でお別れの挨拶を言った

フウ「日向のこと頑張るっすよ」

ヒナタ「フウちゃんも頑張ってね友達作り」

フウ「もちろん!」

フウはヒナタと軽くハグをして、チョウズメの方にむく

フウ「離れたくないっす」

チョウズメ「僕もだよ。これからは一人暮らしだと思うと、物足りない感じが絶対にする。絶対に静かだもん」

フウ「やっとあっしの大きさがわかったっすね」

チョウズメ「うん……」

チョウズメはフウを強く抱きしめる、

そして呟く

チョウズメ「暁という組織が人柱力を狙ってる。この情報源が情報源だからここでも広められないけど、フウ、死なないで」

チョウズメは背中に回した手で、フウの巻物のような見た目のバッグの中には、急いで書き留めた暁についてを書いた巻物を忍ばせた

フウ「ありがとうっす……それの情報のお礼をあげるね」

フウはチョウズメの唇に軽くキスをして離れた

ヒナタ「……え? あれ? 今なんか凄いものが見えたような? あれ?」

フウ「二人とも元気でね! また遊ぼうっす!」

そうして中忍試験で木の葉に来ていたフウは滝隠れの里に帰っていった

ヒナタ「ねえ、チョウズメくん。さっきのあれって」

チョウズメ「僕もびっくりしたよ」

ヒナタ「……なんかチョウズメくんそこまで驚いてないように見えるね」

ヒナタは何故か白眼でチョウズメのことを見つめている

ヒナタ「……チョウズメくんってやっぱりもうしたことあったの?」



チョウズメはヒナタの眼力に負けるか
コンマ
下1
80以下で白状
50以下で無駄なことまで白状

チョウズメ「したこと無かったよ?」

ヒナタ「うん、チョウズメくんが嘘をついていることがわかっちゃった」

ヒナタはチョウズメが本気で表情を隠さない限り嘘をついているかわかると前に言った

今回はチョウズメが本気で表情を隠したが、白眼という最強観察眼の前では無意味だった

チョウズメ「……ごめんなさい。でも言えないんだ」

チョウズメは流石にあなたの5つ下の妹にキスされましたなんてことは言えない

ヒナタ「……うん、チョウズメくんにも事情があるんだもんね。また明日ね」

ヒナタは逃げるように去っていった

ヒアシ「どうしたヒナタ! やる気がないのなら出ていけ!」

ヒナタ「……ごめんなさい」

ヒナタはあのあとヒアシとハナビとともに修行を受けていた

どうしてもあの場面が頭に浮かび集中出来ないでいた

ハナビ「お父様。私は本日、修行よりも大切なことがあるので、ここまでで失礼します」

ヒアシ「ま、待たんか!……まあいい。二人は最近更に成長しているから、こんな日があってもいいだろう……ネジくんは今1人で修行していそうだな。行くか」

中忍試験の時にヒアシはネジに土下座をして、色んな真実を話した

そのあとからネジは少しずつではあるがヒアシと会話をするようになっている

ハナビ「お姉様」

ヒナタ「ハナビ……どうしたの?」

ヒナタは自室で座って考え事をしていた時、ハナビが部屋に入ってきた

ハナビ「お姉様は何を悩んでいるの?」

ヒナタ「……何でもないよ」

ハナビ「フウさん」

ヒナタはビクッと反応してしまった

ヒナタ「ど、どうしたの?」

ハナビ「チョウズメさんにフウさんがキスしたから、お姉様は悩んでるんだよね?」

ヒナタ「街中に白眼を使うのは控えるべきだよハナビ」

ヒナタは少しだけ険しい顔をしてハナビに正論を突きつける

ハナビ「逃げないでお姉様」

ヒナタ「逃げてなんて」

ハナビ「お姉様は誰が好きなの? チョウズメさん? ナルトさん?」

ヒナタ「え? まって、なんで、え?」

ハナビ「アカデミーに入る前はナルトさん、アカデミー中はナルトさんとチョウズメさん、そのあとはチョウズメさんの話ばかりしてたのにバレてないとでも思った?」

ヒナタ「……」

ハナビ「お姉様はどっちの人が好きなの? 最近はナルトさんの話をあまり聞かないけど」

ヒナタ「……そ、それは、その」

ハナビ「私はチョウズメさんに告白したよ」

ヒナタ「……え?」

ハナビ「しかもチョウズメに初めてのキスをした。紅さんがしてなければ多分あれが初めてのキス。人命救助を除いたら」

ヒナタ「え? ええええええええ!?」

ハナビ「チョウズメさんも誰が異性として好きなのか分からないみたいだけど、お姉様は迷ってる時間なんて本来ないんだよ? 急がないと紅さんかフウさんに取られちゃうもん」

ハナビはこの二人は特に警戒している

紅がもしチョウズメに本格的に手を出せば、きっとチョウズメはそれに沈んでいく

フウが本気を出せば、あのままごり押せるだろうけど、今日里を出たのを確認したので一安心だ

ヒナタ「待って、ハナビがチョウズメくんに告白したの?」

ハナビ「告白もしたしキスもした。子供をあしらうみたいにアカデミーを卒業したら付き合ってあげるって言われたけど、逆に言えば5年後には付き合える」

ヒナタは混乱していた

ハナビはそんな振りを一切見せたことがなかったのだ

まずハナビはヒナタの知る限り片手で数える程度しかチョウズメと会ってないはずだ

それなのにキス? 告白? ヒナタは訳が分からなかった

ハナビ「私はヒナタ姉様が迷っているうちにそんなことを済ませてる。紅さんはチョウズメさんの裸を見ているし、全身洗わせたりしてる。フウさんも同じように見ているし、何度も抱き合ってる。性的な事じゃないよ?」

ヒナタ「は、裸で!? 性的って!」

ハナビ「お姉様は一番時間があったのに、それに慢心した結果が今」

ハナビはその慢心をして更にことある事に話してくれたからこそ今があるので、感謝はすれど責めることはできるわけが無い

ヒナタ「……でも、私だってわからない」

ハナビ「ならお姉様は諦めれば?」

ヒナタ「……」


ヒナタは誰が一番好き?(ペインなどの後のフラグは考えなくても良い)
下5まで 多数決
1 チョウズメ
2 ナルト

11221

ヒナタ「……諦めない」

ハナビ「でもナルトさんと迷ってるよね?」

ヒナタ「迷ってたよ。ナルトくんは私が前を向いて歩けるようにしてくれて、私の中にはナルトくんの諦めないど根性っていう忍道がある。ナルトくんのことは今でも好き」

ハナビ「なら」

ヒナタ「でもその好きは友達としての好き。ナルトくんへの思いは初恋だったんだと思う。でも今、異性として好きなのはチョウズメくん」

ハナビ「ヒナタ姉様はだいぶ遅れてるよ? もうこの差は取り戻せないかもよ?」

ヒナタ「ううん。そんなことは無いよ。絶対に諦めない」

ハナビ「……そう。なら頑張ってねお姉様」

ハナビだって分かっている

こんなことを言わなければヒナタが決意をすることは無かったことを

でも今のハナビがいるのはヒナタのおかげなのだ

それなら一度くらいは手を貸してもいいとハナビは思った

また寝てた
アカデミー(火影の執務室があったり、任務を受ける場所がある総合施設)だというのを読み返していて初めて知る事実



チョウズメは比較的アカデミーの近い場所に家を借りることにした

何かあった時はいつでも引越しができるようにこの場所にした

チョウズメ「……僕だけなんだからもう少し狭くてもよかったかな」

チョウズメはフウとの生活に慣れてしまったせいか、もう一人いれば丁度いいくらいの家を無意識に借りてしまった

チョウズメ「紅さんが一緒に住んでもいいって言ってたけど、そこまで甘えた……くはないからね」

チョウズメは新居の場所を登録するためにアカデミーに向かった

次の日は第十班の集まりがないようだったので、朝練をしに空き地に来ていた

チョウズメ「ヒルゼン師匠がなくなっちゃったから、また師匠を探さないといけないかな。アスマ先生や紅さんにも教えて欲しいんだけど、多分断られるしな」

紅は自分の得意分野がチョウズメにはあまり役に立たないのでメインで請け負うのは拒否するだろう

アスマはヒルゼンのあとに自分がメインで受けるのは嫌がるはずなのでこちらも駄目だろう

チョウズメ「それよりもまずは、あの人?を呼び出して色々聞こう」

チョウズメ「口寄せの術!」

チョウズメは1ヶ月だけの師匠であり父であった人から継承した形あるもの、猿猴王猿魔を口寄せで呼び出した

猿魔「猿飛!……じゃねえよな」

猿魔は呼び出されてすぐヒルゼンのことを呼んだ

チョウズメ「すみません師匠じゃなくて」

猿魔「……いや儂だって分かっている。猿飛は死んだのだな?」

チョウズメ「はい。木の葉で盛大に弔った筈です」

猿魔「……はず? 弟子であるお前は出ておらぬのか!?」

猿魔はチョウズメの胸ぐらを掴み、近くの木に押し付けた

チョウズメ「うぐっ……僕はもし行ってしまったら、穢土転生という最悪な手を使ってしまったかもしれません」

猿魔「秋道は知っておるのか、あの忌々しき術を」

チョウズメ「僕はもう秋道の名を捨てました。僕を呼ぶならチョウズメと呼んでください」

猿魔は何かがあったのだろうとチョウズメを手放して、彼の手前で座った

猿魔「儂のいない間に何があった。話せ。いいか、全てを話せ。儂はもうお前以外に契約者がいない。猿飛の願いだからこそ新たな契約をしてやったが、もう当分は良い。儂は他の誰にも口外せん」

チョウズメ「全てですか」

猿魔「ああ……いや、儂のいない間だけではない。猿飛ヒルゼンの弟子、チョウズメの全てを話せ」

チョウズメ「……」


チョウズメは何となく察している出者のわからない暁などの情報も含めて全て話しますか?
下1
1 話す
2 話さない

チョウズメ「……わかりました。僕が覚えている限りの全てを話します」

物心がついた頃から父親に嫌われていたこと

初めての友人であるサスケが出来、その家族の父親以外とは仲良くしていた

アカデミー前から紅に、そのあとアスマから忍者関係の指南を受けていた

アカデミー当日にヒナタ、そのあと少しずつ友人が増えていった

そしてうちはが壊滅する前に新たな知識を得たこと

チョウズメ「皆があれはうちは、それもイタチさんの体術だって言うんです。だからきっと、うちはが壊滅する前に、何らかの方法で教えたんじゃないかって」

猿魔「……ふむ、うちはの幻術には時すらも操る幻術があるとか。他にも色々あるだろうが、うちはなら幻術であろうな」

そのあとからサスケとは話さなくなったこと

人柱力のナルトと仲良くなり、そのあとすぐに人柱力のことを知ったこと

シノというチームメイトと出会ったこと

氷遁をその時初めて仲間と連携して使ったこと

中忍試験前にフウという特殊な少女に出会ったこと

猿魔「特殊? なんじゃ? 血継限界とかか?」

チョウズメ「これだけは僕の口からは言えません。フウとの絶対に破っちゃいけない約束なんです」

猿魔「……わかった、それは見逃してやろう」

中忍試験に出たこと

そこで初めて仲間がボロボロにされたのを見て、その相手を殺したくなったこと

仲間を酷い罵倒をされ、ボロボロになった仲間の事を言われた瞬間、殺す気でその時できる最大の技を使ったこと

初めて氷遁で使える最強の技が使えたこと

5歳年下の子に告白され、キスをしたこと

猿魔「いつつ程度なら大人になれば関係ないぞ」

チョウズメ「相手はまだ七歳なんですけど」

猿魔「雌から寄ってきたのなら受け入れれば良い」

本戦で氷遁は使ってないけど、初めて本気で戦ったこと

巨大なガマと一尾の戦いを見て、力が足りないと思ったこと

そしてヒルゼンが死んだこと

そのあと自分は落ち込み続け、人々に迷惑をかけたこと

そして最後に前のうちは事件の前のように、誰が教えたかはわからない記憶、大蛇丸と暁についての記憶

その全てを一日かけて話した

猿魔「確かに暁という組織の情報をそんなにも詳しく知っておるのはありえんな。チョウズメがイタチと親しかったことも上のヤツらは分かっているはずだ。その状況で暁について報告したら、捕まるだろうな」

チョウズメ「やっぱりそうですか?」

猿魔「もし猿飛が生きていれば、猿飛ならばチョウズメの事を信じたかもしれん。だが、今の木の葉の実質的なトップはご意見番と呼ばれるヒルゼンの同僚二人と、根のトップのダンゾウだ。今言うのは得策ではない」

チョウズメ「……でも急がないと」

チョウズメは猿魔の耳元で叫んだため、頭を殴られてその場を悶絶する

猿魔「焦るな! よいか、この情報は秘匿せよ……そうだな。ヒルゼンの弟子ならば、儂を信頼し、ヒルゼンが儂を託したチョウズメを信じてくれるかもしれん」

チョウズメ「痛い……師匠の弟子って?」

猿魔「我らの宿敵大蛇丸、どこかを放浪しているであろう自来也、ギャンブル好きの現代の医療忍者をチームに導入するという方法を確立させた綱手じゃな」

その日はこのあと影分身をした猿魔の指導の元、猿魔の変化の術、金剛如意をひたすら振るい続けた

猿魔「修行?駄目だ」

チョウズメ「なんでですか?」

チョウズメは久しぶりの任務が明日あるので、この日も金剛如意を振ろうとしたが猿魔に拒絶された

猿魔「チョウズメは猿飛に言われたのだろう! 子供は遊べと! 儂を呼んだ日から毎日振っておるではないか! ほれ、遊んでこい。儂は帰る」

猿魔はそれだけ言うと帰ってしまった

チョウズメ「遊ぶ……そういえばフウが帰った日から遊んでない。フウがいればいつの間にか遊んでたし、フウが遊びに行け! 夕方まで帰ってくるな! って投げ飛ばしてくれたから、紅さんに色々相談出来たんだよね……会いたいな」

チョウズメは猿魔に言われた通り誰かと交流することにした


安価下1
1 紅に会いにいく(中難易度判定)
4 ヒナタに会いにいく(低難易度判定)
5 シノに会いにいく(低難易度判定)
6 いのに会いにいく(中難易度判定)
7 チョウジに会いにいく(中難易度判定)
8 シカマルに会いにいく(中難易度判定)
9 アスマに会いにいく(中難易度判定)
10 ハナビに会いにいく(低難易度判定)
11 自由安価(人物によってはコンマ判定)

シカマルが任務でいない可能性
下1
20以下で会えない

チョウズメ「あっ!」

シカマル「おっ!」

チョウズメとシカマルは街中でばったり会った

そしてチョウズメもそうだが、シカマルと中忍だと分かるジャケットを着ている

シカマル「そうか、お前もなったんだったな。あんな戦いを見せられたらそりゃなるわ」

チョウズメ「僕のはシカマル見たいに頭を見られたわけじゃないけどね。ただ力があったからってだけだよ」

シカマル「力があるならいいじゃねえか……ちょっとうち寄ってけよ」

チョウズメ「シカマルが積極的に人を誘った!」

シカマル「てめえ!」

チョウズメ「ごめんごめん。うん、寄っていくね」

シカマル「ああ」

シカマルのあとをチョウズメはついて行った

シカマル「おい、親父いるよな!」

シカク「叫ばなくても聞こえてるぞ……なるほど、ようこそチョウズメくん。そして中忍おめでとう」

チョウズメ「ありがとうございます!」

シカマル「とりあえず入れ」

チョウズメ「うん」

大抵シカマルと話す時は縁側で将棋や囲碁をやりながらなので、チョウズメは縁側の前で立っていた

だが今日は中で話すようで、玄関へと向かった

シカマルの母親にもチョウズメは祝われ、ちゃぶ台に座るように言われた

シカマル「お前今どこに住んでんだ? 前に泊まってた宿に行ったのに居なくてわかんなかったぞ」

チョウズメ「シカマルが積極的に!……はもういいよね。あの宿はフウがいたから一緒に泊まってたんだよ」

シカマル「……よくそんな面倒なことができるな。女と暮らすなんて面倒だらけだろ」

チョウズメ「そうでもないよ。確かにフウは普通の子に比べて大変かもしれないけど、優しいし、何より楽しいからね」

シカマル「俺はやっぱり当分いいわ」

シカマルは渋い顔をしながらお茶をすする

チョウズメ「僕は今アカデミーの近くの…………って所に住んでるよ」

シカマル「ん? あそこって一人用の建物だったか?」

チョウズメ「フウがいる想定で借りちゃった」

シカマル(いのがヒナタに恋愛相談をされていたのを見たが、その時妹に取られる?的なことを言ってたよな? しかも夕日紅とも仲がいいんだろ? 狙ってやってねえよな性格からして。だからなのか?)

シカマルは女関係のそんな絶妙なバランスなんで取りたくなく、ただ一言

シカマル「めんどくせえな、チョウズメは」

シカマルと雑談をしていると大量の紙束や巻物を持ったシカクがこちらに来た

シカク「改めて中忍おめでとう」

チョウズメ「ありがとうございます!」

シカク「少々つまらない話が続くが聞いてほしい。中忍というのは強いだけでは駄目だ。リーダーシップを取り、仲間の生存を考え、時には仲間と任務を天秤にかけないといけない時もある」

チョウズメ「……はい」

シカク「まあそこら辺はアスマか紅さんが教えてくれるだろう。まず早急に覚えないといけないことがある、それはなんだと思う?」

チョウズメ「書類……様々な報告書や契約書、依頼主との契約上のやり取りを覚える?」

チョウズメはちゃぶ台の上に置かれている紙はそういうものなので、そう答えた

シカク「そうだ。下忍のころは全て班にいる上忍が依頼主との様々なやり取りから報告書の作成、必要経費に関するものから税金まで全てをやっていた。チョウズメくんの今の第十班は解散する訳では無いが、君は別の人と組んで任務に当たることもあるだろう。君が下忍を指揮することもあるかもしれない」

シカマル「……考えるだけでめんどくせぇ」

シカク「ああ、ぶっちゃけると物凄く面倒くさい。しかも上忍になれば更に面倒くさいぞ。俺みたいな頭を使う系は仕事を押し付けられるからな」

シカマル「それならガイ先生なんかはあんまりやって無さそうだな」

チョウズメもガイを思い浮かべる

ガイ「青春だああああああああ!!」

チョウズメも同じように頷いた

シカク「いやあの人は物凄く几帳面に提出するぞ。押し付けられることはないだろうがな。だからこそ何だかんだあの人は好かれているんだ……濃いがな」

シカマル「ああ、濃いな」

チョウズメ「とっても濃いですね」

シカクは咳払いをして話を戻す

一応あえてあの人にしました
ガイは濃いし存在感あるし濃いので、ガイが高笑いしながらシカクに詰め寄っているのを想像してください
きっとその場面をあとから思い出したら、奴とかあいつよりも あの人はなぁ……ってなる気がするんですよね

次回からは忘れなければあいつはかな? 奴は中忍以下の方が良さげですし、もしくはシカクの方の猪鹿蝶とか

まぁ年も上だしそうだろうけど、こまけぇことは(ry
時系列的にはナルトが綱手の説得中かな

シカク「チョウズメくんはアスマや紅さんに書類整理については教わっていないと聞いているが、もう教わっているかい?」

チョウズメ「いえ、二人は戦い方とか勉強は見てくれましたけど、そこまではまだです」

シカク「わかった。だからこそ私が君を呼んだ。君が知らないといけない書類を全て教えよう。シカマルは復習だ」

シカマル「げ! まじかよ」

シカマルは嫌々ながらも、逃げることなく書類に向き直った

シカク「まずは任務を達成した時の報告書なんだが」

チョウズメ「あれ? これはこう処理して、必須事項はこっからここまでですよね?」

シカク「ああそうだが、誰かから教わってたのか」

チョウズメは自分がこんなに涙もろかったかな? と思いながらも、ちゃぶ台に置いてある紙をどんどん見ていく

シカマル「お、おい。何泣きそうになってだ?」

チョウズメ「……全部、全部師匠が教えてくれました、ぐっ」

シカマル「師匠? アスマや紅さんは教えてないんじゃなかったのか?」

シカクはすぐにその師匠が誰かわかった

シカク「三代目火影様のことか」

チョウズメ「……はい。師匠は雑用を押し付けるみたいにいつかは必要だからやれって言って、影分身の術まで使わせて、やらせた書類ばっかりです」

チョウズメは色んな書類を見ていくが、あの1ヶ月で覚えたものばかりだった

そして最後に最初の日にやった火影が見る必要は無いけど火影の印鑑が必要な書類を見つけた

チョウズメの目から涙がとめどなくこぼれ落ちた

>>781
頭の中ではちょうど綱手がネックレスを賭けてナルトが螺旋丸を練習し始めたくらいですね

シノ「……あまり元気がないように見えるが」

ヒナタ「大丈夫?」

チョウズメ「大丈夫だよ。ちょっと最近泣いてしまうことが多くて、情けないなって思ってね」

チョウズメたちはCランク任務で、往復二日程度かかる木の葉から少し離れた街まで商人団を護衛し、木の葉に戻るという任務についた

人数は多いが、道中は比較的安全であり、火の国から出るわけでもなく、二日で終わるのでCランク任務だったそうだ

シノ「チョウズメが泣いているのなど見たことがないが」

チョウズメ「ちょっとヒルゼン師匠、三代目火影様のことを思い出しちゃってね」

ヒナタ「チョウズメくん」

チョウズメ「もう乗り越えてるから心配しないでね」

紅「口を動かすのはいいけど、索敵してるのよね?」

ヒナタ「はい! 半径1キロ程は問題ありません」

シノ「俺の寄壊蟲も周辺にチャクラ反応はないと告げている」

チョウズメ「目視だけですけど問題ないです」

紅「それならよろしい。チョウズメはちょっと来なさい」

チョウズメ「はい!」

チョウズメは紅に呼ばれたので、商人団の人達共にいる紅の元へ向かった

ヒナタ「……やっぱり紅先生は」

シノ「どうした?」

ヒナタ「シノくん。紅先生ってチョウズメくんにとっても甘いよね」

シノ「子供の頃からの付き合いらしいからな」

ヒナタ「……むう」

チョウズメは紅の元に行くと商人団のリーダの人が手招きしていた

チョウズメ「あの、一体」

商人「君の中忍試験本戦見たよ。いやー、すごい迫力だったね。あのあとは大変だったけど、見に行ったかいがあったよ」

チョウズメ「あ、ありがとうございます」

チョウズメは最近木の葉の里でもちょいちょい声をかけられるようになった

中忍試験本戦はナルトとネジ、テマリとシカマル、チョウズメとフウ、サスケと我愛羅、サスケと我愛羅は途中で終わってしまったので実質3試合しかなかったようなものだった

その中でも迫力があったのが、ナルトの多重影分身の術とサスケの千鳥、そしてチョウズメとフウの鱗粉爆発と最後の大技の撃ち合いだけだった

あの観客には大名や一般人などのあまり忍術を詳しく知らないけど、祭りだから見ているという人も多かった

そんな中、横回転の巨大な竜巻の内部が爆発して突っ込む術と水、火、土、風の龍弾が同時に飛んでいき、中間点でぶつかり合い、巨大な爆発を起こした戦いは忍術を知らなくても楽しめたらしい

商人「君たちの班は私たちが指名したんだよ。あそこのシノって子も本戦で戦うはずだったんだろう? カンクロウって子が棄権しちゃったけど」

チョウズメ「指名ありがとうございます」

商人「しかも君たちは下忍になって数ヶ月、それなのに中忍試験本戦に二人が出て、もう一人は日向。そして一人は中忍に昇格。これはきっと遠くないうちに君たちが上忍になって活躍するだろうと思って、激戦になる前に指名したんだよ」

チョウズメ「……?」

紅「ビックネームになる前に、我々は彼らを何度も雇っていた。っていう一種の箔付けよね。願掛けみたいなものでもあるのよ。あなたちが昇格するのと一緒に自分たちも!ってね」

チョウズメ「なるほど」

例えばいつかナルトが有名になれば、ナルト大橋はそれだけで箔が付く

ナルトが火影になればそのナルトが下忍の頃に関わった火影様の名前を冠した橋となる、そんな具合なのだろう

そのあともチョウズメが商人の人達と話したり、シノやヒナタが話したりしながら、盗賊やありえないが忍者に警戒しながら護衛した

夕方には何事もなくその街についた

商人「やはり忍びの方々がいると盗賊が全く顔を出しませんね。本日はこれで終わりです。明日の昼前にはまた出発しますので」

紅「わかりました。では明日の○時にこの場所で一度落ち合うということで」

商人「お願いします」

商人は2部屋用意していたので、当然男女別に部屋が分けられた

紅「あなた達は中忍試験に出て、実力が通用するくらいには成長しているし、あなたたちなら言わなくても大丈夫だと思うけど、一応言うわね。ここには繁華街もあるけど、ハメを外しすぎないように」

三人「はい」


そうして任務は一度中断され、自由な時間が訪れた



自由安価
下1と下2
完全自由イベント(ただしこの街にいない人を登場させるのはNG)

安価も頂けたことですし本日はここまでにします
明日は安価のイベントを書いていきます



あと次回使うフレーバー的なコンマ
下1

フレーバーでゾロ目は勿体ないけどゾロ目権利をつけるとあとが大変だけど面白いし

ゾロ目権利1回分つけます

この判定は完全にフレーバーなので

チョウズメは部屋を出る前にシノとある約束をしてから部屋を出た

任務くらいでしか木の葉を出ないので、街を探索しようとしたらちょうどヒナタと会った

ヒナタ「チョウズメくん、一緒に街を回りませんか……?」

チョウズメ「うん、いこう!」

チョウズメは即頷きヒナタの隣に立ち歩きだそうとしたが、ヒナタによって止められた

ヒナタ(ハナビにもフウさんにも負けられない。頑張らなきゃ!)

ヒナタ「は、はぐれたら大変だから、その、手を、繋ぎたいな? だ、駄目かな?」

チョウズメ「ううん、それじゃあ行こう!」

ヒナタ「うん!」

ヒナタとチョウズメは手を繋いで歩き出した



コンマ
下1
ヒナタとチョウズメが街を探索中にトラブルが起きた……どんなトラブル?

ヒナタはナンバ歩きをする気がないのに右手と右足が同時に出るくらい緊張していた

チョウズメは誰が異性として好きなのか?という問いは出来るだけ早く出さないといけないのは分かっているが、分からないものはしょうがない

いつも通りのまま街を歩く


呼込み「あのー、そこの御二方少しいいですか?」

チョウズメ「……僕達ですか?」

呼込み「そうですそうです。なるほどなるほど……あの角の甘味処は最近できたばかりなのですが、今セールをやっていましてこの紙を持って行って頂ければ割引され、特別な料理も食べられますがどうでしょう!」

そう言いながら呼込みはピンク色の髪を渡してきた

角の店はオープンテラスになっていて、二人で座った場合とても目立つようにヒナタは見えた

ヒナタ「ご、ごめんな、」

呼込み「うちのおすすめはシナモンアイスのパフェやいちごデラックスパフェなんかがあるのですが、どうでしょう!」

ヒナタ「……そのシナモンって」

ヒナタはシナモンロールが好きだ

故にシナモンのパフェというのが少し気になった

呼込み「まず上にはシナモンロールやさっぱりクリーム、ほのかなシナモンのアイス……」

そうして目を光らせた呼込みによるシナモンアイスパフェの説明が始まった……

ヒナタ「行きます!」

ヒナタは好物につられたのだった

✕ ピンク色の髪
○ ピンク色の紙

ストローがあの世界に普及してるか分からないけど許して?



店員「いらっしゃいませ……その紙は?」

チョウズメ「先程呼込みの方に貰いまして」

店員「……いいですね! では、お席に案内しますね」

店員はテラスの一番前に二人を連れていった

チョウズメは雪一族の血が濃く出ているため、美形である

最近は倍加の術を瞬間発動するための肉以外は落として動きの機敏さに当てているので、肉が少しついているくらいだ

ヒナタは白目なのを除かなくても十分美人の範囲内であるし

ヒナタ「……あの、チョウズメくん、結構、その、見られるね」

チョウズメ「ヒナタが可愛いからでしょ」

ヒナタ「か、可愛い!?」

周りの目を気にしてモジモジしているその姿は愛らしさを感じさせる

チョウズメがシナモンアイスパフェを注文して、自分のも注文しようとしたところ

店員「シナモンアイスパフェは大きいですので、御二方で食べた方がよろしいかと」

と言われたので素直に引いた

店員「ご注文頂きました、シナモンアイスパフェとサービスのラブラブドリンクでーす。それではお楽しみください」

チョウズメ「あの、これは?」

店員「当店の開店サービスのひとつ、恋人同士でのご来店のお客様にサービスしているドリンクになっております」

ピンク色のフルーツも入っている大きなカップにこれまたピンク色のストローがハートの形を作っている

リアルでは飲みづらいあのハートのストローが刺さっている

ヒナタ「あ、あの、こ、恋人って、」

店員「呼込みによる厳正な審査により、御二方は恋人であると判断されました」

チョウズメ「あの、確かにこのパフェ大きいですけど、スプーンが長すぎますし、一本しかないんですけど」

店員「恋人の方に食べさせるための長さですね。一本なのは食べさせ合うためです」

ヒナタ「あわわわわわわわ」

チョウズメ「……ヒナタどうする? お金だけ払って出ることも出来るけど」

料理をする人間としてはあまり無駄にしたくはないが、ヒナタが顔を真っ赤にして、ピンク色な思考で満たされ、ショートしているのでチョウズメは聞いた

ヒナタ「食べます!」

店員「では、私はこれで」

店員は笑顔で去っていった

ヒナタが食べると言ったのならチョウズメは特に断ることは無い

周りの視線が物凄く気になるが、チョウズメはパフェの上のアイスを長いスプーンで掬い、ヒナタの口元まで持っていく

チョウズメ「はいヒナタ、あーん」

ヒナタ「あああああ、あ、あ、あ、ああーーーーん!」

ヒナタはひたすら心の中で自分を応援して、頭がショートしてなんだかイマイチ分からなくなっているが口をつけた

チョウズメ「どう?美味しい?」

ヒナタ「とっても美味しいです」

もちろん今のヒナタに味などわからないが幸せであるのは確かなようだ

そのあとも少しの間チョウズメが食べさせていたが、ヒナタはやっと考えられるようになってきて、チョウズメがまだ食べていないことに気がつく

ヒナタ「チョ、チョウズメくん!も食べたいよね!? わ、わたひが、食べさせて、その」

チョウズメ「わかった。ならお願いするね」

チョウズメはスプーンをヒナタに渡した

ヒナタ(あれ?これってもしかして間接キス? で、でもハナビもフウさんもちゃんとしたキスをしてるわけだし。でもこのスプーンには私のだ、だえ……)

ヒナタはまたショートしそうなのを頑張って抑えて、チョウズメにクリームとアイスを向けた

ヒナタ「あ、あーん」

チョウズメ「……あん」

チョウズメは異性と何かをしたり、全裸を見せあって洗いあっても多少恥ずかしいと思っていたが、そこまで緊張しなかった

だが今は割と緊張している

まず今までチョウズメがそういうことをしてきた人は、酔っ払っている紅、恥ずかしさを無理やり表に出さないでゴリ押すフウ、決意を出して軽くキスして逃げていったハナビだ

そして今はどうだろう

ヒナタはガチガチに緊張していて、スプーンとチョウズメの唇を何度も交互に見る

真っ赤になりながら笑顔のヒナタ

周りの通行人や周りの客、スタッフまでもが覗き込んでいる

緊張とは伝染するものだ

長々と書いたが、チョウズメは初めて結構緊張していた

顔の赤いチョウズメはそのあとすぐにヒナタからスプーンを取って、ヒナタにパフェをたべさせた

ヒナタ(かかかかか、間接、チョウズメのあれが私の中に……あわ、駄目、頑張らないと!)

パフェが食べ終わった最後、まだ強敵が残っていた

チョウズメは流石に店員に載せられ続けるのは良くないと思った

席に書いてあるラブラブジュースの正しい飲み方の指南書には、同時に飲むべしと書いてあるが従う義理はない

チョウズメ「ヒナタが先に飲んでいいよ」

ヒナタ「チョウズメくんと……一緒に飲みたいです!」

チョウズメ「……えっ、うんわかった」

チョウズメとヒナタは示し合わせるわけでなく、自然に一緒にストローに口をつけた

班で何度も一緒に戦ってきている仲だ

ストローに口をつけるタイミングくらい無言でも同時にできる

チョウズメ「……」

ヒナタ「……」

二人は無言で飲み続ける

そしてどうやっているのか、このストローはドリンクを飲めば飲むほど、互いの顔の距離が近くになってしまうようだ

ストローの引く力に負けたとかではなく、不思議な力で近づいていく


ヒナタは
下1
1 勇気を出す
2 ヘタレる

ヒナタ(弱気になっちゃダメ! チョウズメくんならしても怒らないで受け入れてくれるはず。ダメダメダメダメ諦めちゃ。どうしてそこで諦めちゃいそうになるの。諦めなきゃ絶対にできるから、だから)

チョウズメは雰囲気や緊張から物凄く心臓が鼓動しているのがわかる

そしてヒナタが目を瞑り、ストローから口を離してさらに近づけてくる

ヒナタ「……んっ」

ヒナタとチョウズメの唇が接触した

他の人はそれで離すだけだったが、ヒナタの脳裏にはハナビが映る

ヒナタはハナビに負けないため、更に二度三度、唇同士の接触を離してまたライトなキスを何度かした

ヒナタにとっては無限にも思える時間だったが、現実では数秒

やっとヒナタが顔を離すと何故か周りから拍手が響き始めた

ヒナタ「……っ! チョウズメくんまた明日!」

ヒナタは顔を限界まで真っ赤にさせて、その場から走り出した

チョウズメ「………………あっ、えっと、あれ?ヒナタは?」

何故かその店でのお会計はタダだった

NARUTOを書いているのにスレの3割は恋愛描写な可能性

チョウズメは宿に戻る間に頭の中で様々な考えが浮かんでは消えていた

チョウズメ(さっきのドキドキがもしかして異性が好きだという感情なのかな? でもそれならフウと本気で戦った時もドキドキしてたけど、あれは? 確かアスマ先生は命の危機に瀕している時に異性と色々あると、吊り橋効果と言うやつで恋と誤認識するって言ってた。ならこれは吊り橋効果なのかな? でもさっきのヒナタは可愛かったし……柔らかかった。待って、そんなこと言ったらフウの時もハナビちゃんの時も……わかんないいいいい!!)

更にチョウズメは先程のやり取りのあいだ、ヒナタがどう思っているのかも分かってしまっていたので、なおのこと自分の感情が分からなかった


シノ「……どうした? 熱でもあるのか?」

チョウズメ「顔が赤いのはきっと気のせいだから気にしない」

シノ「……? それでもう行くか?」

チョウズメ「うん。お風呂に入ればきっとスッキリするだろうしね」

シノ「ならば行こう」

チョウズメはシノと男の付き合い、一緒に風呂に入ろうと宿に着いたら約束していたので、二人で露天風呂へと向かった

調べてたらソースは分からないんですけど卒業試験の時点でヒナタはCカップを超えていたらしいです

前に一部のヒナタってでかいっけ?という質問があったので

カポーン

シノ「泊まりで任務はこれまでもあったが、チョウズメと風呂に入るのは初めてだったな。なぜなら今までの泊まりは全て野宿だったからだ」

チョウズメ「その野宿も夜に動き出す猫の捜索とかだったけどね」

捜索系任務はヒナタが、探索系任務はヒナタとシノが、人手が必要系の任務はチョウズメが大体暴れていた

シノ「シカマルとチョウジ、その他の班も同性とは風呂に入って語り合ったと聞く。俺もそれをやってみたかった。なぜなら男の友情というものを体験してみたかったからだ」

チョウズメ「僕は……サスケと何回か小さい頃にあるくらいかな」

シノ「そういえば二人はアカデミー前からの友人だったと聞く。やはり今は?」

チョウズメ「うん。この前少しだけ話したくらいだね」

シノ「そうか」

二人は頭と体を洗い終わったので、同じタイミングで風呂へ

シノ「……チョウズメは基本的に子供っぽいのに、そこは、でかいな(66ゾロ目)」

チョウズメ「シノは……大きな芋虫?」

シノ「その喩えは面白い。なぜなら俺は確かに体で蟲を飼っている」

チョウズメ「でも僕のあれが小さくてもやろうと思えば大きくできる気がするんだよね」

シノ「まさか! 部分倍加の術!?」

チョウズメ「うん。調整しないと大変なことになりそうだけど」

シノ「確かにいつもの倍率で倍加をしたら、大変なことになりそうだ」

チョウズメ「……」

チョウズメは特に今話すことは無いので風呂にゆっくり浸かると、シノが体を寄せてきた

シノ「俺は他人とあまりこういった行為をしたいとは思わなかった」

チョウズメ「なんで?」

シノ「もしかしてチョウズメは忘れているのか? 俺の体の中に蟲がいることを」

チョウズメ「あー、そうだねー。シノが蟲を制御できてないならちょっと怖いけど、そこら辺はシノを信じてるし、別に」

シノ「そうか。お前はそうやって、自分の感じたことだけを信じて、ナルトなどにも近づいていったのだな」

シノはチョウズメに素肌で近づいても嫌がる素振りを全く見せないので、黒いゴーグルの奥で軽く微笑んでから離れた

チョウズメ「違うよ? ナルトは確か、ヒナタがナルトのことを見てたんだけど、僕の友達を取られると思って、どんな奴か確認したのが始まりだったかな?」

シノ「そんな始まりだったのか」

チョウズメ「そのあとすぐに料理を教えてさ…………」

そのあともシノとチョウズメは互いの知らないことを話し合った

チョウズメ「本当に勘弁してよ! シノ! チャクラ制御を誤らないでね!」

シノ「す、すまん。まさた逆上せるとは」

チョウズメ「待って、本当に待って、蟲が漏れてるから! やばいって!」

シノ「なんとか制御を試みよう」

チョウズメとシノは長風呂をしてしまった結果、シノが逆上せてしまった

そしてそのせいでチャクラコントロールがぶれ始め、寄壊蟲が漏れ始めたのだ

そのあと部屋にシノを連れていき、部屋を締め切って、ヒナタに監視をしてもらいながら、氷遁で出した氷でシノを冷やすのだった

ヒナタに監視を頼みに行った時、チョウズメはしっかり浴衣を着ておらず、ヒナタが鼻血を垂らすという事件もあったが、それ以外は平和だった

チョウジは蝶チョウジモードがやばい

シノは寄壊蟲の性能だけでやばそう
しかもほかの系統の蟲も寄生出来たら怖すぎる

木の葉への帰りの任務も特に何事もなく終わった

流石に盗賊も馬鹿ではない

忍びを雇った商人団を襲うことはしないようだ




その次の日は休みだったので、今日こそは修行をするぞ! と猿魔を呼び出した

猿魔「うむ、今日は金剛如意の鍛錬をしても良いが、同じことばかりをしては人間は飽きる……そこのお前! 出てこい!」

猿魔は影分身を変化金剛如意によって如意棒にして、その如意棒を監視者の元まで伸ばした

ヤマト「ちょっと危ないじゃないですか!」

猿魔「誰だお前は。根の仮面を外せぇ!」

チョウズメはその声で誰なのかがわかった

チョウズメ「待って猿魔さん。テンゾ、ヤマトさんですよね?」

ヤマト「テンゾウって呼んでくれないかな? 前にも言ったよね?」

今はナルトには自来也がついているので、ヤマトはチョウズメの監視に戻っていた

チョウズメ「この人はヤマトさんって言って、ヒルゼン師匠が暗部の時に使う名前を授けたりした人で、師匠は信頼している人ですね」

猿魔「……本当か? 暗部は実質ダンゾウの私兵だと思っておったが」

ヤマト「僕がチョウズメくんの監視と警護をしているのは三代目様のお言葉をそのまま続けているからですよ」

チョウズメ「この人は僕の氷遁の本気も知っていますし、師匠は本当に信じてたんですって」

猿魔「……なるほど、ならば良い。それでヤマトだったか?」

猿魔はヤマトに向けていた如意棒をやっと下げた

ヤマト「テンゾウですって」

猿魔「テン、ヤマトよ。お主がチョウズメに忍術指南をせよ」

ヤマト「えぇ……あの、僕は三代目様のお言葉に従って仕事をしていますけど、所属は暗部なわけで、あまり三代目様の弟子を育成するというのはダンゾウ様的に宜しくないのですが」

猿魔「猿飛が死んだ今、そこら辺は知らん」

ヤマト「えぇ……」

ここでチョウズメは思い出した

ヤマトには本心でお願いをいえば良いと

チョウズメ「ヤマトさんお願いします。ヒルゼン師匠が暗部の中でも一番信頼していて、僕もヤマトさんを信じています。それに僕の秘密を知っている人は他にはアスマ先生と紅さんくらいしかいなくて、とっても困っているんです。どうか、お願いします」

ヤマト「……僕しかいないのかい? 先輩、カカシさんとかでもいいんじゃないの?」

チョウズメ「ヤマトさんだけしかいないんです!」

ヤマト「…………しょうがないなぁ」

猿魔(うっわ、この人間簡単に懐柔されすぎじゃろ)

ヤマト「今までは結界を張っていたけど、氷遁を使う時だけ張ることにしよう。もうチョウズメくんが簡単に攫われる存在じゃないって示せたからね」

チョウズメ「そういえば今までは毎回結界が張られていましたね」

ヤマト「四行に氷遁だったからね。下忍で四行が使える時点で攫われる対象になっちゃうから隠していたんだよ。さて、僕は水と土の属性が得意なんだけど、それともうひとつ」

ヤマトは地面に手をつけて

ヤマト「木遁の術!」

ヤマトが触れている地面の前から、芽が出てそこから一気に中規模の木へと成長した

ヤマト「初代様の使えた木遁が使える忍びなんだ」

チョウズメ「おおおおお!!」

チョウズメは自分以外の血継限界を未だ見たことがなかった

写輪眼や白眼も血継限界の一部ではあるが、血継限界の術を見たのは初めてだ

ヤマト「……そんなに喜んでくれるとなんか嬉しいよね。僕はこれを戦いだけじゃなくて。木遁・四柱家の術!」

ヤマトの前に巨大な一軒家が出来た

チョウズメ「すごい! これがあれば草原で囲まれたとしても、一夜城みたいな感じで砦が作れそうですね!」

ヤマト「そんな使い方もしたことがあるよ?」

ヤマトはここまで反応がよかったことは無いので、どんどん術を見せていく

ヤマト「……まあこんな感じが僕の得意とする木遁かな。チョウズメくん、これから宜しくね」

ヤマトの周りには一軒家なら、地中から生えてきた鋭い木やら、宿のような建物やら色々と立ち並んでいた

そしてヤマトはチョウズメに手を向ける

チョウズメ「よろしくお願いします」

チョウズメはヤマトと握手した


その瞬間、ヤマトとは違う意思をヤマトから感じた



コンマ
下1
81~  チョウズメは気を失う
51~80 ヤマトと結んだ手から木が生えはじてる
31~50 木遁が使えるようになった
~30  木遁の才能が取得した(誤字にあらず)

高い方がいい方ですね
ここでのゾロ目権の使用はちょっと色々不味いので無しでお願いします
てか使わなくても十分ですから

チョウズメは気がついたら真っ暗な場所で宙を浮いていた

そしてチョウズメは直感的に理解した

ここから誰かの記憶と繋がるのだと

そう理解した瞬間、チョウズメの視界は開かれた


初めに見えたのは怒り狂う九尾だった

だが何かがおかしい……まるで幻術で操られているように九尾自体の意識が見えない

??「木遁・木龍の術!」

???「九尾、尾獣玉だ!」

チョウズメは誰かの視点で誰かの夢を見ているのだとわかった

チョウズメの視点の人物が木遁で鼻の長い龍に九尾を拘束させた

それに対して見たとこのない万華鏡写輪眼に似た写輪眼を持つ男が命令すると、九尾は黒と白のチャクラを混ぜ、視点の男に解き放った


コンマ
下1
50以上でチョウズメは耐える

月読を喰らってイタチに何度も殺されかけた時よりもチョウズメは精神的な負荷を感じる

今すぐこの場所から逃げたい

だが、この力は尾獣にすら届く力だ

現に視点の男は九尾と戦っている

まだ潰されるわけにはいかない



??「木遁・木人の術!」

視点の男は木遁で巨大な巨人を作り、尾獣玉と呼ばれる玉を巨人の腕で受け止めた

そしてその玉を逆に九尾に向けて、無理やり押し付けた

その瞬間、辺りを巻き込んだ大爆発が起きた


コンマ
下1
60以上でチョウズメは耐えた

チョウズメはもっと力が欲しい

今のままではフウを狙う暁には勝てない

師匠を殺した大蛇丸には勝てない

ナルトの出した蛙には勝てない

我愛羅のなった一尾のあの姿には勝てない

もっと力を

友を仲間を里を守る力を



視点の男は爆発の直前にある術を発動していた

??「木遁・榜排(ほうび)の術!」

人形のドームを出現させて、その中に対比して尾獣の攻撃を完全に防ぎきった

???「獣の難を喰らう……木遁・榜排の術か」

??「ぬ! 尾獣に須佐能乎を鎧として着せるとは……マダラめ、よく考える!」

チョウズメ(え? あの人マダラなの!? 待って、木遁でマダラと戦う人って一人しかいないじゃん! この人もしかして千手柱間?)

柱間が木遁のドームから出ると、須佐能乎という鎧を纏った九尾が須佐能乎のような見た目の剣を振り下ろしてきた

チョウズメが戸惑っている間も戦いは続く


迫り来る剣に対して柱間はまた別の術を発動した

柱間「もう主の太刀筋は見えておる! 木遁・皆布袋の術!」

マダラ「……!」


柱間が発動した術は地面から木遁で出来た巨大な手を出現させて、白刃取りして難を逃れる

九尾の周りにも巨大な木遁の手が出現し、九尾を拘束しようとする

それを嫌ったマダラは真横に剣を振るい、剣圧で柱間やマダラの後方にある山、それに巨大な木遁の手も真横に切り裂かれた


コンマ
下1
80以上でチョウズメは耐える(書き忘れてたけどゾロ目権の使用は不可)

ちなみに
80以上で口寄せ五重羅生門
90以上で仙法、自然エネルギーの存在を知る
ゾロ目以上で真数千手でした

チョウズメの体から力が抜ける

チョウズメ(待って! お願いだから、もう少し、もう少しで何かがわかる気がするんだよ!)

だがチョウズメの精神は限界だった

今行っている奇跡は本来行ってはいけないモノ

本来チョウズメが全てを理解したあとでも使うことが出来ない論外のすべ

このすべを知っているある存在がチョウズメの存在を排除しようと妨害してきたのが、先程からチョウズメを苦しみ続けさせている理由

完全なイレギュラー

その存在はこんな異物が存在していることを初めて知った

だがチョウズメ自体を消し去ることは決して出来ない

チョウズメ「待っ…………」

チョウズメは圧力に負けた

羅生門と仙法に関しては習得フラグってことですね

ヤマトとチョウズメが触れた時まで戻る

ヤマトはただ単にこれからお世話をするのなら、握手くらいしておこうかなくらいの気持ちで手を出した

そしてヤマトとチョウズメが手を握った瞬間、チョウズメは意識を失い

ヤマト「な、なんだこれ。制御が出来ない!」

猿魔「何をやっておる! チョウズメを木の中に入れて何をするつもりだ!」

ヤマト「僕だってやりたくてやってないんですよ! 木遁の術!……制御出来ない!?」

チョウズメはヤマトの制御を離れて勝手に生まれ、育っていく大樹に飲み込まれていってしまった

猿魔「ヤマト!どうにかせんか! 儂が出来るのは木をぶっ叩くぐらいだか、それでは駄目なのはわかっておる!」

ヤマト「……なんで全く制御がきかないんだよ! これは本当に木なのか?」

猿魔「どういうことじゃ!」

猿魔は先日ヒルゼンを失くした

そのヒルゼンより託された弟子を猿魔は守り抜こうと決めていた

それなのにいきなり木遁で封印のようなことをされ、ヤマトに対して完全に敵対しつつある

ヤマト「不味い。何が起きるかわからないけど、不味いぞ……まずは木遁・四柱長家の術!」

ヤマトはチョウズメを飲み込んだ木を覆い隠せるだけの家を木遁で作り、完全に覆った

そして内部と外部の隔たりを完全に密閉した

ヤマト「もし何かあっても外に内部で起きた情報は漏れません。白眼などでは覗かれてしまいますが、暗部に白眼はいないはずですし、いたとしてもこんなところを見ることは無い」

猿魔「……お主のやれることは?」

ヤマト「この木は木遁、僕の木遁ではどうにもなりません。僕、僕達のやれることはありません」

ヤマトと猿魔はそこから数分が経過した

たった数分だったが、ヒルゼンと戦場を共にした猿魔の本気の威嚇を受けてヤマトは疲労困憊

ピキッ

猿魔「なんじゃ?」

ピキピキッ

ヤマト「木が割れている? チョウズメくんが落ちてくるかもしれませんから」

猿魔「んなことわかっとるわい!」

そこから数十秒ほどで、大樹にはヒビが全体に広がった

そして

大きな音とともに大樹が砕け、その破片は一箇所に集まって……消えた

猿魔「チョウズメ!」

上空から落下してくるチョウズメを猿魔は優しくキャッチした

ヤマト「木の欠片をほぼ全て、チョウズメくんが吸収した?」

猿魔「……おい、チョウズメ! 起きんかチョウズメ!!」

ヤマト「起きないのですか!?」

猿魔「起きん! 鼓動はしておるが、微動だにせんぞ!」

その日、チョウズメは目を覚ますことは無かった

あの戦いの柱間の術を3つ以上見たので木遁で出来た木を吸収しました

1日経っても2日たってもチョウズメは目を覚ましませんでした

チョウズメが昏睡してから次の日、チョウズメの知り合いがこぞって見舞いに来たが目を覚ましませんでした

猿魔「…………」

その間猿魔はずっと帰らずに、チョウズメの側を離れず、警護していました

それと共に猿魔はヤマトに今後一切チョウズメには近づかないように威嚇をした

チョウズメ「……ぐっ!」

猿魔「……」

チョウズメは定期的になにかにうなされるように苦しみ出して、一定時間苦しむと、また安らかに眠る

そんな事を何日も繰り返した

チョウズメはこれが自分の妄想であることが分かる

人間の妄想は月読よりも万能なのだなとチョウズメは関心とともに泣きそうだった

終わらないのだ

終わってくれないのだ

この妄想が



この妄想は怒り狂った九尾を目撃してから始まる

そう、チョウズメがみた柱間とマダラの戦い

あの時とは違い、自らが柱間の体を動かし、マダラと戦う

そんな妄想

初めは何もわからず尾獣玉を喰らって死んだ

次は恐怖から逃げようとして、尾獣玉を喰らって死んだ

次は……

ある時、自分が木遁を使えることに気がついた

柱間「木遁・木龍の術!」

術は上手くいった

だが構成もチャクラ量も全てがおざなりであり、木遁は九尾を抑えることなく死んだ

死んだ死んだ死んだ


チョウズメは泣くことすらなくなり、ひたすら頭の中の柱間をトレースするようになった

タイミング、印の結ぶ速さ、動き方、チャクラの流す量

全てを完璧に出来るようになったのはどれくらい経った時だろうか?

だがそこで躓いた

柱間「木遁・皆布袋の術!」

ここまではいい

剣を木遁の手によって白刃取りさせる

九尾を抑えようと九尾の周りに展開する

だが横薙ぎの剣までは受け止められず斬られる

そう、ここまではいいのだ


ここで柱間(チョウズメ)はこう思う

柱間(このままでは陸が無茶苦茶になる。海辺に移動した方がいい)

海辺に移動しながら、マダラと九尾の攻撃をいなさないといけないのだ

それに失敗すると体が爆ぜる

続きのわからない頂上対決をチョウズメ自ら戦わないといけなくなった

頂上対決での成長
下1
90以上で……

安価下
ゾロ目権使用禁止

ほい

ちなみにサスケにイタチが帰ってきたことがバレた原因の忍びは山城アオバ
上忍みたいです
>>883
くっそ危なかった

猿魔「……」

チョウズメが昏睡してから何日も経った

そんなある日、病院内が騒がしくなる

だが猿魔には関係ない

この未熟なヒルゼンの弟子を外敵接触によって傷つけさせるわけにはいかない

暗部の監視すら威嚇して蹴散らし、ただ一人で守り続ける



猿魔はチョウズメに聞いた

好きな雌が複数いて選べないと

猿魔から見て、三人ほどそれっぱい人間がいた

もう一人は滝にいるのでこれで確定だろう

猿である自分からしたら、なぜ選ぶのか分からないのでその時は答えなかった


そんなことを猿魔は警戒を怠らずに考えていると、誰かが入ってきた

綱手「お? お前は」

猿魔「まさか綱手の娘か。大きくなったじゃねえか」

綱手「なんで秋道チョウズメの病室にジジイの猿がいるんだ?」

猿魔「こやつはチョウズメだ。秋道は捨てておる。こやつと儂は契約したからだ……こやつをお主の腕で治してやってくれないか」

猿魔は絶対に下げることの無いその頭を下げた

もうヒルゼンの時のように失いたくはないのだ

綱手「そのために私が来た」



綱手が治療すること数十分

綱手「……数時間ほどで目覚めるだろう」

猿魔「……助かった。それとチョウズメが起きたら時間をくれ。有益な情報を教えよう」

チョウズメは柱間として戦うのは諦めた

柱間の技術も使い、チョウズメとして戦うと決めた

だがチョウズメの氷遁も何もかも効かなかった


足掻いて足掻いて足掻いているうちに


チョウズメ「……あれ?」

目が覚めた

一旦更新はここまでです

夜できたらやりたいと思います

大蛇丸が知ってるのは四行までですからね
金剛如意は予測できてもそれ以外は予測できるわけ




チョウズメ「……あれ?」

猿魔「起きたか!」

チョウズメ「ここは何処ですか?」

猿魔「木の葉の病院だ。綱手の娘が昏睡していたチョウズメをなんとか起こしたんだ」

チョウズメ「昏睡?……なんかとても長い時間戦っていた気がします」

猿魔「……そうか。だがもう大丈夫だ。俺は戻る。ひと段落したら俺を呼べ。やることがある」

チョウズメ「はい」

猿魔はそう言うと逆口寄せで帰っていった

チョウズメのベッドの横の机には花や果物がいつくも置いてあった

チョウズメ「……」



コンマ
下1
50以上でサスケ(インドラ)を誤認

長い、とても長い間チョウズメはマダラ(インドラ)が里を抜け、里を襲撃し、柱間が迎撃する場面を空想し続けた

マダラ(インドラ)をなんどもなんども柱間が迎撃した

イタチ「十分すぎるほど耐えたよ。月読の前に教えた真実は、俺が死ぬか【サスケが木の葉を抜けようとした時に思い出せるようにしておく。】すまないが頑張ってくれ」

イタチの言葉が頭の中で強く響く

サスケ(インドラ)がなんどもなんども柱間(チョウズメ)が迎撃した

チョウズメは自分が柱間(????)ではないことは分かっている

だが柱間としてインドラと何度も戦いすぎてしまった


チョウズメの頭はサスケ(インドラ)が里を抜けたと誤認した

チョウズメ「ああああああああ!!」

イタチが封印していた記憶が開放された

イタチだって月読で教えて、記憶を条件付きで封印するというのは初めての試みだった

もし上忍のはたけカカシが月読で72時間刺し続けられたら、綱手という優秀か医療忍者が外部から起こさないと起きないくらいにはダメージを負う

まだアカデミーの頃に急激に忍びとして強くするため、イタチはありとあらゆる手段を使って月読でチョウズメを強化した

その反動が一気に来たが


チョウズメ「…………マダラと戦い続けるよりは辛くない」

チョウズメの精神は柱間になったことで、キチガイの領域になっていた


チョウズメは叫んでしまったのは、小指をベッドの角にぶつけたからという事にした

たんさん看護師に謝ることになったが、昏睡していていきなりの変な痛みに体が悲鳴をあげたのだろうと納得してくれた

足の小指は痛いよね!
脳も足の小指は基本認識してないらしいし

ヒナタ「チョウズメくん!」

ハナビ「修行中に意識を失ったと聞きましたけど、もう大丈夫なんですか?」

シノ「とても心配したぞ」

ナルト「チョウズメも起きてよかったってばよ! んじゃ、サスケのところに行ってくる!」

いの「これはシカマルとチョウジの分ね。あたしはそこの花」

紅「ほら、一気に押しかけちゃ目覚めたばかりのチョウズメくんも疲れちゃうわよ」

チョウズメ「みんなありがとう。いのはシカマルとチョウズメにもお礼を言っておいて」

チョウズメは来てくれた人皆の手を取ってその温かみを感じた

担当上忍である紅もなぜチョウズメが昏睡したかを聞けていない

まだ体調が本当に良好かわからないので一声だけかけさせて、みな部屋を出ていった


チョウズメ「みんなを守るためには暁にいるマダラと戦わないといけない……あれと戦うの? 物凄く嫌だよぅ」

精神はマダラやイタチによって叩き上げられ異常なモノとはなったが、仮想敵が強さを体験したマダラだと思うと気持ちが沈む

なお今暁にいるマダラはマダラだが、マダラ(オビト)なのだが、イタチの情報だけではそんなことわからない模様

チョウズメ「……ん?」

チョウズメはハナビの持ってきた恋愛小説を読んでいた

ハナビがこういうので恋愛を体験すれば分かるようになるのでは? ということで持ってきてくれたので読んでいる

読んでいたのだが、なにか違和感を感じる


コンマ下1
50以上で気がつく

サスケ「ナルトおおおおおお!!」

ナルト「サスケぇぇえええ!!」



チョウズメ「……やっぱり誰かが戦ってる!」

チョウズメはこの病院で誰かが戦っているのを感じ取り、窓からその場所へと駆けていく



カカシ「…………ナルトを殺す気だったのか?」

サクラ「!!」

チョウズメ「サスケ! ナルト! え? お前らなんで戦ってるの? しかもサスケはナルトを殺そうとした?」

サスケ「チョウズメ……なんでお前がここにいる!」

チョウズメは屋上につくと、貯水槽の前にいるナルトとサスケ、そして屋上で泣きそうなサクラ、サスケの方の貯水槽の上にカカシがいた

そしてカカシの言葉を聞いた


チョウズメ「僕はこの前まで昏睡してたんだよ。なんでサスケはナルトを殺そうとしたの?」

サスケ「……こいつはお前と同じく、殺す価値があると思ったからだ」

チョウズメ「……あのね? 他人を巻き込んじゃ駄目だよ? 僕はイタチさんだけが悪くないと思ってる。それをサスケは否定したいから僕を殺そうとするのはわかるけど」

サスケ「お前はまだそんなことを言っているのか!!」

カカシ「あーあ」

サスケの古くからの友人と聞いているチョウズメならサスケを収めてくれると思ったが、豪火球の術にガマの油を注いでしまった

>>902
チョウズメ「みんなありがとう。いのはシカマルとチョウズメにもお礼を言っておいて」

細かいけど一応ね?
脳内補完してるけど

チョウズメはもう思い出したのだ

あの日、チョウズメを強くするために会ったイタチ

そのイタチのうちはに巻き込んだ謝罪にサスケへの愛

そしてあれはやらなければならなかったことだったことをイタチは顔で示していた

なぜならイタチが泣いていた


チョウズメ「サスケ。僕はイタチさんに頼まれたんだよ。サスケが力だけを求めて闇に落ちそうになったら助けてあげてって」

サスケ「てめえの妄言は聞き飽きた!」

チョウズメ「妄言じゃないよ」

サスケ「今ここで殺してやろうか!」

チョウズメ「……サスケにはできないでしょ。負け星サスケ」

サスケ「……」

チョウズメ「……」

サスケ「……ふん」

サスケは貯水槽から飛び降りていった


ナルト「なんでチョウズメが間に入ってくるんだってばよ! サスケとの問題は俺の問題だ!」

ナルトは苛立っていた

やっとサスケが自分と戦いたいと言って戦った

その雰囲気を全てチョウズメが持って行ってしまったのだ

チョウズメ「僕の問題でもある。アカデミーの頃から続く、サスケとの約束だから」

ナルト「なんだよその約束って!」

チョウズメ「サスケが僕を殺す約束だよ。僕はそれをさせないために、サスケよりも強くなる。ただそれだけ。ごめん、疲れちゃった」

ナルト「……なんでだよ! チョウズメとサスケは子供の頃からの友達なんだろ! なんでそんな約束を!」

チョウズメ「だからこそなんだよ」

チョウズメは久しぶりに動かした体が思うよう動かず、ゆっくりと自分の病室に戻っていった

>>907
ちょう までは変換が一緒だから気をつけないとすぐこうなる
気をつけます

チョウズメ「初代様だった時と体の感覚が違いすぎる」

チョウズメは先程少し動いたが、あの柱間とマダラの戦いでの柱間の動きと現実の自分とではあまりにも誤差がありすぎた

チョウズメ「もっとチャクラコントロールを駆使して、全身で怪力を受け止めて、更に意識しなくても瞬身の術を当たり前みたいに使えるようにならないと」

チョウズメはその日はずっとコントロールの修行をベッドの上でしていた

あれ?チョウズメの感じだと逆にサスケの闇堕ち促進させてる気がする

あと絡んでない故に勝手にフラグが立って進行したイベントが裏でありました
綱手が五代目に就任することがイベント進行条件のひとつです

もし説得に失敗し(ナルトを闇堕ちさせるなどしている場合)ダンゾウがなっているとそのルートは終わってました

綱手はある事件が発生したため、それを解決する戦力を見繕ったが、既存の戦力は動かせないことが判明した

綱手「そういえばシカクの息子が中忍になっていたな……至急奈良シカマルを呼んでこい!」


そうして呼ばれたシカマルはサスケのこと、大蛇丸に攫われたこと、大蛇丸の部下が随伴している可能性を話した

そして今から30分以内に優秀だと思う下忍を連れてくるよう言われた

シカマル「ちょっと待ってください。既存の戦力は動かせないんですよね?」

綱手「ああ、そうだ」

シカマル「いま病院で寝ているやつとかって連れて行っちゃ駄目ですか? そいつはこの前中忍になったばかりで、その既存には含まれてないと思うんですが」

バランスブレイカーその2の存在をシカマルが思い出せるか(チョウズメが班メンバーのため補正高)
下1
30以上

1はチョウズメ


チョウズメ「朝からごめんね」

シノ「いやいい。なぜなら朝なのは俺が今から父親と特別任務に行くからだ」

朝チョウズメの病室にはシノが来ていた

今日から何日か油女で特殊任務に行くため、その前にもう一度声をかけておこうと思ったためだ

だがシノとチョウズメの空間に別の人間が入ってきた

シカマル「まだ入院してたな。チョウズメ、サスケが里を抜けた! 今すぐ奪還に行くんだが……ってシノも居たか」

シノ「……話は聞かせてもらった。父さんに特殊任務は俺は同席しないように行ってくる。なぜなら俺もサスケの同期であり、仲間だからだ」

チョウズメ「僕も準備してくるね。集合は門?」

シカマル「ああ、出来るだけ早く頼む」

チョウズメ/シノ「わかった!」

サスケ奪還任務に特殊任務とやらでハブられたシノが合流しました

ああ……(ゲンドウポーズ)

チョウズメは家に帰り、準備支度をしたあと、帰っている途中から白眼で見始めたハナビに挨拶をした

紙に書いて、見られている方に見せるだけだ

「これから任務で外に出ます。行ってきます」

すると、少しすると白眼で見られている、ハナビに見られている感覚がなくなった

チョウズメ「行ってきます!」



シカマル「タイムリミットだ。とりあえず6人は集まったな」

ナルト「よっしゃ!行くってばよ!」

シカマルはチョウジ、ネジ、ナルト、いの、チョウズメの六人をなんとか揃えられた

シノ「」

いるはずなのにシノを忘れてしまった

これも全部マダラのせい

シノといのって書いている時に間違えるんですよね

犬は犠牲になったのだ 犠牲の犠牲にな



シカマル「で、どうする? 中忍は俺とチョウズメ、どちらがリーダをやる?」

チョウズメ「僕よりもシカマルの方が頭がいいからお願いしてもいい? それに僕ちょっとだけまだ体調が優れないから。戦えないわけじゃないよ?」

まだ柱間の時の感覚があるため、動きが微妙に遅くなる可能性がある


シカマル「わかった……隊列は一列縦隊でいく。先頭はチョウズメ、お前だ。一列縦隊の弱点である前方からの攻撃をお前が受け止めて処理する。前方への索敵が不足するだろうが、次の人で補う」

シカマルは少し考えてから、隊列のことを話し始めた

シカマル「2番目はシノ。チョウズメの目だけではわからない何かを寄壊蟲とシノの目で補って索敵してくれ。2人は同じ班だから、そこら辺の連携もうまく行くはずだ」

シカマル「3番目は俺が行く。後方へはハンドシグナル。前方の二人には指示を出すが、もし俺たちが分断されてしまった場合はチョウズメがリーダーとしての動きをしてくれ」

シカマル「4番目はナルトだ。瞬発力があり、前方にも後方にもいつでもいける真ん中に置いた。影分身には期待している」

シカマル「5番目はチョウジ。もし万が一前方と後方でわけられた場合の火力役だ。全員で戦える場合はチョウジは追い討ちも頼む」

シカマル「最後はネジ。白眼による1番難しい後方の確認を頼む」

そのあとシカマルの中忍リーダーとしての言葉があり、現在の忍具の確認、そして行こうとした時

サクラ「……」

ナルト「サクラちゃん!?」

サクラはサスケの説得に失敗した時点で役目が終えてるとシカマルは語った

サクラ「ナルト……私の……一生の……お願い……サスケくんを……サスケくんを連れ戻して……」

その言葉に対していくつかやり取りがあり

ナルト「サスケは俺がぜってー連れて帰る。一生の約束だってばよ!」

こうしてサスケ奪還作戦は始まった

ライドウ「……」

ゲンマ「……あいつらの術……既に人間業じゃない。一人で追えば死ぬだけだぞ」



音の四人衆は木の葉の上忍と戦い、その忍びを撃退して、家路へ急ぐ

シカマル「その戦闘のあった場所に行けば何かわかるかもしれない。だがそんなことしていたら、サスケが火の国を出ちまう。このまま追うぞ」

ナルトやチョウズメが影分身を何体も出せることを知っているが、その分のチャクラのロスで死に繋がるかもしれない

情報と天秤にかけて、シカマルはそのまま行くことにした

あれ? このあとの奇襲シノがいると失敗しない……

シノ「またワイヤーがある……更にその下にも細いワイヤーがあるから気をつけろ」

トラップが多くなってきたので、シノの寄壊蟲が大活躍していた

更にシノの蟲は蟲なのだ

寄壊蟲にとっての天敵は蟲を食べる虫や蟲を食べる植物などであり、特にそれらには注意して索敵する

シノ「少し待て。なんだこれは?」

シカマル「どうした?」

シノ「蜘蛛の巣があるのだが、これはただの虫の蜘蛛の巣ではない。ネジ、あそこにある蜘蛛の巣を白眼で見てくれ。なぜならとても怪しいからだ」

ネジ「わかった。白眼」

チョウズメ「……」

チョウズメはヒナタをボコったネジにあまりいい感情を未だに抱いていない

ネジ「蜘蛛の巣の糸の中をチャクラが移動している? これはもしや、敵に蜘蛛の巣、蜘蛛の糸を操れる敵がいるのかもしれない。更にチャクラを流すことによって、強度も大幅に上がっているのではないか?」

シノ「あの蜘蛛の巣は草むらを揺すれば、振動が行ってしまうような配置の仕方だ。まるで自分たちを守る最後の砦のように」

ネジ「それなら……捕まえた!」

ネジは四人衆を発見した

ネジ「サスケの姿がないが、その代わりに大きな桶があるな。中が見えづらいが多分あの中にいるだろう」

シカマル「その四人からサスケが入っているであろう桶を奪い取って、逃げ出す……ってのは無理そうだよな」

チョウズメ「挟み撃ちで奇襲? それとも確実に一人を倒すために一斉攻撃?」

シカマル「そうだな……その四人は怪我をしているか?」

ネジ「いや、汚れているが特にそんなことは無い」

シカマル「あいつらはさっき戦闘をしたはずだ。ネジが確認したところ、上忍が二人倒れていたそうだ。上忍を二人倒してほぼ無傷なら、相当つええんだろうな。一人を奇襲しよう。確実に数を減らす」


誰が弱そう?(奇襲の対象)
安価下1
1 でぶ
2 蜘蛛
3 双子
4 多由也

シカマル「……本来なら確実に倒せる弱い奴か、逆につええやつを倒すのがセオリーだが、この蜘蛛の巣はものすごい邪魔だ。これを張られながら逃げられると、俺たちがだいぶロスする」

ナルト「ならその蜘蛛の巣を出しているやつを倒すんだな!」

ネジ「そいつは腕が四本ある奴だ。この方角のここから○○メートルの所にいる」

シカマル「……ナルトがさっき言ってた必殺技ってのはどんな技なんだ?」

ナルト「おお! それはな螺旋丸って言って」

シカマルは現状使える戦力で、確実に奇襲出来る策を講じようと必死に考えた

えっぐ


ネジ「皆が配置についた。シノ合図を頼む」

シノ「わかった」

ネジは白眼が皆が所定の場所についたのがわかったので、シノは皆に付けている蟲に開始の合図の意味を持つ空中軌道をさせた

チョウズメ(土遁・土流壁!)

まずはチョウズメは鬼童丸(皆は名前を知らない)の見えるギリギリのところまで来た

ほかの三人と分断するべく土流壁を展開した

チョウズメ(あれ? そういえばチャクラコントロールが異常にスムーズだな)

術を使ってチョウズメは理解した

あの柱間として戦った感覚は身体機能自体は違和感を覚えるくらいの差があったが、チャクラコントロールは体が違えど感覚は同じ

とてもスムーズに術行使が出来た

鬼童丸「お前らな! サスケ様だけは絶対に守れ!」

三人「おう!」

シカマル「影真似の術……成功」

チョウズメの土流壁は分断だけでなく、シカマルがいる方向へも伸びている

シカマルだけの影ではあまり範囲がないが、壁の影を使えば影真似の術も延長できる

鬼童丸「なに! 動けねえ!」

多由也「なんだこの蟲は!」

次郎坊「この壁を壊す。桶をお願い」

左右「っち、どうせ壁なんか張ったって鬼童丸はやれねえのによ」

鬼童丸の声は寄壊蟲の羽ばたきの音で聞こえないようだ

寄壊蟲を消耗しないために、あえて数を減らして微妙な邪魔だけに止めた


ナルト「螺旋丸!!」

鬼童丸「くそがあああああ!」

チョウジ「肉弾戦車!」

ナルトが先行して、影真似の術で動けない鬼童丸に螺旋丸をぶち当てた

当たる瞬間にシカマルは影真似の術の解除して吹き飛ばされるのを回避

そしてチョウズメの作った壁にぶち当たった鬼童丸に更にチョウジが肉弾戦車で追い討ちをかけた

次郎坊「突肩(とつけん)」

チョウジ「ぐあ!」

次郎坊が壁を攻撃した時、反対側の壁が崩れてきて、肉弾戦車で突撃してきたチョウジを吹き飛ばした

左右「おい、なんで次郎坊が伸びてんだよ!」

多由也「……おいどうすんだ!」

次郎坊「先に行け。俺がこいつらを全て片付ける」

左右「行けんだな?」

次郎坊「不意打ちでなんとか鬼童丸を倒した程度の相手なら食事として食べてやる」

多由也「全部殺してこいよ!」

次郎坊は三人で六人と戦っていれば、桶を取られてしまうかもしれないと思い至る

そして大蛇丸の時間は刻一刻と迫っているのだ

次郎坊は鬼童丸を不意打ちで倒した卑怯者たちを睨みつけて二人の行き先を塞ぐ

チョウズメ「相手は見た感じパワータイプに見えるよね?」

シカマル「ああ。時間を稼がれたらまずい」

チョウジ「……チョウズメ。僕達ならやれると思う!」

チョウズメ「……!そうだね。パワーが相手なら秋道のパワーでぶっ飛ばそう」

まさかチョウジから共闘の申し出がくるとは思わなかったチョウズメは、サスケを先に追いたいが、チョウジの誘いになることにした

チョウジ「みんなは先に行って。すぐに僕達は追いつくから」

次郎坊「行かせるわけないだろ! 土遁・土陵団子」

チョウジ「肉弾戦車!」

次郎坊が巨大な岩を持ち上げてこちらに投げてきたが、チョウジが肉弾戦車で破壊する

チョウズメはチョウジならそうするとおもっていたので、チョウジの背後に付き、岩が壊れたのを確認して

チョウズメ「部分倍加の術!」

次郎坊「ぐおおおおおお!!」

チョウズメの怪力を使った巨大な腕を次郎坊は受け止めて、後ろにどんどん押されながらも受け止め続ける

チョウジ「みんな!」

シカマル「行くぞ!」

チョウジとチョウズメを残して、木の葉組も先を急いだ

チョウズメはいきなり敵のパワーが上がったので、1度倍加を解除して下がる

チョウズメは氷遁や木遁を使ってさっさと倒したい

だがイタチが示唆していた

サスケが大蛇丸の施した呪印に溺れる可能性を

サスケは自らついて行ったのではないか?

そんな考えが頭を掠め、出来るだけチャクラを温存していくことに決めた

駄目ならチャクラを使って速攻で終わらせる

チョウズメは頭の中でマダラと比べているせいで色々と考えがおかしくなっている




次郎坊「……」

次郎坊は先程のやり取りと服装で大体どれくらいの戦力が把握した

まず中忍の二人

今残っている部分的に腕を大きくしたやつ
それにリーダー格っぽいやつ

こいつらは力がある程度あると判断した

次に白眼を使っていた男

この男も日向の白眼を使っていたためある程度戦えると判断した

サングラスを付けていた男

あの男は微妙だが排除するほどでもない蟲による妨害で鬼童丸との意思疎通を壊してきた

あとはあのつんつん頭と目の前のデブ

つんつんは分からないが、目の前のデブは中忍の部分的に倍加した男と同じ術だろう

次郎坊は聞いたことがある

体を巨大化させて戦う奴らが木の葉にいると

同じ術を使うならきっと近親関係でありはずなので、二人を煽って、連携を崩し、各個撃破することを次郎坊は思いついた

次郎坊「……そこのデブ。お前は、」

チョウズメ「そういうの時間が無いから言うのいいです。チョウジを煽ったら殺しますよ? それにチョウジはデブじゃない」

チョウジ「僕はぽっちゃり系だ! 肉弾針戦車」

チョウズメは次郎坊が顔にあざを広げているのが見えた

あれがパワーアップの正体だろう


チョウジは真正面からクナイを繋げた紐を体に括りつけて、肉弾戦車で次郎坊に向かう

チョウズメはある事をしてからチョウジよりも早く移動し、次郎坊の背後を取る

チョウズメ「部分」

次郎坊「崩掌!」

チョウズメが大きな振りかぶりをしている間に、次郎坊はチョウズメに向けて鋭い突きを放つ

その攻撃をチョウズメは大きく距離を取って回避する

次郎坊「土遁・土陸返し!」

チョウズメが大きく回避したのを確認してから、次郎坊はチョウジの肉弾針戦車を防御するために、地面を捲り上げて壁を作った

だが、その壁はチョウジの肉弾針戦車にいとも容易く壊された

次郎坊「ぐっ!」

肉弾針戦車のクナイが次郎坊に刺さるが、そんなの関係ないとばかりに掴んでチョウジを止めた

チョウジ「へへ」

次郎坊「なっ!」

チョウジは次郎坊に掴まれて勢いが落ちると、すぐに肉弾針戦車を解除した

そしてその後ろにはチョウズメがいた

先程次郎坊の裏を取ったのは影分身のチョウズメであり、本体はチョウジの肉弾針戦車の後ろにいた

チョウズメ/影分身「部分倍加の術!」

大きく距離を取った影分身は瞬身で速度をあげて次郎坊に突っ込む

本体のチョウズメはチョウジで見えないのをいいことに、踏ん張って一気にスピードを上げた

そして横にうまく避けたチョウジに当たらないように、前後から部分倍加の術の拳で次郎坊を挟み撃ちにした

チョウジ「超倍加の術!」

チョウズメの攻撃でダメージを喰らい、倒れかけている次郎坊にチョウジは止めの超重量による物理攻撃でダメ押しした

サスケとの戦いどうしましょう
ナルトに行かせるかチョウズメに行かせるか

どちらでも書けるのでこちらがいいと言うのがありましたら書いていただけるとありがたいです

反応を見て戦わせるほうを決めます
意見が分かれてたら多数決します

次郎坊は最後の超倍加の術により全身の骨がボキボキになり、意識も失ったようだ

チョウジ「上手くいったね!」

チョウズメ「……なんでチョウジは何も言ってないのに僕と合わせられたの?」

チョウズメは不思議でならなかった

先程の連携、特に最後のチョウジの肉弾針戦車の解除は全く話し合ってないのだ

それなのに何故かチョウジはそれを察して避け、更にダメ押しの超倍加の術まで行った

チョウズメは口に出してなかったが、やってほしい動きをチョウジが全てしていた

チョウジ「え? そんなの決まってるじゃないか」

チョウジはチョウズメの頑張りも悔しさも嬉しそうな顔も全部見てきたのだ

チョウジ「僕達一緒に生まれた兄弟じゃないか。わかって当たり前だろう?」

チョウズメ「……そうだね」

チョウジ「なんで泣いてるのさ」

チョウズメ「なんでもない! さあ、行こう!」

チョウジ「うん!」

チョウズメとチョウジはみんなを追うためにその場をあとにした……チョウズメの影分身を残して

チョウズメの影分身は本体がある程度離れたのを見てから次郎坊に近づく

次郎坊「……」

チョウズメ「お前は師匠を閉じ込める結界を張っていたそうですね。いわばお前は師匠を殺したも同然です。チョウジは優しいから殺さないで放置してますが、僕は違います。完璧に死ね」

影分身は本体が置いていったクナイで次郎坊の首を裂き、心臓を抉りだし、四肢を完全に壊し、顔を粉砕した

チョウズメ「……」

殺害が終わったチョウズメの影分身はその存在を解除した

不穏な動き
下1
80以下で……

ある存在との戦闘を回避しました

左近「チッ、次郎坊の野郎三匹も通してんじゃねえか」

多由也「……ならウチが足止めをする。ウチなら多数を相手に戦えるからな」

左近「ちゃんとやれよ! 大蛇丸様のために」

多由也「言われなくても分かってるわ!」


多由也は足を止めて、背後から来ている3つの気配を待ち構える

多由也「……は?」

シノ「三人かと思ったか? 正解は一人と蟲の塊が2つだ」

真っ直ぐ追っていたはずの三人はそこには居らず、シノが寄壊蟲の塊を二つ連れてその場に現れた

多由也「さっきまでは人間三人の気配があっただろ! どこにやった!」

シノ「隠密をして、既に貴様を抜いている。忍びが忍ぶのは当たり前のことだろう?」

多由也「てめえを殺してすぐにそいつらも殺す!」

眠気で我はガバガバでした

数をミスったので再書き込み

>>960 改訂版


左近「チッ、次郎坊の野郎四匹も通してんじゃねえか」

多由也「……ならウチが足止めをする。ウチなら多数を相手に戦えるからな」

左近「ちゃんとやれよ! 大蛇丸様のために」

多由也「言われなくても分かってるわ!」


多由也は足を止めて、背後から来ている4つの気配を待ち構える

多由也「……は?」

シノ「四人かと思ったか? 正解は一人と蟲の塊が3つだ」

真っ直ぐ追っていたはずの四人はそこには居らず、シノが寄壊蟲の塊を三つ連れてその場に現れた

多由也「さっきまでは人間四人の気配があっただろ! どこにやった!」

シノ「隠密をして、既に貴様を抜いている。忍びが忍ぶのは当たり前のことだろう?」

多由也「てめえを殺してすぐにそいつらも殺す!」

チョウズメは仲間を傷つけたり貶したやつ絶対許さないマンですからね
仲間を傷つけた敵と和解とか絶対にしないでしょう(長門和解とかチョウズメは無理)




シノと多由也が出会う前、こんなやり取りがあった

シカマル「相手はあと二人でこちらは四人。順当に考えれば二人で一人だな」

シノ「……桶を持っていたのはあの男だ。一々受け取りなどをする手間をすることはないだろう。なぜならあいつらは俺たちから逃げているからだ」

ナルト「……うーん、それが分かったところで何になるってばよ?」

シノ「囮はもちろん俺が行く……ではなく、俺一人が相手をする」

ネジ「何故だ! 二人で当たればいいだろう。危険すぎる! 伏兵のことを気にしているのか? それならば周りには誰もいない」

シノ「あの女の武器は笛だった。そして……」

そのあとシノは自分の考えを話した

シカマル「本当なんだな? もしお前が一人で倒せるなら相当なアドバンテージになる」

シノ「もちろんだ」

シカマル「わかった。シノを信じる。今までの道筋はマークを残しておいたから、チョウズメやチョウジが来る。そうしたら連携してくれ」

シノ「もちろんだ」

そのあとナルトたちは速度を少しだけ落とし、その代わり隠密を用いてシノから離れた

>チョウズメは仲間を傷つけたり貶したやつ絶対許さないマンですからね 
>仲間を傷つけた敵と和解とか絶対にしないでしょう(長門和解とかチョウズメは無理) 
え、ヒナタがチョウズメ選んだ時点からうっすら思ってたけどこれやっぱペイン襲来で詰むんじゃね?
原作ヒナタレベルで想ってなきゃナルト守るため割って入らないから九尾暴走orナルト捕獲、助かっても兄弟子とわかりあえないから尾獣コントロールに支障出そう……
てか改めて思うと風の国荒れそう……

多由也「気色悪い蟲なんか使いやがって」

多由也の使う武器は笛を使い音による幻術

だがこれは人間だからこそ掛かるものであり、蟲なんていう知能の低い生物には掛からない

なので多由也は先手必勝とばかりに笛を吹いた

幻術に掛け、その隙に口寄せをして、口寄せした奴らと連携して即殺す

ひゅー

多由也「……は?」

シノ「何故先程の戦いで、お前らの目の前をあえて蟲に飛ばせたと思っている? お前の服の中はどうなっている? 笛とは筒に空気が通らないとダメだ。その笛には何がいる?」

多由也「ま、まさか!?」

多由也は人目があるとか関係なく、服を破り捨てた

服の中には体に触れないギリギリ、多由也に重さで気が付かれないぎりぎりの量の蟲が引っ付いていた

多由也はそのあとすぐに笛を確認すると、笛の中には何匹もの寄壊蟲が入っていた

シノ「そして俺がどうして律儀に説明していると思う? それはもう勝負がついているからだ」

シノは感度の高い感知タイプでもない限りバレない量を地面や大回りなどをして多由也の周りに話している時に移動させていた

多由也「や、やめ」

気がつけば多由也の視界は真っ黒で染まっていた

シノ「大丈夫だ。人は蟲に群がられ、噛みつかれた程度では死なない。なぜなら俺が生きているからだ」

多由也「ああああああああああ!!」

多由也は蟲に囲まれて、地面に倒れた

>>965
そこら辺はまあ色々考えてますので

あと我愛羅とナルトの戦いは最後の方しか見ていないので、一尾と蟆の戦いと殴り合いだけなのでセーフ判定にしてます
しないと我愛羅と敵対しちゃうので

サスケが傷つけられたことは知りませんし

サスケが傷つけられたの知らないは無理あるな
まあ直接見てないからゆるひて?

あと上で言ったのは今のところはです




左近「ふっざけんなよ! なんで多由也は一人しか止められてねえんだ!」

左近は焦っている

大蛇丸には時間が無く、もっと急がないといけない

それなのに仲間たちはとても使えない

左近「……速攻で殺して走った方が早いか」

左近はサスケの入った桶を置いて、すぐそこまで迫っている奴らに向き直る

シカマル「一斉攻撃でぶんどるぞ!」

ここまで来たら三人の数の暴力で押すべきだ

シカマルはそう判断して、三人は散開して三方向から攻める

ネジが接触し、シカマルは影真似の術をしようとしたその時、左近の背後にある桶に誰かが着地した

君麻呂「……君たちは何をやっているんだい? せっかくの夢の器なのに、君たちは遅すぎた」

左近「おい、それはほんとかよ君麻呂!」

君麻呂「僕は非常に怒っている。もう体の力ではなく、精神で動いているからこそ、この怒りで君を殺してしまいそうだ。だけど、分かるよね?」

左近「ゴミの始末をする。器を頼んだ」

君麻呂「ああ、それでいい」

君麻呂はサスケの入った桶を持って、先に進んでいく

ネジ「ナルト!」

一番左近から離れているのはナルトだ

左近の近くにいるネジは無理だし、シカマルも位置が微妙

シカマル「速攻で倒していくから、ナルトは先に行ってくれ!」

ナルト「わかったってばよ!」

ナルトは少しだけ大回りして君麻呂を追う

左近「行かせるかよ!」

ネジ「お前の敵は俺たちだ!」

左近「チッ、先にぶっ殺す!」

ナルトは少し進むと草原に出た

君麻呂「屑が。あの兄弟は後で殺す……で、君はどうやって殺された?」

ナルト「うっせえ! サスケを返せぇ!」

君麻呂「彼は自らの意思できたはずなのに、君がなぜそんなことを言うのか理解に苦しむりそれに彼は大蛇丸様の肉体、器に選ばれた」

ナルト「うつわ?」

君麻呂「……まあいいだろう。大蛇丸様は体が朽ちる前に新しい体に入れば永遠に生きることの出来る素晴らしい御方」

ナルト「……それがサスケだってことか!! そんなことはさせねえ!!」

ナルトは怒りから九尾のチャクラが漏れだし始め

ナルト「影分身の術!!」

君麻呂を囲うように、百を余裕で超える数の影分身を作り出した

君麻呂「おもしろい」

ナルト「サスケは渡さねえ!」

今回の更新はここまでです

次回は左近戦と君麻呂戦?の描写かは入ります

チョウズメとチョウジ遅くね? それも次回

ダンゾウ「氷遁増やすための種馬にしたい」
なお木遁はどうなるか分からない



ネジ「……なんだこいつ?」

ネジは白眼で敵左近を見ているのだが、まるで二人の人間が重なり合っているように見える

左近「……そうか、白眼なら俺たちを見ることも出来るのか」

右近「なら隠しておく意味はねえな」

左近の体から見た目が全く同じな右近が肩の横から顔を出してきた

左近「俺たちは仲のいい兄弟だからな。体を共有しているんだよ」

ネジ(なぜ喋る? 黙ってればよかったものを)

左近も右近も二人を舐め腐っているため、ペラペラと情報を喋る

左近右近のどちらが短気タイプか覚えてないのでミスってたらすみません




ネジが会話を続けているあいだにシカマルは岩の陰に隠れた

シカマルの影真似の術は先程見られていない

チョウズメの土流壁があったのでほぼ確実に見られていないだろう


シカマルは岩越しにネジにハンドシグナルを送る

ネジ「お前ら同時に倒さないと倒せないなどということではあるまい」

左近「さあどうだろうな?」

右近「もう時間切れになっちまったし、ゆっくり殺すぞ」

左近「ああ、兄貴」

ネジは左近の体の至る所から右近の腕や足が出てくる特殊な体術に苦戦……

苦戦するように見せながら少しずつ所定の場所に下がる

相手の融合はどうやらチャクラと経絡系などが付随する細胞を分解して再構成しているのがネジには見える

故にどこからもう一人の攻撃が来るのかは、相手の体の不自然な経絡系の動きでわかる

ネジが誘導したその場所には既にある影が伸びていた

シカマル(影真似の術……成功)

左近も右近もどちらも性質は違うが殺すことに快楽を得る男達だ

だからこそネジが少しずつ攻撃をさばき切れないのを見て、ネジをいたぶることを優先してしまった

左近「う、動かねえ!」

右近「なんで俺まで!」

影真似の術は相手の影を縛る術だ

例え相手が体の中に潜めたとしても、その状態から動くことは出来ない


意志の力やパワーでゴリ押しなどは可能だが、それをされる前に

ネジ「八卦二連六十四掌!」

もし最初に二人は離れていたら、もしネジをいたぶろうとしなければ、もし……様々なもしもがあるが、相手がどちらも長時間短時間の違いはあれいたぶるのを好む性格だったのが仇になった

ネジ「八卦二掌、四掌、八掌、十六掌、三十二掌、六十四掌! 続けて八卦二掌、四掌、八掌、十六掌、三十二掌、六十四掌!」

ネジはヒナタとの戦いで、八卦六十四掌を繋げて連続で放つというのを行った

それから八卦百二十八掌も出来るようになったが、今の場面なら、同じ体にいる別の存在へも攻撃するのなら仕切り直しの方がいい

左近「ぐはあああ!」

右近「だが、ギリギリ……抜け出せない!?」

右近は左近にダメージを背負わせて、自分は軽傷で済んだ

そのあと体を入れ替えて左近を休ませようとしていた右近だったが、左近との接続点から全く体を移動させることが出来ない

ネジ「当たり前だろう。柔拳は敵のチャクラを阻害する。そういう特殊な力は大抵チャクラを元にして発動する。貴様ら二人の接触面の全ての経絡系を塞ぎ、チャクラを使えなくした」

右近「相性が悪すぎんだろ!」

ネジ「これで終わりだ。はぁ!」

右近と左近の顔面にネジの掌底打ちが決まり、二人で一人の男はその場で倒れた

鬼童丸も相性価値が難しい相手ですけど即倒されましたからね
君麻呂は単純なスペックと防御力が高すぎてやべえ

君麻呂「見よ、柳の舞!」

大量のナルトの影分身に囲まれた君麻呂はナルト影分身の群れに突撃し、どんどん撃破していく

影分身「骨!?」

君麻呂は骨を操り戦う血継限界を持つ者である

そしてその君麻呂自体の体術の実力も相当なものである

君麻呂は腕の骨を抜いて、剣にする

ナルトはその骨を砕いてやろうと本気で手裏剣を投げるが

君麻呂「ただの骨ではない。最高密度の骨は鋼の如く硬い……僕は5つの舞を持っていて、次は椿の舞を見せてやろう」

ナルト「潰してやる!」

フラフラと体の力を抜き、流れるような剣の舞

どんどん影分身が倒されていき

君麻呂「あと一人」

ナルトは君麻呂の攻撃を何度も避け、殴ろうとするが骨が出現して攻撃すらできないでいた

君麻呂「君の動きはわかった。もう終わりだよ」

君麻呂がナルトに突撃しようとしたその時、サスケの入っている桶から煙が吹き出し始めた

白髪の長い髪をしていたが、少しするといつものサスケに戻った

ナルト「サスケ、なあ! 俺の声聞こえてんだろうがァ!」

その言葉にサスケはチラリとナルトを見て、すぐに走り去っていった

ナルト「待てサスケ!」

君麻呂「無駄……死ね」

チョウジ「肉弾戦車!」

チョウズメ「部分倍加の術!」

君麻呂はその攻撃を既で避けた

君麻呂「誰だ?」

シノ「サスケを取り戻す者達だ」

ここでやっとチョウズメ、チョウジ、シノ、シカマル、ネジの五人が追いついた

少し時が遡る 場所は大蛇丸のアジト

大蛇丸「久しぶりね、君麻呂」

君麻呂「お、大蛇丸様! このような姿ですみません」

大蛇丸「いいのよ」

大蛇丸はヒルゼンを倒した時とは別の姿になっている

君麻呂「この気配、まさかあの四人衆は間に合わなかったのですか……殺してやる」

大蛇丸「およしなさい。あなたはただでさえ限界なのだから……でもそんなあなたに聞いてほしい話があるの」

大蛇丸は顔を封印紙で塞がれた君麻呂の頭を撫でる

君麻呂「なんなりと」

大蛇丸「今私の次の器、夢の器がこの場所に来ようとしているわ。でもね、確実に邪魔が入る」

君麻呂「あの四人は遅いのではなく、負けたという事ですか?」

大蛇丸「負ける可能性もあるわね。なぜなら、私のことを術が使えない体にした猿飛ヒルゼンの弟子がいるのだから」

君麻呂はその言葉を聞いた瞬間、心拍数が急上昇した

大蛇丸「彼らではきっとヒルゼンの弟子には勝てない。でもね、私は完全なる私怨でヒルゼンの弟子を私のものにするか、それとも殺してやるかしてやろうと思っているの」

君麻呂「……私にご命令ください」

大蛇丸「……別にあなたにやって欲しいわけじゃないのよ?」

君麻呂「私は大蛇丸様の駒にすらなれなかった未熟者です。ですが、だからこそ、大蛇丸様に報いたい。大蛇丸様に呪いをかけた者の弟子を私が奪ってまいります」

大蛇丸「……本当ならあなたの体を使ってあげたかったのだけどね。よろしく頼むわ君麻呂」

ナルト「みんな気をつけろってばよ! あいつは骨を使う!」

ナルトの言葉に誰かが反応しようとしたが、それよりも前に君麻呂が声をかけてきた

君麻呂「この中に三代目火影のヒルゼンの弟子がいると思う。誰?」

チョウズメ「僕だけど何か?」

君麻呂「そう、君なのか。大蛇丸様の偉大なる腕に呪いを掛けた醜き老人。その弟子は」

チョウズメ「……君は何を言っているんですか?」

チョウズメは君麻呂に一歩近づく

君麻呂「君のことは大蛇丸様が欲しがっている。もし駄目でも殺すことになっている。共に来てくれないか?1対1で君を討つ」

チョウズメ「望、」

チョウズメはその戦いを受けようとしたが、シカマルに首根っこを引っ張られた

シカマル「んなこと認めるわけねえだろ。こいつは全員で叩く」

君麻呂「もし希望を叶えてくれるなら、つんつんの君はうちはサスケを追っていい」

君麻呂はナルトを指さす

大蛇丸には一人なら通していいと言われている

うちはは親しい人を殺すと強くなる

それを大蛇丸は狙っているのだろう


シカマル「それこそ全員で倒してから追えばいい」

君麻呂「面倒だ、ポチッと」

君麻呂はカブトに持たされていたスイッチを押した

草原の端から咆哮が聞こえた

その場所から出てきたのはいくつもの獣になりし人

君麻呂が檻の解除スイッチを押したことにより解き放たれた

ここにいるメンバーは見る前に倒してしまったが、あれこそが呪印状態2……の意識に乗っ取られた狂人共だ

鬼童丸達は状態2でも意識を保てるからこそ、大蛇丸の側近として動けていた

もちろん呪印に耐えきれずに人格が崩壊するものも多くいる……大抵が何かしら壊れてしまう

その獣どもにはカブトにより暗示がかけられていた

カブト「木の葉の額当てをつけている人を殺せば、君たちは開放される」

心も壊され人格も失っているが、大蛇丸から逃げ出したいという本能的な反応は残っている


その獣たちは真っ直ぐとシカマルたちへと向かっていく

君麻呂「来なよ。愚かな老人の弟子」

チョウズメ「君は絶対に許さない」

チョウズメは君麻呂に釣られるがままに別の場所へと向かった

シカマル「チッ! 作戦変更、ナルトはサスケの行った方向は分かるんだな!?」

ナルト「おう!」

シカマル「なら追え! こいつらを片付けてから俺達もいく」

ナルト「わかったってばよ!」

シカマルたちが呪印2の人外共を惹きつけている間に、ナルトは影分身に紛れてサスケの元へと向かった

NARUTOに異物が紛れ込みました Part.3
NARUTOに異物が紛れ込みました Part.3 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1521876582/)

次スレです
無理じゃなければ1000は叶えます
ただし木遁はもう駄目です 千手とか物語壊れちゃうんで

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